JP2021035874A - 粉粒体材料の供給システム及び粉粒体材料の供給方法 - Google Patents

粉粒体材料の供給システム及び粉粒体材料の供給方法 Download PDF

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一 川上
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Abstract

【課題】構造の簡素化及び供給時間の短縮化を図りながらも、供給不良の発生を軽減し得る粉粒体材料の供給システム及び粉粒体材料の供給方法を提供する。【解決手段】粉粒体材料の供給システムAは、下方側に向けて粉粒体材料を供給する供給口16が設けられ、粉粒体材料を貯留する貯留容器10と、該貯留容器内において上下動するように設けられ、前記供給口を開閉する弁体21と、該弁体の開閉を制御する制御部31と、を備えており、前記制御部は、前記弁体を開放させて粉粒体材料を供給させる供給モードを実行する際に、所定の供給異常条件を満たしていれば前記弁体を閉側に移動させた後に開放させる閉開動作を実行させて前記供給モードを継続させる。【選択図】図1

Description

本発明は、粉粒体材料を供給先に向けて供給する粉粒体材料の供給システム及び粉粒体材料の供給方法に関する。
従来より、貯留容器に貯留された粉粒体材料を下流側(下方側)に向けて供給する供給装置が知られている。このような供給装置においては、粉粒体材料の種類や形状等によっては、貯留容器内においていわゆるブリッジが生じる場合があり、この場合には、供給不良が生じる懸念があった。このようなブリッジの発生を抑制すべく、貯留容器に機械的に衝撃や振動を与えるノッカーや、エアーの導入によってブリッジを崩すエアーノッカー、貯留容器内の粉粒体材料を撹拌するアジテータ等を付加的に設ける必要があった。
例えば、下記特許文献1には、粉粒体コンテナの下端の流出孔を開閉する開閉弁の1回1回の開放時間を短くして小分けによりn回に分けて粉粒体を供給することで、収納コンテナ内部において小空間が生じることによる粉粒体供給量のバラツキを軽減する構成とされた粉粒体ディスペンサーが開示されている。
特開2011−27728号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載された粉粒体ディスペンサーでは、常に小分け状に供給するために開閉を繰り返す構成とされており、供給時間が長期化する傾向があった。
本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであり、構造の簡素化及び供給時間の短縮化を図りながらも、供給不良の発生を軽減し得る粉粒体材料の供給システム及び粉粒体材料の供給方法を提供することを目的としている。
前記目的を達成するために、本発明に係る粉粒体材料の供給システムは、下方側に向けて粉粒体材料を供給する供給口が設けられ、粉粒体材料を貯留する貯留容器と、該貯留容器内において上下動するように設けられ、前記供給口を開閉する弁体と、該弁体の開閉を制御する制御部と、を備えており、前記制御部は、前記弁体を開放させて粉粒体材料を供給させる供給モードを実行する際に、所定の供給異常条件を満たしていれば前記弁体を閉側に移動させた後に開放させる閉開動作を実行させて前記供給モードを継続させることを特徴とする。
また、前記目的を達成するために、本発明に係る粉粒体材料の供給方法は、粉粒体材料を貯留する貯留容器内において上下動される弁体によって供給口を開放させて下方側に向けて粉粒体材料を供給する粉粒体材料の供給方法であって、前記弁体を開放させて粉粒体材料を供給させる供給モードを実行する際に、所定の供給異常条件を満たしていれば前記弁体を閉側に移動させた後に開放させる閉開動作を実行させて前記供給モードを継続させることを特徴とする。
本発明に係る粉粒体材料の供給システム及び粉粒体材料の供給方法は、上述のような構成としたことで、構造の簡素化及び供給時間の短縮化を図りながらも、供給不良の発生を軽減することができる。
(a)、(b)は、本発明の一実施形態に係る粉粒体材料の供給システムが備える供給装置の一例を模式的に示し、(a)は、概略側面図、(b)は、一部省略概略平面図である。 (a)、(b)は、図1(b)におけるX−X線矢視に対応させた一部破断概略縦断面図である。 同供給システムの一例を模式的に示す概略システム図である。 (a)は、同供給システムの概略制御ブロック図、(b)は、同供給システムにおいて実行される本発明の一実施形態に係る粉粒体材料の供給方法の一例としての基本動作の一例を模式的に示す概略タイムチャートである。 同基本動作の一例を模式的に示す概略フローチャートである。 (a)〜(c)は、同基本動作の他例をそれぞれ模式的に示す概略タイムチャートである。
以下に、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
なお、一部の図では、他図に付している詳細な符号の一部を省略している。
また、以下の実施形態では、本実施形態に係る粉粒体材料の供給システムを設置した状態を基準として上下方向等の方向を説明する。
図1〜図6は、本実施形態に係る粉粒体材料の供給システムの一例及びこれを用いて実行される本実施形態に係る粉粒体材料の供給方法の一例としての基本動作の一例を模式的に示す図である。
本実施形態に係る粉粒体材料の供給システムAは、図1(a)に示すように、下方側に向けて粉粒体材料を供給する供給口16が設けられ、粉粒体材料を貯留する貯留容器10と、この貯留容器10内において上下動するように設けられ、供給口16を開閉する弁体21と、を備えている。この弁体21は、下方側(下流側)の供給先に向けて粉粒体材料を供給する供給部20を構成する。この供給部20と貯留容器10とによって粉粒体材料の供給装置1を構成している。
ここに、上記粉粒体材料は、粉体・粒体状の材料を指すが、微小薄片状や短繊維片状、スライバー状の材料等を含む。
また、上記材料としては、樹脂ペレットや樹脂繊維片等の合成樹脂材料、金属材料、半導体材料、木質材料、薬品材料、食品材料等どのようなものでもよい。
また、粉粒体材料としては、例えば、合成樹脂成形品を成形する場合には、ナチュラル材(バージン材)や粉砕材、マスターバッチ材、各種添加材等が挙げられる。また、ガラス繊維や炭素繊維等の強化繊維を含んだ構成としてもよい。
本実施形態では、供給システムAは、図3に示すように、貯留容器10の下方側に設置され、供給口16から供給される粉粒体材料を受け入れる計量容器28aを有した計量機28を備えている。つまり、本実施形態では、供給装置1の供給先を、計量容器28aとしている。この供給装置1は、計量容器28aに向けて所定の目標計量値となるように粉粒体材料を供給する構成とされている。この供給装置1と計量機28とによって材料計量装置を構成するようにしてもよい。なお、供給装置1及び計量機28の具体的構成については後述する。
また、本実施形態では、供給システムAは、貯留容器10を含む第1の供給装置1としての第1供給装置1Aに加え、計量容器28aに向けて粉粒体材料を供給する第2の供給装置1としての第2供給装置1Bを備えている。この供給システムAは、複数種の粉粒体材料を所定の配合比(質量比)になるように配合する配合システムを構成する。また、供給システムAは、相異なる粉粒体材料をそれぞれに貯留する複数の供給装置として、それぞれに貯留容器10を有した4つの供給装置1(1A,1B,1C,1D)を備えている。
これら4つの供給装置1は、主材となるナチュラル材を供給する第1供給装置1A、マスターバッチ材を供給する第2供給装置1B、添加材を供給する第3供給装置1C及び粉砕材を供給する第4供給装置1Dを構成するものでもよい。なお、これら第1供給装置1A、第2供給装置1B、第3供給装置1C及び第4供給装置1Dのうちの少なくとも1つが第1の供給装置を構成するものでもよい。また、第1の供給装置と第2の供給装置とは、互いに同様の構成とされたものでもよく、異なる構成とされたものでもよい。また、これら第1供給装置1A、第2供給装置1B、第3供給装置1C及び第4供給装置1Dの区別を要しない場合には、単に供給装置1として説明する。
また、供給システムAは、計量容器28aにおいて計量され排出された粉粒体材料を混合する撹拌羽根9を回転自在に配した混合槽を備えている。図例では、これら計量容器28a及び撹拌羽根9を、ユニット化されたケーシング7内に設けた例を示している。このケーシング7の上端部には、各供給装置1の貯留容器10を保持する適宜の保持部が設けられている。
計量機28の計量容器28aは、ロードセルなどの質量検出器からなる検出部29を介してケーシング7に保持されている。なお、計量機28における粉粒体材料を計量する検出部29としては、質量検出器に限られず、流量計であってもよい。この場合は、各供給装置1の供給口16から排出される粉粒体材料が衝突するように流量計の検出板を設けた構成等としてもよい。
また、計量容器28aの上端側には、上方側に向けて開口する投入口が設けられている。この計量容器28aの投入口は、上流側(上方側)の各供給装置1から供給される各粉粒体材料の受け入れが可能なように設けられている。また、この計量容器28aの下端側には、下方側に向けて開口する排出口と、この排出口を開閉する開閉機構と、が設けられている。図例では、開閉機構として、斜め上方側に向けて振子状に移動されて排出口を開放させる蓋体を設けた例を示している。なお、開閉機構としては、このような態様に限られず、略水平方向にスライドされるスライドシャッターや、計量容器28a側方の回転軸回りに回転されるアーム状の支持部に支持されたフラップ状の弁体でもよく、その他、種々の構成とされたものでもよい。
撹拌羽根9は、計量容器28aの下方側に位置するように設けられ、適宜の駆動部によって回転される。この撹拌羽根9を設けた混合槽において混合された粉粒体材料は、当該供給システムAの供給先としての成形機2に向けて供給される。図例では、ケーシング7を成形機2上に設置した例を示している。なお、成形機2としては、例えば、合成樹脂成形品を成形する射出成形機でもよいが、他の材料用の射出成形機でもよく、または種々の材料用の押出成形機や圧縮成形機等の他の成形機でもよい。また、当該供給システムAの供給先としては、単一の供給先に限られず、複数の供給先でもよい。また、混合槽において混合された粉粒体材料が供給先としての成形機2に向けて垂れ流し状に供給される態様に限られず、混合槽またはその下流側(下方側)の貯留部から供給先に向けて空気輸送される態様としてもよい。この場合は、ケーシング7を成形機2上に設置する態様に代えて、適宜のフレームや架台に支持させるようにしてもよい。
また、供給システムAは、各供給装置1の貯留容器10に粉粒体材料を補給する補給機構として、材料要求信号(材料無信号)を出力する供給側材料センサー17と、材料元3からの粉粒体材料を各供給装置1に向けて空気輸送する空気輸送機4と、空気輸送される粉粒体材料を捕集し、貯留容器10に補給する捕集部19と、を備えている。図例では、第1供給装置1Aに材料輸送管路を介して接続された第1材料元3Aと、第2供給装置1Bに材料輸送管路を介して接続された第2材料元3Bと、第3供給装置1Cに材料輸送管路を介して接続された第3材料元3Cと、第4供給装置1Dに材料輸送管路を介して接続された第4材料元3Dと、を材料元3として設けた例を示している。なお、これら第1材料元3A、第2材料元3B、第3材料元3C及び第4材料元3Dの区別を要しない場合には、単に材料元3として説明する。
また、図例では、第1材料元3A、第2材料元3B及び第3材料元3Cを、タンク状とした例を示している。また、第4材料元3Dを、成形機2から取り出されて成形品と分離されたスプルやランナ、バリ等の成形副産物や、成形不良品等の被粉砕材を粉砕する粉砕機とした例を示している。なお、この粉砕機の投入ホッパーへの被粉砕材の投入は、適宜の成形副産物取出装置やベルトコンベア等の搬送手段によってなされるものでもよい。
これら材料元3に接続された材料輸送管路は、各供給装置1の貯留容器10の上端部に設けられたホッパー状の捕集部19に接続されている。これら捕集部19には、空気輸送機4に接続された空気吸引管路が接続されている。また、これら捕集部19には、空気吸引管路に向かう輸送空気から粉粒体材料を分離させる分離部が設けられている。このような分離部としては、粉粒体材料と輸送空気とを分離可能なものであればどのようなものでもよいが、輸送空気に加えて粉塵を通過させる一方、原料となる粉粒体材料の通過を阻止するパンチングメタルや網状(メッシュ状)等のフィルターでもよく、または、邪魔傘状とされたものでもよい。その他、種々の構成とされた分離部の採用が可能である。また、捕集部19の分離機構としては、いわゆるサイクロン式にて輸送空気から粉粒体材料を分離させる構造とされたものでもよい。
これら捕集部19に接続された空気吸引管路は、輸送空気切替弁6を介して空気輸送機4に接続されている。輸送空気切替弁6は、複数の空気吸引管路のうちのいずれか一つを空気輸送機4の吸込側に連通させるように切り替えられる構成とされている。空気輸送機4には、バグフィルターやサイクロンフィルター等の適宜の集塵部や、輸送空気源5を構成する吸引ブロワー等が設けられている。
また、供給システムAは、当該供給システムAの各部を制御するCPU等からなる制御部31を有した制御盤30を備えている(図4(a)参照)。なお、この制御盤30は、当該供給システムAの適所、例えば、ケーシング7や空気輸送機4等に付設状に設けられたものでもよく、または、離間した箇所に設置されるものでもよい。
また、制御盤30には、図4(a)に示すように、各種設定などの設定や入力、表示をするための表示部及び操作部を構成する表示操作部32が設けられている。また、制御盤30には、表示操作部32の操作により設定、入力された設定条件や入力値、後記する各モード等を実行するための制御プログラムなどの各種プログラム、予め設定された各種動作条件、各種データテーブル等が格納され、各種メモリ等から構成された記憶部33が設けられている。これら表示操作部32や記憶部33、上記した検出部29、各供給装置1の供給部20(弁体駆動部25)は、制御部31に信号線等を介してそれぞれ接続されている。なお、上記した空気輸送機4の輸送空気源5や輸送空気切替弁6、第4材料元3Dを構成する粉砕機の駆動部、各供給装置1に設けられた供給側材料センサー17、計量容器28aの開閉機構、撹拌羽根9の駆動部、混合槽に設けられた混合側材料センサー8等も信号線等を介して制御部31に接続されている。なお、制御部31は、材料元3の材料センサーや排出部にも必要に応じて接続されたものでもよい。
上記のような構成とされた供給システムAにおいては、材料元3から供給装置1に向けて粉粒体材料を空気輸送する輸送モードと、計量機28における計量モードと、混合槽における混合モードと、が実行される。
輸送モードにおいては、供給装置1の供給側材料センサー17が材料要求信号を出力していれば、その供給装置1の捕集部19に接続された空気吸引管路と空気輸送機4とを連通させるように輸送空気切替弁6を切り替え、空気輸送機4の輸送空気源5を起動する。これにより、材料元3から供給装置1に粉粒体材料が輸送される。なお、当該供給システムAの稼働初期等において複数(全て)の供給装置1の供給側材料センサー17から材料要求信号が出力されている場合には、予め設定された優先順位等に従って各供給装置1に向けて順次、輸送モードの実行がなされるものでもよい。
上記のように輸送モードが実行され、各供給装置1に粉粒体材料が貯留され、混合槽の混合側材料センサー8が材料要求信号を出力していれば、計量モードを実行するようにしてもよい。つまり、計量容器28aの下流側の混合槽の材料レベルが材料要求レベルに低下していれば、計量機28による計量を開始させて計量モード(1バッチ計量)を実行し、混合槽に補給するようにしてもよい。
計量モードにおいては、相異なる粉粒体材料毎に予め設定された目標計量値となるように、各供給装置1の供給部20のそれぞれを制御して供給モードを実行させ、計量容器28aに向けて各粉粒体材料を順次供給させて1バッチ計量を行うようにしてもよい。粉粒体材料毎の目標計量値は、1バッチ目標量及び粉粒体材料毎の質量比に基づいて算出されて設定されたものでもよい。なお、各供給装置1の供給部20の具体的な制御態様については後述する。
そして、計量容器28aに1バッチ計量分の粉粒体材料が収容されれば、計量容器28aの排出口を開放させ、混合槽に向けて排出させ、撹拌羽根9を回転させて混合モードを実行するようにしてもよい。なお、混合側材料センサー8から材料要求信号が出力されてから計量モードを実行する態様に代えて、計量容器28aが空状態となれば、計量モードを実行し、混合側材料センサー8から材料要求信号が出力されるまで計量容器28aに1バッチ計量分の粉粒体材料を収容させておくようにしてもよい。
上記のように混合槽において粉粒体材料の混合がなされれば、成形機2において適宜、捨て打ちや試し打ち等の成形準備工程が実行され、成形工程が逐次なされる定常運転工程に移行する。また、成形機2において発生した被粉砕材が適宜、第4材料元3Dを構成する粉砕機において粉砕される。以下、同様にして混合側材料センサー8から材料要求信号が出力されれば、計量モードを実行し、計量容器28aの排出口を開放させて混合モードを実行するようにしてもよい。また、各供給装置1の供給側材料センサー17から材料要求信号が出力されれば、輸送モードの実行がなされる。なお、当該供給システムAにおいて実行される各モードとしては、上記のような態様に限られず、その他、種々の変形が可能である。
また、材料元3からの粉粒体材料を捕集部19に向けて空気輸送する態様としては、上記のような吸引輸送に限られず、材料元3の排出部に圧縮空気を供給し、捕集部19に向けて粉粒体材料を圧送する態様としてもよい。この場合は、捕集部19に適宜の集塵部を設けた排気管を接続した構成としてもよい。また、各供給装置1への粉粒体材料の供給(補給)態様としては、空気輸送する態様に限られず、上流側(上方側)の適宜の貯留部から自重落下させて供給(補給)する態様としてもよく、または、作業者によってなされるものでもよい。
また、複数の供給装置1のそれぞれに後記する供給部20を設けた態様に代えて、少なくとも一つに設けた態様とし、他の供給装置には、他の供給部を設けた構成としてもよい。このような他の供給部としては、スライドシャッターや、スクリューフィーダー、振動フィーダー、マスフィーダー、ロータリーフィーダー、テーブルフィーダー等でもよく、その他、種々の構成とされたものの採用が可能である。
また、上記した例では、ケーシング7に混合槽を設けた例を示しているが、このような態様に代えて、他の混合機構を設けた構成としてもよい。例えば、計量容器28aにおいて計量されて配合された粉粒体材料を、空気輸送し、捕集部において混合するような態様等としてもよい。当該供給システムAに組み込まれる各部材及び各部の具体的構成は、上記した構成に限られず、その他、種々の変形が可能である。
また、供給システムAは、複数の供給装置1を組み込んで材料配合システムを構成した態様に代えて、単一の供給装置1を備えた材料計量システムを構成する態様としてもよい。この場合は、混合槽や混合機構を設けていない構成としてもよい。
供給装置1は、図1(a)及び図2に示すように、粉粒体材料を供給する際に開放される弁体21を貯留容器10に設けた構成とされている。この弁体21は、上記した制御部31によって開閉の制御がなされ、粉粒体材料を供給先(計量容器)28aに向けて供給する供給部20を構成する。また、弁体21は、貯留容器10に設けられた供給口16の開口方向(上下方向)に沿ってスライドされる。なお、この弁体21を含む供給部20の詳細については、後述する。
貯留容器10は、上方側部位が筒状とされ、下方側部位が下方側に向かうに従い先細状とされたホッパー形状とされている。本実施形態では、貯留容器10の上方側部位を、図1(b)に示すように、平面視して略方形状の略四角筒状とした例を示している。図例では、貯留容器10の上方側部位を、平面視して略正方形状とした例を示している。
また、図1に示すように、この貯留容器10の四周を区画する周壁部のうち、互いに隣り合う第1側壁部11及び第2側壁部12を、上下方向の概ね全体に亘って略垂直板状とした例を示している。図例では、第1側壁部11の上端側部位を、外側に向けて下るように傾斜する傾斜板状とした例を示している。また、この貯留容器10の四周を区画する周壁部のうち、残余の互いに隣り合う第3側壁部13及び第4側壁部14を、略垂直板状とされた上方側部位の下端縁から下方側に向かうに従い第1側壁部11と第2側壁部12との隅部に向けて傾斜する傾斜板状とした例を示している。
また、これら四周の周壁部のうちの一つとしての第2側壁部12に、上記したケーシング7に設けられた保持部に保持される被保持部12bを設けた構成としている。図例では、この被保持部12bを、第2側壁部12に沿うような形状とされた保持部を構成する片部が挿通される上下方向に貫通する孔状の凹所を区画する形状とした例を示している。
また、この貯留容器10の上端側に、上端側の開口を開閉する蓋体18を設けた構成としている。この蓋体18は、一側部が第1側壁部11の上端部に蝶番等の回転連結部材によって回転自在に連結され、貯留容器10に対して回転されて開閉される構成とされている。また、第3側壁部13及び第4側壁部14の上端部に、この蓋体18の他の側部を締結する締結金具を設けた例を示している。なお、蓋体18としては、このように貯留容器10に回転自在に連結されたものに限られず、着脱可能に設けられたものでもよい。また、この蓋体18に、上記した捕集部19が設置されるものでもよい。この場合は、捕集部19の排出口に連通または排出管が挿通される開口を蓋体18に設けた構成としてもよい。また、図1(a)において符号14aは、第4側壁部14に設けられ、貯留容器10内を視認可能な窓部である。
また、貯留容器10の下端側には、底壁部15が設けられている。図2に示すように、この底壁部15を上下方向に貫通するように供給口16が設けられている。図例では、底壁部15の厚さ寸法を、貯留容器10の四周の周壁部11,12,13,14の厚さ寸法よりも大とした例を示している。また、供給口16の上方側開口周縁部に、上方側に向かうに従い供給口16を拡開させるように傾斜状とされた傾斜面16aを設けた例を示している。なお、供給口16を底壁部15自体に設けた態様に代えて、底壁部15の取付孔に取り付けられた樹脂製筒状部材に設けた構成等としてもよい。
また、供給口16を開口方向に見た形状は、後記する弁体21を軸方向に見た形状に応じた形状とされている。本実施形態では、この供給口16を、開口方向に見て、丸孔状としている。
供給部20は、図1(a)及び図2に示すように、弁体21を閉鎖位置と開放位置とに移動させる弁体駆動部25を備えている。本実施形態では、弁体駆動部25を、シリンダー本体に対して上下方向に伸縮されるロッド26を有したシリンダーとしている。このような弁体駆動部25を構成するシリンダーとしては、例えば、エアーシリンダーや、油圧シリンダー、電動シリンダーとしてもよい。本実施形態では、この弁体駆動部25を、貯留容器10内に設けた構成としている。また、この弁体駆動部25を、貯留容器10の内側壁11a,12aにブラケット状の固定具27によって固定した構成としている。このような構成とすれば、ロッド26を伸縮させる弁体駆動部25の振動によって側壁部11,12を振動させることができ、貯留容器10内におけるブリッジをより効果的に崩すことができる。図例では、第1側壁部11及び第2側壁部12の内側壁11a,12aに固定具27を固定した例を示しているが、いずれか一方の側壁部や他の側壁部の内側壁に固定した構成等としてもよい。なお、弁体駆動部25に接続されるエアー供給管路を貯留容器10の周壁部を貫通させて設けた構成としてもよい。この場合は、エアー供給管路の接続部を、貯留容器10の周壁部の外壁に設けた構成としてもよい。また、貯留容器10内における弁体駆動部25の上方側に、手指等の差込を防止する格子状部材を設けた構成としてもよい。
弁体21は、上下方向に軸方向を沿わせて配される略柱状とされている。この弁体21は、弁体駆動部25のロッド26の先端(下端)に設けられている。この弁体21は、図2(a)に示すように、ロッド26が伸長されて閉鎖位置とされる一方、図2(b)に示すように、ロッド26が短縮されて開放位置とされる。つまり、供給口16に対して上方側に離間された状態が弁体21の開放位置とされる。開放位置における弁体21から供給口16までの上下方向に沿う寸法は、貯留容器10内の粉粒体材料が供給口16に向けて円滑に流下するように適宜の寸法としてもよい。
また、この弁体21は、閉鎖位置において供給口16を覆うように配される。図例では、弁体21が閉鎖位置において、弁体21の下端周縁部22と供給口16の上方側開口周縁部(傾斜面16a)との間に隙間が形成される構成とした例を示している。この隙間は、粉粒体材料の通過を抑止可能な隙間であってもよい。なお、このような態様に代えて、閉鎖位置において弁体21が供給口16内に配される構成としてもよく、または、供給口16周囲の弁座面に当接される構成としてもよい。
この弁体21は、本実施形態では、供給口16の形状に対応させて略円柱状とされ、供給口16に対して略同軸状に配される構成とされている。また、弁体21の下端周縁部22は、下方側に向かうに従い先細状とされ、閉鎖位置において外周面が供給口16の傾斜面16aに対向するように配される傾斜面とされている。つまり、弁体21の下端周縁部22に、C面取状の面取部を設けた構成としている。このような構成とすれば、閉鎖位置において上記のような隙間が形成されることも相俟って、粉粒体材料の噛み込みに起因する供給部20の動作不良や損傷等を生じ難くすることができる。図例では、弁体21が閉鎖位置において、弁体21の下端面と底壁部15の上面とが略同高さに位置するように配される構成とした例を示しているが、このような態様に限られない。
また、この下端周縁部22の上方側に連なる部位が弁体21の最大外径部23とされ、その外径が供給口16の内径と略同径状とされている。また、この最大外径部23の上方側に連なる上方側部位24は、上方側に向かうに従い先細状とされている。この上方側部位24の軸方向に沿う寸法は、最大外径部23及び下端周縁部22の軸方向に沿う寸法と比べて大とされている。
なお、弁体21とロッド26とは、弁体21の上端面において開口する雌ねじ穴にロッド26の下端部に設けられた雄ねじ部がねじ合わされて連結されたものでもよい。また、当該弁体21や貯留容器10は、適宜の金属系材料から形成されたものでもよい。
また、弁体21としては、上記のような構成とされたものに限られない。例えば、弁体21に、当該弁体21が閉鎖位置において供給口16内に配される閉鎖部と、当該弁体21が開放位置において貯留容器10内と貯留容器10外とを連通させる材料供給路と、が設けられたものでもよい。このような材料供給路を設けた構成とすれば、上記のような供給口16に対して接離されて閉開される弁体21と比べて、微少量の供給制御が可能となる。例えば、比較的に目標計量値が大きくなる主材や粉砕材を供給する供給装置1A,1Dに、上記した供給口16に対して接離されて閉開される弁体21を設け、比較的に目標計量値が小さくなるマスターバッチ材や添加材を供給する供給装置1B,1Cに、材料供給路を設けた弁体を設けた構成としてもよい。なお、上記した材料供給路は、弁体の側周面において受入口及び排出口を開口させるように弁体を貫通させるように設けられていてもよい。例えば、この材料供給路が、弁体が粉粒体材料を供給する供給位置(開放位置)において受入口が貯留容器10内において開口し、かつ排出口が貯留容器10外において開口するように斜め状に形成されていてもよい。
次に、本実施形態に係る供給システムAを用いて実行される本実施形態に係る粉粒体材料の供給方法の一例及び変形例について、図4(b)及び図5並びに図6(a)〜(c)を参照して説明する。なお、図4(b)におけるグラフでは、横軸を時間軸、縦軸を上記した計量機28の検出部29における計量値(検出値)とし、その推移を模式的に示している。また、図4(b)及び図6(a)〜(c)では、弁体21の開閉や各機器のON(起動)/OFF(停止)等を模式的に示している。また、図4(b)、図5及び図6(a)〜(c)では、単一の供給装置1の弁体21の開閉態様を例示し、他の供給装置1の弁体21の開閉態様については省略しているが、同様な態様で開閉がなされるものでもよい。
同供給方法は、粉粒体材料を貯留する貯留容器10内において上下動される弁体21によって供給口16を開放させて下方側に向けて粉粒体材料を供給する構成とされている。また、同供給方法は、弁体21を開放させて粉粒体材料を供給させる供給モードを実行する際に、所定の供給異常条件を満たしていれば弁体21を閉側に移動させた後に開放させる閉開動作を実行させて供給モードを継続させる構成とされている。この供給方法は、上記した制御部31による制御によって実行される。つまり、制御部31は、弁体21を開放させて粉粒体材料を供給させる供給モードを実行する際に、所定の供給異常条件を満たしていれば弁体21を閉側に移動させた後に開放させる閉開動作を実行させて供給モードを継続させる構成とされている。
上記のような構成とすれば、貯留容器10内において上下動される弁体21が開放位置から閉側に移動されて再び開放位置とされることで、貯留容器10内にブリッジが発生している場合には弁体21によってブリッジを崩すことができ、供給不良を生じ難くすることができる。また、これにより、ブリッジの発生を抑制するために付加的に別機構を設ける必要がなく、供給口16を開閉する弁体21をブリッジ抑制機構として機能させることができる。また、供給異常条件を満たしていれば弁体21の閉開動作を実行するようにしているので、常に小分け状に開閉を繰り返すようなものと比べて、供給時間の短縮化を図ることができる。
また、本実施形態では、制御部31は、計量容器28aにおいて計量される計量値の単位時間当たりの変化量に異常が生じたと判断すれば、供給異常条件を満たしたと判断する構成とされている。このような構成とすれば、計量中に異常が生じれば、弁体21の閉開動作がなされ、貯留容器10内のブリッジを崩すことができる。これにより、計量中における供給不良を生じ難くすることができ、計量時間の短縮化を図ることができる。
図5に示すように、計量モードが開始されれば(ステップS100)、各供給装置1において供給モードが実行される(ステップS101)。計量モードは、上記したように、計量容器28aの下流側の混合槽の混合側材料センサー8から材料要求信号が出力されれば実行されるものでもよい。そして、供給モードを実行中に、供給異常条件を満たせば(ステップS102)、弁体21を閉側に移動させた後に開放させる閉開動作を実行する(ステップS104)。また、目標計量値に達して計量が終了すれば(ステップS103)、供給が停止され、供給モードが終了される(ステップS105)。
本実施形態では、図4(b)に示すように、弁体21を開放させて供給モードを実行中に、計量値の単位時間当たりの変化量が所定量以下(例えば、正常な変化量の1/3以下)となった状態が所定の第1時間T1以上継続すれば、供給異常条件を満たしたと判断するようにしている。図例では、供給モード中に計量値の単位時間当たりの変化量がゼロとなった例を示しているが、このような態様に限られない。また、第1時間T1は、数秒程度としてもよい。
そして、第1時間T1を経過すれば、弁体21の閉開動作が実行される。この弁体21の閉開動作は、開放位置とされた弁体21を閉鎖位置まで移動させた後に再び開放位置とする態様としてもよく、開放位置とされた弁体21を閉鎖側に途中位置まで移動させた後に再び開放位置とする態様としてもよい。この弁体21の閉開動作における弁体21の閉鎖側への移動寸法は、貯留容器10内において生じたブリッジを崩せるように適宜の寸法としてもよい。また、閉開動作において閉鎖側(閉鎖位置)に移動された弁体21を、閉鎖側(閉鎖位置)において比較的に短い所定時間が経過するまで保持するようにしてもよく、瞬時に開放側に移動させるようにしてもよい。例えば、弁体21が開放位置から閉鎖側に移動された後に再び開放位置となるまでの時間を、1秒以下としてもよい。また、図例では、弁体21の閉開動作を1度のみ実行した例を示しているが、閉開動作を複数回実行するようにしてもよい。
上記のように弁体21の閉開動作を実行すれば、計量値の単位時間当たりの変化量が正常状態に戻り、計量値が増加し、目標計量値となれば、弁体21を閉鎖させて供給モード(計量モード)を終了させる。なお、目標計量値から予め設定された落差量(弁体21閉鎖後に落下する粉粒体材料の質量)を差し引いた弁体閉鎖値となれば、弁体21を閉鎖するようにしてもよい。このような構成とすれば、弁体21閉鎖後に落下する粉粒体材料の量を加味して供給モードを実行することができ、計量精度を向上させることができる。上記落差量は、初期データとして予め記憶部33に格納されたものでもよく、粉粒体材料の粒径や嵩密度等に応じて複数のうちから選択可能とされたものでもよく、さらには、表示操作部32を介して入力されて設定されたものでもよい。また、この落差量は、供給モードが実行される際に、随時、実測データに基づいて補正され、記憶部33のデータの更新がなされるものとしてもよい。この場合、過去(直近)複数回の供給モード実行時における実測データの移動平均値を元に補正、更新するようにしてもよい。
また、弁体21の閉開動作を実行した後に、計量値の単位時間当たりの変化量が所定量以下であった場合や、予め設定された所定の計量完了時間内に供給モード(計量モード)が終了しない場合には、弁体21の閉開動作を再び実行するようにしてもよく、または、ブリッジ以外の異常、例えば、貯留容器10内の粉粒体材料不足等が生じていると判断し、供給モード(計量モード)を停止させて異常を報知するようにしてもよい。
図6(a)は、第1変形例に係る粉粒体材料の供給方法を模式的に示している。
本変形例では、制御部31は、計量容器28aにおいて計量する計量時間に異常が生じたと判断すれば、供給異常条件を満たしたと判断する構成とされている。つまり、計量時間が所定以上に長期化したり、計量毎の計量時間にばらつきが生じたりすれば、異常が生じたと判断する構成としている。
図例では、供給モード実行時における弁体21の開放時間を計量時間とし、この計量時間が予め設定された計量異常時間T2Aを超えれば、弁体21の閉開動作を実行する構成とした例を示している。この計量異常時間T2Aは、正常な計量時間T2よりも所定時間長い時間や、正常な計量時間T2の所定倍であってもよい。また、正常な計量時間T2は、粉粒体材料の粒径や嵩密度等に応じて予め設定されたものでもよく、または、実測データに基づくものであってもよい。例えば、ブリッジ等が生じていない条件下で複数回なされた供給モード実行時における弁体21の開放時間の平均値を、正常な計量時間T2としてもよい。
なお、上記のような予め設定された計量異常時間T2Aを超えれば、弁体21の閉開動作を実行する態様に代えて、計量時間を、前回の供給モード実行時における計量時間T2(または過去(直近)複数回の供給モード実行時における計量時間の平均値)と比較し、所定時間以上に長かったり、所定倍以上であったりすれば、弁体21の閉開動作を実行する態様としてもよい。つまり、予め計量異常時間T2Aを設定しておく態様に代えて、当該供給システムAの稼働中に、計量異常時間T2Aが設定されるものとしてもよい。この場合は、弁体21の閉開動作を実行した際の供給モード実行時における計量時間については、比較対象から除外するようにすればよい。また、弁体21の開放時間を計量時間とした態様に代えて、所定の供給装置1の供給モード実行時における検出部29の検出開始から検出終了までの検出時間を計量時間としてもよく、計量時間を監視する態様としては、その他、種々の変形が可能である。
図6(b)は、第2変形例に係る粉粒体材料の供給方法を模式的に示している。
本変形例では、制御部31は、上記した複数の供給装置1のそれぞれを制御して計量容器10に向けて各粉粒体材料を順次供給させて1バッチ計量を実行させる構成とされ、かつ1バッチ計量時間に異常が生じたと判断すれば、供給異常条件を満たしたと判断する構成とされている。つまり、複数の供給装置1から順次供給させて1バッチ計量を行う際の時間が所定以上に長期化したり、1バッチ計量毎の時間にばらつきが生じたりすれば、異常が生じたと判断する構成としている。つまりは、本変形例では、上記した各例のように、各供給装置1の供給モード実行時における異常を監視する態様に代えて、1バッチ計量実行時における異常を監視する態様としている。
図例では、混合側材料センサー8の材料要求信号が出力されてから消失するまでの時間を1バッチ計量時間とし、1バッチ計量時間が予め設定された1バッチ計量異常時間T3Aを超えれば、弁体21の閉開動作を実行する構成とした例を示している。この1バッチ計量異常時間T3Aは、上記した第1変形例と概ね同様、正常な1バッチ計量時間T3よりも所定時間長い時間や、正常な1バッチ計量時間T3の所定倍であってもよい。また、このように予め1バッチ計量異常時間T3Aを設定しておく態様に代えて、上記した第1変形例と概ね同様、当該供給システムAの稼働中に、1バッチ計量異常時間T3Aが設定されるものとしてもよい。また、混合側材料センサー8の材料要求信号が出力されてから消失するまでの時間を1バッチ計量時間とした態様に代えて、計量機28による計量が開始されてから停止されるまでの時間や、1バッチ計量実行時における検出部29の検出開始(最初の粉粒体材料の計量開始)から検出終了(最後の粉粒体材料の計量終了)までの検出時間を、1バッチ計量時間としてもよく、1バッチ計量時間を監視する態様としては、その他、種々の変形が可能である。
図6(c)は、第3変形例に係る粉粒体材料の供給方法を模式的に示している。
本変形例では、制御部31は、補給機構によってなされる補給毎の間隔に異常が生じたと判断すれば、供給異常条件を満たしたと判断する構成とされている。つまり、貯留容器10内における粉粒体材料の貯留レベルが長期間に亘って材料要求レベルに低下せず、前回の補給から所定時間以上補給がなされなかったり、補給毎の間隔にばらつきが生じたりすれば、異常が生じたと判断する構成としている。つまりは、貯留容器10から下流側に向けて粉粒体材料が円滑に供給されずに貯留レベルの低下度合いに異常が生じていれば、供給異常条件を満たしたと判断する構成としている。
図例では、供給側材料センサー17の材料要求信号が出力されてから次に出力されるまでの時間を補給間隔とし、この補給間隔が予め設定された補給異常間隔T4Aを超えれば、弁体21の閉開動作を実行する構成とした例を示している。この補給異常間隔T4Aは、上記した各変形例と概ね同様、正常な補給間隔T4よりも所定時間長い時間や、正常な補給間隔T4の所定倍であってもよい。また、このように予め補給異常間隔T4Aを設定しておく態様に代えて、上記した各変形例と概ね同様、当該供給システムAの稼働中に、補給異常間隔T4Aが設定されるものとしてもよい。
また、図例では、図示を簡略化するために、弁体21を開放させて一度の供給モードを実行した際に、供給側材料センサー17から材料要求信号が出力される例を示しているが、複数回目の供給モードを実行した際に供給側材料センサー17から材料要求信号が出力されるものでもよい。また、図例では、供給側材料センサー17から材料要求信号が出力されている場合にも、供給モードを終了するまで、つまり、弁体21が閉鎖されるまでは、輸送空気源5を起動(ON)させず、弁体21が閉鎖されてから輸送空気源5を起動させて輸送(補給)モードを実行する態様とした例を示している。
なお、供給側材料センサー17の材料要求信号が出力されてから次に出力されるまでの時間を補給間隔とした態様に代えて、輸送空気源5が起動されてから次に起動されるまでの時間を補給間隔としてもよい。また、例えば、貯留容器10の上流側に設けられる捕集部19やその他の貯留部の弁体が開放または閉鎖されてから次に開放または閉鎖されるまでの時間を補給間隔としてもよく、補給間隔を監視する態様としては、その他、種々の変形が可能である。
また、第1変形例、第2変形例及び第3変形例においても、予め設定された所定の計量完了時間内に計量モードが終了しない場合には、計量モードを停止させて異常を報知するようにしてもよい。
また、図4(b)及び図5を参照して説明した例、第1変形例、第2変形例並びに第3変形例のうちの少なくとも2つを組み合わせて実行するようにしてもよい。例えば、計量値の単位時間当たりの変化量、単一の供給装置1における計量時間、1バッチ計量時間及び補給間隔のうちのいずれかに異常が生じていれば、弁体21の閉開動作を実行するような態様等としてもよい。また、例えば、計量時間に異常が生じたと判断し、弁体21の閉開動作を実行させた後に、計量値の単位時間当たりの変化量に異常が生じていれば、再び弁体21の閉開動作を実行するような態様等としてもよく、その他、種々の変形が可能である。
また、弁体21の閉開動作を実行させた後は、以降の供給モードにおいても供給異常が発生すると推定し、各供給モードの途中において弁体21の閉開動作を実行するような態様等としてもよい。
また、上記のように計量値の変化量や計量時間、1バッチ計量時間、補給間隔を監視して異常が生じたと判断すれば、弁体21の閉開動作を実行する態様に代えて、または加えて、例えば、ブリッジし易い粉粒体材料毎に目標計量値に応じて予め定められた所定の供給異常発生推定時間を超えれば、供給異常条件を満たしたと判断し、弁体21の閉開動作を実行する態様等としてもよい。
また、複数の供給装置1から同一の粉粒体材料を順次供給させて計量する場合において、いずれかの供給装置1の供給モード実行中に供給異常条件を満たした場合には、他の供給装置1の供給モードにおいても供給異常が発生すると推定し、弁体21の閉開動作を実行するような態様等としてもよい。
また、当該供給システムAを用いて実行される本実施形態に係る粉粒体材料の供給方法としては、上記のような構成に限られず、その他、種々の変形が可能である。また、同供給方法は、本実施形態に係る供給システムAを用いて実行する構成に限られず、種々の構成とされた他の供給システムAを用いて実行することも可能である。
また、上記した例では、貯留容器10を、平面視して略方形状とした例を示しているが、他の多角形状としたり、略円形状等としたりしてもよい。また、上記した例では、供給部20の弁体21を、略円柱状とし、供給口16を丸孔状とした例を示しているが、弁体21を略多角柱状とし、供給口16を略多角孔状等としてもよい。また、上記した例では、弁体駆動部25を貯留容器10内に設けた例を示しているが、貯留容器10外に設けた構成としてもよい。本実施形態に係る供給システムAが備える各部材及び各部の具体的構成は、上記した構成に限られず、その他、種々の変形が可能である。
A 粉粒体材料の供給システム
1 供給装置
10 貯留容器
11a,12a 内側壁
16 供給口
17 供給側材料センサー(補給機構)
21 弁体
25 弁体駆動部
26 ロッド
27 固定具
28a 計量容器
31 制御部

Claims (7)

  1. 下方側に向けて粉粒体材料を供給する供給口が設けられ、粉粒体材料を貯留する貯留容器と、該貯留容器内において上下動するように設けられ、前記供給口を開閉する弁体と、該弁体の開閉を制御する制御部と、を備えており、
    前記制御部は、前記弁体を開放させて粉粒体材料を供給させる供給モードを実行する際に、所定の供給異常条件を満たしていれば前記弁体を閉側に移動させた後に開放させる閉開動作を実行させて前記供給モードを継続させることを特徴とする粉粒体材料の供給システム。
  2. 請求項1において、
    前記貯留容器の下方側に設置され、前記供給口から供給される粉粒体材料を受け入れる計量容器を備えており、
    前記制御部は、前記計量容器において計量される計量値の単位時間当たりの変化量に異常が生じたと判断すれば、前記供給異常条件を満たしたと判断することを特徴とする粉粒体材料の供給システム。
  3. 請求項1または2において、
    前記貯留容器の下方側に設置され、前記供給口から供給される粉粒体材料を受け入れる計量容器を備えており、
    前記制御部は、前記計量容器において計量する計量時間に異常が生じたと判断すれば、前記供給異常条件を満たしたと判断することを特徴とする粉粒体材料の供給システム。
  4. 請求項1乃至3のいずれか1項において、
    前記貯留容器の下方側に設置され、前記供給口から供給される粉粒体材料を受け入れる計量容器と、この計量容器に向けて粉粒体材料を供給する第2の供給装置と、を備えており、
    前記制御部は、前記貯留容器を含む第1の供給装置及び前記第2の供給装置のそれぞれを制御して前記計量容器に向けて各粉粒体材料を順次供給させて1バッチ計量を実行させる構成とされ、かつ1バッチ計量時間に異常が生じたと判断すれば、前記供給異常条件を満たしたと判断することを特徴とする粉粒体材料の供給システム。
  5. 請求項1乃至4のいずれか1項において、
    前記貯留容器に粉粒体材料を補給する補給機構を備えており、
    前記制御部は、前記補給機構によってなされる補給毎の間隔に異常が生じたと判断すれば、前記供給異常条件を満たしたと判断することを特徴とする粉粒体材料の供給システム。
  6. 請求項1乃至5のいずれか1項において、
    前記弁体は、前記貯留容器の内側壁に固定具によって固定された弁体駆動部によって伸縮されるロッドの先端に設けられていることを特徴とする粉粒体材料の供給システム。
  7. 粉粒体材料を貯留する貯留容器内において上下動される弁体によって供給口を開放させて下方側に向けて粉粒体材料を供給する粉粒体材料の供給方法であって、
    前記弁体を開放させて粉粒体材料を供給させる供給モードを実行する際に、所定の供給異常条件を満たしていれば前記弁体を閉側に移動させた後に開放させる閉開動作を実行させて前記供給モードを継続させることを特徴とする粉粒体材料の供給方法。
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