JP7132612B2 - 材料計量装置 - Google Patents

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Description

本発明は、粉粒体材料を計量する材料計量装置に関する。
従来より、予め設定された目標計量値となるように各種の粉粒体材料を計量する材料計量装置が知られている。
例えば、下記特許文献1には、複数種類の原料を計量および混合して成形機に供給する計量混合装置が開示されている。この計量混合装置は、各原料を貯留する原料ホッパーから計量ホッパーに供給される原料の質量の目標値などを表示する操作パネルを備えている。
特開2012-176599号公報
ところで、上記のような粉粒体材料を計量する材料計量装置においては、予め設定された目標計量値となるようにバッチ計量が繰り返しなされるが、バッチ計量毎の実績値の定量性を知りたい場合がある。このようなバッチ計量毎の実績値を確認する際には、ログ情報として記憶されている数値を読み出し可能としたものはあったが、容易には確認できず、更なる改善が望まれていた。
本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであり、バッチ計量毎の実績データの定量性を容易に確認し得る材料計量装置を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明の材料計量装置は、粉粒体材料を貯留し下流側に向けて供給する材料供給機と、材料供給機から供給された粉粒体材料を収容し計量する計量機と、予め設定された目標計量値となるように材料供給機を制御し、計量機に向けて粉粒体材料を供給させて1バッチ計量工程を実行させる制御部と、計量機において計量された直近バッチ分から過去複数バッチ分に亘って1バッチ計量毎の所定の実績データをグラフ化して表示する表示部と、を備え、表示部は、直近あるいは計量中の粉粒体材料の計量に関する実績数値と、当該粉粒体材料に関する、直近バッチ分から過去複数バッチ分に亘る1バッチ計量毎の所定の実績データに関するグラフとを1つの画面に表示することを特徴とする。
本発明の材料計量装置は上述した構成とされているため、バッチ計量毎の実績データの定量性を容易に確認することができる。
(a)(b)は、本発明の一実施形態に係る材料計量装置によるグラフ表示例を示す図である。 (a)(b)は、同材料計量装置による他のグラフ表示例を示す図である。 (a)(b)は、同材料計量装置による他のグラフ表示例を示す図である。 同材料計量装置と、その周辺装置とを含む材料配合システムのシステム系統図である。
以下に、本発明の実施の形態について、添付図面に基づいて説明する。
本実施形態に係る材料計量装置1は、つぎのような基本構成とされている。
すなわち、本材料計量装置1は、粉粒体材料を貯留し下流側に向けて供給する材料供給機10と、材料供給機10から供給された粉粒体材料を収容し計量する計量機20と、予め設定された目標計量値となるように材料供給機10を制御し、計量機20に向けて粉粒体材料を供給させて1バッチ計量工程を実行させる制御部31と、計量機20において計量された直近バッチ分から過去複数バッチ分に亘って1バッチ計量毎の所定の実績データをグラフ化して表示する表示部32とを備えている。
本実施形態の材料計量装置1は、相異なる粉粒体材料に対応したもので、相異なる粉粒体材料をそれぞれに貯留する複数の材料供給機10(10A~10D)(図4参照)を備えている。したがって、本材料計量装置1は材料配合装置を構成する。なお、もちろん一種の粉粒体材料に対応した材料計量装置1であってもよい。
この材料計量装置1を有した材料配合システムAについて、図4のシステム系統図を参照しながら、本材料計量装置1と、その周辺装置とを含む材料配合システムAの概略構成について簡単に説明する。
本材料計量装置1は、相異なる粉粒体材料をそれぞれに貯留し下流側に向けて供給する材料供給機10と、これら材料供給機10から供給された各粉粒体材料を収容し計量する計量機20と、相異なる粉粒体材料毎に予め設定された目標計量値となるように材料供給機10のそれぞれを制御し、計量機20に向けて各粉粒体材料を順次供給させる制御部31とを備えている。
材料供給機10は、粉粒体材料を貯留する貯留容器12と、粉粒体材料の供給先である計量機20に向けて供給する供給部11とを備えている。本実施形態では、この材料供給機10は、下方側に設置される計量機20(計量容器21)に向けて所定の目標計量値となるように粉粒体材料を供給する構成とされている。なお、材料供給機10の具体的構成については後述する。
ここに、上記粉粒体材料は、粉体・粒体状の材料を指すが、微小薄片状や短繊維片状、スライバー状の材料等を含む。また、上記材料としては、樹脂ペレットや樹脂繊維片等の合成樹脂材料、金属材料、半導体材料、木質材料、薬品材料、食品材料等どのようなものでもよい。また、粉粒体材料としては、例えば、合成樹脂成形品を成形する場合には、ナチュラル材(バージン材)や粉砕材、マスターバッチ材、各種添加材等が挙げられる。また、ガラス繊維や炭素繊維等の強化繊維を含んだ構成としてもよい。
本実施形態では、この材料供給機10を、複数種の粉粒体材料を所定の配合比(質量比)になるように配合する材料計量装置1に組み込んだ構成としている。
この材料配合システムAは、相異なる粉粒体材料をそれぞれに貯留する複数の材料供給機10(10A,10B,10C,10D)と、これら材料供給機10から供給された各粉粒体材料を受け入れて計量する計量機20とを備えている。図例では、4つの材料供給機10を設けた例を示している。これら4つの材料供給機10は、粉砕材を供給する第1材料供給機10A、主材となるナチュラル材を供給する第2材料供給機10B、マスターバッチ材を供給する第3材料供給機10C及び添加材を供給する第4材料供給機10Dを構成するものでもよい。なお、これら第1材料供給機10A、第2材料供給機10B、第3材料供給機10C及び第4材料供給機10Dの区別を要しない場合には、単に材料供給機10として説明する。
これらの材料供給機10のそれぞれには、粉粒体材料の要求を判断するための材料センサ15が設けてある。
また、材料配合システムAは、計量機20において計量され排出された粉粒体材料を混合する撹拌羽根26を回転自在に配した混合槽25を備えている。図例では、これら計量機20(計量容器21)及び混合槽25(撹拌羽根26)を、ユニット化されたケーシング23内に設けた例を示している。このケーシング23の上端部には、各材料供給機10の貯留容器12を保持する適宜の保持部が設けられている。
計量機20は、計量容器21と、ロードセルなどの質量検出器からなる検出部22とを備え、それらがケーシング23に保持されている。また、計量容器21の上端側には、上方側に向けて開口する投入口が設けられている。この計量容器21の投入口は、上流側(上方側)の各材料供給機10から供給される各粉粒体材料の受け入れが可能なように設けられている。また、この計量容器21の下端側には、下方側に向けて開口する排出口と、この排出口を開閉する開閉機構とが設けられている。図例では、開閉機構として、斜め上方側に向けて振子状に移動されて排出口を開放させる蓋体を設けた例を示している。なお、開閉機構としては、このような態様に限られず、略水平方向にスライドされるスライドシャッターや、計量容器21の側方の回転軸回りに回転されるアーム状の支持部に支持されたフラップ状の弁体でもよく、その他、種々の構成とされたものでもよい。
撹拌羽根26は、計量容器21の下方側に位置するように設けられ、適宜の駆動部によって回転される。この撹拌羽根26を設けた混合槽25において混合された粉粒体材料は、当該配合システムAの供給先としての成形機2に向けて供給される。図例では、ケーシング23を成形機2上に設置した例を示している。なお、成形機2としては、例えば、合成樹脂成形品を成形する射出成形機でもよいが、他の材料用の射出成形機でもよく、または種々の材料用の押出成形機や圧縮成形機等の他の成形機でもよい。また、材料配合システムAの供給先としては、単一の供給先に限られず、複数の供給先でもよい。また、混合槽25において混合された粉粒体材料が供給先としての成形機2に向けて垂れ流し状に供給される態様に限られず、混合槽25またはその下流側(下方側)の貯留部から供給先に向けて空気輸送される態様としてもよい。この場合は、ケーシング23を成形機2上に設置する態様に代えて、適宜のフレームや架台に支持させるようにしてもよい。
また、図例では、材料配合システムAに、材料元3からの粉粒体材料を各材料供給機10に向けて空気輸送する空気輸送機4を設けた例を示している。図例では、第1材料供給機10Aに材料輸送管路を介して接続された第1材料元3Aと、第2材料供給機10Bに材料輸送管路を介して接続された第2材料元3Bと、第3材料供給機10Cに材料輸送管路を介して接続された第3材料元3Cと、第4材料供給機10Dに材料輸送管路を介して接続された第4材料元3Dとを材料元3として設けた例を示している。なお、これら第1材料元3A、第2材料元3B、第3材料元3C及び第4材料元3Dの区別を要しない場合には、単に材料元3として説明する。
また、図例では、第2材料元3B、第3材料元3C及び第4材料元3Dを、タンク状とした例を示している。また、第1材料元3Aを、成形機2から取り出されて成形品と分離されたスプルやランナ、バリ等の成形副産物や、成形不良品等の被粉砕材を粉砕する粉砕機とした例を示している。また、この第1材料元3Aには、粉粒体材料の貯留レベルを検知する粉砕材センサ3aが設けてある。なお、この粉砕機の投入ホッパーへの被粉砕材の投入は、適宜の成形副産物取出装置やベルトコンベア等の搬送手段によってなされるものでもよい。
これら材料元3に接続された材料輸送管路は、各材料供給機10の貯留容器12の上端部に設けられたホッパー状の捕集部13に接続されている。これら捕集部13には、空気輸送機4に接続された空気吸引管路が接続されている。また、これら捕集部13には、空気吸引管路に向かう輸送空気から粉粒体材料を分離させる分離部が設けられている。このような分離部としては、粉粒体材料と輸送空気とを分離可能なものであればどのようなものでもよいが、輸送空気に加えて粉塵を通過させる一方、原料となる粉粒体材料の通過を阻止するパンチングメタルや網状(メッシュ状)の多孔板状体等でもよく、または、邪魔傘状とされたものでもよい。その他、種々の構成とされた分離部の採用が可能である。また、捕集部13の分離機構としては、いわゆるサイクロン式にて輸送空気から粉粒体材料を分離させる構造とされたものでもよい。
これら捕集部13に接続された空気吸引管路は、輸送空気切替弁5を介して空気輸送機4に接続されている。輸送空気切替弁5は、複数の空気吸引管路のうちのいずれか一つを空気輸送機4の吸込側に連通させるように切り替えられる構成とされている。空気輸送機4には、バグフィルターやサイクロンフィルター等の適宜の集塵部や、輸送空気源を構成する吸引ブロワー等が設けられている。
また、材料配合システムAは、材料配合システムAの各部を制御するCPUやプログラムなどからなる制御部31及び画面表示がなされるパネル状の表示部32を有した制御パネル装置30を備えている。なお、この制御パネル装置30は、材料配合システムAの適所、例えば、ケーシング23や空気輸送機4等に付設状に設けられたものでもよく、または、離間した箇所に設置されるものでもよい。
上記のような構成とされた材料配合システムAにおいては、材料元3から材料供給機10に向けて粉粒体材料を空気輸送する輸送モードと、計量容器21における計量モードと、混合槽25における混合モードとが実行される。
輸送モードにおいては、材料供給機10の材料センサ15が材料要求信号を出力していれば、その材料供給機10の捕集部13に接続された空気吸引管路と空気輸送機4とを連通させるように輸送空気切替弁5を切り替え、空気輸送機4の輸送空気源を起動する。これにより、材料元3から材料供給機10に粉粒体材料が輸送される。なお、材料配合システムAの稼働初期等において複数(全て)の材料供給機10の材料センサ15から材料要求信号が出力されている場合には、予め設定された優先順位等に従って各材料供給機10に向けて順次、輸送モードの実行がなされるものでもよい。
上記のように輸送モードが実行され、各材料供給機10に粉粒体材料が貯留されれば、計量モードの実行がなされる。
計量モードにおいては、相異なる粉粒体材料毎に予め設定された目標計量値となるように、各材料供給機10の供給部11のそれぞれを制御し、計量容器21に向けて各粉粒体材料を順次供給させて1バッチ計量を行うようにしてもよい。粉粒体材料毎の目標計量値は、1バッチ目標量及び粉粒体材料毎の質量比に基づいて算出されて設定されたものでもよい。
計量容器21に1バッチ計量分の粉粒体材料が収容され、混合槽25の材料センサ27が材料要求信号を出力していれば、計量容器21の排出口を開放させ、混合槽25に向けて排出させ、撹拌羽根26を回転させて混合モードを実行するようにしてもよい。また、計量容器21が空状態となれば、計量モードを実行し、混合槽25の材料センサ27から材料要求信号が出力されるまで計量容器21に1バッチ計量分の粉粒体材料を収容させておくようにしてもよい。
上記のように混合槽25において粉粒体材料の混合がなされれば、成形機2において適宜、捨て打ちや試し打ち等の成形準備工程が実行され、成形工程が逐次なされる定常運転工程に移行する。また、成形機2において発生した被粉砕材が適宜、第1材料元3Aを構成する粉砕機において粉砕される。以下、同様にして混合槽25の材料センサ27から材料要求信号が出力されれば、計量容器21の排出口を開放させて混合モードを実行し、計量容器21が空状態となれば、計量モードを実行する。また、各材料供給機10の材料センサ15から材料要求信号が出力されれば、輸送モードの実行がなされる。なお、材料配合システムAにおいて実行される各モードとしては、上記のような態様に限られず、その他、種々の変形が可能である。
また、材料元3からの粉粒体材料を捕集部13に向けて空気輸送する態様としては、上記のような吸引輸送に限られず、材料元3の排出部に圧縮空気を供給し、捕集部13に向けて粉粒体材料を圧送する態様としてもよい。この場合は、捕集部13に適宜の集塵部を設けた排気管を接続した構成としてもよい。また、各材料供給機10への粉粒体材料の供給(補給)態様としては、空気輸送する態様に限られず、上流側(上方側)から自重落下させて供給(補給)する態様としてもよく、または、作業者によってなされるものでもよい。
また、複数の材料供給機10のそれぞれに後記する供給部11を設けた態様に代えて、少なくとも一つに設けた態様とし、他の材料供給機には、他の供給部を設けた構成としてもよい。このような他の供給部としては、スライドシャッターや、スクリューフィーダー、振動フィーダー、マスフィーダー、ロータリーフィーダー、テーブルフィーダー等でもよく、その他、種々の構成とされたものの採用が可能である。
また、上述した例では、ケーシング23に混合槽25を設けた例を示しているが、このような態様に代えて、他の混合機構を設けた構成としてもよい。例えば、計量容器21において計量されて配合された粉粒体材料を、空気輸送し、捕集部において混合するような態様等としてもよい。材料配合システムAに組み込まれる各部材及び各部の具体的構成は、上述した構成に限られず、その他、種々の変形が可能である。
ついで、制御パネル装置30の構成及び制御パネル装置30に含まれる制御部31の動作について説明する。
制御パネル装置30は、CPUや各種プログラムなどよりなる制御部31と、本システムの制御、監視を行うための表示部32と、計量値や設定値など種々のデータを記憶する記憶部とを備えている。
図4の説明で上述したように、材料計量装置1は、複数の粉粒体材料に対応したものであるため、制御部31は、相異なる粉粒体材料毎に予め設定された目標計量値となるように材料供給機10のそれぞれを制御し、計量機20に向けて各粉粒体材料を順次供給させて1バッチ計量工程を実行させる構成とされ、表示部32は、所定の実績データを相異なる粉粒体材料毎にグラフ化して表示する。
相異なる粉粒体材料としては、上述したように、主材、粉砕材、マスターバッチ材および添加材があり、図1~図3に示した画面例では英字表記されており、主材が「Natural」、粉砕材が「Regrind」、マスターバッチが「MB」、添加材が「Additive」と表記されている。
また、グラフ化される実績データとしては、相異なる粉粒体材料毎の質量比、相異なる粉粒体材料毎の計量値及び相異なる粉粒体材料毎の計量時間(以下、質量比、計量値及び計量時間をグラフ化項目という)などが挙げられる。図1~図3の画面例では、質量比が「Ratio」、計量値が「Actual」、計量時間が「Time」と表記されている。
このグラフ化の方法としては、グラフ化項目のうちの1つ(例えば質量比)を、相異なる粉粒体材料毎に表示させる方法(図1(a)(b)及び図2(a)参照)や、複数のグラフ化項目から1又は複数を選択できるようにし、その選択されたものを相異なる粉粒体材料毎に表示させる方法がある。また、複数の相異なる粉粒体材料の実績データをまとめて1つのグラフに、重畳的にグラフ化するものであってもよい(図2(b)及び図3(a)(b)参照)。
図1~図3に示した6つの画面表示例では、いずれの画面にも実績データのグラフ41(41A,41B,41C,41D)、51が含まれている。図1(a)(b)及び図2(a)のそれぞれの画面に含まれる複数のグラフ41A~41Dは、相異なる粉粒体材料毎に対応したものである。また、図2(b)及び図3(a)(b)のそれぞれの画面に含まれる1つのグラフ51は、相異なる粉粒体材料の実績データをまとめて重畳的にグラフ化したものである。以下、個別に説明する。なお、これら4つのグラフ41はそれぞれ、粉砕材用のグラフ41A、主材用のグラフ41B、マスターバッチ材用のグラフ41C及び添加材用のグラフ41Dであるが、区別を要しない場合には単にグラフ41として説明する。
図1(a)(b)及び図2(a)は計量監視画面40である。制御パネル装置30(図4参照)では、計量監視画面40をホーム画面とし、画面右側に配列した操作ボタン(ホームボタン47、グラフ表示ボタン48等)で種々の画面が切り替え表示され得るように構成されている。なお、これらの図例には、粉粒体材料として添加材を用いないものを例示した。
計量監視画面40は、オペレータが状態を視認しやすいように、装置や機器のそれぞれに対応した模式表記42A,42B,42C,42D、43,44を集合表示させた構成とされ、それぞれの模式表記42A,42B,42C,42D,43,44は数値やピクトグラム42a,43a,44aを組み合わせた表記となっている。
具体的には、粉砕材用の材料供給機の模式表記42A、主材用の材料供給機の模式表記42B、マスターバッチ用の材料供給機の模式表記42C、添加材用の材料供給機の模式表記42D、計量機の模式表記43及び混合槽の模式表記44が画面に表示される構成とされている。
この計量監視画面40は、さらに、材料供給機毎の模式表記42A~42Dに対応させて、実績データのグラフ(グラフ窓)41A~41Dが表示される構成とされている。なお、これら粉砕材用の材料供給機の模式表記42A、主材の材料供給機の模式表記42B、マスターバッチ材の材料供給機の模式表記42C及び添加材用の材料供給機の模式表記42Dについては区別を要しない場合には、単に模式表記42として説明する。
図1(a)(b)及び図2(a)の図例はいずれも、グラフ41として質量比表示用のものを含む画面表示例である。各画面に含まれる4つグラフ41のそれぞれは、質量比に関する過去の複数(例えば150バッチ分)の実績データを時系列に折れ線グラフ化したものである。また各グラフ41の下側には、直近1バッチあるいは計量中の1バッチの質量比、過去の実績質量比のMax値及び過去の実績質量比のMin値が数値で表示されるようになっている。なお、例えば20程度の少ないバッチ数分のグラフでもよく、その場合には、折れ線グラフに代えて棒グラフにしてもよい。
このように、本計量監視画面40には質量比に関する1バッチ毎の実績データのグラフ41が表示されるため、質量比の定量性を可視的に確認することができる。直近あるいは計量中の質量比数値を、グラフ41と比較することで異常を確認することができる。また、計量済みの過去のバッチに異常があればグラフ41から瞬時に判断することができる。さらに、これらのグラフ41は相異なる粉粒体材料毎の材料供給機の模式表記42に対応させ、それらを1つの画面で確認できるため、視認性がよく、監視がしやすい。
この粉粒体材料毎の材料供給機の模式表記42には、数値としては計量値(上段)及び目標値(下段)が表示され得るようになっており、供給機ピクトグラム42aとしては材料センサ15(図4参照)に基づく材料レベル(材料の満杯/要求状態など)が表示され得るようになっている。また、計量機の模式表記43には、数値として全体の計量値が表示され得るようになっており、計量機ピクトグラム43aとしてロードセル22(図4参照)に基づく材料レベルが表示され得るようになっている。また、混合槽の模式表記44には、混合槽ピクトグラム44aとして材料センサ27(図4参照)に基づく材料レベル(材料の満杯/要求状態など)が表示され得るようになっている。
図1(a)の表示画面は材料要求中の状態のもので、供給機ピクトグラム42aには材料レベルとして「要求」の状態が表示され、模式表記42内には、これから計量するバッチに対応させて粉粒体材料毎に目標値が表示され、混合槽ピクトグラム44aには混合槽の材料レベルとして「要求」の状態が表示されている。
図1(b)の表示画面は材料が供給された状態のもので、満杯状態となった材料供給機10に対応させて、供給機ピクトグラム42aには材料レベルとして「満杯」の状態が表示され、模式表記42内には、これから計量するバッチに対応させて粉粒体材料毎に目標値が表示されている。また、混合槽25(図4参照)が満杯であり、計量容器21(図4参照)に計量済みの1バッチ分の材料を収容させている状態であるため、計量機の模式表記43内の計量機ピクトグラム43aには当該バッチの全体の計量値と材料レベルが表示され、混合槽の模式表記44内の混合槽ピクトグラム44aには材料レベルが表示されている。
図2(a)の表示画面は材料輸送中の状態のもので、供給機ピクトグラム42aには材料レベルとして「要求」の状態が表示されている。また、計量容器21(図4参照)に計量済みの1バッチ分の材料を収容させている状態であるため、計量機の模式表記43には当該バッチの全体の計量値と材料レベルが表示され、混合槽の模式表記44内の混合槽ピクトグラム44aには材料レベルが表示されている。
また、粉粒体材料が輸送中であれば、輸送中ピクトグラム45がその旨を報知するようになっている。この輸送中ピクトグラム45の表示は材料ごとに選択でき、いずれかの粉粒体材料が輸送中であれば、その材料に対応する輸送中ピクトグラム45がその旨を報知するようになっている。なお、図1(a)(b)及び図2(a)では、粉砕材用の材料供給機10A(図4参照)の捕集器13(図4参照)への輸送についてのみ、輸送中ピクトグラム45が表示されるように選択されている。
なお、これらの計量監視画面40において、供給機ピクトグラム42a、計量機ピクトグラム43a、混合槽ピクトグラム44a及び輸送中ピクトグラム45は、複数色の切り替え表示や濃淡表示、材料の高さ位置線の切り替え表示などで、満杯/材料要求中、輸送中などを識別できるようにすればよい。
このように、計量監視画面40には、グラフ41に加えて、材料計量装置1(材料配合装置)に含まれる各装置に対応して材料の満杯/要求状態が、さらに輸送中である旨が表示されるため、この画面だけで、材料計量装置1を中心とした総合的な監視を行うことができる。
図例の計量監視画面40は、グラフ41として質量比をグラフ化したものを表示させているが、計量値や計量時間のグラフ41であってもよい。例えば、グラフメニュー画面を設けて、グラフ化項目(質量比、計量値、計量時間)の中から表示させるグラフを選択できるようにしてもよい。その選択されたグラフ化項目に対応して、粉粒体材料毎の模式表記の中に選択されたグラフ化項目の実績数値を表示させるようにしてもよい。
このように計量値や計量時間の実績データをグラフ化することで、計量値及び計量時間にばらつきや特異性等があれば、装置側に異常が生じている可能性があることをオペレータに認識させることができる。
図2(b)及び図3(a)(b)は実績データ画面50である。この画面は、計量監視画面40(ホーム画面)にあるグラフ表示ボタン48の操作で表示される。なお、この実績データ画面50には、ホームボタン57や戻りボタン58などが配されている。
実績データ画面50は、グラフ化項目のうちの1つについて、実績データのうちの直近の複数バッチの相異なる粉粒体材料毎の数値明細欄52、及び、実績データのうちの直近の複数バッチの相異なる粉粒体材料の実績データをまとめて重畳的にグラフ化したグラフ51(グラフ窓)を左右に並べて表示したものである。なお、グラフ窓51の下の左右矢印ボタン53は、数値明細欄52をスクロールするためのボタンであり、グラフ窓51の上の上下矢印ボタン54は、グラフ化項目を切り替えるためのボタンである。
図2(b)は質量比を対象とした画面の表示例であり、数値明細欄52には直近の5バッチの質量比と、直近の5バッチの計量値とが上下に、相異なる粉粒体材料毎に表示されている。なお図中、「MAT1」は粉砕材、「MAT2」は添加材、「MAT3」は主材、「MAT4」はマスターバッチである。実績データ画面50の右側のグラフには、質量比に関する直近の150バッチ分の実績データが、複数の相異なる粉粒体材料について重畳的にグラフ化されている。グラフ窓51中の各折れ線グラフは、上側より、主材(MAT3)、粉砕材(MAT1)、マスターバッチ(MAT4)とされる。
図3(a)は計量値を対象とした画面の表示例であり、数値明細欄52には直近の5バッチの計量値と、過去5バッチの落差量とが上下に、相異なる粉粒体材料毎に表示されている。実績データ画面50の右側のグラフ窓51には、直近の150バッチ分の実績データが、複数の相異なる粉粒体材料の計量値について重畳的にグラフ化されている。
図3(b)は計量時間を対象とした画面の表示例であり、数値明細欄52には直近の5バッチの計量時間と、直近の5バッチの計量値とが上下に、相異なる粉粒体材料毎に表示されている。実績データ画面50の右側のグラフ窓51には、直近の150バッチ分の実績データが、複数の相異なる粉粒体材料の計量値について重畳的にグラフ化されている。
なお、図3(a)(b)の右側の数値からわかるように、粉粒体材料のうちの粉砕材(MAT1)については、主材(MAT3)やマスターバッチ材(MAT4)に比べ、計量値が大きいわりに計量時間が短く、落差量が多い。これは、粉砕材の材料供給機10A(図4参照)の供給部11(図4参照)の構造が他のものと異なるからである。
以上のように、この実績データ画面50には、グラフ化項目の1つについて特化した情報がグラフ51として表示され、しかも複数の粉粒体材料について1つのグラフ窓51で表示されるため、過去の実績データについて、粉粒体材料間のバランスや異常を可視的に確認することができる。また、グラフ51で可視的に異常と判断したバッチについては、左側の数値明細で詳細に確認することができる。
以上には、材料計量装置1の例として、複数の相異なる粉粒体材料を配合する材料配合装置を例示したが、単一材料を計量するものにも適用可能である。その場合、質量比の実績データのグラフ化は当然に不要とされ、実績データのグラフ化としては計量値及び計量時間の両方または一方でよい。
1 材料計量装置
10 材料供給機
20 計量機
30 制御パネル装置
31 制御部
32 表示部
41 グラフ(グラフ窓)
41A~41D グラフ(グラフ窓)
51 グラフ(グラフ窓)

Claims (5)

  1. 粉粒体材料を貯留し下流側に向けて供給する材料供給機と、該材料供給機から供給された粉粒体材料を収容し計量する計量機と、予め設定された目標計量値となるように前記材料供給機を制御し、前記計量機に向けて粉粒体材料を供給させて1バッチ計量工程を実行させる制御部と、前記計量機において計量された直近バッチ分から過去複数バッチ分に亘って1バッチ計量毎の所定の実績データをグラフ化して表示する表示部と、を備え、
    前記表示部は、直近あるいは計量中の粉粒体材料の1バッチ計量に関する実績数値と、当該粉粒体材料に関する、直近バッチ分から過去複数バッチ分に亘る1バッチ計量毎の前記所定の実績データに関するグラフとを1つの画面に表示することを特徴とする材料計量装置。
  2. 請求項1において、
    相異なる粉粒体材料をそれぞれに貯留する複数の前記材料供給機を備えており、
    前記制御部は、前記相異なる粉粒体材料毎に予め設定された目標計量値となるように前記材料供給機のそれぞれを制御し、前記計量機に向けて各粉粒体材料を順次供給させて1バッチ計量工程を実行させる構成とされ、前記表示部は、前記所定の実績データを前記相異なる粉粒体材料毎にグラフ化して表示することを特徴とする材料計量装置。
  3. 請求項2において、
    前記表示部は、前記所定の実績データとして、前記相異なる粉粒体材料毎の質量比を表示することを特徴とする材料計量装置。
  4. 請求項3において、
    前記表示部は、前記所定の実績データとして、前記質量比と前記相異なる粉粒体材料毎の計量値と前記相異なる粉粒体材料毎の計量時間とを選択的に表示可能とされていることを特徴とする材料計量装置。
  5. 請求項2乃至4のいずれか1項において、
    前記表示部は、前記所定の実績データを、前記相異なる粉粒体材料毎に異なるグラフにおいて表示することを特徴とする材料計量装置。
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