JP2021035340A - ホタテガイ加工装置、ホタテガイ鮮度判別装置、ホタテガイ加工品の製造方法、及び、ホタテガイ鮮度判別方法 - Google Patents

ホタテガイ加工装置、ホタテガイ鮮度判別装置、ホタテガイ加工品の製造方法、及び、ホタテガイ鮮度判別方法 Download PDF

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Abstract

【課題】簡単に高い精度で中腸腺の位置を検出することができるホタテガイ加工装置及びホタテガイ加工品の製造方法を提供する。【解決手段】ホタテガイのむき身Mに光を照射する照射手段12と、照射手段12から照射された光を吸収してホタテガイのむき身Mの中腸腺から放出される蛍光を利用し、中腸腺の位置を検出する中腸腺検出手段13とを備える。中腸腺検出手段13は、例えば、中腸腺M1から放出された蛍光を分離し、ホタテガイのむき身Mの蛍光の映像を撮像して、画像処理により中腸腺M1の位置を検出する。【選択図】図1

Description

本発明は、中腸腺(いわゆるウロ)を有するホタテガイのむき身を加工するホタテガイ加工装置及びホタテガイ加工品の製造方法、並びに、中腸腺を有するホタテガイのむき身について鮮度を判別するホタテガイ鮮度判別装置及びホタテガイ鮮度判別方法に関する。
ホタテガイの中腸腺、いわゆるウロは、生物濃縮により貝毒や重金属が集中するので、取り除いて食されている。従来は、手作業により貝柱(すなわち閉殻筋)から中腸腺を取り除く作業を行っていたが、手作業では多くの人手が必要であるために、近年における労働人口の減少により作業員の確保が難しいという問題があった。そこで、近年では、自動的にホタテガイのむき身から中腸腺を取り除く装置の開発が進められている。例えば、特許文献1には、ホタテガイのむき身をカメラにより撮像し、得られた映像から画像処理によりホタテガイのむき身の位置を認識し、それに基づいて中腸腺と貝柱との境目を挟み、中腸腺と貝柱とを分離する装置が記載されている。
特許第6085778号公報
この装置によれば、自動的にホタテガイのむき身の位置を認識して、中腸腺を分離することができる。しかしながら、この装置では、カメラにより撮像した映像に基づいて画像処理によりホタテガイのむき身の位置、すなわち中腸腺の位置を認識するので、向きや個体差により正確に位置を認識することができない場合があり、中腸腺を取り残したり、貝柱を傷つけてしまう場合があるという問題があった。また、従来は、ホタテガイの鮮度を客観的に判別する方法がなく、例えば、ホタテガイのむき身の加工においても、鮮度を客観的に判別することができれば、鮮度により分別することができるので好ましい。
本発明は、このような問題に基づきなされたものであり、第1の目的は、簡単に高い精度で中腸腺の位置を検出することができるホタテガイ加工装置及びホタテガイ加工品の製造方法を提供することにある。
また、本発明の第2の目的は、客観的にホタテガイの鮮度を判別することができるホタテガイ鮮度判別装置及びホタテガイ鮮度判別方法を提供することにある。
本発明のホタテガイ加工装置は、中腸腺を有するホタテガイのむき身を加工するものであって、ホタテガイのむき身に光を照射する照射手段と、照射手段から照射された光を吸収して中腸腺から放出される蛍光を利用し、中腸腺の位置を検出する中腸腺検出手段とを備えたものである。
本発明のホタテガイ鮮度判別装置は、中腸腺を有するホタテガイのむき身について鮮度を判別するものであって、ホタテガイのむき身に光を照射する照射手段と、照射手段から照射された光を吸収して中腸腺から放出される蛍光を利用し、ホタテガイのむき身の鮮度を判別する判別手段とを備えたものである。
本発明のホタテガイ加工品の製造方法は、中腸腺を有するホタテガイのむき身を加工するものであって、ホタテガイのむき身に光を照射し、中腸腺から放出される蛍光を利用して、中腸腺の位置を検出するものである。
本発明のホタテガイ鮮度判別方法は、中腸腺を有するホタテガイのむき身について鮮度を判別するものであって、ホタテガイのむき身に光を照射し、中腸腺から放出される蛍光を利用して、ホタテガイのむき身の鮮度を判別するものである。
本発明のホタテガイ加工装置及びホタテガイ加工品の製造方法によれば、ホタテガイのむき身に光を照射し、中腸腺から放出される蛍光を利用して中腸腺の位置を検出するようにしたので、複雑な画像処理を行わなくても蛍光を検出することにより中腸腺の位置を検出することができる。よって、ホタテガイのむき身の向きや個体差による影響が小さく、簡単に高い精度で中腸腺の位置を検出することができる。
特に、330nm以上480nm以下の波長の光を照射するようにすれば、蛍光発光させることができ、中腸腺の位置をより高い精度で検出することができる。
本発明のホタテガイ鮮度判別装置及びホタテガイ鮮度判別方法によれば、ホタテガイのむき身に光を照射し、中腸腺から放出される蛍光を利用してホタテガイのむき身の鮮度を判別するようにしたので、蛍光強度等により客観的に鮮度を判別することができる。
特に、330nm以上480nm以下の波長の光を照射するようにすれば、蛍光発光させることができ、より容易に鮮度を判別することができる。
本発明の第1の実施の形態に係るホタテガイ加工装置の全体構成を表す図である。 図1に示したホタテガイ加工装置で加工するホタテガイのむき身の構成を表す図である。 ホタテガイのむき身の光の透過率を示す特性図である。 照射波長(Aは395nm、Bは465nm)による蛍光の映像を表す図である。 図1に示した保持手段の構成を表す図である。 本発明の第2の実施の形態に係るホタテガイ鮮度判別装置の全体構成を表す図である。 中腸腺から放出される蛍光スペクトルを表す特性図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
(第1の実施の形態)
図1は、本発明の第1の実施の形態に係るホタテガイ加工装置10の全体構成を表すものである。図2は、このホタテガイ加工装置10で加工するホタテガイのむき身Mの構成を表すものである。なお、ホタテガイのむき身Mは、貝柱(すなわち閉殻筋)M2と、その一端部側に位置する中腸腺M1とを有しており、中腸腺M1の一方の側には口M3がある。口M3のあたりから貝柱M2の片側に沿って、腸管M4及び生殖腺M5があり、貝柱M2、腸管M4、及び、生殖腺M5等の周りにはヒモM6がある。
ホタテガイ加工装置10は、中腸腺M1を有するホタテガイのむき身Mを加工するものであり、例えば、中腸腺M1を有するホタテガイのむき身Mを搬送する搬送手段11と、搬送手段11により搬送されてきたホタテガイのむき身Mに光を照射する照射手段12と、この照射手段12から照射された光を吸収して中腸腺M1から放出される蛍光を利用し、中腸腺M1の位置を検出する中腸腺検出手段13と、中腸腺検出手段13の検出結果に基づき、ホタテガイのむき身Mから中腸腺M1を除去する除去手段14とを備えている。すなわち、このホタテガイ加工装置10は、中腸腺M1から放出される蛍光を利用して中腸腺M1の位置を検出するものである。これは、ホタテガイが藻を食べることにより中腸腺M1にはクロロフィルが溜まっており、これにより、ホタテガイのむき身Mに光を照射すると中腸腺M1から蛍光(すなわちクロロフィル蛍光)が放出されることを利用するものである。
搬送手段11は、例えば、ベルトコンベア等のコンベアにより構成されている。照射手段12は、例えば、中腸腺M1が吸収する波長の光を照射するように構成されている。クロロフィルは、450nm付近及び700nm付近に吸収帯を有しているが、放出される蛍光の波長が680nmであるので、照射光(すなわち励起光)としては、蛍光と重ならない450nm付近の吸収帯を用いることが好ましい。図3にホタテガイのむき身Mの透過率を示す。なお、図3において、900nm以上において表れているノイズは試験管の揺らぎである。
照射手段12により照射する光の波長は、例えば、330nm以上480nm以下であることが好ましい。図3に示したように、ホタテガイのむき身Mは413nm付近に吸収ピークを有しており、上記範囲内において、蛍光発光させることができるからである。また、照射手段12により照射する光の波長は、420nm以上480nm以下とすればより好ましく、460nm以上470nm以下とすれば更に好ましい。中腸腺M1の位置をより容易に検出することができるからである。図4に照射波長(励起波長)を(A)395nm、又は、(B)465nmとして、撮像した蛍光の映像を示す。図4に示したように、(A)395nmの時も、(B)465nmの時も中腸腺M1からの蛍光が見られた。特に、(A)395nmの時には中腸腺M1の部分以外においても蛍光発光が見られるのに対して、(B)465nmの時には中腸腺M1の部分において選択的に蛍光発光させることができ、中腸腺M1の位置をより容易に検出することができることがわかる。
中腸腺検出手段13は、例えば、中腸腺M1から放出された蛍光を分離する分離手段13Aと、ホタテガイのむき身Mの映像を撮像するカメラ等の撮像手段13Bと、撮像手段13Bにより撮像した蛍光の映像から画像処理により中腸腺M1の位置を検出する画像処理手段13Cと、外部からの光を遮断して暗室とする光遮断手段13Dとを有していることが好ましい。分離手段13Aは、照射手段12の照射光と中腸腺M1から放出された蛍光とを分離して蛍光の映像を得るためのものであり、例えば、光学フィルターにより構成することが好ましい。簡単な構成で容易に蛍光を分離することができるからである。分離手段13Aとして、例えば、中腸腺M1から放出される蛍光よりも波長の短い光を吸収するシャープカットフィルターを用いるようにすれば、照射手段12により照射され、ホタテガイのむき身Mで反射された光は吸収し、中腸腺M1から放出された蛍光は透過することができるので好ましい。撮像手段13Bは、例えば、搬送部11の上に配設されており、搬送部11により搬送されてきたホタテガイのむき身Mを撮像するようになっている。
画像処理手段13Cは、例えば、中腸腺M1の位置として、中腸腺M1と貝柱M2との境目の位置を検出すると共に、中腸腺M1と貝柱M2との境目の位置に対してどちら側に中腸腺M1が位置するかを検出するように構成されることが好ましい。光遮断手段13Dは、外部からの光を遮断して中腸腺M1から放出された蛍光を容易に分離することができるようにするものであり、例えば、照射手段12、分離手段13A、及び、撮像手段13Bは、光遮断手段13Dにより覆われた暗室内に配設され、この暗室内において、ホタテガイのむき身Mに光を照射し、放出された蛍光を撮像するようにすることが好ましい。なお、光遮断手段13Dには、例えば、ホタテガイのむき身Mを暗室内に搬入または搬出する開口部が設けられており、外部からの光を完全に遮断するものでなくてもよい。
除去手段14は、例えば、中腸腺検出手段13により得られた中腸腺M1の位置情報に基づき、中腸腺M1と貝柱M2とを分けるようにその境目を両側から挟む一対の挟み手段14Aと、ホタテガイのむき身Mを載置する処理台14Bと、処理台14Bに載置されたホタテガイのむき身Mの貝柱M2側(すなわち閉殻筋側)を両側から保持する一対の保持手段14Cとを備えている。一対の挟み手段14Aは、例えば、板状部材により構成されており、鉛直方向に配設され、少なくとも先端側が互いに接近及び離間するように移動可能とされている。一対の挟み手段41Aの先端側には、例えば、内側に対向して凹部が形成されており、中腸腺検出手段13により得られた中腸腺M1の位置情報に応じて、位置及び向きを自由に変えて、中腸腺M1と貝柱M2との境目を囲むように挟むことができるように構成されていることが好ましい。また、一対の挟み手段14Aは、中腸腺M1と貝柱M2との境目を挟んだ状態でホタテガイのむき身Mを処理台11に移動させ、ホタテガイのむき身Mの向きを調節して配置し、ホタテガイのむき身Mの貝柱側が一対の保持手段14Cにより保持された後、一対の保持手段14Cに対して相対的に移動して中腸腺M1と貝柱M2とを分離するように構成されている。
図5は一対の保持手段14Cの構成を上から見た構成を表すものである。一対の保持手段12は、例えば、少なくとも先端側が互いに接近及び離間するように移動可能とされており、ホタテガイの貝柱M2側を両側から囲い込むように構成されていることが好ましい。例えば、一対の保持手段14Cの内側には貝柱M2側を囲い込むことができるように凹部がそれぞれ形成されており、先端部はホタテガイのむき身Mの中腸腺M1と貝柱M2との境目に挿入できるように内側に向かって延長して形成されていることが好ましい。
このホタテガイ加工装置10は、例えば、ホタテガイのむき身Mから中腸腺M1を取り除いたホタテガイ加工品を製造する際に、次のようにして用いられる。
まず、例えば、搬送手段11により、中腸腺M1を有するホタテガイのむき身Mを処理台14Bの近傍まで搬送する。次いで、例えば、搬送手段11により搬送してきたホタテガイのむき身Mに照射手段12により光を照射し、それにより中腸腺M1から放出された蛍光を利用して中腸腺検出手段13により中腸腺M1の位置を検出する。具体的には、例えば、分離手段13Aを介して、中腸腺M1から放出された蛍光の映像を撮像手段13Bにより撮像し、得られた蛍光の映像から中腸腺M1の位置を画像処理手段13Cにより検出する。続いて、例えば、画像処理手段13Cの検出結果に基づき、一対の挟み手段14Aにより中腸腺M1と貝柱M2とを分けるようにその境目を両側から挟み、処理台14Bに移動させて、ホタテガイのむき身Mの貝柱M2側を一対の保持手段14Cにより両側から保持し、一対の挟み手段14を処理台14Bに沿って一対の保持手段14Cに対して相対的に移動させることにより、ホタテガイのむき身Mから中腸腺M1を除去する。
このように、本実施の形態によれば、ホタテガイのむき身Mに光を照射し、中腸腺M1から放出される蛍光を利用して中腸腺M1の位置を検出するようにしたので、複雑な画像処理を行わなくても蛍光を検出することにより中腸腺M1の位置を検出することができる。よって、ホタテガイのむき身Mの向きや個体差による影響が小さく、簡単に高い精度で中腸腺M1の位置を検出することができる。
特に、330nm以上480nm以下の波長の光を照射するようにすれば、蛍光発光させることができ、中腸腺の位置をより高い精度で検出することができる。
(第2の実施の形態)
図6は、本発明の第2の実施の形態に係るホタテガイ鮮度判別装置20の構成を表すものである。このホタテガイ鮮度判別装置20は、中腸腺M1を有するホタテガイのむき身Mについて鮮度を判別するものであり、ホタテガイのむき身Mの構成については第1の実施の形態(図2参照)と同様である。
このホタテガイ鮮度判別装置20は、ホタテガイのむき身Mに光を照射する照射手段21と、照射手段21から照射された光を吸収して中腸腺M1から放出される蛍光を利用し、ホタテガイのむき身Mの鮮度を判別する判別手段22とを備えている。第1の実施の形態と同様に、中腸腺M1から放出される蛍光、すなわち、ホタテガイが藻を食べることにより中腸腺M1に溜まったクロロフィルによるクロロフィル蛍光を利用するものである。
図7に鮮度が異なるホタテガイのむき身Mの蛍光スペクトルの測定結果を示す。なお、340nm付近に表れているピークは散乱光によるものであり、680nmに表れているピークが蛍光発光によるものである。実線は取ったホタテガイを直ちにむき身にし、冷凍して30日程度のものであり、破線は取ったホタテガイを直ちにむき身し、冷凍して6か月以上経過したものである。図7に示したように、鮮度の違いにより蛍光強度は異なり、鮮度のよい方が蛍光強度が大きいことが分かる。よって、予め鮮度と蛍光強度との関係を表す検量線を測定したり、又は、予め基準となる鮮度に対応する蛍光強度の基準値を求めておくことにより、ホタテガイのむき身Mの鮮度を判別できることが分かる。
照射手段21は、第1の実施の形態の照射手段12と同様の構成を有している。すなわち、照射手段21は、中腸腺M1が吸収する波長の光を照射するように構成されており、照射する光の波長は、例えば、330nm以上480nm以下であることが好ましく、420nm以上480nm以下とすればより好ましく、460nm以上470nm以下とすれば更に好ましい。中腸腺M1からの蛍光を測定することができるからである。
判別手段22は、例えば、中腸腺M1から放出された蛍光強度(例えば、波長680nmの蛍光強度)を測定する蛍光強度測定手段22Aと、蛍光強度測定手段22Aにより測定した結果を予め求めておいた検量線又は基準値と比較し、ホタテガイのむき身Mの鮮度を判別する比較手段22Bと、外部からの光を遮断して暗室とする光遮断手段22Cとを有していることが好ましい。光遮断手段22Cは、外部からの光を遮断して中腸腺M1から放出された蛍光強度を容易に測定できるようにするものであり、例えば、照射手段21及び蛍光強度測定手段22Aは、光遮断手段13Dにより覆われた暗室内に配設され、この暗室内において、ホタテガイのむき身Mに光を照射し、放出された蛍光強度を測定するようにすることが好ましい。なお、光遮断手段22Cには、例えば、ホタテガイのむき身Mを暗室内に搬入または搬出する開口部が設けられており、外部からの光を完全に遮断するものでなくてもよい。
このホタテガイ鮮度判別装置20を用い、例えば、ホタテガイのむき身Mに照射手段21により光を照射し、それにより中腸腺M1から放出された蛍光強度を蛍光強度測定手段22Aにより測定し、比較手段22Bにより検量線又は基準値と比較することにより、鮮度を判別することができる。
このように本実施の形態によれば、蛍光強度によりホタテガイのむき身Mの鮮度を客観的に判別することができる。
なお、本実施の形態に係るホタテガイ鮮度判別装置20は、第1の実施の形態のホタテガイ加工装置10及びホタテガイ加工品の製造方法において用いることもできる。その場合、ホタテガイ鮮度判別装置20を上述した照射手段12及び中腸腺検出手段13等と別に設けるようにしてもよいが、機能が共通するものについては共通にして設けるようにしてもよい。
以上、実施の形態を挙げて本発明を説明したが、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、種々変形可能である。例えば、上記実施の形態では、各構成要素について具体的に説明したが、全ての構成要素を備えなくてもよく、また、他の構成要素を備えていてもよい。
ホタテガイの加工に用いることができる。
10…ホタテガイ加工装置、11…搬送手段、12…照射手段、13…中腸腺検出手段、13A…分離手段、13B…撮像手段、13C…画像処理手段、13D…光遮断手段、14…除去手段、14A…挟み手段、14B…処理台、14C…保持手段、20…ホタテガイ鮮度判別装置、21…照射手段、22…判別手段、22A…蛍光強度測定手段、22B…比較手段、22C…光遮断手段、M…ホタテガイのむき身、M1…中腸腺、M2…貝柱(閉殻筋)、M3…口、M4…腸管、M5…生殖腺、M6…ヒモ(外套膜)

Claims (7)

  1. 中腸腺を有するホタテガイのむき身を加工するホタテガイ加工装置であって、
    前記ホタテガイのむき身に光を照射する照射手段と、
    前記照射手段から照射された光を吸収して前記中腸腺から放出される蛍光を利用し、前記中腸腺の位置を検出する中腸腺検出手段と
    を備えたことを特徴とするホタテガイ加工装置。
  2. 前記照射手段は、330nm以上480nm以下の波長の光を照射することを特徴とする請求項1記載のホタテガイ加工装置。
  3. 前記中腸腺検出手段の検出結果に基づき、ホタテガイのむき身から中腸腺を除去する除去手段を備えたことを特徴とする請求項1又は請求項2記載のホタテガイ加工装置。
  4. 中腸腺を有するホタテガイのむき身について鮮度を判別するホタテガイ鮮度判別装置であって、
    前記ホタテガイのむき身に光を照射する照射手段と、
    前記照射手段から照射された光を吸収して前記中腸腺から放出される蛍光を利用し、前記ホタテガイのむき身の鮮度を判別する判別手段と
    を備えたことを特徴とするホタテガイ鮮度判別装置。
  5. 前記照射手段は、330nm以上480nm以下の波長の光を照射することを特徴とする請求項14記載のホタテガイ鮮度判別装置。
  6. 中腸腺を有するホタテガイのむき身を加工するホタテガイ加工品の製造方法であって、
    前記ホタテガイのむき身に光を照射し、前記中腸腺から放出される蛍光を利用して、前記中腸腺の位置を検出することを特徴とするホタテガイ加工品の製造方法。
  7. 中腸腺を有するホタテガイのむき身について鮮度を判別するホタテガイ鮮度判別方法であって、
    前記ホタテガイのむき身に光を照射し、前記中腸腺から放出される蛍光を利用して、前記ホタテガイのむき身の鮮度を判別することを特徴とするホタテガイ鮮度判別方法。
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