以下に、本願に係る提示装置、提示方法及び提示プログラムを実施するための形態(以下、「実施形態」と呼ぶ)について図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この実施形態により本願に係る提示装置、提示方法及び提示プログラムが限定されるものではない。1つまたは複数の実施形態の詳細は、以下の説明および図面に記載される。また、1つまたは複数の実施形態の各々は、処理内容を矛盾させない範囲で適宜組み合わせることが可能である。また、以下の1つまたは複数の実施形態において同一の部位には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
〔1.提示システムの構成〕
まず、図1を参照して、実施形態に係る提示システム1の構成について説明する。図1は、実施形態に係る提示システム1の構成例を示す図である。図1に示すように、実施形態に係る提示システム1には、ユーザ装置101〜10nと、提示装置100と、提供者装置200と、動画配信装置300とが含まれる(nは任意の自然数)。本明細書では、ユーザ装置101〜10nを区別する必要がない場合は、ユーザ装置101〜10nを「ユーザ装置10」と総称する。
ユーザ装置10、提示装置100、提供者装置200および動画配信装置300は、それぞれネットワークNと有線又は無線により接続される。ネットワークNは、例えば、インターネット網等のネットワーク網である。図1中では図示していないが、提示システム1は、複数台の提示装置100や、複数台の提供者装置200や、複数台の動画配信装置300を含んでもよい。
ユーザ装置10は、ユーザによって利用される情報処理装置である。ユーザ装置10は、スマートフォン、デスクトップ型PC(Personal Computer)、ノート型PC、タブレット型PC等のクライアント装置を含む、任意のタイプの情報処理装置であってもよい。
提示装置100は、ユーザ装置10のユーザに各種情報を提示する情報処理装置である。提示装置100は、サーバを含む、任意のタイプの情報処理装置であってもよい。提示装置100は、ネットワークNを介して、有線又は無線によりユーザ装置10、提供者装置200および動画配信装置300と通信を行う。複数台の提示装置100が、ウェブサーバ、アプリケーションサーバ、データベースサーバ等の各種サーバの機能をそれぞれ提供してもよい。
提供者装置200は、提示装置100に関係するエンティティ(例えば、各種企業)に各種情報を提供する情報提供者によって管理される情報処理装置である。提供者装置200は、サーバを含む、任意のタイプの情報処理装置であってもよい。
動画配信装置300は、ユーザ装置10に動画像を配信する情報処理装置である。動画配信装置300は、サーバ(例えば、ストリーミングサーバ)を含む、任意のタイプの情報処理装置であってもよい。
〔2.提示処理〕
次に、図2を参照して、実施形態に係る提示処理の一例について説明する。図2は、販売情報を提示する提示処理の一例を示す図である。図2の例では、実施形態に係る提示システム1によって提示処理が行われる。
図2の例では、図1の提示装置100は、動画像配信サービスを、図1のユーザ装置10に提供する。動画像配信サービスは、例えば、ユーザが動画像を閲覧することを可能にする動画アプリケーション(動画アプリとも呼ばれる)や動画サイト等の動画配信プラットフォームである。例えば、提示装置100は、動画アプリを介して、動画配信用コンテンツを、ユーザ装置10に提供する。提示装置100は、ブラウザを介して、動画配信用コンテンツ(例えば、動画サイト)を、ユーザ装置10に提供してもよい。
例示の目的のために、図2の提示装置100は、テニスのライブ動画(ストリーミングメディアとも呼ばれる)が配信される動画像配信用コンテンツを、ユーザ装置10に提供すると仮定する。この例では、図1の動画配信装置300は、提示装置100によって提供された動画像配信用コンテンツに、テニスのライブ動画を配信する。これにより、ユーザ装置10のユーザは、テニスのライブ動画を閲覧することができる。
ところで、テニスのライブ動画を閲覧中のユーザは、テニスプレイヤーが着用するアイテム(例えば、ポロシャツ、テニスキャップ、テニスヘッドバンド、ショートパンツ)に関心を持つかもしれない。そして、ユーザは、このようなアイテムを購入したいと思うかもしれない。したがって、提示装置100が、このようなアイテムの購入を可能にする販売情報(例えば、商品購入ページへの商品リンク等の商品コンテンツ)を、動画像配信用コンテンツに含めることが考えられる。
しかしながら、例えば、動画像配信用コンテンツに含まれる商品コンテンツの量(例えば、商品リンク等のコンテンツアイテムの数)が多い場合には、ユーザ(例えば、テニスのライブ動画を閲覧するユーザ全体)に人気があるアイテムに対応する商品コンテンツが、目立たなくなる可能性がある。例えば、ユーザが購入する可能性が高い商品が、ユーザの目に留まらない可能性がある(例えば、ユーザが購入する可能性が高い商品の商品リンクが、50個の商品リンクの中に含まれる)。
例えば、ユーザに人気があるアイテムが、特定のテニスプレイヤーのテニスキャップであると仮定する。さらに、動画像配信用コンテンツが、「特定のテニスプレイヤーのポロシャツ、テニスキャップ、ショートパンツ、テニスラケット、テニスリストバンドおよびテニスシューズ、ならびに対戦相手のポロシャツ、ショートパンツ、テニスヘッドバンド、テニスラケット、テニスリストバンド、テニスシューズ」にそれぞれ対応する複数の商品リンクを含むと仮定する。このような場合、ユーザは、ユーザが関心を持つ特定のアイテム(例えば、特定のテニスプレイヤーのテニスキャップ)に対応する商品リンクを、数多くの商品リンクから、すぐに見つけることができないかもしれない。
それに加えて、商品リンクの数が多い場合には、動画像配信用コンテンツの領域の多くの部分を、商品リンクが占有する場合がある。このことは、動画像配信用コンテンツのユーザインタフェースの機能(例えば、動画プレイヤー、検索ボックス、ユーザによって選択され得るコンテンツ項目(例えば、メニュー、ボタン))を妨げる可能性がある。さらに、このことは、動画像配信用コンテンツのユーザインタフェースがすっきりしていないという印象を、ユーザに与える恐れがある。
そこで、図2の例示的な実施形態では、提示装置100は、動画像配信サービスのデザイアビリティ(desirability)(例えば、ユーザに対する動画配信プラットフォームの望ましさ)を向上させるために、以下に説明される提示処理を実行する。
以下に説明される提示処理の一例では、テニスのライブ動画が、動画像配信用コンテンツCVD11における第1の領域に表示される。さらに、テニスプレイヤーに関連する関連アイテムの情報が、動画像配信用コンテンツCVD11における第2の領域に表示される。この関連アイテムの情報は、「いいね」、「買いたい」等のユーザの意思を示すためのボタンを含む。これらのボタンは、ユーザの反応を受け付けるインタフェースとして機能する。さらに、関連アイテムを購入するための商品リンクが、動画像配信用コンテンツCVD11における第3の領域に表示される。そして、商品リンクが、関連アイテムに対するユーザの反応や、試合でのプレイヤーの活躍に応じて、動的に変更される。このため、ユーザは、ユーザ全体から好反応を得た関連アイテムの商品リンクや、試合で活躍するプレイヤーに関連する関連アイテムの商品リンクを、すぐに見つけることができる。
はじめに、提示装置100は、動画配信用コンテンツCVD11を、ユーザ装置10に提供する(ステップS11)。
図2の例では、提示装置100は、試合に出場するテニスプレイヤーが着用するアイテムと、このアイテムに対応する商品とを示す動画像情報を、図1の提供者装置200から、予め取得する。図2の例では、提供者装置200を管理する情報提供者は、例えば、試合の中継を行うエンティティ(例えば、放送事業者)である。提示装置100は、提供者装置200から予め取得された動画像情報に基づいて、ユーザ装置10のユーザに提示される販売情報(例えば、商品リンク等の商品コンテンツ)を、所定のリポジトリ(例えば、提示装置100の内の所定の記憶領域である販売情報記憶部123)から選択する。そして、提示装置100は、選択された商品コンテンツ(例えば、例示の商品コンテンツMC11)を含む動画配信用コンテンツCVD11を、ユーザ装置10に提供する。
図2に示されるように、例示の動画配信用コンテンツCVD11は、コミュニケーション用コンテンツCC11と、商品販売用コンテンツCMS11とを含む。図2の例では、テニスのライブ動画が、動画像配信用コンテンツCVD11における第1の領域に表示される。また、コミュニケーション用コンテンツCC11が、動画像配信用コンテンツCVD11における第2の領域に表示される。また、商品販売用コンテンツCMS11が、動画像配信用コンテンツCVD11における第3の領域に表示される。
コミュニケーション用コンテンツCC11は、例えば、ユーザ入力またはユーザインタラクションのためのインタフェースを含む。例えば、コミュニケーション用コンテンツCC11は、試合に出場するテニスプレイヤーが着用するアイテム(例えば、ポロシャツ)に対するユーザの反応を示すためのボタン(例えば、いいね!ボタン(Like Button)等のボタン)を含む。アイテムに対するユーザの反応を示すためのボタンは、例えば、このアイテムの情報(例えば、アイテムの特徴)を示す視覚インジケータ(例えば、テキストインジケータ)とともに表示される。
一例として、例示のコミュニケーション用コンテンツCC11に示されるように、「にこやかな目をした顔」の絵文字のボタンおよび「ハートの目をした顔」の絵文字のボタンが、テキスト「ポロシャツ」とともに表示される。「にこやかな目をした顔」の絵文字のボタンは、例えば、「いいね」、「気になる」等のユーザの反応に対応する。一方、「ハートの目をした顔」の絵文字のボタンは、例えば、「好き」、「(すぐに)買いたい」等のユーザの反応に対応する。各絵文字のボタンは、各絵文字ボタンが選択された回数を反映する値とともに表示される。
商品販売用コンテンツCMS11は、提示装置100によって選択された商品コンテンツを含む。商品販売用コンテンツCMS11は、複数のコンテンツスロットを含み得る。例えば、例示の商品販売用コンテンツCMS11に示されるように、提示装置100によって選択された商品コンテンツMC11が、複数のコンテンツスロットのうちの1つに表示される。なお、複数のコンテンツスロットの数は、例えば、特定のアイテムに対応する商品リンクを見つけようとする際のユーザエクスペリエンスを損なわせるほどの大きさではない数である。
次いで、提示装置100は、プレイヤーの活躍情報を、提供者装置200から取得する(ステップS12)。後述されるように、取得された活躍情報は、動画配信用コンテンツCVD11内に表示される商品コンテンツを更新するのに用いられる。
図2の例では、提示装置100は、試合に出場するテニスプレイヤーの活躍(例えば、パフォーマンス)に関する状況を示す活躍情報を、テニスのライブ動画の配信中に、提供者装置200から定期的に取得する。すなわち、提示装置100は、テニスプレイヤーの活躍情報を、リアルタイムに取得することができる。取得された活躍情報は、例えば、サーブ権を持つプレイヤーや、セットポイント、マッチポイントまたはチャンピョンシップポイントを握るプレイヤーを示す。
次いで、提示装置100は、動画配信用コンテンツCVD11に含まれるコミュニケーション用コンテンツCC11を介して、ユーザの反応情報を取得する(ステップS13)。後述されるように、取得された反応情報は、動画配信用コンテンツCVD11内に表示される商品コンテンツを更新するのに用いられる。
図2の例では、提示装置100は、コミュニケーション用コンテンツCC11を介して、試合に出場するテニスプレイヤーが着用するアイテムに対するユーザの反応を示す反応情報を取得する。上述の活躍情報の場合と同様に、提示装置100は、ユーザの反応情報を、リアルタイムに取得することができる。取得された反応情報は、例えば、上述の複数の絵文字ボタンのうちの1つが選択されたことを示す。したがって、取得された反応情報は、試合に出場するテニスプレイヤーや対戦相手が着用する複数のアイテムのうちのどのアイテムが、テニスのライブ動画を閲覧するユーザ(すなわち、テニスのライブ動画を閲覧するユーザ全体)に人気があるかを示し得る。
その後、提示装置100は、取得されたプレイヤーの活躍情報と、取得されたユーザの反応情報とに基づいて、商品販売用コンテンツCMS11内の商品コンテンツを動的に変更する(ステップS14)。ステップS14において、動画像の配信が終了していない場合に、提示装置100は、動画像の配信が終了するまで、ステップS12、ステップS13およびステップS14の一連の処理ステップを繰り返すことができる。
ステップS14において、提示装置100は、リアルタイムに取得されたプレイヤーの活躍情報と、リアルタイムに取得されたユーザの反応情報とに基づいて、動画配信用コンテンツCVD11内に表示される商品コンテンツの変更または更新を、動的に実行する。すなわち、提示装置100は、ユーザ装置10に表示された商品販売用コンテンツCMS11に、商品コンテンツの変更を、リアルタイムに反映させることができる。例えば、提示装置100は、ユーザ装置10に、動画像の配信中に、動画配信用コンテンツCVD11内に表示される商品コンテンツを変更し、動画配信用コンテンツCVD11内に、新たな商品コンテンツを表示させることができる。
一例として、提示装置100は、Ajax(Asynchronous JavaScript(登録商標) And XML)(例えば、ポーリング、ロングポーリング、コメット(Comet))等の手法により、プッシュの商品コンテンツの更新を実行することができる。別の例として、提示装置100は、ウェブソケット(WebSocket)、SSE(Sever Sent Event)等の手法により、プッシュの商品コンテンツの更新を実行してもよい。
図3は、販売情報を含む動画配信用コンテンツの一例を示す図である。図3の例では、販売情報を含む動画配信用コンテンツは、商品販売用コンテンツCMS11を含む動画配信用コンテンツCVD11として示されている。図3の動画配信用コンテンツCVD11は、時刻「T11」における動画配信用コンテンツCVD11である。時刻「T11」は、例えば、テニスプレイヤーおよび対戦相手がコートに入った時刻に対応する。
図3の例では、テニスプレイヤーTP1と、テニスプレイヤーTP1の対戦相手であるテニスプレイヤーTP2とが、テニスのライブ動画に映っている。このように、テニスプレイヤーTP1およびテニスプレイヤーTP2が、テニスのライブ動画内に表示される。図3に示されるように、テニスプレイヤーTP1は、ポロシャツPS1、テニスキャップTC1およびショートパンツSP1を着用している。一方、テニスプレイヤーTP2は、ポロシャツPS2、テニスヘッドバンドTH2およびショートパンツSP2を着用している。
例示のコミュニケーション用コンテンツCC11は、テキスト「テニスプレイヤーTP1のポロシャツ」、テキスト「テニスプレイヤーTP1のテニスキャップ」、テキスト「テニスプレイヤーTP1のショートパンツ」、テキスト「テニスプレイヤーTP2のポロシャツ」、テキスト「テニスプレイヤーTP2のテニスヘッドバンド」およびテキスト「テニスプレイヤーTP2のテニスヘッドバンド」を含む。図3に示されるように、これらのテキストの各々は、「にこやかな目をした顔」の絵文字のボタンおよび「ハートの目をした顔」の絵文字のボタンとともに表示される。
例示のコミュニケーション用コンテンツCC11において、テキスト「テニスプレイヤーTP1のポロシャツ」、テキスト「テニスプレイヤーTP1のテニスキャップ」、テキスト「テニスプレイヤーTP1のショートパンツ」、テキスト「テニスプレイヤーTP2のポロシャツ」、テキスト「テニスプレイヤーTP2のテニスヘッドバンド」およびテキスト「テニスプレイヤーTP2のショートパンツ」は、商品「ポロシャツPS1」、商品「テニスキャップTC1」、商品「ショートパンツSP1」、商品「ポロシャツPS2」、商品「ポテニスヘッドバンドTH2」および商品「ショートパンツSP2」にそれぞれ対応する。
例えば、ユーザが、テキスト「テニスプレイヤーTP1のポロシャツ」に隣接する「にこやかな目をした顔」の絵文字のボタンを選択した場合に、ユーザ装置10は、ユーザが「テニスプレイヤーTP1のポロシャツ」に関連付けられた「にこやかな目をした顔」の絵文字のボタンを選択したことを示す選択情報を、提示装置100に送信する。提示装置100は、Ajax等の手法により、ユーザ装置10に、この選択情報を提示装置100に非同期的に送信させることができる。その結果、提示装置100は、ユーザの反応情報として、選択情報をリアルタイムに取得することができる。この場合、ユーザの反応情報として取得された選択情報は、「テニスプレイヤーTP1のポロシャツ」に対するユーザの反応が「いいね」、「気になる」等の反応であることを示す。したがって、提示装置100は、「テニスプレイヤーTP1のポロシャツ」に対応する商品「ポロシャツPS1」に対するユーザの反応を、「いいね」、「気になる」等の反応として特定することができる。
図3の例では、商品販売用コンテンツCMS11は、時刻「T11」における商品販売用コンテンツCMS11である。時刻「T11」における商品販売用コンテンツCMS11は、提示装置100によって最初に選択された商品コンテンツを含む。図3の商品販売用コンテンツCMS11は、商品「ポロシャツPS1」に対応する商品コンテンツMC11および商品「ポロシャツPS2」に対応する商品コンテンツMC21を含む。
なお、図3の動画配信用コンテンツCVD11は、ビンテージを探すためのコンテンツ項目CI11およびチケットを探すためのコンテンツ項目CI12を含む。ビンテージを探すためのコンテンツ項目CI11は、例えば、ユーザが商品販売用コンテンツCMS11内に表示される商品コンテンツに対応するビンテージ品(すなわち、中古品)を購入することができる電子市場(例えば、オークションアプリ、オークションサイト)へのリンクである。また、チケットを探すためのコンテンツ項目CI12は、例えば、ユーザが次の試合のチケットを購入することができる電子市場(例えば、チケット予約アプリ、チケット予約サイト)へのリンクである。ビンテージを探すためのコンテンツ項目CI11およびチケットを探すためのコンテンツ項目CI12のいくつかの用途は、図6に関連して後述される。
図4は、販売情報を含む動画配信用コンテンツの一例を示す図である。図4の動画配信用コンテンツCVD11は、時刻「T12」における動画配信用コンテンツCVD11である。時刻「T12」は、図3の時刻「T11」よりも後の時刻である。時刻「T12」は、テニスプレイヤーTP1がサーブ権を持つ時刻に対応する。
図4の例では、ボールをサーブするテニスプレイヤーTP1が、テニスのライブ動画に映っている。図4の例では、提示装置100は、取得されたプレイヤーの活躍情報に基づいて、テニスプレイヤーTP1が、テニスのライブ動画に関する所定の条件を満たすかを判定する。テニスプレイヤーTP1がこの所定の条件を満たすと判例された場合に、提示装置100は、テニスプレイヤーTP1が着用するアイテムに対応する商品コンテンツを、テニスプレイヤーTP2が着用するアイテムに対応する商品コンテンツより優先的に、ユーザに提示する。テニスのライブ動画に関する所定の条件は、例えば、「プレイヤーが、サーブ権を持つ」という条件である。テニスのライブ動画に関する所定の条件は、「プレイヤーが、セットポイント、マッチポイントまたはチャンピョンシップポイントを握る」という条件であってよい。
図4の例では、提示装置100は、取得されたプレイヤーの活躍情報に基づいて、テニスプレイヤーTP1が、テニスのライブ動画に関する所定の条件を満たすと判定する。そして、提示装置100は、テニスプレイヤーTP1が着用するアイテムに対応する商品コンテンツを、テニスプレイヤーTP2が着用するアイテムに対応する商品コンテンツより優先的に、ユーザに提示する。
例えば、提示装置100は、動画配信用コンテンツCVD11内に表示される商品コンテンツを、「ポロシャツPS1に対応する商品コンテンツMC11およびポロシャツPS2に対応する商品コンテンツMC21」から「ポロシャツPS1に対応する商品コンテンツMC11およびテニスキャップTC1に対応する商品コンテンツMC12」に動的に変更する。提示装置100は、例えば、テニスプレイヤーTP1が着用するアイテムに対応する新たな商品コンテンツを所定のリポジトリから選択し、選択された商品コンテンツを、ユーザ装置10に非同期的に提供する。すなわち、提示装置100は、サーブ権を持つプレイヤーが着用するアイテムに対応する商品コンテンツが優先的に表示されるように、商品コンテンツをユーザに提示する。
図4の例では、商品販売用コンテンツCMS11は、時刻「T12」における商品販売用コンテンツCMS11である。上述のように、時刻「T12」における商品販売用コンテンツCMS11は、提示装置100によって新たに選択された商品コンテンツを含む。図4の商品販売用コンテンツCMS11は、ポロシャツPS1に対応する商品コンテンツMC11およびテニスキャップTC1に対応する新たな商品コンテンツMC12を含む。
図5は、販売情報を含む動画配信用コンテンツの一例を示す図である。図5の動画配信用コンテンツCVD11は、時刻「T13」における動画配信用コンテンツCVD11である。時刻「T13」は、図4の時刻「T12」よりも後の時刻である。時刻「T13」は、テニスプレイヤーTP2がサーブ権を持つ時刻に対応する。
図5の例では、ボールをサーブするテニスプレイヤーTP2が、テニスのライブ動画に映っている。図4の動画配信用コンテンツCVD11の場合と同様に、提示装置100は、取得されたプレイヤーの活躍情報に基づいて、テニスプレイヤーTP2が、テニスのライブ動画に関する所定の条件を満たすかを判定する。
図5の例では、提示装置100は、取得されたプレイヤーの活躍情報に基づいて、テニスプレイヤーTP2が、テニスのライブ動画に関する所定の条件を満たすと判定する。図5の例では、図4の例とは逆に、提示装置100は、テニスプレイヤーTP2が着用するアイテムに対応する商品コンテンツを、テニスプレイヤーTP1が着用するアイテムに対応する商品コンテンツより優先的にユーザに提示する。
例えば、提示装置100は、動画配信用コンテンツCVD11内に表示される商品コンテンツを、「ポロシャツPS1に対応する商品コンテンツMC11およびテニスキャップTC1に対応する商品コンテンツMC12」から「ポロシャツPS2に対応する商品コンテンツMC11およびテニスヘッドバンドTH2に対応する新たな商品コンテンツMC22」に動的に変更する。
図5の例では、商品販売用コンテンツCMS11は、時刻「T13」における商品販売用コンテンツCMS11である。図5の商品販売用コンテンツCMS11は、商品「ポロシャツPS2」に対応する商品コンテンツMC21および商品「テニスヘッドバンドTH2」に対応する新たな商品コンテンツMC22を含む。
図6は、販売情報を含む動画配信用コンテンツの一例を示す図である。図6の動画配信用コンテンツCVD11は、時刻「T14」における動画配信用コンテンツCVD11である。時刻「T14」は、図5の時刻「T13」よりも後の時刻である。時刻「T14」は、ユーザの反応が蓄積された時刻に対応する。より具体的には、時刻「T14」は、「テニスプレイヤーTP1のテニスキャップ」に関連付けられた「にこやかな目をした顔」の絵文字のボタンおよび「ハートの目をした顔」の絵文字のボタンが選択された回数が、試合に出場するテニスプレイヤーが着用する他のアイテムに関連付けられた「にこやかな目をした顔」の絵文字のボタンおよび「ハートの目をした顔」の絵文字のボタンが選択された回数よりも多い時刻に対応する。
図6の例では、フォアハンドでボールを打つテニスプレイヤーTP1が、テニスのライブ動画に映っている。図6の例では、提示装置100は、取得されたユーザの反応情報に基づいて、コミュニケーション用コンテンツCC11に含まれる複数のテキスト(すなわち、テニスプレイヤーTP1が着用する複数のアイテムおよびテニスプレイヤーTP2が着用する複数のアイテム)にそれぞれ対応する複数の商品の各々に、優先度を割り当てる。例えば、提示装置100は、「にこやかな目をした顔」の絵文字のボタンが選択された回数および「ハートの目をした顔」の絵文字のボタンが選択された回数の関数である優先度関数に基づいて、複数の商品の各々に、優先度の値を割り当てる。そして、提示装置100は、複数の商品の各々に対応する商品コンテンツが、複数の商品の各々に割り当てられた優先度の値に従って、商品販売用コンテンツCMS11に含まれる複数のコンテンツスロットのうちの1つに表示されるように、商品コンテンツをユーザに提示する。
図6の例では、例示のコミュニケーション用コンテンツCC11に示されるように、「テニスプレイヤーTP1のポロシャツ」に関連付けられた「にこやかな目をした顔」の絵文字のボタンの選択回数は、「50」である。また、「テニスプレイヤーTP1のポロシャツ」に関連付けられた「ハートの目をした顔」の絵文字のボタンの選択回数は、「10」である。一方、「テニスプレイヤーTP1のテニスキャップ」に関連付けられた「にこやかな目をした顔」の絵文字のボタンの選択回数は、「100」である。また、「テニスプレイヤーTP1のテニスキャップ」に関連付けられた「ハートの目をした顔」の絵文字のボタンの選択回数は、「50」である。
簡単のため、「にこやかな目をした顔」の絵文字のボタンが選択された回数および「ハートの目をした顔」の絵文字のボタンが選択された回数の関数である優先度関数p(ns,nh)が、「p(ns,nh)=ans+bnh+Cp」という形であると仮定する。ここで、「ns」および「nh」は、「にこやかな目をした顔」の絵文字のボタンの選択回数および「ハートの目をした顔」の絵文字のボタンの選択回数をそれぞれ表す。また、「a」および「b」は、係数パラメータである。「Cp」は、取得されたプレイヤーの活躍情報に関連する定数である。各アイテムの優先度の値は、優先度関数として表現され得る。
提示装置100は、上述の優先度関数を用いて、複数の商品の各々に、優先度の値を割り当てることができる。例えば、テニスプレイヤーが、テニスのライブ動画に関する所定の条件(例えば、「プレイヤーが、サーブ権を持つ」という条件)を満たす場合に、定数「Cp」の値は、「100」であってもよい。例えば、係数パラメータ「a」および「b」の値が、それぞれ「1」および「10」であり、かつテニスプレイヤーTP1が、サーブ権を持っている場合に、提示装置100は、「テニスプレイヤーTP1のポロシャツ」に優先度の値「250」を割り当てる。この場合、提示装置100は、「テニスプレイヤーTP1のテニスキャップ」に優先度の値「700」を割り当てる。係数パラメータ「a」および「b」の値が、それぞれ「1」および「2」であり、かつテニスプレイヤーTP2が、サーブ権を持っている場合には、提示装置100は、「テニスプレイヤーTP1のポロシャツ」に優先度の値「150」を割り当てる。この場合、提示装置100は、「テニスプレイヤーTP1のテニスキャップ」に優先度の値「600」を割り当てる。同様に、提示装置100は、試合に出場するテニスプレイヤーが着用する他のアイテムに対応する商品に、優先度の値を割り当てることができる。
優先度関数p(ns,nh)の係数パラメータおよび定数の設定に関しては、提示装置100は、「にこやかな目をした顔」の絵文字のボタンの選択回数および「ハートの目をした顔」の絵文字のボタンの選択回数による寄与が支配的になるように、上述の係数パラメータおよび定数を設定してもよい。例えば、提示装置100は、各ボタンの選択回数による寄与が、ユーザの反応が蓄積された試合の終盤で支配的になるように、上述の係数パラメータおよび定数を設定してもよい。
図6の例では、提示装置100は、各テニスプレイヤーが着用する複数のアイテムの各々に対応する商品コンテンツを、上述の優先度の値の順に並べる。図6の例では、商品販売用コンテンツCMS11は、時刻「T14」における商品販売用コンテンツCMS11である。図6の商品販売用コンテンツCMS11は、商品「テニスキャップTC1」に対応する新たな商品コンテンツMC12および商品「ポロシャツPS1」に対応する商品コンテンツMC11を含む。図6の例では、例示の商品販売用コンテンツCMS11に示されるように、より高い優先度の値が割り当てられたアイテムに対応する商品コンテンツが、より低い優先度の値が割り当てられたアイテムに対応する商品コンテンツより上に配置される。
例えば、優先度の値「700」または優先度の値「600」が割り当てられた「テニスプレイヤーTP1のテニスキャップ」に対応する新たな商品コンテンツMC12は、優先度の値「250」または優先度の値「150」が割り当てられた「テニスプレイヤーTP1のポロシャツ」に対応する商品コンテンツMC11より上に位置する。すなわち、高い優先度の値が割り当てられたアイテムに対応する商品コンテンツは、ユーザの目に留まり易い位置に配置される。
上述のビンテージを探すためのコンテンツ項目CI11の用途に関しては、商品コンテンツが、取得されたユーザの反応情報に基づいて提示された場合に、この商品コンテンツに対応する商品が高価であることが考えられる。例えば、テニスプレイヤーTP1が、100万円の高級腕時計EW11(図示せず)を着用する場合に、多くのユーザが、「高級腕時計EW11」に関連付けられた「ハートの目をした顔」の絵文字のボタン(例えば、「好き」、「買いたい」等のユーザの反応に対応するボタン)を選択するかもしれない。その結果、100万円の高級腕時計EW11に対応する商品コンテンツが、ユーザに提示されるかもしれない。しかしながら、ユーザは、ユーザが高級腕時計EW11を購入することができない、と思うかもしれない。この点に関し、ビンテージを探すためのコンテンツ項目CI11は、ユーザが、高級腕時計EW11に対応するビンテージ品(例えば、10万円の中古の高級腕時計EW11)を購入することを可能にする。
上述のチケットを探すためのコンテンツ項目CI12の用途に関しては、試合(例えば、準決勝)の結果を見てから、次の試合(例えば、決勝)のチケットを購入するかを決めることが考えられる。この点に関し、上述のチケットを探すためのコンテンツ項目CI12は、ユーザが、試合終了後すぐに次の試合のチケットを購入することを可能にする。
上述のように、実施形態に係る提示装置100は、スポーツのライブ動画内に表示されるプレイヤーの活躍(例えば、テニスプレイヤーのパフォーマンス)を示す活躍情報を取得する。さらに、実施形態に係る提示装置100は、このライブ動画内に表示されるプレイヤーに関連付けられたアイテム(例えば、プレイヤーが着用するアイテム)に対するユーザの反応を示す反応情報を取得する。そして、実施形態に係る提示装置100は、取得された活躍情報および反応情報に基づいて、動画配信用コンテンツでの表示のための商品コンテンツの優先度を設定し、ユーザ装置10に、より高い優先度を有する商品コンテンツを、より低い優先度を有する商品コンテンツより優先的に表示させる。
これにより、実施形態に係る提示装置100は、プレイヤーが試合で活躍している場面(例えば、プレイヤーが試合で重要な役割を果たす場面)において、ユーザが、このプレイヤーに関連付けられたアイテムに対応する商品を購入することを可能にする。さらに、実施形態に係る提示装置100は、ユーザが、スポーツのライブ動画を視聴しながら、その場で、プレイヤーに関連付けられたアイテムに対する反応を示し、このスポーツのライブ動画で人気のある商品を購入することを可能にする。このため、実施形態に係る提示装置100は、動画像配信サービスのデザイアビリティ(例えば、ユーザが動画像配信サービスを利用した時の嬉しさ)を向上させることができる。以下、このような提示処理を実現する提示装置100について詳細に説明する。
〔3.提示装置の構成〕
次に、図7を参照して、実施形態に係る提示装置100の構成例について説明する。図7は、実施形態に係る提示装置100の構成例を示す図である。図7に示すように、提示装置100は、通信部110と、記憶部120と、制御部130とを有する。なお、提示装置100は、提示装置100を利用する管理者等から各種操作を受け付ける入力部(例えば、キーボードやマウス等)や、各種情報を表示するための表示部(液晶ディスプレイ等)を有してもよい。
(通信部110)
通信部110は、例えば、NIC(Network Interface Card)等によって実現される。通信部110は、ネットワーク網と有線又は無線により接続され、ネットワーク網を介して、ユーザ装置10、提供者装置200および動画配信装置300との間で情報の送受信を行う。
(記憶部120)
記憶部120は、例えば、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ(Flash Memory)等の半導体メモリ素子、または、ハードディスク、光ディスク等の記憶装置によって実現される。図7に示すように、記憶部120は、動画配信用コンテンツ記憶部121と、動画像情報記憶部122と、販売情報記憶部123と、活躍情報記憶部124と、反応情報記憶部125とを有する。
(動画配信用コンテンツ記憶部121)
動画配信用コンテンツ記憶部121は、動画配信用コンテンツを記憶する。動画配信用コンテンツは、動画像が配信されるコンテンツである。動画配信用コンテンツ記憶部121は、例えば、受信部131によって受信された動画配信用コンテンツを記憶する。
動画配信用コンテンツは、動画アプリのページや、動画サイト等のコンテンツである。動画配信用コンテンツは、検索ボックス、動画のカテゴリ(例えば、トップ、スポーツ、音楽、ゲーム、ニュース等のカテゴリボタン)、動画プレイヤーといったコンテンツ項目を含んでもよい。動画配信用コンテンツの動画プレイヤーは、動画配信装置300から配信された動画像を再生することができる。動画配信用コンテンツ(例えば、動画配信用コンテンツのトップページ)は、ユーザに推薦される動画像のサムネイルを含んでもよい。
一例では、動画配信用コンテンツは、テニスのライブ動画が配信されるコンテンツである。
(動画像情報記憶部122)
図8は、実施形態に係る動画像情報記憶部122の一例を示す図である。動画像情報記憶部122は、動画像情報を記憶する。動画像情報は、動画像内のオブジェクト(すなわち、物体)と、このオブジェクトに関連付けられた取引対象(例えば、商品、サービス)とを示す情報である。動画像情報記憶部122は、例えば、受信部131によって受信された動画像情報を記憶する。
一例では、動画像情報は、試合に出場するテニスプレイヤーが着用するアイテムと、このアイテムに対応する商品とを示す情報である。
図8の例では、動画像情報記憶部122には、「動画像情報」が、「動画像ID」ごとに記憶される。例示として、「動画像情報」には、項目「カテゴリ」、項目「プレイヤー」、項目「商品」および項目「ラベル」が含まれる。
「動画像ID」は、動画像を識別するための識別子を示す。「カテゴリ」は、動画のカテゴリを示す。「プレイヤー」は、動画内に表示されるプレイヤー(例えば、アスリート)を示す。「商品」は、プレイヤーに関連付けられた商品を示す。「ラベル」は、商品に関連付けられたラベル(例えば、商品の特徴を示すテキスト)を示す。
例えば、図8は、動画像ID「V1」で識別される動画のカテゴリが、「テニスのライブ動画」であることを示している。また、例えば、図8は、動画像ID「V1」で識別される動画内に表示されるプレイヤーが、プレイヤー「テニスプレイヤーTP1」およびプレイヤー「テニスプレイヤーTP2」であることを示している。また、例えば、図8は、プレイヤー「テニスプレイヤーTP1」に関連付けられた商品が、商品「ポロシャツPS1」、商品「ショートパンツPS1」、商品「テニスキャップTC1」、商品「テニスラケットTR1」、商品「テニスリストバンドTW1」および商品「テニスシューズTS1」であることを示している。また、例えば、図8は、商品「ポロシャツPS1」品に関連付けられたラベルが、ラベル「テニスプレイヤーTP1のポロシャツ」であることを示している。
一例では、ラベル「テニスプレイヤーTP1のポロシャツ」のテキストが、テニスプレイヤーTP1が着用するアイテムの情報(すなわち、このアイテムの特徴)を示す視覚インジケータとして表示される。
(販売情報記憶部123)
図7に戻ると、販売情報記憶部123は、販売情報を記憶する。上述のように、販売情報は、動画像内のオブジェクトに対応する取引対象の購入を可能にする情報である。販売情報は、例えば、ユーザが、販売コンテンツ(例えば、ウェブサイトやアプリの商品購入ページ)で取引対象を購入することを可能にする商品購入情報である。販売情報記憶部123は、例えば、受信部131によって受信された販売情報(例えば、商品コンテンツ)を記憶する。
一例では、販売情報は、商品購入ページへの商品リンク等の商品コンテンツである。
(活躍情報記憶部124)
活躍情報記憶部124は、活躍情報を記憶する。活躍情報は、動画像内のオブジェクトに関連付けられ、かつこの動画像内に含まれる動作主(agent)の活躍(例えば、パフォーマンス)を示す情報である。例えば、活躍情報は、動作主(agent)の活躍の実績を示す。活躍情報記憶部124は、例えば、受信部131によって受信された活躍情報を記憶する。
一例では、活躍情報は、試合に出場するテニスプレイヤーの活躍(例えば、パフォーマンス)に関する状況を示す情報である。
(反応情報記憶部125)
反応情報記憶部125は、反応情報を記憶する。反応情報は、動画像内のオブジェクトに対するユーザの反応を示す情報である。反応情報記憶部125は、例えば、受信部131によって受信された反応情報を記憶する。
一例では、反応情報は、試合に出場するテニスプレイヤーが着用するアイテムに対するユーザの反応を示す情報である。
(制御部130)
制御部130は、コントローラ(controller)であり、例えば、CPU(Central Processing Unit)、MPU(Micro Processing Unit)等のプロセッサによって、提示装置100内部の記憶装置に記憶されている各種プログラム(提示プログラムの一例に相当)がRAM等を作業領域として実行されることにより実現される。また、制御部130は、コントローラ(controller)であり、例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等の集積回路により実現されてもよい。
制御部130は、図7に示すように、受信部131と、取得部132と、提示部133と、提供部134とを有し、以下に説明する情報処理の機能や作用を実現又は実行する。なお、制御部130の内部構成は、図7に示した構成に限られず、後述する情報処理を行う構成であれば他の構成であってもよい。
(受信部131)
受信部131は、上述の販売情報を提示するのに用いられる各種情報を受信する。
受信部131は、動画配信用コンテンツを受信する。例えば、受信部131は、所定の情報処理装置から、動画配信用コンテンツを受信する。例えば、受信部131は、提示装置100に関係するエンティティ(例えば、企業)の装置から、動画配信用コンテンツを受信する。受信部131は、ユーザインタフェースを介して、提示装置100のユーザから動画配信用コンテンツを受信してもよい。受信部131は、動画配信用コンテンツのコンテンツ情報(例えば、モジュール、コンポーネント等のデータ)を、動画配信用コンテンツとして受信してもよい。受信部131は、受信された動画配信用コンテンツを、動画配信用コンテンツ記憶部121に格納してもよい。
受信部131は、動画像情報を受信する。例えば、受信部131は、所定の情報処理装置から、動画像情報を受信する。例えば、受信部131は、図1の提供者装置200から、動画像情報を受信する。受信部131は、ユーザインタフェースを介して、提示装置100のユーザから動画像情報を受信してもよい。受信部131は、受信された動画像情報を、動画像情報記憶部122に格納してもよい。
受信部131は、動画像内のオブジェクトに対応する取引対象の購入を可能にする販売情報を受信する。受信部131は、上述の商品コンテンツを、販売情報として受信してもよい。例えば、受信部131は、所定の情報処理装置から、販売情報(例えば、商品コンテンツ)を受信する。例えば、受信部131は、提示装置100に関係するエンティティ(例えば、企業)の装置から、販売情報を受信する。受信部131は、ユーザインタフェースを介して、提示装置100のユーザから販売情報を受信してもよい。受信部131は、商品コンテンツのコンテンツ情報(例えば、モジュール、コンポーネント等のデータ)を、商品コンテンツとして受信してもよい。受信部131は、受信された販売情報を、販売情報記憶部123に格納してもよい。
受信部131は、活躍情報を受信する。例えば、受信部131は、所定の情報処理装置から、活躍情報を受信する。例えば、受信部131は、図1の提供者装置200から、活躍情報を受信する。受信部131は、ユーザインタフェースを介して、提示装置100のユーザから活躍情報を受信してもよい。受信部131は、受信された活躍情報を、活躍情報記憶部124に格納してもよい。
受信部131は、反応情報を受信する。例えば、受信部131は、所定の情報処理装置から、反応情報を受信する。例えば、受信部131は、提供部134によって提供された動画配信用コンテンツを介して、ユーザ装置10から反応情報を受信する。提示装置100に関係するエンティティ(例えば、企業)の装置から、反応情報を受信してもよい。受信部131は、ユーザインタフェースを介して、提示装置100のユーザから反応情報を受信してもよい。受信部131は、受信された反応情報を、反応情報記憶部125に格納してもよい。
受信部131は、提供部134によって提供されたコンテンツを介して、ユーザの購入履歴を示す購入履歴情報を受信してもよい。提供部134によって提供されたコンテンツは、ECサイトやECアプリのページであってもよい。
(取得部132)
取得部132は、上述の販売情報を提示するのに用いられる各種情報を取得する。
取得部132は、動画像内の複数のオブジェクトに対するユーザの反応を示す反応情報を取得する。例えば、取得された反応情報は、動画像内の複数のオブジェクトに対する1人または複数のユーザの反応を示す。1人または複数のユーザのうちの1人のユーザは、例えば、ユーザ装置101を利用する第1のユーザである。
例えば、取得部132は、動画像を配信するサービスを介して、反応情報を取得する。
また、例えば、取得部132は、動画像が配信されるコンテンツ内のインタフェースを介して、反応情報をユーザから取得する。例えば、取得部132は、動画像内の複数のオブジェクトに対するユーザの新たな反応を示す新たな反応情報を、動画像が配信されるコンテンツ内のインタフェースを介して、動画像の配信中に取得する。
一例では、取得部132は、提供部134によって提供された動画配信用コンテンツに含まれるコミュニケーション用コンテンツを介して、ユーザの反応情報を取得する。取得部132によって取得された反応情報は、提供部134によって提供された動画配信用コンテンツ内に表示される商品コンテンツを更新するのに用いられる。
例えば、取得部132は、コミュニケーション用コンテンツを介して、試合に出場するテニスプレイヤーが着用するアイテムに対するユーザの反応を示す反応情報を取得する。取得部132は、ユーザの反応情報を、リアルタイムに取得することができる。取得部132によって取得された反応情報は、例えば、コミュニケーション用コンテンツに含まれる複数の絵文字ボタンのうちの1つが選択されたことを示す。したがって、取得部132によって取得された反応情報は、試合に出場するテニスプレイヤーまたは対戦相手が着用する複数のアイテムのうちのどのアイテムが、テニスのライブ動画を閲覧するユーザ(例えば、テニスのライブ動画を閲覧するユーザ全体)に人気があるかを示し得る。
例えば、ユーザが、テキスト「第1のテニスプレイヤーのポロシャツ」に隣接する「にこやかな目をした顔」の絵文字のボタンを選択した場合に、ユーザ装置10は、ユーザが「第1のテニスプレイヤーのポロシャツ」に関連付けられた「にこやかな目をした顔」の絵文字のボタンを選択したことを示す選択情報を、提示装置100に送信する。提示部133によって提供される制御情報は、ユーザ装置10に、この選択情報を提示装置100に非同期的に送信させることができる。そして、受信部131は、ユーザ装置10からこの選択情報を受信する。その結果、取得部132は、ユーザの反応情報として、選択情報をリアルタイムに取得することができる。この場合、ユーザの反応情報として取得された選択情報は、「第1のテニスプレイヤーのポロシャツ」に対するユーザの反応が「いいね」、「気になる」等の反応であることを示す。したがって、取得部132は、「第1のテニスプレイヤーのポロシャツ」に対応する商品「第1のポロシャツ」に対するユーザの反応を、「いいね」、「気になる」等の反応として特定することができる。
別の例では、取得部132は、テニスプレイヤーが使用するアイテムに対するユーザの反応を示す反応情報を取得してもよい。テニスプレイヤーが使用するアイテムは、例えば、テニスプレイヤーが持参した特製ドリンクや、テニスプレイヤーが持参した食べ物でもよい。このようなアイテムは、テニスプレイヤーが休憩中であるときに、テニスのライブ動画内に表示され得る。
取得部132は、動画像内の複数のオブジェクトのうちの1つまたは複数のオブジェクトに関連付けられ、かつ動画像に含まれる複数の動作主の活躍を示す活躍情報を取得してもよい。例えば、取得部132は、複数のオブジェクトのうちの1つまたは複数のオブジェクトに関連付けられ、かつ動画像に含まれる複数の動作主の新たな活躍を示す新たな活躍情報を、動画像の配信中に取得してもよい。
一例では、取得部132は、プレイヤーの活躍情報を、提供者装置200から取得する。取得部132によって取得された活躍情報は、提供部134によって提供された動画配信用コンテンツ内に表示される商品コンテンツを更新するのに用いられる。
例えば、取得部132は、試合に出場するテニスプレイヤーの活躍(例えば、パフォーマンス)に関する状況を示す活躍情報を、テニスのライブ動画の配信中に、提供者装置200から定期的に取得する。このように、取得部132は、テニスプレイヤーの活躍情報を、リアルタイムに取得することができる。取得部132によって取得された活躍情報は、例えば、サーブ権を持つプレイヤーや、セットポイント、マッチポイントまたはチャンピョンシップポイントを握るプレイヤーを示す。
別の例では、取得部132によって取得された活躍情報は、テニスプレイヤーや対戦相手が休憩中であることを示してもよい。
取得部132は、受信部131によって受信された動画配信用コンテンツを取得してもよい。また、取得部132は、所定の記憶装置から、動画配信用コンテンツを取得してもよい。例えば、取得部132は、上述の動画配信用コンテンツ記憶部121から、動画配信用コンテンツを取得してもよい。取得部132は、取得された動画配信用コンテンツを、上述の動画配信用コンテンツ記憶部121に格納してもよい。
取得部132は、受信部131によって受信された動画像情報を取得してもよい。また、取得部132は、所定の記憶装置から、動画像情報を取得してもよい。例えば、取得部132は、上述の動画像情報記憶部122から、動画像情報を取得してもよい。取得部132は、取得された動画像情報を、上述の動画像情報記憶部122に格納してもよい。
一例では、取得部132は、試合に出場するテニスプレイヤーが着用するアイテムと、このアイテムに対応する商品とを示す動画像情報を、提供者装置200から、予め取得する。
取得部132は、受信部131によって受信された販売情報を取得してもよい。また、取得部132は、所定の記憶装置から、販売情報を取得してもよい。例えば、取得部132は、上述の販売情報記憶部123から、販売情報(例えば、商品コンテンツ)を取得してもよい。取得部132は、上述の販売情報記憶部123から、上述の商品コンテンツを、販売情報として取得してもよい。取得部132は、取得された販売情報(例えば、商品コンテンツ)を、上述の販売情報記憶部123に格納してもよい。
取得部132は、受信部131によって受信された活躍情報を取得してもよい。また、取得部132は、所定の記憶装置から、活躍情報を取得してもよい。例えば、取得部132は、上述の活躍情報記憶部124から、活躍情報を取得してもよい。取得部132は、取得された活躍情報を、上述の活躍情報記憶部124に格納してもよい。
取得部132は、受信部131によって受信された反応情報を取得してもよい。また、取得部132は、所定の記憶装置から、反応情報を取得してもよい。例えば、取得部132は、上述の反応情報記憶部125から、反応情報を取得してもよい。取得部132は、取得された反応情報を、上述の反応情報記憶部125に格納してもよい。
取得部132は、提供部134によって提供されたコンテンツを介して、ユーザの購入履歴を示す購入履歴情報を取得してもよい。例えば、取得部132は、受信部131によって受信された購入履歴情報を取得してもよい。
一例では、取得部132は、例えば、ECサイトやECアプリを介して、ユーザの購入履歴を取得することができる。
(提示部133)
提示部133は、動画像内のオブジェクトに対応する取引対象の購入を可能にする販売情報を提示する。例えば、提示部133は、ユーザ装置10を利用するユーザに、販売情報を提示する。言い換えると、提示部133は、ユーザ装置10上に販売情報を提示する。例えば、提示部133は、動画像が配信される動画配信用コンテンツ(例えば、動画アプリのページ、動画サイト)内に販売情報を提示する。より具体的には、提示部133は、ユーザ装置に販売情報を表示させることができる。例えば、提示部133は、ユーザ装置に販売情報を表示させる情報(例えば、クライアントサイドスクリプト)を、ユーザ装置10に提供することができる。一例として、提示部133は、提供部134によって提供される動画配信用コンテンツに、ユーザ装置に販売情報を表示させる情報を含めてもよい。
一例では、提示部133は、取得部132によって提供者装置200から予め取得された動画像情報に基づいて、ユーザ装置10のユーザに提示される販売情報(例えば、商品リンク等の商品コンテンツ)を、所定のリポジトリ(例えば、販売情報記憶部123)から選択する。
例えば、提示部133は、取得部132によって予め取得された動画像情報に基づいて、販売情報記憶部123から、提供部134によって提供される動画配信用コンテンツ内に最初に表示される商品コンテンツ(例えば、商品購入ページへの商品リンク)を選択する。選択された商品コンテンツは、試合に出場するテニスプレイヤーが着用する複数のアイテムのうちの1つ(例えば、ポロシャツ)に対応する。選択された商品コンテンツは、例えば、商品の画像(例えば、ポロシャツの画像)、商品の値段(例えば、¥3,000)および商品の購入のためのコンテンツ項目(例えば、ボタン「購入する」)を含んでもよい。そして、提示装置100の提供部134は、提示部133によって選択された商品コンテンツを含む動画配信用コンテンツを、ユーザ装置10に提供する。
最初に選択される商品コンテンツに関しては、提示部133は、商品販売用コンテンツ内にデフォルトで表示される商品コンテンツを、ユーザの購入履歴に基づいて、所定のリポジトリから選択してもよい。例えば、提示部133は、商品販売用コンテンツ内にデフォルトで表示される商品コンテンツを、取得部132によって取得されたユーザの購入履歴に基づいて、販売情報記憶部123から選択してもよい。例えば、提示部133は、取得部132によって取得されたユーザの購入履歴に基づいて、特定のECサイトやECアプリで人気のある商品に対応し、かつ試合に出場するテニスプレイヤーが着用するアイテムに対応する商品コンテンツを、販売情報記憶部123から選択してもよい。
一例では、提示部133は、プレイヤー(例えば、テニスプレイヤー)に関連する関連アイテム(例えば、ポロシャツ)を購入するためのコンポーネントを、試合でのプレイヤーの活躍や、関連アイテムに対するユーザの反応に応じて、動的に変更する。例えば、提示部133は、取得部132によって取得されたプレイヤーの活躍情報と、取得部132によって取得されたユーザの反応情報とに基づいて、商品販売用コンテンツ内の商品コンテンツを動的に変更する。
一例では、提示部133は、取得部132によってリアルタイムに取得されたプレイヤーの活躍情報と、取得部132によってリアルタイムに取得されたユーザの反応情報とに基づいて、動画配信用コンテンツ内に表示される商品コンテンツの変更または更新を、動的に実行することができる。すなわち、提示部133は、ユーザ装置10に表示された商品販売用コンテンツに、商品コンテンツの変更を、リアルタイムに反映させることができる。例えば、提示部133は、ユーザ装置10に、動画像の配信中に、動画配信用コンテンツ内に表示される商品コンテンツを変更し、動画配信用コンテンツ内に、新たな商品コンテンツを表示させることができる。
一例では、提示装置100は、Ajax(例えば、ポーリング、ロングポーリング、コメット)等の手法により、プッシュの商品コンテンツの更新を実行することができる。別の例では、提示装置100は、ウェブソケット、SSE等の手法により、プッシュの商品コンテンツの更新を実行してもよい。
Ajax等の手法に関しては、提示部133は、クライアントサイドスクリプトとして、制御情報を、ユーザ装置10に提供することができる。例えば、提示部133は、JavaScript(登録商標)等のスクリプト言語で記述された制御情報を、提供部134によって提供される動画配信用コンテンツとともに、ユーザ装置10に提供する。例えば、提供部134によって提供される動画配信用コンテンツは、商品コンテンツを要求する命令を含む。この場合、ユーザ装置10は、動画配信用コンテンツに含まれる命令に従って、商品コンテンツを取得するための要求を、提示装置100に送信する。商品コンテンツを取得するための要求が、受信部131によって受信された場合に、提示部133は、商品コンテンツとともに、制御情報をユーザ装置10に提供する。このようにして、提示部133は、提供部134によって提供される動画配信用コンテンツとともに、制御情報を、ユーザ装置10に提供することができる。
提供部134によって提供される動画配信用コンテンツは、提示部133によって提供される制御情報に対応するタグ(例えば、スクリプトタグ)を含んでもよい。動画配信用コンテンツのコンポーネントは、JavaScript(登録商標)クラスを含んでもよい。制御情報は、JavaScript(登録商標)ライブラリや、JavaScript(登録商標)フレームワークに基づき得る。より具体的には、このような制御情報は、DOM(Document Object Model)等のプログラミングインタフェースを用いて、ユーザ装置10に、動画配信用コンテンツのコンポーネント(例えば、HTML(Hyper Text Markup Language)、XMLExtensible Markup Language)、CSS(Cascading Style Sheets)等のビュー)の更新を、非同期的に実行させることができる。
例えば、提示部133によって提供された制御情報は、ユーザ装置10に、ユーザの反応情報を提示装置100に非同期的に送信させることができる。その結果、提示部133は、取得部132によってユーザ装置10から取得された反応情報に基づいて、ユーザに提示される新たな商品コンテンツを所定のリポジトリから選択し、選択された商品コンテンツを、ユーザ装置10に非同期的に提供することができる。このようにして、提示部133によって提供された制御情報は、ユーザ装置10に、動画配信用コンテンツ内に表示される商品コンテンツを、リアルタイムに更新させることができる。
提示部133は、取得部132によって取得された活躍情報に基づく優先度に従って、動画像を閲覧するユーザに販売情報を提示してもよい。
例えば、提示部133は、取得部132によって取得された活躍情報に基づいて、動画像内の複数のオブジェクトのうちの第1のオブジェクトに関連付けられた複数の動作主のうちの第1の動作主より活躍している複数の動作主のうちの第2の動作主に関連付けられた動画像内の複数のオブジェクトのうちの第2のオブジェクトに対応する取引対象の購入を可能にする販売情報を、この第1のオブジェクトに対応する取引対象の購入を可能にする販売情報より優先的に、動画像を閲覧するユーザに提示してもよい。
例えば、提示部133は、取得部132によって取得された活躍情報によって示される第1の動作主の活躍または取得部132によって取得された活躍情報によって示される第2の動作主の活躍が所定の条件を満たすか否かを判定し、第1の動作主の活躍または第2の動作主の活躍が所定の条件を満たすと判定された場合に、第2の動作主が第1の動作主より活躍していると判定し、第1の動作主より活躍している第2の動作主に関連付けられた第2のオブジェクトに対応する取引対象の購入を可能にする販売情報を、第1の動作主に関連付けられた第1のオブジェクトに対応する取引対象の購入を可能にする販売情報より優先的に、動画像を閲覧するユーザに提示してもよい。
提示部133は、取得部132によって取得された新たな活躍情報に基づく優先度に従って、動画像を閲覧するユーザに提示された販売情報を、動画像の配信中に動的に更新してもよい。
一例では、提示部133は、取得部132によって取得されたプレイヤーの活躍情報に基づいて、第1のテニスプレイヤーが、テニスのライブ動画に関する所定の条件を満たすかを判定する。第1のテニスプレイヤーがこの所定の条件を満たすと判例された場合に、提示部133は、第1のテニスプレイヤーが着用するアイテムに対応する商品コンテンツを、第2のテニスプレイヤーが着用するアイテムに対応する商品コンテンツより優先的に、ユーザに提示する。テニスのライブ動画に関する所定の条件は、例えば、「プレイヤーが、サーブ権を持つ」という条件である。テニスのライブ動画に関する所定の条件は、「プレイヤーが、セットポイント、マッチポイントまたはチャンピョンシップポイントを握る」という条件であってよい。あるいは、テニスのライブ動画に関する所定の条件は、「プレイヤーが、試合に勝つ」という条件であってよい。
一例では、提示部133は、取得部132によって取得されたプレイヤーの活躍情報に基づいて、第1のテニスプレイヤーが、テニスのライブ動画に関する所定の条件を満たすと判定する。そして、提示部133は、第1のテニスプレイヤーが着用するアイテムに対応する商品コンテンツを、第2のテニスプレイヤーが着用するアイテムに対応する商品コンテンツより優先的に、ユーザに提示する。
例えば、提示部133は、提供部134によって提供された動画配信用コンテンツ内に表示される商品コンテンツを、「第1のポロシャツに対応する商品コンテンツおよび第2のポロシャツに対応する商品コンテンツ」から「第1のポロシャツに対応する商品コンテンツおよび第1のテニスキャップに対応する商品コンテンツ」に動的に変更する。提示部133は、例えば、第1のテニスプレイヤーが着用するアイテムに対応する新たな商品コンテンツを所定のリポジトリから選択し、選択された商品コンテンツを、ユーザ装置10に非同期的に提供する。すなわち、提示部133は、サーブ権を持つプレイヤーが着用するアイテムに対応する商品コンテンツが優先的に表示されるように、商品コンテンツをユーザに提示する。
図2の例示的な実施形態では、提示装置100(例えば、提示部133)は、取得されたプレイヤーの活躍情報(例えば、取得部132によって取得されたプレイヤーの活躍情報)と、取得されたユーザの反応情報(例えば、取得部132によって取得されたユーザの反応情報)とに基づいて、商品販売用コンテンツ内の商品コンテンツを動的に変更しているが、これに限定されるものではない。提示部133は、取得部132によって取得された反応情報に基づく優先度に従って、動画像内の複数のオブジェクトのうちの1つのオブジェクトに対応する取引対象の購入を可能にする販売情報を、動画像を閲覧するユーザに提示せずに、取得部132によって取得された活躍情報に基づく優先度に従って、動画像を閲覧するユーザに販売情報を提示してもよい。例えば、提示部133は、取得部132によって取得されたプレイヤーの活躍情報に基づいて、商品販売用コンテンツ内の商品コンテンツを動的に変更してもよい。
提示部133は、取得部132によって取得された反応情報に基づく優先度に従って、動画像内の複数のオブジェクトのうちの1つのオブジェクトに対応する取引対象の購入を可能にする販売情報を、動画像を閲覧するユーザに提示する。例えば、提示部133は、動画像内の複数のオブジェクトに対する1人または複数のユーザの反応を示す反応情報に基づく優先度に従って、1人または複数のユーザのうちの1人のユーザに、販売情報を提示する。反応情報は、例えば、動画像内の複数のオブジェクトに対する第1のユーザの反応を示す。販売情報は、ユーザ装置101を利用する第1のユーザに提示されてもよく、および/またはユーザ装置102を利用する第2のユーザに提示されてもよい。
例えば、提示部133は、取得部132によって取得された反応情報に基づいて、動画像内の複数のオブジェクトのうちの第1のオブジェクトに対するユーザの反応よりも肯定的なユーザの反応が示された動画像内の複数のオブジェクトのうちの第2のオブジェクトに対応する取引対象の購入を可能にする販売情報を、この第1のオブジェクトに対応する取引対象の購入を可能にする販売情報より優先的に、動画像を閲覧するユーザに提示する。
また、例えば、提示部133は、取得部132によって取得された反応情報に基づいて、動画像内の複数のオブジェクトのうちの第1のオブジェクトおよび第2のオブジェクトに、第1の優先度およびこの第1の優先度より高い第2の優先度をそれぞれ割り当て、この第2の優先度が割り当てられたこの第2のオブジェクトに対応する取引対象の購入を可能にする販売情報を、この第1の優先度が割り当てられたこの第1のオブジェクトに対応する取引対象の購入を可能にする販売情報よりも優先して提示する。
また、例えば、提示部133は、取得部132によって取得された反応情報に基づく優先度に従って、動画像を配信するサービスを介して、動画像を閲覧するユーザに販売情報を提示する。
また、例えば、提示部133は、取得部132によって取得された反応情報に基づく優先度に従って、動画像が配信されるコンテンツ内に、販売情報を提示する。例えば、提示部133は、取得部132によって取得された新たな反応情報に基づく優先度に従って、動画像が配信されるコンテンツ内に提示された販売情報を、動画像の配信中に動的に更新する。
一例では、提示部133は、取得部132によって取得されたユーザの反応情報に基づいて、提供部134によって提供されたコミュニケーション用コンテンツに含まれる複数のテキスト(例えば、第1のテニスプレイヤーが着用する複数のアイテムおよび第2のテニスプレイヤーが着用する複数のアイテム)にそれぞれ対応する複数の商品の各々に、優先度を割り当てる。例えば、提示部133は、「にこやかな目をした顔」の絵文字のボタンが選択された回数および「ハートの目をした顔」の絵文字のボタンが選択された回数の関数である優先度関数に基づいて、複数の商品の各々に、優先度の値を割り当てる。そして、提示部133は、複数の商品の各々に対応する商品コンテンツが、複数の商品の各々に割り当てられた優先度の値に従って、商品販売用コンテンツに含まれる複数のコンテンツスロットのうちの1つに表示されるように、商品コンテンツをユーザに提示する。
一例では、「第1のテニスプレイヤーのポロシャツ」に関連付けられた「にこやかな目をした顔」の絵文字のボタンの選択回数は、「50」である。また、「第1のテニスプレイヤーのポロシャツ」に関連付けられた「ハートの目をした顔」の絵文字のボタンの選択回数は、「10」である。一方、「第1のテニスプレイヤーのテニスキャップ」に関連付けられた「にこやかな目をした顔」の絵文字のボタンの選択回数は、「100」である。また、「第1のテニスプレイヤーのテニスキャップ」に関連付けられた「ハートの目をした顔」の絵文字のボタンの選択回数は、「50」である。
簡単のため、「にこやかな目をした顔」の絵文字のボタンが選択された回数および「ハートの目をした顔」の絵文字のボタンが選択された回数の関数である優先度関数p(ns,nh)が、「p(ns,nh)=ans+bnh+Cp」という形であると仮定する。ここで、「ns」および「nh」は、「にこやかな目をした顔」の絵文字のボタンの選択回数および「ハートの目をした顔」の絵文字のボタンの選択回数をそれぞれ表す。また、「a」および「b」は、係数パラメータである。「Cp」は、取得されたプレイヤーの活躍情報に関連する定数である。各アイテムの優先度の値は、優先度関数として表現され得る。
例えば、テニスプレイヤーが、テニスのライブ動画に関する所定の条件(例えば、「プレイヤーが、サーブ権を持つ」という条件)を満たす場合に、定数「Cp」の値は、「100」であってもよい。例えば、係数パラメータ「a」および「b」の値が、それぞれ「1」および「10」であり、かつ第1のテニスプレイヤーが、サーブ権を持っている場合に、提示部133は、「第1のテニスプレイヤーのポロシャツ」に優先度の値「250」を割り当てる。この場合、提示部133は、「第1のテニスプレイヤーのテニスキャップ」に優先度の値「700」を割り当てる。係数パラメータ「a」および「b」の値が、それぞれ「1」および「2」であり、かつ第2のテニスプレイヤーが、サーブ権を持っている場合には、提示部133は、「第1のテニスプレイヤーのポロシャツ」に優先度の値「150」を割り当てる。この場合、提示部133は、「第1のテニスプレイヤーのテニスキャップ」に優先度の値「600」を割り当てる。同様に、提示部133は、試合に出場するテニスプレイヤーが着用する他のアイテムに対応する商品に、優先度の値を割り当てることができる。
優先度関数p(ns,nh)の係数パラメータおよび定数の設定に関しては、提示部133は、「にこやかな目をした顔」の絵文字のボタンの選択回数および「ハートの目をした顔」の絵文字のボタンの選択回数による寄与が支配的になるように、上述の係数パラメータおよび定数を設定してもよい。例えば、提示部133は、各ボタンの選択回数による寄与が、ユーザの反応が蓄積された試合の終盤で支配的になるように、上述の係数パラメータおよび定数を設定してもよい。なお、テニスプレイヤーが、「プレイヤーが、試合に勝つ」という条件を満たす場合に、定数「Cp」の値は、「1000」であってもよい。すなわち、提示部133は、試合に勝ったテニスプレイヤーに関連付けられたアイテムに対応する商品コンテンツを、試合に負けたテニスプレイヤーに関連付けられたアイテムに対応する商品コンテンツより優先的に、ユーザに提示してもよい。
一例では、提示部133は、各テニスプレイヤーが着用する複数のアイテムの各々に対応する商品コンテンツを、上述の優先度の値の順に並べる。例えば、より高い優先度の値が割り当てられたアイテムに対応する商品コンテンツが、より低い優先度の値が割り当てられたアイテムに対応する商品コンテンツより上に配置される。
例えば、優先度の値「700」または優先度の値「600」が割り当てられた「第1のテニスプレイヤーのテニスキャップ」に対応する新たな商品コンテンツは、優先度の値「250」または優先度の値「150」が割り当てられた「第1のテニスプレイヤーのポロシャツ」に対応する商品コンテンツより上に位置する。すなわち、高い優先度の値が割り当てられたアイテムに対応する商品コンテンツは、ユーザの目に留まり易い位置に配置される。
図2の例示的な実施形態では、提示装置100(例えば、提示部133)は、取得されたプレイヤーの活躍情報(例えば、取得部132によって取得されたプレイヤーの活躍情報)と、取得されたユーザの反応情報(例えば、取得部132によって取得されたユーザの反応情報)とに基づいて、商品販売用コンテンツ内の商品コンテンツを動的に変更しているが、これに限定されるものではない。提示部133は、取得部132によって取得された活躍情報に基づく優先度に従って、動画像を閲覧するユーザに販売情報を提示せずに、取得部132によって取得された反応情報に基づく優先度に従って、動画像内の複数のオブジェクトのうちの1つのオブジェクトに対応する取引対象の購入を可能にする販売情報を、動画像を閲覧するユーザに提示してもよい。例えば、提示部133は、取得部132によって取得されたユーザの反応情報に基づいて、商品販売用コンテンツ内の商品コンテンツを動的に変更してもよい。
(提供部134)
提供部134は、ユーザ装置10に、動画像配信サービスを、ユーザ装置10に提供する。動画像配信サービスは、例えば、ユーザが動画像を閲覧することを可能にする動画アプリや動画サイト等の動画配信プラットフォームである。例えば、提供部134は、動画アプリを介して、動画配信用コンテンツを、ユーザ装置10に提供する。提供部134は、ブラウザを介して、動画配信用コンテンツ(例えば、動画サイト)を、ユーザ装置10に提供してもよい。動画配信用コンテンツの送信要求をユーザ装置10から受信することに応じて、提供部134は、動画配信用コンテンツを、ユーザ装置10に提供することができる。
一例では、提供部134は、動画配信用コンテンツを、ユーザ装置10に提供する。提供部134は、例えば、受信部131によって受信された動画配信用コンテンツを、ユーザ装置10に提供する。提供部134は、上述の動画配信用コンテンツ記憶部121から、動画配信用コンテンツを取得してもよい。提供部134は、取得された動画配信用コンテンツを、ユーザ装置10に提供してもよい。
例えば、提供部134は、テニスのライブ動画が配信される動画像配信用コンテンツを、ユーザ装置10に提供する。この場合、動画配信装置300は、提供部134によって提供された動画像配信用コンテンツに、テニスのライブ動画を配信する。これにより、ユーザ装置10のユーザは、テニスのライブ動画を閲覧することができる。
一例では、スポーツ(例えば、テニス)のライブ動画が、動画像配信用コンテンツにおける第1の領域に表示される。また、プレイヤー(例えば、テニスプレイヤー)に関連する関連アイテム(例えば、ポロシャツ)の情報が、動画像配信用コンテンツにおける第2の領域に表示される。また、関連アイテムを購入するためのコンポーネント(例えば、商品リンク)が、動画像配信用コンテンツにおける第3の領域に表示される。
一例では、動画配信用コンテンツは、コミュニケーション用コンテンツと、商品販売用コンテンツとを含む。この例では、テニスのライブ動画が、動画像配信用コンテンツにおける第1の領域に表示される。また、コミュニケーション用コンテンツが、動画像配信用コンテンツにおける第2の領域に表示される。また、商品販売用コンテンツが、動画像配信用コンテンツにおける第3の領域に表示される。上述のように、提供部134は、提示部133によって選択された商品コンテンツを含む動画配信用コンテンツを、ユーザ装置10に提供することができる。
一例では、上述のコミュニケーション用コンテンツは、例えば、ユーザ入力またはユーザインタラクションのためのインタフェースを含む。例えば、コミュニケーション用コンテンツは、試合に出場するテニスプレイヤーが着用するアイテム(例えば、ポロシャツ)に対するユーザの反応を示すためのボタン(例えば、いいね!ボタン等のボタン)を含む。アイテムに対するユーザの反応を示すためのボタンは、例えば、このアイテムの情報(例えば、アイテムの特徴)を示す視覚インジケータ(例えば、テキストインジケータ)とともに表示される。
例えば、「にこやかな目をした顔」の絵文字のボタンおよび「ハートの目をした顔」の絵文字のボタンが、テキスト「ポロシャツ」とともに表示される。「にこやかな目をした顔」の絵文字のボタンは、例えば、「いいね」、「気になる」等のユーザの反応に対応する。一方、「ハートの目をした顔」の絵文字のボタンは、例えば、「好き」、「(すぐに)買いたい」等のユーザの反応に対応する。各絵文字のボタンは、各絵文字ボタンが選択された回数を反映する値とともに表示されてもよい。
一例では、上述の商品販売用コンテンツは、提示部133によって選択された商品コンテンツを含む。例えば、商品販売用コンテンツは、複数のコンテンツスロットを含む。例えば、提示部133によって選択された商品コンテンツが、複数のコンテンツスロットのうちの1つに表示される。複数のコンテンツスロットの数は、例えば、特定のアイテムに対応する商品リンクを見つけようとする際のユーザエクスペリエンスを損なわせるほどの大きさではない数である。
一例では、動画配信用コンテンツは、ビンテージを探すためのコンテンツ項目およびチケットを探すためのコンテンツ項目を含む。ビンテージを探すためのコンテンツ項目は、例えば、ユーザが商品販売用コンテンツ内に表示される商品コンテンツに対応するビンテージ品(すなわち、中古品)を購入することができる電子市場(例えば、オークションアプリ、オークションサイト)へのリンクである。また、チケットを探すためのコンテンツ項目は、例えば、ユーザが次の試合のチケットを購入することができる電子市場(例えば、チケット予約アプリ、チケット予約サイト)へのリンクである。
上述の実施形態では、提示部133が、ユーザ装置10にユーザの反応情報を提示装置100に非同期的に送信させることができる制御情報を、ユーザ装置10に提供しているが、これに限定されるものではない。提供部134は、このような制御情報とともに、動画配信用コンテンツを、ユーザ装置10に提供してもよい。あるいは、提供部134によって提供される動画配信用コンテンツは、提示部133によって提供される制御情報を含んでもよい。例えば、提供部134は、提示部133によって提供される制御情報を、動画配信用コンテンツに含めてもよい。
〔4.提示処理のフロー〕
次に、実施形態に係る提示装置100による提示処理の手順について説明する。図9は、実施形態に係る提示装置100によって実行される、販売情報を提示するための処理手順を示すフローチャートである。
図9に示すように、はじめに、提示装置100の取得部132は、動画像内の複数のオブジェクトに対するユーザの反応を示す反応情報を取得する(ステップS101)。例えば、取得された反応情報は、動画像内の複数のオブジェクトに対する1人または複数のユーザの反応を示す。1人または複数のユーザのうちの1人のユーザは、例えば、ユーザ装置101を利用する第1のユーザである。
例えば、取得部132は、動画像を配信するサービスを介して、反応情報を取得する。
また、例えば、取得部132は、動画像が配信されるコンテンツ内のインタフェースを介して、反応情報をユーザから取得する。例えば、取得部132は、動画像内の複数のオブジェクトに対するユーザの新たな反応を示す新たな反応情報を、動画像が配信されるコンテンツ内のインタフェースを介して、動画像の配信中に取得する。
次いで、提示部133は、取得部132によって取得された反応情報に基づく優先度に従って、動画像内の複数のオブジェクトのうちの1つのオブジェクトに対応する取引対象の購入を可能にする販売情報を、動画像を閲覧するユーザに提示する(ステップS102)。例えば、提示部133は、動画像内の複数のオブジェクトに対する1人または複数のユーザの反応を示す反応情報に基づく優先度に従って、1人または複数のユーザのうちの1人のユーザに、販売情報を提示する。反応情報は、例えば、動画像内の複数のオブジェクトに対する第1のユーザの反応を示す。販売情報は、ユーザ装置101を利用する第1のユーザに提示されてもよく、および/またはユーザ装置102を利用する第2のユーザに提示されてもよい。
例えば、提示部133は、取得部132によって取得された反応情報に基づいて、動画像内の複数のオブジェクトのうちの第1のオブジェクトに対するユーザの反応よりも肯定的なユーザの反応が示された動画像内の複数のオブジェクトのうちの第2のオブジェクトに対応する取引対象の購入を可能にする販売情報を、この第1のオブジェクトに対応する取引対象の購入を可能にする販売情報より優先的に、動画像を閲覧するユーザに提示する。
また、例えば、提示部133は、取得部132によって取得された反応情報に基づいて、動画像内の複数のオブジェクトのうちの第1のオブジェクトおよび第2のオブジェクトに、第1の優先度およびこの第1の優先度より高い第2の優先度をそれぞれ割り当て、この第2の優先度が割り当てられたこの第2のオブジェクトに対応する取引対象の購入を可能にする販売情報を、この第1の優先度が割り当てられたこの第1のオブジェクトに対応する取引対象の購入を可能にする販売情報よりも優先して提示する。
また、例えば、提示部133は、取得部132によって取得された反応情報に基づく優先度に従って、動画像を配信するサービスを介して、動画像を閲覧するユーザに販売情報を提示する。
また、例えば、提示部133は、取得部132によって取得された反応情報に基づく優先度に従って、動画像が配信されるコンテンツ内に、販売情報を提示する。例えば、提示部133は、取得部132によって取得された新たな反応情報に基づく優先度に従って、動画像が配信されるコンテンツ内に提示された販売情報を、動画像の配信中に動的に更新する。
〔5.変形例〕
上述の実施形態に係る提示装置100は、上述の実施形態以外にも、種々の異なる形態で実施されてよい。そこで、以下では、上記の提示装置100の他の実施形態について説明する。
〔5−1.販売情報の提示タイミング〕
図2の例示的な実施形態では、提示装置100(例えば、提供部134)は、コミュニケーション用コンテンツおよび商品販売用コンテンツを含む動画配信用コンテンツを、ユーザ装置10に提供しているが、これに限定されるものではない。提示装置100の提供部134は、動画像内に表示される動作主の活躍(例えば、テニスのライブ動画に表示されるテニスプレイヤーの活躍)のタイミングによって、コミュニケーション用コンテンツおよび商品販売用コンテンツを含まない動画配信用コンテンツを、ユーザ装置10に提供してもよい。
はじめに、提供部134は、コミュニケーション用コンテンツおよび商品販売用コンテンツを含まない動画配信用コンテンツを、ユーザ装置10に提供してもよい。例えば、テニスプレイヤーおよび対戦相手がコートに入っていない場合に、提供部134は、コミュニケーション用コンテンツおよび商品販売用コンテンツを含まない動画配信用コンテンツを、ユーザ装置10に提供してもよい。次いで、受信部131は、テニスプレイヤーおよび対戦相手がコートに入ったことを示す活躍情報を、提供者装置200から受信してもよい。テニスプレイヤーおよび対戦相手がコートに入ったことを示す活躍情報が、受信部131によって受信された場合に、提示部133は、コミュニケーション用コンテンツおよび商品販売用コンテンツを、動画配信用コンテンツ内に提示してもよい。例えば、提示部133は、テニスプレイヤーおよび対戦相手がコートに入った時に、テニスプレイヤーおよび対戦相手に関連する関連アイテムに対するユーザの反応を示すためのボタンを、ユーザに提示してもよい。さらに、提示部133は、テニスプレイヤーおよび対戦相手がコートに入った時に、テニスプレイヤーおよび対戦相手に関連する関連アイテムに対応する商品コンテンツを、ユーザに提示してもよい。
受信部131は、テニスプレイヤーや対戦相手が休憩中であることを示す活躍情報を、提供者装置200から受信してもよい。テニスプレイヤーや対戦相手が休憩中であることを示す活躍情報が、受信部131によって受信された場合に、提示部133は、コミュニケーション用コンテンツおよび商品販売用コンテンツを、動画配信用コンテンツ内に提示してもよい。例えば、提示部133は、テニスプレイヤーおよび対戦相手が休憩している時に、テニスプレイヤーおよび対戦相手に関連する関連アイテムに対するユーザの反応を示すためのボタンを、ユーザに提示してもよい。さらに、提示部133は、テニスプレイヤーおよび対戦相手が休憩している時に、テニスプレイヤーおよび対戦相手に関連する関連アイテムに対応する商品コンテンツを、ユーザに提示してもよい。この場合、テニスプレイヤーおよび対戦相手に関連する関連アイテムは、例えば、テニスプレイヤーが持参した特製ドリンク、テニスプレイヤーが持参した食べ物等の関連アイテムであってもよい。
テニスプレイヤーおよび対戦相手が試合をしていることを示す活躍情報が、受信部131によって受信された場合に、提示部133は、コミュニケーション用コンテンツおよび商品販売用コンテンツを、動画配信用コンテンツ内に提示しなくてもよい。言い換えると、提示部133は、コミュニケーション用コンテンツおよび商品販売用コンテンツが試合の視聴を妨げない時に、コミュニケーション用コンテンツおよび商品販売用コンテンツを、動画配信用コンテンツ内に提示してもよい。
〔5−2.動画像のカテゴリ〕
図2、図3、図4、図5および図6の例示的な実施形態では、提示装置100(例えば、提供部134)は、テニスのライブ動画が配信される動画像配信用コンテンツを、ユーザ装置10に提供しているが、これに限定されるものではない。提示装置100の提供部134は、他のスポーツのライブ動画が配信される動画像配信用コンテンツを、ユーザ装置10に提供してもよい。例えば、提供部134は、野球、サッカー、ゴルフ等のスポーツのライブ動画が配信される動画像配信用コンテンツを、ユーザ装置10に提供してもよい。
一例として、動画像配信用コンテンツ内に配信される動画像が、野球のライブ動画である場合に、提示部133は、取得部132によって取得されたプレイヤーの活躍情報に基づいて、第1のベースボールプレイヤーが、野球のライブ動画に関する所定の条件を満たすかを判定してもよい。第1のベースボールプレイヤーがこの所定の条件を満たすと判例された場合に、提示部133は、第1のベースボールプレイヤーが着用するアイテムに対応する商品コンテンツを、第2のベースボールプレイヤーが着用するアイテムに対応する商品コンテンツより優先的に、ユーザに提示してもよい。野球のライブ動画に関する所定の条件は、例えば、「プレイヤーが、攻撃側のチームのメンバーである」という条件であってもよい。ベースボールプレイヤーに関連付けられたアイテムは、例えば、バット、グローブ、ベースボールキャップ等の商品に対応し得る。
野球のライブ動画に関する所定の条件に関しては、野球のライブ動画に関する第1の条件が、例えば、「プレイヤーが、4番打者である」という条件であってもよい。加えて、野球のライブ動画に関する第2の条件が、例えば、「プレイヤーが、8番打者である」という条件であってもよい。例えば、提示部133は、取得部132によって取得された動画像情報に基づいて、ベースボールプレイヤーが、これらの第1の条件または第2の条件を満たすかを判定してもよい。この場合、取得部132によって取得された動画像情報は、ベースボールプレイヤーの打順を示す情報を含む。例えば、ベースボールプレイヤーが、この第1の条件を満たす場合に、上述の優先度関数の定数「Cp」の値は、「200」であってもよい。また、例えば、ベースボールプレイヤーが、この第2の条件を満たす場合に、上述の優先度関数の定数「Cp」の値は、「100」であってもよい。言い換えると、提示部133は、ベースボールプレイヤーの打順に基づく優先度に従って、ベースボールプレイヤーに関連する関連アイテムに対応する商品コンテンツを、ユーザに提示してもよい。
野球のライブ動画に関する所定の条件に関しては、野球のライブ動画に関する第3の条件が、例えば、「プレイヤーが、打席に立つ」という条件であってもよい。提示部133は、取得部132によって取得されたプレイヤーの活躍情報に基づいて、第1のベースボールプレイヤーが、この第3の条件を満たすかを判定してもよい。第1のベースボールプレイヤーがこの第3の条件を満たすと判例された場合に、提示部133は、第1のベースボールプレイヤーが着用するアイテムに対応する商品コンテンツを、第2のベースボールプレイヤー(例えば、ベンチに座るプレイヤー)が着用するアイテムに対応する商品コンテンツより優先的に、ユーザに提示してもよい。
野球のライブ動画に関する所定の条件に関しては、野球のライブ動画に関する第4の条件が、例えば、「プレイヤーが、マウンドに立つ」という条件であってもよい。提示部133は、取得部132によって取得されたプレイヤーの活躍情報に基づいて、第1のベースボールプレイヤーが、この第4の条件を満たすかを判定してもよい。第1のベースボールプレイヤーがこの第4の条件を満たすと判例された場合に、提示部133は、第1のベースボールプレイヤーが着用するアイテムに対応する商品コンテンツを、第2のベースボールプレイヤー(例えば、外野でプレーするプレイヤー)が着用するアイテムに対応する商品コンテンツより優先的に、ユーザに提示してもよい。
別の例として、動画像配信用コンテンツ内に配信される動画像が、サッカーのライブ動画である場合に、提示部133は、取得部132によって取得されたプレイヤーの活躍情報に基づいて、第1のサッカープレイヤーが、サッカーのライブ動画に関する所定の条件を満たすかを判定してもよい。第1のサッカープレイヤーがこの所定の条件を満たすと判例された場合に、提示部133は、第1のサッカープレイヤーが着用するアイテムに対応する商品コンテンツを、第2のサッカープレイヤーが着用するアイテムに対応する商品コンテンツより優先的に、ユーザに提示してもよい。サッカーのライブ動画に関する所定の条件は、例えば、「プレイヤーが、得点を挙げたプレイヤーである」という条件であってもよい。サッカーのライブ動画に関する所定の条件は、「プレイヤーが、注目選手(例えば、期待選手)である」という条件であってもよい。サッカープレイヤーに関連付けられたアイテムは、例えば、サッカーユニフォーム、サッカーシューズ、タオル等の商品に対応し得る。
さらに別の例として、動画像配信用コンテンツ内に配信される動画像が、ゴルフのライブ動画である場合に、提示部133は、取得部132によって取得されたプレイヤーの活躍情報に基づいて、第1のゴルフプレイヤーが、ゴルフのライブ動画に関する所定の条件を満たすかを判定してもよい。第1のゴルフプレイヤーがこの所定の条件を満たすと判例された場合に、提示部133は、第1のゴルフプレイヤーが着用するアイテムに対応する商品コンテンツを、第2のゴルフプレイヤーが着用するアイテムに対応する商品コンテンツより優先的に、ユーザに提示してもよい。ゴルフのライブ動画に関する所定の条件は、例えば、「プレイヤーが、上位5位以内に入る」という条件であってもよい。ゴルフプレイヤーに関連付けられたアイテムは、例えば、ゴルフクラブ、ゴルフバッグ、ゴルフウェア等の商品に対応し得る。
ライブ動画のカテゴリは、スポーツに限定されない。ライブ動画のカテゴリは、音楽イベント、ゲーム実況、ニュース速報等のカテゴリであってもよい。例えば、ライブ動画のカテゴリが、音楽イベントである場合に、提示部133は、取得部132によって取得されたミュージシャンの活躍情報に基づいて、ミュージシャンが、音楽イベントのライブ動画に関する所定の条件を満たすかを判定してもよい。第1のミュージシャンがこの所定の条件を満たすと判例された場合に、提示部133は、第1のミュージシャンが着用するアイテムに対応する商品コンテンツを、第2のミュージシャンが着用するアイテムに対応する商品コンテンツより優先的に、ユーザに提示してもよい。音楽イベントのライブ動画に関する所定の条件は、例えば、「ミュージシャンが、ソロで歌う」という条件であってもよい。ミュージシャンに関連付けられたアイテムは、例えば、ギター、サングラス、ジャケット等の商品に対応し得る。
〔5−3.動画像の配信方法〕
図2、図3、図4、図5および図6の例示的な実施形態では、提示装置100(例えば、提供部134)は、ライブ動画(すなわち、ストリーミングメディア)が配信される動画像配信用コンテンツを、ユーザ装置10に提供しているが、これに限定されるものではない。動画像配信用コンテンツ内に配信される動画像は、ライブ動画に限定されない。言い換えると、動画像は、リアルタイムに配信されなくてもよい。例えば、動画像の配信方法は、ストリーミング配信等の方法でなくてもよい。
動画像の配信方法は、例えば、プログレッシブダウンロード配信等の方法であってもよい。すなわち、動画像は、録画済みの動画像であってもよい。例えば、動画像は、ドラマの動画像であってもよい。例えば、録画済み動画が、ドラマの動画像である場合に、提示部133は、取得部132によって取得された俳優の活躍情報に基づいて、俳優が、ドラマの動画像に関する所定の条件を満たすかを判定してもよい。第1の俳優がこの所定の条件を満たすと判例された場合に、提示部133は、第1の俳優が着用するアイテムに対応する商品コンテンツを、第2の俳優が着用するアイテムに対応する商品コンテンツより優先的に、ユーザに提示してもよい。ドラマの動画像に関する所定の条件は、例えば、「俳優が演じる役柄(すなわち、キャラクター)が、自分の正体を現す」という条件であってもよい。俳優に関連付けられたアイテムは、例えば、マスク、マント、ベルト等の商品に対応し得る。
動画像配信用コンテンツ内に配信される動画像が、録画済みの動画像である場合に、取得部132は、例えば、動画像内の複数のオブジェクトのうちの1つまたは複数のオブジェクトに関連付けられ、かつ動画像に含まれる複数の動作主の活躍を示す活躍情報を、活躍情報記憶部124から取得してもよい。取得された活躍情報は、複数の動作主の活躍に対応する再生位置を示してもよい。一例として、再生位置は、テニスプレイヤーがサーブ権を持つシーンに対応してもよい。再生位置は、動画像の進行状況を示し得る。この場合、動画像配信用コンテンツは、動画プレイヤーコントローラバー(シークバーとも呼ばれる)を含んでもよい。動画プレイヤーコントローラバーは、ユーザが現在の再生位置を選択することを可能にする。
例えば、提示部133は、現在の再生位置が、取得部132によって取得された活躍情報によって示される第1の動作主の活躍に対応する再生位置であるか否かを判定してもよい。現在の再生位置が、取得部132によって取得された活躍情報によって示される第1の動作主の活躍に対応する再生位置であると判定された場合に、提示部133は、第1の動作主が第2の動作主より活躍していると判定し、第2の動作主より活躍している第1の動作主に関連付けられた第1のオブジェクトに対応する取引対象の購入を可能にする販売情報を、第2の動作主に関連付けられた第2のオブジェクトに対応する取引対象の購入を可能にする販売情報より優先的に、動画像を閲覧するユーザに提示してもよい。
動画像配信用コンテンツ内に配信される動画像が、録画済みの動画像である場合に、取得部132は、動画像内の複数のオブジェクトに対するユーザの反応を示す反応情報を、反応情報記憶部125から取得してもよい。この場合、取得部132は、反応情報記憶部125に蓄積された反応情報を取得してもよい。一例として、蓄積された反応情報は、ユーザの意思を示すためのボタン(例えば、上述の絵文字のボタン)の累積選択回数を示してもよい。提示部133は、蓄積された反応情報に基づく優先度に従って、動画像内の複数のオブジェクトのうちの1つのオブジェクトに対応する取引対象の購入を可能にする販売情報を、動画像を閲覧するユーザに提示してもよい。
〔6.その他〕
また、上記実施形態において説明した各処理のうち、自動的に行われるものとして説明した処理の一部を手動的に行うこともできる。あるいは、手動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的に行うこともできる。この他、上記文書中や図面中で示した処理手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。例えば、各図に示した各種情報は、図示した情報に限られない。
また、図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。
例えば、図7に示した記憶部120の一部又は全部は、提示装置100によって保持されるのではなく、ストレージサーバ等に保持されてもよい。この場合、提示装置100は、ストレージサーバにアクセスすることで、動画配信用コンテンツや動画像情報等の各種情報を取得する。
〔7.ハードウェア構成〕
また、上述してきた実施形態に係る提示装置100は、例えば図10に示すような構成のコンピュータ1000によって実現される。図10は、ハードウェア構成の一例を示す図である。コンピュータ1000は、出力装置1010、入力装置1020と接続され、演算装置1030、一次記憶装置1040、二次記憶装置1050、出力IF(Interface)1060、入力IF1070、ネットワークIF1080がバス1090により接続された形態を有する。
演算装置1030は、一次記憶装置1040や二次記憶装置1050に格納されたプログラムや入力装置1020から読み出したプログラム等に基づいて動作し、各種の処理を実行する。一次記憶装置1040は、RAM等、演算装置1030が各種の演算に用いるデータを一時的に記憶するメモリ装置である。また、二次記憶装置1050は、演算装置1030が各種の演算に用いるデータや、各種のデータベースが登録される記憶装置であり、ROM(Read Only Memory)、HDD(Hard Disk Drive)、フラッシュメモリ等により実現される。
出力IF1060は、モニタやプリンタといった各種の情報を出力する出力装置1010に対し、出力対象となる情報を送信するためのインタフェースであり、例えば、USB(Universal Serial Bus)やDVI(Digital Visual Interface)、HDMI(登録商標)(High Definition Multimedia Interface)といった規格のコネクタにより実現される。また、入力IF1070は、マウス、キーボード、およびスキャナ等といった各種の入力装置1020から情報を受信するためのインタフェースであり、例えば、USB等により実現される。
なお、入力装置1020は、例えば、CD(Compact Disc)、DVD(Digital Versatile Disc)、PD(Phase change rewritable Disk)等の光学記録媒体、MO(Magneto-Optical disk)等の光磁気記録媒体、テープ媒体、磁気記録媒体、または半導体メモリ等から情報を読み出す装置であってもよい。また、入力装置1020は、USBメモリ等の外付け記憶媒体であってもよい。
ネットワークIF1080は、ネットワークNを介して他の機器からデータを受信して演算装置1030へ送り、また、ネットワークNを介して演算装置1030が生成したデータを他の機器へ送信する。
演算装置1030は、出力IF1060や入力IF1070を介して、出力装置1010や入力装置1020の制御を行う。例えば、演算装置1030は、入力装置1020や二次記憶装置1050からプログラムを一次記憶装置1040上にロードし、ロードしたプログラムを実行する。
例えば、コンピュータ1000が提示装置100として機能する場合、コンピュータ1000の演算装置1030は、一次記憶装置1040上にロードされたプログラムを実行することにより、制御部130の機能を実現する。
〔8.効果〕
上述してきたように、実施形態に係る提示装置100は、取得部132と、提示部133とを有する。
実施形態に係る提示装置100において、取得部132は、動画像内の複数のオブジェクトに対するユーザの反応を示す反応情報を取得する。提示部133は、取得部132によって取得された反応情報に基づく優先度に従って、動画像内の複数のオブジェクトのうちの1つのオブジェクトに対応する取引対象の購入を可能にする販売情報を、動画像を閲覧するユーザに提示する。
また、実施形態に係る提示装置100において、提示部133は、取得部132によって取得された反応情報に基づいて、動画像内の複数のオブジェクトのうちの第1のオブジェクトに対するユーザの反応よりも肯定的なユーザの反応が示された動画像内の複数のオブジェクトのうちの第2のオブジェクトに対応する取引対象の購入を可能にする販売情報を、この第1のオブジェクトに対応する取引対象の購入を可能にする販売情報より優先的に、動画像を閲覧するユーザに提示する。
また、実施形態に係る提示装置100において、提示部133は、取得部132によって取得された反応情報に基づいて、動画像内の複数のオブジェクトのうちの第1のオブジェクトおよび第2のオブジェクトに、第1の優先度およびこの第1の優先度より高い第2の優先度をそれぞれ割り当て、この第2の優先度が割り当てられたこの第2のオブジェクトに対応する取引対象の購入を可能にする販売情報を、この第1の優先度が割り当てられたこの第1のオブジェクトに対応する取引対象の購入を可能にする販売情報よりも優先して提示する。
また、実施形態に係る提示装置100において、取得部132は、動画像を配信するサービスを介して、反応情報を取得する。また、実施形態に係る提示装置100において、提示部133は、取得部132によって取得された反応情報に基づく優先度に従って、動画像を配信するサービスを介して、動画像を閲覧するユーザに販売情報を提示する。
また、実施形態に係る提示装置100において、取得部132は、動画像が配信されるコンテンツ内のインタフェースを介して、反応情報をユーザから取得する。また、実施形態に係る提示装置100において、提示部133は、取得部132によって取得された反応情報に基づく優先度に従って、動画像が配信されるコンテンツ内に、販売情報を提示する。
また、実施形態に係る提示装置100において、取得部132は、動画像内の複数のオブジェクトに対するユーザの新たな反応を示す新たな反応情報を、動画像が配信されるコンテンツ内のインタフェースを介して、動画像の配信中に取得する。また、実施形態に係る提示装置100において、提示部133は、取得部132によって取得された新たな反応情報に基づく優先度に従って、動画像が配信されるコンテンツ内に提示された販売情報を、動画像の配信中に動的に更新する。
また、実施形態に係る提示装置100において、取得部132は、動画像内の複数のオブジェクトのうちの1つまたは複数のオブジェクトに関連付けられ、かつ動画像に含まれる複数の動作主の活躍を示す活躍情報を取得する。また、実施形態に係る提示装置100において、提示部133は、取得部132によって取得された活躍情報に基づく優先度に従って、動画像を閲覧するユーザに販売情報を提示する。
また、実施形態に係る提示装置100において、提示部133は、取得部132によって取得された活躍情報に基づいて、動画像内の複数のオブジェクトのうちの第1のオブジェクトに関連付けられた複数の動作主のうちの第1の動作主より活躍している複数の動作主のうちの第2の動作主に関連付けられた動画像内の複数のオブジェクトのうちの第2のオブジェクトに対応する取引対象の購入を可能にする販売情報を、この第1のオブジェクトに対応する取引対象の購入を可能にする販売情報より優先的に、動画像を閲覧するユーザに提示する。
また、実施形態に係る提示装置100において、提示部133は、取得部132によって取得された活躍情報によって示される第1の動作主の活躍または取得部132によって取得された活躍情報によって示される第2の動作主の活躍が所定の条件を満たすか否かを判定し、第1の動作主の活躍または第2の動作主の活躍が所定の条件を満たすと判定された場合に、第2の動作主が第1の動作主より活躍していると判定し、第1の動作主より活躍している第2の動作主に関連付けられた第2のオブジェクトに対応する取引対象の購入を可能にする販売情報を、第1の動作主に関連付けられた第1のオブジェクトに対応する取引対象の購入を可能にする販売情報より優先的に、動画像を閲覧するユーザに提示する。
また、実施形態に係る提示装置100において、取得部132は、複数のオブジェクトのうちの1つまたは複数のオブジェクトに関連付けられ、かつ動画像に含まれる複数の動作主の新たな活躍を示す新たな活躍情報を、動画像の配信中に取得する。また、実施形態に係る提示装置100において、取得部132によって取得された新たな活躍情報に基づく優先度に従って、動画像を閲覧するユーザに提示された販売情報を、動画像の配信中に動的に更新する。
上述した各処理により、提示装置100は、動画像の閲覧におけるユーザエクスペリエンスを向上させることができる。
以上、本願の実施形態のいくつかを図面に基づいて詳細に説明したが、これらは例示であり、発明の開示の欄に記載の態様を始めとして、当業者の知識に基づいて種々の変形、改良を施した他の形態で本発明を実施することが可能である。
また、上述した提示装置100は、複数のサーバコンピュータで実現してもよく、また、機能によっては外部のプラットフォーム等をAPI(Application Programming Interface)やネットワークコンピューティングなどで呼び出して実現するなど、構成は柔軟に変更できる。
また、上述してきた「部(section、module、unit)」は、「手段」や「回路」などに読み替えることができる。例えば、受信部は、受信手段や受信回路に読み替えることができる。