JP2021034581A - カーボンナノチューブ構造体およびカーボンナノチューブ構造体の製造方法 - Google Patents

カーボンナノチューブ構造体およびカーボンナノチューブ構造体の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】優れた放熱性能を有するカーボンナノチューブ構造体、および、製造効率のよいカーボンナノチューブ構造体の製造方法を提供すること。【解決手段】CNT構造体1に、複数のCNT25が所定方向に配向されるCNTアレイ2と、CNTアレイ2に対して所定方向の一方から接触する発熱体3と、CNTアレイ2に対して所定方向の他方から接触する放熱体4と、発熱体3と放熱体4とを接着する接着剤層5とを備える。接着剤層5は、CNTアレイ2を囲むことにより、CNTアレイ2が配置される空間を形成する。【選択図】図1

Description

本発明は、カーボンナノチューブ構造体およびカーボンナノチューブ構造体の製造方法に関する。
電子部品と放熱部材との間に熱伝導性材料(Thermal Interface Material:以下、TIMとする。)を配置して、電子部品から発生する熱を効率よく放熱部材に伝導することが知られている。そのようなTIMに、優れた熱伝導率を有するカーボンナノチューブを利用することが検討されている。
例えば、カーボンナノチューブ集合体と、カーボンナノチューブ集合体の中央領域に形成された熱可塑性樹脂部と、熱可塑性樹脂部を取り囲むようにカーボンナノチューブ集合体の外周領域に形成される未硬化の熱硬化性樹脂部とを有するカーボンナノチューブシートが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
そのようなカーボンナノチューブシートをTIMとして利用するには、まず、カーボンナノチューブシートを、配線基板に接続される半導体素子上に配置する。また、平板部と、平板部の周縁から突き出る環状の突出部とを有するヒートスプレッダを準備する。そして、ヒートスプレッダを、カーボンナノチューブシートが平板部と半導体素子との間に位置するように、配線基板上に配置する。また、ヒートスプレッダの突出部と配線基板との間に、熱硬化性の接着剤を配置する。
その後、ヒートスプレッダを配線基板に向かって押圧しながら加熱処理する。これによって、カーボンナノチューブシートとヒートスプレッダおよび半導体素子とが、熱可塑性樹脂部および熱硬化性樹脂部によって接着されるとともに、突出部と配線基板とが、接着剤によって接着される。
特開2015−138903号公報
しかし、特許文献1に記載のカーボンナノチューブシートでは、カーボンナノチューブ集合体が熱可塑性樹脂部および熱硬化樹脂部に埋め込まれているので、カーボンナノチューブシートとヒートスプレッダおよび/または半導体素子との界面において、樹脂が干渉して、カーボンナノチューブがヒートスプレッダおよび/または半導体素子と安定して接触できず、半導体素子から発生する熱をヒートスプレッダに効率よく伝導できない場合がある。また、カーボンナノチューブ集合体内の隙間に各樹脂を流し込んで含浸させるのは、困難であった。
本発明は、優れた放熱性能を有するカーボンナノチューブ構造体、および、製造効率のよいカーボンナノチューブ構造体の製造方法を提供する。
本発明[1]は、複数のカーボンナノチューブが所定方向に配向されるカーボンナノチューブアレイと、前記カーボンナノチューブアレイに対して前記所定方向の一方から接触する第1部材と、前記カーボンナノチューブアレイに対して前記所定方向の他方から接触する第2部材と、前記第1部材と前記第2部材とを接着する接着剤層とを備え、前記接着剤層は、前記カーボンナノチューブアレイを囲むことにより、前記カーボンナノチューブアレイが配置される空間を形成する、カーボンナノチューブ構造体を含んでいる。
このような構成によれば、接着剤層が、カーボンナノチューブアレイを囲むことにより、カーボンナノチューブアレイが配置される空間を形成し、かつ、第1部材と第2部材とを接着する。そのため、接着剤層が、カーボンナノチューブアレイと第1部材との界面、および、カーボンナノチューブアレイと第2部材との界面に干渉することを抑制できながら、接着剤層が、第1部材と第2部材とを接着する。その結果、カーボンナノチューブアレイに含まれる複数のカーボンナノチューブが、第1部材および/または第2部材と安定して接触できる。これによって、優れた放熱性能を確保することができる。
本発明[2]は、前記接着剤層は、硬化性接着剤を含む、上記[1]に記載のカーボンナノチューブ構造体を含んでいる。
このような構成によれば、接着剤層を硬化させることができる。そのため、接着剤層が、第1部材と第2部材とを強固に接着できる。
本発明[3]は、複数のカーボンナノチューブが所定方向に配向されるカーボンナノチューブアレイを、前記所定方向における前記カーボンナノチューブアレイの一方面が第1部材に接触するように配置する工程と、前記カーボンナノチューブアレイを囲むことにより、前記カーボンナノチューブアレイが配置される空間を形成して、接着剤層を前記第1部材に配置する工程と、前記所定方向における前記カーボンナノチューブアレイの他方面に第2部材を接触させ、前記第1部材と前記第2部材とが互いに近づく方向に所定の圧力が付与された状態で、前記接着剤層が前記第1部材と前記第2部材とを接着する工程と、を含む、カーボンナノチューブ構造体の製造方法を含んでいる。
このような方法によれば、カーボンナノチューブアレイをそのままカーボンナノチューブ構造体の製造に用いることができる。その結果、複数のカーボンナノチューブが第1部材および/または第2部材と安定して接触できるとともに、カーボンナノチューブ構造体の製造効率の向上を図ることができる。
また、接着剤層が、第1部材と第2部材とが互いに近づく方向に所定の圧力が付与された状態で、第1部材と第2部材とを接着する。そのため、複数のカーボンナノチューブを第1部材および/または第2部材の表面の凹凸に安定して追従させることができながら、第1部材と第2部材とが互いに近づくように圧力を付与する部材を別途設ける場合と比較して、部品点数の低減を図ることができる。
本発明[4]は、前記第1部材と、前記所定方向における前記カーボンナノチューブアレイの一方面の一部とは、接合している、上記[3]に記載のカーボンナノチューブ構造体の製造方法を含んでいる。
このような方法によれば、第1部材に対してカーボンナノチューブアレイがずれることを抑制できる。そのため、接着剤層を、カーボンナノチューブアレイを囲むように、第1部材に円滑に配置できる。
本発明[5]は、前記接着剤層が前記第1部材と前記第2部材とを接着する工程において、前記第2部材と接触する前の前記カーボンナノチューブアレイの厚みに対して、前記カーボンナノチューブアレイの厚みが2/3以下となるように、前記第1部材と前記第2部材とが互いに近づく方向に所定の圧力が付与された状態で、前記第1部材と前記第2部材とを接着する、上記[3]または[4]に記載のカーボンナノチューブ構造体の製造方法を含んでいる。
このような方法によれば、接着剤層が第1部材と第2部材とを接着した状態において、カーボンナノチューブアレイの厚みが2/3以下となるので、複数のカーボンナノチューブを第1部材および/または第2部材の表面に押し当てることができる。そのため、複数のカーボンナノチューブを第1部材および/または第2部材の表面の凹凸により一層安定して追従させることができる。
本発明[6]は、前記接着剤層は、光硬化性接着剤を含み、前記接着剤層が前記第1部材と前記第2部材とを接着する工程において、前記所定方向における前記カーボンナノチューブアレイの他方面に第2部材を接触させ、前記第1部材と前記第2部材とが互いに近づく方向に所定の圧力が付与された状態で、特定の波長の光によって前記接着剤層を硬化させて、前記第1部材と前記第2部材とを接着する、上記[3]〜[5]のいずれか一項に記載のカーボンナノチューブ構造体の製造方法を含んでいる。
このような方法によれば、光硬化性接着剤を含む接着剤層を、特定の波長の光によって硬化できるので、第1部材と第2部材とを円滑に接着することができる。
本発明のカーボンナノチューブ構造体は、優れた放熱性能を有する。本発明のカーボンナノチューブ構造体の製造方法は、カーボンナノチューブ構造体を効率よく製造できる。
図1Aは、本発明のカーボンナノチューブ構造体の第1実施形態の側断面図である。図1Bは、図1Aに示すカーボンナノチューブ構造体の製造途中における分解斜視図である。 図2Aは、図1Aに示すカーボンナノチューブアレイの製造方法を説明するための説明図であって、基板上に触媒層を形成する工程を示す。図2Bは、図2Aに続いて、基板を加熱して触媒層を複数の粒状体に凝集させる工程を示す。図2Cは、図2Bに続いて、複数の粒状体に原料ガスを供給して、複数のカーボンナノチューブを成長させる工程を示す。図2Dは、図2Cに続いて、VACNTsを基板から剥離する工程を示す。 図3Aは、図1Aに示すカーボンナノチューブ構造体の製造方法を説明するための説明図であって、カーボンナノチューブアレイを放熱体に配置する工程を示す。図3Bは、図3Aに続いて、接着剤層を放熱体に配置する工程を示す。図3Cは、図3Bに続いて、接着剤層が放熱体と発熱体とを接着する工程を示す。 図4は、本発明のカーボンナノチューブ構造体の第2実施形態の側断面図である。 図5は、本発明のカーボンナノチューブ構造体の第3実施形態の側断面図である。
<第1実施形態>
1.カーボンナノチューブ構造体
本発明の第1実施形態としてのカーボンナノチューブ構造体1(以下、CNT構造体1とする。)を、図1Aおよび図1Bを参照して説明する。
図1Aおよび図1Bに示すように、CNT構造体1は、カーボンナノチューブアレイ2(以下、CNTアレイ2とする。)と、第1部材の一例としての放熱体4と、第2部材の一例としての発熱体3と、接着剤層5とを備える。なお、第1部材を発熱体3とし、第2部材を放熱体4としてもよい。
1−1.カーボンナノチューブアレイ
CNTアレイ2は、基板20(後述;図2C参照)から剥離された垂直配向カーボンナノチューブ群26(後述;Vertically Aligned carbon nanotubes;以下、VACNTs26とする。)であって、複数のカーボンナノチューブ25(以下、CNT25とする。)からシート形状に形成されるカーボンナノチューブ集合体である。
より詳しくは、CNTアレイ2において、複数のCNT25が、CNTアレイ2の厚み方向(所定方向)に配向されており、厚み方向と直交する面方向(縦方向および横方向)に互いに隣接してシート形状となるように配列されている。
また、CNTアレイ2は、基板20(後述)から剥離された状態で、複数のCNT25が面方向に互いに接触するように形状を保持している。CNTアレイ2の形状は特に制限されないが、本実施形態では、CNTアレイ2は、平面視矩形状を有する。CNTアレイ2は、可撓性を有している。なお、複数のCNT25のうち、互いに隣接するCNT25間には、ファンデルワールス力が作用している。
CNT25は、単層カーボンナノチューブ、二層カーボンナノチューブおよび多層カーボンナノチューブのいずれであってもよく、好ましくは、多層カーボンナノチューブである。これらCNT25は、単独使用または2種類以上併用することができる。
CNT25の平均外径は、例えば、1nm以上、好ましくは、5nm以上、例えば、100nm以下、好ましくは、50nm以下、さらに好ましくは、20nm以下である。CNT25の平均長さ(平均軸線方向寸法)は、例えば、1μm以上、好ましくは、100μm以上、例えば、1000μm以下、好ましくは、500μm以下である。なお、CNT25の層数、平均外径および平均長さは、例えば、ラマン分光分析や、電子顕微鏡観察などの公知の方法により測定される。
CNTアレイ2の厚みの範囲は、上記したCNT25の平均長さの範囲と同じである。
CNTアレイ2の平均嵩密度は、例えば、10mg/cm以上、好ましくは、20mg/cm以上、さらに好ましくは、50mg/cm以上、例えば、500mg/cm以下、好ましくは、300mg/cm以下、さらに好ましくは、200mg/cm以下である。なお、CNTアレイ2の平均嵩密度は、例えば、単位面積当たり質量(目付量:単位 mg/cm)と、カーボンナノチューブの平均長さ(SEM(日本電子社製)または非接触膜厚計(キーエンス社製)により測定)とから算出される。
CNTアレイ2の平均嵩密度が上記範囲であれば、CNTアレイ2の熱伝導率を十分に確保することができる。
このようなCNTアレイ2を準備するには、図2Aに示すように、まず、基板20を準備する。基板20は、特に限定されず、例えば、CVD法に用いられる公知の基板が挙げられ、市販品を用いることができる。基板20として、具体的には、シリコン基板や、二酸化ケイ素膜22が積層されるステンレス基板21などが挙げられ、好ましくは、二酸化ケイ素膜22が積層されるステンレス基板21が挙げられる。なお、図2A〜図2Cでは、基板20が、二酸化ケイ素膜22が積層されるステンレス基板21である態様について示す。
そして、図2Aに示すように、二酸化ケイ素膜22(基板20)上に触媒層23を形成する。二酸化ケイ素膜22上に触媒層23を形成するには、金属触媒を、公知の成膜方法により、二酸化ケイ素膜22上に成膜する。
金属触媒として、例えば、鉄、コバルト、ニッケルなどが挙げられ、好ましくは、鉄が挙げられる。このような金属触媒は、単独使用または2種類以上併用することができる。成膜方法として、例えば、真空蒸着およびスパッタリングが挙げられ、好ましくは、真空蒸着が挙げられる。
次いで、図2Bに示すように、触媒層23が配置される基板20を、例えば、700℃以上900℃以下に加熱する。これにより、触媒層23が、凝集して、複数の粒状体23Aとなる。
そして、図2Cに示すように、加熱された基板20に、例えば、1分以上30分以下、原料ガスを供給する。
原料ガスは、炭素数1〜4の炭化水素ガス(低級炭化水素ガス)を含んでいる。炭素数1〜4の炭化水素ガスとしては、例えば、メタンガス、エタンガス、プロパンガス、ブタンガス、エチレンガス、アセチレンガスなどが挙げられ、好ましくは、アセチレンガスが挙げられる。また、原料ガスは、必要により、水素ガスや、不活性ガス(例えば、ヘリウム、アルゴンなど)、水蒸気などを含むこともできる。
これによって、複数の粒状体23Aのそれぞれを起点として、複数のCNT25が成長する。なお、図2Cでは、便宜上、1つの粒状体23Aから、1つのCNT25が成長するように記載されているが、これに限定されず、1つの粒状体23Aから、複数のCNT25が成長してもよい。
複数のCNT25は、基板20上において、互いに略平行となるように、基板20の厚み方向に延びており、基板20に対して直交するように配向(垂直に配向)されている。これによって、複数のCNT25からなるVACNTs26が、基板20上に成長する。
VACNTs26において、複数のCNT25は、基板20の面方向に互いに密集している。VACNTs26の嵩密度は、例えば、10mg/cm以上、好ましくは、20mg/cm以上、例えば、60mg/cm以下、好ましくは、50mg/cm以下である。
次いで、図2Dに示すように、基板20からVACNTs26を剥離して、CNTアレイ2とする。
例えば、図示しない切断刃(例えば、カッター刃、剃刀など)を基板20の上面に沿ってスライド移動させて、複数のCNT25の基端部(基板20側端部)を一括して切断する。これによって、VACNTs26が基板20から分離される。
次いで、分離されたVACNTs26を基板20から引き上げる。以上によって、VACNTs26が、基板20から剥離されて、CNTアレイ2が調製される。
また、CNTアレイ2は、そのままCNT構造体1に利用できるが、種々の特性(例えば、熱伝導率など)を向上させる観点から、高密度化処理されてもよい。
高密度化処理としては、例えば、CNTアレイ2を加熱処理する方法、CNTアレイ2に揮発性の液体(例えば、水、有機溶媒など)を供給して気化させる方法、CNTアレイ2を機械的に圧縮する方法などが挙げられる。
高密度化処理は、少なくとも1回実施され、複数回繰り返すこともできる。同一の高密度化処理を複数回繰り返してもよく、複数種類の高密度化処理を組み合わせて実施してもよい。
高密度化処理のなかでは、好ましくは、CNTアレイ2を加熱処理する方法が挙げられる。具体的には、CNTアレイ2を、不活性ガス雰囲気において下記条件で加熱する。
不活性ガスとしては、例えば、窒素、アルゴンなどが挙げられ、好ましくは、アルゴンが挙げられる。高密度化のための加熱温度は、例えば、2600℃以上、好ましくは、2700℃以上、さらに好ましく、2800℃以上である。また、加熱温度は、複数のCNT25の昇華温度未満であればよく、好ましくは、3000℃以下である。高密度化のための加熱時間は、例えば、10分以上、好ましくは、1時間以上、例えば、5時間以下、好ましくは、3時間以下である。
CNTアレイ2が、加熱処理されると、CNTアレイ2において、互いに隣接するCNT25は、それらの間に作用するファンデルワールス力などにより、配向性(直線性)を維持したまま、束状となるように密集する。これによって、CNTアレイ2の全体が均一に密集され、CNTアレイ2が高密度化する。その後、CNTアレイ2を必要により冷却(例えば、自然冷却)する。
なお、加熱処理後のCNTアレイ2のG/D比は、例えば、2以上、好ましくは、5以上、さらに好ましくは、10を超過し、例えば、20以下、好ましくは、15以下である。G/D比とは、カーボンナノチューブのラマンスペクトルにおいて、1350cm−1付近に観測されるDバンドと呼ばれるピークのスペクトル強度に対する、1590cm−1付近に観測されるGバンドと呼ばれるピークのスペクトル強度の比である。Dバンドのスペクトルは、カーボンナノチューブの欠陥に由来し、Gバンドのスペクトルは、炭素の六員環の面内振動に由来する。
CNTアレイ2のG/D比が上記の範囲であると、CNT25の結晶性の向上を図ることができ、CNTアレイ2の熱伝導率の向上を図ることができる。
1−2.放熱体
図1Aおよび図1Bに示すように、放熱体4は、CNTアレイ2に対して、CNTアレイ2の厚み方向の一方から接触する。言い換えれば、CNTアレイ2は、放熱体4上に配置されている。
放熱体4として、例えば、ヒートシンク、ヒートスプレッダなどが挙げられる。放熱体4の形状は特に制限されないが、本実施形態において、放熱体4は、平面視矩形の平板形状を有する。放熱体4のサイズは、CNTアレイ2のサイズよりも大きく、発熱体3のサイズよりも大きい。つまり、CNTアレイ2は、平面視において、放熱体4に含まれる。
放熱体4の表面は、不可避的に微細な凹凸(表面粗さ)を有している。それらの表面粗さRz(JIS B0601−2013に準拠する十点平均粗さ)は、例えば、1μm以上10μm以下である。
1−3.発熱体
発熱体3は、CNTアレイ2に対して、CNTアレイ2の厚み方向の他方から接触する。言い換えると、発熱体3は、CNTアレイ2に対して放熱体4の反対側に位置する。CNTアレイ2は、発熱体3と放熱体4との間に配置される。
発熱体3として、例えば、半導体素子(IC(集積回路)チップなど)、発光ダイオード(LED)、高出力レーザ発振素子、高出力ランプ、パワー半導体素子などの発熱素子などが挙げられる。
発熱体3の形状は特に制限されないが、本実施形態において、発熱体3は、平面視矩形の平板形状を有する。発熱体3のサイズは、CNTアレイ2のサイズよりも大きい。つまり、CNTアレイ2は、平面視において、発熱体3に含まれる。
発熱体3の表面は、放熱体4の表面と同様に、不可避的に微細な凹凸(表面粗さ)を有している。それらの表面粗さRz(JIS B0601−2013に準拠する十点平均粗さ)は、例えば、1μm以上10μm以下である。
1−4.接着剤層
接着剤層5は、放熱体4と発熱体3との間に位置する。接着剤層5は、CNTアレイ2を囲むことにより、CNTアレイ2が配置される空間Sが形成する。
空間Sは、接着剤層5によって囲まれて画定される空間である。空間Sは、接着剤が充填されることなく、CNTアレイ2に含まれる複数のCNT25が配置される。
本実施形態において、接着剤層5は、平面視矩形枠状を有し、CNTアレイ2の周縁部と接触している。接着剤層5は、CNTアレイ2に含浸しておらず、接着剤層5には、CNTアレイ2が埋め込まれていない。なお、接着剤層5には、CNTアレイ2の一部(周縁部)が埋め込まれていてもよい。
図1Bに示すように、接着剤層5は、放熱体4と発熱体3とを接着する。詳しくは、接着剤層5は、放熱体4と発熱体3とが互いに近づく方向に所定の圧力がかかるように、発熱体3と放熱体4とを接着する。これによって、CNTアレイ2は、発熱体3と放熱体4との間に挟まれる。
そのため、スタック冶具などの部材を別途設けることなく、CNTアレイ2に所定の圧力(例えば、1MPa以上)を継続的に付与することができる。その結果、CNTアレイ2の複数のCNT25は、発熱体3の表面の微細な凹凸に追従して、発熱体3の表面と安定して接触できるとともに、放熱体4の表面の微細な凹凸に追従して、放熱体4の表面と安定して接触できる。
接着剤層5は、接着剤を含有する。接着剤として、例えば、感圧接着剤、熱可塑性接着剤、硬化性接着剤などが挙げられ、好ましくは、硬化性接着剤が挙げられる。
硬化性接着剤として、例えば、熱硬化性接着剤(例えば、エポキシ系接着剤など)、光硬化性接着剤(例えば、アクリル系接着剤など)などが挙げられる。例えば、発熱体3の耐熱温度が比較的高い場合、接着剤層5は、例えば、熱硬化性接着剤を含む。また、発熱体3の耐熱温度が比較的低い場合、接着剤層5は、例えば、光硬化性接着剤を含む。
接着剤層5が光硬化性接着剤を含有すると、後述するCNT構造体1の製造方法において、接着剤層5を特定の波長の光を照射することによって、接着剤層5を硬化させることができる。そのため、発熱体3に対する熱によるダメージを抑制できる。
接着剤層5の厚みは、発熱体3と放熱体4とを接着した状態において、CNTアレイ2の厚みに対して、例えば、30%以上、好ましくは、40%以上、例えば、100%未満、好ましくは、70%以下、さらに好ましくは、50%以下である。これは、CNTアレイ2の熱抵抗(放熱特性)をしっかりと発揮するには、CNT25の平均長さに対して圧縮することが好ましいためである。
接着剤層5の厚みが、上記下限以上であれば、発熱体3と放熱体4とを安定して接着できる。接着剤層5の厚みが、上記上限以上であれば、CNT構造体1の薄厚化を図ることができる。
2.カーボンナノチューブ構造体の製造方法
次に、図3A〜図3Cを参照して、CNT構造体1の製造方法について説明する。
CNT構造体1の製造方法は、CNTアレイ2を放熱体4に配置する工程(図3A参照)と、接着剤層5を放熱体4に配置する工程(図3B参照)と、接着剤層5が発熱体3と放熱体4とを接着する工程(図3C参照)とを含む。
CNTアレイ2を放熱体4に配置する工程では、上記したCNTアレイ2を、CNTアレイ2の厚み方向の一方面が放熱体4に接触するように配置する。例えば、CNTアレイ2を、放熱体4の表面における中央部分に配置する。
次いで、接着剤層5を放熱体4に配置する工程では、CNTアレイ2を囲むことにより、CNTアレイ2が配置される空間Sを形成するように、接着剤層5を放熱体4上に配置する。なお、以下では、接着剤層5が硬化性接着剤を含有する態様について詳述する。接着剤層5を放熱体4に配置する工程において、硬化性接着剤は、硬化前の状態である。
このとき、接着剤層5の厚みは、CNTアレイ2の厚みよりも小さい。接着剤層5の厚みは、CNTアレイ2の厚みに対して、例えば、30%以上、好ましくは、40%以下、例えば、100%未満、好ましくは、70%以下、さらに好ましくは、50%以下である。
接着剤層5の厚みが上記下限以上であると、発熱体3と放熱体4とを安定して接着できる。接着剤層5の厚みが上記上限以下であると、後述する接着剤層5が発熱体3と放熱体4とを接着する工程において、CNTアレイ2に圧力を安定して付与することができる。
次いで、接着剤層5が発熱体3と放熱体4とを接着する工程では、まず、CNTアレイ2の厚み方向の他方面に発熱体3を接触させる。そして、図示しない平板プレスなどにより、発熱体3が放熱体4に近づく方向に圧力をかけて、発熱体3と接着剤層5とを接触させるとともに、接着剤層5を硬化させる。
より詳しくは、接着剤層5が熱硬化性接着剤を含有する場合、発熱体3が放熱体4に近づく方向に圧力をかけながら、熱硬化性接着剤の硬化温度に加熱して、接着剤層5を硬化させる。この場合、例えば、平板プレスにヒータが内蔵される。
また、接着剤層5が光硬化性接着剤を含有する場合、発熱体3を放熱体4に向かって押圧するとともに、接着剤層5を特定の波長の光(例えば、紫外線など)によって硬化させる。この場合、例えば、透明の平板プレスを用いるか、2枚の平板プレスの間から光を照射する。
また、発熱体3は、発熱体3と接触する前のCNTアレイ2の厚みに対して、CNTアレイ2の厚みが、例えば、2/3以下、好ましくは、1/2以下となるように、放熱体4に向かって押圧される。
これによって、発熱体3と放熱体4とが互いに近づく方向に所定の圧力で付与された状態で、接着剤層5が放熱体4と発熱体3とを接着する。以上によって、CNT構造体1が製造される。
3.作用効果
図1Aおよび図1Bに示すように、CNT構造体1では、接着剤層5が、CNTアレイ2を囲むことにより、CNTアレイ2が配置される空間Sを形成するとともに、放熱体4と発熱体3とを接着する。そのため、接着剤層5が、CNTアレイ2と放熱体4との界面、および、CNTアレイ2と発熱体3との界面に干渉することを抑制できながら、接着剤層5が放熱体4と発熱体3とを接着する。その結果、CNTアレイ2に含まれる複数のCNT25が、放熱体4および/または発熱体3と安定して接触できる。これによって、優れた放熱性能を確保することができる。
また、接着剤層5は、好ましくは、硬化性接着剤を含む。そのため、接着剤層5を硬化させることができ、放熱体4と発熱体3とを強固に接着できる。
図3Aに示すように、CNT構造体1の製造方法では、CNTアレイ2をそのままCNT構造体1の製造に用いることができる。その結果、複数のCNT25が放熱体4および/または発熱体3と安定して接触できるとともに、CNT構造体1の製造効率の向上を図ることができる。
また、接着剤層5が、発熱体3と放熱体4とが互いに近づく方向に所定の圧力が付与された状態で、放熱体4と発熱体3とを接着する。そのため、別途部材(例えば、万力など)を設けることなく、複数のCNT25を放熱体4および/または発熱体3の表面の凹凸に安定して追従させることができる。
また、接着剤層5が放熱体4と発熱体3とを接着した状態において、CNTアレイ2の厚みは、発熱体3と接触前のCNTアレイ2の厚みに対して、好ましくは、2/3以下となる。そのため、複数のCNT25を放熱体4および/または発熱体3の表面に押し当てることができる。その結果、複数のCNT25を放熱体4および/または発熱体3の表面の凹凸により一層安定して追従させることができる。
また、接着剤層5が光硬化性接着剤を含む場合、接着剤層5を、特定の波長の光によって硬化できる。そのため、放熱体4と発熱体3とを円滑に接着することができながら、発熱体3に対する熱によりダメージを抑制できる。
<第2実施形態>
次に、第2実施形態としてのCNT構造体10を、図4を参照して説明する。
図4に示すように、CNT構造体10では、発熱体3におけるCNTアレイ2の他方面に対向する表面が、段差3Aを有している。このような第2実施形態においても、接着剤層5が、発熱体3と放熱体4とが互いに近づく方向に所定の圧力がかかるように、発熱体3と放熱体4とを接着しているので、複数のCNT25が、発熱体3の段差3Aに追従して、発熱体3の表面と安定して接触できる。
なお、図示しないが、放熱体4におけるCNTアレイ2の一方面に対向する表面も、発熱体3と同様に段差を有していてもよい。この場合、複数のCNT25が、放熱体4の段差に追従して、放熱体4の表面と安定して接触できる。このような第2実施形態によっても、上記した第1実施形態と同様の作用効果を奏することができる。
<第3実施形態>
次に、第3実施形態としてのCNT構造体11を、図5を参照して説明する。
図5に示すように、CNT構造体11では、放熱体4と、CNTアレイ2の厚み方向一方面の少なくとも一部とが接合している。CNT構造体11は、CNTアレイ2と放熱体4とを接着する第2接着剤層6を有する。
第2接着剤層6は、接着剤層5の空間S内において、放熱体4上に配置される。第2接着剤層6は、複数のCNT25が放熱体4に接触した状態で、CNTアレイ2の少なくとも一部を放熱体4に接着する。第2接着剤層6は、上記した接着剤を含有する。第2接着剤層6が含有する接着剤は、特に制限されない。
第2接着剤層6の厚みは、接着剤層5の厚みよりも小さく、発熱体3および放熱体4と接触した状態のCNTアレイ2の厚みよりも小さい。第2接着剤層6の厚みは、発熱体3および放熱体4と接触した状態のCNTアレイ2の厚みに対して、例えば、20%以下、好ましくは、10%以下である。
第2接着剤層6の厚みが上記上限以下であると、第2接着剤層6から突出(露出)するCNT25の長さを十分に確保でき、CNT25の発熱体3に対する追従性を確保することができる。
第3実施形態では、CNTアレイ2を放熱体4に配置する工程において、まず、第2接着剤層6が放熱体4上に配置される。そして、CNTアレイ2に含まれる複数のCNT25の端部が、放熱体4と接触するように第2接着剤層6に埋め込まれる。これによって、CNTアレイ2が放熱体4に接着される。
そのため、接着剤層5を放熱体4に配置する工程において、CNTアレイ2が放熱体4に対してずれることを抑制でき、接着剤層5を、CNTアレイ2を囲むように、放熱体4に円滑に配置できる。
また、第3実施形態によっても、上記した第1実施形態と同様の作用効果を奏することができる。これら第1実施形態〜第3実施形態は、適宜組み合わせることができる。
1 CNT構造体
2 CNTアレイ
25 CNT
3 発熱体
4 放熱体
5 接着剤層

Claims (6)

  1. 複数のカーボンナノチューブが所定方向に配向されるカーボンナノチューブアレイと、
    前記カーボンナノチューブアレイに対して前記所定方向の一方から接触する第1部材と、
    前記カーボンナノチューブアレイに対して前記所定方向の他方から接触する第2部材と、
    前記第1部材と前記第2部材とを接着する接着剤層とを、備え、
    前記接着剤層は、前記カーボンナノチューブアレイを囲むことにより、前記カーボンナノチューブアレイが配置される空間を形成することを特徴とする、カーボンナノチューブ構造体。
  2. 前記接着剤層は、硬化性接着剤を含むことを特徴とする、請求項1に記載のカーボンナノチューブ構造体。
  3. 複数のカーボンナノチューブが所定方向に配向されるカーボンナノチューブアレイを、前記所定方向における前記カーボンナノチューブアレイの一方面が第1部材に接触するように配置する工程と、
    前記カーボンナノチューブアレイを囲むことにより、前記カーボンナノチューブアレイが配置される空間を形成するとともに、接着剤層を前記第1部材に配置する工程と、
    前記所定方向における前記カーボンナノチューブアレイの他方面に第2部材を接触させ、前記第1部材と前記第2部材とが互いに近づく方向に所定の圧力が付与された状態で、前記接着剤層が前記第1部材と前記第2部材とを接着する工程と、
    を含むことを特徴とする、カーボンナノチューブ構造体の製造方法。
  4. 前記第1部材と、前記所定方向における前記カーボンナノチューブアレイの一方面の一部とは、接合していることを特徴とする、請求項3に記載のカーボンナノチューブ構造体の製造方法。
  5. 前記接着剤層が前記第1部材と前記第2部材とを接着する工程において、
    前記第2部材と接触する前の前記カーボンナノチューブアレイの厚みに対して、前記カーボンナノチューブアレイの厚みが2/3以下となるように、前記第1部材と前記第2部材とが互いに近づく方向に所定の圧力が付与された状態で、前記第1部材と前記第2部材とを接着することを特徴とする、請求項3または4に記載のカーボンナノチューブ構造体の製造方法。
  6. 前記接着剤層は、光硬化性接着剤を含み、
    前記接着剤層が前記第1部材と前記第2部材とを接着する工程において、
    前記所定方向における前記カーボンナノチューブアレイの他方面に第2部材を接触させ、前記第1部材と前記第2部材とが互いに近づく方向に所定の圧力が付与された状態で、特定の波長の光によって前記接着剤層を硬化させて、前記第1部材と前記第2部材とを接着することを特徴とする、請求項3〜5のいずれか一項に記載のカーボンナノチューブ構造体の製造方法。
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