JP2021034431A - 電力変換装置用のコンデンサモジュール - Google Patents

電力変換装置用のコンデンサモジュール Download PDF

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Abstract

【課題】一方向に対し等間隔に複数のコンデンサが並ぶ、電力変換装置用のコンデンサモジュールがある。上記構成の場合、コンデンサ間に配置されるコンデンサでは、挟まれるコンデンサ双方から熱の影響を受け、コンデンサ間のコンデンサに、部分的な熱集中が生じる虞がある。本開示は、電力変換装置に搭載されるコンデンサモジュールにおいて、部分的な熱集中が起きることを抑制可能な電力変換装置用のコンデンサモジュールを提供することを目的とする。【解決手段】本開示の構成は、第1コンデンサおよび第2コンデンサ間の距離が、第2コンデンサおよび第3コンデンサ間の距離より大きい構成にする。本開示の構成は、第3コンデンサから第2コンデンサに与える熱影響と比較して、第1コンデンサから第2コンデンサに与える熱影響を抑制することができる。【選択図】図2

Description

本開示は、電力変換装置用のコンデンサモジュールに関する。
電力変換装置用の搭載するコンデンサとして、特許文献1では、複数のコンデンサが一方向に平行、または垂直に並んで配列されるコンデンサモジュールが開示されている。さらに、各コンデンサは電極を有しており、バスバーにより電極同士が電気的に接続されている。このコンデンサモジュールでは、複数のコンデンサが電気的に接続されることにより、大容量かつ定格電圧が高いコンデンサモジュールとして機能することができる。
特開2011−96785号公報
特許文献1に開示のコンデンサモジュールでは、各コンデンサは等間隔に並んでいる。上記構成のコンデンサモジュールでは、コンデンサモジュールに電流が流れる際、各コンデンサにおいて電流が流れることで熱を生じる。コンデンサ間に配置されるコンデンサでは、挟まれるコンデンサ双方の温度が、コンデンサ間に配置される温度よりも高い場合、挟まれるコンデンサ双方から熱の受ける可能性がある。したがって、コンデンサモジュールにおいて、素子間に配置されるコンデンサなどに熱集中が起きる虞がある。
本開示は、この事情に基づいて成されたものであり、その目的とするところは、電力変換装置に搭載されるコンデンサモジュールにおいて、部分的な熱集中が起きることを抑制可能な電力変換装置用のコンデンサモジュールを提供することにある。
その目的を達成するための本開示の第1の態様は、一方向に順に並ぶ第1コンデンサ(C1)、第2コンデンサ(C2)および第3コンデンサ(C3)を備え、第1コンデンサ(C1)、第2コンデンサ(C2)、および第3コンデンサ(C3)の各中心は、一方向に延びる直線上に位置し、第1コンデンサ(C1)の表面と第2コンデンサ(C2)の表面が対向する一方向における最短距離を第1距離(L1)、第2コンデンサ(C2)の表面と第3コンデンサ(C3)の表面が対向する一方向における最短距離を第2距離(L2)とすると、第1距離は第2距離より大きい電力変換装置用のコンデンサモジュールである。
上記第1の態様の構成により、第1距離(L1)が第2距離(L2)より大きいため、第1コンデンサ(C1)から第2コンデンサ(C2)に与える熱影響は、第3コンデンサ(C3)から第2コンデンサ(C2)に与える熱影響よりも抑制される。
上記目的を達成するための本開示第2の態様は、一方向に順に並ぶ第1コンデンサ(C1)、第2コンデンサ(C2)および第3コンデンサ(C3)を備え、第1コンデンサ(C1)、第2コンデンサ(C2)および第3コンデンサ(C3)の各々は、一方向に対し長辺方向が平行または垂直に配置される扁平形状であり、第1コンデンサ(C1)の表面と第2コンデンサ(C2)の表面が対向する一方向における最短距離を第1距離(L1)、第2コンデンサ(C2)の表面と第3コンデンサ(C3)の表面が対向する一方向における最短距離を第2距離(L2)とすると、第1距離(L1)は第2距離(L2)より大きい電力変換装置用のコンデンサモジュールである。
上記第2の態様の構成により、第1距離(L1)が第2距離(L2)より大きいため、第1コンデンサ(C1)から第2コンデンサ(C2)に与える熱影響は、第3コンデンサ(C3)から第2コンデンサ(C2)に与える熱影響よりも抑制される。
上記目的を達成するための本開示第3の態様は、一方向に並ぶ第1コンデンサ(C1)と、第2コンデンサ(C2)と、一方向において第1コンデンサ(C1)および第2コンデンサ(C2)の間に配置されるダミー部材(50)と、第1コンデンサ(C1)、第2コンデンサ(C2)およびダミー部材(50)を収容するケース(30)と、第1コンデンサ(C1)、第2コンデンサ(C2)およびダミー部材(50)の間を埋めるようにケース(30)内部に充填されている充填材(60)と、を備える電力変換用のコンデンサモジュールである。上記第3の態様の構成により、一方向における第1コンデンサ(C1)と第2コンデンサ(C2)間の距離は、特許文献1に記載の構成のように一方向に配置される第1コンデンサと第2コンデンサ間の距離と比較して、ダミー部材(50)の分だけ距離が大きくなる。
したがって、上記第3の態様の構成では、第1コンデンサ(C1)および第2コンデンサ(C2)同士の熱影響を抑制できる。
本開示に係る電力変換システムの構成を示す図である。 本開示の第1実施形態のコンデンサモジュールの構成を示す図である。 図2におけるコンデンサと図1の構成の対応を示す図である。 本開示の第1実施形態のコンデンサモジュールの斜視図である。 図4のケース内に配置されるコンデンサの斜視図である。 図2のVI側矢視図である。 正極バスバーの斜視図である。 本開示の第2実施形態のコンデンサモジュールの構成を示す図である。 第1実施形態における、第1コンデンサC1、第2コンデンサC2、第3コンデンサC3の並びを示す図である。 第2実施形態の比較例における、第1コンデンサC1、第2コンデンサC2、第3コンデンサC3の並びを示す図である。 他の実施形態における、第1コンデンサC1、第2コンデンサC2、第3コンデンサC3の並びを示す図である。 本開示の意図しない、第1コンデンサC1、第2コンデンサC2、第3コンデンサC3の並びを示す図である。 本開示の意図しない、第1コンデンサC1、第2コンデンサC2、第3コンデンサC3の並びを示す図である。 他の実施形態における、コンデンサモジュールの斜視図である。 図2のXV−XV断面図である。
以下、本開示の複数の実施形態を図面に基づいて説明する。尚、各実施形態において対応する構成要素には同一の符号を付すことにより、重複する説明を省略する場合がある。各実施形態において構成の一部分のみを説明している場合、当該構成の他の部分については、先行して説明した他の実施形例の構成を適用することができる。また、各実施形態の説明において明示している構成の組み合わせばかりではなく、特に組み合わせに支障が生じなければ、明示していなくても複数の実施形態の構成同士を部分的に組み合わせることができる。そして、複数の実施形態及び変形例に記述された構成同士の明示されていない組み合わせも、以下の説明によって開示されているものとする。
(第1実施形態)
図1は、本開示のコンデンサモジュールが適用される電力変換システムの1例を示したものである。図1に開示の電力変換システムは、車両の駆動輪と機械的に連結されるモータジェネレータ10と、直流電源バッテリ11と、インバータ回路20と、昇圧回路21と、を備える。インバータ回路20は、バッテリ11とモータジェネレータ10間に配置され、電圧の直流−交流変換を行う。昇圧回路21は、バッテリ11とモータジェネレータ10間に配置され、バッテリ11の出力電圧の昇圧を行う。また、本開示の電力変換システムは、インバータ20回路に供給される電力を平滑化する平滑コンデンサC、バッテリ11から入力される電圧を平滑化する昇圧回路コンデンサCDおよびバッテリ11に侵入するノイズを低減するYコンデンサYCを備えている。
本開示の電力変換システムにおいて、電力変換に関わる部分を指して、電力変換装置とする。電力変換装置は、インバータ回路20と、昇圧回路21と、平滑コンデンサCと、昇圧回路コンデンサCDと、YコンデンサYCと、を備える。
図2から図5は、図1の電力変換システムで開示されている平滑コンデンサC、昇圧回路コンデンサCDおよびYコンデンサYCをモジュール化したコンデンサモジュールの構成を示した図である。第1実施形態における電力変換装置用のコンデンサモジュールは、ケース30、平滑コンデンサC、昇圧回路コンデンサCD、YコンデンサYC、正極バスバー40、負極バスバー41、ダミー部材50および充填材60を備える。
図2は、本開示の第1実施形態のコンデンサモジュール内部を上から見た図である。図2において、コンデンサモジュールは、略矩形状のケース30内に平滑コンデンサC、昇圧回路コンデンサCDおよびYコンデンサYCを収容している。図3は図2の一部構成を省略した図であり、平滑コンデンサC、昇圧回路コンデンサCDおよびYコンデンサYCは、複数のコンデンサによって構成されることを示している。各コンデンサは、フィルムを巻回して積層するフィルムコンデンサである。
本開示では、フィルムが積層する方向に対して、垂直な方向を軸方向と定義する。上記構成におけるケース30は、軸方向上側から見て、矩形状の壁を備えるケースである。本開示では、矩形状のケース30の長辺方向と平行な方向を一方向、短辺方向と平行な方向を一方向に垂直な方向とする。各コンデンサは、ケース30内において、一方向と平行な方向もしくは垂直な方向に並ぶように配置されている。
各コンデンサは、並列に接続されており同一の容量のコンデンサによって構成されることが好ましい。また、各コンデンサは、同一形状、同一体積のもので構成されることが好ましい。コンデンサの形状は、軸方向上側から見て、扁平形状のものが好ましい。
第1実施形態のコンデンサモジュールでは、一方向に順に並ぶ第1コンデンサC1、第2コンデンサC2および第3コンデンサC3を有している。図3において、第1コンデンサC1および第2コンデンサC2は平滑コンデンサCを構成するコンデンサである。第3コンデンサC3は、YコンデンサYCを構成するコンデンサである。
上記構成では、第1コンデンサC1の表面Sと第2コンデンサC2の表面Sが対向する一方向における最短距離を第1距離L1、第2コンデンサC2の表面Sと第3コンデンサC3の表面Sが対向する一方向における最短距離を第2距離L2とする。第1距離L1は第2距離L2より大きい。
また、第1距離L1の距離は、一方向に平行または垂直な方向におけるコンデンサの幅Wより大きな距離にしてもよい。
図6は、図2におけるVI側矢視図である。各コンデンサは、表面Sに垂直な端面Eから軸方向に突出する正極70と負極71の電極を備えている。図7は、正極バスバー40の斜視図である。正極バスバー40は、正極70が挿入される正極穴40bが設けられている。同様に負極バスバー41は、負極71が挿入される負極穴41bが設けられている。よって図6に示すように、正極70が正極穴40b、負極71が負極穴41bに挿入され、コンデンサの表面Sに垂直な上下端面Eを正極バスバー40および負極バスバー41が挟む構成となる。
図7に示すように正極バスバー40には、外部の装置と電気的に接続を行うための正極端子40a設けられ、その先端はケース外部に露出している。同様に負極バスバー41には、外部の装置と電気的に接続を行うための負極端子41aが設けられている。図2に示すように、正極端子40aおよび負極端子41aは、第1コンデンサC1および第2コンデンサC2よりもダミー部材50に近い位置に設けられる。
正極端子40aおよび負極端子41aは、インバータ回路20または昇圧回路21に接続されている。
図2では、一方向において第1コンデンサC1、ダミー部材50、第2コンデンサC2が順に並んでいる。ダミー部材50は、第1コンデンサC1および第2コンデンサC2の熱伝導率より低い熱伝導率の材質によって形成されることが好ましい。
また、ダミー部材50は、充填材60の比重よりも大きな比重の材料によって形成されていることが好ましい。
図4は第1実施形態のコンデンサモジュールの斜視図である。図4に示すようにケース30内には、充填材60が注入されている。これにより、各コンデンサおよびダミー部材50間は、充填材60によって埋められている。また、充填材60の熱伝導率は、第1コンデンサC1、第2コンデンサC2および第3コンデンサC3の熱伝導率より低いことが好ましい。充填材60の具体的な材料としては、エポキシ樹脂等の樹脂材料が好ましい。
図2では、充填材60の図示を省略している。更に正極端子40aおよび負極端子41aは図2上にて2本しか示されていないが、図4の端子の一部を省略したものである。図3では、正極バスバー40、負極バスバー41、充填材60の図示を省略している。図5は、図4のケース30内部に配置されるコンデンサの斜視図である。
ここまで説明した本実施形態によれば、コンデンサモジュールにおいて一方向に順に並ぶ第1コンデンサC1、第2コンデンサC2および第3コンデンサC3を備えている。第1コンデンサC1の表面と第2コンデンサC2の表面が対向する一方向における最短距離を第1距離L1、第2コンデンサC2の表面と第3コンデンサC3の表面が対向する一方向における最短距離を第2距離L2とする。上記構成では、第1距離L1が第2距離L2よりも大きい構成になっている。さらに、ケース30内において、第1コンデンサC1、第2コンデンサC2、および第3コンデンサC3間を充填材60で充填している。充填材60の熱伝導率は、第1コンデンサC1、第2コンデンサC2、および第3コンデンサC3の熱伝導率よりも低い。
第1コンデンサC1、第2コンデンサC2および第3コンデンサC3は、平滑コンデンサC、昇圧回路コンデンサCDおよびYコンデンサYCの構成要素の一部である。平滑コンデンサC、昇圧回路コンデンサCDおよびYコンデンサYCは、インバータ回路20、昇圧回路21およびバッテリ11等に接続される。インバータ回路20、昇圧回路21およびバッテリ11の駆動時には、第1コンデンサC1、第2コンデンサC2および第3コンデンサC3それぞれに電流が流れる。電流が流れることにより第1コンデンサC1、第2コンデンサC2および第3コンデンサC3では、熱を生じることになる。
上記構成において、充填材60の熱伝導率は、第1コンデンサC1、第2コンデンサC2、および第3コンデンサC3の熱伝導率よりも低いため、第1コンデンサC1で生じた熱が第2コンデンサC2へと伝わることを充填材60によって抑制できる。同様に第2コンデンサC2から第1コンデンサC1へ伝わる熱も抑制できる。第2コンデンサC2および第3コンデンサC3間の熱の移動についても同様である。
上記構成によれば、図2に示すように第1距離L1が第2距離L2よりも大きい構成であるため、第1コンデンサC1と第2コンデンサC2間には、第2コンデンサC2と第3コンデンサC3間よりも大きな隙間が形成されることになる。
よって、第1コンデンサC1と第2コンデンサC2間には、第2コンデンサC2と第3コンデンサC3間よりも大きな体積の充填材60が存在していることとなる。充填材60は、第1コンデンサC1、第2コンデンサC2および第3コンデンサC3よりも熱伝導率が低いため、コンデンサ間に大きな隙間があるほどコンデンサから発せられる熱は、充填材60で遮熱される効果が大きくなる。したがって、本実施形態の構成では、第1コンデンサC1から生じた熱が第2コンデンサC2に与える熱影響を、第3コンデンサC3から生じた熱が第2コンデンサC2に与える熱影響よりも抑制できる。
上記構成では、ケース30内において、第1コンデンサC1、第2コンデンサC2、および第3コンデンサC3間を充填材60で充填しているため、充填材60により各コンデンサが移動することを抑制できる。
充填材60の具体的な材質としては、エポキシ樹脂等を含むものが好ましい。
上記構成では、第1コンデンサC1、第2コンデンサC2および第3コンデンサC3に流れる電流の向きは、同一方向である。さらに、第1距離L1が第2距離L2よりも大きい構成となっている。
したがって、第1コンデンサC1に流れる電流と第2コンデンサC2に流れる電流間の距離は、第2コンデンサC2に流れる電流と第3コンデンサC3に流れる電流間の距離よりも大きくなる。同一方向に流れる電流は、各電流によって生じる磁場の影響により、電流の流れが促進される。磁場の影響の大きさは、電流間の距離の大きさに反比例するため、同一方向に流れる電流間の距離が近いほど、流れる電流は増加する。上記構成の場合、第1コンデンサC1に流れる電流と第2コンデンサC2に流れる電流間の距離は、第2コンデンサC2に流れる電流と第3コンデンサC3に流れる電流間の距離より大きい。
したがって、第1コンデンサC1に流れる電流によって第2コンデンサC2に流れる電流が促進される度合いは、第3コンデンサC3に流れる電流によって第2コンデンサC2に流れる電流が促進される度合いよりも抑制できる。電流が大きいほど、電流によって生じる熱量は増加する。よって、上記構成では、第1コンデンサC1に流れる電流による第2コンデンサC2の自己発熱増加の影響を、第3コンデンサC3に流れる電流による第2コンデンサC2の自己発熱増加の影響よりも抑制できる。
上記構成において第1コンデンサC1、第2コンデンサC2および第3コンデンサC3は、軸方向上側から見て、扁平形状であり、長辺方向が一方向に平行もしくは垂直になるように配置される。扁平形状の場合、表面が円形の場合と比較して、ケース内に複数のコンデンサを配置する際に、占積率を大きくすることができる。
本実施形態によれば、第1距離L1は、一方向におけるコンデンサの幅Wよりも大きい構成になっている。特許文献1では、一方向に並ぶ複数のコンデンサの中で電極に最も近いコンデンサとの間にコンデンサの幅Wよりも大きい隙間を形成している。特許文献1の構成において、一方向に並ぶコンデンサの数は、一方向に等間隔に並び、コンデンサの幅Wよりも大きい隙間を形成しないコンデンサモジュールと比較して1つ少なくなる。
コンデンサモジュールにおいて各コンデンサは、並列に接続されており、コンデンサの数が減ると、各コンデンサに流れる電流が増える。消費電力は電流の2乗に比例するため電流が増加することで各コンデンサにおける自己発熱の量が増大する。さらに、コンデンサモジュール全体において、電流のブレを平滑するコンデンサの数が減るため、各コンデンサにおける電流のブレが大きくなり電圧が安定しなくなる。電圧のブレにより各コンデンサにおける自己発熱が増大する。
したがって、一方向に並ぶ複数のコンデンサの中で電極に最も近いコンデンサとの間にコンデンサの幅Wよりも大きい隙間を形成した場合、各コンデンサにおける自己発熱が増大する虞がある。特にコンデンサ間に配置されるコンデンサでは、挟まれる双方のコンデンサの熱が増大し、局部的に熱影響が集中する虞がある。
本実施形態は、第1コンデンサC1および第2コンデンサC2間の第1距離L1は、一方向におけるコンデンサの幅Wよりも大きい構成になっている。上記構成では、コンデンサの幅Wよりも大きい隙間が、第1コンデンサC1および第2コンデンサC2間に形成されるため、第1コンデンサC1および第2コンデンサC2に与える熱影響が抑制される。したがって、上記構成では、コンデンサ間に配置されるコンデンサへの熱影響を抑制できるため、コンデンサモジュール全体において、局部的に熱集中が起きることを抑制できる。
本実施形態では、ケース30内に第1コンデンサC1、第2コンデンサC2および第3コンデンサC3が収容されている。さらに、第1コンデンサC1および第2コンデンサC2間の第1距離L1は、一方向におけるコンデンサの幅Wよりも大きい構成になっている。上記構成では、一方向に等間隔にコンデンサが配置される場合と比較して、一方向に配置されるコンデンサの数が少ない。
また、各コンデンサの自己発熱が大きく、局部的な熱集中等が発生する場合は、第1コンデンサC1および第2コンデンサ間にコンデンサ素子を追加することで、各コンデンサの自己発熱を抑制できる。上記構成では、搭載する車種によって必要容量や要求耐熱性が変化しても、一方向に並ぶコンデンサの数を変更することで対応できる。したがって、上記構成ではケース30の形状を変更することなく、一方向に並ぶコンデンサの数を変更することで、複数車種の要求仕様に対応できる。
本実施形態では、一方向に並ぶ第1コンデンサC1および第2コンデンサC2間にダミー部材50が配置されている。第1コンデンサC1、第2コンデンサC2およびダミー部材50は、ケース30に収容されており、第1コンデンサC1、第2コンデンサC2およびダミー部材50間を埋めるように充填材60が充填されている。
図15は、図2におけるXV−XV断面図である。図15に示すように、ケース30内部のうち、一方向において、第1コンデンサC1および第2コンデンサC2が配置される領域をコンデンサ配置部100とする。ケース30内部のうち、一方向において、第1コンデンサC1および第2コンデンサC2間の領域をコンデンサ隙間部101とする。
上記構成において、コンデンサ隙間部101にダミー部材50を配置しない場合、コンデンサ隙間部101を占める充填材60の体積は、コンデンサ配置部100を占める充填材60の体積より大きくなる。充填材60は硬化する際、充填材60の体積が大きいほど、充填材60の収縮量が増える。充填材60の硬化時、充填材60の体積が大きいコンデンサ隙間部101では、コンデンサ配置部100の充填材60よりも収縮量が大きくなる。
よって、コンデンサ隙間部101の充填材60の軸方向における表面の高さと、コンデンサ配置部100の充填材60表面の高さに違いが生じる虞がある。さらに、コンデンサ配置部100およびコンデンサ隙間部101の充填材60の表面の高さの違いにより、充填材60にひけが生じる虞がある。
一方で本実施形態の構成の場合、ダミー部材50によってコンデンサ隙間部101の充填材60が占める体積が減少するため、コンデンサ配置部100に充填される充填材60の体積と、コンデンサ隙間部101に充填される充填材60の体積差が減少する。よって、上記構成では、充填材60の収縮量の違いによるひけの発生を抑制することができる。
ダミー部材50は、プラスチック等の絶縁材料によって形成されていることが好ましい。
充填材60の熱伝導率は、第1コンデンサC1、第2コンデンサC2、および第3コンデンサC3の熱伝導率よりも低い方が好ましい。上記構成により、図2の説明と同様に第1コンデンサC1、第2コンデンサC2および第3コンデンサC3間の熱の移動を抑制できる。
本実施形態では、ダミー部材50の熱伝導率が第1コンデンサC1および第2コンデンサC2よりも低いものである。上記構成によりダミー部材50の熱伝導率が第1コンデンサC1および第2コンデンサC2よりも低いため、図2の説明と同じくダミー部材50により、第1コンデンサC1および第2コンデンサC2間の熱移動を抑制できる。
本実施形態では、ダミー部材50の比重が充填材60の比重よりも大きくなっている。上記構成により、ケース30内部に充填材60を充填した際、ダミー部材50の比重の方が充填材60の比重より大きいため、充填材60からダミー部材50に加わる浮力によって、ダミー部材50が移動することを抑制できる。
本実施形態では、第1コンデンサC1および第2コンデンサC2の正極70を相互に接続する正極バスバー40と、第1コンデンサC1および第2コンデンサC2の負極71を相互に接続する負極バスバー41とを備える。正極バスバー40および負極バスバー41は、第1コンデンサC1および第2コンデンサC2の表面Sに垂直な端面Eを挟持するとともに、ダミー部材の端面51を挟持している。
上記構成では、正極バスバー40および負極バスバー41が、第1コンデンサおよび第2コンデンサの表面Sに垂直な端面Eを挟持する。さらに、正極バスバー40および負極バスバー41がダミー部材の端面51を挟持しているため、第1コンデンサC1、第2コンデンサC2、およびダミー部材50に衝撃等が加わっても移動することが抑制される。
ダミー部材50の大きさは、第1コンデンサC1および第2コンデンサC2と同程度であることが好ましい。第1コンデンサC1および第2コンデンサC2と同程度の大きさにすることで、ダミー部材の端面51の位置が第1コンデンサC1および第2コンデンサC2と同程度の位置になる。
よって、第1コンデンサC1、第2コンデンサC2およびダミー部材50に対し正極バスバー40および負極バスバー41が均一に当接できるようになる。均一に当接することで、第1コンデンサC1、第2コンデンサC2およびダミー部材50の移動を抑制することができる。
本実施形態では、ダミー部材50は、端面51から突出する突起50a、50bを有している。ダミー部材50は、正極バスバー40に形成されている正極穴40bおよび負極バスバー41に形成されている負極穴41bに突起50aを挿入している。
上記構成において、ダミー部材50は、正極側に形成された突起50aを正極バスバー40に形成された正極穴40bに挿入し、負極側に形成された突起50bを負極バスバー41に形成された負極穴41bに挿入する構成である。上記構成の正極穴40bおよび負極穴41bにより、突起50aおよび突起50bが正極バスバー40および負極バスバー41に対して移動することを抑制できる。よって、ダミー部材50は、正極バスバー40および負極バスバー41に対して移動することが抑制される。
上記構成では、各コンデンサの正極70が、正極バスバー40に形成された正極穴40bに挿入され、負極71が負極バスバー41に形成された負極穴41bに挿入される構成にしてもよい。上記構成により、正極70および負極71が、正極穴40bおよび負極穴41bによって移動が抑制されるため、各コンデンサは、正極バスバー40および負極バスバー41に対して移動することが抑制される。
本実施形態では、正極バスバー40に外部との接続を行うための正極端子40aが設けられ、負極バスバー41に外部との接続を行うための負極端子41aが設けられている。さらに、ダミー部材50が、第1コンデンサC1および第2コンデンサC2よりも正極端子40aおよび負極端子41aに近い位置に配置される。
上記構成では、第1コンデンサC1および第2コンデンサC2に流れる電流の向きと、正極端子40aおよび負極端子41aに流れる電流の向きが逆方向になっている。上記構成に反して、ダミー部材50ではなく、第1コンデンサC1および第2コンデンサC2の近くに正極端子40aおよび負極端子41aを配置した場合、逆方向の電流が近接する構成となる。
逆方向の電流が近接すると電流同士が互いの磁界を打ち消しあうため、第1コンデンサC1および第2コンデンサC2の相互インダクタンス少なくなる。相互インダクタンスが少なくなったことにより、第1コンデンサC1および第2コンデンサC2には、正極端子40aおよび負極端子41aが近接していないコンデンサよりも大きな電流が流れる虞がある。
一方で、上記の本実施形態の構成では、正極端子40aおよび負極端子41aは、第1コンデンサC1および第2コンデンサC2よりもダミー部材50に近接する位置に配置されているため、逆方向の電流が近接しない構成となっている。上記構成のより、第1コンデンサC1および第2コンデンサC2の相互インダクタンスが低下することを抑制できる。したがって、第1コンデンサC1および第2コンデンサC2に大きな電流が流れることを抑制できるため、第1コンデンサC1および第2コンデンサC2にて大きな熱が発生することを抑制できる。
なお、この第2実施形態以下の説明において、それまでに使用した符号と同一番号の符号を有する要素は、特に言及する場合を除き、それ以前の実施形態における同一符号の要素と同一の要素である。
(第2実施形態)
本実施形態の電力変換装置用のコンデンサモジュールでは、図8に示すように、第1コンデンサC1、第2コンデンサC2および第3コンデンサC3を備えている。第1コンデンサC1、第2コンデンサC2および第3コンデンサC3の各中心は、一方向に延びる直線上に位置する。第1距離L1は、第2距離L2より大きい構成となっている。第1距離L1は、コンデンサの幅Wよりも大きい。
図10は、第2実施形態の比較例である。図10では、一方向において第1コンデンサC1、第2コンデンサC2および第3コンデンサC3が順に並んでいる。図10では、第1コンデンサC1と第3コンデンサC3の一方向に平行な表面同士を最短距離で結ぶ2つの直線80、81と第1コンデンサC1と第3コンデンサC3が対向する面によって囲まれる領域82内に第2コンデンサC2の中心が位置するように配置されている。
一方で本実施形態は、図9に示すように、一方向において第1コンデンサC1、第2コンデンサC2および第3コンデンサC3が順に並んでいる。さらに、第1コンデンサC1、第2コンデンサC2および第3コンデンサC3の中心が一方向に平行な直線上に位置する位置関係となっている。
上記構成では、第1実施形態と同じく、第1距離L1が第2距離L2よりも大きい構成となっている。したがって、第1コンデンサC1および第2コンデンサC2間の隙間の大きさは、第2コンデンサC2および第3コンデンサC3間の隙間より大きくなる。第1コンデンサC1と第2コンデンサC2間には、第2コンデンサC2と第3コンデンサC3間よりも大きな体積の空気が存在していることとなる。
したがって、第1実施形態の図2の説明と同様に、本実施形態は、第1コンデンサC1から生じた熱が第2コンデンサC2に与える熱影響を、第3コンデンサC3から生じた熱が第2コンデンサC2に与える熱影響よりも抑制できる。
本実施形態では、第1距離L1がコンデンサの幅Wよりも大きな距離となっている。上記構成により、第1実施形態の図2における説明と同様、各コンデンサの自己発熱による熱影響を低減できる。また、各車種の要求仕様の変更に対しても対応できる。
(他の実施形態)
以上、本開示の実施形態を説明したが、本開示は上述の実施形態に限定されるものではなく、次の実施形態も本開示の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
たとえば、図2では、第1コンデンサC1、第2コンデンサC2および第3コンデンサC3が一方向に順に並ぶものとして開示されているが、一方向に垂直な方向に順に並んでいても良い。
図2では、第1距離L1の方が第2距離L2より大きいが、第2距離L2の方が第1距離L1より距離が大きい構成にしてもよい。第2距離L2の方が第1距離L1より距離が大きい構成の場合、第2距離L2をコンデンサの幅Wより大きな距離にしてもよい。
図2において、ケース30内に配置される各コンデンサは、軸方向からみて扁平形状であるが、円形など扁平以外の形状であってもよい。
図2において第1距離Lは、コンデンサの幅Wよりも大きいが、第1距離Lをコンデンサの幅Wより小さくしてもよい。
図2においてケース30内は、充填材60で充填されているが、充填材60で充填されていない構成にしてもよい。
図11は、一方向に順に並ぶ第1コンデンサC1、第2コンデンサC2および第3コンデンサC3の例を示した図である。図11では、一方向において第1コンデンサC1、ダミー部材50および第2コンデンサC2が順に並んでいる。さらに、第1コンデンサC1と第2コンデンサC2の一方向に平行な表面同士を最短距離で結ぶ2つの直線80、81と第1コンデンサC1と第2コンデンサC2が対向する面によって囲まれる領域82内にダミー部材50の一部が被るように配置されている。ただし、図11では、ダミー部材50の中心は、領域82内に配置されていない。
図12、図13は本開示の一方向順に並ぶに該当しない第1コンデンサC1、第2コンデンサC2および第3コンデンサC3の例を示したものである。図12は、第2コンデンサC2が、第1コンデンサC1および第3コンデンサC3とともに一方向に並んでいないパターンの一例を示す図である。図12では、一方向において第1コンデンサC1および第3コンデンサC3が順に並んでいる。
しかし、第1コンデンサC1と第3コンデンサC3の一方向に平行な表面同士を最短距離で結ぶ2つの直線80、81と第1コンデンサC1と第3コンデンサC3が対向する面によって囲まれる領域82内に第2コンデンサC2は、配置されていない。上記のように領域82内に位置しない第2コンデンサC2は、第1コンデンサC1および第3コンデンサC3とともに一方向に並んでいるとは言えないものとする。
図13では、第3コンデンサC3が第1コンデンサC1および第2コンデンサC2とともに一方向に並んでいないパターンの一例を示す図である。図13では、第1コンデンサC1の一方向に平行な面2つから伸びる直線90、91が示している。コンデンサC1の一方向に垂直な面と直線90、91によって形成される領域92も示している。
図13において、第2コンデンサC2は、領域92内に一部が配置されている。しかし、第3コンデンサC3は、領域92内に配置されていない。本開示では、上記のように領域92内に配置される第2コンデンサC2は、第1コンデンサC1に対して一方向に並んでいるとするが、領域92内に入っていない第3コンデンサC3は、第1コンデンサC1に対して一方向に並んでいるとはしない。
一方向に並ばないコンデンサの例として図12、13を示したが、これらの組み合わせによって生じうる他のパターンも一方向に並ばないものとする。また、コンデンサのみでなく、コンデンサとダミー部材が並んでいるパターンでも同様である。
図2では、第1距離L1が第2距離L2より大きいが、第1距離L1および第2距離L2が、ケース30内において第1コンデンサC1、第2コンデンサC2および第3コンデンサC3以外の一方向に並ぶ2つのコンデンサ間の距離L0より大きい構成でもよい。上記の構成によれば第1コンデンサC1および第3コンデンサC3から発せられる熱による第2コンデンサC2への熱影響を抑制できる。
図2では、第1コンデンサC1および第2コンデンサC2間に、ダミー部材50を配置しているが、図14に示すようにダミー部材50を配置しない構成にしてもよい。
図2では、第1コンデンサC1および第2コンデンサC2が平滑コンデンサCを構成するコンデンサであり、第3コンデンサC3がYコンデンサを構成するコンデンサであるが、上記に限定するわけではない。
例えば第1コンデンサC1、第2コンデンサC2および第3コンデンサC3すべてが平滑コンデンサCを構成するコンデンサである構成であってもよい。上記のように第1コンデンサC1、第2コンデンサC2および第3コンデンサC3が1種類のコンデンサを構成するものでも良いし、2種類もしくは3種類のコンデンサを構成するものであってもよい。
第1実施形態では、コンデンサは、フィルムを旋回して積層した構造であるとしたが、他の積層構造のフィルムコンデンサを採用してもよい。また、フィルムコンデンサ以外のセラミックコンデンサや電解コンデンサ等であってもよい。
10・・・モータジェネレータ、11・・・直流電源バッテリ、20・・・インバータ回路、21・・・昇圧回路、C・・・平滑コンデンサ、CD・・・昇圧回路コンデンサ、YC・・・Yコンデンサ、30・・・ケース、40・・・正極バスバー、40a・・・正極端子、40b・・・正極穴、41・・・負極バスバー、41a・・・負極端子、41b・・・負極穴、50・・・ダミー部材、50a,50b・・・突起、51・・・ダミー部材の端面、60・・・充填材、70・・・正極、71・・・負極、80、81・・・直線、82・・・領域、90、91・・・直線、92・・・領域、100・・・コンデンサ配置部、101・・・コンデンサ隙間部、L1・・・第1距離、L2・・・第2距離、W・・・コンデンサの幅、L0・・・コンデンサ間の距離、S・・・コンデンサの表面、E・・・コンデンサの端面

Claims (11)

  1. 一方向に順に並ぶ第1コンデンサ(C1)、第2コンデンサ(C2)および第3コンデンサ(C3)を備え、
    前記第1コンデンサ、前記第2コンデンサ、および前記第3コンデンサの各中心は、
    前記一方向に延びる直線上に位置し、
    前記第1コンデンサの表面(S)と前記第2コンデンサの表面(S)が対向する前記一方向における最短距離を第1距離(L1)、前記第2コンデンサの表面(S)と前記第3コンデンサの表面(S)が対向する前記一方向における最短距離を第2距離(L2)とすると、
    前記第1距離は、前記第2距離より大きい電力変換装置用のコンデンサモジュール。
  2. 一方向に順に並ぶ第1コンデンサ(C1)、第2コンデンサ(C2)および第3コンデンサ(C3)を備え、
    前記第1コンデンサ、前記第2コンデンサおよび前記第3コンデンサの各々は、前記一方向に対し長辺方向が平行または垂直に配置される扁平形状であり、
    前記第1コンデンサの表面(S)と前記第2コンデンサの表面(S)が対向する前記一方向における最短距離を第1距離(L1)、前記第2コンデンサの表面(S)と前記第3コンデンサの表面(S)が対向する前記一方向における最短距離を第2距離(L2)とすると、
    前記第1距離は、前記第2距離より大きい電力変換装置用のコンデンサモジュール。
  3. 前記第1距離は、前記一方向に平行もしくは垂直な方向におけるコンデンサの幅(W)よりも大きい請求項1または2に記載の電力変換装置用のコンデンサモジュール。
  4. 前記第1コンデンサ、前記第2コンデンサ、および前記第3コンデンサを収容するケース(30)と、
    前記第1コンデンサ、前記第2コンデンサ、および前記第3コンデンサ間を充填する充填材(60)と、を備え
    前記充填材の熱伝導率は、前記第1コンデンサ、前記第2コンデンサ、および前記第3コンデンサの熱伝導率よりも低い請求項1から3のいずれか1項に記載の電力変換装置用のコンデンサモジュール。
  5. 前記第1コンデンサ、前記第2コンデンサ間に配置されるダミー部材(50)と、
    前記第1コンデンサ、前記第2コンデンサ、前記第3コンデンサ、および前記ダミー部材を内部に収容するケース(30)と、
    前記第1コンデンサ、前記第2コンデンサ、前記第3コンデンサおよび前記ダミー部材の間を埋めるように前記ケース内部に充填されている充填材(60)と、を備える請求項1から3のいずれか1項に記載の電力変換装置用のコンデンサモジュール。
  6. 一方向に並ぶ第1コンデンサ(C1)および第2コンデンサ(C2)と、
    前記一方向において前記第1コンデンサおよび前記第2コンデンサの間に配置されるダミー部材(50)と、
    前記第1コンデンサ、前記第2コンデンサおよび前記ダミー部材を収容するケース(30)と、
    前記第1コンデンサ、前記第2コンデンサおよび前記ダミー部材の間を埋めるように前記ケース内部に充填されている充填材(60)と、を備える電力変換装置用のコンデンサモジュール。
  7. 前記ダミー部材の熱伝導率は、前記第1コンデンサおよび前記第2コンデンサの熱伝導率よりも低い請求項5または6に記載の電力変換装置用のコンデンサモジュール。
  8. 前記ダミー部材の比重は、前記充填材の比重よりも大きい請求項5から7のいずれか1項に記載の電力変換装置用のコンデンサモジュール。
  9. 前記第1コンデンサおよび前記第2コンデンサの正極を相互に接続する正極バスバー(40)と、
    前記第1コンデンサおよび前記第2コンデンサの負極を相互に接続する負極バスバー(41)と、を備え、
    前記正極バスバーと前記負極バスバーは、前記第1コンデンサおよび前記第2コンデンサの端面(E)を挟持するとともに、前記ダミー部材の端面(51)を挟持している請求項5から8のいずれか1項に記載の電力変換装置用のコンデンサモジュール。
  10. 前記ダミー部材は、前記端面から突出する突起(50a)を有し、
    前記正極バスバーには、前記正極および前記突起が挿入される正極穴(40b)が形成され、
    前記負極バスバーには、前記負極および前記突起が挿入される負極穴(41b)が形成されている請求項9に記載の電力変換装置用のコンデンサモジュール。
  11. 前記正極バスバーに設けられた、外部との接続を行うための正極端子(40a)と、
    前記負極バスバーに設けられた、外部との接続を行うための負極端子(41a)と、を備え、
    前記ダミー部材は、前記第1コンデンサおよび前記第2コンデンサよりも、前記正極端子または前記負極端子の近くに配置されている請求項9または10に記載の電力変換装置用のコンデンサモジュール。
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