JP2021034013A - Pdi規約の準拠性分析プログラム、pdi規約の準拠性分析装置及びpdi規約の準拠性分析方法 - Google Patents

Pdi規約の準拠性分析プログラム、pdi規約の準拠性分析装置及びpdi規約の準拠性分析方法 Download PDF

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【課題】医療用データを外部からインポートする際に、PDI規約への違反が発覚した場面において、当該違反を迅速に解決するPDI規約の準拠性分析プログラムを提供する。【解決手段】媒体に記憶された医療用データを交換する際のPDI規約の準拠性分析プログラムを実行するPDI規約の準拠性分析装置において、準拠性分析手段4は、単純分析及び/又は複合分析を実行し、記憶情報がPDI規約情報に違反すると判断した場合に、媒体における違反と判断した記憶情報及び違反に係るPDI規約情報を特定する。分析結果出力手段6は、違反の有無、違反と判断した記憶情報、及び違反に係るPDI規約情報を出力する。【選択図】図1

Description

本発明は、医療機関間で医療用データを交換する際の規約であるPDI規約の準拠性を分析するプログラムに関する。また、本発明は、PDI規約の準拠性分析装置及びPDI規約の準拠性分析方法にも関する。
患者の医療用データを交換する際のメディアの保存形式に関する規格として、IHE(Integrating the Healthcare Enterprise)及びIHE−Jにより、可搬型媒体でのデータ交換規約(以下「PDI規約」という)が定められている。
医療機関間で患者を紹介する場合や、同じ施設内のオフライン環境下で医療用データを閲読する場合など、CD−RやUSB等の可搬型媒体を用いて医療用データを持ち運ぶ際に、この規格に準拠することが求められている。
しかしながら、実際の医療現場ではPDI規約に準拠していないケースが多く存在し、地域連携医療の発展の妨げとなっている。このような背景から、PDI規約への準拠性を判定すること等を目的とするソフトウェアが種々開発され、医療現場での活用に至っている。
可搬型媒体に保管される医療用データは検査結果に係るものが多く、今日、これらはDICOM(Digital Imaging and Communications in Medicine)規格に準拠したデータ形式で保管されていることが一般的である。
そのため、DICOM規格への準拠性を判定するソフトウェアも多数知られている。
特許文献1には、メディアを媒介して医用画像データを医療用画像管理システム(以下「PACS」という)にインポートする際にメディアエラーが検知された場合の処理が記載されている(段落[0062]等)。特許文献1によれば、メディアエラーとは、メディアにDICOMDIRが存在せず、DICOMファイルも存在しない場合であるとされている。
特許文献2には、医用画像データの重複インポートを防ぐことを目的とする発明が記載されている。かかる発明は、インポートしようとする医用画像データの付帯情報を分析し、PACSに存在する既存データとの重複の有無を判定するものであり、その目的はストレージ容量の無駄な消費や、診察時の混乱防止という点にある(段落[0003])。特許文献3にも、同一患者の医用画像データの重複管理を防止するという観点から為された発明が開示されている。
特許文献4には、外部記憶媒体から読み込んだ医用画像データを、PACSに記憶した後に、不整合のある付帯情報をリストから選択して修正することが可能な医用画像管理装置が記載されている。
特許文献5には、DICOM形式ではなくJPEG形式やBMP形式の医用画像データが付帯情報を含まないデータであることに鑑み、メディアに記憶された当該医用画像データが患者本人のものであることの整合性を確保するための発明が開示されている。
特許文献6には、画像保存装置に出力した画像情報にエラーが発生し保存できない場合に、修正すべき画像情報を判断して修正可能とする発明が開示されている。これは、エラー発生の対象となった画像情報と、出力できなかった画像情報とを表示して対比することにより、修正すべき画像情報が先に送信したものであるのか、後に送信したものであるのかの判断が可能となることにより果たされるものである(段落[0030]等)。
特許文献7には、画像保管装置のデータ管理構造を取得するデータ管理構造取得手段と、前記データ管理構造取得手段の取得した画像保管装置のデータ管理構造と、送信予定画像の付帯情報とを比較し、整合性判定を実行する整合性判定処理手段と、を有することを特徴とする画像送信装置が記載されている。
特許文献7に係る発明において、整合性の判定は、送信予定画像の付帯情報と画像保管装置のデータ管理構造との対応の検出、さらに、送信予定画像の付帯情報の欠落の検出処理が含まれる(段落[0084])とされており、段落[0085]にその具体的な判定方法が説明されている。
特開2017−021535号公報 特許第6292837号公報 特開2010−257276号公報 再公表2008/038614号パンフレット 特開2009−20586号公報 特開2006−75475号公報 特開2002−132557号公報
このように、従来、可搬型媒体に記憶されたDICOM形式の医療用データをPACS等に登録する際に生じる様々な問題に対する解決手段の提案が為されてきた。また上述のように、PDI規約に関しても、既に医療現場での活用に至っているソフトウェアが存在する。
しかしながら、PDI規約への準拠性を分析ないし判定する既存のソフトウェアは、当該規約に違反すると判断した場合に、直接的な違反内容、すなわち可搬型媒体に記憶された医療用データの中で当該規約に違反している付帯情報などの記憶情報や、違反が存在する旨(エラー表示等)を主に出力するに留まるものであった。
また、外部データである媒体を医療情報管理システム等に取り込む場合に、既存データとの重複という意味での整合性をチェックする従来技術は存在するが、PDI規約の準拠性を分析しその結果を出力する、またその結果に応じた処理を決定するシステムは存在しなかった。なお、この場合のPDI規約の準拠性の分析とは、後述する単純分析や複合分析による準拠性の分析である。
そのため、問題解決のためにはIT技術や医療用データの規格等に関する専門的な知識や経験が必要となり、医療現場で作業に当たる医師、看護師、技師等の医療従事者は、PDI規約への違反の発生時、その原因や対処方法が分からず、専門家による解決を待たなくてはならない場合も少なくない。
そのような状況は、業務遅延等の弊害のみならず、患者の不利益をも招くおそれがある。したがって、PDI規約への違反が発覚した際に迅速に対応し、問題解決までの時間を可能な限り短縮することが望まれていた。
本発明はこのような背景から為されたものであり、その目的とするところは、医療用データを外部からインポートする際に、PDI規約への違反が発覚した場面において、当該違反を迅速に解決する点にある。
上記課題を解決する本発明は、
媒体に記憶された医療用データを交換する際のPDI規約への準拠性を分析し、分析結果を出力するプログラムであって、
前記媒体に記憶された記憶情報の前記PDI規約への準拠性を分析する準拠性分析手段と、前記準拠性分析手段による分析結果を出力する分析結果出力手段と、を有しており、
前記準拠性分析手段は、単純分析及び/又は複合分析を実行し、前記記憶情報がPDI規約情報に違反すると判断した場合に、媒体における違反と判断した記憶情報及び違反に係るPDI規約情報を特定し、
前記分析結果出力手段は、違反の有無、違反と判断した記憶情報、及び違反に係るPDI規約情報を出力するようにコンピュータを機能させる、プログラムである。
このような構成を備える本発明によれば、PDI規約への違反発生時、違反の有無や媒体における違反と判断した記憶情報のみならず、違反に係るPDI規約情報が出力される。
その結果、医療現場でPDI規約違反の問題解決にあたる医療従事者ないしメーカー(又はベンダー)担当者は、違反内容の概要を即座に把握することが可能となり、問題解決までの時間を短縮することができる。
本発明の好ましい実施の形態では、さらに、前記PDI規約の規約情報を、分析項目及び分析項目に関する説明情報の関連付けとして設定する関連付け設定手段を備え、
前記準拠性分析手段は、前記記憶情報が前記PDI規約情報に違反すると判断した場合に、前記説明情報の有無に基づいて前記関連付け設定手段による関連付けの有無を特定し、
前記分析結果出力手段は、前記準拠性分析手段が前記関連付け設定手段による関連付けを有りと特定した場合に、違反に係る分析項目に関する説明情報を出力する。
このような構成とすることで、PDI規約への違反発生時、その違反に係るPDI規約情報が、あらかじめ関連付けとして設定されていたPDI規約情報の違反の場合、分析項目に関する説明情報が特定され、該説明情報が出力される。
その結果、医療現場でPDI規約違反の問題解決にあたる医療従事者ないしメーカー(又はベンダー)担当者は、違反内容の詳細を即座に把握することが可能となり、問題解決までの時間をより短縮することができる。
本発明の好ましい実施の形態では、前記分析結果出力手段は、前記違反に係る分析項目及び前記違反と判断した記憶情報、並びに前記違反に係る分析項目に関する説明情報を紐付けて表示する。
このような構成とすることで、分析結果として出力された各情報の関連性が視覚的に理解し易くなり、問題解決までの時間をより短縮することができる。
本発明の好ましい実施の形態では、前記関連付け設定手段は、前記PDI規約への違反に対する対処方法を前記規約情報に関連付けて設定し、前記準拠性分析手段により違反と判断した場合に、前記分析結果出力手段は、前記PDI規約への違反に対する対処方法を出力する。
このような構成とすることで、違反に対する対処方法が明らかとなるため、問題解決までの時間をより短縮することができる。
本発明の好ましい実施の形態では、前記準拠性分析手段は、違反の原因となった情報を特定し、前記分析結果出力手段は、前記違反の原因となった情報を出力する。
このような構成とすることで、違反の原因が明らかとなるため、問題解決までの時間をより短縮することができる。
本発明の好ましい実施の形態では、前記単純分析は、媒体の記憶情報と、PDI規約情報と、を比較して、PDI規約に違反する前記記憶情報の存在の有無を分析する。
このような構成とすることで、媒体の記憶情報が、特にデータの入力方法ないし格納方法等の形式面に関するPDI規約情報に違反しているか否かを分析することができる。
本発明の好ましい実施の形態では、前記複合分析は、媒体の記憶情報に内在する情報識別子と、医療機関内の医療情報管理システムに既に登録されている情報識別子と、を比較して、上書きによる情報の消滅またはデータベース上の不整合の発生可能性を分析し、前記発生可能性を有りと判断した場合に、前記PDI規約への違反と判断し、違反に係る情報識別子をさらに分析して該違反の種類及び内容を特定する。
DICOM規格では、UID(Unique Identifier)や患者IDなどの情報識別子について一意性を維持することが求められる。例えばDICOMデータに対しては、検査種別、検査シリーズ、画像などの単位でUIDという一意なコードを発番し、これら情報オブジェクトの同一性を識別できるようにしている。
ところが現実の運用では、患者ID、検査ID、受付番号などの同一施設内での一意性又は限定的な期間内での一意性しか保証されない実運用上の情報識別子によって対象の同一性を識別しているケースが少なくない。
このような実運用上の情報識別子は、別の医療機関に同じ情報識別子が存在する可能性が当然に予測されるため、異なる医療機関間での医療用データの交換には適していない。
したがって、外部からデータをインポートする際には、一意性を有するUIDに基づいてデータの同一性を判定する仕様のシステムを使用することが一般的である。
しかしながら、データを提供する側の医療機関においてUIDの一意性に違反するコードでDICOMファイルが作成されるケースも想定され、そのような問題が実際に認識されている。この問題が顕在化するのは特に外部から医療用データをインポートする場面であり、例えば、誤ったコードで作成された(一意性を欠く)DICOMファイルを外部から院内のデータベースにインポートする際に、院内データベースに当該DICOMファイルに記憶されたUIDと同一のUIDを有するデータが存在する場合、システムがこれらを同一のデータであると誤判断し、重複登録によって既存の院内データが消滅してしまう等、いわゆるデータロストの問題を起こしかねない。
そこで本発明は、準拠性分析手段における複合分析を上述の構成とすることで、患者の医療用データを院内のデータベースに登録する前の段階で、上書きによる既存データの消滅やデータベース上の不整合の発生可能性を事前に分析し、これら問題の発生する可能性が有ると判断した場合に当該情報識別子をさらに分析することで、データロストの問題を未然に防ぐことが可能となる。
本発明の好ましい実施の形態では、さらに、前記PDI規約の違反の有無に基づいて医療用データの処理ルートを決定する処理ルート決定手段を備える。
このような構成とすることで、PDI規約への違反の有無に基づく処理ルートの決定が可能となる。後述するように、当該規約への違反と判断された場合に、医療用データを院内の正常画像データが保存される処理ルートとは別の処理ルートを選択可能とすることで、データロストを未然に防ぐとともに、画像のみを簡易的に閲覧するなど、業務遅延の問題に配慮した処理ルートを決定することもできる。
本発明の好ましい実施の形態では、さらに、前記PDI規約への違反のレベルをあらかじめ設定する違反レベル設定手段を備え、前記準拠性分析手段は、前記PDI規約への違反レベルを分析し、前記分析結果出力手段は、前記違反レベルに基づいて分析結果を出力する。
このような構成とすることで、分析結果の出力態様を変更することができ、より利便性を向上させることができる。詳しくは後述するが、例えば分析結果をきめ細かに表示する、あるいは情報の一瞥性を重視した簡便な表示にするなど、目的やユーザーに応じた分析結果の出力が可能となる。
本発明の好ましい実施の形態では、前記違反レベル設定手段は、前記関連付け設定手段に設定された分析項目、及び分析項目に関する説明情報の1又は複数に基づき前記PDI規約への違反レベルを設定する。
違反レベルの設定は、関連付け設定手段に設定された情報に基づいて設定することが、運用効率の観点から好ましい。
本発明の好ましい実施の形態では、前記処理ルート決定手段は、前記違反レベルに基づいて医療用データの処理ルートを決定する。
このような構成とすることで、違反によって受ける影響の度合いに応じて処理方法を決定することが可能となるため、患者への不利益を排除することができるとともに、業務遅延等の弊害も回避することができる。
本発明の好ましい実施の形態では、前記処理ルート決定手段は、医療機関内の医療情報管理システムに医療用データを登録する処理ルートを決定する場合に、違反に係る情報識別子を修正して前記医療用データを登録する。
このような構成とすることで、上書きによる情報の消滅又はデータベース上の不整合の発生可能性が有ると判断された場合にも、これらの問題が生じない形で医療用データを院内データベースに登録することができる。
本発明の好ましい実施の形態では、前記PDI規約は、医療用データをインターネット経由で交換するためのデータ交換規約(net PDI)を含む。
近年、可搬型媒体によらずにインターネット経由で医療用データを交換するためのサービスが普及し始めている。本発明は、このような形態で医療用データを交換する場合のPDI規約への準拠性の分析にも適用することができる。
本発明は、媒体に記憶された医療用データを交換する際のPDI規約への準拠性を分析し、分析結果を出力する装置であって、
前記媒体に記憶された記憶情報の前記PDI規約への準拠性を分析する準拠性分析手段と、前記準拠性分析手段による分析結果を出力する分析結果出力手段と、を備え、
前記準拠性分析手段は、単純分析及び/又は複合分析を実行し、前記記憶情報がPDI規約情報に違反すると判断した場合に、媒体における違反と判断した記憶情報及び違反に係るPDI規約情報を特定し、
前記分析結果出力手段は、違反の有無、違反と判断した記憶情報、及び違反に係るPDI規約情報を出力する、装置にも関する。
また本発明は、媒体に記憶された医療用データを交換する際のPDI規約への準拠性を分析し、分析結果を出力する方法であって、
前記媒体に記憶された記憶情報の前記PDI規約への準拠性を分析する準拠性分析工程と、前記準拠性分析工程による分析結果を出力する分析結果出力工程と、を含み、
前記準拠性分析工程は、単純分析及び/又は複合分析を実行し、前記記憶情報がPDI規約情報に違反すると判断した場合に、媒体における違反と判断した記憶情報及び違反に係るPDI規約情報を特定し、
前記分析結果出力工程は、違反の有無、違反と判断した記憶情報、及び違反に係るPDI規約情報を出力する、方法にも関する。
本発明によれば、医療用データを外部からインポートする際に、PDI規約への違反が発覚した場面において、当該違反を迅速に解決する手段を提供することができる。
本発明の実施形態に係るPDI規約の準拠性分析装置の機能ブロック図である。 本発明の実施形態に係る分析結果の出力画面の表示例である。 本発明の実施形態に係る分析結果の出力画面の表示例である。 本発明の実施形態に係る分析結果の出力画面の表示例である。 本発明の実施形態に係る分析結果の出力画面の表示例である。 本発明の実施形態に係る分析結果の出力画面の表示例である。 本発明の実施形態に係るPDI規約の準拠性分析装置の処理の流れを示すフローチャートである。 本発明の実施形態に係るPDI規約の準拠性分析装置の処理の流れを示すフローチャートである。
以下、図面を参照しながら本発明のPDI規約への準拠性分析装置について説明する。
なお、以下に示す実施形態(Graphical User Interfaceを含む)は本発明の一例であり、本発明を以下の実施形態に限定するものではない。
本実施形態ではPDI規約への準拠性分析装置の構成、動作等について説明するが、同様の構成のコンピュータプログラム、方法等も、同様の作用効果を奏する。また、プログラムは、記録媒体に記憶させてもよい。この記録媒体を用いれば、例えばコンピュータにプログラムをインストールすることができる。プログラムを記憶した記録媒体は、例えばCD−ROM等の非一過性の記録媒体であってもよい。
本発明は、医療機関間で医療用データを交換する際の規約であるPDI規約への準拠性を分析するソフトウェアに関する。
本明細書において「PDI規約への準拠性」とは、「IHE統合プロファイル『可搬型医用画像』およびその運用指針」及び一般社団法人日本画像医療システム工業会(JIRA)等の各種業界団体が合意した「患者紹介等に付随する医用画像についての合意事項」(平成28年9月16日)への準拠性を指す。なお、これらの指針等が改訂等された場合には、当該改訂情報も含まれる。また、これらと同様の趣旨で作成された新たな指針等が発行された場合には、当該指針等も含まれる。
また、メディアの中に記憶されているDICOMファイルは、それ自体がDICOM規格「Part 10: Media Storage and File Format」に準拠するものでなければならない。したがって、「PDI規約への準拠性」は、その前提として、DICOM規格への準拠性も当然に含まれるものである。
本発明は、これらの文書として発行されたPDI規約に関する規約情報を、あらかじめ項目ごとの一覧として入力する構成とすることが好ましい。なお、ここで入力される規約情報の内容自体は、後述する関連付け設定手段2が関連付けとして設定する分析項目及び説明情報の内容と同じものを含む。
また前述したように、近年、医療用データを交換する態様は、可搬型媒体を用いる方法のみならず、インターネット上でデータをやり取りする方法へと、その態様が拡がっている。このようなインターネット上での医療用データの交換を可能にするサービスは、「net PDI」として知られている。本発明は、上記「net PDI」を用いて医療用データを交換する場合にも、可搬型媒体を用いる場合と同様の効果を得ることができるものである。
したがって、本発明において、媒体に記憶された医療用データを交換する方法には、CD−RやUSB等の可搬型の媒体を用いてデータを持ち運ぶ方法のみならず、「net PDI」又はこれに類するサービスにより、提供側のコンピュータ装置ないしサーバー等の据置型の媒体に記憶された医療用データをインターネット経由で交換する方法も含まれる。
本実施形態では、医療機関内の任意のコンピュータ装置に本発明に係るPDI規約の準拠性分析プログラムをインストールして、PDI規約の準拠性分析装置を構成する形態を想定する。
コンピュータ装置のハードウェアの型等は統一されていない場合もあり、本実施形態では、様々な種類のコンピュータ装置を利用したPDI規約の準拠性分析装置が存在し得る。また、端末によって、記憶されるOS(Operating System)が異なる場合もある。また、PDI規約の準拠性分析装置は医療機関内の任意の場所に設置される。
ここで、図1を用いて、本実施形態に係るPDI規約の準拠性分析装置1の全体的な構成を説明する。図1において、PDI規約の準拠性分析装置1は、病院内で使用される院内ネットワークNWに接続されている。PDI規約の準拠性分析装置1は、この院内ネットワークNWを介して院内データベースDBにアクセスすることが可能である。
なお、「院内データベース」は、患者に関する医療用データが蓄積されているデータベースであれば特にその種類が限定されるものではなく、種々の医療情報管理システムや医療用画像管理システム(PACS)など各種管理システムによって取り込まれた医療用データが蓄積されたデータベースであればよい。
PDI規約への準拠性分析装置1は、関連付け設定手段2、違反レベル設定手段3、準拠性分析手段4、処理ルート決定手段5、分析結果出力手段6から構成される。PDI規約への準拠性分析装置1は、CPU(Central Processing Unit)等の演算装置、RAM(Random Access Memory)等の主記憶装置、HDD(Hard Disk Drive)やSSD(Solid State Drive)、フラッシュメモリ等の補助記憶装置、種々の入出力装置等を備えた、PC等の一般的なコンピュータ装置を利用することができる。
関連付け設定手段2は、あらかじめ入力されたPDI規約情報の全部又は一部を、分析項目、及び分析項目に関する説明情報の関連付けとして設定するための構成である。後述する準拠性分析手段4は、PDI規約情報が分析項目及び説明情報の関連付けとして設定されたものであるか否かを、説明情報の有無によって判断することができる。
ここで、「分析項目」は、PDI規約の内容をカテゴリないし種類ごとに分けたときの大分類として位置づけられる当該規約の情報である。分析項目として設定され得る規約情報としては、ディレクトリ及びファイル名が適切であること、DICOMDIRファイルがルートディレクトリに存在すること等のメディアへの格納ないしファイルの論理構造に関するものや、DICOMインスタンスのタグの内容が適切であること等のDICOM規格に関するものを例示することができるが、これらに限定されない。
また、「説明情報」とは、PDI規約の詳細な規則を含む、違反に関する補足的な情報を指す。例えば、前記のDICOM規格に関する規約への違反であれば、文字集合、コードの長さ、順序及び構成等の具体的な入力規則がこれに該当する。ただし、説明情報はこれらに限定されるものではなく、違反に関する補足的情報であり、かつ分析項目に関する内容であれば、あらゆる情報を設定することができる。
前記「補足的情報」の例としては、違反によるシステム運用への影響、すなわち、当該違反があったとしても画像表示又はデータ閲覧は可能である旨の情報や、反対に、画像表示又はデータ閲覧すら不可能である旨の情報が挙げられる。
また、関連付け設定手段2は、PDI規約への違反に対する対処方法を、分析項目及び説明情報の関連付けとして設定したPDI規約情報に関連付けて設定する構成とすることが好ましい。対処方法は、設定された分析項目及び説明情報に関する内容であり、かつユーザーが違反を解消することができるものであるか、又は違反解消のための示唆となり得るものであれば、任意のものを設定することができる。
例えば、分析項目に「患者名(0010,0010)が設定されていること」を設定し、この分析項目に関する説明情報の一つとして「文字コード(0008,0005)がISO−IR6に則って入力されていること」を関連付けて設定した場合、当該分析項目への違反内容としては、文字コードがISO−IR6(英数記号)ではなくISO−IR87(漢字)の文字集合により入力されたことによる違反が想定される。
したがって、当該違反に対する対処方法としては、「患者名を英数記号に修正してください」と設定し、入力内容を指定の文字集合に修正するよう促したり、「文字集合を漢字に変更してください」と設定し、文字集合自体を変更するよう促したりすることができる。また、これらの両方を設定し、ユーザーが任意に対処方法を選択できるよう共に出力してもよいし、ユーザーの職種等に応じて対処方法を出力し分ける構成としてもよい。
違反レベル設定手段3は、PDI規約への違反の程度をレベル分けしてあらかじめ設定するための構成である。違反レベルは、関連付け設定手段2に設定された分析項目、及び分析項目に関する説明情報の1又は複数に基づいて設定することが好ましい。
また、レベル分けを行う際の観点として、次のとおり3つの観点を挙げることができる。
1.違反の判別方法を考慮したレベル分けレベル1:フォーマットの違反(型、長さ、順序、構成など、単独のタグから直ちに違反と判断可能なもの)レベル2:タグ同士の関係性の違反(同一データにおける複数のタグの関係性から違反と判断可能なもの)レベル3:整合性の違反(他のデータに含まれるタグとの関係から違反と判断可能なもの)
2.違反による運用への影響度を考慮したレベル分けレベル1:画像の表示やデータの閲覧であれば可能な違反レベル2:画像の表示やデータの閲覧が不可能な違反レベル3:情報識別子の一部を修正すれば登録可能な違反
3.違反に際し表示する説明情報を考慮したレベル分けレベル1:違反に係るタグの番号(グループ番号及びエレメント番号)を表示する違反レベル2:違反に係るタグの内容(属性名)を表示する違反レベル3:違反に係るタグに関連するタグの番号を表示する違反レベル4:違反に係るタグに関連するタグの内容を表示する違反レベル5:違反に係る補足的情報を表示する違反レベル6:違反の原因及び/又は対処方法を表示する違反
上記1.〜3.はあくまで例示であり、違反レベルを分類するための観点はこれらに限定されるものではない。後述する分析結果の出力や処理ルートの決定において有用なものであればよい。
また、違反レベルは、上記3つの観点に基づく分類方法を単独で採用して設定してもよいし、これらを組み合わせたレベル分けにより設定してもよい。上記3つの観点を組み合わせてレベル分けを行う場合、操作者(ユーザー)の職種若しくは所属部署又は作業環境などを考慮した上で分類することが、より好ましい。
例えば、ユーザーが放射線技師の場合、観点1及び2のレベルが合計で3以上のときに観点3のレベルを4に設定する。一方、ユーザーがメーカー(又はベンダー)等に所属するエンジニアの場合、観点1及び2のレベルが合計で3以上のときに観点3のレベルを3に設定する。
このように、ユーザーの職種又は所属部署を考慮した上で違反レベルを設定することで、後述するように、分析結果を出力する際にユーザーの技術的知識に鑑みた説明情報を出力することができる。
なお、ユーザーの職種等や作業環境に関する情報は、PDI規約の準拠性分析装置1の起動時に当該情報の入力を受け付ける手段によってシステムに認識させる構成とすることができる。
準拠性分析手段4は、あらかじめ入力されたPDI規約情報に基づいてPDI規約への準拠性を分析するための構成である。準拠性分析手段4は、単純分析及び複合分析の2種類の準拠性分析を行うことを特徴とする。
単純分析は、媒体の記憶情報がPDI規約情報に準拠しているかどうかを分析するものである。具体的な例としては、媒体内のファイル名、フォルダ名、フォルダの階層構造等の媒体への保存形式に関するもの、ファイルの中身では、タグの型、長さ、順序、構成、タグとタグの関係などのフォーマットがPDI規約に準拠しているかというものがある。
これ以外にも媒体の記憶情報についてPDI規約情報の準拠性を分析する場合は単純分析に該当する。
準拠性分析手段4は、媒体の記憶情報とあらかじめ入力されたPDI規約情報を比較して、PDI規約に違反する記憶情報の存在の有無を分析する。そして、準拠性分析手段4は、媒体の記憶情報においてPDI規約情報に違反している箇所を特定したときに、これをPDI規約への違反と判断する。またこのとき、当該違反に係るPDI規約情報も併せて特定する。このように、準拠性分析手段4は、違反の原因となったPDI規約情報を特定する構成とすることが好ましい。
このため、本発明は、媒体の記憶情報が如何なるPDI規約情報に違反しているのかが特定できるよう、PDI規約情報に基づいた準拠性分析のアルゴリズムを設計することが好ましい。
次に、準拠性分析手段4は、当該違反の原因となったPDI規約情報が関連付け設定手段2に設定されたものであるか否かを分析する。準拠性分析手段4は、関連付け設定手段2に設定されたPDI規約情報を参照し、説明情報の有無を分析することで、違反に係るPDI規約情報があらかじめ分析項目及び説明情報の関連付けとして設定されたものであるか否かを判断することができる。当該分析の結果、関連付け設定手段2に設定されたPDI規約情報の違反の場合は、準拠性分析手段4は、分析結果を出力するために次の3つの情報を特定する。
すなわち、第1の情報は、媒体における違反と判断した記憶情報である。第2の情報は、関連付け設定手段2に設定された分析項目のうち、違反に係る分析項目である。第3の情報は、当該違反に係る分析項目に関連付けて設定された説明情報である。
なお、違反の原因となったPDI規約情報は、その違反の内容に応じて、分析項目又は説明情報の1又は複数である場合がある。また、違反に係る分析項目に関する説明情報が複数個存在する場合、準拠性分析手段4は、違反の原因となったものでないものを含む、全ての説明情報を特定する。
一方、あらかじめ入力されたPDI規約情報の中には、分析項目及び説明情報の関連付けとして設定されていないものが存在することも想定される。準拠性分析手段4は、前記違反の原因となったPDI規約情報に該当する分析項目及び説明情報の関連付けが存在しないと判断した場合に、これを関連付け設定手段2に設定されていないPDI規約情報の違反と判断する。この場合、準拠性分析手段4は、当該違反に係るPDI規約情報を特定する。
準拠性分析手段4は、関連付け設定手段2に設定されたPDI規約情報の違反と判断した場合、前述した違反レベルを分析する構成とすることが好ましい。
次に、複合分析について説明する。複合分析は、複数のデータ間における情報識別子の整合性を分析する機能である。DICOM規約では、各種インスタンスUIDが全世界で一意でなければならないことが求められているため、このような情報識別子の一意性の準拠について分析する。
準拠性分析手段4は、媒体の記憶情報に内在する情報識別子と、医療機関内の医療情報管理システムに既に登録されている情報識別子と、を比較して、上書きによる情報の消滅またはデータベース上の不整合の発生可能性を分析することで一意性の準拠について分析する。
そして、準拠性分析手段4は、媒体に記憶されたUID又は患者ID等の情報識別子と同一の情報識別子を有する院内の既存データを発見した場合に、上記の問題の発生可能性が有ると判断する。そして、準拠性分析手段4はこれをPDI規約への違反と判断し、違反に係る情報識別子をさらに分析して該違反の種類及び内容を特定する。
本発明は、複合分析において上記の問題の発生可能性が有りと判断され、違反の種類及び内容が特定された時点で、単純分析を行わずに処理を終了する又は後述するように医療用データを登録せずに閲覧のみ行う等の処理ルートを決定する構成とすることもできるし、当該違反の種類及び内容が特定された後、上述の単純分析を行う構成とすることもできる。このように、これら2種類の準拠性分析は、両方を実行するよう設計してもよいし、片方を実行するよう設計してもよい。なお、これら2種類の準拠性分析の順序は制限されない。
ここで、表1を参照して情報識別子に関する違反の種類及び内容について説明する。表1は、外部データ(可搬型媒体に保管されている医療用データ)を院内の医療情報管理システムにインポートしようとする際に、内部データ(院内データベースに既に存在する医療用データ)との関係で生じ得るデータベース上の不整合の種類を例示したものである。
表1では、No.1〜10が不整合の種類を表している。そして、各番号に対応する行に記載されているものが当該不整合の内容を表している。
表1の中で、No.10は、外部データと内部データの患者IDが一致する場合を示している。これは、上書きによるデータロストに繋がり得る違反である。前述したように、患者IDのみならず、検査ID、受付番号などの実運用上の情報識別子は、他の施設との関係では一意性が保証されたものではないが、同一施設内における対象患者の同一性を識別するために一般に使用されるものである。
そのため、医療用データを交換するに際して、No.10に例示した違反は、No.1〜9のようなUIDに係る不整合に比べ通常起こり易い現象であるといえる。したがって、後述する処理ルート決定手段5において、No.10の違反は、No.1〜9のような不整合とは異なる処理ルートを決定する構成としてもよい。
また、例えばNo.1の不整合は、外部データに記憶されている検査インスタンスUIDが、ある内部データの検査インスタンスUIDと同一である場合を示している。ところが、No.1では、当該外部データの患者IDは、当該内部データには存在しない。
この場合、当該外部データの検査インスタンスUIDが、DICOM規格の定める一意性に違反したものであると考えられ、実際には別患者の医療用データである可能性が高い。したがって、このまま当該外部データを院内システムにインポートすると、重複する検査インスタンスUIDが上書きされてしまい、当該内部データが消滅してしまうか、又はデータベース上の不整合が解消されないことによって所望の医療用データを入手することができない状態となり、何れの場合もデータロストを引き起こすおそれがある。
このように、外部データにおける検査インスタンスUID、シリーズインスタンスUID、SOP(Service Object Pair)インスタンスUID、患者IDの内部データとの一致に起因して生じる不整合が、不整合の内容の例として挙げられる。
表1に挙げた不整合の種類及び内容はあくまで一例であり、これら以外のUID等に基づく不整合の種類及び内容を定義しても構わない。
また上記では、外部データと内部データの情報識別子を比較して不整合の種類及び内容を分析する方法を説明したが、不整合が発生するのは必ずしもこの場合に限定されるものではない。例えば、発生可能性は低いものの、メディアを作成するシステム側(提供側)でPDI規約への準拠性を確認していない場合に、メディアに保管されている医療用データ同士が実質的に表1と同様の不整合を有していることも想定される。
このように、本発明は、外部データを院内システムに登録する前の段階で、外部データと内部データの情報識別子を比較することにより、上書きによる情報の消滅又はデータベース上の不整合が発生する可能性を分析するものである。そして、外部データと同一の情報識別子が内部データに存在する場合に、当該情報識別子をさらに分析し、これらのデータの同一性を判断する。
なお、表1に挙げたような想定される不整合の種類及び内容は、あらかじめ関連付け設定手段2により関連付けて設定することが好ましい。また、後述する分析結果出力手段6は、準拠性分析手段4により特定された情報識別子に係る不整合の種類及び内容を出力する構成とすることが好ましい。
このような分析を経て外部データをインポートすることにより、一意性を欠く、同一のUIDを有する医療用データが、本来は全くの別患者ないし別検査に係る医療用データであるにもかかわらず、システムにより同一のデータであると誤って判断され重複登録されることに伴い、当該UIDに紐づく内部データが失われるという事態を防止することができる。
そして、後述する処理ルート決定手段5により、一意性を欠く外部データを院内システムに登録する処理を決定する場合には、正常なUIDを発番し直した上で登録する構成とすることが好ましい。
処理ルート決定手段5は、準拠性分析手段4による分析の結果として、医療用データがPDI規約に違反するか否かに基づいて医療用データの処理ルートを決定するための構成である。例えば、準拠性分析手段4による分析の結果、PDI規約に違反しないと判断された場合、医療用データを医療機関内の医療情報管理システムに登録する処理ルート(正常系)を決定することができる。
より具体的には、準拠性分析手段4により情報の消滅及びデータベース上の不整合の何れの発生可能性も無いと判断され、かつ何れのPDI規約情報にも違反しないと判断された場合、上記の処理ルートを決定することができる。
上記に該当しない場合、すなわちPDI規約への何らかの違反がある場合、正常系とは異なる処理ルート(違反系)を決定する構成とすることができる。違反系の処理ルートとしては、例えば画像やその他データを参照するのみとする処理ルートを挙げることができる。違反系の処理ルートを別途設定しておくことで、業務遅延及び患者への不利益を回避しつつ、システムの保守性を維持することができる。
また、処理ルート決定手段5は、違反レベル設定手段3に設定した違反レベルに基づいて医療用データの処理ルートを決定する構成とすることもできる。どの違反レベルのときに何れの処理ルートを決定するかの対応関係は、任意に設定して構わない。
また、前述のように、処理ルート決定手段5は、一意性を欠く医療用データを医療機関内の医療情報管理システムに登録する処理ルートを決定する場合に、当該違反に係る情報識別子を修正した上で、当該医療用データを登録する構成とすることが好ましい。例えば、前記の表1に挙げたNo.10の不整合に該当する場合において、重複する患者IDの登録を回避するときには、外部データであることを識別可能とし、内部データとは重複しない番号等を新たに発番する構成とすることができる。
この場合の処理ルート、すなわち、そのままデータを取り込むとデータ管理上又は表示上の問題に繋がる蓋然性はあるものの、UIDの不整合のようにPDI規約そのものへの違反とは言えない不整合を有する場合の処理ルートは、正常系や違反系の処理ルートの中間(準違反系)に位置付けられるものである。
上記の準違反系の処理ルートを決定する場合の処理として、次のような構成を好ましく例示することができる。例えば、処理ルート決定手段5が新たな番号等を発番する前に、準拠性分析手段4が外部データと内部データの患者名(「姓」の変更を考慮して「名」のみを対象としてもよい。)、性別、生年月日等の情報を比較して、両データが同一患者に係るものかを判断する。
そして、準拠性分析手段4により両データが同一患者に係るものであると判断された場合において、両データが同一のデータだったとき、処理ルート決定手段5は、外部データを内部データに上書きして登録する処理ルートとすることができる。一方、両データが異なるデータだったとき、処理ルート決定手段5は、外部データを当該患者の追加情報として登録する処理ルートとすることができる。
また、準拠性分析手段4により両データが同一患者に係るものではないと判断された場合、上述したように新たな番号等を発番して登録する処理ルートとすることができる。これにより、データロストを回避することができる。
なお、準拠性分析手段4が患者の同一性を判断するための情報は、患者名や性別、生年月日等の情報に限定されず、電話番号、健康保険証番号、マイナンバー等の個人を識別することが可能な情報とすることもできる。
分析結果出力手段6は、準拠性分析手段4によるPDI規約への準拠性の分析結果を出力するための構成である。分析結果出力手段6は、準拠性分析手段4による準拠性分析の結果、PDI規約への違反がないと判断した場合には、その旨を出力する構成とすればよい。この場合のGUIは任意に設計して構わない。
一方、準拠性分析の結果として関連付け設定手段2に設定されたPDI規約情報の違反と判断された場合は、違反の有無とともに、下記のように分析結果を出力する構成とすることが好ましい。
すなわち、違反と判断した記憶情報、違反に係る分析項目、及び違反に係る分析項目に関する説明情報、を出力する構成とすることが好ましい。
また、関連付け設定手段2に設定されていないPDI規約情報の違反と判断された場合は、違反と判断した記憶情報に加え、違反に係るPDI規約情報を分析項目として出力する構成とすることができる。
例えば、PDI規約上、本来1枚のCD−Rには1患者又は1患者IDのデータを書き込むべきであるところ、2患者のデータがメディアに書き込まれていたとする。しかし、当該PDI規約情報は、分析項目及び説明情報の関連付けとして関連付け設定手段2に設定されていなかったとする。この場合、当該違反は、関連付け設定手段2に設定されていないPDI規約情報の違反と判断されることとなる。そして、その分析結果は、例えば『1メディアに書き込み可能な患者数違反』などの出力内容で、分析結果出力手段6により違反に係る分析項目として出力される。
分析結果出力手段6は、これらの分析結果に係る情報を、一緒くたに表示せずに区別して表示する構成とすることが好ましい。このような構成とすることで、どの情報が何を指すかが明確となり、分析結果を理解し易くなるため、問題解決の時間をより短縮することができる。
分析結果出力手段6は、違反に係る分析項目及び違反と判断した記憶情報、並びに違反に係る分析項目に関する説明情報を紐付けて表示する構成とすることが好ましい。
分析結果出力手段6は、準拠性分析手段4により特定された違反の原因となったPDI規約情報を出力する構成とすることが好ましい。例えば実際の医療現場を想定したときに、PDI規約に違反しているDICOMファイルの記憶情報が「患者名」に関する情報であった場合、違反している記憶情報は「患者名の入力情報」であり、違反に係る分析項目は「患者名のタグ(0010,0010)」である旨を出力すれば、表面的な違反箇所は理解できる。
しかしながら、根本的な原因が文字集合であるのか、或いはコードの長さであるのか等、問題が生じている原因を理解できないと解決までに一層時間を要してしまうこともある。したがって、本発明は、違反の原因となった情報をも出力する構成とすることが好ましい。
なお、分析結果出力手段6は、違反の原因となったPDI規約情報を出力する場合でも、当該違反の原因に係るPDI規約情報に限らず、他の説明情報等を併せて出力することができる。
分析結果出力手段6は、準拠性分析手段4によりPDI規約の違反と判断された場合において関連付け設定手段2に当該違反に対する対処方法が設定されていた場合、当該違反に対する対処方法を出力する構成とすることが好ましい。
分析結果出力手段6は、準拠性分析手段4により分析された違反レベルに基づいて分析結果を出力する構成とすることが好ましい。例えば、前述した違反レベルの観点3(違反に際し表示する説明情報を考慮したレベル分け)に示したように、設定した違反レベルに応じて、出力する情報の内容を決定する構成とすることができる。
また、前述したように、ユーザーの職種等を考慮して違反レベルを設定した場合、技術的知識に乏しい医療従事者等のユーザーには、説明情報としてより詳細な内容を出力することで、違反の内容についての理解を容易にし、問題解決の時間をより短縮することができる。一方、専門的な技術的知識を有するエンジニア等のユーザーには、簡易的な内容のみの出力とすることで、違反に係る情報の一瞥性を向上させ、結果として作業効率を向上させることができる。
ここで、図2〜6を参照しながら、分析結果出力手段6により出力された情報について具体的な説明を加える。図2は、検査インスタンスUIDがPDI規約における所定の入力フォーマットに違反している場合の出力結果である。図2では、「UI型違反」が違反に係る分析項目を、「0020,000D(以下省略)」が可搬型媒体における違反と判断した記憶情報を、「64バイト以内の偶数バイト長(以下省略)」が分析項目に関する説明情報を、それぞれ示している。
また、図3は、ファイル名がPDI規約における所定の入力フォーマットに違反している場合の出力結果である。図3では、「ファイル名違反」が違反に係る分析項目を、「DICOM¥PT0001¥0−0001」が可搬型媒体における違反と判断した記憶情報を、「ISO8859のG0の文字集合に合致しません。(以下省略)」が分析項目に関する説明情報を、それぞれ示している。
図2及び3のように、フォーマットに関する違反の場合、問題を解決するためには、違反に係るフォーマットを正しく修正することが適切な対処方法となる。したがって、このような場合には、違反の原因となったPDI規約情報を含む説明情報を単純に列挙して表示することで、規格が求めるフォーマット情報がユーザーに理解され易くなる。
図4は、DICOMファイルの文字集合のタグが所定の規格に違反している場合の出力結果である。図4では、「患者名違反」が違反に係る分析項目を、「0010,0010(以下省略)」が可搬型媒体における違反と判断した記憶情報を、「患者名(0010,0010)に・・・(中略)・・・異なる文字集合が使われています。」が分析項目に関する説明情報を、それぞれ示している。
実際の医療現場では、この例のように指定された文字集合と異なる情報がPN(Person Name)型のタグに入力されているといった違反が散見される。従来システムでは、このような違反に対して、患者名のタグのエラーである旨が表示されるに留まるものが多く、その根本的な原因や対処方法を見出すために時間を要していた。
本発明においては、違反に係る分析項目及び違反と判断した記憶情報だけでなく、分析項目に関する説明情報を併せて出力することで、問題解決までの時間短縮を可能としている。
また、図4では、「患者名(0010,0010)に・・・(中略)・・・異なる文字集合が使われています。」が、分析項目に関する説明情報であるとともに違反の原因を示している。そして、当該違反に対する対処方法として、「患者名を英数記号にするか・・・(中略)・・・変更してください。」を出力している。このように、頻発するエラーに関しては特に、問題解決のための対処方法を想起することが可能な説明情報や、対処方法そのものを出力することが好ましい。
さらに、図4では、違反に係る分析項目に関連するタグを表示している(図中の※印箇所)。このように、分析項目に関する説明情報として、「関連タグ」を別途で明示的に表示する構成とすることもできる。
図5は、外部データ及び内部データの情報識別子を比較した結果、上書きによる情報の消滅又はデータベース上の不整合の発生可能性を準拠性分析手段4が有りと判断した場合の出力結果であり、UIDが一意性に違反する場合を示している。図5では、違反の種類はNo.1として設定されたものであり、その具体的な内容として、外部データの検査インスタンスUIDと同一の検査インスタンスUIDが内部データにも存在することを示している。そして、図5では、当該データを院内システムに登録しない処理ルートを決定したことを示している。
また図6は、メディア内の医療用データがNo.3の不整合を有していることを示す出力結果である。この場合、データA及びデータBは本来別々のシリーズ画像であるにもかかわらず同一のシリーズインスタンスUIDを有していることから、メディア内の2つのデータのどちらかが一意性に違反するコードで作成されていることがわかる。
なお、図2〜6では、何れも違反に係るPDI規約情報があらかじめ分析項目及び説明情報の関連付けとして設定され、説明情報(図2〜6の下段)が出力されている場合を示しているが、当該PDI規約情報を関連付けとして設定せずに説明情報を出力しない構成とすることもできる。また、当該PDI規約情報を関連付けとして設定した場合にも、設定した違反レベルによっては説明情報を出力しない構成とすることができる。
図7は、本実施形態におけるPDI規約の準拠性分析装置1に係る処理の全体の流れを示すフローチャートである。
図7において、ステップS1では、PDI規約の準拠性分析装置1が、メディアドライブを介して挿入された媒体から保管されている医療用データを読み込む。又は、交換対象である医療用データをインターネット経由で読み込む。そしてステップS2では、準拠性分析手段4がPDI規約情報の準拠性分析を行う。準拠性分析手段4は、単純分析(ステップS21)及び複合分析(ステップS22)の2種類の準拠性分析を実行することができる。なお、単純分析と複合分析の順序は特に限定されない。
また、準拠性分析手段4は、医療用データが関連付け設定手段2に設定されたPDI規約情報に違反すると判断した場合、違反レベル設定手段3に設定された違反レベルに基づき、当該違反に係る違反レベルの分析を行う(ステップS23)。
また、関連付け設定手段2に設定されたPDI規約情報の違反と判断した場合、準拠性分析手段4は、媒体における違反と判断した記憶情報、違反に係る分析項目、違反に係る分析項目に関する説明情報、を特定する。
一方、関連付け設定手段2に設定されていないPDI規約情報の違反と判断した場合、準拠性分析手段4は、媒体における違反と判断した記憶情報及び違反に係るPDI規約情報を特定する。
このような準拠性分析の処理を経た後に、図8で説明する準拠性分析後処理(ステップS3)が実行される。
図8は、本実施形態におけるPDI規約の準拠性分析装置1に係る準拠性分析後の処理の流れを示すフローチャートである。
ステップS31及びS32は、準拠性分析手段4によるPDI規約の準拠性分析後の2つの処理を示している。ステップS32では、分析結果出力手段6が、準拠性分析手段4によるPDI規約の準拠性の分析結果を出力する。具体的には、準拠性分析手段4による分析結果(違反の有無)に基づいて(ステップS321)、PDI規約への違反が無い場合には、分析結果出力手段6は、その旨を出力する(ステップS322)。一方、PDI規約への違反が有る場合、分析結果出力手段6は、その違反レベルを考慮(ステップS323)した上で、当該違反が関連付け設定手段2に設定済みのPDI規約情報の違反か否かによって(ステップS324)、分析結果を違反の有無とともに次のとおり出力する。
すなわち、当該PDI規約への違反が関連付け設定手段2に設定されたものである場合、分析結果出力手段6は、媒体における違反と判断した記憶情報、違反に係る分析項目、違反に係る分析項目に関する説明情報、を出力する(ステップS325)。
一方、当該PDI規約への違反が関連付け設定手段2に設定されていないものである場合、分析結果出力手段6は、媒体における違反と判断した記憶情報に加え、違反に係るPDI規約情報を分析項目として出力する(ステップS326)。
ステップS31では、処理ルート決定手段5が、読み込んだ医療用データの処理ルートを決定する。PDI規約への違反の有無に応じて(ステップS311)、医療機関内の医療情報管理システムに登録する処理ルート(正常系)を決定するか(ステップS314)、あるいは特別処理として、画像表示やデータ閲覧のみ等の処理ルート(違反系)を決定するか、情報識別子を修正した上で医療用データを登録する処理ルート(準違反系)を決定する(ステップS313)。特別処理を行うにあたって、処理ルート決定手段5は、違反レベルを考慮(ステップS312)した上で処理ルートを決定する。
なお、処理ルート決定(ステップS31)は、図8に示すように、分析結果出力(ステップS32)と並列した処理として実行することもできるし、図示は省略するが、分析結果出力(ステップS32)の前後に実行することもできる。
本発明によれば、医療用データを外部からインポートする際に、PDI規約への違反が発覚した場面において、当該違反を迅速に解決することができる。そして、医療情報管理システムの保守性を向上することができる。
1 PDI規約の準拠性分析装置
2 関連付け設定手段
3 違反レベル設定手段
4 準拠性分析手段
5 処理ルート決定手段
6 分析結果出力手段
NW 院内ネットワーク
DB 院内データベース

Claims (15)

  1. 媒体に記憶された医療用データを交換する際のPDI規約への準拠性を分析し、分析結果を出力するプログラムであって、
    前記媒体に記憶された記憶情報の前記PDI規約への準拠性を分析する準拠性分析手段と、前記準拠性分析手段による分析結果を出力する分析結果出力手段と、を有しており、
    前記準拠性分析手段は、単純分析及び/又は複合分析を実行し、前記記憶情報がPDI規約情報に違反すると判断した場合に、媒体における違反と判断した記憶情報及び違反に係るPDI規約情報を特定し、
    前記分析結果出力手段は、違反の有無、違反と判断した記憶情報、及び違反に係るPDI規約情報を出力するようにコンピュータを機能させる、プログラム。
  2. さらに、前記PDI規約の規約情報を、分析項目及び分析項目に関する説明情報の関連付けとして設定する関連付け設定手段を備え、
    前記準拠性分析手段は、前記記憶情報が前記PDI規約情報に違反すると判断した場合に、前記説明情報の有無に基づいて前記関連付け設定手段による関連付けの有無を特定し、
    前記分析結果出力手段は、前記準拠性分析手段が前記関連付け設定手段による関連付けを有りと特定した場合に、違反に係る分析項目に関する説明情報を出力する、請求項1に記載のプログラム。
  3. 前記分析結果出力手段は、前記違反に係る分析項目及び前記違反と判断した記憶情報、並びに前記違反に係る分析項目に関する説明情報を紐付けて表示する、請求項2に記載のプログラム。
  4. 前記関連付け設定手段は、前記PDI規約への違反に対する対処方法を前記PDI規約情報に関連付けて設定し、前記準拠性分析手段により違反と判断した場合に、
    前記分析結果出力手段は、前記PDI規約への違反に対する対処方法を出力する、請求項2又は3に記載のプログラム。
  5. 前記準拠性分析手段は、違反の原因となった情報を特定し、
    前記分析結果出力手段は、前記違反の原因となった情報を出力する、請求項1〜4の何れか一項に記載のプログラム。
  6. 前記単純分析は、媒体の記憶情報と、PDI規約情報と、を比較して、PDI規約に違反する前記記憶情報の存在の有無を分析する、請求項1〜5の何れか一項に記載のプログラム。
  7. 前記複合分析は、媒体の記憶情報に内在する情報識別子と、医療機関内の医療情報管理システムに既に登録されている情報識別子と、を比較して、上書きによる情報の消滅またはデータベース上の不整合の発生可能性を分析し、前記発生可能性を有りと判断した場合に、前記PDI規約への違反と判断し、違反に係る情報識別子をさらに分析して該違反の種類及び内容を特定する、請求項1〜6の何れか一項に記載のプログラム。
  8. さらに、前記PDI規約の違反の有無に基づいて医療用データの処理ルートを決定する処理ルート決定手段を備える、請求項1〜7の何れか一項に記載のプログラム。
  9. さらに、前記PDI規約への違反のレベルをあらかじめ設定する違反レベル設定手段を備え、前記準拠性分析手段は、前記PDI規約への違反レベルを分析し、
    前記分析結果出力手段は、前記違反レベルに基づいて分析結果を出力する、請求項8に記載のプログラム。
  10. 前記違反レベル設定手段は、前記規約情報設定手段に設定された分析項目、及び分析項目に関する説明情報の1又は複数に基づき前記PDI規約への違反レベルを設定する、請求項9に記載のプログラム。
  11. 前記処理ルート決定手段は、前記違反レベルに基づいて医療用データの処理ルートを決定する、請求項9又は10に記載のプログラム。
  12. 前記処理ルート決定手段は、医療機関内の医療情報管理システムに医療用データを登録する処理ルートを決定する場合に、違反に係る情報識別子を修正して前記医療用データを登録する、請求項11に記載のプログラム。
  13. 前記PDI規約は、医療用データをインターネット経由で交換するためのデータ交換規約(net PDI)を含む、請求項1〜12の何れか一項に記載のプログラム。
  14. 媒体に記憶された医療用データを交換する際のPDI規約への準拠性を分析し、分析結果を出力する装置であって、
    前記媒体に記憶された記憶情報の前記PDI規約への準拠性を分析する準拠性分析手段と、前記準拠性分析手段による分析結果を出力する分析結果出力手段と、を備え、
    前記準拠性分析手段は、単純分析及び/又は複合分析を実行し、前記記憶情報がPDI規約情報に違反すると判断した場合に、媒体における違反と判断した記憶情報及び違反に係るPDI規約情報を特定し、
    前記分析結果出力手段は、違反の有無、違反と判断した記憶情報、及び違反に係るPDI規約情報を出力する、装置。
  15. 媒体に記憶された医療用データを交換する際のPDI規約への準拠性を分析し、分析結果を出力する方法であって、
    前記媒体に記憶された記憶情報の前記PDI規約への準拠性を分析する準拠性分析工程と、前記準拠性分析工程による分析結果を出力する分析結果出力工程と、を含み、
    前記準拠性分析工程は、単純分析及び/又は複合分析を実行し、前記記憶情報がPDI規約情報に違反すると判断した場合に、媒体における違反と判断した記憶情報及び違反に係るPDI規約情報を特定し、
    前記分析結果出力工程は、違反の有無、違反と判断した記憶情報、及び違反に係るPDI規約情報を出力する、方法。
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