一例として示す水道料金管理システム10の構成図である図1等の添付の図面を参照し、本発明に係る水道料金管理システムの詳細を説明すると、以下のとおりである。なお、図2は、最終桝20の蓋22に設置された下水流量計12及び雨水桝27の蓋29に設置された雨水流量計14の一例を示す図である。
水道料金管理システム10は、図1に示すように、クラウド11(クラウドコンピューティング)(サーバ)と、下水流量計12及び上水流量計13と、雨水流量計14とから形成されている。水道料金管理システム10は、清涼飲料を製造する清涼飲料製造工程(製造工程)で使用される設備を備えた清涼飲料製造工場16又はアルコール飲料を製造するアルコール飲料製造工程(製造工程)で使用される設備を備えたアルコール飲料製造工場17あるいは氷を製造する氷製造工程(製造工程)で使用される設備を備えた製氷工場18において使用される水道水の水道料金等を管理する。
図1では、1台のスマートフォン15(通信端末)を図示しているが、実際にはインターネット(所定のネットワーク)を介してクラウド11(サーバ)に接続される各種複数のスマートフォン15(通信端末)が存在する。なお、通信端末には、各種複数のタブレット(通信端末)、各種複数のパソコン(通信端末)、各種複数の携帯情報端末(PDA)も含まれ、更に、今後開発されるインターネットに接続可能な全ての通信端末が含まれる。又、インターネットの他に、スマートフォン15とサーバ11とがLANやWAN等の他のネットワークによって接続される場合も含まれる。なお、清涼飲料製造工場16又はアルコール飲料製造工場17あるいは製氷工場18には、クラウド11(サーバ)にインターネットを介して通信可能な通信設備19(ルーターやファイアウォール等)が設置されている。
クラウド11(サーバ)としては、Infrastructure as a Service(IaaS)、Platform as a Service(PaaS)、Software as a Service(SaaS)を利用することができる。水道料金管理システム10にクラウド11を利用することで、クラウドサービスプラットフォームからインターネット経由でITリソースをオンデマンドで利用することができる。クラウド11は、仮想CPU又は仮想MPU(中央処理部)と仮想メインメモリ及び仮想キャッシュメモリ(メモリ)とを有して独立したオペレーティングシステム(仮想OS)によって動作する仮想サーバであり、大容量仮想記憶領域が生成されている。クラウド11の仮想メインメモリには、水道料金管理システム10の後記する各手段を実施させるアプリケーションが記憶(格納)されている。
なお、サーバ11が物理的なコンピュータであってもよい。物理的なコンピュータは、中央処理部(CPU又はMPU)とメモリ(メインメモリおよびキャッシュメモリ)とを備え、大容量記憶領域(大容量ハードディスク)を内蔵している。なお、図示はしていないが、クラウド11(サーバ)や物理的なコンピュータ(サーバ11)には、キーボードやマウス等の入力装置、ディスプレイやプリンタ等の出力装置がインターフェイスを介して接続されている。クラウド11(物理的なコンピュータを含む)は、水道料金管理システム10を提供する提供者(提供会社)が契約するデータセンターに設置されている。クラウド11(物理的なコンピュータを含む)が水道料金管理システム10を提供する提供者(提供会社)の事業所や事務所に設置される場合もある。
クラウド11(物理的なコンピュータを含む)には、ホスト名とそのホスト名に割り当てるIPアドレスとの対応付けを設定するDNSサーバ、他のコンピュータや他のサーバからの要求を受け付けて各種情報を読み書きする機能を提供するデータベース・ファイルサーバ、ホームページを公開するために必要なWebサーバ、電子メールの送受信用のメールサーバ、作成された文章や画像等のデータをすべて保存してそれらのデータを検索可能にするドキュメントサーバ等の各種サーバ(各種仮想サーバ)が接続され、それらサーバがサーバ群(仮想サーバ群)を形成している。なお、クラウド11(物理的なコンピュータを含む)は、それ自体がDNSサーバ機能、データベースサーバ機能、Webサーバ機能、メールサーバ機能、ドキュメントサーバ機能を有し、各サーバ機能別にソフトウェア的に区分されている場合がある。
クラウド11(物理的なコンピュータを含む)は、インターネットに接続された各種複数のDNSサーバ等を経由しつつ、インターネットを利用してアクセス制限がない他のあらゆるサーバにアクセスすることができる。クラウド11(物理的なコンピュータを含む)は、世界のいずれかに施設されたデータセンターの他のサーバとインターネットを介してネットワークを形成している。
クラウド11の大容量仮想記憶領域(又は、物理的なコンピュータの大容量記憶領域)には、下水流量計12を特定する下水流量計特定情報が記憶(格納)されているとともに、清涼飲料製造工場16やアルコール飲料製造工場17、製氷工場18に設置された通信設備19のURLやIPアドレスが記憶(格納)されている。下水流量計特定情報には、下水流量計12の機械番号や下水流量計12の固体識別番号等を利用することができる他、クラウド11(又は、物理的なコンピュータ)が下水流量計12を識別するユニークな下水流量計識別子を独自に生成し、生成した下水流量計識別子を下水流量計特定情報にすることができる。
クラウド11の大容量仮想記憶領域(又は、物理的なコンピュータの大容量記憶領域)には、上水流量計13を特定する上水流量計特定情報が記憶(格納)されている。上水流量計特定情報には、上水流量計13の機械番号や上水流量計13の固体識別番号等を利用することができる他、クラウド11(又は、物理的なコンピュータ)が上水流量計13を識別するユニークな上水流量計識別子を独自に生成し、生成した上水流量計識別子を上水流量計特定情報にすることができる。
クラウド11の大容量仮想記憶領域(又は、物理的なコンピュータの大容量記憶領域)には、雨水流量計14を特定する雨水流量計特定情報が記憶(格納)されている。雨水流量計特定情報には、雨水流量計14の機械番号や雨水流量計14の固体識別番号等を利用することができる他、クラウド11(又は、物理的なコンピュータ)が雨水流量計14を識別するユニークな雨水流量計識別子を独自に生成し、生成した雨水流量計識別子を上水流量計特定情報にすることができる。
クラウド11の大容量仮想記憶領域(又は、物理的なコンピュータの大容量記憶領域)には、下水流量計12や上水流量計13、雨水流量計14を設置した清涼飲料製造工場16を特定する清涼飲料製造工場特定情報が記憶(格納)され、下水流量計12や上水流量計13、雨水流量計14を設置したアルコール飲料製造工場17を特定するアルコール飲料製造工場特定情報が記憶(格納)されているとともに、下水流量計12や上水流量計13、雨水流量計14を設置した製氷工場18を特定する製氷工場特定情報が記憶(格納)されている。
クラウド11の大容量仮想記憶領域(又は、物理的なコンピュータの大容量記憶領域)には、水道料金管理システム10を利用する清涼飲料製造工場16の経営者や管理責任者等の利用者(ユーザー)の個人情報、利用者が保持するスマートフォン15の携帯端末特定情報、URLやIPアドレスが清涼飲料製造工場特定情報に関連付けられた状態で記憶(格納)され、水道料金管理システム10を利用するアルコール飲料製造工場17の経営者や管理責任者等の利用者(ユーザー)の個人情報、利用者が保持するスマートフォン15の携帯端末特定情報、URLやIPアドレスがアルコール飲料製造工場特定情報に関連付けられた状態で記憶(格納)されているとともに、水道料金管理システム10を利用する製氷工場18の経営者や管理責任者等の利用者(ユーザー)の個人情報、利用者が保持するスマートフォン15の携帯端末特定情報、URLやIPアドレスが製氷工場特定情報に関連付けられた状態で記憶(格納)されている。
クラウド11の大容量仮想記憶領域(又は、物理的なコンピュータの大容量記憶領域)には、後記する上水使用量(積算量)に対する下水排水量(積算量)の清涼飲料製造工場16における設定割合(上水使用量(積算量)に対する下水排水量(積算量)の清涼飲料製造工場16における設定比)が清涼飲料製造工場特定情報に関連付けられた状態で記憶(格納)され、上水使用量(積算量)に対する下水排水量(積算量)のアルコール飲料製造工場17における設定割合(上水使用量(積算量)に対する下水排水量(積算量)のアルコール飲料製造工場17における設定比)がアルコール飲料製造工場特定情報に関連付けられた状態で記憶(格納)されているとともに、上水使用量(積算量)に対する下水排水量(積算量)の製氷工場18における設定割合(上水使用量(積算量)に対する下水排水量(積算量)の製氷工場18における設定比)が製氷工場特定情報に関連付けられた状態で記憶(格納)されている。なお、設定割合は、初期設定時に設定されるが、その後何時でも任意に変更することができる。設定割合の変更は、水道料金管理システム10を提供する提供者(提供会社)に連絡(申請)し、提供者(提供会社)が行う。
個人情報としては、パスワードやID番号、端末利用者の氏名又は名称(法人名や個人名)、住所又は居所、電話番号、FAX番号、年齢、性別、メールアドレス等がある。スマートフォン15の携帯端末特定情報には、スマートフォン15のIPアドレスやMACアドレス、URL、メールアドレス、Cookie情報、固体識別番号等を利用することができる他、スマートフォン15がそれを識別するユニークな識別子を独自に生成し、生成した識別子を携帯端末特定情報にすることができる。スマートフォン15のメモリには、水道料金管理システム10を利用するためのアプリケーションが記憶(格納)されている。
下水流量計12は、最終桝20に流れる下水排水量(所定期間における下水排水量の積算量)を計測する。下水流量計12には、清涼飲料製造工場16又はアルコール飲料製造工場17あるいは製氷工場18に設置された通信設備19に無線通信可能な無線通信装置21(無線LAN)が設置(外付け又は内蔵)されている。下水流量計12及び無線通信装置21(無線LAN)は、図2に示すように、最終桝20に開閉可能に取り付けられた蓋22の裏側(又はマンホールに開閉可能に取り付けられた蓋の裏側)に設置されている。無線通信装置21(無線LAN)の無線方式には、Bluetooth(ブルートゥース)やUltra Wide Band、ZigBee(ジグビー)等を使用することができる他、今後開発されるあらゆる無線方式を使用することができる。なお、清涼飲料製造工場16又はアルコール飲料製造工場17あるいは製氷工場18に設置された通信設備19には、クラウド11(サーバ)のURLやIPアドレスが記憶(格納)されている。
下水流量計12の制御部は、無線通信装置21(無線LAN)を利用して清涼飲料製造工場16又はアルコール飲料製造工場17あるいは製氷工場18の通信設備19に計測した下水排水量(積算量)を送信する。清涼飲料製造工場16やアルコール飲料製造工場17、製氷工場18の通信設備19は、インターネットに接続し、無線通信装置21(無線LAN)から受信した下水排水量(積算量)(下水流量計12が計測した下水排水量(積算量))をインターネットを介してクラウド11(サーバ)に送信する。下水流量計12には、電磁流量計や超音波流量計を使用することができる。
下水流量計12及び無線通信装置21(無線LAN)を最終桝20の蓋22の裏側(又はマンホールの蓋の裏側)に設置することで、最終桝20(又はマンホール)に流れる下水の下水排水量を確実に計測することができるのみならず、例えば、下水流量計12や無線通信装置21を設置するためのコンクリート桝を地下に施設する等の大掛かりな工事を必要とせず、簡易な工事で下水流量計12や無線通信装置21を最終桝20(又はマンホール)に設置することができるとともに、下水流量計12や無線通信装置21の点検や修理等のメンテナンスを容易に行うことができる。下水流量計12が無線通信装置21(無線LAN)を備えることで、複数の清涼飲料製造工場16又は複数のアルコール飲料製造工場17あるいは複数の製氷工場18の下水排水量(積算量)をクラウド11(サーバ)がインターネットを介して同時に受信することができ、人手を介して下水流量計12の下水排水量を読み取る手間や時間、コストを省くことができる。
上水流量計13は、配水本管23から分岐した引き込み管24に施設されたメーター桝25に設置されている。引き込み管24には清涼飲料製造工場16又はアルコール飲料製造工場17あるいは製氷工場18において利用される上水が流れ、引き込み管24によって清涼飲料製造工場16やアルコール飲料製造工場17、製氷工場18に上水が給水される。上水流量計13には、引き込み管24に既設の水道メーターを利用することができる。なお、水道メーターとは別に新たに上水流量計13をメーター桝25(引き込み管24)に設置することもできる。メーター桝25(引き込み管24)に新たに設置する上水流量計13には、電磁流量計や超音波流量計を使用することができる。水道料金管理システム10では、図3に示すように、上水流量計13として既設の水道メーター13が利用されている。
水道メーター13(上水流量計)は、引き込み管24に流入する上水の上水使用量(所定期間における上水使用量の積算量)を計測する。水道メーター13(上水流量計)には、清涼飲料製造工場16又はアルコール飲料製造工場17あるいは製氷工場18に設置された通信設備19に無線通信可能な無線通信装置26(無線LAN)が設置(外付け又は内蔵)されている。無線通信装置26(新たに上水流量計13を設置する場合は、その上水流量計13を含む)は、メーター桝25の内側に設置されている。無線通信装置26(無線LAN)の無線方式には、Bluetooth(ブルートゥース)(登録商標)やUltra Wide Band、ZigBee(ジグビー)等を使用することができる他、今後開発されるあらゆる無線方式を使用することができる。無線通信装置26(新たに設置された上水流量計13)がメーター桝25に設置されることで、無線通信装置26(新たに設置された上水流量計13)の点検や修理等のメンテナンスを容易に行うことができる。
水道メーター13(上水流量計)の制御部は、無線通信装置26(無線LAN)を利用して清涼飲料製造工場16又はアルコール飲料製造工場17あるいは製氷工場18の通信設備19に計測した上水使用量(積算量)を送信する。清涼飲料製造工場16やアルコール飲料製造工場17、製氷工場18の通信設備19は、インターネットに接続し、無線通信装置26(無線LAN)から受信した上水使用量(積算量)(水道メーター13(上水流量計)が計測した上水使用量(積算量))をインターネットを介してクラウド11(サーバ)に送信する。
水道メーター13(上水流量計)が無線通信装置26(無線LAN)を備えることで、複数の清涼飲料製造工場16又は複数のアルコール飲料製造工場17あるいは複数の製氷工場18の上水使用量(積算量)をクラウド11(サーバ)がインターネットを介して同時に受信することができ、人手を介して水道メーター13(上水流量計)の上水使用量を読み取る手間や時間、コストを省くことができる。
雨水流量計14は、雨水枡27を経由して最終桝20(又はマンホール)に流れる雨水の雨水排水量(所定期間における雨水排水量の積算量)を計測する。雨水流量計14には、清涼飲料製造工場16又はアルコール飲料製造工場17あるいは製氷工場18に設置された通信設備19に無線通信可能な無線通信装置28(無線LAN)が設置(外付け又は内蔵)されている。雨水流量計14及び無線通信装置28は、図2に示すように、雨水桝27に開閉可能に取り付けられた蓋29の裏側に設置されている。無線通信装置28(無線LAN)の無線方式には、Bluetooth(ブルートゥース)やUltra Wide Band、ZigBee(ジグビー)等を使用することができる他、今後開発されるあらゆる無線方式を使用することができる。
雨水流量計14の制御部は、無線通信装置28(無線LAN)を利用して清涼飲料製造工場16又はアルコール飲料製造工場17あるいは製氷工場18の通信設備19に計測した雨水排水量(積算量)を送信する。清涼飲料製造工場16やアルコール飲料製造工場17、製氷工場18の通信設備19は、インターネットに接続し、無線通信装置28(無線LAN)から受信した雨水排水量(積算量)(雨水流量計14が計測した雨水排水量(積算量))をインターネットを介してクラウド11(サーバ)に送信する。雨水流量計14には、電磁流量計や超音波流量計を使用することができる。
雨水流量計14及び無線通信装置28(無線LAN)を雨水桝27の蓋29の裏側に設置することで、雨水桝27に流れる雨水の雨水排水量を確実に計測することができるのみならず、例えば、雨水流量計14や無線通信装置28を設置するためのコンクリート桝を地下に施設する等の大掛かりな工事を必要とせず、簡易な工事で雨水流量計14や無線通信装置28を雨水桝27に設置することができるとともに、雨水流量計14や無線通信装置28の点検や修理等のメンテナンスを容易に行うことができる。雨水流量計14が無線通信装置28(無線LAN)を備えることで、複数の清涼飲料製造工場16又は複数のアルコール飲料製造工場17あるいは複数の製氷工場18の雨水排水量(積算量)をクラウド11(サーバ)がインターネットを介して同時に受信することができ、人手を介して雨水流量計14の雨水排水量を読み取る手間や時間、コストを省くことができる。
図3は、水道料金管理システム10を設置した清涼飲料製造工場16又はアルコール飲料製造工場17あるいは製氷工場18の一例を示す図であり、図4(a)は、清涼飲料製造工場16における清涼飲料の製造工程の一例を示す図である。図4(b)は、清涼飲料製造工場16における清涼飲料の製造工程の他の一例を示す図であり、図5(a)は、アルコール飲料製造工場17におけるアルコール飲料の製造工程の一例を示す図である。図5(b)は、アルコール飲料製造工場17におけるアルコール飲料の製造工程の他の一例を示す図であり、図6は、製氷工場18における氷の製造工程の一例を示す図である。図3では、製造工程で使用される設備の図示を省略している。以下、サーバとしてクラウド11を例に説明する。
図3に示す清涼飲料製造工場16の内部には、図示はしていないが、清涼飲料の製造工程で使用される設備が設置されている。図3に示すアルコール飲料製造工場17の内部には、図示はしていないが、アルコール飲料の製造工程で使用される設備が設置されている。図3に示す製氷工場18の内部には、図示はしていないが、氷の製造工程で使用される設備が設置されている。
清涼飲料製造工場16は、通信設備19を利用し、インターネットを介して清涼飲料の製造工程で使用される設備の稼働信号(清涼飲料製造工場特定情報を含む)又は設備の停止信号(清涼飲料製造工場特定情報を含む)をクラウド11(サーバ)に送信する。アルコール飲料製造工場17は、通信設備19を利用し、インターネットを介してアルコール飲料の製造工程で使用される設備の稼働信号(アルコール飲料製造工場特定情報を含む)又は設備の停止信号(アルコール飲料製造工場特定情報を含む)をクラウド11(サーバ)に送信する。製氷工場18は、通信設備19を利用し、インターネットを介して氷の製造工程で使用される設備の稼働信号(製氷工場特定情報を含む)又は設備の停止信号(製氷工場特定情報を含む)をクラウド11(サーバ)に送信する。
清涼飲料の製造工程で使用される設備の制御部は、清涼飲料製造工場16に設置された通信設備19に接続可能であり、通信設備19を利用し、インターネットを介してクラウド11(サーバ)から所定の指令(信号)を受信する。アルコール飲料の製造工程で使用される設備の制御部は、アルコール飲料製造工場17に設置された通信設備19に接続可能であり、通信設備19を利用し、インターネットを介してクラウド11(サーバ)から所定の指令(信号)を受信する。氷の製造工程で使用される設備の制御部は、製氷工場18に設置された通信設備19に接続可能であり、通信設備19を利用し、インターネットを介してクラウド11(サーバ)から所定の指令(信号)を受信する。
水道水(上水)が配水本管23から分岐する引き込み管24に流入し、水道水が引き込み管24から清涼飲料製造工場16の屋内に施設された厨房30(台所)や浴室31、トイレ32に給水され、清涼飲料製造工場16で利用された上水が下水として排水される。水道水が引き込み管24からアルコール飲料製造工場17の屋内に施設された厨房30(台所)や浴室31、トイレ32に給水され、アルコール飲料製造工場17で利用された上水が下水として排水される。水道水が引き込み管24から製氷工場18の屋内に施設された厨房30(台所)や浴室31、トイレ32に給水され、製氷工場18で利用された上水が下水として排水される。
中低層の清涼飲料製造工場16又は中低層のアルコール飲料製造工場17あるいは中低層の製氷工場18では、図示はしていないが、増圧ポンプが設置され、増圧ポンプによって水道水(上水)が上階に給水される。高層の清涼飲料製造工場16又は高層のアルコール飲料製造工場17あるいは高層の製氷工場18では、図示はしていないが、受水タンクと受水槽とが設置され、受水槽から下階に給水される。引き込み管24には、メーター桝28が設置されている。メーター桝28の内側には、止水栓33、既述の水道メーター13(上水流量計)及び無線通信装置26(無線LAN)が設置されている。
厨房30(台所)や浴室31、トイレ32において利用された後の下水(雑排水や汚水)は、雑排水桝34や汚水桝35に流入し、雑排水桝34や汚水桝35から排水管36を通って最終桝20(公共桝)(又はマンホール)に流入した後、取り付け管37を通って下水道管38に流入する。雨水は、雨樋39を通って雨水桝27に流入した後、雨水桝27から雨水管40を通って最終桝20(公共桝)(又はマンホール)に流入し、下水(雑排水や汚水)と合流する。最終桝20(公共桝)に開閉可能に取り付けられた蓋22の裏側(最終桝20の内側)には、既述の下水流量計12及び無線通信装置21(無線LAN)が設置されている。雨水桝27に開閉可能に取り付けられた蓋29の裏側(雨水桝27の内側)には、既述の雨水流量計14及び無線通信装置28(無線LAN)が設置されている。
清涼飲料製造工場16における清涼飲料の製造工程の一例を示す図4(a)は、ペットボトルに入れられた炭酸飲料の製造工程を示す。図4(a)の製造工程は、プリフォームを加熱してペットボトルを作るペットボトル成形工程、調合タンクにおいて原料と材料とを混合する調合工程、ブレンダーに水を混入(注水)し、濃度を調節するブレンド工程、殺菌機によって飲料を殺菌する殺菌工程、カーボサチュレーターによって飲料に炭酸ガスを溶存させる炭酸ガス溶存工程、フィラーによって炭酸飲料をペットボトルに収容する中味詰め工程、キャッパーによってペットボトルにキャップを取り付けるキャップ取付工程、ウォーマークーラーによって炭酸飲料の温度を低下させる温度低下工程、ラベラーによってペットボトルにラベルを貼付するラベル貼付工程、製品検査機によってペットボトル(製品)を検査する検品工程から形成される。
清涼飲料製造工場16における清涼飲料の製造工程の他の一例を示す図4(b)は、缶に入れられたコーヒーの製造工程を示す。図4(b)の製造工程は、粉砕機によってコーヒー豆を粉砕するコーヒー豆粉砕工程、コーヒー抽出器に粉砕したコーヒー豆を投入するとともに熱湯を混入(注水)し、コーヒーを作るコーヒー製造工程、調合タンクによってコーヒーと他の原料とを混合する混合工程、フィラーによってコーヒーを缶に収容する中味詰め工程、シーマーによって缶に蓋をする蓋取付工程、レトルト釜によってコーヒーを殺菌する殺菌工程、印字機によって缶に印字する印字工程、入味検査機によって缶の中身を検査する検品工程から形成される。
清涼飲料製造工場16における炭酸飲料(清涼飲料)の製造工程では、ブレンド工程において多量の水道水(不純物を取り除いた純水(上水))が消費(混入)される。清涼飲料製造工場16におけるコーヒー(清涼飲料)の製造工程では、コーヒー製造工程において多量の水道水(不純物を取り除いた熱水)が消費(混入)される。清涼飲料製造工場16では、清涼飲料の製造工程(ブレンド工程やコーヒー製造工程)において水道水(不純物を取り除いた純水(上水))の一部が混入(注水)されるから、上水流量計13の後記する上水使用量計測手段によって計測された上水使用量の積算量に比較し、下水流量計12の後記する下水排水量計測手段によって計測された下水排水量の積算量が少なくなる。
アルコール飲料製造工場におけるアルコール飲料の製造工程の一例を示す図5(a)は、ビールの製造工程を示す。図5(a)の製造工程は、二条大麦を選別し、二条大麦に水を吸収させて発芽させた後(浸麦・発芽)、乾燥させ、根を取り除いて麦芽(モルト)を作る原料作成工程、砕いた麦芽の一部と米、コーン、スターチ等の副原料とを仕込釜を使用して煮る煮工程、仕込槽に残余の麦芽と温水とを加え、麦芽糖を作る麦芽糖作成工程、麦芽糖を麦汁濾過槽に移し、あめ湯を作るあめ湯作成工程、麦汁を煮沸槽に移し、麦汁ホップを加えて煮た後、冷却機で麦汁を冷却する煮沸・冷却工程、冷却した麦汁にビール酵母を加えて所定期間発酵させる発酵工程、ビールろ過機を使用してビールを瓶又は缶に詰める瓶・缶詰め工程から形成される。
アルコール飲料製造工場におけるアルコール飲料の製造工程の他の一例を示す図5(b)は、モルトウイスキーの製造工程を示す。図5(b)の製造工程は、二条大麦を選別し、二条大麦に水を吸収させて発芽させる発芽工程、発芽した大麦をキルン塔においてビートでいぶしつつ乾燥させて発芽を止める乾燥工程、乾燥させた麦芽を糖化槽に入れ、温水を加えて糖化させる糖化工程、ろ過した糖化液を発酵槽に入れ、糖化液に酵母を加えて発酵させ、冷却する発酵工程、発酵させた糖化液を蒸留塔で蒸留する蒸留工程、水分を加えてアルコール分を調節するアルコール分調節工程、樽に詰めて所定期間寝かせ、加水・ろ過によってモルトウイスキーを作る貯蔵・熟成工程から形成される。
アルコール飲料製造工場におけるビール(アルコール飲料)の製造工程では、原料作成工程や麦芽糖作成工程において多量の水道水(不純物を取り除いた純水(上水))が消費(混入)される。アルコール飲料製造工場におけるモルトウイスキー(アルコール飲料)の製造工程では、発芽工程や糖化工程、アルコール分調節工程において多量の水道水(不純物を取り除いた純水(上水))が消費(混入)される。アルコール飲料製造工場では、アルコール飲料の製造工程(原料作成工程や麦芽糖作成工程、発芽工程、糖化工程、アルコール分調節工程)において水道水(不純物を取り除いた純水(上水))の一部が混入(注水)されるから、上水流量計13の後記する上水使用量計測手段によって計測された上水使用量の積算量に比較し、下水流量計12の後記する下水排水量計測手段によって計測された下水排水量の積算量が少なくなる。
製氷工場における氷の製造工程の一例は、図6に示すように、冷媒に沈めた空の製氷缶に濾過(ろか)された所定量の水道水(純水)を注水する純水注水工程、純水を入れた製氷缶に空気を注入しつつ、純水を撹拌し、氷点に近い温度で製氷する製氷工程、製氷缶の中心部分において氷になっていない純水を抜き取り、抜いた水を廃棄する廃棄工程、製氷缶の中心部分に新たな純水を注水し、製氷缶の内部において氷を仕上げる仕上工程、製氷缶から氷を取り出す氷取出し工程、冷凍庫において氷を保管する氷保管工程から形成される。
製氷工場における氷の製造工程では、氷の製造に多量の水道水(不純物を取り除いた純水(上水))が消費(凍結)される。製氷工場では、氷の製造工程において水道水(不純物を取り除いた純水(上水))が消費されるから、上水流量計13の後記する上水使用量計測手段によって計測された上水使用量の積算量に比較し、下水流量計12の後記する下水排水量計測手段によって計測された下水排水量の積算量が少なくなる。
水道料金管理システム10が起動すると、清涼飲料製造工場16やアルコール飲料製造工場17、製氷工場18の通信設備19は、インターネットに接続し、クラウド11(サーバ)のURLを利用してクラウド11にアクセスかつログインする。クラウド11(サーバ)は、インターネットを利用して清涼飲料製造工場16又はアルコール飲料製造工場17あるいは製氷工場18の通信設備19に水道メーター13(上水流量計)及び無線通信装置26(無線LAN)の起動信号を送信し、下水流量計12及び無線通信装置21(無線LAN)の起動信号を送信するとともに、雨水流量計14及び無線通信装置28(無線LAN)の起動信号を送信する。
清涼飲料製造工場16又はアルコール飲料製造工場17あるいは製氷工場18の通信設備19から起動信号を受信した水道メーター13(上水流量計)の制御部は、水道メーター13を起動させる。水道メーター13(上水流量計)は、引き込み管24(メーター桝25)に流れる(引き込み管24(メーター桝25)に流入する)水道水(上水)の上水使用量(工場16〜18の製造工程で利用された上水及び工場16〜18の厨房30(台所)や浴室31、トイレ32において利用された上水の所定期間(1か月や2か月等の使用期間)における上水使用量の積算量)を計測する(上水使用量計測手段)。水道メーター13(上水流量計)の制御部に接続された無線通信装置26(無線LAN)は、水道メーター13が計測した(上水使用量計測手段によって計測した)上水使用量の積算量を通信設備19に送信する。通信設備19は、上水使用量の積算量をインターネットを介してクラウド11に送信する(上水使用量送信手段)。
クラウド11(サーバ)は、清涼飲料製造工場16の通信設備19から受信した上水使用量(積算量)(計測日時を含む)を上水流量計特定情報及び清涼飲料製造工場特定情報に関連付けた状態で大容量仮想記憶領域に記憶(格納)する(上水使用量記憶手段)。クラウド11(サーバ)は、アルコール飲料製造工場17の通信設備19から受信した上水使用量(積算量)(計測日時を含む)を上水流量計特定情報及びアルコール飲料製造工場特定情報に関連付けた状態で大容量仮想記憶領域に記憶(格納)する(上水使用量記憶手段)。クラウド11(サーバ)は、製氷工場18の通信設備19から受信した上水使用量(積算量)(計測日時を含む)を上水流量計特定情報及び製氷工場特定情報に関連付けた状態で大容量仮想記憶領域に記憶(格納)する(上水使用量記憶手段)。
通信設備19から起動信号を受信した下水流量計12の制御部は、下水流量計12を起動させる。下水流量計12は、清涼飲料製造工場16又はアルコール飲料製造工場17あるいは製氷工場18から最終桝20(又はマンホール)を経由して下水道管38に排水される下水の下水排水量(製造工程において消費(混入又は凍結)された水道水を除いて厨房30(台所)や浴室31、トイレ32において利用された後の下水の所定期間(1か月や2か月等の使用期間)における下水排水量の積算量)を計測する(下水排水量計測手段)。下水流量計12の制御部に接続された無線通信装置21(無線LAN)は、下水流量計12が計測した(下水排水量計測手段によって計測した)下水排水量の積算量を通信設備19に送信する。通信設備19は、下水排水量の積算量をインターネットを介してクラウド11(サーバ)に送信する(下水排水量送信手段)。
クラウド11(サーバ)は、清涼飲料製造工場16の通信設備19から受信した下水排水量(積算量)(計測日時を含む)を下水流量計特定情報及び清涼飲料製造工場特定情報に関連付けた状態で大容量仮想記憶領域に記憶(格納)する(下水使用量記憶手段)。クラウド11(サーバ)は、アルコール飲料製造工場17の通信設備19から受信した下水排水量(積算量)(計測日時を含む)を下水流量計特定情報及びアルコール飲料製造工場特定情報に関連付けた状態で大容量仮想記憶領域に記憶(格納)する(下水使用量記憶手段)。クラウド11(サーバ)は、製氷工場18の通信設備19から受信した下水排水量(積算量)(計測日時を含む)を下水流量計特定情報及び製氷工場特定情報に関連付けた状態で大容量仮想記憶領域に記憶(格納)する(下水使用量記憶手段)。
起動信号を受信した雨水流量計14の制御部は、雨水流量計14を起動させる。雨水流量計14は、清涼飲料製造工場16又はアルコール飲料製造工場17あるいは製氷工場18の雨樋39から雨水桝27を経由して最終桝20(又はマンホール)に排水される雨水の雨水排水量(雨水の所定期間(1か月や2か月等の使用期間)における雨水排水量の積算量)を計測する(雨水排水量計測手段)。雨水流量計14の制御部に接続された無線通信装置28(無線LAN)は、雨水流量計14が計測した(雨水排水量計測手段によって計測した)雨水排水量の積算量を通信設備19に送信する。通信設備19は、雨水排水量の積算量をインターネットを介してクラウド11(サーバ)に送信する(雨水排水量送信手段)。
クラウド11(サーバ)は、清涼飲料製造工場16の通信設備19から受信した雨水排水量(積算量)(計測日時を含む)を雨水流量計特定情報及び清涼飲料製造工場特定情報に関連付けた状態で大容量仮想記憶領域に記憶(格納)する(雨水使用量記憶手段)。クラウド11(サーバ)は、アルコール飲料製造工場17の通信設備19から受信した雨水排水量(積算量)(計測日時を含む)を雨水流量計特定情報及びアルコール飲料製造工場特定情報に関連付けた状態で大容量仮想記憶領域に記憶(格納)する(雨水使用量記憶手段)。クラウド11(サーバ)は、製氷工場18の通信設備19から受信した雨水排水量(積算量)(計測日時を含む)を雨水流量計特定情報及び製氷工場特定情報に関連付けた状態で大容量仮想記憶領域に記憶(格納)する(雨水使用量記憶手段)。
クラウド11(サーバ)は、下水流量計12が計測した下水排水量(積算量)(下水流量計12の制御部に接続された無線通信装置21(無線LAN)から受信した下水排水量(積算量))から雨水流量計14が計測した雨水排水量(積算量)(雨水流量計14の制御部に接続された無線通信装置28(無線LAN)から受信した雨水排水量(積算量))を引いた(減じた)下水排水量を使用水量として第1水道料金を算出する(第1水道料金算出手段)。
第1水道料金算出手段では、下水流量計12が計測した下水排水量(積算量)から雨水流量計14が計測した雨水排水量(積算量)を減じた下水排水量(積算量)に所定の水道単価を掛けて(乗じて)第1水道料金を算出する。水道単価は、各地方自治体によって異なる価格が設定される。クラウド11(サーバ)は、第1水道料金算出手段によって算出した第1水道料金を清涼飲料製造工場特定情報又はアルコール飲料製造工場特定情報あるいは製氷工場特定情報に関連付けた状態で大容量仮想記憶領域に記憶(格納)する(第1水道料金記憶手段)。
クラウド11(サーバ)は、水道メーター13(上水流量計)が計測した上水使用量(積算量)(水道メーター13(上水流量計)の制御部に接続された無線通信装置26(無線LAN)から受信した上水使用量(積算量))を上水の使用水量として第2水道料金を算出する(第2水道料金算出手段)。第2水道料金算出手段では、上水流量計13が計測した上水使用量(積算量)に所定の水道単価を掛けて(乗じて)第2水道料金を算出する。クラウド11(サーバ)は、第2水道料金算出手段によって算出した第2水道料金を清涼飲料製造工場特定情報又はアルコール飲料製造工場特定情報あるいは製氷工場特定情報に関連付けた状態で大容量仮想記憶領域に記憶(格納)する(第2水道料金記憶手段)。
クラウド11(サーバ)は、第1水道料金算出手段によって算出した第1水道料金と第2水道料金算出手段によって算出した第2水道料金との水道料金差額を算出する(水道料金差額算出手段)。水道料金差額算出手段では、第1水道料金から第2水道料金を引いて(減じて)水道料金差額を算出する。製造工程において消費(混入又は凍結)された水道水(上水)を除いた下水排水量(積算量)に対する第1水道料金は、製造工程において消費された水道水を含む上水使用量(積算量)に対する第2水道料金よりも安価であるから、水道料金差額算出手段によって算出された水道料金差額はマイナスになる。クラウド11(サーバ)は、水道料金差額算出手段によって算出した水道料金差額を清涼飲料製造工場特定情報又はアルコール飲料製造工場特定情報あるいは製氷工場特定情報に関連付けた状態で大容量仮想記憶領域に記憶(格納)する(水道料金差額記憶手段)。
クラウド11(サーバ)は、清涼飲料製造工場16から清涼飲料の製造工程で使用する設備の稼働信号を受信した場合、停止信号を受信しない限り、設備の稼働中に水道メーター13(上水流量計)が計測した上水使用量(積算量)(水道メーター13(上水流量計)の制御部に接続された無線通信装置26(無線LAN)から受信した上水使用量(積算量))に対する下水流量計13が計測した下水排水量から雨水流量計14が計測した雨水排水量を除いた下水排水量(積算量)(下水流量計13の制御部及び雨水流量計14の制御部に接続された無線通信装置21,28(無線LAN)から受信して雨水排水量(積算量)を除いた下水排水量(積算量))の割合(上水使用量(積算量)に対する雨水排水量(積算量)を除いた下水排水量(積算量)の比)を算出する(割合第1算出手段)。クラウド11(サーバ)は、割合第1算出手段によって算出した割合を清涼飲料製造工場特定情報に関連付けた状態で大容量仮想記憶領域に記憶(格納)する(割合第1記憶手段)。
クラウド11(サーバ)は、アルコール飲料製造工場17からアルコール飲料の製造工程で使用される設備の稼働信号を受信した場合、停止信号を受信しない限り、設備の稼働中に水道メーター13(上水流量計)が計測した上水使用量(積算量)(水道メーター13(上水流量計)の制御部に接続された無線通信装置26(無線LAN)から受信した上水使用量(積算量))に対する下水流量計13が計測した下水排水量から雨水流量計14が計測した雨水排水量を除いた下水排水量(積算量)(下水流量計13の制御部及び雨水流量計14の制御部に接続された無線通信装置21,28(無線LAN)から受信して雨水排水量(積算量)を除いた下水排水量(積算量))の割合(上水使用量(積算量)に対する雨水排水量(積算量)を除いた下水排水量(積算量)の比)を算出する(割合第2算出手段)。クラウド11(サーバ)は、割合第2算出手段によって算出した割合をアルコール飲料製造工場特定情報に関連付けた状態で大容量仮想記憶領域に記憶(格納)する(割合第2記憶手段)。
クラウド11(サーバ)は、製氷工場18から氷の製造工程で使用される設備の稼働信号を受信した場合、停止信号を受信しない限り、設備の稼働中に水道メーター13(上水流量計)が計測した上水使用量(積算量)(水道メーター13(上水流量計)の制御部に接続された無線通信装置26(無線LAN)から受信した上水使用量(積算量))に対する下水流量計13が計測した下水排水量から雨水流量計14が計測した雨水排水量を除いた下水排水量(積算量)(下水流量計13の制御部及び雨水流量計14の制御部に接続された無線通信装置21,28(無線LAN)から受信して雨水排水量(積算量)を除いた下水排水量(積算量))の割合(上水使用量(積算量)に対する雨水排水量(積算量)を除いた下水排水量(積算量)の比)を算出する(割合第3算出手段)。クラウド11(サーバ)は、割合第3算出手段によって算出した割合を清涼飲料製造工場特定情報又はアルコール飲料製造工場特定情報あるいは製氷工場特定情報に関連付けた状態で大容量仮想記憶領域に記憶(格納)する(割合第3記憶手段)。
図7は、スマートフォン15のタッチパネル41に出力(表示)されたメニュー画面の一例を示す図であり、図8は、スマートフォン15のタッチパネル41に出力(表示)された下水道料金出力画面の一例を示す図である。図9は、スマートフォン15のタッチパネル41に出力(表示)された上水道料金出力画面の一例を示す図であり、図10は、スマートフォン15のタッチパネル41に出力(表示)された水道料金差額出力画面の一例を示す図である。図11は、スマートフォン15のタッチパネル41に出力(表示)された割合出力画面の一例を示す図である。
スマートフォン15のスイッチをONにすると(スマートフォン15が起動すると)、各種複数のアイコンとともに水道料金管理システム10のアイコンを表示した待ち受け画面(図示せず)がタッチパネル41に出力(表示)される。利用者が水道料金等を確認するには、水道料金管理システム10のアイコンをタップする。水道料金管理システム10のアイコンをタップすると、スマートフォン15がインターネットを介してクラウド11(水道料金管理システム10)にアクセスかつログインする。
スマートフォン15のタッチパネル41には、図7に示す水道料金管理システム10のメニュー画面が出力(表示)される。図7のメニュー画面には、[下水道料金(第1水道料金)]表示ボタン7a、[上水道料金(第2水道料金)]表示ボタン7b、[水道料金差額]表示ボタン7c、[下水道/上水道割合]表示ボタン7d、[ログアウト]ボタン7eが出力(表示)される。[ログアウト]ボタン7eをタップすると、スマートフォン15が水道料金管理システム10(クラウド11)からログアウトし、待ち受け画面に戻る(以下の[ログアウト]ボタンも同様)。
下水道料金(第1水道料金)を確認するには、図7のメニュー画面の[下水道料金(第1水道料金)]表示ボタン7aをタップする。[下水道料金(第1水道料金)]表示ボタン7aをタップすると、工場特定情報(清涼飲料製造工場特定情報又はアルコール飲料製造工場特定情報あるいは製氷工場特定情報)と下水道料金(第1水道料金)出力信号とがスマートフォン15からクラウド11(サーバ)に送信される。
クラウド11(サーバ)は、工場特定情報(清涼飲料製造工場特定情報又はアルコール飲料製造工場特定情報あるいは製氷工場特定情報)に基づいて清涼飲料製造工場16又はアルコール飲料製造工場17あるいは製氷工場18を特定するとともに、スマートフォン15のURLやIPアドレスを特定し、第1水道料金算出手段によって算出した下水道料金(第1水道料金)及び下水使用量記憶手段によって記憶した下水排水量(積算量)をインターネットを介してスマートフォン15に送信し、下水道料金(第1水道料金)や下水道使用量等をスマートフォン15に出力(表示)させる(第1水道料金出力手段)。
スマートフォンのタッチパネル41には、図8に示す下水道料金出力画面が出力(表示)される。図8の下水道料金出力画面には、ユーザー番号を表示した[ユーザー番号]表示エリア8a、下水道排水量を表示した[下水道排水量]表示エリア8b、雨水排水量を表示した[雨水排水量]表示エリア8c、下水及び雨水の使用期間を表示した[使用期間]表示エリア8d、下水道料金を表示した[下水道料金]表示エリア8e、消費税を表示した[消費税]表示エリア8f、前月下水道料金を表示した[前月下水道料金]表示エリア8g、前月比を表示した[前月比]表示エリア8h、前年同月下水道料金を表示した[前年同月下水道料金]表示エリア8i、前年同月比を表示した[前年同月比]表示エリア8j、[メニュー画面]表示ボタン8k、[ログアウト]ボタン8lが出力(表示)される。[メニュー画面]表示ボタン8kをタップすると、図7のメニュー画面がタッチパネル41に出力(表示)される(以下の[メニュー画面]表示ボタンも同様)。利用者は、図8の下水道料金出力画面によって使用期間における下水道排水量や雨水排水量、下水道料金を確認することができ、前月下水道料金や前月比、前年同月下水道料金、前年同月比を確認することができる。
上水道料金(第2水道料金)を確認するには、図7のメニュー画面の[上水道料金(第2水道料金)]表示ボタン7bをタップする。[上水道料金(第2水道料金)]表示ボタン7bをタップすると、工場特定情報(清涼飲料製造工場特定情報又はアルコール飲料製造工場特定情報あるいは製氷工場特定情報)と上水道料金(第2水道料金)出力信号とがスマートフォン15からクラウド11(サーバ)に送信される。
クラウド11(サーバ)は、工場特定情報(清涼飲料製造工場特定情報又はアルコール飲料製造工場特定情報あるいは製氷工場特定情報)に基づいて清涼飲料製造工場16又はアルコール飲料製造工場17あるいは製氷工場18を特定するとともに、スマートフォン15のURLやIPアドレスを特定し、第2水道料金算出手段によって算出した上水道料金(第2水道料金)及び上水使用量記憶手段によって記憶した上水使用量(積算量)等をインターネットを介してスマートフォン15に送信し、上水道料金(第2水道料金)や上水道使用量等をスマートフォン15に出力(表示)させる(第2水道料金出力手段)。
スマートフォン15のタッチパネル41には、図9に示す上水道料金出力画面が出力(表示)される。図9の上水道料金出力画面には、ユーザー番号を表示した[ユーザー番号]表示エリア9a、上水道使用量を表示した[上水道使用量]表示エリア9b、上水の使用期間を表示した[使用期間]表示エリア9c、上水道料金を表示した[上水道料金]表示エリア9d、消費税を表示した[消費税]表示エリア9e、前月上水道料金を表示した[前月上水道料金]表示エリア9f、前月比を表示した[前月比]表示エリア9g、前年同月上水道料金を表示した[前年同月上水道料金]表示エリア9h、前年同月比を表示した[前年同月比]表示エリア9i、[メニュー画面]表示ボタン9j、[ログアウト]ボタン9kが出力(表示)される。利用者は、図7の上水道料金出力画面によって使用期間における上水道使用量や上水道料金を確認することができ、前月上水道料金や前月比、前年同月上水道料金、前年同月比を確認することができる。
水道料金差額を確認するには、図7のメニュー画面の[水道料金差額]表示ボタン7cをタップする。[水道料金差額]表示ボタン7cをタップすると、工場特定情報(清涼飲料製造工場特定情報又はアルコール飲料製造工場特定情報あるいは製氷工場特定情報)と水道料金差額出力信号とがスマートフォン15からクラウド11(サーバ)に送信される。
クラウド11(サーバ)は、工場特定情報(清涼飲料製造工場特定情報又はアルコール飲料製造工場特定情報あるいは製氷工場特定情報)に基づいて清涼飲料製造工場16又はアルコール飲料製造工場17あるいは製氷工場18を特定するとともに、スマートフォン15のURLやIPアドレスを特定し、水道料金差額算出手段によって算出した第1水道料金と第2水道料金との水道料金差額や第1水道料金、第2水道料金等をインターネットを介してスマートフォン15に送信し、水道料金差額や第1水道料金、第2水道料金等をスマートフォン15に出力(表示)させる(水道料金差額出力手段)。
スマートフォンのタッチパネル41には、図10に示す水道料金差額出力画面が出力(表示)される。図10の水道料金差額出力画面には、ユーザー番号を表示した[ユーザー番号]表示エリア10a、上水道使用量を表示した[上水道使用量]表示エリア10b、上水の使用期間を表示した[使用期間]表示エリア10c、上水道料金を表示した[上水道料金]表示エリア10d、下水道排水量を表示した[下水道排水量]表示エリア10e、雨水排水量を表示した[雨水排水量]表示エリア10f、下水及び雨水の使用期間を表示した[使用期間]表示エリア10g、下水道料金を表示した[下水道料金]表示エリア10h、水道料金差額(マイナス)を表示した[水道料金差額]表示エリア10i、[メニュー画面]表示ボタン10j、[ログアウト]ボタン10kが出力(表示)される。
水道料金管理システム10は、下水流量計12が清涼飲料製造工場16又はアルコール飲料製造工場17あるいは製氷工場18の製造工程において消費(混入又は凍結)された水道水(上水)を除き、工場16〜18から最終桝20(又はマンホール)を経由して下水道管38に排水される下水の下水排水量を計測しつつ、計測した下水排水量をクラウド11(サーバ)に送信し、クラウド11が下水流量計12から受信した下水排水量(雨水排水量を除いた下水排水量)を使用水量として第1水道料金を算出するから、下水流量計12が工場16〜18の製造工程において消費された水道水を除いた下水の排水量を使用水量として第1水道料金を算出することができ、上水の使用量を使用水量として水道料金を算出する場合と比較し、水道水の利用者が負担する水道料金が低下し、各利用者がその利益を享受することができる。
水道料金管理システム10は、クラウド11(サーバ)が下水排水量(雨水排水量を除いた下水排水量)を使用水量として算出した第1水道料金をスマートフォン15のタッチパネル41に出力(表示)するから、各利用者が清涼飲料製造工場16又はアルコール飲料製造工場17あるいは製氷工場18の製造工程において消費(混入又は凍結)された水道水(上水)を除いた下水の排水量を使用水量として算出された第1水道料金による利益の金額を知ることができる。
水道料金管理システム10は、上水使用量を使用水量として算出した第2水道料金と下水排水量(雨水排水量を除いた下水排水量)を使用水量として算出した第1水道料金との水道料金差額を算出し、その水道料金差額をクラウド11(サーバ)がスマートフォン15のタッチパネル41に出力(表示)するから、上水の使用量を使用水量として算出された第2水道料金と清涼飲料製造工場16又はアルコール飲料製造工場17あるいは製氷工場18の製造工程において消費(混入又は凍結)された水道水(上水)を除いた下水の排水量を使用水量として算出された第1水道料金とを水道料金差額として比較することができ、下水の排水量を使用水量として水道料金を算出した場合に利用者が受けることが可能な利益金額を知ることができる。
上水使用量(積算量)に対する下水排水量(積算量)の割合を確認するには、図7のメニュー画面の[下水道/上水道割合]表示ボタン7dをタップする。[下水道/上水道割合]表示ボタン7dをタップすると、工場特定情報(清涼飲料製造工場特定情報又はアルコール飲料製造工場特定情報あるいは製氷工場特定情報)と割合出力信号とがスマートフォン15からクラウド11(サーバ)に送信される。クラウド11(サーバ)は、工場特定情報(清涼飲料製造工場特定情報又はアルコール飲料製造工場特定情報あるいは製氷工場特定情報)に基づいて清涼飲料製造工場16又はアルコール飲料製造工場17あるいは製氷工場18を特定するとともに、スマートフォン15のURLやIPアドレスを特定する。
クラウド11(サーバ)は、割合第1算出手段によって算出した上水使用量(積算量)に対する雨水排水量を除いた下水排水量(積算量)の清涼飲料製造工場16における割合や上水使用量記憶手段によって記憶した清涼飲料製造工場16の上水使用量(積算量)、下水使用量記憶手段によって記憶した清涼飲料製造工場16の下水排水量(積算量)、雨水使用量記憶手段によって記憶した清涼飲料製造工場16の雨水排水量(積算量)等をインターネットを介してスマートフォン15に送信し、割合や上水道使用量、下水道排水量、雨水排水量等をスマートフォン15に出力(表示)させる(割合第1出力手段)。
クラウド11(サーバ)は、割合第2算出手段によって算出した上水使用量(積算量)に対する雨水排水量を除いた下水排水量(積算量)のアルコール飲料製造工場17における割合や上水使用量記憶手段によって記憶したアルコール飲料製造工場17の上水使用量(積算量)、下水使用量記憶手段によって記憶したアルコール飲料製造工場17の下水排水量(積算量)、雨水使用量記憶手段によって記憶したアルコール飲料製造工場17の雨水排水量(積算量)等をインターネットを介してスマートフォン15に送信し、割合や上水道使用量、下水道排水量、雨水排水量等をスマートフォン15に出力(表示)させる(割合第2出力手段)。
クラウド11(サーバ)は、割合第3算出手段によって算出した上水使用量(積算量)に対する雨水排水量を除いた下水排水量(積算量)の製氷工場18における割合や上水使用量記憶手段によって記憶した製氷工場18の上水使用量(積算量)、下水使用量記憶手段によって記憶した製氷工場18の下水排水量(積算量)、雨水使用量記憶手段によって記憶した製氷工場18の雨水排水量(積算量)等をインターネットを介してスマートフォン15に送信し、割合や上水道使用量、下水道排水量、雨水排水量等をスマートフォン15に出力(表示)させる(割合第3出力手段)。
スマートフォン15のタッチパネル41には、図11に示す割合出力画面が出力(表示)される。図11の割合出力画面には、ユーザー番号を表示した[ユーザー番号]表示エリア11a、上水道使用量を表示した[上水道使用量]表示エリア11b、上水の使用期間を表示した[使用期間]表示エリア11c、下水道排水量を表示した[下水道排水量]表示エリア11d、雨水排水量を表示した[雨水排水量]表示エリア11e、下水及び雨水の使用期間を表示した[使用期間]表示エリア11f、割合を表示した[割合]表示エリア11g、[メニュー画面]表示ボタン11h、[ログアウト]ボタン11iが出力(表示)される。
水道料金管理システム10は、清涼飲料製造工場16又はアルコール飲料製造工場17あるいは製氷工場18の製造工程で使用される設備の稼働中における上水使用量(積算量)に対する雨水排水量(積算量)を除いた下水排水量(積算量)の比である割合を確認することで、設備の稼働中に製造工程において消費(混入又は凍結)された水道水(上水)の割合を知ることができ、製造工程において消費された水道水を除いた下水の排水量を使用水量として水道料金を算出した場合に利用者が受けることが可能な利益の程度を知ることができる。
クラウド11(サーバ)は、清涼飲料製造工場16における清涼飲料の製造工程で使用する設備の稼働中に割合第1算出手段によって算出した割合とあらかじめ設定された設定割合とを比較し、清涼飲料の製造工程で使用する設備の稼働中に割合第1算出手段によって算出した割合があらかじめ設定された設定割合を超過した場合、割合が設定割合の範囲に入るように清涼飲料の製造工程で使用する設備の出力を増加させる(出力第1増加手段)。
例えば、クラウド11(サーバ)は、設定割合が85〜87%であり、割合第1算出手段によって算出した割合が90%(上水使用量が100m3に対して下水排水量が90m3である場合、割合が90%)である場合、清涼飲料製造工場16に設置された通信設備19にインターネットを介して出力増加信号(出力増加割合を含む)を送信し、通信設備19が清涼飲料製造工場16の清涼飲料の製造工程で使用する設備の制御部に出力増加信号(出力増加割合を含む)を送信する。設備の制御部は、通信設備19(クラウド11(サーバ))から受信した出力増加信号(出力増加割合を含む)に従って設備の出力を増加させる。
清涼飲料製造工場16に設置された水道料金管理システム10は、清涼飲料の製造工程における水道水(上水)の消費量(混入量)が少なく、割合第1算出手段によって算出した割合があらかじめ設定された設定割合を超過する場合、クラウド11(サーバ)が清涼飲料の製造工程で使用する設備の出力を増加させるから、清涼飲料の製造工程で使用する設備の稼働率を上げることができ、その設備を有効に利用して短時間に清涼飲料を効率よく製造することができる。
クラウド11(サーバ)は、清涼飲料製造工場16における清涼飲料の製造工程で使用する設備の稼働中に割合第1算出手段によって算出した割合とあらかじめ設定された設定割合とを比較し、清涼飲料の製造工程で使用する設備の稼働中に割合第1算出手段によって算出した割合が設定割合を下回る場合、割合が設定割合の範囲に入るように清涼飲料の製造工程で使用する設備の出力を低下させる(出力第1低下手段)。
例えば、クラウド11(サーバ)は、設定割合が85〜87%であり、割合第1算出手段によって算出した割合が80%(上水使用量が100m3に対して下水排水量が80m3である場合、割合が80%)である場合、清涼飲料製造工場16に設置された通信設備19にインターネットを介して出力低下信号(出力低下割合を含む)を送信し、通信設備19が清涼飲料製造工場16の清涼飲料の製造工程で使用する設備の制御部に出力低下信号(出力低下割合を含む)を送信する。設備の制御部は、通信設備19(クラウド11(サーバ))から受信した出力低下信号(出力低下割合を含む)に従って設備の出力を低下させる。
清涼飲料製造工場16に設置された水道料金管理システム10は、清涼飲料の製造工程における水道水(上水)の消費量(混入量)が多く、割合第1算出手段によって算出した割合が設定割合を下回る場合、クラウド11(サーバ)が清涼飲料の製造工程で使用する設備の出力を低下させるから、清涼飲料の製造工程で使用する設備における水道水(上水)の消費量(混入量)や設備における消費電力を低下させることができ、清涼飲料製造工場16の省エネを図ることができる。
クラウド11(サーバ)は、アルコール飲料製造工場17におけるアルコール飲料の製造工程で使用される設備の稼働中に割合第2算出手段によって算出した割合とあらかじめ設定された設定割合とを比較し、アルコール飲料の製造工程で使用する設備の稼働中に割合第1算出手段によって算出した割合があらかじめ設定された設定割合を超過した場合、割合が設定割合の範囲に入るようにアルコール飲料の製造工程で使用される設備の出力を増加させる(出力第2増加手段)。
例えば、クラウド11(サーバ)は、設定割合が83〜85%であり、割合第2算出手段によって算出した割合が88%(上水使用量が100m3に対して下水排水量が88m3である場合、割合が88%)である場合、アルコール飲料製造工場17に設置された通信設備19にインターネットを介して出力増加信号(出力増加割合を含む)を送信し、通信設備19がアルコール飲料製造工場17のアルコール飲料の製造工程で使用する設備の制御部に出力増加信号(出力増加割合を含む)を送信する。設備の制御部は、通信設備19(クラウド11(サーバ))から受信した出力増加信号(出力増加割合を含む)に従って設備の出力を増加させる。
アルコール飲料製造工場17に設置された水道料金管理システム10は、アルコール飲料の製造工程における水道水(上水)の消費量(混入量)が少なく、割合第2算出手段によって算出した割合があらかじめ設定された設定割合を超過する場合、クラウド11(サーバ)がアルコール飲料の製造工程で使用する設備の出力を増加させるから、アルコール飲料の製造工程で使用する設備の稼働率を上げることができ、その設備を有効に利用して短時間にアルコール飲料を効率よく製造することができる。
クラウド11(サーバ)は、アルコール飲料製造工場17におけるアルコール飲料の製造工程で使用される設備の稼働中に割合第2算出手段によって算出した割合とあらかじめ設定された設定割合とを比較し、アルコール飲料の製造工程で使用される設備の稼働中に割合第2算出手段によって算出した割合が設定割合を下回る場合、割合が設定割合の範囲に入るようにアルコール飲料の製造工程で使用される設備の出力の出力を低下させる(出力第2低下手段)。
例えば、クラウド11(サーバ)は、設定割合が83〜85%であり、割合第2算出手段によって算出した割合が81%(上水使用量が100m3に対して下水排水量が81m3である場合、割合が81%)である場合、アルコール飲料製造工場17に設置された通信設備19にインターネットを介して出力低下信号(出力低下割合を含む)を送信し、通信設備19がアルコール飲料製造工場17のアルコール飲料の製造工程で使用する設備の制御部に出力低下信号(出力低下割合を含む)を送信する。設備の制御部は、通信設備19(クラウド11(サーバ))から受信した出力低下信号(出力低下割合を含む)に従って設備の出力を低下させる。
アルコール飲料製造工場17に設置された水道料金管理システム10は、アルコール飲料の製造工程における水道水(上水)の消費量(混入量)が多く、割合第2算出手段によって算出した割合が設定割合を下回る場合、クラウド11(サーバ)がアルコール飲料の製造工程で使用する設備の出力を低下させるから、アルコール飲料の製造工程で使用する設備における水道水(上水)の消費量(混入発量)や設備における消費電力を低下させることができ、アルコール飲料製造工場17の省エネを図ることができる。
クラウド11(サーバ)は、製氷工場18における氷の製造工程で使用される設備の稼働中に割合第3算出手段によって算出した割合とあらかじめ設定された設定割合とを比較し、氷の製造工程で使用される設備の稼働中に割合第3算出手段によって算出した割合があらかじめ設定された設定割合を超過した場合、割合が設定割合の範囲に入るように氷の製造工程で使用される設備の出力を増加させる(出力第3増加手段)。
例えば、クラウド11(サーバ)は、設定割合が82〜84%であり、割合第3算出手段によって算出した割合が86%(上水使用量が100m3に対して下水排水量が86m3である場合、割合が86%)である場合、製氷工場18に設置された通信設備19にインターネットを介して出力増加信号(出力増加割合を含む)を送信し、通信設備19が製氷工場18の氷の製造工程で使用する設備の制御部にインターネットを介して出力増加信号(出力増加割合を含む)を送信する。設備の制御部は、通信設備19(クラウド11(サーバ))から受信した出力増加信号(出力増加割合を含む)に従って設備の出力を増加させる。
製氷工場18に設置された水道料金管理システム10は、氷の製造工程における水道水(上水)の消費量(凍結量)が少なく、割合第3算出手段によって算出した割合があらかじめ設定された設定割合を超過する場合、クラウド11(サーバ)が氷の製造工程で使用する設備の出力を増加させるから、氷の製造工程で使用する設備の稼働率を上げることができ、その設備を有効に利用して短時間に氷を効率よく製造することができる。
クラウド11(サーバ)は、製氷工場18における氷の製造工程で使用される設備の稼働中に割合第3算出手段によって算出した割合とあらかじめ設定された設定割合とを比較し、氷の製造工程で使用される設備の稼働中に割合第3算出手段によって算出した割合が設定割合を下回る場合、割合が設定割合の範囲に入るように氷の製造工程で使用される設備の出力の出力を低下させる(出力第3低下手段)。
例えば、クラウド11(サーバ)は、設定割合が82〜84%であり、割合第3算出手段によって算出した割合が79%(上水使用量が100m3に対して下水排水量が79m3である場合、割合が79%)である場合、製氷工場18に設置された通信設備19にインターネットを介して出力低下信号(出力低下割合を含む)を送信し、通信設備19が製氷工場18の氷の製造工程で使用する設備の制御部に出力低下信号(出力低下割合を含む)を送信する。設備の制御部は、通信設備19(クラウド11(サーバ))から受信した出力低下信号(出力低下割合を含む)に従って設備の出力を低下させる。
製氷工場18に設置された水道料金管理システム10は、氷の製造工程における水道水(上水)の消費量(凍結量)が多く、割合第3算出手段によって算出した算出した割合があらかじめ設定された設定割合を下回る場合、クラウド11(サーバ)が氷の製造工程で使用する設備の出力を低下させるから、氷の製造工程で使用する設備における水道水(上水)の消費量(凍結量)や設備における消費電力を低下させることができ、製氷工場18の省エネを図ることができる。
図12は、水道料金管理システム10を設置した清涼飲料製造工場16又はアルコール飲料製造工場17あるいは製氷工場18の他の一例を示す図である。図12に示す清涼飲料製造工場16又はアルコール飲料製造工場17あるいは製氷工場18の屋上には、工場内に施設された空気調和設備(図示せず)に冷却水を再循環使用させるクーリングタワー42(冷却塔)が設置されている。図12の清涼飲料製造工場16又はアルコール飲料製造工場17あるいは製氷工場18では、清涼飲料の製造工程又はアルコール飲料の製造工程あるいは氷の製造工程が行われる。
クーリングタワー42は、工場空調である冷凍機の冷却水を冷却するために使用され、四季を通して365日稼働する。解放式のクーリングタワー42(冷却塔)は、冷却水を冷やすための外気(空気)と冷却水とが直接接触し、冷却水の一部の蒸発(気化)によって残余の冷却水を冷やす方式である。密閉式のクーリングタワー42(冷却塔)は、冷却水を熱交換機の管内に通し、菅外側から冷却用の外気を送風するとともに冷却用の散布水を散水し、散布水の蒸発(気化)によって冷却水を冷却する。クーリングタワー42(冷却塔)は、冷却水の冷却に多量の水道水(上水)を消費(使用)する。クーリングタワー42において余剰の冷却水は、オーバーフロー管43を通って最終桝20(公共桝)に流入する。
図12の清涼飲料製造工場16又はアルコール飲料製造工場17あるいは製氷工場18では、クーリングタワー41において多量の水道水(上水)が消費(蒸発)されるとともに、清涼飲料の製造工程又はアルコール飲料の製造工程あるいは氷の製造工程において多量の水道水(上水)が消費(混入又は凍結)される。清涼飲料製造工場16又はアルコール飲料製造工場17あるいは製氷工場18では、クーリングタワー42において水道水(上水)の一部が蒸発(気化)し、清涼飲料の製造工程又はアルコール飲料の製造工程あるいは氷の製造工程において水道水(上水)の一部が消費(混入又は凍結)されるから、上水使用量計測手段によって計測された上水使用量の積算量に比較し、下水排水量計測手段によって計測された下水排水量の積算量が少なくなる。
図12の清涼飲料製造工場16又はアルコール飲料製造工場17あるいは製氷工場18において実施される上水使用量計測手段や上水使用量送信手段、下水排水量計測手段、下水排水量送信手段、雨水排水量計測手段、雨水排水量送信手段は、図1の清涼飲料製造工場16又はアルコール飲料製造工場17あるいは製氷工場18におけるそれらと同一である。なお、上水使用量は、クーリングタワー42において使用された水道水と清涼飲料の製造工程又はアルコール飲料の製造工程あるいは氷の製造工程において使用された水道水と厨房30(台所)や浴室31、トイレ32において使用された水道水との所定期間(1か月や2か月等の使用期間)における上水使用量の積算量である。下水排水量は、クーリングタワー42において消費(蒸発)された水道水と清涼飲料の製造工程又はアルコール飲料の製造工程あるいは氷の製造工程において消費(混入又は凍結)された水道水とを除いて厨房30(台所)や浴室31、トイレ32において利用された後の下水の所定期間(1か月や2か月等の使用期間)における下水排水量(雨水排水量を除く)の積算量である。
図12の清涼飲料製造工場16又はアルコール飲料製造工場17あるいは製氷工場18においてクラウド11(サーバ)が実施する雨水使用量記憶手段や上水使用量記憶手段、下水使用量記憶手段、第1水道料金算出手段、第1水道料金記憶手段、第2水道料金算出手段、第2水道料金記憶手段、水道料金差額算出手段、水道料金差額記憶手段、割合第1算出手段〜割合第3算出手段、割合第1記憶手段〜割合第3記憶手段は、図1の清涼飲料製造工場16又はアルコール飲料製造工場17あるいは製氷工場18におけるクラウド11のそれらと同一である。
クーリングタワー42において消費(蒸発)された水道水と清涼飲料の製造工程又はアルコール飲料の製造工程あるいは氷の製造工程において消費(混入又は凍結)された水道水とを除いた下水排水量(積算量)に対する第1水道料金は、クーリングタワー42において消費(蒸発)された水道水と清涼飲料の製造工程又はアルコール飲料の製造工程あるいは氷の製造工程において消費(混入又は凍結)された水道水とを含む上水使用量(積算量)に対する第2水道料金よりも安価であるから、水道料金差額算出手段によって算出された水道料金差額はマイナスになる。
割合第1算出手段〜割合第3算出手段においてクラウド11(サーバ)は、クーリングタワー42の制御部や清涼飲料の製造工程又はアルコール飲料の製造工程あるいは氷の製造工程で使用される設備の制御部からクーリングタワー42や設備の稼働信号を受信した場合、停止信号を受信しない限り、クーリングタワー42やそれら設備の稼働中に上水流量計13が計測した上水使用量(積算量)に対する下水流量計12が計測した下水排水量(積算量)(下水流量計12が計測した下水排水量(積算量)から雨水流量計14が計測した雨水排水量を除いた下水排水量(積算量))の割合を算出する。
図12の清涼飲料製造工場16又はアルコール飲料製造工場17あるいは製氷工場18に設置された水道料金管理システム10では、スマートフォン15のタッチパネル41に出力(表示)された図7に示すメニュー画面の[下水道料金(第1水道料金)]表示ボタン7aをタップすると、スマートフォン15のタッチパネル41には、図8に示す下水道料金出力画面が出力(表示)される(第1水道料金出力手段)。図7のメニュー画面の[上水道料金(第2水道料金)]表示ボタン7bをタップすると、スマートフォン15のタッチパネル41には、図9に示す上水道料金出力画面が出力(表示)される(第2水道料金出力手段)。図7のメニュー画面の[水道料金差額]表示ボタン7cをタップすると、スマートフォン15のタッチパネル41には、図10に示す水道料金差額出力画面が出力(表示)される(水道料金差額出力手段)。図7のメニュー画面の[下水道/上水道割合]表示ボタン7dをタップすると、スマートフォン15のタッチパネル41には、図11に示す割合出力画面が出力(表示)される(割合第1出力手段〜割合第3出力手段)。
図12の清涼飲料製造工場16又はアルコール飲料製造工場17あるいは製氷工場18に設置された水道料金管理システム10は、クーリングタワー42において消費(蒸発)された水道水と清涼飲料の製造工程又はアルコール飲料の製造工程あるいは氷の製造工程において消費(混入又は凍結)された水道水とを除き、下水流量計12が清涼飲料製造工場16又はアルコール飲料製造工場17あるいは製氷工場18から最終桝20(又はマンホール)を経由して下水道管38に排水される下水の下水排水量を計測しつつ、計測した下水排水量をクラウド11(サーバ)に送信し、クラウド11が下水流量計13から受信した下水排水量(雨水排水量を除いた下水排水量)を使用水量として第1水道料金を算出するから、下水流量計12がクーリングタワー42において消費(蒸発)された水道水と清涼飲料の製造工程又はアルコール飲料の製造工程あるいは氷の製造工程において消費(混入又は凍結)された水道水とを除いた下水の排水量を使用水量として第1水道料金を算出することができ、上水の使用量を使用水量として水道料金を算出する場合と比較し、水道水の利用者が負担する水道料金が低下し、各利用者がその利益を享受することができる。
図12の清涼飲料製造工場16又はアルコール飲料製造工場17あるいは製氷工場18に設置された水道料金管理システム10は、クラウド11(サーバ)が下水排水量(雨水排水量を除いた下水排水量)を使用水量として算出した第1水道料金をスマートフォン15のタッチパネル41に出力(表示)するから、各利用者がクーリングタワー42において消費(蒸発)された水道水と清涼飲料の製造工程又はアルコール飲料の製造工程あるいは氷の製造工程において消費(混入又は凍結)された水道水とを除いた下水の排水量を使用水量として算出された第1水道料金による利益の金額を知ることができる。
図12の清涼飲料製造工場16又はアルコール飲料製造工場17あるいは製氷工場18に設置された水道料金管理システム10は、上水使用量を使用水量として算出した第2水道料金と下水排水量を使用水量として算出した第1水道料金との水道料金差額を算出し、その水道料金差額をクラウド11(サーバ)がスマートフォン15のタッチパネル41に出力(表示)するから、上水の使用量を使用水量として算出された第2水道料金とクーリングタワー42や清涼飲料の製造工程又はアルコール飲料の製造工程あるいは氷の製造工程において消費(蒸発及び混入又は凍結)された水道水を除いた下水の排水量を使用水量として算出された第1水道料金とを水道料金差額として比較することができ、下水の排水量を使用水量として水道料金を算出した場合に利用者が受けることが可能な利益金額を知ることができる。
図12の清涼飲料製造工場16又はアルコール飲料製造工場17あるいは製氷工場18に設置された水道料金管理システム10は、クーリングタワー42や清涼飲料の製造工程又はアルコール飲料の製造工程あるいは氷の製造工程で使用される設備の稼働中における上水使用量(積算量)に対する雨水排水量(積算量)を除いた下水排水量(積算量)の比である割合を確認することで、クーリングタワー42や清涼飲料の製造工程又はアルコール飲料の製造工程あるいは氷の製造工程で使用される設備の稼働中にクーリングタワー42や清涼飲料の製造工程又はアルコール飲料の製造工程あるいは氷の製造工程において消費(蒸発及び混入又は凍結)された水道水(上水)の割合を知ることができ、クーリングタワー42や清涼飲料の製造工程又はアルコール飲料の製造工程あるいは氷の製造工程において消費(蒸発及び混入又は凍結)された水道水を除いた下水の排水量を使用水量として水道料金を算出した場合に利用者が受けることが可能な利益の程度を知ることができる。
クラウド11(サーバ)は、クーリングタワー42や清涼飲料の製造工程又はアルコール飲料の製造工程あるいは氷の製造工程で使用される設備の稼働中に割合第1算出手段〜割合第3算出手段によって算出した割合とあらかじめ設定された設定割合とを比較し、クーリングタワー42や清涼飲料の製造工程又はアルコール飲料の製造工程あるいは氷の製造工程で使用される設備の稼働中に割合第1算出手段〜割合第3算出手段によって算出した割合があらかじめ設定された設定割合を超過した場合、割合が設定割合の範囲に入るようにクーリングタワー42や清涼飲料の製造工程又はアルコール飲料の製造工程あるいは氷の製造工程で使用される設備の出力を増加させる(出力第4増加手段)。
例えば、クラウド11(サーバ)は、設定割合が78〜81%であり、割合第1算出手段〜割合第3算出手段によって算出した割合が84%(上水使用量が100m3に対して下水排水量が84m3である場合、割合が84%)である場合、清涼飲料製造工場16又はアルコール飲料製造工場17あるいは製氷工場18に設置された通信設備19にインターネットを介して出力増加信号(出力増加割合を含む)を送信し、通信設備19がクーリングタワー42の制御部や清涼飲料の製造工程又はアルコール飲料の製造工程あるいは氷の製造工程で使用される設備の制御部に出力増加信号(出力増加割合を含む)を送信する。クーリングタワー42の制御部やそれら設備の制御部は、通信設備19(クラウド11(サーバ))から受信した出力増加信号(出力増加割合を含む)に従ってクーリングタワー42やそれら設備の出力を増加させる。
図12の清涼飲料製造工場16又はアルコール飲料製造工場17あるいは製氷工場18に設置された水道料金管理システム10は、クーリングタワー42や清涼飲料の製造工程又はアルコール飲料の製造工程あるいは氷の製造工程における水道水(上水)の消費量(蒸発量及び混入量又は凍結量)が少なく、割合第1算出手段〜割合第3算出手段によって算出した割合があらかじめ設定された設定割合を超過する場合、クラウド11(サーバ)がクーリングタワー42や清涼飲料の製造工程又はアルコール飲料の製造工程あるいは氷の製造工程で使用される設備の出力を増加させるから、クーリングタワー42や清涼飲料の製造工程又はアルコール飲料の製造工程あるいは氷の製造工程で使用する設備の稼働率を上げることができ、クーリングタワー42やその設備を有効に利用して短時間に清涼飲料又はアルコール飲料あるいは氷を効率よく製造することができるとともに、クーリングタワー42を有効に利用して清涼飲料製造工場16又はアルコール飲料製造工場17あるいは製氷工場18の居住環境を最適に保持することができる。
クラウド11(サーバ)は、クーリングタワー42や清涼飲料の製造工程又はアルコール飲料の製造工程あるいは氷の製造工程で使用される設備の稼働中に割合第1算出手段〜割合第3算出手段によって算出した割合とあらかじめ設定された設定割合とを比較し、クーリングタワー42や清涼飲料の製造工程又はアルコール飲料の製造工程あるいは氷の製造工程で使用される設備の稼働中に割合第1算出手段〜割合第3算出手段によって算出した割合が設定割合を下回る場合、割合が設定割合の範囲に入るようにクーリングタワー42や清涼飲料の製造工程又はアルコール飲料の製造工程あるいは氷の製造工程で使用される設備の出力の出力を低下させる(出力第4低下手段)。
例えば、クラウド11(サーバ)は、設定割合が79〜81%であり、算出した割合が77%(上水使用量が100m3に対して下水排水量が77m3である場合、割合が77%)である場合、清涼飲料製造工場16又はアルコール飲料製造工場17あるいは製氷工場18に設置された通信設備19にインターネットを介して出力低下信号(出力低下割合を含む)を送信し、通信設備19がクーリングタワー42の制御部や清涼飲料の製造工程又はアルコール飲料の製造工程あるいは氷の製造工程で使用される設備の制御部に出力低下信号(出力低下割合を含む)を送信する。クーリングタワー42の制御部やそれら設備の制御部は、通信設備19(クラウド11(サーバ))から受信した出力低下信号(出力低下割合を含む)に従ってクーリングタワー42やそれら設備の出力を低下させる。
図12の清涼飲料製造工場16又はアルコール飲料製造工場17あるいは製氷工場18に設置された水道料金管理システム10は、クーリングタワー42や清涼飲料の製造工程又はアルコール飲料の製造工程あるいは氷の製造工程における水道水(上水)の消費量(蒸発量及び混入量又は凍結量)が多く、割合第1算出手段〜割合第3算出手段によって算出した割合があらかじめ設定された設定割合を下回る場合、クラウド11(サーバ)がクーリングタワー42や清涼飲料の製造工程又はアルコール飲料の製造工程あるいは氷の製造工程で使用される設備の出力を低下させるから、クーリングタワー42や清涼飲料の製造工程又はアルコール飲料の製造工程あるいは氷の製造工程で使用する設備における水道水(上水)の消費量(蒸発量及び混入量又は凍結量)やクーリングタワー42やそれら設備における消費電力を低下させることができ、清涼飲料製造工場16又はアルコール飲料製造工場17あるいは製氷工場18の省エネを図ることができる。