JP2021031900A5 - - Google Patents

Description

図１２に示されるように、ナット４５は、第１傾斜面摺動部材２０および第２傾斜面摺動部材３０が貫通孔４に挿入された後に、第２基端部３２に取り付けられるとともに雄ネジ部３２２に螺合される。ナット４５は、図１２に示されるように、第２傾斜面摺動部材３０側の面の外周縁が、スプライスプレート６の外側面６２に当接する。また、複数の貫通孔４の位置合わせがされた後に、ナット４５は第２基端部３２から取り外される。ナット４５が取り外された後に、第１傾斜面摺動部材２０および第２傾斜面摺動部材３０が複数の貫通孔４から引き抜かれる。

上述したように、幾つかの実施形態では、上述した第２傾斜面摺動部材３０は、例えば図１１、１２に示されるように、第１傾斜面摺動部材２０および第２傾斜面摺動部材３０が貫通孔４に挿入されている状態において、第２傾斜面摺動部材３０の基端側に設けられ、構成部材３の貫通孔４が形成された面（外側面６２）に当接する上述したストッパ部材４３を有している。

上記の構成によれば、ストッパ部材４３が構成部材３の貫通孔４が形成された面（外側面６２）に当接した状態で、第１傾斜面摺動部材２０を引っ張ると、第２傾斜面摺動部材３０は基端側に設けられたストッパ部材４３により引張方向への移動が制限されるため、仮にストッパ部材４３が第２傾斜面摺動部材３０の基端側に設けられていない場合に比べて、第１傾斜面摺動部材２０の第１傾斜面２３および第２傾斜面摺動部材３０の第２傾斜面３３に引張力Ｆを大きく作用させることができる。第１傾斜面２３および第２傾斜面３３に作用する力が大きいと、第１傾斜面摺動部材２０および第２傾斜面摺動部材３０が他方の傾斜面（第１傾斜面２３、第２傾斜面３３）に沿って円滑に摺動するとともに、構成部材３を円滑に動かすことができるので、貫通孔位置合わせ治具１による複数の貫通孔４の位置合わせの作業効率を向上させることができる。