JP2021031174A - 包装用容器 - Google Patents

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Chie Ogawa
智恵 小川
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Abstract

【課題】 容器を開封する前の接着剤が封入された状態では容器内での接着剤の劣化が抑制されるとともに、開封前において容器内での接着剤の攪拌を可能する包装用容器を提供する。【解決手段】 包装用容器であって、液体と密封状態で収容する第1収容部と、液体を収容しない空の状態である第2収容部と、前記第1収容部の収容空間と前記第2収容部の収容空間とを隔てる隔壁部とを備え、前記隔壁部は、該隔壁部に対して所定以上の外力が付加されることにより少なくとも一部が破断し、前記第1収容部の収容空間と前記第2収容部の収容空間との連通を許容する。【選択図】図1

Description

本発明は、液体等を収容し包装する包装用容器に関する。
液体等を収容し、保存するために様々な包装用容器が可溶されている。包装用容器は、収容する液体等の種類や用途等によって、最適な形状や材質に基づき設計されている。例えば、美容用途として、まつげに長さやボリュームを与える手法の1つであるつけまつ毛やまつげエクステンションの技術が知られている。この技術においては、つけまつ毛やまつ毛エクステンションを専用の接着剤を介して皮膚やまつ毛と接着することにより装着する。このような接着剤は品質の劣化(接着剤の硬化)を防ぐために包装用容器に収容される(例えば、特許文献1参照)。
このような包装用容器においては、内容物である接着剤が容器本体内に収容され、収容空間がキャップにより閉じられることにより封止される。接着剤を使用する際には、キャップを開けることにより収容空間を開封し、内容物である接着剤を取り出す。
特開2012−224390号
しかし、上記のような包装用容器に接着剤を保存する場合、接着剤を使用するたびに開封あるいは蓋を開ける必要がある。そのため、その都度接着剤が外気と触れ、外気中の水分と反応することにより接着剤の硬化が進行するという問題がある。使い切り型の包装用容器に保存されている場合には、使用時まで外気と触れることがないが、通常開封前には内容物である接着剤(液体)を容器内で振って攪拌させるために容器内に一定の空間を設けておく。そうすると、この空間には空気が存在するため、開封前の状態でも内容物である接着剤が空気中の水分と反応して硬化するという問題がある。
本発明は、上記問題を解決するために、容器を開封する前の接着剤が封入された状態では容器内での接着剤の硬化が抑制されるとともに、開封前において容器内での接着剤の攪拌を可能する包装用容器を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明に係る一態様は、包装用容器であって、液体と密封状態で収容する第1収容部と、液体を収容しない空の状態である第2収容部と、前記第1収容部の収容空間と前記第2収容部の収容空間とを隔てる隔壁部とを備え、 前記隔壁部は、該隔壁部に対して所定以上の外力が付加されることにより少なくとも一部が破断し、前記第1収容部の収容空間と前記第2収容部の収容空間との連通を許容する。
上記態様では、前記隔壁部に対する外力付加を補助する外力補助部を更に備え、前記外力補助部を介して、前記隔壁部に対して前記所定以上の外力が付加されることが好ましい。
また、上記態様では、前記外力補助部は、前記隔壁部の延長上に且つ前記第1収容部及び前記第2収容部から突出して設けられ、前記外力補助部に対して前記第1収容部側若しくは前記第2収容部側に向けた外力が付加されることにより、前記隔壁部に対して前記所定以上の外力が付加されることが好ましい。
また、上記態様では、前記外力補助部は、前記隔壁部の延長上に且つ前記第1収容部及び前記第2収容部から突出して設けられ、前記外力補助部に対して前記第1収容部及び前記第2収容部から引き抜かれる方向に向けた外力が付加されることにより、前記隔壁部に対して前記所定以上の外力が付加されることが好ましい。
上記態様によれば、第1収容部と第2収容部との収容空間が隔壁部によって隔てられ第1収容部に液体が密封されているので液体の劣化を抑制することができる。また、隔壁部を破ることにより。第1収容部と第2収容部との収容空間が連通するので、開封する前に収容空間内の液体を攪拌させることができる。
第1実施の形態に係る包装用容器の構成を示す側面図である。 図1に示した包装用容器のA−A断面図である。 第1の実施の形態の係る包装用容器において、(a)隔壁部を破る前の状態を表す側面図であり、(b)隔壁部を破った後の状態を表す側面図である。 第2の実施の形態に係る包装用容器の断面図である。 第2の実施の形態の係る包装用容器において、(a)隔壁部を破る前の状態を表す側面図であり、(b)隔壁部を破った後の状態を表す側面図である。 第3の実施の形態の係る包装用容器において、(a)隔壁部を破る前の状態を表す側面図であり、(b)隔壁部を破った後の状態を表す側面図である。 第3の実施の形態の変形例に係る包装用容器において、(a)隔壁部を破る前の状態を表す側面図であり、(b)隔壁部を破った後の状態を表す側面図である。 第4の実施の形態の係る包装用容器において、(a)隔壁部を破る前の状態を表す側面図であり、(b)隔壁部を破った後の状態を表す側面図である。
以下、本発明を適用した具体的な実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
(第1の実施の形態)
図1及び図2を用いて、第1の実施の形態に係る包装用容器の構成について説明する。包装用容器1は、略円筒形状を有し、その内部に液体を収容する。収容される液体は、例えば、まつげエクステンション用の接着剤である。包装用容器1は、第1収容部10と、第2収容部20と、隔壁部30と、外力補助部40と、蓋部50とを備えている。
図1に示すように、第1収容部10は、略円筒形状を有し、その収容空間11に液体Lを密封状態で収容している。ここで、密封状態とは、第1収容部10の収容空間11に収容される液体Lの収容空間11に占める割合が、常温状態(20〜30℃)において、体積分率で90%以上である状態をいう。液体Lの収容空間11に占める割合が90%未満である場合には、残りの空間に存在する空気等により液体Lが硬化しやすくなるために好ましくない。一方、当該割合が90%以上である場合は、液体の酸化等の反応が起こりにくくなる。液体の硬化を抑制する観点からは、液体Lの収容空間11に占める割合が、常温状態(20〜30℃)において、体積分率で95%以上であることが好ましく、98%以上であることがさらに好ましい。
図1に示すように、第2収容部20は、略円筒形状を有し、その収容空間21には、液体Lは収容されておらず、空気等の気体が充填されているのみである。本実施の形態では、液体Lが収容されていない状態を空の状態をいう。収容空間21に充填されている機体は空気に限られず、種々の気体が充填されていてもよい。後述するように、包装用容器1に収容される液体Lを使用する際には、第1収容部10の収容空間11と第2収容部20の収容空間21とを隔てる隔壁部30を破ることにより、液体Lが第2収容部20の収容空間21にも流れ込む。このときに液体Lが酸化等の反応に晒されることを抑制する観点では、収容空間21に収容される気体は、窒素ガスなどの不活性ガスが充填されていることが好ましい。本実施の形態においては、第2収容部20の収容空間21は、第1収容部10の収容空間11よりも小さく設定されている。しかしこれに限られず、第2収容部20の収容空間21は、第1収容部10の収容空間11と同等若しくはそれより大きく設定されていてもよい。
図1に示すように、隔壁部30は、第1収容部10と第2収容部20との間に設けられ、第1収容部10の収容空間11と第2収容部20の収容空間21とを隔てるように形成されている。図2に示すように、隔壁部30は、略円板形状を有し、その外周縁が全周にわたって第1収容部10及び第2収容部の内壁と連接している。隔壁部30と第1収容部10及び第2収容部の内壁との連接部分は薄肉状に形成されている。
図1及び図2に示すように、外力補助部40は、隔壁部30と一体に形成されており、第1収容部10及び第2収容部の外壁よりも外側に突出している。外力補助部40は、略矩形の板形状を有し、隔壁部30と同等の厚みを有する。外力補助部40は、第1収容部10側及び第2収容部20側に倒して変形させることが可能である。後述するように、外力補助部40に対して所定以上の外力をかけて第1収容部10側若しくは第2収容部20側へ倒して変形させると、隔壁部30の外周縁と第1収容部10及び第2収容部の内壁との薄肉状の連接部分が破断し、隔壁部30が外力補助部40とともに傾斜する姿勢で移動する。
図1に示すように、蓋部50は、第1収容部10の一端側に接続されている。蓋部50は、第1収容部10の収容空間11を封止している。後述するように、外部から蓋部50に対して所定以上の外力をかけると、蓋部50と第1収容部10との接続部が破れて、第1収容部10の収容空間11が開封される。蓋部50の形状は図示したものに限られず、種々の形状をとり得る。
図3を用いて、本実施の形態の係る包装用容器1の隔壁部30による隔壁状態が解除され、第1収容部10の収容空間11と第2収容部20の収容空間21とを連通させる動作について説明する。まず、図3(a)に示すように、外力補助部40に対して第2収容部20側に向けた外力、すなわちその先端が第2収容部20側へ倒れるように外力が付加される。このとき、隔壁部30の先端側には第1収容部10の収容空間11に向けた外力が掛けられる。外力補助部40に対して所定以上の外力が掛けられると、隔壁部30と第1収容部10及び第2収容部の内壁と薄肉状の連接部分が破断する。
図3(b)に示すように、上記連接部分が破断すると、隔壁部30は外力補助部40の動き(先端が第2収容部20側へ倒れる動き)に合わせて、傾斜する姿勢で移動する。その結果、第1収容部10の収容空間11と第2収容部20の収容空間21とのぞれぞれの密閉状態が破られ、互いの収容空間11,21が連通して第1収容部10の収容空間11に密封状態で収容されていた液体Lが第2収容部20の収容空間21にも流れ込む。互いに連通した収容空間11,21内の液体Lは、第1収容部10の収容空間11に収容された状態よりも大きな容積空間内に収容されている。このため、包装用容器1を振ることにより、収容空間11,21内の液体Lを十分に攪拌させることができる。
次に、包装用容器1を構成する蓋部50に外力が付加されることにより、蓋部50が第1収容部10から取り外される。蓋部50が取り外されると、外部に対して封止されていた収容空間11,21が開封される。これにより、収容空間11,21内の液体Lが取り出される。
(第2の実施の形態)
図4及び図5を用いて、第2の実施の形態に係る包装用容器の構成について説明する。第1の実施の形態と共通する構成については、第1の実施の形態と同じ番号を付し説明を省略する。
図4に示すように、本実施の形態に係る包装用容器2は、隔壁部130の構成が第1実施の形態の隔壁部30と異なる。すなわち、本実施の形態の隔壁部130は、第1隔壁部材131と第2隔壁部材132とを有する。第1隔壁部材131は、略矩形状を有し、外力補助部140と一体に形成される。第2隔壁部材132は、第1隔壁部材131の外周側に位置し第1隔壁部材131と一体的に連接するとともに、その外周縁が全周にわたって第1収容部10及び第2収容部の内壁と連接している。第1隔壁部材131と第2隔壁部材132との連接部分は薄肉状に形成されている。第1隔壁部材131は、後述するように、外力補助部140に対して第1収容部10及び第2収容部から引き抜かれる方向に外力が付加されることにより、第2隔壁部材132と薄肉状の連接部分が破断し、外力補助部140とともに移動する。
次に、図5を用いて、本実施の形態の係る包装用容器2の隔壁部130による隔壁状態が解除され、第1収容部10の収容空間11と第2収容部20の収容空間21とを連通させる動作について説明する。まず、図5(a)に示すように、外力補助部140に対して第1収容部10及び第2収容部から引き抜かれる方向に外力が付加される。このとき、隔壁部130を構成する第1隔壁部材131と第2隔壁部材132との接続部分133にはせん断方向の外力が付加される。外力補助部40に対して所定以上の引き抜く外力が掛けられると、第1隔壁部材131と第2隔壁部材132との薄肉状の連接部分133が破断し、第1隔壁部材131が外力補助部140とともに外部方向に引き抜かれる。このように、第1隔壁部材131と第2隔壁部材132との連接部分133が破断することにより、隔壁部130による隔壁状態が解除される。
図5(b)に示すように、第1隔壁部材131が外部方向に引き抜かれると、第1隔壁部材131の下方位置(第1隔壁部材131が引き抜かれる前に元々存在していた位置)において、第1収容部10の収容空間11と第2収容部20の収容空間21とが連通する。これにより、第1収容部10の収容空間11に密封状態で収容されていた液体Lが第2収容部20の収容空間21にも流れ込む。以降の作用は第1の実施の形態と同じであるため説明を省略する。
(第3の実施の形態)
図6を用いて、第3の実施の形態に係る包装用容器の構成について説明する。上記実施の形態と共通する構成については、上記実施の形態と同じ番号を付し説明を省略する。
図6(a)に示すように、本実施の形態に係る包装用容器3は、隔壁部230の構成が第1実施の形態及び第2の実施の形態の隔壁部30、130と異なる。すなわち、本実施の形態の隔壁部230は、第1収容部10の収容空間11側に位置する第1隔壁部材231と第2収容部20の収容空間21側に位置する第2隔壁部材232とを有する。第1隔壁部材231は、側面視において第1収容部10の収容空間11の上端から下端にわたって形成されている。第1隔壁部材231と第2隔壁部材232は、互いに対抗する面同士で接続されている。また、第1隔壁部材231及び第2隔壁部材232の上端部は、外力補助部240と一体に形成されている。第1隔壁部材231は、後述するように、外力補助部240に対して所定以上の外力をかけて外力補助部240を第2収容部20側へ倒して変形させると、第2隔壁部材232との接続状態が壊され、外力補助部240の動きに合わせて傾斜する姿勢で移動する。第2隔壁部材232には中央部分に穴232aが形成されている。この穴232aは、一端側が第1隔壁部材231によって閉塞されている。
次に、図6を用いて、本実施の形態の係る包装用容器2の隔壁部230による隔壁状態が解除され、第1収容部10の収容空間11と第2収容部20の収容空間21とを連通させる動作について説明する。まず、図6(a)に示すように、外力補助部240に対してその先端が第2収容部20側へ倒れるように外力を掛ける。このとき、第1隔壁部材30の先端側には第1収容部10の収容空間11に向けた外力が掛けられる。外力補助部240に対して所定以上の外力が掛けられると、第1隔壁部材231と第2隔壁部材232との接続状態(互いに対抗する面における接続)が壊される。このように、第1隔壁部材231と第2隔壁部材232との接続状態が壊されることにより、隔壁部230による隔壁状態が解除される。
図6(b)に示すように、上記接続状態が壊されると、第1隔壁部材231は外力補助部240の動き(先端が第2収容部20側へ倒れる動き)に合わせて、傾斜する姿勢で移動する。その結果、第1隔壁部材231によって閉塞されていた第2隔壁部材232の穴232aが開放され、第1収容部10の収容空間11と第2収容部20の収容空間21とが連通する。これにより、第1収容部10の収容空間11に密封状態で収容されていた液体Lが第2収容部20の収容空間21にも流れ込む。以降の作用は上記実施の形態と同じであるため説明を省略する。
(第3の実施の形態の変形例)
図7を用いて、第3の実施の形態の変形例について説明する。本変形例では、第1隔壁部材231は、側面視において第1収容部10の収容空間11の上端から中間位置まで形成されている。また第1隔壁部材231は、その先端側において第2収容部20の収容空間21側に突出する突出部231aを有する。この突出部231aは、第2隔壁部材232に形成される穴232aにはめ込まれている。本変形例の動作について説明すると、図7(a)に示すように、外力補助部240に対してその先端が第2収容部20側へ倒れるように外力を掛ける。そして、図7(b)に示すように、外力補助部240に対して所定以上の外力が掛けられると、第1隔壁部材231の突出部231aが第2隔壁部材232の穴232aから取り外され、第2隔壁部材232の穴232aが開放され、第1収容部10の収容空間11と第2収容部20の収容空間21とが連通する。
(第4の実施の形態)
図8を用いて、第3の実施の形態に係る包装用容器の構成について説明する。上記実施の形態と共通する構成については、上記実施の形態と同じ番号を付し説明を省略する。
図8(a)に示すように、本実施の形態に係る包装用容器4は、隔壁部330と外力補助部340との位置関係が上記実施の形態と異なる。隔壁部330は、第1収容部10の収容空間11及び第2収容部20の収容空間21の上端から下端までにわたって形成される第1隔壁部材331と、第1隔壁部材331の中央位置に形成される第2隔壁部材332とを有する。第2隔壁部材332は、その外周縁が全周にわたって第1隔壁部材331と連接されている。第1隔壁部材331と第2隔壁部材332との連接部分は薄肉状に形成されている。外力補助部340は、第2収容部20側に形成され、隔壁部330と略垂直な方向において、第2収容部20の収容空間21を貫通し第2収容部20の外側に突出するように形成されている。また、外力補助部340の第2収容部20の収容空間21内に位置する端部は隔壁部330の第2隔壁部材332と近接している。
次に、図8を用いて、本実施の形態の係る包装用容器4の隔壁部330による隔壁状態を解除して、第1収容部10の収容空間11と第2収容部20の収容空間21とを連通させる動作について説明する。まず、図8(a)に示すように、外力補助部340を隔壁部330に向けて押し込む方向に外力を掛ける。これにより、外力補助部340の第2収容部20の収容空間21内に位置する端部が隔壁部330の第2隔壁部材332を押圧する。そして、図8(b)に示すように、外力補助部340に対して所定以上の外力が掛けられると、第1隔壁部材331と第2隔壁部材332との薄肉状の連接部分が破断し、第2隔壁部材332は、その上端において第1隔壁部材331と繋がった状態において第1収容部10の収容空間11側へと押し込まれる。その結果、第1隔壁部材331の中央部分に連通穴331aが形成され、第1収容部10の収容空間11と第2収容部20の収容空間21とが連通する。これにより、第1収容部10の収容空間11に密封状態で収容されていた液体Lが第2収容部20の収容空間21にも流れ込む。以降の作用は上記実施の形態と同じであるため説明を省略する。なお、本実施の形態では、第2隔壁部材332と第1隔壁部材331との連接部分が破断したときに、第2隔壁部材332の上端が第1隔壁部材332と繋がった状態としたがこれに限られない。第2隔壁部材332の上端と第1隔壁部材331との連接状態が破断する一方、第2隔壁部材332の下端が第1隔壁部材331と繋がった状態とする構成が適用されてもよい。また、第2隔壁部材332と第1隔壁部材331との連接部分が全て破断し、外力補助部340からの押圧により、第2隔壁部材332が第1隔壁部材331から離脱する構成が適用されてもよい。
上記実施の形態に係る包装用容器によれば、使用前(開封前)の状態においては、第1収容部10の収容空間11に液体Lが密閉状態で収容されているので、外気や収容空間11内の空気等に含まれる水分との反応が抑えられ、液体(接着剤)Lの硬化を防ぐことができる。また、使用直前(開封直前)の段階においては、第1収容部10の収容空間11と第2収容部20の収容空間21を隔てる隔壁部30,130,230,330による隔壁状態が外力補助部40,140,240,340を介して解除されることにより、開封前に包装用容器1,2,3内で液体Lを十分に攪拌させることができる。これにより、液体Lと空気等に含まれる水分との反応を効果的に抑制することができる。
上記実施の形態に係る構成は本発明に係る包装用容器を説明する例示にすぎず、上記構成に限定されない。本発明の技術思想の範囲に含まれるものであれば、いかなる構成も適用することができる。上記実施の形態においては、隔壁部の少なくとも一部を破断させる態様として外力補助部を介した隔壁の破断について説明したがこれに限られない。例えば、外力補助部を有しない包装用容器であって、容器の隔壁部に対して直接外力が付加されることにより、隔壁が破断される構成にも適用される。さらに、上記実施の形態1〜4の構成を適宜組み合わせることもできる。
1 包装用容器(第1の実施の形態)
2 包装用容器(第2の実施の形態)
3 包装用容器(第3の実施の形態)
10 第1収容部
11 収容空間
20 第2収容部
21 収容空間
30 隔壁部(第1の実施の形態)
40 外力補助部(第1の実施の形態)
50 蓋部
130 隔壁部(第2の実施の形態)
131 第1隔壁部材
132 第2隔壁部材
140 外力補助部(第2の実施の形態)
230 隔壁部(第3の実施の形態)
231 第1隔壁部材
232 第2隔壁部材
232a 穴
240 外力補助部(第3の実施の形態)
330 隔壁部(第4の実施の形態)
331 第1隔壁部材
331a 連通穴
332 第2隔壁部材
340 外力補助部(第4の実施の形態)

Claims (4)

  1. 液体と密封状態で収容する第1収容部と、
    液体を収容しない空の状態である第2収容部と、
    前記第1収容部の収容空間と前記第2収容部の収容空間とを隔てる隔壁部とを備え、
    前記隔壁部は、該隔壁部に対して所定以上の外力が付加されることにより少なくとも一部が破断し、前記第1収容部の収容空間と前記第2収容部の収容空間との連通を許容することを特徴とする包装用容器。
  2. 前記隔壁部に対する外力付加を補助する外力補助部を更に備え、
    前記外力補助部を介して、前記隔壁部に対して前記所定以上の外力が付加されることを特徴とする請求項1に記載の包装用容器。
  3. 前記外力補助部は、前記隔壁部の延長上に且つ前記第1収容部及び前記第2収容部から突出して設けられ、
    前記外力補助部に対して前記第1収容部側若しくは前記第2収容部側に向けた外力が付加されることにより、前記隔壁部に対して前記所定以上の外力が付加されることを特徴とする請求項1又は2に記載の包装用容器。
  4. 前記外力補助部は、前記隔壁部の延長上に且つ前記第1収容部及び前記第2収容部から突出して設けられ、
    前記外力補助部に対して前記第1収容部及び前記第2収容部から引き抜かれる方向に向けた外力が付加されることにより、前記隔壁部に対して前記所定以上の外力が付加されることを特徴とする請求項1又は2に記載の包装用容器。
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