JP2021030927A - 演算装置 - Google Patents

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貴弘 稲垣
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Abstract

【課題】車両が移動経路に沿って精度良く走行できるように、移動経路の長さ及び車両の旋回時の横加速度を考慮した移動経路を生成する。【解決手段】演算装置は、自動運転制御を開始する地点である開始点と前記車両が前記自動運転制御を終了する地点である終了点との間に、複数の中間点候補を設定し530、前記開始点から前記中間点候補を経由して前記終了点へ到達する複数の移動経路候補を生成する540。そして、複数の移動経路候補の中から、所定の評価関数の値が最小となる経路を、前記自動運転制御の移動経路として決定する560。評価関数は、車両が移動経路候補を走行したと仮定したときの、車両の横加速度又は移動経路候補の曲率と、移動経路候補の経路長との和に基く関数である。【選択図】図5

Description

本発明は、車両の自動運転制御を実行する際に用いられる移動経路を演算する演算装置に関する。
従来より、車両を移動開始点から移動終了点へと移動させる自動運転制御を実行する制御装置が知られている。従来から知られる制御装置の一つ(以下、単に「従来装置」と称呼する。)は、自動運転制御を実行する際に、移動開始点と移動終了点との間に中間点を設定する。そして、従来装置は、車両が移動開始点から中間点を介して移動終了点へと移動するように、移動経路を生成する(例えば、特許文献1を参照。)。
特開2018−169268号公報
従来装置は、移動開始点から移動終了点への移動距離が最も短くなる地点を中間点として設定する。しかし、移動距離が最短になるように中間点が設定された場合、曲率の大きい移動経路が生成される可能性がある。車両が、曲率の大きい移動経路を走行した場合、車両の旋回時に車両に対して大きな横加速度が生じ、その結果、車両が移動経路に沿って精度良く走行できなくなる。従って、移動経路の長さ及び車両の旋回時の横加速度を考慮した移動経路を生成する方法が求められる。
本発明は、上記課題を解決するためになされた。即ち、本発明の目的の一つは、移動経路の長さ及び車両の旋回時の横加速度の両方を考慮して移動経路を生成することが可能な演算装置を提供することである。
本発明の演算装置(以下、「本発明装置」と称呼される場合がある。)は、
車両(VA)が自動運転制御を開始する地点である開始点(Pa)と前記車両が前記自動運転制御を終了する地点である終了点(Pz)との間に、複数の中間点候補(Mp1〜Mpn)を設定し、
前記開始点から前記中間点候補を経由して前記終了点へ到達する複数の移動経路候補(ML1〜MLn)を、緩和曲線(CL1、CL2)を用いて生成する経路生成部(301、303a)と、
前記複数の移動経路候補の中から、所定の評価関数(J)の値が最小となる経路を前記自動運転制御の移動経路(MLf)として決定する経路評価部(301、303b)と
を備える。
前記評価関数(J)は、前記車両が前記移動経路候補を走行したと仮定したときの前記車両の横加速度又は前記移動経路候補の曲率と、前記移動経路候補の経路長との和に基く関数である。
本発明装置は、上述の評価関数を用いることにより、複数の移動経路候補の中から、経路長及び車両の旋回時の横加速度(又は曲率)の両方を考慮した経路を、自動運転制御に使用される移動経路として決定することができる。従って、移動経路の長さが短いながらも車両に生じる横加速度も小さい経路が決定される。その結果、車両が、自動運転制御により、その決定された移動経路に沿って短い時間で精度良く走行することができる。
上記説明においては、本発明の理解を助けるために、後述する実施形態に対応する発明の構成に対し、その実施形態で用いた名称及び/又は符号を括弧書きで添えている。しかしながら、本発明の各構成要素は、前記名称及び/又は符号によって規定される実施形態に限定されるものではない。
本発明の実施形態に係る自動運転制御装置の概略構成図である。 図1に示した自動運転ECUの機能ブロック図である。 本発明の実施形態に係る演算装置の概略構成図である。 移動経路を決定する方法を説明するための図である。 図3に示した演算装置のCPUが実行する「移動経路決定ルーチン」を示したフローチャートである。
(自動運転制御装置の構成)
本発明の実施形態に係る自動運転制御装置は、図1に示したように、車両VAに適用される。自動運転制御装置は、自動運転ECU10、エンジンECU20、ブレーキECU30、及び、電動パワーステアリングECU(以降、「EPS・ECU」と称呼する。)40を備えている。なお、これらのECUの幾つか又は全部が一つのECUに統合されてもよい。
これらのECUは、マイクロコンピュータを主要部として備える電気制御装置(Electric Control Unit)であり、図示しないCAN(Controller Area Network)を介して相互に情報を送信可能及び受信可能に接続されている。本明細書において、マイクロコンピュータは、CPU、RAM、ROM、不揮発性メモリ及びインターフェース(I/F)等を含む。CPUはROMに格納されたインストラクション(プログラム、ルーチン)を実行することにより各種機能を実現する。
自動運転ECU10は、以下に列挙する走行状態センサ11に接続されていて、これらのセンサの検出信号又は出力信号を受信するようになっている。なお、各センサは、自動運転ECU10以外のECUに接続されていてもよい。その場合、自動運転ECU10は、センサが接続されたECUからCANを介してそのセンサの検出信号又は出力信号を受信する。
走行状態センサ11は、車速センサ11a、位置センサ11b、及び、舵角センサ11cを含む。
車速センサ11aは、車両VAの走行速度(車速)を検出し、車速Vsを表す信号を出力するようになっている。
位置センサ11bは、GPS信号を受信するGPS受信機を含む。GPS受信機は、車両VAの現在の位置Pnowに関する情報を出力するようになっている。
舵角センサ11cは、車両VAの舵角θsを検出し、舵角θsを表す信号を出力するようになっている。舵角θsの値は、車両VAが基準走行方向から第1方向(例えば、左方向)に旋回した場合に正の値となり、車両VAが基準走行方向から第1方向とは反対の第2方向(例えば、右方向)に旋回した場合に負の値になる。なお、基準走行方向とは、車両が直進走行する際の方向であり、舵角θsがゼロとなる方向である。
なお、走行状態センサ11は、慣性計測ユニット(IMU)を含んでもよい。IMUは、慣性加速度に基いて、車両VAの位置、車両VAの移動方向及び車両VAの車速等に関する情報を出力する。
エンジンECU20は、アクセルペダル操作量センサ21に接続されている。アクセルペダル操作量センサ21は、アクセルペダル71に設けられている。アクセルペダル操作量センサ21は、アクセルペダル71の操作量(例えば、アクセル開度[%]。以降、「アクセル操作量」と称呼する。)APを検出し、アクセル操作量APを表す信号をエンジンECU20に出力するようになっている。
更に、エンジンECU20は、エンジンアクチュエータ22に接続されている。エンジンアクチュエータ22は、火花点火・ガソリン燃料噴射式・内燃機関23のスロットル弁の開度を変更するスロットル弁アクチュエータを含む。エンジンECU20は、車速Vs及びアクセル操作量AP等に基いてエンジンアクチュエータ22を駆動することによって、内燃機関23が発生するトルクを変更することができる。内燃機関23が発生するトルクは、変速機(図示略)を介して駆動輪に伝達される。従って、エンジンECU20は、エンジンアクチュエータ22を制御することによって、車両の駆動力を制御し加速状態(加速度)を変更することができる。
なお、車両が、ハイブリッド車両である場合、エンジンECU20は、車両駆動源としての「内燃機関及び電動機」の何れか一方又は両方によって発生する車両の駆動力を制御することができる。更に、車両が電気自動車である場合、エンジンECU20は、車両駆動源としての電動機によって発生する車両の駆動力を制御することができる。
ブレーキECU30は、ブレーキペダル操作量センサ31に接続されている。ブレーキペダル操作量センサ31は、ブレーキペダル72に設けられている。ブレーキペダル操作量センサ31は、ブレーキペダル72の操作量(以降、「ブレーキ操作量」と称呼する。)BPを検出し、ブレーキ操作量BPを表す信号を出力するようになっている。
更に、ブレーキECU30は、ブレーキアクチュエータ32に接続されている。車輪に対する制動力(制動トルク)は、ブレーキアクチュエータ32によって制御される。ブレーキECU30は、ブレーキ操作量BPに基いてブレーキアクチュエータ32を制御することによって、車輪に対する制動力を変更することができる。従って、ブレーキECU30は、ブレーキアクチュエータ32を制御することによって、車両の制動力を制御し加速状態(減速度、即ち、負の加速度)を変更することができる。
EPS・ECU40は、操舵トルクセンサ41に接続されている。操舵トルクセンサ41は、車両VAの図示しないステアリングシャフトに設けられている。操舵トルクセンサ41は、操舵ハンドルSWが操作(回転)されることにより操舵ハンドルSWに付与された操舵量(即ち、操舵トルクTr)を検出し、操舵トルクTrを示す信号をEPS・ECU40に出力する。操舵トルクTrが右回りであるか左回りであるかは、符号(正負)によって特定される。
更に、EPS・ECU40は、転舵用モータ(M)42に接続されている。転舵用モータ42は、「操舵ハンドルSW、操舵ハンドルSWに連結されたステアリングシャフト及び操舵用ギア機構等を含むステアリング機構」に組み込まれている。EPS・ECU40は、操舵トルクTrに基いて転舵用モータ42を駆動することによって、車両VAの転舵輪の舵角を変更する。
自動運転ECU10は、ステアリングアクチュエータ(ステアリングロボット)50に接続されている。ステアリングアクチュエータ50は、操舵ハンドルSWに取付けられている。ステアリングアクチュエータ50は、車両VAの舵角を変更するために操舵ハンドルSWを回転させるトルクを発生させるアクチュエータである。このようなステアリングアクチュエータは公知である(例えば、米国特許出願公開第2012/0179295号明細書及び特開2016−55787号公報等を参照。)。
更に、自動運転ECU10は、ペダルアクチュエータ(ペダルロボット)60に接続されている。ペダルアクチュエータ60は、アクセルペダル71及びブレーキペダル72に取付けられている。ペダルアクチュエータ60は、車両VAを加速及び減速するために、運転者の代わりにアクセルペダル71及びブレーキペダル72のそれぞれの押圧操作を行うアクチュエータである。このようなペダルアクチュエータは公知である(例えば、特開2010−91519号公報及び特開2017−20974号公報等を参照。)。
(自動運転制御)
次に、自動運転制御について説明する。自動運転制御は、ステアリング制御及びペダル制御を含む。図2に示すように、自動運転ECU10は、自動運転制御を実行するための機能上の構成要素として、走行試験情報格納部210と、ステアリング制御部220と、ペダル制御部230とを備えている。
走行試験情報格納部210は、車両VAが走行すべき移動経路(目標位置)に関する移動経路情報、及び、車両VAが追従すべき車速(目標車速)に関する目標車速情報を格納している。
移動経路情報においては、車両VAの目標位置が、予め規定されたx−y座標により定義される。x軸及びy軸の原点は、後述する開始点の車両VAの所定の位置(例えば、車両VAの前端部の車幅方向中心位置)である。
移動経路情報及び目標車速情報は互いに関付けられている。例えば、移動経路上のある目標位置と、その目標位置での目標車速とが互いに関連付けられてる。
ステアリング制御部220は、ステアリング制御を実行するように構成される。具体的には、ステアリング制御部220は、走行試験情報格納部210から移動経路情報(即ち、目標位置)を取得する。更に、ステアリング制御部220は、位置センサ11bから車両VAの現時点の位置Pnowの情報を取得する。ステアリング制御部220は、車両VAの位置Pnowと目標位置との偏差を演算し、当該演算された偏差に基いて補正操舵量Stを演算する。補正操舵量の演算処理は、様々な公知の方法の一つにより行われる(例えば、特開2016−55787号公報を参照。)。ステアリング制御部220は、補正操舵量Stに応じてステアリングアクチュエータ50を駆動し、以て、車両VAの位置を目標位置に一致させる(即ち、ステアリング制御を実行する。)。
ペダル制御部230は、ペダル制御を実行するように構成される。具体的には、ペダル制御部230は、走行試験情報格納部210から目標車速情報を取得する。更に、ペダル制御部230は、車速センサ11aから車両VAの現時点の車速Vsを取得する。ペダル制御部230は、車両VAの車速Vsと目標車速との偏差を演算し、当該演算された偏差に基いてアクセルペダル71又はブレーキペダル72に対する補正操作量Pmを演算する。補正操作量の演算処理は、様々な公知の方法の一つにより行われる(例えば、特開2017−20974号公報を参照。)。ペダル制御部230は、補正操作量Pmに応じてペダルアクチュエータ60を駆動し、以て、車両VAの車速を目標車速に一致させる(即ち、ペダル制御を実行する。)。
(演算装置の構成)
次に、上述した移動経路情報を演算及び出力する演算装置について説明する。図3に示すように、演算装置300は、CPU301と、RAM302と、ROM303と、ハードディスク(HDD)304と、I/Oインタフェース305とを備える。
演算装置300は、I/Oインタフェース305を介して入力装置310及び出力装置320に接続されている。入力装置310は、ユーザからの各種要求を受け付ける装置であり、キーボード及びマウスを含む。出力装置320は、演算装置300が行った処理結果を出力するディスプレイを含む。
ROM303は、CPU301が実行するプログラムを格納している。ROM303は、経路生成モジュール303aと、経路評価モジュール303bとを格納している。
HDD304は、CPU301が移動経路情報を演算する際に用いる各種データ304aを格納している。データ304aは、後述する開始点及び終了点に関するデータ、後述する中間点生成範囲に関するデータ、及び、後述する評価関数に関するデータ等を含む。
(演算装置の処理内容)
CPU301は、ROM303に格納されている各モジュールを読み出して実行することにより、図4に示す処理を実行するようになっている。
(1)移動経路候補の生成
CPU301は、経路生成モジュール303aを読み出して実行することにより、以下の処理を実行する。
CPU301は、HDD304から開始点Pa及び終了点Pzに関するデータを読み出す。開始点Paのデータは、車両VAが自動運転制御を開始する地点のx−y座標、及び、その地点での車両VAの向きを表すヨー角θを含む。ヨー角θは、車両VAの前後方向に延びる軸と基準軸(x軸)とのなす角度であり、基準軸(x軸)を0°としたときの角度を表す。本例において、開始点Paのx−y座標(x,y)は原点(0,0)であり、開始点Paのヨー角θは45°である。
同様に、終了点Pzのデータは、車両VAが自動運転制御を終了する地点のx−y座標、及び、その地点での車両VAの向きを表すヨー角θを含む。本例において、終了点Pzのx−y座標(x,y)は(20,100)であり、終了点Pzのヨー角θは180°である。
なお、開始点Pa及び終了点Pzに関するデータは、HDD304から読み出す形式でなくてもよい。ユーザが、入力装置310及び出力装置320を用いて、開始点Pa及び終了点Pzに関するデータを入力してもよい。
次に、CPU301は、以下のように、中間点を生成する範囲である中間点生成範囲Mzを設定する。CPU301は、開始点Pa及び終了点Pzを結ぶ第1ラインL1を設定する。更に、CPU301は、開始点Paから第1ラインL1に対して垂直に延びる第2ラインL2、及び、終了点Pzから第1ラインL1に対して垂直に延びる第3ラインL3を設定する。第2ラインL2及び第3ラインL3の延びる方向は、第1ラインL1と終了点Pzのヨー角θとの関係に基いて決定される。本例において、終了点Pzのヨー角θは180°であり、車両VAは、180°の方向に向いた状態で終了点Pzに到達する。これを考慮すると、車両VAが第1ラインL1に対して右側の範囲を走行するように移動経路が設定されるのが好ましい。従って、CPU301は、第2ラインL2及び第3ラインL3を、第1ラインL1に対して右側方向に延びるように設定する。
CPU301は、HDD304から中間点生成範囲に関するデータを読み出す。当該データは、中間点生成範囲の幅方向の距離dwに関するデータを含む。本例において、距離dwは、100mである。CPU301は、第1ラインL1の位置から右側に距離dwだけ離れた位置に、第1ラインL1と平行な第4ラインL4を設定する。そして、CPU301は、4つのライン(第1ラインL1〜第4ラインL4)により囲まれた長方形の領域を、中間点生成範囲Mzとして設定する。
CPU301は、中間点生成範囲Mz内において、複数(n個)の中間点候補Mp1〜Mpnをランダムに生成する。次に、CPU301は、開始点Paから中間点候補Mp1〜Mpnを経由して終了点Pzへと到達する複数(n個)の移動経路候補ML1〜MLnを生成する。
具体的には、中間点候補Mpi(1≦i≦n)に関して、CPU301は、開始点Paと中間点候補Mpiとを結ぶ第1緩和曲線(例えば、クロソイド曲線)CL1と、中間点候補Mpiと終了点Pzとを結ぶ第2緩和曲線(例えば、クロソイド曲線)CL2とを生成する。そして、CPU301は、第1緩和曲線CL1及び第2緩和曲線CL2により形成される経路を、移動経路候補MLiとして決定する。なお、上述のクロソイド曲線とは、車両が一定の車速で走行しているときに一定の角速度で操舵ハンドルを回転して進んだ場合の走行軌跡である。
(2)移動経路候補の評価
CPU301は、経路評価モジュール303bを読み出して実行することにより、以下の処理を実行する。
CPU301は、HDD304から、以下の評価関数Jの数式に関するデータを読み出す。そして、CPU301は、複数(n個)の移動経路候補ML1〜MLnを評価関数Jを用いて評価する。
Figure 2021030927
評価関数Jは、「車両VAが移動経路候補を走行したと仮定したときの車両VAの横加速度」と「移動経路候補の経路長」との和に基く関数である。評価関数Jの右辺の第1項が車両の横加速度に関連した項であり、右辺の第2項が経路長に関連した項である。
上述した評価関数Jの式において、「V」は、車速である。本例においては、車両VAが移動経路候補を一定の車速で走行すると仮定する。「r」は、曲率半径である。「max」は、最大値を抽出する関数である。従って、右辺の第1項の分子は、車両VAが移動経路候補を走行したときの横加速度の最大値である。Gは、所定の基準横加速度である。Dは、移動経路候補の経路長である。Dは、所定の基準長さである。P及びPは、それぞれ、重み係数である。
CPU301は、複数(n個)の移動経路候補ML1〜MLnの中で、評価関数Jの値が最小となる経路を、最終的な移動経路MLfとして決定する。なお、CPU301は、移動経路MLfを決定するまでの過程を、例えば出力装置320に表示してもよい。
図3に示すように、CPU301は、移動経路MLfに関する情報を移動経路情報として出力する。移動経路情報(移動経路MLfに関する情報)は、所定の方法(ネットワーク又は記憶媒体等)を介して、自動運転ECU10の走行試験情報格納部210に格納される。
(具体的作動)
次に、演算装置300のCPU301(以降、単に「CPU」と称呼する。)の具体的作動について説明する。CPUは、図5のフローチャートにより示した「移動経路決定ルーチン」を実行するようになっている。
CPUは、ステップ500から図5のルーチンを開始して、以下に述べるステップ510乃至ステップ560の処理を順に行う。その後、CPUは、CPUは、ステップ595に進み、本ルーチンを終了する。
ステップ510:CPUは、HDD304から開始点Pa及び終了点Pzに関するデータを読み出す。
ステップ520:CPUは、HDD304から中間点生成範囲に関するデータを読み出す。そして、CPUは、前述のように、開始点Pa及び終了点Pzに関するデータ及び中間点生成範囲に関するデータに基いて、中間点生成範囲Mzを設定する。
ステップ530:CPUは、中間点生成範囲Mz内において、複数(n個)の中間点候補Mp1〜Mpnをランダムに生成する。
ステップ540:CPUは、開始点Paから中間点候補Mp1〜Mpnを経由して終了点Pzへと到達する複数(n個)の移動経路候補ML1〜MLnを生成する。
ステップ550:CPUは、評価関数Jを用いて、複数の移動経路候補ML1〜MLnを評価する。
ステップ560:CPUは、複数の移動経路候補ML1〜MLnの中で、評価関数Jの値が最小となる経路を、最終的な移動経路MLfとして決定する。CPUは、移動経路MLfに関する情報を移動経路情報として出力する。
以上説明したように、本実施形態に係る自動運転制御用の演算装置300は、評価関数Jを用いることにより、複数の移動経路候補ML1〜MLnの中から、経路長及び車両の旋回時の横加速度の両方を考慮した経路を、自動運転制御に使用される移動経路MLfとして決定することができる。従って、移動経路の長さが短いながらも車両VAに生じる横加速度も小さい経路が決定される。その結果、車両VAが、自動運転制御により、その決定された移動経路に沿って短い時間で精度良く走行することができる。
なお、本発明は上記実施形態に限定されることはなく、本発明の範囲内において種々の変形例を採用することができる。
(変形例1)
評価関数は、上述の例に限定されない。評価関数は、移動経路候補の曲率(例えば、曲率の最大値)と経路長との和に基く関数であってもよい。曲率が大きい場合、車両が急激に旋回することになるので、横加速度が大きくなる。従って、移動経路候補の曲率と経路長との和が最小になる移動経路候補を選択することにより、移動経路の長さ及び車両の旋回時の横加速度の両方を考慮した経路を自動運転制御の移動経路として決定することができる。
(変形例2)
中間点生成範囲Mzの設定方法は、上述の例に限定されない。中間点生成範囲Mzは、図4の例において第1ラインL1に対して右側に、開始点Pa及び終了点Pzを含まないように設定されてもよい。更に、中間点生成範囲Mzの形状は、多角形の形状でもよいし、円(円形、略円形、楕円形などを含む)の形状でもよい。
(変形例3)
自動運転制御装置は、ステアリングアクチュエータ50及びペダルアクチュエータ60を備えなくてもよい。自動運転ECU10は、ステアリング制御を行う場合、補正操舵量Stに対応する操舵トルクTrを演算し、当該操舵トルクTrに基いて転舵用モータ42を駆動する制御信号をEPS・ECU40に送信してもよい。
更に、自動運転ECU10は、車両VAを加速させる場合、アクセルペダル71に対する補正操作量Pmに対応するアクセル操作量APを演算し、当該アクセル操作量APに基いてエンジンアクチュエータ22を駆動する制御信号をエンジンECU20に送信してもよい。なお、車両VAを減速させる場合も同様である。自動運転ECU10は、ブレーキペダル72に対する補正操作量Pmに対応するブレーキ操作量BPを演算し、当該ブレーキ操作量BPに基いてブレーキアクチュエータ32を駆動する制御信号をブレーキECU30に送信してもよい。
10…自動運転ECU、20…エンジンECU、30…ブレーキECU、40…EPS・ECU、50…ステアリングアクチュエータ、60…ペダルアクチュエータ、210…走行試験情報格納部、220…ステアリング制御部、230…ペダル制御部、300…演算装置、303a…経路生成モジュール、303b…経路評価モジュール。

Claims (1)

  1. 車両が自動運転制御を開始する地点である開始点と前記車両が前記自動運転制御を終了する地点である終了点との間に、複数の中間点候補を設定し、
    前記開始点から前記中間点候補を経由して前記終了点へ到達する複数の移動経路候補を、緩和曲線を用いて生成する経路生成部と、
    前記複数の移動経路候補の中から、所定の評価関数の値が最小となる経路を前記自動運転制御の移動経路として決定する経路評価部と
    を備え、
    前記評価関数は、前記車両が前記移動経路候補を走行したと仮定したときの前記車両の横加速度又は前記移動経路候補の曲率と、前記移動経路候補の経路長との和に基く関数である、
    演算装置。

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