JP2021030367A - 保持装置および搬送装置 - Google Patents
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Abstract
Description
実施形態の保持装置において、X方向、Y方向およびZ方向は以下のように定義される。Z方向は鉛直方向であり、+Z方向は上方向である。X方向およびY方向は、水平方向であり、相互に直交する。
搬送システム100は、認識装置130と、搬送装置110と、を有する。
複数の画像センサ131−133は、カメラなどである。カメラは、三次元計測カメラなどでもよい。複数の画像センサ131−133は、異なる方向から、荷物Gまたは荷物Gを吸着保持した保持装置1の画像を撮影する。複数の画像センサ131−133は、撮影した画像データを認識制御部135に送信する。
認識制御部135は、画像データを解析して、荷物Gの位置または姿勢などの荷物状態を認識する。認識制御部135は、画像データを解析して、保持装置1による荷物Gの吸着状態および保持状態を認識する。認識制御部135は、荷物状態、吸着状態および保持状態に関する情報を、搬送装置110に送信する。
ロボットアーム111は、複数のアーム部112と、複数の関節部113と、を有する。ロボットアーム111は、複数のアーム部112を直列に接続して形成される。複数のアーム部112は、複数の関節部113を介して直列に接続される。関節部113は、隣り合うアーム部112を相対的に回動させる。関節部113は、隣り合うアーム部112を相対的に直動させてもよい。例えば、ロボットアーム111の第1端部は、地面に接続される。ロボットアーム111の第2端部には、保持装置1が接続される。
空気圧調整装置70は、保持装置1で使用される空気の圧力を調整する。
保持装置1、空気圧調整装置70および搬送制御部115については後述する。
図2は、実施形態の保持装置1の側面図である。図3は、図5のIII−III線における保持装置1の断面図である。図2に示されるように、保持装置1は、吸着パッド2と、管部材4と、支持機構5と、を有する。
吸着パッド2は、ゴムなどの弾性材料により形成される。吸着パッド2は、釣鐘形状に形成され、−Z方向に開口する。吸着パッド2の開口面により、吸着面Fが定義される。吸着パッド2は、+Z方向に伸びるシャフト6(図3参照)を有する。シャフト6の中心軸は、吸着パッド2の中心軸と同軸状に配置される。
支持機構5は、複数の構成部材10,20,30を有する。吸着パッド2および複数の構成部材10,20,30は、複数の接続部18,28,38を介して、直列に接続される。複数の接続部18−38は、吸着パッド2および複数の構成部材10,20を、複数の回動軸r,s,tの周りに回動自在とすることが可能である。
第1端部12は、r軸に対して垂直に配置される。第1端部12は、Z方向に貫通する貫通孔を有する。第1接続部18は、r軸を中心軸とする転がり軸受18Bを有する。転がり軸受18Bの外輪は、第1端部12の貫通孔に固定される。転がり軸受18Bの内輪は、吸着パッド2のシャフト6に固定される。これにより、第1端部12と吸着パッド2との間が、r軸の周りに回動自在に接続される。
シャフト16は、第2端部14からs軸と平行に第2リンク20の方向に伸びる。
中間部13は、第1端部12の+X方向の端部と、第2端部14の+X方向の端部との間を接続する。
第1端部22は、s軸に対して垂直に配置される。第1端部22は、s軸と平行に貫通する貫通孔を有する。第2接続部28は、s軸を中心軸とする転がり軸受28Bを有する。転がり軸受28Bの外輪は、第1端部22の貫通孔に固定される。転がり軸受28Bの内輪は、第1リンク10の第2端部14から伸びるシャフト16に固定される。これにより、第2リンク20の第1端部22と第1リンク10の第2端部14との間が、s軸の周りに回動自在に接続される。
第2端部24は、t軸に対して垂直に配置される。第2端部24は、Z方向に貫通する貫通孔を有する。
取付板34は、t軸に対して垂直に配置される。取付板34は、保持装置1の+Z方向の端部に配置される。保持装置1は、取付板34を介してロボットアーム111(図1参照)に取り付けられる。
なお、各リンク10,20に相当する線の形状は、各リンク10,20の実際の形状に対応していない。各リンク10,20は、如何なる形状とすることも可能である。
r軸は、吸着パッド2の中心軸に一致する。そのため、r軸は、吸着パッド2の開口の中心点P0において吸着面Fと交差する。r軸は、Z方向と平行である。
t軸は、Z方向と平行である。t軸とr軸とは、同軸状であってもよいし、非同軸状であってもよい。本実施形態において、t軸とr軸とは同軸状に配置され得る。このとき、t軸は、吸着パッド2の開口の中心点P0において吸着面Fと交差する。
s軸は、r軸とt軸とが同軸状の場合に、吸着面Fと交差する。s軸は、中心点P0とは異なる交差点P1において、吸着面Fと交差する。交差点P1は、吸着パッド2の開口の内側であっても良い。後述されるように、s軸は、中心点P0において吸着面Fと交差してもよい。前述されたように、角度αおよび角度βは鋭角である。そのため、s軸は、中心点P0の近くの交差点P1において、吸着面Fと交差する。
図4の状態から、第2接続部28において第1リンク10を180°回転させる。これにより、吸着パッド2がs軸の周りを回転する。吸着パッド2の回転後の吸着面Fは、XY平面に対して角度φで傾斜する。角度φは、角度θの2倍になる。吸着パッド2が回転する過程で、吸着面Fの傾斜角度は、0からφまで連続的に変化する。なお、吸着パッド2が回転する過程で、管部材4が弾性変形する。管部材4の長さを予め調節することにより、吸着面Fが傾斜可能な角度範囲を予め規定することも可能である。
以上により、吸着面Fは、t軸の周りの任意の位置で、XY平面に対して0からφまでの任意の角度で傾斜することが可能である。
第1制動機構18bは、第1接続部18に配置される。第1制動機構18bは、第1リンク10の第1端部12に装着され、吸着パッド2に接続された下継手4aに密着する。第1制動機構18bは、吸着パッド2の回動を規制する。
第2制動機構28bは、第2接続部28に配置される。第2制動機構28bは、第2リンク20の第1端部22に装着され、第1リンク10のシャフト16に密着する。第2制動機構28bは、第1リンク10の回動を規制する。
第3制動機構38bは、第3接続部38に配置される。第3制動機構38bは、第2リンク20の第2端部24に装着され、基台30のシャフト36に密着する。第3制動機構38bは、第2リンク20の回動を規制する。
支持機構5は、制動機構5bを作動させた状態で、吸着面Fの傾斜動作を停止させる。支持機構5は、制動機構5bを作動させない状態で、吸着面Fを傾斜自在とすることが可能である。
図8は、保持装置1の保持動作の第1説明図である。図9は第2説明図である。図10は第3説明図である。
図8に示されるように、保持装置1が荷物Gに向かって−Z方向に下降する。保持装置1は、制動機構5bを作動させない状態で、荷物Gに接近する。荷物Gの上面は傾斜している。
ロボットアーム111は、重量センサ114を有する。重量センサ114は、ロボットアーム111と保持装置1との間に配置される。重量センサ114は、保持装置1が保持する荷物Gの重量に対応する重量信号を出力する。
減圧装置72は、空気を大気圧より低い圧力に減圧する。減圧装置72は、真空ポンプなどである。
加圧装置74は、空気を大気圧より高い圧力に加圧する。加圧装置74は、コンプレッサなどである。
切換え弁76は、吸着パッド2の連通先を、減圧装置72と加圧装置74との間で切り換える。切換え弁76は、吸着パッド2と減圧装置72および加圧装置74との連通を遮断することも可能である。
複数の画像センサ131−133は、荷物Gまたは荷物Gを吸着保持した保持装置1の画像を撮影する。複数の画像センサ131−133は、撮影した画像データを認識制御部135に送信する。認識制御部135は、画像データを解析して、荷物Gの位置または姿勢などの状態を認識する。認識制御部135は、荷物Gの状態に関する荷物情報を搬送制御部115に送信する。
認識制御部135は、画像データを解析して、保持装置1による荷物Gの保持状態を認識する。認識制御部135は、保持装置1により持上げられた荷物Gの姿勢または吸着パッドの形状などから保持状態を認識する。認識制御部135は、荷物Gの保持状態に関する保持情報を搬送制御部115に送信する。
保持制御部152は、吸着センサ2sから受信した吸着信号に基づいて、保持装置1による保持状態を検知する。保持制御部152は、認識制御部135から受信した保持情報に基づいて、保持状態を検知してもよい。保持制御部152は、保持状態が不適正であると判断した場合に、保持装置1による保持動作をやり直す。すなわち保持制御部152は、吸着パッド2による荷物Gの吸着を一旦解除する。保持制御部152は、保持装置1を異なる場所に移動させて、吸着パッド2により荷物Gを再吸着する。保持制御部152は、保持装置1による保持状態を再判断する。保持制御部152は、保持状態が適正であると判断されるまで、上記処理を繰り返す。
重量物制御部153は、荷物Gが重量物であって、保持装置1の搬送速度が所定速度以上のとき、制動機構5bを作動させてもよい。
図13は、搬送方法のフローチャートである。
搬送制御部115は、ロボットアーム111の動作を制御して、保持装置1を下降させる(S10)。図1に示されるように、搬送制御部115は、荷物置場120に配置された荷物Gに向かって、保持装置1を下降させる。保持装置1の下降停止位置は、認識制御部135から出力された荷物情報により決定される。保持装置1は、吸着センサ2sとしての距離センサから出力された距離信号に基づいて荷物Gとの当接を検知し、下降を停止してもよい。保持装置1は、制動機構5bを作動させない状態で、荷物Gに当接する。吸着パッド2の吸着面Fは、荷物Gの上面の傾斜に倣って傾斜する。これにより、吸着面Fは、荷物Gの上面に沿って配置される。
以上により、搬送方法の処理が終了する。
これにより、荷物Gの傾斜面に吸着パッド2が当接するとき、荷物Gの傾斜面に倣って吸着パッド2の吸着面Fが滑らかに傾斜する。したがって、保持装置1は、様々な状態の保持対象物を保持することができる。保持装置1は、吸着パッド2の倣い動作を、少ない部品点数と簡素な軸構成で実現する。したがって、保持装置1が小型化および高剛性化され、保持装置1の耐久性が向上する。
これにより、保持装置1の構造が単純化され、保持装置1の製造が容易になる。また、第1接続部18と第3接続部38との間に配置される第1リンク10および第2リンク20が、第1接続部18および第3接続部38において回動可能である。
これにより、吸着パッド2の倣い動作に伴う吸着パッド2の移動量が小さくなる。したがって、保持装置1は、荷物Gの所望の位置を吸着することができる。
吸着パッド2の倣い動作に伴って、吸着パッド2、第1リンク10および第2リンク20の姿勢が変化して、管部材4が弾性変形する。吸着面Fが荷物Gから離れるとき、管部材4の復元力により、吸着パッド2、第1リンク10および第2リンク20が元の姿勢に復帰する。
制動機構5bを作動させることにより、荷物Gが重量物の場合でも安定して搬送される。
これにより、吸着パッド2による荷物Gの吸着と同時に、制動機構5bが作動する。また保持装置1の構成が簡略化される。
これにより、制動機構5bが簡易に形成される。
搬送装置110は、保持装置1により様々な状態の荷物Gを保持して搬送できる。
制動機構5bを作動させないことにより、吸着面Fを荷物Gに当接させるとき、吸着面Fは荷物Gの表面の傾斜に倣って自動的に傾斜する。荷物Gを持ち上げるとき、荷物Gが最も安定するように、吸着パッド2、第1リンク10または第2リンク20が自動的に回動する。制動機構5bを作動させることにより、荷物Gを搬送するとき、荷物Gは安定した状態で搬送される。
これにより、荷物Gが重量物の場合に、荷物Gが安定した状態で搬送される。
角度差の大きさが所定角度以上の場合には、保持装置1による荷物Gの吸着状態が不適正である。荷物Gの吸着をやり直すことにより、荷物Gの吸着状態が適正になる。
図14は、第1変形例の保持装置101のモデル図である。
第1変形例において、s軸は、r軸とt軸とが同軸状の場合に、吸着パッド2の吸着面Fでr軸およびt軸と交差する。前述された実施形態と同様に、r軸およびt軸は、吸着パッド2の開口の中心点P0において吸着面Fと交差する。したがって、s軸も、吸着パッド2の開口の中心点P0において吸着面Fと交差する。
これにより、吸着パッド2の倣い動作に伴う移動量が小さくなる。したがって、保持装置101は、保持対象物の所望の位置を保持することができる。
第2変形例では、第2リンク20の第2端部24が、t軸に対して非垂直に配置される。第2リンク20の第2端部24とs軸との交差角度をαとする。前述された実施形態と同様に、第1リンク10の第1端部12は、r軸に対して垂直に配置される。第1リンク10の第1端部12とs軸との交差角度をβとする。このとき、角度αと角度βとは異なる。
第3変形例では、s軸が、X方向と平行である。s軸は、吸着面Fと交差しない。s軸は、第2接続部28と同じZ方向の位置で、t軸と交差する。第2リンク20の第2端部24とs軸との交差角度αは0°である。第1リンク10の第1端部12とs軸との交差角度βも0°である。
第3変形例のs軸は、前述された実施形態のs軸とは逆方向に傾斜する。s軸は、第2接続部28より+Z方向で、t軸と交差する。s軸は、吸着パッド2の中心点P0から+X方向に離れた位置で、吸着面Fと交差する。第2リンク20の第2端部24とs軸との交差角度αは90°より大きい。第1リンク10の第1端部12とs軸との交差角度βも90°より大きい。
第5変形例では、t軸とr軸とが非平行である。第1リンク10の第1端部12には、第1端部12の延在方向に沿って伸縮可能な第1伸縮部材15が配置される。第2リンク20の第2端部24には、第2端部24の延在方向に沿って伸縮可能な第2伸縮部材25が配置される。これにより、t軸とr軸とが非平行な場合でも、吸着パッド2は倣い動作を行うことができる。
第6変形例では、管部材604が非直線状である。管部材604は、下継手4aから基台30のシャフト36に向かって、非直線状に伸びる。例えば、管部材604はスパイラル状である。管部材604は、曲線状など他の形状であってもよい。
管部材604が非直線状に形成されることにより、管部材604の長さが長くなる。下継手4aとシャフト36との間の管部材604の長さは、下継手4aとシャフト36とのとの間の直線距離より長い。この場合には、吸着パッド2の吸着面Fの傾斜可能範囲が、管部材604によって制限されにくい。したがって、保持装置601は、様々な状態の保持対象物を保持することができる。
第7変形例の制動機構705bは、ピニオン751と、ラック752と、を有する。ピニオン751は、回動部材7および支持部材9のうち一方に配置される。ラック752は、回動部材7および支持部材9のうち他方に配置される。回動部材7は、各接続部18,28,38において回動する部材である。支持部材9は、各接続部18,28,38において回動部材7を支持する部材である。
第1制動機構18bは、第1接続部18に配置される。第1制動機構18bでは、ピニオン751が、回動部材7である吸着パッド2に接続された下継手4aに配置される。ラック752が、支持部材9である第1リンク10の第1端部12に配置される。
第2制動機構28bは、第2接続部28に配置される。第2制動機構28bでは、ピニオン751が、回動部材7である第1リンク10のシャフト16に配置される。ラック752が、支持部材9である第2リンク20の第1端部22に配置される。
第3制動機構38bは、第3接続部38に配置される。第3制動機構38bでは、ピニオン751が、支持部材9である基台30のシャフト36に配置される。ラック752が、回動部材7である第2リンク20の第2端部24に配置される。
これにより、制動機構705bが簡易に形成される。
複数の直動機構809は、複数の保持装置1の+Z方向に配置される。+Z方向(第1方向)は、保持装置1の吸着パッド2から基台30に向かう方向である。複数の直動機構809は、複数の保持装置1を+Z方向および−Z方向に移動可能に支持する。
ベース部材808は、平板状に形成される。ベース部材808は、複数の直動機構809の+Z方向に配置され、複数の直動機構809を支持する。直動機構809は、ばねなどの弾性部材と円柱部材などを組み合わせた弾性的に直動する機構でも良い。また、直動機構809は、電動アクチュエータや空圧アクチュエータなどと組み合わせた能動的に直動する機構でも良い。
ロボットアーム111は、ベース部材808に接続される。
搬送制御部115は、複数の保持装置1、空気圧調整装置70およびロボットアーム111を制御する。これにより搬送制御部115は、複数の保持装置1による荷物Gの吸着、搬送および解放を制御する。
複数の保持装置1の吸着動作の実施および停止は、個別に制御される。これにより搬送装置801は、様々な大きさの荷物Gを保持できる。
実施形態の保持装置1において、吸着センサ2sは吸着パッド2に配置される。これに対して、吸着センサ2sとしての圧力センサが、空気圧調整装置70に配置されてもよい。
実施形態の保持装置1において、管部材4はZ方向に沿って配置される。これに対して、管部材は、複数のリンクに沿って配置されてもよい。また、複数のリンクの内部に空洞を設けて、空洞に管部材を配置してもよい。
Claims (14)
- 吸着パッドと、
前記吸着パッドを第1回動軸の周りに回動可能に支持する第1リンクと、
前記第1リンクを第2回動軸の周りに回動可能に支持する第2リンクと、
前記第2リンクを第3回動軸の周りに回動可能に支持する基台と、
前記吸着パッドと前記基台を連通し、屈曲可能である管部材と、を有し、
前記第2回動軸および前記第3回動軸は、相互に非平行である、
保持装置。 - 前記第1回動軸は、前記吸着パッドの中心軸であり、
前記第1回動軸は、前記第3回動軸と同軸状に配置され得る、
請求項1に記載の保持装置。 - 前記第2回動軸は、前記第1回動軸と前記第3回動軸とが同軸状の場合に、前記吸着パッドの吸着面と交差する、
請求項2に記載の保持装置。 - 前記第2回動軸は、前記第1回動軸と前記第3回動軸とが同軸状の場合に、前記吸着パッドの吸着面で前記第1回動軸および前記第3回動軸と交差する、
請求項3に記載の保持装置。 - 前記管部材は、前記吸着パッドと前記基台との間で、非直線状に伸びる、
請求項1から4のいずれか1項に記載の保持装置。 - 回動部材である前記吸着パッド、前記第1リンクまたは前記第2リンクと、前記回動部材を支持する支持部材との間の回動を停止させる制動機構を有する、
請求項1から5のいずれか1項に記載の保持装置。 - 前記制動機構は、前記管部材に連通し、空気圧により作動する、
請求項6に記載の保持装置。 - 前記制動機構は、
空気圧により膨張および収縮が可能な袋体と、
前記袋体の内部に配置され、前記袋体の収縮により前記回動部材または前記支持部材に密着する規制部材と、を有する、
請求項6または7に記載の保持装置。 - 前記制動機構は、
前記回動部材および前記支持部材のうち一方に配置されるピニオンと、
前記回動部材および前記支持部材のうち他方に配置され、前記ピニオンに噛み合うことが可能なラックと、を有する、
請求項6または7に記載の保持装置。 - 請求項1から9のいずれか1項に記載の保持装置と、
前記管部材に接続され、前記吸着パッドの空気圧を調整する空気圧調整装置と、
前記保持装置を移動させるロボットと、
前記保持装置、前記空気圧調整装置および前記ロボットを制御することにより、前記保持装置による保持対象物の吸着、搬送および解放を制御する制御部と、を有する、
搬送装置。 - 前記保持装置は、回動部材である前記吸着パッド、前記第1リンクまたは前記第2リンクと、前記回動部材を支持する支持部材との間の、回動を停止させる制動機構を有し、
前記制御部は、
前記制動機構を作動させない状態で、前記吸着パッドの吸着面を前記保持対象物に当接させて前記保持対象物を吸着し、
前記制動機構を作動させない状態で、前記保持対象物を持ち上げ、
前記制動機構を作動させた状態で、前記保持対象物を搬送する、
請求項10に記載の搬送装置。 - 前記制御部は、前記保持対象物の重量が所定重量以上の場合に、前記制動機構を作動させる、
請求項11に記載の搬送装置。 - 前記保持装置は、回動部材である前記吸着パッド、前記第1リンクまたは前記第2リンクと、前記回動部材を支持する支持部材との間の、回動角度に対応する角度信号を出力する角度センサを有し、
前記制御部は、
前記角度信号に基づいて前記吸着パッドの吸着面の傾斜角度を検知し、
前記吸着パッドが吸着する前記保持対象物の表面の傾斜角度と、前記吸着面の傾斜角度との差の大きさが所定角度以上の場合に、前記保持装置による前記保持対象物の吸着動作をやり直す、
請求項12に記載の搬送装置。 - 請求項1から9のいずれか1項に記載の保持装置を、前記吸着パッドから前記基台に向かう第1方向に交差する平面内に整列配置して構成される複数の保持装置と、
前記複数の保持装置の前記第1方向に配置され、前記複数の保持装置を前記第1方向および前記第1方向とは反対方向に移動可能に支持する複数の直動機構と、
前記複数の直動機構の前記第1方向に配置され、前記複数の直動機構を支持するベース部材と、
前記ベース部材を移動させるロボットと、
前記複数の保持装置の前記管部材に接続され、前記複数の保持装置の前記吸着パッドの空気圧を個別に調整可能な空気圧調整装置と、
前記複数の保持装置、前記空気圧調整装置および前記ロボットを制御することにより、前記複数の保持装置による保持対象物の吸着、搬送および解放を制御する制御部と、を有する、
搬送装置。
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