JP2021029164A - 家畜用ウェアラブルデバイス、センサ装置取り付け具、センサ装置の装着方法 - Google Patents

家畜用ウェアラブルデバイス、センサ装置取り付け具、センサ装置の装着方法 Download PDF

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耕治 吉岡
彰吾 檜垣
Shogo Higaki
彰吾 檜垣
和夫 川上
Kazuo Kawakami
和夫 川上
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Abstract

【課題】家畜に対してウェアラブルデバイスを非侵襲的、かつ長期間に亘り装着可能な技術を提供する。【解決手段】家畜用ウェアラブルデバイス1は管理対象の家畜に装着されるウェアラブルデバイスであって、家畜の生体情報を取得する生体センサを備えるセンサ装置と、センサ装置が格納されるセンサ保持部111を備えるセンサ保持ベルト110と、センサ保持ベルト110の一方の面側に設けられ、家畜の尾に貼り付けられる粘着素材部120と、センサ保持ベルト110の他方の面側に設けられる面ファスナーベルト130と、を有する。【選択図】図1

Description

本発明は、家畜用ウェアラブルデバイス、センサ装置取り付け具、センサ装置の装着方法に関する。
近年、畜産従事者の減少と高齢化が進む一方、一戸当たりの家畜飼養頭数は増加傾向にあり、一頭ごとに十分な観察時間を割くことが困難となりつつある。また、今後、海外との畜産物価格競争激化が予想され、家畜生産の省力化・低コスト化が喫緊の課題となっている。このことから、多数の家畜の健康状態を常時モニタリング可能な技術のニーズが高くなっている。
これに対し、例えば、牛に装着されるウェアラブルデバイスと、管理区域内に設けられた位置情報センサから取得される情報によって、牛が、採食、飲水、歩行、横臥、走行、静止、発情、反芻のいずれの活動を行っているのかを管理する技術などが提案されている(特許文献1など)。また、このようなウェアラブルデバイスを牛の尾に装着することについて開示する文献も公知となっている(特許文献2など)。
特開2018−7613号公報 国際公開第2016/174840号
しかしながら従来用いられているような方法で家畜の尾にウェアラブルデバイスを固定しようとすると、脱落防止のために相当程度の締め付け強度で装着することより血流が阻害され、数日毎に数時間取り外すなどの対応が必要となっていた。
上記のような問題点に鑑み、本発明は、家畜に対してウェアラブルデバイスを非侵襲的、かつ長期間に亘り装着可能な技術を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するため、本発明に係る家畜用ウェアラブルデバイスは、
管理対象の家畜に装着されるウェアラブルデバイスであって、
前記家畜の生体情報を取得する生体センサを備えるセンサ装置と、
前記センサ装置が格納されるセンサ保持部を備えるセンサ保持ベルトと、
前記センサ保持ベルトの一方の面側に設けられ、前記家畜の尾に貼り付けられる粘着素材部と、
前記センサ保持ベルトの他方の面側に設けられる面ファスナーベルトと、を有する。
なお、上記の「面ファスナーベルト」は、一の所定の領域と他の所定の領域とが着脱可能に係合するように形成された面ファスナーの構造を有するベルトである。面ファスナーの構造としては、フック状の微細突起が形成された領域と、ループ状の微細突起が形成された領域とを係合させるフック&ループ構造のものが一般的であるが、必ずしもこのようなものに限定されない。例えば、フック状の微細突起が形成された異なる領域同士を係合させるようなものであってもよい。また、フック状の微細突起が形成された領域とループ
状の微細突起が形成された領域が同じ領域となっても構わない。例えば、フック状の微細突起とループ状の微細突起とが同程度の密度で形成された領域が、前記面ファスナーベルトの両面に亘って形成されていても構わない。また、「フック状」についても、必ずしも鉤型の形状のみを指すのではなく、マッシュルーム形状、鮫歯形状など、対向する微細突起と分離可能に係合する形状全般を含む。
このような構成を備えるウェアラブルデバイスであれば、粘着素材部の粘着力による固定と、面ファスナーベルトの締結による固定を組み合わせることにより、締結の力を比較的緩やかなものにすることができ、デバイスを管理対象の家畜に非侵襲的に装着することができる。これにより、血流の阻害が低減され、長期に亘って装着状態を維持することが可能になる。
また、前記粘着素材部は、ウレタンゲルからなるものであってもよい。ここで、「ウレタンゲル」とは、ウレタン基を有する化合物で構成されるゲル状物質のことをいう。柔軟性が高く、自己粘着性を有するウレタンゲルを用いることによって、より非侵襲的にデバイスを装着することが可能になる。また、ウレタンゲルを用いることにより剥離と再貼り付けが可能となるため、持続的にデバイスを使用することが可能になる。
また、前記粘着素材部には、該粘着素材部表面の所定範囲に亘って突起部が形成されていてもよい。突起部の形状は、例えば、複数の小薄片群からなるもの、前記粘着素材部の水平方向に延びる線状のもの等、様々な形状であり得るが、いずれにしろ前記粘着素材部の所定範囲に亘って形成されている。このような構造を有することにより、家畜の皮膚(体毛)に突起が引っ掛かるため、これによってより強固に家畜にデバイスを貼り付けることが可能になる。
また、前記面ファスナーベルトは、フック状の微細突起のみが形成されたフック部と、ループ状の微細突起のみが形成されたループ部を備えており、前記フック部及びループ部は、それぞれ前記面ファスナーベルトの異なる面に設けられてもよい。このような構成により、ベルトを多重に巻き回した状態でも面ファスナーの貼り合わせが可能となるため、面ファスナーベルトでの締結の程度を任意に調整することもできる。
また、前記センサ保持部は、前記センサ保持ベルトの長さ方向の中央近傍に設けられていてもよい。
また、前記家畜用のウェアラブルデバイスは前記家畜の尾に装着されるものであって、前記生体センサは、前記家畜の体表温データを取得する温度計と、前記家畜の尾の加速度データを取得する三次元加速度センサと、を含み、前記センサ装置は、前記家畜の尾の加速度データに基づいて、前記家畜の姿勢が立位・臥位のいずれであるかを判別する、ものであってもよい。
このように家畜の尾などの加速度のセンシングに適した箇所に本発明を好適に用いることができる。ただし、前記デバイスを装着する箇所には制限はなく、デバイスのサイズも装着箇所に応じて適宜設定することが可能である。
また、前記センサ装置はさらに、少なくとも前記生体センサが取得した情報を送信する無線通信手段を備えるものであってもよい。このような構成により、生体センサが取得した情報を遠隔地に送信することができ、ウェアラブルデバイスを装着した状態で家畜を放牧に出しても、センシングデータを取得することが可能になる。
また、本発明にかかるセンサ装置取り付け具は、管理対象の家畜の生体情報を取得する
生体センサを備えるセンサ装置を、前記家畜に装着するためのセンサ装置取り付け具であって、前記センサ装置が収容されるセンサ保持部を備えるセンサ保持ベルトと、前記センサ保持ベルトの一方の面側に設けられ、前記家畜の尾に貼り付けられる粘着素材部と、前記センサ保持ベルトの他方の面側に設けられる面ファスナーベルトと、を有する。
このような取り付け具を用いることによって、管理対象の家畜に対して非侵襲的に、かつ長期に亘って任意のセンサ措置を装着することができる。
また、前記粘着素材部には、該粘着素材部表面の所定範囲に亘って突起部が形成されていてもよい。また、前記粘着素材部は、ウレタンゲルからなるものであってもよい。
また、前記センサ保持部は、前記センサ保持ベルトの前記粘着素材部が設けられる側に開口を有する凹状に形成されており、前記粘着素材部は、前記センサ保持ベルトにおける前記センサ保持部以外の箇所に設けられ、前記センサ保持部の開口を封止する開口封止部材をさらに有していてもよい。このような構成により、センサ装置が脱落してしまうのを確実に防止することができる。
また前記センサ保持部は、前記センサ保持ベルトの長さ方向の中央近傍に設けられるのであってもよい。また、前記センサ取装置取り付け具は前記センサ装置を前記家畜の尾に取り付けるためのものであってもよい。
また、本発明に係るセンサ措置の装着方法は、管理対象の家畜の生体情報を取得する生体センサを装着する方法であって、前記生体センサを備えるセンサ装置を、前記センサを保持するためのセンサ保持部材に収容するステップと、前記センサが収容されたセンサ保持部材を、前記家畜の尾に粘着性部材によって貼り付けるステップと、面ファスナーベルトを、前記貼り付けられたセンサ保持部材の外側から巻き付けることによって、前記センサ保持部材を前記家畜の尾に固定するステップと、を有する。なお、前記粘着性部材は、表面の所定範囲に亘って突起部が形成されたウレタンゲルであってもよい。
本発明によれば、家畜に対してウェアラブルデバイスを非侵襲的、かつ長期間に亘り装着することができる。
図1Aは、実施形態1に係る家畜用ウェアラブルデバイスの構成例を示す第1の図である。図1Bは、実施形態1に係る家畜用ウェアラブルデバイスの構成例を示す第2の図である。 図2Aは、実施形態1の粘着素材部に形成される突起部の一例を示す第1の図である。図2Bは、実施形態1の粘着素材部に形成される突起部の一例を示す第2の図である。 図3Aは、実施形態1に係る家畜用ウェアラブルデバイスの装着状態を説明する第1の図である。図3Bは、実施形態1に係る家畜用ウェアラブルデバイスの装着状態を説明する第2の図である。 図4は、実施形態2に係る家畜用センサ装置の取り付け具の構成例を示す図である。 図5は、実施形態2に係るセンサ装置取り付け具を用いて家畜にセンサモジュールを取り付ける際の処理の流れを示すフローチャートである。
以下、本発明の具体的な実施形態について図面に基づいて説明する。
<実施形態1>
まず図1から図3に基づいて、本発明の実施形態の第1の例について説明する。ただし、この実施形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置などは、特に記載がない限りは、この発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
(デバイスの構造)
図1は、本実施形態に係る家畜用ウェアラブルデバイス1の概略を示す図であり、図1Aが家畜に接触する側(以下、内側ともいう)、図1Bがその反対側(以下、外側ともいう)を表している。なお、本実施形態に係る家畜用ウェアラブルデバイス1は牛(成体)の尾に装着することを想定したものであり、これに適した形状、大きさに形成されている。
図1に示すように、家畜用ウェアラブルデバイス1は家畜の生体情報を取得するためのセンサモジュール(図示せず)を内部に格納するセンサ保持部111を備えたセンサ保持ベルト110を含んで構成される。さらに、家畜用ウェアラブルデバイス1は、センサ保持ベルト110の内側に形成される粘着素材部120と、センサ保持ベルト110の外側に配置される面ファスナーベルト130、を有している。
センサモジュールは、温度センサ、加速度センサ、脈拍センサなどの生体センサと、CPU(Central Processing Unit)、メモリ、無線通信アンテナ、バッテリーなどを含ん
で構成される。また、当該センサモジュールは加速度センサが取得する加速度データに基づいて、牛の姿勢が、立位と臥位のいずれであるかを判別する機能を有していてもよい。
センサ保持ベルト110は、例えば、シリコンなどの軟性樹脂で形成されている。センサ保持部111は、センサ保持ベルト110の内部に形成された中空の空間であり、センサモジュールは当該空間内に格納されたうえで密封される。このため、センサ保持部111内は水密な状態が確保され、雨などの外部環境から保護される。
粘着素材部120は、ウレタンゲルからなる粘着層であり、表面(即ち内側)の所定範囲に亘って突起部が形成されている。ウレタンゲルは自己粘着性を有する超軟質のゲル状物質であり、粘着剤を用いることなく、粘着力を発揮することができる。また、超軟質で高い緩衝性を有しているため、粘着素材部120を家畜に接触させた状態で家畜用ウェアラブルデバイス1を固定することで、家畜の体への負担を大幅に軽減させることができる。
図2は、粘着素材部120の内側表面に形成される突起部の一例を示す図である。突起部は様々な形状とすることができるが、例えば、図2Aに示すように、鱗状の小突起片が、粘着素材部120の表面全体に亘って形成されていてもよい。また、図2Bに示すように、粘着素材部120の長手方向に亘って、複数の線状の突起がジグザグに形成されるのであってもよい。また、図示しないが、水平方向へ突出する小薄片が、粘着素材部120の表面全体に亘って形成されていてもよい。
面ファスナーベルト130は、内側がフック状の微細突起が形成されたフック面131、外側がループ状の微細突起が形成されたループ面132の構造を有しており、内側と外側を接触させることで面ファスナーとして機能する。これにより、面ファスナーベルト130を牛の尾に巻き付けた状態で内側のフック面131と、外側のループ面132を貼り合わせることで、面ファスナーベルト130の内側にあるものを、牛の尾に固定することができる。なお、フック面、ループ面が形成される側は反対であっても構わない。
(取り付け方法)
続いて、本実施形態に係る家畜用ウェアラブルデバイス1を家畜に取り付ける方法について説明する。ユーザーは、家畜用ウェアラブルデバイス1を牛の尾に取り付ける際には、粘着素材部120を牛の尾に密着させて牛の尾の周方向に沿ってセンサ保持ベルト110を巻き付ける。これにより、粘着素材部120の粘着性により家畜用ウェアラブルデバイス1が牛の尾に貼り付けられる。さらにその外側から面ファスナーベルト130を牛の尾の周方向に沿って巻き回し、フック面131とループ面132を貼り合わせる。これにより、家畜用ウェアラブルデバイス1が牛の尾に装着される。
図3Aは、本実施形態に係る家畜用ウェアラブルデバイス1を牛の尾に装着した状態を示す図であり、図3Bは、家畜用ウェアラブルデバイス1を牛の尾に取り付けた状態の断面の概略を示す図である。図3Bに示すように、家畜用ウェアラブルデバイス1が装着された状態では、牛の尾を中心として、その外側に粘着素材部120、さらにその外側にセンサ保持ベルト110(の本体)、さらにその外側に面ファスナーベルト130が、多層構造で配置されることになる。
上記のような構成を有する家畜用ウェアラブルデバイス1によれば、粘着素材部120の粘着性による固定と、面ファスナーベルト130の締結による固定とを組み合わせることにより、締結の力を比較的緩やかなものにすることができる。また、粘着素材部120に、超軟質で、自己粘着性及び高い緩衝性を有しているウレタンゲルを用いることにより、家畜用ウェアラブルデバイス1を装着される家畜の体への負担を大幅に低減することができる。このため、長期に亘り、非侵襲的にウェアラブルデバイスを家畜に装着させることが可能になる。
<実施形態2>
次に、図4及び図5に基づいて、本発明の他の実施形態について説明する。
(取り付け具の構造)
図4は本実施形態に係るセンサ装置取り付け具2と、センサモジュール20の概略を示す図である。実施形態1ではセンサモジュールがウェアラブルデバイスに内蔵されていたが、本実施形態では、センサモジュール20とセンサ装置取り付け具2は別体の構成となっている。センサモジュール20は、温度センサ、加速度センサ、脈拍センサなどの生体センサと、CPU(Central Processing Unit)、メモリ、無線通信アンテナ、バッテリ
ーなどを含んで構成される。
図4に示すように、センサ装置取り付け具2は、センサモジュール20を収容するためのセンサ保持部211を備えたセンサ保持ベルト210を含んで構成される。センサ保持部211は、センサ保持ベルト210の内側に開口を有する凹状に形成されており、この凹状の窪みにセンサモジュール20が収容される。
また、センサ措置取り付け具2には、センサ保持ベルトとは別体に形成されたセンサ保持部211の開口封止部材212も含まれる。開口封止部材212は、センサ保持部211内にセンサモジュール20が収容された後に、センサ保持部211の開口を封止するように貼り付けられる粘着性の部材であり、未使用の状態では剥離シートと一体に形成されている。
センサ措置取り付け具2は、さらに、センサ保持ベルト210の内側に形成される粘着素材部220と、センサ保持ベルト210の外側に配置される面ファスナーベルト230を有している。
粘着素材部220は、粘着剤が塗布された、いわゆる両面テープのような構成であり、未使用の状態では内側の粘着面に剥離紙221が貼りつけられた状態となっている。なお、面ファスナーベルト230の構成は、実施形態1の場合と同様であるので詳細な説明は書略する。
(取り付け具の使用方法)
次に、図5に基づいて、本実施形態に係るセンサ装置取り付け具2を用いてセンサモジュール20を管理対象の家畜に取り付ける方法について説明する。図5は、本実施形態に係るセンサ装置取り付け具2を用いて家畜にセンサモジュール20を取り付ける際の処理の流れを示すフローチャートである。
ユーザーはまず、センサモジュール20を、センサ装置取り付け具2のセンサ保持部211にはめ込んで収容し(ステップS101)、開口封止部材212でセンサ保持部211の開口を封止する(ステップS102)。具体的には、開口封止部材212の貼り付け面を保護している剥離シートをはがし、センサ保持部211の開口を全て覆うようにして、センサ保持ベルト210に貼り付ける。
次に、剥離紙221をはがして、粘着素材部220の内側の粘着面を露出させ、センサモジュール20を取り付けたい家畜の任意の箇所(例えば、尾)に、粘着素材部220を貼り付ける(ステップS103)。そして、その外側から面ファスナーベルト230を取り付け対象に沿って巻き回し、フック面とループ面を貼り合わせて固定する(ステップS104)。これにより、センサモジュール20が管理対象の家畜に装着される。
以上のような構成のセンサ装置取り付け具2によれば、所望のセンサを管理対象の家畜の装着させることができる。
<その他>
上記の各例の説明は、本発明を例示的に説明するものに過ぎず、本発明は上記の具体的な形態には限定されない。本発明は、その技術的思想の範囲内で種々の変形及び組み合わせが可能である。例えば、実施形態2のセンサ装置取り付け具2の粘着素材部を、実施形態1のようにウレタンゲルで構成してもよい。また、ウレタンゲルに限らず、例えばシリコンゲルなど、自己粘着性および柔軟性を有する他の素材で粘着素材部を形成してもよい。
また、上記実施形態では、面ファスナーベルトはセンサ保持ベルトと一体の構成であったが、面ファスナーベルトはセンサ保持ベルトとは着脱可能な別体の構成であってもよい。また、面ファスナーベルトの構造についても、様々な態様のものが採用可能である。例えば、フック状の微細突起とループ状の微細突起とが同程度の密度で形成された領域が、前記面ファスナーベルトの両面に亘って形成される構造のように、フック状の微細突起が形成された領域とループ状の微細突起が形成された領域が同じ領域となっても構わない。また、フック状の微細突起が形成された異なる領域同士を係合させるようなものであってもよい。
また、上記実施形態では、牛を管理対象の家畜としていたが、管理対象となる家畜は牛に限定されず、馬、羊、山羊、豚などの他の動物にも適用可能である。
1・・・家畜用ウェアラブルデバイス
2・・・センサ装置取り付け具
20・・・センサモジュール
110、210・・・センサ保持ベルト
111、211・・・センサ保持部
120、220・・・粘着素材部
130、230・・・面ファスナーベルト
131・・・フック面
132・・・ループ面
212・・・開口封止部材
221・・・剥離紙
115、121・・・制御部

Claims (15)

  1. 管理対象の家畜に装着されるウェアラブルデバイスであって、
    前記家畜の生体情報を取得する生体センサを備えるセンサ装置と、
    前記センサ装置が格納されるセンサ保持部を備えるセンサ保持ベルトと、
    前記センサ保持ベルトの一方の面側に設けられ、前記家畜の尾に貼り付けられる粘着素材部と、
    前記センサ保持ベルトの他方の面側に設けられる面ファスナーベルトと、を有する、
    家畜用ウェアラブルデバイス。
  2. 前記粘着素材部は、ウレタンゲルからなる、
    ことを特徴とする、請求項1に記載の家畜用ウェアラブルデバイス。
  3. 前記粘着素材部には、該粘着素材部表面の所定範囲に亘って突起部が形成されている、
    ことを特徴とする、請求項1又は2に記載の家畜用ウェアラブルデバイス。
  4. 前記面ファスナーベルトは、フック状の微細突起のみが形成されたフック部と、ループ状の微細突起のみが形成されたループ部と、を備えており、
    前記フック部及びループ部は、それぞれ前記面ファスナーベルトの異なる面に設けられる、
    ことを特徴とする、請求項1から3のいずれか一項に記載の家畜用ウェアラブルデバイス。
  5. 前記センサ保持部は、前記センサ保持ベルトの長さ方向の中央近傍に設けられる、
    ことを特徴とする、請求項1から4のいずれか一項に記載の家畜用ウェアラブルデバイス。
  6. 前記家畜用ウェアラブルデバイスは前記家畜の尾に装着されるものであって、
    前記生体センサは、前記家畜の体表温データを取得する温度計と、前記家畜の尾の加速度データを取得する三次元加速度センサと、を含み、
    前記センサ装置は、前記家畜の尾の加速度データに基づいて、前記家畜の姿勢が立位・臥位のいずれであるかを判別する、
    ことを特徴とする、請求項1から5のいずれか一項に記載の家畜用ウェアラブルデバイス。
  7. 前記センサ装置はさらに、少なくとも前記生体センサが取得した情報を送信する無線通信手段を備える、
    ことを特徴とする、請求項1から6のいずれか一項に記載の家畜用ウェアラブルデバイス。
  8. 管理対象の家畜の生体情報を取得する生体センサを備えるセンサ装置を、前記家畜に装着するためのセンサ装置取り付け具であって、
    前記センサ装置が収容されるセンサ保持部を備えるセンサ保持ベルトと、
    前記センサ保持ベルトの一方の面側に設けられ、前記家畜の尾に貼り付けられる粘着素材部と、
    前記センサ保持ベルトの他方の面側に設けられる面ファスナーベルトと、を有する、
    センサ装置取り付け具。
  9. 前記粘着素材部は、ウレタンゲルからなる、
    ことを特徴とする、請求項8に記載のセンサ装置取り付け具。
  10. 前記粘着素材部には、該粘着素材部表面の所定範囲に亘って突起部が形成されている、
    ことを特徴とする、請求項8又は9に記載のセンサ装置取り付け具。
  11. 前記センサ保持部は、前記センサ保持ベルトの前記粘着素材部が設けられる側に開口を有する凹状に形成されており、
    前記粘着素材部は、前記センサ保持ベルトにおける前記センサ保持部以外の箇所に設けられ、
    前記センサ保持部の開口を封止する開口封止部材をさらに有する、
    ことを特徴とする、請求項8から10のいずれか一項に記載のセンサ装置取り付け具。
  12. 前記センサ保持部は、前記センサ保持ベルトの長さ方向の中央近傍に設けられる、
    ことを特徴とする、請求項8から11のいずれか一項に記載のセンサ装置取り付け具。
  13. 前記センサ装置を前記家畜の尾に取り付ける、
    ことを特徴とする、請求項8から12のいずれか一項に記載のセンサ装置取り付け具。
  14. 管理対象の家畜の生体情報を取得する生体センサを装着する方法であって、
    前記生体センサを備えるセンサ装置を、前記生体センサを保持するためのセンサ保持部材に収容するステップと、
    前記センサが収容されたセンサ保持部材を、前記家畜の尾に粘着性部材によって貼り付けるステップと、
    面ファスナーベルトを、前記貼り付けられたセンサ保持部材の外側から巻き付けることによって、前記センサ保持部材を前記家畜の尾に固定するステップと、
    を有する、センサ装置の装着方法。
  15. 前記粘着性部材は、表面の所定範囲に亘って突起部が形成されたウレタンゲルである、
    ことを特徴とする、請求項14に記載のセンサ装置の装着方法。
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