JP2021027438A - 空間光通信装置 - Google Patents
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Description
前記送信部は、宇宙機へ向けて第1レーザ光を送信する。
前記受信部は、前記宇宙機から送信される第2レーザ光を受信する。
前記監視ユニットは、前記第1レーザ光の出射方向上空を飛行する飛翔体を監視する。
前記ビームモニタは、前記第1レーザ光の前記送信部からの出射方向を検出する。
前記制御部は、前記ビームモニタの出力に基づいて前記第1レーザ光の周囲を区画する第1監視領域を設定し、前記監視ユニットの出力に基づいて前記飛翔体の前記第1監視領域への進入を判定したときに前記第1レーザ光の送信を停止させる制御信号を生成する。
空間光通信装置Gは、宇宙機Sとの間で光空間伝送を行う地上局として構成される。空間光通信装置Gは、宇宙機Sから送信される光信号(ダウンリンク)を受信する、あるいは、宇宙機Sとの間で光信号を送受信するための望遠鏡10を備える。本実施形態において望遠鏡10は、主として、宇宙機Sから送信されるダウンリンク(第2レーザ光L2)を受信する受信部として構成される。
送信部20は、宇宙機Sへ向けて送信される第1レーザ光L1を出射する。シーイングモニタ31は、宇宙機Sから送信される第2レーザ光L2に基づいて、第2レーザ光L2の伝播経路上における大気の状態(あるいは当該大気の状態を反映したビーム位置情報)を検出する。受光強度モニタ32は、第2レーザ光L2の受光強度を検出する。ビームモニタ33は、第1レーザ光L1の出射方向を検出する(本実施形態では後述するように、ビームワンダの影響を受けたビーム出射角度(方位、仰角)を検出するために、第1レーザ光L1の散乱光L1sをモニタする)。監視ユニット60は、第1レーザ光L1の出射方向上空を飛行する飛翔体を監視する。制御部40は、予報値に従って宇宙機Sを追尾可能に望遠鏡10の光軸の方位、仰角を制御する。制御部40は、シーイングモニタ31、受光強度モニタ32、ビームモニタ33及び監視ユニット60の出力に基づいて送信部20を制御する。
送信部20は、アップリンク用の第1レーザ光L1を生成するレーザ光源を有する。第1レーザ光L1は、主として、宇宙機Sのダウンリンクを空間光通信装置Gへ向けて出射させるための誘導光として機能する。第1レーザ光L1は、連続レーザであってもよいし、パルスレーザであってもよい。第1レーザ光L1は、典型的には赤外光であり、その波長は、例えば、1550nmあるいは1064nmである。第1レーザ光L1の拡がり角、パワーも特に限定されず、例えば、拡がり角が50μrad〜1mrad、パワーが1W〜数10kW(例えば、50kW)である。
シーイングモニタ31は、宇宙機Sから空間光通信装置Gへ向けて送信される第2レーザ光L2の伝播経路上における大気の状態を検出する。本実施形態では、大気の状態を反映した第2レーザ光L2のビームポジションを位置情報として検出するため、シーイングモニタ31として、DIMM(Differential Image Motion Monitor)が採用される。
受光強度モニタ32は、宇宙機Sから空間光通信装置Gへ向けて送信される第2レーザ光L2の受光強度を検出する。本実施形態において受光強度モニタ32は、望遠鏡10の外周部にシーイングモニタ31と隣接して配置されるが、取付け位置はこれに限られない。受光強度モニタ32は、単位面積当たりの第2レーザ光L2の受光強度を検出可能な光電変換素子で構成される。
送信部20から出射されるアップリンク(第1レーザ光L1)もまた、上空の大気の揺らぎ、高度により段階的に変化する屈折率等の影響を受けて強度が減衰し、あるいは伝播方向が蛇行する。この現象をビームワンダリングといい、その様子を図7に模式的に示す。
監視ユニット60は、第1レーザ光L1の出射方向上空を飛行する飛翔体(飛翔体の有無、飛翔体の移動方向など)を監視する。監視ユニット60は、第1レーザ光L1の出射方向上空を飛行する飛翔体を監視することが可能な監視装置が用いられる。この種の監視装置は単一の数または種類の監視装置を用いることができるが、典型的には、監視距離が異なる複数種の監視装置が用いられる。好適には、監視装置として、近距離用(例えば、2km以下)の監視装置、中距離用(例えば、2km超〜50km)の監視装置、遠距離用(例えば、50km超)の監視装置が用いられる。
制御部40は、空間光通信装置Gの各部の動作を統括的に制御する(図12参照)。制御部40は、典型的には、CPU(Central Processing Unit)やメモリを有するコンピュータで構成される。制御部40は、シーイングモニタ31(あるいは演算器50)、受光強度モニタ32、ビームモニタ33及び監視ユニット60の各出力を取得する取得部41と、取得部41において取得された各モニタの出力に基づいて、第1レーザ光L1のビーム拡がり角(ビーム幅)及びパワーの補正の有無等を判定する判定部42と、判定部42の出力に基づいて送信部20を制御する制御信号を生成する信号生成部43と、監視ユニット60の出力に基づいて、飛翔体Fや雲Cの監視結果を、人が視認しうる画像形式の表示信号を生成する、及び/または送信部20からの第1レーザ光L1の送信を停止させる制御信号を生成する監視部44を有する。
以下、制御部40の構成の詳細について、空間光通信装置Gの動作と併せて説明する。
図13は、制御部40において実行されるビーム制御モードの処理手順の一例を示すフローチャートである。
制御部40は、シーイングモニタ31及び演算器50の出力に基づいて大気の揺らぎ(シーイング)及びフリードパラメータRoを取得あるいは算出する(ステップ101,102)。また、制御部40は、受光強度モニタ32の出力に基づいて第2レーザ光L2の受光強度Rxを取得あるいは算出する(ステップ103)。
第2レーザ光L2の受光強度が所定強度範囲に収まらない要因として、大気揺らぎが経時的に変動し、これにより宇宙機Sへ到達する第1レーザ光L1の強度が減衰し、宇宙機Sで捕捉される第1レーザ光L1の到来方向を精度よく検出することができなくなったことが挙げられる。そこで、第2のループ処理においては、宇宙機Sが第1レーザ光L1の到来方向を精度よく検出することができるように、送信部20から出射される第1レーザ光L1の拡がり角及び送信パワーTxが補正される。
続いて、制御部40の監視モードについて説明する。
制御部40はさらに、第1監視領域の周囲を区画する第2監視領域をさらに設定し、飛翔体の第2監視領域への進入を判定したときに警報器80を発動させる制御信号を生成する。
また、本実施形態によれば、ビームモニタ33の出力に基づいて第1レーザ光L1の出射方向を検出することができるため、第1レーザ光L1の出射方向の検出精度が高まり、大気揺らぎによる第1レーザ光の伝播方向の変動も把握することができる。
20…送信部
31…シーイングモニタ
32…受光強度モニタ
33…ビームモニタ
40…制御部
60…監視ユニット
61…熱赤外線カメラ
62…レーダー装置
63…データ取得装置
G…空間光通信装置
A1…第1監視領域
A2…第2監視領域
L1…第1レーザ光(アップリンク)
L2…第2レーザ光(ダウンリンク)
S…宇宙機
Claims (11)
- 宇宙機へ向けて第1レーザ光を送信する送信部と、
前記宇宙機から送信される第2レーザ光を受信する受信部と、
前記第1レーザ光の出射方向上空を飛行する飛翔体を監視する監視ユニット、
前記第1レーザ光の前記送信部からの出射方向を検出するビームモニタと、
前記ビームモニタの出力に基づいて前記第1レーザ光の周囲を区画する第1監視領域を設定し、前記監視ユニットの出力に基づいて前記飛翔体の前記第1監視領域への進入を判定したときに前記第1レーザ光の送信を停止させる制御信号を生成する制御部と
を具備する空間光通信装置。 - 請求項1に記載の空間光通信装置であって、
前記制御部は、前記飛翔体が前記送信部から遠ざかるほど前記第1監視領域を広く設定する
空間光通信装置。 - 請求項1又は2に記載の空間光通信装置であって、
警報器をさらに具備し、
前記制御部は、前記第1監視領域の周囲を区画する第2監視領域をさらに設定し、前記飛翔体の前記第2監視領域への進入を判定したときに前記警報器を発動させる制御信号を生成する
空間光通信装置。 - 請求項1〜3のいずれか1つに記載の空間光通信装置であって、
前記ビームモニタは、前記第1レーザ光の大気での散乱光を撮影するカメラユニットを有し、
前記カメラユニットは、所定の角度で相互に交差する2つの方向から観察した前記散乱光の画像を取得する
空間光通信装置。 - 請求項1〜4のいずれか1つに記載の空間光通信装置であって、
前記監視ユニットは、監視距離がそれぞれ異なる複数の監視装置を含む
空間光通信装置。 - 請求項5に記載の空間光通信装置であって、
前記監視ユニットは、熱赤外線カメラを含む
空間光通信装置。 - 請求項5に記載の空間光通信装置であって、
前記監視ユニットは、レーダー装置を含む
空間光通信装置。 - 請求項5に記載の空間光通信装置であって、
前記監視ユニットは、前記飛翔体から送信される識別情報を受信する受信装置を含む
空間光通信装置。 - 請求項1〜8のいずれか1つに記載の空間光通信装置であって、
前記第1レーザ光、前記飛翔体及び前記第1監視領域の相対位置関係を表示することが可能な表示部をさらに具備する
空間光通信装置。 - 請求項1〜9のいずれか1つに記載の空間光通信装置であって、
前記第2レーザ光を受光する受光面を有し、前記第2レーザ光の伝播経路上における大気に揺らぎを検出するシーイングモニタをさらに具備し、
前記制御部は、前記シーイングモニタの出力に基づいて、前記第1監視領域の広さを設定する
空間光通信装置。 - 請求項1〜10のいずれか1つに記載の空間光通信装置であって、
前記第2レーザ光の受光強度を検出する受光強度モニタをさらに具備し、
前記制御部は、前記受光強度モニタの出力に基づいて、前記第1レーザ光の拡がり角及びパワーを制御する制御信号を生成する
空間光通信装置。
Priority Applications (1)
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