JP2009162453A - レーザービーム照射システム、レーザービーム照射方法およびレーザービーム中継機 - Google Patents

レーザービーム照射システム、レーザービーム照射方法およびレーザービーム中継機 Download PDF

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Abstract

【課題】目視範囲外の目標物に対してレーザービームを照射する。
【解決手段】レーザービームを照射するレーザービーム照射機1と、このレーザービーム照射機1およびレーザービームの被照射体3を目視可能な領域に配備されたレーザービーム中継機2と、からなり、レーザービーム中継機2が、被照射体3を追尾して被照射体3の座標、移動速度、および移動方向を含む追尾情報を取得し、この追尾情報とレーザービーム照射機1から取得される位置情報に基づいて反射板27の姿勢を調整し、レーザービーム照射機1から照射されるレーザービームを反射板27によって被照射体3に向けて反射する。
【選択図】図1

Description

本発明は、目視範囲外の目標物に対してレーザービームを照射可能なレーザービーム照射システム、レーザービーム照射方法およびレーザービーム中継機に関する。
レーザービームは、直進性を有しており、目視範囲にある目標物(被照射体)への照射が容易である。また、レーザービームは光速で目標物へ到達するため、移動する目標物へ照射を行う場合でも到達までの所要時間を計算上ほとんど考慮する必要がない。
このようなレーザービームの特性を利用した技術としては、レーザービーム照射機から目標物に照射したレーザービームの反射光を受光して目標物の追尾を行うレーザセミアクティブ誘導方法が知られている(例えば特許文献1参照)。
特開2002−341032号公報
しかしながら、上記従来技術においては、レーザービームの照射対象となる目標物が目視範囲外の場合には、レーザービームの直進性のために照射できないという問題があった。
そこで、本発明は、従来技術の問題に鑑み、目視範囲外の目標物に対してもレーザービームの照射が可能なレーザービーム照射システム、レーザービーム照射方法、およびレーザービーム中継機を提供することを目的とする。
本発明に係るレーザービーム照射システムは、レーザービームを照射するレーザービーム照射機と、このレーザービーム照射機およびレーザービームの被照射体を目視可能な領域に配備されたレーザービーム中継機と、からなり、レーザービーム中継機が、レーザービーム照射機との間で通信を行い、レーザービーム照射機の位置情報を取得する通信装置と、レーザービームの被照射体を検知すると共に追尾し、被照射体の位置情報、移動速度、および移動方向を含む追尾情報を出力する目標追尾装置と、レーザービーム照射機から照射されたレーザービームを被照射体に向けて反射する反射板と、通信装置から取得されたレーザービーム照射機の位置情報および目標追尾装置から取得された被照射体の追尾情報を解析し、反射板を駆動させる駆動制御情報を出力する情報解析装置と、この情報解析装置から出力された駆動制御情報に基づいて反射板の駆動を制御する反射板制御装置と、を有することを特徴とする。
本発明に係るレーザービーム照射方法は、レーザービームを照射するレーザービーム照射機およびレーザービームの被照射体の双方を目視可能な領域に配備されたレーザービーム中継機が、レーザービーム照射装置および被照射体の位置、移動速度、および移動方向を含む情報を取得する情報取得ステップと、レーザービーム中継機が、取得された情報を解析し、レーザービーム照射機から照射されるレーザービームを反射する反射板の駆動制御情報を出力する駆動制御情報出力ステップと、レーザービーム中継機が、出力された駆動制御情報に基づいて反射板を駆動し、姿勢を調整する姿勢調整ステップと、レーザービーム中継機が、レーザービーム照射機から自機に向かって照射されたレーザービームを調整された反射板によって反射し、被照射体に照射するレーザービーム反射ステップと、を有することを特徴とする。
本発明に係るレーザービーム中継機は、レーザービームを照射するレーザービーム照射機との間で通信を行い、レーザービーム照射機の位置情報を取得する通信装置と、レーザービームの被照射体を検知すると共に追尾し、被照射体の位置情報、移動速度、および移動方向を含む追尾情報を出力する目標追尾装置と、レーザービーム照射機から照射されたレーザービームを被照射体に向けて反射する反射板と、通信装置から取得されたレーザービーム照射機の位置情報および目標追尾装置から取得された被照射体の追尾情報を解析し、反射板を駆動させる駆動制御情報を出力する情報解析装置と、この情報解析装置から出力された駆動制御情報に基づいて反射板の駆動を制御する反射板制御装置と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、目視範囲外の目標物に対してもレーザービームの照射が可能なレーザービーム照射システムが提供される。
以下、図面を用いて本発明の実施形態を説明する。図1は、本発明の一実施形態に係るレーザービーム照射システムの全体構成例を説明する図である。同図に示されるように、本実施形態に係るレーザービーム照射システムは、レーザービーム照射機1とレーザービーム中継機2から構成されている。尚、レーザービーム照射機1およびレーザービーム中継機2の台数に制限は無い。
レーザービーム照射機1は、レーザービーム中継機2に対してレーザービームを照射する機体である。
レーザービーム中継機2は、肉眼や赤外線カメラなどによって確認できる範囲(以下、「目視範囲」という。)内にレーザービーム照射機1および被照射体3がある、地上若しくは空中の領域に配備され、レーザービーム照射機1から照射されたレーザービームを被照射体3に向けて反射する機体である。地上配備の場合には移動車両、空中配備の場合にはヘリコプター、飛行機、および気球など飛行手段(図示省略する)を有する機体がレーザービーム中継機2の具体例として挙げられる。配備において移動が容易であり、かつ、レーザービームの中継点として地上若しくは空中において一定の位置に留まることが可能な無人機であると好適である。尚、本実施形態では被照射体3が飛翔体の場合を例として説明する。
図2は、レーザービーム照射機1の構成例を示すブロック図である。同図に示されるように、レーザービーム照射機1は、制御装置11、GPS12、通信装置13、追尾装置14、照準装置15、レーザービーム生成装置16、および冷却装置17を備えている。
制御装置11は、レーザービーム照射機1を構成する各装置を制御する中央処理装置である。
GPS12は、レーザービーム照射機1の位置情報を取得し、この位置情報を制御装置11へ出力するGPS装置である。
通信装置13は、制御装置11からの制御情報に基づいて単数若しくは複数のレーザービーム中継機2と通信を行う装置である。通信方法としては、無線通信やレーザー通信を用いることができ、通信内容の機密性に応じて選択すると好適である。また、レーザービーム中継機2との通信によって、レーザービーム照射機1、レーザービーム中継機2、および被照射体3のそれぞれの位置情報、被照射体3の追尾指令などの制御情報、およびレーザービームの照射前における受光確認情報などが送受信される。
追尾装置14は、制御装置11からの制御情報に基づいてレーザービーム中継機2を追尾し、その位置情報(座標)、移動速度、移動方向などを含む追尾情報を出力する装置である。
図3は、追尾装置14の構成例を示すブロック図である。同図に示されるように、追尾装置14は、画像センサ141、確認レーザー発光器142、確認レーザー照準器143、確認レーザー受光器144、および追尾処理部145を含んでいる。
画像センサ141は、追尾処理部145からの制御情報に基づいて赤外線カメラなどの撮像装置を指向し、撮影した画像から位置情報を求め、追尾処理部145へ出力する装置である。
確認レーザー発光器142は、レーザービーム生成装置16から高出力のレーザービームを照射する準備段階において受光確認のために低出力のレーザビームをレーザービーム中継機2に照射する装置である。
確認レーザー照準器143は、追尾処理部145からの制御情報に基づいて確認レーザー発光器142のレーザービームの照射方向をレーザービーム中継機2に向ける装置である。
確認レーザー受光器144は、確認レーザー発光器142から照射された受光確認用のレーザービームの反射光を受光して反射光データを取得し、この反射光データによって受光確認を行うと共に目標物までの距離を求め、追尾処理部145へ出力する装置である。
追尾処理部145は、通信装置13で取得されたレーザービーム中継機2の位置情報に基づいてレーザービーム中継機2の追尾情報を取得し、この追尾情報を制御装置11へ出力するプログラムである。
照準装置15は、追尾情報に基づいてレーザービーム生成装置16で生成されるレーザービームの照射先をレーザービーム中継機2として照準を定める装置である。
レーザービーム生成装置16は、制御装置11からの制御情報に基づいてレーザービームを生成し、照準装置15で定められた方向へ照射する装置である。レーザービームは、誘導放出を起こす媒質によって特性が決定され、この媒質によって幾つかの種類に分けられる。本実施形態では高出力を要するため、フッ化重水素を用いた波長3.8μmの化学レーザー、ヨウ素を用いた波長1.3μmの化学レーザー、YAG(イットリウム・アルミニウム・ガーネットの結晶)を用いた波長約1μmの固体レーザーなどを用いると好適である。大気減衰等を考慮して波長3〜5μmまたは8〜12μmに波長変換して利用することも可能である。
冷却装置17は、レーザービーム生成装置16においてレーザービームの生成の際に生じる熱を冷却する装置である。
図4は、レーザービーム中継機2の構成例を示すブロック図である。同図に示されるように、レーザービーム中継機2は、制御装置21、GPS22、通信装置23、目標追尾装置24、情報解析装置25、反射板制御装置26、および反射板27を備えている。
制御装置21は、レーザービーム中継機2を構成する各装置を制御する中央処理装置である。
GPS22は、レーザービーム中継機2の位置情報を取得し、制御装置21へ出力するGPS装置である。
通信装置23は、制御装置21からの制御情報に基づいてレーザービーム照射機1と通信を行う装置である。通信方法は、レーザービーム照射機1に対応している。
目標追尾装置24は、制御装置21からの制御情報に係る被照射体3(目標物)を検知し、被照射体3の位置情報(座標)、移動速度、距離、および移動方向を含む追尾情報を求め、この追尾情報を制御装置21へ出力する装置である。
図5は、目標追尾装置24の構成例を示すブロック図である。同図に示されるように、目標追尾装置24は、光波センサ241、画像センサ242、確認レーザー発光器243、確認レーザー照準器244、確認レーザー受光器245、および目標追尾処理部246を含んでいる。
光波センサ241は、接近する被照射体3が発する光波を検出し、その到来方向を目標追尾処理部246へ出力する。
画像センサ242は、目標追尾処理部246からの制御情報に基づいて赤外線カメラなどの撮像装置を指向し、撮影した画像から接近する被照射体3の位置情報を求め、この位置情報を目標追尾処理部246へ出力する装置である。
確認レーザー発光器243は、被照射体3に対して受光確認用のレーザビームをレーザービーム中継機2に照射する装置である。
確認レーザー照準器244は、目標追尾処理部246からの制御情報に基づいて確認レーザー発光器243におけるレーザービームの照射方向をレーザービーム中継機2に向ける装置である。
確認レーザー受光器245は、確認レーザー発光器243から照射された受光確認用のレーザービームの反射光を受光して反射光データを取得し、この反射光データによって受光確認を行うと共に被照射体3までの距離を求め、目標追尾処理部246へ出力する装置である。
目標追尾処理部246は、被照射体3の追尾情報を取得し、この追尾情報を制御装置21へ出力するプログラムである。
情報解析装置25は、通信装置23から取得されたレーザービーム照射機1の位置情報と目標追尾装置24から取得された被照射体3の追尾情報を解析して反射板27における反射角度を求め、この反射角度に基づく駆動制御情報を制御装置21へ出力する装置である。
反射板制御装置26は、制御装置21を介して取得される駆動制御情報に基づいて反射板27の駆動機構(図示省略する)を制御し、反射板27の姿勢(傾斜角度)を変更する装置である。
反射板27は、レーザービーム照射機1から照射されるレーザービームを受光し、集約させたレーザービームを被照射体3に向けて反射させる装置である。レーザービームの反射においては、表面の形状が可変であるデフォーマブルミラーを用いることで、レーザービームを集約して被照射体3に照射する。
以下、レーザービーム照射システムの動作を図面に基づいて詳細に説明する。図6は、レーザービーム照射システムにおける処理の具体例を示すシーケンス図である。
先ず、レーザービーム照射機1は、現在時刻における自機の位置情報をGPS12によって取得する(S601)。
次に、レーザービーム照射機1は、自機の位置情報を通信装置13によってレーザービーム中継機2へ無線で送信する(S602)。
次に、レーザービーム中継機2は、現在時刻における自機の位置情報をGPS12によって取得する(S603)。
次に、レーザービーム中継機2は、自機の位置情報を通信装置23によってレーザービーム照射機1へ無線で送信する(S604)。
次に、レーザービーム照射機1は、レーザービーム中継機2から通信装置13によって取得された位置情報に基づいて追尾装置14を動作させ、追尾処理部145による制御に基づいてレーザービーム中継機2を追尾・捕捉する(S605)。この時、追尾装置14は、レーザービーム中継機2の位置情報(座標)、移動速度、移動方向などを含む追尾情報を出力する。レーザービーム中継機2が一定の領域に留まっている場合も同様とする。
次に、レーザービーム照射機1は、追尾装置14から出力される追尾情報に基づいて照準装置15を駆動させ、レーザービーム生成装置16で生成されるレーザービームの照射先をレーザービーム中継機2として照準を定める(S606)。
次に、レーザービーム照射機1は、レーダー装置(図示省略する)において検知された被照射体3(飛翔体)の接近情報を通信装置13によって取得する(S607)。この接近情報には、被照射体3の数、位置情報、移動方向、および移動速度などが含まれる。
次に、レーザービーム照射機1は、接近情報に基づいて被照射体3の追尾指令を通信装置13によってレーザービーム中継機2へ発する(S608)。この時、追尾指令と共に被照射体3の接近情報もレーザービーム中継機2へ送信され、被照射体3の探索範囲が絞られる。
次に、レーザービーム中継機2は、レーザービーム照射機1から通信装置23によって取得される被照射体3の接近情報に基づいて目標追尾装置24を動作させ、追尾指令に係る被照射体3を内蔵された光波センサ241および画像センサ242によって探知し、目標追尾処理部246による制御に基づいて追尾・捕捉を行うと共に被照射体3の位置情報(座標)、移動速度、および移動方向などの追尾情報を取得する(S609)。
次に、レーザービーム中継機2は、レーザービーム照射機1および被照射体3の位置情報および追尾情報を情報解析装置25によって解析し、レーザービームを被照射体3に向けて反射するための反射角度を算出し、この反射角度を満たすように反射板27の姿勢を調整させる駆動制御情報を出力する(S610)。
図7は、情報解析装置25における情報解析処理の具体例を説明する図である。尚、ここでは説明を簡潔にするため、レーザービームの照射準備中に移動しているのは被照射体3のみとする。先ず、情報解析装置25は、通信装置23および目標追尾装置24によって取得された位置情報から現在時刻Tにおける座標を定める。ここでは、レーザービーム中継機2の座標を点A(0,0,0)、レーザービーム照射機1の座標を点B(x,y,z)、被照射体3の座標を点C(x,y,z)と定めている。次に、情報解析装置25は、追尾情報に含まれる移動速度および移動方向に基づいて現在時刻TからΔt[秒]経過した時刻Tにおける被照射体3の座標である点D(x,y,z)を推定する。そして、情報解析装置25は、時刻Tにおいてレーザービーム照射機1(点B)から照射されたレーザービームをレーザービーム中継機2(点A)に搭載された反射板27によって反射し、被照射体3(点D)に照射するための反射角度を算出し、この反射角度に基づいて反射板27の姿勢を調整する駆動制御情報を制御装置21に出力する。例えば、反射板27の駆動機構(図示省略する)の回転軸がx軸、y軸、z軸の3軸の場合には、各軸について回転させる角度が駆動制御情報として出力される。
次に、レーザービーム中継機2は、情報解析装置25から出力された駆動制御情報に基づいて反射板制御装置26を動作させ、反射板27の姿勢を調整する(S611)。
次に、レーザービーム中継機2は、反射板27の姿勢調整が完了した旨を通信装置23によってレーザービーム照射機1へ通知する(S612)。
次に、レーザービーム照射機1は、確認レーザー照準器143の照準をレーザービーム中継機2に定めた後に、確認レーザー発光器142からレーザービーム中継機2に向けて受光確認用のレーザービームを照射する(S613)。ここで、確認レーザー受光器144によって反射光を受光できた場合には、その反射光データを制御装置11に出力することで、レーザービーム中継機2に対する受光確認を行う。
次に、レーザービーム中継機2は、確認レーザー照準器244の照準を被照射体3に定めた後に、確認レーザー発光器243から被照射体3に向けて受光確認用のレーザービームを照射する(S614)。照射方向は反射予定の方向と同じとする。ここで、確認レーザー受光器245によって反射光を受光できた場合には、その反射光データを制御装置21に出力することで、被照射体3に対する受光確認を行う。
次に、レーザービーム中継機2は、レーザービームの受光準備が完了した旨を通信装置23によってレーザービーム照射機1へ通知する(S615)。高出力のレーザービームの照射前に低出力のレーザービームによる受光確認を行うことで、レーザービームを確実に照射することができる。
次に、レーザービーム照射機1は、レーザービーム生成装置16から高出力のレーザービームをレーザービーム中継機2へ向けて照射する(S616)。
そして、レーザービーム中継機2は、レーザービーム照射機1から照射されたレーザービームを反射板27によって反射し(S617)、被照射体3に照射する。
上記のように、レーザービーム照射機1の配備地点において被照射体3が目視範囲に存在しない場合、例えばレーザービーム照射機1と被照射体3との間に山林などの障害物があり、レーザービーム照射機1からレーザービームを直接照射出来ない場合であっても、レーザービーム中継機2を介することで被照射体3にレーザービームを照射可能となる。
また、レーザービーム中継機2は、高出力のレーザービームを生成するレーザービーム生成装置16を備える必要が無いので、機体の小型化と製造コストの削減が可能となる。
更に、レーザービーム照射機1を地上に配備する構成をとっているため、高出力のレーザービームを生成するために機体を大型化することが可能である。
尚、本発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。更に、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
例えば、レーザービーム照射機1の位置情報は、被照射体3と同様にレーザービーム中継機2側の各種センサによって求めてもよい。この場合、レーザービーム照射機1との間で位置情報の送受信に要する時間が無くなるため、情報解析装置25における被照射体3の座標の推定精度を高めることができる。
また、レーザービーム照射機1側で位置情報等の解析を行い、レーザービーム中継機2ではレーザービーム照射機1からの制御情報に基づいて反射板27の姿勢を変更させるとしても良い。この場合、レーザービーム中継機2の機能は少なくなるが、各機体の製造コストや処理能力などを考慮して任意に設計変更可能となる。
本発明の一実施形態に係るレーザービーム照射システムの全体構成例を説明するブロック図。 本発明の一実施形態に係るレーザービーム照射機1の構成例を示すブロック図。 本発明の一実施形態に係る追尾装置14の構成例を示すブロック図。 本発明の一実施形態に係るレーザービーム中継機2の構成例を示すブロック図。 本発明の一実施形態に係る目標追尾装置24の構成例を示すブロック図。 本発明の一実施形態に係るレーザービーム照射システムにおける処理の具体例を示すシーケンス図。 本発明の一実施形態に係る情報解析装置25における情報解析処理の具体例を説明する図。
符号の説明
1…レーザービーム照射機、
2…レーザービーム中継機、
3…被照射体、
11…制御装置、
12…GPS、
13…通信装置、
14…追尾装置、
15…照準装置、
16…レーザービーム生成装置、
17…冷却装置、
21…制御装置、
22…GPS、
23…通信装置、
24…目標追尾装置、
25…情報解析装置、
26…反射板制御装置、
27…反射板、
141…画像センサ、
142…確認レーザー発光器、
143…確認レーザー照準器、
144…確認レーザー受光器、
145…追尾処理部、
241…光波センサ、
242…画像センサ、
243…確認レーザー発光器、
244…確認レーザー照準器、
245…確認レーザー受光器、
246…目標追尾処理部。

Claims (5)

  1. レーザービームを照射するレーザービーム照射機と、
    このレーザービーム照射機および前記レーザービームの被照射体を目視可能な領域に配備されたレーザービーム中継機と、
    からなり、
    前記レーザービーム中継機が、
    前記レーザービーム照射機との間で通信を行い、前記レーザービーム照射機の位置情報を取得する通信装置と、
    前記レーザービームの被照射体を検知すると共に追尾し、前記被照射体の位置情報、移動速度、および移動方向を含む追尾情報を出力する目標追尾装置と、
    前記レーザービーム照射機から照射されたレーザービームを前記被照射体に向けて反射する反射板と、
    前記通信装置から取得された前記レーザービーム照射機の位置情報および前記目標追尾装置から取得された前記被照射体の追尾情報を解析し、前記反射板を駆動させる駆動制御情報を出力する情報解析装置と、
    この情報解析装置から出力された前記駆動制御情報に基づいて前記反射板の駆動を制御する反射板制御装置と、
    を有することを特徴とするレーザービーム照射システム。
  2. 前記レーザービーム中継機は、滞空無人機若しくは地上無人機であることを特徴とする請求項1記載のレーザービーム照射システム。
  3. 前記レーザービーム中継機が前記反射板によって前記レーザービームを照射する前記被照射体は、飛翔体であることを特徴とする請求項1または請求項2記載のレーザービーム照射システム。
  4. レーザービームを照射するレーザービーム照射機および前記レーザービームの被照射体の双方を目視可能な領域に配備されたレーザービーム中継機が、前記レーザービーム照射装置および前記被照射体の位置、移動速度、および移動方向を含む情報を取得する情報取得ステップと、
    前記レーザービーム中継機が、前記取得された情報を解析し、前記レーザービーム照射機から照射されるレーザービームを反射する反射板の駆動制御情報を出力する駆動制御情報出力ステップと、
    前記レーザービーム中継機が、前記出力された駆動制御情報に基づいて前記反射板を駆動し、姿勢を調整する姿勢調整ステップと、
    前記レーザービーム中継機が、前記レーザービーム照射機から自機に向かって照射された前記レーザービームを前記調整された反射板によって反射し、前記被照射体に照射するレーザービーム反射ステップと、
    を有することを特徴とするレーザービーム照射方法。
  5. レーザービームを照射するレーザービーム照射機との間で通信を行い、前記レーザービーム照射機の位置情報を取得する通信装置と、
    前記レーザービームの被照射体を検知すると共に追尾し、前記被照射体の位置情報、移動速度、および移動方向を含む追尾情報を出力する目標追尾装置と、
    前記レーザービーム照射機から照射されたレーザービームを前記被照射体に向けて反射する反射板と、
    前記通信装置から取得された前記レーザービーム照射機の位置情報および前記目標追尾装置から取得された前記被照射体の追尾情報を解析し、前記反射板を駆動させる駆動制御情報を出力する情報解析装置と、
    この情報解析装置から出力された駆動制御情報に基づいて前記反射板の駆動を制御する反射板制御装置と、
    を有することを特徴とするレーザービーム中継機。
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