JP2023029915A - 無線電力ビームによって無線充電されるデバイスの電力出力を制御する方法 - Google Patents

無線電力ビームによって無線充電されるデバイスの電力出力を制御する方法 Download PDF

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Abstract

【課題】多数のターゲット受信器に多数のビームを同時伝播させる多ビーム無線送電システム及び方法を提供する。【解決手段】システムにおいて、伝送器又はビーム生成モジュール41及び42は、ビーム43及び44をそれぞれ受信器45及び46に向けて伝送する。ビーム44の一部分が反射40として、受信器45のフロント表面から反射される。ビーム43の一部分が反射39として、受信器46の表面から出るように反射される。ビーム44は、点47においてビーム43と交差し、ビーム43は、点48において反射40と交差する。反射40は、点49において反射39と交差する。【選択図】図4

Description

本発明は、遠隔の受信器にエネルギーを与えるビームの送電の分野に関し、特には、多
ビームを伝送するそのようなシステムの安全動作に関する。
コリメートされた電気光学ビームを使用する無線送電に関する先行技術は、大抵は、単
数のソースから単数のターゲットまで単数のビームを伝送することに焦点を当てる。環境
には多数のターゲットが存在し得るが、システムは、任意の時点で単数のターゲットに伝
送するように構成され、その後、異なる時刻に他のターゲットに伝送することができる。
特許文献1として公開されて本願と共通の発明者を有する「無線配電システム」との国
際出願第PCT/IL2016/050927号には、一以上の伝送器から一以上の受信
器への送電システムが記載される。その公報において、システムの安全性の側面は、受信
器電池の充電の安全レベルの問題に大きく限られる。
したがって、多数のターゲット受信器に多数のビームを同時伝播させることに関与する
システムの安全性を考慮することにより、先行技術のシステム及び方法の欠点の少なくと
もいくつかを克服する多ビーム無線送電システムが必要とされている。
最も一般的に使用される無線送電システムは、光レーザ伝送に基づくが、フェーズドア
レイRF伝送又は超音波ビーム伝送のような他形態の無線伝送でも同じ問題が生じる。
このセクションで及び本明細書の他のセクションで言及される各公報の開示は、それぞ
れにおいてその全体がここに参照により組み入れられる。
国際公開第2017/033192号
本記載のシステムは、分離されて通常はコリメート又はほぼコリメートされた複数のビ
ームを、通常は受信器内の一以上の分離されたターゲットに向けて放出する通常は単数の
伝送ユニット内の多数の放出器から構成される一方、同じ受信器内の異なるターゲットに
送達されるエネルギーは通常、加算されてクライアントデバイスへの単数の出力として送
達される。ターゲットは一般に、光パワーを電力に変換する光起電セルである。いくつか
の場合、2つのソースを別個に使用することが好ましいのは、例えば、転送からの多数の
機能を制御することが必要とされる場合、又は、異なる電圧が必要とされる場合、若しく
は、一方のソースが電池充電に使用され、他方のソースが回路給電に使用される場合、若
しくは任意のビームにおける潜在的な安全制限を低減する目的、若しくは任意の他の理由
による。
異なるビームはそれぞれが、当該ビームが向けられ得る体積をカバーするビーム操舵モ
ジュールによって、異なる方向に向けられる。その体積は典型的に、円錐若しくは角錐形
状体積、又は他の何らかの発散3D体積である。ビームが電力を送達するべく使用され得
る空間領域は、その領域の限界までが、視野又はFOVと称される。
各ビームのFOVは他のビームのFOVと重なり合うのが好ましく、その2つのビーム
を使用して、適格な受信器に一定の増大量の電力を与えることができる。代替的に、シス
テムのFOV全体を増大させるべく、異なるFOVを使用してもよい。
本開示のシステムはまた、2以上の伝送器の位置を、それらのFOVが重なり合うよう
に配列してもよい。かかる構成も、多ビームシステムの構成と同様の利点及び問題を有す
る。
ビームがターゲットに向けられると、安全対策が許容すれば、ビームのパワーを増大さ
せ、それによって一定増大量のパワーを送達することができる。受信器は、一を超えるタ
ーゲットを有し得る。ターゲットは、ビームが入射するように意図された領域である。
ビームは典型的に、伝送器ユニット内部のレーザ又は他のビーム生成器ソースから放出
される。他のタイプのコリメート又はほぼコリメートされたビームも使用され得る。ビー
ムの形状及びサイズは、所望範囲でターゲットよりも大きくないのが好ましいスポットを
形成するように、又は大きくてもそれほど大きくはないスポットを形成するように、操作
されるので、受信器が電力の大部分を吸収することができる。伝送されるビームパワーは
、ビームソースの制御によって減衰され、同様に、ビームソースにおいて、又は機械的若
しくは電気光学的シャッタの使用によって、オフにされ得る。
ビームは、可動若しくはスキャニングミラー又は音響光学反射器のようなビーム操舵要
素を使用してターゲットの方向に向けられる。その後、ビームは、ターゲットへと向かう
空間を通過し、伝送器から出る途中で、防塵窓のような光コンポーネントを横切る。環境
において低減衰の波長を選択するのが有利である。その後、ビームは受信器フロント窓に
到達する。受信器フロント窓には反射防止(AR)コーティングがされ得るが、当該フロ
ント窓からの有意な反射がもたらされることはない。かかる反射は、ビームが、その最適
な効果で動作しているわけではない異なる方向から受信器に衝突し得ること、又はARコ
ーティングが損傷しており若しくは完全ではないかもしれないこと、若しくはフロント表
面が、埃又は飛沫液体による汚染のように不潔であり得ることを理由に生じ得る。ビーム
の典型的にわずかな部分がその後、受信器のフロント表面によって周囲へと反射され、ビ
ームの典型的に大部分が、受信器によって吸収されて電気エネルギーに変換され得る。
受信器における多数の吸収器ターゲットからの電力が結合され、単電圧の単数の電気出
力になるのが典型的である。
すべての反射が既知かつ制御される先行技術の単ビームシステム又は先行技術の固定シ
ステムとは異なり、室内で無線電力を携帯電話機に与えるシステムの場合のように多数の
ビームが存在してターゲットが自由に動き回るとき、同じ空間内で伝播する多数のビーム
の存在ゆえに生じる多くの付加的なリスクが存在し、これは、安全かつ効率的な作業シス
テムを構築する上でさらなる困難を提示し得る。
ビームの交差
具体的には、多数のビームが同じ空間内で自由に向けられるときに、新たなリスクが生
じる。かかる新たなリスクの一つは、伝播するビームが交差する任意点においてビームパ
ワーが増大するという問題である。先行技術の安全システムは典型的に、特定のビームが
安全であるか否かに関心がある。この場合、危険領域はビーム軌道線の形態であり、その
線に人間又はペットのような物体が近付くと、安全システムは、当該浸入に対する安全な
応答を確実にする態様で応答する。多数のビームが存在すると、人間及びペットにとって
の危険性が一般に高くなり得るビーム交差点が存在する。かかる交差点が生じるのは、2
つ又は極めてまれにはそれを超える伝送ビームが互いに交差する場合、又は受信器から反
射された2つ(以上)のビームが交差する場合、若しくは反射ビームが伝送ビームと交差
する場合である。
かかる2つのビームが交差するとき、たとえ各個別ビームから失われるパワーが小さく
ても、暴露は、単数のシステムのために設計された値を超え、安全限界を超え得る。留意
すべきことだが、異なる安全システムが、安全性を決定する異なるパラメータを探し得る
。さらに、ビーム直径のようないくつかのパラメータは、当該ビームにおける異なる位置
で既知となり得るので、安全システムは、パワー損失、面積当たりのパワー損失、カバー
されるエリアの一部分、カバーされるパワーの一部分、又は多くの他の同様のパラメータ
のいずれかに基づき得る。例えば、各ビームに対する安全限界が、E(mW)を暴露の安
全レベルとしたときに当該安全システムが当該ビームからのE(mW)の暴露を防止する
べく設計されるようになっていれば、2つのビームの交差点において、人又はペットは、
2E(mW)までの暴露を受ける。これは要求される安全レベルを上回る。
本記載のシステムは、システム内の伝送及び反射ビームを計算及び測定することができ
、当該ビーム間の交差点を分析することができるので、必要に応じて、その後のいずれの
危険性も弱めることができる。
本記載のシステムはまた、かかる交差点を検出し、関連リスクを推定し、かかるリスク
を回避するアクションを行う方法も与える。
本記載のシステムはさらに、かかるリスクを決定する実装容易な方法も与える。
本記載のシステムはまた、異なるシステムの相対位置を決定する多数の方法も与える。
本記載のシステムは、システムの関連コンポーネントの共通座標系内のビーム開始点及
びビーム方向を決定することができる。
本開示のシステムは、近傍の、すなわち視野内又は視野近くの他のビームに対する、絶
対空間における反射方向を決定することができる。
本記載のシステムはまた、近くのシステム又は外部システムと通信し、近くのシステム
及び特にビームの相対位置及び又は配向を決定し、その相対位置及び又は配向を当該他の
システム又は当該外部システムに伝送することができる。
本システムにおける複数の受信器は、当該受信器の配向、識別ID、及び当該受信器に
給電する伝送ビームのIDを通信することができる。
システムの少なくとも一つは、これらの情報を共有した後、パワービームと受信器から
の反射との潜在的交差点の「リスクマップ」を計算し、危険性が増加する点が存在するか
否かを決定する。かかる危険点が見出された場合、かつ、オプションとして当該危険点に
おける合計利用可能パワーを推定した後、安全性の情報が、異なる安全システム間で交換
され、又は、少なくとも一つのビームが動かされ、若しくはそのパワーが低減若しくはス
イッチオフされる。
これらソースの箇所及び配向、並びに受信器の連続的に可変の箇所及び配向、ひいては
これらからの反射の方向がひとたび既知となると、2つのビーム又はその反射が交差する
状況の決定及び警告の問題に着手することができる。単数の伝送器への別個のビームソー
スからの2以上の伝送ビームが考慮される。各ビームは異なるターゲットに向けられる。
2つのソースの相対的な幾何学的位置が、伝送器ユニットの製造より既知であり、かつ、
ターゲットの位置及び配向が、以下に記載されるコンパス/加速度計MEMSデバイスの
ような当該ターゲットに関連付けられた電子モジュールから連続的に既知であるから、各
ビーム線の3次元座標表現も既知となる。業界周知の、3次元ユークリッド幾何学に基づ
く広く利用可能な幾何学アルゴリズムを使用することにより、2つの伝送ビームが、ター
ゲットまでの軌道に沿った所定場所で交差するか否か、又はスキュー軌道を有し、ひいて
は交差しないかを信頼性をもって決定することができる。
交差が生じるか否かを決定する代替的な方法は、2つの線は、交差する場合に共通平面
内の存在する必要があるとの観測に基づく。逆にいえば、2つの線は、共通平面内に存在
すると決定できる場合には、同時入射でないとの条件又は平行ではないとの条件で、交差
する必要がある。本開示の新規な方法は、以下のアルゴリズムを用いて、2つのビームが
交差点を有するか、又は少なくとも交差点に近付くかを決定する。一組の平面が、一つの
ビームの軌道まわりに漸増的に回転され、ひいては当該漸増的に回転された平面の共通回
転軸に位置特定される。その後、第2ビームが、予め決定された第1ビームからの最小距
離内で、これらの漸増的に回転された平面のいずれかを通過するか否かが決定される。通
過する場合、これらのビームは、交差点又は近交差点を有するとみなされ、レーザの安全
性を確保するべく、例えば当該ビームの少なくとも一つのレーザパワーをシャットダウン
若しくは低減することにより、又は当該ビームの一つをそらすことにより、リスクを低減
する適切なアクションをとる必要がある。
実際には、この方法は、第1ビームと第2ビーム上の少なくとも一点とにより形成され
る平面を計算することによって行うことができる。この点は典型的に、ビーム起源の又は
そのターゲットとなり得る。これらの点が最もよく知られていて計算が最も容易だからで
ある。そして、第2ビーム上の他点が第1ビーム軸に近い場合、典型的には数ミリメート
ル以内又はビームの数半径分以内の場合、交差の可能性が高く、上述のようにかかる交差
の危険性を軽減するさらなるアクションが必要となり得る。他方、第2ビーム上の平面に
最も近い点がそこから遠い場合、典型的には数ミリメートルを超え、計算誤差マージンを
超え、又はビームの数半径分を超える場合、初期リスクの潜在性は低い。
この方法の利点は、双方のビームが、一を超えるターゲットを有する受信器のフロント
表面のような単数の平坦な表面によって反射される場合、当初のビームが交差していなけ
れば、反射も交差しないことにある。かかる場合、受信器の配向を決定したり、反射の方
向を計算したりする必要はない。これは、一方のビームからの反射と他方のビームからの
反射との交差点もまた無視し得るからであり、ビーム侵入が生じても、第1側から伝送ビ
ームに暴露され、第2側から反射ビームに暴露される結果、ビームの効果が累積されない
からである。
この手順は、関連受信器方向の決定に関与する反射方向の計算よりも、計算上高速とな
り、多数のターゲット及び単数の平坦入射窓を有する受信器すべてに対する安全性の推定
が得られる。
2つのビームがこれらのソースから発散している場合、初期リスク潜在性はまた、低い
初期リスク潜在性とみなされ、安全警告事象のトリガは生じない。他方、ビームが収束し
ており、かつ同一平面上にある場合、システムは、少なくとも単一ビームのパワー、方向
、又は他のビームパラメータ(例えばデューティサイクル)を変更するか、又は2つの別
個の安全システムからのデータを組み合わせ、示された交差事象においてアクションをと
るべく厳格な基準を実施するかのいずれかとなる。
この迅速な評価手順は、2つのビームが実質的に互いに交差すること(これは、双方の
ビームがまた、同じ平面にあることも意味する)に対し、ビームの減衰、オフ又はシフト
によって応答し得る。
ビームの減衰、オフ又はシフトの代替例は、双方の安全システムからのリスク推定を組
み合わせて当該2つの安全システムを敏感にし、ひいてはシステムの安全を保持すること
である。
ビームが同じ平面上になく、又は収束もしていない場合、受信器の配向が決定され、受
信器の位置が決定され、フロント表面からのビームの反射が計算される。ビーム又はその
反射が他のビームと交差し、又はその近傍を通過する場合、リスクを低減するアクション
がとられる。
かかるアクションは、双方の安全システムからのデータを組み合わせて当該双方のシス
テムからの組み合わせられたリスクを推定することとなり得る。これは典型的に、ビーム
をオフにするための高感度のしきい値をもたらす。
代替的に、当該ビームの少なくとも一方がパワー低減され、又は位置シフトされる。
多くの状況において、システムに2を超えるビームが備えられている場合には所望のア
クションを行うべく、異なる組の2つのビームを使用することが好ましい。
ビーム軌道の定義
各ターゲット及び各ビームが同一性すなわちIDを有すると、システムにおける他のコ
ンポーネントは当該IDを検出することができるので、システムは各ビームのソース及び
ターゲットを決定することができる。受信器のIDコードは、伝送器により識別可能であ
り、これは通常、コードを当該伝送器に送信することによって行われるが、ビーム反射検
出に関連して以下に述べるパターンのようなパターン識別、又はバーコードもまたIDと
して使用することができる。
システムは、このデータを使用し、開始点と、ビームの反射点ともなり得るターゲット
点とを決定する。各ビームは、伝送器から開始し、受信器を目指すが、当該受信器により
その構造及び配向に依存する一定のパワーの反射が生じ得る。
システムは、少なくとも部分的に受信器のIDに基づいて当該ビームの反射特性を決定
する。この特性は、どの程度反射されるか、ビームに対してどの角度で反射されるか、ど
の程度発散するか、及び他の特性を含み、伝送ビームだけでなく反射ビームもまた特徴付
けられる。
ビーム放出器及び受信器のうちの少なくともいくつかの位置、ID、及び相対方向に対
して少なくとも一つの検出システムが存在すべきである。受信器及び伝送器には、重力作
用の方向を示す加速度計及び/又は磁北を示すコンパスを含む配向検出器を備えてもよい
。代替実装例は、(a)位置が既知のデバイスへの機械的接続、(b)当該コンポーネン
トの一つにおいて他のコンポーネントの配向、方向又は距離を決定するカメラ、(c)コ
ンポーネントの回折格子から反射を分析することにより決定される当該の距離及び配向、
(d)周囲のものの位置を分析することに基づいてコンポーネントの相対位置を決定する
べく使用され得る当該コンポーネント上のカメラ、(e)GPSの使用、(f)位置及び
配向を決定するべく使用され得るコンポーネントからのRF又は音の反射、並びに(g)
少なくとも2つのビームソースからの三角測量による受信器の位置の決定を含む。
ビームモジュールが、自身から既知の受信器までのベクトルを計算して他のビームモジ
ュールから同受信器までのベクトルを差し引くことによって、当該他のビームモジュール
の相対位置を検出することができる。当該他のビームモジュールが、第1ターゲットから
既知の距離離れた異なるターゲットに給電している場合、当該ベクトルが計算に加えられ
る。かかる状況は、例えばFOVの増大又はパワーの増大を容易にするべく一を超えるタ
ーゲットが受信器に装備されているときに生じ得る。
ビームモジュールは、既にその位置を有する第2システムから当該位置を受信すること
によっても、他のビームモジュールの相対位置を検出することができる。
一方のレーザシステムの他方に対する位置を固定する他の方法は、剛性の機械的保持器
を使用して2つのシステムを機械的に接続し、当該2つのビームモジュール間の距離及び
配向を確実にすることである。かかる機械的接続が2以上のビームモジュール間になされ
るとき、及び当該モジュール間のレーザ発振の方向に関する情報が伝えられるとき、シス
テムは、当該ビームの軌道を計算して当該ビームが互いに交差することを防止することが
できる。
同様に、一方のターゲットの他方に対する位置を固定する方法は、剛性の機械的保持器
を使用して2つのターゲットを機械的に接続し、当該2つのターゲット間の相対的距離及
び配向を確実にすることである。かかる機械的接続が2以上のターゲット間になされる場
合、及び反射を引き起こす表面の相対的方向が既知である場合、そして入来するビームの
方向が既知である場合、反射の方向を予想して、かかる反射が他の反射ビーム又は伝送ビ
ームと交差するときに応答することが可能となる。
代替的に、一を超えるターゲットを有する可撓性受信器が、そのターゲット間の相対位
置の決定及び送信を許容するセンサを有してもよい。
異なるターゲットの反射表面を決定する一つの方法は、共通の反射器、典型的には一体
化されたフロント窓、を有することである。
制御ユニット
制御ユニットが、中間表面からのいずれかのビーム、若しくは互いに近接して通過する
2つのビーム、又は互いに近接して通過する伝送ビーム及び反射ビーム、若しくは互いに
近接して通過する反射ビーム及び伝送ビームに応答し、当該問題を解消するアクションを
とるように構成される。かかるアクションは、伝送ビームのうちの一つ以上のパワー低減
若しくはビームの完全オフ、当該ビームのうちの一つ以上を異なる方向に向けること、当
該ビームのうちの一つ以上の放射輝度の低減、又は、例えば警報信号を鳴らすことにより
ユーザにアクションを行わせることを含み得る。
代替的に、制御ユニットは、例えば、ビームをオフにすること又はそらすことのような
安全アクションのためのしきい値を厳格にする方法によって、異なるビームからの組み合
わされたリスクの可能性を考慮に入れた態様で安全システムを動作させてもよい。例えば
、2つのビームが交差しない場合、安全システムは、ビームの5%がブロックされている
ときに応答する一方、当該ビームが交差する場合、安全しきい値はいずれかのビームの2
.5%まで変更され得る。
関連データを当該決定がなされるポイントに到達させる通信チャネルを存在させる必要
がある。開始点位置、ターゲット、及び受信器配向に関するデータが受信される少なくと
も一つの制御ポイントをシステムに存在させる必要がある。伝送ビーム及び可能であれば
その反射ビームの少なくともいくつかの方向が計算され、問題が検出されると、それに応
じてなされる決定を使用して当該問題を解消するアクションがとられる。制御ポイントは
、いくつかのシステム間に、及びシステム内の複数個所間に、分散されてよい。かかる制
御ポイントは、送電装置において使用されるサブシステム、双方のビームシステム、及び
受信器のうちの少なくともいくつかとデータ通信する。
反射表面
いずれかのビーム伝送システムに存在し得る他の危険は、ビーム経路の一つに意図しな
い反射表面が存在することである。かかる意図しない介在反射表面からの反射は、設置さ
れた安全システムにより考慮されないかもしれないので、ユーザの危険をもたらし得る。
この問題を克服するべく、本システムは、ビーム経路におけるこのような反射表面を検出
し、当該ビームをオフに若しくはそのパワーを低減し、又はその方向を変更することがで
きるように適合される。代替として又は加えて、システムは、付加的な反射の結果として
反射ビームの変化した軌道が、高められた安全システム基準によって保護されることを確
実にするべく、厳格な安全基準を課すように構成することもできる。安全システムはまた
、受信器のフロント表面からの反射が検出される場合に、警告してからアクションをとる
こともできる。
当該ビームのうちの一つの軌道に沿ったどこかのミラーにおける反射の存在は、当該ビ
ームが向けられたのと同じ軌道に沿って見たターゲットの画像の検査によって容易に確か
めることができる。ターゲットの画像は、有利なことに、その画像を与えるべくターゲッ
トをスキャンすることができるスキャニングデバイスのような低パワーでビームソースを
使用することによって取得することができる。ターゲットには、2Dバーコードの場合に
おいてのように、形状が既知であるか又は形状がアルゴリズムで検証され得る非対称パタ
ーンが装備される。パターンは、少なくとも一つの鏡面又は不適切な回転操作によりそれ
自体と同一とならないようにすべきであり、好ましくは、任意の回転及び移動操作並びに
奇数回のミラー操作を含むタイプの対称性を有する非対称パターン又は対称パターンのい
ずれかとなる。
当該物体のスキャンされた画像、又は受信されたビーム形状が、物体自体の形状又は伝
送ビーム形状それぞれの形状と同じ対称性を現す場合、ミラー反射が当該軌道に沿って生
じていない可能性がある。これは条件ステートメントとなる。偶数個のミラーでは偽の陰
性結果が生じる一方、測定チャネルのノイズでは偽の陽性結果が生じ得るからである。他
方でスキャン画像が、物体の対称性とは反対の対称性を現す場合、これは、画像経路がミ
ラー内で反射され、ひいては伝送ビームが同じ反射を受けたことを示す。受信器は、ビー
ム形状を検出し、それが鏡像か否かを決定するか、又はそれを決定する何らかの他のユニ
ットについての関連情報を送信する。
かかるパターンは、形状、点、又は区別可能なコンポーネントからなり得る。複数のパ
ターンの区別は、これらの位置、相対位置、応答、(例えば反射、色付き反射、着色反射
、電子応答、点滅、RF送信、移動、振動、反射特性、蛍光、又は受信器外部で検出可能
な任意の他の応答)を介してなされる。
非対称パターンの代替として、右順又は左順を決定するべくバーコード又は2Dバーコ
ードを使用することもできる。軌道がミラー反射を受けていない場合、バーコードは意図
した正しいコードで読み取られる。他方、軌道が反射を受けている場合、バーコードは正
しくないコードで読み取られ、ミラー反射の存在が簡単に決定され得る。
ターゲット上の非対称物体の画像の光スキャニングの代替として、画像の対称性を純粋
に電子的に決定することもできる。この方法は、一連の対称性ターゲットを使用する。各
ターゲットには、その相対位置に対応する標識コードがラベル付けされ、これが、ネット
ワーク接続を通して伝送器へと送信され得る。ビームは、一つのターゲットから隣接する
ターゲットへと動かされ、方向感知検出器回路が、画像からの信号が読み取られている方
向順序を決定することができる。これは、コードの電子的読み取りによって決定されると
きに検出された新たなターゲットが、同じ方向において直接経路の結果として対称性反転
が存在しないことの表示、又は反対方向においてミラーの反射の結果として対称性反転の
表示、を読み取るか否かに注目することによって達成される。
例えば、一方向における部分的に対称な光パターン、及び他方向における部分的に対称
な電子パターンのような、光学的方法及び電子的方法双方を組み合わせるシステムも実装
することができる。
電子的伝送は、赤外線、超音波又は光の信号のようなデータ通信という他の手段によっ
て置換することもできる。
多数の光起電セルからの電力出力の結合
受信器において、2以上のターゲットが、2以上の入射ビームのパワーを吸収して電力
に変換するべく使用される場合、異なる光起電(PV)回路からの電力を、単一の電源に
結合することができる。この結合を達成する様々な方法が存在する。
単数のPVセルからの電圧は、システムがその電力放出を最小限の安全レベルを上回る
ように増大させるのに本質的ないくつかの安全機能を行うべく必要とされるのが典型的な
電子回路の動作にとって十分に高いわけではない。
したがって、直列に接続された多数のセルからの電圧を結合することは、典型的に電子
回路が要求する高電圧を生成するための、多くの先行技術システムにおける選択肢となっ
ている。
単数又は複数のセルからの電圧は、当該電圧をほとんどの電子回路が動作し得るレベル
まで増加させるべくDC/DC変換回路を必要とする。典型的に、ほとんどのシリコン系
電子回路は、1.2(V)より上で動作し、オプションとして1.8(V)、3.3(V
)、および5(V)で動作する。いくつかの回路は、低電圧で動作するが1(V)未満で
動作する回路を設計することは困難であり、0.8(V)未満で動作する回路を設計する
ことは極めて困難である。赤外光を使用する無線送電を目的として使用されるセルは、接
合当たり0.5(V)未満を生成するのが典型的であり、セル当たり単数の接合のみが使
用されるのが典型的である
本記載のシステムにおいて、受信器当たり一を超えるPVセルが存在してよく、異なる
セルからの電力出力が組み合わされてDC/DCコンバータに供給され、電圧を1(V)
レベル超過とする。
多数のPVセルからの出力が直列に接続される場合、DC/DC回路は、異なるセルの
電圧の合計近くの電圧で動作するときに最適な性能を有する。セルを直列接続する欠点は
、すべてのPVセルが少なくとも一定の電流を生成しているときにのみ当該電力を高電圧
に変換することができることにある。すべてのセルを流れる電流が等しくなければならな
いからである。いくつかの場合、この制限は、すべてのセルが照射されるまでずっと、受
信装置における補助電子サブシステムがオンになることを妨げる。かかる補助システムは
、充電ビームの識別、及び伝送器への安全データの送信のような、様々な重要タスクのた
めに必要となり得る。このような場合、第1ビームからの反射の方向は未知なので、第1
ビームからの反射が第2ビームと交差して危険スポットを生成し得る。ここで、安全限界
を厳格にする必要がある。双方のビームが等しい場合には2倍にするのが典型的である。
本開示は、かかる問題を回避する6つの可能な解決策を、実装に応じて以下のように記
載する。
(a)第1ビームをターゲットにロックオンした後、受信器からの応答が受信されるま
で、伝送ビームのパワーを安全しきい値の50%未満に維持すること。これは、安全シス
テムの感度を増大させるか、又は、例えば、ビーム1を短時間だけオンにし、ターゲット
にロックオンし、オフにし、その後ビーム2をオンにし、ターゲットにロックし、オフに
し、そして双方のビームがターゲットにロックオンされるまで再び再始動することのよう
に、当該ビームを時間的に分離するかのいずれかによって達成することができる。
(b)一つのみのビームが一つのPVセルを照射する場合であっても当該補助システム
の動作を許容することができる第2電源を受信器に設けること。かかる補助電源は、後に
すべてのPVセルが照射されるときに再び充電することができる。
(c)DC/DC回路に対し、直列モード及び単数PVモードの双方で動作するのを許
容し、単数PVセルのみが照射される場合であっても応答するべく構成すること。
(d)セルの照射前にセルを並列接続し、その後、ひとたび照射が検知されたら当該セ
ルを接続すること。
(e)各セルを、異なるDC/DC変換器に別個に接続し、出力を並列又は直列接続す
ること。
(f)セルを並列接続すること。
多数のPVセルからの出力は、並列に接続することができる。このためには典型的に、
DC/DC回路を低動作電圧かつ高電流に設計することが要求される。これは一般に、低
効率又は高コストのいずれかをもたらすが、追加の電源なしで、かつ、双方のモードで動
作することができるDC/DC回路なしで、単数のセルのみが照射されているときでも当
該回路を動作させることができるという付加的な利点がある。
一を超えるPVセルが存在する場合、システムが依然として単数PVセルのみが照射さ
れるときに応答する能力を維持する限りにおいて、PVセルは、直列接続と並列接続との
組み合わせで動作させることができる。これは、各PVセルを、少なくとも第2セルの照
射の前にDC/DC回路に直接接続することによって、又は、第2セルの照射の前に必要
な安全機能のための他のエネルギー源を使用することによって、なされ得る。
光起電セルの出力の利用
典型的に、受信器の出力は、公称電圧からの狭いマージンに維持される3.3(V)又
は5(V)のような一定の安定化電圧を供給するべきである。PVセルの入力におけるエ
ネルギーレベルは、伝送器によって制御されるが、多くの他の因子による影響を受ける。
その多くには、システムの制御が及ばない。例えば、人間が受信器とともに歩き回る効果
がある。したがって、クライアント負荷が必要とする正確なエネルギー量を供給すること
は難しい。よくあることだが、過剰エネルギーが生成され、かかる過剰エネルギーは、電
圧が固定されていると変換器出力において過剰電流に変換され、電圧が固定されていない
と過剰電圧に変換される。この過剰電流は、クライアント負荷に有害となり得る電圧増加
なしにクライアント負荷に強制的に供給することができないので、電気エネルギー以外の
エネルギーの形態に貯蔵又は変換する必要がある。
本開示は、過剰電流を貯蔵し又は異なる形態のエネルギーに変換するためのいくつかの
方法を提案する。
第一に、過剰エネルギーをコンデンサ及び/又はコイルに貯蔵することができる。
電池が存在する場合、過剰エネルギーは、電池に供給してそこに貯蔵することができる
過剰エネルギーはまた、受信器からラジオ波、光、又は赤外線エネルギーの形態で伝送
することによって伝播してもよい。
最後に、このエネルギーは、典型的には抵抗器又はツェナーダイオードを使用して熱に
変換され得る。
ツェナーダイオードは、出力において一定電圧を維持するのに役立つので有利である。
典型的に、ツェナーダイオードは、所望の出力電圧よりもわずかに高い電圧で導電するよ
うに選択され、応答が早く低コストであるとの利点を有する。
過剰エネルギーを熱に変換する他の方法は、光起電セルをその最大電力点(MPP)電
圧とは異なる電圧で動作させることによる。PVセルからの電力伝送効率は、そこに入射
するビームパワー、及びクライアント負荷の電気特性の双方に依存する。ビーム照射レベ
ルは可変なので、最高の電力伝送効率を与える負荷特性も可変である。システムの効率は
、負荷特性が電力伝送を最高効率に維持するようなときに最適化される。この負荷特性は
MPPと称され、最も有用な電力出力を得るべくPVセルに負荷を提示するように最大電
力点追跡(MPPT)回路が使用される。動作点をMPPから意図的にシフトする回路を
使用することにより、光起電効率を低減することができ、正しい電力を正しい電圧でター
ゲットに送達することが、廃棄されるべき過剰なエネルギーが存在する条件下で達成され
得る。
イントラシステム及びイントラシステム通信
同じ視野の少なくとも一部分を共有する異なる伝送器によってビームが生成されるのを
防止するべく、異なるビームが占有する体積に信号伝達するようにデータをシステム間で
転送する必要がある。各システムは、その視野がレーザビームによって占有され得ること
を信号伝達する少なくとも一の表示を送信することができる必要がある。典型的には、ビ
ームの数、波長、パワー、3D空間における原点、3D空間における方向、ビーム直径又
は等価物、検知能力、コヒーレンス長データ、ビームデータのタイミング及びデューティ
サイクル、ビームデータの将来の傾向、並びに製造者コード及びネットワークパラメータ
を含む一組のデータを送信する。
各システムは、当該データの少なくとも一サブセットに応答することができる必要があ
る。このデータは、システム間、ピアツーピア、又は共通サーバに送信することができ、
他のピア又は主要サーバから受信することができる。典型的に、受信及び送信されるデー
タは同様であり、ビームが現在パワーを伝送するシリンダのような、レーザを向けるのを
回避するべき方向として、システムによって解釈可能である。ビームモジュールは、同じ
視野又はその一部分が他のビームによってカバーされるときに、異なる動作視野を有する
ように、例えば、他のビームによってすでに電力供給されているターゲットへの電力供給
を回避するべきとの命令のように、管理される。
上記通信チャネル又は付加的な別個のチャネルにより、ビームモジュールはその近傍に
おいて、他のビームモジュールを検出することができる。本開示は、ビームモジュールが
、同じ視野又はその一部分をカバーする他のビームモジュールの存在を検出することを可
能にする4つの方法を提案する。
(a)第1システムにおいて、一を超えるビームと光通信する受信器が、ビームIDの
識別によって、一を超えるビームの視野内に受信器が存在することを検出する。その受信
器はその後、他の受信器が近くに存在することを示す信号を送信し、この信号が当該ビー
ムモジュールのうちの少なくとも一つにより受信され、又は外部制御ユニットにより受信
される。
(b)第2システムにおいて、各ビームモジュールは、例えばそのレーザで視野をスキ
ャンすることによって他のシステムが受信した信号を送信し、その信号は他のビームモジ
ュールが受信し、他のシステムが近くに存在することを示すものと解釈される。
(c)第3システムにおいて、ユーザ自身が一以上のシステムに対し、同じ視野を共有
する他のシステムの存在を示す。
(d)第4システムにおいて、製造業者が、いくつかのビームモジュールを機械的に接
続するなどして一緒にパッケージし、互いに認識するようにシステムを構成する。
通信は、システム間で直接、又はネットワーク若しくはサーバ接続を使用して行うこと
ができる。
すなわち、本開示に記載のデバイスの典型的な実装に従って、ビームソース及び多数の
ターゲットを含む多ビーム無線送電システムにおいて安全性を確保する方法が与えられ、
この方法は、
(a)少なくとも2つのビームの軌道上のいずれかの点が所定の安全距離よりも互いに近
付いているか否かを決定し、近付いている場合に、(i)少なくとも一つのビームを減衰
させること、(ii)少なくとも一つのビームをオフにすること、及び(iii)少なく
とも一つのビームをそらすことのうちの少なくとも一つを行うステップ、又は
当該決定に関連付けられたデータをコントローラに送信するステップであって、当該コン
トローラは、当該データの分析に基づいて、(i)少なくとも一つのビームを減衰させる
こと、(ii) 少なくとも一つのビームをオフにすること、及び(iii)少なくとも
一つのビームをそらすことのうちの少なくとも一つを行うように適合されるステップと、
(b)当該送電システムにおいてターゲット上のパターンの画像データを受信することに
より、いずれかのビームの経路に反射表面が存在するか否かを検出し、当該画像データか
ら生成された画像が当該ターゲット上の当該パターンの画像データと比較して鏡像の形態
を有するか否かを決定し、有する場合に、少なくとも、パターンの画像データが鏡像の形
態を有するターゲットに向けられたビームを、(i)減衰させること、(ii)オフにす
ること、及び(iii)そらすことのうちの少なくとも一つを行うステップ、又は、
当該決定に関連付けられたデータをコントローラに送信するステップであって、当該コン
トローラは、当該データの分析に基づいて、少なくとも、パターンの画像データが鏡像の
形態を有するターゲットに向けられたビームを、(i)減衰させること、(ii)オフに
すること、及び(iii)そらすことのうちの少なくとも一つを行うように適合されるス
テップと
を含む。
上記方法において、画像データは、ターゲットをビームによりスキャンすることによっ
て得られる電子画像データとしてよい。したがって、画像データは、ターゲットから送信
された電子データを収集することにより、又はカメラの使用により、蓄積することができ
る。
上記方法はさらに、ステップ(a)及びステップ(b)の決定のいずれかが陽性の場合
に警報を発行するステップを含む。
付加的に、上記方法のいずれかにおいて、当該ビームの少なくとも一つは、ビームソー
スからの伝送ビームとしてよく、又はターゲットからの反射ビームとしてよい。
上記方法のなおもさらなる実装例によれば、ビームを減衰させることは、ビームソース
を調整することによって行われてよく、ビームをオフにすることは、そのビームソースに
おいて、又はシャッタの使用によって行われてよく、少なくとも一つのビームをそらせる
ことは、ビームスキャニングデバイスの使用によって行われてよい。
さらに、ビームソースにより伝送されるビームの軌道を、当該ビームソースの既知の位
置、並びに空間内で当該ビームを向けるべく使用されるビームスキャナデバイスの既知の
配向及び位置の使用によって決定してよい。反射ビームの場合、その位置及び配向は、タ
ーゲットに衝突する伝送ビームの軌道と、当該ターゲットの位置及び配向とを確かめるこ
とによって決定することができる。この場合、ターゲットの位置及び配向は、当該ターゲ
ットに対する既知の位置に取り付けられた加速度計及びコンパスを使用することによって
決定してよい。代替的に、ターゲットの位置及び配向は、ターゲットに機械的に接続され
たデバイスから受信してよく、又は代替的に、ターゲットの画像又はターゲット上のパタ
ーンを分析することによって計算してよい。
前述の方法のいずれかにおいて、少なくとも2つのビームの軌道上のいずれかの点が所
定の安全距離よりも互いに近づいているか否かを決定することは、
(i)第1ビーム及び第2ビームの位置及び配向を決定することと、
(ii)第1ビームを含む少なくとも一つの平面を計算することであって、当該平面はそ
れぞれが第1ビームの軌道を含むことと、
(iii)第2ビームが当該少なくとも一つの平面に交差する少なくとも一つの点を決定
することと、
(iv)第1ビームの軌道からの少なくとも一つの点のそれぞれの間の距離を測定するこ
とと
を含んでよい。
上述の方法のなおもさらなる実装例によれば、少なくとも2つのビームの軌道上のいず
れかの点が所定の安全距離よりも互いに近づいている場合、分析することはさらに、当該
少なくとも2つのビームの予測結合パワーレベルが所定の安全レベルよりも大きいか否か
を決定することを含む。
少なくとも2つのビームの軌道上のいずれかの点が所定の安全距離よりも互いに近づい
ているか否かを決定するステップから得られるデータの分析はさらに、2以上のビームに
関連付けられた全体的リスクを、当該ビームの交差確率と、当該ビームの結合パワーレベ
ルが所定の安全レベルを超える確率との双方を考慮することによって計算することを含む
最後に、上記方法のいずれかにおいて、当該ターゲットの少なくともいくつかは、携帯
電話デバイスに取り付けてよい。
本開示に記載の他の実装例に従ってさらに与えられるのは、無線電力を、当該無線電力
を受信するべく適合された多数ターゲットに伝送するシステムであり、このシステムは、
(i)それぞれが無線電力のビームを生成する少なくとも2つのビームソースと、
(ii)各ビームソースに関連付けられたビームスキャニングデバイスであって、それぞ
れが伝送ビームを直接ターゲットに向けるべく適合されたビームスキャニングデバイスと

(iii)伝送システムに配置されて当該ターゲットのいずれかにおけるパターンの画像
データを生成するべく適合されたイメージングユニットと、
(iv)コントローラと
を含み、
当該コントローラは、
(a)少なくとも2つのビームの軌道上のいずれかの点が所定の安全距離よりも互いに近
付いているか否かを決定し、近付いている場合に、(i)少なくとも一つのビームを減衰
させること、(ii)少なくとも一つのビームをオフにすること、及び(iii)少なく
とも一つのビームをそらすことのうちの少なくとも一つを当該システムに行わせるように
当該コントローラを構成するステップと、
(b)当該伝送システムにおいて当該パターンの画像データを受信することにより、当該
ビームのいずれかの経路に反射表面が存在するか否かを検出し、当該画像データから生成
された画像が当該ターゲット上の当該パターンの画像データと比較して鏡像の形態を有す
るか否かを決定し、有する場合に、(i)少なくとも一つにビームを減衰させること、(
ii)少なくとも一つにビームをオフにすること、及び(iii)少なくとも一つにビー
ムをそらすことのうちの少なくとも一つを当該システムに行わせるように当該コントロー
ラを構成するステップと
を行うべく構成される。
かかるシステムにおいて、少なくとも2つのビームソースの相対的な幾何学的位置が既
知である。
上記システムにおいて、この知識は、それらの間の機械的接続のおかげで、又は
(a)少なくとも2つのターゲットの相対的なベクトル位置と、
(b)当該少なくとも2つのビームソースの第1ビームソースからのビームを受信する第
1ターゲットの、第1ビームソースに対するベクトル位置と、
(c)当該少なくとも2つのビームソースの第2ビームソースからのビームを受信する第
2ターゲットの、第2ビームソースに対するベクトル位置と
に基づくベクトル計算を行うことによって、取得することができる。この場合、当該少な
くとも2つのターゲットの相対位置は、当該少なくとも2つのターゲットが単数の受信器
に組み入れられるおかげで既知となる。
本発明は、図面と併せて以下の詳細な説明からより完全に理解及び認識される。
一対の受信器に向かって3つの別個のビームを放出する多ビーム伝送器の模式的な図である。 典型的な多ビーム伝送器及び単ビーム伝送器を示す。 少なくとも2つのビームを受信する2つのターゲットを有する典型的な受信器を示す。 図2に示されるような多ビーム伝送システムにおけるビーム交差点の生成とそれによりもたらされる危険性を示す。 ビーム交差の適切な制御を確実にするべく本願の方法に係る多ビーム伝送を管理する方法のフローチャートを示す。 伝送器からターゲットへのいずれかのビームの経路内にいずれかのミラー表面が配置されているか否かをシステムがどのように決定するかを示す。 画像ターゲット標識の対称性を決定する純粋に電子的な方法を模式的に示す。 2つのビームソース及びそれらのターゲットの相対位置を、受信器におけるビームソースのターゲットに対する既知の位置のベクトル減算によってどのように決定し得るのかを模式的に示す。
ここで図1を参照すると、多ビーム伝送器1が模式的に示される。これは、3つの別個
のビーム2、3、4を受信器6及び7に向けて放出し、上記概要セクションに記載された
システムの関連動作を制御するコントローラ12を組み入れる。図1には制御システムが
伝送器ユニットに搭載されるように示されるにもかかわらず、上記概要セクションに記載
されたように、どこに配置されても、又は近傍のいくつかのシステム及び箇所にわたって
分散されてもよい。
受信器6は、ビーム2が向けられた単数のターゲット5を含む。ビーム2のパワーが受
信器6によって、受信器に統合され得る電力コネクタ10を通してクライアントデバイス
(図面には示さないが例えば電話機)に供給される安定電圧の電力に変換される。
多ターゲット受信器7にパワーを送達するべくビーム3及び4の双方が使用される。ビ
ーム3がターゲット8に向けられ、ビーム4がターゲット9に向けられる。受信器7は、
ビーム3及び4双方からの光パワーを電力に変換し、双方のビームからの電力を合計し、
その電力を充電対象デバイスに送達する。
受信器6は、ビーム2を検出すると応答してデータを送信する。受信器7は、ビーム3
及び/又はビーム4のいずれかを検出すると応答してデータを送信する。
データ送信の方法は示さないが、典型的には、RF、IRを通して、又はインターネッ
ト接続を通して達成され、データ分析を目的として伝送器により受信される。
送信は典型的に、受信器ID、単数又は複数のビームのID、受信パワー、合計及び各
ビーム当たりか否か、並びに配向情報を含むが、他のデータ又は当該データのほんの一部
分も含み得る。
ビーム2、3及び4は、互いに交差するようには示されないが、同じ平面上には存在し
ない。これらの受信器からの反射もまた、互いに交差せず、入射ビームと動作するわけで
もない。
ここで図2を参照すると、多ビーム伝送器21及び単ビーム伝送器22が示される。多
ビーム伝送器21は、レーザ23及び操舵ミラーSM1からなる第1ビームモジュールを
含み、操舵ミラーSM1の当該ビームを傾ける最大能力によって制限される視野を有する
。視野FOV1は、当該視野の一方の範囲で操舵ミラーSM1及び点p4を通過する線ま
で広がり、当該視野の他方の範囲で操舵ミラーSM1及び点p1を通過する線まで広がる
。理解すべきことだが、この記載には、2D図面の性質ゆえに2次元的説明が与えられる
が、実際の視野は、かかる2D表現の3D回転となるのが典型的である。
伝送器21はまた、レーザ26及び操舵ミラーSM2からなる第2ビームモジュールを
含み、操舵ミラーSM2が当該ビームを傾ける最大能力によって制限される視野を有する
。視野FOV2は、一端において操舵ミラーSM2及び点p5を通過する線まで広がり、
操舵ミラーSM2及び点p2を通過する線まで広がる。理解すべきことだが、かかる記載
は、この2D図面の性質ゆえに2次元的であるが、実際の視野は、かかる2D表現の3D
回転となるのが典型的である。
伝送器22はまた、レーザ28及び操舵ミラーSM3からなる第3ビームモジュールを
含み、操舵ミラーSM3が当該ビームを傾ける最大能力によって制限される視野を有する
。視野FOV3は、一端において操舵ミラーSM3及び点p6を通過する線まで広がり、
操舵ミラーSM3及び点p3を通過する線まで広がる。理解すべきことだが、この記載は
、この2D図面の性質ゆえに2次元的であるが、実際の視野は、かかる2D表現の3D回
転となるのが典型的である。
受信器24は、FOV1及びFOV2の内側かつFOV3の外側に存在する。
受信器25は、FOV3及びFOV2の内側かつFOV1の外側に存在する。
したがって、受信器24は、レーザ23を使用して、又はレーザ26を使用して給電さ
れ得る。
したがって、受信器25は、レーザ26を使用して、又はレーザ28を使用して給電さ
れ得る。
受信器24及び25は、ビームが存在する場合にどのビームが受信器24及び25に給
電しているかを、典型的にはビーム自体についてエンコードされた情報をデコードするこ
とによって検出する。各受信器は、給電するビームの受信電力を測定し、受信器ID、受
信器配向、検出されたビームID、ビーム当たりの受信電力、能力、及び他のデータを送
信する。これらのデータは、伝送器21及び伝送器22の双方によって、及び場合によっ
ては他の受信器及びシステムコンポーネントによって、受信される。
伝送器21は、レーザ23及び26の相対的な開始点及び方向を認識する。これは、操
舵ミラーの空間内位置及び配向が、受信器の位置と同様に既知だからであり、それゆえに
伝送器21は、ビームを、相互交差を回避するように方向付けることができる。双方のレ
ーザビームが同じ平面内に存在かつ収束するとき、伝送器21は交差点(存在すれば)を
計算し、交差していれば、全体的なリスクが存在するか否かを決定するべく双方のビーム
からのリスクを推定する。
伝送器21は、受信器24及び25からデータを受信するとき、モデルID及び傾き(
通常は重力鉛直及び磁北に対して計算される)と、各受信器の範囲とに基づいて、各受信
器からの反射の方向を計算し、潜在的な交差点があれば、どこに位置するのかの評価を行
う。
受信器25は、伝送器21及び22双方の視野に存在するので、各伝送器が送るビーム
を検出して報告することができる。ビームを送らなかった伝送器は、報告送信を受信し、
同じ視野を共有する他方の伝送器を位置特定してこれと通信する手順を開始する。
双方の伝送器21及び22間の通信チャネルを確立した後、ビームの方向及び反射に関
する情報が交換される。
ここで図3を参照すると、2つのターゲット32及び34を有する典型的な受信器31が
示される。これは、少なくとも2つのビーム33及び35を受信し、当該ビームにおける
パワーを電力に変換し、その電力を、当該電力を利用するシステムに導体36を通して供
給する。
ビーム33及び35は、ターゲット32及び34双方において受信器31によりほぼ完
全に吸収され得るサイズ及び形状を有する。
ビーム33が、ターゲット32に向けられてターゲット32の境界によって完全に囲ま
れる一方、ターゲット34に向けられるビーム35は、ターゲット34からわずかに広が
る。ビームソースのスキャニング機能を使用してターゲットを低電力で画像化することに
より、ビーム35のようなビームがターゲットの中心に置かれるのを保証することができ
る。その後、ビームソースがそのパワー出力を、ターゲットへの送電に必要な出力まで増
加させ得るようになる。
受信器31は、ビーム33又は35いずれかのわずかな部分、典型的には0.1%~4%
であるが、場合によっては25%まで、の反射を生じさせ得るフロント表面を有する。反
射の程度は、当該表面の汚染、及び入射角度に依存し得る。
受信器31には、カメラ、コンパス、ジャイロスコープ、加速度計、コンパス、GPS装
置、三角測量デバイス、又は相対配向を決定することができるデバイスへの電子的接続の
ような、空間配向を検出する検出器と、その情報を伝送器に通信するデータ送信器とが装
備される。重力方向検出器としての加速度計をコンパスとともに使用することにより、一
般的かつ安価な検出システムを容易に達成することができる。かかるデバイスは、MEM
Sベースのチップとして広く入手可能である。伝送器のソースもまた、受信器の座標系を
当該ソースの座標系に直接関連付けることができるように、同様のコンポーネントが装備
される必要がある。
他のデバイスからの距離又はエコー(音、光、電波)を測定することによる三角測量デ
バイスは、伝送器又は受信器のいずれかに配置してよい。
ビーム35は、わずかにターゲットから外れるように示されるが、これは典型的に、受
信器36に「ターゲット上にないとのメッセージ」又は受信パワー測定値が低いことのい
ずれかを報告させる。
ここで図4を参照すると、図2に示されるような多ビーム伝送システムにおけるビーム
交差点の発生と、それによって生じる危険が示される。
かかる典型的なシステムにおいて、伝送器又はビーム生成モジュール41及び42は、
ビーム43及び44をそれぞれ受信器45及び46に向けて伝送している。ビーム44の
一部分が反射40として、受信器45のフロント表面から反射される。ビーム43の一部
分が反射39として、受信器46の表面から出るように反射される。
ビーム44は、点47においてビーム43と交差する。
反射40は、点49において反射39と交差する。
ビーム43は、点48において反射40と交差する。
理解すべきことだが、図4の画像は2D画像であり、3Dの状況を説明するべく使用さ
れ、これと3Dの現実との間には差異が予測される。
またも理解すべきことだが、現実3D世界におけるビーム及び反射は幅を有し、ビーム
が互いに近く、典型的には1~10mmの距離内にあり、時には50mmの距離にもなる
任意の状況も、同様の結果を有し得る。
点47、48、49における人又は物体が、直径1mm、3.5mm、7mm、50m
m又は10mmの円形面積にわたる放射輝度、パワー、エネルギー、平均エネルギーのレ
ベルに暴露され得る。ホットスポット、すなわちコヒーレント又はインコヒーレントな効
果の結果として作成されるホットスポットも、許容レベルを上回るものは、システム由来
の他の一般的なリスクとなる。このリスクは、暴露の様々な側面から生じ得る。皮膚熱傷
のリスクは「ホットスポット」から生じる。すなわち、眼の損傷は、瞳孔領域にわたる平
均パワーに由来する。「ホットスポット」からの小さな粒子由来の火災の危険、大きな粒
子からの火災の危険は、吸収エネルギーの合計に依存し、望遠鏡を通してシステムを見る
人のリスクは、望遠鏡のレンズ(50mm)にわたるパワーの平均によって測定され得る
。システムは、様々なリスクを評価しなければならない。
このような危険な交差点における許容レベルを上回るこのような暴露を防止するべくシ
ステムは、パワー又は方向のような、一方又は双方のビームのパラメータの改変、又は一
つのビームを終了しての、典型的には他のビームへの置換のいずれかをする。
ビーム間のコヒーレンス、機械的不安定性、光及び指向の不安定性、方向の不確実性、
及びシステムのノイズのような効果は、ビーム/反射間において危険とみなされる距離を
有意に増大させ得る。
点47、48、49は「危険点」とみなされ、安全システムの特別な注意を必要とする
。具体的に、安全システムは、当該ビームの他部分に対し、近傍の他ビームを考慮する必
要はないが、かかる「危険点」において安全システムは双方のビームからのパラメータを
考慮し又はかかる状況を回避する必要がある。
ここで図5を参照すると、ビーム交差の適切な制御を確保する本願の方法に係る多ビー
ム伝送を管理する方法のフローチャートが示される。伝送中、以下の方法は連続的に実施
される。
ステップ51において、システムは、ミラーに衝突する経路に沿っていずれかのビーム
が伝送されているかを検証する。ビームがミラーを介して伝送されているとわかる場合、
ステップ52において当該ビームが減衰され又は典型的にはオフにされる。
ミラーを介して伝送されたビームが見出されない場合、システムはビームが同じ平面内
に存在するか否かをチェックする(53)。同じ平面内に存在するビームがチェックされ
、発散しているか又は収束しているかがステップ54において確認される。ステップ54
及び53は任意の順序で行ってよい。収束していない同一平面内のビームに対しては、反
射ベクトルの範囲及び方向がステップ55及び56において決定され(再びであるが順序
は重要ではない)、その後、ステップ57において、任意の2以上の反射が同一平面内に
あるか否かが推定される。何も見つからなければ、ステップ58において、いずれかの反
射がビームと同じ平面内にあるか否かが推定される。何も見つからなければ、システムは
伝送を継続し、典型的にはステップ60においてこれらのアクションの一部又はすべてを
反復して行う。
ステップ54において、複数のビームが収束しかつ同一平面内にあることがわかった場
合、ステップ59において、2つの関連安全システムからのデータが結合されて2つのビ
ームに対する統一されたリスク評価とされ、そうすることによって安全しきい値が引き上
げられるか、又は少なくとも一つのビームが減衰され又はそらされる。
同様に、ステップ57及び58のいずれかにおいて、交差の可能性を決定しなくても、
ビーム/反射がちょうど同一平面内にあることがわかった場合、方法はまたステップ59
にも進み、そこで同じアクションが行われる。
ここで図6を参照すると、伝送器からターゲットへのいずれかのビームの経路内にいず
れかのミラー表面が配置されているか否かをシステムがどのように決定するかが示される
。受信器61上には、非対称パターン62が存在する。ミラーを通してスキャンされ又は
見られるとき、受信器61は、非対称パターン66を有する画像65として現れる。パタ
ーン66は、すべてのタイプの回転がパターン62と異なるので、システムは、画像65
がミラーを通して見られたことを検出し、ビームをオフにすることによって応答する。
非対称性パターン64を有する画像63は、受信器61から見たパターン62である。
パターン64を回転することにより、パターン62と重ねることができるので、パターン
64がミラーを通して見られておらず又はスキャンされていないことがシステムにとって
明らかである。
他方、受信器61の画像67上のパターン68は、伝送器にとって既知のパターン62
と重なり合うことはできない。すなわち、システムは、パターン68がミラー反射を通し
て見られ又はスキャンされていることを推測することができる。
システムが受信器を検出し、当該受信器がミラーを通して見られていると決定する場合
、ミラーを介してパワーを当該受信器に伝送することを控える。システムはさらに、さら
なる使用のために位置を記録し得る。これは、同じポジションを再びスキャンすることを
控えること、又はかかるスキャンの周波数を下げることを含み得る。
ミラー位置の計算は、実際の物体の検出とその「鏡像」の検出を必要とするが、以下の対
になった方程式を解くことによって行うことができる。
V1=V2+V3
V4=V2-V2*|V3|/|V2|
|V2|+|V3|=|V1|
|V1|=|V4|
ここで、V1は、実際の物体へのベクトルであり、
V4は、ビームソースから「鏡像」へのベクトルであり、
|Vn|は、ベクトル|Vn|の長さであり、
V2は、ビームがミラーに衝突する当該ミラー上の点へのベクトルであり、
V3は、当該点から受信器の鏡像へのベクトルである。
ベクトル計算のこのスキームには、多くのバリエーションが存在し得る。
ミラーがV2に見出され、その方向は、V2とV3とがなす角度を分割することにより
見出され得る。
ミラー位置はさらに、ミラー画像の代わりに実際の受信器の位置を単純化するべく使用
されてもよく、受信器の他の「鏡像」が、同じミラーによって反射されているように現れ
る点に見出される場合、当該ミラーを通して見た受信器の実際の位置は、その位置を特定
するのを補助するべく推定され得る。
非対称画像は好ましくは、受信器、そのタイプ、製造元、性能、及び制限の識別を可能
とする2Dバーコードとしてよい。このデータはその後さらに、請求のような他の用途、
サービス品質、及び多くの他の使用を目的として使用することができる。
ここで図7を参照すると、画像ターゲット標識の対称性を決定する純粋に電子的な方法
が模式的に示される。
PV1、PV2、PV3…PV6は、等しく離間され、縮退六角形のエッジに位置合わ
せされたすべてのビームターゲットである。
かかるパターンは、その鏡像が原パターンと光学的に同一であるが当該原パターンの回
転として現れるので、光学的に対称である。
しかしながら、当該パターンの異なる部分の照射に対して異なるように反応し得る受信
器の文脈においては、かかるパターンは非対称になり得る。システムが各標的を電子的に
識別することができるからである。
例えば、ビームが(PV4であってもよいPV3の鏡像の反対側の)ターゲットPV3
に向けられる場合、システムはこの情報を保有する必要がある。そのビームがミラー反射
を受けていないことを検証するべく、ビームはその後、時計回り又は反時計回りに一以上
のターゲットステップに位置特定されたターゲットに向けられる。ビームが、時計回りに
進んで一以上のターゲットステップに向けられ、(PV2の反対側の)ターゲットシェイ
プPV4に到達すると、これはミラーを通して見えていない。もしもミラーを通して見え
ているのであれば、ターゲットシェイプPV2に到達する(そしてPV4には到達しない
)。すなわち、モニタされているビーム軌道におけるミラー反射の存在を、既知のビーム
移動が行われた後にどのターゲットシェイプが画像化されたのかを観測することによって
、電子的に、そしていずれの画像化ステップも必要とすることなしに、決定することがで
きる。
同様のアルゴリズムを、多ビームを使用して行うことができる。または、光学的及び電
子的な標識からなるパターンを使用することもできる。
ここで図8を参照すると、2つのビームソース及びそれらのターゲットの相対位置を、
受信器におけるビームソースのターゲットに対する既知の位置のベクトル減算によってど
のように決定し得るのかが模式的に示される。2つのターゲット間のベクトル関係は、双
方ともが単数の受信器にビルトインされているので、既知である。
比較位置が求められるビームモジュール81及びビームモジュール82は双方とも、2
つのターゲット84及び85を含むパワー受信器83に向けられる。
ビームモジュール81に対するビームモジュール82の相対距離及び方向、すなわちベ
クトル86を決定するべく、ビームモジュール81は、ビーム伝送により既知である受信
器83におけるターゲット84の位置となるベクトル87を使用する。
これはまた、ベクトル89も使用し、ベクトル89は受信器83によって報告され、タ
ーゲット84とターゲット85との間の方向及び距離である。
これはまた、ベクトル88も使用し、ベクトル88はビームモジュール82、外部サー
バ、又は受信器83によって報告されてよい。
ベクトル87+89-88が、ビームモジュール81に対するビームモジュール82の
位置となるベクトル86に等しくなる必要がある。
ビームモジュール82は、同様の計算を行い、又はビームモジュール81若しくは中央
制御ポイントから情報を受信する。ビームモジュール81も同様のことをし得る。これら
の状況は、部屋の中に多くのビームモジュールが存在し、かつそれらのビームモジュール
位置のうちのいくつかが既知である場合に生じ得る。その後、新たなビームモジュールが
見つかると、そのビームモジュールは当該位置情報を受信することができるので、計算す
る必要はない。その新たなビームモジュールを、他の一つのビームモジュールに対しての
み位置特定するだけでよい。
本開示において、上記概要セクションに記載したように、2つのビームが交差点を有す
るか否か、又は少なくとも交差点に近付いているか否かを決定する新規な方法が提示され
る。一組の平面が、一つのビームの軌道まわりに漸増的に回転され、ひいては当該漸増的
に回転された平面の共通回転軸に位置特定される。その後、第2ビームが、予め決定され
た第1ビームからの最小距離内で、これらの漸増的に回転された平面のいずれかを通過す
るか否かが決定される。通過する場合、これらのビームは、交差点又は近交差点を有する
とみなされ、レーザの安全性を確保するべく、例えば当該ビームの少なくとも一つのレー
ザパワーをシャットダウン若しくは低減することにより、又は当該ビームの一つをそらす
ことにより、リスクを低減する適切なアクションをとる必要がある。実際には、この方法
は、第1ビームと第2ビーム上の少なくとも一点とにより形成される平面を計算すること
によって行うことができる。この点は典型的に、ビーム起源の又はそのターゲットとなり
得る。これらの点が最もよく知られていて計算が最も容易だからである。そして、第2ビ
ーム上の他点が第1ビーム軸に近い場合、典型的には数ミリメートル以内又はビームの数
半径分以内の場合、交差の可能性が高く、上述のようにかかる交差の危険性を軽減するさ
らなるアクションが必要となり得る。他方、第2ビーム上の平面に最も近い点がそこから
遠い場合、典型的には数ミリメートルを超え、計算誤差マージンを超え、又はビームの数
半径分を超える場合、初期リスクの潜在性は低い。
ここで図9を参照すると、2つのビームが交差するか否か、又は少なくとも互いに所定
の最小距離内を通過するか否かを確認するべく、一つの典型的な手順に従ってとられるス
テップが記載される。
ステップ91において、ビームは、上述したように、ビーム伝送器におけるビームスキ
ャナの設定、受信器の位置及び配向に関する情報を使用して、3次元幾何学座標に描画さ
れる。
ステップ92において、ビーム軌道のうちの一つが選択され、基準平面が、当該ビーム
線を包含するように画定される。
ステップ93において、第2ビームと基準平面との交差が決定される。
ステップ94において、第1ビーム経路と、第2ビームと基準平面との交差点との間の
、基準平面内の最も近い距離が、当該交差点から第1ビーム経路までの線であって当該第
1ビーム経路と直角をなす線を引き伸ばすことによって計算される。
ステップ95において、その最も近い距離が記録され、前のステップが行われている基
準平面の角度に関連付けられる。
その後、ステップ96において、第1ビーム経路表現を包含する基準平面が、第1ビー
ム経路の線まわりに、典型的に5°未満の所定増分角度だけ回転され、ステップ93が再
び行われて第2ビームと基準面との新たな交差が決定される。
その後、ステップ94及び95が、この新たな回転位置において行われ、その基準平面
の新たな角度に対して最も近い距離が記録される。
この手順が、ステップ97において基準平面が180°回転したと決定されるまで、追
加の増分回転に対して繰り返され、手順はステップ98に進む。
ステップ98において、記録された最も近い距離のすべてから最小距離が選択され、こ
れが、ビーム2がビーム1に到達する最も近い距離を画定する。この結果はその後、これ
ら2つのビームが交差点を有するか否か、又は交差点に近いか否かを決定するべく使用さ
れ、ビームのこのような交差点に存在し得る増大したパワーによって生じるリスクを低減
するための適切な動作が、レーザの安全性を確保するべく開始される。
2つのビーム間の最も近い距離を決定する他の方法も存在する。これは、以下のような
代数計算を含み得る。
ビーム1は、P=t+r
として定義される。
ここで、tは自由変数、dは方向ベクトル、rは原点である。
そしてビーム2が、P=t+r
として定義され、当該線間の最小距離が、
Figure 2023029915000002

によって与えられる。
同じ最も近い距離を計算する他の方法も代替的に使用することができる。
当業者にわかることだが、本発明は、上述した特定的に図示及び記載したものに限定さ
れない。むしろ、本発明の範囲は、上述した様々な特徴のコンビネーション及びサブコン
ビネーション双方と、当業者が上記説明を読んで想到するが先行技術ではない変形例及び
修正例とを含む。
一対の受信器に向かって3つの別個のビームを放出する多ビーム伝送器の模式的な図である。 典型的な多ビーム伝送器及び単ビーム伝送器を示す。 少なくとも2つのビームを受信する2つのターゲットを有する典型的な受信器を示す。 図2に示されるような多ビーム伝送システムにおけるビーム交差点の生成とそれによりもたらされる危険性を示す。 ビーム交差の適切な制御を確実にするべく本願の方法に係る多ビーム伝送を管理する方法のフローチャートを示す。 伝送器からターゲットへのいずれかのビームの経路内にいずれかのミラー表面が配置されているか否かをシステムがどのように決定するかを示す。 画像ターゲット標識の対称性を決定する純粋に電子的な方法を模式的に示す。 2つのビームソース及びそれらのターゲットの相対位置を、受信器におけるビームソースのターゲットに対する既知の位置のベクトル減算によってどのように決定し得るのかを模式的に示す。 2つのビームが交差するか否か、又は少なくとも互いに所定の最小距離内を通過するか否かを確認する方法のフローチャートを示す。

Claims (25)

  1. ビームソース及び多数ターゲットを含む多ビーム無線送電システムにおいて安全を確保す
    る方法であって、
    (a)少なくとも2つのビームの軌道上のいずれかの点が所定の安全距離よりも互いに近
    付いているか否かを決定し、近付いている場合に、
    (i)少なくとも一つのビームを減衰させること、(ii)少なくとも一つのビームをオ
    フにすること、及び(iii)少なくとも一つのビームをそらせることのうちの少なくと
    も一つを行うステップ、又は
    前記決定に関連付けられたデータをコントローラに送信するステップであって、前記コン
    トローラは、前記データの分析に基づいて、(i)少なくとも一つのビームを減衰させる
    こと、(ii)少なくとも一つのビームをオフにすること、及び(iii)少なくとも一
    つのビームをそらせることのうちの少なくとも一つを行うステップと、
    (b)前記送電システムにおいてターゲット上のパターンの画像データを受信することに
    より、いずれかのビームの経路に反射表面が存在するか否かを検出し、前記画像データか
    ら生成された画像が前記ターゲット上の前記パターンの画像データと比較して鏡像の形態
    を有するか否かを決定し、有する場合に、
    少なくとも、パターンの画像データが鏡像の形態を有するターゲットに向けられたビーム
    を、(i)減衰させること、(ii)オフにすること、及び(iii)そらすことのうち
    の少なくとも一つを行うステップ、又は、
    前記決定に関連付けられたデータをコントローラに送信するステップであって、前記コン
    トローラは、前記データの分析に基づいて、少なくとも、パターンの画像データが鏡像の
    形態を有するターゲットに向けられたビームを、(i)減衰させること、(ii)オフに
    すること、及び(iii)そらすことのうちの少なくとも一つを行うように適合されるス
    テップと
    を含む、方法。
  2. 前記画像データは電子画像データである、請求項1に記載の方法。
  3. 前記画像データは、前記ターゲットをビームによってスキャンすることによって取得され
    る、請求項1又は2に記載の方法。
  4. 前記画像データは、前記ターゲットから送信された電子データの収集によって蓄積される
    、請求項1又は2に記載の方法。
  5. 前記画像データはカメラの使用によって蓄積される、請求項1又は2に記載の方法。
  6. ステップ(a)及び(b)の決定のいずれかが陽性の場合に警報を発行するステップをさ
    らに含む、請求項1に記載の方法。
  7. 前記ビームの少なくとも一つは、ビームソースからの伝送ビームである、請求項1から6
    のいずれか一項に記載の方法。
  8. 前記ビームの少なくとも一つは、ターゲットから反射されたビームである、請求項1から
    7のいずれか一項に記載の方法。
  9. ビームを前記減衰させることは、前記ビームソースの調整によって行われる、請求項1か
    ら8のいずれか一項に記載の方法。
  10. ビームを前記オフにすることは、そのビームソースにおいて又はシャッタの使用によって
    行われる、請求項1から9のいずれか一項に記載の方法。
  11. 少なくとも一つのビームを前記そらせることは、ビームスキャニングデバイスの使用によ
    って行われる、請求項1から10のいずれか一項に記載の方法。
  12. ビームソースにより伝送されるビームの軌道が、前記ビームソースの既知の位置、並びに
    空間内で前記ビームを向けるべく使用されるビームスキャナデバイスの既知の配向及び位
    置の使用によって決定される、請求項1から11のいずれか一項に記載の方法。
  13. 前記反射されたビームの位置及び配向は、前記ターゲットに衝突する伝送ビームの軌道と
    、前記ターゲットの位置及び配向とを確認することによって決定される、請求項8に記載
    の方法。
  14. 前記ターゲットの位置及び配向は、前記ターゲットに対する既知位置に取り付けられた加
    速度計及びコンパスの少なくとも一つを使用することによって決定される、請求項13に
    記載の方法。
  15. 前記ターゲットの位置及び配向は、前記ターゲットに機械的に接続されたデバイスから受
    信される、請求項13に記載の方法。
  16. 前記ターゲットの位置及び配向は、前記ターゲット又は前記ターゲット上のパターンの画
    像を分析することによって計算される、請求項13に記載の方法。
  17. 前記少なくとも2つのビームの軌道上のいずれかの点が所定の安全距離よりも互いに近付
    いているか否かを決定することは、
    (i)第1ビーム及び第2ビームの位置及び配向を決定することと、
    (ii)前記第1ビームを含む少なくとも一つの平面を計算することであって、前記平面
    はそれぞれが前記第1ビームの軌道を含むことと、
    (iii)前記第2ビームが前記少なくとも一つの平面の一つと交差する少なくとも一つ
    の点を決定することと、
    (iv)前記第1ビームの軌道からの前記少なくとも一つの点のそれぞれの間の距離を測
    定することと
    を含む、請求項1から16のいずれか一項に記載の方法。
  18. 前記少なくとも2つのビームの軌道上のいずれかの点が所定の安全距離よりも互いに近づ
    いている場合、前記分析することはさらに、前記少なくとも2つのビームの前記予測結合
    パワーレベルが所定の安全レベルよりも大きいか否かを決定することを含む、請求項1か
    ら17のいずれか一項に記載の方法。
  19. 前記少なくとも2つのビームの軌道上のいずれかの点が所定の安全距離よりも互いに近づ
    いているか否かを決定するステップから得られる前記データの分析はさらに、2以上のビ
    ームに関連付けられた全体的リスクを、前記ビームの交差確率と、前記ビームの結合パワ
    ーレベルが所定の安全レベルを超える確率との双方を考慮することによって計算すること
    を含む、請求項1から18のいずれか一項に記載の方法。
  20. 前記ターゲットの少なくともいくつかが携帯電話デバイスに取り付けられる、請求項1か
    ら19のいずれか一項に記載の方法。
  21. 無線電力を、前記無線電力を受信するべく適合された多数ターゲットに伝送するシステム
    であって、
    それぞれが前記無線電力のビームを生成する少なくとも2つのビームソースと、
    各ビームソースに関連付けられたビームスキャニングデバイスであって、それぞれが伝送
    ビームを直接ターゲットに向けるべく適合されたビームスキャニングデバイスと、
    前記伝送するシステムに配置されて前記ターゲットのいずれかにおけるパターンの画像デ
    ータを生成するべく適合されたイメージングユニットと、
    コントローラと
    を含み、
    前記コントローラは、
    (a)少なくとも2つのビームの軌道上のいずれかの点が所定の安全距離よりも互いに近
    付いているか否かを決定し、近付いている場合に、前記コントローラを、前記システムに
    (i)少なくとも一つのビームを減衰させること、
    (ii)少なくとも一つのビームをオフにすること、及び
    (iii)少なくとも一つのビームをそらせること
    のうちの少なくとも一つを行わせるように構成するステップ
    と、
    (b)前記伝送システムにおいて前記パターンの前記画像データを受信することにより、
    前記ビームのうちのいずれかの経路に反射表面が存在するか否かを検出し、前記画像デー
    タから生成された画像が前記ターゲット上の前記パターンの画像データと比較して鏡像の
    形態を有するか否かを決定し、有する場合に、前記コントローラを、前記システムに
    (i)少なくとも一つのビームを減衰させること、
    (ii)少なくとも一つのビームをオフにすること、及び
    (iii)少なくとも一つのビームをそらせること
    のうちの少なくとも一つを行わせるように構成するステップと
    を行うように構成される、システム。
  22. 前記少なくとも2つのビームソースの相対的な幾何学的位置が既知である、請求項21に
    記載のシステム。
  23. 前記少なくとも2つのビームソースの前記相対的な幾何学的位置は、当該ビームソース間
    の機械的接続のおかげで既知である、請求項22に記載のシステム。
  24. 前記少なくとも2つのビームソースの前記相対的な幾何学的位置は、
    (a)少なくとも2つのターゲットの相対的なベクトル位置と、
    (b)前記少なくとも2つのビームソースの第1ビームソースからのビームを受信する第
    1ターゲットの、前記第1ビームソースに対するベクトル位置と、
    (c)前記少なくとも2つのビームソースの第2ビームソースからのビームを受信する第
    2ターゲットの、前記第2ビームソースに対するベクトル位置と
    に基づくベクトル計算を行うことによって既知である、請求項22に記載のシステム。
  25. 前記少なくとも2つのビームソースの前記相対的な位置は、前記少なくとも2つのターゲ
    ットが単数の受信器に組み入れられるおかげで既知となる、請求項24に記載のシステム

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