JP2007150455A - 自由空間光通信システム - Google Patents

自由空間光通信システム Download PDF

Info

Publication number
JP2007150455A
JP2007150455A JP2005339166A JP2005339166A JP2007150455A JP 2007150455 A JP2007150455 A JP 2007150455A JP 2005339166 A JP2005339166 A JP 2005339166A JP 2005339166 A JP2005339166 A JP 2005339166A JP 2007150455 A JP2007150455 A JP 2007150455A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
communication
free space
station
optical
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2005339166A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Kino
隆 城野
Yoshihisa Takayama
佳久 高山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Japan Aerospace Exploration Agency JAXA
Original Assignee
Japan Aerospace Exploration Agency JAXA
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Japan Aerospace Exploration Agency JAXA filed Critical Japan Aerospace Exploration Agency JAXA
Priority to JP2005339166A priority Critical patent/JP2007150455A/ja
Publication of JP2007150455A publication Critical patent/JP2007150455A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Optical Communication System (AREA)

Abstract

【課題】システムの構成を簡素化し、無駄なエネルギー消費を抑え、通信回線の品質及び安定性を向上させた自由空間光通信システムを提供する。
【解決手段】各通信局内に、光源と、光源からの光を信号に基づいて変調する変調手段と、前記光源からの光を自由空間へ放射するとともに自由空間を伝搬した光を受ける光アンテナと、光アンテナの方向又は光の放射方向のうち少なくとも一方を制御する方向制御手段と、光アンテナで受けた光を受光する受光手段と、自局と通信相手局との相対位置に関する情報を取得する位置情報取得手段とを有し、相対位置が変化する複数の通信局間で自由空間を介して光通信を行う自由空間光通信システムにおいて、光源から発せられ前記光アンテナによって自由空間へ放射される光の広がり角を変化させる広がり角可変手段を設ける。
【選択図】図3

Description

本発明は、両者の相対的な位置が時間と共に変化しうる通信局同士を光の自由空間伝搬を用いて結ぶ自由空間光通信システムに関する。
宇宙空間において、衛星や宇宙機が通信局となって自由空間を介して光通信を行う場合には、まず両者の間で通信経路を確立する必要がある。図1は、この通信経路を確立するために行われる手順を示している。
図1において、通信局1は、まず通信相手となる通信局2が存在すると予測される領域に向けてビーコン光を照射し、走査する(図1(a))。このビーコン光は、相手の通信局を探索することを目的とする光であるため、比較的大きな広がり角とする。通信局2が存在すると予測される領域は、各通信局がそれぞれに有する自局及び相手局の軌道情報に基づいて現在の相手局の位置を計算して求めることができる。また通信局2は、通信局1が存在すると予測される方向を向いて、このビーコン光を待ち受ける。
通信局2は、通信局1からのビーコン光を検出しこれを捕捉すると、通信局1が存在する方向(ビーコン光が検出された方向)に向けて通信光を出射する(図1(b))。通信局1は、通信局2からの通信光を検出すると、ビーコン光の照射を停止し、通信局2に向けて通信光の照射を開始し、通信局2は通信局1からのこの通信光を受信する(図1(c))。両通信局は、ビーコン光よりもビーム幅の狭い通信光を継続的に照射しながら相手局を追尾することによって、相手局への指向精度を向上させながらデータ伝送を行う。
なお、両通信局の相対位置あるいは通信局の指向方向の時間的な角度変化がある一定量を超えると、通信回線が途切れる場合がある。この場合は、上に述べた手順の最初に戻り、再度通信経路の確立を行う。
図2は、上記のような手順で通信経路の確立と通信光の送受信を行う従来の自由空間光通信システム全体の概略を示した図であり、通信相手局にも同様のシステムが設けられている。このシステムで、まず通信経路を確立するためにビーコン光を送信する場合には、通信相手局が存在すると予測される領域に光アンテナ1を向けて、ビーコン光光源9からビーコン光を発する。このビーコン光の光源としては、例えばYAGレーザが用いられる。ビーコン光光源9からの光は、レンズ8、ビームスプリッタ4、ビームスプリッタ3、レンズ2の光路を経て光アンテナ1へ供給され、ここから相手の通信局に向けて、自由空間に照射される。
ビーコン光を受信する場合に、図2のシステムは次のように動作する。ビーコン光はまず光アンテナ1によって受光され、レンズ2を通ってビームスプリッタ3に入り、ここで二つの経路に分岐される。ビームスプリッタ3によって図2の下方へ分岐された光は、ビームスプリッタ4、レンズ5を通って光センサ6に導かれる。この光センサ6は、典型的にはCCDからなり、そのセンサ面における受光位置に関する信号を光アンテナ制御部7へ伝える。光アンテナ制御部7は、この信号に基づいて、光アンテナ1全体あるいはその内部の光学素子の向き又は角度を調節して光センサ6のセンサ面上で光が所定の位置に来るよう制御する。これにより、ビーコン光を発している相手通信局のおおよその方向を知ることができる。
一方、ビームスプリッタ3によって右側へ分岐された光は、光伝搬角度制御部13を通過したあと、ビームスプリッタ10へ入ってさらに二つの経路に分岐される。下方へ分岐された光は、レンズ11を通って光センサ12へ入射する。光センサ12は、典型的にはクアドラント・フォト・ディテクタ(QD)からなり、その出力信号は光伝搬角度制御部13へ供給され、光伝搬角度のより精密な調節制御が行われる。
図2のシステムがビーコン光を受光すると、光アンテナ1及び光伝搬角度制御部13が上記のように調節された状態を維持した状態で、光源・変調部18から通信用の光を出射する。この光源としては例えば半導体レーザダイオードが用いられ、レーザダイオードから発せられた光には送信すべきデータに基づいて変調が施される。出射した光は、レンズ17、ビームスプリッタ10、光伝搬角度制御部13、ビームスプリッタ3、レンズ2を通って光アンテナ1へ導かれ、ここから通信相手局に向けて自由空間に放射され、この光が通信相手局よ受信されることによって通信経路が確立される。
以後、この光源・変調部18からの光によって通信すべきデータが搬送されて、実際の通信が行われる。通信すべきデータが搬送される光が、通信相手局の光アンテナ1によって受信されると、これはレンズ2、ビームスプリッタ3、光伝搬角度制御部13、ビームスプリッタ10、ビームスプリッタ14、レンズ17を経て、光センサ16によって受光され、データが取り出される。光センサ16としては、例えばアバランシェ・フォト・ダイオードが用いられる他、相対的に高感度のフォト・ダイオードが用いられる場合もある。
上記手順に記載のとおり、従来の技術では、通信相手局の捕捉に用いるビーコン光とデータの搬送を行う通信光について、図2のようにそれぞれに光源及び光源の動作制御を行うための手段を具備する必要があり、光通信システムの構成が複雑化する要因となっている。
一般に、移動体通信のように通信局間の相対位置が時間的に変化する場合、送出した通信光が通信を行う最長距離だけ離れた場所においても、データ伝送に十分な品質を与える強度で受光される必要がある。しかし、従来の自由空間光通信システムでは、通信光の出射強度パターン(ビーム軸に垂直な面内における強度分布)、広がり角及びデータ伝送速度が固定されているため、通信局間の距離が最長距離以下の場合には、通信光の受光強度は通信回線の品質保持に必要な分を超えるため、無駄なエネルギー消費が生じることになる。
また、通信光が放射される範囲は、広がり角が各システムで固定であるため、送信局からの距離に比例して広くなる。通信局が人工衛星の場合、その移動速度はおよそ秒速7キロメートル程度であるため、二つの通信局の相対速度は最大秒速14キロメートル程度(両者が対向移動する場合)にも達する。このため、通信局間を結ぶ直線と直交する平面内において、通信局が追従できない速さで相対位置などに変化が起こる場合がある。このような場合、通信局間の距離が短いほど、通信回線の保持に許容できる変化量は小さくなる。通信回線が途切れた場合は、図1との関連で説明した手順を行うが、この手順を繰り返している期間はデータ伝送ができないため、通信回線の稼働時間が制限されることになる。
このため、従来の方法で光通信局間同士の通信回線を確立しようとすると、システムの構成が複雑であると共に、通信局間の距離が短いほど、使用される光通信エネギーに含まれる無駄なエネルギー消費が増加し、また、通信回線の稼働時間が制限される可能性が高まるという問題が存在する。本発明は、このような従来の問題点を解決することを目的としてなされた。
各通信局内に、光源と、前記光源からの光を信号に基づいて変調する変調手段と、前記光源からの光を自由空間へ放射するとともに自由空間を伝搬した光を受ける光アンテナと、前記光アンテナの方向又は光の放射方向のうち少なくとも一方を制御する方向制御手段と、前記光アンテナで受けた光を受光する受光手段と、自局と通信相手局との相対位置に関する情報を取得する位置情報取得手段とを有し、相対位置が変化する複数の通信局間で自由空間を介して光通信を行う自由空間光通信システムにおいて、前記光源から発せられ、前記光アンテナによって自由空間へ放射される光の広がり角を変化させる広がり角可変手段を備える。そして、前記光源から発せられる光を相手局を探索するビーコン光及び通信に用いる通信光として用いるとともに、前記広がり角可変手段は、ビーコン光として用いるときと通信光とし用いるときとで前記広がり角を変化させる。
このように構成することによって、単一の光源をビーコン用の光源と光通信用の光源の両方に利用することができるので、従来において必要とされたビーコン光だけのための光源及びこれに付随する光学系を削減することができ、システムの構成を簡素化することができる。また、広がり角可変手段によって、光アンテナから自由空間へ放射される光をビーコン用と光通信用のそれぞれにおいて適した広がり角とすることができる。
さらに、通信中における相手局の受光電力及びデータ品質のうち少なくとも一方を取得する相手局情報取得手段と、通信光を放射するときは前記相手局情報取得手段によって得られた通信中における相手局の受光電力及びデータ品質のうち少なくとも一方を用いて前記広がり角及び通信速度のうち少なくとも一方を調整するよう制御する制御手段とを設けることによって、通信の品質と安定性を向上させることができる。
前記広がり角可変手段としては、可動レンズを設ける、各位置の屈折率が任意に設定できる液晶パネルを光軸に垂直に配置する、前記光アンテナの主鏡と副鏡の間の距離を調節する手段を設ける、前記光アンテナの主鏡と副鏡の一方又は両方の曲率を調節する手段を設けるといったことが可能である。
一定量の光エネルギーの使用よって通信相手局の捕捉・追尾を容易にし、かつ、データ伝送経路の品質を維持しつつその稼働率を高めることができる。これにより、自由空間光通信システムにおける光エネルギーの効率的な利用と、光通信回線の信頼性を向上させることができる。
以下に図面を参照しながら、本発明の実施の一形態について説明する。図3は、本実施形態に係る自由空間光通信システムの全体を示した図であり、通信の相手となる通信局にも同様のシステムが設けられている。なお、図3のうち図2と同じ構成部分については同一の符号を付してある。
図3において図2の構成と異なるのは、図2におけるビーコン光光源9とこれに関連するレンズ8及びビームスプリッタ4を削除した点と、光源・変調部18の前の固定レンズ17を可動レンズ24に置き換えるとともに、この可動レンズ24を制御するためのレンズ制御部28を設けた点である。さらに、図3のシステムでは、新たに、自局と相手局の位置情報を取得する位置情報取得部25と、相手の通信局が受信しているデータの品質に関する情報を取得するデータ品質取得部26と、相手の通信局がどのような受光電力で受光しているかを示す情報を取得する受光電力取得部27とが設けられており、レンズ制御部28はこれらからの情報に基づいて、可動レンズ24の動作を制御するとともに、光源・変調部18の光源の強度やデータ伝送速度などを制御する。光源・変調部18のうちの光源としては、一例として半導体レーザダイオードを用いる。
図3のシステムでは、光源・変調部18から出射される光を、通信光として使用するだけでなく、通信の相手局を捕捉するビーコン光としても使用することによって、ビーコン光光源及びこれに関連する光学系が不要となる。その一方で、光源からの光を通信光として用いる場合とビーコン光として用いる場合とでは、光を自由空間に放射する際に必要とされる広がり角が異なる。そこで、光源・変調部18の前に可動レンズ24を配置し、この可動レンズ24の位置を光ビームの軸方向において変化させることによって、光アンテナ1から自由空間へ放射される光の広がり角を連続的に変えることができるようにした。このように広がり角を可変とすることにより、相手局との通信経路を確立するための広がり角の大きいビーコン光の光源と、通信に利用する広がり角の小さい通信光の光源を一つの光源で兼ねることができ、システムの構成が従来よりも簡素化される。
通信の相手局を捕捉する段階では、光源・変調部18からの光に対して変調は行わない。この場合、レンズ制御部28は、光アンテナ1から出射する光の広がり角が大きくなるように可動レンズ24を制御し、この状態で通信相手局が存在すると予測される領域を走査する。相手局にこの光が到達すると、相手局における同様のシステムの光センサ6において受光され、その後、光センサ12及び光伝搬角度制御部13によって、光を放射した相手局の位置が特定され、通信経路が確立される。
なお、上記の可動レンズ24は、特許請求の範囲に記載された、光源からの光の広がり角度を変化させる広がり角可変手段の一例である。広がり角可変手段としては、他に、例えば各部の屈折率を任意に制御できる液晶パネルを光路と垂直に配置し、液晶パネルの中心部からの距離に従って屈折率が異なるように任意に屈折率を制御することによって、レンズを軸方向に沿って移動させるのと同様の作用を実現することができる。あるいはまた、可動レンズや液晶パネルを設ける代わりに、光アンテナ1を構成する主鏡と副鏡の間の距離を可変としたり、これらの主鏡と副鏡の一方あるいは両方の曲率を可変とすることによっても広がり角を調節することができる。
位置情報取得部25が自局と相手局の位置情報を知る方法としては、それぞれが保有している軌道情報を用いて位置情報を得る他に、GPS(Global Positioning System)を利用することも可能である。データ品質取得部26は、相手局に設けられたデータ品質を監視するモニターが取得した情報を、通信相手局から光通信によって送ってもらう他に、光通信回線とは別の電波による回線で送ってもらうことによって、相手局のデータ品質に関する情報を取得することができる。受光電力取得部27も、相手の通信局に設けられている受光電力を監視するモニターが取得した情報を光通信又はこれとは別の電波による回線で送ってもらうことによって通信相手局の受光電力に関する情報を得るようにする他、特に宇宙空間の場合には、通信相手局との距離と送信側の光出力とから計算された通信相手局の受光電力が実際の受光電力と非常によく一致することが知られているので、計算によって通信相手局の受光電力を求めるようにしてもよい。また、データ品質については、相手がどの程度の受光電力を得ているかが分かれば、これに基づいてかなり正確に推定することができるので、データ品質取得部26は、推定によってデータ品質を取得する構成とすることもできる。
通信経路が確立された後に、光通信によって本来のデータ通信を行う場合には、可動レンズ24を光通信用の位置に移動させ、アンテナ1から放射される光の広がり角を光通信用のそれに設定する。さらに、この通信中の光の広がり角は、通信の実行中においても、通信相手局の受光電力に応じて変化させる。また、光源・変調部28も、通信相手局の受光電力に応じて、データの信号に基づく変調速度すなわち通信速度を変化させる。
図4は、光通信の実行中に通信速度を変化させる処理、図5は光通信の実行中に通信光の広がり角を変化させる処理を示したフローチャートである。図4及び図5は、いずれも光源から出ている光のパワーが一定であるという前提のもとでの処理である。
図4では、まず、受光電力取得部27によって通信相手局における受光電力を取得するとともに、データ品質取得部26によって通信相手局における通信のデータ品質を取得する(S401)。得られた受光電力を、通信に必要とされる規定の通信速度及び通信品質(ビットエラーレート)に対して適当であるかどうかを判定する(S402)。そして、受光電力が必要な電力よりも大きければ、通信速度に十分余裕があるので、さらに通信速度を高める(S403)。一方、受光電力が、現在のデータ品質を維持するためには小さすぎると判定された場合には、通信速度を下げる(S404)。以下、同様の動作を通信中は繰り返す(S405,S406)。
図5では、まず、受光電力取得部27によって通信相手局における受光電力を取得するとともに、データ品質取得部26によって通信相手局における通信のデータ品質を取得する点は、図4の場合と同様である(S501)。得られた受光電力を、通信に必要とされる規定の通信速度及び通信品質に対して適当であるかどうかを判定し(S502)、受光電力が必要な電力よりも大きければ、通信光の広がり角を大きくする(S503)。広がり角を大きくすることによって、両者の相対位置が突発的にある程度変化しても通信を継続することができるので、通信の安定性を高めることができる。一方、受光電力が、現在のデータ品質を維持するためには小さすぎると判定された場合には、十分なデータ品質を確保するために通信光の広がり角を小さくする(S504)。以下、同様の動作を通信中は繰り返す(S505,S506)。
このように、送信光の広がり角を制御し又はデータ伝送速度を制御し、あるいはその両方を協調的に制御することによって、通信回線の切断を防いで、安定した通信を確保することができる。なお、図4及び図5には示してないが、放射する光のパワーを制御する場合も当然にありうる。また、通信相手局の位置が同じ距離だけ変化する場合でも、通信相手局が近くにいる場合には、通信が可能な光の広がり角から外れ易くなる。このような場合には、広がり角を大きくして通信の安定性を高めることもできる。
以上説明した実施形態では、位置情報部25の他に、データ品質取得部26と受光電力取得部27が設けられているが、このいずれか一方だけを設け、データ品質と受光電力の一方だけに基づいて通信光の広がり角、データ通信速度のいずれか一方又は両方の制御を行うようにしてもよい。
本実施形態よれば、光の自由空間伝搬を用いた光通信において、一つの光源で従来のビーコン光と光通信の両方の光源を兼ねることにより、システムの構成を簡素化すると共に、通信相手局における受光電力、データ受信品質及び自局と相手局の相対位置に応じて送出する光の広がり角やデータ伝送速度を制御することによって、通信局間でやりとりされる光エネルギーを効率的に使用し、かつ、予期しない通信局間の相対位置の変化などが引き起こす通信回線切断の可能性を低くすることにより、通信の信頼性を向上させることができる。
なお、上記の実施形態では、本発明の自由空間光通信システムを宇宙空間に存在する人工衛星や宇宙機に搭載したものとし説明したが、本発明の自由空間光通信システムは、宇宙空間における飛翔体以外にも、飛行機、ヘリコプター、気球のような大気圏内の飛翔体、船舶、自動車などの一般の移動体、さらに、温度変化や風などの影響を受けやすい建物と建物の間の光通信などにおいても適用することができる。
従来の自由空間光通信システムにおいて通信経路を確立するために行われる手順を示した図である。 従来の自由空間光通信システム全体の概略を示した図である。 本発明の実施の一形態に係る自由空間光通信システムの全体を示した図である。 本発明の実施の一形態に係る自由空間光通信システムにおいて光通信の実行中に通信速度を変化させる処理を示したフローチャートである。 本発明の実施の一形態に係る自由空間光通信システムにおいて光通信の実行中に通信光の広がり角を変化させる処理を示したフローチャートである。
符号の説明
1 光アンテナ
2,5,8,11,15,17 レンズ
3,4,10,11 ビームスプリッタ
6,12,16 光センサ
13 光伝搬角度制御部
18 光源・変調部
24 可動レンズ
25 位置情報取得部
26 データ品質取得部
27 受光電力取得部
28 レンズ制御部

Claims (7)

  1. 各通信局内に、光源と、前記光源からの光を信号に基づいて変調する変調手段と、前記光源からの光を自由空間へ放射するとともに自由空間を伝搬した光を受ける光アンテナと、前記光アンテナの方向又は光の放射方向のうち少なくとも一方を制御する方向制御手段と、前記光アンテナで受けた光を受光する受光手段と、自局と通信相手局との相対位置に関する情報を取得する位置情報取得手段とを有し、相対位置が変化する複数の通信局間で自由空間を介して光通信を行う自由空間光通信システムにおいて、
    前記光源から発せられ、前記光アンテナによって自由空間へ放射される光の広がり角を変化させる広がり角可変手段を備え、
    前記光源から発せられる光を相手局を探索するビーコン光及び通信に用いる通信光として用いるとともに、前記広がり角可変手段は、ビーコン光として用いるときと通信光とし用いるときとで前記広がり角を変化させるものである自由空間光通信システム。
  2. 通信中における相手局の受光電力及びデータ品質のうち少なくとも一方を取得する相手局情報取得手段と、
    通信光を放射するときは前記相手局情報取得手段によって得られた通信中における相手局の受光電力及びデータ品質のうち少なくとも一方を用いて前記広がり角及び通信速度のうち少なくとも一方を調整するよう制御する制御手段と、
    をさらに備えた請求項1に記載の自由空間光通信システム。
  3. 前記広がり角可変手段は、可動レンズからなる、請求項1又は2に記載の自由空間光通信システム。
  4. 前記広がり角可変手段は、各位置の屈折率が任意に設定できる液晶パネルを光軸に垂直に配置してなる、請求項1又は2に記載の自由空間光通信システム。
  5. 前記広がり角可変手段は、前記光アンテナの主鏡と副鏡の間の距離を調節する手段からなる、請求項1又は2に記載の自由空間光通信システム。
  6. 前記広がり角可変手段は、前記光アンテナの主鏡と副鏡の一方又は両方の曲率を調節する手段からなる、請求項1又は2に記載の自由空間光通信システム。
  7. 前記各通信局は人工衛星である、請求項1乃至6のうちいずれか一項に記載の自由空間光通信システム。
JP2005339166A 2005-11-24 2005-11-24 自由空間光通信システム Pending JP2007150455A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005339166A JP2007150455A (ja) 2005-11-24 2005-11-24 自由空間光通信システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005339166A JP2007150455A (ja) 2005-11-24 2005-11-24 自由空間光通信システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2007150455A true JP2007150455A (ja) 2007-06-14

Family

ID=38211363

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005339166A Pending JP2007150455A (ja) 2005-11-24 2005-11-24 自由空間光通信システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2007150455A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103401609A (zh) * 2013-07-31 2013-11-20 中国科学院空间科学与应用研究中心 基于压缩感知与稀疏孔径的自由空间光通信系统及方法
JP2021027437A (ja) * 2019-08-01 2021-02-22 国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構 空間光通信装置及び空間光通信方法
JP2021027438A (ja) * 2019-08-01 2021-02-22 国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構 空間光通信装置

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103401609A (zh) * 2013-07-31 2013-11-20 中国科学院空间科学与应用研究中心 基于压缩感知与稀疏孔径的自由空间光通信系统及方法
JP2021027437A (ja) * 2019-08-01 2021-02-22 国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構 空間光通信装置及び空間光通信方法
JP2021027438A (ja) * 2019-08-01 2021-02-22 国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構 空間光通信装置
JP7026300B2 (ja) 2019-08-01 2022-02-28 国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構 空間光通信装置
JP7123340B2 (ja) 2019-08-01 2022-08-23 国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構 空間光通信装置及び空間光通信方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10627576B2 (en) Free-space optical communication dual-fiber ferrule
KR102043927B1 (ko) 광 통신 단말
US20030067657A1 (en) Method and apparatus to compensate for atmospheric effects and target motion in laser communication system
CN111654325B (zh) 一种卫星激光通信方法
US20090162071A1 (en) Auto-Tracking System for Mobile Free-Space Optical (FSO) Communications
CN112865857B (zh) 一种基于空中-水下场景的激光通信系统
US10659146B2 (en) Methods and apparatus for airborne synthetic antennas
US11381314B2 (en) Free space optical communication systems and methods for QOS control
US20210036777A1 (en) Optical communication network for pico satellites
Brambilla et al. RF-assisted free-space optics for 5G vehicle-to-vehicle communications
Epple et al. Discussion on design aspects for free-space optical communication terminals
CN111130615B (zh) Apt子系统和太空飞行器的通信系统
JP2007150455A (ja) 自由空間光通信システム
Choi et al. Trajectory optimization for FSO based U-IoT backhaul networks
Sun et al. Low cost atp system design for free space optics based drone assisted wireless networks
Moon et al. Pointing-and-Acquisition for Optical Wireless in 6G: From Algorithms to Performance Evaluation
CN109495175B (zh) 一种基于卫星的激光通信系统
JP4590610B2 (ja) マルチビームレーザ通信装置
JP2015201790A (ja) アレイアンテナ装置及び移動局通信システム
JP7476669B2 (ja) 移動体通信装置、移動体通信方法及び移動体通信プログラム
RU2645893C2 (ru) Способ подводной связи
Sinha et al. Performance evaluation of UAV-assisted FSO link in generalized Malaga distributed atmospheric turbulence conditions

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20071029

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20080310