JP2021026185A - 駆動装置 - Google Patents

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健太 ▲高▼井
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Abstract

【課題】小型で耐久性に優れた駆動装置を提供すること。【解決手段】駆動装置は、固定部材と、長辺と短辺とからなる矩形形状を備え、固定部材に対して長辺、および短辺を含む平面内を移動可能な駆動対象部材と、駆動対象部材を移動させるための、第1方向への駆動力を発生させる第1のアクチュエータ、および第2のアクチュエータと、第1方向に直交する第2方向への駆動力を発生させる第3のアクチュエータとを有し、第1および第2のアクチュエータのうち少なくとも一つは、圧電素子を備える振動子と、振動子からの駆動力を伝達される摩擦部材からなるモータであって、第1および第2のアクチュエータは、平面に直交する方向から見た場合駆動対象部材の中心を挟んで短辺に重なるように配置され、第3のアクチュエータは、平面に直交する方向から見た場合、第1および第2のアクチュエータの間に配置されている。【選択図】図9

Description

本発明は、駆動装置に関する。
従来、手持ち撮影時などに生じやすい手振れ等による像振れを防止するため、レンズや撮像素子などの光学素子を光学機器の振れを吸収する方向へ移動させる像振れ補正装置が知られている。一般的に、光学素子を移動させる駆動源は、VCM(ボイスコイルモータ)や超音波モータなどが用いられ、移動させる光学素子の周囲に配置される。そのため、駆動源が搭載された装置は、光軸に直交する方向へ大型化してしまう。特許文献1には、直動型超音波モータを用いて光学素子を光軸に直交する方向へ平行移動させるとともに、光軸方向を回転軸として回転移動させる撮像装置が開示されている。
特開2018−165756号公報
しかしながら、特許文献1の撮像装置では、振動子と摩擦部材との間で摩耗が進行して高い耐久性が得られない。
本発明は、小型で耐久性に優れた駆動装置を提供することを目的とする。
本発明の一側面としての駆動装置は、固定部材と、長辺と短辺とからなる矩形形状を備え、固定部材に対して長辺、および短辺を含む平面内を移動可能な駆動対象部材と、駆動対象部材を移動させるための複数のアクチュエータとを有し、複数のアクチュエータは、第1方向への駆動力を発生させる第1のアクチュエータ、および第2のアクチュエータと、第1方向に直交する第2方向への駆動力を発生させる第3のアクチュエータとを有し、第1および第2のアクチュエータのうち少なくとも一つは、圧電素子を備える振動子と、振動子からの駆動力を伝達される摩擦部材からなるモータであって、第1および第2のアクチュエータは、平面に直交する方向から見た場合、駆動対象部材の中心を挟んで短辺に重なるように配置され、第3のアクチュエータは、平面に直交する方向から見た場合、第1および第2のアクチュエータの間に配置されていることを特徴とする。
また、本発明の他の側面としての駆動装置は、固定部材と、長辺と短辺とからなる矩形形状を備え、固定部材に対して長辺、および短辺を含む平面内を移動可能な駆動対象部材と、駆動対象部材を移動させるための複数のアクチュエータとを有し、複数のアクチュエータは、第1方向への駆動力を発生させる第1のアクチュエータ、および第2のアクチュエータと、第1方向に直交する第2方向への駆動力を発生させる第3のアクチュエータとを有し、第1および第2のアクチュエータのうち少なくとも一つは、圧電素子を備える振動子と、振動子からの駆動力を伝達される摩擦部材からなるモータであって、第1および第2のアクチュエータは、第2方向に可動部材の中心を挟んで並ぶように配置され、第3のアクチュエータは、第2の方向において第1および第2のアクチュエータの間に配置されていることを特徴とする。
本発明によれば、小型で耐久性に優れた駆動装置を提供することができる。
本発明の実施形態に係る像振れ補正装置を備える光学装置の一例である撮像装置の断面図である。 超音波モータの断面図である。 像振れ補正装置の斜視図である。 像振れ補正装置の背面図である。 像振れ補正装置の背面図である。 像振れ補正装置の分解斜視図である。 像振れ補正装置の分解斜視図である。 像振れ補正装置の分解斜視図である。 像振れ補正装置の背面図である。
以下、本発明の実施例について、図面を参照しながら詳細に説明する。各図において、同一の部材については同一の参照番号を付し、重複する説明は省略する。
(撮像装置)
図1は、本発明の実施形態に係る像振れ補正装置(駆動装置)を備える光学装置の一例である撮像装置8の断面図である。撮像装置8とは例えば、デジタルカメラやデジタルビデオカメラである。撮像装置8は、レンズ鏡筒1とカメラ本体2とから構成されている。レンズ鏡筒1とカメラ本体2は、コンパクトデジタルカメラのように一体構造で構成されていてもよいし、デジタル一眼レフカメラのように着脱可能な構造で構成されていてもよい。また、撮像装置8は、後述するミラーやプリズムのない所謂ミラーレスカメラでもよく、シャッターがない構成であっても構わない。
説明の便宜上、図1に示されるように、レンズ鏡筒1の光軸O方向をZ方向に定め、Z方向と直交する平面内において互いに直交する2つの方向をX方向、およびY方向に定める。Z方向が水平方向と一致した状態では、X方向、およびY方向はそれぞれ、水平方向、および鉛直方向と平行になる。
なお、以降の説明では駆動対象部材が撮像素子6である場合について説明するが、駆動対象部材はレンズ鏡筒1内のレンズであっても構わず、本発明を限定するものではない。
レンズ鏡筒1やカメラ本体2の内部には、像振れ補正用の角速度センサや加速度センサが配置されている。レンズ鏡筒1は、不図示のズームレンズ群やフォーカスレンズ群を有する。カメラ本体2の内部には、ミラーユニット3、シャッターユニット4、プリズム5、撮像素子6、および像振れ補正装置7が配置されている。
撮像装置8が撮像準備状態である場合、ミラーユニット3で反射された光束はプリズム5を介して撮像者の目に導かれる。撮像時には、ミラーユニット3がミラーアップ状態となり、シャッターユニット4が所定の速度でシャッター動作(露光動作)を行う。これにより、レンズ鏡筒1を通過した被写体からの光束が撮像素子6に導かれ、撮像素子6の結像面に光学像として結像することにより、画像が形成される。撮像素子6は例えば、CCDセンサやCMOSセンサ等の光電変換デバイスであり、レンズ鏡筒1内の光学系を介して形成された光学像を光電変換により電気信号に変換する。
撮像時に撮像装置8に撮像者の動きや振動等の外力が加わると、撮像素子6の結像面に結像された光学像に像振れが生じてしまい、形成された画像の画質が低下してしまうことがある。この像振れを補正(軽減)するために、レンズ鏡筒1、またはカメラ本体2に配置された角速度センサや加速度センサの検出信号に基づき、像振れ補正装置7を駆動して、駆動対象部材である撮像素子6を光軸Oと直交する平面内で移動させる。
なお、光軸Oと直交する平面とは、レンズ鏡筒1、およびカメラ本体2における各種部品の寸法精度や組み付け精度を考慮して、実質的に光軸Oと直交するとみなすことができる平面であり、物理的に極めて厳密に光軸Oと直交していることを要するものではない。
(超音波モータ)
図2を参照して、像振れ補正装置7に搭載されるアクチュエータの一例である超音波モータについて説明する。図2は、後述する図5のA−A線断面図であり、超音波モータ9cのY方向断面図である。なお、本実施形態では、説明を簡単にするため、第1の超音波モータ9a、第2の超音波モータ9b、および第3の超音波モータ9cの構造は全て同じとし、代表して第3の超音波モータ9cについて説明をする。
振動子20は、弾性体としての振動板21と、圧電素子22とにより構成される。振動板21と圧電素子22とは接着剤等により固定されており、圧電素子22は電圧を印加されると高周波の振動を励振する。振動子20と振動子保持部材23とは、接着剤等により固定されている。
加圧機構保持部材24は、固定部材10に不図示のビス等により固定されている。加圧機構保持部材24は、ローラ26を介して振動子保持部材23と連結している。ローラ26を介することによって、振動子保持部材23と加圧機構保持部材24とは駆動方向にはガタなく連結し、加圧バネ27の加圧方向へ移動自在となる。その結果、加圧バネ27の加圧力により振動子20は摩擦部材28に安定して接触し、効率良く振動子20の駆動力を得ることが可能となる。弾性部材25は、加圧バネ27と振動子20との間に配置され、加圧バネ27と圧電素子22との直接接触を妨げることで圧電素子22の損傷を防止する。摩擦部材28は、第1の駆動案内部材12に不図示のビス等により固定されている。
上述した状態において圧電素子22に駆動電圧が印加されると、振動子20に発生した楕円運動によって生じる摩擦力が駆動力として効率的に摩擦部材28に伝達される。その結果、摩擦部材28を保持する第1の駆動案内部材12は所定の方向へ移動可能となる。すなわち、第3の超音波モータ9cが第1の駆動案内部材12に対して駆動力を与えることによって、第1の駆動案内部材12は固定部材10に対して相対的に移動する。
なお、第1および第2の超音波モータ9a,9bでは、加圧機構保持部材24は第1の駆動案内部材12に不図示のビス等により固定され、摩擦部材28は第2の駆動案内部材(第2の可動部材)13に不図示のビス等により固定されている。これにより、第1および第2の超音波モータ9a,9bが第2の駆動案内部材13に対して駆動力を与えることによって、第2の駆動案内部材13は第1の駆動案内部材12に対して相対的に移動する。
また、以降の説明を簡単にするため、像振れ補正装置7に搭載される複数のアクチュエータは全て同じ構成として説明をするが、構成が異なるアクチュエータや、VCM等の他の原理で動くアクチュエータであっても構わず、本発明を限定するものではない。
(像振れ補正装置)
図3から図8を参照して、像振れ補正装置7の構成について説明する。図3は、像振れ補正装置7の斜視図である。図3(a),(b)はそれぞれ、被写体側、撮像者側から見た図である。図4は、像振れ補正装置7の背面図である。図5は、図4の構成から第1および第2の超音波モータ9a,9b、第2の駆動案内部材13、および弾性連結部材14を除いた像振れ補正装置7の背面図である。図6は、図5の構成の像振れ補正装置7の分解斜視図である。図7、および図8は、像振れ補正装置7の分解斜視図である。
固定部材10は、不図示のビス等により、カメラ本体2に固定されている。第3の超音波モータ9cは、不図示のビス等により固定部材10に固定されている。第3の超音波モータ9cの内部の構成は前述のとおりである。本実施形態では、第3の超音波モータ9cはX方向(第2方向)へ駆動力を発生させる。
第1の駆動案内部材12と固定部材10との間には、3個のボール16bが配置される。3個のボール16bは、固定部材10が備える転動溝10Xと、第1の駆動案内部材12が備える転動溝12Xとの間に嵌入されている。3個のボール16b、転動溝10X,12Xにより第1の案内部材が構成される。転動溝10X,12Xはそれぞれ3組ずつ設けられ、2組は駆動方向であるX方向に沿って形成されたV字状の溝、1組はX方向、およびY方向と平行な平面を有する凹形状である。転動溝10X,12Xは、第3の超音波モータ9cの駆動方向と同じ方向(X方向)に沿って形成され、第1の駆動案内部材12と固定部材10がY方向へ相対移動しないように規制する。
第3の超音波モータ9cの駆動力により、摩擦部材28と摩擦部材28を保持する第1の駆動案内部材12とが一体的にX方向へ移動する。上述の通り、固定部材10と第1の駆動案内部材12との間でボール16bが転動することにより、第1の駆動案内部材12は効率よく移動可能となる。
第1の駆動案内部材12は、第1の超音波モータ9a、および第2の超音波モータ9bを保持している。第1および第2の超音波モータ9a,9bは、駆動力の方向が略平行になるように配置されている。第1および第2の超音波モータ9a,9bの駆動方向は、第3の超音波モータ9cの駆動方向と略直交する方向(Y方向)である。第1および第2の超音波モータ9a,9bの駆動力を伝える2つの摩擦部材28はともに、第2の駆動案内部材13に固定されている。
第1の駆動案内部材12と第2の駆動案内部材13との間には3個のボール16cが配置される。3個のボール16cは、第1の駆動案内部材12が備える転動溝12YRと、第2の駆動案内部材13が備える転動溝13YRとの間に嵌入されている。3個のボール16c、転動溝12YR,13YRにより第2の案内部材が構成される。転動溝12YR,13YRはそれぞれ3組ずつ設けられている。1組はY方向に沿って形成されたV字状の溝(V溝)であり、1つのボール(第1の転動部材)16cを挟持している。2組はX方向、およびY方向と平行な平面を有する凹形状であり、それぞれが1つのボール(第2の転動部材)16cを挟持する。ここで、転動溝12YR,13YRは、転動溝10X,12Xと、略直交する方向(Y方向)に沿って形成され、第1の駆動案内部材12と第2の駆動案内部材13がX方向へ相対移動しないように規制する。すなわち、第1の駆動案内部材12と第2の駆動案内部材13は、Y方向、およびZ回転方向へ相対移動することが可能である。
弾性連結部材14は、第2の駆動案内部材13と被駆動部材11とを連結するように、第2の駆動案内部材13、および被駆動部材11に不図示のビスにより固定されている。なお、弾性連結部材14は、本実施形態では第2の駆動案内部材13、および被駆動部材11にビスにより固定されているが、接着等の他の手段で固定されていてもよい。
被駆動部材11は、駆動対象部材としての撮像素子6を保持している。被駆動部材11は、3個のボール16aを介して固定部材10と接触している。被駆動部材11と固定部材10とが備える転動部は、X方向、およびY方向と平行な平面であり、駆動方向を規制する機能は持たない。
付勢バネ15は、被駆動部材11と第2の駆動案内部材13とを連結している。付勢バネ15の付勢力が被駆動部材11を固定部材10に対してZ方向へ付勢することで、被駆動部材11のZ方向の位置を規制している。
以上の構成において、第1および第2の超音波モータ9a,9bを同時に同方向へ駆動すると、第2の駆動案内部材13がY方向へ移動する。また、第1および第2の超音波モータ9a,9bを同時に逆方向へ駆動すると、第2の駆動案内部材13がZ方向を回転軸として回転移動する。第1および第2の超音波モータ9a,9bが異なる速度で駆動された場合、第2の駆動案内部材13のY方向への移動と回転移動が同時に発生する。
(撮像素子からの位置関係)
図9を参照して、超音波モータ9と撮像素子6との位置関係について説明する。図9は、像振れ補正装置7の背面図である。
回転半径Rは、撮像素子6の中心である光軸Oを中心として第2の駆動案内部材13が回転移動したときの回転軌跡と光軸Oとの距離を示している。第1および第2の超音波モータ9a,9bは、Y方向への駆動力を発生させる。前述したように、第1および第2の超音波モータ9a,9bを同時に逆方向へ駆動すると、第2の駆動案内部材13が回転移動する。このとき、第1および第2の超音波モータ9a,9bの駆動力の方向に直交するX方向の負荷が掛かり、振動子20と摩擦部材28との間で過度な摩擦による摩耗が発生する。摩耗が発生することにより第1および第2の超音波モータ9a,9bの駆動効率低下や摩耗粉が撮像素子6に飛散することによる画質劣化が生じる。回転半径Rを大きくすることで第2の駆動案内部材13の回転移動方向をY方向に近づけることができ、第1および第2の超音波モータ9a,9bに生じる負荷を軽減することができる。
撮像素子6は、初期状態においてX方向に平行な長辺LとY方向に平行な短辺Sからなる矩形形状を有する。撮像素子6のXY平面上の大きさは、長辺L、および短辺SによりXY規定されている。Z方向(XY平面に直交する方向)から見た場合、第1および第2の超音波モータ9a,9bは、光軸O(撮像素子6の中心)を挟んで、少なくとも一部が撮像素子6のXY平面内に位置し、短辺Sに重なるように配置されている。また、Z方向から見た場合第3の超音波モータ9cは、少なくとも一部が撮像素子6のXY平面内に位置し、長辺Lに重なるように第1および第2の超音波モータ9a,9bの間に配置されている。また、第1および第2の超音波モータ9a,9bは、それぞれの中心点を結ぶ直線を含み、Z方向に平行なZ方向平面が光軸O(撮像素子6の中心)を通るように配置されている。なお、本実施形態では、第1および第2の超音波モータ9a,9bのそれぞれの中心を結ぶ直線を含み、Z方向に平行なZ方向平面は、ZX平面と平行であるが、光軸Oを通っていればその限りではない。
(耐久性・小型化の効果)
第1および第2の超音波モータ9a,9bの負荷軽減のため、回転半径Rを大きくしようとすると像振れ補正装置7がXY平面において大型化してしまう。本実施形態では、第2の駆動案内部材13の回転軌跡を撮像素子6の投影面内となる条件下で回転半径Rを大きくすることで、負荷軽減を図りながら像振れ補正装置7のX方向への大型化を抑制することができる。また、第3の超音波モータ9cを撮像素子6の投影面にとどめながら第1および第2の超音波モータ9a,9bの間に配置することで、像振れ補正装置7のY方向への大型化を抑制することができる。以上の構成により、本実施形態では、像振れ補正装置7をXY平面において小型化可能である。
第1および第2の超音波モータ9a,9bのそれぞれの中心を結ぶ直線を含み、Z方向と平行なZ方向平面と光軸Oとが離れていると、第2の駆動案内部材13が回転移動するときの回転中心と光軸中心とのずれが大きくなる。そのため、像振れ補正に必要な駆動に加えて第2の駆動案内部材13の回転移動時の中心ずれを補正するための駆動が必要となる。結果として、全体の駆動範囲が大きくなり、像振れ補正装置7が大型化してしまうとともに、駆動回数が増加し、第1および第2の超音波モータ9a,9bの摩耗の進行を早めてしまう。
本実施形態では、第1および第2の超音波モータ9a,9bは、それぞれの中心を結ぶ直線を含み、Z方向に平行なZ方向平面が光軸Oを通るように配置されている。これにより、第2の駆動案内部材13の回転移動時の中心ずれを補正するための駆動量を抑えることができるため、駆動回数を抑制することができる。結果として、第1および第2の超音波モータ9a,9bの摩耗を抑制することができるとともに、全体の駆動範囲が小さくなり、像振れ補正装置7を小型化可能である。
以上説明したように、本実施形態の構成によれば、複数のアクチュエータを効率的に配置するとともに、アクチュエータに対する負荷を軽減することで、光軸直交方向に小型で耐久性に優れた像振れ補正装置7を実現することができる。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。
6 撮像素子(駆動対象部材)
7 像振れ補正装置(駆動装置)
9a,9b,9c 超音波モータ(複数のアクチュエータ)
10 固定部材
20 振動子
22 圧電素子
28 摩擦部材

Claims (11)

  1. 固定部材と、
    長辺と短辺とからなる矩形形状を備え、前記固定部材に対して前記長辺、および前記短辺を含む平面内を移動可能な駆動対象部材と、
    前記駆動対象部材を移動させるための複数のアクチュエータとを有し、
    前記複数のアクチュエータは、第1方向への駆動力を発生させる第1のアクチュエータ、および第2のアクチュエータと、前記第1方向に直交する第2方向への駆動力を発生させる第3のアクチュエータとを有し、
    前記第1および第2のアクチュエータのうち少なくとも一つは、圧電素子を備える振動子と、前記振動子からの駆動力を伝達される摩擦部材からなるモータであって、
    前記第1および第2のアクチュエータは、前記平面に直交する方向から見た場合、前記駆動対象部材の中心を挟んで前記短辺に重なるように配置され、
    前記第3のアクチュエータは、前記平面に直交する方向から見た場合、前記第1および第2のアクチュエータの間に配置されていることを特徴とする駆動装置。
  2. 前記第3のアクチュエータは、前記平面に直交する方向から見た場合、前記長辺に重なるように配置されていることを特徴とする請求項1に記載の駆動装置。
  3. 前記第1および第2のアクチュエータのそれぞれの中心点を結ぶ直線を含み、前記平面に直交する方向に平行な面は、前記駆動対象部材の中心を通ることを特徴とする請求項1または2に記載の駆動装置。
  4. 複数の前記アクチュエータのうち少なくとも一つは、前記平面に直交する方向から見た場合、前記駆動対象部材に重なるように配置されていることを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項に記載の駆動装置。
  5. 前記第1方向は、前記駆動対象部材が初期状態である場合の前記短辺に平行な方向であり、
    前記第2方向は、前記駆動対象部材が初期状態である場合の前記長辺に平行な方向であることを特徴とする請求項1乃至4の何れか一項に記載の駆動装置。
  6. 複数の前記アクチュエータのいずれも、圧電素子を備える振動子と、前記振動子からの駆動力を伝達される摩擦部材からなるモータであることを特徴とする請求項1乃至5の何れか一項に記載の駆動装置。
  7. 前記固定部材に対して前記第1の方向へ相対的に移動する第1の可動部材と、
    前記駆動対象部材を保持するとともに、前記第1の可動部材と前記第1の方向へ一体的に移動し、前記第1の可動部材に対して前記第1の方向とは異なる方向へ相対的に移動する第2の可動部材とを更に有することを特徴とする請求項1乃至6の何れか一項に記載の駆動装置。
  8. 前記第1の可動部材を前記固定部材に対して前記第1の方向へ相対的に移動可能に保持する第1の案内部材と、
    前記第2の可動部材を前記第1の可動部材に対して前記第1の方向とは異なる方向へ相対的に移動可能に保持する第2の案内部材とを更に有することを特徴とする請求項7に記載の駆動装置。
  9. 前記第2の案内部材は、第1の転動部材を挟持するV溝と、第2の転動部材を挟持する平面を備える凹形状とを有することを特徴とする請求項8に記載の駆動装置。
  10. 固定部材と、
    長辺と短辺とからなる矩形形状を備え、前記固定部材に対して前記長辺、および前記短辺を含む平面内を移動可能な駆動対象部材と、
    前記駆動対象部材を移動させるための複数のアクチュエータとを有し、
    前記複数のアクチュエータは、第1方向への駆動力を発生させる第1のアクチュエータ、および第2のアクチュエータと、前記第1方向に直交する第2方向への駆動力を発生させる第3のアクチュエータとを有し、
    前記第1および第2のアクチュエータのうち少なくとも一つは、圧電素子を備える振動子と、前記振動子からの駆動力を伝達される摩擦部材からなるモータであって、
    前記第1および第2のアクチュエータは、前記第2方向に前記可動部材の中心を挟んで並ぶように配置され、
    前記第3のアクチュエータは、前記第2の方向において前記第1および第2のアクチュエータの間に配置されていることを特徴とする駆動装置。
  11. 前記駆動対象部材は、光学系を介して形成された光学像を光電変換する撮像素子であることを特徴とする請求項1乃至10の何れか一項に記載の駆動装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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