JP2021026102A - フレキシブル表示装置及びフレキシブル表示装置の製造方法 - Google Patents

フレキシブル表示装置及びフレキシブル表示装置の製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2021026102A
JP2021026102A JP2019143108A JP2019143108A JP2021026102A JP 2021026102 A JP2021026102 A JP 2021026102A JP 2019143108 A JP2019143108 A JP 2019143108A JP 2019143108 A JP2019143108 A JP 2019143108A JP 2021026102 A JP2021026102 A JP 2021026102A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
display device
display panel
adhesive layer
flexible display
optical adhesive
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2019143108A
Other languages
English (en)
Inventor
動 旭 趙
Dong-Uk Cho
動 旭 趙
英史 平林
Hidefumi Hirabayashi
英史 平林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
LG Display Co Ltd
Original Assignee
LG Display Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by LG Display Co Ltd filed Critical LG Display Co Ltd
Priority to JP2019143108A priority Critical patent/JP2021026102A/ja
Publication of JP2021026102A publication Critical patent/JP2021026102A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Devices For Indicating Variable Information By Combining Individual Elements (AREA)
  • Electroluminescent Light Sources (AREA)

Abstract

【課題】折り曲げ動作を繰り返しても表面形状を維持できるフレキシブル表示装置を提供する。【解決手段】フレキシブル表示装置は、表示パネルと、表示パネルの表示面と表示面を覆う部材との間に設けられた、チキソトロピー性を有する光学接着層と、を備え、また、表示パネルを生成する工程と、チキソトロピー性を有する光学接着層を用いて、表示パネルの表示面と表示面を覆う部材とを接着する工程と、を備える。【選択図】図4

Description

本発明は、フレキシブル表示装置及びフレキシブル表示装置の製造方法に関する。
特許文献1には、表示パネル、タッチスクリーン及びウィンドウ部材を積層した構造を有し、所定領域において折り曲げ自在なフレキシブル表示装置が開示されている。
特開2017−146586号公報
特許文献1に例示されているフレキシブル表示装置において、表示パネル、タッチスクリーン及びウィンドウ部材は、光学透明接着剤(Optically Clear Adhesive:OCA)によって接着されている。しかし、フレキシブル表示装置の折り曲げ動作が繰り返されると、光学透明接着剤の層が次第に変形してしまい、フレキシブル表示装置の表面に歪みが生じてしまう場合がある。
そこで、本発明は、上述した従来技術における問題に鑑み、折り曲げ動作を繰り返しても表面形状を維持できるフレキシブル表示装置及びフレキシブル表示装置の製造方法を提供することを目的とする。
本発明の一観点によれば、表示パネルと、前記表示パネルの表示面と前記表示面を覆う部材との間に設けられた、チキソトロピー性を有する光学接着層と、を備えるフレキシブル表示装置が提供される。
本発明の他の観点によれば、表示パネルを生成する工程と、チキソトロピー性を有する光学接着層を用いて、前記表示パネルの表示面と前記表示面を覆う部材とを接着する工程と、を備えるフレキシブル表示装置の製造方法が提供される。
本発明によれば、折り曲げ動作を繰り返しても表面形状を維持できるフレキシブル表示装置及びフレキシブル表示装置の製造方法が提供される。
一実施形態に係るフレキシブル表示装置の概略構成を示すブロック図である。 一実施形態に係る表示部における画素及び副画素の配列図である。 一実施形態に係る副画素の構成の概略を示す回路図である。 図1に示す表示部のI−I’線に沿った断面図である。 一実施形態に係る表示パネルの内部構造の一例を示す断面図である。 一実施形態において流体の粘度とせん断速度との関係を説明する図である。 一実施形態に係る偏光板における偏光軸方向と折り曲げ方向との関係を説明する図である。 一実施形態に係る金属メッシュ層の形状の一例を示す図である。 一実施形態に係る金属メッシュ層の形状の一例を示す図である。 一実施形態に係る金属メッシュ層の形状の一例を示す図である。 一実施形態に係る表示パネルにおける熱分布を説明する図である。 一実施形態に係る表示パネルにおける熱分布を説明する図である。 一実施形態に係るフレキシブル表示装置の製造方法の一例を示すフローチャートである。 一実施形態に係る表示部の鉛筆硬度を説明する図である。 一実施形態に係る表示部の折り曲げ時の状態を示す断面図である。
以下、本発明に係る実施形態について図面を参照しつつ詳細に説明する。各図面を通じて共通する機能を有する要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略又は簡略化することがある。
図1は、本実施形態に係るフレキシブル表示装置の概略構成図である。本実施形態に係るフレキシブル表示装置は、入力されたRGBデータに基づいて、表示部1に画像を表示する装置である。
フレキシブル表示装置としては、折り畳みができる形態のフォルダブル(foldable)表示装置、巻き取りができる形態のローラブル(rollable)表示装置、曲げ伸ばしができる形態のベンダブル(bendable)表示装置等があり得る。
フレキシブル表示装置の用途は、例えば、コンピュータの画像出力装置、大型ディスプレイ、テレビジョン受像機、スマートフォン、タブレット端末、ゲーム機等であり得るが、特に限定されるものではない。
また、本実施形態では、フレキシブル表示装置が上部発光方式(トップエミッション)である場合について説明するが、発光方式は限定されない。
図1に示されているように、フレキシブル表示装置は、表示部1、タイミングコントローラ(TCON)2、複数のソースドライブIC(SDIC)3及び複数のゲートドライブIC(GDIC)4を備える。表示部1は、行列状に配列された複数の画素を備えており、画像を表示する。
タイミングコントローラ2は、複数のソースドライブIC3及び複数のゲートドライブIC4と通信可能に接続されている。タイミングコントローラ2は、外部システムから入力されるタイミング信号(垂直同期信号、水平同期信号、データイネーブル信号等)に基づいて、複数のソースドライブIC3及び複数のゲートドライブIC4の動作タイミングを制御する。
また、タイミングコントローラ2は、外部システムから入力される入力信号であるRGBデータに基づいて、表示部1の各副画素の輝度を示すRGBWデータを生成し、RGBWデータを複数のソースドライブIC3に出力信号として出力する。なお、ソースドライブIC3及びゲートドライブIC4の個数は、図示したものに限定されるものではない。
複数のソースドライブIC3の各々は、タイミングコントローラ2の制御に応じて、複数のデータラインを介して表示部1内の複数の画素を駆動するための電圧(映像信号)を供給する。複数のゲートドライブIC4の各々は、タイミングコントローラ2の制御に応じて、複数のゲートラインを介して表示部1内の複数の画素にスキャン信号を供給する。このように、タイミングコントローラ2は、表示装置全体の動作を制御する表示制御装置として機能する。
なお、以降の説明において、表示部1の表示面を画定する2辺の方向をそれぞれX軸方向及びY軸方向といい、表示面に垂直な方向(すなわち、X−Y平面に垂直な方向)をZ軸方向という。
図2は、本実施形態に係る表示部1における画素(Pixel)10及び副画素(Sub Pixel)11、12、13、14の配列図である。表示部1は、複数の行及び複数の列をなすように配された複数の画素10を備える。複数の画素10の各々は、赤色の光を発する副画素11、緑色の光を発する副画素12、青色の光を発する副画素13及び白色の光を発する副画素14を含む。副画素11、12、13、14の輝度は、ソースドライブIC3から出力される電圧に応じて制御される。副画素11、12、13、14が所定の輝度比で発光することにより、画素10は加法混色によって種々の色を表示することができる。
図3は、本実施形態に係る副画素11の構成の概略を示す回路図である。図3には複数の画素10のうちのある1つの画素10に含まれる副画素11と、その副画素11に接続される1つのソースドライブIC3と、その副画素11に接続される1つのゲートドライブIC4とが図示されている。なお、図3においては副画素11の構成のみが例示されているが、副画素12、13、14も同様の構成を有する。
副画素11は、スキャントランジスタM1、駆動トランジスタM2及びダイオードDを備える。ダイオードDは、表示装置の発光素子である。スキャントランジスタM1及び駆動トランジスタM2は、例えば薄膜トランジスタ(TFT)である。本実施形態では、スキャントランジスタM1及び駆動トランジスタM2は、nチャネル型であるものとする。しかし、スキャントランジスタM1及び駆動トランジスタM2は、pチャネル型であってもよい。なお、駆動トランジスタM2がpチャネル型である場合には、副画素11の回路構成は、図3に示したものとは異なるものであり得る。
ダイオードDのカソード(cathode)は、電位VSSを供給する電位線に接続されている。ダイオードDのアノード(anode)は、駆動トランジスタM2のソースに接続されている。駆動トランジスタM2のドレインは、電位VDDを供給する電位線に接続されている。駆動トランジスタM2のゲートは、スキャントランジスタM1のソースに接続されている。
スキャントランジスタM1のドレインには、データラインDLが接続されている。ソースドライブIC3は、データラインDLを介してスキャントランジスタM1のドレインに映像信号を供給する。スキャントランジスタM1のゲートには、ゲートラインGLが接続されている。ゲートドライブIC4は、ゲートラインGLを介してスキャントランジスタM1のゲートに制御信号を供給する。スキャントランジスタM1は、ゲートに入力される制御信号のレベルに応じてオン又はオフに制御される。
駆動トランジスタM2のドレインソース間を流れる電流は、データラインDL及びスキャントランジスタM1を介してソースドライブIC3から駆動トランジスタM2のゲートに入力される電圧(映像信号)に基づいて制御される。ダイオードDには、駆動トランジスタM2のドレインソース間を流れる電流が供給され、ダイオードDはその電流に応じた輝度で発光する。このようにして、ダイオードDは、副画素11に入力される映像信号に応じた輝度で発光する。
図4は、図1に示す表示部1のI−I’線に沿った断面図である。図4に示されているように、表示部1は、表示パネル100、カバーウィンドウ200、光学接着層300(300a〜300c)、偏光板400、金属メッシュ層500、接着層600及びバックプレート700を積層した構造を有している。以下、各層について詳細に説明する。
[表示パネル]
表示パネル100は、有機発光素子(Organic Light Emitting Diodes:OLED)、液晶表示装置(Liquid Crystal Display device:LCD)、プラズマ表示装置(Plasma Display Panel device:PDP)、電界放出表示装置(FIELD Emission Display device:FED)、電気発光表示装置(Electroluminescence Display device:ELD)のいずれか1つである。本実施形態における表示パネル100としては、紙のように折り曲げ自在であり、かつ、折り曲げても表示性能を維持できるフレキシブル表示装置の代表格であるOLEDを使用するものとする。
OLEDは、自発光素子であり、液晶表示装置のようにバックライトを必要としないため、軽量薄型が可能である。そして、液晶表示装置に比べて視野角、コントラスト比が優れている。また、OLEDは、消費電力の面でも有利である。また、OLEDは、直流低電圧駆動が可能であり、応答速度が速い。さらに、OLEDは、内部コンポーネントが固体であるため、外部からの衝撃に強く、使用温度範囲も広い長所も有している。
図5は、表示パネル100の内部構造の一例を示す断面図である。図5に示されるように、表示パネル100の最下部にはフレキシブルベース基材112が設けられている。フレキシブルベース基材112は、柔軟性を有するプラスチック材質を含む。フレキシブルベース基材112は、例えば、ポリカーボネート(polycarbonate)、ポリメチルペンテン(polymethylpentene)、ポリメチルメタクリレート(polymethyl methacrylate)、シクロオレフィンコポリマー(cycloolefin copolymer)及びポリイミド(polyimide)等の材質を含む。
フレキシブルベース基材112は、例えば比較的厚いキャリア基板(不図示)の上面のリリース層(不図示)に一定の厚さでプラスチック物質を塗布し、当該プラスチック物質を硬化させることで形成される。フレキシブル基板110とキャリア基板は、リリース層において分離される。
フレキシブルベース基材112の上には、バッファー層120が形成される。また、バッファー層120の上には、薄膜トランジスタTrが形成される。バッファー層120は、表示パネル100の内部に水分が浸透することを防止する。バッファー層120は、例えば酸化シリコン又は窒化シリコンのような無機絶縁物質から形成される。バッファー層120の上には、半導体層122が形成される。半導体層122は、例えば酸化物半導体物質や多結晶シリコンから形成される。
半導体層122の上には、ゲート絶縁膜124が形成される。ゲート絶縁膜124は、例えば、酸化シリコン又は窒化シリコンのような無機絶縁物質から形成される。
ゲート絶縁膜124の上には、ゲート電極130が半導体層122の中央に対応して形成される。ゲート電極130は、金属のような導電性物質から形成される。
ゲート電極130の上には、層間絶縁膜132が形成される。層間絶縁膜132は、ゲート電極130とソース電極140又はドレイン電極142を絶縁する。層間絶縁膜132は、酸化シリコン又は窒化シリコンのような無機絶縁物質から形成される。層間絶縁膜132は、ベンゾシクロブテン又はフォトアクリルのような有機絶縁物質から形成されてもよい。
層間絶縁膜132の上には、ソース電極140及びドレイン電極142が形成される。ソース電極140及びドレイン電極142は、金属のような導電性物質から形成される。
ソース電極140とドレイン電極142は、ゲート電極130を中心に離隔して位置し、それぞれコンタクトホール(不図示)を通じて半導体層122の両側と接触する。
半導体層122、ゲート電極130、ソース電極140及びドレイン電極142は、薄膜トランジスタTrを構成する。薄膜トランジスタTrは、上述したように駆動素子(driving element)として機能する。
薄膜トランジスタTrは、半導体層122の上にゲート電極130、ソース電極140及びドレイン電極142が位置するコプラナー構造(共平面状構造)を有してもよい。
なお、薄膜トランジスタTrは、半導体層122の下にゲート電極130が位置し、半導体層122の上にソース電極140とドレイン電極142が位置する逆スタガード(inverted staggered)構造を有してもよい。この場合、半導体層122は非晶質シリコンからなってもよい。
保護層145は、薄膜トランジスタTrを覆うように形成される。また、保護層145は、薄膜トランジスタTrのドレイン電極142を露出するドレインコンタクトホール152を有する。
保護層145の上には、第1電極160が各画素領域別に分離されて形成される。第1電極160は、ドレインコンタクトホール152を通じて薄膜トランジスタTrのドレイン電極142に連結される。第1電極160は、仕事関数値が比較的大きい導電性物質からなり、アノード(anode)として用いられてもよい。例えば、第1電極160は、インジウムスズ酸化物(indium−tin−oxide:ITO)又はインジウム亜鉛酸化物(indium−zinc−oxide:IZO)のような透明導電性物質から形成される。
また、保護層145の上には、第1電極160の縁部を覆うバンク層166が形成される。バンク層166は、画素領域に対応して第1電極160の中央を露出させる。
第1電極160の上には、有機発光層162が形成される。有機発光層162は、発光物質からなる発光物質層の単層構造であってもよい。また、発光効率を高めるために、有機発光層162は、第1電極160の上に順次積層される正孔注入層、正孔輸送層、発光物質層、電子輸送層及び電子注入層の多層構造を有してもよい。
有機発光層162が形成されたフレキシブルベース基材112の上には、第2電極164が形成される。第2電極164は、仕事関数値が比較的小さな導電性物質からなり、カソード(cathode)として用いられてもよい。例えば、第2電極164は、アルミニウム(Al)、マグネシウム(Mg)、アルミニウムマグネシウム合金(AlMg)のいずれか1種から形成される。
第1電極160、有機発光層162及び第2電極164は、ダイオードDを構成する。ダイオードDは、各画素領域に薄膜トランジスタTrと連結されて構成され、全画素領域に形成される。本実施形態におけるダイオードDは、“有機発光ダイオード”である。
第2電極164の上には、外部の水分がダイオードDに浸透することを防止するために、カプセル化フィルム170が形成される。カプセル化フィルム170は、第1無機絶縁層172、有機絶縁層174及び第2無機絶縁層176の積層構造を有する封止層である。カプセル化フィルム170の積層構造は、これに限定されない。カプセル化フィルム170は、無機絶縁層と有機絶縁層が交互に位置し、無機絶縁層が最も外側に位置するように構成されてもよい。
また、カプセル化フィルム170の上には、タッチ検出のために互いに交差する第1タッチ電極181及び第2タッチ電極182を備えるタッチ電極アレイをさらに備える。第2無機絶縁層176の上には、ブリッジ配線181aを備える。また、ブリッジ配線181aの上には、タッチ絶縁膜183を備える。タッチ絶縁膜183の上には、互いに離隔する第1タッチパターン181bと第2タッチ電極182を備える。
ここで、第1タッチパターン181bは、ブリッジ配線181aとタッチ絶縁膜183内のコンタクトホールを通じて電気的に連結されて第1タッチ電極181を構成している。図面上の第2タッチ電極182は、一部のみを示したものである。第2タッチ電極182は、第1タッチパターン181bが位置しないタッチ絶縁膜183の上に位置し、離隔した第1タッチパターン181bとの間に相互静電容量(Cm)を発生させる。相互静電容量(Cm)の変化によってタッチを検出できる。
[カバーウィンドウ]
カバーウィンドウ200は、表示パネル100の表示方向(Z軸正方向)に配置された基板である。カバーウィンドウ200は、外部の衝撃から下層に位置する表示パネル100等を保護する。カバーウィンドウ200は、耐衝撃性及び光透過性を有する。
カバーウィンドウ200は、例えば、ポリエチレンテレフタレート(polyethylene terephthalate:PET)、ポリカーボネート(polycarbonate:PC)、ポリエーテルスルホン(polyethersulfone:PES)、ポリエチレンナフタレート(polyethylene naphthalate:PEN)等から形成される。
[光学接着層]
光学接着層300は、光学的に透明な接着部材である。光学接着層300は、例えば、ゴム系、アクリル系、シリコン系、ウレタン系の公知の樹脂組成物を主成分として形成される。
光学接着層300としては、例えば光学透明接着剤(Optically Clear Adhesive:OCA)や光学透明樹脂(Optically Clear Resin:OCR)を用いることができる。
光学透明接着剤(OCA)は、両面にそれぞれ粘着層を有する粘着フィルムである。2つの部材を貼り合わせる場合には、一方の部材と一方の粘着層の面とを貼り付け、他方の部材と他方の粘着層の面とを貼り付ける。これにより、OCAを介して2つの部材を貼り合わせる。OCAは、加工性と膜厚均一性に優れている利点がある。本実施形態では、光学接着層300として光学透明接着剤(OCA)を用いるものとする。
図4に示されるように、本実施形態における光学接着層300は、第1光学接着層300a、第2光学接着層300b及び第3光学接着層300cの3層設けられている。
第1光学接着層300aは、カバーウィンドウ200と偏光板400との間に設けられ、カバーウィンドウ200の下面と偏光板400の上面とを接着している。また、第2光学接着層300bは、偏光板400と表示パネル100との間に設けられ、偏光板400の下面と表示パネル100の上面とを接着している。そして、第3光学接着層300cは、表示パネル100と金属メッシュ層500との間に設けられ、表示パネル100の下面と金属メッシュ層500の上面とを接着している。
また、本実施形態における光学接着層300(第1光学接着層300a、第2光学接着層300b及び第3光学接着層300c)は、ベースとなる樹脂組成物に、チキソトロピー(Thixotropy)性を有するナノシートNSが添加剤として添加され、予めフィルム状に形成された高透明な光学透明接着剤(OCA)である。
「チキソトロピー」とは、せん断速度により粘度が変わる非ニュートン流体の特性をいう。チキソトロピー性を有する物質は、せん断応力を受け続けると粘度が次第に低下し液状になる。また、当該物質は、静止すると粘度が次第に上昇し、最終的に固体状になる。
また、本実施形態における「ナノシート」の語句は、厚みが数ナノメートル(nm)、縦横の長さが数十マイクロメートル(μm)程度である極薄の2次元単結晶を意味する。ナノシートは、溶媒中に単層剥離され、配向性を持った機能性材料である。ナノシートNSは、光学接着層300のベースとなる樹脂組成物の内部で分散配置されることによって、迷路効果を生じる。このため、水分に対する高い遮蔽性(高水蒸気バリア性)が期待できる。ナノシートNSは、外部力(せん断応力、電場、磁場等)により配向制御され得る。
ナノシートNSの種類としては、ゼオライト系、シリカ系、高アスペクト比を持つ粘土鉱物(クレイ)系等が挙げられる。本実施形態では、粘土鉱物系のナノシートNSとして、モンモリロナイト、ベントナイト、ヘクトライト、オクトシリケート等から分離(層状剥離)された、ナノクレイ(Nano Clay)を用いるものとする。
光学接着層300の厚みが1〜100マイクロメートルである場合、添加剤であるナノシートNSの縦横の長さは、10〜1000ナノメートルであり、かつ、ナノシートNSの厚みは1〜1000ナノメートルであると好適である。ナノシートNSのアスペクト比は、30:1以上であると好適である。
また、光学接着層300におけるナノシートNSの含有率は、例えば0.1〜30重量パーセントに設定されると好適である。また、光学接着層300のチキソトロピーインデックス値(Thixotropy Index:TI)は、例えば1〜1000以下に設定されると好適である。
図6は、流体の粘度とせん断速度との関係を説明する図である。ここでは、以下の(1)〜(3)の各流体についてせん断速度に応じた粘度の変化を示している。
(1)エポキシ樹脂のみからなる流体(図中の正方形(“■”)を参照)
(2)エポキシ樹脂にナノシートNSが5重量パーセントの含有率になるように添加された流体(図中の菱形(“◇”)を参照)
(3)エポキシ樹脂にナノシートNSが10重量パーセントの含有率になるように添加された流体(図中の三角形(“△”)を参照)
図6に示されるように、せん断速度が0s−1の場合、エポキシ樹脂のみからなる流体(“■”)、すなわち、添加剤であるナノシートNSが含まれていない流体の粘度は30Pa・sである。また、せん断速度が0s−1の場合、エポキシ樹脂にナノシートNSが5重量パーセント添加された流体(“◇”)の粘度は150Pa・sである。そして、せん断速度が0s−1の場合、エポキシ樹脂にナノシートNSが10重量パーセント添加された流体(“△”)の粘度は13200Pa・sである。
これに対し、せん断速度が50s−1の場合、エポキシ樹脂のみからなる流体(“■”)の粘度は37.7Pa・sである。すなわち、せん断速度が0s−1の場合と比較すると、粘度は若干上昇していることが分かる。
また、せん断速度が50s−1の場合、エポキシ樹脂にナノシートNSが5重量パーセント添加された流体(“◇”)の粘度は8.54Pa・sである。すなわち、せん断速度が0s−1の場合と比較すると、粘度が大幅に低下していることが分かる。
そして、せん断速度が50s−1の場合、エポキシ樹脂にナノシートNSが10重量パーセント添加された流体(“△”)の粘度は27.4Pa・sである。すなわち、せん断速度が0s−1の場合と比較すると、粘度がさらに大幅に低下していることが分かる。
ここで、指標値として、せん断速度が0s−1の場合とせん断速度が50s−1の場合における粘度の比率を計算する。本実施形態では、計算した比率をTI値とする。TI値が大きいディスプレイほど、折り曲げ動作に対する抵抗が少なく、折り曲げが容易である。さらに、TI値が大きいディスプレイほど、画面を開いた状態では高粘度であり、形状維持やパネル表面の諸特性が向上する。
図6に示されるように、エポキシ樹脂のみからなる流体(“■”)のTI値は、30/37.7≒0.8である。また、エポキシ樹脂にナノシートNSが5重量パーセントの含有率で添加された流体(“◇”)のTI値は、150/8.54≒17.6である。そして、エポキシ樹脂にナノシートNSが10重量パーセントの含有率で添加された流体(“△”)のTI値は、13200/27.4≒481.8である。
すなわち、TI値は、流体(“■”)<流体(“◇”)<流体(“△”)の関係にあり、フレキシブル表示装置における光学接着層300の材料としては、流体(“△”)が最も適していることを示している。
[偏光板]
偏光板400は、第2光学接着層300bを介して、表示パネル100の上面(表示面)側に接着されている。偏光板400は、表示パネル100の各画素から放出される光を偏光させるとともに、外部光の反射を防止することにより、フレキシブル表示装置の光学的特性を向上させる。
図7は、偏光板400における偏光軸方向と折り曲げ方向との関係を説明する図である。図7に示されるように、本実施形態では、偏光板400の偏光軸の軸方向(方向A)は、表示パネル100を折り曲げ可能な一方向(方向B)に対して垂直である。これにより、折り曲げ動作の繰り返しに起因する偏光板400の偏光機能の悪化(外光反射率の上昇)を防止できる。その結果、表示部1に表示される画像の品質低下も防止できる。
[金属メッシュ層]
金属メッシュ層500は、数十マイクロメートル(μm)程度の厚みに形成された、編目形状の金属シートである。金属メッシュ層500は、表示パネル100の非表示面(表示面の反対側に位置する面)に接続され、表示パネル100で生じた熱を放熱させる。
金属メッシュ層500は、例えば、特殊な機械によって鋼板に網目形状の切れ目を入れると同時に押し拡げることによって製造される。本実施形態では、金属メッシュ層500は、鋼板を原板として製造されるが、アルミニウム(Al)、銅(Cu)、チタン(Ti)、ニッケル(Ni)等の鉄以外の金属板及びその合金板を使用して製造されてもよい。
図8乃至図10は、金属メッシュ層500の形状の一例を示す図である。図8の例では、金属メッシュ層500は、楕円形の孔部H1が縦横に配列された網目形状を有する。また、図9の例では、金属メッシュ層500は、菱形の孔部H2が縦横に配列された網目形状を有する。そして、図9の例では、金属メッシュ層500は、亀甲形の孔部H3が縦横に配列された網目形状を有する。孔部H1、H2及びH3は、いずれもZ軸方向に沿って開口している。
図8乃至図10に示されるように、金属メッシュ層500の網目(孔部)は、円形、菱形、亀甲形等の様々な形状に形成され得る。金属メッシュ層500の網目形状や網目の大きさは、部材の強度及び柔軟性を考慮して適宜変更可能である。
図11及び図12は、表示パネル100における熱分布を説明する図である。図11において、表示パネル100の中央の領域A1と、領域A1の外側の領域A2は、領域A2よりも外側の縁部等よりも高熱であることを示している。また、図中における領域A1、A2の濃淡は、領域A1が領域A2よりも高熱であることを示している。
これに対し、図12では、表示パネル100の下面側に金属メッシュ層500が設けられている。また、表示パネル100の領域A3は、同一面の縁部よりも温度が高い領域であるが、領域A3の面積は領域A1よりも外側に広くなる。そして、領域A3における温度は、図11の領域A1、A2よりも低くなる。すなわち、金属メッシュ層500には、表示パネル100の中央にこもりやすい熱を面方向(X軸方向及びY軸方向)に広げる放熱効果があることを示している。
また、金属メッシュ層500は、斜め方向に交差して形成されている(図8乃至図10参照)ため、十分な強度を有する。
このように、金属メッシュ層500を設けることにより、表示パネル100の屈曲性と強度(耐久性)を両立させることができる。この結果、有機発光素子(有機発光層162)の劣化防止、寿命の向上及び画面品質の低下防止を図ることができる。
[接着層]
接着層600は、金属メッシュ層500の下面とバックプレート700の上面とを接着する。接着層600は、例えば熱又は光(紫外線)による硬化性を有する樹脂により形成される。樹脂としては、エポキシ系樹脂やアクリル系樹脂等が好適に用いられる。なお、接着層600には、OCAを用いてもよい。
[バックプレート]
バックプレート700は、接着層600を介して、金属メッシュ層500の下面側に接着されている。バックプレート700は、上層に位置する表示パネル100等を保護・支持する基板である。バックプレート700は、PET(ポリエチレンテレフタレート)、PC(ポリカーボネート)、PES(ポリエーテルスルホン)、PEN(ポリエチレンナフタレート)等の材質から生成される。なお、バックプレート700の下面側には、衝撃吸収フィルム等がさらに設けられてもよい。
続いて、上述したフレキシブル表示装置の製造方法について説明する。図13は、フレキシブル表示装置の製造方法の一例を示すフローチャートである。
先ず、表示パネル100を製造する(ステップS11)。本実施形態における表示パネル100の製造方法は、以下の(1)〜(5)の工程を含む。
(1)フレキシブルベース基材112上に、バッファー層120を形成する工程。
(2)バッファー層120上に、薄膜トランジスタTr(半導体層122、ゲート電極130、ソース電極140及びドレイン電極142)、ゲート絶縁膜124及び保護層145をそれぞれ形成する工程。
(3)保護層145及び薄膜トランジスタTr上に、ダイオードD(第1電極160、有機発光層162及び第2電極164)を形成する工程。
(4)ダイオードD上に、カプセル化フィルム170を形成する工程。
(5)カプセル化フィルム170上に、タッチ電極アレイ(第1タッチ電極181及び第2タッチ電極182)を形成する工程。
なお、表示パネル(OLEDパネル)100の製造方法は、これに限られず、公知の方法を任意に用いることができる。
次に、表示パネル100の上面(表示面)に、予めフィルム状に生成された第2光学接着層(OCA)300bを配置(貼付)する(ステップS12)。
次に、第2光学接着層300bの上面に偏光板400を配置(貼付)する(ステップS13)。すなわち、表示パネル100及び偏光板400は、第2光学接着層300bを介して接合される。
次に、偏光板400の上面に、予めフィルム状に生成された第1光学接着層(OCA)300aを配置(貼付)する(ステップS14)。
次に、第1光学接着層300aの上面に、カバーウィンドウ200を配置(貼付)する(ステップS15)。すなわち、カバーウィンドウ200及び偏光板400は、第1光学接着層300aを介して接合される。
次に、表示パネル100の下面(表示面と反対側の一面)に、予めフィルム状に生成された第3光学接着層(OCA)300cを配置(貼付)する(ステップS16)。
次に、第3光学接着層300cの下面に、予め加工された金属メッシュ層500を配置(貼付)する(ステップS17)。すなわち、表示パネル100及び金属メッシュ層500は、第3光学接着層300cを介して接合される。
次に、金属メッシュ層500の下面に、接着層600を配置する(ステップS18)。
そして、接着層600の下面に、バックプレート700を配置(貼付)する(ステップS19)。すなわち、金属メッシュ層500及びバックプレート700は、接着層600を介して接合される。
続いて、上述した本実施形態に係るフレキシブル表示装置の作用・効果について説明する。
図14は、表示部1の鉛筆硬度を説明する図である。ここでは、OCA(光学接着層300)に添加剤(ナノシートNS)を含まない場合、OCAに添加剤を含む場合のそれぞれについて、表示部1を構成する層の組み合わせに応じた鉛筆硬度を示している。
鉛筆硬度は、鉛筆の芯を対象物の表面に押付けながら所定の速度で動かし、傷付きの有無により対象物の引っかき硬度を鉛筆の芯の硬さで表したものである。鉛筆硬度の測定は、例えば車輪つき測定器に鉛筆を斜め45度でセットし、測定器に対象物の表面を走行させることで行う。
先ず、OCAに添加剤を含まない場合について説明する。図14に示されるように、対象物がカバーウィンドウ200のみのときの鉛筆硬度は、7Hである。また、対象物がカバーウィンドウ200、添加剤を含まない第1光学接着層300a及び偏光板400の3層からなるときの鉛筆硬度は、3Hである。そして、対象物が表示部1の全層(カバーウィンドウ200、第1光学接着層300a、偏光板400、第2光学接着層300b、表示パネル100、第3光学接着層300c、金属メッシュ層500、接着層600及びバックプレート700)分であるときの鉛筆硬度は、Bである。
次に、OCAに添加剤を含む場合について説明する。図14に示されるように、対象物がカバーウィンドウ200のみのときの鉛筆硬度は、7Hである。また、対象物がカバーウィンドウ200、OCAを含む第1光学接着層300a及び偏光板400の3層からなるときの鉛筆硬度は、5Hである。そして、対象物が表示部1の全層分であるときの鉛筆硬度は、2Hである。
OCAに添加剤を含まない前者の場合には、静止状態における光学接着層300の粘度が低い(図6参照)。このため、光学接着層300の数が増えるほど、鉛筆硬度が7H、3H、Bの順で大幅に低くなり、柔らかくなっている。
これに対し、OCAに添加剤を含む後者の場合には、前者よりも静止状態における光学接着層300の粘度が高い(図6参照)。このため、層が増えることで、鉛筆硬度は7H、5H、2Hの順に少しずつ低くなるものの、表示部1全体では十分に硬い状態(鉛筆硬度:2H)である。
すなわち、各光学接着層300に付与されたチキソトロピー性により、画面を開いた静止状態では粘度が高く、表示部1の表面形状を維持できることが示されている。
図15は、表示部1の折り曲げ時の状態を示す断面図である。表示部1にせん断応力が加えられたとき、光学接着層300の粘度は、せん断速度に応じて低下する(図6参照)。したがって、図15に示されるように、表示部1は簡単に折り曲げ可能になる。折り曲げ動作を止めると、光学接着層300の粘度は再び高くなり、表示部1は折り曲げられた状態のまま硬くなる。さらに、表示部1に逆方向のせん断応力が加えられると、表示部1を逆方向に折り曲がり、画面を開いた状態に戻すことができる。
光学接着層300の粘度が高いとき、フレキシブル表示装置(表示部1)における表面諸特性(鉛筆硬度)が高くなるため、ユーザはフレキシブル表示装置において指やタッチペン(不図示)による入力が容易になる。
以上のように、本実施形態によれば、折り曲げ動作を容易に行えるとともに、折り曲げ動作を繰り返しても形状を維持できるフレキシブル表示装置及びフレキシブル表示装置の製造方法が提供される。
また、高透明のナノシートNSは、光学接着層300のベースとなる樹脂組成物の性能(接着力、透過率等)に影響を与えない添加剤である。このため、本実施形態の光学接着層300は、既存の光学接着材(OCA)等より容易に製造できる利点がある。
特に、アスペクト比が高い(例えば1000:1以上)ナノクレイは、少量でもチキソトロピー性を付与できる利点がある。さらに、ナノクレイは、原料が粘土鉱物であることから、OCA(光学接着層300)の製造コスト面でも優れている。
[変形実施形態]
本発明は、上述した実施形態に限定されることなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において適宜変更が可能である。
例えば、上述した実施形態においては、3つの光学接着層300のすべてにナノシートNSが含まれる場合について説明したが、これに限られない。3つの光学接着層300のうち、少なくとも1つの光学接着層300にナノシートNSが含まれ、チキソトロピー性が付与される構造としてもよい。
また、上述した実施形態においては、ナノシートNSは粘土鉱物(クレイ)系の層状無機化合物から分離されたナノクレイである場合について説明したが、ナノシートNSの種類はこれに限られない。さらに、添加剤は、チキソトロピー性を付与できる物質であればよく、その形状はシート状で*なくてもよい。例えば、添加剤としては、ナノサイズの粒子状物質を用いてもよい。
また、上述した実施形態においては、表示パネル100の下面側に、網目形状を有する金属メッシュ層500を設ける場合について説明したが、網目形状以外の形状の金属層に代替することもできる。例えば、内部に中空領域を有する平板状の金属層を用いても同様に放熱効果を奏する。
さらに、上述した実施形態においては、表示パネル100にタッチセンサ(タッチ電極アレイ)が一体化されている場合について説明したが、フレキシブル表示装置の種類に応じてタッチセンサを省略してもよい。
NS・・・ナノシート
1・・・表示部
2・・・タイミングコントローラ(TCON)
3・・・ソースドライブIC(SDIC)
100・・・表示パネル
200・・・カバーウィンドウ
300・・・光学接着層
400・・・偏光板
500・・・金属メッシュ層
600・・・接着層
700・・・バックプレート

Claims (13)

  1. 表示パネルと、
    前記表示パネルの表示面と前記表示面を覆う部材との間に設けられた、チキソトロピー性を有する光学接着層と、
    を備えるフレキシブル表示装置。
  2. 前記表示パネルの前記表示面側に設けられた偏光板をさらに備え、
    前記偏光板の偏光軸の軸方向は、前記表示パネルを折り曲げ可能な一方向に対して垂直である、
    請求項1に記載のフレキシブル表示装置。
  3. 前記表示パネルの前記表示面とは反対側の一面に接続され、前記表示パネルで生じた熱を放熱させる金属層、
    をさらに備える請求項1又は2に記載のフレキシブル表示装置。
  4. 前記金属層は、網目形状に形成されている、
    請求項3に記載のフレキシブル表示装置。
  5. 前記表示パネルと前記金属層との間に設けられた、前記チキソトロピー性を有する他の光学接着層、
    をさらに備える請求項3又は4に記載のフレキシブル表示装置。
  6. 前記光学接着層は、樹脂組成物と、前記チキソトロピー性を付与する添加剤とを含む、
    請求項1乃至5のいずれか1項に記載のフレキシブル表示装置。
  7. 前記添加剤は、層状無機化合物から分離されたシート状の2次元単結晶からなり、前記樹脂組成物の内部に分散配置されている、
    請求項6に記載のフレキシブル表示装置。
  8. 前記層状無機化合物は、モンモリロナイト、ベントナイト、ヘクトライト、オクトシリケートのいずれかである、
    請求項7に記載のフレキシブル表示装置。
  9. 前記光学接着層における前記2次元単結晶の含有率は、0.1〜30重量パーセントに設定される、
    請求項7又は8に記載のフレキシブル表示装置。
  10. 前記2次元単結晶の長さは、10〜1000ナノメートルであり、前記2次元単結晶の厚みは、1〜1000ナノメートルである、
    請求項7乃至9のいずれか1項に記載のフレキシブル表示装置。
  11. 前記光学接着層のチキソトロピーインデックス値は、1〜1000に設定される、
    請求項1乃至10のいずれか1項に記載のフレキシブル表示装置。
  12. 前記表示パネルは、有機発光素子を含む、
    請求項1乃至11のいずれか1項に記載のフレキシブル表示装置。
  13. 表示パネルを生成する工程と、
    チキソトロピー性を有する光学接着層を用いて、前記表示パネルの表示面と前記表示面を覆う部材とを接着する工程と、
    を備えるフレキシブル表示装置の製造方法。
JP2019143108A 2019-08-02 2019-08-02 フレキシブル表示装置及びフレキシブル表示装置の製造方法 Pending JP2021026102A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019143108A JP2021026102A (ja) 2019-08-02 2019-08-02 フレキシブル表示装置及びフレキシブル表示装置の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019143108A JP2021026102A (ja) 2019-08-02 2019-08-02 フレキシブル表示装置及びフレキシブル表示装置の製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2021026102A true JP2021026102A (ja) 2021-02-22

Family

ID=74663822

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019143108A Pending JP2021026102A (ja) 2019-08-02 2019-08-02 フレキシブル表示装置及びフレキシブル表示装置の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2021026102A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN114973948A (zh) * 2022-05-19 2022-08-30 深圳市华星光电半导体显示技术有限公司 柔性显示模组
WO2023185157A1 (zh) * 2022-03-31 2023-10-05 Oppo广东移动通信有限公司 支撑件、柔性屏组件和折叠式电子设备
WO2023197395A1 (zh) * 2022-04-14 2023-10-19 武汉华星光电半导体显示技术有限公司 支撑构件及显示装置

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2023185157A1 (zh) * 2022-03-31 2023-10-05 Oppo广东移动通信有限公司 支撑件、柔性屏组件和折叠式电子设备
WO2023197395A1 (zh) * 2022-04-14 2023-10-19 武汉华星光电半导体显示技术有限公司 支撑构件及显示装置
CN114973948A (zh) * 2022-05-19 2022-08-30 深圳市华星光电半导体显示技术有限公司 柔性显示模组
CN114973948B (zh) * 2022-05-19 2024-02-06 深圳市华星光电半导体显示技术有限公司 柔性显示模组

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5368125B2 (ja) 表示装置
JP2017120771A (ja) 有機発光表示装置
KR20230135549A (ko) 다중패널 유기발광 표시장치
US20140307378A1 (en) Flexible device
KR20170072973A (ko) 폴더블 표시장치용 광학접착층 및 이를 포함하는 폴더블 표시장치
US10580847B2 (en) Display device
US11079890B2 (en) Touch sensing unit and display device including the same
TWI621385B (zh) 顯示裝置
JP2021026102A (ja) フレキシブル表示装置及びフレキシブル表示装置の製造方法
EP3633750A1 (en) Display apparatus
KR102614061B1 (ko) 표시 장치
US20170162632A1 (en) Organic light emitting diode display device
KR20200082015A (ko) 플렉서블 표시장치
KR102510565B1 (ko) 플렉서블 표시장치
KR20170064161A (ko) 폴더블 표시장치용 광학접착층 및 이를 포함하는 폴더블 표시장치
US11720184B2 (en) Display device and touch sensing system including code patterns for more accurate input
CN112951886B (zh) 显示装置
US11450722B2 (en) Display device
TW201025592A (en) Pixel array layout
KR20140083252A (ko) 유연한 표시장치
TWI299634B (en) Dual emission organic electroluminescent device
KR20220082123A (ko) 표시 장치
KR20220039976A (ko) 표시 장치
KR20210129765A (ko) 표시 장치
KR102589901B1 (ko) 표시장치

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20220802

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20230720

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20230727

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20231027

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20231219

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20240419

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20240508