JP2021025940A - 検出装置および検出システム - Google Patents

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Abstract

【課題】検出装置において検出信号の積算蓄積を可能とする。【解決手段】N行M列(NおよびMは1以上の整数)に配列された複数の画素を有し、前記複数の画素はそれぞれ、電磁波を検出する検出器と、前記検出器に接続される第一容量と、前記第一容量の前記検出器と反対側の端子に接続される第一スイッチおよび第二スイッチと、前記第二スイッチの前記第一容量と反対側の端子に接続される第二容量と、を備え、前記第一スイッチの前記第一容量と反対側の端子、および前記第二容量の前記第二スイッチと反対側の端子は、基準電位に接続されている、ことを特徴とする検出装置。【選択図】図2

Description

本発明は、検出装置および検出システムに関する。
近年、0.3THzから30THzまでの周波数帯域のうち少なくとも一部の周波数成分を含む電磁波を検出する検出装置の開発が行われている。電磁波の検出により、二次元配置された画素毎の強度をイメージングすることもできる(テラヘルツ波カメラ)。本開示において上記の周波数帯域の電磁波を、単にテラヘルツ波とも称する。
テラヘルツ波カメラは、産業に有用と考えられている。それは、テラヘルツ波はX線の様に非金属物質を透過する、テラヘルツ波帯に生体分子や医療品などに固有の吸収スペクトルが多数存在する、テラヘルツ波カメラは多くのイメージング用途に必要な空間分解能を有するといった特徴があるためである。テラヘルツ波の応用分野として、物質内部の分光分析技術、X線に代わる安全な透視イメージング装置、生体分子や医療品の解析技術などが考えられている。
特許文献1には、低周波雑音を抑えた二次元アレイ検出素子を備えた検出装置が記載されている。
特開2014−175819号公報
しかしながら、特許文献1に記載の技術を用いると、同期検波の性質を利用してある程度低雑音の信号検出を行うことができるが、読み出しを行っていない素子に到達したテラヘルツ波を十分に生かすことができないという課題がある。例えば、N行、M列の二次元アレイ検出素子について、1行ずつ読み出しを行う場合、読み出し選択されていない行のテラヘルツ波検出信号は、取得することができない。
本発明はかかる課題を鑑みてなされたものであり、その目的は、検出信号を積算蓄積可能な検出装置および検出システムを提供することである。
本発明の第一の態様に係る検出装置は、
N行M列(NおよびMは1以上の整数)に配列された複数の画素を有し、前記複数の画素はそれぞれ、
電磁波を検出する検出器と、
前記検出器に接続される第一容量と、
前記第一容量の前記検出器と反対側の端子に接続される第一スイッチおよび第二スイッチと、
前記第二スイッチの前記第一容量と反対側の端子に接続される第二容量と、
を備え、
前記第一スイッチの前記第一容量と反対側の端子、および前記第二容量の前記第二スイッチと反対側の端子は、基準電位に接続されている、
ことを特徴とする。
本発明によれば、検出信号の積算蓄積が可能であり、したがって信号対雑音比が高い検出装置および検出システムを提供できる。
実施形態1に係る撮像装置の構成を示す図。 実施形態1に係る撮像装置の構成を示す図。 実施形態1の動作に係るタイミングチャート。 実施形態1に係る積算動作回数と蓄積される信号の関係を示す図。 実施形態2に係るアレイ検出素子および撮像システムを示す図。 実施例1に係る二次元アレイ検出素子の基板構造を示す図。 実施例1に係る撮像装置と画素の構成を示す図。
(実施形態1)
図1を参照して、実施形態1に係る撮像装置(テラヘルツ波カメラ)について説明する。本実施形態に係る撮像装置はテラヘルツ波を検出する検出装置として捉えることができる。図1は、本実施形態の画素の配列を示す模式図である。図1において、101は、被写体からの電磁波を検出する検出器を備えた画素であり、N行M列(NおよびMは2以上の整数)に配列されている。本実施形態では、画素が複数行および複数列に二次元配列されているが、行数および列数は特に限定されない。102は制御信号を発生する信号発生部、103は制御信号伝送線である。104は垂直走査回路、105は垂直走査線である。106は信号処理回路、107は読み出し線である。108は、各画素101に接続されたトランジスタであり、画素101における信号電荷を読み出すための選択スイッチとして機能する。垂直走査回路104により選択された行のスイッチ108がオンすることにより、選択された行の画素101の信号が読み出し線107を介して信号処理回路106に読み出される。信号処理回路106は、読み出した信号の増幅やノイズのフィルタリング等の信号処理とADC(Analog−to−digital converter)による信号のデジタル化を行う。垂直走査回路104により選択される行は1行ずつ切り替わり、1フレームの読み出し期間内にN行の信号読み出しを行順次に動作を行う。信号処理回路106の後段には、読み出した検出信号から画像を形成する画像処理回路(不図示)が設けられる。
図2は、本実施形態の一画素を示す模式図である。画素101は、検出器211、蓄積容量Cs214、スイッチSWs215、スイッチSWi216、蓄積容量Ci217、リセットスイッチSWr218を含んで構成される。蓄積容量Cs214が第一容量(第一キャパシタ)に相当し、蓄積容量Ci217が第二容量(第二キャパシタ)に相当し、スイッチSWs215が第一スイッチに相当し、スイッチSWi216が第二スイッチに相当する。
Cs214は、検出器211に接続され、検出器211が検出した信号電荷を蓄積する。スイッチSWs215は、Cs214の片端を基準電位にリセットする為のスイッチである。スイッチSWi216は、Cs214からCi217への電荷転送を制御する為のスイッチである。スイッチSWr218は、Ci217の片端を基準電位にリセットする為のスイッチである。SWs215の一方の端子はCs214の検出器211と反対側の端子に接続され、他方の端子はグランドに接続されている。SWi216の一方の端子はCs214の検出器211と反対側の端子に接続され、他方の端子はCi217に接続されている。Ci217の一方の端子はグランドに接地され、他方の端子はSwi216に接続される。スイッチSWr218の一方の端子はグランドに接地され、他方の端子はC
i217に接続されている。
220はSWs215の制御信号伝送線であり、SWs215の制御端子に接続されている。221はインバータ(NOTゲート)であり、制御信号伝送線220と伝送線222の間に接続されている。伝送線222は、SWi216の制御端子に接続されている。
検出器211は、電磁波検出素子、および検出信号を増幅するための増幅器を含んで構成される。検出器211から出力される信号は、伝送線223を介して、テラヘルツ光源の非照射時出力レベルである第一の電位と、照射時出力レベルの第二の電位を繰り返し出力する。ここで第一の電位と第二の電位は、毎回同じと限らず、ばらつきを有する。
SWs215とSWi216は、制御信号伝送線220から伝送される制御信号にしたがって、テラヘルツ光源の照射有無に同期して動作する。本実施形態では、SWs215とSWi216のスイッチ動作を繰り返すことにより、第一の蓄積容量Cs214で受けた検出器211から出力される信号を、第二の蓄積容量Ci217に積算蓄積する。以下、この積算蓄積動作について詳細に説明する。
図3は、本実施形態の1画素の動作を示すタイミングチャートである。
t0からt1期間では、SWi216とSWs215はオフであり、SWr218がオン状態となることにより、第二の蓄積容量Ci217がリセットされる。t0からt1期間のテラヘルツ光源の照射非照射や検出器の出力の状態は、Ci217のリセット動作には影響しない。つまり、図3では、t0からt1期間テラヘルツ光源は非照射、検出器出力は第一の電位としているが、テラヘルツ光源は、照射されていても、非照射であっても良く、また、照射と非照射を繰り返していても良い。
t1からt2期間は、テラヘルツ光源非照射期間であり、検出器211の出力電位は、テラヘルツ光源非照射時の出力レベルである第一の電位となる。t1からt2期間において、SWr218とSWi216はオフであり、SWs215がオン・オフ動作することで、Cs214の片端が基準電位にリセットされる。
t2からt3期間は、テラヘルツ光源照射期間であり、検出器211の出力電位は、テラヘルツ光源照射時の出力レベルである第二の電位となる。検出器211の出力電位が第一の電位から第二の電位に変化することで、第一の蓄積容量Cs214には第一の電位と第二の電位の差分の信号が電荷として保持される。t2からt3期間では、SWr218とSWs215がオフ状態で、SWi216がオン・オフする動作を行う。t2からt3
期間にSWi216がオン・オフ動作をすると、第一の蓄積容量Cs214に蓄積された電荷は、電荷保存則により、第一の蓄積容量Cs214と第二の蓄積容量Ci217により決まる値として、Ci217に移動して保持される。
t3からt4期間は、テラヘルツ光源非照射期間であり、検出器211の出力電位は、テラヘルツ光源非照射時電位である第一の電位となる。t3からt4期間における第一の電位は、検出器出力のばらつきの為、t1からt2期間における第一の電位と同じにならないことの方が多い。t3からt4期間におけるSWr、SWs、SWi、の動作は、t1からt2期間と同じである。
t4からt5期間は、テラヘルツ光源照射期間であり、検出器211の出力電位は、テラヘルツ光源照射時の出力レベルである第二の電位となる。t4からt5期間における第二の電位は、検出器出力のばらつきの為、t3からt4期間における第二の電位と同じにならないことの方が多い。第一の電位と第二の電位のばらつきは、後述の積算動作の繰り
返しによる平均化効果により低減することができる。t4からt5期間におけるSWr、SWs、SWi、の動作は、t2からt3期間と同じである。
t3以降は、t1からt3期間の動作を第二の蓄積容量Ci217の電位読み出しまで複数回繰り返す。第一の蓄積容量Cs214と第二の蓄積容量Ci217の容量を適切に選ぶと、t1からt3期間の動作を繰り返すたびに、第二の蓄積容量Ci217に保持される電荷は増加して、信号が積算されているような動作をする。説明の為、t1以降のSWs215のオン・オフ動作後にSWs215をオフに維持した状態で、Swi216がオン・オフ動作することを「1回の積算動作」と呼ぶ。
なお、本実施形態においては、t1からt2期間にSWs215のオン・オフ動作を、t2からt3期間にSWi216のオン・オフ動作を行っているが、スイッチの動作をこの期間に限定するものではない。SWs215のオン・オフ動作は、検出器出力の第一の電位を得るためのものであるので、検出器211の出力電位が第一の電位である時刻または第一の電位近傍である時刻において行われればよい。同様にSWi216のオン・オフ動作は、検出器出力の第二の電位を得るためのものであるので、検出器211の出力電位が第二の電位である時刻または第二の電位近傍である時刻において行われればよい。ただし、SWs215とSWi216を同時にオンするとCi217に保持した電荷が抜けてしまう為、一連の積算動作中にSWs215とSWi216を同時にオンすることは避ける必要がある。
第一の蓄積容量Cs214を用いた第一の電位と第二の電位の差分信号の取り出しは、相関二重サンプリングによる。これにより、検出器211内の電磁波検出素子が発生する低周波雑音、増幅器を含む回路が発生するkTC雑音などの直流的雑音・低周波雑音の低減効果を得ることができる。
積算動作を繰り返すことにより、第二の蓄積容量Ci217には第一の電位と第二の電位の差分に応じた信号が積算回数分だけ積算される。ここで、第一の電位と第二の電位の、積算動作の繰り返しによるばらつきは、平均化効果により低減することができる。積算回数が多い程ばらつきの平均化効果は大きいが、積算回数は、第二の蓄積容量Ci217の第一の蓄積容量Cs214に対する容量比により制限される。第一の電位と第二の電位の差をV1、容量Ci217の電位をV2としたとき、1回の積算動作後の容量Ci217の電位V2’は式(1)のようになる。式中のCiおよびCsは、第一の蓄積容量Cs214および第二の蓄積容量Ci217の静電容量をそれぞれ表す。
Figure 2021025940
つまり積算を繰り返し、V2がV1に近づくと、1回の積算によるV2’の変化は0に近づく。これは、積算を繰り返すとCi217の電位V2が電位V1で飽和することを意味する。ここで容量比Ci/Csを大きくすれば、飽和するまでの積算回数を増やすことができる。本実施形態においては、1フレームの読み出し期間にN行を行順次に読み出すローリング読み出し動作を行う。N>1のとき、各画素は自身の読み出し期間を除くN−1行分の読み出し期間中積算動作を繰り返す。1行の読み出し時間に最低限の積算回数である1回の積算を行うとした場合、第二の蓄積容量Ci217の第一の蓄積容量Cs214に対する容量比Ci/Csを(N−1)以上とする。第一の蓄積容量Cs214の静電容量Csと第二の蓄積容量の静電容量Ciを、Ci/Cs>N−1の関係を満たすように設定する。これにより、Ci217が飽和することなくN−1回以上の積算動作が可能となる。この条件を以下詳細に説明する。
まず、1行の読み出し時間の中には積算動作を整数n回にすることが、制御信号220のパルスを発生させる信号発生器102や垂直走査回路104、信号処理回路106の動作において制御信号が簡単化されるため好ましい。仮に、1行の読み出し時間あたりの積算動作を1回未満(複数行の読み出し時間に1回の蓄積動作)とすると、垂直走査線105や制御信号伝送線103を各行で共通化できず、構成や制御が大幅に複雑化し、信号精度やコストの面で大きく不利である。1行の読み出し時間あたりの蓄積動作回数を1より大きい非整数としても同様の問題が生じる。一方、1行の読み出し時間あたりの積算動作回数は、整数であれば構成や制御の複雑化は招かない。つまり、nは1以上の整数であればよい。よって、積算動作回数はn=1のとき一番小さく(N−1)回となり、積算動作回数は(N−1)回以上になる。ここで、もしCi/Cs<N−1であると、(N−1)回の積算動作の最中に第二の蓄積容量Ci217に蓄積される信号は、ほぼ第一の電位と第二の電位の差分の値に近づいてしまい、積算動作が行われてもほとんど信号は蓄積されず飽和してしまう。つまり、積算動作回数は最低でも(N−1)回であるから、第二の蓄積容量Ci217の第一の蓄積容量Cs214に対する容量比Ci/Csは最低でも(N−1)以上が必要であることがわかる。よって、Ci/Cs>N−1が最低でも必要な条件となる。また、1行の読み出し時間にn回の積算動作があるので、1フレームの積算動作回数は(N−1)×n回になる。この場合、Ci/Csは(N−1)×n以上、つまりCi/Cs>(N−1)×nの関係を満たすことがより好ましいことは言うまでもない。
なお、第二の蓄積容量Ci217の第一の蓄積容量Cs214に対する容量比Ci/Csの上限は特に限定されないが、例えば、Ci/Cs≦10×(N−1)×n、あるいは、Ci/Cs≦2×(N−1)×nとすることができる。
図4は、積算動作回数と第二の蓄積容量Ci217に蓄積される信号の関係を示す図である。Ci/Cs>N−1としたときの積算動作回数に対するCi217に蓄積される信号は、実線441で表される。Ci/Cs<N−1のときの積算動作回数に対するCi217に蓄積される信号は、破線442で表される。Ci/Cs<N−1のとき積算動作回数N−1回におけるCi217に蓄積される信号は、b点のように飽和付近となる。このような飽和付近では、積算動作が行われてもほとんど信号は蓄積されず、積算動作を増やすことによる雑音低減効果が十分得られないため、良好な画像を得ることができない。一方で、Ci/CsをCi/Cs>N−1と大きく取ることができれば、積算動作回数がN−1回のときのCi217に蓄積される信号は、a点のように飽和より十分小さい。したがって、積算動作により信号をCi217に蓄積することができるため、積算動作による雑音低減効果が得られて良好な画像を得ることができる。
本実施形態においてSWs215、第二の蓄積容量Ci217およびリセットスイッチSWr218の片端をグランドと接続しているが、これに限定されない。一連の動作中に変化のしない基準電位であればグランド電位(接地電位)ではなく電源電位に接続されても、本実施形態と同等の動作が可能である。
以上のように、本実施形態によれば、各画素に信号蓄積機能を備えることで、読み出し期間外においても、各画素においてテラヘルツ波検出信号の積算蓄積が可能になる。各画素では、読み出し選択されていない期間においても、電磁波検出素子などにおける低周波雑音が除去された短い周期での繰り返し積算蓄積動作が可能となる。また、第二の蓄積容量Ciと第一の蓄積容量Csの容量比がCi/Cs>(N−1)×nであるので、(N−1)×n回の繰り返しの積算蓄積動作において第二の蓄積容量Ciが飽和しない。したがって、積算動作を繰り返すことによる雑音低減効果により信号対雑音比(S/N比)の高い画像信号が取得可能である。
(実施形態2)
図5を参照して、実施形態2に係る撮像システム(検出システム)について説明する。図5は、本実施形態の撮像装置(テラヘルツ波カメラ)と被写体に対して電磁波のアクティブ照明を行う照明装置とを含む撮像システムを示す。テラヘルツ帯の周波数帯域では、赤外帯域とは異なり、背景黒体輻射のエネルギーが小さいので、必要なS/N比を得る為にアクティブ照明を使用することが多い。
図5に示すように、本実施形態の撮像システムは、照明装置500と撮像装置550を備える。照明装置500は、テラヘルツ波発生器501とテラヘルツ波出力のオン・オフを制御するテラヘルツ波制御部502とによって構成されている。テラヘルツ波発生器501は、共鳴トンネルダイオード、エサキダイオード、ガンダイオードなどの負性抵抗素子を含んだ電子デバイス、量子カスケードレーザ、p−Geレーザ、鉛塩レーザなどの光デバイスの他、自由電子レーザなどの連続光源などでも良い。あるいは、テラヘルツ波発生器501は、パラメトリック発信器、光伝導素子、チェレンコフ放射型LiNbO発生器、UTC(Uni−traveling−carrier)フォトダイオードのような光−テラヘルツ波変換素子のようなパルス光源でもよい。テラヘルツ波制御部502は、電気的制御の他、シャッター制御などにより、テラヘルツ波出力のオン・オフを制御する。
照明装置500から発生したテラヘルツ波510は、被写体520を照射する。被写体を透過した被写体520の情報を含むテラヘルツ波530は、撮像装置550に入射する。撮像装置550は、被写体520との間に対物レンズ531を備えてもよい。本実施形態では、二次元アレイ検出素子551を使用しているため、焦点面アレイとすることができる。こうして、本実施形態では、被写体と二次元状に配列された二次元アレイ検出素子551との間に配置される対物レンズ531を含む。なお、図5では、被写体520を透過したテラヘルツ波530を検出する構成を示しているが、撮像装置550は被写体520で反射したテラヘルツ波を検出してもよい。
撮像装置550は、二次元アレイ検出素子551と制御信号発生器552を含んで構成される。二次元アレイ検出素子551における各画素は、実施形態1の画素101と同様の構成であり、電磁波検出素子553を含む。電磁波検出素子553は、テラヘルツ波光源オン・オフの好ましい動作周波数(10kHz〜100MHz)に応答できるショットキー障壁ダイオード、セルフスイッチングダイオードを採用することが好ましい。また、電磁波検出素子553は、MIM(Metal−Iusulator−Metal)ダイオードなどの整流検出器、チャネル層の電子プラズマセルフミキシングを用いたトランジスタ、例えばFET、HEMTなどでも好ましい。また、電磁波検出素子553は、量子井戸を用いたQWIP(Quantum−well−Infrared−Photode3tector)、量子ホール効果を用いた量子型検出器でもよい。つまり、電磁波検出素子553は、整流型検出器、トランジスタ、量子型検出器から選択された素子であってよい。
照明装置500におけるテラヘルツ波制御部502は、制御信号発生器552と同期するように形成されている。これにより、電磁波検出素子553は、テラヘルツ波発生器501の照射有無に同期して電磁波を検出する。そのため、例えば、テラヘルツ波発生器501の制御周波数と制御信号発生器552から出力される制御信号の周波数は同じである。テラヘルツ波制御部502と制御信号発生器552の間の情報伝達は、有線であっても無線であっても良い。また、テラヘルツ波制御部502は、テラヘルツ波出力のオン・オフのタイミングを調整できる機能を備えてもよい。
さらに具体的な撮像装置について、以下の実施例で説明する。
(実施例1)
図6および図7を用いて、実施形態1に対応するより具体的な実施例1を説明する。本実施例に係る撮像システムのテラヘルツ波カメラは、テラヘルツ波を撮像するための二次元アレイ検出素子を含む。図6は、二次元アレイ検出素子の基板構造を示したものであり、図6Aは平面図を、図6Bは、図6AのA−A’間の断面図を示している。図7は、撮像装置と画素の構成を示したものである。
図6A,図Bに示すように、二次元アレイ検出素子は、アンテナ基板650と回路基板651と支持基板652を含んで構成される。アンテナ基板650と回路基板651は貼り合わせられており、貫通電極により電気的に接続されている。回路基板651は、支持基板652に実装されている。
図7における画素701は、例えば、100×100程度の2次元アレイ状に配置された複数の画素の内の1つを表している。画素701は、アンテナ基板650上に形成された電磁波検出素子712を備える。電磁波検出素子712は、テラヘルツ波を電気信号に変換する光電変換素子であり、テラヘルツ波に分光感度を有する。電磁波検出素子712は、導電性を有するアルミニウムなどの金属薄膜から成るループアンテナ721と整流素子722を備えている。ループアンテナ721の共振周波数は、照明装置700から発生するテラヘルツ波710と同じ周波数になるように調整されている。整流素子722は、例えば、ショットキー障壁ダイオードである。ショットキー障壁ダイオードは、テラヘルツ波帯で機能し、かつ、室温で動作するので、好適である。電磁波検出素子712以外の画素701の各素子は、回路基板651上に形成される。回路基板651は画素701以外にも選択スイッチ708、読み出し線707、その他画素駆動に必要な垂直走査回路、信号の配線等を備える。回路基板651の回路は、シリコン基板上に標準CMOSプロセスを用いて形成する。
電磁波検出素子712の信号は、電流源730、リセットスイッチ732、バイアス容量733、NMOSトランジスタ731で構成されるゲート接地増幅回路で増幅される。増幅後の信号は、電流源734、リセットスイッチ735、NMOSトランジスタ737で構成されるソース接地増幅回路でさらに増幅される。ゲート接地増幅回路とソース接地増幅回路は、AC結合用の容量736で結合している。リセットスイッチ732、735によるリセット動作は、1フレームに1回または、1行の読み出し期間に1回行うことで、NMOSトランジスタ731と737の動作点を決めている。電磁波検出素子712の出力信号は、およそ数百μVと小さく、テラヘルツ波の入力の大きさに応じた電圧を有する。電磁波検出素子553の出力信号は、ゲート接地増幅回路とソース接地回路によりおよそ数千倍のゲインで増幅され、検出器711の出力信号として出力される。
スイッチ738と容量739は、高周波カットフィルターを構成し、検出器711からの信号の電気雑音を除去する働きをする。スイッチ738は、フィルタ機能の選択スイッチである。
ノンオーバーラップ回路740は、信号発生器702から受け取る信号に基づいて、スイッチSWs715とSWi716が同時にオンすることが無いようにした制御信号を、SWs715とSWi716に供給する。これにより、第二の蓄積容量Ci717の電荷抜けを防止している。SWs715とSWi716の制御信号周波数は、数MHzとする。電磁波検出素子712は、1/f雑音などの低周波雑音を生じる場合がある。低周波雑音が白色雑音に埋もれる周波数はノイズコーナー周波数とよばれ、ノイズコーナー周波数以上の周波数で制御信号を動作させることができれば低周波雑音を効果的に低減することができる。
信号発生器702は、回路基板651の外部に設けたものである。信号発生器702は、スイッチSWs715とSWi716を制御する信号の元となる信号をノンオーバーラップ回路740に出力する。信号発生器702は、また、ノンオーバーラップ回路740へ出力する信号周波数と同じ周波数の光源オン・オフ制御信号を照明装置700に出力する。
照明装置700は、信号発生器702からの制御信号と同じ周期で、数THzのテラヘルツ波710を照射・非照射を繰り返しながら照射する。テラヘルツ波の発生には、共鳴トンネルダイオード(RTD)と共振器であるパッチアンテナとを集積した素子を用いている。テラヘルツ波の発生源は、これに限らず公知のテラヘルツ波発生源が利用可能である。
本実施例の技術的効果を具体的に示すために、第一の蓄積容量Cs714を10fF、第二の蓄積容量Ci717を250pFとする構成について考える。第一の蓄積容量Csと第二の蓄積容量Ciの容量比Ci/Csは25000の為、およそ2万5000回以上
の積算動作が可能である。雑音成分がランダムであり、2万5000回の積算動作をする場合、平均化効果により1回の積算動作と比較して、ノイズ量をおよそ1/√25000=1/158に低減できる。ノイズ成分に1/f雑音が含まれていても、同様な効果がある。第二の蓄積容量Ciに蓄積された電荷は、電圧として選択スイッチ708を介して読み出し線707に読み出される。読み出した信号は、回路基板外の信号処理回路706でデジタル化される。
ここで、本実施例においての低周波ノイズ抑制について詳細に説明する。照明装置700が照射しているときの検出素子712の出力は、次段の増幅回路で増幅されて、第一の蓄積容量Cs714に照射時電位(第二の電位)として入力される。次に、照明装置700が非照射のときの検出素子712の出力が次段の増幅回路で増幅されて、第一の蓄積容量Cs714に非照射時電位(第一の電位)として入力される。ノンオーバーラップ回路740の出力パルスにより、SWs715とSWi716が制御されると、一回の積算動作で照射時電位と非照射時電位の差分に比例した信号が第二の蓄積容量Ci717に積算される。つまり、この動作は、SWs715とSWi716を制御する期間内で(照射時電位−非照射時電位)引き算動作として働く。検出器711の出力信号には、1/f雑音などの低周波雑音が重畳される。そのため、Cs714に入力される照射時電位及び非照射時電位には、前記低周波雑音が直流的な誤差として表れる。本実施例では、SWs715とSWi716を制御する信号周波数は、数MHzとしており、検出器711の低周波雑音に対して高速である。したがって、先に述べたように、第二の蓄積容量Ci717に積算される値は、引き算動作後の信号として働くのでその時間範囲での直流的な誤差は、引き算動作により小さくなることがわかる。これは、1回の積算動作を周期Tとすると引き算動作は周波数1/T以下の低周波カットフィルターとして働くためで、1/f雑音のような低周波側で大きいノイズ成分内の周波数1/T以下の成分がカットされるからである。
以上により、検出器711のノイズコーナー周波数よりも早い周波数でSWs715とSWi716を制御することで、検出器711の1/fノイズは除去され、画素701の出力信号の雑音成分は、物理的に避けられない白色雑音のみとすることが出来る。
また、ノイズコーナー周波数よりも高い白色雑音(ショット雑音)などの高周波雑音は、ソース接地増幅回路内のNMOSトランジスタと容量739や寄生容量により除去することが出来る。本実施例においては、スイッチ738を制御しソース接地増幅回路の数MHz以上の高周波側の周波数の出力を減じている。つまり、積算動作周期Tの値に応じス
イッチ738を制御し、ソース接地増幅回路の高周波側の周波数応答を「1/Tより高い周波数を減衰させる高周波カットフィルター」として動作させることにより白色雑音を減じることができる。また、電磁波検出素子712で得られる有効な(照射時電位−非照射時電位)信号は、周波数1/T付近に分布しており、必要な信号が減じることはない。
このように、本実施例の撮像装置では、積算動作周波数1/Tを、検出器で生じる1/f雑音とショット雑音(白色雑音)のスペクトル密度が等しくなる周波数であるコーナー周波数以上になるように、1回の積算動作の周期Tを設定している。本実施例においては、第一の蓄積容量Cs714は10fF、第二の蓄積容量Ci717は250pF、つまりCi/Cs=25000と大きく、N=100をCi/Cs>(N−1)×nに代入すると、n=252という大きな値でも条件を満足できる。一行の読み出し時間が一定であるという条件において、nを大きくすると、SWsとSWiの制御信号の周波数を高くすることが出来る。例えば、本実施例で一行の読み出し時間が30μsの場合、SWs715とSWi716の制御信号の周期は30μs/252=0.12μsになり、SWs715とSWi716の制御信号は5MHzという高い周波数にできる。これにより、電磁波検出素子712の5MHz以下の1/f雑音は抑制され、良好な撮像装置を構成できている。
以上説明したように、本実施例の動作は積算動作を繰り返すことによる雑音低減効果を得ることができ、周波数1/T以下にある低周波の雑音成分は抑制することができ、良好な撮像信号を得ることができる。また、本実施例のように積算動作周波数1/Tを雑音のコーナー周波数以上になるよう設定すると1/f雑音が除去され、良好な撮像信号を得ることができる。さらに、増幅回路の周波数応答を抑制し、積算動作周波数1/Tより高い周波数を減衰させる高周波カットフィルターとして動作させると、より良好な撮像信号を得ることができる。
以上、本発明の実施形態と実施例について説明したが、本発明はこれらの実施形態と実施例に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形および変更が可能である。例えば、本実施例では、電磁波検出素子にループアンテナとショットキー障壁ダイオード、増幅器にゲート接地増幅回路とソース接地増幅回路を用いた検出器を示したが、それ以外の検出器でもよい。検出器の出力が二値を繰り返し出力するものであれば、積算動作の繰り返しにより雑音低減効果を得ることができる。さらに、用いる検出器が高速動作させることができるものであれば、積算動作の高速化による低周波雑音を低減することができる。
上記の実施形態における撮像装置は画素がN行M列(N>1,M>1)2次元配列されたアレイセンサであるが、本発明はラインセンサ(N=1,M>1)および1画素センサ(N=M=1)にも適用可能である。本開示に係る撮像装置(検出装置)は、検出器からの信号を蓄積する機能を有するので、読み出し期間中に複数回の積算蓄積動作を繰り返すことができる。N=1の場合、読み出し期間中の積算蓄積動作回数をn(n>1)としたときに、第二の蓄積容量Ciと第一の蓄積容量Csの容量比をCi/Cs>nとすればよい。そして、積算動作周波数が低周波雑音のコーナー周波数以上となるように設定すれば、上記と同様に低周波雑音の低減効果が得られる。
また、本発明に係る撮像装置が検出する電磁波はテラヘルツ波に限定されない。本開示に係る撮像装置(検出装置)は、マイクロ波やミリ波のようなテラヘルツ波よりも低い周波数帯の電磁波、および赤外光や可視光のようなテラヘルツ波よりも高い周波数帯の電磁波を検出対象としても同様の効果が得られる。
さらに、本発明に係る撮像装置および検出システムは、電車や自動車等の移動体に備えることも可能である。
101 画素
211 検出器
214 第一の蓄積容量Cs
215 スイッチSWs
216 スイッチSWi
217 第二の蓄積容量Ci

Claims (13)

  1. N行M列(NおよびMは1以上の整数)に配列された画素を有し、前記画素は、
    電磁波を検出する検出器と、
    前記検出器に接続される第一容量と、
    前記第一容量の前記検出器と反対側の端子に接続される第一スイッチおよび第二スイッチと、
    前記第二スイッチの前記第一容量と反対側の端子に接続される第二容量と、
    を備え、
    前記第一スイッチの前記第一容量と反対側の端子、および前記第二容量の前記第二スイッチと反対側の端子は、基準電位に接続されている、
    ことを特徴とする検出装置。
  2. 前記Nは2以上の整数であり、
    前記第一容量の静電容量Csおよび前記第二容量の静電容量Ciは、Ci/Cs>N−1の関係を満たす、
    請求項1に記載の検出装置。
  3. 前記第一スイッチがオン・オフされた後に、前記第一スイッチをオフに維持した状態で、前記第二スイッチをオン・オフする積算動作が複数回繰り返し行われる、
    請求項1または2に記載の検出装置。
  4. 1回の積算動作において、前記検出器の出力は、第一の電位と第二の電位とを取り、
    前記第一スイッチのオン・オフのオフ動作は、前記検出器の出力が前記第一の電位である時刻または前記第一の電位の近傍である時刻において行われ、
    前記第二スイッチのオン・オフのオフ動作は、前記検出器の出力が前記第二の電位である時刻または前記第二の電位の近傍である時刻において行われる、
    請求項3に記載の検出装置。
  5. 前記画素からの信号読み出しが行順次で行われ、
    1行の読み出し時間において、前記積算動作がn回(nは1以上の整数)行われ、
    前記第一容量の静電容量Csおよび前記第二容量の静電容量Ciは、Ci/Cs>(N−1)×nの関係を満たす、
    請求項3または4に記載の検出装置。
  6. 1回の積算動作の周期Tは、積算動作の周波数1/Tが、前記検出器で生じる低周波雑音のコーナー周波数よりも大きい、
    請求項3から5のいずれか1項に記載の検出装置。
  7. 前記検出器と前記第一容量のあいだに設けられた高周波カットフィルターをさらに備える、
    請求項3から6のいずれか1項に記載の検出装置。
  8. 前記第二スイッチのオン・オフ動作は、オン・オフ制御が可能な光源のオン・オフ動作と同期している、
    請求項3から7のいずれか1項に記載の検出装置。
  9. 前記検出器は、入射する電磁波の強度に応じた電位を出力する、
    請求項1から8のいずれか1項に記載の検出装置。
  10. 前記検出器は、0.3THzから30THzのあいだの少なくとも一部の周波数帯の電磁波を検出する電磁波検出素子と、前記電磁波検出素子の出力信号を増幅する増幅回路と、を有する、
    請求項1から9のいずれか1項に記載の検出装置。
  11. 前記電磁波検出素子は、ループアンテナと、前記ループアンテナと接続している整流素子と、を有する、
    請求項10に記載の検出装置。
  12. 0.3THzから30THzのあいだの少なくとも一部の周波数帯の電磁波を照射する光源と、
    前記電磁波を検出する請求項1から11のいずれか1項に記載の検出装置と、
    を備える検出システム。
  13. 前記光源のオン・オフ動作に同期した、前記第二スイッチのオン・オフを制御する制御信号を発生させる信号発生器をさらに備える、
    請求項12に記載の検出システム。
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