JP2021024730A - 集合移載装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】搬送されてきた物品を集合して揃えた集合品として受渡し先に移載し得る簡単な構成の集合移載装置を提供する。【解決手段】搬送コンベヤ12の搬送終端から送り出される袋詰め品10を、所定数の集合品Wとしてバケット14に収容する第1の移載ロボット16が設けられる。第1の移載ロボット16は、受入れ位置S1でバケット14を、第2支持部材14cを上方に配置する受入れ姿勢とし、前記搬送終端から送り出される袋詰め品10は下方に配置した第1支持部材14b上に積み重ねられる。バケット14は、受け入れた袋詰め品10の後端が、搬送コンベヤ12の回転走行部12bとの間にわずかな隙間を存し、第1支持部材14bの支持高さを、回転走行部12bから袋詰め品10が落差を持ってバケット内へ着地し得るよう、物品検知センサ30の検知結果に応じた受け高さと受入れ姿勢とになるよう動作する。【選択図】図1

Description

本発明は、物品を集合して移載する集合移載装置に関する。
横臥姿勢で搬送されてきた物品を、起立姿勢にして複数個単位で集合し、その集合品を下流の処理部まで移載する各種の装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に開示の装置は、横臥姿勢で搬送されてきた物品を、姿勢変換部で個々に起立させながら集合部に順次送り出し、該集合部において起立姿勢の物品を所定個数で集合し、その集合品を移送部で纏めて保持して次工程に送り込むよう構成される。
特開2018−193229号公報
特許文献1に開示の装置では、物品を集合する際に、複数の物品を揃える手段を、集合部に物品を送り込む手段とは別に設ける必要があり、構成が複雑化する問題がある。また、物品を横臥姿勢から起立姿勢として集合した集合品を次工程に送り込むために、姿勢変換部や集合部に加え、集合部で集合した集合品を次工程に送り込む移送部が設けられ、処理工程が多くなると共に、物品の姿勢を維持するための姿勢維持機構を各処理工程間に設けなければならず、装置全体が複雑化する問題がある。また、集合品の向きを変換する場合は、各処理部に加えて向き変換部が必要となり、更なる装置の複雑化を招く。更に、多品種に対応するためには、物品のサイズに対応した部品交換や型換えの調節機構などを各処理部毎に設けなければならず、品種切り替えのための部品交換や型換えの調節作業が煩雑で、多くの時間を必要とする難点も指摘される。
本発明は、搬送されてきた物品を集合して揃えた集合品として受渡し先に受け渡すようにした簡単な構成の集合移載装置を提供することを目的とする。
本願の請求項1に係る発明の集合移載装置は、
物品(10)を所定間隔毎に搬送し、搬送終端に回転走行部(12b)を備えた搬送コンベヤ(12)と、
該搬送コンベヤ(12)から送り込まれる物品(10)を検知する物品検知センサ(30)と、
前記搬送コンベヤ(12)から送り込まれた物品(10)を、所定数で重ねた集合品(W)としてバケット(14)に収容して受渡し先(S2)まで移すよう動作制御されるハンドリング部(32)を設けた移載ロボット(16)と、から構成し、
前記バケット(14)は、
前記物品(10)を受け入れる開口域(14f,14g,46a)の下部を画成し、前記搬送コンベヤ(12)から送り込まれる物品(10)を積み重ねて下方から支持する第1支持部材(14b,48)と、
該第1支持部材(14b,48)で支持する集合品(W)の上部となる一側を支持する支持位置と、該支持位置から離間した拡開位置へ移動して前記開口域(14f,14g,46a)を拡大可能な第2支持部材(14c,49)と、
前記搬送コンベヤ(12)から送り込まれる物品(10)の搬送方向前方を閉鎖し、前記第1支持部材(14b,48)の上部へ積み重なる物品前部の位置を規制可能に前記両支持部材(14b,14c,48,49)の間に配設した支持壁(14a,47)を備え、
前記搬送コンベヤ(12)からバケット(14)への物品(10)の受入れ位置(S1)において、
前記第2支持部材(14c,49)を拡開位置として、その拡大した開口域(14f,14g,46a)から左右を側壁部材(14,51)で案内してバケット(14)へ物品(10)を受け入れ、該物品(10)をバケット(14)へ受け入れた際の物品(10)の搬送方向後端が、前記回転走行部(12b)との間にわずかな隙間(N)を存するように、前記搬送方向の前方へ前記支持壁(14a,47)を前傾姿勢で臨ませ、前記第1支持部材(14b,48)による支持高さを、前記回転走行部(12b)から物品(10)が落差を持ってバケット内へ着地し得るよう、
前記物品検知センサ(30)による検知結果に応じたバケット(14)の受け高さと受入れ姿勢とになるように、前記ハンドリング部(32)を動作制御することを特徴とする。
請求項1に係る発明によれば、搬送コンベヤの搬送終端からバケットに送り込まれた物品は、バケット内に収容された状態で物品の後端から搬送コンベヤ終端の回転走行部(プーリに巻き掛けられたベルト表面)までがわずかな隙間に維持されると共に、第1支持部材の支持高さを、回転走行部から物品が所定の落差でバケット内に着地する高さとしてバケットへの物品の受入れ動作が行われるので、支持壁に跳ね返されたり搬送遅れによりバケット内に収まりきれなかったりした物品は、その後部が搬送コンベヤの終端における回転走行部に当接してバケットに向けた下方への送り力が付与され、常にバケットへの送り込み作用がもたらされるので、各物品を傾斜した支持壁に寄せた状態で揃えて上下に重ねた集合品とすることができる。また、バケットの支持壁と回転走行部とが、バケット内に収容された物品の後端が回転走行部との間にわずかな隙間を存する離間距離に設定されることで、搬送コンベヤからバケット内に飛び込んで収容された物品の後部が前記回転走行部により規制されながらバケットが下降動作するので、バケット内へ収容された物品は、上下に重なって揃った状態の集合品として積み重なる。すなわち、別途揃え装置などを設けることなく簡単な構成で物品を揃えた集合品として受渡し先に受け渡すことができる。
請求項2に係る発明では、前記バケット(14)を、前記受入れ位置(S1)における受入れ姿勢から、物品(10)が前記支持壁(14a,47)を底部としてコバ立てで横並びとなるように姿勢変換すると共に、受渡し先となる受渡し位置(S2)まで移動するように、前記ハンドリング部(32)を動作制御することを特徴とする。
請求項2の発明によれば、集合品を収容したバケットを姿勢変換して物品が支持壁を底部としてコバ立てで横並びとなるように構成したので、物品の姿勢を変換する専用の姿勢変換部や、姿勢変換部と集合部との間で物品の姿勢を維持するための姿勢維持機構などを別途設けることなく装置構成を簡略化することができる。
請求項3に係る発明では、前記バケット(14)は、前記受入れ位置(S1)における物品(10)の受入れ姿勢において、少なくとも前記支持壁(14a,47)が前記搬送方向の後方を向く側に開放する第1開口(14f,46a)を前記開口域として有し、
前記バケット(14)の受入れ位置(S1)において、
前記第2支持部材(14c,49)を、前記第1支持部材(14b,48)から上方へ離間する拡開位置に移動するか、あるいは、前記第1支持部材(14b,48)の上方から退避する拡開位置に移動することで前記開口域(14f,14g,46a)を拡大するよう動作する拡開手段(24,50)を備え、
前記物品検知センサ(30)による検知数が所定数となった際に、前記バケット(14)を前記受渡し先(S2)へ向けて移動すると共に、前記第2支持部材(14c,49)を、前記拡開位置から前記第1支持部材(14b,48)とによる集合品(W)の支持位置とするよう、前記拡開手段(24,50)を動作するようにしたことを特徴とする。
請求項3に係る発明によれば、バケット内に物品を受け入れる際には第2支持部材が拡開位置にあるので、バケットにおける物品の受け入れ側となる搬送コンベヤを向く前方または前方と上方の開口域が拡大し、搬送終端から送り出される物品を高速でも良好に受け入れることができる。また、集合品を収容したバケットを受渡し先へ向けて移動する際には、第2支持部材を支持位置に移動して集合品における物品が重なる並び方向の前後を支持するので、移動時に物品が位置ずれしたり集合姿勢が変化するのを抑制することができる。
請求項4に係る発明では、前記受入れ位置(S1)で集合品(W)をバケット内に受け入れて前記受渡し位置(S2)まで送る前記移載ロボット(16)である第1の移載ロボット(16)と、前記受渡し位置(S2)において第1の移載ロボット(16)におけるバケット内の集合品(W)を保持手段(20)で保持して受け継ぎ、該保持手段(20)で保持した集合品(W)を次工程となる包装機の供給コンベヤ(38)へ移載する第2の移載ロボット(22)を設けたことを特徴とする。
請求項4の発明によれば、第1の移載ロボットで集合した集合品を、第2の移載ロボットに受け継いで供給コンベヤに移載するよう構成したので、集合品を受け渡した第1の移載ロボットによる物品の集合処理の効率化を図ることができる。
請求項5に係る発明では、前記第2の移載ロボット(22)は、前記受渡し位置(S2)において、前記保持手段(20)で保持して受け継いだ集合品(W)を、第1の移載ロボット(16)におけるバケット(14)の収容部外まで移動して前記保持手段(20)を90度水平回転し、物品(10)の並びを直交方向に変換した集合品(W)として、前記次工程の供給コンベヤ(38)の搬送間隔と搬送タイミングに合わせて移載するよう構成したことを特徴とする。
請求項5の発明によれば、バケット内に物品を上下に集合して得た集合品の物品が重なる並び方向を、バケットから集合品を受け継いだ第2の移載ロボットで変換して供給コンベヤに移載するよう構成したので、包装機の包装部に、物品が整列した集合品の並びが乱れるのを防止して効果的に供給することができる。
請求項6に係る発明では、前記受渡し位置(S2)において、前記第2の移載ロボット(22)の保持手段(20)で集合品(W)を保持して受け継ぐ際に、前記バケット(14)と保持手段(20)を物品(10)の並び方向に離間するよう相互に移動し、その移動時において、前記第1支持部材(14b)と第2支持部材(14c)との何れかを集合品(W)の支持位置から退避するよう構成したことを特徴とする。
請求項6の発明によれば、バケットおよび保持手段を離間するよう相互に移動して集合品をバケット外に移動するよう構成したので、第1の移載ロボットから第2の移載ロボットへの集合品の受け渡しに要するタクトタイムを短縮して高速処理化を図ることができる。
請求項7に係る発明では、前記第2支持部材(14c)は、前記バケット(14)の支持壁側に回動支点を備えて、前記支持位置から前記拡開位置まで回動可能に構成したことを特徴とする。
請求項7の発明によれば、第2支持部材を回動して集合品の支持を解除するよう構成したので、簡単な構成で集合品の受け渡しを良好に行える。
請求項8に係る発明では、前記ハンドリング部(32)を複数設け、
各ハンドリング部(32)は、物品(10)を受け入れ中のバケット(14)の上方から次に物品(10)を受け入れるべき他のバケット(14)に向けて近接し、各バケット(14)を連ねて同調下降すると共に、受け入れを終えたバケット(14)の上方に連なる次のバケット(14)について、前記第1支持部材(14b,48)の高さを、続けて送り込まれる物品(10)に対応した支持高さとし、前記バケット(14)の受け高さと受入れ姿勢とになるように、前記ハンドリング部(32)を動作制御するようにしたことを特徴とする。
請求項8の発明によれば、ハンドリング部を複数設け、搬送コンベヤから送り出される物品をバケットに集合する受入れ動作を、複数のバケットで間断なく行うよう構成したので、処理能力を向上することができる。
請求項9に係る発明では、前記搬送コンベヤ(12)は、前記回転走行部(12b)に向けて、少なくとも物品(10)を吸着して搬送する傾斜搬送部(12a)を有し、前記回転走行部(12b)から投下される物品(10)は、搬送方向先端がバケット内へ着地した後に後端が物品高さ略1個分の落差でバケット内へ着地するよう、前記バケット(14)の受け高さと受入れ姿勢とになるように、前記ハンドリング部(32)を動作制御することを特徴とする。
請求項9の発明によれば、搬送コンベヤから送り込まれる物品は、先端と後端が一度に着地しないようにしたので、物品がバケット内に着地する際の衝撃を緩和して、物品を姿勢が乱れることなく上下方向に積み重ねて集合することができる。
本発明によれば、バケットに対して物品を搬送コンベヤによって先端が揃うように送り込むことができ、専用の手段を設けることなく簡単な構成で複数の物品を揃えた集合品として受渡し先に移すことができる。
実施例の集合移載装置を示す概略平面図である。 実施例の集合移載装置を一部縦断して示す概略側面図である。 実施例の集合移載装置による物品移載工程を示す説明図である。 実施例の集合移載装置において受入れ動作中のバケットと搬送コンベヤとの関係を示す説明である。 実施例の集合移載装置において物品を集合中のバケットの上に次のバケットを位置付けた状態を示す概略側面図である。 第2の実施例の集合移載装置を示す概略側面図である。 第2の実施例の集合移載装置を示す概略平面図である。 第2の実施例の集合移載装置において受入れ位置のバケットと搬送コンベヤとの関係を示す説明である。
次に、本発明に係る集合移載装置の好適な実施例を挙げて、添付図面を参照しながら以下説明する。
実施例に係る集合移載装置は、図1〜図3に示す如く、搬送コンベヤ12の搬送終端から送り出される物品としての袋詰め品10の通過を検知する物品検知センサ30と、搬送コンベヤ12の搬送終端から送り出される袋詰め品10を受け入れて、所定数で重ねた集合品Wとして収容可能なバケット14を装着したロボットハンド16aを備えた2基の第1の移載ロボット16と、を備え、物品検知センサ30により検知された袋詰め品10の検知タイミングと検知数に応じて、第1の移載ロボット16がバケット14を順次下降移動するよう動作制御されることで、該バケット14内に所定数の袋詰め品10が上下方向に揃って積み重ねられるよう構成される。前記バケット14は、袋詰め品10の集合品Wを、袋詰め品10が重なる並び方向の両外側となる上方および下方から支持する第1支持部材14bおよび第2支持部材14cを備え、両支持部材14b,14cで支持した集合品Wは、第1の移載ロボット16の動作により、バケット14が受渡し先へ向けて移動され、バケット14に収容された集合品Wが受渡し先となる受渡し位置まで移される。また、実施例の集合移載装置は、第1の移載ロボット16により受渡し先まで移動されたバケット14内の集合品Wを、袋詰め品10が重なる並び方向前後から挟んで保持する保持手段20を有し、該保持手段20を移動して集合品Wを次工程に移載する第2の移載ロボット22を備える。実施例における物品としては、製袋充填機においてピロー包装された袋詰め品10であって、左右に横シール部が形成されて横臥姿勢の袋詰め品10をコバ立て姿勢となるように起立し、横並びで整列した集合品Wとして受渡し先に受け渡す形態として例示するが、物品はこのような袋詰め品10に限らず、ピロー包装以外の各種袋詰め形態や、小箱詰め品、あるいは未包装品など、各種形態からなる物品を移載処理対象とすることができる。
前記搬送コンベヤ12は、図1、図2に示す如く、サーボモータ等の駆動源により走行する吸着ベルト26と吸引源に接続すると共に吸着ベルト26の裏面に接する吸引チャンバー28とを備え、吸引チャンバー28に設けた吸引孔28aを介して吸着ベルト26に設けた通孔26aに作用する吸引力によって、ベルト表面(搬送面)に袋詰め品10を吸着して搬送する。搬送コンベヤ12には、横シール部10aが物品搬送方向と交差する左右を向く横臥姿勢の袋詰め品10が、前工程から所定間隔ごとに供給される。また、搬送コンベヤ12の終端に向けて搬送面が下方傾斜する傾斜搬送部12aが設けられる。傾斜搬送部12aによって斜め下向きに搬送される袋詰め品10は、前記搬送コンベヤ12における吸着ベルト26に吸着保持されて搬送終端まで位置ずれを防止した状態で搬送される。図4(b)に示すように、傾斜搬送部12aからの袋詰め品10の送出ラインLは、バケット14の載置面(第1支持部材14bの上面または既に収容されている袋詰め品10の上面)に向けて袋詰め品10の先端が下向きとなって斜めに投入される。そして、袋詰め品10の先端が先にバケット14内の載置面に着地し、その後、後端が物品高さ略1個分の落差を持ってバケット14内の載置面に着地するようバケット14に収容される。搬送コンベヤ12の搬送終端は、プーリ13が回転可能に支持されて、吸着ベルト26の巻き掛け端部として吸着ベルト26が下向きに転向する回転走行部12bとされ、該回転走行部12bの前方に所定間隔離間した、後述する受入れ位置S1に位置付けられたバケット14内に袋詰め品10が順次積み重なって収容される。前記吸着ベルト26に載置されて搬送される袋詰め品10の後端は、前記回転走行部12bにおいて下方へ巻き込まれるようにして下向きの送り力が与えられる。前記搬送コンベヤ12の搬送終端まで搬送された袋詰め品10の通過を検知する前記物品検知センサ30が設けられ、該物品検知センサ30で袋詰め品10の通過を検知することにより、その袋詰め品10の物品検知数が、前記バケット14への物品送り込み数としてカウントされ、またその物品検知信号によりバケット14への物品送り込みタイミングを得ることができる。
前記バケット14は、図1〜図3に示す如く、支持壁14aと、該支持壁14aの一側へ延出して夫々対向配置され、前記袋詰め品10の受け入れ時における後述する受入れ姿勢で下方に位置する第1支持部材14bと上方に位置する第2支持部材14cと、第1支持部材14bおよび第2支持部材14cと交差する方向の両側に対向して配置された側壁部材14d,14dとを備え、これらの構成部材14b,14c,14d,14dによって囲われて、支持壁14aの内面15が向く外側に拡がって開口する一側方からの袋詰め品10の受け入れを許容する第1開口14fで収容部14eが画成される。この収容部14eには、搬送コンベヤ12から受け入れた前記袋詰め品10が横臥姿勢のまま前記第1開口14fの下部を画成する第1支持部材14bの上部に順次積み上げられて重なった集合品Wとなって収容される。前記第2支持部材14cは、バケット14に回動可能に支持され、拡開手段24によって移動されて、第1支持部材14bへの袋詰め品10の積み上げ(並び)方向に向けて拡がって開口する第2開口14gを開閉可能に構成される。すなわち、第2支持部材14cを、受入れ姿勢において第2開口14gを閉ざす位置から第1支持部材14bの上方から退避して第2開口14gの上方を開放し袋詰め品10の受け入れを許容する拡開位置まで移動することで、支持壁14aが搬送方向後方を向く側に開放する第1開口14fと第2開口14gが連続して収容部14eにおける支持壁14aの対面側(内面15が向く側)となる一側と上方との2方向を開放して、バケット14へ袋詰め品10を受け入れる開口域を拡大する。
図4に示す如く、前記バケット14は、受入れ位置S1において、前記支持壁14aが、前記搬送コンベヤ12の搬送終端(回転走行部12b)の前方で、搬送コンベヤ12の搬送方向前方へ向けて前傾し、該搬送コンベヤ12から送り込まれる袋詰め品10の搬送方向前方を閉鎖可能な受入れ姿勢となって位置付き、該受入れ姿勢において、前記第1支持部材14bが下方に位置すると共に前記第2支持部材14cが上方に位置する。図3に示す如く、第2支持部材14cは、前記支持壁14aに対して回動可能に支持され、前記拡開手段24によって第2開口14gを開放(開口域を拡大)する位置まで回動した拡開位置と、該第2開口14gを閉ざすと共に前記第1支持部材14bとで集合品Wを袋詰め品10の並び方向の前後から挟むように支持可能な位置まで回動した支持位置(第1支持部材14bで支持する集合品Wの上部となる一側を支持する位置)とに移動される。拡開手段24は、袋詰め品10をバケット14に受け入れる際には第2支持部材14cを拡開位置に移動しており、バケット14内へ所定数の袋詰め品10を受け入れた後に、受入れ位置S1から受渡し先となる受渡し位置S2へバケット14を移動するまでの間は、拡開位置から移動した第2支持部材14cを前記支持位置に維持するよう構成される。また、拡開手段24は、バケット14に収容した集合品Wを受渡し位置S2で第2の移載ロボット22へ受け渡す際に第2支持部材14cを拡開位置に移動する。なお、第1および第2支持部材14b,14cの延出端側には、その延出方向に開放する切欠部14h,14hが設けられる。図3に示す如く、受渡し位置S2までバケット14が移動すると、前記保持手段20に設けられた爪部20a,20aが前記切欠部14h,14hの空所を通過して、バケット内に収容された集合品Wを、その並び方向前後から挟持することができる。
図1に示す如く、前記第1の移載ロボット16は、前記ロボットハンド16aにバケット14を設けてハンドリング部32を構成する垂直多関節型ロボットなどが用いられ、第1の移載ロボット16は、前記搬送コンベヤ12の搬送向きと交差する向きに離間して2基配設される。各移載ロボット16は、バケット14を、前記搬送コンベヤ12の搬送終端から送り出される横臥姿勢の袋詰め品10を受け入れ可能な受入れ位置S1と、該受入れ位置S1から離間する受渡し位置S2とに移動するようにハンドリング部32を動作制御する。図4に示す如く、受入れ位置S1において、搬送コンベヤ12から送り込まれる袋詰め品10の搬送方向前方が支持壁14aによって位置規制され、バケット14に送り込まれた袋詰め品10は、搬送コンベヤ12の搬送終端の回転走行部12bの前方と、袋詰め品10の後端とにわずかな隙間Nを存するように支持壁14aが前傾して臨む、受入れ姿勢としてバケット14を位置付ける。そして、搬送コンベヤ12の搬送終端から送り込まれる袋詰め品10が、前述のように、所定の落差(例えば、物品高さの略1個分)を持ってバケット14内へ送り込まれるようにした受け高さとして位置付くように、袋詰め品10の積み重ね数に応じて、前記第1支持部材14bによる支持高さが保たれる。なお、バケット14を前記受け高さまで下降する際にも、支持壁14aと搬送コンベヤ12の搬送終端の回転走行部12bとの前記隙間Nを維持するように、ハンドリング部32が動作制御される。また、前記バケット14の受入れ姿勢において支持壁14aと回転走行部12bとの間の僅かな隙間Nは、図4(b)に示す如く、先端が支持壁14aに当接した袋詰め品10の後端が、搬送コンベヤ12に対して接触することなく下降し得る離間距離に設定される。なお、バケット14を前記受け高さに下降する時期は、物品検知センサ30による物品検知のタイミングと、搬送コンベヤ12の速度との関係から設定される。このように、物品検知センサ30により検知された袋詰め品10の検知タイミングと検知数とに応じてバケット14が所定の受け高さと受入れ姿勢とになる受入れ動作を行うように、ハンドリング部32が動作制御される。更に、第1の移載ロボット16は、所定数の袋詰め品10を積み重ねた集合品Wを収容したバケット14を受渡し位置S2に移動する間に、袋詰め品10をコバ立てして起立姿勢で横並びになるように、バケット14を傾けて、第1開口14fが上向きで支持壁14aが水平(物品の並び方向が横)となる姿勢に変換するように、ハンドリング部32を動作する。
前記2基の第1の移載ロボット16は、図5に示す如く、前記搬送コンベヤ12の搬送終端から送り出される袋詰め品10を所定数だけ受け入れる受入れ動作中の一方のバケット14におけるバケット14の上方に、他方の移載ロボット16におけるバケット14を上方から近付けて、その下部を一方のバケット14への第2開口14gからの袋詰め品10の受け入れに支障がない位置まで近接するように位置付けて各バケット14を一時的に連ねて同調して下降すると共に、一方のバケット14の受入れ動作が完了したのに引き続いて、前記他方のバケット14の受入れ動作を行うようにハンドリング部32が動作制御される。また、受入れ動作が完了した一方のバケット14を受入れ位置S1から下方の退避位置まで垂直に下降すると共に、退避位置に下降するまでの間に拡開位置の第2支持部材14cを支持位置まで移動した後に、一方のバケット14を横移動して前記受渡し位置S2まで至るようにハンドリング部32が動作制御される。すなわち、2基の第1の移載ロボット16は、袋詰め品10が所定間隔ごとに搬送コンベヤ12によって搬送されてくるのに対応して、間断なく受入れ動作を行えるように、2基の移動ロボット16における2つのバケット14,14で交互に受け入れを行うようにハンドリング部32を動作制御する。
図2に示す如く、前記第2の移載ロボット22として、三次元空間を自由に移動可能なロボットアームの端部に保持手段20を設けたハンドリング部34を備えた、パラレルリンクロボットなどが用いられる。保持手段20は、相互に近接離間移動可能な一対の爪部20a,20aを備え、その爪部20a,20aによって、前記バケット14に収容された集合品Wの並び方向前後を挟持して受け継ぐよう構成される。ここで、バケット14に収容されて並ぶ集合品Wは、切欠部14h,14hを設けた第1および第2支持部材14b,14cにより並び方向前後を挟んで支持しており、前記爪部20a,20aが前記切欠部14h,14hの空所に対応して、バケット内に収容された集合品Wを、その並び方向前後から挟持して保持するよう構成される。図3に示す如く、第2の移載ロボット22は、集合品Wを保持した保持手段20を、集合品Wの並び方向へ移動し、前記第2支持部材14cによる支持方向へ向けたバケット14の外側位置まで横移動することで第1の移載ロボット16から第2の移載ロボット22へ集合品Wを受け継ぐよう構成される。この集合品Wの横移動による受け継ぎに際して、前記第2支持部材14cは、下方へ回動してバケット14に収容した集合品Wの一側の支持を解除すると共に、集合品Wの横移動によるバケット外への通過を許容し得る。このようにして集合品Wを受け継ぐように第2の移載ロボット22のハンドリング部34を動作する。バケット14の収容部14eより外側まで横移動された集合品Wは、保持手段20を90度水平回転することで、その並びが直交方向に変換される。
図1、図3に示す如く、次工程には、前記搬送コンベヤ12の一側方に離間して、該搬送コンベヤ12の搬送向きと平行な搬送向きとなるよう設置された、包装機の供給コンベヤ38が配設されている。供給コンベヤ38は、前記第2の移載ロボット22により搬送ベッド40上に載置された集合品Wを押送部材42で所定間隔ごとに横形製袋充填機の包装部36に向けて押送する。搬送ベッド40には、第2の移載ロボット22における保持手段20の水平回転により向きが90度変換された集合品Wは、袋詰め品10の横シール部10aが物品搬送方向の前後となる向きで押送部材42による物品搬送間隔に合わせて載置される。供給コンベヤ38に載置された集合品Wの左右は、物品ガイド44,44によって案内されて前記包装部に向けて搬送される。
次に、実施例に係る集合移載装置の作用について説明する。
図1、図2に示す如く、前記第1の移載ロボット16における一方の移載ロボット16は、前記搬送コンベヤ12における前記搬送終端の回転走行部12bの前方の位置となる受入れ位置S1において、前記バケット14を、回転走行部12bとバケット14に収容された袋詰め品10の後端との間にわずかな隙間Nを存するようにして、支持壁14aが傾斜し、第1開口14fを前記搬送終端に指向し、第2支持部材14cが上方となる前記受入れ姿勢となり、第2支持部材14cを拡開位置に移動して臨む。搬送コンベヤ12は、横シール部10aが左右に配置されて横臥姿勢の袋詰め品10を所定間隔毎に吸着して搬送し、前記傾斜搬送部12aにおける搬送終端から袋詰め品10が前下がりで前記受入れ位置S1に臨むバケット14に向けて送り出され、第1開口14fから収容部14eに向けて搬送される袋詰め品10の左右が側壁部材14d,14dで案内されて袋詰め品10がバケット14に受け入れられる。バケット14に受け入れた袋詰め品10は、搬送方向前部が支持壁14aで位置規制されて第1支持部材14b上に積み重ねられる。図4に示す如く、第1の移載ロボット16は、前記物品検知センサ30により袋詰め品10が検知される毎に、バケット14を、第1支持部材14b上に積み重なる袋詰め品10の積重ね数に応じた受け高さに向けて、バケット14に送り込まれる袋詰め品10の先端が支持壁14aに至る時期に合わせて下降するように移動し、該バケット14による袋詰め品10の受け高さと積重ね位置とが一定になるように、ハンドリング部32を動作制御する。
図3に示す如く、前記物品検知センサ30により所定数の袋詰め品10が検知されて、バケット14内へ袋詰め品10が所定数収容された集合品Wとなることにより、前記受入れ位置S1において受入れ姿勢で臨むバケット14は、受入れ位置S1から下方の退避位置まで垂直に下降してから横移動して前記受渡し位置S2まで至るよう、前記ハンドリング部32が動作制御される。そして、バケット14が退避位置まで下降するまでの間に第2支持部材14cを支持位置まで移動して、集合品Wが袋詰め品10の並び方向前後から第1支持部材14bおよび第2支持部材14cで挟んで支持される。このように袋詰め品10の受け入れを終えたバケット14は、前記受入れ位置S1から直ちに離間すると共に、他のバケット14を受入れ位置S1に位置付けて、続けて搬送されてくる袋詰め品10の受け入れを許容する。バケット14内の集合品Wが第2支持部材14cで挟まれる前の時期は下方へ垂直移動するので、集合品Wに横揺れを与えることなく受入れ位置S1から直ちに離れることができ、その移動による集合品Wの集合状態の乱れや各袋詰め品10の位置ずれを防止することができる。また、第1の移載ロボット16は、ハンドリング部32を動作して、第1支持部材14bおよび第2支持部材14cで集合品Wを支持したバケット14を、受入れ位置S1から受渡し位置S2に移動する間に横向きの第1開口14fが上向きとなり、支持壁14aが水平となるように姿勢変換して、袋詰め品10が起立してコバ立てで横並びの集合品Wとなるように変換する。
図5に示す如く、前記第1の移載ロボット16が、受入れ位置S1において所定数の袋詰め品10をバケット14に受け入れる受入れ動作の終了時期に合わせて、前記他方の移載ロボット16におけるバケット14を、受入れ動作中のバケット14の上方から近接する位置まで下降する。そして、一方のバケット14が所定数の袋詰め品10の受け入れを終えた後に受入れ位置S1から離間すると、直ちに他方の移載ロボット16のバケット14が、受入れ位置S1に位置付くように移動し、前述した受入れ動作を繰り返す。このように、2基の移動ロボット16に夫々設けたバケット14によって交互に受入れ動作させることで、搬送コンベヤ12により所定間隔ごとに搬送されてくる袋詰め品10を間断なく各バケット14に順次受け入れることができる。すなわち、一方のバケット14へ収容されるべき最終の袋詰め品10が送り込まれてから、続けて搬送されてきた袋詰め品10が前記回転走行部12bから他方のバケット14へ投下されるまでの時期に、他のバケット14が一方のバケット14の上方に近接した位置まで移動して、両バケット14を一時的に連ねた状態で同調して下降するよう、2基の移載ロボット16の対応する夫々のハンドリング部32が動作制御される。所定数の袋詰め品10の受け入れが完了した一方のバケット14は、前記の如く、前記受入れ位置S1から直ちに離間し、前記下方の退避位置を経て前記受渡し位置S2へ向けて移動される。また、バケット14の受渡し位置S2への移動に際して、拡開位置の第2支持部材14cが支持位置まで移動して、集合品Wが並び方向両側から支持される。
図2、図3に示す如く、前記第1の移載ロボット16によって受渡し位置S2までバケット14が移動されると、前記第2の移載ロボット22は、受渡し位置S2の上方において一対の爪部20a,20aを離間した保持手段20を下降するようハンドリング部34を動作すると共に、一対の爪部20a,20aを近接移動して、前記爪部20a,20aが前記第1および第2支持部材14b,14cに設けた切欠部14h,14hに対応した空所において、バケット内でコバ立てになった袋詰め品10の集合品Wを、その並び方向前後から挟んで保持する。そして、前記第2支持部材14cが拡開手段24により拡開位置に移動された後、第2の移載ロボット22によって保持手段20が、開放された第2支持部材14cの外側にバケット14から離間するように横移動され、バケット14外において集合品Wが第2の移載ロボット22に受け継がれる。また、受渡し位置S2において集合品Wを第2の移載ロボット22に受け渡した第1の移載ロボット16は、図5に示す如く、第2支持部材14cが拡開位置に移動されているバケット14を、受入れ位置S1において受入れ動作している他方のバケット14の上方に位置付け、前記した如く、バケット14への袋詰め品10の受入れ動作が繰り返される。また、集合品Wを受け継いだ第2の移載ロボット22は、保持手段20を横移動した後、該保持手段20を90度水平方向に回転し、起立姿勢の集合品Wの並びを直交方向に変換し、前記供給コンベヤ38の搬送間隔に応じて所定のタイミングで集合品Wを所定間隔ごとに移載するようハンドリング部34が動作制御される。
本実施例の集合移載装置は、前記搬送コンベヤ12によって横臥姿勢で搬送されてくる袋詰め品10を、第1の移載ロボット16のバケット14に横臥姿勢で受け入れて集合すると共に、集合品Wが収容されたバケット14を受入れ位置S1から受渡し位置S2に移動する間に、袋詰め品10を横臥姿勢から起立姿勢に変換するようバケット14を第1の移載ロボット16で姿勢変換するよう構成したので、袋詰め品10の姿勢を変換する装置を別途設ける必要がなく、装置構成を簡略化することができる。すなわち、袋詰め品10の集合と、集合した袋詰め品10の姿勢変換との各処理を、第1の移載ロボット16のハンドリング部32の動作によって行うよう構成したので、処理部の数を少なくすると共に、各処理部間で袋詰め品10の姿勢を維持するための姿勢維持機構を省略することができ、品種変更に際しての部品交換や型換えの手間を省略でき、品種切り替えの作業時間を短縮することができる。
本実施例の集合移載装置では、前記受入れ位置S1においてバケット14内に袋詰め品10を受け入れる際には、上方に配置される第2支持部材14cを拡開位置に移動して第2開口14gを開放するので、バケット14における前記搬送コンベヤ12を向く前方および上方が開放し、袋詰め品10を受け入れるための開口域が拡大するので前記搬送終端から高速で送り出される袋詰め品10の受け入れが容易である。また、第2支持部材14cを、バケット14を受入れ位置S1から受渡し位置S2に移動して袋詰め品10の姿勢を変換する際には支持位置に維持して第2開口14gを閉じるよう構成したので、集合品Wは第1支持部材14bおよび第2支持部材14cで袋詰め品10の並び方向前後で支持され、バケット14の移動中における袋詰め品10の位置ずれや集合状態の乱れを抑制することができ、保持手段20で集合品Wを良好に保持して第2の移載ロボット22へ集合品Wを受け渡すことができる。また、第2支持部材14cを、支持壁側を回動支点として回動して開閉するよう構成したので、簡単な構成でバケット14から第2の移載ロボット22への集合品Wの受け渡しを良好に行うことができる。
本実施例の集合移載装置は、前記バケット14に袋詰め品10を受け入れる受入れ動作に際し、バケット14の支持壁14aを、該支持壁14aで搬送方向前部が位置規制される袋詰め品10の搬送方向後端が、前記回転走行部12bの前方にわずかな隙間Nを存する受入れ姿勢で受入れ位置S1に臨ませると共に、前記第1支持部材14bの支持高さを、搬送コンベヤ12の搬送終端から袋詰め品10が所定の落差でバケット内に送り込まれる高さとしている。これにより、搬送コンベヤ12の搬送終端からバケット14に送り込まれて支持壁14aに跳ね返された袋詰め品10は、その後部が搬送コンベヤ12の回転走行部12bに当接してバケット14に向けた下向きの送り力が付与され、跳ね返された袋詰め品10を前部が支持壁14aで位置規制される位置まで送り込むことができる。また、バケット14は、支持壁14aと回転走行部12b(搬送終端)との隙間Nを一定に維持して下降するので、搬送コンベヤ12による搬送遅れによりバケット14の下降時期に対してバケット内に収まりきらない袋詰め品10についても、回転走行部12bによるバケット14に向けた下向きの送り力が付与されるので前部が支持壁14aで位置規制される位置まで送り込むことができる。すなわち、支持壁14aに跳ね返されたり搬送遅れによりバケット内に収まりきれなかったりした袋詰め品10の何れについても、回転走行部12bによってバケット14への送り込み作用がもたらされるので、各袋詰め品10を傾斜した支持壁14aに寄せた状態で揃えて上下に重ねた集合品Wとすることができる。また、回転走行部12bに後部が接触する袋詰め品10には、回転走行部12bによって下向きに巻き込む力が作用するので、下方の袋詰め品10との密着度を高めることができる。従って、バケット14に収容される集合品Wは、全ての袋詰め品10の前部が支持壁14aに当たっている揃った状態で集合され、該揃った集合品Wとして第2の移載ロボット22に受け渡すことができる。また、搬送コンベヤ12の送り力を利用して集合品Wの各袋詰め品10を揃えるので、集合品Wの袋詰め品10を揃える専用の手段を必要とせず、構成を簡略化することができる。更に、搬送コンベヤ12の搬送終端からバケット14に送り込まれる袋詰め品10は、搬送方向先端がバケット14内の載置面に着地した後に、その後端が物品高さ略1個分の落差で載置面に着地するようにしたので、袋詰め品10がバケット14内に着地する際の衝撃を緩和して、袋詰め品10を姿勢が乱れることなく上下方向に積み重ねて集合することができる。また、前記落差は小さいために前下がりで落下する袋詰め品10の前部が既に収容されている袋詰め品10に強く当って姿勢を乱したり、落差が大きいために落下中に姿勢が乱れたりすることなく、バケット14内に袋詰め品10を良好に積み重ねて集合することができる。
本実施例の集合移載装置では、前記第1の移載ロボット16で集合した集合品Wを、第2の移載ロボット22に受け継いで供給コンベヤ38に移載するよう構成したので、第1の移載ロボット16を専ら袋詰め品10の集合処理に供することができ、第1の移載ロボット16による袋詰め品10の集合処理の高速化を図ることができる。また、第1の移載ロボット16で集合した集合品Wの並び方向を、集合品Wを受け継いだ第2の移載ロボット22で変換して供給コンベヤ38に移載するよう構成したので、包装機の包装部36に、袋詰め品10が整列した集合品Wの並びが乱れるのを防止して効果的に供給することができる。
本実施例の集合移載装置では、前記第1の移載ロボット16を2基設け、一方の第1の移載ロボット16で袋詰め品10の集合処理を行っている間に、他方の第1の移載ロボット16によって第2の移載ロボット22への集合品Wの受渡し処理を行うことができるので、集合品Wを高速で間断なく効率的に処理することができる。
(第2の実施例)
図6〜図8は、前記実施例とは別の第2の実施例に係る集合移載装置を示すものであって、前述した第1の実施例で説明した同一部材については、同じ符号を付して詳細説明は省略する。本実施例における集合移載装置は、搬送コンベヤ12の搬送終端から送り出される袋詰め品10の通過を検知する物品検知センサ30と、搬送コンベヤ12の搬送終端から送り出される袋詰め品10を受け入れて、所定数で重なる集合品Wとして収容可能なバケット46を装着したロボットハンド16aを備えた第1の移載ロボット16と、を備え、物品検知センサ30により検知された袋詰め品10の検知タイミングと検知数に応じて第1の移載ロボット16がバケット46を順次下降移動するよう動作制御されることで、該バケット46内に所定数の袋詰め品10が上下方向に揃って積み重ねられるよう構成される。
図8に示す如く、前記バケット46は、矩形状の支持壁47と、支持壁47に交差して配設され、受入れ位置S1での受入れ姿勢において、該支持壁47に袋詰め品10の搬送方向前部が位置規制されて上下に重なる集合品Wを下方から支持する第1支持部材48と、該第1支持部材48に積み重なる集合品Wの上部となる一側を支持する第2支持部材49とを備え、支持壁47の内面47aが向く両支持部材48,49の間に、前記搬送コンベヤ12からの袋詰め品10を受け入れる開口域としての開口(第1開口)46aが画成されて、該開口46aから受け入れた袋詰め品10が開口46aの下部を画成する第1支持部材14bの上部に順次積み上げられる。バケット46は、支持壁47、第1支持部材48および第2支持部材49で囲われて、受入れ姿勢で支持壁47が搬送方向後方を向く側に開放する開口46aからの袋詰め品10の受け入れを許容する収容部46bが画成される。また、第2支持部材49は、第1支持部材48に対して近接離間移動可能にバケット46に支持され、該バケット46に設けたエアシリンダ等の拡開手段50によって、第1支持部材48に近接して該第1支持部材48との間で集合品Wを支持する支持位置と、第1支持部材48から上方へ平行に離間して開口46aを上側に拡大する拡開位置とに移動される。バケット46は、両支持部材48,49で支持した集合品Wにおける物品の並び方向と交差する方向が開放し、バケット内の集合品Wを両支持部材48,49の間から内面47aに沿って外側(収容部46bの外)に出すことができるよう構成される。
図7に示す如く、前記搬送コンベヤ12より搬送方向下流側に、前記バケット46による袋詰め品10の受入れ位置S1に対応して、左右に離間する一対のガイド体(側壁部材)51,51が設けられ、前記第1の移載ロボット16は、両ガイド体51,51の間にバケット46を、支持壁47が搬送方向に前傾姿勢で傾斜すると共に第1支持部材48が下方で第2支持部材49が上方に配置される受入れ姿勢で臨ませる。そして、第1の移載ロボット16は、両ガイド体51,51の間に臨ませたバケット46を、第1の実施例と同様に、前記支持壁47で搬送方向前部が位置規制される袋詰め品10の後端が、前記回転走行部12bの前方にわずかな隙間Nを存するように、支持壁47を前傾した受入れ姿勢で臨ませる。そして、前記第1支持部材48による袋詰め品10の支持高さを、搬送コンベヤ12の搬送終端から送り込まれる袋詰め品10が、所定の落差(例えば、物品高さの略1個分)を持ってバケット46内へ至る高さとなって、前記物品検知センサ30により検知された袋詰め品10の検知タイミングと検知数とに応じたバケット46への袋詰め品10の受け入れ数に対応して、バケット46が所定の受け高さと受入れ姿勢になる受入れ動作を行うように、ハンドリング部32を動作制御する。また、第1の移載ロボット16は、バケット46を、前記受入れ位置S1と、該受入れ位置S1から離間して集合品Wの受渡し先である受渡し位置S2とに移動するようにハンドリング部32を動作制御する。また、第1の移載ロボット16は、所定数の袋詰め品10が積み重なった集合品Wが収容されたバケット46を受渡し位置S2に移動する間に、収容された袋詰め品10を起立してコバ立てで横並びとするようにバケット46を、開口46aが上向きで支持壁47が水平(物品の並び方向が横)となる姿勢に変換するように、ハンドリング部32を動作制御する。また、バケット46は、受入れ姿勢で上下に位置する第1支持部材48と第2支持部材49が受渡し位置S2で左右に位置するように姿勢が変換されることで、該受渡し位置S2において集合品Wは袋詰め品10の並び方向が左右を向くように姿勢変換される。
図7に示す如く、前記搬送コンベヤ12の下流端から離間して、横形製袋充填機の包装部36が搬送コンベヤ12と同一搬送中心による直線ラインで配置されると共に、該包装部36への物品受入れ口に、ガイド部材52が配設される。このガイド部材52は、底板52aの左右両側に一対の側板52b,52bを立設した上方に開口するコ字状の部材であって、前記第1の移載ロボット16によってガイド部材52の両側板52b,52b間への物品供給手前側の位置となる受渡し位置S2に移動されたバケット46は、支持壁47の内面47aが底板52aの上面と略同一レベルで、第1および第2支持部材48,49が側板52b,52bに沿う向きで位置付けられる。
前記受渡し位置S2に移された集合品Wを、バケット46から前記ガイド部材52に移載する移載用ロボット53を備える。本例では移載用ロボット53は、第1の移載ロボット16と同様の垂直多関節型ロボットが配設され、上方に配置されたロボット53の基台から下方へ向けて延びるロボットアーム53aから垂下し、バケット内の集合品Wをガイド部材52に向けて押し出す押出し部材54が設けられたハンドリング部55を構成している。押出し部材54における押出し方向と交差する左右方向の幅寸法は、バケット46の集合品Wとして支持部材48,49間で支持された複数の袋詰め品10を一度に、支持部材間を通過して押し出し得る寸法に設定される。また、移載用ロボット53は、前記受渡し位置S2に位置付いたバケット46内の集合品Wを、押出し部材54によって押送し、ガイド部材52を経て前記包装部36で搬送されるフィルム上に送り込むようハンドリング部55が動作制御される。
次に、本実施例に係る集合移載装置の作用について、一方の第1の移載ロボット16による物品の集合処理および移載処理を説明する。図6〜図8に示す如く、第1の移載ロボット16は、前記ガイド体51,51の間の受入れ位置S1において、バケット46を、開口46aが搬送コンベヤ12の搬送終端を向くと共に第2支持部材49が上方に配置されて前記支持壁47が傾斜する前記受入れ姿勢で、該第2支持部材49を拡開手段50で拡開位置に移動した状態で待機させる。搬送コンベヤ12の搬送終端から袋詰め品10が前下がりで横臥姿勢のままバケット14に向けて送り出され、前記ガイド体51,51で左右が案内されて開口46aから受け入れた袋詰め品10は、搬送方向前部が支持壁47で位置規制されて第1支持部材48上に積まれる。第1の移載ロボット16は、前記物品検知センサ30により袋詰め品10が検知される毎に、バケット14を、第1支持部材48上に積み重なる袋詰め品10の積重ね数に応じた受け高さに向けて、バケット14に送り込まれる袋詰め品10の先端が支持壁47に至る時期に合わせて下降するように移動し、バケット14による袋詰め品10の受け高さと積重ね位置とが一定になるように、ハンドリング部32を動作制御する。また、バケット14は、前記支持壁47を、該支持壁47で搬送方向前部が位置規制される袋詰め品10の後端が、前記回転走行部12bとの間わずかな隙間Nを存する受入れ姿勢を維持すると共に、前記第1支持部材48の支持高さが、搬送コンベヤ12の搬送終端から袋詰め品10が所定の落差でバケット内に送り込まれる高さとなるようにして下降することで、第1の実施例と同様に全ての袋詰め品10が揃った集合品Wが集合される。
前記物品検知センサ30が所定数の袋詰め品10を検知してバケット46内に所定数の集合品Wとして受け入れられると、受入れ済みのバケット46は前記受入れ位置S1から下方へ所定距離下降すると共に、その下降時に、バケット46における第2支持部材49を拡開手段50により支持位置まで移動し、集合品Wを袋詰め品10の並び方向前後から第1支持部材48および第2支持部材49で挟んで支持する。また、第1の移載ロボット16は、ハンドリング部32の動作制御によって、第1支持部材48および第2支持部材49で集合品Wを支持したバケット46を受入れ位置S1から受渡し位置S2に移動する間に、該バケット46を開口46aが上向きで支持壁47が水平で、かつ第1支持部材48および第2支持部材49が左右を向くように姿勢変換して、袋詰め品10が起立してコバ立てで横並びとなるように変換する。
前記第1の移載ロボット16によって受渡し位置S2までバケット46が移動されると、前記移載用ロボット53は、受渡し位置S2まで移動したバケット46から前記包装部36に向けた供給方向の後方となるバケット46の後側に押出し部材54を下降して位置付け、該押出し部材54を前進するようにロボットアーム53aを移動することで、バケット46内でコバ立てで並ぶ集合品Wは、横シール部10aが押送方向の前後となる向きで前記ガイド部材52に至った後に、引き続き移載用ロボット53の押出し部材54によって押送され、ガイド部材52から前記包装部36における搬送フィルムの搬送位置に合わせた所定タイミングごとに、フィルム上に直接送り込まれる。
第2の実施例の集合移載装置では、前記受入れ位置S1においてバケット14内に袋詰め品10を受け入れる際には、上方に配置される第2支持部材49を拡開位置に移動して前記搬送コンベヤ12を向く前方に開放する開口46aを拡大するので、前記搬送終端から高速で送り出される袋詰め品10の受け入れが容易である。また、第2支持部材49を、バケット14を受入れ位置S1から受渡し位置S2に移動して袋詰め品10の姿勢を変換する際には支持位置に維持するよう構成したので、集合品Wは第1支持部材48および第2支持部材49で袋詰め品10の並び方向前後で支持され、バケット14の移動中における袋詰め品10の位置ずれや集合状態の乱れを抑制することができ、前記ガイド部材52に集合品Wを良好に受け渡すことができる。更に、前記搬送コンベヤ12によって1個ずつ搬送されてくる袋詰め品10を第1の移載ロボット16のバケット14に受け入れて集合し、その集合品Wを、バケット14からガイド部材52を介して包装部36における搬送フィルムの搬送位置に合わせた所定タイミングごとに、フィルム上に直接送り込むよう構成したので、袋詰め品10が整列した集合品Wをフィルム上に効果的に供給することができる。また、第2の実施例の集合移載装置においても、バケット14による袋詰め品10の受入れ動作に関連する構成等、第1の実施例と同じ構成に関する作用効果は、第1の実施例と同様である。
(変更例)
本発明は各実施例の構成に限定されるものではなく、例えば、以下のようにも変更実施可能である。また、以下の変更例に限らず、各実施例に記載した構成については、本発明の主旨の範囲内において種々の実施形態を採用し得る。
(1) 第1の実施例において、拡開手段24は、バケット14の第2支持部材14cを回動する形態に代えて、バケット14の支持壁側から第2開口14gに向けて第2支持部材14cを進退して開閉する構成を採用することができる。また、第2の実施例において、第2支持部材49を、回動したり支持壁側から第1支持部材48の上方に向けて進退移動することで、開口(第1開口)46aに連続する上方の第2開口を開閉する構成を採用することができる。
(2) 第1の実施例では、第1の移載ロボット16から第2の移載ロボット22への集合品Wの受け継ぎに際し、第2の移載ロボット22の保持手段20で保持した集合品Wをバケット14の支持壁14の内面15に沿う方向に横移動させるよう構成したが、保持手段20およびバケット14を離間するよう相互に移動して集合品Wをバケット外に移動する構成を採用することができ、この場合には受け継ぎに要するタクトタイムを短縮して高速化を図ることができる。
(3) 各実施例では、第1の移載ロボット16を2基設けたが、第1の移載ロボット16は1基であってもよい。
(4) 各実施例では、搬送コンベヤ12の搬送終端を下降傾斜するよう構成したが、当該構成は必要に応じて採用すればよい。
(5) 各実施例では、横臥姿勢で上下方向に重ねた集合品Wを、受渡し位置S2に移すまでの間にコバ立てするようにしたが、受渡し先となる受渡し位置S2で物品を受け渡すまでの期間内の適宜時期に姿勢変換するようにすればよい。
(6) 受渡し先へ集合品Wをコバ立てにして受け渡すようにしたが、横臥姿勢のまま上下に重なる物品の集合品Wとして受渡し先へ受け渡すようにしてもよい。
(7) 搬送コンベヤ12からバケット14に送り込まれる袋詰め品10の左右を案内する側壁部材14d,14d、ガイド体51,51について、第1の実施例ではバケット14に設ける一方で、第2の実施例では受入れ位置S1の両側に固定配置したが、側壁部材の配設位置の使い分けは任意であり、または必要に応じて設けるものであればよい。
(8) 第1、第2の実施例とも、バケット14に集合した集合品Wの受渡し先は、「受渡し位置S2」として、受継ぎステーションとなっているが、受渡し先が直接包装機の供給コンベヤになっていてもよい。
10 袋詰め品(物品),12 搬送コンベヤ,12a 傾斜搬送部,12b 回転走行部
14 バケット,14a 支持壁,14b 第1支持部材,14c 第2支持部材
14d 側壁部材,14f 第1開口(開口域),14g 第2開口(開口域)
16 第1の移載ロボット(移載ロボット),20 保持手段
22 第2の移載ロボット,24 拡開手段,30 物品検知センサ
32 ハンドリング部,38 供給コンベヤ,46 バケット
46a 開口(第1開口、開口域),47 支持壁,48 第1支持部材
49 第2支持部材,50 拡開手段,51 ガイド体(側壁部材),W 集合品
S1 受入れ位置,S2 受渡し位置(受渡し先)

Claims (9)

  1. 物品を所定間隔毎に搬送し、搬送終端に回転走行部を備えた搬送コンベヤと、
    該搬送コンベヤから送り込まれる物品を検知する物品検知センサと、
    前記搬送コンベヤから送り込まれた物品を、所定数で重ねた集合品としてバケットに収容して受渡し先まで移すよう動作制御されるハンドリング部を設けた移載ロボットと、から構成し、
    前記バケットは、
    前記物品を受け入れる開口域の下部を画成し、前記搬送コンベヤから送り込まれる物品を積み重ねて下方から支持する第1支持部材と、
    該第1支持部材で支持する集合品の上部となる一側を支持する支持位置と、該支持位置から離間した拡開位置へ移動して前記開口域を拡大可能な第2支持部材と、
    前記搬送コンベヤから送り込まれる物品の搬送方向前方を閉鎖し、前記第1支持部材の上部へ積み重なる物品前部の位置を規制可能に前記両支持部材の間に配設した支持壁を備え、
    前記搬送コンベヤからバケットへの物品の受入れ位置において、
    前記第2支持部材を拡開位置として、その拡大した開口域から左右を側壁部材で案内してバケットへ物品を受け入れ、該物品をバケットへ受け入れた際の物品の搬送方向後端が、前記回転走行部との間にわずかな隙間を存するように、前記搬送方向の前方へ前記支持壁を前傾姿勢で臨ませ、前記第1支持部材による支持高さを、前記回転走行部から物品が落差を持ってバケット内へ着地し得るよう、
    前記物品検知センサによる検知結果に応じたバケットの受け高さと受入れ姿勢とになるように、前記ハンドリング部を動作制御する
    ことを特徴とする集合移載装置。
  2. 前記バケットを、前記受入れ位置における受入れ姿勢から、物品が前記支持壁を底部としてコバ立てで横並びとなるように姿勢変換すると共に、受渡し先となる受渡し位置まで移動するように、前記ハンドリング部を動作制御することを特徴とする請求項1記載の集合移載装置。
  3. 前記バケットは、前記受入れ位置における物品の受入れ姿勢において、少なくとも前記支持壁が前記搬送方向の後方を向く側に開放する第1開口を前記開口域として有し、
    前記バケットの受入れ位置において、
    前記第2支持部材を、前記第1支持部材から上方へ離間する拡開位置に移動するか、あるいは、前記第1支持部材の上方から退避する拡開位置に移動することで前記開口域を拡大するよう動作する拡開手段を備え、
    前記物品検知センサによる検知数が所定数となった際に、前記バケットを前記受渡し先へ向けて移動すると共に、前記第2支持部材を、前記拡開位置から前記第1支持部材とによる集合品の支持位置とするよう、前記拡開手段を動作するようにしたことを特徴とする請求項1または2記載の集合移載装置。
  4. 前記受入れ位置で集合品をバケット内に受け入れて前記受渡し位置まで送る前記移載ロボットである第1の移載ロボットと、前記受渡し位置において第1の移載ロボットにおけるバケット内の集合品を保持手段で保持して受け継ぎ、該保持手段で保持した集合品を次工程となる包装機の供給コンベヤへ移載する第2の移載ロボットを設けたことを特徴とする請求項2または3記載の集合移載装置。
  5. 前記第2の移載ロボットは、前記受渡し位置において、前記保持手段で保持して受け継いだ集合品を、第1の移載ロボットにおけるバケットの収容部外まで移動して前記保持手段を90度水平回転し、物品の並びを直交方向に変換した集合品として、前記次工程の供給コンベヤの搬送間隔と搬送タイミングに合わせて移載するよう構成したことを特徴とする請求項4記載の集合移載装置。
  6. 前記受渡し位置において、前記第2の移載ロボットの保持手段で集合品を保持して受け継ぐ際に、前記バケットと保持手段を物品の並び方向に離間するよう相互に移動し、その移動時において、前記第1支持部材と第2支持部材との何れかを集合品の支持位置から退避するよう構成したことを特徴とする請求項4または5記載の集合移載装置。
  7. 前記第2支持部材は、前記バケットの支持壁側に回動支点を備えて、前記支持位置から前記拡開位置まで回動可能に構成したことを特徴とする請求項1〜6の何れか一項に記載の集合移載装置。
  8. 前記ハンドリング部を複数設け、
    各ハンドリング部は、物品を受け入れ中のバケットの上方から次に物品を受け入れるべき他のバケットに向けて近接し、各バケットを連ねて同調下降すると共に、受け入れを終えたバケットの上方に連なる次のバケットについて、前記第1支持部材の高さを、続けて送り込まれる物品に対応した支持高さとし、前記バケットの受け高さと受入れ姿勢とになるように、前記ハンドリング部を動作制御するようにしたことを特徴とする請求項1〜7の何れか一項に記載の集合移載装置。
  9. 前記搬送コンベヤは、前記回転走行部に向けて、少なくとも物品を吸着して搬送する傾斜搬送部を有し、前記回転走行部から投下される物品は、搬送方向先端がバケット内へ着地した後に後端が物品高さ略1個分の落差でバケット内へ着地するよう、前記バケットの受け高さと受入れ姿勢とになるように、前記ハンドリング部を動作制御することを特徴とする請求項1〜8の何れか一項に記載の集合移載装置。
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