JP2021023965A - レーザ処理装置用の機械学習システム及び機械学習方法 - Google Patents

レーザ処理装置用の機械学習システム及び機械学習方法 Download PDF

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Abstract

【課題】複数基のレーザ処理装置のオペレーションの一部または全部の自動化を促進する。
【解決手段】被処理物に生ずる欠陥を修正するべく目標位置にレーザ光を照射する処理を実施する複数基のレーザ処理装置の各々が備える被処理物を撮像するためのカメラセンサが撮影した画像、並びに、少なくとも当該画像上における被処理物の欠陥位置若しくはレーザ光を照射するべき目標位置を示唆する付加情報の組である学習データを取得して記憶する学習データ記憶部101と、前記学習データ記憶部101が記憶している学習データ群を用いて、レーザ処理装置が備えるカメラセンサが被処理物を撮影して得た画像を入力とし、少なくとも画像上における欠陥位置若しくは目標位置を出力とする学習済みモデルを生成する学習部102とを具備するレーザ処理装置用の機械学習システムを構成した。
【選択図】図7

Description

本発明は、被処理物上の目標位置に向けてレーザ光を照射して行う処理を実施するレーザ処理装置の制御に関する。
レーザ処理装置の一種として、液晶ディスプレイモジュール、プラズマディスプレイモジュール、有機EL(Electro−Luminescence)ディスプレイモジュール、無機ELディスプレイモジュール、マイクロLED(Light−Emitting Diode)ディスプレイモジュール、透明導電膜基板またはカラーフィルタ等に生ずる欠陥(または、不良)を修正するレーザリペア装置を挙げることができる(例えば、下記特許文献を参照)。
特開2005−274709号公報
この種のレーザ処理装置にあっては、被処理物上の欠陥が存在する位置を精確に検出し、かつその欠陥を修正するために必要な目標位置に精確にレーザ光を照射することが要求される。
現状、被処理物上の欠陥位置やレーザ光を照射する目標位置は、生身の人間であるオペレータが被処理物を撮影した画像を視認して分析し発見している。その上で、オペレータが、ジョイスティック(操縦桿)その他の操作入力デバイスを介した手動操作により、レーザ光を照射する目標位置、レーザ光の波長、出力強度、ビーム径若しくは寸法、レーザ光の投影形状、焦点距離、照射時間の長さ等のレシピを選定して、被処理物に対するレーザ処理を遂行している。
工場等の現場では、一定時間内に多数の被処理物を処理するべく、複数基のレーザ処理装置が併設される。その分だけ、オペレータの負担が増し、幾人ものオペレータを配置せざるを得なかった。
本発明は、複数基のレーザ処理装置のオペレーションの一部または全部の自動化を促進することを所期の目的としている。
上述した課題を解決するべく、本発明では、被処理物に生ずる欠陥を修正するべく目標位置にレーザ光を照射する処理を実施する複数基のレーザ処理装置の各々が備える被処理物を撮像するためのカメラセンサが撮影した画像、並びに、少なくとも当該画像上における被処理物の欠陥位置若しくはレーザ光を照射するべき目標位置を示唆する付加情報の組である学習データを取得して記憶する学習データ記憶部と、前記学習データ記憶部が記憶している学習データ群を用いて、レーザ処理装置が備えるカメラセンサが被処理物を撮影して得た画像を入力とし、少なくとも画像上における欠陥位置若しくは目標位置を出力とする学習済みモデルを生成する学習部とを具備するレーザ処理装置用の機械学習システムを構成した。
前記学習データ記憶部が記憶する学習データの付加情報に、レーザ処理装置が対象の被処理物に対して実施するべきレーザ処理の内容を識別する識別子または処理の内容を示唆する情報が含まれ得る。そして、前記学習部が生成する学習済みモデルの出力に、レーザ処理装置が対象の被処理物に対して実施するべきレーザ処理の内容を指定する識別子または処理の内容を示唆する情報が含まれ得る。
具体的な一態様としては、レーザ処理装置に付随する制御コントローラと電気通信回線を介して通信可能に接続するサーバコンピュータが、前記学習データ記憶部及び前記学習部を備えており、前記サーバコンピュータが、複数基のレーザ処理装置から前記制御コントローラを介して前記学習データを受信して収集し前記学習済みモデルを生成するとともに、各レーザ処理装置を制御するにあたり、前記サーバコンピュータが、生成した前記学習済みモデルを各レーザ処理装置に付随する前記制御コントローラに送信するものが挙げられる。
別の態様としては、レーザ処理装置に付随する制御コントローラと電気通信回線を介して通信可能に接続するサーバコンピュータが、前記学習データ記憶部及び前記学習部を備えており、前記サーバコンピュータが、複数基のレーザ処理装置から前記制御コントローラを介して前記学習データを受信して収集し前記学習済みモデルを生成するとともに、各レーザ処理装置を制御するにあたり、前記サーバコンピュータが、各レーザ処理装置のカメラセンサが撮影した画像を前記制御コントローラを介して受信し、当該画像を入力として前記学習済みモデルに与えた結果の出力に基づいた、レーザ処理のための制御信号を当該画像をもたらしたレーザ処理装置に付随する制御コントローラに返信するものが挙げられる。
さらに別の態様としては、レーザ処理装置に付随する制御コントローラが、前記学習データ記憶部及び前記学習部を備えており、レーザ処理装置に付随する制御コントローラと電気通信回線を介して通信可能に接続するサーバコンピュータが、複数基のレーザ処理装置から前記制御コントローラを介して前記学習データを受信して収集し、かつその学習データを各レーザ処理装置に付随する制御コントローラに送信して配布するものが挙げられる。
本発明に係るレーザ処理装置用の機械学習方法は、被処理物に生ずる欠陥を修正するべく目標位置にレーザ光を照射する処理を実施する複数基のレーザ処理装置の各々が備える被処理物を撮像するためのカメラセンサが撮影した画像、並びに、少なくとも当該画像上における被処理物の欠陥位置若しくはレーザ光を照射するべき目標位置を示唆する付加情報の組である学習データを取得して記憶するステップと、前記学習データ群を用いて、レーザ処理装置が備えるカメラセンサが被処理物を撮影して得た画像を入力とし、少なくとも画像上における欠陥位置若しくは目標位置を出力とする学習済みモデルを生成するステップとを具備する。
本発明によれば、複数基のレーザ処理装置のオペレーションの一部または全部の自動化を促進することができる。
本発明の一実施形態におけるレーザ処理装置の全体概要を示す図。 レーザ処理装置の照射ユニットの光学系、第一のXYステージ及び変位計を模式的に示す図。 レーザ処理装置の制御コントローラが備えるハードウェア資源を示す図。 レーザ処理装置の制御コントローラがプログラムに従い実施する処理の手順例を示すフロー図。 同実施形態における機械学習システムの構成を示す図。 サーバコンピュータが備えるハードウェア資源を示す図。 同実施形態の機械学習システムの機能ブロック図。 同実施形態の機械学習システムが生成する学習済みモデルの概念を示す図。 本発明の変形例の一に係る機械学習システムの機能ブロック図。
本発明の一実施形態を、図面を参照して説明する。はじめに、本実施形態のシステムが制御しようとするレーザ処理装置1に関して述べる。本実施形態におけるレーザ処理装置1は、液晶ディスプレイモジュール、プラズマディスプレイモジュール、有機ELディスプレイモジュール、無機ELディスプレイモジュール、マイクロLEDディスプレイモジュール、透明導電膜基板またはカラーフィルタ等0に生ずる不良箇所にレーザ光Lを照射して、当該被処理物Wの欠陥を修正するレーザリペア装置である。
図1及び図2に、一基のレーザ処理装置1の構成を示す。レーザ処理装置1は、レーザ光Lを被処理物W上の目標位置即ち液晶ディスプレイモジュール等の不良箇所に向けて照射する照射ユニット2と、照射ユニット2をレーザ光Lの光軸と直交または略直交するX軸及びY軸の二次元方向に移動させるXYステージ3、7と、照射ユニット2をレーザ光Lの光軸と平行または略平行なZ軸方向に移動させるZ軸調節機構3、6と、照射ユニット2から被処理物Wまでの距離を計測する変位計4とを主たる要素とする。
架台9は、照射ユニット2、XYステージ3、7、Z軸調節機構3、6及び変位計4、並びに被処理物Wを支持する。架台9は、防振部材91を介して床面に接地している。防振部材91は、例えば、防振(制振)ゴムやエアスプリング等のパッシブサスペンションであり、周波数が所定値(例えば、5Hz)よりも高い振動が床面から架台9に伝わることを抑制する働きをする。
被処理物Wは、クランプ、吸着その他適宜の手段により架台9に対して固定する。被処理物Wにレーザ光Lを照射する処理の最中、被処理物Wは不動である。
レーザ処理装置1におけるXYステージ3、7は、第一のXYステージ3及び第二のXYステージ7の二つを組み合わせたものである。第二のXYステージ7は、架台9上に設立しており、照射ユニット2、第一のXYステージ3、Z軸調節機構3、6及び変位計4を支持し、これらをX軸方向及びY軸方向の二次元方向に移動させることができる。第二のXYステージ7は、例えば、架台9の両側部に架設したY軸方向に延伸する一対のY軸レール71と、各Y軸レール71に沿って走行する一対のY軸リニアモータ台車72と、両側部をそれぞれY軸リニアモータ台車72に支持させたX軸方向に沿って延伸するX軸レール73と、X軸レール73に沿って走行するX軸リニアモータ台車74とを要素とする。そして、X軸リニアモータ台車74が、照射ユニット2、Z軸調節機構3、6及び変位計4を支持する。照射ユニット2及び変位計4は、被処理物Wの直上からZ軸方向に沿って被処理物Wに臨む。総じて、第二のXYステージ7は、照射ユニット2、Z軸調節機構3、6及び変位計4を、架台9及び被処理物Wに対して相対的にX軸方向及びY軸方向に変位させる。
Y軸レール71とY軸リニアモータ台車72との組にはリニアエンコーダを付設し、当該リニアエンコーダによりY軸リニアモータ台車72のY軸方向の位置座標を検出する。X軸レール73とX軸リニアモータ台車74との組にもリニアエンコーダを付設し、当該リニアエンコーダによりX軸リニアモータ台車74の現在のX軸方向の位置座標を検出する。つまるところ、両リニアエンコーダを介して、照射ユニット2を支持しているX軸リニアモータ台車74の現在のXY位置座標を検出する。
レーザ処理装置1におけるZ軸調節機構3、6は、第一のZ軸調節機構3及び第二のZ軸調節機構6の二つを組み合わせたものである。第二のZ軸調節機構6は、照射ユニット2、第一のXYステージ3及び変位計4を一体化している筐体5と、上記X軸リニアモータ台車74との間に介在し、筐体5をX軸リニアモータ台車74に対して相対的にZ軸方向に移動させることができる。X軸リニアモータ台車74のZ軸方向に沿った高さ位置は、不変である。第二のZ軸調節機構6は、例えば、ボールねじを含む既知のねじ送り機構であり、X軸リニアモータ台車74と筐体5とのうち一方にねじ軸を軸承させるとともに、他方に当該ねじ軸に螺合するナットを固定し、ねじ軸をサーボモータやステッピングモータ等により回転駆動することで、ナットをねじ軸に沿って進退させ、筐体5のZ軸方向の上下動を惹起する。第二のZ軸調節機構6は、照射ユニット2及び変位計4を、架台9及び被処理物Wに対して相対的にZ軸方向に変位させる。
X軸リニアモータ台車74と筐体5との組にはリニアエンコーダを付設し、当該リニアエンコーダにより筐体5の現在のZ軸方向の位置座標を検出する。
図2に示すように、筐体5内に収容している照射ユニット2は、被処理物W上の目標位置及びその周辺領域を観測するための光学系と、被処理物W上の目標位置に対してレーザ光Lを照射するための光学系とを含む。前者の光学系は、少なくとも、落射照明光源21、ビームスプリッタ(または、ハーフミラー)22、ダイクロイックミラー23、対物レンズ24、結像レンズ251及びカメラセンサ25を含む。落射照明光源21から供給される落射光は、ビームスプリッタ22により反射され、被処理物Wに相対する対物レンズ24の光軸の方向に向けられる。その落射光は、ダイクロイックミラー23を透過した後、対物レンズ24を通過して被処理物W上の目標位置及びその周辺領域を照明する。被加工物に当たり跳ね返った光束は、対物レンズ24に入射し、ダイクロイックミラー23及びビームスプリッタ22を透過して結像レンズ251に入射し、カメラセンサ25であるCCD(Chargg−Coupled Device)やCMOS(Complementary Metal−Oxide−Semiconductor)等の固体撮像素子に結像する。このようにして、カメラセンサ25により、被処理物W上の目標位置及びその周辺領域を撮影して画像を得ることがきる。
対物レンズ24は、互いに倍率の異なる複数のものが存在している。これら対物レンズ24は電動レボルバ241に取り付けてあり、レボルバ241を回転させることにより何れか一つの対物レンズ24を選択して光軸上に配置することができる。即ち、適用する対物レンズ24の倍率を変更することが可能となっている。
後者の光学系は、少なくとも、レーザ光Lの光源である発振器26、アッテネータ27、偏光板28、ビームエキスパンダ29、可変スリット20、ダイクロイックミラー23及び対物レンズ24を含む。ダイクロイックミラー23及び対物レンズ24は、前者の光学系のそれと共通である。レーザ発振器26から供給されるレーザ光Lは、アッテネータ27により減衰され、偏光板28により偏光され、ビームエキスパンダ29及び可変スリット20により整形される。可変スリット20は、これを通過するレーザビームの形状を変化させることができる。さらに、レーザ光Lは、ダイクロイックミラー23により反射され、被処理物Wに相対する対物レンズ24の光軸の方向に向けられる。そのレーザ光Lは、対物レンズ24を通過して被処理物W上の目標位置に集光される。このようにして、レーザ光Lを被処理物W上の目標位置に照射することができる。
但し、前者の光学系、後者の光学系ともに、図2に表していない他の光学要素、例えば光ファイバやミラー、プリズム、レンズ、シャッタ等を含むことを妨げない。
変位計4は、照射ユニット2の対物レンズ24から被処理物W上の目標位置までのZ軸方向に沿った離間距離を計測するためのものである。変位計4は、例えば、被処理物Wに向けてレーザ光Rを照射し、被処理物Wに当たって跳ね返るレーザ光Rを受光することを通じて、当該変位計4から被処理物Wまでの距離を精密に計測する既知のレーザ変位計である。変位計4は、筐体5内に収容するか筐体5外に付設する。既に述べた第二のZ軸調節機構6の機能により、変位計4は筐体5、照射ユニット2及び第一のXYステージ3と一体となってZ軸方向に上下動する。
第一のXYステージ3は、筐体5内に収容しており、照射ユニット2の少なくとも対物レンズ24及びレボルバ241を支持し、これをX軸方向及びY軸方向の二次元方向に移動させることができる。第一のXYステージ3は、例えば、対物レンズ24及びレボルバ241を支持するステージを、ピエゾモータ(超音波モータ)によりX軸方向及びY軸方向に精密に移動させ得る既知のピエゾステージである。第一のXYステージ3は、照射ユニット2の対物レンズ24を、筐体5に対して相対的に、さらには架台9及び被処理物Wに対して相対的に、X軸方向及びY軸方向に変位させる。
第一のZ軸調節機構3もまた、筐体5内に収容しており、照射ユニット2の少なくとも対物レンズ24及びレボルバ241を支持し、これをZ軸方向に移動させることができる。第一のZ軸調節機構3は、例えば、対物レンズ24及びレボルバ241を支持するステージを、ピエゾモータによりZ軸方向に精密に移動させ得る既知のピエゾステージである。第一のZ軸調節機構3は、照射ユニット2の対物レンズ24を、筐体5に対して相対的に、さらには架台9及び被処理物Wに対して相対的に、Z軸方向に変位させる。
なお、本実施形態では、第一のXYステージ3及び第一のZ軸調節機構3の両機能を、単一のピエゾモータXYZステージにより実現している。このピエゾXYZステージ3は、対物レンズ24及びレボルバ241を支持するステージを、X軸方向、Y軸方向及びZ軸方向の三次元方向に移動させることが可能である。
照射ユニット2の対物レンズ24以外の要素や変位計4は、必ずしもピエゾXYZステージ3に搭載しない。ピエゾXYZステージ3の積載量を削減し、ピエゾXYZステージ3による対物レンズ24の位置制御の精度及び応答性を可及的に高めることがその意図である。尤も、照射ユニット2の対物レンズ24以外の要素の少なくとも一部をピエゾXYZステージ3に搭載して対物レンズ24とともに移動させることを排除するものではなく、変位計4をピエゾXYZステージ3に搭載して対物レンズ24とともに移動させることを排除するものでもない。
第一のXYステージ及び第一のZ軸調節機構たるピエゾXYZステージ3には光学リニアエンコーダを付設し、当該リニアエンコーダによりステージのX軸方向、Y軸方向及びZ軸方向の位置座標を検出する。
本実施形態で想定している被処理物WのX軸方向及びY軸方向に沿った幅寸法は、1mを超えている。そのような大形の被処理物Wの略全域に対してレーザ光Lを照射する処理を実行可能とするべく、第二のXYステージ7のストローク即ち二次元方向への可動範囲は、1m以上ある。即ち、Y軸リニアモータ台車72のY軸方向の可動範囲が1m以上あり、かつX軸リニアモータ台車74のX軸方向の可動範囲もまた1m以上ある。
翻って、第一のXYステージ3のストローク即ちX軸方向及びY軸方向への可動範囲は、第二のXYステージ7のそれよりも遙かに小さく、対物レンズ24を支持するステージのX軸方向及びY軸方向の可動範囲はそれぞれ100μm以下、せいぜい40μmないし50μm程度である。その代わりに、第一のXYステージ3は、第二のXYステージ7よりも最小変位量がずっと細かい。第一のXYステージ3は、対物レンズ24のX軸方向及びY軸方向の位置を、第二のXYステージ7に比してより微細にかつ精密に調節することができる。加えて、第一のXYステージ3に付随する光学リニアエンコーダによる位置座標の検出の解像度は、第二のXYステージ7に付随するリニアエンコーダによる位置座標の検出の解像度よりも高い。
また、第一のZ軸調節機構3のストローク即ちZ軸方向への可動範囲は、第二のZ軸調節機構6のそれよりも遙かに小さく、対物レンズ24を支持するステージのZ軸方向の可動範囲は10μmないし30μm程度である。その代わりに、第一のZ軸調節機構3は、第二のZ軸調節機構6よりも最小変位量がずっと細かい。第一のZ軸調節機構3は、対物レンズ24のX軸方向及びY軸方向の位置を、第二のZ軸調節機構6に比してより微細にかつ精密に調節することができる。加えて、第一のZ軸調節機構3に付随する光学リニアエンコーダによる位置座標の検出の解像度は、第二のZ軸調節機構6に付随するリニアエンコーダによる位置座標の検出の解像度よりも高い。
レーザ処理装置1に付随し、当該レーザ処理装置1の制御を司る制御コントローラ8は、例えば、汎用的なパーソナルコンピュータやワークステーション等を主体として構成する。図3に示すように、制御コントローラ8は、CPU(Central Processing Unit)81、メインメモリ82、補助記憶デバイス83、ビデオコーデック84、ディスプレイ85、通信インタフェース86、操作入力デバイス87等のハードウェア資源を備え、これらが連携動作するものである。
補助記憶デバイス83は、フラッシュメモリ、ハードディスクドライブ、光学ディスクドライブ等である。ビデオコーデック84は、CPU83より受けた描画指示をもとに表示させるべき画面を生成しその画面信号をディスプレイ85に向けて送出するGPU(Graphics Processing Unit)、画面や画像のデータを一時的に格納しておくビデオメモリ等を要素とする。ビデオコーデック84は、ハードウェアでなくソフトウェアとして実装することも可能である。通信インタフェース86は、当該制御コントローラ8が外部の装置0、1と情報通信を行うためのデバイスである有線接続インタフェースまたは無線トランシーバを含む。操作入力デバイス87は、オペレータが手指で操作するキーボード、押下ボタン、ジョイスティック、マウスやタッチパネル(ディスプレイ85に重ね合わされたものであることがある)といったポインティングデバイス、その他である。
制御コントローラ8において、CPU81により実行されるべきプログラムは補助記憶デバイス83に格納されており、プログラムの実行の際には補助記憶デバイス83からメインメモリ82に読み込まれ、CPU81によって解読される。制御コントローラ8は、プログラムに従いハードウェア資源を作動させて、レーザ処理装置1の制御を遂行する。
図4に、制御コントローラ8がレーザ処理装置1によるレーザ処理中に行う処理の手順例を示している。まず、制御コントローラ8は、レーザ処理装置1の照射ユニット2から被処理物W上の目標位置に向けてレーザ光Lを照射する準備として、第二のXYステージ7に制御信号を与え、対物レンズ24の光軸即ち対物レンズ24を通じて被処理物Wに照射されるレーザ光Lの照射位置が被処理物W上の目標位置に一致しまたはその付近にあるように、第二のXYステージ7を駆動して照射ユニット2を含む筐体5をX軸方向及び/またはY軸方向に移動させる(ステップS1)。
次いで、制御コントローラ8は、第一のXYステージ3に制御信号を与え、対物レンズ24を通じて被処理物Wに照射されるレーザ光Lの照射位置が被処理物W上の目標位置に精密に合うように、第一のXYステージ3を駆動して照射ユニット2の対物レンズ24のX軸方向及び/またはY軸方向の位置を微調節する(ステップS2)。このとき、照射ユニット2が有するカメラセンサ25を介して、被処理物Wにおける対物レンズ24の光軸と交わる位置及びその周辺領域を撮影し、得られた画像を解析して被処理物W上の目標位置を検出して、光軸をその目標位置に正確に位置合わせするべく、第一のXYステージ3による変位量を微細に修正することができる。但し、カメラセンサ25による被処理物Wの撮像は、対物レンズ24の焦点を被処理物Wに合わせた後に行うことが望ましい。
上記ステップS2と相前後して、制御コントローラ8は、Z軸調節機構3、6に制御信号を与え、対物レンズ24の焦点、そして当該対物レンズ24を通じて被処理物Wに照射されるレーザ光Lの焦点が被処理物W上の目標位置に精密に合うように、Z軸調節機構3、6を駆動して照射ユニット2を含む筐体5及び/または対物レンズ24のZ軸方向の位置を微調節する(ステップS3)。当該ステップS3では、変位計4の機能を用いない。ステップS3では、例えば、照射ユニット2が有するカメラセンサ25を介して、被処理物Wにおける対物レンズ24の光軸と交わる位置及びその周辺領域を反復的に撮影し、得られた画像を解析してそのコントラスト(明暗差)を逐次求めるとともに、撮影画像のコントラストが最大または最大に近くなる高さ位置まで筐体5及び/または対物レンズ24を上下動させる。
ステップS3にて変位計4を用いない理由は、図2に示しているように、被処理物Wにレーザ処理を施すために対物レンズ24を通じて照射するレーザ光Lの照射位置と、変位計4から被処理物Wまでの離間距離を計測するために照射するレーザ光Rの照射位置とが、互いに一致せずオフセットしていることによる。対物レンズ24は、その倍率が大きく、対物レンズ24自体の寸法も大きい。対物レンズ24との干渉を避けるべく、変位計4を対物レンズ24から離して配置せざるを得ず、変位計4の光軸を対物レンズ24の光軸に合致させることがどうしても難しい。大形の被処理物Wは、全体的にまたは部分的に撓み変形することがある。その撓み変形の度合いが恒常的に一定ではないことをも併せて考慮すれば、変位計4により計測した離間距離を、直ちに対物レンズ24から被処理物W上の目標位置までの距離と見なすことはできない。つまり、変位計4が離間距離を計測している位置は、対物レンズ24から出射するレーザ光Lが当たる位置とは異なっており、被照射物の撓みにより両位置のZ軸方向に沿った高さが同一でない可能性があり、しかも両位置の高さの差が予め自明でない。それ故に、ステップS3では、変位計4を用いず、コントラストAF(AutoForcus)法等によりレーザ光Lの焦点を被処理物W上の照射位置に合わせるのである。
上記ステップS1ないしS3を経て、照射ユニット2の対物レンズ24が、被処理物W上の目標位置にレーザ光Lを照射する処理に必要な基本位置に到達する。以降、制御コントローラ8は、対物レンズ24をこの基本位置に維持するフィードバック制御(ステップS4及びS5)を開始する。位置フィードバック制御を実行するのは、外乱によりレーザ光Lの光軸または焦点が被処理物W上の目標位置からずれた状態でレーザ光Lを被処理物Wに照射してしまうことを防止するためである。典型的な外乱は、レーザ処理装置1を設置している工場等の床面から架台9、被加工物0、XYステージ7、Z軸調節機構6及び照射ユニット2に伝わる振動である。ある程度以上周波数の高い(5Hzを超える)振動は、床面と架台9との間に介在する防振部材91により遮断または十分に減衰される。だが、周波数の低い(5Hzに満たない、2Hzないし3Hz程度の)振動は、必ずしも防振部材91によって遮断されず、床面から架台9、被加工物0、XYステージ7、Z軸調節機構6及び照射ユニット2に伝わり得る。
X軸方向及びY軸方向の位置フィードバック制御ステップS4にて、制御コントローラ8は、照射ユニット2を基本位置に位置付けて以後、照射ユニット2が有するカメラセンサ25を介して、被処理物Wにおける対物レンズ24の光軸と交わる位置及びその周辺領域を反復的に撮影し、得られた画像を解析して、現在の照射ユニット2の位置が基本位置、即ちレーザ光Lの照射位置が目標位置に合っているときの位置からX軸方向及びY軸方向にどれだけずれたのか、その偏差を逐次求める。そして、第一のXYステージ3に制御信号を与え、その偏差を縮小する方向に第一のXYステージ3を駆動して、以て対物レンズ24の位置を基本位置に向けて修正する。これにより、対物レンズ24の光軸、換言すればレーザ光Lの照射位置を、被処理物W上の目標位置またはその近傍に保ち続けることができる。
Z軸方向の位置フィードバック制御ステップS5にて、制御コントローラ8は、照射ユニット2を基本位置に位置付けたときに、変位計4を介して被処理物Wまでの離間距離を計測し、その距離をフィードバック制御の目標距離に設定する。その上で、以後、変位計4を介して被処理物Wまでの離間距離を反復的に計測し、計測した現在の離間距離と目標距離との偏差を逐次求める。この偏差は、現在の照射ユニット2の位置が基本位置、即ちレーザ光Lの焦点が目標位置に合っているときの位置からZ軸方向にどれだけずれたのかを示唆する。そして、第一のZ軸調節機構3に制御信号を与え、その偏差を縮小する方向に第一のZ軸調節機構3を駆動して、以て対物レンズ24の位置を基本位置に向けて修正する。これにより、レーザ光Lの焦点を、被処理物W上の目標位置またはその近傍に保ち続けることができる。
位置フィードバック制御より、床面から架台9、被加工物0、XYステージ7、Z軸調節機構6及び照射ユニット2に伝わる低周波の振動に起因して生じる偏差を、速やかに修正することが可能である。第一のXYステージ及び第一のZ軸調節機構たるピエゾモータステージ3は、低周波振動に起因して生じる偏差を修正するのに十分な応答速度を有している。
また、対物レンズ24を支持するピエゾモータステージ3の可動範囲は、100μm以下と微小である。かつ、レーザ発振器26から供給されて対物レンズ24に入射するレーザ光Lは、コリメートされた平行光である。従って、照射ユニット2の対物レンズ24以外の要素をピエゾモータステージ3に搭載していなくとも、ピエゾモータステージ3を介して対物レンズ24をX軸方向やY軸方向に変位させたときに、被照射物0上のカメラセンサ25が撮像する位置、及びレーザ光Lを照射する位置が同じ量だけ変位する。ピエゾモータステージ3を介して対物レンズ24をZ軸方向に変位させても問題はない。
しかして、制御コントローラ8は、位置フィードバック制御を実行しながら、レーザ光Lを被処理物W上の目標位置に照射する(ステップS6)。
被処理物Wに対するレーザ処理に際しては、レーザ光Lを照射する目標位置、使用するレーザ光Lの波長、出力強度、ビーム径若しくは寸法、レーザ光Lの投影形状、焦点距離、照射時間の長さ等のレシピを決定する必要がある。本実施形態では、機械学習により生成した学習済みモデルを用いて、被処理物Wたる液晶ディスプレイパネル等を撮影した画像を解析、当該被処理物Wに存在する欠陥位置、ひいてはレーザ光Lを照射するべき目標位置のXY座標を決定する。さらには、レーザ処理におけるレーザ光Lの波長、出力強度、ビーム径若しくは寸法、レーザ光Lの投影形状、焦点距離等をも設定する。焦点距離は、目標位置のZ座標に相当する。
図5に示すように、本実施形態の機械学習システムは、工場等に設置された複数基のレーザ処理装置1に付帯する制御コントローラ8を、有線LAN(Local Area Network)や無線LAN、WAN(Wide Area Network)、MAN(Mertopolitan Area Network)、携帯電話網、インターネット等の電気通信回線を介してサーバコンピュータ0に相互に通信可能に接続することにより構築する。なお、複数基のレーザ処理装置1のそれぞれに一つの制御コントローラ8が付帯し、各制御コントローラ8が対応する一基のレーザ処理装置1の制御を司るとは限らない。一つの制御コントローラ8が、二基以上のレーザ処理装置1の制御を司ることがある。また、特定の制御コントローラ8が、サーバコンピュータ0の役割を兼ねることがある。
サーバコンピュータ0は、例えば、汎用的なパーソナルコンピュータやワークステーション等を主体として構成する。図6に示すように、サーバコンピュータ0は、CPU01、メインメモリ02、補助記憶デバイス03、ビデオコーデック04、ディスプレイ05、通信インタフェース06、操作入力デバイス07等のハードウェア資源を備え、これらが連携動作するものである。
補助記憶デバイス03は、フラッシュメモリ、ハードディスクドライブ、光学ディスクドライブ等である。ビデオコーデック04は、CPU03より受けた描画指示をもとに表示させるべき画面を生成しその画面信号をディスプレイ05に向けて送出するGPU、画面や画像のデータを一時的に格納しておくビデオメモリ等を要素とする。ビデオコーデック04は、ハードウェアでなくソフトウェアとして実装することも可能である。通信インタフェース06は、当該サーバコンピュータ0が外部の装置8と情報通信を行うためのデバイスである有線接続インタフェースまたは無線トランシーバを含む。操作入力デバイス07は、オペレータが手指で操作するキーボード、押下ボタン、ジョイスティック、マウスやタッチパネル(ディスプレイ05に重ね合わされたものであることがある)といったポインティングデバイス、その他である。
サーバコンピュータ0において、CPU01により実行されるべきプログラムは補助記憶デバイス03に格納されており、プログラムの実行の際には補助記憶デバイス03からメインメモリ02に読み込まれ、CPU01によって解読される。
図7に示す具体的な一態様では、サーバコンピュータ0が、プログラムに従いハードウェア資源を作動させて、下記の学習データ記憶部101及び学習部102としての機能を発揮する。
学習データ記憶部101は、複数基のレーザ処理装置1の各々から、当該レーザ処理装置1の制御を司る制御コントローラ8を介してもたらされる学習データを、メインメモリ02若しくは補助記憶デバイス03の所要の記憶領域を利用して記憶する。学習データは、各レーザ処理装置1が備えるカメラセンサ25が被処理物Wを撮影して得た画像と、同被処理物Wに対して行うべきレーザ処理の内容のレシピを定義する付加情報とを組としたものである。
図8に示すように、生成したい学習済みモデルは、レーザ処理する対象の被処理物Wの画像が入力層に入力されたときに、その入力が中間層(隠れ層)を経て出力層に至り、同被処理物Wに対するレーザ処理の内容のレシピを定義する情報となって出力されるニューラルネットワーク(または、深層学習型人工知能)である。学習データのうちの被処理物Wの撮影画像は、当該ニューラルネットワークの入力に対応する。そして、学習データのうちの付加情報は、同ニューラルネットワークの出力に対応し、教師付き学習における教師データに該当する。
故に、付加情報は、少なくとも、被処理物Wの撮影画像内に表れている、当該被処理物Wの欠陥位置の座標(若しくは、座標の範囲)、及び/または、当該被処理物Wの欠陥を修正するために同被処理物Wに対してレーザ光Lを照射するべき目標位置の座標(若しくは、座標の範囲)を含む。
ここで、被処理物Wの欠陥位置とレーザ光Lを照射するべき目標位置とは、常に一致するわけではなく、両者が乖離していることがある。欠陥位置が同一でも、欠陥の種類や程度に応じて、目標位置は変化し得る。例えば、液晶ディスプレイパネルW等のある画素に何らかの欠陥が生じているとき、当該画素に連なる配線の短絡箇所にレーザ光Lを照射してこれを切断したり、断線箇所にレーザ光Lを照射してこれを溶接したり、製造過程で混入した異物にレーザ光Lを照射してこれを除去したりすることで、欠陥を解消できることもあろうし、欠陥のある画素それ自体にレーザ光Lを照射して当該画素が点灯しないようにして目立たなくする処置を施すこともあろう。被処理物W上で欠陥位置と目標位置とが同一、または欠陥位置から目標位置を一意に特定できるのであれば、付加情報(及び、学習済みモデルの出力)に目標位置を含める必要はない。だが、必ずしもそうでないならば、付加情報に目標位置を含めるか、付加情報に目標位置を特定するための何らかの別の情報を含める必要がある。
さらに、付加情報は、
・欠陥の種類及び/または程度を示す情報その他、欠陥位置と目標位置との相対的な位置関係を示唆する情報
・使用するレーザ光Lの波長
・使用するレーザ光Lの出力
・使用するレーザ光Lのビーム径若しくは寸法
・使用するレーザ光Lのビームの形状
・使用するレーザ光Lの焦点距離
・レーザ光Lを被処理物Wに対して照射する時間の長さ
等といった項目のうちの一部または全部を含むことがある。
あるいは、付加情報は、それぞれが上掲の項目の組である複数のレシピの候補のうちの何れかを指定する識別子を含むこともある。レシピαとレシピβとでは、欠陥位置と目標位置との相対的な位置関係、レーザ光Lの波長、出力、ビーム径若しくは寸法、ビームの投影形状、焦点距離、照射時間等のうちの少なくとも一部が相異している。識別子は、学習データの一部をなす画像に映じている対象の被処理物W上の目標位置に対して、レシピαによるレーザ処理を施すのか、レシピβによるレーザ処理を施すのかを指し示す。
学習データが含む付加情報は、同じ学習データが含む被処理物Wの撮影画像をディスプレイ85を介して視認したオペレータが、操作入力デバイス87を操作することを通じて制御コントローラ8に入力する。例えば、オペレータが、画像内に表れている欠陥位置(の範囲)及び/または目標位置(の範囲)を指定したり、当該被処理物Wの欠陥を修正するために必要なレーザ処理のレシピを複数の候補の中から選択したり、使用するレーザ光Lの波長、出力その他のパラメータを指定したりする。
被処理物Wに係る付加情報の入力を受け付けた制御コントローラ8は、その付加情報及びこれと対になる被処理物Wの撮影画像を学習データとしてサーバコンピュータ0に向けて送信する。サーバコンピュータ0は、複数基のレーザ処理装置1の制御コントローラ8からもたらされる学習データを受信することにより、多数の被処理物Wに関する学習データを収集して、学習データ記憶部101に蓄積する。
学習部102は、学習データ記憶部101が記憶している学習データ群を用いて、学習済みモデルを生成する。即ち、学習データ記憶部101に蓄積した学習データを順次読み出し、ある学習データが含む被処理物Wの撮影画像を入力とし、当該画像に映じている被処理物W上の欠陥位置(の範囲)及び/または目標位置(の範囲)やその他の付加情報を出力として、そのような入力に対してそのような出力をするようにニューラルネットワークを変化させる深層学習を実行する。ニューラルネットワークが出力する付加情報の内容は、機械学習に用いる学習データが含んでいるものと同等である。因みに、機械学習において、サーバコンピュータ0は、GPUの演算能力を援用することがある。
上記の機械学習を経て学習済みモデルを生成したサーバコンピュータ0は、その学習済みモデルのデータを、複数基のレーザ処理装置1の各々に付帯する制御コントローラ8に向けて送信し配布する。各制御コントローラ8は、サーバコンピュータ0からもたらされる学習済みモデルのデータを受信し、メインメモリ82若しくは補助記憶デバイス83の所要の記憶領域に記憶する。
この学習済みモデルは、向後、レーザ処理装置1により被処理物Wに対するレーザ処理を実行するために用いることができる。つまり、制御コントローラ8が、対応するレーザ処理装置1に搬入された被処理物Wをカメラセンサ25を介して撮影した画像を取得し、その画像を入力として学習済みモデルのニューラルネットワークに与えることで、当該被処理物W上に存在する欠陥の位置(若しくは、その範囲)及び/またはレーザ光Lを照射するべき目標の位置(若しくは、その範囲)を出力として得ることができる。さらには、機械学習に用いた学習データが含んでいたものと同種の付加情報、即ち欠陥の種類及び/または程度を示す情報や、使用するレーザ光Lの波長、出力強度、ビーム形状、焦点距離等、あるいは、当該被処理物Wに対して実行するべきレーザ処理のレシピの候補を識別する識別子といった情報を出力として得ることができる。しかる後、制御コントローラ8は、学習済みモデルを利用して決定したレシピに則り、当該被処理物Wに対してレーザ光Lを照射する。
本実施形態では、被処理物Wに生ずる欠陥を修正するべく目標位置にレーザ光Lを照射する処理を実施する複数基のレーザ処理装置1の各々が備える被処理物Wを撮像するためのカメラセンサ25が撮影した画像、並びに、少なくとも当該画像上における被処理物Wの欠陥位置若しくはレーザ光を照射するべき目標位置を示唆する付加情報の組である学習データを取得して記憶する学習データ記憶部101と、前記学習データ記憶部101が記憶している学習データ群を用いて、レーザ処理装置1が備えるカメラセンサ25が被処理物Wを撮影して得た画像を入力とし、少なくとも画像上における欠陥位置若しくは目標位置を出力とする学習済みモデルを生成する学習部102とを具備するレーザ処理装置1用の機械学習システムを構成した。本実施形態によれば、複数基のレーザ処理装置1の各々が被処理物Wに対してレーザ処理を実行するに際して、学習済みモデルを利用し、対象の被処理物Wに発生している欠陥位置や、対象の被処理物Wに対しレーザ光Lを照射するべき目標位置を、人手によらず自動的に検出することができる。
前記学習データ記憶部101が記憶する学習データの付加情報には、レーザ処理装置1が対象の被処理物Wに対して実施するべきレーザ処理の内容(欠陥の種類及び/または程度を示す情報その他、欠陥位置と目標位置との相対的な位置関係を示唆する情報や、使用するレーザ光Lの波長、出力、ビーム径若しくは寸法、ビームの投影形状、焦点距離等)を識別する識別子(レシピを指定する識別子)または処理の内容自体を示唆する情報が含まれ、前記学習部102が生成する学習済みモデルの出力には、レーザ処理装置1が対象の被処理物Wに対して実施するべきレーザ処理の内容を指定する識別子または処理の内容を示唆する情報が含まれる。これにより、複数基のレーザ処理装置1の各々が被処理物Wに対してレーザ処理を実行するに際して、学習済みモデルを利用し、対象の被処理物Wに対して施すべきレーザ処理の内容の一部または全部を、人手によらず自動的に決定することができる。
本実施形態の機械学習システムは、複数基のレーザ処理装置1のオペレーションの一部または全部の自動化を可能とする。
また、本実施形態のシステムでは、レーザ処理装置1に付随する制御コントローラ8と電気通信回線を介して通信可能に接続するサーバコンピュータ0が、前記学習データ記憶部101及び前記学習部102を備えており、前記サーバコンピュータ0が、複数基のレーザ処理装置1から前記制御コントローラ8を介して前記学習データを受信して収集し前記学習済みモデルを生成するとともに、各レーザ処理装置1を制御するにあたり、前記サーバコンピュータ0が、生成した前記学習済みモデルを各レーザ処理装置1に付随する前記制御コントローラ8に送信する。これにより、機械学習の成果を複数基のレーザ処理装置1の制御コントローラ8に分配でき、その成果を複数基のレーザ処理装置1の制御に活用することができる。このことは、多数基のレーザ処理装置1を運用する工場等における効率化に大きく寄与する。
なお、本発明は以上に詳述した実施形態に限られるものではない。上記実施形態では、サーバコンピュータ0が生成した学習済みモデルを複数基のレーザ処理装置1に付随する複数基の制御コントローラ8に送信し、各制御コントローラ8がこれを用いてレーザ処理装置1によるレーザ処理を制御、特に被処理物W上の欠陥位置の検出やレーザ光Lを照射する目標位置その他のレシピの決定処理を実行することとしていた。
だが、学習済みモデルを用いるレシピの決定処理を実行する主体は、制御コントローラ8に限定されない。サーバコンピュータ0が、生成した学習済みモデルのデータをメインメモリ02若しくは補助記憶デバイス03の所要の記憶領域に記憶保持し、レシピの決定処理を実行する主体となる態様をとることを妨げない。
より具体的には、複数基のレーザ処理装置1の各々による被処理物Wへのレーザ処理を遂行するべく、各レーザ処理装置1を制御するにあたり、各レーザ処理装置1のカメラセンサ25が対象の被処理物Wを撮影した画像を制御コントローラ8からサーバコンピュータ0に向けて送信し、サーバコンピュータ0がその画像を受信する。
そして、サーバコンピュータ0において、その画像を入力として学習済みモデルのニューラルネットワークに与えることで、当該被処理物W上に存在する欠陥の位置及び/またはレーザ光Lを照射するべき目標の位置を出力として得る。さらに、機械学習に用いた学習データが含んでいたものと同種の付加情報、即ち欠陥の種類及び/または程度を示す情報や、使用するレーザ光Lの波長、出力強度、ビーム形状、焦点距離等、あるいは、当該被処理物Wに対して実行するべきレーザ処理のレシピの候補を識別する識別子といった情報を出力として得る。サーバコンピュータ0は、これらの出力情報を、被処理物Wの撮影画像をもたらした制御コントローラ8に返信する。制御コントローラ8は、サーバコンピュータ0からもたらされる出力情報を受信し、その情報を基に決定したレシピに則り、当該被処理物Wに対してレーザ光Lを照射する。
また、上記実施形態では、サーバコンピュータ0が学習データ記憶部101及び学習部102を備えており、各レーザ処理装置1に付随する制御コントローラ8からもたらされる学習データをサーバコンピュータ0に集約し、サーバコンピュータ0において学習済みモデルを生成する機械学習を実行していた。
これに対して、図9に示すように、各制御コントローラ8が学習データ記憶部101及び学習部102を備える態様、つまりサーバコンピュータ0でなく各制御コントローラ8が学習済みモデルを生成する機械学習を実行する態様をとることも考えられる。
この場合には、サーバコンピュータ0が、複数基のレーザ処理装置1から制御コントローラ8を介して学習データを受信して収集し、かつその学習データを各レーザ処理装置1に付随する各制御コントローラ8に送信して配布する。各制御コントローラ8は、他の制御コントローラ8からサーバコンピュータ0を介して受信した学習データを、学習データ記憶部101たるメインメモリ82若しくは補助記憶デバイス83の所要の記憶領域に記憶する。要するに、複数基のレーザ処理装置1の各々を制御する複数の制御コントローラ8間で、学習データ群を共有する。サーバコンピュータ0は、各制御コントローラ8からもたらされる学習データを他の制御コントローラ8に中継する。ここで、特定の制御コントローラ8が、当該サーバコンピュータ0の役割を兼ねることがある。
しかして、各制御コントローラ8の学習部102は、学習データ記憶部101が記憶している学習データ群を用いて、学習済みモデルを生成する。この機械学習において、各制御コントローラ8は、GPUの演算能力を援用することがある。各制御コントローラ8は、生成した学習済みモデルのデータをメインメモリ82若しくは補助記憶デバイス83の所要の記憶領域に記憶保持する。
各レーザ処理装置1による被処理物Wへのレーザ処理を遂行するべく、当該レーザ処理装置1を制御するにあたり、制御コントローラ8は、当該レーザ処理装置1のカメラセンサ25が対象の被処理物Wを撮影した画像を取得する。そして、制御コントローラ8において、その画像を入力として学習済みモデルのニューラルネットワークに与えることで、当該被処理物W上に存在する欠陥の位置及び/またはレーザ光Lを照射するべき目標の位置を出力として得る。さらに、機械学習に用いた学習データが含んでいたものと同種の付加情報、即ち欠陥の種類及び/または程度を示す情報や、使用するレーザ光Lの波長、出力強度、ビーム形状、焦点距離等、あるいは、当該被処理物Wに対して実行するべきレーザ処理のレシピの候補を識別する識別子といった情報を出力として得る。制御コントローラ8は、この出力情報を基に決定したレシピに則り、当該被処理物Wに対してレーザ光Lを照射する。
その他、各部の具体的な構成や処理の手順等は、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形が可能である。
本発明は、被処理物にレーザ光を照射して所望の処理を施すレーザ処理装置の制御に適用できる。
W…被処理物
1…レーザ処理装置
8…制御コントローラ
0…サーバコンピュータ
101…学習データ記憶部
102…学習部
上述した課題を解決するべく、本発明では、被処理物に生ずる欠陥を修正するべく目標位置にレーザ光を照射する処理を実施する複数基のレーザ処理装置の各々が備える被処理物を撮像するためのカメラセンサが撮影したレーザ光照射前の画像、並びに、少なくとも当該画像上における被処理物の欠陥位置若しくはレーザ光を照射するべき目標位置を示唆する付加情報の組である学習データを取得して記憶する学習データ記憶部と、前記学習データ記憶部が記憶している学習データ群を用いて、レーザ処理装置が備えるカメラセンサが被処理物を撮影して得たレーザ光照射前の画像を入力とし、少なくとも画像上における欠陥位置若しくは目標位置を出力とする学習済みモデルを生成する学習部とを具備するレーザ処理装置用の機械学習システムを構成した。ディスプレイモジュールに生ずる不良箇所にレーザ光を照射して欠陥を修正するレーザリペア装置で用いられる機械学習システムであれば、複数基のレーザリペア装置の各々が備えるディスプレイモジュールを撮像するためのカメラセンサが撮影したレーザ光照射前の画像、並びに、少なくとも当該画像上における前記ディスプレイモジュールの欠陥位置若しくはレーザ光を照射するべき目標位置を示唆する付加情報の組である学習データを取得して記憶する学習データ記憶部と、前記学習データ記憶部が記憶している学習データ群を用いて、レーザリペア装置が備えるカメラセンサがディスプレイモジュールを撮影して得たレーザ光照射前の画像を入力とし、少なくとも画像上における欠陥位置若しくは目標位置を出力とする学習済みモデルを生成する学習部とを具備する。
本発明に係るレーザ処理装置用の機械学習方法は、被処理物に生ずる欠陥を修正するべく目標位置にレーザ光を照射する処理を実施する複数基のレーザ処理装置の各々が備える被処理物を撮像するためのカメラセンサが撮影したレーザ光照射前の画像、並びに、少なくとも当該画像上における被処理物の欠陥位置若しくはレーザ光を照射するべき目標位置を示唆する付加情報の組である学習データを取得して記憶するステップと、前記学習データ群を用いて、レーザ処理装置が備えるカメラセンサが被処理物を撮影して得たレーザ光照射前の画像を入力とし、少なくとも画像上における欠陥位置若しくは目標位置を出力とする学習済みモデルを生成するステップとを具備する。

Claims (6)

  1. 被処理物に生ずる欠陥を修正するべく目標位置にレーザ光を照射する処理を実施する複数基のレーザ処理装置の各々が備える被処理物を撮像するためのカメラセンサが撮影した画像、並びに、少なくとも当該画像上における被処理物の欠陥位置若しくはレーザ光を照射するべき目標位置を示唆する付加情報の組である学習データを取得して記憶する学習データ記憶部と、
    前記学習データ記憶部が記憶している学習データ群を用いて、レーザ処理装置が備えるカメラセンサが被処理物を撮影して得た画像を入力とし、少なくとも画像上における欠陥位置若しくは目標位置を出力とする学習済みモデルを生成する学習部と
    を具備するレーザ処理装置用の機械学習システム。
  2. 前記学習データ記憶部が記憶する学習データの付加情報に、レーザ処理装置が対象の被処理物に対して実施するべきレーザ処理の内容を識別する識別子または処理の内容を示唆する情報が含まれ、
    前記学習部が生成する学習済みモデルの出力に、レーザ処理装置が対象の被処理物に対して実施するべきレーザ処理の内容を指定する識別子または処理の内容を示唆する情報が含まれる請求項1記載の機械学習システム。
  3. レーザ処理装置に付随する制御コントローラと電気通信回線を介して通信可能に接続するサーバコンピュータが、前記学習データ記憶部及び前記学習部を備えており、
    前記サーバコンピュータが、複数基のレーザ処理装置から前記制御コントローラを介して前記学習データを受信して収集し前記学習済みモデルを生成するとともに、
    各レーザ処理装置を制御するにあたり、前記サーバコンピュータが、生成した前記学習済みモデルを各レーザ処理装置に付随する前記制御コントローラに送信する請求項1または2記載の機械学習システム。
  4. レーザ処理装置に付随する制御コントローラと電気通信回線を介して通信可能に接続するサーバコンピュータが、前記学習データ記憶部及び前記学習部を備えており、
    前記サーバコンピュータが、複数基のレーザ処理装置から前記制御コントローラを介して前記学習データを受信して収集し前記学習済みモデルを生成するとともに、
    各レーザ処理装置を制御するにあたり、前記サーバコンピュータが、各レーザ処理装置のカメラセンサが撮影した画像を前記制御コントローラを介して受信し、当該画像を入力として前記学習済みモデルに与えた結果の出力に基づいた、レーザ処理のための制御信号を当該画像をもたらしたレーザ処理装置に付随する制御コントローラに返信する請求項1または2記載の機械学習システム。
  5. レーザ処理装置に付随する制御コントローラが、前記学習データ記憶部及び前記学習部を備えており、
    レーザ処理装置に付随する制御コントローラと電気通信回線を介して通信可能に接続するサーバコンピュータが、複数基のレーザ処理装置から前記制御コントローラを介して前記学習データを受信して収集し、かつその学習データを各レーザ処理装置に付随する制御コントローラに送信して配布する請求項1または2記載の機械学習システム。
  6. 被処理物に生ずる欠陥を修正するべく目標位置にレーザ光を照射する処理を実施する複数基のレーザ処理装置の各々が備える被処理物を撮像するためのカメラセンサが撮影した画像、並びに、少なくとも当該画像上における被処理物の欠陥位置若しくはレーザ光を照射するべき目標位置を示唆する付加情報の組である学習データを取得して記憶するステップと、
    前記学習データ群を用いて、レーザ処理装置が備えるカメラセンサが被処理物を撮影して得た画像を入力とし、少なくとも画像上における欠陥位置若しくは目標位置を出力とする学習済みモデルを生成するステップと
    を具備するレーザ処理装置用の機械学習方法。
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