JP2021023843A - 2流体ノズル - Google Patents

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Abstract

【課題】微粒子の大きさに関係する部品の主要寸法を限定するとともに、気体ノズルの下面と液ノズルの上面間に形成される隙間である気体噴出隙間の高さを所期の値に確保するための実用的手段を備え、液ノズルの誤組立を補正する機能を備えた2流体ノズルを提供する。【解決手段】本発明による2流体ノズル1は、第1液通路10およびこの第1液通路からの液体を噴出する液噴出口10aを有する液ノズル5と、この液ノズルの先端に設けられ、液噴出口が液ノズル先端より低くなるように設けられた凹部12と、液噴出口から噴出される液体に、液ノズルの外周から微粒化用加圧気体を供給する気体噴出隙間と気体噴出孔14を有する気体ノズル円盤30とを備え、気体噴出隙間は、液ノズルと一体にその先端平面に設けられた微小突起23と気体ノズル円盤を密着させることにより、形成されていて、気体ノズル円盤は円盤上面に接するキャップ40により装着される。【選択図】図1

Description

本発明は、2流体ノズルに関し、更に詳細には、液体と気体の混流による噴霧装置等である2流体ノズルに関する。具体的な利用分野には、塗装装置、燃料燃焼装置、加湿器、アイロン、気化潜熱利用冷却扇/クーラー、工作機械用噴霧潤滑装置などを含む。
2流体から形成される微粒噴霧発生装置は、たとえば図5に示す形態のものが公知となっている。(米国特許第 10335811号公報、実用新案登録第3202161号公報参照)
図5で、2流体ノズル1は、液ノズル5、気体ノズル13および外ケース20を備えている。液ノズル5は、上部拡径部5a、下部縮径部5bおよび内部に上下に貫通して形成された第1液通路10を備えている。外ケース20の内部にはノズルホルダー部7があり、ノズルホルダー部7は、基部7a、基部7aから上方に延びる縮径上部7b、この縮径上部7bの上方部分に設けられた円筒形状穴である液ノズル収容室7c、および前記基部7aの底部から前記液ノズル収容室7cの底部まで延びる第2液通路8を備えている。前記液ノズル5の上部拡径部5aの外径とノズルホルダー部7の縮径上部7bの外径は同一となっている。
前記液ノズル5は、その底部縮径部5bが前記ノズルホルダー7の液ノズル収容室7cに僅かな遊隙をもって装着され、液ノズル5の上部拡径部5aの下面5cは、ノズルホルダー部7の第2液通路8に直角な縮径上部7bの上面7dに密着している。
前記第1液通路10の上端は、液噴出口10aとなっている。液ノズル5の上平面22は前記第1液通路10に直交する平面となっており、この上平面22の一部には、微小高さδの突起23が設けられている。
前記気体ノズル13は、円形の上板13a、およびこの上板13aの周囲から下方に延びる円筒板材13bを備えている。前記上板13aの中央には、気体噴出孔14が形成され、前記円筒板材13bの内壁には、雌ねじ13cが設けられている。前記気体噴出孔14は、その中心軸14aと前記第1液通路10の中心軸10bと並行で、2中心軸の偏心量が、前記第1液通路直径の10%以内であれば好ましいが、それらは同軸であることが特に好ましい。
前記外ケース20の、ノズルホルダー部7の外周には、液ノズル5を収納する円筒形状の収容空間21が設けられている。前記ノズルホルダー部7の径の大きな基部7aは、前記収容空間21に僅かな遊隙をもって装着される。また、この外ケース20の上部外周壁には、前記気体ノズル13の雌ねじ13cと螺合する雄ねじ20aが形成されている。
図5(a)および(b)に示すように、前記気体ノズル13が、雌ねじ13a、雄ねじ20aを利用して、前記外ケース20の上部に締め付け装着されたとき、気体ノズル13の円形の上板13aの下面は、前記液ノズル5の上平面22に設けられた微小高さδの突起23に密着し、この突起23の無い部分で、液ノズル5の上平面22と気体ノズル13の下面との間に高さδの微小隙間である気体噴出隙間17が形成される。
図4に示すように、前記外ケース20の収容空間21の内壁と、前記液ノズル5の上部拡径部5aの外周壁およびノズルホルダー部7の縮径上部7bの外周壁のあいだには、前記気体噴出隙間17に連通した気体通路16が形成されている。外ケース20の外周には気体供給管15が、液噴出口の中心軸に対して傾斜し、液噴出方向に向かうように設けられ、この気体供給管15は、前記気体通路16に通じている。
外ケース20の下部には、液供給管9が外ケース20と一体に設けられていて、その中心に前記第2液通路8に連通する第3液通路25が設けられている。
図5(a)および(b)に示すように、液ノズル5先端には、液噴出口10aを中心に、液噴出口10aが液ノズル5先端より僅かに低くなるように、環状の液ノズル凹部12が設けられている。
前記気体噴出隙間17を経由して噴出した加圧気体は、液噴出口10aより噴出する加圧液体をせん断し、微粒化する。その際、気体ノズル13の気体噴出孔14より噴出する微粒化用気体の一部は液ノズル凹部12が負圧となるため、液噴出口10a付近で渦流が生じ、この渦流が液噴出口10aから噴出される液流に作用して、乱れを発生させ、主流である液流に作用するので、低圧力、少流量の気体で小粒子径の噴霧を得ることができる。
図5の例では、液が水、気体が空気で、第1液通路10(液噴出口10a)の直径φA=0.6 mm、水圧100kPa, 気体圧90 kPa, 液ノズル凹部12の直径φB=1.2mm, 液ノズル凹部12の深さD=0.6, 気体ノズル13の直径φC=0.9mm の場合、δ=0.06mm で、空気流量:4.9 l/min, 水流量:7.5 ml/min、粒子径:10~30μの微細噴霧が得られたとしている。
さらに、各種実験により、φC/φA=1.25~1.55、φB/φCは1.25~2、D/φA=0.2~1.0が好ましいとしている
最も重要な寸法は、気体噴出隙間17である隙間を形成するためにノズル5に設けられた微小突起の高さδで、δ/φA=0.08〜0.15が好ましいが、目的に応じてその値が決定され、例示の場合、δ=0.06mmであるとしている。そして、ノズル13の円形の上板13aの下面を液ノズル5の突起23に密着するよう外ケース20にねじ止めすることにより、微小隙間である気体噴出隙間17の高さδを、液ノズル5の突起23の高さδの精度にのみ依拠させている。液ノズル5上に設けられる微小突起23は樹脂成形で液ノズル5と一体に形成するか、機械切削で形成することにより、δの精度確保を容易としている。
さらに、気体ノズル13の内面が液ノズル5の突起23に密着するよう組み付け時、外ケース20上面と気体ノズル13の円形の上板13aの下面との間に、微小な組立隙間27を設け、ノズル13の前記下面と外ケース20との干渉を避けて、重要な微小隙間δを確保している。
また、外ケース20の上面であって、前記収容空間21の周囲に環状凹部26を設け、その中にO-リング24を配置し、気体ノズル13の前記下面と接触させ、O-リングの弾性復元力によって、気体通路16内の加圧気体をシールしている。
米国特許10335811号公報 実用新案登録第3202161号公報
しかしながら、特許文献1および2に示された構造では、「噴霧粒径に最も影響する液ノズルと気体ノズルの間隔(δ)を、単一部品である気体ノズル(5)または (13) の加工精度のみに依拠させることにより所期値に確保することを容易とする」としているが、それ以外にも、間隔(δ)の値に影響する要素が存在する。
実用例で示したように、ノズルを構成する部品の寸法は小さいので、組み立てには細心の注意を要するが、時には組み立てミスも起こり得る。たとえば、図7に示すように、ノズルホルダー部7のノズル収容室7cに液ノズル5を傾けて挿入してしまい、気体ノズル13を締め付けると、液ノズル5の突起23の一方は気体ノズルの円形上板13aの下面と密着するが、突起23の他方は13a下面との間に空隙を生じ、気体噴出隙間17がその周囲周りでの大小のアンバランスが生じ、その結果、気体噴出隙間17周囲での気体噴出量が均一でなくなることになる。その結果、噴霧が気体ノズル13の噴出口の中心軸14aに対して偏って噴射される。間隔(δ)は微小であり、前記組立誤差によって生じる円形上板13aと他方の突起との間隙が僅かであっても、その影響は大きい。
そこで、本発明は、簡単な組み立て操作で、気体ノズルのほぼ環状の噴出口の中心軸と、液ノズル噴出口の中心軸を一致させることのできる2流体ノズルを提供することを目的とする。
前記課題は、文献1の構造に、下記(1)〜(3)の改良を加えた構成の、2流体ノズルにより達成される。
(1) 気体ノズル13を、ノズル部分を有する気体ノズル円盤30と、外ケース20にねじ止めされるキャップ40に分割する。
(2) 気体ノズル13の前記キャップ40の下面と液ノズル5上面の突起23との間に気体ノズル円盤30を挿入し、O-リング24を介して外ケース20に締め付ける。
(3) 液ノズル5の組立誤差によって生じる、キャップ40締め付け時の、キャップ40と液ノズル5の上面突起23との間隙を、前記気体ノズル円盤30の挿入およびその構造、作用により、消滅させる。
本発明による2流体ノズルにおいては、液ノズルの組立誤差によって生じる、上蓋締め付け時の上蓋と液ノズルの上面突起との間隙を、詳細後記する円盤ノズルの補正作用により、消滅させ、気体ノズルの噴出口の中心軸と、液ノズル噴出口の中心軸の平行度を維持することにより、気体ノズルより噴出する噴霧を、噴出口中心軸方向に正しく噴霧させる効果を有する。
本発明の実施形態による2流体ノズルを示す図であり、(a)は垂直断面図、および、(b)は、図1(a)の線A−Aに沿う断面図および図(a)の2流体ノズルの平面図、(c)は、(b)の線C−Cに沿う液ノズルの一部垂直断面斜視図である。 図2(a)は、図1の2流体ノズルの主要部を拡大して示す垂直断面図、(b)は、(a)の線D−Dに沿う断面図である。 (a),(b),(c)は、誤組立時に液ノズルが一方向に傾いた場合の、本発明による補正作用を説明する主要部拡大垂直断面図である。 (a),(b),(c)は、誤組立時に液ノズルが図3(a)とは90度ずれた向きに傾いた場合の、本発明による補正作用を説明する他の主要部拡大垂直断面図である。 2流体から形成される従来の微粒噴霧発生装置の構造を説明するための説明図である。 2流体から形成される従来の微粒噴霧発生装置の構造を説明するための説明図である。なお、図6(b)は、(a)の線M−Mに沿う断面図である。 2流体から形成される従来の微粒噴霧発生装置の構造を説明するための説明図である。
以下、本発明の実施形態による2流体ノズルを、図面を参照しながら説明する。なお、図5〜図7に示された公知技術との比較を容易とするため、該公知技術と同じ機能を有する部品、部材には同一名称、同一符号を記してある。
図1は本発明の実施形態による2流体ノズルを示す図、図2はその部分拡大図である。符号5は液ノズルで、その拡大図を図1(b)−(c)に示す。
図1で、2流体ノズル1は、液ノズル5、気体ノズル円盤30、外ケース20を備えている。液ノズル5は、上部拡径部5a、下部縮径部5bおよび内部に上下に貫通して形成された第1液通路10を備えている。
外ケース20の内部にはノズルホルダー部7があり、ノズルホルダー部7は、基部7a、基部7aから上方に延びる縮径上部7b、この縮径上部7bの上方部分に設けられた円筒形状穴である液ノズル収容室7c、および前記基部7aの底部から前記液ノズル収容室7cの底部まで延びる第2液通路8を備えている。前記液ノズル5の上部拡径部5aの径とノズルホルダー部7の縮径上部7bの径は同一となっている。
前記液ノズル5は、その底部縮径部5bが前記ノズルホルダー7の液ノズル収容室7cに僅かな遊隙をもって装着され、液ノズル5の上部拡径部5aの下面5cは、ノズルホルダー部7の第2液通路8に直角な縮径上部7bの上面7dに密着している。
前記第1液通路10の上端は、液噴出口10aとなっている。液ノズル5の上平面22は前記第1液通路10に直交する平面となっており、この上平面22の一部には、微小高さδの突起23が設けられている。
前記気体ノズル円盤30の下面は、前記液ノズル上面の突起23と密着していて、気体ノズル円盤30中央には、気体噴出孔14が形成され、その中心軸14aと前記第1液通路10の中心軸10bとは並行で、2つの中心軸の偏心量が、前記第1液通路直径の10%以内であれば好ましいが、それらは同軸であることが特に好ましい。
前記気体ノズル円盤30の外周は、外に向かって突の曲線、例えば円弧を、中心軸14a
周りに回転させた曲面で形成されている。気体ノズル円盤30の上方にはキャップ40が設けられている。
キャップ40は、円形の上板40a、およびこの上板40aの周囲から下方に延びる円筒板材40bを備えている。キャップ40の中央には前記中心軸14aと同軸の穴41が空いている。前記円筒板材40bの内壁には、雌ねじ40cが設けられている。
前記外ケース20の、ノズルホルダー部7の外周には、液ノズル5を収納する円筒形状の収容空間21が設けられている。前記ノズルホルダー7部の径の大きな基部7aは、前記収容空間21に僅かな遊隙をもって装着される。また、この外ケース20の上部外周壁には、前記キャップ40の雌ねじ40cと螺合する雄ねじ20aが形成されている。
図2(a)および図2(b) に示すように、前記気体ノズル円盤30が、キャップ40の雌ねじ40c、外ケース20の雄ねじ20aを利用して、前記外ケース20の上部に締め付け装着されたとき、気体ノズル円盤30の下面は、前記液ノズル5の上平面22に設けられた微小高さδの突起23に密着し、この突起23の無い部分で、液ノズル5の上平面22と気体ノズル円盤30の下面との間に高さδの微小隙間である気体噴出隙間17が形成される。
図1に示すように、前記外ケース20の収容空間21の内壁と、前記液ノズル5の上部拡径部5aの外周壁およびノズルホルダー部7の縮径上部7bの外周壁のあいだには、前記気体噴出隙間17に連通した気体通路16が形成されている。外ケース20の外周には気体供給管15が、液噴出口の中心軸に対して傾斜し、液噴出方向に向かうように設けられ、この気体供給管15は、前記気体通路16に通じている。
外ケース20の下部には、液供給管9が外ケース20と一体に設けられていて、その中心に前記第2液通路8に連通する第3液通路25が設けられている。
図1および図2に示すように、液ノズル5先端には、液噴出口10aを中心に、液噴出口10aが液ノズル5先端より僅かに低くなるように、環状の液ノズル凹部12が設けられている。前記気体噴出隙間17を経由して噴出した加圧気体は、液噴出口10aより噴出する加圧液体をせん断し、微粒化する。その際、気体ノズル円盤30の気体噴出孔14より噴出する微粒化用気体の一部は液ノズル凹部12が負圧となるため、液噴出口10a付近で渦流が生じ、この渦流が液噴出口10aから噴出される液流に作用して、乱れを発生させ、主流である液流に作用するので、低圧力、少流量の気体で小粒子径の噴霧を得ることができる。
図1の例では、液が水、気体が空気で、第1液通路10(液噴出口10a)の直径φA=0.6 mm、水圧100kPa, 気体圧90 kPa, 液ノズル凹部12の直径φB=1.2mm, 液ノズル凹部12の深さD=0.6, 気体ノズル円盤30の直径φC=0.9mm の場合、δ=0.06mm で、空気流量:4.9 l/min, 水流量:7.5 ml/min、粒子径:10~30μの微細噴霧が得られた。
さらに、各種実験により、φC/φA=1.25~1.55、φB/φCは1.25~2、D/φA=0.2~1.0が好ましい。
最も重要な寸法は、気体噴出隙間17である隙間を形成するためにノズル5に設けられた微小突起の高さδで、δ/φA=0.08〜0.15が好ましいが、目的に応じてその値が決定され、例示の場合、δ=0.06mmである。そして、気体ノズル円盤30の下面を液ノズル5の突起23に密着するよう外ケース20にねじ止めすることにより、微小隙間である気体噴出隙間17の高さδを、液ノズル5の突起23の高さδの精度にのみ依拠させている。液ノズル5上に設けられる微小突起23は樹脂成形で液ノズル5と一体に形成するか、機械切削で形成することにより、δの精度確保を容易としている。
さらに、気体ノズル円盤30の下面が液ノズル5の突起23に密着するよう組み付け時、外ケース20上面と気体ノズル円盤30の下面との間に、微小な組立隙間27を設け、ノズル13の前記下面と外ケース20との干渉を避けて、重要な微小隙間δを確保している
また、外ケース20の上面であって、前記収容空間21の周囲に環状凹部26を設け、その中にO-リング24を配置し、気体ノズル円盤30の前記下面と接触させ、O-リングの弾性復元力によって、気体通路16内の加圧気体をシールしている。このO-リング24は、ゴム系弾性材料、樹脂系弾性材料またはそれらの複合材料である弾性材料で形成されていることが好ましい。例えば、ゴム系弾性材料としては、ニトリルゴム、シリコーンゴム、フッ素ゴム、ウレタンゴム、ブチルゴム等が用いられる。
前記環状凹部26の円筒面と気体ノズル円盤30の外周とはわずかな隙間で篏合していて、気体ノズル円盤30の気体噴出孔14の中心軸14aと、液ノズル5の中心軸10aが同心度が確保できるようになっている。
以上を要約すると、本発明の実施例による2流体ノズルは、
外ケース20と、この外ケース20の内部に収容された液ノズルホルダー7と、この液ノズルホルダー7に支持された液ノズル5と、該液ノズル5の上面との間に気体噴射通路を形成する気体ノズル円盤30と、この気体ノズル円盤30を所定位置にセットするためのキャップ部材40とを備えた2流体ノズルであって、
前記外ケース20は、内部に、その上下方向の所定位置から上面まで貫通して延びる柱状の液ノズルホルダー収容空間21と、その上部外周壁に形成された雄ねじ20aと、この液ノズルホルダー収容空間21の上部であって、上方に開放した環状凹部26を備えており、
前記液ノズルホルダー7は、その下部に、前記液ノズルホルダー収容空間21に丁度嵌合することのできる径を有し、該液ノズルホルダー収容空間21の下部に収容された基部7aと、この基部7aから上方に、前記液ノズルホルダー収容空間21の途中まで延びた縮径上部7bを有し、この縮径上部7bの上部には、上部が該液ノズルホルダー7の上面に開放した円柱状の液ノズル収容室7cを備えており、その下面から該液ノズル収容室7cまで貫通して延びる第2液通路8が形成されており、
前記液ノズル5は、頭部である上部拡径部5aと、そこから下方に延びる下部縮径部5bから構成され、該下部縮径部5bは、側面が上下方向の曲面となったテーパー面とされており、この部分のみが前記液ノズルホルダー収容空間21内に遊嵌状態で収容されており、前記上部拡径部5aの上平面22周囲には、中心軸を中心として対称位置に、複数の気体噴出隙間形成用突起23が互いに間隔を置いて設けられており、また、上下方向に貫通し、前記第2液通路8と連通する第1液通路10が形成されており、
前記環状凹部26には、Oリング24を下にして前記気体ノズル円盤30が配置されており、
前記キャップ部材40は、円形の上板40aと、この上板40aの周囲から下方に延びる円筒板材40bから構成され、この円筒板材40bの内壁には、前記雄ねじ20aと螺合する雌ねじ40cが形成されており、
前記気体ノズル円盤30は、前記キャップ部材40が、前記雌ねじ40cと前記ねじ20aの螺合により締め付け位置にあるときの、その上板40aの下面と、前記環状凹部26とにより形成された収容空間に、その下面が、前記液ノズル5の上平面22の複数の気体噴出隙間形成用突起23の上面が密着して、周囲方向で均一な気体が噴出できる複数の気体噴出隙間17を形成することができるようになっている。
なお、液ノズルホルダー7の基部7aと。液ノズル5の上部角径部5aは、それらの直径が同一とされており、それらが、図1他に示されているように、連結されたとき、それらの外周面は連続し、一つの外周面を形成し、この外周面と外ケース20の内周面との間に空間が形成され、この空間が気体通路16となっている。前記液ノズル5の下部縮径部5bの側面を上下方向の曲面となったテーパー面としたのは、該液ノズル5の傾きの補正の際に、揺動し易くし、これにより正規の姿勢に設定しやすくするためである。
実用例で示したように、ノズルを構成する部品の寸法は小さいので、組み立てには細心の注意を要するが、時には組み立てミスも起こり得る。
たとえば、従来構造では、図7に示したように、ノズルホルダー部7のノズル収容室7cに液ノズル5を傾けて挿入してしまい、気体ノズル円盤30をキャップ40で締め付けると、液ノズル5の突起23の一方は気体ノズル円盤30の下面と密着するが、突起23の他方は気体ノズル円盤30下面との間に空隙を生じ、気体噴出隙間17にアンバランスが生じることになる。しかし、本発明にあっては、補正作用により、液ノズル5の傾きが補正される。その理由について以下に説明する。
図3(a)は本発明構造において、液ノズル5が両微小突起の中心線を含み、上面22に垂直な平面内で傾いて挿入されてしまった場合を示している。この場合、気体ノズル円盤30を液ノズル5の上方に設置すると、気体ノズル円盤30の中心線は本来あるべき位置より傾いて、液ノズルの一方の突起が気体ノズル円盤の下面に接し、他方の突起は気体ノズル円盤の下面とは空隙を生じる。図3(a)に示した液ノズル5が傾いて挿入された場合の模式的断面図を図3(b)に示した。
この状態でキャップ40の締め付けが開始されると、気体ノズル円盤30と液ノズル5の一方の突起23が接触し、キャップ40の上板40aの下面は、気体ノズル円盤30の上面と全面的に密着せず、円盤外周の一端(図の右側)が局部的に接触し、他方の突起の上端は気体ノズル円盤30の下面との間に空隙を生じる。
キャップ40の締め付けにより、締め付け力が生じる。前記したように、締め付け力の着力点は気体ノズル円盤30の下面と液ノズル5の一方の突起23の接触点および気体ノズル円盤30の上面の外周とキャップ40の上板40aの下面との接触点の2箇所である。
両着力点間の距離をa, 着力をPとすると、気体ノズル円盤30には回転モーメントaPが加えられる。
さらにキャップ40を締め付けを進めると、気体ノズル円盤30の下面はOリング24に接しているので、Oリングとの摩擦力により、気体ノズル円盤30はキャップ40と連れ回りせず、Oリングを押圧する方向と、図3(a)の図示平面に直角な軸回りの回転方向にのみ移動する。
前記気体ノズル円盤30に加えられた回転モーメントは液ノズル5に伝えられる。前記したように、気体ノズル円盤30の外周は外に突な曲面となっているため、前記環状凹部26の円筒面と気体ノズル円盤30の外周との相対的回転は容易で、気体ノズル円盤30の回転モーメントにより液ノズルが突然回転し、正常位置に復元する。復元時の状況は図3(c)に示すように、外周と液ノズル5は正常位置に復帰し、気体ノズル円盤30とキャップ40の上板40aの下面との間に空隙が生じている。そして、さらにキャップ40を締め付けると、前記空隙がなくなり、図1に示す正常な組付け状態となる。
図4(a)は本発明の実施例による構造において、液ノズル5が両微小突起の中心を結ぶ直線に垂直で、両突起の間隔を2等分する平面内で傾いて挿入されてしまった場合を示している。この場合、気体ノズル円盤30を液ノズル5の上方に設置すると、気体ノズル円盤30の中心線は本来あるべき位置より傾いて、液ノズルの両突起の一方の角が気体ノズル円盤の下面に接し、他方の角は気体ノズル円盤の下面とは空隙を生じる。図4(a)に示した液ノズル5が傾いて挿入された場合の模式的断面図を図4(b)に示した。
この状態でキャップ40の締め付けが開始されると、気体ノズル円盤30と液ノズル5の両突起23の一方の角が接触し、キャップ40の下面は、気体ノズル円盤30の上面と全面的に密着せず、円盤外周の一端(図の右側)が局部的に接触し、他方の角は気体ノズル円盤30の下面との間に空隙を生じる。
キャップ40の締め付けにより、締め付け力が生じる。前記したように、締め付け力の着力点は気体ノズル円盤30の下面と液ノズル5の一方の両突起23の一方の角部における接触点および気体ノズル円盤30の上面の外周とキャップ40との接触点の2箇所である。
両着力点間の距離をa, 着力をPとすると、気体ノズル円盤30には回転モーメントaPが加えられる。
さらにキャップ40を締め付けを進めると、気体ノズル円盤30の下面はOリング24に接しているので、Oリングとの摩擦力により、気体ノズル円盤30はキャップ40と連れ回りせず、Oリングを押圧する方向と、図4(a)の図示平面に直角な軸回りの回転方向にのみ移動する。
前記気体ノズル円盤30に加えられた回転モーメントは液ノズル5に伝えられる。前記したように、気体ノズル円盤30の外周は外に突な曲面となっているため、前記環状凹部26の円筒面と気体ノズル円盤30の外周との相対的回転は容易で、気体ノズル円盤30の回転モーメントにより液ノズルが突然回転し、正常位置に復元する。復元時の状況は図4(c)に示すように、外周と液ノズル5は正常位置に復帰し、気体ノズル円盤30とキャップ40の下面との間に空隙が生じている。そして、さらにキャップ40を締め付けると、前記空隙がなくなり、図1に示す正常な組付け状態となる。
しかしながら、図1(b)上図に示す、突起の幅Fが小さすぎる場合は、液ノズル5の組付け位置が安定しない。また、大きすぎる場合は、加圧気体の流路16を狭めることになり、ノズルの性能が低下する。各種の実験結果によれば、突起の幅Fと液ノズル5の外径φDとの比 F/φDは0.25~0.4が望ましい。
5; 液ノズル
7;ノズルホルダー部
8; 第2液通路
9; 液供給管
10;第1液通路
10a; 液噴出口、
12: 液ノズル凹部
14; 気体噴出孔
15; 気体供給管
16; 気体通路
17; 気体噴出隙間
20; 外ケース
22; 上平面
23; 突起
24; O-リング
25; 第3液通路
26; 環状凹部
27; 組立隙間.
30:気体ノズル円盤
40:キャップ

Claims (10)

  1. 第1液通路およびこの第1液通路からの液体を噴出する液噴出口を有する液ノズルと、この液ノズルの先端に設けられ、前記液噴出口が前記液ノズル先端より低くなるように設けられた凹部と、前記液噴出口から噴出される液体に、前記液ノズルの外周から微粒化用加圧気体を供給する気体噴出隙間と気体噴出孔を有する気体ノズル円盤と、気体ノズル円盤の上部に、気体ノズル円盤を締め付けるキャップを備え、前記気体噴出隙間は、前記液ノズルと一体にその先端平面に設けられた微小突起と前記気体ノズル円盤を密着させることにより形成されていることを特徴とする2流体ノズル。
  2. 前記液ノズルの下部を収容する液ノズル収容用空間が設けられ、基部と該基部から上方に延びる縮径上部を有するノズルホルダー、前記液ノズルとノズルホルダーが組み合わされた組立体を収容する組立体収容用空間が設けられた外ケースを備え、この外ケースの前記組立体収容用空間の周囲と前記組立体の外周の間に設けられ、前記気体噴出隙間に通じる気体通路、この気体通路に通じる気体供給管、前記ノズルホルダーに設けられ、前記第1液通路に通じる第2液通路、およびこの第2液通路に通じる第3液通路を有する液供給管を備え、前記気体ノズル円盤は、前記キャップにより、前記外ケースに、外ケースとの間に空隙を生じるように締め付けられ、該空隙内に弾性シール材を介在させることにより、加圧気体が外ケース外に漏れることを防止している請求項1の2流体ノズル。
  3. 前記気体ノズル円盤はその外周が外に突な曲線又は直線で形成されていることを特徴とする請求項1の2流体ノズル。
  4. 前記気体噴出孔は円筒形もしくは出口側径が入口側径より大きな円錐台形で、前記第1液通路は円筒形で、前記気体噴出孔は、その中心軸と前記第1液通路の中心軸との偏心が、前記第1液通路直径の10%以内となるように設けられ、前記気体供給管は前記液ノズルの中心軸に対して傾斜して、液の噴出方向に向かって配置される請求項1〜3のいずれかの2流体ノズル。
  5. 前記液ノズルの前記液噴出口の直径をφA, 気体噴出孔の入口側直径をφCとするとき、φC/φA=1.25~1.55である請求項1の2流体ノズル。
  6. 前記液ノズルの先端に設けられ、前記液噴出口が前記液ノズル先端より低くなるように設けられた凹部の直径をφB, 深さをD、前記気体噴出孔の入口側直径をφCとするとき、φB/φC=1.25〜2、D/φA=0.2~1.0である請求項1の2流体ノズル。
  7. 前記液ノズルの前記液噴出口の直径をφA、液ノズル上面に設けられた微小突起の高さをδとするとき、δ/φA=0.08~0.15である請求項1の2流体ノズル。
  8. 前記液ノズルの突起幅をF、外径をφDとするとき、F/φD=0.25~0.4である請求項1の2流体ノズル。
  9. 外ケース20と、この外ケース20の内部に収容された液ノズルホルダー7と、この液ノズルホルダー7に支持された液ノズル5と、該液ノズル5の上面との間に気体噴射通路を形成する気体ノズル円盤30と、この気体ノズル円盤30を所定位置にセットするためのキャップ部材40とを備えた2流体ノズルであって、
    前記外ケース20は、内部に、その上下方向の所定位置から上面まで貫通して延びる柱状の液ノズルホルダー収容空間21と、その上部外周壁に形成された雄ねじ20aと、この液ノズルホルダー収容空間21の上部であって、上方に開放した環状凹部26を備えており、
    前記液ノズルホルダー7は、その下部に、前記液ノズルホルダー収容空間21に丁度嵌合することのできる径を有し、該液ノズルホルダー収容空間21の下部に収容された基部7aと、この基部7aから上方に、前記液ノズルホルダー収容空間21の途中まで延びた縮径上部7bを有し、この縮径上部7bの上部には、上部が該液ノズルホルダー7の上面に開放した円柱状の液ノズル収容室7cを備えており、その下面から該液ノズル収容室7cまで貫通して延びる第2液通路8が形成されており、
    前記液ノズル5は、頭部である上部拡径部5aと、そこから下方に延びる下部縮径部5bから構成され、該下部縮径部5bは、側面が上下方向の曲面となったテーパー面とされており、この部分のみが前記液ノズルホルダー収容空間21内に遊嵌状態で収容されており、前記上部拡径部5aの上平面22周囲には、中心軸を中心として対称位置に、複数の気体噴出隙間形成用突起23が互いに間隔を置いて設けられており、また、上下方向に貫通し、前記第2液通路8と連通する第1液通路10が形成されており、
    前記環状凹部26には、Oリング24を下にして前記気体ノズル円盤30が配置されており、
    前記キャップ部材40は、円形の上板40aと、この上板40aの周囲から下方に延びる円筒板材40bから構成され、この円筒板材40bの内壁には、前記雄ねじ20aと螺合する雌ねじ40cが形成されており、
    前記気体ノズル円盤30は、前記キャップ部材40が、前記雌ねじ40cと前記ねじ20aの螺合により締め付け位置にあるときの、その上板40aの下面と、前記環状凹部26とにより形成された収容空間に、その下面が、前記液ノズル5の上平面22の複数の気体噴出隙間形成用突起23の上面が密着して、周囲方向で均一な気体が噴出できる複数の気体噴出隙間17を形成することができるようになっている
    ことを特徴とする2流体ノズル。
  10. 前記Oリング24は、ゴム系弾性材料、樹脂系弾性材料またはそれらの複合材料である弾性材料で形成されている請求項9の2流体ノズル。
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