JP2021022590A - 光学装置用パッケージおよび光学装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 表面実装が可能で放熱性に優れる光学装置用パッケージを提供する。【解決手段】 第1面10aに光学素子200の搭載領域10cを有し、前記第1面10aとは反対側の第2面10bに端子電極13を有する配線基板10と、枠状の第1端面20aおよび該第1端面20aより大きい枠状の第2端面20bを有し、前記第1端面20aと前記第2端面20bとの間の側面が階段状であり、前記第1端面20aが前記搭載領域10cを取り囲んで前記第1面10aに接合されている、金属製の枠状の放熱部材20と、透光性部材41を有し、前記第2端面20bに接合されて前記放熱部材20の開口を塞ぐ蓋体40と、を備えている配線基板10。【選択図】 図1

Description

本開示は、例えば、発光素子、撮像素子のような光学素子を搭載する光学装置に用いられる光学装置用パッケージおよび光学装置に関するものである。
半導体素子等の電子素子を気密に封止するとともに、電子素子等で発生する熱を放熱するための放熱部材を備えるパッケージがある。放熱部材を備えたパッケージとしては、電子素子の上面に接して設けた放熱部材から放熱するもの(例えば、特許文献1を参照。)、あるいは、電子素子が配線基板の上面に搭載され、電子素子で発生した熱を配線基板の下面に接合した放熱部材から放熱するもの(例えば、特許文献2および特許文献3を参照。)がある。
ここで、電子素子としては、レーザーダイオード(LD;Laser Diode)およびLED
(Light Emitting Diode)等の発光素子、CCD(Charged-Coupled Device)およびC
MOS(Complementary Metal-Oxide Semiconductor)等の撮像素子、あるいは光スイ
ッチおよびミラーデバイス等のMEMS(Micro Electro Mechanical Systems)素子といった光学素子がある。このような光学素子を搭載する光学装置用パッケージとしては、光学素子の上には透光性部材を有する蓋体を配置して光学素子を気密に封止して、光学素子から外部へ、あるいは外部から光学素子へ光の授受が行なわれるようにする必要がある。そのため、特許文献2および特許文献3に記載されているような、光学素子が搭載された面とは反対側に放熱部材を設けたものが用いられる。
特開2011−134769号公報 特開2008−159869号公報 特開2009−260179号公報
しかしながら、光学装置の光学素子が搭載された搭載面とは反対側の実装面に放熱部材を設けると、光学装置を他の部品とともに回路基板に表面実装してモジュール化することができないものであった。
本開示の一つの態様による光学装置用パッケージは、第1面に光学素子の搭載領域を有し、前記第1面とは反対側の第2面に端子電極を有する配線基板と、枠状の第1端面および該第1端面より大きい枠状の第2端面を有し、前記第1端面と前記第2端面との間の側面が階段状であり、前記第1端面が前記搭載領域を取り囲んで前記第1面に接合されている、金属製の枠状の放熱部材と、透光性部材を有し、前記第2端面に接合ざれて前記放熱部材の開口を塞ぐ蓋体と、を備えている。
本開示の一つの態様による光学装置は、上記の光学装置用パッケージと、該光学装置用パッケージの前記配線基板の前記搭載領域に搭載された光学素子とを備えている。
本開示の光学装置用パッケージによれば、回路基板への実装面である、配線基板におけ
る端子電極を有する第2面ではなく、光学素子が搭載される搭載領域を有する第1面に放熱部材が接合されており、放熱部材は配線基板に接合された第1端面から第2端面にかけて側面が階段状に大きくなる枠状であり、放熱部材の第2端面を蓋体で塞いでいるので、表面実装が可能で放熱性に優れた光学装置を得ることができる。
本開示の光学装置によれば、上記光学装置用パッケージを用いていることから、表面実装が可能で気密封止性および放熱性に優れたものとなる。
(a)および(b)は、いずれも光学装置用パッケージおよび光学装置の一例を示す斜視図である。 (a)は図1に示す光学装置の平面図であり、(b)は(a)のB−B線における断面図である。 (a)および(b)は、いずれも光学装置用パッケージおよび光学装置の他の一例を示す斜視図である。 (a)は図3に示す光学装置の平面図であり、(b)は(a)のB−B線における断面図である。 (a)および(b)は、いずれも光学装置用パッケージおよび光学装置の他の一例を示す斜視図である。 図5(a)に示す光学装置用パッケージおよび光学装置の分解斜視図である。 図5(b)に示す光学装置用パッケージおよび光学装置の分解斜視図である。 (a)は図5に示す光学装置用パッケージおよび光学装置の平面図であり、(b)は(a)の光学装置用パッケージにおける配線基板の平面図である。 (a)は図8(a)のA−A線における断面図であり、(b)は図8(a)のB−B線における断面図である。 (a)は光学装置用パッケージおよび光学装置の他の例の平面図であり、(b)は(a)の光学装置用パッケージにおける配線基板の平面図である。 (a)は図10(a)のA−A線における断面図であり、(b)は図10(a)のB−B線における断面図である。 (a)は光学装置用パッケージおよび光学装置の他の例の平面図であり、(b)は(a)の光学装置用パッケージにおける配線基板の平面図である。 (a)は図12(a)のA−A線における断面図であり、(b)は図12(a)のB−B線における断面図である。 (a)は光学装置用パッケージおよび光学装置の他の例の平面図であり、(b)は(a)の光学装置用パッケージにおける配線基板の平面図である。 (a)は図14(a)のA−A線における断面図であり、(b)は図14(a)のB−B線における断面図である。 (a)は光学装置用パッケージおよび光学装置の他の例の平面図であり、(b)は(a)の光学装置用パッケージにおける配線基板の平面図である。 (a)は図16(a)のA−A線における断面図であり、(b)は図16(a)のB−B線における断面図である。 (a)は光学装置用パッケージおよび光学装置の他の一例を示す斜視図であり、(b)は(a)のB−B線における断面図である。 (a)は光学装置用パッケージおよび光学装置の他の一例を示す斜視図であり、(b)は(a)のB−B線における断面図である。
以下、本開示の光学装置用パッケージおよび光学装置について、図面を参照しながら説
明する。なお、以下の説明における上下の区別は便宜的なものであり、実際に光学装置等が使用されるときの上下を限定するものではない。図1(a)および図1(b)は、いずれも光学装置用パッケージおよび光学装置の一例を示す斜視図である。図2(a)は図1に示す光学装置の平面図であり、図2(b)は図2(a)のB−B線における断面図である。図3(a)および図3(b)は、いずれも光学装置用パッケージおよび光学装置の他の一例を示す斜視図である。図4(a)は図3に示す光学装置の平面図であり、図4(b)は図4(a)のB−B線における断面図である。図5(a)および図5(b)は、いずれも光学装置用パッケージおよび光学装置の他の一例を示す斜視図である。図6は図5(a)に示す光学装置用パッケージおよび光学装置の分解斜視図である。図7は図5(b)に示す光学装置用パッケージおよび光学装置の分解斜視図である。図8(a)は図5に示す光学装置用パッケージおよび光学装置の平面図であり、図8(b)は図8(a)の光学装置用パッケージにおける配線基板の平面図である。図9(a)は図8(a)のA−A線における断面図であり、図9(b)は図8(a)のB−B線における断面図である。図10(a)は光学装置用パッケージおよび光学装置の他の例の平面図であり、図10(b)は図10(a)の光学装置用パッケージにおける配線基板の平面図である。図11(a)は図10(a)のA−A線における断面図であり、図11(b)は図10(a)のB−B線における断面図である。図12(a)は光学装置用パッケージおよび光学装置の他の例の平面図であり、図12(b)は図12(a)の光学装置用パッケージにおける配線基板の平面図である。図13(a)は図12(a)のA−A線における断面図であり、図13(b)は図12(a)のB−B線における断面図である。図14(a)は光学装置用パッケージおよび光学装置の他の例の平面図であり、図14(b)は図14(a)の光学装置用パッケージにおける配線基板の平面図である。図15(a)は図14(a)のA−A線における断面図であり、図15(b)は図14(a)のB−B線における断面図である。図16(a)は光学装置用パッケージおよび光学装置の他の例の平面図であり、図16(b)は図16(a)の光学装置用パッケージにおける配線基板の平面図である。図17(a)は図16(a)のA−A線における断面図であり、図17(b)は図16(a)のB−B線における断面図である。図18(a)は光学装置用パッケージおよび光学装置の他の一例を示す斜視図であり、図18(b)は図18(a)のB−B線における断面図である。図19(a)は光学装置用パッケージおよび光学装置の他の一例を示す斜視図であり、図19(b)は図19(a)のB−B線における断面図である。
本開示の一つの態様による光学装置用パッケージ100は、図1〜図19に示す例のように、第1面10aに光学素子200の搭載領域10cを有し、第1面10aとは反対側の第2面10bに端子電極13を有する配線基板10と、枠状の第1端面20aおよび第1端面20aより大きい枠状の第2端面20bを有し、第1端面20aと第2端面20bとの間の側面が階段状であり、第1端面20aが搭載領域10cを取り囲んで第1面10aに接合されている、金属製の枠状の放熱部材20と、透光性部材41を有し、第2端面20bに接合されて放熱部材20の開口を塞ぐ蓋体40と、を備えている。
本開示の光学装置用パッケージ100によれば、回路基板への実装面である、配線基板10における端子電極13を有する第2面10bではなく、光学素子200が搭載される搭載領域10cを有する第1面10aに放熱部材20が接合されていることから、実装面から放熱部材20が突出していないので回路基板への表面実装が容易である。放熱部材20は、配線基板10に接合された第1端面20aから第2端面20bにかけて側面が階段状に大きくなる枠状であることから、単なる枠状であるのに対して周囲の空気に接する外表面の面積が大きいので放熱性の高いものとなる。そして、枠状の放熱部材20の第2端面20bを蓋体40で塞いでいるので、気密封止性に優れたものとなる。すなわち、本開示の光学装置用パッケージ100によれば、回路基板への表面実装が可能で放熱性および気密封止性に優れた光学装置300を得ることができる。
配線基板10は、絶縁基板11に配線が設けられたものである。配線は第1面10aの光学素子200の搭載領域10cに設けられた接続電極12、第2面10bに設けられた端子電極13および絶縁基板11の内部に配置され、これらを接続する内部配線14を含んでいる。接続電極12は、光学素子200の電極201と接続部材210で電気的に接続されるものである。光学素子200の電極201と接続電極12とが接続部材210によって電気的に接続され、端子電極13が外部回路基板の電極に接合されて、光学装置300が外部回路基板に表面実装されると、光学素子200と外部回路基板とが電気的に接続される。絶縁基板11は、配線基板10の基本的な部分であり、複数の接続電極12等の配線を互いに電気的に絶縁させて配置するための電気絶縁体として機能する。また、絶縁基板11は、光学素子200を搭載して固定するための基体として機能する部分である。絶縁基板11は例えばセラミックからなるものを用いることができる。
配線基板10の第1面10aには搭載領域10cを取り囲んで枠状の放熱部材20が接合されている。搭載領域10cは、第1面10aにおける光学素子200が搭載される領
域であり、光学素子200が固定される領域(固定領域)と光学素子200の電極201が電気的に接続される接続電極12が設けられている領域(接続領域)とを含む領域であり、各平面図等において二点鎖線で囲まれた領域である。図1〜図19に示す例では、放熱部材20を配線基板10の第1面10aに接合するための接合材は省略している。また、配線基板10は第1面10aに搭載領域10cを取り囲む枠状の接合層15を有しており、放熱部材20の第1端面20aが接合材で接合層15に接合されている例を示している。放熱部材20は金属製であり、放熱部材20をろう材等の金属接合材で接合するために接合層15が設けられている。接合材がガラスあるいは樹脂接着剤等の非金属の接合材である場合には、接合層15を設けなくてもよい。また、金属接合材としてTi(チタン)などの活性金属を含む活性ろう材を用いる場合にも接合層15を設けなくてもよい。搭載領域10cに搭載された光学素子200で発生した熱を効率よく放熱部材20へ伝えるために、熱伝導率の大きい金属接合材を用いることができる。
放熱部材20は、枠状の第1端面20aおよび第1端面20aより大きい枠状の第2端面20bを有し、第1端面20aと第2端面20bとの間の側面が階段状である。側面は少なくとも外側面が階段状であればよい。外側面が階段状であることで外気への熱放散性が高いものとなる。図1および図2に示す例においては、放熱部材20の外側面は階段状であるが、内側面は階段状ではない。内側面は第1端面20aから垂直に立ち上がり、途中から第2端面20bまでは外側に傾斜している。内側面は第1端面20aおよび第2端面20bに垂直であってもよい。この場合は、第1端面20aの開口縁部(内縁部)と第2端面20bの開口縁部(内縁部)とは、平面視で一致し、第2端面20bの外縁部は第1端面20aの外縁部より外側にする。図1および図2に示す例のように、内側面も外側に広がる形状であると、第2端面20bの外周方向へ熱が拡散されて外側面から外気へ放散されやすいのでよい。この場合は、第2端面20bの開口縁部(内縁部)は平面視で第1端面20aの開口縁部(内縁部)より外側に位置し、第2端面20bの外縁部も第1端面20aの外縁部より外側に位置する。図3〜図19に示す例のように、内側面も階段状であると、熱がさらに外周部へ伝導されやすくなるとともに放熱部材20の厚みが全体的に薄くなって外気による冷却がより効率よく行なわれてより放熱性に優れた光学装置用パッケージ100となる。
また、図1〜図19に示す例の放熱部材20は、内側面よりも外側面の方がより外側に広がる形状、言い換えれば、第1端面20a幅よりも第2端面20bの幅が大きい。これにより、配線基板10に接合された第1端面20aを含む端部とは反対側の、第2端面20bを含む端部が大きく外側に広がる形状となるので放熱性が高まる。また、第2端面20bに蓋体40が接合される部分をより大きくすることができるので、蓋体40の接合信頼性、気密封止性の高いものとなる。さらに言えば、図1〜図9および図12〜図19に
示す例のように、第1端面20aを含む端部および第1端面20aと第2端面20bの間の中間部よりも、第2端面20bを含む端部が大きく外側に広がる形状とすることができる。言い換えれば、第1端面20aを含む端部の幅および第1端面20aと第2端面20bの間の中間部の幅よりも、第2端面20bを含む端部の幅が大きい形状とすることができる。図10および図11に示す例のように、第1端面20aを含む端部の幅および第2端面20bを含む端部の幅よりも中間部の幅が大きい形状とすることもできる。しかしながら、第2端面20bを含む端部の幅が最も大きい形状であると、放熱部材20と配線基板10および光学装置用パッケージ100が実装される外部の回路基板との間に大きい空間が形成されるので、放熱部材20の外側面がより外気に触れやすくなって、より放熱性の高いものとなる。
図18および図19に示す例の放熱部材20は、図1〜図17に示す例の放熱部材20に対して、フィン21を有するものである。フィン21は放熱部材20と同様の金属からなる板状のものであり、複数のフィン21が階段状の外側面に接続されている。図18に示す例のフィン21は、第2端面20bに平行で外寸が放熱部材20の第2端面20bの外寸と同じである枠状のものである。これに対して、図19に示す例のフィン21は、第2端面20bに垂直な板状で、放熱部材20の階段状の外側面から第2端面20bの外端と同じ位置まで延びるものである。フィン21は放熱部材20とは別体のものをろう材等で接合して作製することができる。あるいは、切削加工や金型によって放熱部材20と一体的に作製することができる。
蓋体40は、放熱部材20の第2端面20bに接合されて放熱部材20の開口を塞ぐものである。配線基板10の搭載領域10cに搭載される光学素子200を覆い、配線基板10、放熱部材20とともに光学素子200を収容する空間を形成し、この空間を気密封止する機能を有するものである。また、蓋体40は、光学素子200から放射される光または光学素子200が受光する光を透過させる必要があるので、透光性部材41を有している。透光性部材41は、透光性材料すなわち光を透過する材料からなる板状体である。ここでいう光は、光学装置用パッケージ100に搭載される光学素子200が発光または受光する光であり、主には可視光である。蓋体40は、例えば、後述するような、透光性部材41のみからなるもの、透光性部材41と金属製のフレーム42を備えるもの、さらに枠体43を備えるものがある。
図1〜図9に示す例において、光学素子200で発生した熱は、配線基板10の搭載領域10cにおける固定領域から放熱部材20が接合された接合領域(接合層15)まで配線基板10内を伝導する。配線基板10の表面および内部が主な熱伝導経路であり、最短の熱伝導経路は第1面10a上であり、図1〜図9に示す例においては絶縁基板11の表面である。
これに対して、図10〜図17に示す例のように、第1面10aにおける搭載領域10cから放熱部材20との接合領域にかけて延びる伝熱導体16を備えている光学装置用パッケージ100とすることができる。伝熱導体16は、配線基板10の絶縁基板11より熱伝導率の大きい材料を主成分とするものである。例えば、アルミナ等のセラミックスからなる絶縁基板11に対して、金属を主成分とするもので構成することができる。このような構成により、搭載領域10cに搭載された光学素子200で発生した熱を、伝熱導体16を介してより効率よく放熱部材20へ伝えることのできる光学装置用パッケージ100となる。なお、図10,12,14,16においては、接合層15と伝熱導体16とを区別しやすいように伝熱導体16にドット状の網掛けを施し、接合層15と伝熱導体16との境界を長破線で示している。
図10〜図17に示す例の光学装置用パッケージ100における配線基板10は、接合
層15を備えている例であり、第1面10aにおける放熱部材20との接合領域は接合層15であり、伝熱導体16は接合層15に接続されて一体となっている。接合材が非金属の接合材である場合には、接合層15の部分までが伝熱導体16となる。
図10および図11に示す例における伝熱導体16は、搭載領域10cのうち光学素子200(の固定領域)の近傍から外側延びて枠状の接合領域である接合層15の2辺に接続されている。この例の伝熱導体16は接合層15側の方が幅の大きい台形状であり、熱が第1面10aの面方向に拡散しながら接合層15まで伝導するので、第1面10a上において効率よく接合層15(接合領域)まで伝熱することができる。接続電極12との間の絶縁性が確保できる程度に接続電極12から離間していれば、接合層15の他の2辺にも接続する形状(4辺に接続する形状)にして、接合層15へより効率よく伝熱することもできる。この例の場合は、図示していない光学素子200を配線基板10の第1面10aに接合して固定する固定材(接合材)を伝熱導体16に接するようにすることができる。これにより、光学素子200から伝熱導体16への伝熱がより効率よく行なわれ、放熱性がより向上する。
図12および図13に示す例の伝熱導体16は、光学素子200の固定領域から外側の接合層15まで延びて接合層15に接続されている。この例においては、上述した4辺に接続する形状である。言い換えれば、搭載領域10cのうち接続領域以外の全域に伝熱導体16を設けている例である。この例の場合は、光学素子200が伝熱導体16の上に固定されるので、光学素子200から伝熱導体16への伝熱がより効率よく行なわれ、放熱性がより向上する。このとき、伝熱導体16を接地電位に接続することができる。これにより、放熱部材20も接地電位となり、外部から光学素子200への電磁波の侵入に対するシールドとして機能させることもできる。例えば光学素子200が撮像素子である場合には、ノイズの少ない撮像が可能となる。
図14および図15に示す例の伝熱導体16は、図12および図13に示す例の伝熱導体16が第1面10a上だけに設けられているのに対して、さらに絶縁基板11の内部にも設けられているものである。外形が接合層15(接合領域)と同等のベタ状の内部伝熱導体16aが、絶縁基板11の内部において第1面10a上の搭載領域10cおよび接合領域と対向するように配置されている。そして、内部伝熱導体16aと接合層15とが絶縁基板11の一部を貫通する貫通伝熱導体16bによって接続されている。このような構成により、光学素子200から絶縁基板11の内部へ伝導した熱も内部伝熱導体16aおよび貫通伝熱導体16bを介して接合層15(接合領域)へ伝導される。よって、光学素子200から放熱部材20への伝熱がより効率よく行なわれ、放熱性がより向上する。内部伝熱導体16aを内部配線14のうちの接地導体を兼ねるようにすると、上記と同様のシールド効果を得ることができる。
図16および図17に示す例は、図10〜図15に示す例がワイヤボンディングによって光学素子200の電極201と配線基板10の接続電極12とが電気的に接続されているのに対して、この電気的接続がはんだバンプ等の接続部材210を用いたフリップチップ接続である場合の例である。この例においては、光学素子200の電極201は外縁部に配列されており、この電極201に対応するように第1面10a上に接続電極12が配列されている。接続電極12が配列されている接続領域は環状であり、第1面10a上においては、接続領域の内側および外側に伝熱導体16が設けられている。そして、図14および図15に示す例と同様の内部伝熱導体16aおよび貫通伝熱導体16bを有している。図16および図17に示す例では、光学素子200と配線基板10の第1面10aとの間にはアンダーフィル材220が充填されており、光学素子200で発生した熱は接続部材210およびアンダーフィル材220を介して第1面10a上の伝熱導体16へ伝えられる。図16および図17の第1面10a上の伝熱導体16は、接続領域の内側の部分
と外側の部分とが接続されずに分断されている。アンダーフィル材220を介して伝熱導体16の内側の部分から外側の部分へも伝熱するが、接続領域の内側の伝熱導体16に伝わった熱を接合層15(接合領域)までより効率よく伝熱するために、接続領域の内側の伝熱導体16と内部伝熱導体16aとは貫通伝熱導体16bで接続されている。第1面10a上の伝熱導体16は、接続領域の内側の部分と外側の部分とが接続された形状であってもよく、この場合は接続領域の内側の伝熱導体16と内部伝熱導体16aとは接続されていなくてもよい。
図1および図2に示す例の光学装置用パッケージ100においては、蓋体40は透光性部材41のみからなり、透光性部材41が放熱部材20の第2端面20bに直接接合されて放熱部材20の開口を塞いでいる。図1および図2において、蓋体40(透光性部材41)と放熱部材20とを接合する接合材は省略している。透光性部材41の外寸は放熱部材20の第2端面20bの外寸より小さく、第2端面20bの内寸(開口の寸法)より一回り大きいものである。透光性部材41と放熱部材20との間の熱応力を小さくするために透光性部材41の寸法は小さい方がよい。また、透光性部材41が小さいと放熱部材20の第2端面20bが透光性部材41に覆われずに露出する部分が大きくなり、第2端面から外気への放熱性が高いものとなる。透光性部材41は、透光性材料すなわち光を透過する材料からなる板状体である。ここでいう光は、光学装置用パッケージ100に搭載される光学素子200が発光または受光する光であり、主には可視光である。また、光学素子200を気密封止するための蓋体40(またはその一部)であるので、ガラスやサファイア等の緻密質のものである。透光性部材41を放熱部材20の第2端面20bに直接接合する場合の接合材は、樹脂、ガラスあるいはろう材等の金属を主成分とする金属接合材を用いることができる。耐湿性の観点からガラスや金属接合材とすることができる。ろう材を接合材とする場合には、透光性部材41の外縁部に接合用の金属膜を設けることで、金属膜と放熱部材20とを接合することができる。このような接合材を透光性部材41の外縁部と放熱部材20との間に配置して加熱処理することで、透光性部材41(蓋体40)で放熱部材20の開口を塞いで接合することができる。
図3および図4に示す例の光学装置用パッケージ100においては、蓋体40は金属製のフレーム42とフレーム42の開口を塞ぐ透光性部材41とを有している。透光性部材41はフレーム42に接合され、フレーム42が放熱部材20の第2端面20bに接合されている。図3および図4において透光性部材41とフレーム42とを接合する接合材は省略している。この接合材は、上述した透光性部材41と放熱部材20とを接合する接合材と同様のものを用いることができ、また、同様の方法で接合することができる。蓋体40(のフレーム42)と放熱部材20との接合も同様の接合材で接合することができる。あるいは、この例のように蓋体40が金属製のフレーム42を備えていると、蓋体40と放熱部材20とをシーム溶接やレーザー溶接等の局所加熱による接合方法で接合することができる。加熱処理によって接合される接合材を用いて蓋体40(のフレーム42)と放熱部材20とを接合する場合は、光学素子200が搭載された配線基板10全体を加熱する。これに対して蓋体40(のフレーム42)と放熱部材20との接合部だけの局所加熱による接合の場合は、蓋体40を放熱部材20に接合する際の加熱による光学素子200への影響が小さいものとなる。
図5〜図19に示す例の光学装置用パッケージ100においても、蓋体40は金属製のフレーム42とフレーム42の開口を塞ぐ透光性部材41とを有している。図14および図15に示す例の蓋体40は、フレーム42と透光性部材41との間に枠体43を有しており、フレーム42と枠体43とは、これらの開口が互いに重ねられて接合されている。そして、透光性部材41は枠体43の開口を塞いで接合されており、結果として透光性部材41はフレーム42の開口を塞いでいる。この枠体43は、例えば、ガラスからなる透光性部材41より剛性の高いアルミナセラミックスからなり、これにより透光性部材41
の接合信頼性を高め、気密封止性をより高めることができる。図14および図15において透光性部材41と枠体43とを接合する接合材および枠体43とフレーム42とを接合する接合材は省略している。この接合材は、上述した透光性部材41と放熱部材20とを接合する接合材と同様のものを用いることができ、また、同様の方法で接合することができる。
図5〜図19に示す例の光学装置用パッケージ100は、図3および図4に示す例の光学装置用パッケージ100に対して、蓋体40と放熱部材20との接合形態が異なっている。これらの例の光学装置用パッケージ100は蓋体40と放熱部材20との間に枠部材30を有している。このように、放熱部材20の第2端面20b上に接合されており、放熱部材20よりも熱伝導率の小さい金属からなる枠部材30を備え、蓋体40は、金属製のフレーム42とフレーム42の開口を塞ぐ透光性部材41とを有しており、蓋体40のフレーム42が枠部材30に接合されている光学装置用パッケージ100とすることができる。枠部材30を備える場合はシーム溶接やレーザー溶接等の局所加熱で蓋体40と放熱部材20とが接合される。このときの熱が、熱伝導率の大きい放熱部材20を介して光学素子200に熱が伝導する可能性がある。蓋体40(のフレーム42)と放熱部材20との間に放熱部材20よりも熱伝導率の小さい金属からなる枠部材30が配置されることで、局所加熱の熱が放熱部材20へ伝わり難くなり、加熱処理の熱による光学素子200への影響をより小さいものとすることができる。
図10および図11に示す例における枠部材30は、その厚み方向における幅が一定で、断面形状は四角形である。これに対して、図5〜図9および図12〜図19に示す例における枠部材30は、その厚み方向において、蓋体40(のフレーム42)と接合される部分よりも幅の小さい部分を有している。図5〜図9、図18および図19に示す例における枠部材30の断面形状はL字型であり、幅の小さい部分は幅方向の内側に位置している。図12および図13に示す例における枠部材30の断面形状はC字型(コの字型)であり、幅の小さい部分は、幅方向の内側で厚み方向の中央部に位置している。図14および図15に示す例における枠部材30の断面形状はI字型(H字型、エの字型)であり、幅の小さい部分は、幅方向の中央部で厚み方向の中央部に位置している。図16および図17に示す例における枠部材30の断面形状はクランク型(S字型)であり、幅の小さい部分は、幅方向の中央部で厚み方向の中央部に位置している。図16および図17に示す例における枠部材30蓋体40と枠部材30との接合部から放熱部材20への熱伝導経路が小さくなるので、局所加熱の熱が放熱部材20へより伝わり難くなり、加熱処理の熱による光学素子200への影響をさらに小さいものとすることができる。
図5〜図9、図18および図19に示す例における枠部材30は、放熱部材20との接合面の幅がフレーム42との接合面の幅よりも小さい。これに対して、図12〜図17に示す例の枠部材30は、放熱部材20との接合面の幅とフレーム42との接合面の幅とが同程度である。放熱部材20との接合信頼性、これによる気密封止の信頼性の点では放熱部材20との接合面の幅も大きい方が有利である。図16および図17に示す例における枠部材30は、放熱部材20との接合面の幅およびフレーム42との接合面の幅を図12〜図15に示す例と同じにすると全体の幅は大きいものになる。光学素子200からの熱の放熱性の点では、放熱部材20の第2端面20bの外縁部が露出して外気にさらされる、図5〜図9、図17〜図19に示す例のような形状の枠部材30が有利である。
光学装置300は上記のような光学装置用パッケージ100と、光学装置用パッケージ100の配線基板10の搭載領域10cに搭載された光学素子200とを備えている。このような光学装置300によれば、上記のような光学装置用パッケージ100を用いていることから、表面実装が可能で気密封止性および放熱性に優れたものとなる。
以上のような光学装置用パッケージ100および光学装置300の各部の詳細および製造方法について以下に述べる。
配線基板10の絶縁基板11は、平面視(上面視)で方形状(正方形状または長方形状)の平板である。例えば、一辺の長さが15mm〜35mmの方形状で、厚みが0.7mm〜2.5mmの板状である。ここで、方形状とは厳密な方形だけでなく、角が丸められた、あるいは面取りされたものも含むことを意味している。絶縁基板11は、例えば、複数の絶縁層が積層されてなるものである。図1〜図19に示す例では配線基板10の絶縁基板11は平板状である。第1面10aに光学素子200を収容するための凹部を有するものであってもよい。この場合の搭載領域10cの固定領域は凹部の底面に設けられる。接続領域は、凹部の底面または凹部の周囲に設けられる。第1面10aの少なくとも光学素子200の固定領域を研磨加工等によって平坦化することで光学素子200の光軸の精度を高めることができる。絶縁基板11が平板状であると研磨加工による第1面10aの平坦化が容易である。凹部の底面を研磨加工等によって平坦化すると、凹部の周囲に設けた接続電極12を損傷することなく平坦化しやすい。第1面10aにおける光学素子200の固定領域だけを研磨加工して平坦化する場合にも凹部が形成されるが、この場合には光学素子200全体が収容される深さの凹部でなくてもよい。
絶縁基板11は、例えば、酸化アルミニウム質焼結体、ガラスセラミック焼結体、窒化アルミニウム質焼結体またはムライト質焼結体等のセラミック焼結体によって形成されている。絶縁基板11は、例えば酸化アルミニウム質焼結体からなる場合であれば、次のようにして製作することができる。まず、酸化アルミニウムおよび酸化ケイ素等の原料粉末を適当な有機バインダーおよび有機溶剤とともにシート状に成形して四角シート状のセラミックグリーンシートを作製する。その後、このセラミックグリーンシートを適当な寸法に切断、成形したセラミックグリーンシートを複数枚積層し、この積層した積層体を1300℃〜1600℃の温度で焼成することによって絶縁基板11を製作することができる。焼成された複数のセラミックグリーンシートのそれぞれが、絶縁基板11を形成する絶縁層になる。絶縁基板11が上面に光学素子200を収容する凹部を有する場合は、セラミックグリーンシートに凹部の形状に対応する貫通孔等を設けておけばよい。あるいは、平板状の絶縁基板11を研削および研磨加工して凹部を形成することもできる。
絶縁基板11には配線が設けられている。上述したように、配線は第1面10aの光学素子200の搭載領域10cに設けられた接続電極12、第2面10bに設けられた端子電極13および絶縁基板11の内部に配置され、これらを接続する内部配線14を含んでいる。内部配線14は絶縁層間の導体層と絶縁層を貫通する貫通導体とを有している。
配線基板10の配線は、例えば、タングステン、モリブデン、マンガン、銅、銀、パラジウム、金、白金、ニッケルまたはコバルト等の金属材料、またはこれらの金属材料を含む合金材料等によって形成されている。このような金属材料等は、メタライズ層またはめっき膜あるいは薄膜等の金属層として、絶縁基板11に設けられている。
接続電極12、端子電極13および内部配線14の導体層は、例えば、タングステンのメタライズ層である場合には、タングステンの粉末を有機溶剤および有機バインダーと混合して作製した金属ペーストを絶縁層となる上記セラミックグリーンシートの表面にスクリーン印刷法等の方法で印刷して、その後セラミックグリーンシートと同時焼成する方法で形成することができる。また、内部配線14の貫通導体の部分は、絶縁層となるセラミックグリーンシートに貫通孔をあらかじめ形成しておき、このセラミックグリーンシートの貫通孔内に上記の金属ペーストをスクリーン印刷法等の方法で充填し、同時焼成することによって形成することができる。セラミックグリーンシートの貫通孔は、機械的な孔あけ加工またはレーザー加工等の方法で形成することができる。絶縁基板11を研磨加工し
て平坦な第1面10aとする場合は、例えば、メタライズで内部配線14および端子電極13が形成された絶縁基板11を研磨加工等で平坦化した後に、研磨された面に薄膜で接続電極12を形成することができる。絶縁基板11の両面を研磨加工して第1面10aおよび第2面10bの両面が平坦化された配線基板10とすることもできる。この場合にはメタライズで内部配線14が形成された絶縁基板11の両面を研磨加工等で平坦化した後に、接続電極12および端子電極13を薄膜で形成することができる。薄膜に替えて金属ペーストを塗布して焼き付けることで接続電極12および端子電極13を形成することもできる。
接続電極12および端子電極13の外表面に露出する部分は、上記のメタライズ層に、電解めっき法または無電解めっき法等の方法でニッケルおよび金等のめっき層がさらに被着されたものであってもよい。配線等の腐食防止および接続部材210または外部回路との接続部材210の接合性向上のためである。
接合層15および伝熱導体16は、配線と同様の材料および方法で形成することができる。接合層15および伝熱導体16もまた、その露出表面に配線と同様のめっき層が被着されたものとすることができる。
放熱部材20は、上述したように枠状の第1端面20aおよび第1端面20aより大きい枠状の第2端面20bを有し、第1端面20aと第2端面20bとの間の側面が階段状である。第1端面20aは外形が平面視(下面視)で方形状(正方形状または長方形状)の枠形状である。第2端面20bもまた外形が平面視(上面視)で方形状(正方形状または長方形状)の枠形状である。第1端面20aは、例えば、外寸が一辺の長さが10mm〜35mmの方形状で、内寸が8mm〜33mmの方形状である。第2端面20bは、外寸が一辺の長さが15mm〜70mmの方形状で、内寸が10mm〜33mmの方形状である。放熱部材20の第1端面20aから第2端面20bまでの高さ(厚み)は、例えば5mm〜30mmである。そして第1端面20aと第2端面20bとの間において、少なくとも外側面が3段以上の階段状になっている。
放熱部材20は、上述したように金属製である。この金属は絶縁基板11よりも熱伝導率の大きいものであればよい。放熱性の観点からは、高熱伝導率の金属であるアルミニウム(Al)、銅(Cu)等を用いることができる。接合信頼性ひいては気密封止性の観点からは、熱膨張係数が小さく、セラミック焼結体からなる絶縁基板11を主体とする配線基板10との熱膨張差が小さい、鉄―ニッケル(Fe−Ni)合金または鉄−ニッケル−コバルト(Fe−Ni−Co)合金を用いることができる。熱膨張係数が小さく、熱伝導率も比較的高い金属として、低熱膨張率のタングステン(W)あるいはモリブデン(Mo)と高熱伝導率の銅(Cu)との複合材料を用いることができる。
放熱部材20は、上述した金属や合金の板材をプレス加工あるいは切削加工することで上記のような形状にすることで作製することができる。WあるいはMoとCuとの複合材は、例えば粉末冶金で作製することができる。例えば、Wの粉末とCuの粉末とを混合したものをプレス成型で放熱部材20の形状に成型したものを焼結させることで、あるいはブロック状に成型したものを切削加工することで放熱部材20の形状にすることで作製することができる。
蓋体40は、上述したように、透光性部材41のみからなるもの、透光性部材41と金属製のフレーム42を備えるもの、さらに透光性部材41とフレーム42との間に枠体43を備えるものがある。
透光性部材41は、例えば、ソーダガラスまたはホウケイ酸ガラスあるいはサファイア
ガラス(単結晶サファイア)等の透明なガラス材料からなる緻密質の板材を用いることができる。透光性部材41は、例えば外寸が一辺の長さが15mm〜70mmの方形状で厚みが0.5mm〜2mmである。
蓋体40が透光性部材41のみからなる場合は、透光性部材41の外寸を放熱部材20の第2端面20bの内寸より大きいものとすることで放熱部材20の開口を塞ぐことができる。このとき透光性部材41の放熱部材20への接合性および気密封止性を考慮すると、透光性部材41の外寸は、放熱部材20の第2端面20bの内寸(開口の寸法)より2mm以上大きいものとすることができる。また、このとき透光性部材41の外寸を放熱部材20の第2端面20bの外寸より小さくして第2端面20bを露出させることで、放熱部材20の第2端面20bからの放熱性が高まる。
蓋体40が透光性部材41とフレーム42とからなる場合は、透光性部材41の外寸をフレーム42の内寸より大きいものとすることでフレーム42の開口を塞いて放熱部材20の開口を塞ぐことができる。このとき透光性部材41のフレーム42への接合性および気密封止性を考慮すると、透光性部材41の外寸は、フレーム42の内寸より2mm以上大きいものとすることができる。図3〜図13および図16〜図19に示す例のように、透光性部材41がフレーム42の配線基板10および放熱部材20の第2端面20bに対向する面(下面)に接合された蓋体40とすることができる。ガラス材料からなる透光性部材41がフレーム42から外側へ突出しないので、外部のものに当たって破損する可能性が低減され、気密封止の信頼性が高いものとなる。
蓋体40が、図14および図15に示す例のように透光性部材41とフレーム42と枠体43とからなる場合は、透光性部材41の外寸を枠体43の内寸より大きいものとすることで枠体43およびフレーム42の開口を塞いで放熱部材20の開口を塞ぐことができる。このとき透光性部材41の枠体43への接合性および気密封止性を考慮すると、透光性部材41の外寸は、枠体43の内寸より2mm以上大きいものとすることができる。
また、蓋体40が透光性部材41とフレーム42とからなり、蓋体40(フレーム42)と放熱部材20との間に枠部材30を有している場合は、透光性部材41の外寸は、枠部材30の外寸より小さいものとすることができる。これにより、透光性部材41をフレーム42の下面に接合した場合には枠部材30の内側に収まることになる。また、透光性部材41をフレーム42の上面に接合した場合には、シーム溶接等によるフレーム42と枠部材30との接合部から透光性部材41(とフレーム42との接合部)を離すことができるので、シーム溶接等の熱の透光性部材41とフレーム42との接合部への影響を小さくすることができる。
透光性部材41は、例えば、上記のような透光性材料からなる大型の板材を切断して所定の大きさの矩形状の板材(以下、矩形板体とも呼ぶ。)に加工することで作製される。例えば、大型の板材の主面に、レーザーやダイシング等で溝を形成し、溝に機械応力や熱応力を加えることで切断することができる。この切断により得た矩形板体の側面は、ほぼ平面で形成されたものとなる。このまま透光性部材41として使用してもよいが、矩形板体の両主面と側面との間の角部、側面同士の間の角部にC面を形成することができる。この場合には、角部に欠けが発生し難くなり、透光性部材41に応力が加わった場合にも割れ難くなる。C面の形成は例えば研磨加工で行なうことができる。
また、透光性部材41はその両主面(上面および下面)の少なくとも一方に光学膜を備えているものとすることができる。光学装置用パッケージ100の光学特性をさらに向上させることができる。光学フィルタ膜は、例えば、反射防止膜(ARコーディング:Anti-Reflection Coating)、UV(Ultra Violet:紫外線)カットフィルタやIR(infrare
d rays:赤外線)カットフィルタ等の光学フィルタ膜、あるいは遮光膜である。反射防止膜や光学フィルタ膜は、用途に応じて、例えばフッ化マグネシウム(MgF)、二酸化珪素(SiO)、フッ化ランタン(LaO)、酸化ランタン(La)、五酸化タンタル(Ta)、五酸化チタン(Ti)、五酸化ニオブ(Nb)、酸化ジルコニウム(ZrO)、酸化チタン(TiO)、またはZrO+TiO等の混合物等の誘電体単層膜あるいは多層膜で形成することができる。遮光膜は、例えばクロム(Cr)、酸化クロム(CrOx)等の金属膜やカーボンを添加して黒色に着色したエポキシ樹脂等の熱硬化性樹脂等で形成することができる。
フレーム42は、薄板金属からなり、放熱部材20の第2端面20bに対応した外形を持ち、その中央部に貫通孔を有する枠形状となっている。フレーム42の外寸は、放熱部材20の第2端面20bの内寸より大きいものである。
図3および図4に示す例のように、蓋体40のフレーム42が放熱部材20の第2端面20bに直接接合される場合は、フレーム42の外寸は放熱部材20の第2端面20bの内寸より大きいものとすることができる。このときフレーム42の放熱部材20への接合性および気密封止性を考慮すると、フレーム42の外寸は、放熱部材20の第2端面20bの内寸より2mm以上大きいものとすることができる。また、図3および図4に示す例においてはフレーム42の外寸は放熱部材20の第2端面20bの外寸と同程度であるが、フレーム42の外寸はこの例よりもさらに小さいものとすることができる。フレーム42と第2端面20bとが重なる幅が気密封止可能な接合幅であればよいので、例えば、放熱部材20の第2端面20bの幅の外側の1/2以上が露出するようにすることができる。このようにすると、放熱部材20の第2端面20bの外縁部が露出して外気にさらされるので、光学素子200からの熱の放熱性の点で有利である。図3および図4に示す例のように、透光性部材41がフレーム42の下面に接合される場合には、フレーム42の内寸は放熱部材20の第2端面20bの内寸(開口)よりも小さい。第2端面20bの開口の内側に突出した部分の幅が、透光性部材41を接合するのに十分な幅であればよい。上述した遮光膜の代わりにフレーム42の内縁部分を用いることができ、その場合のフレーム42の内寸(開口の寸法)は、図3および図4に示す例よりもさらに小さいものとすることができる。
図5〜図19に示す例のように、放熱部材20との間に枠部材30を有している場合は、フレーム42の外寸は枠部材30の内寸よりも大きいものとすることができる。このときフレーム42の枠部材30への接合性および気密封止性を考慮すると、フレーム42の外寸は、枠部材30の内寸より2mm以上大きいものとすることができる。また、フレーム42の外寸は、枠部材30の外寸と同程度にすることができる。フレーム42の外寸と枠部材30の外寸とが同じであれば、蓋体40(のフレーム42)と枠部材30との位置合わせが容易となる。図5〜図19に示す例のように、透光性部材41がフレーム42の下面に接合される場合には、フレーム42の内寸は枠部材30のフレーム42が接合される面(上面)の内寸(開口)よりも小さい。枠部材30の上面の開口の内側に突出した部分の幅が、透光性部材41を接合するのに十分な幅であればよい。上述した遮光膜の代わりにフレーム42の内縁部分を用いることができ、その場合のフレーム42の内寸(開口の寸法)は、図5〜図19に示す例よりもさらに小さいものとすることができる。
フレーム42は、放熱部材20あるいは枠部材30にシーム溶接等で接合されるときに部分的に高温に加熱されるので、接合後の冷却時の収縮による透光性部材41に加わる熱応力が大きくならないように、小さい熱膨張係数を有するものが好ましい。例えば、鉄―ニッケル(Fe−Ni)合金または鉄−ニッケル−コバルト(Fe−Ni−Co)合金を用いることができる。
また、フレーム42は、例えば厚みが0.05〜0.2mm程度の上記のような金属の薄板に、従来周知のエッチング法またはプレス加工法等を用いることで、中央部を含む領域に貫通孔を有する枠形状のものとすることができる。
枠体43は、ガラスからなる透光性部材41より剛性の高い、また、金属よりも熱伝導率が小さく透光性部材41およびフレーム42との熱膨張差の小さいセラミック材料からなるものとすることができる。例えば、配線基板10の絶縁基板11と同様のセラミック材料からなるものとすることができる。
図14および図15に示す例における枠体43は、断面形状がL字型で下面に段差を有する形状であるが、断面形状はこれに限られず例えば方形状とすることができる。断面形状がL字型であると、透光性部材41の上面の外縁部および側面と枠体43とが接合されるので接合信頼性および気密封止性に優れたものとなる。枠体43の内寸(上面の開口寸法)は透光性部材41の外寸よりも小さく、透光性部材41の外縁部と重なって接合される寸法である。このとき透光性部材41の枠体43への接合性および気密封止性を考慮すると、枠体43の外寸は透光性部材41の外寸より大きく、枠体43の内寸は透光性部材41の外寸より2mm以上小さいものとすることができる。枠体43の厚みは、例えば1mm〜4mmとすることができる。
枠体43は、例えば、酸化アルミニウム質焼結体から成る場合であれば、以下のようにして作製することができる。まず、アルミナ(Al2O3)またはシリカ(SiO2)、カルシア(CaO)、マグネシア(MgO)等の原料粉末に適当な有機溶剤、溶媒等を添加混合して泥漿状とし、これを周知のスプレードライ法等を用いて顆粒を作製する。次に、この顆粒を周知の乾式プレス法を用いてプレス成型することで所定形状の成形体を得る。その後、この成形体を、例えば、約1600(℃)の温度で焼成することにより枠体43が製作される。あるいは、配線基板10の絶縁基板11と同様に、セラミックグリーンシートを所定形状にして焼成することができる。
なお、透光性部材41と枠体43との接合部に加わる熱応力で透光性部材41が破壊することがないように、互いの熱膨張係数を、近似した値にすることができる。例えば、枠体43がアルミナ質焼結体(熱膨張係数約7.2×10−6/℃)の場合であれば、透光性部材41は例えば、BK7(HOYA社製、熱膨張係数が約7.5×10−6/℃)またはD263(ショット社製、熱膨張係数が約7.2×10−6/℃)等のガラス材料のような、互いの熱膨張係数の差が0.5×10−6/℃以下となるようなものを用いることができる。
フレーム42と透光性部材41との接合、フレーム42と枠体43との接合および枠体43と透光性部材41との接合には、樹脂、ガラスあるいはろう材等の金属を主成分とする金属接合材を用いることができる。耐湿性の観点からガラスや金属接合材とすることができる。フレーム42と透光性部材41との接合にろう材を用いる場合には、透光性部材41の外縁部に接合用の金属膜を設けることで、金属膜とフレーム42とを接合することができる。同様に、フレーム42と枠体43との接合との接合にろう材を用いる場合には枠体43に接合用の金属膜を設け、枠体43と透光性部材41との接合にろう材を用いる場合には透光性部材41および枠体43に接合用の金属膜を設けることができる。ろう材として、例えば銀(Ag)−銅(Cu)ろうにTi(チタン)などの活性金属を加えた活性ろう材を用いる場合にはこのような金属膜を設けなくてもよい。
フレーム42と枠体43との接合と、枠体43と透光性部材41との接合を同時に行なわない場合は、後の接合の際に先の接合に用いた接合材が溶融してしまうことがないように、フレーム42と枠体43との接合材と、枠体43と透光性部材41との接合材とは互
いに融点の異なるものを用いる。また、蓋体40(のフレーム42)と放熱部材20または枠部材30とを接合する際に、フレーム42と枠体43との接合部の方が枠体43と透光性部材41との接合部よりも蓋体40(のフレーム42)と放熱部材20または枠部材30との接合部に近いので、フレーム42と枠体43との接合材の方が耐熱性(融点)の高いものとすることができる。そのため、例えば、フレーム42と枠体43との接合材として金属ろう材を用い、枠体43と透光性部材41との接合材として低融点ガラスを用いることができる。例えば、Tiを含む融点が780℃のAg−Cuろうと融点が320℃の鉛系ガラスを用いることができる。あるいは、例えば、フレーム42と枠体43との接合材として融点が460℃のビスマス系鉛フリーガラスを用い、枠体43と透光性部材41との接合材として低融点ガラスを用いることができる。また、接合材の熱膨張係数と透光性部材41および枠体43との熱膨張係数を近似させるために、セラミック粉末等をフィラーとして含むガラスを用いることもできる。
枠部材30は、蓋体40のフレーム42とシーム溶接やレーザー溶接等で接合可能な金属材料からなるものであればよい。例えば、上述した放熱部材20およびフレーム42との熱膨張差が小さい、鉄―ニッケル(Fe−Ni)合金または鉄−ニッケル−コバルト(Fe−Ni−Co)合金を用いることができる。これにより、放熱部材20および蓋体40(のフレーム42)との間の接合信頼性および気密封止性が高いものとなる。
枠部材30の内寸は放熱部材20の第2端面20bの内寸(開口の寸法)より大きく、外寸は放熱部材20の第2端面20bの外寸より小さいものである。枠部材30の高さ(厚み)は、透光性部材41または枠体43の厚みより大きい。このような枠部材30は、上述した金属材料の板材をプレス加工あるいは切削加工することで上記のような形状にすることで作製することができる。
枠部材30と放熱部材20との接合には、樹脂、ガラスあるいはろう材等の金属を主成分とする金属接合材を用いることができる。耐湿性の観点からガラスや金属接合材とすることができる。金属より低熱伝導率であるガラスを用いると、枠部材30と蓋体40との接合の際の熱が放熱部材20を介して光学装置300へ伝わり難くなる。金属接合材を用いると、枠部材30と蓋体40との接合の際の熱に対する耐熱性が高く気密封止の信頼性が高い。
放熱部材20と配線基板10との接合には、上述したように、樹脂、ガラスあるいはろう材等の金属接合材を用いることができる。また、上述したように搭載領域10cに搭載された光学素子200で発生した熱を効率よく放熱部材20へ伝えるために、熱伝導率の大きい金属接合材を用いることができる。枠部材30と放熱部材20との接合と、放熱部材20と配線基板10との接合を同時に行なわない場合は、後の接合の際に先の接合に用いた接合材が溶融してしまうことがないように、枠部材30と放熱部材20との接合材と、放熱部材20と配線基板10との接合材とは互いに融点の異なるものを用いる。また、蓋体40(のフレーム42)と枠部材30とを接合する際に、この接合部に近い位置にある、枠部材30と放熱部材20との接合材の方が耐熱性(融点)の高いものとすることができる。
光学素子200は、例えばレーザーダイオードもしくはLED等の発光素子であり、プロジェクターや自動車のヘッドライト等の光源となる。図1〜図19に示す例では、1つの光学素子200が搭載されているが、複数の光学素子200を搭載することができる。例えば、発光色がR(赤)、G(緑)、B(青)のように異なる光学素子200である。発光素子以外の光学素子200としては、CCDおよびCMOS等の撮像素子、光スイッチおよびミラーデバイス等のMEMS素子等も用いることができる。搭載する光学素子200の数、および光の色や種類は、光学装置に応じたものとすればよい。
光学素子200を配線基板10の上面に固定する接合材は、樹脂、ガラスあるいはろう材等の金属を主成分とする金属接合材を用いることができる。金属接合材を用いる場合には、配線基板10の搭載領域10cに接合用の金属膜を形成することができる。図12〜図15に示す例における、第1面10a上の伝熱導体16はこの金属膜の機能を備える。配線基板10の搭載領域10cに接地導体に接続された導体層を設けて光学素子200を接続する場合には、導電性である金属接合材あるいは、絶縁性の樹脂に金属粒子等の導電性粒子を分散させた、いわゆる導電性接着剤を用いることもできる。これらの中で熱伝導率の高い金属接合材を用いると光学素子200で発生した熱を効率よく放熱部材20へ伝えることができるので放熱性の高いものとなる。光学素子200を固定するための加熱処理によって放熱部材20と配線基板10との接合材が溶融して接合が損なわれないように、光学素子200を固定するための接合材は放熱部材20と配線基板10との接合材の融点よりも低い融点を有するものを用いることができる。例えば、錫を18wt%含む金錫合金(AuSn18)ろう材である。例えば、このAuSn18ろう材のプリフォームを350℃の温度で加熱処理することで光学素子200を固定することができるが、このとき、光学素子200が傾かないように押圧しながら固定することができる。透光性部材41またはフレーム42を接合材で放熱部材20に接合する場合には、この接合材よりも融点が高いものを、光学素子200を固定する接合材とする必要がある。シーム溶接等の局所加熱で蓋体40のフレーム42と枠部材30とを接合する場合には、このような配慮はほぼ不要となる。
接続部材210は、例えばボンディングワイヤであり、金やアルミのワイヤーを用いることができる。上述した光軸の精度には光学素子200の配線基板10への搭載時の傾きばらつきも影響する。配線基板10(絶縁基板11)の搭載領域10cにおける光学素子200が固定される面を平坦にして、接合材による固定の際に押圧するなどすることで、配線基板10の表面に対する光学素子200の傾斜を極めて小さくすることができる。光学素子200を配線基板10にフリップチップ実装する場合でも、上記と同様の理由で光学素子200を押圧しながら固定することができる。
10・・・配線基板
10a・・・第1面
10b・・・第2面
10c・・・搭載領域
11・・・絶縁基板
12・・・接続電極
13・・・端子電極
14・・・内部配線
15・・・接合層
16・・・伝熱導体
16a・・・内部伝熱導体
16b・・・貫通伝熱導体
20・・・放熱部材
20a・・・第1端面
20b・・・第2端面
21・・・フィン
30・・・枠部材
40・・・蓋体
41・・・透光性部材
42・・・フレーム
43・・・枠体
100・・・光学装置用パッケージ
200・・・光学素子
201・・・(光学素子の)電極
210・・・接続部材
220・・・アンダーフィル材
300・・・光学装置

Claims (4)

  1. 第1面に光学素子の搭載領域を有し、前記第1面とは反対側の第2面に端子電極を有する配線基板と、
    枠状の第1端面および該第1端面より大きい枠状の第2端面を有し、前記第1端面と前記第2端面との間の側面が階段状であり、前記第1端面が前記搭載領域を取り囲んで前記第1面に接合されている、金属製の枠状の放熱部材と、
    透光性部材を有し、前記第2端面に接合されて前記放熱部材の開口を塞ぐ蓋体と、
    を備えている光学装置用パッケージ。
  2. 前記第1面における前記搭載領域から前記放熱部材との接合領域にかけて延びる伝熱導体を備えている請求項1に記載の光学装置用パッケージ。
  3. 前記放熱部材の前記第2端面上に接合されており、前記放熱部材よりも熱伝導率の小さい金属からなる枠部材を備え、
    前記蓋体は、金属製のフレームと該フレームの開口を塞ぐ前記透光性部材とを有しており、
    前記蓋体の前記フレームが前記枠部材に接合されている請求項1または請求項2に記載の光学装置用パッケージ。
  4. 請求項1〜請求項3のいずれかに記載の光学装置用パッケージと、該光学装置用パッケージの前記配線基板の前記搭載領域に搭載された光学素子とを備えている光学装置。
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