JP2021022556A - 電気接続構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】ガラス板上の給電部と接続端子とをバネ部材を用いて安定的に接続できる電気接続構造を提供すること。【解決手段】本発明にかかる電気接続構造1は、ガラス板10と、ガラス板10上に形成された給電部11と、ガラス板10と対向する基部13を有する接続端子12と、給電部11と基部13との間に配置され、給電部11と基部13とを電気的に接続するバネ部材16と、を備える。バネ部材16は、固定部21と湾曲部22と接触部23とを備える。湾曲部22はスリット25によって分岐された分岐部26a、26bを有し、接触部23a、23bはそれぞれ分岐部26a、26bの端部に配置されている。接触部23a、23bは各々独立して基部13に接触しており、湾曲部22は、ガラス板10側に凸となっている部分において給電部11と接触している。【選択図】図1

Description

本発明は電気接続構造に関する。
自動車用のガラス板には、防曇用の電熱線や放送波受信用アンテナ等の導電性材料が形成されている。このような導電性材料に給電するために、ガラス板には電気接続端子が設けられている。
特許文献1には、ガラス板上に形成された導電性材料に半田材料を用いて電気的に接続する電気接続構造が開示されている。また、ガラス板上に接続端子を固定する構造として、特許文献2には、半田材料を使用せずに硬化性樹脂や両面テープを使用してガラス板上に接続端子を固定する電気接続構造が開示されている。また、特許文献3には、基部に固定されたバネ部材を利用して導電性材料(給電部)と基部とを電気的に接続する電気接続構造が開示されている。
国際公開第2003/076239号 国際公開第2014/024980号 国際公開第2017/078162号
背景技術で説明したように、特許文献1〜3には、ガラス板上に形成された導電性材料(給電部)に、接続端子を電気的に接続するための電気接続構造が開示されている。これらのうち、特許文献3に開示されている電気接続構造では、ガラス板上に形成された給電部と接続端子(基部)との間にバネ部材を設け、このバネ部材を用いて給電部と接続端子(基部)とを電気的に接続している。
しかしながら、特許文献3に開示されている電気接続構造においては、ガラス板上の給電部とバネ部材との間の接続(接触面積)にばらつきが生じたり、接続端子とバネ部材との間の接続(接触面積)にばらつきが生じたりする場合がある。このようにバネ部材との接続にばらつきが生じると、バネ部材を介した給電部と接続端子との間の接触抵抗値にもばらつきが生じるため、これらの間を流れる電流にもばらつきが生じてしまう。これによって、電気接続構造の個体差が生じてしまい、ガラス板上の給電部と接続端子との接続が不安定になるという問題がある。
上記課題に鑑み本発明の目的は、ガラス板上の給電部と接続端子とをバネ部材を用いて安定的に接続できる電気接続構造を提供することである。
本発明の一態様にかかる電気接続構造は、ガラス板と、前記ガラス板上に形成された給電部と、前記ガラス板と対向する基部を有する接続端子と、前記給電部と前記基部との間に配置され、前記給電部と前記基部とを電気的に接続するバネ部材と、を備える。前記バネ部材は、前記基部に固定される固定部と、前記固定部から前記基部の主面と平行な第1の方向に向かって延びるとともに、中央部が前記ガラス板側に向かって凸となるように湾曲している湾曲部と、前記湾曲部の前記第1の方向側の端部に配置された第1接触部及び第2接触部と、を備える。前記湾曲部は、前記第1の方向に延在するスリットによって各々分岐された第1分岐部及び第2分岐部を有し、前記第1接触部及び前記第2接触部はそれぞれ、前記第1分岐部及び前記第2分岐部の前記第1の方向側の端部に配置されており、前記第1接触部及び前記第2接触部は各々独立して前記基部に接触しており、前記湾曲部は、前記ガラス板側に凸となっている部分において前記給電部と接触している。
上述の電気接続構造において、前記スリットは、前記固定部の前記第1の方向側の端部と前記湾曲部が前記給電部と接触している位置との間を始点として前記第1の方向に向かって延びてもよい。前記湾曲部は、前記第1分岐部の前記ガラス板側に凸となっている第3接触部において前記給電部と接触し、前記第2分岐部の前記ガラス板側に凸となっている第4接触部において前記給電部と接触してもよい。
上述の電気接続構造において、前記バネ部材の前記固定部には貫通孔が形成されており、前記基部の突起部が前記貫通孔に挿通されることで、前記基部に前記固定部が固定されてもよい。
上述の電気接続構造において、前記基部の前記突起部が前記貫通孔を貫通し、前記固定部の前記ガラス板側の面において、前記突起部の先端は、前記貫通孔の内径よりも大きく、前記基部に前記固定部が固定されてもよい。
上述の電気接続構造において、前記バネ部材の前記固定部には貫通孔が1つ形成されてもよく、前記基部は、前記固定部の周囲において前記基部から前記ガラス板側に凸状となる堰部を有してもよい。
上述の電気接続構造において、前記固定部は平面視した際に多角形状でもよく、前記堰部は、前記固定部の周囲の少なくとも一辺と対向する位置に設けられてもよい。
上述の電気接続構造において、前記堰部は、前記固定部の辺のうち前記第1の方向と平行な2つの辺の各々と対向する位置に設けられてもよい。
上述の電気接続構造において、前記固定部は平面視した際に四角形状でもよく、前記堰部は、前記固定部の辺のうち前記湾曲部側の辺以外の3辺の各々と対向する位置に設けられてもよい。
上述の電気接続構造において、前記堰部の高さは前記固定部の高さ以上でもよい。
上述の電気接続構造において、前記バネ部材の前記固定部には2つ以上の貫通孔が形成されてもよい。
上述の電気接続構造において、前記基部は、前記第1接触部及び前記第2接触部の周囲において前記基部から前記ガラス板側に凸状となる第1壁部及び第2壁部を有してもよく、前記第1壁部は、前記第1接触部の前記スリットと反対側において、前記第1の方向に延びるように形成され、前記第2壁部は、前記第2接触部の前記スリットと反対側において、前記第1の方向に延びるように形成されてもよい。
上述の電気接続構造において、前記基部と前記固定部とが接触している面積は、前記基部と前記第1接触部とが接触している面積と前記基部と前記第2接触部とが接触している面積との合計よりも大きくてもよい。
上述の電気接続構造において、前記第1接触部及び第2接触部の各々は、平面視した際に略四角形状でもよく、前記第1接触部及び第2接触部の各々は、前記第1の方向と略直交する第2の方向に延びる辺の長さが前記第1の方向に延びる辺の長さよりも長くてもよい。
上述の電気接続構造において、前記バネ部材は、前記第1接触部から更に前記第1の方向に延びており、前記基部と接触していない第1非接触部と、前記第2接触部から更に前記第1の方向に延びており、前記基部と接触していない第2非接触部と、を備えてもよい。
上述の電気接続構造において、前記ガラス板と前記基部とを接着している接着部材を備えてもよく、前記接着部材は、第1接着部材を有し、前記第1接着部材は、平面視した際に前記バネ部材の周囲を囲むように配置され、前記ガラス板と前記基部との間の、前記バネ部材の前記凸の方向の高さを維持してもよい。
上述の電気接続構造において、前記ガラス板と前記基部と前記第2接着部材とで形成される閉空間を有してもよい。
上述の電気接続構造において、前記接着部材は、第2接着部材を有してもよく、前記第2接着部材は、前記ガラス板と前記基部とを接着してもよい。
上述の電気接続構造において、前記基部は、前記基部の主面から前記ガラス板側に突出している突出部を備えてもよく、前記突出部が前記ガラス板と当接することで、前記給電部と前記基部との間に配置された前記バネ部材の所定以上の変形を抑制するように構成されてもよい。
上述の電気接続構造において、前記バネ部材は、複数個互いに離間して配置されてもよい。
上述の電気接続構造において、複数個の前記バネ部材の前記スリットが、いずれも前記第1の方向に延伸されてもよい。
上述の電気接続構造において、複数個の前記バネ部材のうち、少なくとも2つの前記バネ部材の前記スリットの延伸方向が互いに異なってもよい。
上述の電気接続構造において、2つの前記バネ部材の前記スリットは、1つの直線上にあって、互いに反対方向に延伸してもよい。
本発明にかかる電気接続構造により、ガラス板上の給電部と接続端子とをバネ部材を用いて安定的に接続でき、給電部と接続端子との間に流れる電流を安定化できる。
実施の形態にかかる電気接続構造を説明するための断面図である。 実施の形態にかかる電気接続構造を説明するための平面図である。 バネ部材の他の構成例を説明するための平面図である。 バネ部材の他の構成例を説明するための平面図である。 基部にバネ部材を固定する方法の一例を説明するための断面図である。 基部にバネ部材を固定する方法の一例を説明するための断面図である。 基部にバネ部材を固定する方法の他の例を説明するための断面図である。 比較例にかかる電気接続構造を説明するための図である。 比較例にかかる電気接続構造を説明するための図である。 本発明の効果を説明するための図である。 バネ部材および堰部の配置例を説明するための平面図である。 図11の切断線VII−VIIにおける断面図である。 バネ部材および堰部の配置例を説明するための平面図である。 バネ部材および堰部の配置例を説明するための平面図である。 バネ部材、堰部、及び壁部の配置例を説明するための平面図である。 バネ部材の他の構成例を説明するための断面図である。 バネ部材の他の構成例を説明するための平面図である。 バネ部材の他の構成例を説明するための平面図である。 バネ部材の他の構成例を説明するための平面図である。 バネ部材の他の構成例を説明するための平面図である。 バネ部材の他の構成例を説明するための平面図である。 バネ部材の他の構成例を説明するための平面図である。 実施の形態にかかる他の電気接続構造を説明するための断面図である。 実施の形態にかかる電気接続構造を用いた車両用窓ガラスの図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
図1、図2はそれぞれ、実施の形態にかかる電気接続構造を説明するための断面図および平面図である。なお、図2の電気接続構造では、ガラス板10上における基部13(接続端子12)と突出部15a、15bの位置を破線で示している。
図1、図2に示すように、本実施の形態にかかる電気接続構造1は、ガラス板10、ガラス板10上に形成された給電部11、接続端子12及びバネ部材16を備える。本実施の形態にかかる電気接続構造1は、ガラス板10上に形成された給電部11と接続端子12(基部13)とがバネ部材16を介して接触し、電気的に接続される構造を備える。
ガラス板10は、例えば自動車用のガラス板である。例えば、ガラス板10は合わせガラスであり、複数枚のガラス単板が中間膜を介して接着された構造を備える。また、ガラス板10はガラス単板でもよい。ガラス板10の主面(z軸方向プラス側の表面)には、給電部11が形成されている。図2に示すように、給電部11は、z軸方向からみた際に(平面視した際に)、四角形状となるように形成されている。図1、図2に示した例では、給電部11を接着部材17及び接着部材18(接着部材18a,18b)の内側に配置している。例えば、接着部材17及び接着部材18が給電部11と重なるように配置すると、これらが重なる位置において接着部材17の粘着力が低減する場合がある。したがって、図1、図2に示した例では、給電部11が接着部材17及び接着部材18と重ならないように配置している。また、本明細書では、接着部材17を第1接着部材、接着部材18a,18bをまとめて第2接着部材ともいい、第1接着部材、第2接着部材をまとめて「接着部材」ともいう。
なお、本実施の形態では、少なくとも給電部11がバネ部材16と接触するように構成すればよく、ガラス板10の主面側からみた(XY平面における)給電部11の形状は任意に決定できる。また、接着部材17及び接着部材18が給電部11と重なるように配置しても接着部材17及び接着部材18の粘着力を所定以上確保できる場合は、接着部材17と給電部11とが重なるように、又は接着部材17及び接着部材18と給電部11とが重なるように配置してもよい。
図2に示すように、給電部11には線状導体11aが接続されている。線状導体11aは、例えばガラス板10に形成された防曇用の電熱線、アンテナエレメント、又はこれらに電力を給電するための給電線である。本明細書において給電とは、接続端子12からバネ部材16を介して給電部11に供給された電力が、線状導体11aに供給される意味でもよい。また、線状導体11aから給電部11に供給された電力(例えば、アンテナで受信した受信信号)が、バネ部材16を介して接続端子12に供給される意味でもよい。
給電部11及び線状導体11aは、例えば銀ペースト等の導電性金属を含有するペーストをガラス板10の主面にプリントし、このプリントされたペーストを焼付けて形成できる。また、例えば、銅などの導電性物質からなる線状又は箔状体をガラス板10の主面に接着剤等を用いて貼り付けて、給電部11及び線状導体11aを形成してもよい。なお、本実施の形態では、給電部11及び線状導体11aを形成する方法はこれらの方法に限定されることはなく、他の任意の方法を用いて形成してもよい。また、本実施の形態では、ガラス板10の主面の一部に、可視光を遮断する遮光層が形成されてもよく、該遮光層上に給電部11および接続端子12が備えられてもよい。遮光層としては、黒色セラミックス等のセラミックスを使用できる。なお、ガラス板10の主面の一部に遮光層を備える場合、本明細書では、ガラス板10は遮光層を含めた構成として取り扱うものとする。
図1に示すように、接続端子12は、基部13、雄型端子部14、及び突出部15a、15bを備える。基部13は、ガラス板10と対向するように配置されている。換言すると、ガラス板10の主面(z軸方向プラス側の面)と基部13の主面(z軸方向マイナス側の面)とが互いに向かい合って略平行となるように配置されている。基部13のz軸方向プラス側の面には、雄型端子部14が形成されている。雄型端子部14は、電線(不図示)が連結される平形のタブ端子である。一例を挙げると、雄型端子部14は、日本工業規格JIS D5403(1989年)のPA又はPBに従って形成されたものである。
突出部(15a、15b)は、任意に与えられるが、下記のようにバネ部材16を制御する効果を助長する目的で設けられる。突出部15a、15bは、基部13のx軸方向の両側の端部において、基部13の主面からガラス板10側に突出するように形成されている(図1参照)。また、突出部15a、15bは、y軸方向に延びるように形成されている(図2参照)。突出部15a、15bは、接続端子12をガラス板10に取り付ける際に、ガラス板10の主面と当接するように構成されている。言い換えると、突出部15a、15bの(z軸方向の)高さは、バネ部材16に外力が加わっていないときの凸(の頂点)方向の高さに比べて低く設定される。したがって、給電部11と基部13との間に配置されたバネ部材16が、外力が加わっていない状態から所定以上、変形することを抑制できる。また、本実施の形態では、給電部11を突出部15a、15b側まで延びるように形成し、給電部11と突出部15a、15bとが接触するように構成してもよい。なお、突出部は、図2に示すようにy軸方向に延びる突出部15a、15bを与える構成に限らず、基部の主面の任意の位置および(基部13の平面視における)形状で配置できる。例えば、図2の突出部15a、15bに加え、基部13の四隅のいずれか若しくは全ての位置に任意の形状で設けてもよい。さらに、突出部15a、15bが各々、接着部材18a、18bの、2つの角部近傍までy軸方向に延びて折れ曲がって、x軸方向に沿って延びる(基部13の平面視における)U字形状となる構成でもよい。
接続端子12は導電性を備えており、例えば、銅等の薄板を打抜き加工及びプレス加工等をすることにより一体に形成して、錫又はニッケル等でメッキを施すことで形成できる。
図1に示すように、接続端子12(基部13)は、接着部材17と接着部材18a、18bとを用いてガラス板10に接着されている(取り付けられている)。図2に示すように、接着部材17は、平面視した際にバネ部材16の周囲を囲むように配置されており、ガラス板10と基部13と接着部材17とで形成される空間は閉空間(図1参照)となる。このように接着部材17を配置することで、バネ部材16が給電部11および基部13と接触している接点に、粉塵や水等が侵入することを抑制でき好ましい。接着部材17には、例えば両面テープ(アクリルフォームテープなど)を使用できる。なお、接着部材17は、平面視した際にバネ部材16の周囲を囲む配置に限らず、安定して接着できれば、バネ部材16の周囲の一部が開口する構造でもよい。
図1、図2に示すように、接着部材18a、18bは、x軸方向の両側において、ガラス板10と基部13とを接着している。接着部材18a、18bには、例えばウレタン樹脂を使用できる。また、接着部材18a、18bは、平面視した際に、接着部材17よりも外側に配置してもよい。また、両面テープ等の接着部材17は、ガラス板10と基部13との間の距離(高さ)を維持することで、バネ部材16の高さを維持するとともに、ウレタン樹脂等の接着部材18a、18bの高さを維持するように制御してもよい。なお、接着部材17によってガラス板10に接続端子12を十分に固着できる場合、接着部材18(18a,18b)は任意に与えてもよい。つまり、接着部材としては、接着部材17のみで構成してもよい。この場合、「接着部材」は、第1接着部材のみ有する構成となる。
また、本実施の形態にかかる電気接続構造1では、接着部材17を仮固定用の接着部材として使用し、接着部材18a、18bを本固定用の接着部材として使用してもよい。すなわち、接着部材(例:両面テープ)17は、接着部材(例:ウレタン樹脂)18a、18bが固まるまでの仮固定用の接着部材として用いてもよい。このように2種類の接着部材を各々使い分けて使用することで、ガラス板10に接続端子12(基部13)を安定かつ確実に固定できる。
図1に示すように、バネ部材16は、給電部11と基部13との間に配置されており、給電部11と基部13とを電気的に接続している。ここで、「電気的に接続」とは、これらが直流的に接続するという意味である。バネ部材16は、固定部21、湾曲部22、及び接触部23を備える。具体的には、図2に示すように、バネ部材16は、固定部21、湾曲部22(分岐部26a、26b)、及び接触部23a、23bを備える。なお、本明細書では、「接触部23a、23b」等を総称して示す場合は、符号「a」、「b」等を省略して「接触部23」のように記載する。また、本明細書では、接触部23a、接触部23bをそれぞれ、第1接触部、第2接触部ともいう。
図1に示すように、バネ部材16は、固定部21において基部13に固定されている。湾曲部22は、固定部21から基部13の主面と平行なx軸方向に向かって延びるとともに、中央部がガラス板10側(z軸方向マイナス側)に向かって凸となるように湾曲している。なお、中央部は、固定部21、接触部23と隣接しない部分で任意に設定でき、例えば、バネ部材16をz軸方向からみた際、湾曲部22のx軸方向の長さを「1」としたとき、0.2〜0.8の長さの間で設定できる。また、図2に示すように、湾曲部22は、x軸方向に延在するスリット25によって各々分岐された分岐部26a、26bを有する。図2に示す例では、スリット25は、固定部21のx軸方向プラス側の端部を始点として、x軸方向プラス側に向かって延びている。また、本明細書では、分岐部26a、分岐部26bをそれぞれ、第1分岐部、第2分岐部ともいい、x軸方向のプラス側に向かう方向を第1の方向ともいう。
分岐部26a、26bのx軸方向プラス側の端部にはそれぞれ、接触部23a、23bが形成されている。図1、図2に示すように、接触部23aのz軸方向プラス側の面は、基部13の主面(z軸方向マイナス側の面)と接触しており、これにより接触部23aと基部13とが電気的に接続される。また、接触部23bのz軸方向プラス側の面は、基部13の主面(z軸方向マイナス側の面)と接触しており、これにより接触部23bと基部13とが電気的に接続される。すなわち、接触部23aおよび接触部23bは、各々独立して基部13に接触している。
例えば、図2に示すように、基部13と固定部21とが接触している面積は、基部13と接触部23aとが接触している面積と基部13と接触部23bとが接触している面積との合計よりも大きい。また、例えば、図2に示すように、接触部23a、23bの各々はz軸方向からみた際の形状が略四角形状であり、各々の接触部23a、23bのy軸方向に延びる辺の長さと、x軸方向に延びる辺の長さは任意に決められる。図2に示すように、y軸方向に延びる辺の長さは、x軸方向に延びる辺の長さよりも長くてもよい。なお、y軸方向を第2の方向ともいう。
図1に示すように、湾曲部22は、ガラス板10側に凸となっている接触部24において給電部11と接触しており、これにより湾曲部22と給電部11とが電気的に接続される。具体的には、図2に示すように、分岐部26aは、ガラス板10側に凸となっている接触部24aにおいて給電部11と接触しており、これにより分岐部26a(湾曲部22)と給電部11とが電気的に接続される。また、分岐部26bは、ガラス板10側に凸となっている接触部24bにおいて給電部11と接触しており、これにより分岐部26b(湾曲部22)と給電部11とが電気的に接続される。また、本明細書では、接触部24a、接触部24bをそれぞれ、第3接触部、第4接触部ともいう。
バネ部材16は、例えば、ベリリウム銅合金等の金属材料を用いて形成できる。この場合、バネ部材16は、ベリリウム銅合金等の金属で形成された板材を打抜き加工及びプレス加工等をすることにより一体に形成されてもよい。バネ部材16には、金メッキ処理、銀メッキ処理等の金属メッキ処理が施されていてもよい。
図3、図4は、バネ部材の他の構成例を説明するための平面図である。
他の構成例となるバネ部材は、図3に示すバネ部材16_1のように、固定部21のx軸方向プラス側の(y軸方向に延びる)辺の位置51と接触部24a、24bの位置52との間をスリット25の始点53とし、スリット25が始点53からx軸方向プラス側に向かって延びるように構成してもよい。つまり、図3に示すように、スリット25の始点53を固定部21の端部よりもx軸方向プラス側(接触部23側)で接触部24よりも固定部21側の位置とし、湾曲部22の途中から各々の分岐部26a、26bが分岐するように構成してもよい。このような構成とした場合は、湾曲部22の分岐点(始点53)における強度を高めることができる。なお、スリット25の始点53は、接触部24に含まれる位置でもよい。すなわち、第3接触部および第4接触部を有する構成として、スリット25の始点53が、接触部24に位置し、接触部24のx軸方向の幅よりも、第3接触部のx軸方向の幅および第4の接触部のx軸方向の幅が短い構成でもよい。
また、本実施の形態では、図4に示すバネ部材16_2のように、接触部24のうちx軸方向プラス側の端部を含む、x軸方向プラス側の位置をスリット25の始点53とし、スリット25が始点53からx軸方向プラス側に向かって延びるように構成してもよい。例えば、図4に示すように、スリット25の始点53を接触部24よりもx軸方向プラス側(接触部23側)の位置とし、湾曲部22の途中から各々の分岐部26a、26bが分岐するように構成してもよい。このような構成とした場合は、接触部24と給電部11との接触面積を大きくできる。
図5は、基部13にバネ部材16を固定する方法の一例を説明するための断面図であり、バネ部材16付近における拡大断面図である。例えば、図5に示すように、バネ部材に貫通孔27を形成する。そして、基部13の突起部31を貫通孔27に挿通することで、基部13に固定部21を固定できる。図5に示す構成では、固定部21の貫通孔27に基部13の突起部31を貫通させ、固定部21のガラス板10側の面(z軸方向マイナス側の面)において、突起部31の先端を貫通孔27の内径よりも大きくして拡径部32を形成している。これにより、基部13に固定部21を固定できる。なお、「突起部31の先端を貫通孔27の内径よりも大きい」とは、ガラス板10側の面(z軸方向マイナス側の面)において、突起部31の外縁が、貫通孔27の内径よりも外側に位置することを意味する。
基部13にバネ部材16を固定する方法について、図6を用いて具体的に説明する。まず、バネ部材16の固定部21に貫通孔27を形成する。また、主面に突起部31が形成された基部13(接続端子12)を準備する。そして、固定部21の貫通孔27に基部13の突起部31を挿通する。その後、固定部21のガラス板10側の面(z軸方向マイナス側の面)において、突起部31の先端を貫通孔27の内径よりも大きくする。例えば、突起部31は金属材料で構成されているので、突起部31をz軸方向マイナス側から押しつぶして広げて拡径部32を形成することで、基部13に固定部21を固定できる。また、このとき基部13とバネ部材16とが直接接触しているので、基部13とバネ部材16とが電気的に接続される。
本実施の形態では、図7に示すように、バネ部材16の固定部21に貫通孔28を形成し、この貫通孔28に基部13の突起部33を嵌合させることで、基部13に固定部21を固定してもよい。図7に示す例では、テーパー形状を有する貫通孔28に突起部33を嵌合することで、基部13に固定部21を固定している。なお、図5〜図7に示した構成は一例であり、本実施の形態ではこれら以外の方法(構成)を用いて基部13にバネ部材16(固定部21)を固定してもよい。例えば、基部13にバネ部材16の固定部21を溶接して固定してもよい。
このように、本実施の形態にかかる電気接続構造1(図1参照)では、バネ部材16を介して給電部11と基部13と接触し、これらを電気的に接続している。具体的には、バネ部材16は、湾曲部22の接触部24において、給電部11と電気的に接続されている。バネ部材16は、固定部21、及び接触部23a、23bにおいて、基部13と電気的に接続されている。
ここで、バネ部材16は湾曲部22を備えるので、バネ部材16が厚さ方向(z軸方向)に圧縮されると、これに反発する力が発生する。本実施の形態にかかる電気接続構造1では、図1に示すように、給電部11(ガラス板10)と基部13とによってバネ部材16が圧縮・挟持されている。したがって、湾曲部22の接触部24から給電部11に対して、z軸方向マイナス側に一定の応力が働く。また、固定部21、及び接触部23a、23bから基部13に対して、z軸方向プラス側に一定の応力が働く。よって、湾曲部22の接触部24と給電部11との接触、並びに固定部21、及び接触部23a、23bと基部13との接触が安定するので、給電部11と基部13とをバネ部材16を用いて安定的に接続できる。
また、本実施の形態にかかる電気接続構造1では、図2に示したように、バネ部材16にスリット25を形成し、湾曲部22を分岐部26a、26bにそれぞれ分岐している。そして、各々の分岐部26a、26bに接触部23a、23bをそれぞれ形成し、これらの接触部23a、23bが互いに独立して基部13に接触するようにしている。したがって、ガラス板10上の給電部11とバネ部材16との間の接続状態(接触面積)にばらつきが生じたり、基部13とバネ部材16との間の接続状態(接触面積)にばらつきが生じたりすることを抑制できる。よって、バネ部材16を介して給電部11と基部13との間に流れる電流にばらつきが生じることを抑制できるので、ガラス板10上の給電部11と接続端子12(基部13)とをバネ部材16を用いて安定的に接続できる。
特に、バネ部材16のスリット25の始点を接触部24よりもx軸方向マイナス側とした場合(図2、図3参照)は、接触部24a、24bを給電部11に各々独立に接触させることが容易となる。つまり、バネ部材16をこのように構成した場合は、接触部23aと接触部24aとを備える分岐部26aと、接触部23bと接触部24bとを備える分岐部26bと、をそれぞれ独立に変位させやすくなる。このため、接触部23a、23bを基部13に各々独立に接触させやすくなり、更に接触部24a、24bを給電部11に各々独立に接触できる。したがって、ガラス板10の主面と基部13の主面とが互いにずれた場合であっても、このずれに対して分岐部26a、26bの接触部24a、24bを追従させやすくなる。よって、ガラス板10上の給電部11と接続端子12(基部13)との接続を安定化できる。以下、このような本発明の効果について詳細に説明する。
図8は比較例にかかる電気接続構造を示し、バネ部材116の付近を詳細に説明するための図である。なお、比較例にかかる電気接続構造では、各々の構成要素を100番台の符号で示している。図8に示すように、比較例にかかる電気接続構造では、バネ部材116の固定部121が基部113に固定されている。また、固定部121からx軸方向プラス側に向かって延びるように湾曲部122(分岐部126a、126b)が形成されている。分岐部126a、126bのx軸方向プラス側の端部には接触部123が形成されている。図8に示す比較例では、バネ部材116の接触部123は分岐部126a、126bの両方と連結されており、接触部123は1つの部位で構成されている。
図9は、比較例にかかる電気接続構造を示し、バネ部材116の付近をx軸方向から見た図である。図9の左図に示すように、比較例においても、バネ部材116は、給電部111(ガラス板110)と基部113との間に配置されており、給電部111と基部113とを電気的に接続している。このとき、バネ部材116の分岐部126a、126bは接触部124a、124bにおいて給電部111と接触しており、バネ部材116の接触部123は基部113と接触している。
比較例にかかる電気接続構造では、例えば、ガラス板110の主面と基部113の主面とが互いに平行でない状態になると、図9の右図に示すように、分岐部126aが給電部111と接触しない状態となる。つまり、図8に示した比較例では、バネ部材116の分岐部126a、126bの両方が接触部123によって連結されているため、分岐部126a、126bが互いに独立して変位できなくなる。このため、ガラス板110の主面と基部113の主面とが互いに平行でない状態になると、例えば、分岐部126aが給電部111と接触しない状態(接触部124aが存在しない状態)や、接触部124aの給電部111への接触面積が平行時に比べて小さくなる状態となり得る。この場合、さらに、接触部124bの給電部111への接触面積も平行時に比べて小さくなる状態ともなり得る。このように、分岐部126aが給電部111から離れる等の状態になると、分岐部126b(接触部124b)のみが給電部111と接触することになり、バネ部材116と給電部111との接触が不安定になる。その結果、接続端子(基部113)と給電部111との間に流れる電流も不安定になる。
一方、本実施の形態にかかる電気接続構造のように、スリット25を有するバネ部材16(図2〜図4参照)は、接触部24a、24bを給電部11に各々独立に接触できる。つまり、バネ部材16をこのように構成した場合は、接触部23aと接触部24aとを備える分岐部26aと、接触部23bと接触部24bとを備える分岐部26bと、をそれぞれ独立して変位できる。したがって、図10の右図のように、給電部11(ガラス板10)の主面と基部13の主面とが平行でない状態であっても、分岐部26aの接触部24a及び分岐部26bの接触部24bを給電部11に接触でき、また、接触部24a及び接触部24bの給電部11への接触面積も平行時に比べて小さくなりにくくなる。つまり、分岐部26aと対応する位置において、給電部11の主面と基部13の主面との距離が離れた場合でも、分岐部26aが独立して変位できるので、分岐部26aが給電部11の主面に追従して変位できる。よって、分岐部26aの接触部24aおよび分岐部26bの接触部24bの両方を給電部11に接触できる。その結果、接続端子12(基部13)と給電部11との間に流れる電流も安定化できる。
換言すると、本実施の形態にかかる電気接続構造では、接触部23a、23bの各々が独立して、基部13の主面をx軸方向に自由にスライドするように構成している。また、バネ部材16が、基部13と給電部11(ガラス板10)との間で(z軸方向に)圧縮される状態で、分岐部26a、26bの接触部24a、24bの各々が独立してz軸方向(厚さ方向)に変位し、更に給電部11の主面をx軸方向に自由にスライドするように構成している。よって、バネ部材16を用いて、ガラス板10上の給電部11と接続端子12(基部13)とを安定に接続できる。なお、図4に示すバネ部材16_2のように(1つの)接触部24を有する構成において、給電部11(ガラス板10)の主面と基部13の主面とが平行でない状態であっても、接触部23a、23bの各々が独立して、基部13の主面をx軸方向に自由にスライドするので、接触部24の給電部11への接触面積も平行時に比べて小さくなりにくくなる。その結果、接続端子12(基部13)と給電部11との間に流れる電流も安定化できる。
したがって、ガラス板10上の給電部11とバネ部材16との間の接続(接触面積)にばらつきが生じたり、基部13とバネ部材16との間の接続(接触面積)にばらつきが生じたりすることを抑制できる。よって、バネ部材16を介して給電部11と基部13との間に流れる電流にばらつきが生じることを抑制でき、ガラス板10上の給電部11と接続端子12(基部13)とを安定的に接続できる。
次に、本実施の形態にかかる電気接続構造の他の構成例について説明する。
図11は、本実施の形態にかかる電気接続構造の他の構成例を説明するための図であり、バネ部材および堰部の配置を説明するための平面図である。また、図12は、図11の切断線VII−VIIにおける断面図である。
図5に示したように、バネ部材16の固定部21に貫通孔27を1つ形成し、この貫通孔27に突起部31を貫通させ、突起部31の先端に拡径部32を形成してバネ部材16を固定した場合は、バネ部材16が貫通孔27を中心に回転してずれる場合がある。
図11、図12に示す構成例では、このようなバネ部材16の回転を抑制するために、バネ部材16の固定部21の周囲に堰部41a、41bを設けている。堰部41a、41bは、基部13に形成されており、基部13の主面からガラス板10側(z軸方向マイナス側)に凸状となるように形成されている。堰部41a、41bは、接続端子12を形成する際に、基部13と一体的に形成されてもよい。このように固定部21の周囲に堰部41a、41bを設けた場合は、バネ部材16が回転しようとした際に、バネ部材16の固定部21が堰部41a、41bに当接して、貫通孔27を中心としたバネ部材16の回転を抑制できる。
図11に示す構成例では、バネ部材16の固定部21は平面視した際に多角形状であり、とくに四角形状の例を示す。そして、堰部41a、41bは、四角形状である固定部21の辺のうちx軸方向と平行な2つの辺の各々と対向する位置に設けられている。また、各々の堰部41a、41bは、x軸方向に延びるように形成されている。図12に示すように、堰部41a、41bの高さは固定部21の高さ以上としてもよい。このように構成することで、バネ部材16の回転を効果的に抑制できる。なお、固定部21は、平面視した際の多角形状としては、とくに制限されず、三角形状、五角形状、六角形状等でもよい。例えば、固定部21が(正)六角形状の場合、x軸方向と平行な2つの辺の各々と対向する位置に、2つの堰部(41a、41b)が設けられてもよい。さらに、固定部21は、平面視した際の四角形状としては、典型的には矩形状や正方形状が挙げられる。
本実施の形態では、図13に示すように、バネ部材16の固定部21の辺のうち湾曲部22側の辺以外の3辺の各々と対向する位置に堰部41a、41b、41cを設けてもよい。図13では、各々の堰部41a、41b、41cをそれぞれ分離して設けた構成を示したが、図14に示すように、固定部21の周囲を囲むように(U字状の)連続する堰部42を形成してもよい。
なお、本実施の形態では、バネ部材16の固定部21の周囲の少なくとも一辺と対向する位置に、少なくとも1つの堰部を設ければよい。例えば、図11の堰部41aのみを設けてもよく、また堰部41bのみを設けてもよい。また、図13の堰部41cのみを設けてもよい。このように、バネ部材16の固定部21の周囲に少なくとも1つの堰部を設けることで、バネ部材16の回転を抑制できる。また、z軸方向からみた際に固定部21が多角形状である場合における各堰部の配置について主に説明したが、各堰部の形状は上記に限らない。つまり、固定部21が、(z軸方向からみた際の)多角形以外の形状として例えば、外縁の一部に曲線を含む形状、円形状、楕円形状である場合、バネ部材16が貫通孔27を軸にした回転を抑制するように、各形状に応じた配置で所定の形状を有する堰部(例えば、曲線を含む形状)を与えるとよい。
図15に示すように、本実施の形態にかかる電気接続構造では更に、接触部23a、23bの各々の周囲に壁部43a、43bを設けてもよい。壁部43a、43bは、基部13に形成されており、基部13の主面からガラス板10側(z軸方向マイナス側)に凸状となるように形成されている。壁部43a、43bは、接続端子12を形成する際に、基部13と一体的に形成されてもよい。また、本明細書では、壁部43a、壁部43bをそれぞれ、第1壁部、第2壁部ともいう。第1壁部および第2壁部は、給電部11(ガラス板10)の主面と基部13の主面とが平行な状態おいて、分岐部26a、26bおよび、接触部23a、23bと接触しないように隙間を設けると、接触部23a、23bがスライドしやすくなる。
図15に示すように、壁部43aは、接触部23aのスリット25と反対側において、x軸方向に延びるように形成されている。壁部43bは、接触部23bのスリット25と反対側において、x軸方向に延びるように形成されている。また、壁部43a、43bの高さは、接触部23a、23bの高さ以上としてもよい。また、第1壁部、第2壁部の他に、必要に応じてスリット25間にも、例えば、x軸方向に延びる(不図示の)第3壁部を設けてもよい。(不図示の)第3壁部は、給電部11(ガラス板10)の主面と基部13の主面とが平行な状態おいて、分岐部26a、26bおよび、接触部23a、23bと接触しないように隙間を設けると、接触部23a、23bがスライドしやすくなる。また、壁部としては、第3壁部を設けず、第1壁部と第2壁部のみ設けてもよい。
このように接触部23a、23bの周囲に壁部43a、43bを設けることで、バネ部材16の回転を効果的に抑制できる。また、接続端子12をガラス板10に取り付ける際、バネ部材16の接触部23a、23bが基部13の主面をx軸方向プラス側にスライドするが、このように壁部43a、43bを設けることで、接触部23a、23bのx軸方向へのスライドをガイドできる。つまり、接続端子12をガラス板10に取り付ける際、接触部23a、23bのスライド方向がy軸方向にずれることを抑制できる。したがって、接続端子12をガラス板10に取り付ける際に、バネ部材16がずれることを抑制できる。
また、本実施の形態では、バネ部材16の回転を抑制するために、バネ部材16の固定部21に2つ以上の貫通孔を形成してもよい。この場合は、2つ以上の貫通孔の各々に、基部13の突起部を貫通させて、複数点でバネ部材16を基部13に固定できるので、上記した堰部や壁部を設置してもよいが、安定して固定できれば、上記した堰部や壁部を設置しなくてもよい。
図16は、バネ部材の他の構成例を説明するための断面図である。図16に示すように、バネ部材16は更に、各々の接触部23のx軸方向プラス側の端部に非接触部29をそれぞれ備えていてもよい。非接触部29は、接触部23から更にx軸方向に延びており、基部13と接触しないように構成されている。このように非接触部29を設けた場合は、接続端子12をガラス板10に取り付けた際に、接触部23a、23bをx軸方向プラス側に滑らかにスライドさせることができる。とくに、バネ部材16が、基部13と給電部11(ガラス板10)との間で(z軸方向に)圧縮される状態で、非接触部29を有することで、接触部23a、23bの接触面積のばらつきを抑制する効果を有する。また、本明細書では、第1接触部23aに接続する非接触部、第2接触部23bに接続する非接触部をそれぞれ、第1非接触部、第2非接触部ともいう。
また、本実施の形態では、図17に示すように、基部13に複数のバネ部材16a〜16cを固定し、これら複数のバネ部材16a〜16cを用いて給電部11と接続端子12(基部13)とを電気的に接続してもよい。これら複数個のバネ部材16a〜16cは、互いに離間して配置され、スリット(25)はいずれも第1の方向に延伸する。このように複数のバネ部材16a〜16cを用いて給電部11と接続端子12(基部13)とを接続することで、給電部11と接続端子12(基部13)との間に流れる電流量を多くできる。なお、図17に示す形態でも、バネ部材16a〜16cのそれぞれに、固定部を軸とする回転を抑制する、不図示の堰部や壁部を設けてもよい。
また、本実施の形態では、図18に示すように、バネ部材56に設けるスリット25の数を多くして、1つのバネ部材56が備える分岐部26の数を増やすことで、給電部11と接続端子12(基部13)との間に流れる電流量を多くしてもよい。図18に示す場合は、分岐部26の数が増えるため、バネ部材56のy軸方向における長さが長くなる。したがってこの場合は、固定部21の複数の箇所に貫通孔を設けてバネ部材56を基部13に固定することが好ましい(図18では固定位置を拡径部32_1、32_2で示している)。なお、図18に示す形態でも、(y軸方向に並ぶ)接触部23の両端側に(x軸方向に延びる)不図示の壁部を設けてもよい。
さらに、本実施の形態では、図19A〜図19Dに示すように、基部13に複数のバネ部材66a〜66dを固定し、これら複数のバネ部材66a〜66dを用いて給電部11と接続端子12(基部13)とを電気的に接続してもよい。図19A〜図19Dにおいて、図17と異なるところは、複数のバネ部材のうち、少なくとも2つのバネ部材の各々のスリットの延伸方向が互いに異なる点である。スリットの延伸方向とは、固定部(21)を起点にしてスリット(25)が延伸して開口する方向に相当する。また、複数のバネ部材とは、偶数個に限らず奇数個でもよく、3以上のバネ部材を設けた電気接続構造における各バネ部材のスリットの延伸方向がいずれも異なる方向で配置してもよい。
図19Aは、バネ部材66aのスリット(25)の延伸方向がx軸方向のプラス側であるのに対し、バネ部材66bのスリット(25)の延伸方向がx軸方向のマイナス側である。すなわち、バネ部材66a、66bのスリット(25)は、それらの延伸方向が1つの直線(x軸方向)上にあって互いに反対方向に延伸する。さらにバネ部材66aとバネ部材66bとは、y軸方向で隣り合うように並んだ配置である。図19Bは、バネ部材66aとバネ部材66bとが、各々の固定部(21)がx軸方向で隣り合うように並んだ配置を示す図である。
図19Cは、バネ部材66aとバネ部材66bとは、各々のスリット(25)が開口する部分がx軸方向で隣り合うように並んだ配置を示す図である。言い換えると、バネ部材66aとバネ部材66bとは、各々の固定部(21)がx軸方向で最も離れるように並んだ配置を示す図である。
図19Dは、バネ部材66a、バネ部材66b、バネ部材66cおよびバネ部材66dの4つのバネ部材を有し、これらの配置を示す図である。バネ部材66aとバネ部材66bとは、図19Bと同じ並びの配置であり、バネ部材66cとバネ部材66dとは、図19Bのバネ部材66aとバネ部材66bと同じ並びの配置である。さらに、図19Dにおいて、バネ部材66aとバネ部材66cとは、y軸方向で隣り合うような並びの配置であるとともに、バネ部材66bとバネ部材66dとは、y軸方向で隣り合うような並びの配置でもある。
次に、本実施の形態にかかる電気接続構造の他の構成例について説明する。
図20は、本実施の形態にかかる電気接続構造の他の構成例を説明するための図であり、図20に示す電気接続構造2において、図1に示す電気接続構造1と同じ部分には同じ符号を付与して説明を省略する。
図20に示す電気接続構造2は、雄型端子部14を加締め端子部19に変更した以外は、電気接続構造1と同じである。図20では、破線で囲った部分の拡大図も併せて示すが、加締め端子部19は、導体部61が被覆部62で覆われた電線60において、導体部61が晒された部分を加締めて固定した例である。なお、加締め端子部19は、電気接続構造2と電線60とを、力学的に固定して接続するだけでなく、はんだ付けをして固定したり、導電性接着剤によって固定したりしてもよい。
図21は、本実施の形態にかかる電気接続構造を車両用窓ガラスへ実装した例を示す図である。図21は、車両用窓ガラス100について、ガラス板10を平面視した例である。車両用窓ガラス100は、例えば、車両のリアガラスとして用いられ、ガラス板10の左右に配置され上下方向に延伸するバスバー71a、71bと、バスバー71a、71bを左右に延伸して接続する複数の電熱線72を有する。バスバー71a、71bおよび複数の電熱線72は、ガラス板10の主面上にプリントされた導体である。
車両用窓ガラス100は、電気接続構造1a、1bを有し、電気接続構造1a、1bのバネ部材が各々、バスバー71a、71bに接続するように配置される。そして、電気接続構造1aは雄型端子部14aを有し、電気接続構造1bは雄型端子部14bを有する。さらに、導電ケーブル82aは、コネクタ81aを介して雄型端子部14aと接続されている。これにより、雄型端子部14aと電源85のプラス側(端子)とが電気的に接続される。また、導電ケーブル82bは、コネクタ81bを介して雄型端子部14bと接続されている。これにより、雄型端子部14bと電源85のマイナス側(端子)とが電気的に接続される。なお、車両用窓ガラス100と導電ケーブル82a、82bおよび電源85を含めたものを「車両用窓ガラス装置」とも称する。
このように、本実施の形態にかかる電気接続構造1a、1bを用いた車両用窓ガラス装置は、電源85から直流電圧を印加することで、バスバー71aからバスバー71bに直流電流が流れて電熱線72を加熱し、ガラス板10の曇りを防ぐ機能を奏する。
以上、本発明を上記実施形態に即して説明したが、本発明は上記実施の形態の構成にのみ限定されるものではなく、本願特許請求の範囲の請求項の発明の範囲内で当業者であればなし得る各種変形、修正、組み合わせを含むことは勿論である。
1、1a、1b、2 電気接続構造
10 ガラス板
11 給電部
11a 線状導体
12 接続端子
13 基部
14、14a、14b 雄型端子部
15a、15b 突出部
16、16_1、16_2 バネ部材
17 接着部材
18a、18b 接着部材
19 加締め端子部
21 固定部
22 湾曲部
23、23a、23b 接触部
24、24a、24b 接触部
25 スリット
26a、26b 分岐部
27、28 貫通孔
29 非接触部
31、33 突起部
32、32_1、32_2 拡径部
41a、41b、41c、42 堰部
43a、43b 壁部
53 始点
56 バネ部材
60 電線
61 導体部
62 被覆部
66a、66b、66c、66b バネ部材
71a、71b バスバー
72 電熱線
81a、81b コネクタ
82a、82b 導電ケーブル
85 電源
100 車両用窓ガラス

Claims (22)

  1. ガラス板と、
    前記ガラス板上に形成された給電部と、
    前記ガラス板と対向する基部を有する接続端子と、
    前記給電部と前記基部との間に配置され、前記給電部と前記基部とを電気的に接続するバネ部材と、を備え、
    前記バネ部材は、
    前記基部に固定される固定部と、
    前記固定部から前記基部の主面と平行な第1の方向に向かって延びるとともに、中央部が前記ガラス板側に向かって凸となるように湾曲している湾曲部と、
    前記湾曲部の前記第1の方向側の端部に配置された第1接触部及び第2接触部と、を備え、
    前記湾曲部は、前記第1の方向に延在するスリットによって各々分岐された第1分岐部及び第2分岐部を有し、
    前記第1接触部及び前記第2接触部はそれぞれ、前記第1分岐部及び前記第2分岐部の前記第1の方向側の端部に配置されており、
    前記第1接触部及び前記第2接触部は各々独立して前記基部に接触しており、
    前記湾曲部は、前記ガラス板側に凸となっている部分において前記給電部と接触している、
    電気接続構造。
  2. 前記スリットは、前記固定部の前記第1の方向側の端部と前記湾曲部が前記給電部と接触している位置との間を始点として前記第1の方向に向かって延びており、
    前記湾曲部は、
    前記第1分岐部の前記ガラス板側に凸となっている第3接触部において前記給電部と接触しており、
    前記第2分岐部の前記ガラス板側に凸となっている第4接触部において前記給電部と接触している、
    請求項1に記載の電気接続構造。
  3. 前記バネ部材の前記固定部には貫通孔が形成されており、
    前記基部の突起部が前記貫通孔に挿通されることで、前記基部に前記固定部が固定される、
    請求項1または2に記載の電気接続構造。
  4. 前記基部の前記突起部が前記貫通孔を貫通し、前記固定部の前記ガラス板側の面において、前記突起部の先端は、前記貫通孔の内径よりも大きく、前記基部に前記固定部が固定される、請求項3に記載の電気接続構造。
  5. 前記バネ部材の前記固定部には貫通孔が1つ形成されており、
    前記基部は、前記固定部の周囲において前記基部から前記ガラス板側に凸状となる堰部を有する、
    請求項1〜4のいずれか一項に記載の電気接続構造。
  6. 前記固定部は平面視した際に多角形状であり、
    前記堰部は、前記固定部の周囲の少なくとも一辺と対向する位置に設けられている、
    請求項5に記載の電気接続構造。
  7. 前記堰部は、前記固定部の辺のうち前記第1の方向と平行な2つの辺の各々と対向する位置に設けられている、請求項6に記載の電気接続構造。
  8. 前記固定部は平面視した際に四角形状であり、
    前記堰部は、前記固定部の辺のうち前記湾曲部側の辺以外の3辺の各々と対向する位置に設けられている、請求項6に記載の電気接続構造。
  9. 前記堰部の高さは前記固定部の高さ以上である、請求項5〜8のいずれか一項に記載の電気接続構造。
  10. 前記バネ部材の前記固定部には2つ以上の貫通孔が形成されている、請求項1〜9のいずれか一項に記載の電気接続構造。
  11. 前記基部は、前記第1接触部及び前記第2接触部の周囲において前記基部から前記ガラス板側に凸状となる第1壁部及び第2壁部を有し、
    前記第1壁部は、前記第1接触部の前記スリットと反対側において、前記第1の方向に延びるように形成されており、
    前記第2壁部は、前記第2接触部の前記スリットと反対側において、前記第1の方向に延びるように形成されている、
    請求項1〜10のいずれか一項に記載の電気接続構造。
  12. 前記基部と前記固定部とが接触している面積は、前記基部と前記第1接触部とが接触している面積と前記基部と前記第2接触部とが接触している面積との合計よりも大きい、請求項1〜11のいずれか一項に記載の電気接続構造。
  13. 前記第1接触部及び第2接触部の各々は、平面視した際に略四角形状であり、
    前記第1接触部及び第2接触部の各々は、前記第1の方向と略直交する第2の方向に延びる辺の長さが前記第1の方向に延びる辺の長さよりも長い、請求項1〜12のいずれか一項に記載の電気接続構造。
  14. 前記バネ部材は、
    前記第1接触部から更に前記第1の方向に延びており、前記基部と接触していない第1非接触部と、
    前記第2接触部から更に前記第1の方向に延びており、前記基部と接触していない第2非接触部と、を備える、
    請求項1〜13のいずれか一項に記載の電気接続構造。
  15. 前記ガラス板と前記基部とを接着している接着部材を備え、
    前記接着部材は、第1接着部材を有し、
    前記第1接着部材は、平面視した際に前記バネ部材の周囲を囲むように配置されており、
    前記ガラス板と前記基部との間の、前記バネ部材の前記凸の方向の高さを維持する、
    請求項1〜14のいずれか一項に記載の電気接続構造。
  16. 前記ガラス板と前記基部と前記第1接着部材とで形成される空間が閉空間を形成している、請求項15に記載の電気接続構造。
  17. 前記接着部材は、第2接着部材を有し、
    前記第2接着部材は、前記ガラス板と前記基部とを接着する、請求項15または16に記載の電気接続構造。
  18. 前記基部は、前記基部の主面から前記ガラス板側に突出している突出部を備え、
    前記突出部が前記ガラス板と当接することで、前記給電部と前記基部との間に配置された前記バネ部材の所定以上の変形を抑制する、
    請求項1〜17のいずれか一項に記載の電気接続構造。
  19. 前記バネ部材は、複数個互いに離間して配置される、請求項1〜18のいずれか一項に記載の電気接続構造。
  20. 複数個の前記バネ部材の前記スリットが、いずれも前記第1の方向に延伸する請求項19に記載の電気接続構造。
  21. 複数個の前記バネ部材のうち、少なくとも2つの前記バネ部材の前記スリットの延伸方向が互いに異なる、請求項19に記載の電気接続構造。
  22. 2つの前記バネ部材の前記スリットは、1つの直線上にあって、互いに反対方向に延伸する、請求項21に記載の電気接続構造。
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