JP2021022265A - セキュリティ管理システム - Google Patents

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Abstract

【課題】不正進入の発生時にメッセージを報知することにより、不正進入の解消を効果的に促すセキュリティ管理システムを提供する。【解決手段】セキュリティ管理装置2において、利用者に対しセキュリティ属性を対応づける利用者DB20bと、管理エリアに対し進入を許可する1又は2以上のセキュリティ属性を対応づけるエリアDB20cと、管理エリアごとに利用者を識別する利用者識別部21と、管理エリアごとにメッセージを報知する報知装置32と、利用者による不正進入が発生した管理エリアを不正進入エリアとして判別する不正進入判別部22と、不正進入エリアのセキュリティ属性に基づいて、不正進入に関するメッセージを報知する管理エリアを救援報知エリアとして決定する救援報知先決定部23とを備える。不正進入の発生時に、不正進入エリアの報知装置が第1メッセージを報知するとともに、救援報知エリアの報知装置が第2メッセージを報知する。【選択図】図3

Description

本発明は、セキュリティ管理システムに係り、さらに詳しくは、管理対象施設を2以上の管理エリアに分割し、管理対象施設の利用者による各管理エリアへの進入を管理するセキュリティ管理システムの改良に関する。
オフィスやR&Dセンターなどの機密情報を取り扱う施設では、施設内に進入することができる者を制限するセキュリティ管理が行われている。さらに、このような施設内を複数の管理エリアに区分し、施設の利用者ごとに各管理エリアへの進入を制限するセキュリティ管理も行われている。このようなセキュリティ管理は、不特定多数が利用する施設内においても行われている。
一般的なセキュリティ管理システムでは、管理エリアごとに、予め許可された利用者のみが通過できる出入口が設けられている。当該出入口のドアは常時施錠されており、当該管理エリアへの立ち入りを許可された利用者のみが当該ドアを一時的に解錠し、通過することができる。つまり、管理エリアの出入口において利用者認証を行うことによりセキュリティ管理が行われている。このような利用者認証は、例えば、暗証番号の入力、IDカードの読み取り、顔認証によって行われる。
従来のセキュリティ管理システムは、各管理エリアの出入口において利用者認証を行うものであるため、管理エリアは壁や塀で取り囲まれ、外部と物理的に遮断されていることが前提となっている。
しかし、各管理エリアを壁や塀で取り囲み、外部から物理的に遮断した場合、管理エリアへの進入を許可された利用者であっても、当該管理エリア内外を移動しづらくなり、管理エリア内外でのコミュニケーションが阻害されるおそれがある。特に、最近では、オフィス内におけるコミュニケーションの活性化を目的として、オフィス内に仕切りを設けないオープンオフィスが普及しつつある。このようなオープンオフィスでは、各管理エリアが外部に対し物理的に開放されているため、従来のセキュリティ管理の手法を用いることができないという問題があった。
そこで、許可されていない管理エリアに利用者が立ち入った場合、不正進入が発生したことを当該管理エリア内に報知し、不正進入者を含む当該管理エリア内の滞在者に知らせることが考えられる。
しかし、不正進入者が、不正進入をしている自覚がない場合や当該管理エリアからの退去方法がわからない場合には、自ら適切に退去することができないことも考えられる。また、当該管理エリアに他の利用者が滞在している場合には、当該他の利用者が、退去をアテンド(付き添いによる案内)することもできるが、他の利用者が滞在していない場合や多忙であった場合には、退去をアテンドできないことも考えられる。
このような問題を解決するために、不正進入が発生した管理エリア以外の任意の管理エリア、例えば、当該施設内の全ての管理エリアに対し報知を行うことも考えられる。しかし、不必要な管理エリアに対し報知を行うことは、当該管理エリアにおける業務効率を低下させる可能性があるという問題があった。
特開2004−005511号公報
本発明は上記の事情に鑑みてなされたものであり、利用者による各管理エリアへの進入を許可するセキュリティ管理システムにおいて、不正進入の発生時にメッセージを報知することにより、不正進入の解消を効果的に促すセキュリティ管理システムを提供することを目的とする。また、不必要な報知を抑制しつつ、不正進入の解消を効果的に促すセキュリティ管理システムを提供することを目的とする。
本発明による第1の実施態様によるセキュリティ管理システムは、管理対象施設を2以上の管理エリアに分割し、多数の利用者による各管理エリアへの進入を管理するセキュリティ管理システムにおいて、前記利用者に対し、セキュリティ属性を対応づける利用者データベースと、前記管理エリアに対し、進入を許可する1又は2以上の前記セキュリティ属性を対応づけるエリアデータベースと、前記管理エリアごとに前記利用者を識別し、当該利用者のセキュリティ属性を前記利用者データベースに基づいて特定する利用者識別手段と、前記管理エリアごとに前記利用者に対しメッセージを報知する報知手段と、前記利用者のセキュリティ属性及び前記エリアデータベースに基づいて、前記利用者による不正進入が発生した前記管理エリアを不正進入エリアとして判別する不正進入判別手段と、前記不正進入エリアのセキュリティ属性に基づいて、その他の管理エリアであって、不正進入に関するメッセージを報知する管理エリアを救援報知エリアとして決定する救援報知先決定手段とを備え、不正進入の発生時に、前記不正進入エリアの報知手段が第1メッセージを報知するとともに、前記救援報知エリアの報知手段が前記第1メッセージとは異なる第2メッセージを報知するように構成される。
このような構成を採用することにより、セキュリティ属性に基づいて、利用者の管理エリアへの不正進入を判別することができる。また、この判別結果に基づいて、不正進入エリア内において第1メッセージを報知するとともに、他の管理エリア内において第1メッセージとは異なる第2メッセージを報知することができる。第1メッセージにより、不正進入者が不正進入エリアから自ら退去することを促すことができるとともに、他の管理エリア内の利用者に上記退去をアテンドするように促すことができる。このため、例えば、不正進入エリア内に他の利用者が滞在しておらず、不正進入者に不正進入の自覚がない場合や退去方法がわからないような場合に、他の管理エリア内の利用者が不正進入エリアへ出向いて、不正進入者の退去をアテンドすることができる。このため、不正進入を速やかに解消することができる。
本発明による第2の実施態様によるセキュリティ管理システムは、上記構成に加えて、前記救援報知先決定手段が、前記不正進入エリアのセキュリティ属性と、前記その他の管理エリアのセキュリティ属性とを照合し、前記救援報知エリアを決定するように構成される。
このような構成を採用することにより、セキュリティ属性に基づいて救援報知エリアを決定することができ、不必要な管理エリアにおいて第2メッセージが報知されるのを防止することができる。
本発明による第3の実施態様によるセキュリティ管理システムは、上記構成に加えて、前記救援報知先決定手段が、前記不正進入エリアのセキュリティ属性のいずれか一つが対応づけられた前記その他の管理エリアを前記救援報知エリアとするように構成される。
このような構成を採用することにより、不正進入エリアへの進入を許可された利用者が滞在している可能性がある管理エリアを救援報知エリアとすることができ、第2メッセージが不必要に報知されるのを防止することができる。
本発明による第4の実施態様によるセキュリティ管理システムは、上記構成に加えて、前記救援報知先決定手段が、前記不正進入エリアの前記セキュリティ属性以外のセキュリティ属性が対応づけられていない前記その他の管理エリアを前記救援報知エリアとするように構成される。
このような構成を採用することにより、不正進入エリアへの進入を許可されている利用者のみが滞在している管理エリアを救援報知エリアとすることができ、第2メッセージが不必要に報知されるのを防止することができる。
本発明による第5の実施態様によるセキュリティ管理システムは、上記構成に加えて、前記不正進入エリアの前記セキュリティ属性と、前記その他の管理エリア内に滞在する前記利用者のセキュリティ属性とを照合し、前記救援報知エリアを決定するように構成される。
このような構成を採用することにより、不正進入エリアへの進入を許可された利用者が実際に滞在している管理エリアを救援報知エリアとすることができ、第2メッセージが不必要に報知されるのを防止することができる。
本発明による第6の実施態様によるセキュリティ管理システムは、上記構成に加えて、前記不正進入エリアの前記セキュリティ属性のいずれか一つが対応づけられた前記利用者が滞在する前記その他の管理エリアを前記救援報知エリアとするように構成される。
このような構成を採用することにより、不正進入エリアへの進入を許可された利用者が実際に滞在している管理エリアを救援報知エリアとすることができ、第2メッセージが不必要に報知されるのを防止することができる。
本発明によれば、不正進入の発生時にメッセージを報知することにより、不正進入の解消を効果的に促すセキュリティ管理システムを提供することができる。また、不必要な報知を抑制しつつ、不正進入の解消を効果的に促すセキュリティ管理システムを提供することができる。
本発明の実施の形態1によるセキュリティ管理システム100の一構成例を示した図である。 図1の管理エリア11の詳細構成の一例を示した図である。 図1のセキュリティ管理装置2の詳細構成の一例を示した図である。 セキュリティ管理装置2の動作の一例を示したフローチャートである。 実施の形態1によるセキュリティ管理システム100の動作の一例を示した図である。 実施の形態1によるセキュリティ管理システム100の動作の他の例を示した図である。 実施の形態2によるセキュリティ管理システム100の動作の一例を示した図である。 実施の形態2によるセキュリティ管理システム100の動作の他の例を示した図である。 実施の形態3によるセキュリティ管理システム100の要部について一構成例を示した図であり、図1のセキュリティ管理装置2の他の詳細構成例を示した図である。 実施の形態3によるセキュリティ管理システム100の動作の一例を示した図である。 実施の形態3によるセキュリティ管理システム100の動作の他の例を示した図である。 実施の形態3によるセキュリティ管理システム100の動作のさらに他の例を示した図である。
実施の形態1.
(1)セキュリティ管理システム100の概略構成
図1は、本発明の実施の形態1によるセキュリティ管理システム100の概略構成の一例を示した図である。このセキュリティ管理システム100は、管理対象施設1内におけるセキュリティ管理を行うための装置である。セキュリティ管理システム100は、セキュリティ管理装置2と、多数の検知装置31と、多数の報知装置32とによって構成される。検知装置31及び報知装置32は、管理エリア11〜18にそれぞれ設置され、データ通信回線33を介してセキュリティ管理装置2に接続されている。
a)セキュリティ管理の概要
本実施の形態におけるセキュリティ管理は、管理対象施設1を複数の管理エリア11〜18に区分し、各利用者について各管理エリアへの進入可否を判別し、許可されていない管理エリアに対する利用者の不正進入を検知した場合にメッセージを報知し、当該不正進入を速やかに解消することを目的とする。
メッセージの報知は、不正進入があった管理エリア(以下、不正進入エリア)において行われるだけでなく、その他の管理エリア、望ましくは、不正進入エリアに立ち入ることができる利用者が滞在している管理エリアにおいても行われる。不正進入エリアでは、不許可進入者に対し、当該管理エリアからの退去を促す「退去報知」が行われる。一方、不正進入エリア以外の管理エリアでは、不正進入エリアに立ち入ることができる利用者に対し、上記退去のアテンドを促す「救援報知」が行われる。
b)検知装置31
検知装置31は、各管理エリア11〜18へ進入する利用者を検知するための装置であり、利用者の検知は、カメラ撮影による顔認証、RF(Radio frequency)タグの読み取り等により非接触で行われる。検知装置31は、各管理エリア11〜18にそれぞれ設置され、その検知信号は、データ通信回線33を介してセキュリティ管理装置2へ送信される。なお、検知装置31において、利用者の検知だけでなく利用者の識別も行い、その識別結果をセキュリティ管理装置に送信することもできるが、本実施の形態では、検知装置31が利用者の検知結果を出力し、この検知結果に基づいて、セキュリティ管理装置2が利用者の識別を行うものとする。
c)報知装置32
報知装置32は、各管理エリア11〜18内の利用者に対しメッセージ(言語情報)を報知する装置であり、サイネージ装置を用いた表示出力や、スピーカを用いた音声出力等を行う。報知装置32は、各管理エリア11〜18にそれぞれ設置され、そのメッセージは、セキュリティ管理装置2において生成され、データ通信回線33を介して報知装置32へ送信される。報知装置32は、セキュリティ管理装置2からの制御信号に基づいて動作し、各管理エリア11〜18ごとに独立して制御され、管理エリア11〜18ごとに異なるメッセージを報知することができる。
d)データ通信回線33
データ通信回線33は、各管理エリア11〜18内の検知装置31及び報知装置32と、セキュリティ管理装置2とを接続する通信回線である。データ通信回線33は、有線又は無線のいずれでもよく、例えば、IP(Internet Protcol)を利用してパケットデータを通信する回線であることが望ましい。
e)管理対象施設1
管理対象施設1は、セキュリティ管理の対象となる施設であり、オフィスビル、コンサートホールなどの建物であってもよいし、屋外イベント会場のような屋外施設であってもよい。また、駅、空港、学校のような屋内外のエリアが混在するような施設であってもよい。
f)管理エリア11〜18
管理対象施設1は、2以上の管理エリア11〜18に区分され、各管理エリア11〜18についてセキュリティ管理が行われる。各管理エリア11〜18は、その周辺の一部に壁、塀等が設けられていてもよいが、壁、塀、施錠されたドア等によって取り囲まれていない。つまり、各管理エリア11〜18は、利用者の出入りに関し、外部から物理的に遮断された領域でなく、物理的に開放された領域になっている。
利用者は、管理エリア11〜18を出入りする際、ドアを解錠する必要がなく、当該管理エリア11〜18を容易かつ自由に出入りすることができる。つまり、利用者は、自身の進入が許可されている管理エリア11〜18内である限り、管理エリア11〜18間の境界をほとんど意識することなく、これらの管理エリア11〜18間を容易かつ自由に移動することができる。従って、管理エリア11〜18の境界を跨いだ利用者間のコミュニケーションを向上させることができる。
図示した管理対象施設1は、企業内において技術開発が行われるR&Dセンターの建物内部であり、8つの管理エリア11〜18に区分されている。管理エリア11〜16は技術開発室、管理エリア17は技術者共用スペース、管理エリア18はショールームである。ショールームとして使用される管理エリア18は、許可なく誰でも自由に立ち入ることができるが、技術開発室及び技術者共用スペースとして使用される管理エリア11〜17は、予め許可された利用者しか立ち入ることができない。
g)セキュリティ属性G,S1〜S4
図中の各管理エリア11〜18に丸囲みで示した記号G,S1〜S4は、当該管理エリア11〜18への進入を許可するセキュリティ属性である。各管理エリア11〜18には、1又は2以上のセキュリティ属性G,S1〜S4が予め対応づけられている。また、各利用者にも、セキュリティ属性Gを除く1又は2以上のセキュリティ属性S1〜S4が予め割り当てられている。
セキュリティ属性G(Guest)は、全ての利用者が利用可能であることを示す特別なセキュリティ属性であり、管理エリアに対応づけることができ、利用者に割り当てられることはない。図中では、管理エリア18(ショールーム)にセキュリティ属性Gが対応づけられ、全ての利用者に対し管理エリア18への進入が許可される。
セキュリティ属性S1〜S4は、管理エリア11〜17に対応づけられるとともに、利用者にも割り当てられる。各管理エリア11〜17は、当該管理エリアに対応づけられたセキュリティ属性を有する利用者の進入のみを許可し、当該セキュリティ属性を有しない利用者の進入を許可しない。例えば、管理エリア11(技術開発室1)は、セキュリティ属性S1が対応づけられており、セキュリティ属性S1が割り当てられた利用者の進入が許可され、その他の利用者の進入は許可されない。また、管理エリア13(技術開発室3)は、セキュリティ属性S1及びS3が対応づけられており、セキュリティ属性S1又はS3が割り当てられた利用者に進入が許可され、その他の利用者の進入は許可されない。
セキュリティ属性により立ち入りを許可される管理エリアは、次表の通りである。
Figure 2021022265
(2)管理エリア11の詳細構成
図2は、図1の管理エリア11の詳細構成の一例を示した図である。管理エリア11には、検知装置31としてカメラ31a及びRFタグ読取装置31bが設けられ、報知装置32として、スピーカ32a及びサイネージ装置32bが設けられている。
カメラ31aは、管理エリア内を撮影する装置である。この撮影結果を用いることにより、管理エリアに出入りする利用者の動向を把握することができる。また、顔認証により利用者を識別することができる。RFタグ読取装置31bは、利用者が携行するRFタグを読み取る装置である。この読み取り結果を用いることにより、利用者を識別することができる。各管理エリア11〜18は、カメラ31a又はRFタグ読取装置31bの少なくとも一つを備えていればよいが、両方を備えていてもよい。例えば、カメラの撮影結果と、RFタグの読取結果とを用いることにより、RFタグを携行する利用者を容易に識別するとともに、RFタグを携行していない利用者の存在も検知することができる。
スピーカ32aは、管理エリア内において聴取される音声を出力する装置である。なお、スピーカ32aは、共通のアナログ回線に接続され一斉放送を行う装置ではなく、各スピーカがIPパケットを受信し、互いに異なる動作を行うIPスピーカであることが望ましい。また、サイネージ装置32bは、管理エリア内において視認される表示を出力する装置である。各管理エリア11〜18は、スピーカ32a又はサイネージ装置32bの少なくとも一つを備えていればよいが、両方を備えていてもよい。例えば、サイネージ装置32bを用いて不許可進入者に対する退去報知を行い、スピーカ32aを用いて上記退去のアテンドを促す救援報知を行うことができる。
(3)セキュリティ管理装置2の詳細構成
図3は、図1のセキュリティ管理装置2の詳細構成の一例を示した図である。セキュリティ管理装置2は、検知装置31及び報知装置32を制御する制御装置であり、各検知装置31からの検知信号を取得し、当該検知信号に基づいて制御信号を生成し、報知装置32へ出力する装置である。セキュリティ管理装置2は、データベース20a〜20c、利用者識別部21、不正進入判別部22、救援報知先決定部23及び報知制御部24により構成される。
a)データベース20a〜20c
識別情報データベース20aは、検知情報から利用者を特定するための利用者識別情報を保持するデータベースである。例えば、顔認証により利用者を特定する場合、各利用者の顔の特徴情報を利用者識別情報として保持し、RFタグにより利用者を特定する場合には、利用者ごとのRFタグ情報を利用者識別情報として保持している。
利用者データベース20bは、各利用者に割り当てられたセキュリティ属性を保持するデータベースであり、利用者に1又は2以上のセキュリティ属性S1〜S4を対応づけて保持している。セキュリティ属性S1〜S4のいずれも割り当てられない利用者があってもよいし、セキュリティ属性S1〜S4の全てが割り当てられる利用者があってもよい。
エリアデータベース20cは、各管理エリア11〜18に対応づけられたセキュリティ属性を保持するデータベースであり、管理エリア11〜18に1又は2以上のセキュリティ属性G,S1〜S4を対応づけて保持している。セキュリティ属性G,S1〜S4の少なくとも1つが各管理エリア11〜18に割り当てられており、全てのセキュリティ属性S1〜S4が割り当てられた管理エリアがあってもよい。
b)利用者識別部21
利用者識別部21は、検知情報に基づいて利用者を識別する処理部である。検知エリア11〜18に利用者が進入した場合、その検知エリアの検知装置31から検知情報が入力される。利用者識別部21は、この検知信号を識別情報データベース20a内の利用者識別情報と照合して利用者を特定する。利用者識別部21が、利用者を特定することにより、どの検知エリアにどの利用者が進入したのかを特定することができる。また、このようにして特定された利用者のセキュリティ属性が利用者データベース20bから読み出される。
なお、利用者が特定できない場合には、登録されていない未知の利用者として特定する。また、利用者の特定は、当該利用者が誰であるのかを特定するものでなくてもよく、当該利用者のセキュリティ属性を特定可能にするものであればよい。例えば、同じセキュリティ属性を有する2以上の利用者であれば、各利用者が同一のRFタグを携行することもできる。この場合、RFタグにセキュリティ属性を予め対応づけておき、かつ、RFタグにより各利用者がどの検知エリアに進入したのかを識別することができれば、これらの利用者のセキュリティ属性を特定することができる。
c)不正進入判別部22
不正進入判別部22は、利用者が管理エリア11〜18に進入した場合に、その進入が許可されていない不正進入であるか否かを判別する処理部である。この判別処理は、利用者のセキュリティ属性と管理エリアのセキュリティ属性とを照合することにより行われ、不正進入が発生したと判別した場合、不正進入が発生した管理エリアが不正進入エリアとして出力される。
利用者が管理エリア11〜18間を移動した場合、移動先の管理エリアのセキュリティ属性がエリアデータベース20cから読み出される。そして、移動先の管理エリアのセキュリティ属性の少なくとも一つが、移動した利用者に割り当てられていれば、当該利用者は当該管理エリアへの進入を許可されていると判断する。一方、移動先の管理エリアのセキュリティ属性のいずれもが、移動した利用者に割り当てられていなければ、当該利用者は当該管理エリアへの進入を許可されていないと判断する。ただし、管理エリアにセキュリティ属性Gが割り当てられている場合、当該管理エリアは全ての利用者の進入が許可されていると判断する。
d)救援報知先決定部23
救援報知先決定部23は、不正進入が発生した場合に、救援報知を行う管理エリア11〜18を救援報知エリアとして決定する処理部である。救援報知エリアは、不正進入エリア以外の管理エリアであって、救援報知を行う1又は2以上の管理エリアである。救援報知エリアは、管理エリアのセキュリティ属性と、その他の管理エリアのセキュリティ属性とを照合することにより行われる。
不正進入が発生したと判別されると、不正進入エリアと共通するセキュリティ属性を有する他の管理エリアがエリアデータベース20cから抽出される。つまり、不正進入エリアのセキュリティ属性のいずれか一つを有する他の管理エリアが抽出される。このようにして、抽出された1又は2以上の管理エリアが救援報知エリアとして出力される。つまり、不正進入エリア以外の管理エリアであって、不正進入エリアへの進入が許可された利用者が滞在している可能性がある管理エリアが、救援報知エリアとして決定される。
ただし、セキュリティ属性Gが対応づけられた管理エリア18(ショールーム)は救援報知エリアから除外することが望ましい。救援可能な利用者がショールームに滞在している可能性はあるが、その可能性は必ずしも高いとはいえず、また、ショールームに頻繁に救援報知が行われるのを防止するためである。
また、2以上の管理エリアを救援報知エリアとして利用できる場合、これらの管理エリアのうち、不正進入エリアに近い一部の管理エリアのみを救援報知エリアに決定することもできる。例えば、不正進入エリアに隣接する管理エリアがある場合には、当該管理エリアのみを救援報知エリアに決定することもできる。
e)報知制御部24
報知制御部24は、報知装置32に対する制御信号を生成する処理部である。報知制御部24は、報知を行う報知装置32を指定し、指定された報知装置32に対し制御信号を送信し、メッセージを出力させる。報知制御部24は、退去報知のための第1メッセージ報知制御部241と、救援報知のための第2メッセージ報知制御部242とを備える。
第1メッセージ制御部241は、不正進入エリアの報知装置32による第1メッセージの報知出力を制御する。不正進入判別部22が、不正進入が発生した不正進入エリアを特定すれば、当該不正進入エリアの報知装置32に対し、第1メッセージを報知するための制御信号を出力する。例えば、不正進入エリアの出入口付近に設置されたサイネージ装置32bに対し、「この管理エリアは許可なく入室することができませんので、直ちに退去して下さい。」という第1メッセージの出力を指示する制御信号が出力される。
第2メッセージ報知制御部241は、救援報知エリアの報知装置32による第2メッセージの報知出力を制御する。救援報知先決定部23が、救援報知エリアを決定すれば、当該救援報知エリアの報知装置32に対し、第2メッセージを報知するための制御信号を出力する。例えば、救援報知エリア内のスピーカ32aに対し、「○○に不正進入した方の退去をアテンドして下さい。」という第2メッセージの出力を指示する制御信号が出力される。
(4)セキュリティ管理装置2の動作
図4のステップS101〜105は、セキュリティ管理装置2の動作の一例を示したフローチャートである。このフローチャートは、利用者がいずれかの管理エリアに進入し、当該管理エリアの検知装置31からセキュリティ管理装置2へ検知信号が入力されたときに開始される一連の処理を示している。つまり、利用者が、管理対象施設1内に入ったとき、あるいは、管理エリア11〜18間を移動した場合に、当該処理が開始される。
まず、利用者の識別が行われる(ステップS101)。利用者の識別は、検知された利用者が誰であるのかを識別する処理であり、利用者識別部21において、検知信号に基づき、識別情報データベース20a内の識別情報を用いて行われる。
次に、不正進入であるか否かが判別される(ステップS102)。不正進入とは、進入が許可されていない管理エリアへの進入であり、許可されている管理エリアは、利用者ごとに異なる。このため、進入した利用者のセキュリティ属性と、進入された管理エリアのセキュリティ属性とを照合し、不正進入であるか否かが判別される。
ステップS102において不正進入でないと判別された場合には、当該処理を終了する(ステップS103)。
一方、不正進入であると判別された場合には、救援報知エリアが決定される(ステップS104)。本実施の形態では、不正進入エリア以外の管理エリアであって、不正進入エリアへの進入が許可された利用者が滞在している可能性がある管理エリアが、救援報知エリアとして決定される。
救援報知エリアが決定すれば、報知装置32に対する制御信号が生成され、報知出力が行われる(ステップS105)。不正進入エリアの報知装置32に対し、第1メッセージを報知出力するための制御信号が生成されるとともに、救援報知エリアの報知装置32に対し、第2メッセージを報知出力するための制御信号が生成され、各制御信号が送信される。
図5及び図6は、本実施の形態によるセキュリティ管理システム100の動作の一例を示した図である。
図5は、管理エリア11において不正進入が発生した場合の様子を示した図である。管理エリア11(技術開発室1)への進入許可のない利用者、つまり、セキュリティ属性S1を有しない利用者が管理エリア11に進入すれば、不正進入であると判別され、不正進入エリアである管理エリア11において第1メッセージによる退去報知が行われる。また、不正進入エリアへの進入が許可された利用者、つまり、セキュリティ属性S1を有する利用者が滞在している可能性がある管理エリア13、14及び17を救援報知エリアとし、これらの救援報知エリアにおいて第2メッセージによる救援報知が行われる。
不正進入者は、不正進入エリアにおける退去報知により自身が不正進入したことを知り、不正進入エリアから自主的に退去することができる。ただし、不正進入者が、自身が不正進入している自覚がない場合や、どこに退去してよいのかわからないような場合には、他の利用者による退去のアテンドが必要になる。このようなアテンドを行う他の利用者は、不正進入エリアへの進入が許可されている必要がある。
そこで、救援報知エリアにおいて救援報知を行うことにより、不正進入エリア以外の管理エリアに滞在している他の利用者が、不正進入が発生したことを知り、不正進入者が不正進入エリアから退去するのをアテンドすることができる。救援報知は、不正進入エリアへの進入が許可されている利用者が滞在している可能性のある管理エリアに対し行われる。このため、不正進入エリアへの進入許可を有する利用者が、不正進入エリアへ出向いて、不正進入者による退去をアテンドすることができる。
図6は、管理エリア13において不正進入が発生した場合の様子を示した図である。進入許可のない利用者が管理エリア13(技術開発室3)に進入すれば、不正進入であると判別され、不正進入エリアである管理エリア13において第1メッセージによる退去報知が行われる。また、不正進入エリアへの進入が許可された利用者、つまり、セキュリティ属性S1又はS3のいずれかを有する利用者が滞在する可能性がある管理エリア11、14、16及び17を救援報知エリアとし、これらの救援報知エリアにおいて第2メッセージによる救援報知が行われる。
本実施の形態によるセキュリティ管理システム100は、管理対象施設1を2以上(望ましくは3以上)の管理エリア11〜18に区分し、各管理エリアに対し、進入を許可する1又は2以上のセキュリティ属性を対応づけるとともに、各利用者にもセキュリティ属性を対応づけることにより、セキュリティ属性に基づいて、不正進入を判別することができる。
また、不正進入が発生した不正進入エリアにおいて第1メッセージによる退去報知が行われ、不正進入者に対し、不正進入エリアからの退去を促すことができる。
また、不正進入エリア以外の管理エリアである救援報知エリアにおいて第2メッセージによる救援報知が行われ、救援報知エリアに滞在する他の利用者に対し、不正進入者の退去をアテンドするように促すことができる。このため、不正進入者に不正進入の自覚がない場合や退去方法がわからない場合であっても、不正進入者を不正進入エリアから速やかに退去させ、不正進入を解消することができる。
また、救援報知エリアは、不正進入エリアのセキュリティ属性に基づいて、不正進入エリアへの進入が許可されている利用者が滞在している可能性がある管理エリアに決定される。このため、不必要な救援報知が行われるのを防止することができる。
実施の形態2.
実施の形態1では、不正進入エリアへの進入許可を有する利用者が滞在している可能性がある管理エリアを救援報知エリアとするセキュリティ管理システムについて説明した。これに対し、本実施の形態では、このような管理エリアのうち、不正進入エリアへの進入許可を有しない利用者が滞在している可能性がある管理エリアを除いたものを救援報知エリアとするセキュリティ管理システムの例について説明する。
本実施の形態によるセキュリティ管理システム100は、救援報知先決定部23が、実施の形態1(図3)の場合と同様、管理エリアのセキュリティ属性と、その他の管理エリアのセキュリティ属性とを照合することにより、救援報知エリアを決定する。
不正進入が発生したと判別されると、不正進入エリアと共通するセキュリティ属性のみを有する他の管理エリアがエリアデータベース20cから抽出される。つまり、不正進入エリアへの進入が許可されている利用者が滞在している可能性があり、かつ、不正進入エリアへの進入が許可されていない利用者が滞在している可能性がない管理エリアが、救援報知エリアとして抽出される。
例えば、不正進入エリアに1つのセキュリティ属性S1〜S4のみが対応づけられている場合、同じセキュリティ属性のみが対応づけられた管理エリアが救援報知エリアとされる。また、不正進入エリアに2以上のセキュリティ属性S1〜S4が対応づけられている場合、これらのセキュリティ属性のいずれかが対応づけられた管理エリアであって、これらのセキュリティ属性以外が対応づけられていない管理エリアが救援報知エリアとされる。
不正進入エリアへの進入が許可されていない利用者が滞在している可能性がある管理エリアを救援報知エリアから除外することにより、不必要な救援報知が行われるのを防止することができる。
図7及び図8は、本実施の形態によるセキュリティ管理システム100の動作の一例を示した図である。
図7は、図5(実施の形態1)の場合と同様、管理エリア11において不正進入が発生した場合の様子を示した図である。進入許可のない利用者が管理エリア11(技術開発室1)に進入すれば、不正進入であると判別され、不正進入エリアである管理エリア11において第1メッセージによる退去報知が行われる。しかし、第2メッセージによる救援報知は、管理エリア14のみで行われ、管理エリア13及び17では行われない。
不正進入エリアである管理エリア11には、セキュリティ属性S1のみが対応づけられている。このため、セキュリティ属性S1が対応づけられ、他のセキュリティ属性が対応づけられていない管理エリアは、管理エリア14のみである。このため、管理エリア14が救援報知エリアとなり、管理エリア13及び17は救援報知エリアから除外される。
図8は、図6(実施の形態1)の場合と同様、管理エリア13において不正進入が発生した場合の様子を示した図である。進入許可のない利用者が管理エリア13(技術開発室3)に進入すれば、不正進入であると判別され、不正進入エリアである管理エリア13において第1メッセージによる退去報知が行われる。しかし、第2メッセージによる救援報知は、管理エリア11及び14のみで行われ、管理エリア16及び17では行われない。
不正進入エリアである管理エリア13には、セキュリティ属性S1及びS3が対応づけられている。このため、セキュリティ属性S1及びS3のいずれかが対応づけられ、これらのセキュリティ属性S1,S3以外が対応づけられていない管理エリアは、管理エリア11及び14のみである。このため、管理エリア11及び14が救援報知エリアとなり、管理エリア16及び17は救援報知エリアから除外される。
本実施の形態によるセキュリティ管理システム100は、不正進入エリアのセキュリティ属性に基づいて、不正進入エリアへの進入が許可されていない利用者が滞在している可能性がある管理エリア以外の管理エリアを救援報知エリアに決定する。つまり、不正進入者の退去をアテンドできない利用者が滞在している管理エリアに対し、救援報知を行うのを防止することができ、不必要な救援報知が行われるのを防止することができる。
実施の形態3.
実施の形態1では、不正進入エリアへの進入許可を有する利用者が滞在している可能性がある管理エリアを救援報知エリアとして決定するセキュリティ管理システムについて説明した。これに対し、本実施の形態では、このような利用者が実際に滞在している管理エリアを救援報知エリアとして決定する例について説明する。
図9は、本発明の実施の形態3によるセキュリティ管理システム100の要部について一構成例を示した図であり、図1のセキュリティ管理装置2の他の詳細構成例を示した図である。図8を図3と比較すれば、滞在状況データベース20dを有する点で相違する。なお、同一の構成要素については、同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
滞在状況データベース20dは、各管理エリア11〜18内に滞在している利用者を登録するデータベースであり、管理対象施設1内に滞在している全ての利用者が、当該利用者のセキュリティ属性と、滞在している管理エリア11〜18とを対応づけて保持されている。
利用者識別部21は、検知信号に基づいて利用者を識別すれば、当該利用者を滞在状況データベース20dに登録する。そして、利用者が管理エリア11〜18間を移動するたびに滞在状況データベース20dの情報が更新される。このため、滞在状況データベース20dは、全ての利用者について最新の滞在状況を保持している。
救援報知先決定部23は、不正進入が発生した場合、不正進入エリア以外の管理エリアであって、不正進入エリアへの進入が許可された利用者が実際に滞在している管理エリアを救援報知エリアとする。この場合、セキュリティ属性Gが割り当てられた管理エリア18(ショールーム)を救援報知エリアとすることもできる。つまり、不正進入エリアへの進入が許可された利用者が実際に滞在している場合、管理エリア18を救援報知エリアとすることができる。
図10〜図12は、本実施の形態によるセキュリティ管理システム100の動作の一例を示した図である。
図10〜図12は、いずれも管理エリア11において不正進入が発生した場合の様子を示した図であるが、不正進入の発生時に、セキュリティ属性S1を有する利用者が実際に滞在している管理エリアが異なる場合が示されている。
図10では、不正進入が発生したとき、セキュリティ属性S1を有する利用者が管理エリア14(技術開発室4)にのみ滞在している場合の様子が示されている。進入許可のない利用者が管理エリア11(技術開発室1)に進入すれば、不正進入であると判別され、不正進入エリアである管理エリア11において第1メッセージによる退去報知が行われる。また、不正進入エリアへの進入が許可された利用者が管理エリア14(技術開発室4)に滞在しているため、管理エリア14を救援報知エリアとし、この救援報知エリアにおいて第2メッセージによる救援報知が行われる。
図11では、不正進入が発生したとき、セキュリティ属性S1を有する利用者が管理エリア13(技術開発室3)及び管理エリア17(技術者共用スペース)に滞在している場合の様子が示されている。不正進入エリアである管理エリア11において第1メッセージによる退去報知が行われる点は図10の場合と同様である。第2メッセージによる救援報知は、利用者が実際に滞在している管理エリア13及び17において行われる。
図12では、不正進入が発生したとき、セキュリティ属性S1を有する利用者が管理エリア18(ショールーム)にのみ滞在している場合の様子が示されている。不正進入エリアである管理エリア11において第1メッセージによる退去報知が行われる点は図10の場合と同様である。第2メッセージによる救援報知は、利用者が実際に滞在している管理エリア18において行われる。なお、セキュリティ属性Gが割り当てられた管理エリア18については、救援報知エリアとして選択されないように構成することもできる。
本実施の形態によれば、不正進入者の退去をアテンドできる利用者が滞在する可能性がある管理エリアを救援報知エリアとするのではなく、アテンドできる利用者が実際に滞在している管理エリアを救援報知エリアとする。このため、不必要な救援報知が行われるのをさらに効果的に防止することができる。
1 管理対象施設
11〜18 管理エリア
2 セキュリティ管理装置
20a 識別情報データベース
20b 利用者データベース
20c エリアデータベース
20d 滞在状況データベース
21 利用者識別部
22 不正進入判別部
23 救援報知先決定部
24 報知制御部
31 検知装置
31a カメラ
31b RFタグ読取装置
32 報知装置
32a スピーカ
32b サイネージ装置
33 データ通信回線
100 セキュリティ管理システム
G,S1〜S4 セキュリティ属性

Claims (6)

  1. 管理対象施設を2以上の管理エリアに分割し、多数の利用者による各管理エリアへの進入を管理するセキュリティ管理システムにおいて、
    前記利用者に対し、セキュリティ属性を対応づける利用者データベースと、
    前記管理エリアに対し、進入を許可する1又は2以上の前記セキュリティ属性を対応づけるエリアデータベースと、
    前記管理エリアごとに前記利用者を識別し、当該利用者のセキュリティ属性を前記利用者データベースに基づいて特定する利用者識別手段と、
    前記管理エリアごとに前記利用者に対しメッセージを報知する報知手段と、
    前記利用者のセキュリティ属性及び前記エリアデータベースに基づいて、前記利用者による不正進入が発生した前記管理エリアを不正進入エリアとして判別する不正進入判別手段と、
    前記不正進入エリアのセキュリティ属性に基づいて、その他の管理エリアであって、不正進入に関するメッセージを報知する管理エリアを救援報知エリアとして決定する救援報知先決定手段とを備え、
    不正進入の発生時に、前記不正進入エリアの報知手段が第1メッセージを報知するとともに、前記救援報知エリアの報知手段が前記第1メッセージとは異なる第2メッセージを報知することを特徴とするセキュリティ管理システム。
  2. 前記救援報知先決定手段が、前記不正進入エリアのセキュリティ属性と、前記その他の管理エリアのセキュリティ属性とを照合し、前記救援報知エリアを決定することを特徴とする請求項1に記載のセキュリティ管理システム。
  3. 前記救援報知先決定手段が、前記不正進入エリアのセキュリティ属性のいずれか一つが対応づけられた前記その他の管理エリアを前記救援報知エリアとすることを特徴とする請求項1に記載のセキュリティ管理システム。
  4. 前記救援報知先決定手段が、前記不正進入エリアの前記セキュリティ属性以外のセキュリティ属性が対応づけられていない前記その他の管理エリアを前記救援報知エリアとすることを特徴とする請求項3に記載のセキュリティ管理システム。
  5. 前記救援報知先決定手段が、前記不正進入エリアの前記セキュリティ属性と、前記その他の管理エリア内に滞在する前記利用者のセキュリティ属性とを照合し、前記救援報知エリアを決定することを特徴とする請求項1に記載のセキュリティ管理システム。
  6. 前記救援報知先決定手段が、前記不正進入エリアの前記セキュリティ属性のいずれか一つが対応づけられた前記利用者が滞在する前記その他の管理エリアを前記救援報知エリアとすることを特徴とする請求項5に記載のセキュリティ管理システム。
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