JP2021020529A

JP2021020529A - ドローン

Info

Publication number: JP2021020529A
Application number: JP2019137475A
Authority: JP
Inventors: 和英櫛笥; Kazuhide Kushige; 山下　誠二; Seiji Yamashita; 誠二山下; 史郎荒川; Shiro Arakawa; 優也田中; Yuya Tanaka; 豊美粟ヶ窪; Toyomi Awagakubo; 洋平谷川; Yohei Tanigawa
Original assignee: Daihatsu Motor Co Ltd; Toyota Motor Corp
Current assignee: Daihatsu Motor Co Ltd; Toyota Motor Corp
Priority date: 2019-07-26
Filing date: 2019-07-26
Publication date: 2021-02-18

Abstract

【課題】荷物を長距離輸送できるドローンを提供する。【解決手段】ドローン１は、荷物Ｌを目的地Ｄに搬送する。ドローン１は、ドローン本体２と、荷物Ｌを積載するトランク３とを備える。ドローン１は、荷物Ｌを目的地Ｄに搬送するときに、商用電力の電線路Ｅに沿って飛行し、電線路Ｅを流れる商用電力を利用して充電できる。そのため、電線路Ｅを流れる商用電力を利用して充電しつつ、荷物Ｌを目的地Ｄに搬送でき、荷物Ｌを長距離輸送できる。【選択図】図２

Description

本発明は、ドローンに関する。

従来、無人飛行体を用いた輸送システムが提案されている。無人飛行体は、荷物を収容するコンテナを装着しながら飛行する。コンテナは、無人飛行体に給電するための蓄電部を備える（下記特許文献１参照）

特開２０１７−１０５２４２号公報

上記した特許文献１に記載の輸送システムでは、コンテナの蓄電部に蓄電される電力によって、無人飛行体の飛行範囲が制限される。そのため、荷物の長距離輸送が困難である。

そこで、本発明の目的は、荷物を長距離輸送できるドローンを提供することにある。

本発明は、荷物を目的地に搬送するためのドローンであって、ドローン本体と、前記荷物を積載することができる積載部とを備え、前記荷物を前記目的地に搬送するときに、商用電力の電線路に沿って飛行し、前記電線路を流れる商用電力を利用して充電できる、ドローンを含む。

このような構成によれば、ドローンは、荷物を目的地に搬送するときに、商用電力の電線路に沿って飛行する。そして、電線路を流れる商用電力を利用して充電できる。

そのため、電線路を流れる商用電力を利用して充電しつつ、荷物を長距離輸送できる。

本発明のドローンによれば、荷物を長距離輸送できる。

図１は、ドローンの斜視図である。図２は、図１に示すドローンを用いた配送システムについて説明する説明図である。図３は、図２に示すドローンの充電について説明する説明図である。図４は、変形例を説明する説明図である。

１．ドローン１
図１を参照して、ドローン１について説明する。

ドローン１は、ドローン本体２と、積載部の一例としてのトランク３と、受電部４とを備える。

（１）ドローン本体２
ドローン本体２は、公知のドローンと同様の構造を有する。詳しくは、ドローン本体２は、筐体５と、複数のプロペラ６とを備える。

筐体５は、ドローン１の動力部および制御部を収容する。詳しくは、筐体５は、バッテリー（図示せず）、電力分配基板（図示せず）、および、各プロペラ６のモータ（図示せず）などから構成される動力部と、制御基板（図示せず）、受信機（図示せず）およびＧＰＳ（全地球測位システム、図示せず）などから構成される制御部とを収容する。電力分配基板は、制御基板によって制御され、バッテリーからの電力を各プロペラ６のモータに分配する。受信機およびＧＰＳは、制御基板と通信可能である。

複数のプロペラ６のそれぞれは、筐体５に取り付けられる。詳しくは、複数のプロペラ６のそれぞれは、筐体５内に取り付けられるモータ（図示せず）のシャフトに取り付けられる。なお、複数のプロペラ６のぞれぞれは、筐体５から延びるアームに取り付けられてもよい。

（２）トランク３
トランク３は、ドローン本体２に取り付けられる。なお、トランク３は、ドローン本体２に設けられてもよい。トランク３は、荷物Ｌを積載することができる。詳しくは、トランク３は、荷物Ｌを収容することができる。トランク３は、例えば、筐体５の上面に設けられる。トランク３は、筐体５の下面に設けられてもよい。

（３）受電部４
受電部４は、ドローン本体２に取り付けられる。なお、受電部４は、ドローン本体２に設けられてもよい。受電部４は、筐体５内のバッテリーと電気的に接続される。受電部４に供給された電力は、バッテリーに充電される。受電部４は、例えば、筐体５の下面から下方に突出する。

２．配送システム１０
図２および図３を参照して、ドローン１を用いた配送システム１０について説明する。

図２に示すように、配送システム１０は、少なくとも１つのドローン１と、ドローン１を管制する管制システム１１とを備える。管制システム１１は、ドローン１の位置情報、商用電力の電線路Ｅの地図情報、および気象情報などに基づいて、ドローン１の飛行を管制する。ドローン１は、管制システム１１の管制に従って、荷物Ｌを目的地Ｄに搬送する。

ドローン１は、荷物Ｌを目的地Ｄに搬送するときに、管制システム１１の管制に従って、商用電力の電線路Ｅに沿って飛行する。なお、ドローン１は、電線路Ｅを構成する電線Ｗから発せられる電磁波を検知することにより、管制システム１１の管制によらずに自律して、商用電力の電線路Ｅに沿って飛行してもよい。また、「商用電力の電線路Ｅに沿って」とは、電線路Ｅを構成する電線Ｗを自由に選択して、飛行ルートを設定できることを意味する。すなわち、ドローン１が飛行可能な距離であれば、互いに離れた一の電線Ｗから他の電線Ｗへ向かって、一時的に電線Ｗに沿わないで飛行することもできる。

そして、ドローン１は、電線路Ｅを流れる商用電力を利用して充電できる。この実施形態では、図３に示すように、電線Ｗを支持する電柱Ｐに、ドローン１が着陸できる充電ポートＣが設けられる。充電ポートＣは、電線Ｗと電気的に接続されている。ドローン１が充電ポートＣに着陸した状態で、ドローン１の受電部４は、充電ポートＣの端子Ｔと接触する。ドローン１の受電部４が充電ポートＣの端子Ｔと接触することにより、電線Ｗを流れる商用電力が、充電ポートＣを介して受電部４に供給される。これにより、ドローン１は、電線路Ｅを流れる商用電力を利用して充電できる。

３．作用効果
ドローン１は、図２に示すように、荷物Ｌを目的地Ｄに搬送するときに、商用電力の電線路Ｅに沿って飛行する。そして、図３に示すように、電柱Ｐに設けられる充電ポートＣで、電線路Ｅを流れる商用電力を利用して充電できる。

そのため、電線路Ｅを流れる商用電力を利用して充電しつつ、荷物Ｌを長距離輸送できる。

また、電線Ｗの下（例えば、道路の端）は、電柱Ｐが立っていることから、車や歩行者の往来が少ない。そのため、電線Ｗに沿ってドローン１が飛行していれば、万が一、ドローン１が墜落したり、搬送中の荷物Ｌが落下したりしても、車や歩行者に衝突する可能性が低い。その結果、ドローン１によって、荷物Ｌを安全に搬送できる。

４．変形例
（１）積載部は、荷物を積載できれば、トランク３に限定されない。積載部は、荷物Ｌを固定することができる荷台であってもよい。積載部は、荷物Ｌを吊り下げることができるフックであってもよい。

（２）ドローン１の充電手段は、電柱Ｐに設けられる充電ポートＣに限られない。例えば、図４に示すように、ドローン１は、電線Ｗに受電部４を接触させることにより、充電してもよい。また、ドローン１は、飛行しながら充電してもよい。また、ドローン１は、充電ポートＣまたは電線Ｗと接触せずに、充電（ワイヤレス充電）してもよい。非接触の充電方式としては、例えば、電磁誘導方式、磁界共振方式などの非放射型の充電方式が挙げられる。

１ドローン
２ドローン本体
３トランク
Ｄ目的地
Ｅ電線路
Ｌ荷物

Claims

荷物を目的地に搬送するためのドローンであって、
ドローン本体と、
前記荷物を積載する積載部と
を備え、
前記荷物を前記目的地に搬送するときに、商用電力の電線路に沿って飛行し、前記電線路を流れる商用電力を利用して充電できることを特徴とする、ドローン。