JP2021020295A - 嵌合装置、嵌合方法及びプログラム - Google Patents

嵌合装置、嵌合方法及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】嵌合の成功率を高めることができる嵌合装置、嵌合方法及びプログラムを提供する。【解決手段】嵌合装置1は、モータ3をハンドリングするロボット7と、ロボット7を制御する上位コントローラ11と、を有し、上位コントローラ11は、モータ3の出力ギア3CをZ軸AxZに沿って移動させ、出力ギア3Cを減速機5の遊星歯車5Cに突き当てる第1の動作をロボット7に実行させる第1動作制御部41と、出力ギア3Cを所定の力で遊星歯車5Cに押し当てつつ、出力ギア3Cの回転軸心AxMのZ軸AxZに対する傾斜角度を徐々に大きくすると共に傾斜方向をZ軸AxZ周りに旋回させる第2の動作をロボット7に実行させる第2動作制御部43と、を有する。【選択図】図1

Description

開示の実施形態は、嵌合装置、嵌合方法及びプログラムに関する。
特許文献1には、ロボットアームと、ロボットアームを駆動するコントローラを備え、ロボットアームのハンドで嵌合部品を把持し、被嵌合部品の穴に挿入する挿入作業を行うロボット制御システムが記載されている。
特開2011−88260号公報
上記従来技術のようなロボット制御システムで嵌合作業を自動化する場合、十分な成功率を得られない場合があり、更なる成功率の向上が要望されていた。
本発明はこのような問題点に鑑みてなされたものであり、嵌合の成功率を高めることができる嵌合装置、嵌合方法及びプログラムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明の一の観点によれば、第1のワーク又は第2のワークの少なくとも一方をハンドリングするハンドリング装置と、前記ハンドリング装置を制御するコントローラと、を有し、前記コントローラは、前記第1のワークの嵌合部又は前記第2のワークの被嵌合部の少なくとも一方を所定の軸に沿って移動させ、前記嵌合部を前記被嵌合部に突き当てる第1の動作を前記ハンドリング装置に実行させる第1動作制御部と、前記嵌合部又は前記被嵌合部の少なくとも一方を所定の力で他方に押し当てつつ、前記嵌合部の第1軸心又は前記被嵌合部の第2軸心の少なくとも一方の前記所定の軸に対する傾斜角度を徐々に大きくすると共に傾斜方向を前記所定の軸周りに旋回させる第2の動作を前記ハンドリング装置に実行させる第2動作制御部と、を有する嵌合装置が適用される。
また、本発明の別の観点によれば、第1のワーク又は第2のワークの少なくとも一方をハンドリングするハンドリング装置により、前記第1のワークの嵌合部又は前記第2のワークの被嵌合部の少なくとも一方を所定の軸に沿って移動させ、前記嵌合部を前記被嵌合部に突き当てることと、前記ハンドリング装置により、前記嵌合部又は前記被嵌合部の少なくとも一方を所定の力で他方に押し当てつつ、前記嵌合部の第1軸心又は前記被嵌合部の第2軸心の少なくとも一方の前記所定の軸に対する傾斜角度を徐々に大きくすると共に傾斜方向を前記所定の軸周りに回転させることと、を有する嵌合方法が適用される。
また、本発明の別の観点によれば、第1のワーク又は第2のワークの少なくとも一方をハンドリングするハンドリング装置を制御するコントローラに、前記ハンドリング装置により、前記第1のワークの嵌合部又は前記第2のワークの被嵌合部の少なくとも一方を所定の軸に沿って移動させ、前記嵌合部を前記被嵌合部に突き当てることと、前記ハンドリング装置により、前記嵌合部又は前記被嵌合部の少なくとも一方を所定の力で他方に押し当てつつ、前記嵌合部の第1軸心又は前記被嵌合部の第2軸心の少なくとも一方の前記所定の軸に対する傾斜角度を徐々に大きくすると共に傾斜方向を前記所定の軸周りに回転させることと、を実行させるためのプログラムが適用される。
本発明の嵌合装置等によれば、嵌合の成功率を高めることができる。
実施形態に係る嵌合装置の全体構成の一例を表す斜視図である。 減速機の遊星歯車機構の構成の一例を表す平面図である。 上位コントローラ及びロボットコントローラの機能構成の一例を表すブロック図である。 嵌合作業時に上位コントローラが実行する制御内容の一例を表すフローチャートである。 嵌合作業におけるワークの動作の一例を表す説明図である。 嵌合作業におけるワークの動作の一例を表す説明図である。 嵌合作業におけるワークの動作の一例を表す説明図である。 嵌合作業におけるワークの動作の一例を表す説明図である。 嵌合作業におけるワークの動作の一例を表す説明図である。 嵌合作業におけるワークの動作の一例を表す説明図である。 嵌合作業におけるワークの動作の一例を表す説明図である。 嵌合作業におけるワークの動作の一例を表す説明図である。 嵌合作業におけるワークの動作の一例を表す説明図である。 嵌合作業におけるワークの動作の一例を表す説明図である。 スプライン嵌合を行う変形例における第1のワーク及び第2のワークの一例を表す側面図である。 スプライン嵌合を行う変形例における第1のワークの一例を表す斜視図である。 スプライン嵌合を行う変形例における第2のワークの一例を表す斜視図である。 上位コントローラのハードウェア構成例を表すブロック図である。
以下、一実施の形態について図面を参照しつつ説明する。
<1.嵌合装置の全体構成>
まず、図1及び図2を参照しつつ、実施形態に係る嵌合装置1の全体構成の一例について説明する。なお、図2はモータシャフトが減速機に嵌合された状態における減速機の遊星歯車機構を図示している。
嵌合装置1は、第1のワークを第2のワークに嵌め込む嵌合作業を実行する。本実施形態では、第1のワーク及び第2のワークの一例として、モータを減速機に嵌合する場合について説明する。なお、第1のワーク及び第2のワークをこれらに限定するものではなく、嵌合装置1は多種多様なワークについて嵌合作業を実行することが可能である。
図1に示すように、嵌合装置1は、モータ3と減速機5との嵌合作業を実行するためにモータ3をハンドリングするロボット7と、ロボット7を制御するロボットコントローラ9及び上位コントローラ11を有する。
モータ3(第1のワークの一例)は、固定子と回転子(図示省略)を備えたモータ本体3Aとモータシャフト3Bを有する回転型のモータである。モータシャフト3Bの先端には、出力ギア3Cが設けられている。図2に示すように、出力ギア3C(嵌合部の一例)は、減速機5が有する遊星歯車機構5Aの太陽歯車を構成する。
減速機5(第2のワークの一例)は、遊星歯車機構5Aと、遊星歯車機構5Aを収容する筐体5Bとを有する。図2に示すように、遊星歯車機構5Aは、内歯車5Eと、内歯車5Eと噛み合いつつ、モータ3の出力ギア3Cと噛み合う複数(この例では3個。但し2個又は4個以上でもよい)の遊星歯車5Cとを有する。筐体5Bの上部には開口部5Dが形成されており、当該開口部5Dを介してモータシャフト3Bが挿入され、出力ギア3Cが3個の遊星歯車5C(被嵌合部の一例)に嵌合される。減速機5は例えば架台12に治具(図示省略)により固定されて載置される。
ロボット7(ハンドリング装置の一例)は、例えば6つの関節部を備えた垂直多関節型の6軸ロボットであり、その先端には、エンドエフェクタとしてハンド13が取り付けられている。ロボット7は、ハンド13によりモータ3を把持し、移動、回転、旋回、姿勢の変更等のハンドリングを行う。なお、ロボット7を6軸以外(例えば5軸や7軸等)のロボットとしてもよい。また、水平多関節型やパラレルリンクロボット等、ロボット7を垂直多関節型以外のロボットとしてもよい。さらに、汎用ロボット以外にも、例えば、XYZθ方向等に移動可能なアクチュエータを備えた嵌合作業専用に設計された専用作業機等としてもよい。
ロボットコントローラ9は、上位コントローラ11から入力された位置指令(教示点)等に基づいて、ロボット7のハンド13の手先位置をティーチングにより教示された位置に移動させるために必要となるロボット7の各アクチュエータAc1〜Ac6の各モータ15(図3参照)の目標回転角度等を演算し、当該目標回転角度と各モータ15の各エンコーダ17(図3参照)の検出値等に基づいて各アクチュエータAc1〜Ac6の各モータ15に供給する駆動電力の制御を行い、ロボット7の動作を制御する。ロボットコントローラ9は、ロボット7の例えば基台19に取り付けられている。但し、ロボットコントローラ9をロボット7の別の場所に取り付けてもよいし、ロボット7と分離して配置してもよい。また、ロボットコントローラ9と上位コントローラ11とを、別体でなく一体の制御装置として構成してもよい。また、ロボットコントローラ9又は上位コントローラ11の少なくとも一方を、複数の制御装置で構成してもよい。
ハンド13の教示点は、モータ3の出力ギア3Cの先端中心位置を制御点P(後述の図9、図11等参照)として、当該制御点Pが所望の位置に位置するように設定される。教示点の座標は、ロボット7が有するロボット座標系18により設定される。ロボット座標系18は、互いに直交するX軸、Y軸、Z軸からなる直交座標系であり、この例ではZ軸が略上下方向、XY平面が略水平面となるように各軸が設定されている。
<2.ロボットの構成>
次に、図1を参照しつつ、ロボット7の構成の一例について説明する。
図1に示すように、ロボット7は、基台19と、旋回部21と、アーム23とを有する。基台19は、例えば床や壁、天井等に固定される。
旋回部21は、基台19の上端部に、上下方向(Z軸方向)に略平行な回転軸心Ax1まわりに旋回可能に支持されている。この旋回部21は、基台19との間の関節部に設けられたアクチュエータAc1の駆動により、基台19の上端部に対し、回転軸心Ax1まわりに旋回駆動される。
アーム23は、旋回部21の例えば一方側の側部に支持されている。このアーム23は、下腕部25と、上腕部27と、手首部29と、フランジ部31とを有する。
下腕部25は、旋回部21の一方側の側部に、回転軸心Ax1に略垂直な回転軸心Ax2まわりに旋回可能に支持されている。この下腕部25は、旋回部21との間の関節部に設けられたアクチュエータAc2の駆動により、旋回部21の一方側の側部に対し、回転軸心Ax2まわりに旋回駆動される。
上腕部27は、下腕部25の先端側に、回転軸心Ax2に略平行な回転軸心Ax3まわりに旋回可能且つ回転軸心Ax3に略垂直な回転軸心Ax4回りに回動可能に支持されている。この上腕部27は、下腕部25との間の関節部に設けられたアクチュエータAc3の駆動により、下腕部25の先端側に対し、回転軸心Ax3まわりに旋回駆動される。また上腕部27は、アクチュエータAc3との間に設けられたアクチュエータAc4の駆動により、下腕部25の先端側に対し、回転軸心Ax4まわりに回動駆動される。
手首部29は、上腕部27の先端側に、回転軸心Ax4に略垂直な回転軸心Ax5まわりに旋回可能に支持されている。この手首部29は、上腕部27との間の関節部に設けられたアクチュエータAc5の駆動により、上腕部27の先端側に対し、回転軸心Ax5まわりに旋回駆動される。
フランジ部31は、手首部29の先端側に、回転軸心Ax5に略垂直な回転軸心Ax6まわりに回動可能に支持されている。このフランジ部31は、手首部29との間の関節部に設けられたアクチュエータAc6の駆動により、手首部29の先端側に対し、回転軸心Ax6まわりに回動駆動される。
ハンド13は、フランジ部31の先端に取り付けられており、フランジ部31の回転軸心Ax6まわりの回動と共に、回転軸心Ax6まわりに回動する。このハンド13は、互いに遠近する方向に動作可能な一対の把持部材13a,13aを備えており、モータ3等のワークを把持することを初めとして、各種の操作や作業をすることが可能である。
フランジ部31とハンド13との間には、力覚センサ33が設けられている。力覚センサ33は、例えば、X軸、Y軸、Z軸の各軸方向の力成分や、各軸回りに作用するトルク成分を検出することにより、ハンド13がモータ3等のワークから受ける反力を検出する。力覚センサ33の検出値は、上位コントローラ11に送信される。
以上の構成であるロボット7は、6つのアクチュエータAc1〜Ac6を備えた6つの関節部を有する6軸ロボットである。各関節部を駆動するアクチュエータAc1〜Ac6は、例えばモータ15、エンコーダ17、減速機(図示省略)及びブレーキ(図示省略)等により構成されている。なお、モータ15、エンコーダ17、減速機及びブレーキ等は、必ずしも回転軸心Ax1〜Ax6上に配置される必要はなく、これらの回転軸心Ax1〜Ax6から離れた位置に配置されてもよい。
なお、上記では、アーム23の長手方向(あるいは延材方向)に沿った回転軸心まわりの回転を「回動」と呼び、アーム23の長手方向(あるいは延材方向)に略垂直な回転軸心まわりの回転を「旋回」と呼んで区別している。
<3.上位コントローラ、ロボットコントローラの機能構成>
次に、図3を参照しつつ、上位コントローラ11及びロボットコントローラ9の機能構成の一例について説明する。上位コントローラ11及びロボットコントローラ9は、例えばモーションコントローラ、パーソナルコンピュータ(PC)、プログラマブルロジックコントローラ(PLC)等により構成される。
ここで、嵌合装置1により自動化される嵌合作業は、嵌合部(本実施形態では出力ギア3C)と被嵌合部(本実施形態では遊星歯車5C)のずれを補正する作業と言うことができる。このずれには、被嵌合部に対する嵌合部の、嵌合方向に垂直な面方向の位置ずれ、位相(回転角度)のずれ、傾きのずれ、の3つがある。ロボット7のような自動機械で嵌合作業を自動化する場合、これらのずれをいかに効率良く補正するかが課題となる。また、嵌合作業には、嵌合部と被嵌合部とのクリアランスがごく僅かとなるような精密さが求められる場合もあるが、例えば本実施形態のギア嵌合のように、構造上あるいは性質上、ある程度のクリアランスが許容される場合もある。このような嵌合作業では、動きの精密さよりも、ずれをいかに大まかに合わせるか、言い換えるとずれをいかに網羅するような動作を行うかが重要となる。上位コントローラ11は、そのような動作をロボット7に実行させるための各種機能を有する。以下、その機能の詳細について説明する。
図3に示すように、上位コントローラ11(コントローラの一例)は、動作制御部35と、嵌合位置推定部37と、嵌合判定部39とを有する。動作制御部35は、第1動作制御部41と、第2動作制御部43と、第3動作制御部45と、第4動作制御部47と、第5動作制御部49とを有する。
第1動作制御部41は、モータ3のモータシャフト3Bを所定の軸に沿って移動させ、出力ギア3Cを減速機5の遊星歯車5Cに突き当てる第1の動作をロボット7に実行させる(後述の図6、図7参照)。「所定の軸」とは、モータ3を減速機5に嵌合させる際にモータ3を移動させる方向を示す軸であり、例えば上述した傾きのずれがない場合には、出力ギア3Cが遊星歯車5Cに嵌合する方向と略一致する。本実施形態では、所定の軸は、嵌合位置推定部37により推定された嵌合位置を通りZ軸に平行な軸である(以下適宜「Z軸AxZ」という)。なお、所定の軸の向きは、Z軸以外にも例えばX軸やY軸に沿った方向等、任意に設定することが可能である。
第2動作制御部43は、モータ3の出力ギア3Cを所定の力で減速機5の遊星歯車5Cに押し当てつつ、モータシャフト3Bの回転軸心AxM(第1軸心の一例)のZ軸AxZに対する傾斜角度θを徐々に大きくすると共に、回転軸心AxMの傾斜方向をZ軸AxZ周りに旋回させる第2の動作をロボット7に実行させる(後述の図10、図11参照)。これにより、出力ギア3Cと遊星歯車5Cとの間の傾きのずれを補正する。上記所定の力による押し当ては、力覚センサ33の検出値に基づく力制御により実行される。なお、各モータ15のトルク制御により実行してもよい。第2の動作は、例えばX軸周りの回転面(Rx平面)及びY軸周りの回転面(Ry平面)のそれぞれにおける座標を用いた位置指令により実行される。
嵌合判定部39は、上記第2の動作の実行中に、出力ギア3Cと遊星歯車5Cとの相対距離が所定のしきい値を下回ったか否かを判定する。つまり、第2の動作により傾きのずれによる噛み付きが解消されたか否かを判定する。このとき、嵌合判定部39は、アクチュエータAc1〜Ac6の各モータ15の各エンコーダ17の検出値に基づいて上記相対距離を算出し、しきい値との比較を行う。なお、ハンド13等に距離センサ(図示省略)を設けておき、当該距離センサの検出値に基づいて判定を行ってもよい。第2動作制御部43は、嵌合判定部39により相対距離がしきい値を下回ったと判定された場合に、第2の動作を停止する。
第3動作制御部45は、モータ3の出力ギア3C(モータシャフト3B)を回転軸心AxM周りに回転させる第3の動作をロボット7に実行させる(後述の図8、図9参照)。第3の動作は、一定の角度内(例えば歯車の歯の1〜数ピッチ分)で往復回転するように実行される。これにより、出力ギア3Cと遊星歯車5Cとの間の位相のずれを補正する。本実施形態では、この第3の動作と上記第2の動作を同時に実行する。なお、これらの動作を別々に実行してもよい。第3動作制御部45は、上記嵌合判定部39により相対距離がしきい値を下回ったと判定された場合に、第3の動作を停止する。
前述のように、減速機5の筐体5Bの上部には、開口部5Dが形成されている。開口部5D(押し当て部の一例)の内壁には、モータ3の出力ギア3C(モータシャフト3Bでもよい。以下同様)をZ軸に垂直な面方向(XY平面方向)に押し当て可能である。
第4動作制御部47は、モータ3の出力ギア3CをXY平面方向に沿って移動させ、出力ギア3Cを減速機5の開口部5Dの内壁に押し当てる第4の動作をロボット7に実行させる(後述の図5参照)。
嵌合位置推定部37は、出力ギア3Cを開口部5Dの内壁に押し当てた際の出力ギア3Cの位置(例えば回転軸心AxMの位置)に基づいて、出力ギア3Cと遊星歯車5Cとが嵌合可能な嵌合位置を推定する。このとき、嵌合位置推定部37は、アクチュエータAc1〜Ac6の各モータ15の各エンコーダ17の検出値に基づいて上記押し当てた際の回転軸心AxMの位置を算出する。例えば、開口部5Dが円形状であり、その中心位置と、出力ギア3Cと遊星歯車5Cとが嵌合可能な嵌合位置が略一致する場合、嵌合位置推定部37は次のようにして嵌合位置を推定する。すなわち、X軸方向正側の押し当て位置をPpx、X軸方向負側の押し当て位置をPnx、Y軸方向正側の押し当て位置をPpy、Y軸方向負側の押し当て位置をPnyとする場合、嵌合位置の座標を{(Ppx+Pnx)/2,(Ppy+Pny)/2}と推定することができる。
なお、嵌合位置の推定手法は、上記のように押し当てた位置の中心を算出する手法に限定されるものではなく、押し当てた位置から推定可能であれば他の推定手法を採用してもよい。例えば、出力ギア3Cを開口部5Dの内壁に対して力制御により所定の力で押し当てながら内壁の周囲を1周させ、その際のハンド13の手先位置のデータを収集して、それらのデータを用いた機械学習により、例えばニューラルネットワークで1周した際のハンド13の手先位置のデータから嵌合位置を出力するようなモデルを生成してもよい。また、出力ギア3Cを押し当てる部分についても、減速機5の開口部5Dに限定されるものではなく、例えば筐体5Bの側面や凹凸部分等、出力ギア3Cを押し当て可能であり且つ嵌合位置を構造上推定できる部位であれば、色々な部位を利用することが可能である。
第5動作制御部49は、出力ギア3C(モータシャフト3B)をXY平面方向に移動させて、上記嵌合位置推定部37により推定した嵌合位置に移動させる第5の動作をロボット7に実行させる。これにより、出力ギア3Cと遊星歯車5Cとの間の位置のずれを補正する。なお、前述の第1の動作は、この嵌合位置からモータシャフト3BをZ軸に沿って負の方向(下方向)に移動させ、出力ギア3Cを減速機5の遊星歯車5Cに突き当てる動作である。
ロボットコントローラ9は、モーション制御部51と、サーボアンプ53とを有する。モーション制御部51は、上位コントローラ11の動作制御部35から受信した位置指令に基づいて、ロボット7のハンド13の手先位置を当該位置指令が指示する位置に移動させるために必要となるロボット7の各アクチュエータAc1〜Ac6の各モータ15の目標回転角度等を演算し、対応するモータ位置指令を出力する。
サーボアンプ53は、上記モーション制御部51から入力されたモータ位置指令に基づいて、各アクチュエータAc1〜Ac6の各モータ15に供給する駆動電力の制御を行い、ロボット7の動作を制御する。
なお、上述した動作制御部35、嵌合位置推定部37、嵌合判定部39等における処理等は、これらの処理の分担の例に限定されるものではなく、例えば、更に少ない数の処理部(例えば1つの処理部)で処理されてもよく、また、更に細分化された処理部により処理されてもよい。また、上位コントローラ11及びロボットコントローラ9の各処理部は、モータMに駆動電力を給電する部分(サーボアンプ53等)のみ実際の装置により実装され、その他の機能は後述するCPU901(図18参照)が実行するプログラムにより実装されてもよいし、その一部又は全部がASICやFPGA、その他の電気回路等の実際の装置により実装されてもよい。さらに、上位コントローラ11とロボットコントローラ9の処理の分担は上記の例に限定されるものではなく、例えば動作制御部35、嵌合位置推定部37、嵌合判定部39等による処理の一部又は全部をロボットコントローラ9で行ってもよい。
<4.上位コントローラの制御内容及びワークの動作>
次に、図4及び図5乃至図14により、嵌合作業時に上位コントローラ11が実行する制御内容の一例及びワークの動作の一例について説明する。図4は、嵌合作業時に上位コントローラ11が実行する制御内容の一例を表すフローチャートである。図5乃至図14は、嵌合作業におけるワークの動作の一例を表す説明図である。
ステップS5では、上位コントローラ11は、動作制御部35により、モータ3のモータシャフト3BをZ軸に沿って負の方向に移動させ、減速機5の開口部5Dに挿入する。
ステップS10では、上位コントローラ11は、第4動作制御部47により、モータ3の出力ギア3CをX軸方向及びY軸方向に沿って移動させ、出力ギア3Cを減速機5の開口部5Dの内壁に押し当てる。
図5に、このときのワークの動作の一例を示す。図5に示す例では、モータ3の出力ギア3Cを減速機5の開口部5Dの内壁に対し、X軸方向正側、X軸方向負側、Y軸方向正側、Y軸方向負側の4方向に押し当てる。
図4に戻り、ステップS15では、上位コントローラ11は、嵌合位置推定部37により、上記ステップS10において出力ギア3Cを開口部5Dの内壁に押し当てた際の出力ギア3Cの位置(例えば回転軸心AxMの位置)に基づいて、出力ギア3Cを遊星歯車5Cに嵌合させることが可能なXY平面上の嵌合位置を算出する。前述のように、例えばX軸方向正側の押し当て位置がPpx、X軸方向負側の押し当て位置がPnx、Y軸方向正側の押し当て位置がPpy、Y軸方向負側の押し当て位置がPnyである場合、嵌合位置の座標を{(Ppx+Pnx)/2,(Ppy+Pny)/2}と算出する。
ステップS20では、上位コントローラ11は、第5動作制御部49により、出力ギア3C(モータシャフト3B)をXY平面方向に移動させて、上記ステップS15で算出した嵌合位置に移動させる。
ステップS25では、上位コントローラ11は、第1動作制御部41により、モータ3のモータシャフト3Bを、上記嵌合位置を通りZ軸に平行なZ軸AxZに沿って移動させ、出力ギア3Cを減速機5の遊星歯車5Cに突き当てる。
図6及び図7に、このときのワークの動作の一例を示す。図6に示すように、モータ3のモータシャフト3BがZ軸AxZに沿ってZ軸負の方向に移動される。その結果、図7に示すように、モータ3の出力ギア3Cが減速機5の遊星歯車5Cに突き当たる。なお、図7は3個の遊星歯車5Cに対する嵌合を2個の歯車に対する嵌合として概念的に図示している(図9、図11、図12、図14も同様)。また、この時点で仮に出力ギア3Cと遊星歯車5Cとの間に位相のずれ及び傾きのずれがない場合には、出力ギア3Cが遊星歯車5Cに嵌合されることとなるが、この例では位相のずれ及び傾きのずれの少なくとも一方が生じているものとする。
図4に戻り、ステップS30では、上位コントローラ11は、第2動作制御部43により、モータ3の出力ギア3Cを所定の力で減速機5の遊星歯車5Cに押し当てる。この所定の力による押し当ては、力覚センサ33の検出値に基づく力制御により実行される。
ステップS35では、上位コントローラ11は、第3動作制御部45により、モータ3を回転軸心AxM周りに一定の角度内で往復回転させることにより、出力ギア3Cを回転軸心AxM周りに一定の角度内で往復回転させる。なお、この際にモータ3の回転駆動は行われない。
図8及び図9に、このときのワークの動作の一例を示す。図8に示すように、モータ3が回転軸心AxM周りに一定の角度内で往復回転され、これに伴ってモータシャフト3B及び出力ギア3Cが回転軸心AxM周りに一定の角度内で往復回転される。このとき、図9に示すように、モータ3の出力ギア3Cの先端中心の制御点Pの位置が変動しないように往復回転動作が行われる。
図4に戻り、ステップS40では、上位コントローラ11は、第2動作制御部43により、モータシャフト3Bの回転軸心AxMのZ軸AxZに対する傾斜角度θを徐々に大きくすると共に、回転軸心AxMの傾斜方向をZ軸AxZ周りに旋回させる。
図10及び図11に、このときのワークの動作の一例を示す。図10に示すように、当該旋回動作は、Z軸に垂直な平面(XY平面)で見ると、モータシャフト3Bの回転軸心AxMがZ軸AxZを中心として旋回する渦巻きの軌道を描くような動作となる。また、旋回するにつれて回転軸心AxMとモータ3の底面との交点mはXY平面に垂直な方向、すなわちZ軸負の方向(下方向)へと動くことから、当該旋回動作は螺旋の軌道を描くような動作とも言うことができる。このとき、図11に示すように、モータ3の出力ギア3Cの先端中心の制御点Pの位置が変動しないように旋回動作が行われる。
なお、前述のように、上記ステップS35の往復回転動作とステップS40の旋回動作は同時に並行して行われる。
図4に戻り、ステップS45では、上位コントローラ11は、嵌合判定部39により、上記往復回転動作及び旋回動作の実行中に、出力ギア3Cと遊星歯車5Cとの相対距離が所定のしきい値を下回ったか否かを判定する。相対距離がしきい値以上である場合には(ステップS45:NO)、上記ステップS35に戻る。一方、相対距離がしきい値を下回った場合には(ステップS45:YES)、ステップS50に移る。
ステップS50では、上位コントローラ11は、第2動作制御部43及び第3動作制御部45により、上記ステップS35で開始した出力ギア3Cの回転軸心AxM周りの往復回転動作とステップS40で開始したZ軸AxZ周りの旋回動作とを停止する。
図12に、このときのワークの動作の一例を示す。図12に示すように、出力ギア3Cの往復回転動作と旋回動作により、出力ギア3Cと遊星歯車5Cとの位相のずれ及び傾きのずれが解消されると、出力ギア3Cが遊星歯車5Cに一定量だけ嵌合し、往復回転動作と旋回動作が停止される。
図4に戻り、ステップS55では、上位コントローラ11は、動作制御部35により、モータ3のモータシャフト3Bを回転軸心AxM(Z軸AxZと傾きのずれ分だけ相違)に沿って所定の力で移動させ、出力ギア3Cを遊星歯車5Cに押し込む。この所定の力による押し込みは、力覚センサ33の検出値に基づく力制御により実行される。なお、各モータ15のトルク制御により実行してもよい。
図13及び図14に、このときのワークの動作の一例を示す。図13及び図14に示すように、モータシャフト3Bが回転軸心AxMに沿って所定の力で押し込まれることにより、出力ギア3Cが遊星歯車5Cに押し込まれ、出力ギア3Cと遊星歯車5Cとの嵌合が完了する。その後、本フローを終了する。
<5.実施形態の効果>
以上説明したように、本実施形態の嵌合装置1は、モータ3をハンドリングするロボット7と、ロボット7を制御する上位コントローラ11と、を有し、上位コントローラ11は、モータ3の出力ギア3CをZ軸AxZに沿って移動させ、出力ギア3Cを減速機5の遊星歯車5Cに突き当てる第1の動作をロボット7に実行させる第1動作制御部41と、出力ギア3Cを所定の力で遊星歯車5Cに押し当てつつ、出力ギア3Cの回転軸心AxMのZ軸AxZに対する傾斜角度を徐々に大きくすると共に傾斜方向をZ軸AxZ周りに旋回させる第2の動作をロボット7に実行させる第2動作制御部43と、を有する。
嵌合装置1により嵌合作業を実行する場合、嵌合部(本実施形態では出力ギア3C)と被嵌合部(本実施形態では遊星歯車5C)との間に傾きのずれがあると、嵌合作業の達成の障害となりうる。傾きのずれは、傾きの方向のずれと傾きの大きさ(角度)のずれに分けられる。本実施形態によれば、上記旋回動作により、傾きの方向のずれと傾きの大きさのずれの両方を網羅的に補正することが可能となり、出力ギア3Cと遊星歯車5Cとの間に傾きのずれがある場合でも効率的に解消することができる。また、傾斜角度の変化速度を小さくすることにより、動作精度を高めることができ、よりクリアランスの小さい精密な嵌合が可能となる。したがって、嵌合の成功率を高めることができる。
また、本実施形態では特に、上位コントローラ11は、出力ギア3Cの回転軸心AxM周りの回転である第3の動作をロボット7に実行させる第3動作制御部45を有する。
嵌合装置1により、例えば歯車嵌合やスプライン嵌合等を実行する場合、嵌合部と被嵌合部との間に軸心周りの位相のずれがあると、嵌合作業の達成の障害となりうる。本実施形態によれば、出力ギア3Cの回転軸心AxM周りの回転を実行することにより、出力ギア3Cと遊星歯車5Cとの間に位相のずれがある場合でも解消することができる。また、回転速度を小さくすることにより、動作精度を高めることができ、よりクリアランスの小さい精密な嵌合が可能となる。したがって、歯車嵌合やスプライン嵌合等の成功率を高めることができる。
また、本実施形態では特に、減速機5は、モータ3の出力ギア3C(又はモータシャフト3B)をZ軸AxZに垂直なXY平面方向に押し当て可能な開口部5Dを有しており、上位コントローラ11は、出力ギア3CをXY平面方向に沿って移動させ、出力ギア3Cを開口部5Dの内壁に押し当てる第4の動作をロボット7に実行させる第4動作制御部47と、出力ギア3Cを開口部5Dに押し当てた際の出力ギア3Cの位置に基づいて、出力ギア3CのXY平面方向における嵌合位置を推定する嵌合位置推定部37と、出力ギア3CXY平面方向に移動させて嵌合位置に移動させる第5の動作をロボット7に実行させる第5動作制御部49と、を有する。
嵌合装置1により嵌合作業を実行する場合、嵌合部と被嵌合部との間に嵌合方向に垂直な面方向の位置ずれがあると、嵌合作業の達成の障害となりうる。本実施形態によれば、モータ3の出力ギア3Cを減速機5の開口部5Dに押し当てる動作により、XY平面方向における嵌合可能な嵌合位置を自動的に推定できる。そして、出力ギア3CをXY平面方向に移動させて推定した嵌合位置に移動させることにより、出力ギア3Cと遊星歯車5Cとの間に嵌合方向に垂直な面方向の位置ずれがある場合でも解消することができる。したがって、嵌合の成功率を高めることができる。
また、本実施形態では特に、上位コントローラ11は、第2の動作の実行中に出力ギア3Cと遊星歯車5Cとの相対距離が所定のしきい値を下回ったか否かを判定する嵌合判定部39を有し、第2動作制御部43は、嵌合判定部39により相対距離がしきい値を下回ったと判定された場合に、第2の動作を停止する。
これにより、出力ギア3Cと遊星歯車5Cとの間の傾きのずれが解消された場合に、直ちに第2の動作を停止させることができる。したがって、その後の挿入動作に速やかに移行することが可能となり、嵌合作業に要する作業時間を短縮できる。また、嵌合後に無理な力がかかることにより出力ギア3C又は遊星歯車5C等に変形や破損等が生じることを防止できる。
また、本実施形態では特に、上位コントローラ11は、ロボット7がモータ3の出力ギア3Cの先端位置を制御点Pとしてモータ3をハンドリングするように制御する。これにより、出力ギア3Cの先端位置を基準とした高精度な動作を実行することが可能となる。
また、本実施形態では特に、ロボット7は、モータ3から受ける反力を検出する力覚センサ33を有する。これにより、力覚センサ33の検出結果を用いた高精度な力制御が可能となる。したがって、出力ギア3Cの開口部5Dへの押し当て動作や、出力ギア3Cの遊星歯車5Cへの突き当て動作等の力制御による動作の精度を高めることができる。
また、本実施形態では特に、モータ3の出力ギア3Cは、減速機5の遊星歯車機構5Aの太陽歯車を構成しており、減速機5の遊星歯車機構5Aは、出力ギア3Cとそれぞれ噛み合う複数の遊星歯車5Cを有する。
遊星歯車機構5Aを構成する太陽歯車である出力ギア3Cを複数の遊星歯車5Cに嵌合させる作業を実行する場合、出力ギア3Cと複数の遊星歯車5Cとが噛み合う必要があるため、両者の間に、嵌合方向に垂直な面方向の位置ずれ、位相のずれ、傾きのずれのいずれか1つでも存在すると、嵌合作業の達成の障害となりうる。本実施形態では、以上説明した一連の動作により位置ずれ、位相のずれ、傾きのずれのいずれも解消することができ、嵌合の成功率を高めることができる。
<6.変形例>
なお、開示の実施形態は、上記に限られるものではなく、その趣旨及び技術的思想を逸脱しない範囲内で種々の変形が可能である。
例えば、以上では、遊星歯車機構を構成する太陽歯車を複数の遊星歯車に嵌合させる場合を例にとって説明したが、嵌合装置1は、上記以外のギア嵌合に対しても適用可能である。例えば、遊星歯車機構のいずれかの遊星歯車又は内歯車をその他の歯車に嵌合させる場合に適用してもよい。また、その他の歯車機構、例えば波動歯車機構を構成するフレックススプラインをサーキュラスプラインに嵌合させる場合等に適用してもよい。また、嵌合対象の歯車を複数の歯車に対して嵌合させる場合に限定されるものではなく、単数の歯車に対して嵌合させる場合に適用してもよい。
また例えば、以上ではギア嵌合を例にとって説明したが、嵌合装置1は、例えば図15乃至図17に示すようなスプライン嵌合等の作業にも適用可能である。図15乃至図17に示す例では、外周面に複数の歯55が形成されたスプライン軸57(嵌合部の一例)を有する第1のワーク59を、対応する形状のスプライン穴61(被嵌合部の一例)が形成された第2のワーク63に嵌合させる。このような第1のワーク59及び第2のワーク63による嵌合は、例えばプロペラシャフトとプロペラとの嵌合等に利用される。このようなスプライン嵌合を実行する場合にも、上記実施形態と同様の効果を得ることができる。
また、上記の他にも、例えば多角形状(四角形、六角形等)の軸と穴の嵌合や、楕円形状の軸と穴の嵌合等、位相のずれが生じうる嵌合作業であれば、嵌合装置1を適用することができる。さらには、位相のずれが生じない、例えば円形状の軸と穴との嵌合の場合でも、傾きのずれが生じうる嵌合作業であれば、嵌合装置1を適用することが可能である。
また、以上では、嵌合部(出力ギア3C)を備えた第1のワーク(モータ3)をハンドリングして被嵌合部(遊星歯車5C)を備えた第2のワーク(減速機5)に嵌合させる場合を例にとって説明したが、これに限定されるものではない。例えば、被嵌合部(遊星歯車5C)を備えた第2のワーク(減速機5)をハンドリングして嵌合部(出力ギア3C)を備えた第1のワーク(モータ3)に嵌合させてもよい。この場合には、上記実施形態においてモータ3に対して実行した動作に対応する相対的な動作を減速機5に対して実行すればよい。
具体的には、第1動作制御部41は、減速機5をZ軸AxZに沿って移動させ、減速機5の遊星歯車5Cをモータ3の出力ギア3Cに突き当てる第1の動作をロボット7に実行させる。また、第2動作制御部43は、減速機5の遊星歯車5Cを所定の力でモータ3の出力ギア3Cに押し当てつつ、減速機5の回転軸心AxR(図2に示すように、3個の遊星歯車5C間の隙間の軸心であり、嵌合された出力ギア3Cの回転軸心AxMと一致する。第2軸心の一例)のZ軸AxZに対する傾斜角度θを徐々に大きくすると共に、回転軸心AxRの傾斜方向をZ軸AxZ周りに旋回させる第2の動作をロボット7に実行させる。また、第3動作制御部45は、減速機5の遊星歯車機構5Aを回転軸心AxR周りに回転させる第3の動作をロボット7に実行させる。第4動作制御部47は、減速機5をXY平面方向に沿って移動させ、モータ3の出力ギア3Cを筐体5Bの開口部5Dの内壁に押し当てる第4の動作をロボット7に実行させる。嵌合位置推定部37は、出力ギア3Cを開口部5Dの内壁に押し当てた際の減速機5の位置(例えば回転軸心AxRの位置)に基づいて、3個の遊星歯車5Cを出力ギア3Cに嵌合させることが可能な嵌合位置を推定する。第5動作制御部49は、減速機5をXY平面方向に移動させて、上記嵌合位置推定部37により推定した嵌合位置に移動させる。
また例えば、嵌合部(出力ギア3C)を備えた第1のワーク(モータ3)と、被嵌合部(遊星歯車5C)を備えた第2のワーク(減速機5)の両方をハンドリングして、嵌合作業を実行してもよい。この場合には、上記実施形態においてモータ3に対して実行した動作に対応する相対的な動作を、モータ3と減速機5の両方に対して実行すればよい。この場合、ロボット7を2台使用してもよいし、例えば双腕型のロボットを使用して各アームで第1のワークと第2のワークをそれぞれハンドリングしてもよい。
<7.コントローラのハードウェア構成例>
次に、図18を参照しつつ、上記で説明したCPU901が実行するプログラムにより実装された動作制御部35、嵌合位置推定部37、及び嵌合判定部39等による処理を実現する上位コントローラ11のハードウェア構成例について説明する。なお、ロボットコントローラ9についても同様のハードウェア構成としてもよい。この場合には図18中では、モータ15に駆動電力を給電する機能に係る構成についての図示が省略される。
図18に示すように、上位コントローラ11は、例えば、CPU901と、ROM903と、RAM905と、ASIC又はFPGA等の特定の用途向けに構築された専用集積回路907と、入力装置913と、出力装置915と、記録装置917と、ドライブ919と、接続ポート921と、通信装置923とを有する。これらの構成は、バス909や入出力インターフェース911を介し相互に信号を伝達可能に接続されている。
プログラムは、例えば、ROM903やRAM905、例えばハードディスク等である記録装置917等に記録しておくことができる。
また、プログラムは、例えば、フレキシブルディスクなどの磁気ディスク、各種のCD・MOディスク・DVD等の光ディスク、半導体メモリ等のリムーバブルな記録媒体925に、一時的又は非一時的(永続的)に記録しておくこともできる。このような記録媒体925は、いわゆるパッケージソフトウエアとして提供することもできる。この場合、これらの記録媒体925に記録されたプログラムは、ドライブ919により読み出されて、入出力インターフェース911やバス909等を介し上記記録装置917に記録されてもよい。
また、プログラムは、例えば、ダウンロードサイト・他のコンピュータ・他の記録装置等(図示せず)に記録しておくこともできる。この場合、プログラムは、LANやインターネット等のネットワークNWを介し転送され、通信装置923がこのプログラムを受信する。そして、通信装置923が受信したプログラムは、入出力インターフェース911やバス909等を介し上記記録装置917に記録されてもよい。
また、プログラムは、例えば、適宜の外部接続機器927に記録しておくこともできる。この場合、プログラムは、適宜の接続ポート921を介し転送され、入出力インターフェース911やバス909等を介し上記記録装置917に記録されてもよい。
そして、CPU901が、上記記録装置917に記録されたプログラムに従い各種の処理を実行することにより、上記の動作制御部35、嵌合位置推定部37、及び嵌合判定部39等による処理が実現される。この際、CPU901は、例えば、上記記録装置917からプログラムを直接読み出して実行してもよいし、RAM905に一旦ロードした上で実行してもよい。更にCPU901は、例えば、プログラムを通信装置923やドライブ919、接続ポート921を介し受信する場合、受信したプログラムを記録装置917に記録せずに直接実行してもよい。
また、CPU901は、必要に応じて、例えばマウス・キーボード・マイク(図示せず)等の入力装置913から入力する信号や情報に基づいて各種の処理を行ってもよい。
そして、CPU901は、上記の処理を実行した結果を、例えば表示装置や音声出力装置等の出力装置915から出力してもよく、さらにCPU901は、必要に応じてこの処理結果を通信装置923や接続ポート921を介し送信してもよく、上記記録装置917や記録媒体925に記録させてもよい。
なお、以上の説明において、「垂直」「平行」「平面」等の記載がある場合には、当該記載は厳密な意味ではない。すなわち、それら「垂直」「平行」「平面」とは、設計上、製造上の公差、誤差が許容され、「実質的に垂直」「実質的に平行」「実質的に平面」という意味である。
また、以上の説明において、外観上の寸法や大きさ、形状、位置等が「同一」「同じ」「等しい」「異なる」等の記載がある場合は、当該記載は厳密な意味ではない。すなわち、それら「同一」「同じ」「等しい」「異なる」とは、設計上、製造上の公差、誤差が許容され、「実質的に同一」「実質的に同じ」「実質的に等しい」「実質的に異なる」という意味である。
但し、例えばしきい値(図4のフローチャート参照)や基準値等、所定の判定基準となる値あるいは区切りとなる値の記載がある場合は、それらに対しての「同一」「等しい」「異なる」等は、上記とは異なり、厳密な意味である。
また、以上既に述べた以外にも、上記実施形態や各変形例による手法を適宜組み合わせて利用しても良い。その他、一々例示はしないが、上記実施形態や各変形例は、その趣旨を逸脱しない範囲内において、種々の変更が加えられて実施されるものである。
1 嵌合装置
3 モータ(第1のワーク)
3C 出力ギア(嵌合部、太陽歯車)
5 減速機(第2のワーク)
5A 遊星歯車機構
5C 遊星歯車(被嵌合部)
5D 開口部(押し当て部)
7 ロボット(ハンドリング装置)
9 ロボットコントローラ
11 上位コントローラ(コントローラ)
33 力覚センサ
37 嵌合位置推定部
39 嵌合判定部
41 第1動作制御部
43 第2動作制御部
45 第3動作制御部
47 第4動作制御部
49 第5動作制御部
57 スプライン軸(嵌合部)
59 第1のワーク
61 スプライン穴(被嵌合部)
63 第2のワーク
AxM 回転軸心(第1軸心)
AxZ Z軸(所定の軸)
P 制御点

Claims (11)

  1. 第1のワーク又は第2のワークの少なくとも一方をハンドリングするハンドリング装置と、
    前記ハンドリング装置を制御するコントローラと、を有し、
    前記コントローラは、
    前記第1のワークの嵌合部又は前記第2のワークの被嵌合部の少なくとも一方を所定の軸に沿って移動させ、前記嵌合部を前記被嵌合部に突き当てる第1の動作を前記ハンドリング装置に実行させる第1動作制御部と、
    前記嵌合部又は前記被嵌合部の少なくとも一方を所定の力で他方に押し当てつつ、前記嵌合部の第1軸心又は前記被嵌合部の第2軸心の少なくとも一方の前記所定の軸に対する傾斜角度を徐々に大きくすると共に傾斜方向を前記所定の軸周りに旋回させる第2の動作を前記ハンドリング装置に実行させる第2動作制御部と、を有する
    ことを特徴とする嵌合装置。
  2. 前記コントローラは、
    前記嵌合部の前記第1軸心周りの回転、又は、前記被嵌合部の前記第2軸心周りの回転、の少なくとも一方である第3の動作を前記ハンドリング装置に実行させる第3動作制御部を有する
    ことを特徴とする請求項1に記載の嵌合装置。
  3. 前記第2のワークは、
    前記嵌合部を前記所定の軸に垂直な面方向に押し当て可能な押し当て部を有しており、
    前記コントローラは、
    前記嵌合部又は前記押し当て部の少なくとも一方を前記面方向に沿って移動させ、前記嵌合部を前記押し当て部に押し当てる第4の動作を前記ハンドリング装置に実行させる第4動作制御部と、
    前記嵌合部を前記押し当て部に押し当てた際の前記嵌合部又は前記被嵌合部の少なくとも一方の位置に基づいて、前記嵌合部又は前記被嵌合部の少なくとも一方の前記面方向における嵌合位置を推定する嵌合位置推定部と、
    前記嵌合部又は前記被嵌合部の少なくとも一方を前記面方向に移動させて前記嵌合位置に移動させる第5の動作を前記ハンドリング装置に実行させる第5動作制御部と、を有する
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の嵌合装置。
  4. 前記コントローラは、
    前記第2の動作の実行中に前記嵌合部と前記被嵌合部との相対距離が所定のしきい値を下回ったか否かを判定する嵌合判定部を有し、
    前記第2動作制御部は、
    前記嵌合判定部により前記相対距離が前記しきい値を下回ったと判定された場合に、前記第2の動作を停止する
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の嵌合装置。
  5. 前記コントローラは、
    前記ハンドリング装置が前記嵌合部の先端位置を制御点として前記第1のワークをハンドリングするように制御する
    ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の嵌合装置。
  6. 前記ハンドリング装置は、
    前記第1のワーク及び前記第2のワークの少なくとも一方から受ける反力を検出する力覚センサを有する
    ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の嵌合装置。
  7. 前記嵌合部は、遊星歯車機構を構成する太陽歯車を有しており、
    前記被嵌合部は、前記太陽歯車とそれぞれ噛み合う複数の遊星歯車を有する
    ことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の嵌合装置。
  8. 第1のワーク又は第2のワークの少なくとも一方をハンドリングするハンドリング装置により、前記第1のワークの嵌合部又は前記第2のワークの被嵌合部の少なくとも一方を所定の軸に沿って移動させ、前記嵌合部を前記被嵌合部に突き当てることと、
    前記ハンドリング装置により、前記嵌合部又は前記被嵌合部の少なくとも一方を所定の力で他方に押し当てつつ、前記嵌合部の第1軸心又は前記被嵌合部の第2軸心の少なくとも一方の前記所定の軸に対する傾斜角度を徐々に大きくすると共に傾斜方向を前記所定の軸周りに回転させることと、を有する
    ことを特徴とする嵌合方法。
  9. 前記ハンドリング装置により、前記嵌合部の前記第1軸心周りの回転、又は、前記被嵌合部の前記第2軸心周りの回転、の少なくとも一方を実行すること、をさらに有する
    ことを特徴とする請求項8に記載の嵌合方法。
  10. 前記第2のワークは、
    前記嵌合部を前記所定の軸に垂直な面方向に押し当て可能な押し当て部を有しており、
    前記嵌合部又は前記押し当て部の少なくとも一方を前記面方向に沿って移動させ、前記嵌合部を前記押し当て部に押し当てることと、
    前記嵌合部を前記押し当て部に押し当てた際の前記嵌合部又は前記被嵌合部の少なくとも一方の位置に基づいて、前記嵌合部又は前記被嵌合部の少なくとも一方の前記面方向における嵌合位置を推定することと、
    前記嵌合部又は前記被嵌合部の少なくとも一方を前記面方向に移動させて前記嵌合位置に移動させることと、をさらに有する
    ことを特徴とする請求項8又は9に記載の嵌合方法。
  11. 第1のワーク又は第2のワークの少なくとも一方をハンドリングするハンドリング装置を制御するコントローラに、
    前記ハンドリング装置により、前記第1のワークの嵌合部又は前記第2のワークの被嵌合部の少なくとも一方を所定の軸に沿って移動させ、前記嵌合部を前記被嵌合部に突き当てることと、
    前記ハンドリング装置により、前記嵌合部又は前記被嵌合部の少なくとも一方を所定の力で他方に押し当てつつ、前記嵌合部の第1軸心又は前記被嵌合部の第2軸心の少なくとも一方の前記所定の軸に対する傾斜角度を徐々に大きくすると共に傾斜方向を前記所定の軸周りに回転させることと、
    を実行させるためのプログラム。
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