JP2021018704A - Ｐｏｓ操作練習システム、ｐｏｓ操作練習方法、通信端末、及びプログラム - Google Patents

Abstract

【課題】ＰＯＳ操作の練習を行おうとするユーザーの練習項目選択時の負担を軽減する。【解決手段】ＰＯＳ端末１０は、ユーザーがユーザーコードを入力した後練習モードを選択すると通信端末２０に当該選択の情報と前記ユーザーコードとを送信し、通信端末２０は、前記選択の情報と前記ユーザーコードとを受信すると前記ユーザーコードに対応する複数のＰＯＳ操作練習用シナリオを表示し、前記ユーザーが前記ユーザーコードに対応する複数のＰＯＳ操作練習用シナリオのうちの１つを選択すると選択されたＰＯＳ操作練習用シナリオに沿って前記ＰＯＳ端末を操作するためのガイダンスを表示し、ＰＯＳ端末１０は、前記ユーザーが前記ガイダンスに従ってＰＯＳ端末１０を操作するとＰＯＳ端末操作情報を通信端末２０に送信し、通信端末２０は、前記選択されたＰＯＳ操作練習用シナリオに対する前記ＰＯＳ端末操作情報の正誤を判断して結果を表示する。【選択図】図１

Description

本発明は、ＰＯＳ操作練習システム、ＰＯＳ操作練習方法、通信端末、及びプログラムに関する。

小売店及び飲食店等の店舗では、客が支払う代金の決済を行うためにＰＯＳ（Point of Sales）端末を導入している。ＰＯＳ端末は、代金決済を行う通常モードに加えて、店舗の従業員等が当該ＰＯＳ端末の操作を練習するための練習モードを有することがある。

例えば特許文献１には、トレーニングモードを有する貨幣処理装置を使用して、操作者が操作訓練を行う技術が開示されている。

特開２０１９−０５３４９９号公報

特許文献１に開示されている技術では、貨幣処理装置が備えるトレーニング記憶部が複数の訓練項目を記憶している。操作者は、操作訓練を実施しようとするたびに、訓練項目一覧画面を操作表示部に表示させ、複数の訓練項目の中から１つの訓練項目を選択するための操作を行わなければならなかった。

本発明は、このような問題点に鑑みなされたものであり、ＰＯＳ操作の練習を行おうとするユーザーの練習項目選択時の負担を軽減することが可能なＰＯＳ操作練習システム、ＰＯＳ操作練習方法、通信端末、及びプログラムを提供することを目的とする。

本発明の一態様に係るＰＯＳ操作練習システムは、
少なくとも通常モードと練習モードとを有するＰＯＳ端末と、
前記ＰＯＳ端末と通信可能に接続されるサーバーと、
前記サーバーと通信可能に接続されると共に複数のＰＯＳ操作練習用シナリオを記憶する通信端末と、を備え、
前記ＰＯＳ端末は、ユーザーがユーザーコードを入力した後、前記練習モードを選択すると、前記サーバーを介して前記通信端末に、当該選択の情報と前記ユーザーのユーザーコードとを送信し、
前記通信端末は、前記選択の情報と前記ユーザーのユーザーコードとを受信すると、前記ユーザーコードに対応する複数のＰＯＳ操作練習用シナリオを前記ユーザーが選択可能であるように表示し、前記ユーザーが前記ユーザーコードに対応する複数のＰＯＳ操作練習用シナリオのうちの１つを選択すると、選択されたＰＯＳ操作練習用シナリオに沿って前記ユーザーが前記ＰＯＳ端末を操作するためのガイダンスを表示し、
前記ＰＯＳ端末は、前記ユーザーが前記ガイダンスに従って前記ＰＯＳ端末を操作すると、前記サーバーを介してＰＯＳ端末操作情報を前記通信端末に送信し、
前記通信端末は、前記選択されたＰＯＳ操作練習用シナリオに対する前記ＰＯＳ端末操作情報の正誤を判断してその結果を表示する。

本発明の一態様に係るＰＯＳ操作練習方法は、
ＰＯＳ端末にユーザーコードが入力されて前記ＰＯＳ端末がユーザーの操作によって練習モードに切り替えられると、前記ＰＯＳ端末にサーバーを介して通信可能に接続された通信端末に、前記ユーザーが選択可能であるように前記ユーザーコードに対応する複数のＰＯＳ操作練習用シナリオを表示する工程と、
前記ユーザーが前記ユーザーコードに対応する複数のＰＯＳ操作練習用シナリオのうち１つを選択すると、選択されたシナリオに沿って前記ユーザーが前記ＰＯＳ端末を操作するためのガイダンスを前記通信端末に表示する工程と、
前記ユーザーが前記ガイダンスに従って行った前記ＰＯＳ端末の操作の正誤を判断してその結果を前記通信端末に表示する工程と、を備える。

本発明の一態様に係る通信端末は、
サーバーを介してＰＯＳ端末と通信可能であると共に複数のＰＯＳ操作練習用シナリオを記憶し、
ユーザーが前記ＰＯＳ端末にユーザーコードを入力した後、前記ＰＯＳ端末において練習モードを選択した際に、サーバーを介して当該選択の情報と前記ユーザーのユーザーコードとを受信して、前記ユーザーコードに対応する複数のＰＯＳ操作練習用シナリオを前記ユーザーが選択可能であるように表示し、
前記ユーザーが前記ユーザーコードに対応する複数のＰＯＳ操作練習用シナリオのうちの１つを選択すると、選択されたシナリオに沿って前記ユーザーが前記ＰＯＳ端末を操作するためのガイダンスを表示し、
前記ユーザーが前記ガイダンスに従って前記ＰＯＳ端末を操作すると、当該操作の情報を受信して、前記選択されたシナリオに対する当該操作の正誤を判断してその結果を表示する。

本発明の一態様に係るプログラムは、
ＰＯＳ操作練習システムにおいて通信端末として動作するコンピュータに、
ユーザーがＰＯＳ端末にユーザーコードを入力した後、前記ＰＯＳ端末において練習モードを選択した際に、サーバーを介して当該選択の情報と前記ユーザーのユーザーコードとを受信して、前記ユーザーコードに対応する複数のＰＯＳ操作練習用シナリオをユーザーが選択可能であるように表示する工程と、
ユーザーが前記ユーザーコードに対応する複数のＰＯＳ操作練習用シナリオのうち１つを選択すると、選択されたシナリオに沿って前記ユーザーが前記ＰＯＳ端末を操作するためのガイダンスを表示する工程と、
前記ユーザーが前記ガイダンスに従って行った操作の正誤を判断してその結果を前記通信端末に表示する工程と、を実行させる。

本発明によれば、ＰＯＳ操作の練習を行おうとするユーザーの練習項目選択時の負担を軽減することが可能なＰＯＳ操作練習システム、ＰＯＳ操作練習方法、通信端末、及びプログラムを提供することができる。

本実施の形態に係るＰＯＳ操作練習システムの構成を示す全体図である。 本実施の形態に係るＰＯＳ操作練習システムの一動作例を示すシーケンスチャートである。 ＰＯＳ端末の構成を示すブロック図である。 ＰＯＳ端末の一動作例を示すフローチャートである。 通信端末の構成を示すブロック図である。 通信端末の一動作例を示すフローチャートである。 通信端末が備えるディスプレイの表示画面の一具体例である。 通信端末が備えるディスプレイの表示画面の一具体例である。 通信端末が備えるディスプレイの表示画面の一具体例である。 サーバーの構成を示すブロック図である。 サーバーに記憶されているシナリオ一覧の例である。 シナリオ登録されたボタン種別の一覧の例である。 シナリオ情報の一具体例である。 シナリオ情報の一具体例である。 シナリオ情報の一具体例である。

以下、本発明を適用した具体的な実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。ただし、本発明が以下の実施の形態に限定される訳ではない。また、説明を明確にするため、以下の記載及び図面は、適宜、簡略化されている。

（実施の形態）
まず、図１を参照して、本実施の形態に係るＰＯＳ操作練習システムの構成について説明する。図１は、本実施の形態に係るＰＯＳ操作練習システムの構成を示す全体図である。図１に示すように、ＰＯＳ操作練習システム１は、ＰＯＳ端末１０、通信端末２０、及びサーバー３０を備える。

ＰＯＳ端末１０は、ユーザーの操作によって小売店等の店舗において客が購入する商品の代金の決済を行い、レシートを発行する装置である。ＰＯＳ端末１０は、決済処理を行った時点での売上等を管理する。ＰＯＳ端末１０は、通常モードと練習モードとを有する。通常モードでは、ユーザーがＰＯＳ端末１０を操作して清算処理を行うと、レシートが発行され、売上明細が記憶される。一方、練習モードでは、ユーザーがＰＯＳ端末１０を操作してもレシートの発行が行われず、売上明細が記憶されない。

ＰＯＳ端末１０は、サーバー３０と通信可能に接続されている。サーバー３０は、複数のＰＯＳ操作練習用シナリオを記憶している。サーバー３０は、通信端末２０と通信可能に接続されている。すなわち、ＰＯＳ端末１０は、サーバー３０を介して通信端末２０に通信可能に接続されている。通信端末２０は、タブレット端末等の汎用機である。通信端末２０は、サーバー３０から複数のＰＯＳ操作練習シナリオを受信して記憶することができる。

次に、図２を参照して、本実施の形態に係るＰＯＳ操作練習システムの動作の一例について説明を行う。図２は、本実施の形態に係るＰＯＳ操作練習システムの一動作例を示すシーケンスチャートである。ＰＯＳ操作の練習を行う際には、図２に示すように、まず、ユーザーが、ＰＯＳ端末１０を操作して練習モードを選択する（ステップＳ１０１）。ＰＯＳ端末１０は、練習モードが選択されると、通常モードから練習モードに切り替わる（ステップＳ１０２）。そして、ＰＯＳ端末１０は、少なくとも、ユーザーが練習モードを選択した情報であるモード選択情報をサーバー３０に送信する（ステップＳ１０３）。

ＰＯＳ端末１０は、通常、セキュリティ保護のため、使用されないときにはロックが掛けられており、ユーザーがＰＯＳ端末１０を操作する際には、ユーザーコードを入力してロックを解除する。つまり、ユーザーは、通常、練習モードを選択する（ステップＳ１０１）前に、ＰＯＳ端末１０にユーザーコードを入力している。ステップＳ１０３では、ＰＯＳ端末１０は、モード選択情報に加えて、ユーザーが予め入力したユーザーコードをサーバー３０に送信する。サーバー３０は、ＰＯＳ端末１０から受信した情報を、通信端末２０に送信する（ステップＳ１０４）。

通信端末２０は、予めサーバー３０から複数のＰＯＳ操作練習用シナリオを受信して記憶している。通信端末２０は、ステップＳ１０４においてサーバー３０からユーザーコードとモード選択情報を受信すると、当該ユーザーコードと当該モード選択情報に基づいてユーザーが選択可能であるようにボタンを表示する（ステップＳ１０５）。具体的には、通信端末２０は、ユーザーコードとモード選択情報に基づいて、予めユーザーコードと対応する複数のＰＯＳ操作練習用シナリオのそれぞれをユーザーが選択可能であるようにボタンとして表示する。通信端末２０は、ユーザーごとに、ユーザーコードと対応付けて、予めユーザーによって選択された複数のＰＯＳ操作練習用シナリオに関する情報を、ユーザー情報として記憶している。

ユーザーは、通信端末２０に表示されたボタンのうちの１つを選択することによって、複数のＰＯＳ操作練習用シナリオのうちの１つを選択する（ステップＳ１０６）。通信端末２０は、１つのシナリオが選択されると、当該シナリオに沿ってＰＯＳ端末１０を操作するために必要なメッセージ及び画像等、すなわちガイダンスを表示する（ステップＳ１０７）。ユーザーは、通信端末２０に表示されたガイダンスに従ってＰＯＳ端末１０を操作する（ステップＳ１０８）。

ＰＯＳ端末１０は、ユーザーがステップＳ１０８においてＰＯＳ端末１０を操作したことを示す情報であるＰＯＳ端末操作情報をサーバー３０に送信する（ステップＳ１０９）。サーバー３０は、ＰＯＳ端末１０から受信したＰＯＳ端末操作情報を通信端末２０に送信する（ステップＳ１１０）。通信端末２０は、受信したＰＯＳ端末操作情報とステップＳ１０６において選択されたシナリオとを照合し（ステップＳ１１１）、その正誤を表示する。

受信したＰＯＳ端末操作情報とステップＳ１０６において選択されたシナリオとが一致していた場合、通信端末２０は、次なるガイダンスを表示する。受信したＰＯＳ端末操作情報とステップＳ１０６において選択されたシナリオとが一致していなかった場合、通信端末２０は、ユーザーに同じ操作をもう一度行うように促すガイダンスを表示する。ユーザーは、ＰＯＳ端末操作練習を終了する際には、ＰＯＳ端末１０を操作して通常モードを選択する。このように、ＰＯＳ操作練習システム１は、予めユーザーによって選択された複数のＰＯＳ操作練習用シナリオを、選択可能であるように表示するので、ユーザーの練習項目選択時の負担を軽減することができる。また、ＰＯＳ操作練習システム１は、ユーザーがＰＯＳ操作を練習する際に、教育者等から直接指導を受ける必要がない。そのため、ユーザーは、教育者等の都合に関わらず、ＰＯＳ操作の練習を行うことができる。また、ユーザーは、教育者等のスキルに左右されずにＰＯＳ操作の練習を行うことができる。

次に、図３及び図４を参照して、ＰＯＳ端末１０の構成及び動作の一例を詳細に説明する。図３は、ＰＯＳ端末の構成を示すブロック図である。図４は、ＰＯＳ端末の一動作例を示すフローチャートである。図３に示すように、ＰＯＳ端末１０は、タッチパネル１００、キーボード１０１、ディスプレイ１０２、及びデータ送受信部１０３を備える。ＰＯＳ端末１０は、さらに、売上情報保存部１０４、商品情報検索部１０５、金額計算部１０６、売上情報表示部１０７、商品情報データベース１０８、及びメニュー画面情報データベース１０９を備える。

タッチパネル１００は、ディスプレイ１０２に重ねられて配置されている。図３に示すＰＯＳ端末１０は、通常モードにおいて、ディスプレイ１０２上に商品ボタン等が表示されている。ユーザーは、ディスプレイ１０２に表示された商品ボタンを見てタッチパネル１００をタッチする。タッチパネル１００は、商品情報検索部１０５に接続されている。商品情報検索部１０５は、商品情報データベース１０８に登録された商品情報を検索して、ユーザーがタッチした商品ボタンに相当する商品の商品情報を取得する。

商品情報データベース１０８に登録されている商品情報は、商品名及び価格を含む。商品情報検索部１０５は、取得した商品情報を金額計算部１０６に渡す。金額計算部１０６は、受け取った商品情報が含む商品名及び価格を、メニュー画面情報データベース１０９にメニュー画面情報として記憶する。メニュー画面情報データベース１０９に記憶されているメニュー画面情報は、売上情報表示部１０７に渡される。売上情報表示部１０７は、受け取ったメニュー画面情報をディスプレイ１０２に表示する。また、商品情報検索部１０５は、取得した商品情報を売上情報保存部１０４に渡す。売上情報保存部１０４は、受け取った商品情報を保存する。

ディスプレイ１０２には、練習ボタンが表示されている。ＰＯＳ端末１０は、ユーザーがディスプレイ１０２に表示された練習ボタンをタッチすることによって、通常モードと練習モードとを切り替えることができる。通常モード時にユーザーが練習ボタンをタッチした場合のＰＯＳ端末１０の一動作例を図４に示す。図４に示すように、商品情報検索部１０５は、ディスプレイ１０２に表示されたボタンがタッチされると、当該ボタンについて商品情報データベース１０８において検索し（ステップＳ２０１）、タッチされたボタンが練習ボタンであったか否かを判断する（ステップＳ２０２）。タッチされたボタンが練習ボタン以外のボタンであった場合（ステップＳ２０２Ｎｏ）、練習モードへの切り替えを行わずに、タッチされたボタンの内容に応じて処理を行う（ステップＳ２０５）。具体的には、上述したように、通常モードにおいて商品ボタンがタッチされた場合の処理を行う。

タッチされたボタンが練習ボタンであった場合（ステップＳ２０２Ｙｅｓ）、商品情報検索部１０５は、売上情報保存部１０４及び金額計算部１０６に練習モードに切り替えることを指示する。金額計算部１０６は、練習モードに切り替える指示を受けると、メニュー画面情報データベース１０９に練習モード中であることを示すフラグをセットする（ステップＳ２０３）。また、データ送受信部１０３は、練習モードに切り替える指示を受けると、練習モードに切り替えることを示す情報であるモード切替情報と、ユーザーコードと、を、サーバー３０に送信する。データ送受信部１０３が送信したモード切替情報及びユーザーコードは、サーバー３０が備えるデータ送受信部３０２（図１０参照）を介して通信端末２０に送信される。このようにして、図２に示すステップＳ１０１〜ステップＳ１０４は実行される。

次に、図５〜９を参照して、通信端末２０の構成及び動作の一例を詳細に説明する。図５は、通信端末の構成を示すブロック図である。図６は、通信端末の一動作例を示すフローチャートである。図７は、通信端末が備えるディスプレイの表示画面の一具体例である。図８は、通信端末が備えるディスプレイの表示画面の一具体例である。図９は、通信端末が備えるディスプレイの表示画面の一具体例である。

通信端末２０は、タッチパネル２００、ディスプレイ２０１、データ送受信部２０２、入力情報検索部２０３、売上情報表示部２０４、メッセージ情報データベース２０５、シナリオ情報データベース２０６、及びメニュー画面情報データベース２０７を備える。データ送受信部２０２は、サーバー３０が備えるデータ送受信部３０２が送信した情報を受信する。図２に示すステップＳ１０５では、データ送受信部２０２が受信した情報に基づいて、ユーザーが選択可能であるようにボタンを表示する。

図６は、データ送受信部２０２が練習モードに切り替えることを示す情報であるモード切替情報とユーザーコードとを受信した場合の通信端末２０の一動作例である。データ送受信部２０２がユーザーコードを受信すると、入力情報検索部２０３は、シナリオ情報データベース２０６において当該ユーザーコードに対応するユーザー情報を検索する（ステップＳ３０１）。ユーザー情報は、予めユーザーによって選択された複数のＰＯＳ操作練習用シナリオに関する情報及び当該ユーザーのユーザーコードを含んでおり、シナリオ情報データベース２０６に記憶されている。ＰＯＳ操作練習用シナリオに関する情報は、ＰＯＳ操作練習用シナリオ名等のシナリオ識別情報と、ＰＯＳ操作練習用シナリオごとの実行回数と習熟度を含む。ＰＯＳ操作練習用シナリオごとの実行回数と習熟度については後述する。

ユーザー情報が存在した場合（ステップＳ３０２Ｙｅｓ）、入力情報検索部２０３は、当該ユーザー情報に基づいて、ディスプレイ２０１にユーザーが選択可能であるように各シナリオのボタンを表示する（ステップＳ３０３）。ユーザー情報が存在しなかった場合（ステップＳ３０２Ｎｏ）、シナリオ情報データベース２０６は、ユーザーコードに基づいてユーザー情報を新たに作成して保存する（ステップＳ３０４）。この際、ユーザーは、通信端末２０に記憶されているすべてのＰＯＳ操作練習用シナリオの中から、練習を行おうとするシナリオを複数選択する。ユーザー情報は、ユーザーによって選択された複数のＰＯＳ操作練習用シナリオに関する情報及びユーザーのユーザーコードを含む。ユーザーは、初回と同様に、ユーザー情報に登録されているＰＯＳ操作練習用シナリオの種類を、随時、変更することが可能である。新たに作成されたユーザー情報は、メニュー画面情報データベース２０７にメニュー画面情報として記憶される。売上情報表示部２０４は、記憶されているメニュー画面情報に基づいて、ディスプレイ２０１にユーザーが選択可能であるように各シナリオのボタンを表示する（ステップＳ３０３）。このようにして図２に示すステップＳ１０５は、実行される。

図７は、ステップＳ３０３において各シナリオのボタンが表示されたディスプレイの一例である。図７に示す例では、売上、値引き、及び訂正の３つのシナリオのボタンがディスプレイ２０１に表示されている。各シナリオのボタンの下には、その実行回数と習熟度が表示されている。実行回数は、各シナリオの練習を行った回数である。習熟度は、各シナリオの練習における全判定項目の１回目の正答率に基づいて決定される。例えば、正答率が、１００〜８１％の時が「Ａ」、８０〜６１％の時が「Ｂ」、６０〜４１％の時が「Ｃ」、４０〜２１％の時が「Ｄ」、２０〜０％の時が「Ｅ」である。ユーザーは、ディスプレイ２０１に表示されたボタンを見て、タッチパネル２００をタッチすることによって１つのシナリオを選択する。選択時に表示されるシナリオは、ユーザーによって予め選択されているので、ユーザーがひとつのシナリオを選択する際の負担は、すべてのシナリオの中から選択することに比べれば大きくない。また、各シナリオの実行回数や習熟度も表示されるので、ユーザーは、自身が練習すべきシナリオの選択を容易に行うことができる。タッチパネル２００は、入力情報検索部２０３に接続されている。入力情報検索部２０３は、シナリオ情報データベース２０６に登録されたシナリオ情報を検索して、ユーザーが選択したシナリオに相当するシナリオ情報を取得する。

入力情報検索部２０３は、取得したシナリオ情報を売上情報表示部２０４に渡す。売上情報表示部２０４は、受け取ったシナリオ情報に基づいてディスプレイ２０１に表示すべきガイダンス情報を作成する。売上情報表示部２０４は、さらに、メニュー画面情報データベース２０７からディスプレイ２０１に表示するメニュー画面情報を取得し、メニュー画面情報及びガイダンス情報に基づいたガイダンスをディスプレイ２０１に表示する。図８は、ディスプレイ２０１に表示されたガイダンスの一例である。

ユーザーは、ディスプレイ２０１に表示されたメニュー画面情報及びガイダンスに従って、ＰＯＳ端末１０を操作する。具体的には、ＰＯＳ端末１０が備えるタッチパネル１００の該当ボタンをタッチする。ユーザーがタッチパネル１００に表示されたボタンをタッチしたことを示す情報であるＰＯＳ端末操作情報は、データ送受信部１０３からサーバー３０に送信される。サーバー３０は、データ送受信部３０２においてＰＯＳ端末１０から送信されたＰＯＳ端末操作情報を受信し、当該ＰＯＳ端末操作情報を通信端末２０に送信する。送信されたＰＯＳ端末操作情報は、通信端末２０が備えるデータ送受信部２０２において受信される。

入力情報検索部２０３は、データ送受信部２０２が受信したＰＯＳ端末操作情報とシナリオとが合致するか否かを判定する。ＰＯＳ端末操作情報とシナリオとが合致していた場合、売上情報表示部２０４は、シナリオに基づいて次なるガイダンスを作成し、ディスプレイ２０１は、当該次なるガイダンスを表示する。図９は、ディスプレイ２０１に表示された次なるガイダンスの一例である。ＰＯＳ端末操作情報とシナリオとが不一致であった場合、売上情報表示部２０４は、ユーザーの操作が誤りであることを表すメッセージをメッセージ情報データベース２０５から取得し、ディスプレイ２０１に表示する。通信端末２０は、シナリオにおける練習が終了すると習熟度を決定し、ユーザー情報の実行回数と習熟度を更新する。

次に、図１０〜１５を参照して、サーバー３０の構成を詳細に説明する。図１０は、サーバーの構成を示すブロック図である。図１１は、サーバーに記憶されているシナリオ一覧の例である。図１２は、シナリオ登録されたボタン種別の一覧の例である。図１３は、シナリオ情報の一具体例である。図１４は、シナリオ情報の一具体例である。図１５は、シナリオ情報の一具体例である。サーバー３０は、キーボード３００、ディスプレイ３０１、データ送受信部３０２、情報設定部３０３、情報表示部３０４、メッセージ情報データベース３０５、シナリオ情報データベース３０６、及びメニュー画面情報データベース３０７を備える。

教育者等は、サーバー３０において複数のＰＯＳ操作練習用シナリオを登録することができる。具体的には、教育者等がキーボード３００を操作し、情報設定部３０３が当該操作に従って複数のＰＯＳ操作練習用シナリオをシナリオ情報データベース３０６に記憶させることによって、複数のＰＯＳ操作練習用シナリオをサーバー３０に登録する。シナリオ情報データベース３０６は、複数のＰＯＳ操作練習用シナリオのそれぞれを図１１に示すように記憶している。また、教育者等は、既にサーバー３０に登録された複数のＰＯＳ操作練習用シナリオをサーバー３０において変更することができる。複数のＰＯＳ操作練習用シナリオの各シナリオ情報は、図１２に示すようにボタン種別としてシナリオ登録されている。それぞれのシナリオ情報は、図１３〜１５に示すように記憶されている。

サーバー３０は、シナリオ情報データベース３０６に記憶しているシナリオ情報を、データ送受信部３０２から通信端末２０に送信することができる。通信端末２０は、サーバー３０が送信したシナリオ情報をデータ送受信部２０２において受信し、シナリオ情報データベース２０６に記憶する。このように、本実施の形態に係るＰＯＳ操作練習システムでは、サーバー３０においてシナリオ情報を登録しているため、ＰＯＳ端末の使用を停止することなくＰＯＳ操作練習用シナリオを更新することができる。このように複数のＰＯＳ操作練習用シナリオを適宜更新することによって、ユーザーは、画一的でないＰＯＳ操作の練習を行うことができる。そのため、ユーザーは、マニュアルを読んでＰＯＳ操作を練習する場合等に比較して短期間でＰＯＳ操作を習得することができる。

教育者等は、図２に示すステップＳ１１１を行った後にディスプレイ２０１に表示するメッセージ及びガイダンス情報のメッセージ等を、サーバー３０に登録することができる。具体的には、教育者等がキーボード３００を操作し、情報設定部３０３が当該操作に従ってメッセージをメッセージ情報データベース３０５に記憶させることによって、当該メッセージをメッセージ情報データベース３０５に登録する。メッセージ情報データベース３０５に記憶されたメッセージ情報は、データ送受信部３０２から通信端末２０に送信される。通信端末２０は、サーバー３０が送信したメッセージ情報をデータ送受信部２０２において受信し、メッセージ情報データベース２０５に保存する。

また、教育者等は、ＰＯＳ端末１０が備えるディスプレイ１０２に表示するボタン等のメニュー画面情報を、サーバー３０に登録することができる。具体的には、教育者等がキーボード３００を操作し、情報設定部３０３が当該操作に従ってメニュー画面情報をメニュー画面情報データベース３０７に記憶させることによって、当該メニュー画面情報を登録する。メニュー画面情報データベース３０７に記憶されたメニュー画面情報は、データ送受信部３０２を介して通信端末２０に送信される。通信端末２０は、サーバー３０が送信したメニュー画面情報をデータ送受信部２０２において受信し、メニュー画面情報データベース２０７に保存する。

（他の実施の形態等）
例えば、上述の実施の形態において、様々な処理を行う機能ブロックとして図面に記載される各要素は、ハードウェア的には、ＣＰＵ（Central Processing Unit）、メモリ、その他の回路で構成することができ、ソフトウェア的には、メモリにロードされたプログラム等によって実現される。したがって、これらの機能ブロックがハードウェアのみ、ソフトウェアのみ、又はそれらの組合せによっていろいろな形で実現できることは当業者には理解されるところであり、いずれかに限定されるものではない。

上述したプログラムは、様々なタイプの非一時的なコンピュータ可読媒体（non-transitory computer readable medium）を用いて格納され、コンピュータ（情報通知装置を含むコンピュータ）に供給することができる。非一時的なコンピュータ可読媒体は、様々なタイプの実体のある記録媒体（tangible storage medium）を含む。非一時的なコンピュータ可読媒体の例は、磁気記録媒体（例えばフレキシブルディスク、磁気テープ、ハードディスクドライブ）、光磁気記録媒体（例えば光磁気ディスク）を含む。さらに、この例は、ＣＤ−ＲＯＭ（Read Only Memory）、ＣＤ−Ｒ、ＣＤ−Ｒ／Ｗを含む。さらに、この例は、半導体メモリ（例えば、マスクＲＯＭ、ＰＲＯＭ（Programmable ROM）、ＥＰＲＯＭ（Erasable PROM）、フラッシュＲＯＭ、ＲＡＭ（Random Access Memory））を含む。また、プログラムは、様々なタイプの一時的なコンピュータ可読媒体（transitory computer readable medium）によってコンピュータに供給されてもよい。一時的なコンピュータ可読媒体の例は、電気信号、光信号、及び電磁波を含む。一時的なコンピュータ可読媒体は、電線及び光ファイバ等の有線通信路、又は無線通信路を介して、プログラムをコンピュータに供給できる。

さらに、上述した実施の形態において、ＰＯＳ操作練習システム１における処理の手順を説明したように、本開示はＰＯＳ操作練習方法としての形態も採り得る。このＰＯＳ操作練習方法の一例は、ＰＯＳ端末１０がユーザーの操作によって練習モードに切り替えられると、ＰＯＳ端末１０にサーバー３０を介して通信可能に接続された通信端末２０に、ユーザーが選択可能であるように複数のＰＯＳ操作練習用シナリオを表示する工程と、ユーザーが複数のＰＯＳ操作練習用シナリオのうち１つを選択すると、選択されたシナリオに沿ってユーザーがＰＯＳ端末１０を操作するためのガイダンスを通信端末２０に表示する工程と、ユーザーがガイダンスに従って行ったＰＯＳ端末１０の操作の正誤を判断してその結果を通信端末２０に表示する工程と、を含む。なお、その他の例については、上述した実施の形態で説明した通りである。また、上述のプログラムは、ＰＯＳ操作練習システム１が備える通信端末２０にこのようなＰＯＳ操作練習方法を実行させるためのプログラムであると言える。

なお、本発明は上記実施の形態に限られたものではなく、趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。

１ ＰＯＳ操作練習システム
１０ ＰＯＳ端末
２０ 通信端末
３０ サーバー
１００ タッチパネル
１０１ キーボード
１０２ ディスプレイ
１０３ データ送受信部
１０４ 売上情報保存部
１０５ 商品情報検索部
１０６ 金額計算部
１０７ 売上情報表示部
１０８ 商品情報データベース
１０９ メニュー画面情報データベース
２００ タッチパネル
２０１ ディスプレイ
２０２ データ送受信部
２０３ 入力情報検索部
２０４ 売上情報表示部
２０５ メッセージ情報データベース
２０６ シナリオ情報データベース
２０７ メニュー画面情報データベース
３００ キーボード
３０１ ディスプレイ
３０２ データ送受信部
３０３ 情報設定部
３０４ 情報表示部
３０５ メッセージ情報データベース
３０６ シナリオ情報データベース
３０７ メニュー画面情報データベース

Claims (9)

1. 少なくとも通常モードと練習モードとを有するＰＯＳ端末と、
   前記ＰＯＳ端末と通信可能に接続されるサーバーと、
   前記サーバーと通信可能に接続されると共に複数のＰＯＳ操作練習用シナリオを記憶する通信端末と、を備え、
   前記ＰＯＳ端末は、ユーザーがユーザーコードを入力した後、前記練習モードを選択すると、前記サーバーを介して前記通信端末に、当該選択の情報と前記ユーザーのユーザーコードとを送信し、
   前記通信端末は、前記選択の情報と前記ユーザーのユーザーコードとを受信すると、前記ユーザーコードに対応する複数のＰＯＳ操作練習用シナリオを前記ユーザーが選択可能であるように表示し、前記ユーザーが前記ユーザーコードに対応する複数のＰＯＳ操作練習用シナリオのうちの１つを選択すると、選択されたＰＯＳ操作練習用シナリオに沿って前記ユーザーが前記ＰＯＳ端末を操作するためのガイダンスを表示し、
   前記ＰＯＳ端末は、前記ユーザーが前記ガイダンスに従って前記ＰＯＳ端末を操作すると、前記サーバーを介してＰＯＳ端末操作情報を前記通信端末に送信し、
   前記通信端末は、前記選択されたＰＯＳ操作練習用シナリオに対する前記ＰＯＳ端末操作情報の正誤を判断してその結果を表示する、
   ＰＯＳ操作練習システム。
2. 前記通信端末は、前記ユーザーコードに対応するユーザー情報を記憶しており、前記ユーザー情報は、前記ユーザーによって選択された複数のＰＯＳ操作練習用シナリオに関する情報と、それぞれのＰＯＳ操作練習用シナリオに対する習熟度に関する情報とを含み、前記選択の情報と前記ユーザーコードとを受信すると、前記ユーザーが選択可能であるように前記ユーザーコードに対応する複数のＰＯＳ操作練習用シナリオを、それぞれのＰＯＳ操作練習用シナリオに対する習熟度に関する情報とともに表示し、当該選択されたＰＯＳ操作練習用シナリオにおける練習が終了すると習熟度を決定して前記ユーザー情報を更新する、
   請求項１に記載のＰＯＳ操作練習システム。
3. 前記通信端末は、前記通信端末が前記選択されたＰＯＳ操作練習用シナリオに対する前記ＰＯＳ端末操作情報の正誤を判断して結果を表示する際に、
   前記選択されたＰＯＳ操作練習用シナリオと前記ＰＯＳ端末操作情報とが一致していた場合には、次なる操作をユーザーが行うためのガイダンスを表示し、
   前記選択されたＰＯＳ操作練習用シナリオと前記ＰＯＳ端末操作情報とが不一致だった場合には、ユーザーにもう一度同じ操作を行うように促すガイダンスを表示する、
   請求項１又は２に記載のＰＯＳ操作練習システム。
4. 前記複数のＰＯＳ操作練習用シナリオは、前記サーバーに登録され、
   前記サーバーは、前記通信端末に登録された前記複数のＰＯＳ操作練習用シナリオを送信し、
   前記通信端末は、前記サーバーから送信された前記複数のＰＯＳ操作練習用シナリオを記憶する、
   請求項１〜３のいずれか一項に記載のＰＯＳ操作練習システム。
5. 前記ガイダンスは、前記サーバーに登録され、
   前記サーバーは、登録された前記ガイダンスを前記通信端末に送信し、
   前記通信端末は、前記サーバーから送信された前記ガイダンスを記憶する、
   請求項１〜４のいずれか一項に記載のＰＯＳ操作練習システム。
6. ＰＯＳ端末にユーザーコードが入力されて前記ＰＯＳ端末がユーザーの操作によって練習モードに切り替えられると、前記ＰＯＳ端末にサーバーを介して通信可能に接続された通信端末に、前記ユーザーが選択可能であるように前記ユーザーコードに対応する複数のＰＯＳ操作練習用シナリオを表示する工程と、
   前記ユーザーが前記ユーザーコードに対応する複数のＰＯＳ操作練習用シナリオのうち１つを選択すると、選択されたシナリオに沿って前記ユーザーが前記ＰＯＳ端末を操作するためのガイダンスを前記通信端末に表示する工程と、
   前記ユーザーが前記ガイダンスに従って行った前記ＰＯＳ端末の操作の正誤を判断してその結果を前記通信端末に表示する工程と、を備える、
   ＰＯＳ操作練習方法。
7. サーバーを介してＰＯＳ端末と通信可能であると共に複数のＰＯＳ操作練習用シナリオを記憶し、
   ユーザーが前記ＰＯＳ端末にユーザーコードを入力した後、前記ＰＯＳ端末において練習モードを選択した際に、サーバーを介して当該選択の情報と前記ユーザーのユーザーコードとを受信して、前記ユーザーコードに対応する複数のＰＯＳ操作練習用シナリオを前記ユーザーが選択可能であるように表示し、
   前記ユーザーが前記ユーザーコードに対応する複数のＰＯＳ操作練習用シナリオのうちの１つを選択すると、選択されたシナリオに沿って前記ユーザーが前記ＰＯＳ端末を操作するためのガイダンスを表示し、
   前記ユーザーが前記ガイダンスに従って前記ＰＯＳ端末を操作すると、当該操作の情報を受信して、前記選択されたシナリオに対する当該操作の正誤を判断してその結果を表示する、
   通信端末。
8. 前記通信端末は、前記ユーザーコードに対応するユーザー情報を記憶しており、前記ユーザー情報は、前記ユーザーによって選択された複数のＰＯＳ操作練習用シナリオに関する情報と、それぞれのＰＯＳ操作練習用シナリオに対する習熟度に関する情報とを含み、前記ユーザーが前記練習モードを選択した情報と前記ユーザーコードとを受信すると、前記ユーザーが選択可能であるように前記ユーザーコードに対応する複数のＰＯＳ操作練習用シナリオを、それぞれのＰＯＳ操作練習用シナリオに対する習熟度に関する情報とともに表示し、当該選択されたＰＯＳ操作練習用シナリオにおける練習が終了すると習熟度を決定して前記ユーザー情報を更新する、
   請求項７に記載の通信端末。
9. ＰＯＳ操作練習システムにおいて通信端末として動作するコンピュータに、
   ユーザーがＰＯＳ端末にユーザーコードを入力した後、前記ＰＯＳ端末において練習モードを選択した際に、サーバーを介して当該選択の情報と前記ユーザーのユーザーコードとを受信して、前記ユーザーコードに対応する複数のＰＯＳ操作練習用シナリオをユーザーが選択可能であるように表示する工程と、
   ユーザーが前記ユーザーコードに対応する複数のＰＯＳ操作練習用シナリオのうち１つを選択すると、選択されたシナリオに沿って前記ユーザーが前記ＰＯＳ端末を操作するためのガイダンスを表示する工程と、
   前記ユーザーが前記ガイダンスに従って行った操作の正誤を判断してその結果を前記通信端末に表示する工程と、を実行させる、
   プログラム。

Images