JP2021017429A - 液状分散体及びその用途 - Google Patents

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Abstract

【課題】長期間保存した場合にも液浮きや上澄みの発生のない、分散安定性に特に優れた液状分散体を提供する。【解決手段】総炭素数が4〜30のポリアルキレングリコール(A)、非イオン性界面活性剤(B)及び疎水化処理無機粉体(C)を含む液状分散体であって、該液状分散体の総量100質量%に対し、該疎水化処理無機粉体(C)を40重量%以上含有することを特徴とする液状分散体。【選択図】なし

Description

本発明は、液状分散体及びその用途に関する。より詳しくは、疎水化処理された無機粉体を含む液状分散体、これを用いた化粧料原料及び化粧料に関する。
無機粉体は、着色剤や充填材等として様々な用途に使用されており、例えば顔料級酸化チタンや酸化鉄等は、化粧料や塗料用途で着色顔料として好適に用いられている。これらの無機粉体は、綺麗な発色を促すべく、分散媒に分散させた分散体の状態で使用することが知られている(例えば特許文献1参照)。また、無機粉体は表面が親水性であるため、汗や雨等の水分に対する耐水性を発揮させるために、無機粉体を表面処理した後に分散体とする技術も開発されている(例えば特許文献2〜4参照)。しかし、これらはいずれも液状分散体とした場合の安定性が十分とはいえないものであった。
これに対し、分散安定性に優れた安定した液状分散体として、疎水化処理された無機粉体に多価アルコール、非イオン性界面活性剤を加えた液状分散体も開発されている(特許文献5参照)。
特開2012−097259号公報 国際公開第2013/018827号パンフレット 国際公開第2015/125622号パンフレット 特開2016−74660号公報 国際公開第2017/203846号パンフレット
上記特許文献5に記載の液状分散体は、長期間安定して分散状態を維持することができ、O/W型化粧料及びW/O型化粧料の両者に好適に適用することができるものであるが、更に長期間保存した場合にも液浮きや上澄みの発生のない、分散安定性に更に優れた液状分散体を開発する工夫の余地があった。
本発明は、上記現状に鑑みてなされたものであり、長期間保存した場合にも液浮きや上澄みの発生のない、分散安定性に特に優れた液状分散体を提供することを目的とする。
本発明者は、長期間保存した場合にも液浮きや上澄みの発生のない、分散安定性に特に優れた液状分散体について検討し、多価アルコール、非イオン性界面活性剤及び疎水化処理された無機粉体(疎水化処理無機粉体と称す)を含む液状分散体において、多価アルコールとして、総炭素数が4〜30のポリアルキレングリコールを用い、疎水化処理無機粉体を所定の割合で含むと、液状分散体作製直後の粘度が適切なものとなって長時間安定して分散状態を維持できるとともに、長期間保存した場合にも液浮きや上澄みの発生のない、分散安定性に特に優れた液状分散体となることを見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち本発明は、総炭素数が4〜30のポリアルキレングリコール(A)、非イオン性界面活性剤(B)及び疎水化処理無機粉体(C)を含む液状分散体であって、上記液状分散体の総量100質量%に対し、上記疎水化処理無機粉体(C)を40重量%以上含有することを特徴とする液状分散体である。
上記ポリアルキレングリコールは、親水性であることが好ましい。
上記ポリアルキレングリコールは、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコールから選択される少なくとも一種であることが好ましい。
上記総炭素数が4〜30のポリアルキレングリコール(A)と非イオン性界面活性剤(B)との質量比(A/B)は、70〜95/30〜5であることが好ましい。
上記疎水化処理無機粉体(C)の平均粒子径は、150〜700nmであることが好ましい。
上記疎水化処理無機粉体(C)は、シリコーン、アルキルシラン、脂肪酸(塩)、アミノ酸(塩)及びアルキルリン酸(塩)からなる群より選択される少なくとも1種で表面処理された無機粉体であることが好ましい。
上記非イオン性界面活性剤(B)は、ポリエーテル変性シリコーンであることが好ましい。
上記液状分散体は、25℃での粘度が2000〜50万mPa・sであることが好ましい。
本発明はまた、本発明の液状分散体からなることを特徴とする化粧料原料でもある。
本発明は更に、本発明の液状分散体を含むことを特徴とする化粧料でもある。
本発明の液状分散体は、長期間保存した場合にも液浮きや上澄みの発生のない、分散安定性に特に優れた液状分散体であることから、分散処理に要するコスト低減に寄与することができる。また、この液状分散体は、発色や感触、取扱い性が良好で、汗や水に強い撥水性の高い化粧料を与えることができるため、化粧料原料として特に有用であり、O/W型化粧料及びW/O型化粧料の両者に好適に適用することができる。
以下、本発明の好ましい形態について具体的に説明するが、本発明は以下の記載のみに限定されるものではなく、本発明の要旨を変更しない範囲において適宜変更して適用することができる。
本発明の液状分散体は、総炭素数が4〜30のポリアルキレングリコール(A)、非イオン性界面活性剤(B)及び疎水化処理無機粉体(C)を含み、液状分散体の総量100質量%に対し、上記疎水化処理無機粉体(C)を40重量%以上含有することを特徴とする。
本発明の液状分散体は、例えば平均粒子径が150nm以上の疎水化処理無機粉体を用いた場合にも、液状分散体作製直後の粘度が適切なものとなるため、長時間安定して分散状態を維持でき、経時のケーキングや相分離を充分に抑制することができる。更に、総炭素数が4〜30のポリアルキレングリコール(A)を用いることで、長期間保存した場合にも液浮きや上澄みの発生のない、分散安定性に特に優れたものとなる。また、このような総炭素数が4〜30のポリアルキレングリコール(A)を用いることで、臭気をより低減する効果も得られる。
以下に、本発明の液状分散体に含まれる各成分について説明し、その後に本発明の液状分散体の用途について説明する。
−総炭素数が4〜30のポリアルキレングリコール(A)−
総炭素数が4〜30のポリアルキレングリコール(A)(以下、単に「ポリアルキレングリコール」とも称す。)は、総炭素数が6〜26のものが好ましい。より好ましくは、総炭素数が8〜20のものである。
ここで総炭素数とは、ポリアルキレングリコールの構造単位であるアルキレングリコールの炭素数に、構造単位の平均繰り返し数を掛けた値である。
上記ポリアルキレングリコールは、液状分散体を製造するために親水性であることが好ましい。ここで親水性とは、水への溶解度が高いことを意味し、水1mlあたり0.5g以上溶解するものであることを意味する。
上記ポリアルキレングリコールの構造単位となるアルキレングリコールとしては、エチレングリコール、プロピレングリコール、ブチレングリコール等の炭素数2〜4のアルキレングルコールが挙げられる。好ましくは、エチレングリコール、プロピレングリコールのいずれかである。すなわち、上記ポリアルキレングリコールは、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコールから選択される少なくとも一種であることが好ましい。
上記ポリアルキレングリコールにおいて、構造単位となるアルキレングリコールの平均繰り返し数は、2〜15の範囲であり、使用するアルキレングリコールの炭素数に応じて適宜選択すればよいが、3〜13であることが好ましい。より好ましくは、4〜10である。
上記ポリアルキレングリコール(A)の含有量は、液状分散体の総量100質量%に対し、10質量%以上であることが好ましい。これにより、液状分散体の分散安定性がより向上する。より好ましくは15質量%以上、更に好ましくは20質量%以上である。上限は特に限定されないが、他の成分による効果を高めるため、50質量%以下であることが好ましい。より好ましくは45質量%以下、更に好ましくは40質量%以下である。
−非イオン性界面活性剤(B)−
非イオン性界面活性剤(B)は、非イオン性(ノニオン性)の界面活性剤として通常使用される化合物であれば特に限定されず、例えば、ポリエーテル又はその誘導体、ポリエーテルアルキルエーテル、ポリオキシアルキレンアルケニルフェニルエーテル、ポリエーテル脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、ポリエーテルソルビタン脂肪酸エステル、グリセリン脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、ショ糖脂肪酸エステル、ポリエーテルヒマシ油、ポリエーテル硬化ヒマシ油、ポリエーテル変性シリコーン、ポリグリセリン変性シリコーン等が挙げられる。中でも、ポリエーテル脂肪酸エステル、ポリエーテルソルビタン脂肪酸エステル及び/又はポリエーテル変性シリコーンを用いることが好ましい。より好ましくは、ポリエーテル変性シリコーンを少なくとも用いることであり、これにより、液状分散体の安定性や化粧料に使用した際の使用感等が更に良好になる。ポリエーテル変性シリコーンはまた、安全性や熱安定性が高い点でも好適である。
非イオン性界面活性剤(B)はまた、1,3−ブチレングリコールに20質量%濃度で混合した際に、35℃において透明溶解又は微濁する化合物(非イオン性界面活性剤が室温にてペースト状〜固体の場合は加温して均一にしたのち35℃にして確認)であることが好適である。これにより、疎水化処理無機粉体(C)表面に効率的に非イオン性界面活性剤による層を形成することができるため、液状分散体の分散安定性がより向上する。
なお、2種以上の非イオン性界面活性剤を組み合わせて使用する場合は、液状分散体中に配合する混合比で混合した非イオン性界面活性剤について上述した試験を行った場合に、透明溶解又は微濁することが好適である。
非イオン性界面活性剤(B)は更に、水に20質量%濃度で混合した際に、35℃において不溶又は白濁する化合物(非イオン性界面活性剤が室温にてペースト状〜固体の場合は加温して均一にしたのち35℃にして確認)であることも好適である。これにより、化粧料原料として化粧料に配合する際、水への分散性が損なわれることなく、得られる化粧料の耐水性がより優れたものとなる。
なお、2種以上の非イオン性界面活性剤を組み合わせて使用する場合は、液状分散体中に配合する混合比で混合した非イオン性界面活性剤について上述した試験を行った場合に、不溶又は白濁することが好適である。
本明細書中、「透明溶解」とは、得られた混液の35℃における光路長10mmでのヘーズ値が10未満であることを意味し、「微濁」とは、得られた混液の35℃における光路長10mmでのヘーズ値が10以上、且つ、全光透過率が30%以上である状態であることを意味する。また、「不溶」とは、混合させても溶け残りが生じたり、又は、一見混濁したように見えても1時間経過後には相分離してしまったりする状態を意味し、「白濁」とは、得られた混液の35℃における光路長10mmでのヘーズ値が10以上、且つ、全光透過率が30%未満である状態であることを意味する。
非イオン性界面活性剤(B)のHLB(親水親油バランス)は、例えば、6〜12であることが好ましい。HLBがこの範囲内にあると、疎水化処理無機粉体(C)の分散性がより高まる他、例えばこの液状分散体をO/W型化粧料(水中油型化粧料)に配合した際でも疎水化処理無機粉体(C)の肌への吸着性が良好になり、耐水性も向上する。
なお、非イオン性界面活性剤(B)を2種以上用いる場合は、その混合物のHLBが上記範囲内にあることが好ましい。そうすることで、水中に本発明の分散物を配合した際に、界面活性剤が水中に溶けずに粉体に強く付着し、良好な分散性を得ることが出来る。HLBが高過ぎると、水中に溶ける現象が起こり、その結果、粉末の疎水部が現れ、配合後に凝集などの問題を起こすことがある。また、HLBが高過ぎると、ポリアルキレングリコール(A)分散する際や、分散物が得られたとしても水へ配合する際に凝集を起こしやすい。
本明細書中、HLBは、W.C.Grifinnによって定義された次式によって求められる。
HLB=(E+P)/5
(NHLBは、HLB値を表す。Eは、非イオン性界面活性剤(B)の分子全体に対する、非イオン性界面活性剤(B)が有するポリエーテル部の割合(質量%)を表す。Pは、非イオン性界面活性剤(B)の分子全体に対する、非イオン性界面活性剤(B)が有する多価アルコール部の割合(質量%)を表す。)
非イオン性界面活性剤(B)の含有量は、総炭素数が4〜30のポリアルキレングリコール(A)と非イオン性界面活性剤(B)との質量比(A/B)が70〜95/30〜5となるように設定することが好ましい。これにより、疎水化処理無機粉体(C)の分散が良好になる。また、本発明の液状分散体は、非イオン性界面活性剤(B)を少量にしても分散安定性を良好に保つことができるため、非イオン性界面活性剤(B)の量を低減して液状分散体使用時の安定性を向上することが可能になる。この観点から、上記質量比(A/B)は、より好ましくは72〜95/28〜5、更に好ましくは73〜95/27〜5である。
−疎水化処理無機粉体(C)−
疎水化処理無機粉体(C)は、平均粒子径が150〜700nmであることが好ましい。通常、このような顔料級とされる粒径を持つ無機粉体は沈降しやすいため、従来の技術常識によると、液状分散体としたときの分散安定性は良好ではないと考えられている。だがこの技術常識に反し、本発明の液状分散体では、このような粒径を持つ疎水化処理無機粉体(C)を含む場合であっても極めて良好な分散安定性を有するため、着色顔料用途に特に有用である。より綺麗な発色を奏させる観点から、より好ましくは180nm以上、更に好ましくは200nm以上である。
本明細書中、無機粉体の平均粒子径とは、走査型電子顕微鏡写真(SEM写真)でランダムに選択した200個の粒子の粒子径を測定し、その一次粒子径の平均を算出するという方法によって測定された値を意味する。個々の一次粒子径の算出には、最小外接円の直径を使用する。
疎水化処理無機粉体(C)の形状は特に限定されず、例えば、球状(略球状も含む)、棒状、針状、紡錘状、板状、六角板状、針状凝集体、無定形状等が挙げられる。
形状は、走査型電子顕微鏡等によって観察することができる。
疎水化処理無機粉体(C)を構成する無機粉体(原料無機粉体とも称す)は特に限定されず、例えば酸化チタン、酸化鉄、酸化亜鉛、酸化セリウム、硫酸バリウム、炭酸カルシウム、シリカ、水酸化アルミニウム、アルミナ、窒化硼素、タルク、マイカ、カオリン等が挙げられる。中でも、酸化チタン、酸化鉄、酸化亜鉛、酸化セリウム及びこれらの複合体が好ましく、これにより、化粧料用途により有用なものとなる。より好ましくは、酸化チタン及び/又は酸化鉄を用いることである。また、調色等の目的で、酸化チタン、酸化鉄を任意の量で混合して使用してもよい。
原料無機粉体はまた、その表面がその他の無機材料で被覆された複合粉体であってもよい。この場合、複合粉体を疎水化処理することで、疎水化処理無機粉体(C)として用いることになる。その他の無機材料は特に限定されず、例えば、酸化亜鉛、酸化チタン、酸化セリウム、酸化鉄、酸化バリウム、含水ケイ酸、シリカ、水酸化アルミニウム、アルミナ、ジルコニア等が挙げられる。これら無機材料による被覆量は、例えば、疎水化処理後の無機粉体の総量100質量%に対し、0〜25質量%であることが好ましい。より好ましくは2〜20質量%である。
疎水化処理無機粉体(C)は、原料無機粉体(上記複合粉体であってもよい)を疎水化処理したものである。疎水化処理とは、疎水性有機表面処理剤で原料無機粉体の表面を処理することを意味する。疎水化処理によって、処理対象の原料無機粉体表面の親水性部分が封鎖されるため、耐水性及び撥水性が向上するとともに、例えば水溶性高分子を含む化粧料に配合した際に、疎水化処理無機粉体(C)と水溶性高分子とのゲル形成が抑制され、使用時のキシミ感も充分に低減し、化粧料用途により有用なものとなる。
ここで、疎水化処理無機粉体(C)(すなわち疎水化処理された無機粉体)は、疎水化度が高いものが好ましい。これにより、液状分散体の安定性をより増すことができる。疎水化度とは、疎水化処理された無機粉体を圧粉して表面が均一な平板状にし、表面に水1μLを滴下した際の水滴の接触角の大きさによって測定することができ、接触角が45度以上が好ましく、より好ましくは60度以上、更に好ましくは90度以上である。
疎水性有機表面処理剤としては、粒子表面の疎水化処理に通常使用される有機系表面処理剤であれば特に限定されないが、シリコーン、アルキルシラン、脂肪酸(塩)、アミノ酸(塩)及びアルキルリン酸(塩)からなる群より選択される少なくとも1種であることが好ましい。これにより、上述した疎水化処理による効果がより一層発揮されるうえ、無機粉体からの当該表面処理剤の遊離が充分に抑制されるため、分散安定性が更に向上する。
上記塩としては特に限定されず、例えば、金属塩、アンモニウム塩、有機アミン塩が好ましい。金属塩を構成する金属原子としては、例えば、ナトリウム、リチウム、カリウム、ルビジウム、セシウム等の1価金属;亜鉛、マグネシウム、カルシウム、ストロンチウム、バリウム等の2価金属;アルミニウム等の3価金属;鉄、チタン等のその他の金属;等が挙げられる。有機アミン塩を構成する有機アミン基としては、例えば、モノエタノールアミン基、ジエタノールアミン基、トリエタノールアミン基等のアルカノールアミン基;モノエチルアミン基、ジエチルアミン基、トリエチルアミン基等のアルキルアミン基;エチレンジアミン基、トリエチレンジアミン基等のポリアミン基;等が挙げられる。上記塩の中でも好ましくは、アンモニウム塩、ナトリウム塩又はカリウム塩であり、より好ましくはナトリウム塩である。
上記疎水性有機表面処理剤の中でも、シリコーンが好ましい。シリコーンとしては、例えば、メチルハイドロゲンポリシロキサン、ジメチルポリシロキサン、メチルハイドロゲンポリシロキサンとジメチルポリシロキサンとのコポリマー、トリメトキシシリル基やトリエトキシシリル基等の反応性トリアルコキシシリル基含有オルガノポリシロキサン等が好適である。
無機粉体の疎水化処理においては、処理後の無機粉体(疎水化処理無機粉体(C))の総量100質量%に対し、0.1〜10質量%の割合で疎水化処理が施されることが好適である。0.1質量%以上であることで、撥水性や耐水性がより向上する。なお、10質量%を超えても疎水化処理の効果が頭打ちとなる。より好ましくは0.2〜9質量%、更に好ましくは0.5〜8質量%である。
疎水化処理無機粉体(C)の含有量は、液状分散体の総量100質量%に対し、40質量%以上である。このような高濃度にすることで、各種の原料として液状分散体を使用する際に少量配合で必要な効果を発揮することができる。疎水化処理無機粉体(C)の含有量は、好ましくは50質量%以上、より好ましくは55質量%以上、更に好ましくは60質量%以上である。中でも酸化チタンを無機粉体として使用した場合には、60質量%以上とすることが一層好ましく、特に好ましくは65質量%以上、最も好ましくは70質量%以上である。上限は特に限定されないが、他の成分の含有量を考慮すると、95質量%以下であることが好ましく、より好ましくは90質量%以下である。
本発明の液状分散体において、必須成分である総炭素数が4〜30のポリアルキレングリコール(A)、非イオン性界面活性剤(B)及び疎水化処理無機粉体(C)の合計含有量は、液状分散体の総量100質量%に対し、80質量%以上であることが好ましい。より好ましくは85質量%以上、更に好ましくは90質量%以上、特に好ましくは95質量%以上、最も好ましくは97質量%以上である。なお、必要に応じて、その他の成分を含んでもよく、各含有成分はそれぞれ1種又は2種以上を使用することができる。
−その他の成分−
本発明の液状分散体は、更に、レシチン及び/又は水添レシチン(D)を含むことが好ましい。レシチン及び/又は水添レシチン(D)を含有することで、疎水化処理無機粉体(C)の肌への付着性が向上し、化粧持ちが向上する。なお、レシチン及び/又は水添レシチンを「(水添)レシチン」と総称することもある。
レシチン及び/又は水添レシチン(D)の含有量(2種用いる場合はその合計量)は、疎水化処理無機粉体(C)の総量100質量部に対し、0.01〜10質量部の割合が好適である。0.01質量部未満であると付着性の向上があまり期待できず、また10質量部を超えるとべたつき等の問題が出てくる可能性がある。より好ましくは0.1〜8質量部、更に好ましくは0.5〜5質量部、特に好ましくは0.5〜3質量部である。
本発明の液状分散体は、必要に応じて、上述した総炭素数が4〜30のポリアルキレングリコール(A)、非イオン性界面活性剤(B)、疎水化処理無機粉体(C)、並びに、レシチン及び/又は水添レシチン(D)以外の、更にその他の成分を含んでもよい。その他の成分としては特に限定されないが、例えば、パラオキシ安息香酸アルキルエステル、安息香酸、安息香酸ナトリウム、ソルビン酸、ソルビン酸カリウム、フェノキシエタノール、サリチル酸、石炭酸、ソルビン酸、パラクロルメタクレゾール、ヘキサクロロフェン、塩化ベンザルコニウム、塩化クロルヘキシジン、感光素、フェノキシエタノール等の防菌防腐剤や抗菌剤等が挙げられる。
その他の成分の含有量は、例えば、液状分散体の総量100質量%に対し、20質量%以下であることが好ましい。より好ましくは15質量%以下、更に好ましくは10質量%以下、特に好ましくは5質量%以下である。
本発明の液状分散体を得るための製造方法としては特に限定されず、上述した成分を混合することにより作製すればよい。混合方法も限定されず、均一に分散させることができる通常の手法を採用すればよい。例えば、ビーズミル、ジェットミル、高圧ホモジナイザー等の分散機・装置を用いてもよいが、本発明の液状分散体はこれらの高価な分散機・装置を使用しなくても簡易な攪拌機で容易に作製することができるため、ビーズミル等の高価な分散機が不要になるという利点も有する。
本発明の液状分散体は、25℃での粘度が2000〜50万mPa・sであることが好適である。粘度がこの範囲内にあると、疎水化処理無機粉体(C)がより動きにくく(すなわち沈降しにくく)なるため、分散安定性がより一層向上する。特に疎水化処理無機粉体(C)の平均粒子径が150nm以上である場合にこの効果が顕著になり、経時的な増粘がより充分に抑制されて、分散安定性が向上する。上記粘度の上限は、より好ましくは30万mPa・s以下、更に好ましくは10万mPa・s以下、特に好ましくは5万mPa・s以下である。上記粘度の下限は、より好ましくは3000mPa・s以上、更に好ましくは5000mPa・s以上、特に好ましくは7000mPa・s以上、最も好ましくは8000mPa・s以上である。
上記でいう「25℃での粘度」とは、総炭素数が4〜30のポリアルキレングリコール(A)、非イオン性界面活性剤(B)、及び疎水化処理無機粉体(C)以外の成分を含まない場合の液状分散体の粘度であり、この液状分散体を作製し、40℃で1日静置した後、25℃まで冷却し、B型粘度計(LVDV1M、英弘精機社製)にて測定した値である(測定温度:25℃)。
〔用途〕
本発明の液状分散体は、長時間安定して分散状態を維持することができるため、分散体として保管や輸送が容易であるうえ、当該液状分散体を分散媒に分散する際の分散処理を簡略化又は省略することができる。それゆえ、各種原料として有用であり、化粧料原料、塗料原料、インキ原料として特に有用である。中でも、本発明の液状分散体は発色や感触、取扱い性が良好で、汗や水に強い撥水性の高い化粧料を与えることができるため、化粧料原料として極めて有用である。このように本発明の液状分散体からなる化粧料原料は、本発明の一つである。また本発明の液状分散体を含む化粧料、塗料組成物又はインキ組成物も、本発明者による発明に包含される。このうち化粧料について以下に更に説明する。
〔化粧料〕
本発明の化粧料は、上述した本発明の液状分散体を含む。このような化粧料の製造方法は特に限定されず、通常の化粧料の製法に従えばよい。
上記化粧料としては特に限定されず、例えば、スキンケア製品、頭髪製品、メークアップ製品、紫外線防御用製品等が挙げられる。化粧料の形状も特に限定されず、例えば、液状、乳液状、クリーム状、固形状、ペースト状、ゲル状、多層状、ムース状、スプレー状等が挙げられる。
上記化粧料はまた、油性化粧料、水性化粧料、O/W型化粧料(水中油型化粧料)、W/O型化粧料(油中水型化粧料)のいずれであってもよい。すなわち本発明の液状分散体は、これらのいずれにも好適に適用することができる。中でも、O/W型化粧料及びW/O型化粧料の両者に特に好ましく適用することができる。O/W型化粧料としては、アニオン性の水溶性高分子と併用される化粧料が好ましいが、この場合、本発明の液状分散体を使用することで、アニオン性の水溶性高分子と併用しても粘度低下やゲル化等が生じることがなく耐水性も向上し、またW/O型化粧料においては、化粧料を肌に塗布した後、水の蒸発により顔料の肌への付着性が向上し、化粧持ちを向上させることができる。
上記化粧料には、必要に応じて、化粧品分野で通常使用されている任意の水性成分、油性成分を1種又は2種以上含んでもよい。水性成分及び油性成分としては特に限定されないが、例えば、油剤、界面活性剤、保湿剤、高級アルコール、金属イオン封鎖剤、天然又は合成高分子、水溶性又は油溶性高分子、紫外線遮蔽剤、各種抽出液、薬剤成分、色剤(染料、顔料等)、防腐剤、酸化防止剤、色素、増粘剤、pH調整剤、香料、冷感剤、制汗剤、殺菌剤、皮膚賦活剤、各種粉体等が挙げられる。
本発明を詳細に説明するために以下に実施例を挙げるが、本発明はこれらの例のみに限定されるものではない。特に断りのない限り、「%」は「質量%(重量%)」を、「部」は「質量部(重量部)」を、それぞれ意味する。
実施例における各種物性は以下のようにして測定した。
1.粘度
B型粘度計(LVDV1M、英弘精機社製)にて測定した(測定温度:25℃)。
2.粒度分布
白色の無機粉体を含む液状分散体について、水で希釈後、堀場製作所製「LA−950」にて体積基準でのメディアン径D50を測定した。
実施例1
平均分子量200のポリエチレングリコール(日油社製「PEG♯200」、エチレングリコールの平均繰り返し数4)22g、非イオン性界面活性剤(信越化学工業社製「KF−6013」、ポリエーテル変性シリコーン)3g及びシリコーン処理酸化チタン(堺化学工業社製「MKR−1S」、平均粒子径:200nm)75gを容量100mlの軟膏瓶に入れて混合し、薬さじで馴染ませた。その後、ミキサー(シンキー社製「あわとり練太郎」)を用いて、1500rpmで10分混練した後、2100rpmで1分混合して脱泡した。
得られた液状分散体1について、粒径の測定、粘度及び臭気の経時変化、1か月保存後の上澄みの状態確認を行った。臭気は液状分散体のにおいを嗅いで確認し、上澄みの状態確認は目視で行った。結果を表1に示す。
実施例2
平均分子量200のポリエチレングリコールに代えて、平均分子量400のポリエチレングリコール(日油社製「PEG♯400」、エチレングリコールの平均繰り返し数8)を用いたこと以外は実施例1と同様にして液状分散体2を調製した。得られた液状分散体2について、実施例1と同様に各種評価を行った。結果を表1に示す。
実施例3、4
非イオン性界面活性剤(信越化学工業社製「KF−6013」、ポリエーテル変性シリコーン)の添加量を1.5g(実施例3)、6g(実施例4)に変更した以外は、実施例2と同様にして液状分散体3、4を調製した。得られた液状分散体3、4について、実施例1と同様に各種評価を行った。結果を表1に示す。
実施例5
平均分子量200のポリエチレングリコール22gに代えて、ポリプロピレングリコール(日油社製「ユニオールD250」、プロピレングリコールの平均繰り返し数4)22.5gを用い、非イオン性界面活性剤(信越化学工業社製「KF−6013」、ポリエーテル変性シリコーン)の使用量を2.5gに変更した以外は、実施例1と同様にして液状分散体5を調製した。得られた液状分散体5について、実施例1と同様に各種評価を行った。結果を表1に示す。
比較例1
平均分子量200のポリエチレングリコールに代えて、1,3−ブチレングリコール(ダイセル社製)を用いたこと以外は実施例1と同様にして比較液状分散体1を調製した。得られた比較液状分散体1について、実施例1と同様に各種評価を行った。結果を表1に示す。
比較例2
平均分子量200のポリエチレングリコール22gに代えて、グリセリン18gを用い、非イオン性界面活性剤(信越化学工業社製「KF−6013」、ポリエーテル変性シリコーン)の使用量を7gに変更した以外は、実施例1と同様にして比較液状分散体2を調製した。得られた比較液状分散体2について、実施例1と同様に各種評価を行った。結果を表1に示す。
比較例3
平均分子量200のポリエチレングリコール22gに代えて、平均分子量1000のポリエチレングリコール(日油社製「PEG♯1000」、エチレングリコールの平均繰り返し数20)47gを用い、シリコーン処理酸化チタン(堺化学工業社製「MKR−1S」、平均粒子径:200nm)の使用量を50gに変更した以外は、実施例1と同様にして比較液状分散体3を調製した。得られた比較液状分散体3について、実施例1と同様に各種評価を行った。結果を表1に示す。なお、比較液状分散体3は1か月後にゲル化したため1か月後の粘度、上澄み及び臭気は評価しなかった。
Figure 2021017429
表1に示されているとおり、総炭素数が4〜30の範囲に含まれるポリアルキレングリコールを用いた実施例1〜5では、分散性が良好であり、かつ、1か月後にも上澄みのない液状分散体となったのに対し、1,3−ブチレングリコールやグリセリンを用いた比較例1、2では分散性が良好な液状分散体となるものの、1か月後には上澄みの発生がみられた。また、総炭素数が40のポリアルキレングリコールを用いた比較例3では1か月後にゲル化した。更に実施例1〜5では、1か月後にも臭気の発生がなかった。
これらより、多価アルコールとして総炭素数が4〜30のポリアルキレングリコールを用いることで、長期間保存した場合にも液浮きや上澄みの発生のない、分散安定性に特に優れた液状分散体が得られることが確認された。

Claims (10)

  1. 総炭素数が4〜30のポリアルキレングリコール(A)、非イオン性界面活性剤(B)及び疎水化処理無機粉体(C)を含む液状分散体であって、
    該液状分散体の総量100質量%に対し、該疎水化処理無機粉体(C)を40重量%以上含有する
    ことを特徴とする液状分散体。
  2. 前記ポリアルキレングリコールは、親水性であることを特徴とする請求項1に記載の液状分散体。
  3. 前記ポリアルキレングリコールは、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコールから選択される少なくとも一種である
    ことを特徴とする請求項2に記載の液状分散体。
  4. 前記総炭素数が4〜30のポリアルキレングリコール(A)と非イオン性界面活性剤(B)との質量比(A/B)は、70〜95/30〜5である
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の液状分散体。
  5. 前記疎水化処理無機粉体(C)の平均粒子径は、150〜700nmである
    ことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の液状分散体。
  6. 前記疎水化処理無機粉体(C)は、シリコーン、アルキルシラン、脂肪酸(塩)、アミノ酸(塩)及びアルキルリン酸(塩)からなる群より選択される少なくとも1種で表面処理された無機粉体である
    ことを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の液状分散体。
  7. 前記非イオン性界面活性剤(B)は、ポリエーテル変性シリコーンである
    ことを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の液状分散体。
  8. 25℃での粘度が2000〜50万mPa・sである
    ことを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の液状分散体。
  9. 請求項1〜8のいずれかに記載の液状分散体からなる
    ことを特徴とする化粧料原料。
  10. 請求項1〜8のいずれかに記載の液状分散体を含む
    ことを特徴とする化粧料。
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