JP2021016866A - スカム堰、双ロール式連続鋳造装置、及び、薄肉鋳片の製造方法 - Google Patents
スカム堰、双ロール式連続鋳造装置、及び、薄肉鋳片の製造方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2021016866A JP2021016866A JP2019131924A JP2019131924A JP2021016866A JP 2021016866 A JP2021016866 A JP 2021016866A JP 2019131924 A JP2019131924 A JP 2019131924A JP 2019131924 A JP2019131924 A JP 2019131924A JP 2021016866 A JP2021016866 A JP 2021016866A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- scum
- molten metal
- roll
- weir
- groove
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
- 238000009749 continuous casting Methods 0.000 title claims abstract description 33
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 title claims abstract description 22
- 229910052751 metal Inorganic materials 0.000 claims abstract description 100
- 239000002184 metal Substances 0.000 claims abstract description 100
- 238000001816 cooling Methods 0.000 claims abstract description 99
- 238000007654 immersion Methods 0.000 claims abstract description 24
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims abstract description 18
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 claims description 7
- 238000005266 casting Methods 0.000 abstract description 17
- 239000010953 base metal Substances 0.000 abstract 1
- 229910000831 Steel Inorganic materials 0.000 description 59
- 239000010959 steel Substances 0.000 description 59
- 238000005520 cutting process Methods 0.000 description 12
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 12
- 230000000052 comparative effect Effects 0.000 description 9
- 230000037303 wrinkles Effects 0.000 description 8
- 230000003068 static effect Effects 0.000 description 5
- 229910052799 carbon Inorganic materials 0.000 description 4
- 230000005499 meniscus Effects 0.000 description 4
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 4
- 238000009825 accumulation Methods 0.000 description 3
- PNEYBMLMFCGWSK-UHFFFAOYSA-N aluminium oxide Inorganic materials [O-2].[O-2].[O-2].[Al+3].[Al+3] PNEYBMLMFCGWSK-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 3
- 230000007547 defect Effects 0.000 description 3
- 238000005554 pickling Methods 0.000 description 3
- 238000007711 solidification Methods 0.000 description 3
- 230000008023 solidification Effects 0.000 description 3
- PZNSFCLAULLKQX-UHFFFAOYSA-N Boron nitride Chemical compound N#B PZNSFCLAULLKQX-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- OKTJSMMVPCPJKN-UHFFFAOYSA-N Carbon Chemical compound [C] OKTJSMMVPCPJKN-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 229910001209 Low-carbon steel Inorganic materials 0.000 description 2
- MCMNRKCIXSYSNV-UHFFFAOYSA-N Zirconium dioxide Chemical compound O=[Zr]=O MCMNRKCIXSYSNV-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 239000002131 composite material Substances 0.000 description 2
- 238000002788 crimping Methods 0.000 description 2
- 238000011156 evaluation Methods 0.000 description 2
- 229910002804 graphite Inorganic materials 0.000 description 2
- 239000000463 material Substances 0.000 description 2
- 238000000034 method Methods 0.000 description 2
- 239000010935 stainless steel Substances 0.000 description 2
- 229910001220 stainless steel Inorganic materials 0.000 description 2
- 229910052582 BN Inorganic materials 0.000 description 1
- 229910000975 Carbon steel Inorganic materials 0.000 description 1
- 229910000677 High-carbon steel Inorganic materials 0.000 description 1
- 229910000954 Medium-carbon steel Inorganic materials 0.000 description 1
- 229910052581 Si3N4 Inorganic materials 0.000 description 1
- 230000001154 acute effect Effects 0.000 description 1
- 229910001566 austenite Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000010962 carbon steel Substances 0.000 description 1
- 239000012141 concentrate Substances 0.000 description 1
- PMHQVHHXPFUNSP-UHFFFAOYSA-M copper(1+);methylsulfanylmethane;bromide Chemical compound Br[Cu].CSC PMHQVHHXPFUNSP-UHFFFAOYSA-M 0.000 description 1
- 238000005336 cracking Methods 0.000 description 1
- 230000006866 deterioration Effects 0.000 description 1
- 238000007598 dipping method Methods 0.000 description 1
- 238000002474 experimental method Methods 0.000 description 1
- 239000011521 glass Substances 0.000 description 1
- 239000010439 graphite Substances 0.000 description 1
- 239000007770 graphite material Substances 0.000 description 1
- 150000004767 nitrides Chemical class 0.000 description 1
- 230000001590 oxidative effect Effects 0.000 description 1
- 239000011819 refractory material Substances 0.000 description 1
- 229910052710 silicon Inorganic materials 0.000 description 1
- HQVNEWCFYHHQES-UHFFFAOYSA-N silicon nitride Chemical compound N12[Si]34N5[Si]62N3[Si]51N64 HQVNEWCFYHHQES-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 239000002436 steel type Substances 0.000 description 1
- 239000000126 substance Substances 0.000 description 1
- 239000013585 weight reducing agent Substances 0.000 description 1
- 229910000859 α-Fe Inorganic materials 0.000 description 1
Images
Landscapes
- Continuous Casting (AREA)
Abstract
Description
そこで、上述の双ロール式連続鋳造装置を用いて薄肉鋳片を鋳造する際に、湯面上のスカムが冷却ロールの周面に巻き込まれることを抑制する技術が提案されている。
注湯ノズルとメニスカス(溶鋼湯面と冷却ロール接触開始部位、凝固開始点)との間に、冷却ロールの軸方向に対して平行に、スカム堰を浸漬することにより、湯面に浮上したスカムを堰止めることが可能となる。なお、溶融金属は浸漬したスカム堰の下部を通って、メニスカスに達するので、湯面のスカム巻込みが大幅に防止され、健全な鋳片が製造される。
スカムの大部分は、面積が広い領域(a)において湯面上に浮上することから、スカム堰30によってスカムの巻き込みが抑制されることになる。
ここで、領域(b)において、メニスカス近傍に存在するスカムは速やかに冷却ロール11に巻き込まれやすく、比較的メニスカスから離れた位置に存在するスカムはスカム堰30の近傍に滞留しやすくなる。
特に、生産量が多く鋳造時間が長い鉄鋼の鋳造では、領域(b)におけるスカムの蓄積量が多くなりがちであり、その結果、粗大なスカムが巻き込まれるおそれがあり、鋳片の欠陥が生じやすい。
また、溝部によってスカム堰の断熱性が向上し、スカム堰の表面における地金の発生を抑制することが可能となる。
この場合、溶融金属及びスカムは溝部の内部に完全には充填されずに、溝部の底部(特に角部)に空隙が形成され易くなるため、溶融金属の静圧が加わった状態で溝部の側壁の先端部に接触することなる。これにより、溝部の側壁の先端部からさらに集中的に応力が加わることで、スカムが容易に切断され易くなる。また、スカムがスカム堰から剥離しやすくなる。
また、溝部内に形成された空隙が断熱層となり、スカム堰への地金の付着をさらに抑制することが可能となる。
また、溝部によってスカム堰の断熱性が向上し、スカム堰の表面における地金の発生を抑制することが可能となる。
この場合、スカム堰に対して振動を付与することにより、溝部の側壁の先端部からの応力がさらに大きくなり、スカムが容易に切断されることになる。また、振動により、スカム堰からスカムを容易に剥離することができる。さらに、振動の周波数を調整することにより、切断後のスカムのサイズを調整することが可能となる。
この場合、前記冷却ロールの回転を利用してスカム堰に振動を付与することから、振動付与機構が比較的簡単な構成とすることができ、溶融金属から高温輻射熱を受ける使用環境でも、安定して使用することができる。
また、溝部によってスカム堰の断熱性が向上し、スカム堰の表面における地金の発生を抑制することが可能となる。
この場合、スカム堰に対して振動を付与することにより、溝部の側壁の先端部からの応力がさらに大きくなり、スカムが容易に切断されることになる。また、振動により、スカム堰からスカムを容易に剥離することができる。さらに、振動の周波数を調整することにより、切断後のスカムのサイズを調整することが可能となる。
また、本実施形態では、製造される薄肉鋳片1の幅が200mm以上1800mm以下の範囲内、厚さが0.8mm以上5mm以下の範囲内とされている。
図2に示す双ロール式連続鋳造装置10は、一対の冷却ロール11、11と、薄肉鋳片1を支持するピンチロール12,12及び13,13と、一対の冷却ロール11、11の幅方向端部に配設されたサイド堰15と、これら一対の冷却ロール11、11とサイド堰15とによって画成された溶鋼プール部16に供給される溶鋼3を保持するタンディッシュ17と、このタンディッシュ17から溶鋼プール部16へと溶鋼3を供給する注湯ノズル18と、を備えている。
また、溶鋼プール部16には、溶鋼3が貯留されており、溶鋼面には、アルミナ皮膜等からなるスカムXが形成されている。
なお、スカム堰30は、図4に示すように、シールチャンバー20のフレームに固定された支持アーム部21によって支持され、溶鋼プール部16に配置されている。なお、本実施形態では、支持アーム部21は、シールチャンバー20のフレームに揺動可能に接続されている。
なお、溶鋼浸漬部30aとは、溶鋼プール部16中の溶鋼3に浸漬される領域であり、定常部の湯面位置(目標湯面位置)を基準としたスカム堰30の浸漬深さDから規定すれば良い。ここで、浸漬深さDは冷却ロールに向いた側のスカム面の浸漬方向の距離である。本実施形態では、スカム堰30の浸漬深さDは5mm以上20mm以下の範囲内が好ましい。5mm以上では、湯面変動で湯面が低下した際でもスカム堰が浸漬しないという懸念を小さくすることができ、一方、20mm以下では、ノズル吐出流から受ける衝撃を小さくすることができるためである。なお、スカム堰30の浸漬深さDは10mm以上15mm以下の範囲内とすることがさらに好ましい。
また、スカム堰30の厚さは、注湯ノズル18からの溶鋼流動に対する強度を確保するために5mm以上とすることが好ましい。一方、軽量化の観点から、厚さの上限は20mm以下とすることが好ましい。
また、本実施形態においては、図5(b)に示すように、溝部32は、延在方向に直交する断面形状が四角形状をなしている。
この振動付与機構40は、図4に示すように、冷却ロール11に接触する回転体41と、この回転体41の軸部とスカム堰30を支持する支持アーム部21とを接続する伝達アーム部42と、を備えている。
回転体41の外周面には、径方向に凹凸を有しており、冷却ロール11の回転に伴って回転体41が回転することにより、回転体41が振動し、この振動が伝達アーム部42を介して支持アーム部21に伝達され、スカム堰30に振動が付与されるように構成されている。
また、図4に示すように、スカム堰30は、冷却ロール11の回転軸と平行に延在するように配置される。これにより、スカム堰30に形成された溝部32は、冷却ロール11の回転方向に対して交差する方向に延在するように配置されることになる。
また、図6に示すように、スカムXが溝部32の内部に完全には充填されずに、溝部32の底部(特に底部の角部Z)に空隙が形成される場合には、溶鋼3の静圧が加わった状態で溝部32の側壁の先端部Yに接触することなる。このため、溝部32の側壁の先端部Yからさらに集中的に応力が加わることで、スカムXが容易に切断される。
スカム堰30の溝部32の開口幅W1を0.5mm以上とすることにより、溝部32にスカムX及び溶鋼3が侵入しやすくなり、溝部32の側壁の先端部YによってスカムXを安定して切断し易くなる。
一方、溝部32の開口幅W1を7mm以下とすることにより、溶鋼3が溝部32の内部に完全に充填することを抑制し易くすることができ、溶鋼3の静圧によって溝部32の側壁の先端部YからスカムXへの応力が大きくなり、スカムXを安定して切断し易くなる。
よって、本実施形態では、溝部32の開口幅W1は、0.5mm以上7mm以下の範囲内とすることが好ましい。
なお、溝部32の開口幅W1の上限は5mm以下であることがさらに好ましく、3mm以下であることがより好ましい。一方、溝部32の開口幅W1の下限は1mm以上であることがさらに好ましく、2mm以上であることがより好ましい。
スカム堰30に複数の溝部32が形成された場合において、図5に示すように、溝部32と溝部32との間の側壁の先端幅W2が規定されることになる。この側壁の先端幅W2には、特に制限はないが、溝部が複数の場合、先端幅W2により、スカム堰の浸漬深さDに影響するため、3mm以下とすることが好ましい。
スカム堰30の溝部32の深さdを0.5mm以上とすることにより、溶鋼3が溝部32の内部に完全に充填することを抑制し易くできるので、溶鋼3の静圧によって溝部32の側壁の先端部YからスカムXへの応力が大きくなり、スカムXを安定して切断し易くなる。
一方、スカム堰30の溝部32の深さdの上限は、特に制限はないが、スカム堰30の強度を確保するために、スカム堰30の厚さの1/2以下とすることが好ましい。
なお、溝部32深さdの下限は1mm以上であることが好ましく、2mm以上であることがさらに好ましい。
湯面に浮かぶスカムXを切断することから、湯面位置にあることが必要である。溝部32が1本でもスカムXの切断効果は得られるが、複数あることが好ましい。操業では湯面変動するので、目標湯面位置を原点とした±10mm(スカム面上の浸漬方向の距離)に複数本あることが好ましい。さらに、溶鋼3はスカム堰30の浸漬部先端(下端)を潜って、湯面に向かって上昇するので、溶鋼浸漬部30a全体に、溝部32が形成されていることがさらに好ましい。
スカム堰30に対して振動を付与する際に、振動方向については特に規定しないが、上述の振動付与機構40を用いた場合には、冷却ロール11の軸線と平行に配置したスカム堰30と冷却ロール11間の距離が近接離間するように振動することになる。
また、振動数は、切断後のスカムXの長さ(鋳造方向長さ)を10mm以下とするために、鋳造速度Vc(m/分)として、以下の式で算出される下限振動数fmin以上とすることが好ましい。なお、スカムの最大長さが10mm以下としているのは、このサイズ以下であれば、表面割れがほとんど発生しないことを、本発明者が実験的に確認していることによる。
fmin(Hz)=(1000/60/10)×Vc
一方、振動数の上限(上限振動数fmax)は、耐火物で構成されたスカム堰30と機械の耐久性から500Hz、好ましくは200Hzとすることが好ましい。
なお、振幅や振動数は、振動付与機構40の回転体41の外径や、回転体41の外周面の凹凸高さを変えることで調整することができる。
また、溝部32によってスカム堰30の断熱性が向上し、スカム堰30の表面における地金の発生を抑制することが可能となる。
また、溝部32内に形成された空隙が断熱層となり、スカム堰30への地金の付着をさらに抑制することが可能となる。
例えば、本実施形態では、図2に示すように、ピンチロールを配設した双ロール式連続鋳造装置を例に挙げて説明したが、これらのロール等の配置に限定はなく、適宜設計変更してもよい。
また、本実施形態では、スカム堰の幅全体に延在する溝部を形成したものとして説明したが、これに限定されることはなく、図8(a)、(b)に示すように、幅方向に分割された複数の溝部を有してもよい。
鋳造幅:800mm
鋳造厚み:平均2.0mm
鋳造速度:平均50m/min
鋳造雰囲気:Ar+N2
鋳造量:10トン
湯面レベル弧角:40deg
溶鋼と冷却ロールドラムの接触弧長:419mm
溶鋼プール部の溶鋼温度:1522〜1542℃(上記溶鋼の液相線温度1502℃なので、過熱度は20〜40℃)
そして、スカム堰の表面に、表1に示すように、溝部を有しているものを用いた。
また、スカム堰に振動を付与する際は、実施形態で説明した振動付与機構を用いて、表2に示す条件で実施した。振動の振幅や振動数は、回転体の外周面の凹凸高さや回転体の外径を変えて調整した。
定常部の酸洗前鋳片1mの表面と裏面を目視観察し、両面に巻き込んだスカムのうち、鋳造方向の長さが最大のものの長さを測定した。
定常部の薄肉鋳片1mを酸洗した後、表面と裏面を目視で観察し、薄肉鋳片1m2あたりのしわの発生長さを測定した。
鋳片1mを酸洗した後、その表面と裏面とを観察し、目視、および、8倍ルーペを用いて、長さ1mm以上の割れを調査し、1m2あたりの割れの個数を測定した。
鋳造終了後のスカム堰表面の付着地金の有無を調べ、付着している場合は最も厚い部位の厚みを測定した。
溝の配置位置は、スカム堰の幅方向と浸漬方向で示した。幅方向の配置は全幅を基本としたが、No.14、15、16の様に、幅方向に分割し、溝の条件を変更した場合も試験した。
浸漬方向の位置は、定常湯面レベル40degのときの湯面を原点として、浸漬部位をマイナスの数値、湯面より上部の非浸漬部位をプラスの数値で示した。数値はスカム面上の距離である。
浸漬方向の配置範囲は、溝(凹)部の上端と下端の位置で示しており、溝が複数配置されている場合は、最下部の溝の下端から、最上部の溝の上端の位置で表示した。
溝の形状や寸法は、溝(凹)部の断面形状を四角、三角、半円と表記し、さらにスカム堰表面における溝の開口幅W1、側壁の先端幅W2、溝の深さd、溝の本数を示した。
3 溶鋼
5 凝固シェル
11 冷却ロール
16 溶鋼プール部(溶融金属プール部)
30 スカム堰
30a 溶鋼浸漬部(溶融金属浸漬部)
32 溝部
40 振動付与機構
41 回転体
42 伝達アーム部(伝達部材)
Claims (7)
- 回転する一対の冷却ロールと一対のサイド堰によって形成された溶融金属プール部に、注湯ノズルを介して溶融金属を供給し、前記冷却ロールの周面に凝固シェルを形成・成長させて薄肉鋳片を製造する双ロール式連続鋳造装置において、前記溶融金属プール部内の前記注湯ノズルと前記冷却ロールとの間に配設されるスカム堰であって、
前記溶融金属プール部において前記溶融金属内に浸漬される溶融金属浸漬部の少なくとも前記冷却ロール側を向く面に、溝部を有していることを特徴とするスカム堰。 - 前記溝部の開口幅が7mm以下であることを特徴とする請求項1に記載のスカム堰。
- 回転する一対の冷却ロールと一対のサイド堰によって形成された溶融金属プール部に、注湯ノズルを介して溶融金属を供給し、前記冷却ロールの周面に凝固シェルを形成・成長させて薄肉鋳片を製造する双ロール式連続鋳造装置であって、
請求項1又は請求項2に記載のスカム堰が、前記溶融金属プール部において前記冷却ロールと前記注湯ノズルとの間の空間に、前記溝部が前記冷却ロール側を向くように配置されていることを特徴とする双ロール式連続鋳造装置。 - 前記スカム堰を振動させる振動付与機構を備えていることを特徴とする請求項3に記載の双ロール式連続鋳造装置。
- 前記振動付与機構は、前記冷却ロールに接触する回転体と、この回転体に接続された伝達部材と、を有し、前記冷却ロールの回転に伴って前記スカム堰に振動が付与される構造とされていることを特徴とする請求項4に記載の双ロール式連続鋳造装置。
- 回転する一対の冷却ロールと一対のサイド堰によって形成された溶融金属プール部に、注湯ノズルを介して溶融金属を供給し、前記冷却ロールの周面に凝固シェルを形成・成長させて薄肉鋳片を製造する薄肉鋳片の製造方法であって、
請求項1又は請求項2に記載のスカム堰を、前記溶融金属プール部において前記冷却ロールと前記注湯ノズルとの間の空間に、前記溝部が前記冷却ロール側を向くように配置することを特徴とする薄肉鋳片の製造方法。 - 前記スカム堰を振動させることを特徴とする請求項6に記載の薄肉鋳片の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019131924A JP7273301B2 (ja) | 2019-07-17 | 2019-07-17 | スカム堰、双ロール式連続鋳造装置、及び、薄肉鋳片の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019131924A JP7273301B2 (ja) | 2019-07-17 | 2019-07-17 | スカム堰、双ロール式連続鋳造装置、及び、薄肉鋳片の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2021016866A true JP2021016866A (ja) | 2021-02-15 |
JP7273301B2 JP7273301B2 (ja) | 2023-05-15 |
Family
ID=74566280
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2019131924A Active JP7273301B2 (ja) | 2019-07-17 | 2019-07-17 | スカム堰、双ロール式連続鋳造装置、及び、薄肉鋳片の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP7273301B2 (ja) |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0360849A (ja) * | 1989-07-31 | 1991-03-15 | Hitachi Ltd | 薄板連続鋳造装置 |
JPH0716712A (ja) * | 1993-06-30 | 1995-01-20 | Nippon Steel Corp | 双ロール式連続鋳造機 |
JPH09141398A (ja) * | 1995-11-21 | 1997-06-03 | Nippon Steel Corp | 双ドラム式薄板連続鋳造装置用溶湯整流板 |
JPH11267796A (ja) * | 1998-03-18 | 1999-10-05 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | ドラム式ストリップキャスタ |
JP2018176250A (ja) * | 2017-04-19 | 2018-11-15 | 新日鐵住金株式会社 | スカム堰、双ロール式連続鋳造装置、及び、薄肉鋳片の製造方法 |
-
2019
- 2019-07-17 JP JP2019131924A patent/JP7273301B2/ja active Active
Patent Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0360849A (ja) * | 1989-07-31 | 1991-03-15 | Hitachi Ltd | 薄板連続鋳造装置 |
JPH0716712A (ja) * | 1993-06-30 | 1995-01-20 | Nippon Steel Corp | 双ロール式連続鋳造機 |
JPH09141398A (ja) * | 1995-11-21 | 1997-06-03 | Nippon Steel Corp | 双ドラム式薄板連続鋳造装置用溶湯整流板 |
JPH11267796A (ja) * | 1998-03-18 | 1999-10-05 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | ドラム式ストリップキャスタ |
JP2018176250A (ja) * | 2017-04-19 | 2018-11-15 | 新日鐵住金株式会社 | スカム堰、双ロール式連続鋳造装置、及び、薄肉鋳片の製造方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP7273301B2 (ja) | 2023-05-15 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP7273301B2 (ja) | スカム堰、双ロール式連続鋳造装置、及び、薄肉鋳片の製造方法 | |
JP6828361B2 (ja) | サイドシール装置、双ロール式連続鋳造装置、及び、薄肉鋳片の製造方法 | |
JP7099129B2 (ja) | 炭素鋼薄肉鋳片の製造装置、炭素鋼薄肉鋳片の製造方法 | |
JP6859827B2 (ja) | スカム堰、双ロール式連続鋳造装置、及び、薄肉鋳片の製造方法 | |
JP5942712B2 (ja) | スカム堰、薄肉鋳片の製造方法、薄肉鋳片の製造装置 | |
JP2000117397A (ja) | 薄鋼板の鋳造方法 | |
JP7207107B2 (ja) | 薄肉鋳片の製造方法 | |
JP7056387B2 (ja) | 薄肉鋳片の製造方法、及び、薄肉鋳片の製造装置 | |
JP3817188B2 (ja) | スカム堰およびスカム堰を有した双ドラム式連続鋳造機による薄肉鋳片の製造方法 | |
JPH0399757A (ja) | 双ロール式薄板連続鋳造方法 | |
JPS609553A (ja) | 絞り込み式連続鋳造機 | |
JP7124617B2 (ja) | スカム堰、双ロール式連続鋳造装置、及び、薄肉鋳片の製造方法 | |
JP7056400B2 (ja) | 冷却ロール、双ロール式連続鋳造装置、及び、薄肉鋳片の製造方法 | |
JP2022054735A (ja) | スカム堰、薄肉鋳片の製造方法、および、双ロール式連続鋳造装置 | |
JP2020110814A (ja) | スカム堰、双ロール式連続鋳造装置、及び、薄肉鋳片の製造方法 | |
JP2019195846A (ja) | スカム堰、双ドラム式連続鋳造装置、及び、薄肉鋳片の製造方法 | |
JP6696397B2 (ja) | 薄肉鋳片の製造装置、及び、薄肉鋳片の製造方法 | |
JP2021016861A (ja) | 薄肉鋳片の製造方法、及び、双ロール式連続鋳造装置 | |
JP3726692B2 (ja) | 連続鋳造方法 | |
JP6558257B2 (ja) | 双ドラム式連続鋳造装置用浸漬ノズル、双ドラム式連続鋳造装置及び薄肉鋳片の製造方法 | |
JP3908901B2 (ja) | 薄肉鋳片連続鋳造用冷却ドラム及び薄肉鋳片とその連続鋳造方法 | |
KR100470047B1 (ko) | 쌍롤식 박판주조기의 탕면댐 | |
JP3908902B2 (ja) | 薄肉鋳片連続鋳造用冷却ドラム及び薄肉鋳片の連続鋳造方法 | |
JPS6030555A (ja) | 鋼板の連続鋳造装置 | |
JPH04319056A (ja) | 鋼鋳片の連続鋳造方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20220303 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20221228 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20230117 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20230307 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20230328 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20230410 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 7273301 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |