JP2021015680A - コネクタ嵌合構造及びロック解除治具 - Google Patents

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Abstract

【課題】シーソーロック部が周辺部品に接近した状態で取り付けられた場合でもロック解除の困難さを抑える。【解決手段】コネクタ嵌合構造1が、第1コネクタ11と、第2コネクタ12と、第2コネクタ12の周面に設けられた被ロック用突起121と、第1コネクタ11の周面にシーソー運動が可能なように設けられ、一端が被ロック用突起121に係止するロック部111bで、他端がロック部111bを解除方向D14に動かす第1ロック解除部111cとなったシーソーロック部111と、第2コネクタ12の周面に設けられ、被ロック用突起121に係止したロック部111bを、所定操作を受けることで被ロック用突起121から外す第2ロック解除部122と、を備えたことを特徴とする。【選択図】図3

Description

本発明は、一対のコネクタを互いにロックしつつ嵌合するコネクタ嵌合構造と、そのようなコネクタ嵌合構造におけるロックの解除に用いられるロック解除治具に関するものである。
従来、一対のコネクタを互いにロックしつつ嵌合するコネクタ嵌合構造が利用されている(例えば、特許文献1参照。)。この特許文献1に記載のコネクタ嵌合構造では、一方のコネクタの周面に被ロック用突起が設けられ、他方のコネクタの周面に、嵌合時に被ロック用突起に係止するシーソーロック部が設けられている。
シーソーロック部は、中途の支点を中心にシーソー運動が可能なように他方のコネクタの周面に設けられている。そして、シーソーロック部の一端が嵌合時に被ロック用突起に係止するロック部となっている。また、シーソーロック部の他端は、例えばユーザが指で押圧することでロック部を被ロック用突起から外れる解除方向に動かすロック解除部となっている。
特開2016−152209号公報
ここで、上記のようなコネクタ嵌合構造は、シーソーロック部が周辺部品に接近した状態で取り付けられる場合がある。このような場合、ユーザがロックを解除しようとしてもロック解除部へのアクセスが難しく、ロック解除が困難となる可能性がある。
従って、本発明は、上記のような問題に着目し、シーソーロック部が周辺部品に接近した状態で取り付けられた場合でもロック解除の困難さを抑えることができるコネクタ嵌合構造及びロック解除治具を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、コネクタ嵌合構造は、第1コネクタと、前記第1コネクタに嵌合する第2コネクタと、前記第2コネクタの周面に設けられた被ロック用突起と、前記第1コネクタと前記第2コネクタとの嵌合方向に延在するとともに、その中途が前記第1コネクタの周面に設けられた支点を中心にシーソー運動が可能なように設けられ、一端が嵌合時の前記第2コネクタにおける前記被ロック用突起に係止するロック部で、他端が前記第1コネクタの周面へと押圧されることで前記ロック部を前記被ロック用突起から外れる解除方向に動かす第1ロック解除部となったシーソーロック部と、前記第2コネクタの周面に設けられ、前記被ロック用突起に係止した前記ロック部を、所定操作を受けることで前記被ロック用突起から外す第2ロック解除部と、を備えたことを特徴とする。
また、上記課題を解決するために、ロック解除治具は、上述したコネクタ嵌合構造に対するロック解除時に、前記コネクタ嵌合構造における各コネクタの周面に沿って、前記第2ロック解除部に向かってスライド移動される治具本体部と、前記治具本体部の、移動方向の前側の端部に設けられ、第2ロック解除部に当接して前記所定操作を加えることで、前記被ロック用突起に係止した前記ロック部を当該被ロック用突起から外す解除操作部と、を備えたことを特徴とする。
上述のコネクタ嵌合構造によれば、第1コネクタに設けられたシーソーロック部における第1ロック解除部に加えて、第2コネクタにも第2ロック解除部が設けられている。この第2ロック解除部により、シーソーロック部が周辺部品に接近した状態で第1ロック解除部でのロック解除が困難な場合でも、第2ロック解除部によるロック解除が可能となっているので、ロック解除の困難さを抑えることができる。
また、上述のロック解除治具によれば、解除対象のコネクタ嵌合構造が上述の第2ロック解除部を有する構造となっているので、先端の解除操作部で第2ロック解除部に当接して所定操作を加えることで容易にロック解除を行うことができる。このように、このロック解除治具によれば、シーソーロック部が周辺部品に接近した状態で取り付けられた場合でもロック解除の困難さを抑えることができる。
筒状の周辺部品の内部に収められて設置されるコネクタ嵌合構造の斜視図である。 図1に示されている筒状の周辺部品をカットして、内部のコネクタ嵌合構造が見えるように示す部分カット斜視図である。 図1及び図2に示されているコネクタ嵌合構造を、ロックのための構成が見える様に円筒状の周辺部品を除くとともに、上下を反転させてロックのための構成が上側に来るように示した斜視図である。 図3に示されているコネクタ嵌合構造を示す、図中のV11−V11線に沿った断面図である。 第2ロック解除部でロック解除を行うための被操作部に対する押圧操作がロック解除治具を用いて行われる様子を、図2と同様の部分カット斜視図で示した図である。 図5に示されているロック解除治具を、その長手方向に沿った断面とともに示した図である。 図5及び図6に示されているロック解除治具によってコネクタ嵌合構造におけるロックが解除される様子を、コネクタ嵌合構造における長手方向に沿った断面で示す模式図である。 ロック解除治具の解除操作部が第2ロック解除部の被操作部に当接した、図7の中段に断面図で示されている状態を、円筒状の周辺部品を除くとともに図3と同じ向きで示した斜視図である。
以下、コネクタ嵌合構造の一実施形態について説明する。
図1は、筒状の周辺部品の内部に収められて設置されるコネクタ嵌合構造の斜視図であり、図2は、図1に示されている筒状の周辺部品をカットして、内部のコネクタ嵌合構造が見えるように示す部分カット斜視図である。
本実施形態では、メス型で円筒型の第1コネクタ11と、この第1コネクタ11に嵌合するオス型で円筒型の第2コネクタ12と、を備えるコネクタ嵌合構造1が、円筒状の周辺部品5の内部に収まるように設置される。ここでは、第2コネクタ12が周辺部品5の内部に取り付けられており、第1コネクタ11が、円筒状の周辺部品5の一方の開口から挿入され、第2コネクタ12に嵌合される。そして、これら2つのコネクタの嵌合時には、この嵌合が外れないようにロックされる。このロックのための構成として、第2コネクタ12に後述の被ロック用突起121が設けられ、第1コネクタ11にシーソーロック部111が設けられている。更に、円筒状の周辺部品5の内部で嵌合状態にあるコネクタ嵌合構造1のロック解除のための構成として、第1コネクタ11のシーソーロック部111とは別に、第2コネクタ12に第2ロック解除部122が設けられている。ここで、ロック解除は、コネクタ嵌合構造1が周辺部品5の内部に設置された後のメインテナンス等の際に行われる。
図3は、図1及び図2に示されているコネクタ嵌合構造を、ロックのための構成が見える様に円筒状の周辺部品を除くとともに、上下を反転させてロックのための構成が上側に来るように示した斜視図である。この図3では、コネクタ嵌合構造1が、第1コネクタ11が第2コネクタ12から外された分解斜視図で示されている。また、図4は、図3に示されているコネクタ嵌合構造を示す、図中のV11−V11線に沿った断面図である。
第2コネクタ12の被ロック用突起121は、第2コネクタ12における、第1コネクタ11との嵌合側の周面から円弧状に突出して設けられた突起となっている。
第1コネクタ11のシーソーロック部111は、第2コネクタ12の被ロック用突起121への係止によるロックと、そのロックの解除と、の両方のための構造を有している。このシーソーロック部111は、第1コネクタ11と第2コネクタ12との嵌合方向D11に延在するとともに、その中途が第1コネクタの周面に設けられた支点111aを中心に矢印D12方向のシーソー運動が可能なように設けられている。そして、第2コネクタ12との嵌合側の一端が、嵌合時の第2コネクタ12における被ロック用突起121に係止するロック部111bとなっている。また、ロック部111bとは反対側の他端が、第1コネクタ11の周面へと矢印D13方向に押圧されることでロック部111bを被ロック用突起121から外れる解除方向D14に動かす第1ロック解除部111cとなっている。
また、シーソーロック部111のロック部111bは、突起部111b−1と庇部111b−2を有している。突起部111b−1は、図4に矢印D15で示されているように、嵌合時の第2コネクタ12の周面に向かって突出して被ロック用突起121に係止する部位である。庇部111b−2は、嵌合方向D11について突起部111b−1よりも前方側で嵌合時の第2コネクタ12の周面との間に間隙が開くように延出した部位である。
第2コネクタ12の第2ロック解除部122は、第2コネクタ12の周面に設けられ、被ロック用突起121に係止したシーソーロック部111のロック部111bを、所定操作を受けることで被ロック用突起121から外す部位である。本実施形態では、この第2ロック解除部122が、嵌合方向D11に延在するとともに、その中途が第2コネクタ12の周面に設けられた支点122aを中心に矢印D16方向のシーソー運動が可能なように設けられている。そして、第1コネクタ11との嵌合側の一端が、被ロック用突起121に係止したロック部111bに係止する係止部122bとなっている。また、係止部122bとは反対側の他端が、第2コネクタ12の周面へと矢印D17方向に押圧される押圧操作を受ける被操作部122cとなっている。この被操作部122cが矢印D17方向の押圧操作を受けることで係止部122bが矢印D18方向に動き、ロック部111bを解除方向D14に動かすものとなっている。
また、第2ロック解除部122の係止部122bは、矢印D19で示されているように、嵌合時に第2コネクタ12の周面とロック部111bにおける庇部111b−2との間の間隙へと差入れられる。第2ロック解除部122の被操作部122cが矢印D17方向の押圧操作を受けると、係止部122bは、ロック部111bの庇部111b−2を、突起部111b−1が被ロック用突起121から外れるまで押し上げる。
更に、本実施形態では、第2ロック解除部122でロック解除を行うための被操作部122cに対する矢印D17方向の押圧操作が、後述のロック解除治具2を用いて行われる。このロック解除治具2の被操作部122cへのアクセスを容易ならしめるために、被操作部122cは、第2コネクタ12の周面からの高さH11が、嵌合時のシーソーロック部111の第2コネクタ12の周面からの高さH12よりも高くなっている。そして、この被操作部122cは、第1コネクタ11側に、当該第1コネクタ11から離れるにつれて第2コネクタ12の周面からの高さが漸高する斜面122c−1が形成されている。
図5は、第2ロック解除部でロック解除を行うための被操作部に対する押圧操作がロック解除治具を用いて行われる様子を、図2と同様の部分カット斜視図で示した図である。また、図6は、図5に示されているロック解除治具を、その長手方向に沿った断面とともに示した図である。
上述したように、本実施形態では、コネクタ嵌合構造1が円筒状の周辺部品5の内部に収まるように設置されている。そして、周辺部品5の内部では、コネクタ嵌合構造1が周辺部品5の内壁面に接近しており、ユーザがシーソーロック部111の第1ロック解除部111cや第2コネクタ12の第2ロック解除部122に直接触れて操作することが困難となっている。ロック解除治具2は、このように周辺部品5の内部に設置されたコネクタ嵌合構造1のロック解除時に、コネクタ嵌合構造1におけるシーソーロック部111や第2ロック解除部122と周辺部品5との間の間隙d11に挿入されて使用される。
ロック解除治具2は、治具本体部21と、解除操作部22と、を備えている。治具本体部21は、ロック解除時に、コネクタ嵌合構造1における各コネクタの周面に沿って、第2ロック解除部122に向かってスライド移動される円弧板状の部位である。この治具本体部21は、コネクタ嵌合構造1と周辺部品5との間の間隙d11に、シーソーロック部111の側から挿入される。解除操作部22は、治具本体部21の、移動方向D20の前側の端部に設けられ、挿入時に第2ロック解除部122に当接する部位である。本実施形態では、治具本体部21の前側の端部には、挿入時に、第2ロック解除部122の被操作部122cを受け入れる矩形凹部23が形成されており、解除操作部22は、この矩形凹部23の最深部となっている。解除操作部22は、矩形凹部23に受け入れられた被操作部122cに当接する。そして、この当接時に、解除操作部22は、第2ロック解除部122の被操作部122cを第2コネクタ12の周面へと押圧する押圧操作を加える。解除操作部22は、この押圧操作により、被ロック用突起121に係止したロック部111bを当該被ロック用突起121から外す。
また、本実施形態では、ロック解除治具2の解除操作部22は、第2ロック解除部122の被操作部122cに、次のような当接斜面221で当接する。この当接斜面221は、移動方向D20について厚みが漸減するように形成された部位であり、挿入時に第2ロック解除部122の被操作部122cに当接して被操作部122cを乗り上げさせることで上記の押圧操作を加える。ここで、上述したように第2ロック解除部122の被操作部122cには、第1コネクタ11側に斜面122c−1が形成されている。ロック解除治具2の解除操作部22における当接斜面221は、この被操作部122cの斜面122c−1に面着した状態で当接し、互いの斜面に沿って被操作部122cを乗り上げさせるようになっている。
そして、ロック解除治具2の治具本体部21には、解除操作部22がロック部111bを被ロック用突起121から外す際にシーソーロック部111におけるロック部111bが入り込む貫通孔211が設けられている。また、このときには、ロック部111bとともに、第2ロック解除部122もこの貫通孔211に入り込むようになっている。
図7は、図5及び図6に示されているロック解除治具によってコネクタ嵌合構造におけるロックが解除される様子を、コネクタ嵌合構造における長手方向に沿った断面で示す模式図である。
図7の上段に示されているように、ロック解除治具2は、上述したように、コネクタ嵌合構造1におけるシーソーロック部111や第2ロック解除部122と周辺部品5との間の間隙d11に、シーソーロック部111の側から移動方向D20に挿入される。
そして、図7の中段に示されているように、挿入されたロック解除治具2は、まず、解除操作部22が、第2ロック解除部122の被操作部122cに当接するまで移動方向D20に進む。
図8は、ロック解除治具の解除操作部が第2ロック解除部の被操作部に当接した、図7の中段に断面図で示されている状態を、円筒状の周辺部品を除くとともに図3と同じ向きで示した斜視図である。
この図8に示されているように、第2ロック解除部122の被操作部122cは、ロック解除治具2における矩形凹部23に受け入れられ、その最深部たる解除操作部22が、この被操作部122cに当接する。そして、この当接時には、図7の中段に示されているように、ロック解除治具2の解除操作部22における当接斜面221は、この被操作部122cの斜面122c−1に面着した状態となる。ロック解除治具2の治具本体部21における貫通孔211からは、シーソーロック部111におけるロック部111b側と第2ロック解除部122における係止部122b側とが覗いている。
この面着状態からロック解除治具2が更に移動方向D20に挿入されると、図7の下段に示されているように、解除操作部22及び被操作部122cにおける互いの斜面に沿うように、被操作部122cが解除操作部22に乗り上げる。ロック解除治具2が周辺部品5の内面に押し付けられてそれ以上外側には動けないために、被操作部122cが解除操作部22に乗り上げた状態になる。この乗り上げにより、被操作部122cが第2コネクタ12の周面へと矢印D17方向に押圧されて係止部122bが矢印D18方向に動く。そして、係止部122bがロック部111bにおける庇部111b−2を押し上げることで、突起部111b−1が被ロック用突起121から外れるまで解除方向D14に押し上げられる。このとき、ロック部111bと第2ロック解除部122の係止部122b側が、ロック解除治具2の貫通孔211に入り込む。
突起部111b−1が被ロック用突起121から外れてロックが解除されると、第1コネクタ11が嵌合方向D11とは反対方向D21に引っ張られて第2コネクタ12から外される。また、第1コネクタ11が外される際に、ロック解除治具2も一緒に周辺部品5から引き出される。
以上に説明したコネクタ嵌合構造1及びロック解除治具2によれば、第1コネクタ11に設けられたシーソーロック部111における第1ロック解除部111cに加えて、第2コネクタ12にも第2ロック解除部122が設けられている。この第2ロック解除部122により、シーソーロック部111が周辺部品5に接近して第1ロック解除部111cでのロック解除が困難な場合でも、第2ロック解除部122によるロック解除が可能となっているので、ロック解除の困難さを抑えることができる。
ここで、本実施形態では、第2ロック解除部122が、シーソー運動が可能なように設けられている。そして、一端が、被ロック用突起121に係止したロック部111bに係止する係止部122bとなり、他端が、押圧操作を受ける被操作部122cとなっている。この構成によれば、第2ロック解除部122もシーソー運動が可能な構造としたことでロック解除のための操作が簡単なものとなっているので、ロック解除の困難さを一層抑えることができる。
また、本実施形態では、シーソーロック部111のロック部111bが被ロック用突起121に係止する突起部111b−1と、その前方側で延出した庇部111b−2と、を有している。そして、第2ロック解除部122の係止部122bが、ロック部111bにおける庇部111b−2を、突起部111b−1が被ロック用突起121から外れるまで押し上げるものとなっている。この構成によれば、第2ロック解除部122の係止部122bから庇部111b−2へと、突起部111b−1を押し上げる力が伝わり易くなっているので、ロック解除の困難さを一層抑えることができる。
また、本実施形態では、第2ロック解除部122の被操作部122cにおける第2コネクタ12の周面からの高さH11が、シーソーロック部111の高さH12よりも高い。この構成によれば、ロック解除時に第2ロック解除部122の被操作部122cにアクセスし易く、ロック解除の困難さを一層抑えることができる。
また、本実施形態では、第2ロック解除部122の被操作部122cにおける第1コネクタ11側に、斜面122c−1が形成されている。この構成によれば、斜面122c−1に第1コネクタ11の側から押圧力を加えることで、効率的に第2ロック解除部122の被操作部122cを第2コネクタ12の周面へと押圧することができるので、ロック解除の困難さを一層抑えることができる。
また、本実施形態におけるロック解除治具2によれば、先端の解除操作部22で第2ロック解除部122に当接して押圧操作を加えることで容易にロック解除を行うことができる。このように、このロック解除治具2によれば、周辺部品5が邪魔でシーソーロック部111をユーザが指で直に操作することが困難な状態でも、そのロック解除の困難さを抑えることができる。
また、本実施形態では、ロック解除治具2の解除操作部22は、第2ロック解除部122に当接して当該第2ロック解除部122を乗り上げさせることで押圧操作を加える当接斜面221を有している。この構成によれば、ロック解除時には第2ロック解除部122が当接斜面221に乗り上げて、この当接斜面221に沿って滑らかに動かされる構造となっているので、ロック解除の困難さを一層抑えることができる。
また、本実施形態では、ロック解除治具2の治具本体部21に、シーソーロック部111におけるロック部111bが入り込む貫通孔211が設けられている。この構成によれば、ロック部111bが治具本体部21に干渉することがないので、ロック解除の困難さを一層抑えることができる。
尚、以上に説明した実施形態はコネクタ嵌合構造及びロック解除治具の代表的な形態を示したに過ぎず、コネクタ嵌合構造及びロック解除治具は、これに限定されるものではなく種々変形して実施することができる。
例えば、上述した実施形態では、円筒状の周辺部品5の内部に収まるように設置されるコネクタ嵌合構造1が例示されている。しかしながら、コネクタ嵌合構造の周辺部品の形状や、コネクタ嵌合構造と周辺部品との位置関係は、これに限るものではなく任意に設定し得る。
また、上述した実施形態では、円筒型の第1コネクタ11及び第2コネクタ12を備えるコネクタ嵌合構造1が例示されている。しかしながら、コネクタ嵌合構造をなす各コネクタの形状も任意の形状に設定し得るものである。
また、上述した実施形態では、円弧板状の治具本体部21を有するロック解除治具2が例示されている。しかしながら、ロック解除治具における治具本体部の形状は円弧板状に限るものではない。ロック解除治具における治具本体部は、コネクタ嵌合構造における各コネクタの周面に沿って、第2ロック解除部に向かってスライド移動されるものであれば、例えば平板状でも棒状等でもよく、その具体的な形状を問うものではない。
また、上述した実施形態では、円筒状の周辺部品5の内壁面とコネクタ嵌合構造1との間隙d11に挿入されてスライド移動される治具本体部21を有するロック解除治具2が例示されている。しかしながら、ロック解除治具における治具本体部のスライド構造は上記の間隙d11への挿入構造に限るものではない。このスライド構造は、コネクタ嵌合構造における各コネクタの周面に沿ってスライド移動されるものであれば、その具体的な構造を問うものではない。例えば、コネクタ嵌合構造の周面に設けられたガイド溝等に係止しつつこのガイド溝に沿ってロック解除治具の治具本体部がスライド移動される等といった構造であってもよい。
また、上述した実施形態では、コネクタ嵌合構造1に対して第1コネクタ11のシーソーロック部111の側から挿入されてスライド移動される治具本体部21を有するロック解除治具2が例示されている。しかしながら、コネクタ嵌合構造1に対する治具本体部の移動方向は、これに限るものではなく、逆に、第2コネクタの第2ロック解除部の側からスライド移動されるもの等であってもよい。
また、上述した実施形態では、シーソー運動が可能で、一端がシーソーロック部111のロック部111bに係止する係止部122bで、他端が被操作部122cとなった第2ロック解除部122が例示されている。しかしながら、第2ロック解除部は、ロック部を、所定操作を受けることで被ロック用突起から外すものであれば、その具体的な構造を問うものではない。ただし、第2ロック解除部122をシーソー運動が可能な上記構造とすることで、ロック解除の困難さを一層抑えることができる点は上述した通りである。
また、上述した実施形態では、シーソー運動が可能な第2ロック解除部122の係止部122bが、シーソーロック部111のロック部111bにおける庇部111b−2を押し上げる構造となったコネクタ嵌合構造1が例示されている。しかしながら、ロック解除に係る第2ロック解除部及びシーソーロック部におけるロック部の構造は、上記構造に限るものではなく、その具体的な構造を問うものではない。ただし、第2ロック解除部122の係止部122bでロック部111bの庇部111b−2を押し上げる構造とすることで、係止部122bから庇部111b−2へと力が伝わり易く、ロック解除の困難さを一層抑えることができる点も上述した通りである。
また、上述した実施形態では、第2ロック解除部122の被操作部122cがシーソーロック部111よりも嵌合時の第2コネクタ12の周面から高くなったコネクタ嵌合構造1が例示されている。しかしながら、被操作部とシーソーロック部の高低関係はこれに限るものでなく、任意の関係に設定し得る。ただし、第2ロック解除部122の被操作部122cをシーソーロック部111よりも高くすることで、ロック解除時に被操作部122cにアクセスし易く、ロック解除の困難さを一層抑えることができる点も上述した通りである。
また、上述した実施形態では、第2ロック解除部122の被操作部122cにおける第1コネクタ11の側に斜面122c−1が形成されたコネクタ嵌合構造1が例示されている。しかしながら、第2ロック解除部の被操作部の形状は、これに限るものではなく、任意の形状に設定し得る。ただし、被操作部122cに斜面122c−1を設けることで、効率的に被操作部122cを押圧することができるので、ロック解除の困難さを一層抑えることができる点も上述した通りである。
また、上述した実施形態では、第2ロック解除部122に当接して当該第2ロック解除部122を乗り上げさせる当接斜面221が設けられた解除操作部22を有するロック解除治具2が例示されている。しかしながら、ロック解除治具の解除操作部は、シーソーロック部のロック部を被ロック用突起から外すものであれば、その具体的な形状を問うものではない。ただし、解除操作部22に当接斜面221を設けることで、第2ロック解除部122が当接斜面221に沿って滑らかに動かされる構造となっているので、ロック解除の困難さを一層抑えることができる点も上述した通りである。
また、上述した実施形態では、治具本体部21にシーソーロック部111におけるロック部111bが入り込む貫通孔211が設けられたロック解除治具2が例示されている。しかしながら、シーソーロック部のロック部を被ロック用突起から外すことが可能であれば治具本体にこのような貫通孔を設けなくてもよい。ただし、治具本体にこのような貫通孔を設けることで、ロック部が治具本体に干渉することがなく、ロック解除の困難さを抑えることができる点も上述した通りである。このとき、例えば、被ロック用突起から外れるときのシーソーロック部のロック部の動きを受け入れ可能な凹部を治具本体に設けてもロック部の干渉を回避することができる。ただし、治具本体にこのような凹部を設ける構造に対し、治具本体に貫通孔を設ける構造は、治具本体の薄型化が可能な点で有利である。
1 コネクタ嵌合構造
2 ロック解除治具
5 周辺部品
11 第1コネクタ
12 第2コネクタ
21 治具本体部
22 解除操作部
23 矩形凹部
111 シーソーロック部
111a,122a 支点
111b ロック部
111b−1 突起部
111b−2 庇部
111c 第1ロック解除部
121 被ロック用突起
122 第2ロック解除部
122b 係止部
122c 被操作部
122c−1 斜面
211 貫通孔
221 当接斜面
D11 嵌合方向
D14 解除方向
D20 移動方向
D21 反対方向
H11,H12 高さ
d11 間隙

Claims (8)

  1. 第1コネクタと、
    前記第1コネクタに嵌合する第2コネクタと、
    前記第2コネクタの周面に設けられた被ロック用突起と、
    前記第1コネクタと前記第2コネクタとの嵌合方向に延在するとともに、その中途が前記第1コネクタの周面に設けられた支点を中心にシーソー運動が可能なように設けられ、一端が嵌合時の前記第2コネクタにおける前記被ロック用突起に係止するロック部で、他端が前記第1コネクタの周面へと押圧されることで前記ロック部を前記被ロック用突起から外れる解除方向に動かす第1ロック解除部となったシーソーロック部と、
    前記第2コネクタの周面に設けられ、前記被ロック用突起に係止した前記ロック部を、所定操作を受けることで前記被ロック用突起から外す第2ロック解除部と、
    を備えたことを特徴とするコネクタ嵌合構造。
  2. 前記第2ロック解除部が、前記嵌合方向に延在するとともに、その中途が前記第2コネクタの周面に設けられた支点を中心にシーソー運動が可能なように設けられ、一端が、前記被ロック用突起に係止したロック部に係止する係止部となり、他端が、前記第2コネクタの周面へと押圧される操作を前記所定操作として受ける被操作部となって、当該被操作部が前記所定操作を受けることで前記係止部が前記ロック部を前記解除方向に動かすものであることを特徴とする請求項1に記載のコネクタ嵌合構造。
  3. 前記シーソーロック部の前記ロック部が、前記嵌合時の前記第2コネクタの周面に向かって突出して前記被ロック用突起に係止する突起部と、前記嵌合方向について前記突起部よりも前方側で前記嵌合時の前記第2コネクタの周面との間に間隙が開くように延出した庇部と、を有しており、
    前記第2ロック解除部の前記係止部が、前記嵌合時に前記第2コネクタの周面と前記庇部との間の前記間隙へと差入れられ、前記被操作部が前記所定操作を受けると前記庇部を、前記突起部が前記被ロック用突起から外れるまで押し上げるものであることを特徴とする請求項2に記載のコネクタ嵌合構造。
  4. 前記第2ロック解除部の前記被操作部が、前記第2コネクタの周面からの高さが、前記嵌合時の前記シーソーロック部の前記第2コネクタの周面からの高さよりも高いことを特徴とする請求項2又は3に記載のコネクタ嵌合構造。
  5. 前記第2ロック解除部の前記被操作部における前記第1コネクタ側には、当該第1コネクタから離れるにつれて前記第2コネクタの周面からの高さが漸高する斜面が形成されていることを特徴とする請求項2〜4のうち何れか一項に記載のコネクタ嵌合構造。
  6. 請求項1〜5のうち何れか一項に記載のコネクタ嵌合構造に対するロック解除時に、前記コネクタ嵌合構造における各コネクタの周面に沿って、前記第2ロック解除部に向かってスライド移動される治具本体部と、
    前記治具本体部の、移動方向の前側の端部に設けられ、第2ロック解除部に当接して前記所定操作を加えることで、前記被ロック用突起に係止した前記ロック部を当該被ロック用突起から外す解除操作部と、
    を備えたことを特徴とするロック解除治具。
  7. 前記解除操作部は、前記移動方向について厚みが漸減するように形成され、前記第2ロック解除部に当接して当該第2ロック解除部を乗り上げさせることで前記所定操作を加える当接斜面を有していることを特徴とする請求項6に記載のロック解除治具。
  8. 前記治具本体が板状の部位であり、
    前記治具本体には、前記解除操作部が前記ロック部を前記被ロック用突起から外す際に前記シーソーロック部における前記ロック部が入り込む貫通孔が設けられていることを特徴とする請求項6又は7に記載のロック解除治具。
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