JP2021015619A - 情報提供方法、情報提供システムおよびプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】音響通信が制約される状況でも、放音装置が放音する音響に関する配信情報を端末装置に提供する。【解決手段】情報提供システム40は、放音装置が放音した音響に関する配信情報と、当該放音の位置を表す放音位置情報との対応を、放音装置による放音毎に参照データに登録し、端末装置20の位置を表す端末位置情報を当該端末装置20から受信し、参照データに登録された複数の配信情報のうち、端末位置情報が表す位置に応じた放音位置情報に対応する配信情報を端末装置20に送信する送信処理を、所定期間内において当該配信情報の登録毎に実行し、所定期間の経過後には端末装置20からの端末位置情報の受信を契機として実行する。【選択図】図1

Description

本発明は、端末装置に各種の情報を提供する技術に関する。
例えば交通機関または商業施設等の施設において、当該施設に関連する情報を来場者の端末装置に提供する技術が従来から提案されている。例えば特許文献1には、施設内の放音装置を利用した音響通信により端末装置に識別情報を送信し、当該識別情報が示す関連情報を端末装置に表示する技術が開示されている。
特開2016−75956号公報
特許文献1の技術では、聴感的に知覚し難い周波数帯域の音響が音響通信に好適に利用される。しかし、放音装置の特性(例えば再生可能帯域)によっては、音響通信に好適な周波数帯域の音響を放音することが困難である状況もある。以上の例示のように音響通信が制限される状況が現実的には想定される。本発明は、音響通信が制約される状況でも、放音装置が放音する音響に関する配信情報を端末装置に提供することを目的とする。
以上の課題を解決するために、本発明のひとつの態様に係る情報提供方法は、放音装置が放音した音響に関する配信情報と、当該放音の位置を表す放音位置情報との対応を、前記放音装置による放音毎に参照データに登録し、端末装置の位置を表す端末位置情報を当該端末装置から受信し、前記参照データに登録された複数の配信情報のうち、前記端末位置情報が表す位置に応じた放音位置情報に対応する配信情報を前記端末装置に送信する送信処理を、所定期間内において当該配信情報の登録毎に実行し、前記所定期間の経過後には前記端末装置からの前記端末位置情報の受信を契機として実行する。
本発明のひとつの態様に係る情報提供システムは、制御装置と記憶装置とを具備する情報提供システムであって、前記制御装置は、前記記憶装置に記憶されたプログラムを実行することで、放音装置が放音した音響に関する配信情報と、当該放音の位置を表す放音位置情報との対応を、前記放音装置による放音毎に参照データに登録する処理と、端末装置の位置を表す端末位置情報を当該端末装置から受信する処理と、前記参照データに登録された複数の配信情報のうち、前記端末位置情報が表す位置に応じた放音位置情報に対応する配信情報を前記端末装置に送信する送信処理を、所定期間内において当該配信情報の登録毎に実行し、前記所定期間の経過後には前記端末装置からの前記端末位置情報の受信を契機として実行する処理と、を実行する。
本発明のひとつの態様に係るプログラムは、放音装置が放音した音響に関する配信情報と、当該放音の位置を表す放音位置情報との対応を、前記放音装置による放音毎に参照データに登録する処理と、端末装置の位置を表す端末位置情報を当該端末装置から受信する処理と、前記参照データに登録された複数の配信情報のうち、前記端末位置情報が表す位置に応じた放音位置情報に対応する配信情報を前記端末装置に送信する送信処理を、所定期間内において当該配信情報の登録毎に実行し、前記所定期間の経過後には前記端末装置からの前記端末位置情報の受信を契機として実行する処理と、をコンピュータに実行させる。
第1実施形態における管理システムの構成を例示するブロック図である。 放送システムの構成を例示するブロック図である。 情報提供システムの構成を例示するブロック図である。 端末装置の構成を例示するブロック図である。 第1実施形態の動作を例示するフローチャートである。 第2実施形態における管理システムの構成を例示するブロック図である。 第2実施形態における端末装置の動作を例示するフローチャートである。 変形例における放送システムの説明図である。
<第1実施形態>
図1は、本発明の好適な形態に係る管理システム100の構成を例示するブロック図である。管理システム100は、商業施設等の各種の施設(以下「特定施設」という)F内に所在する利用者H1に情報を提供するためのコンピュータシステムである。利用者H1は、端末装置20を携帯した状態で特定施設Fに来場する。端末装置20は、例えば携帯電話機、スマートフォン、タブレット端末、またはパーソナルコンピュータ等の可搬型の情報端末である。なお、実際には複数の利用者H1が特定施設Fには所在するが、以下の説明では、1人の利用者H1の端末装置20に便宜的に着目する。特定施設F内に設置される電子看板(例えばデジタルサイネージ)等の案内用の表示端末を端末装置20として利用してもよい。
図1に例示される通り、管理システム100は、放送システム30と情報提供システム40とを具備する。情報提供システム40は、例えば移動体通信網またはインターネット等の通信網50を介して端末装置20および放送システム30の各々と通信可能である。
<放送システム30>
放送システム30は、特定施設F内に音響(以下「通知音声」という)を放音する。通知音声は、特定施設F内の利用者H1に各種の情報を通知するための音響である。例えば特定施設Fを案内する案内音声、地震および火災等の非常事態の発生を通知する緊急音声、または、特定の利用者H1に対する連絡(例えば迷子案内)を通知する連絡音声等が、通知音声の好適例である。
図2は、放送システム30の構成を例示するブロック図である。第1実施形態の放送システム30は、制御装置31と記憶装置32と通信装置33と入力装置34と放音装置35とを具備する。なお、放送システム30は、単体の装置で実現されるほか、相互に別体で構成された複数の装置でも実現される。
制御装置31は、例えばCPU(Central Processing Unit)等の単数または複数の処理回路で構成され、放送システム30の各要素を統括的に制御する。通信装置33は、制御装置31による制御のもとで通信網50を介して情報提供システム40と通信する。
記憶装置32は、制御装置31が実行するプログラムと制御装置31が使用する各種のデータとを記憶する。例えば半導体記録媒体および磁気記録媒体等の公知の記録媒体、または複数種の記録媒体の組合せが、記憶装置32として任意に利用される。なお、放送システム30に対して着脱可能な可搬型の記録媒体、または放送システム30が通信可能な外部記録媒体(例えばオンラインストレージ)を、記憶装置32として利用してもよい。
第1実施形態の記憶装置32は、複数種の通知音声の各々について音響信号Vと識別情報Dとを記憶する。各通知音声の音響信号Vは、当該通知音声の波形を表す信号である。音響信号Vは任意の形式のファイルとして記憶装置32に記憶される。各通知音声の識別情報Dは、当該通知音声に関連する情報(以下「関連情報」という)Cを識別するための符号列である。第1実施形態の関連情報Cは、通知音声と共通の言語または別個の言語で当該通知音声の内容を表す文字列である。関連情報Cは通知音声毎に用意されるから、識別情報Dは通知音声を識別するための情報とも換言される。
また、記憶装置32は、放音位置情報Qaを記憶する。放音位置情報Qaは、放送システム30による通知音声の放音の位置を表す情報である。例えば、GPS(Global Positioning System)等の衛星測位システムを利用して特定施設F内で測位された位置(例えば緯度および経度)、または特定施設Fの名称もしくは住所など、通知音声の放音の位置を特定可能な任意の情報が放音位置情報Qaとして利用される。
入力装置34は、放送システム30の管理者H2(例えば特定施設Fの従業者)からの指示を受付ける。具体的には、管理者H2は、入力装置34を適宜に操作することで複数種の通知音声の何れかを選択することが可能である。放音装置35は、制御装置31から指示された音響を放音する。第1実施形態の放音装置35は、通知音声を特定施設F内に放音する。記憶装置32に記憶された放音位置情報Qaは、放音装置35の位置を表す情報とも換言される。
<情報提供システム40>
図3は、情報提供システム40の構成を例示するブロック図である。第1実施形態の情報提供システム40は、制御装置41と記憶装置42と通信装置43とを具備する。なお、情報提供システム40は、単体の装置で実現されるほか、相互に別体で構成された複数の装置でも実現される。
制御装置41は、例えばCPU等の単数または複数の処理回路で構成され、情報提供システム40の各要素を統括的に制御する。通信装置43は、制御装置41による制御のもとで、通信網50を介して端末装置20および放送システム30の各々と通信する。第1実施形態の通信装置43は、受信装置431と送信装置432とを具備する。受信装置431は、端末装置20または放送システム30から情報を受信する。送信装置432は、端末装置20または放送システム30に情報を送信する。
記憶装置42は、制御装置41が実行するプログラムと制御装置41が使用する各種のデータとを記憶する。例えば半導体記録媒体および磁気記録媒体等の公知の記録媒体、または複数種の記録媒体の組合せが、記憶装置42として任意に利用される。なお、情報提供システム40に対して着脱可能な可搬型の記録媒体、または情報提供システム40が通信可能な外部記録媒体を、記憶装置42として利用してもよい。第1実施形態の記憶装置42は、参照データXを記憶する。参照データXは、放送システム30の放音装置35が放音する通知音声の識別情報D(D1,D2,…)と、当該放音の位置を表す放音位置情報Qa(Qa1,Qa2,…)とを対応させるデータテーブルである。
<端末装置20>
図4は、端末装置20の構成を例示するブロック図である。図4に例示される通り、端末装置20は、制御装置21と記憶装置22と通信装置23と表示装置24と位置検出装置25とを具備する。制御装置21は、例えばCPU等の単数または複数の処理回路で構成され、端末装置20の各要素を統括的に制御する。通信装置23は、制御装置21による制御のもとで通信網50を介して情報提供システム40と通信する。表示装置24は、制御装置21から指示された画像を表示する。なお、端末装置20と一体に構成された表示装置24に代えて、別体の表示装置24を有線または無線により端末装置20に接続してもよい。位置検出装置25は、端末装置20の位置を表す情報(以下「端末位置情報」という)Qbを生成する。具体的には、例えばGPS等の衛星測位システムの複数の測位衛星からの電波を受信および解析することで端末位置情報Qbを生成する測位機器が、位置検出装置25として好適に利用される。
記憶装置22は、制御装置21が実行するプログラムと制御装置21が使用する各種のデータとを記憶する。例えば半導体記録媒体および磁気記録媒体等の公知の記録媒体、または複数種の記録媒体の組合せが、記憶装置22として任意に利用される。第1実施形態の記憶装置22は、参照データYを記憶する。参照データYは、相異なる通知音声に対応する複数の識別情報D(D1,D2,…)の各々について関連情報C(C1,C2,…)が登録されたデータテーブルである。各通知音声の識別情報Dについては、当該通知音声に関連する関連情報C(例えば通知音声の内容を表す文字列)が登録される。
図5は、管理システム100の動作の具体的な手順を例示するフローチャートである。放送システム30の管理者H2は、入力装置34を操作することで複数種の通知音声の何れかを選択する。通知音声の選択を受付けると(Sa1)、制御装置31は、当該通知音声の音響信号Vを記憶装置32から取得して放音装置35に供給する(Sa2)。したがって、管理者H2が選択した通知音声が放音装置35から特定施設F内に放音される。
制御装置31は、登録要求Raを通信装置33から情報提供システム40に送信する(Sa3)。登録要求Raは、管理者H2が選択した通知音声の識別情報Dと特定施設Fの放音位置情報Qaとを含む。登録要求Raの送信(Sa3)は、放音装置35による通知音声の放音毎(すなわち管理者H2による通知音声の選択毎)に実行される。なお、通知音声の放音(Sa2)と登録要求Raの送信(Sa3)との順序を逆転してもよい。
情報提供システム40の制御装置41は、放送システム30から送信された登録要求Raを受信装置431により受信する(Sb1)。制御装置41は、登録要求Raに応じて参照データXを更新する(Sb2)。具体的には、登録要求Raに含まれる識別情報Dと放音位置情報Qaとの組を参照データXに追加する。以上の説明から理解される通り、制御装置41は、放音装置35による通知音声の放音毎に、識別情報Dおよび放音位置情報Qaを取得する処理(Sb1)と、識別情報Dおよび放音位置情報Qaの対応を参照データXに登録する処理(Sb2)とを実行する。
他方、特定施設Fに来場した利用者H1は、端末装置20に対して関連情報Cの取得を指示する。利用者H1からの指示を受付けると、端末装置20の制御装置21は、端末位置情報Qbを位置検出装置25に生成させる(Sc1)。制御装置21は、情報要求Rbを通信装置23から情報提供システム40に送信する(Sc2)。情報要求Rbは、特定施設F内に放音された通知音声の識別情報Dを要求する信号であり、位置検出装置25が生成した端末位置情報Qbを含む。
情報提供システム40の制御装置41は、端末装置20から送信された情報要求Rbを受信装置431により受信する(Sb3)。すなわち、制御装置41は、端末位置情報Qbを受信装置431により受信する要素(受信制御部)として機能する。
情報要求Rbを端末装置20から受信すると、情報提供システム40の制御装置41は、記憶装置42に記憶された参照データXを参照することで、情報要求Rb内の端末位置情報Qbが表す位置に応じた放音位置情報Qaに対応する識別情報Dを特定する(Sb4,Sb5)。具体的には、制御装置41は、参照データXに登録された複数の放音位置情報Qaのうち、端末位置情報Qbが表す位置に最も近い位置を表す放音位置情報Qaを特定する(Sb4)。すなわち、端末装置20が所在する特定施設Fの放音位置情報Qaが特定される。そして、制御装置41は、参照データXにおいて当該放音位置情報Qaに対応する識別情報Dを特定する(Sb5)。すなわち、端末装置20が所在する特定施設F内に放音された通知音声の識別情報Dが特定される。
なお、放音装置35が複数種の通知音声を順次に特定施設F内に放音した場合には、当該特定施設Fの放音位置情報Qaについて複数の識別情報Dが参照データXに登録され得る。以上のように放音位置情報Qaが共通する複数の識別情報Dが参照データXに登録されている場合、制御装置41は、例えば直前に登録された最新の識別情報Dを特定する(Sb5)。以上の説明から理解される通り、制御装置41は、端末位置情報Qbが表す位置に応じた放音位置情報Qaに対応する識別情報Dを参照データXの参照により特定する要素(情報処理部)として機能する。
制御装置41は、以上の処理(Sb4,Sb5)で特定した識別情報Dを、情報要求Rbの送信元の端末装置20に送信装置432から送信する(Sb6)。すなわち、制御装置41は、端末位置情報Qbに応じて参照データXから特定した識別情報Dを送信装置432から端末装置20に送信する要素(送信制御部)として機能する。
端末装置20による情報要求Rbの送信(Sc2)は、例えば所定の周期で反復される。情報提供システム40の制御装置41は、情報要求Rbの受信毎に、当該情報要求Rb内の端末位置情報Qbに対応する識別情報Dを端末装置20に送信する。ただし、端末装置20に既に送信された識別情報Dについては端末装置20に対する送信を省略してもよい。
端末装置20の制御装置21は、情報提供システム40から送信された識別情報Dを通信装置23により受信する(Sc3)。制御装置21は、参照データYに登録された複数の関連情報Cのうち、情報提供システム40から受信した識別情報Dに対応する関連情報Cを選択する(Sc4)。制御装置21は、参照データYから選択した関連情報Cを表示装置24に表示させる(Sc5)。以上の説明から理解される通り、特定施設F内に放音された通知音声に関連する関連情報Cが、当該特定施設F内の端末装置20の表示装置24に表示される。したがって、端末装置20の利用者H1は、特定施設F内に放音された通知音声の内容を表示装置24の画像により確認できる。
例えば通知音声の内容を同言語で表現した文字列を関連情報Cとして利用すれば、通知音声の聴取が困難である聴覚障碍者が、端末装置20の表示を視認することで通知音声の内容を視覚的に確認できる。また、例えば通知音声の内容を別言語で表現した文字列を関連情報Cとして利用すれば、通知音声の言語を理解できない利用者H1(例えば外国人旅行者)が、端末装置20の表示を視認することで通知音声の内容を視覚的に確認できる。
前述の通り、通知音声の放音毎に参照データXが更新され(Sb2)、端末装置20は情報要求Rbを反復的に送信する(Sc2)。したがって、放音装置35による複数の通知音声の放音に並行して実時間的に、各通知音声の識別情報Dが端末装置20に送信される。すなわち、複数の通知音声の放音に並行して実時間的に、当該通知音声に関連する関連情報Cを端末装置20において再生することが可能である。
以上に説明した通り、第1実施形態では、放音装置35が放音する通知音声の識別情報Dが参照データXに登録され、端末装置20から送信された端末位置情報Qbに対応する識別情報Dが当該端末装置20に送信される。したがって、放音装置35を利用した音響通信により識別情報Dを端末装置20に送信することが困難である状況でも、放音装置35が放音する通知音声に対応する識別情報Dを端末装置20に提供できるという利点がある。
<第2実施形態>
本発明の第2実施形態を説明する。以下の各例示において機能が第1実施形態と同様である要素については、第1実施形態の説明で使用した符号を流用して各々の詳細な説明を適宜に省略する。
図6に例示される通り、第2実施形態では第1特定施設F1と第2特定施設F2とを想定する。第1特定施設F1には放送システム30aが設置され、第2特定施設F2には放送システム30bが設置される。第1特定施設F1の放送システム30aは、第1実施形態の放送システム30と同様の構成である。すなわち、放送システム30は、通知音声の識別情報Dと第1特定施設F1の放音位置情報Qaとを含む登録要求Raを、放音装置35aによる通知音声の放音毎に情報提供システム40に送信する。放送システム30aの放音装置35aは、聴感的に人間が知覚し難い周波数帯域(以下「難聴取帯域」という)の音響を放音できない。
他方、第2特定施設F2の放送システム30bは、難聴取帯域の音響を放音可能な放音装置35bを具備する。放音装置35bには、管理者H2が選択した通知音声の音響成分と当該通知音声の識別情報Dの音響成分とを含む音響信号Vが供給される。したがって、図6に例示される通り、通知音声の放音に並行して識別情報Dの音響成分が放音装置35bから放音される。すなわち、放音装置35bは、通知音声を放音する放送機器として機能するほか、音波を伝送媒体とする音響通信により識別情報Dを端末装置20に送信する送信機としても機能する。識別情報Dは、難聴取帯域内の音響成分(例えば18kHz以上かつ20kHz以下の音響成分)として放音される。したがって、第2特定施設F2内の利用者H1は、通知音声は聴取できるけれども、識別情報Dの音響成分は殆ど聴取できない。
端末装置20は、周囲の音響を収音する収音装置26を具備する。第2特定施設F2内に所在する端末装置20は、放音装置35bが放音した音響を収音し、当該音響の波形を表す音響信号(以下「収音信号」という)を生成する。収音信号には、識別情報Dの音響成分が含まれる。以上の説明から理解される通り、端末装置20の収音装置26は、音声通話または動画撮影時の音声収録に利用されるほか、識別情報Dを音響通信により受信する受信機として機能する。以上の通り、第2特定施設F2内では音響通信により識別情報Dが端末装置20に送信されるから、通知音声の識別情報Dを放送システム30bから情報提供システム40に送信する必要はない。したがって、放送システム30bにおいては通信装置33が省略される。
図7は、第2実施形態における端末装置20の動作の具体的な手順を例示するフローチャートである。図5に例示した端末装置20の動作が図7の動作に置換される。第1特定施設F1または第2特定施設F2に来場した利用者H1は、端末装置20に対して関連情報Cの取得を指示する。利用者H1からの指示を受付けると、端末装置20の制御装置21は、収音装置26が生成する収音信号から識別情報Dを抽出するための抽出処理を実行する(Sd1)。抽出処理は、例えば、収音信号のうち難聴取帯域の音響成分を強調する強調処理と、強調後の収音信号から識別情報Dを復調する復調処理とを含む。制御装置21は、抽出処理により識別情報Dが抽出されたか否かを判定する(Sd2)。端末装置20が第2特定施設F2内に所在する場合、抽出処理により識別情報Dが抽出される(Sd2:YES)。すなわち、放音装置35bを利用した音響通信により識別情報Dが端末装置20に送信される。
他方、端末装置20が第1特定施設F1内に所在する場合、抽出処理を実行しても識別情報Dは抽出されない。識別情報Dが抽出されない場合(Sd2:NO)、制御装置21は、位置検出装置25が生成した端末位置情報Qbを含む情報要求Rbを通信装置23から情報提供システム40に送信する(Sd3)。端末装置20が送信した情報要求Rbを受信すると、情報提供システム40の制御装置41は、端末位置情報Qbに応じた識別情報Dを参照データXから特定し、当該識別情報Dを要求元の端末装置20に送信する(Sb3〜Sb6)。すなわち、第1特定施設F1内で放音された通知音声の識別情報Dが端末装置20に送信される。端末装置20の制御装置21は、情報提供システム40から送信された識別情報Dを受信する(Sd4)。以上の例示の通り、端末装置20が第1特定施設F1内に所在する場合には、第1実施形態と同様の動作により、通知音声の識別情報Dが端末装置20に送信される。したがって、第2実施形態においても第1実施形態と同様の効果が実現される。
以上の説明の通り、第2実施形態の端末装置20は、放音装置35bを利用した音響通信により送信される識別情報Dと、参照データXの参照により情報提供システム40から送信された識別情報Dとの何れかを取得する。制御装置21は、参照データYに登録された複数の関連情報Cのうち、放送システム30bまたは情報提供システム40から取得した識別情報Dに対応する関連情報Cを選択する(Sd5)。関連情報Cは表示装置24に表示される(Sd6)。
以上の例示の通り、音響通信を利用可能な状況(第2特定施設F2内)では、通信網50を必要としない音響通信により端末装置20が識別情報Dを取得できる。他方、音響通信が困難である状況(第1特定施設F1内)では、難聴取帯域の音響を放音可能な放音装置35bを必要とすることなく端末装置20が識別情報Dを取得できる。したがって、端末装置20が識別情報Dを取得できる機会を充分に確保できるという利点がある。
<変形例>
以上に例示した各態様に付加される具体的な変形の態様を以下に例示する。以下の例示から任意に選択された複数の態様を、相互に矛盾しない範囲で適宜に併合してもよい。
(1)前述の各形態では、衛星測位システムを利用して端末位置情報Qbを生成したが、端末装置20が端末位置情報Qbを取得する方法は以上の例示に限定されない。例えば、端末装置20が無線通信する無線基地局の位置から端末位置情報Qbを生成してもよい。無線基地局は、例えば移動体通信またはWi−Fi(登録商標)に利用される無線装置である。端末位置情報Qbを表すQRコード(登録商標)を特定施設F内に設置し、端末装置20が当該QRコード(登録商標)を読込むことで端末位置情報Qbを生成してもよい。
放音装置35の位置に対応する所定の音響(以下「識別音」という)を放音装置35から放音してもよい。端末装置20は、収音装置26が収音した識別音に対応する位置を当該端末装置20の位置として端末位置情報Qbを生成する。また、放音装置35を利用した音響通信により端末位置情報Qbを端末装置20に送信してもよい。放音装置35が難聴取帯域の音響を放音できない場合には、可聴帯域の音響を利用した音響通信により端末位置情報Qbが端末装置20に送信される。
利用者H1からの指示に応じて端末装置20が端末位置情報Qbを生成してもよい。例えば、建造物内の相異なる階層に複数の放送システム30が設置された状況では、当該建造物内の端末装置20の位置を表す端末位置情報Qbに対して、相異なる階層に対応する複数の放音位置情報Qaが特定される可能性がある。以上の状況では、端末装置20が所在する場所に関する複数の放音位置情報Qaのうち、利用者H1が選択した場所を表す端末位置情報Qbを生成してもよい。また、建造物の各階層に設置されて当該階層を表すQRコード(登録商標)を端末装置20により読込むことで、複数の放音位置情報Qaのうち当該階層に対応する放音位置情報Qaを絞込むこともできる。また、各階層に設置された近距離無線装置から当該階層を表す情報を端末装置20に送信することで、複数の放音位置情報Qaのうち当該階層に対応する放音位置情報Qaを絞込んでもよい。階層を表す情報の送信には、例えば音響通信やビーコン等が好適に利用される。
以上の例示から理解される通り、端末位置情報Qbは、地理的な1個の地点まで厳密に特定可能である必要はなく、通知音声が放音される場所のように概略的な範囲を特定可能な情報であれば充分である。
(2)前述の各形態では、端末装置20から送信される情報要求Rbを契機として情報提供システム40から端末装置20に識別情報Dを送信したが、端末装置20に識別情報Dを送信する契機は以上の例示に限定されない。例えば、通知音声の識別情報Dが参照データXに追加されるたびに、当該識別情報を端末装置20に送信(すなわちプッシュ配信)してもよい。以上の構成によれば、端末装置20による情報要求Rbの送信を反復する必要がない。また、端末装置20が最初に端末位置情報Qbを送信してから所定の期間内においては、識別情報Dの登録毎に当該識別情報Dを端末装置20に送信し、当該期間の経過後には情報要求Rbを契機として情報提供システム40から端末装置20に識別情報Dを送信してもよい。
(3)前述の各形態では、通知音声に関する識別情報Dを情報提供システム40から端末装置20に送信したが、情報提供システム40から端末装置20に送信される情報(以下「配信情報」という)は通知音声の識別情報Dに限定されない。例えば、通知音声の内容を表すコンテンツ(前述の各形態における関連情報C)を配信情報として情報提供システム40から端末装置20に送信してもよい。端末装置20は配信情報を表示装置24に表示させる。以上のように端末装置20において表示される情報自体が配信情報として端末装置20に送信される構成では、参照データYは省略される。以上の例示から理解される通り、配信情報は、放音装置が放音する音響に関する情報として包括的に表現され、前述の各形態における識別情報Dは配信情報の一例である。
(4)前述の各形態では、端末装置20の記憶装置22に参照データYを記憶したが、端末装置20が通信網50を介して通信可能なサーバ装置(以下「配信装置」という)に参照データYを記憶してもよい。例えば、端末装置20は、情報提供システム40から受信した識別情報Dを配信装置に通知する。配信装置は、当該識別情報Dに対応する関連情報Cを参照データYから検索して端末装置20に送信する。
なお、前述の各形態では、事前に用意された関連情報Cを端末装置20の表示装置24に表示したが、管理者H2が発音した通知音声の内容を表す文字列を関連情報Cとして配信装置の参照データYに登録してもよい。具体的には、管理者H2による通知音声の発話毎に、当該通知音声に対する音声認識で関連情報Cが生成され、当該関連情報Cと識別情報Dとが参照データYに登録される。以上の構成によれば、管理者H2による任意の発話を表す関連情報Cを、当該発話に並行して実時間的に端末装置20に提供することが可能である。
(5)前述の各形態に係る放送システム30が設置される特定施設Fの種類は任意である。本発明が利用される施設としては、電車またはバス等の交通施設、販売店または飲食店等の商業施設、旅館またはホテル等の宿泊施設、博物館または美術館等の展示施設、史跡または名所等の観光施設、競技場または体育館等の運動施設、等の各種の施設が想定される。
(6)前述の各形態では、固定的な特定施設Fの位置を表す放音位置情報Qaを例示したが、電車またはバス等の交通機関に代表される移動体に放送システム30が設置された構成では、当該移動体を表す放音位置情報Qaが好適に利用される。例えば、交通機関の名称、路線名または号車番号など、通知音声が放音される移動体を特定するための情報が放音位置情報Qaとして利用される。端末位置情報Qbも同様に、端末装置20が所在する移動体を特定するための情報が好適に利用される。
(7)放送システム30が複数の放音装置35を具備する構成も好適である。例えば図8に例示される通り、放送システム30の複数の放音装置35が領域α内に分散的に配置される。領域αは、例えば特定の行政区域である。領域α内の複数の放音装置35からは、当該領域αに関する各種の情報を通知する共通の通知音声が放音される。例えば領域α内の各住戸に設置された放音装置35を含む防災無線システムが放送システム30として利用される。図8の構成における放音位置情報Qaは、例えば領域αを示す情報である。すなわち、放音位置情報Qaは領域α内の全域にわたり共通する。領域α内に所在する端末装置20には、領域α内の複数の放音装置35から共通に放音される通知音声の識別情報Dが情報提供システム40から送信される。以上の例示から理解される通り、放音位置情報Qaは、地理的な1個の地点まで厳密に特定可能である必要はなく、通知音声が放音される場所のように概略的な範囲を特定可能な情報であれば充分である。
なお、例えば図8の領域α内にある特定施設Fに端末装置20が所在する場合のように、相異なる通知音声が放音される複数の範囲が相互に重複する領域内に端末装置20が所在する場合がある。以上の状況では、領域α内に放音される通知音声の識別情報Dと、特定施設F内に放音される通知音声の識別情報Dとの双方が、端末装置20の端末位置情報Qbに応じて特定される可能性がある(Sb5)。したがって、相異なる通知音声に対応する複数の識別情報Dを端末装置20に送信してもよい。端末装置20は、複数の識別情報Dの何れかに対応する関連情報Cを表示する。例えば、利用者が選択した通知音声の識別情報Dに対応する関連情報Cが表示装置24に表示される。複数の関連情報Cのうち優先度が高い関連情報C(例えば緊急度が高い非常情報等)を表示装置24に表示してもよい。相異なる通知音声に対応する複数の関連情報Cを表示装置24に表示してもよい。なお、以上の例示では、制御装置41が特定した複数の識別情報Dを端末装置20に送信したが、複数の識別情報Dの何れかを端末装置20に送信してもよい。
(8)例えば測位衛星からの電波が到達し難い屋内等の環境では、衛星測位システムを利用した測位の誤差が大きい傾向がある。そこで、衛星測位システムにより測位された位置(端末位置情報Qb)を含む所定の範囲を設定し、当該範囲内の位置を表す複数の放音位置情報Qaを情報提供システム40が特定してもよい。複数の放音位置情報Qaのうち例えば利用者が選択した放音位置情報Qaに対応する識別情報Dが端末装置20に送信される。
(9)前述の各形態では、参照データXに登録された複数の放音位置情報Qaのうち端末位置情報Qbが表す位置に最も近い位置を表す放音位置情報Qaを特定したが(Sb4)、放音位置情報Qaを特定する方法は以上の例示に限定されない。例えば、端末位置情報Qbが示す位置との距離が閾値を下回る放音位置情報Qaを特定してもよい。放音位置情報Qaが示す位置と端末位置情報Qbが示す位置との距離に比較される閾値は、情報提供システム40において例えば可変に設定される。例えば放送システム30が広範囲の領域αに使用される場合には数km程度の数値が閾値として設定され、放送システム30が建造物等の特定施設Fに使用される場合には数m程度の数値が閾値として設定される。
(10)前述の各形態では、通知音声の放音に連動して当該通知音声の識別情報Dを端末装置20に送信したが、通知音声の放音を省略してもよい。例えば、商業施設等の特定施設Fに不審者が侵入した状況を想定する。以上の状況において、情報提供システム40は、不審者の侵入を通知する関連情報Cの識別情報Dを例えば従業者の端末装置20に送信する。放音装置35による通知音声の放音は実行されない。以上の構成によれば、例えば特定施設Fに来場する利用者H1を無用に不安にさせることなく、特定施設Fの従業者に不審者の侵入を通知することが可能である。
(11)前述の各形態では、特定施設F内の利用者H1に各種の情報を通知する通知音声を放音装置35から放音したが、放音装置35から放音される音響の種類は以上の例示に限定されない。例えば、各種の音楽を放音装置35から放音してもよい。
(12)第2実施形態では、放音装置35bを利用した音響通信により送信される識別情報Dと、参照データXの参照により情報提供システム40から送信された識別情報Dとの何れかを端末装置20が取得した。しかし、放音装置35を利用した音響通信と通信網50を利用した通信との双方が可能な状況では、音響通信により送信される識別情報Dと情報提供システム40から送信された識別情報Dとの双方を端末装置20が取得してもよい。
(13)前述の各形態では、通知音声の内容を表す関連情報Cを例示したが、関連情報Cの内容は以上の例示に限定されない。例えば、特定施設Fを案内する情報(通知音声との関係の有無は不問)、または、通知音声に関連するコンテンツの所在を表す情報(例えばURL)を、関連情報Cとして端末装置20に提供してもよい。また、前述の各形態では、表示装置24に表示される文字列を関連情報Cとして例示したが、端末装置20において再生される音響を関連情報Cとして利用してもよい。すなわち、関連情報Cを出力する方法は任意である。
(14)前述の各形態に係る情報提供システム40の機能は、各形態での例示の通り、制御装置41等の処理回路とプログラムとの協働により実現される。前述の各形態に係るプログラムは、コンピュータが読取可能な記録媒体に格納された形態で提供されてコンピュータにインストールされ得る。記録媒体は、例えば非一過性(non-transitory)の記録媒体であり、CD-ROM等の光学式記録媒体(光ディスク)が好例であるが、半導体記録媒体または磁気記録媒体等の公知の任意の形式の記録媒体も包含される。なお、非一過性の記録媒体とは、一過性の伝搬信号(transitory, propagating signal)を除く任意の記録媒体を含み、揮発性の記録媒体も除外されない。また、通信網を介した配信の形態でプログラムをコンピュータに提供してもよい。
<付記>
以上に例示した形態から、例えば以下の構成が把握される。
本発明の好適な態様(第1態様)に係る情報提供方法は、端末装置の位置を表す端末位置情報を当該端末装置から受信し、放音装置が放音する音響に関する配信情報と、当該放音の位置を表す放音位置情報とを対応させる参照データを参照することで、前記端末位置情報が表す位置に応じた放音位置情報に対応する配信情報を、前記端末装置に送信する。以上の構成によれば、配信情報を音響通信により送信することが困難である状況でも、放音装置が放音する音響に関する配信情報を端末装置に提供することが可能である。
第1態様の好適例(第2態様)において、前記端末位置情報は、衛星測位システムを利用して測位された位置を表す。以上の態様によれば、端末装置の位置を正確に表す端末位置情報を利用できる。
第1態様または第2態様の好適例(第3態様)において、前記放音装置による音響の放音毎に、当該音響に関する配信情報と当該放音の位置を表す放音位置情報とを取得し、当該配信情報と放音位置情報との対応を前記参照データに登録する。以上の態様によれば、放音装置による音響の放音毎に配信情報と放音位置情報とが参照データに登録されるから、放音装置による音響の放音に対して実時間的に、当該音響に関連する配信情報を端末装置に提供することが可能である。
第1態様から第3態様の何れかの好適例(第4態様)において、前記端末装置は、前記放音装置を利用した音響通信により送信される配信情報と、前記参照データの参照により送信された配信情報との何れかを取得する。以上の態様によれば、音響通信を利用可能な状況では通信網を必要とすることなく端末装置が配信情報を取得でき、通信網を利用可能な状況では、音響通信が可能な放音装置を必要とすることなく端末装置が配信情報を取得できる。すなわち、端末装置が配信情報を取得できる機会を充分に確保できるという利点がある。
第1態様から第4態様の何れかに係る情報提供方法を実行する情報提供システム、または、第1態様から第4態様の何れかに係る情報提供方法をコンピュータに実行させるプログラムとしても、本発明の好適な態様は実現される。
100…管理システム、20…端末装置、30…放送システム、40…情報提供システム、21,31,41…制御装置、22,32,42…記憶装置、23,33,43…通信装置、24…表示装置、25…位置検出装置、34…入力装置、35…放音装置、431…受信装置、432…送信装置、50…通信網。

Claims (5)

  1. 放音装置が放音した音響に関する配信情報と、当該放音の位置を表す放音位置情報との対応を、前記放音装置による放音毎に参照データに登録し、
    端末装置の位置を表す端末位置情報を当該端末装置から受信し、
    前記参照データに登録された複数の配信情報のうち、前記端末位置情報が表す位置に応じた放音位置情報に対応する配信情報を前記端末装置に送信する送信処理を、所定期間内において当該配信情報の登録毎に実行し、前記所定期間の経過後には前記端末装置からの前記端末位置情報の受信を契機として実行する
    コンピュータシステムにより実現される情報提供方法。
  2. 前記所定期間は、前記端末装置が端末位置情報を最初に送信してから所定の期間である
    請求項1に記載の情報提供方法。
  3. 前記端末装置は、前記放音装置を利用した音響通信により送信される配信情報を抽出するための抽出処理を実行し、
    前記端末位置情報の受信においては、前記抽出処理により前記配信情報が抽出されない場合に前記端末装置から送信される前記端末位置情報を受信する
    請求項1または請求項2に記載の情報提供方法。
  4. 制御装置と記憶装置とを具備する情報提供システムであって、
    前記制御装置は、前記記憶装置に記憶されたプログラムを実行することで、
    放音装置が放音した音響に関する配信情報と、当該放音の位置を表す放音位置情報との対応を、前記放音装置による放音毎に参照データに登録し、
    端末装置の位置を表す端末位置情報を当該端末装置から受信し、
    前記参照データに登録された複数の配信情報のうち、前記端末位置情報が表す位置に応じた放音位置情報に対応する配信情報を前記端末装置に送信する送信処理を、所定期間内において当該配信情報の登録毎に実行し、前記所定期間の経過後には前記端末装置からの前記端末位置情報の受信を契機として実行する
    情報提供システム。
  5. 放音装置が放音した音響に関する配信情報と、当該放音の位置を表す放音位置情報との対応を、前記放音装置による放音毎に参照データに登録する処理と、
    端末装置の位置を表す端末位置情報を当該端末装置から受信する処理と、
    前記参照データに登録された複数の配信情報のうち、前記端末位置情報が表す位置に応じた放音位置情報に対応する配信情報を前記端末装置に送信する送信処理を、所定期間内において当該配信情報の登録毎に実行し、前記所定期間の経過後には前記端末装置からの前記端末位置情報の受信を契機として実行する処理と
    をコンピュータに実行させるプログラム。
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