JP2017134581A - 情報処理装置および情報処理方法 - Google Patents

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Hiroyuki Iwase
裕之 岩瀬
優樹 瀬戸
Yuki Seto
優樹 瀬戸
友美子 越智
Yumiko Ochi
友美子 越智
石田 哲朗
Tetsuro Ishida
哲朗 石田
貴裕 岩田
Takahiro Iwata
貴裕 岩田
翔太 森口
Shota MORIGUCHI
翔太 森口
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Abstract

【課題】案内音声とその関連情報との対応を容易かつ正確に管理する。
【解決手段】情報処理装置40は、音声指定情報Qが指定する案内音声に関連する関連情報Cを生成する関連情報生成部72と、案内音声の放音とともに端末装置14に通知される識別情報Dを生成する識別情報生成部74と、音声指定情報Qと識別情報Dとを対応付ける第1対応管理部76と、関連情報Cと識別情報Dとを対応付ける第2対応管理部78とを具備する。
【選択図】図4

Description

本発明は、端末装置の利用者に情報を提供する技術に関する。
画像や音声等の情報を端末装置に提供するための各種の技術が従来から提案されている。例えば特許文献1には、交通機関や商業施設等の案内音声に関連する付加情報を案内音声に付加して放音する技術が開示されている。端末装置では、案内音声の収音結果から付加情報を抽出して表示する。
特開2000−207170号公報
しかし、例えば交通機関や商業施設では多様な案内音声が放音されるから、現実的には案内音声と付加情報との対応の管理が困難であるという問題が想定される。以上の事情を考慮して、本発明は、案内音声とその関連情報との対応を容易かつ正確に管理することを目的とする。
以上の課題を解決するために、本発明の好適な態様に係る情報処理装置は、音声指定情報が指定する案内音声に関連する関連情報を生成する関連情報生成部と、案内音声の放音とともに端末装置に通知される識別情報を生成する識別情報生成部と、音声指定情報と識別情報とを対応付ける第1対応管理部と、関連情報と識別情報とを対応付ける第2対応管理部とを具備する。以上の態様では、案内音声を指定する音声指定情報と当該案内音声に関連する関連情報とに共通の識別情報が対応付けられる。したがって、音声指定情報が指定する案内音声の放音を契機として当該案内音声の関連情報を端末装置の利用者に提供する場合において、案内音声と関連情報との対応を容易かつ正確に管理できるという利点がある。
本発明の好適な態様において、音声指定情報は、案内音声を構成する複数の音片の配列を指定する。以上の態様では、案内音声を構成する複数の音片の配列を指定する音声指定情報に対して識別情報が対応付けられる。したがって、案内音声の音片毎に識別情報を対応付ける構成と比較して、識別情報の通知に利用できる期間を充分に確保し易いという利点がある。
本発明の好適な態様において、関連情報生成部は、音片毎の発話内容を表す参照データを参照して、音声指定情報が指定する複数の音片の各々の発話内容に応じた関連情報を生成する。以上の態様では、音片毎の発話内容を表す登録データを参照して、音声指定情報が指定する複数の音片の各々の発話内容に応じた関連情報が生成されるから、音声指定情報が指定する案内音声に対応する適切な関連情報を容易に生成できるという利点がある。
本発明の好適な態様において、相異なる案内音声を指定する複数の音声指定情報の各々について、関連情報生成部による関連情報の生成と識別情報生成部による識別情報の生成とが順次に実行され、第1対応管理部は、複数の音声指定情報の各々に識別情報を対応させた管理データを生成し、第2対応管理部は、複数の音声指定情報に対応する複数の関連情報の各々に識別情報を対応させた配信データを生成する。以上の態様では、複数の音声指定情報の各々に識別情報を対応させた識別情報テーブルと、複数の関連情報の各々に識別情報を対応させた関連情報テーブルとが生成される。したがって、複数の案内音声の各々について、当該案内音声の放音を契機とした関連情報の提供を実現することが可能である。
本発明の第1実施形態を例示する構成図である。 案内音声の説明図である。 案内システムの動作のフローチャートである。 情報処理装置を例示する構成図である。 情報処理装置の動作のフローチャートである。 第2実施形態における情報処理装置の動作のフローチャートである。
<第1実施形態>
<案内システム12>
図1は、第1実施形態における案内システム12を例示する構成図である。第1実施形態の案内システム12は、電車の運行に関する情報を利用者に通知するための音声(以下「案内音声」という)Vを放音する音響システムであり、例えば駅構内に設置される。案内音声Vは、例えば、電車の到着や行先を通知する音声,遅延等の運行状況を通知する音声,乗降時の注意事項を通知する音声,災害や事故等の緊急事態の発生を通知する音声である。利用者は、端末装置14を携帯して電車を利用する。端末装置14は、例えば携帯電話機やスマートフォン等の可搬型の情報端末である。なお、実際には複数の利用者が案内システム12のサービスを利用し得るが、以下の説明では便宜的に1個の端末装置14に着目する。
図2は、第1実施形態における案内音声Vの説明図である。図2に例示される通り、第1実施形態の案内音声Vは、事前に収録された複数の音声(以下「音片」という)Pを時間軸上に所定の順番で配列した音声である。音片Pの組合せを適宜に変更することで、発話内容が相違する複数の案内音声Vが生成される。なお、公知の音声合成により合成された音声を音片Pとして利用することも可能である。
図1に例示される通り、第1実施形態の案内システム12は、案内指示装置20と音声案内装置30と情報管理装置40とを具備するコンピュータシステムである。案内指示装置20および情報管理装置40は、音声案内装置30に有線または無線で接続される。
案内指示装置20は、案内音声Vの発話内容(すなわち利用者に通知すべき情報)を指定する音声指定情報Qを音声案内装置30に供給する。第1実施形態の音声指定情報Qは、案内音声Vを構成する複数の音片Pの配列(配列順を含む組合せ)を指定する。具体的には、音声指定情報Qは、案内音声Vを構成する複数の音片Pの各々について識別情報Nを包含する。識別情報Nは、各音片Pを一意に識別するための符号(例えば音片P毎に一意に付与された番号)である。例えば鉄道会社の従業員等の案内者からの指示や電車の運行に関する所定の条件(例えば電車が特定の地点に到達したこと)に応じて生成された音声指定情報Qが案内指示装置20から音声案内装置30に随時に供給される。
図1の音声案内装置30は、案内指示装置20から供給される音声指定情報Qで指定された案内音声Vを放音する自動放送装置であり、制御装置32と記憶装置34と放音装置36とを具備する。なお、相互に別体に構成された複数の装置で音声案内装置30を実現することも可能である。また、案内指示装置20と音声案内装置30とを単体の装置として構成してもよい。
記憶装置34は、例えば半導体記録媒体や磁気記録媒体等の公知の記録媒体で構成され、制御装置32が実行するプログラムや制御装置32が使用する各種のデータを記憶する。第1実施形態の記憶装置34は、案内データZAを記憶する。図1に例示される通り、案内データZAは、音声指定情報Qで指定され得る複数の音片Pの各々について識別情報N(N1,N2,……)と音声データA(A1,A2,……)とが登録されたデータテーブルである。任意の1個の音片Pの音声データAは、その音片Pの時間軸上の波形を表す。
制御装置32は、例えばCPU(Central Processing Unit)等の処理装置で実現され、各種の演算処理および制御処理を実行する。第1実施形態の制御装置32は、記憶装置34に記憶されたプログラムを実行することで信号生成部322および信号合成部324として機能する。
信号生成部322は、案内指示装置20から供給される音声指定情報Qで指定された案内音声Vの音声信号XAを生成する。音声信号XAは、案内音声Vの時間軸上の波形を表す信号である。具体的には、第1実施形態の信号生成部322は、音声指定情報Qが指定する各識別情報Nに対応した音片Pの音声データAを記憶装置34の案内データZAから取得し、音声指定情報Qが指定する順番で各音片Pの音声データAを時間軸上に配列することで音声信号XAを生成する。1個の音片Pの音声データAは、相異なる案内音声Vを表す複数の音声信号XAの生成に共用され得る。図1の信号合成部324は、案内音声Vの音声信号XAと情報管理装置40が生成した変調信号XB(後述)とを合成して音響信号Xを生成する。例えば音声信号XAと変調信号XBとの加算により音響信号Xが生成される。
制御装置32が生成した音響信号Xは放音装置36に供給される。放音装置36は、制御装置32から供給される音響信号Xに応じた音響を放音する音響機器(例えばスピーカ)である。なお、音響信号Xをデジタルからアナログに変換するD/A変換器の図示は便宜的に省略した。
案内指示装置20から出力された音声指定情報Qは、例えば音声案内装置30を介して情報管理装置40にも供給される。情報管理装置40は、音声指定情報Qに応じた変調信号XBを生成する。第1実施形態の情報管理装置40は、例えば音声案内装置30に有線または無線で接続されたパーソナルコンピュータやタブレット端末等の情報端末で実現され、制御装置42と記憶装置44と通信装置46とを具備する。なお、情報管理装置40と音声案内装置30とを単体の装置として構成することも可能である。図1の通信装置46は、移動体通信網やインターネット等を含む通信網18を介して他装置と通信する。
記憶装置44は、例えば半導体記録媒体や磁気記録媒体等の公知の記録媒体で構成され、制御装置42が実行するプログラムや制御装置42が使用する各種のデータを記憶する。第1実施形態の記憶装置44は、音声指定情報Qに応じた変調信号XBの生成に利用される管理データZBを記憶する。管理データZBは、案内指示装置20から出力され得る複数の音声指定情報Q(Q1,Q2,……)の各々に識別情報D(D1,D2,……)を対応させたデータテーブルである。任意の1個の案内音声Vの発話内容を指定する音声指定情報Qには、当該案内音声Vを一意に識別するための識別情報Dが対応付けられる。すなわち、案内音声Vを構成する複数の音片Pの組合せ毎に識別情報Dが付与される。
制御装置42は、例えばCPU等の処理装置で実現され、各種の演算処理および制御処理を実行する。第1実施形態の制御装置42は、記憶装置44に記憶されたプログラムを実行することで情報管理部422および信号生成部424として機能する。
情報管理部422は、案内指示装置20が生成した音声指定情報Qに対応する識別情報Dを管理データZBから特定する。すなわち、案内指示装置20から指示された案内音声Vの識別情報Dが特定される。第1実施形態の信号生成部424は、情報管理部422が特定した識別情報Dを示す音響成分を表す変調信号XBを生成する。具体的には、信号生成部424は、例えば所定の周波数の正弦波等の搬送波を識別情報Dにより変調する周波数変調や、拡散符号を利用した識別情報Dの拡散変調等の変調処理により変調信号XBを生成する。識別情報Dは、所定の周波数帯域の音響成分として変調信号XBに含有される。具体的には、識別情報Dの音響成分の周波数帯域は、利用者が通常の環境で聴取する音声(例えば案内音声V)や楽音等の音響の周波数帯域を上回る範囲(例えば18kHz以上かつ20kHz以下)に包含される。
信号生成部424が生成した変調信号XBが音声案内装置30に供給され、前述の通り、案内音声Vの音声信号XAと識別情報Dの変調信号XBとを合成した音響信号Xが放音装置36に供給される。したがって、識別情報Dの音響成分が案内音声Vとともに放音装置36から放音される。すなわち、第1実施形態の放音装置36は、案内音声Vを放音する音響機器として機能するほか、空気振動としての音響を伝送媒体とする音響通信で当該案内音声Vの識別情報Dを周囲に送信する送信機としても機能する。案内音声Vの放音と識別情報Dの送信とは、案内指示装置20による音声指定情報Qの出力毎に実行される。
図1に例示される通り、第1実施形態の端末装置14は、制御装置50と記憶装置52と通信装置54と収音装置56と出力装置58とを具備する。制御装置50は、例えばCPU等の処理装置で実現され、各種の演算処理および制御処理を実行する。通信装置54は、通信網18を介して他装置と通信する。
記憶装置52は、例えば半導体記録媒体や磁気記録媒体等の公知の記録媒体で構成され、制御装置50が実行するプログラムや制御装置50が使用する各種のデータを記憶する。第1実施形態の記憶装置52は配信データZCを記憶する。配信データZCは、相異なる案内音声Vに対応する複数の関連情報Cを包含する。第1実施形態の配信データZCは、案内指示装置20が指示し得る複数の案内音声Vの各々の識別情報D(D1,D2,……)に当該案内音声Vの関連情報C(C1,C2,……)を対応させたデータテーブルである。任意の1個の案内音声Vに対応する関連情報Cは、その案内音声Vに関連する情報(コンテンツ)である。第1実施形態の関連情報Cは、案内音声Vの発話内容を表す文字列(以下「発話文字列」という)である。第1実施形態では案内音声V毎に関連情報Cが用意されるから、識別情報Dは、関連情報Cを識別するための情報とも換言され得る。なお、関連情報Cは発話文字列に限定されない。例えば、案内音声Vに関連する情報を表す音声や画像(例えば静止画や動画)を関連情報Cとして使用することも可能である。
収音装置56は、周囲の音響を収音して音響信号Yを生成する音響機器(マイクロホン)である。具体的には、収音装置56は、音声案内装置30の放音装置36が放音した音響(すなわち、案内音声Vと識別情報Dの音響成分との混合音)を表す音響信号Yを生成する。すなわち、第1実施形態の収音装置56は、端末装置14の相互間の音声通話や動画撮影時の音声収録に利用されるほか、識別情報Dを音響通信により受信する受信機としても機能する。なお、収音装置56が生成した音響信号Yをアナログからデジタルに変換するA/D変換器の図示は便宜的に省略した。出力装置58は、関連情報Cを出力する。第1実施形態の出力装置58は、関連情報Cが表す発話文字列を表示する表示装置(例えば液晶表示パネル)である。なお、関連情報Cが表す音声を放音する放音装置を出力装置58として利用することも可能である。
制御装置50は、例えばCPU等の処理装置で実現され、各種の演算処理および制御処理を実行する。図1に例示される通り、第1実施形態の制御装置50は、記憶装置52に記憶されたプログラムを実行することで情報抽出部502および出力制御部504として機能する。なお、制御装置50の各機能を複数の装置に分散した構成や、制御装置50の機能の一部を専用の電子回路が実現する構成も採用され得る。
情報抽出部502は、収音装置56が生成した音響信号Yから識別情報Dを抽出する。具体的には、情報抽出部502は、音響信号Yのうち識別情報Dを含む周波数帯域の音響成分を例えば帯域通過フィルタで選択し、識別情報Dの変調処理に対応する復調処理を当該音響成分に対して実行することで識別情報Dを抽出する。以上の例示の通り、音声案内装置30の放音装置36から放音された案内音声Vの識別情報Dが情報抽出部502により抽出される。
出力制御部504は、情報抽出部502が抽出した識別情報Dに対応する関連情報Cを出力装置58に出力させる。具体的には、出力制御部504は、情報抽出部502が抽出した識別情報Dに対応する関連情報Cを記憶装置52の配信データZCから選択し、その関連情報Cの発話文字列を出力装置58に表示させる。以上の説明から理解される通り、音声案内装置30による案内音声Vの放音毎に、当該案内音声Vの発話文字列が端末装置14に表示される。したがって、案内音声Vの聴取が困難な状況に利用者がある場合(例えば利用者がイヤホンやヘッドホンを装着している場合や利用者が聴覚障碍者である場合)でも、案内音声Vで通知される情報を利用者が確認できるという利点がある。
図3は、第1実施形態における案内システム12および端末装置14の動作のフローチャートである。案内音声Vの発話内容を指定する音声指定情報Qが案内指示装置20から出力されることを契機として図3の処理が実行される。
音声案内装置30の信号生成部322は、記憶装置34に記憶された案内データZAを利用して、音声指定情報Qが指定する案内音声Vの音声信号XAを生成する(SA1)。他方、情報管理装置40の情報管理部422は、音声指定情報Qが指定する案内音声Vの識別情報Dを管理データZBから特定し(SA2)、信号生成部424は、当該識別情報Dを示す変調信号XBを生成する(SA3)。音声案内装置30の信号合成部324は、案内音声Vの音声信号XAと当該案内音声Vの識別情報Dを含む変調信号XBとの合成で音響信号Xを生成する(SA4)。信号合成部324が音響信号Xを放音装置36に供給することで(SA5)、案内音声Vと識別情報Dの音響成分とが放音装置36から放音され、放音装置36の周囲の端末装置14に到達する。
他方、端末装置14の情報抽出部502は、収音装置56が生成する音響信号Yから案内音声Vの識別情報Dを抽出する(SB1)。出力制御部504は、情報抽出部502が抽出した識別情報Dに対応する関連情報Cを、記憶装置52に記憶された配信データZCから特定し(SB2)、その関連情報Cを出力装置58に表示させる(SB3)。以上に例示した処理の結果、案内システム12(放音装置36)による案内音声Vの放音に並行または後続して、当該案内音声Vに関連する関連情報Cが端末装置14に表示される。
<情報処理装置16>
図1の情報処理装置16は、情報管理装置40が使用する管理データZBにおける音声指定情報Qと識別情報Dとの対応を規定するとともに、端末装置14が使用する配信データZCにおける識別情報Dと関連情報Cとの対応を規定する。第1実施形態の情報処理装置16は、案内システム12による音声案内の開始前に、情報管理装置40が使用する管理データZBと端末装置14が使用する配信データZCとを生成する。図1に例示される通り、情報処理装置16が生成した管理データZBが情報管理装置40に転送されて記憶装置44に格納され、情報処理装置16が生成した配信データZCが端末装置14に転送されて記憶装置52に格納される。
図4は、第1実施形態の情報処理装置16を例示する構成図である。図4に例示される通り、第1実施形態の情報処理装置16は、制御装置62と記憶装置64と通信装置66とを具備するコンピュータシステムである。例えば通信網18に接続されたサーバ(典型的にはウェブサーバ)により情報処理装置16は実現される。ただし、案内システム12とともに駅構内に設置されたパーソナルコンピュータやタブレット端末等の情報端末で情報処理装置16を実現することも可能である。通信装置66は、情報管理装置40や端末装置14等の他装置との間で通信網18を介した通信を実行する。
記憶装置64は、例えば半導体記録媒体や磁気記録媒体等の公知の記録媒体で構成され、制御装置62が実行するプログラムや制御装置62が使用する各種のデータを記憶する。第1実施形態の記憶装置64は、案内音声Vの放音に利用される音片P毎の発話内容を表す参照データZDを記憶する。図4に例示される通り、第1実施形態の参照データZDは、案内音声Vの生成に使用され得る複数の音片P(すなわち音声指定情報Qで指定され得る複数の音片P)の各々について識別情報N(N1,N2,……)と登録データE(E1,E2,……)とが登録されたデータテーブルである。任意の1個の音片Pに対応する登録データEは、その音片Pの発話内容を表す文字列である。したがって、音声指定情報Qが指定する複数の識別情報Nの組合せに対応するように各識別情報Nの登録データEを配列した文字列は、その音声指定情報Qが指定する案内音声Vの発音文字列(すなわち関連情報C)に相当する。前述の案内データZAの各音声データAは、特定の発話者が実際に発音した音片の収録のほか、例えば登録データEに対する音声合成でも生成され得る。
制御装置62は、記憶装置64に記憶されたプログラムを実行することで、管理データZBと配信データZCとを生成するための複数の機能(関連情報生成部72,識別情報生成部74,第1対応管理部76,第2対応管理部78)を実現する。図4に例示される通り、制御装置62が生成した管理データZBは、記憶装置64に記憶されたうえで通信装置66から通信網18を介して情報管理装置40に転送され、制御装置62が生成した配信データZCは、記憶装置64に格納されたうえで通信装置66から通信網18を介して端末装置14に転送される。なお、半導体記録媒体等の可搬型の記録媒体を利用して管理データZBまたは配信データZCを情報処理装置16から転送してもよい。例えば、可搬型の記録媒体に記憶された管理データZBを情報処理装置16に装着して記憶装置44に転送することも可能である。
図4に例示される通り、管理データZBおよび配信データZCの生成(以下「登録処理」という)時には、案内システム12による音声案内の場面で案内指示装置20から音声案内装置30に供給され得る全種類の音声指定情報Qが案内指示装置20から順次に出力される。案内指示装置20から出力された音声指定情報Qは、情報管理装置40の通信装置46と通信網18とを介して情報処理装置16に順次に供給される。すなわち、発話内容(音片Pの組合せ)が相違する複数種の案内音声Vが登録処理の対象として情報処理装置16に順次に指示される。なお、音声案内時に音声案内装置30に接続される案内指示装置20とは別個に用意された登録処理用の専用装置(シミュレータ)を、情報処理装置16に対する音声指定情報Qの供給に使用することも可能である。
図4の関連情報生成部72は、音声指定情報Qが指定する案内音声Vに関連する関連情報Cを生成する。第1実施形態の関連情報生成部72は、記憶装置64に格納された参照データZDを参照して、音声指定情報Qが指定する複数の音片Pの各々の発話内容に応じた関連情報Cを生成する。具体的には、関連情報生成部72は、音声指定情報Qが指定する各識別情報Nの音片Pの登録データEを記憶装置64の参照データZDから取得し、音声指定情報Qが指定する順番で各音片の登録データEを配列することで、案内音声Vの発音文字列を表す関連情報Cを生成する。
以上の例示の通り、第1実施形態では、音片P毎の登録データEが登録された参照データZDを参照して関連情報Cが生成されるから、複数の音片Pで構成される案内音声Vに対応する関連情報Cを容易に生成できるという利点がある。なお、発話文字列に対する公知の機械翻訳により案内音声Vの翻訳文の文字列を関連情報Cとして生成する構成や、発話文字列の翻訳文に対する公知の音声合成により翻訳文の音声データを関連情報Cとして生成する構成も採用され得る。
図4の識別情報生成部74は、音声指定情報Qが指定する案内音声Vの識別情報Dを生成する。具体的には、音声指定情報Qの供給により順次に指定される複数の案内音声Vの間で相互に重複しないように識別情報Dが選択される。例えば、音声指定情報Qの供給毎に案内音声Vに順次に連番を付与する構成や、所定の範囲内で重複なく発生する乱数を各案内音声Vに付与する構成が採用され得る。また、例えば音声指定情報Qに対する所定の演算で算定される数値を識別情報Dとして採用することも可能である。
第1対応管理部76は、音声指定情報Qと識別情報生成部74が生成した識別情報Dとを相互に対応付ける。具体的には、第1対応管理部76は、音声指定情報Qと識別情報Dとの組合せを記憶装置64の管理データZBに追加する処理を、情報処理装置16に順次に供給される複数の音声指定情報Qの各々について実行する。したがって、登録処理が完了した段階では、案内指示装置20から出力され得る複数の音声指定情報Qの各々に識別情報Dを対応させた管理データZBが記憶装置64に生成される。
第2対応管理部78は、識別情報生成部74が生成した識別情報Dと関連情報生成部72が生成した関連情報Cとを相互に対応付ける。具体的には、第2対応管理部78は、識別情報Dと関連情報Cとの組合せを記憶装置64の配信データZCに追加する処理を、情報処理装置16に順次に供給される複数の音声指定情報Qの各々について実行する。したがって、登録処理が完了した段階では、案内指示装置20が音声指定情報Qにより音声案内装置30に指示し得る複数の案内音声Vの各々の関連情報Cに当該案内音声Vの識別情報Dを対応させた配信データZCが記憶装置64に生成される。
以上の説明から理解される通り、音声指定情報Qで指示され得る複数の案内音声Vの各々について、当該音声指定情報Qと当該案内音声Vの識別情報Dとの対応が第1対応管理部76により規定されるとともに、当該案内音声Vの識別情報Dと関連情報Cとの対応が第2対応管理部78により規定される。すなわち、図4から理解される通り、案内音声Vを指定する音声指定情報Qと当該案内音声Vの関連情報Cとに対して、当該案内音声Vの共通の識別情報Dが対応付けられる。管理データZBと配信データZCとが以上の登録処理で記憶装置64に生成されると、管理データZBは通信装置66から情報管理装置40に転送されて記憶装置44に格納され、配信データZCは通信装置66から端末装置14に転送されて記憶装置52に格納される。
図5は、第1実施形態の情報処理装置16が実行する登録処理のフローチャートである。案内システム12の管理者からの指示を契機として、案内システム12(案内指示装置20)から情報処理装置16に対する音声指定情報Qの供給と、図5の登録処理とが開始される。
通信装置66を介して制御装置62が音声指定情報Qを取得すると(SC1)、関連情報生成部72は、記憶装置64に記憶された参照データZDを参照して、音声指定情報Qが指定する案内音声Vに関連する関連情報Cを生成する(SC2)。他方、識別情報生成部74は、音声指定情報Qが指定する案内音声Vの識別情報Dを生成する(SC3)。なお、識別情報生成部74による識別情報Dの生成後に関連情報生成部72が関連情報Cを生成することも可能である。
第1対応管理部76は、音声指定情報Qと識別情報生成部74が生成した識別情報Dとを相互に対応付ける(SC4)。また、第2対応管理部78は、識別情報生成部74が生成した識別情報Dと関連情報生成部72が生成した関連情報Cとを相互に対応付ける(SC5)。なお、第1対応管理部76による処理(SC4)と第2対応管理部78による処理(SC5)との先後は逆転され得る。情報処理装置16に対する音声指定情報Qの供給毎(SC1)に、関連情報Cおよび識別情報Dの生成(SC2,SC3)と、音声指定情報Qと識別情報Dとの対応付け(SC4)と、識別情報Dと関連情報Cとの対応付け(SC5)とが反復される(SC6:NO)。案内指示装置20から指示され得る全部の音声指定情報Qについて以上の処理を実行すると(SC6:YES)、管理データZBと配信データZCとが記憶装置64に生成される。第1対応管理部76は、記憶装置64に記憶された管理データZBを通信装置66から情報管理装置40に転送する(SC7)。
他方、第2対応管理部78は、記憶装置64に記憶された配信データZCを、端末装置14からの要求を契機として通信装置66から要求元の端末装置14に転送する。例えば、案内音声Vの放音毎に関連情報Cを出力装置58から出力させるためのプログラム(図1の情報抽出部502および出力制御部504を実現するプログラム)とともに配信データZCは端末装置14に配信される。
以上に例示した通り、第1実施形態では、案内音声Vを指定する音声指定情報Qと当該案内音声Vに関連する関連情報Cとに共通の識別情報Dが自動的に対応付けられる。したがって、音声指定情報Qが指定する案内音声Vの放音を契機としてその案内音声Vの関連情報Cを端末装置14の利用者に提供する場合において、案内音声Vと関連情報Cとの対応を容易かつ正確に管理できるという利点がある。
ところで、案内音声Vを構成する複数の音片Pの各々の識別情報Nの音響成分を当該案内音声Vとともに放音装置36から放音する構成(以下「対比例」という)も想定され得る。対比例では、音声データAに応じて音片Pが放音装置36から放音される期間内に当該音片Pの識別情報Dの音響成分が放音される。しかし、案内音声Vと比較して音片Pは短いから、音片P毎の識別情報Dの音響成分を放音し得る時間長を充分に確保できない可能性がある。対比例とは対照的に、第1実施形態では、案内音声Vを構成する複数の音片Pの配列を指定する音声指定情報Qに対して管理データZBにて識別情報Dが対応付けられる。したがって、案内音声Vが放音される時間長を識別情報Dの音響成分の放音に利用することが可能である。すなわち、音片P毎の識別情報Dの音響成分を放音する対比例と比較して、識別情報Dの通知に利用可能な時間長を充分に確保し易いという利点がある。
<第2実施形態>
本発明の第2実施形態を以下に説明する。以下に例示する各形態において作用や機能が第1実施形態と同様である要素については、第1実施形態の説明で使用した符号を流用して各々の詳細な説明を適宜に省略する。
第1実施形態では、案内システム12による音声案内の開始前の登録処理で管理データZBおよび配信データZCを生成した。第2実施形態では、登録処理済の既存の音声指定情報Qとは案内音声Vの発話内容(複数の音片Pの組合せ)が相違する新規な音声指定情報Qが案内指示装置20から出力され得る場合を想定し、案内システム12による音声案内に並行して逐次的に管理データZBおよび配信データZCを更新する。
第1実施形態と同様に、音声案内の実行時に案内指示装置20から音声指定情報Qが出力されると、音声案内装置30が案内音声Vの音声信号XAを生成するとともに情報管理装置40が当該案内音声Vの識別情報Dの変調信号XBを生成し、音声信号XAと変調信号XBとを合成した音響信号Xの音響(案内音声Vと識別情報Dの音響成分との混合音)が放音装置36から放音される。第2実施形態では、案内指示装置20から音声案内のために出力された音声指定情報Qが案内システム12(情報管理装置40)から情報処理装置16に転送され、その音声指定情報Qを管理データZBおよび配信データZCに反映させるための登録処理が情報処理装置16にて実行される。
図6は、第2実施形態における登録処理のフローチャートである。音声指定情報Qの取得を契機として図6の登録処理が開始される。登録処理を開始すると、識別情報生成部74は、案内システム12から取得した今回の音声指定情報Q(以下「対象音声指定情報Q」という)について登録処理を実行済であるか否かを判定する(SD1)。例えば、識別情報生成部74は、記憶装置64に記憶された管理データZBに今回の対象音声指定情報Qが存在する場合には、対象音声指定情報Qについて過去に登録処理を実行したと判定し(SD1:YES)、対象音声指定情報Qが管理データZBに存在しない場合には、対象音声指定情報Qについて登録処理を過去に実行していないと判定する(SD1:NO)。対象音声指定情報Qの登録処理が実行済である場合(SD1:YES)、以降の処理(SC2−SC5,SD2)を実行することなく登録処理は終了する。
他方、対象音声指定情報Qの登録処理が過去に実行されていない場合(SD1:NO)、すなわち、対象音声指定情報Qが、登録処理済の既存の音声指定情報Qとは発話内容が相違する案内音声Vを指定する音声指定情報Qに該当する場合には、この新規な対象音声指定情報Qを記憶装置64の管理データZBおよび配信データZCに反映させるための処理が実行される。具体的には、関連情報Cおよび識別情報Dの生成(SC2,SC3)と、音声指定情報Qと識別情報Dとの対応付け(SC4)と、識別情報Dと関連情報Cとの対応付け(SC5)とが、対象音声指定情報Qについて第1実施形態と同様に実行される。したがって、対象音声指定情報Qと識別情報Dとの対応が管理データZBに追加されるとともに、対象音声指定情報Qの案内音声Vの関連情報Cと識別情報Dとの対応が配信データZCに追加される。
第1対応管理部76は、管理データZBにおける対象音声指定情報Qと識別情報Dとの対応を通信装置66から情報管理装置40に通知する(SD2)。情報管理装置40では、情報処理装置16(第1対応管理部76)から通知された対象音声指定情報Qと識別情報Dとの対応が記憶装置44の管理データZBに追加される。他方、第2対応管理部78は、端末装置14からの要求を契機として、記憶装置64の配信データZCと端末装置14の配信データZCとの差分(新規な音声指定情報Qに関する識別情報Dと関連情報Cとの対応)を通信装置66から端末装置14に通知する。端末装置14では、情報処理装置16(第2対応管理部78)から通知された関連情報Cと識別情報Dとの対応が記憶装置52の配信データZCに追加される。
以上の例示から理解される通り、登録処理済の既存の音声指定情報Qとは相違する新規な音声指定情報Qの発生を契機として管理データZBおよび配信データZCが更新される。したがって、事後的に追加された新規な音声指定情報Qが指定する案内音声Vについて端末装置14に関連情報Cを提供することが可能である。
<変形例>
以上に例示した各態様は多様に変形され得る。具体的な変形の態様を以下に例示する。以下の例示から任意に選択された2個以上の態様は、相互に矛盾しない範囲で適宜に併合され得る。
(1)相異なる複数の案内システム12の各々において使用される管理データZBを情報処理装置16が統一的に管理することも可能である。例えば、案内システム12が駅毎に設置された状況を想定すると、情報処理装置16の記憶装置64には、相異なる駅の案内システム12に対応する複数の管理データZBが生成および記憶される。任意の1個の案内システム12について情報処理装置16が実行する処理は第1実施形態と同様である。なお、配信データZCについては案内システム12毎に個別に用意される必要はない。例えば、複数の案内システム12で放音され得る案内音声Vの関連情報Cを一括的に含む1個の配信データZCを端末装置14の記憶装置52に格納すれば、相異なる案内システム12が設置された複数の駅において案内音声Vの関連情報Cを利用者に提供することが可能である。
(2)管理データZBにおいて1個の音声指定情報Qに複数の識別情報Dを対応させた構成により、任意の1個の案内音声Vの放音を契機として複数の識別情報Dを端末装置14に送信することも可能である。信号生成部424は、音声指定情報Qに対応する複数の識別情報Dの音響成分を含む変調信号XBを生成する。端末装置14の情報抽出部502は、案内音声Vの放音時に収音された音響信号Yから複数の識別情報Dを抽出し、出力制御部504は、各識別情報Dに対応する関連情報Cを出力装置58に出力させる。
配信データZCには、例えば、案内音声Vの発話内容のうち定型的な文字列(以下「定型句」という)を示す関連情報Cと、定型句に挿入され得る文字列(以下「挿入句」という)を示す関連情報Cとが登録される。出力制御部504は、情報抽出部502が抽出した複数の識別情報Dに対応する定型句の関連情報Cと挿入句の関連情報Cとを配信データZCから特定し、当該定型句に挿入句を付加した文字列を出力装置58に表示させる。以上の構成によれば、共通の定型句に相異なる挿入句を挿入した複数種の文字列を利用者に通知することが可能である。
(3)前述の各形態では、案内音声Vの発話内容(複数の音片Pの配列)を指定する音声指定情報Qを例示したが、音声指定情報Qが、案内音声Vの発話内容とともに当該案内音声Vの時間長(以下「発話時間」という)を指定する構成も採用され得る。情報管理装置40の信号生成部424は、案内音声Vの発話時間を参照して、識別情報Dの音響成分を表す変調信号XBの時間軸上の位置(すなわち識別情報Dを音響通信で送信する時間的な区間)を選定する。例えば、信号生成部424は、発話時間の先頭に対して所定の時間が経過した時点から変調信号XBを音声案内装置30に供給する。以上の構成によれば、案内音声Vの発話時間に対する識別情報Dの送信時期を規定することが可能である。
(4)案内音声Vを複数の音片Pの組合せで表現する構成は省略され得る。例えば、音声指定情報Qで指定され得る複数の案内音声Vの波形を音声データAを案内データZAに登録する一方、案内音声V毎の発話内容の文字列を表す登録データEを参照データZDに登録する。音声案内装置30の信号生成部322は、音声指定情報Qで指定される案内音声Vの音声データAを案内データZAから特定して音声信号XAを生成する。情報処理装置16の関連情報生成部72は、音声指定情報Qが指定する案内音声Vの登録データEを関連情報Cとして参照データZDから特定する。
(5)前述の各形態では、情報処理装置16が生成した配信データZCを端末装置14に配信する構成を例示したが、通信網18を介して端末装置14と通信可能な配信装置に配信データZCを保持することも可能である。情報処理装置16を配信装置として利用してもよい。具体的には、情報抽出部502が識別情報Dを抽出すると、端末装置14の通信装置54は、当該識別情報Dを指定した情報要求を配信装置に送信する。配信装置は、情報要求で指定された識別情報Dに対応する関連情報Cを配信データZCから取得して要求元の端末装置14に送信する。端末装置14の出力制御部504は、配信装置から受信した関連情報Cを出力装置58に出力させる。以上の構成によれば、配信データZCを端末装置14に保持する必要がないから、記憶装置64に必要な記憶容量が削減されるという利点がある。また、複数の端末装置12に提供される関連情報Qが配信装置において統一的に管理されるから、案内音声Vと関連情報Cとの対応を容易かつ正確に更新できるという利点がある。例えば、音声指定情報Qの追加時に端末装置12毎に個別に関連情報Cを更新する必要がないから、案内音声Vと関連情報Cとの対応を迅速(理想的には実時間的)に更新することが可能である。
他方、第1実施形態の例示のように、登録処理で事前に生成された配信データZCが端末装置14に配信および保持される構成によれば、通信網18を介した通信を必要とせずに、案内音声Vに対応する関連情報Cを端末装置14が取得して出力装置58から出力できるという利点がある。
(6)前述の各形態では、音響を伝送媒体とする音響通信で識別情報Dを端末装置14に送信したが、端末装置14に識別情報Dを送信するための通信方式は音響通信に限定されない。例えば、案内システム12による案内音声Vの放音に並行または後続して、電波や赤外線等の電磁波を伝送媒体とした無線通信で端末装置14に識別情報Dを送信することも可能である。以上の例示から理解される通り、識別情報Dの送信には、通信網18が介在しない近距離無線通信が好適であり、音響を伝送媒体とする音響通信や電磁波を伝送媒体とする無線通信は近距離無線通信の例示である。ただし、識別情報Dの送信方式は近距離無線通信に限定されない。例えば、情報提供先として事前に登録された端末装置14に対して通信網18を介して識別情報Dを送信(すなわちプッシュ配信)することも可能である。
(7)前述の各形態では、駅構内の音声案内に案内システム12を利用した場合を例示したが、案内システム12が設置される施設は駅に限定されない。例えば、電車やバス等の交通機関(例えば車輌内)や、空港等の施設、ショッピングモール等の商業施設、美術館または博物館等の展示施設、競技場または体育館等の運動施設、ホテルまたは旅館等の宿泊施設を含む各種の施設に関する案内に、前述の各形態で例示した案内システム12が利用され得る。
(8)第2実施形態では、音声指定情報Qが登録済であるか否かを情報処理装置16(識別情報生成部74)にて判定する構成を例示したが、音声指定情報Qの登録の有無を情報管理装置40にて判定することも可能である。例えば、情報管理装置40の情報管理部422は、案内指示装置20から供給される対象音声指定情報Qについて登録処理を実行済であるか否かを、記憶装置44の管理データZBの参照により判定する。対象音声指定情報Qの登録処理が過去に実行されていない場合、当該対象音声指定情報Qが情報管理装置40から情報処理装置16に送信されて第2実施形態と同様に登録処理が実行される一方、対象音声指定情報Qについて登録処理が過去に実行されている場合、情報処理装置16に対する対象音声指定情報Qの送信(さらには情報処理装置16における登録処理)は省略される。以上の構成によれば、音声指定情報Qが登録済である場合に情報管理装置40と情報処理装置16との間の通信が不要であるという利点がある。
(9)前述の各形態で例示した情報処理装置16は、前述の通り、制御装置62とプログラムとの協働で実現される。好適な態様に係るプログラムは、コンピュータ(例えば制御装置62)を、音声指定情報Qが指定する案内音声Vに関連する関連情報Cを生成する関連情報生成部72、案内音声Vの放音とともに端末装置14に通知される識別情報Dを生成する識別情報生成部74、音声指定情報Qと識別情報Dとを対応付ける第1対応管理部76、および、関連情報Cと識別情報Dとを対応付ける第2対応管理部78として機能させる。以上に例示したプログラムは、コンピュータが読取可能な記録媒体に格納された形態で提供されてコンピュータにインストールされ得る。記録媒体は、例えば非一過性(non-transitory)の記録媒体であり、CD-ROM等の光学式記録媒体(光ディスク)が好例であるが、半導体記録媒体や磁気記録媒体等の公知の任意の形式の記録媒体を包含し得る。
(10)本発明は、前述の各形態に係る情報処理装置16の動作方法(情報処理方法)としても特定され得る。具体的には、好適な態様に係る情報処理方法は、情報処理装置16(単体のコンピュータまたは複数のコンピュータで構成されるシステム)が、音声指定情報Qが指定する案内音声Vに関連する関連情報Cを生成し、案内音声Vの放音とともに端末装置14に通知される識別情報Dを生成し、音声指定情報Qと識別情報Dとを対応付け、関連情報Cと識別情報Dとを対応付ける。
12……案内システム、14……端末装置、16……情報処理装置、18……通信網、20……案内指示装置、30……音声案内装置、32……制御装置、322……信号生成部、324……信号合成部、34……記憶装置、36……放音装置、40……情報管理装置、42……制御装置、422……情報管理部、424……信号生成部、44……記憶装置、46……通信装置、50……制御装置、502……情報抽出部、504……出力制御部、52……記憶装置、54……通信装置、56……収音装置、58……出力装置、62……制御装置、64……記憶装置、66……通信装置、72……関連情報生成部、74……識別情報生成部、76……第1対応管理部、78……第2対応管理部。

Claims (5)

  1. 音声指定情報が指定する案内音声に関連する関連情報を生成する関連情報生成部と、
    前記案内音声の放音とともに端末装置に通知される識別情報を生成する識別情報生成部と、
    前記音声指定情報と前記識別情報とを対応付ける第1対応管理部と、
    前記関連情報と前記識別情報とを対応付ける第2対応管理部と
    を具備する情報処理装置。
  2. 前記音声指定情報は、前記案内音声を構成する複数の音片の配列を指定する
    請求項1の情報処理装置。
  3. 前記関連情報生成部は、音片毎の発話内容を表す参照データを参照して、前記音声指定情報が指定する複数の音片の各々の発話内容に応じた前記関連情報を生成する
    請求項2の情報処理装置。
  4. 相異なる案内音声を指定する複数の音声指定情報の各々について、前記関連情報生成部による前記関連情報の生成と前記識別情報生成部による前記識別情報の生成とが順次に実行され、
    前記第1対応管理部は、前記複数の音声指定情報の各々に前記識別情報を対応させた管理データを生成し、
    前記第2対応管理部は、前記複数の音声指定情報に対応する複数の前記関連情報の各々に前記識別情報を対応させた配信データを生成する
    請求項1から請求項3の何れかの情報処理装置。
  5. 情報処理装置が、
    音声指定情報が指定する案内音声に関連する関連情報を生成し、
    前記案内音声の放音とともに端末装置に通知される識別情報を生成し、
    前記音声指定情報と前記識別情報とを対応付け、
    前記関連情報と前記識別情報とを対応付ける
    情報処理方法。

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