JP2021015236A - 振れ補正機能付き光学ユニット - Google Patents

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    • H04N23/685Vibration or motion blur correction performed by mechanical compensation
    • H04N23/687Vibration or motion blur correction performed by mechanical compensation by shifting the lens or sensor position

Abstract

【課題】光軸と直交する径方向において小型化が可能な振れ補正機能付き光学ユニットを提供すること。【解決手段】振れ補正機能付き光学ユニット1は、カメラモジュール2およびカメラモジュール2を囲むホルダ10を備える可動体3と、可動体3を第1軸R1回りに回転可能に支持するジンバル機構4と、ジンバル機構4を介して可動体3を支持する固定体5を有する。ジンバル機構4は、ジンバルフレーム70と、可動体3およびジンバルフレーム70を第1軸R1回りに回転可能に接続する第1接続機構71を備える。第1接続機構71は、ホルダ10に固定された第1球体33と、ジンバルフレーム70において第1球体33が接触する第1凹曲面76cを備える。ホルダ10および第1球体33は金属製であり、ホルダ10と第1球体33との第1接触部36には第1溶接痕34が設けられている【選択図】図7

Description

本発明は、カメラモジュールの振れを補正する振れ補正機能付き光学ユニットに関する。
携帯端末や移動体に搭載される光学ユニットには、携帯端末や移動体の移動時の撮影画像の乱れを抑制するために、カメラモジュールが搭載される可動体を所定の軸回りに回転させて振れを補正する機構を備えるものがある。特許文献1には、この種の振れ補正機能付き光学ユニットが開示されている。
特許文献1の振れ補正機能付き光学ユニットは、光学モジュールおよび光学モジュールを保持するホルダを備える可動体と、可動体と固定体との間に構成されたジンバル機構と、ジンバル機構を介して可動体を揺動可能に支持する固定体と、を有する。ホルダは、枠状であり、カメラモジュールを外周側から保持する。ホルダは、樹脂製である。ジンバル機構は、ホルダを外周側から囲む可動枠(ジンバルフレーム)と、可動枠の対向する2か所に固定されて内周側に突出する球体と、を備える。可動枠および球体は金属製であり、溶接によって固定されている。また、ジンバル機構は、ホルダの外周面に形成された板バネ保持部に保持された接点バネを備える。接点バネは、U字状に屈曲した金属製の板状バネであり、内周側に窪む凹曲面を備える。可動枠の球体が接点バネの凹曲面に接触することにより、可動体は、ジンバルフレームに揺動可能に接続される。固定体は、枠状のカバーと枠状のケースとを備える。カバーおよびケースは、金属製であり、溶接によって固定されている。カバーおよびケースは、いずれも可動体の外周側に位置する。
特開2014−6522号公報
カメラモジュールを外周側から囲むホルダと、ホルダを外周側から囲む固定体とを備える振れ補正機能付き光学ユニットでは、ホルダと固定体とがカメラモジュールの径方向に配列される。従って、補正機能付き光学ユニットを径方向で小型化することは、容易ではない。
本発明の課題は、このような点に鑑みて、光軸と直交する径方向において小型化が可能な振れ補正機能付き光学ユニットを提供することにある。
上記の課題を解決するために、本発明の振れ補正機能付き光学ユニットは、カメラモジュールを備える可動体と、前記可動体を、前記カメラモジュールの光軸と交差する第1軸回りに回転可能に支持するジンバル機構と、前記ジンバル機構を介して前記可動体を支持する固定体と、を有し、前記可動体は、前記カメラモジュールを外周側から保持する枠状のホルダを備え、前記ジンバル機構は、ジンバルフレームと、前記可動体および前記ジンバルフレームを前記第1軸回りに回転可能に接続する第1接続機構と、を備え、前記第1接続機構は、前記ホルダに固定されて当該ホルダから前記第1軸上を当該第1軸方向に突出する第1球体と、前記ジンバルフレームに設けられて前記1球体の先端が接触する第1凹曲面と、を備え、前記ホルダおよび前記第1球体は、いずれも金属製であり、前記ホル
ダと前記第1球体との第1接触部には、第1溶接痕が設けられていることを特徴とする。
本発明によれば、カメラモジュールを外周側から囲むホルダが金属製である。従って、ホルダが樹脂製の場合と比較して、径方向におけるホルダの厚みを薄くできる。また、ジンバル機構において、ジンバルフレームとホルダとを回転可能に接続する第1接続機構の第1球体はホルダに設けられ、第1球体と接触する第1凹曲面はジンバルフレームに設けられる。従って、ホルダに、凹曲面を備える部材を保持する保持部を備える必要がない。これにより、ホルダの形状を簡易なものとすることができるので、ホルダを径方向で薄くすることが容易となる。よって、可動体が径方向で大きくなることを抑制できる。また、ホルダと第1球体との接触部には、第1溶接痕が設けられている。すなわち、第1球体は、溶接によって、ホルダに直接固定される。これにより、ホルダに、第1球体を保持するための部材を備える必要がないので、その分、可動体を小さくすることが可能である。ここで、可動体を径方向で小型化できれば、可動体を外周側から囲む固定体を径方向で小型化することが可能となる。よって、振れ補正機能付き光学ユニットが径方向を小型化できる。
本発明において、前記ホルダは、前記第1軸が通過する第1貫通孔を備え、前記第1貫通孔は、前記1球体の外径よりも小径であり、前記第1球体は、前記第1貫通孔に部分的に挿入され、前記ホルダにおける前記第1貫通孔の開口縁は、前記第1接触部であり、前記第1接触部は、円環状であるものとすることができる。このようにすれば、第1球体を、ホルダに精度よく位置決めした状態で固定できる。
本発明において、前記第1溶接痕は、前記第1軸方向から前記第1貫通孔を介して前記第1球体を視た場合に、目視可能であるものとすることができる。すなわち、第1球体とホルダとは、第1貫通孔を介して、溶接されたものとすることができる。
本発明において、前記ホルダは、前記第1軸上で前記カメラモジュールの両側に位置する一対のホルダ部分を備え、一対の前記ホルダ部分のそれぞれに前記第1球体が固定され、各第1球体は、前記ホルダ部分から外周側に突出し、前記ジンバルフレームは、前記ホルダの前記第1軸方向の両側を前記光軸方向に延びる一対の第1ジンバルフレーム延設部を備え、一対の前記第1ジンバルフレーム延設部のそれぞれは、前記第1凹曲面を備え、前記第1凹曲面は、外周側に窪むものとすることができる。かかる構成によれば、ジンバル機構は、ホルダの第1軸方向の両側に第1接続機構を備える。従って、ジンバル機構によって可動体を第1軸回りに回転可能に支持できる。
本発明において、前記ホルダは、前記第1軸上における前記カメラモジュールの両側で当該カメラモジュールと隙間を開けて対向する一対のホルダ対向部を備え、一対の前記ホルダ対向部のそれぞれに前記第1球体が固定され、各第1球体は、前記ホルダ対向部から内周側に突出し、前記ジンバルフレームは、前記可動体における前記カメラモジュールと前記ホルダ対向部との間の前記隙間を前記光軸方向に延びる一対の第1ジンバルフレーム延設部を備え、一対の前記第1ジンバルフレーム延設部のそれぞれは、前記第1凹曲面を備え、前記第1凹曲面は、内周側に窪むものとすることができる。かかる構成によれば、ジンバル機構は、カメラモジュールの第1軸方向の両側に第1接続機構を備える。従って、ジンバル機構によって可動体を第1軸回りに回転可能に支持できる。
本発明において、前記固定体は、前記可動体および前記ジンバルフレームを外周側から囲む枠状のケースを備え、前記ジンバル機構は、前記ケースと前記ジンバルフレームとを前記光軸および前記第1軸と交差する第2軸回りに回転可能に接続する第2接続機構を備え、前記可動体を前記第2軸回りに回転可能に支持し、前記第2接続機構は、前記ケースに固定されて当該ケースから前記第2軸上を内周側に突出する第2球体と、前記ジンバル
フレームに設けられて前記第2球体の先端が接触する第2凹曲面と、を備え、前記第2凹曲面は、前記内周側に窪み、前記ケースおよび前記第2球体は、いずれも金属製であり、前記ケースと前記第2球体との第2接触部には、第2溶接痕が設けられているものとすることができる。このようにすれば、ジンバル機構は、可動体をカメラモジュールの光軸と交差する第1軸回りに回転可能に支持するとともに、可動体を光軸および第1軸と交差する第2軸回りに回転可能に支持する。従って、固定体は、ジンバル機構を介して、可動体を第1軸回りおよび第2軸回りに回転可能に支持する。また、固定体において、可動体およびジンバルフレームを外周側から囲むケースを金属製とすれば、ケースを樹脂製とした場合と比較して、径方向におけるケースの厚みを薄くできる。従って、固定体を径方向で小型化できる。また、ケースと第2球体との接触部には、第2溶接痕が設けられている。すなわち、第2球体は、溶接によって、ケースに直接固定される。これにより、ケースに、第2球体を保持するための部材を備える必要がないので、その分、固定体を小さくできる。ここで、固定体を径方向で小型化できれば、振れ補正機能付き光学ユニットを径方向で小型化できる。
本発明において、前記ケースは、前記第2軸が通過する第2貫通孔を備え、前記第2貫通孔は、前記第2球体の外径よりも小径であり、前記第2球体は、前記第2貫通孔に部分的に挿入され、前記ケースにおける前記第2貫通孔の開口縁は、前記第2接触部であり、前記第2接触部は、円環状であるものとすることができる。このようにすれば、第2球体を、ケースに精度よく位置決めした状態で固定できる。
本発明において、前記第2溶接痕は、前記第2貫通孔を介して前記第2球体を視た場合に、目視可能であるものとすることができる。すなわち、第2球体とケースとは、第2貫通孔を介して、溶接されたものとすることができる。
本発明において、前記可動体を前記第1軸回りおよび前記第2軸回りに回転させる振れ補正用磁気駆動機構を有し、前記振れ補正用磁気駆動機構は、前記ホルダに固定されたマグネットと、前記固定体に固定されたコイルと、を備え、前記ホルダは、磁性材料からなり、前記ケースは、非磁性材料からなるものとすることができる。このようにすれば、ホルダをマグネットのヨークとして機能させることができる。従って、振れ補正用磁気駆動機構が可動体を回転させる推力を確保しやすい。また、ケースとマグネットとの間に磁気吸引力が働いて可動体の回転を阻害することを防止できる。
本発明において、前記可動体を前記第1軸回りおよび前記第2軸回りに回転させる振れ補正用磁気駆動機構を有し、前記振れ補正用磁気駆動機構は、前記ケースに固定されたマグネットと、前記可動体に固定されたコイルと、を備え、前記ケースは、磁性材料からなり、前記ホルダは、非磁性材料からなるものとすることができる。このようにすれば、ケースをマグネットのヨークとして機能させることができる。従って、振れ補正用磁気駆動機構が可動体を回転させる推力を確保しやすい。また、ホルダとマグネットとの間に磁気吸引力が働いて可動体の回転を阻害することを防止できる。
本発明によれば、カメラモジュールを外周側から保持するホルダを金属製としたので、ホルダを径方向で薄くできる。また、ジンバル機構において、ジンバルフレームとホルダとを回転可能に接続する第1接続機構の第1球体がホルダに設けられ、第1球体と接触する第1凹曲面がジンバルフレームに設けられる。さらに、第1球体がホルダに溶接によって固定される。これにより、ホルダの形状を簡易なものとすることができるので、ホルダを径方向で薄くすることが容易となる。ここで、ホルダを薄くすれば、可動体を径方向で小型化できる。これにより、可動体を外周側から囲む固定体を径方向で小型化することが可能となるので、振れ補正機能付き光学ユニットを径方向で小型化できる。
実施例1の振れ補正機能付き光学ユニットの斜視図である。 図1の振れ補正機能付き光学ユニットを光軸方向から見た平面図である。 図1の振れ補正機能付き光学ユニットの分解斜視図である。 ホルダの説明図である。 固定体を図2のB−B線で切断した場合の断面図である。 ジンバルフレームの斜視図である。 図2のA−A線で切断した振れ補正機能付き光学ユニットの断面図である。 図2のB―B線で切断した振れ補正機能付き光学ユニットの断面図である。 実施例2の振れ補正機能付き光学ユニットの斜視図である。 実施例2の振れ補正機能付き光学ユニットの平面図である。 実施例2の補正機能付き光学ユニットの分解斜視図である。 ホルダの説明図である。 ジンバルフレームの斜視図である。 図10のC−C線で切断した振れ補正機能付き光学ユニットの断面図である。
以下に、図面を参照して、本発明を適用した振れ補正機能付き光学ユニットの実施形態を説明する。
(実施例1)
図1は、実施例1の振れ補正機能付き光学ユニットの斜視図である。図2は、図1の振れ補正機能付き光学ユニットを光軸方向から見た場合の平面図である。図3は、図1の振れ補正機能付き光学ユニットの分解斜視図である。図4は、可動体のホルダの説明図である。振れ補正機能付き光学ユニット1Aは、カメラモジュール2を搭載する。振れ補正機能付き光学ユニット1Aは、例えば、カメラ付き携帯電話機、ドライブレコーダー等の光学機器や、ヘルメット、自転車、ラジコンヘリコプター等の移動体に搭載されるアクションカメラやウエアラブルカメラ等の光学機器に用いられる。このような光学機器では、撮影時に光学機器の振れが発生すると、撮像画像に乱れが発生する。振れ補正機能付き光学ユニット1Aは、撮影画像が傾くことを回避するため、ジャイロスコープ等の検出手段によって検出された加速度や角速度、振れ量等に基づき、カメラモジュール2の傾きを補正する。
以下の説明では、互いに直交する3軸をX軸方向、Y軸方向、Z軸方向とする。また、X軸方向の一方側を+X方向、他方側を−X方向とする。Y軸方向の一方側を+Y方向、他方側を−Y方向とする。Z軸方向の一方側を+Z方向、他方側を−Z方向とする。Z軸は、カメラモジュール2の光軸Lと一致する。また、+Z方向は被写体側であり、−Z方向は像側である。
図1から図3に示すように、振れ補正機能付き光学ユニット1Aは、カメラモジュール2を備える可動体3と、可動体3を揺動可能に支持するジンバル機構4と、ジンバル機構4を介して可動体3を支持する固定体5と、固定体5に対して可動体3を揺動させる振れ補正用磁気駆動機構6と、を備える。ジンバル機構4は、可動体3を、光軸Lと直交する第1軸R1回り、並びに、光軸および第1軸R1と直交する第2軸R2回りに回転可能に支持する。第1軸R1および第2軸R2は、X軸およびY軸に対して、光軸L回りに45°傾斜する。
振れ補正機能付き光学ユニット1Aは、第1軸R1回りおよび第2軸R2回りに可動体
3を揺動させる。また、振れ補正機能付き光学ユニット1Aは、第1軸R1回りの回転および第2軸R2回りの回転を合成することにより、可動体3をX軸回りおよびY軸回りに揺動させる。
(可動体)
図3に示すように、可動体3は、カメラモジュール2と、カメラモジュール2を外周側から囲むホルダ10と、を備える。カメラモジュール2は、カメラモジュール本体部11と、カメラモジュール本体部11から+Z方向に突出する鏡筒部12と、を備える。鏡筒部12にはレンズ13が収容されている。カメラモジュール2の光軸は、レンズ13の光軸である。図2に示すように、カメラモジュール本体部11には、撮像素子14が収容されている。撮像素子14は、光軸L上においてレンズ13の−Z方向に配置されている。カメラモジュール本体部11をZ軸方向から見た場合の形状は、8角形である。
ホルダ10は、金属製であり、枠状である。ホルダ10は、カメラモジュール本体部11の外周面に密着した状態で、カメラモジュール本体部11を外周側から囲む。ホルダ10をZ軸方向から見た場合の形状は、8角形である。ホルダ10は、光軸Lと直交する方向の厚みが一定である。本例において、ホルダ10は、磁性材料からなる。
図4に示すように、ホルダ10は、Y方向に平行に延びる第1側板21、および第2側板22と、X方向に平行に延びる第3側板23および第4側板24を備える。第1側板21は、第2側板22の−X方向に位置する。第3側板23は、第4側板24の−Y方向に位置する。また、ホルダ10は、第1軸R1方向の対角で、第1側板21と第3側板23とを接続する第5側板25(ホルダ部分)、および、第2側板22と第4側板24とを接続する第6側板26(ホルダ部分)を備える。さらに、ホルダ10は、第2軸R2方向の対角で、第1側板21と第4側板24とを接続する第7側板27、および、第2側板22と第3側板23とを接続する第8側板28を備える。
可動体3の第1側板21には、第1マグネット31が固定されている。第1マグネット31は、Z軸方向に2分割されている。可動体3の第3側板23には、第2マグネット32が固定されている。第2マグネット32は、Z軸方向に2分割されている。
ホルダ10の第5側板25、および第6側板26には、それぞれ第1球体33が固定されている。第1球体33は金属製である。第5側板25に固定された第1球体33は、ホルダ10から第1軸R1上を外周側に突出する。第6側板26に固定された第1球体33は、ホルダ10から第1軸R1上を外周側に突出する。第1球体33は、溶接によって、ホルダ10に固定されている。従って、ホルダ10と第1球体33との第1接触部には、第1溶接痕34が設けられている。
より詳細には、第5側板25および第6側板26は、それぞれ第1軸R1が通過する第1貫通孔35を備える。第1貫通孔35は、第1球体33の外径よりも小径である。第1球体33は、第5側板25の外周側から第1貫通孔35に部分的に挿入された状態とされている。また、第1球体33は、第6側板26の外周側から第1貫通孔35に部分的に挿入された状態とされている。各第1球体33は、ホルダ10における第1貫通孔35の開口縁に、円環状の第1接触部36を備える。第1溶接痕34は、円環状の第1接触部36において、周方向で離間する複数箇所に設けられている。
ここで、本例では、ホルダ10と第1球体33との溶接は、ホルダ10の内周側から第1貫通孔35を介して行われる。従って、第1溶接痕34は、ホルダ10の内周側から第1貫通孔35を介して第1球体33を視た場合に、目視可能である。すなわち、第5側板25と第1球体33とを固定する第1溶接痕34は、第5側板25における第1貫通孔3
5の内壁面と第1球体33との第1接触部36に設けられている。同様に、第6側板26と第1球体33とを固定する第1溶接痕34は、第6側板26における第1貫通孔35の内壁面と第1球体33との第1接触部36に設けられている。
(固定体)
図5は、固定体5を図2のB−B線で切断した場合の断面図である。図1、図3に示すように、固定体5は、可動体3を囲む枠状のケース43を有する。ケース43をZ軸方向から見た場合の形状は、8角形である。ケース43は、可動体3を外周側から囲む枠部41と、枠部41の+Z方向の端部から内周側の突出する枠状板部42とを備える。ケース43は、金属製であり、非磁性材料からなる。
枠部41は、Z軸方向から見た場合の形状は、8角形である。枠部41は、光軸Lと直交する方向の厚みが一定である。枠状板部42は、Z軸方向の厚みが一定である。枠状板部42の中心には、矩形の開口部42aが設けられている。ホルダ10は、開口部42aの内周側に位置する。また、枠状板部42は、開口部42aの第1軸R1方向の両隅に、開口部42aから第2軸R2方向に窪む矩形の第1切欠き部42bを備える。さらに、枠状板部42は、開口部42aの第2軸R2方向の両隅に、開口部42aから第2軸R2方向に窪む矩形の第2切欠き部42cを備える。
図5に示すように、枠部41は、Y方向に平行に延びる第1側壁51、および第2側壁52と、X方向に平行に延びる第3側壁53および第4側壁54を備える。第1側壁51は、第2側壁52の−X方向に位置する。第3側壁53は、第4側壁54の−Y方向に位置する。第2側壁52には、−Z方向の端から+Z方向に延びる矩形の切欠き部49が設けられている。また、枠部41は、第1軸R1方向の対角で、第1側壁51と第3側壁53とを接続する第5側壁55、および、第2側壁52と第4側壁54とを接続する第6側壁56を備える。さらに、枠部41は、第2軸R2方向の対角で、第1側壁51と第4側壁54とを接続する第7側壁57、および、第2側壁52と第3側壁53とを接続する第8側壁58を備える。
固定体5が可動体3を外周側から囲んだ状態では、図2に示すように、ホルダ10の第1側板21と枠部41の第1側壁51とはX軸方向で隙間を開けて対向する。ホルダ10の第2側板22と第2側壁52とはX軸方向で隙間を開けて対向する。ホルダ10の第3側板23と第3側壁53とは、Y軸方向で隙間を開けて対向する。ホルダ10の第4側板24と第4側壁54とはY軸方向で隙間を開けて対向する、ホルダ10の第5側板25と第5側壁55は、第1軸R1方向で隙間を開けて対向する。ホルダ10の第6側板26と第6側壁56とは、第1軸R1方向で隙間を開けて対向する。ホルダ10の第7側板27と第7側壁57とは、第2軸R2方向で隙間を開けて対向する。ホルダ10の第8側板28と第8側壁58とは、第2軸R2方向で隙間を開けて対向する。
ここで、図5に示すように、固定体5は、ケース43の第1側壁51の内周側の面および第3側壁53の内周側の面に沿って引き回されたフレキシブルプリント基板59を備える。また、可動体3は、フレキシブルプリント基板59を介して第1側壁51の内周側の面に固定された第1コイル61を備える。さらに、可動体3は、フレキシブルプリント基板59を介して第3側壁53の内周側の面に固定された第2コイル62を備える。
図3に示すように、ケース43の第7側壁57、および第8側壁58には、それぞれ第2球体65が固定されている。第2球体65は金属製である。第7側壁57に固定された第2球体65は、ケース43から第2軸R2上を内周側に突出する。第8側壁58に固定された第2球体65は、ケース43から第2軸R2上を内周側に突出する。第2球体65は、溶接によって、ケース43に固定されている。従って、ケース43と第2球体65と
の第2接触部には、第2溶接痕68が設けられている。
より詳細には、第7側壁57および第8側壁58は、それぞれ第2軸R2が通過する第2貫通孔66を備える。第2貫通孔66は、第2球体65の外径よりも小径である。第2球体65は、第7側壁57の内周側から第2貫通孔66に部分的に挿入された状態とされている。また、第2球体65は、第8側壁58の内周側から第2貫通孔66に部分的に挿入された状態とされている。第2球体65は、ケース43における第2貫通孔66の開口縁に円環状の第2接触部67を備える。第2溶接痕68は、第2接触部67において、周方向で離間する複数箇所に設けられている。
ここで、本例では、ケース43と第2球体65との溶接は、ケース43の外周側から、第2貫通孔66を介して行われている。従って、第2溶接痕68は、ケース43の外側から第2貫通孔66を介して第2球体65を視た場合に、目視可能である。すなわち、第7側壁57と第2球体65とを固定する第2溶接痕68は、第7側壁57における第2貫通孔66の内壁面と第2球体65との第2接触部67に設けられている。同様に、第8側壁58と第2球体65とを固定する第2溶接痕68は、第8側壁58における第2貫通孔66の内壁面と第2球体65との第2接触部67に設けられている。
(ジンバル機構)
図6はジンバルフレームの斜視図である。図7は、図2のA−A線で切断した場合の振れ補正機能付き光学ユニット1Aの断面図である。図8は図2のB―B線で切断した場合の振れ補正機能付き光学ユニット1Aの断面図である。ジンバル機構4は、ジンバルフレーム70、ジンバルフレーム70とホルダ10とを第1軸R1回りに回転可能に接続する第1接続機構71、およびジンバルフレーム70とケース43とを第2軸R2回りに回転可能に接続する第2接続機構72を備える。
(ジンバルフレーム)
ジンバルフレーム70は、金属製の板バネからなる。ジンバルフレーム70は、ホルダ10およびカメラモジュール本体部11の+Z方向に位置するジンバルフレーム本体部75と、ジンバルフレーム本体部75から第1軸R1方向の両側を外側に突出して−Z方向に延びる一対の第1ジンバルフレーム延設部76と、ジンバルフレーム本体部75から第2軸R2方向の両側を外側に突出して−Z方向に延びる一対の第2ジンバルフレーム延設部77と、を備える。ジンバルフレーム本体部75は、第1軸R1方向に延びる略長方形形状の中央板部分75aと、中央板部分75aの第2軸R2方向の一方側(−Y方向の側)から+Z方向に傾斜する第1傾斜板部分75bと、中央板部分75aの第2軸R2方向の他方側(+Y方向の側)から+Z方向に傾斜する第2傾斜板部分75cと、を備える。また、ジンバルフレーム本体部75は、中央に、Z軸方向に貫通する開口部80を備る。開口部80には、カメラモジュール2の鏡筒部12が挿入されている。
一対の第1ジンバルフレーム延設部76のそれぞれは、第1軸R1方向をジンバルフレーム本体部75から離間する方向に向かって−Z方向に傾斜する第1ジンバルフレーム延設部第1延設部分76aと、第1ジンバルフレーム延設部第1延設部分76aの−Z方向の端からホルダ10の外周側を−Z方向に延びる第1ジンバルフレーム延設部第2延設部分76bと、を備える。図7に示すように、一方の第1ジンバルフレーム延設部第2延設部分76bは、ホルダ10の第5側板25とケース43の第5側壁55との間をZ軸方向に延びる。他方の第1ジンバルフレーム延設部第2延設部分76bは、ホルダ10の第6側板26とケース43の第6側壁56との間をZ軸方向に延びる。各第1ジンバルフレーム延設部第2延設部分76bは、ホルダ10と対向する内周側の面に、第1凹曲面76cを備える。第1凹曲面76cは、外周側に窪む。
一対の第2ジンバルフレーム延設部77は、ホルダ10の外周側に位置する。図8に示すように、一対の第2ジンバルフレーム延設部77のそれぞれは、第2軸R2方向をジンバルフレーム本体部75から離間する方向に向かって−Z方向に傾斜する第2ジンバルフレーム延設部第1延設部分77aと、第2ジンバルフレーム延設部第1延設部分77aの−Z方向の端からホルダ10の外周側を−Z方向に延びる第2ジンバルフレーム延設部第2延設部分77bと、を備える。
より詳細には、−Y方向に位置する一方の第2ジンバルフレーム延設部77の第2ジンバルフレーム延設部第1延設部分77aは、第1傾斜板部分75bの外周側の端縁から第2軸R2方向に突出する。一方の第2ジンバルフレーム延設部77の第2ジンバルフレーム延設部第2延設部分77bは、ホルダ10の第7側板27とケース43の第7側壁57との間をZ軸方向に延びる。+Y方向に位置する他方の第2ジンバルフレーム延設部77の第2ジンバルフレーム延設部第1延設部分77aは、第2傾斜板部分75cの外周側の端縁から第2軸R2方向に突出する。他方の第2ジンバルフレーム延設部77の第2ジンバルフレーム延設部第2延設部分77bは、ホルダ10の第8側板28とケース43の第8側壁58との間をZ軸方向に延びる。各第2ジンバルフレーム延設部第2延設部分77bは、その外周側の面の第2軸R2と重なる部分に、第2凹曲面77cを備える。第2凹曲面77cは、内周側に窪む。
(第1接続機構および第2接続機構)
図7に示すように、第1接続機構71は、可動体3のホルダ10(第5側板25および第6側板26)に固定された第1球体33が、一対の第1ジンバルフレーム延設部76のそれぞれの第1ジンバルフレーム延設部第2延設部分76bに設けられた第1凹曲面76cに挿入されることにより構成される。本例では、第1球体33と第1凹曲面76cとは、点接触する。
第1接続機構71が構成されると、可動体3は、ジンバルフレーム70に回転可能に支持される。ここで、ジンバルフレーム70は板バネなので、第1ジンバルフレーム延設部76は、第1軸R1方向に弾性変形可能である。従って、第1球体33と第1凹曲面76cとを接触させる際に、一対の第1ジンバルフレーム延設部76のそれぞれを外周側に撓ませた状態とする。これにより、各第1ジンバルフレーム延設部76の第1凹曲面76cは、各第1ジンバルフレーム延設部76が内周側に向かう弾性復帰力により、第1球体33に押し付けられる。
図8に示すように、第2接続機構72は、固定体5のケース43(第7側壁57および第8側壁58)に固定された第2球体65が、一対の第2ジンバルフレーム延設部77のそれぞれの第2ジンバルフレーム延設部第2延設部分77bに設けられた第2凹曲面77cに挿入されることにより構成される。本例では、第2球体65と第2凹曲面77cとは、点接触する。
第2接続機構72が構成されると、ジンバルフレーム70に接続された可動体3は、ジンバルフレーム70とともに、第2軸R2線回りに回転可能となる。ここで、ジンバルフレーム70は板バネなので、第2ジンバルフレーム延設部77は、第2軸R2方向に弾性変形可能である。従って、第2球体65と第2凹曲面77cとを接触させる際に、一対の第2ジンバルフレーム延設部77のそれぞれを内周側に撓ませた状態とする。これにより、各第2ジンバルフレーム延設部77の第2凹曲面77cは、外周側に向かう弾性復帰力により、第2球体65に押し付けられる。
(振れ補正用磁気駆動機構)
可動体3がジンバル機構4を介して固定体5に支持された状態では、図2に示すように
、ホルダ10の第1側壁51に固定された第1マグネット31と、ケース43の第1側壁51に固定された第1コイル61とがX方向で隙間を開けて対向する。第1マグネット31および第1コイル61は、可動体3をY軸回りに回転させる推進力を発揮する第1振れ補正用磁気駆動機構81を構成する。また、ホルダ10の第3側壁53に固定された第2マグネット32と、ケース43の第3側壁53に固定された第2コイル62とがY方向で隙間を開けて対向する。第2マグネット32および第2コイル62は、可動体3をX軸回りに回転させる推進力を発揮する第2振れ補正用磁気駆動機構82と、構成する。ここで、第1振れ補正用磁気駆動機構81および第2振れ補正用磁気駆動機構82は、可動体3を第1軸R1回りおよび第2軸R2回りに回転させる振れ補正用磁気駆動機構6を構成する。振れ補正用磁気駆動機構6は、第1振れ補正用磁気駆動機構81による可動体3のY軸回りの回転と、第2振れ補正用磁気駆動機構82による可動体3のX軸回りの回転とを合成して、可動体3を第1軸R1回り、および第2軸R2回りに回転させる。
ここで、図5に示すように、固定体5における第1コイル61の中心穴のZ軸方向の中心には、矩形の第1磁性板85が配置されている。また、固定体5における第2コイル62の中心穴のZ軸方向の中心には、矩形の第2磁性板86が配置されている。第1磁性板85は、可動体3の第1マグネット31と対向しており、可動体3をY軸回りの回転方向における基準回転位置に復帰させるための磁気バネを構成している。第2磁性板86は、可動体3の第2マグネット32と対向しており、可動体3をX軸回りの回転方向における基準回転位置に復帰させるための磁気バネを構成している。
(作用効果)
本例によれば、カメラモジュール2を外周側から囲むホルダ10が金属製である。従って、ホルダ10が樹脂製の場合と比較して、径方向におけるホルダ10の厚みを薄くすることができる。また、ジンバル機構4において、ジンバルフレーム70とホルダ10とを回転可能に接続する第1接続機構71の第1球体33はホルダ10に設けられ、第1球体33と接触する第1凹曲面76cはジンバルフレーム70に設けられる。従って、ホルダ10に、凹曲面を備える部材を保持する保持部を備える必要がない。これにより、ホルダ10の形状を簡易なものとすることができるので、ホルダ10を径方向で薄くできる。従って、可動体3を径方向で小型化できる。また、ホルダ10と第1球体33との接触部には、第1溶接痕34が設けられている。すなわち、第1球体33は、溶接によって、ホルダ10に直接固定される。これにより、ホルダ10に、第1球体33を保持するための部材を備える必要がないので、その分、可動体3を小さくできる。ここで、可動体3を径方向で小型化できれば、可動体3を外周側から囲む固定体5を径方向で小型化することが可能となる。よって、振れ補正機能付き光学ユニット1Aを径方向で小型化できる。
また、ホルダ10は、第1軸R1が通過する第1貫通孔35を備える。第1球体33は、第1貫通孔35に部分的に挿入されて、円環状の第1接触部36を備える。従って、第1球体33を、ホルダ10に精度よく位置決めできる。
また、第1溶接痕34は、第1貫通孔35を介して第1球体33を視た場合に、目視可能である。従って、第1球体33とホルダ10とを、第1貫通孔35を介して、溶接できる。
さらに、ホルダ10は、第1軸R1上でカメラモジュール2の両側に位置する第5側板25および第6側板26を備え、第5側板25および第6側板26のそれぞれに第1球体33が固定されている。そして、第1接続機構71の第1球体33は、第5側板25および第6側板26のそれぞれから、外周側に突出する。一方、ジンバルフレーム70は、ホルダ10の第1軸R1方向の両側を光軸方向に延びる一対の第1ジンバルフレーム延設部76を備える。一対の第1ジンバルフレーム延設部76のそれぞれは、外周側に窪む第1
凹曲面76cを備える。これにより、ジンバル機構4は、ホルダ10における第1軸R1方向の両側に第1接続機構71を備える。従って、ジンバル機構4によって可動体3を第1軸R1回りに回転可能に支持できる。
また、固定体5は、可動体3およびジンバルフレーム70を外周側から囲む枠状のケース43を備える。さらに、ジンバル機構4は、ケース43とジンバルフレーム70とを第2軸R2回りに回転可能に接続する第2接続機構72を備え、可動体3を第2軸R2回りに回転可能に支持する。従って、固定体5は、ジンバル機構4を介して、可動体3を第1軸R1回りおよび第2軸R2回りに回転可能に支持できる。
さらに、固定体5において、可動体3およびジンバルフレーム70を外周側から囲むケース43は金属製である。従って、ケース43を樹脂製とした場合と比較して、径方向におけるケース43の厚みを薄くすることができる。よって、固定体5を径方向で小型化できる。また、ケース43と第2球体65との第2接触部67には、第2溶接痕68が設けられている。すなわち、第2球体65は、溶接によって、ケース43に直接固定される。これにより、ケース43に、第2球体65を保持するための部材を備える必要がないので、その分、固定体5を小さくできる。ここで、固定体5を径方向で小型化できれば、振れ補正機能付き光学ユニット1Aを径方向で小型化できる。
さらに、第2接続機構72は、ケース43に固定されて当該ケース43から第2軸R2上を内周側に突出する第2球体65と、ジンバルフレーム70に設けられて第2球体65の先端が接触する第2凹曲面77cと、を備える。また、ケース43および第2球体65は、いずれも金属製であり、ケース43と第2球体65との第2接触部67には、第2溶接痕68が設けられている。すなわち、ケース43と第2球体65とは、溶接によって、接続されている。さらに、ケース43は、第2軸R2が通過する第2貫通孔66を備え、第2球体65は、第2貫通孔66に部分的に挿入された状態でケース43における第2貫通孔66の開口縁に第2接触部67を備える。第2接触部67は円環状である。従って、第2球体65を、ケース43に精度よく位置決めした状態で、固定できる。
ここで、第2溶接痕68は、第2貫通孔66を介して第2球体65を視た場合に、目視可能である。すなわち、第2球体65とケース43とは、第2貫通孔66を介して、溶接される。これにより、ケース43と第2球体65との溶接を、ケース43の外周側から行うことができるので、第2球体65をケース43に固定する固定作業が容易である。
また、本例では、振れ補正用磁気駆動機構6は、ホルダ10に固定されたマグネット(第1マグネット31および第2マグネット32)と、固定体5に固定されたコイル(第1コイル61および第2コイル62)と、を備える。そして、ホルダ10は、磁性材料からなり、ケース43は、非磁性材料からなる。従って、ホルダ10をマグネット(第1マグネット31および第2マグネット32)のヨークとして機能させることができる。よって、振れ補正用磁気駆動機構6が可動体3を回転させる推力を確保しやすい。また、ケース43とマグネット(第1マグネット31および第2マグネット32)との間に磁気吸引力が働いて可動体3の回転を阻害することを防止できる。
(変形例)
本例において、振れ補正用磁気駆動機構6は、ケース43に固定されたマグネット(第1マグネット31および第2マグネット32)と、可動体3に固定されたコイル(第1コイル61および第2コイル62)と、を備えてもよい。すなわち、マグネット(第1マグネット31および第2マグネット32)と、コイル(第1コイル61および第2コイル62)とを、入れ替えてもよい。この場合には、ケース43は、磁性材料からなり、ホルダ10は、非磁性材料からなるものとする。このようにすれば、ケース43をマグネット(
第1マグネット31および第2マグネット32)のヨークとして機能させることができる。従って、振れ補正用磁気駆動機構6が可動体3を回転させる推力を確保しやすい。また、ホルダ10とマグネット(第1マグネット31および第2マグネット32)との間に磁気吸引力が働いて可動体3の回転を阻害することを防止できる。
(実施例2)
図9は、実施例2の振れ補正機能付き光学ユニットの斜視図である。図10は、図9の振れ補正機能付き光学ユニットを光軸方向から見た場合の平面図である。図11は、図9の補正機能付き光学ユニットの分解斜視図である。図12はホルダの説明図である。図13は、ジンバルフレームの斜視図である。図14は、図10のC−C線で切断した振れ補正機能付き光学ユニットの断面図である。
図9から図11に示すように、本例の振れ補正機能付き光学ユニット1Bは、カメラモジュール2を備える可動体3と、可動体3を揺動可能に支持するジンバル機構4と、ジンバル機構4を介して可動体3を支持する固定体5と、固定体5に対して可動体3を揺動させる振れ補正用磁気駆動機構6と、を備える。ジンバル機構4は、可動体3を、光軸Lと直交する第1軸R1回り、並びに、光軸および第1軸R1と直交する第2軸R2回りに回転可能に支持する。第1軸R1および第2軸R2は、X軸およびY軸に対して45°傾斜する。振れ補正機能付き光学ユニット1は、第1軸R1回りおよび第2軸R2回りに可動体3を揺動させる。また、振れ補正機能付き光学ユニット1Bは、第1軸R1回りの回転および第2軸R2回りの回転を合成することにより、可動体3をX軸回りおよびY軸回りに揺動させる。
本例の振れ補正機能付き光学ユニット1Bは、上記の振れ補正機能付き光学ユニット1Aと対応する構成を備える。従って、対応する構成には、同一の符号を付して、その詳細な説明を省略する。また、振れ補正機能付き光学ユニット1Bは、可動体3のホルダ10、並びに、ジンバル機構4のジンバルフレーム70および第1接続機構71が振れ補正機能付き光学ユニット1Aと相違するが、他の構成は同様である。従って、可動体3およびジンバル機構4を説明して、他の構成の詳細な説明は省略する。
(可動体)
図11に示すように、可動体3は、カメラモジュール2と、カメラモジュール2を外周側から囲むホルダ10と、を備える。カメラモジュール2は、カメラモジュール本体部11と、カメラモジュール本体部11から+Z方向に突出する鏡筒部12と、を備える。カメラモジュール本体部11をZ軸方向から見た場合の形状は、8角形である。
図11、図2に示すように、ホルダ10は、金属製であり、枠状である。ホルダ10は、カメラモジュール本体部11を外周側から囲む。ホルダ10をZ軸方向から見た場合の形状は、全体として8角形であるが、第1軸R1方向の両端部分に外周側に突出する第1突出部15および第2突出部16を備える。ホルダ10は、光軸Lと直交する方向の厚みが一定である。本例において、ホルダ10は、磁性材料からなる。
図12に示すように、ホルダ10は、Y方向に平行に延びる第1側板21、および第2側板22と、X方向に平行に延びる第3側板23および第4側板24を備える。第1側板21は、第2側板22の−X方向に位置する。第3側板23は、第4側板24の−Y方向に位置する。第1突出部15は、第1側板21と第3側板23との間に設けられている。第1突出部15は、第1側板21および第3側板23のそれぞれから第1軸R1方向に互いに平行に突出する一対の第1突出部側板17と、一対の第1突出部側板17の外周側の端を接続する第5側板25(ホルダ対向部)を備える。第2突出部16は、第2側板22と第4側板24との間に設けられている。第2突出部16は、第2側板22および第2側
板22のそれぞれから、第1軸R1方向に互いに平行に突出する一対の第2突出部側板18と、一対の第2突出部側板18の外周側の端を接続する第6側板26(ホルダ対向部)を備える。また、ホルダ10は、第2軸R2方向の対角で、第1側板21と第4側板24とを接続する第7側板27、および、第2側板22と第3側板23とを接続する第8側板28を備える。
可動体3の第1側板21には、第1マグネット31が固定されている。可動体3の第3側板23には、第2マグネット32が固定されている。
ホルダ10の第5側板25および第6側板26には、それぞれ第1球体33が固定されている。第1球体33は金属製である。第5側板25に固定された第1球体33は、ホルダ10から第1軸R1上を第1軸R1方向の内周側に突出する。第6側板26に固定された第1球体33は、ホルダ10から第1軸R1上を第1軸R1方向の内周側に突出する。第1球体33は、溶接によって、ホルダ10に固定されている。従って、ホルダ10と第1球体33との第1接触部36には、第1溶接痕34が設けられている。
より詳細には、第5側板25および第6側板26は、それぞれ第1軸R1が通過する第1貫通孔35を備える。第1貫通孔35は、第1球体33の外径よりも小径である。第1球体33は、第4側板24の内周側から第1貫通孔35に部分的に挿入された状態とされている。従って、第1球体33は、ホルダ10の外周面における第1貫通孔35の開口縁に第1接触部36を備える。第1接触部36は、円環状である。第1溶接痕34は、第1接触部36の周方向で離間する複数箇所に設けられている。
本例では、ホルダ10と第1球体33との溶接は、ホルダ10の外周側から、第1貫通孔35を介して行われている。従って、第1溶接痕34は、ホルダ10の外周側から第1貫通孔35を介して第1球体33を視た場合に、目視可能である。すなわち、第5側板25と第1球体33とを固定する第1溶接痕34は、第5側板25における第1貫通孔35の内壁面と第1球体33との第1接触部36に設けられている。同様に、第6側板26と第1球体33とを固定する第1溶接痕34は、第6側板26における第1貫通孔35の内壁面と第1球体33との第1接触部36に設けられている。
ここで、図11に示すように、ホルダ10は、第1側板21、第2側板22、第3側板23、第4側板24、第7側板27、第8側板28を、カメラモジュール本体部11の外周面に密着させた状態で、カメラモジュール2を保持する。ホルダ10がカメラモジュール2を保持した状態では、第1軸R1方向における第5側板25とカメラモジュール本体部11との間には、第1空間19が設けられる。また、ホルダ10がカメラモジュール2を保持した状態では、第1軸R1方向における第6側板26とカメラモジュール本体部11との間には、第2空間20が設けられる。
(ジンバル機構)
ジンバル機構4は、ジンバルフレーム70と、ジンバルフレーム70とホルダ10とを第1軸R1回りに回転可能に接続する第1接続機構71、およびジンバルフレーム70とケース43とを第2軸R2回りに回転可能に接続する第2接続機構72と、を備える。
(ジンバルフレーム)
ジンバルフレーム70は、金属製の板バネからなる。図13に示すように、ジンバルフレーム70は、ホルダ10およびカメラモジュール本体部11の+Z方向に位置するジンバルフレーム本体部75と、ジンバルフレーム本体部75から第1軸R1方向の両側を外側に突出して−Z方向に延びる一対の第1ジンバルフレーム延設部76と、ジンバルフレーム本体部75から第2軸R2方向の両側を外側に突出して−Z方向に延びる一対の第2
ジンバルフレーム延設部77と、を備える。ジンバルフレーム本体部75の中央の開口部80には、カメラモジュール2の鏡筒部12が挿入されている。
一対の第1ジンバルフレーム延設部76のそれぞれは、第1軸R1方向をジンバルフレーム本体部75から離間する方向に向かって−Z方向に傾斜する第1ジンバルフレーム延設部第1延設部分76aと、第1ジンバルフレーム延設部第1延設部分76aの−Z方向の端からホルダ10の外周側を−Z方向に延びる第1ジンバルフレーム延設部第2延設部分76bと、を備える。
第1ジンバルフレーム延設部第1延設部分76aは、中央板部分75aから第1軸R1方向に突出する。第1軸R1方向の一方側に位置する第1ジンバルフレーム延設部76の第1ジンバルフレーム延設部第2延設部分76bは、可動体3のカメラモジュール本体部11とホルダ10の第5側板25との間の第1空間19を、Z軸方向に延びる。当該第1ジンバルフレーム延設部第2延設部分76bは、第5側板25と対向する外周側の面に、第1凹曲面76cを備える。第1凹曲面76cは、内周側に窪む。第1軸R1方向の他方側に位置する第1ジンバルフレーム延設部76の第1ジンバルフレーム延設部第2延設部分76bは、可動体3のカメラモジュール本体部11とホルダ10の第6側板26との間の第2空間20をZ軸方向に延びる。当該第1ジンバルフレーム延設部第2延設部分76bは、第6側板26と対向する外周側の面に、第1凹曲面76cを備える。第1凹曲面76cは、内周側に窪む。
一対の第2ジンバルフレーム延設部77は、ホルダ10の外周側に位置する。一対の第2ジンバルフレーム延設部77のそれぞれは、第2ジンバルフレーム延設部第1延設部分77aと、第2ジンバルフレーム延設部第2延設部分77bと、を備える。一方の第2ジンバルフレーム延設部77の第2ジンバルフレーム延設部第2延設部分77bは、ホルダ10の第7側板27とケース43の第7側壁57との間をZ軸方向に延びる。他方の第2ジンバルフレーム延設部77の第2ジンバルフレーム延設部第2延設部分77bは、ホルダ10の第8側板28とケース43の第8側壁58との間をZ軸方向に延びる。各第2ジンバルフレーム延設部第2延設部分77bは、その外周側の面の第2軸R2と重なる部分に、第2凹曲面77cを備える。第2凹曲面77cは、内周側に窪む。
(第1接続機構および第2接続機構)
第1接続機構71は、可動体3のホルダ10に固定された第1球体33が、一対の第1ジンバルフレーム延設部76のそれぞれの第1ジンバルフレーム延設部第2延設部分76bに設けられた第1凹曲面76cに挿入されることにより構成される。本例では、第1球体33と第1凹曲面76cとは、点接触する。第1接続機構71が構成されると、可動体3は、ジンバルフレーム70に回転可能に支持される。ここで、ジンバルフレーム70は板バネなので、第1ジンバルフレーム延設部76は、第1軸R1方向に弾性変形可能である。従って、第1球体33と第1凹曲面76cとを接触させる際に、一対の第1ジンバルフレーム延設部76のそれぞれを内周側に撓ませる。これにより、各第1ジンバルフレーム延設部76の第1凹曲面76cは、各第1ジンバルフレーム延設部76が外周側に向かう弾性復帰力により、第1球体33に押し付けられる。
第2接続機構72は、振れ補正機能付き光学ユニット1Bと同一である。すなわち、図8に示すように、固定体5のケース43に固定された第2球体65が、一対の第2ジンバルフレーム延設部77のそれぞれの第2ジンバルフレーム延設部第2延設部分77bに設けられた第2凹曲面77cに挿入されることにより構成される。ジンバルフレーム70に接続された可動体3は、ジンバルフレーム70とともに、第2軸R2線回りに回転可能となる。
(作用効果)
本例の振れ補正機能付き光学ユニット1Bにおいても、上記の振れ補正機能付き光学ユニット1Aと同様の作用効果を得ることができる。
また、本例では、ジンバル機構4の第1接続機構71を構成する第1球体33は、ホルダ10の内周側に保持される。そして、ホルダ10と第1球体33とを固定する第1溶接痕34は、ホルダ10の外周側から第1貫通孔35を介して第1球体33を視た場合に、目視可能である。すなわち、第1球体33とホルダ10とは、ホルダ10の外周側から、第1貫通孔35を介して、溶接される。本例によれば、ホルダ10と第1球体33の溶接を、ホルダ10の外周側から行うことができるので、第1球体33をホルダ10に固定する固定作業が容易である。
(変形例)
本例においても、振れ補正用磁気駆動機構6は、ケース43に固定されたマグネット(第1マグネット31および第2マグネット32)と、可動体3に固定されたコイル(第1コイル61および第2コイル62)と、を備えてもよい。すなわち、マグネット(第1マグネット31および第2マグネット32)と、コイル(第1コイル61および第2コイル62)とを、入れ替えてもよい。この場合には、ケース43は、磁性材料からなり、ホルダ10は、非磁性材料からなるものとする。このようにすれば、ケース43をマグネット(第1マグネット31および第2マグネット32)のヨークとして機能させることができる。従って、振れ補正用磁気駆動機構6が可動体3を回転させる推力を確保しやすい。また、ホルダ10とマグネット(第1マグネット31および第2マグネット32)との間に磁気吸引力が働いて可動体3の回転を阻害することを防止できる。
1・1A・1B…振れ補正機能付き光学ユニット、2…カメラモジュール、3…可動体、4…ジンバル機構、5…固定体、6…振れ補正用磁気駆動機構、10…ホルダ、11…カメラモジュール本体部、12…鏡筒部、13…レンズ、14…撮像素子、15…第1突出部、16…第2突出部、17…第1突出部側板、18…第2突出部側板、19…第1空間、20…第2空間、21…第1側板、22…第2側板、23…第3側板、24…第4側板、25…第5側板、26…第6側板、27…第7側板、28…第8側板、31…第1磁石、31…第1マグネット、32…第2マグネット、33…第1球体、34…第1溶接痕、35…第1貫通孔、36…第1接触部、41…枠部、42…枠状板部、42a…開口部、42b…第1切欠き部、42c…第2切欠き部、43…ケース、49…切欠き部、51…第1側壁、52…第2側壁、53…第3側壁、54…第4側壁、55…第5側壁、56…第6側壁、57…第7側壁、58…第8側壁、59…フレキシブルプリント基板、61…第1コイル、62…第2コイル、65…第2球体、66…第2貫通孔、67…第2接触部、68…第2溶接痕、70…ジンバルフレーム、71…第1接続機構、72…第2接続機構、75…ジンバルフレーム本体部、75a…中央板部分、75b…第1傾斜板部分、75c…第2傾斜板部分、76…第1ジンバルフレーム延設部、76a…第1ジンバルフレーム延設部第1延設部分、76b…第1ジンバルフレーム延設部第2延設部分、76c…第1凹曲面、77…第2ジンバルフレーム延設部、77a…第2ジンバルフレーム延設部第1延設部分、77b…第2ジンバルフレーム延設部第2延設部分、77c…第2凹曲面、80…開口部、81…第1振れ補正用磁気駆動機構、82…第2振れ補正用磁気駆動機構、85…第1磁性板、86…第2磁性板、R1…第1軸、R2…第2軸

Claims (10)

  1. カメラモジュールを備える可動体と、
    前記可動体を、前記カメラモジュールの光軸と交差する第1軸回りに回転可能に支持するジンバル機構と、
    前記ジンバル機構を介して前記可動体を支持する固定体と、を有し、
    前記可動体は、前記カメラモジュールを外周側から保持する枠状のホルダを備え、
    前記ジンバル機構は、ジンバルフレームと、前記可動体および前記ジンバルフレームを前記第1軸回りに回転可能に接続する第1接続機構と、を備え、
    前記第1接続機構は、前記ホルダに固定されて当該ホルダから前記第1軸上を当該第1軸方向に突出する第1球体と、前記ジンバルフレームに設けられて前記1球体の先端が接触する第1凹曲面と、を備え、
    前記ホルダおよび前記第1球体は、いずれも金属製であり、
    前記ホルダと前記第1球体との第1接触部には、第1溶接痕が設けられていることを特徴とする振れ補正機能付き光学ユニット。
  2. 前記ホルダは、前記第1軸が通過する第1貫通孔を備え、
    前記第1貫通孔は、前記1球体の外径よりも小径であり、
    前記第1球体は、前記第1貫通孔に部分的に挿入され、
    前記ホルダにおける前記第1貫通孔の開口縁は、前記第1接触部であり、
    前記第1接触部は、円環状であることを特徴とする請求項1に記載の振れ補正機能付き光学ユニット。
  3. 前記第1溶接痕は、前記第1軸方向から前記第1貫通孔を介して前記第1球体を視た場合に、目視可能であることを特徴とする請求項2に記載の振れ補正機能付き光学ユニット。
  4. 前記ホルダは、前記第1軸上で前記カメラモジュールの両側に位置する一対のホルダ部分を備え、
    一対の前記ホルダ部分のそれぞれに前記第1球体が固定され、
    各第1球体は、前記ホルダ部分から外周側に突出し、
    前記ジンバルフレームは、前記ホルダの前記第1軸方向の両側を前記光軸方向に延びる一対の第1ジンバルフレーム延設部を備え、
    一対の前記第1ジンバルフレーム延設部のそれぞれは、前記第1凹曲面を備え、
    前記第1凹曲面は、外周側に窪むことを特徴とする請求項1から3のうちのいずれか一項に記載の振れ補正機能付き光学ユニット。
  5. 前記ホルダは、前記第1軸上における前記カメラモジュールの両側で当該カメラモジュールと隙間を開けて対向する一対のホルダ対向部を備え、
    一対の前記ホルダ対向部のそれぞれに前記第1球体が固定され、
    各第1球体は、前記ホルダ対向部から内周側に突出し、
    前記ジンバルフレームは、前記可動体における前記カメラモジュールと前記ホルダ対向部との間の前記隙間を前記光軸方向に延びる一対の第1ジンバルフレーム延設部を備え、
    一対の前記第1ジンバルフレーム延設部のそれぞれは、前記第1凹曲面を備え、
    前記第1凹曲面は、内周側に窪むことを特徴とする請求項1から3のうちのいずれか一項に記載の振れ補正機能付き光学ユニット。
  6. 前記固定体は、前記可動体および前記ジンバルフレームを外周側から囲む枠状のケースを備え、
    前記ジンバル機構は、前記ケースと前記ジンバルフレームとを前記光軸および前記第1
    軸と交差する第2軸回りに回転可能に接続する第2接続機構を備え、前記可動体を前記第2軸回りに回転可能に支持し、
    前記第2接続機構は、前記ケースに固定されて当該ケースから前記第2軸上を内周側に突出する第2球体と、前記ジンバルフレームに設けられて前記第2球体の先端が接触する第2凹曲面と、を備え、
    前記第2凹曲面は、前記内周側に窪み、
    前記ケースおよび前記第2球体は、いずれも金属製であり、
    前記ケースと前記第2球体との第2接触部には、第2溶接痕が設けられていることを特徴とする請求項1から5のうちのいずれか一項に記載の振れ補正機能付き光学ユニット。
  7. 前記ケースは、前記第2軸が通過する第2貫通孔を備え、
    前記第2貫通孔は、前記第2球体の外径よりも小径であり、
    前記第2球体は、前記第2貫通孔に部分的に挿入され、
    前記ケースにおける前記第2貫通孔の開口縁は、前記第2接触部であり、
    前記第2接触部は、円環状であることを特徴とする請求項6に記載の振れ補正機能付き光学ユニット。
  8. 前記第2溶接痕は、前記第2貫通孔を介して前記第2球体を視た場合に、目視可能であることを特徴とする請求項7に記載の振れ補正機能付き光学ユニット。
  9. 前記可動体を前記第1軸回りおよび前記第2軸回りに回転させる振れ補正用磁気駆動機構を有し、
    前記振れ補正用磁気駆動機構は、前記ホルダに固定されたマグネットと、前記固定体に固定されたコイルと、を備え、
    前記ホルダは、磁性材料からなり、
    前記ケースは、非磁性材料からなることを特徴とする請求項6から8のうちのいずれか一項に記載の振れ補正機能付き光学ユニット。
  10. 前記可動体を前記第1軸回りおよび前記第2軸回りに回転させる振れ補正用磁気駆動機構を有し、
    前記振れ補正用磁気駆動機構は、前記ケースに固定されたマグネットと、前記可動体に固定されたコイルと、を備え、
    前記ケースは、磁性材料からなり、
    前記ホルダは、非磁性材料からなることを特徴とする請求項6から8のうちのいずれか一項に記載の振れ補正機能付き光学ユニット。
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