JP2021014995A - 熱式流量計 - Google Patents

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【課題】センサの感度とセンサの耐腐食性とが両立する熱式流量計を提供する。【解決手段】被測定用の流体が流れる測定管3を備える。温度を検出する温度検出部12を有し、温度検出部12によって流体の温度が検出されるように測定管3に取付けられた流量検出用のセンサ5とを備える。センサ5の少なくとも温度検出部12はバリア膜21(耐食性を有する膜)で覆われている。【選択図】 図3

Description

本発明は、測定管内の流体の温度を検出するセンサを備えた熱式流量計に関する。
従来、液体の流量を測定可能な熱式流量計としては、例えば特許文献1に記載されているものがある。この特許文献1に開示された熱式流量計は、被測定用の流体が流れる測定管と、この測定管に取付けられたセンサなどを備えている。センサは、温度を検出する温度検出部を有し、測定管の一部を薄く加工して形成された薄肉部の表面に貼り付けられている。このようなセンサの取付構造では、センサと測定管内の液体とが熱的に接触し、液体の流速を検出することが可能になる。
ところで、半導体製造装置などに腐食性液体を供給するにあたっては、腐食性流体の流量を熱式流量計で計測することがある。腐食性液体は、フッ酸を含むものが多い。このような場合の測定管は、フッ素樹脂などの耐腐食性材料によって形成されている。
特表2003−532099号公報
しかしながら、測定管の薄肉部にセンサを取付けた場合、たとえ測定管が耐腐食性材料からなるものであっても、腐食性液体に含まれるフッ酸の気体成分が薄肉部を透過してしまうおそれがある。透過したフッ酸の気体成分がセンサの温度検出部に到達した場合、温度検出部が破損するおそれがある。フッ酸の気体成分がセンサに到達することを防ぐためには、測定管のセンサ取付部の厚みを厚く形成すればよい。しかし、センサ取付部の厚みを厚く形成するほど、センサと管内の腐食性流体との間で互いに熱が伝わり難くなる。フッ素樹脂は熱伝導率が非常に低いことも相まって、センサの感度が低下してしまう。
本発明の目的は、センサの感度とセンサの耐腐食性とが両立する熱式流量計を提供することである。
この目的を達成するために、本発明に係る熱式流量計は、被測定用の流体が流れる測定管と、温度を検出する温度検出部を有し、前記温度検出部によって前記流体の温度が検出されるように前記測定管に取付けられた流量検出用のセンサとを備え、前記センサの少なくとも前記温度検出部は耐腐食性を有する膜で覆われているものである。
本発明は、前記熱式流量計において、前記測定管は、外面の一部が部分的に凹む形状で厚みが他の部位より薄くなる測定部を有し、前記センサは、前記膜を介して前記測定部に接着されていてもよい。
本発明は、前記熱式流量計において、前記測定管は、この測定管の長手方向に延びて前記測定管の内外を連通するスリットを有し、前記センサは、板状に形成され、前記温度検出部が前記測定管の中に位置するように前記スリットに挿入され、前記膜は、前記センサの前記測定管内に挿入される部分を覆っていてもよい。
本発明は、前記熱式流量計において、前記膜は、シリコンからなる薄膜であってもよい。
センサの温度検出部が耐腐食性を有する膜で保護されるために、被測定用の流体が腐食性を有している場合であってもセンサの温度検出部を被測定用の流体に近付けることができる。
したがって、センサの感度とセンサの耐腐食性とが両立する熱式流量計を提供することができる。
第1の実施の形態による熱式流量計の構成を示すブロック図である。 センサの平面図である。 測定管の一部とセンサの断面図である。 第2の実施の形態による熱式流量計のセンサと測定管の断面図である。
(第1の実施の形態)
以下、本発明に係る熱式流量計の一実施の形態を図1〜図3を参照して詳細に説明する。
図1に示す熱式流量計1は、筐体2と、この筐体2の中に収容された測定管3とプリント基板4などを備えている。測定管3には、被測定用の流体としての液体が図1において左側の上流端から右側の下流端へ流される。この液体にはフッ酸を含む腐食性の液体を用いることができる。
測定管3は、耐腐食性の高い材料によって形成された断面円形の管である。測定管3を形成する材料としては、例えばフッ素樹脂を用いることができる。この測定管3には、図3に示すように、後述する二つの流量検出用のセンサ5を取付ける測定部6が設けられている。測定部6は、図3に示すように、測定管3の外面の一部が部分的に凹む形状で厚みが他の部位より薄くなり、測定管3の外面の一部が平坦面になるように形成されている。この測定部6は、測定管3の長手方向に所定の間隔をおいて離間する2箇所にそれぞれ形成されている。なお、測定部6を測定管3の長手方向に長く形成することにより、一つの測定部6に二つのセンサ5を取付けることも可能である。
二つのセンサ5,5は、被測定用の流体が流れる方向において上流側に位置する液温センサ5Aと、この液温センサ5Aより下流側に位置するヒーターセンサ5Bである。これらの液温センサ5Aとヒーターセンサ5Bは、図2および図3に示すように、シリコンチップからなる基台部11と、この基台部11に設けられた温度検出部12とから構成されている。図3の破断位置は、図2中にIII−III線によって示した位置である。
基台部11は、長方形の板状に形成されている。温度検出部12は、板状の基台部11の一方の板面に設けられており、センサ本体13と、このセンサ本体13を覆う絶縁体14とによって構成されている。センサ本体13は、基台部11の一端側に位置する白金抵抗13aと配線用導体13bとを有している。液温センサ5Aのセンサ本体13は、温度を検出する機能を有している。ヒーターセンサ5Bのセンサ本体13は、温度を検出する機能の他に、発熱する機能を有している。
白金抵抗13aは、測定部6の最も厚みが薄い部分と対向する位置に位置付けられている。配線用導体13bは、白金抵抗13aから基台部11の他端側に向けて延びるように形成され、先端部に接続用パッド15を有している。絶縁体14は、接続用パッド15を含む配線用導体13bの先端部が露出するように、白金抵抗13aおよび配線用導体13bを覆っている。
接続用パッド15は、図1に示すように、配線16を介してプリント基板4上の流量算出部17に接続されている。この実施の形態による流量算出部17は、液温センサ5Aによって検出された温度とヒーターセンサ5Bによって検出された温度との差が予め定めた一定の温度差となるようにヒーターセンサ5Bを発熱させ、そのときのヒーターセンサ5Bへの印加電力に基づいて、被測定用の流体の流量を算出する。
絶縁体14の基台部11とは反対側の外表面には、バリア膜21が設けられている。バリア膜21は、耐腐食性を有する膜で、接続用パッド15が露出するように絶縁体14の外表面に形成されている。この実施の形態によるバリア膜21は、シリコンの薄膜によって構成されている。シリコンの薄膜は、基台部11にセンサ本体13や絶縁体14を設けるセンサ製造過程の最終段階で成膜装置(図示せず)を使用して絶縁体14上に成膜することができる。
このように形成された液温センサ5Aとヒーターセンサ5Bは、図3に示すように、バリア膜21が測定管3の測定部6と対向する状態で接着剤22によって測定部6に接着される。このため、これらの液温センサ5Aとヒーターセンサ5Bとにおいては、温度検出部12が耐腐食性を有するバリア膜21で保護されるために、被測定用の流体が腐食性を有していて例えばフッ酸の気体成分が測定部6を透過して漏洩することがあったとしても、温度検出部12を被測定用の流体に近付けることができる。
したがって、この実施の形態によれば、センサの感度とセンサの耐腐食性とが両立する熱式流量計を提供することができる。
この実施の形態による測定管3は、外面の一部が部分的に凹む形状で厚みが他の部位より薄くなる測定部6を有している。液温センサ5Aとヒーターセンサ5Bは、バリア膜21を介して測定部6に接着されている。このため、熱伝導率が低いフッ素樹脂によって測定管3が形成されているにもかかわらず、液温センサ5Aとヒーターセンサ5Bの感度を高くすることができる。
この実施の形態によるバリア膜21は、シリコンからなる薄膜である。このため、液温センサ5Aやヒーターセンサ5Bを製造するセンサ製造過程の延長として半導体製造装置を使用してバリア膜21を成膜することができる。したがって、バリア膜21を設けるための専用の装置が不要で製造コストを低く抑えることができるから、バリア膜21を有する液温センサ5Aやヒーターセンサ5Bを安価に提供することができる。
(第2の実施の形態)
流量検出用のセンサは、図4に示すように測定管に取付けることができる。図4において、図1〜図3によって説明したものと同一もしくは同等の部材については、同一符号を付し詳細な説明を適宜省略する。
図4に示す流量検出用のセンサ5は、温度検出部12が測定管3の中に位置するように測定管3に取付けられている。このセンサ5は、第1の実施の形態で示した液温センサ5Aやヒーターセンサ5Bである。この実施の形態によるセンサ5は、カバー31の中に収容されており、カバー31とともに測定管3の中に挿入され、カバー31を介して測定管31に取付けられている。
この実施の形態によるセンサ5は、第1の実施の形態によるセンサ5と較べると、基台部11と、配線用導体13bおよび絶縁体14とが白金抵抗13aから離れる方向に長く形成されている。基台部11の一部は、カバー31の外に突出している。この基台部11の突出部分に絶縁体14を介して接続用パッド15が設けられている。このセンサ5のバリア膜21は、カバー31が測定管3に取付けられた状態でセンサ5の測定管3内に挿入される部分を覆うように形成されている。
カバー31は、フッ素樹脂によって有底角筒状に形成されている。センサ5は、このカバー31の内面にセンサ接着剤32によって接着されている。カバー31における測定管3の外に突出する部分には、フランジ33が設けられている。
この実施の形態による測定管3は、この測定管3の長手方向に延びて測定管3の内外を連通するスリット34を有している。スリット34は、カバー31が嵌合する形状に形成されている。カバー31は、スリット34に接着剤22により接着された状態で、封止材35によって測定管3に固定されている。封止材35は、カバー31と測定管3との境界を含む広範囲に塗布され、カバー31と測定管3との間をシールしている。このようにセンサ5がカバー31とともに測定管3に取付けられることにより、板状のセンサ5の板面が流体の流れる方向と平行になる。センサ5のセンサ本体13は、センサ5がカバー31を介して測定管3に取付けられた状態で測定管3の径方向の中央部に位置付けられている。
このように流量検出用のセンサ5を測定管3内に挿入することにより、センサ5と流体との間に測定管3の一部が存在する場合と較べると、センサ5の感度が向上する。したがって、この実施の形態によれば、感度が高い熱式流量計を提供することができる。また、カバー31が貫通している測定管3のスリット部分は封止材35によって封止されているから、スリット部分を透過してフッ酸が漏洩することがない熱式流量計を提供することができる。
1…熱式流量計、3…測定管、5…センサ、5A…液温センサ(流量検出用のセンサ)、5B…ヒーターセンサ(流量検出用のセンサ)、6…測定部、12…温度検出部、21…バリア膜(耐腐食性を有する膜)、34…スリット。

Claims (4)

  1. 被測定用の流体が流れる測定管と、
    温度を検出する温度検出部を有し、前記温度検出部によって前記流体の温度が検出されるように前記測定管に取付けられた流量検出用のセンサとを備え、
    前記センサの少なくとも前記温度検出部は耐食性を有する膜で覆われていることを特徴とする熱式流量計。
  2. 請求項1記載の熱式流量計において、
    前記測定管は、外面の一部が部分的に凹む形状で厚みが他の部位より薄くなる測定部を有し、
    前記センサは、前記膜を介して前記測定部に接着されていることを特徴とする熱式流量計。
  3. 請求項1記載の熱式流量計において、
    前記測定管は、この測定管の長手方向に延びて前記測定管の内外を連通するスリットを有し、
    前記センサは、板状に形成され、前記温度検出部が前記測定管の中に位置するように前記スリットに挿入され、
    前記膜は、前記センサの前記測定管内に挿入される部分を覆っていることを特徴とする熱式流量計。
  4. 請求項1〜請求項3のいずれか一つに記載の熱式流量計において、
    前記膜は、シリコンからなる薄膜であることを特徴とする熱式流量計。
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