JP2021014789A - 液剤塗布装置 - Google Patents

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Kenji Maeda
賢司 前田
中谷 政次
Masaji Nakatani
政次 中谷
正也 ▲高▼▲崎▼
正也 ▲高▼▲崎▼
Masaya Takasaki
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Saitama University NUC
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Abstract

【課題】液切れ性を向上可能な液剤塗布装置を提供する。【解決手段】液剤塗布装置10は、液剤貯留部11と、ダイヤフラム12と、中間部材16と、第1圧電素子13と、第2圧電素子14とを備える。液剤貯留部11は、吐出口11eが形成されたノズル11bを有する。ダイヤフラム12は、液剤貯留部11の内部容積を変化させる。中間部材16は、ダイヤフラム12に接続される。第1圧電素子13は、中間部材16をダイヤフラム12側に加圧する。第2圧電素子14は、中間部材16を挟んで第1圧電素子13の反対側に配置され、中間部材16を第1圧電素子13側に加圧する。【選択図】図1

Description

本発明は、液剤塗布装置に関する。
圧電効果によって電気エネルギから機械エネルギへのエネルギ変換を行う圧電素子は、応答性に優れているため、半導体、印刷、化学薬品などの広い分野において、液剤を対象物の表面に吐出する液剤塗布装置に利用されている。
液剤塗布装置は、吐出口が形成されたノズルを有する液剤貯留部と、液剤貯留部内の容積を変化させるダイヤフラムと、ダイヤフラムを加圧振動させる圧電素子とを備える(例えば、特許文献1参照)。
特開2007−160701号公報
圧電素子の伸張に応じてダイヤフラムが湾曲すると、液剤貯留部内の容積が減少して吐出口から液剤が吐出される。その後、圧電素子の収縮に応じてダイヤフラムが元の状態に復帰すると、吐出口から吐出された液剤の根元が狭窄して液切れする。
従って、液剤の液切れ性は、ダイヤフラムの復帰速度に委ねられているところ、圧電素子にダイヤフラムが接続(固定)されているか否かに関わらず、ダイヤフラムの復帰速度を速くすることは容易ではない。
本発明は、上述の状況を鑑みてなされたものであり、液切れ性を向上可能な液剤塗布装置の提供を目的とする。
本発明の一つの態様に係る液剤塗布装置は、液剤貯留部と、ダイヤフラムと、中間部材と、第1圧電素子と、第2圧電素子とを備える。液剤貯留部は、吐出口が形成されたノズルを有する。ダイヤフラムは、液剤貯留部の内部容積を変化させる。中間部材は、ダイヤフラムに接続される。第1圧電素子は、中間部材をダイヤフラム側に加圧する。第2圧電素子は、中間部材を挟んで第1圧電素子の反対側に配置され、中間部材を第1圧電素子側に加圧する。
本発明の一つの態様によれば、液切れ性を向上可能な液剤塗布装置を提供することができる。
液剤塗布装置の構成を示す模式図である。 各圧電素子に印加する駆動電圧信号を示すタイムチャートの一例である。 各圧電素子の伸縮状態を説明するための模式図である。 各圧電素子に印加する駆動電圧信号を示すタイムチャートの一例である。 液剤塗布装置の他の構成を示す模式図である。
以下、図面を参照しながら、本発明の一実施形態に係る液剤塗布装置について説明する。ただし、本発明の範囲は、以下の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の技術的思想の範囲内で任意に変更可能である。また、以下の図面においては、各構成をわかりやすくするために、各構造における縮尺および数等を、実際の構造における縮尺および数等と異ならせる場合がある。
本明細書において、「接続」とは、2つの部材が互いに固定又は連結されている状態を意味する。従って、2つの部材が接続されている場合、両者は常に一緒に動作する。また、「接触」とは、2つの部材が直接的に接する状態にはあるものの、2つの部材は互いに固定又は連結されていない状態を意味する。2つの部材が接触している場合、両者が一緒に動作するときと、両者が一緒に動作しないときがある。
また、本明細書において、「平行」とは、物理的に厳密な意味で平行な場合だけでなく、実質的に平行な場合をも含む概念である。実質的に平行とは、15°以下の範囲で傾いている場合をいう。
(液剤塗布装置10の構成)
液剤塗布装置10は、液剤貯留部11、ダイヤフラム12、第1圧電素子13、第2圧電素子14、第3圧電素子15、中間部材16、及び制御部17を備える。
液剤貯留部11及びダイヤフラム12は、ヘッド18を構成する。第1圧電素子13、第2圧電素子14、第3圧電素子15、及び中間部材16は、ヘッド18を駆動させる駆動部19を構成する。
(1)液剤貯留部11
液剤貯留部11は、ハウジング11a及びノズル11bを有する。
ハウジング11aは、中空状に形成される。本実施形態において、ハウジング11aは筒状に形成されているが、これに限られるものではない。ハウジング11aは、例えば合金材料、セラミックス材料、及び合成樹脂材料などによって構成することができる。
ハウジング11aの内部には、圧力室11cが形成される。圧力室11cには、液剤が貯留される。液剤としては、接着剤、半田、熱硬化性樹脂、インク、機能性薄膜(配向膜、レジスト、カラーフィルタ、有機エレクトロルミネッセンスなど)を形成するための塗布液などが挙げられるが、これに限られるものではない。
ハウジング11aの側壁には、液剤供給口11dが形成される。液剤供給口11dから圧力室11cに液剤が供給される。
ノズル11bは、板状に形成される。ノズル11bは、ハウジング11aの一端開口を塞ぐように配置される。ノズル11bには、吐出口11eが形成される。圧力室11c内の液剤は、吐出口11eから外部に吐出される。
(2)ダイヤフラム12
ダイヤフラム12は、ハウジング11aの他端開口を塞ぐように配置される。ダイヤフラム12は、第1乃至第3圧電素子13〜15によって加圧振動する中間部材16とともに弾性的に振動する。これにより、ダイヤフラム12は、液剤貯留部11内に形成された圧力室11cの容積を変化させる。
ダイヤフラム12が圧力室11cの内部に向かって凸状に湾曲した状態(以下、「湾曲状態」という。)になると、圧力室11cの容積は小さくなる。これにより、吐出口11eから液剤が吐出される。その後、ダイヤフラム12が元の平坦な状態(以下、「平坦状態」という。)に復帰すると、圧力室11cの容積も元に戻る。この際、吐出口11eから吐出された液剤の根元が狭窄して液切れするとともに、液剤供給口11dから圧力室11cに液剤が補充される。
ダイヤフラム12の構成材料は特に制限されないが、例えば合金材料、セラミックス材料、及び合成樹脂材料などを用いることができる。
(3)第1圧電素子13
第1圧電素子13は、中間部材16上に配置される。第1圧電素子13は、中間部材16と第1固定部21との間に配置される。第1固定部21は、第1圧電素子13が伸縮しても移動しない部材である。
第1圧電素子13は、第1端部13p及び第2端部13qを有する。第1端部13p及び第2端部13qは、第1圧電素子13の伸縮方向D1における両端部である。第1端部13pは第1固定部21側に位置し、第2端部13qは、中間部材16側に位置する。
第1圧電素子13の第1端部13pは、第1固定部21に接続されている。第1端部13pの固定には、エポキシ樹脂などを用いることができる。第1圧電素子13の第2端部13qは、中間部材16に接触しており、中間部材16に接続されていない。ただし、第2端部13qは、ダイヤフラム12に接続されていてもよい。
第1圧電素子13は、複数の圧電体13a、複数の内部電極13b、及び一対の側面電極13c,13cを有する。各圧電体13aと各内部電極13bは、交互に積層されている。各圧電体13aは、例えばジルコン酸チタン酸鉛(PZT)などの圧電セラミックスによって構成される。各内部電極13bは、一対の側面電極13c,13cのうちいずれか一方と電気的に接続される。すなわち、一方の側面電極13cと電気的に接続された内部電極13bは、他方の側面電極13cから電気的に絶縁されている。このような構造は、一般に部分電極構造と称される。ただし、第1圧電素子13は、1つの圧電体と一対の電極とを少なくとも備えていればよく、第1圧電素子13には周知の種々の圧電素子を用いることができる。更に、圧電素子13は、液剤の吐出に必要な加圧力、すなわち変位を発生させるために、変位を拡大する変位拡大機構を備えていてもよい。変位拡大機構としては、弾性ヒンジを用い、“てこの原理”で変位を拡大するものなどが挙げられる。変位拡大機構としては、例えば特開2005−349387号公報に開示されている。また、弾性ヒンジを用いた変位拡大機構の詳細は、例えば特開2015−51399号公報に開示されている。このような変位拡大機構を用いれば大きな変位を得られるものの応答性や発生力が犠牲になるため、所望の出力が得られるように設計することが好ましい。
第1圧電素子13は、制御部17から印加される駆動電圧信号(すなわち、駆動パルス)に応じて伸縮する。具体的には、制御部17から一対の側面電極13c,13cに駆動電圧信号が印加されると各圧電体13aが伸縮方向D1に沿って伸張する。その後、制御部17から一対の側面電極13c,13cへの駆動電圧信号の印加が停止すると、各圧電体13aは伸縮方向D1に沿って収縮する。
(4)第2圧電素子14
第2圧電素子14は、中間部材16を挟んで1圧電素子13の反対側に配置される。第2圧電素子14は、中間部材16と第2固定部22との間に配置される。第2固定部22は、第2圧電素子14が伸縮しても移動しない部材である。
第2圧電素子14は、第1端部14p及び第2端部14qを有する。第1端部14p及び第2端部14qは、第2圧電素子14の伸縮方向D2における両端部である。第1端部14pは第2固定部22側に位置し、第2端部14qは、中間部材16側に位置する。
第2圧電素子14の第1端部14pは、第2固定部22に接続されている。第1端部14pの固定には、エポキシ樹脂などを用いることができる。第2圧電素子14の第2端部14qは、中間部材16に接触しており、中間部材16に接続されていない。ただし、第2端部14qは、ダイヤフラム12に接続されていてもよい。
第2圧電素子14は、第1圧電素子13と同様、複数の圧電体14a、複数の内部電極14b、及び一対の側面電極14c,14cを有する。ただし、第2圧電素子14は、第1圧電素子13と異なる構造を有していてもよい。第2圧電素子14には、周知の種々の圧電素子を用いることができる。
第2圧電素子14は、制御部17から印加される駆動電圧信号に応じて伸縮する。具体的には、制御部17から一対の側面電極14c,14cに駆動電圧信号が印加されると各圧電体14aが伸縮方向D2に沿って伸張する。その後、制御部17から一対の側面電極14c,14cへの駆動電圧信号の印加が停止すると、各圧電体14aは伸縮方向D2に沿って収縮する。本実施形態において、第2圧電素子14の伸縮方向D2は、第1圧電素子13の伸縮方向D1と平行である。
(5)第3圧電素子15
第3圧電素子15は、中間部材16を挟んで1圧電素子13の反対側に配置される。第3圧電素子15は、図1に示すようにダイヤフラム12を側面視した場合、ダイヤフラム12を挟んで第2圧電素子14の反対側に配置される。
第3圧電素子15は、中間部材16と第3固定部23との間に配置される。第3固定部23は、第3圧電素子15が伸縮しても移動しない部材である。
第3圧電素子15は、第1端部15p及び第2端部15qを有する。第1端部15p及び第2端部15qは、第3圧電素子15の伸縮方向D3における両端部である。第1端部15pは第3固定部23側に位置し、第2端部15qは、中間部材16側に位置する。
第3圧電素子15の第1端部15pは、第3固定部23に接続されている。第1端部15pの固定には、エポキシ樹脂などを用いることができる。第3圧電素子15の第2端部15qは、中間部材16に接触しており、中間部材16に接続されていない。ただし、第2端部15qは、ダイヤフラム12に接続されていてもよい。
第3圧電素子15は、第1圧電素子13と同様、複数の圧電体15a、複数の内部電極15b、及び一対の側面電極15c,15cを有する。ただし、第3圧電素子15は、第1圧電素子13と異なる構造を有していてもよい。第3圧電素子15には、周知の種々の圧電素子を用いることができる。
第3圧電素子15は、制御部17から印加される駆動電圧信号に応じて伸縮する。具体的には、制御部17から一対の側面電極15c,15cに駆動電圧信号が印加されると各圧電体15aが伸縮方向D3に沿って伸張する。その後、制御部17から一対の側面電極15c,15cへの駆動電圧信号の印加が停止すると、各圧電体15aは伸縮方向D3に沿って収縮する。本実施形態において、第3圧電素子14の伸縮方向D3は、第1圧電素子13の伸縮方向D1と平行であり、第2圧電素子14の伸縮方向D2とも平行である。
(6)中間部材16
中間部材16は、ダイヤフラム12上に配置される。中間部材16は、ダイヤフラム12に接続される。中間部材16は、ダイヤフラム12と第1圧電素子13との間に配置される。中間部材16は、第1圧電素子13と第2圧電素子14との間に配置される。中間部材16は、第1圧電素子13と第3圧電素子15との間に配置される。
中間部材16は、側面視においてT字状に形成されているが、これに限られるものではない。中間部材16は、第1乃至第3圧電素子13〜15それぞれの加圧力をダイヤフラム12に伝達する機能を果たすことができる形状であればよい。
中間部材16は、例えば合金材料、セラミックス材料、及び合成樹脂材料などによって構成することができる。中間部材16は、第1乃至第3圧電素子13〜15それぞれの加圧力によって撓まないことが好ましい。従って、中間部材16の構成材料は、中間部材16の十分な剛性を確保できるよう、第1乃至第3圧電素子13〜15それぞれの加圧力と中間部材16自体のサイズ及び形状とを考慮して適宜選択することが好ましい。
中間部材16は、第1中間部材16a及び第2中間部材16bを有する。第1中間部材16aは、板状又は棒状に形成される。第1中間部材16aは、第1圧電素子13と第2中間部材16bとの間に配置される。図1に示すように、第1中間部材16aの中央部には第1圧電素子13が接触し、第1中間部材16aの一端部には第2圧電素子14が接触し、第1中間部材16aの他端部には第3圧電素子15が接触している。第2中間部材16bは、棒状に形成される。第2中間部材16bは、第1中間部材16aとダイヤフラム12との間に配置される。第2中間部材16bは、第1中間部材16aとダイヤフラム12の両方に接続される。第2中間部材16bは、第1中間部材16aと一体的に形成されていてもよい。
(7)制御部17
制御部17は、CPU(Central Processing Unit)やDSP(Digital Signal Processor)等のマイクロプロセッサー、又は、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)等の演算装置と、パワーMOSFET(Metal-Oxide-Semiconductor Field-Effect Transistor)等で構成された電力増幅器とによって実現される。
制御部17は、第1乃至第3圧電素子13〜15それぞれを伸縮させるための駆動電圧信号を生成する。制御部17は、生成した駆動電圧信号を電力増幅器に送って電力を増幅し、これを各圧電素子13〜15に印加することによって、各圧電素子13〜15を伸縮させる。制御部17は、各圧電素子13〜15に駆動電圧信号を印加するタイミングを制御することによって、各圧電素子13〜15の伸縮及び収縮のタイミングを制御する。以下、制御部17による各圧電素子13〜15の制御方法を説明する。
図2A〜Cは、各圧電素子13〜15に印加する駆動電圧信号を示すタイムチャートである。図3A及びBは、各圧電素子13〜15の伸縮状態を説明するための模式図である。
制御部17は、時刻t0〜t1において、第1圧電素子13に駆動電圧信号を印加するとともに(図2A)、第2及び第3圧電素子14,15には駆動電圧信号を印加しない(図2B及び図2C)。これによって、第1圧電素子13は伸張し、かつ、第2及び第3圧電素子14,15は収縮する(図3A)。この際、第1圧電素子13の加圧力が、中間部材16を介してダイヤフラム12に伝達されて、ダイヤフラム12は湾曲状態になる(図3A)。その結果、吐出口11eから液剤が吐出される。
続いて、制御部17は、時刻t1〜t2において、第1圧電素子13への駆動電圧信号の印加を停止するとともに(図2A)、第2及び第3圧電素子14,15に駆動電圧信号を印加する(図2B及び図2C)。これによって、第1圧電素子13は収縮し、かつ、第2及び第3圧電素子14,15は伸張する(図3B)。この際、第2及び第3圧電素子14,15の加圧力が、中間部材16を介してダイヤフラム12に伝達されて、ダイヤフラム12は平坦状態に復帰する。その結果、吐出口11eから吐出された液剤の根元が狭窄して液切れする。
このように、制御部17は、第1圧電素子13と第2及び第3圧電素子14,15とに電位が逆転した波形の駆動電圧信号を出力することによって、対象物の表面に液剤を塗布することができる。
なお、各圧電素子13〜15のいずれにも駆動電圧信号を出力していない場合、すなわち液剤塗布装置10が駆動していない場合、各圧電素子13〜15は収縮した状態になる。この際、各圧電素子13〜15が中間部材16に接続(接着又は固定)されていると、第1圧電素子13と第2及び第3圧電素子14,15とが中間部材16を引っ張り合う状態になる。従って、各圧電素子13〜15は、中間部材16に接続されるのではなく、中間部材16に接触していることが好ましい。
(特徴)
(1)液剤塗布装置10は、ダイヤフラム12に接続される中間部材16と、中間部材16をダイヤフラム12側に加圧する第1圧電素子13と、中間部材16を第1圧電素子13側に加圧する第2圧電素子14とを備える。従って、第1圧電素子13の加圧力によってダイヤフラム12を湾曲状態にした後、第2及び第3圧電素子14,15の加圧力によってダイヤフラム12を平坦状態に復帰させることができる。そのため、ダイヤフラム12をスムーズに平坦状態へと復帰させることができるので、液剤の液切れ性を向上させることができる。
(2)第1圧電素子13の伸縮方向D1において、第1圧電素子13の中間部材16と反対側の第1端部13pは、第1固定部21に接続されている。従って、第1圧電素子13の加圧力を効率的にダイヤフラム12に伝達させることができる。
(3)第1圧電素子13の伸縮方向D1において、第1圧電素子13の中間部材16側の第2端部13qは、中間部材16に接触している。このように、第1圧電素子13の第2端部13qが中間部材16に接続(固定)されていないため、第1圧電素子13は、収縮時、ダイヤフラム12に引っ張られない。従って、第1圧電素子13が引っ張り力によって破損することを抑制できる。
(4)第2圧電素子14の伸縮方向D2において、第2圧電素子14の中間部材16と反対側の第1端部14pは、第2固定部22に接続されている。従って、第2圧電素子14の加圧力を効率的にダイヤフラム12に伝達させることができる。
(5)第1圧電素子13の伸縮方向D1は、第2圧電素子14の伸縮方向D2と平行である。従って、中間部材16を安定して移動させることができるため、ダイヤフラム12をよりスムーズに平坦状態へと復帰させることができる。
(6)液剤塗布装置10は、ダイヤフラム12を挟んで第2圧電素子14の反対側に配置される第3圧電素子15を備える。従って、第2及び第3圧電素子14,15から中間部材16にバランスよく加圧力を伝達できるため、ダイヤフラム12をよりスムーズに平坦状態へと復帰させることができる。
(7)中間部材16は、第2及び第3圧電素子14,15からの加圧力によって撓まない程度の剛性を有する。従って、第2及び第3圧電素子14,15からの加圧力を効率的にダイヤフラム12に伝達させることができるので、ダイヤフラム12を迅速に平坦状態に復帰させることができる。
(他の実施形態)
本発明は上記の実施形態によって記載したが、この開示の一部をなす論述及び図面はこの発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施形態、実施例及び運用技術が明らかとなる。
上記実施形態において、制御部17は、図2A〜Cに示したように、第1圧電素子13と第2及び第3圧電素子14,15とを同時に伸張又は収縮させることとしたが、これに限られるものではない。例えば、制御部17は、図4A〜Cに示すように、第1圧電素子13を伸張させる際には、第1圧電素子13の伸張から遅れて第2及び第3圧電素子14,15を収縮させ、また、第1圧電素子13を収縮させる際には、第1圧電素子13の収縮に先立って第2及び第3圧電素子14,15を伸張させてもよい。この場合、第1圧電素子13と第2及び第3圧電素子14,15とによって中間部材16に対して常に圧縮負荷をかけることができるため、中間部材16を安定して移動させることができる。従って、ダイヤフラム12の安定かつ迅速な伸縮動作を実現できるとともに、ダイヤフラム12の不要な振動や、各圧電素子13〜15の特性ばらつきによる伸縮タイミングのずれに伴う各圧電素子13〜15の破損を抑制できる。
上記実施形態において、液剤塗布装置10は、第3圧電素子15を備えることとしたが、第3圧電素子15を備えていなくてもよい。この場合であっても、第2圧電素子14の加圧力によってダイヤフラム12を平坦状態にスムーズに復帰させることができるので、液剤の液切れ性を向上させることができる。
上記実施形態において、第1圧電素子13の第2端部13qは、中間部材16と直接的に接触することとしたが、第2端部13qと中間部材16との間には、図5に示すように、第1圧電素子13と面接触し、かつ、中間部材16と点接触する第1部材21が挟まれていてもよい。第1部材21は、第1圧電素子13の第2端部13qに固定されており、中間部材16とは接離自在である。このような第1部材21を挟むことによって、第2端部13qの一部のみに加圧力が集中することを抑制できるため、第1圧電素子13の破損を抑制できる。
上記実施形態において、第2圧電素子14の第2端部14qは、中間部材16と直接的に接触することとしたが、第2端部14qと中間部材16との間には、図5に示すように、第2圧電素子14と面接触し、かつ、中間部材16と点接触する第2部材22が挟まれていてもよい。第2部材22は、第2圧電素子14の第2端部14qに固定されており、中間部材16とは接離自在である。このような第2部材22を挟むことによって、第2端部14qの一部のみに加圧力が集中することを抑制できるため、第2圧電素子14の破損を抑制できる。
上記実施形態において、第3圧電素子15の第2端部15qは、中間部材16と直接的に接触することとしたが、第2端部15qと中間部材16との間には、図5に示すように、第3圧電素子15と面接触し、かつ、中間部材16と点接触する第3部材23が挟まれていてもよい。第3部材23は、第3圧電素子15の第2端部15qに固定されており、中間部材16とは接離自在である。このような第3部材23を挟むことによって、第2端部15qの一部のみに加圧力が集中することを抑制できるため、第3圧電素子15の破損を抑制できる。
上記実施形態において、各圧電素子13〜15と中間部材はすべて接触が好ましいとして説明した。しかし、液体塗布装置10の組み立ての利便性から圧電素子13〜15全てを中間部材と接触とするよりも、一部を接続としたほうが好ましい場合もある。つまり、第1圧電素子13が中間部材と接続し、第2圧電素子14、第3圧電素子15が中間部材と接触としてもよい。逆に、第1圧電素子13が中間部材と接触し、第2圧電素子14、第3圧電素子15が中間部材と接続としてもよい。これにより、圧電素子の破損を抑制しながら組立性を向上することができる。
10 液剤塗布装置
11 液剤貯留部
11a ハウジング
11b ノズル
11c 圧力室
11d 液剤供給口
11e 吐出口
12 ダイヤフラム
13 第1圧電素子
14 第2圧電素子
15 第3圧電素子
16 中間部材
17 制御部

Claims (9)

  1. 吐出口が形成されたノズルを有する液剤貯留部と、
    前記液剤貯留部の内部容積を変化させるダイヤフラムと、
    前記ダイヤフラムに接続される中間部材と、
    前記中間部材を前記ダイヤフラム側に加圧する第1圧電素子と、
    前記中間部材を挟んで前記第1圧電素子の反対側に配置され、前記中間部材を前記第1圧電素子側に加圧する第2圧電素子と、
    を備える液剤塗布装置。
  2. 前記第1圧電素子の伸縮方向において、前記第1圧電素子の前記中間部材と反対側の端部は、第1固定部に接続されている、
    請求項1に記載の液剤塗布装置。
  3. 前記第1圧電素子の伸縮方向において、前記第1圧電素子の前記中間部材側の端部は、前記中間部材に接触している、
    請求項1又は2に記載の液剤塗布装置。
  4. 前記第2圧電素子の伸縮方向において、前記第2圧電素子の前記中間部材と反対側の端部は、第2固定部に接続されている、
    請求項1乃至3のいずれかに記載の液剤塗布装置。
  5. 前記第1圧電素子の伸縮方向は、前記第2圧電素子の伸縮方向と平行である、
    請求項1乃至4のいずれかに記載の液剤塗布装置。
  6. 前記中間部材を挟んで前記第1圧電素子の反対側に配置され、前記中間部材を前記第1圧電素子側に加圧する第3圧電素子をさらに備え、
    前記ダイヤフラムを側面視した場合、前記第3圧電素子は、前記ダイヤフラムを挟んで前記第2圧電素子の反対側に配置される、
    請求項1乃至5のいずれかに記載の液剤塗布装置。
  7. 前記中間部材と前記第1圧電素子との間に配置される第1部材をさらに備え、
    前記第1部材は、前記第1圧電素子と面接触し、かつ、前記中間部材と点接触する、
    請求項1乃至6のいずれかに記載の液剤塗布装置。
  8. 前記中間部材と前記第2圧電素子との間に配置される第2部材をさらに備え、
    前記第2部材は、前記第2圧電素子と面接触し、かつ、前記中間部材と点接触する、
    請求項1乃至7のいずれかに記載の液剤塗布装置。
  9. 前記中間部材は、前記第2圧電素子からの加圧力によって撓まない、
    請求項1乃至8のいずれかに記載の液剤塗布装置。
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