JP6108753B2 - 超音波処置装置 - Google Patents
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Description
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであって、超音波振動子を効率良く駆動することができる超音波処置装置を提供することを目的とする。
本発明は、弾性体と、該弾性体に固定され、交番電圧が印加されて伸縮することにより前記弾性体に屈曲振動を励起する駆動用圧電素子と、前記弾性体に固定された振動検出用圧電素子とを備え、前記振動検出用圧電素子が、前記弾性体の屈曲振動の節をまたがない位置に配置されている超音波処置装置を提供する。
この場合に、節以外の位置において弾性体に固定されている振動検出用圧電素子は屈曲振動している弾性体と共に歪み、圧電効果によってその歪みの量に応じた電圧を発生する。すなわち、振動検出用圧電素子の発生する電圧から、超音波振動子の振動が検出される。
このようにすることで、プローブ部を備える構成において、生体組織と接触するプローブ部の位置において検出された振動に基づいて駆動用圧電素子に印加する交番電圧の周波数を制御することにより、処置効率を向上することができる。
このようにすることで、振動による変位量が大きくなる複数の位置に振動検出用圧電素子を設けることにより、これら各位置における振動を適切に制御することができる。
このようにすることで、超音波振動子の振動を柱状部において検出しても、駆動用圧電素子に印加する交番電圧の周波数を適切に制御することができる。
このようにすることで、振動検出用圧電素子により駆動用圧電素子の寸法が制限されることがなく、弾性体に屈曲振動を効率的に励起することができる。
本発明の第1の実施形態に係る超音波処置装置100について説明する。
本実施形態に係る超音波処置装置100は、図1に示されるように、超音波振動子2を有する超音波処置具1と、超音波振動子2に所定の周波数の交番電圧を供給してこれを駆動する駆動装置3とを備えている。
弾性体4は、ステンレス、チタン合金、アルミなどからなる。弾性体4の側面のうち少なくとも圧電素子5,6が接着される部分は、鏡面処理が施されている。
本実施形態に係る超音波処置装置100を用いて生体組織を処置するには、超音波振動子2の処置部を患部に接触させた状態で、フットスイッチ33を踏み、駆動装置3から超音波振動子2への交番電圧の供給を開始する。
次に、本発明の第2の実施形態に係る超音波処置装置について説明する。
本実施形態に係る超音波処置装置は、超音波振動子201の構成が第1の実施形態と主に異なる。したがって、本実施形態では主に、超音波振動子201の構成について説明し、その他の構成については第1の実施形態と同一の符号を付して説明を省略する。
本実施形態に係る超音波処置装置を用いて生体組織を処置するには、第1の実施形態と同様に、処置部であるプローブ部42の先端または途中位置を患部に接触させた状態で、フットスイッチ33を踏み、駆動装置3から超音波振動子201への交番電圧の供給を開始する。これにより、プローブ部42の処置部と接触している患部を処置することができる。
この場合に、本実施形態によれば、振動検出用圧電素子6が、第4の節N4をまたがない位置において柱状部41に設けられている。したがって、第1の実施形態と同様に、超音波振動子201を最適な状態で安定して駆動することができるという利点がある。
すなわち、振動検出用圧電素子6は、図9に示されるように、柱状部41の基端と第5の節N5との間に配置されていてもよい。この配置において、信号線6aは、第5の節N5の位置またはその近傍において振動検出用圧電素子6に接続される。
次に、本発明の第3の実施形態に係る超音波処置装置について説明する。
本実施形態に係る超音波処置装置は、振動検出用圧電素子6の配置が第2の実施形態と主に異なる。したがって、本実施形態の説明において、振動検出用圧電素子6の構成について主に説明し、その他の構成については第1および第2の実施形態と同一の符号を付して説明を省略する。
本実施形態に係る超音波処置装置を用いて生体組織を処置するには、第1の実施形態と同様に、処置部であるプローブ部42の先端または途中位置を患部に接触させた状態で、フットスイッチ33を踏み、駆動装置3から超音波振動子202への交番電圧の供給を開始する。これにより、プローブ部42の処置部と接触している患部を処置することができる。
この場合に、本実施形態によれば、振動検出用圧電素子6が、節N1,N2をまたがない位置においてプローブ部42に設けられている。したがって、第1の実施形態と同様に、超音波振動子202を最適な状態で安定して駆動することができるという利点がある。
図13および図14に示される構成において、振動検出用圧電素子6の追加に伴い、信号線6aおよびGND線6bも追加される。追加された信号線6aおよびGND線6bはそれぞれ、第1の節N1または第2の節N2の位置、もしくはその近傍において、追加された振動検出用圧電素子6に接続される。
このようにすることで、プローブ部42が有する複数の処置部のうち所望の処置部による処置効率を向上することができるという利点がある。
次に、本発明の参考実施形態に係る超音波処置装置について説明する。
本実施形態に係る超音波処置装置は、超音波振動子203が縦振動する点、および、振動検出用圧電素子6の配置において第2の実施形態と主に異なる。したがって、本実施形態の説明において、超音波振動子203および振動検出用圧電素子6の構成について主に説明し、その他の構成については第1〜第3の実施形態と同一の符号を付して説明を省略する。
振動検出用圧電素子6は、ホーン部43の表面の、節Nをまたぐ位置に配置されている。
本実施形態に係る超音波処置装置を用いて生体組織を処置するには、第1の実施形態と同様に、処置部であるプローブ部42の先端を患部に接触させた状態で、フットスイッチ33を踏み、駆動装置3から超音波振動子203への交番電圧の供給を開始する。これにより、プローブ部42の処置部と接触している患部を処置することができる。
1,101,102,103 超音波処置具
2,201,202,203 超音波振動子
3 駆動装置(電圧供給部)
31 表示部
32 ダイヤル
33 フットスイッチ
34 制御回路(制御部)
4 弾性体
41 柱状部
41a 溝
42 プローブ部
43 ホーン部
5 駆動用圧電素子
6 振動検出用圧電素子
7 外筒
7a ネジ穴
8 ネジ
9 防水シート
10 接着剤
11,12 ケーブル
N,N1〜N5 節
Claims (5)
- 弾性体と、
該弾性体に固定され、交番電圧が印加されて伸縮することにより前記弾性体に屈曲振動を励起する駆動用圧電素子と、
前記弾性体に固定された振動検出用圧電素子とを備え、
前記振動検出用圧電素子が、前記弾性体の屈曲振動の節をまたがない位置に配置されている超音波処置装置。 - 前記弾性体は、前記駆動用圧電素子が側面に固定される柱状部と、該柱状部と一体に形成された棒状のプローブ部とを有し、
前記振動検出用圧電素子が、前記プローブ部に配置されている請求項1に記載の超音波処置装置。 - 複数の前記振動検出用圧電素子が、前記プローブ部の、前記節を長手方向に挟む複数の位置に配置されている請求項2に記載の超音波処置装置。
- 前記弾性体は、前記駆動用圧電素子が側面に固定される柱状の柱状部と、該柱状部と一体に形成された棒状のプローブ部とを有し、
前記振動検出用圧電素子が、前記柱状部に配置されている請求項1に記載の超音波処置装置。 - 前記弾性体が、側面に溝を有し、
前記振動検出用圧電素子が、前記溝の内部に配置され、
前記駆動用圧電素子が、前記溝を塞ぐように前記弾性体の側面に配置されている請求項4に記載の超音波処置装置。
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