JP2021014600A - 半導体装置の製造装置、半導体装置の製造方法、プログラム及びコンピュータ記憶媒体 - Google Patents

半導体装置の製造装置、半導体装置の製造方法、プログラム及びコンピュータ記憶媒体 Download PDF

Info

Publication number
JP2021014600A
JP2021014600A JP2017224718A JP2017224718A JP2021014600A JP 2021014600 A JP2021014600 A JP 2021014600A JP 2017224718 A JP2017224718 A JP 2017224718A JP 2017224718 A JP2017224718 A JP 2017224718A JP 2021014600 A JP2021014600 A JP 2021014600A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
substrate
wafer
voltage
electrode
manufacturing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2017224718A
Other languages
English (en)
Inventor
正人 ▲濱▼田
正人 ▲濱▼田
Masato Hamada
智久 星野
Tomohisa Hoshino
智久 星野
和紀 坂本
Kazunori Sakamoto
和紀 坂本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokyo Electron Ltd
Original Assignee
Tokyo Electron Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokyo Electron Ltd filed Critical Tokyo Electron Ltd
Priority to JP2017224718A priority Critical patent/JP2021014600A/ja
Priority to TW107138743A priority patent/TW201933447A/zh
Priority to PCT/JP2018/041630 priority patent/WO2019102867A1/ja
Publication of JP2021014600A publication Critical patent/JP2021014600A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C25ELECTROLYTIC OR ELECTROPHORETIC PROCESSES; APPARATUS THEREFOR
    • C25DPROCESSES FOR THE ELECTROLYTIC OR ELECTROPHORETIC PRODUCTION OF COATINGS; ELECTROFORMING; APPARATUS THEREFOR
    • C25D17/00Constructional parts, or assemblies thereof, of cells for electrolytic coating
    • C25D17/06Suspending or supporting devices for articles to be coated
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C25ELECTROLYTIC OR ELECTROPHORETIC PROCESSES; APPARATUS THEREFOR
    • C25DPROCESSES FOR THE ELECTROLYTIC OR ELECTROPHORETIC PRODUCTION OF COATINGS; ELECTROFORMING; APPARATUS THEREFOR
    • C25D17/00Constructional parts, or assemblies thereof, of cells for electrolytic coating
    • C25D17/10Electrodes, e.g. composition, counter electrode
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C25ELECTROLYTIC OR ELECTROPHORETIC PROCESSES; APPARATUS THEREFOR
    • C25DPROCESSES FOR THE ELECTROLYTIC OR ELECTROPHORETIC PRODUCTION OF COATINGS; ELECTROFORMING; APPARATUS THEREFOR
    • C25D21/00Processes for servicing or operating cells for electrolytic coating
    • C25D21/04Removal of gases or vapours ; Gas or pressure control
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C25ELECTROLYTIC OR ELECTROPHORETIC PROCESSES; APPARATUS THEREFOR
    • C25DPROCESSES FOR THE ELECTROLYTIC OR ELECTROPHORETIC PRODUCTION OF COATINGS; ELECTROFORMING; APPARATUS THEREFOR
    • C25D21/00Processes for servicing or operating cells for electrolytic coating
    • C25D21/12Process control or regulation
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L21/00Processes or apparatus adapted for the manufacture or treatment of semiconductor or solid state devices or of parts thereof
    • H01L21/02Manufacture or treatment of semiconductor devices or of parts thereof
    • H01L21/04Manufacture or treatment of semiconductor devices or of parts thereof the devices having at least one potential-jump barrier or surface barrier, e.g. PN junction, depletion layer or carrier concentration layer
    • H01L21/18Manufacture or treatment of semiconductor devices or of parts thereof the devices having at least one potential-jump barrier or surface barrier, e.g. PN junction, depletion layer or carrier concentration layer the devices having semiconductor bodies comprising elements of Group IV of the Periodic System or AIIIBV compounds with or without impurities, e.g. doping materials
    • H01L21/28Manufacture of electrodes on semiconductor bodies using processes or apparatus not provided for in groups H01L21/20 - H01L21/268
    • H01L21/283Deposition of conductive or insulating materials for electrodes conducting electric current
    • H01L21/288Deposition of conductive or insulating materials for electrodes conducting electric current from a liquid, e.g. electrolytic deposition

Abstract

【課題】基板に対する電解処理を均一に行う、半導体装置の適切な製造を提供。【解決手段】製造装置1は、ウェハWを保持するウェハ保持部10と、ウェハWにめっき液を供給するめっき液ノズル40と、ウェハWにめっき処理を行う電解処理部20と、ウェハWに電圧を印加するための端子25と、を有する。電解処理部20は、ウェハ保持部10に対向して配置される基体21と、基体21の表面21aに設けられ、ウェハWに供給されためっき液に接触し、ウェハWとの間で電圧を印加する直接電極26と、基体21の内部に設けられ、ウェハWに供給されためっき液に電界を形成する間接電極28と、を有する。直接電極26には複数の貫通孔28が形成され、基体21の表面21aには、貫通孔28に連通する空間24が形成されている。【選択図】図1

Description

本発明は、半導体装置の製造装置、当該製造装置を用いた半導体装置の製造方法、プログラム及びコンピュータ記憶媒体に関する。
半導体装置の製造工程においては、例えばめっき処理やエッチング処理等の電解処理が行われる。
上述しためっき処理を均一に行うため、例えば特許文献1に記載されためっき処理方法が提案されている。このめっき処理では、先ず、半導体ウェハ(以下、「ウェハ」という。)を保持するウェハ保持部と、当該ウェハ保持部に保持されたウェハにめっき処理を行う電解処理部と、を対向配置する。次に、ノズルから、ウェハ保持部に保持されたウェハにめっき液を供給する。次に、ウェハに電圧を印加するための端子をウェハに接触させると共に、電解処理部が備える直接電極をめっき液に接触させる。次に、電解処理部が備える間接電極に電圧を印加することで、めっき液に電界を形成し、当該めっき液中の金属イオンをウェハ側に移動させる。その後、直接電極とウェハとの間に電圧を印加することで、ウェハ側に移動した金属イオンを還元する。
かかる場合、間接電極による金属イオンの移動と直接電極による金属イオンの還元が個別に行われるので、ウェハ側に金属イオンが均一に集積した状態で金属イオンの還元を行うことができ、これによりめっき処理の均一化を図っている。
国際公開WO2017/094568号公報
しかしながら、特許文献1に記載の電解処理部の表面には直接電極が設けられ、この直接電極の表面は平坦であるため、例えば直接電極をめっき液に接触させる際、電解処理部とウェハの間に空気(気体)が残り、めっき液中に気泡が発生する場合がある。また、ウェハに供給されるめっき液自体に、様々な要因で気泡が存在している場合もある。そして、このようにめっき液中に気泡が存在すると、例えばめっき液中の気泡がウェハの表面に接触する場合があり、当該接触した部分がめっきされないため、めっき処理を均一に行うことができない。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、基板に対する電解処理を均一に行い、半導体装置を適切に製造することを目的とする。
上記課題を解決する本発明は、半導体装置の製造装置であって、基板を保持する基板保持部と、前記基板保持部に保持された基板に処理液を供給する処理液供給部と、前記基板保持部に保持された基板に電解処理を行う電解処理部と、前記基板保持部に保持された基板に電圧を印加するための端子と、を有し、前記電解処理部は、前記基板保持部に対向して配置される基体と、前記基体の表面に設けられ、基板に供給された前記処理液に接触し、基板との間で電圧を印加する直接電極と、前記基体の内部に設けられ、基板に供給された前記処理液に電界を形成する間接電極と、を有し、前記直接電極には複数の貫通孔が形成され、前記基体の表面には、前記貫通孔に連通する空間が形成されていることを特徴としている。
本発明の製造装置を用いれば、例えば直接電極に処理液を接触させる際に、電解処理部と基板との間に気体(空気)が残る場合でも、基体の表面に形成された空間に気体を逃がすことができる。また、例えば基板に供給される処理液自体に気泡が存在している場合でも、上記空間に気体を逃がすことができる。このため、処理液中の気泡を抑制して、基板表面に対する電解処理を均一に行うことができる。
また、本発明の製造装置では、間接電極に電圧を印加することで、処理液に電界を形成し、当該処理液中の被処理イオンを基板側に移動させた後、直接電極と基板との間に電圧を印加することで、基板側に移動した被処理イオンを酸化又は還元することができる。このように間接電極による被処理イオンの移動と直接電極及び基板による被処理イオンの酸化又は還元(以下、単に「酸化還元」という場合がある)が個別に行われるので、基板の表面に十分な被処理イオンが均一に集積した状態で被処理イオンの酸化還元を行うことができる。したがって、基板の表面に対する電解処理をさらに均一に行うことができる。
前記製造装置において、前記直接電極は複数に分割され、分割された直接電極毎に電圧の印加が制御されてもよい。
前記製造装置において、前記基体の外側面は開口していてもよい。
別な観点による本発明は、半導体装置の製造方法であって、基板を保持した基板保持部と、当該基板保持部に保持された基板に電解処理を行う電解処理部と、を対向配置する第1の工程と、基板に電圧を印加するための端子を基板に接触させ、当該端子を介して基板に電圧を印加して通電する第2の工程と、処理液供給部によって前記電解処理部の基体の表面から基板に処理液を供給し、当該処理液を前記基体の表面に設けられた直接電極に接触させる第3の工程と、前記基体の内部に設けられた間接電極に電圧を印加することで、前記処理液に電界を形成し、当該処理液中の被処理イオンを基板側に移動させる第4の工程と、前記直接電極と基板との間に電圧を印加することで、基板側に移動した前記被処理イオンを酸化又は還元する第5の工程と、を有し、前記直接電極には複数の貫通孔が形成され、前記基体と前記直接電極の間には、前記貫通孔に連通する空間が形成されており、前記第3の工程から第5の工程において、前記電解処理部と基板との間に残る気体が前記空間に収集されることを特徴としている。
また別な観点による本発明は、半導体装置の製造方法であって、基板を保持した基板保持部と、当該基板保持部に保持された基板に電解処理を行う電解処理部と、を対向配置する第1の工程と、処理液供給部によって基板に処理液を供給する第2の工程と、基板に電圧を印加するための端子を基板に接触させると共に、前記電解処理部の基体の表面に設けられた直接電極を前記処理液に接触させる第3の工程と、前記基体の内部に設けられた間接電極に電圧を印加することで、前記処理液に電界を形成し、当該処理液中の被処理イオンを基板側に移動させる第4の工程と、前記直接電極と基板との間に電圧を印加することで、基板側に移動した前記被処理イオンを酸化又は還元する第5の工程と、を有し、前記直接電極には複数の貫通孔が形成され、前記基体と前記直接電極の間には、前記貫通孔に連通する空間が形成されており、前記第3の工程から第5の工程において、前記電解処理部と基板との間に残る気体が前記空間に収集されることを特徴としている。
また別な観点による本発明によれば、前記半導体装置の製造方法を製造装置によって実行させるように、当該製造装置のコンピュータ上で動作するプログラムが提供される。
さらに別な観点による本発明によれば、前記プログラムを格納した読み取り可能なコンピュータ記憶媒体が提供される。
本発明によれば、基板に対する電解処理を均一に行い、半導体装置を適切に製造することができる。
本実施の形態にかかる半導体装置の製造装置の構成の概略を示す説明図である。 本実施の形態にかかる基体の構成の概略を示す平面図である。 本実施の形態にかかる直接電極の構成の概略を示す平面図である。 めっき処理の主な工程を示すフローチャートである。 めっき処理における製造装置の動作を示す説明図であり、図4のステップS1を行う様子を示す説明図である。 めっき処理における製造装置の動作を示す説明図であり、図4のステップS2を行う様子を示す説明図である。 めっき処理における製造装置の動作を示す説明図であり、図4のステップS3を行う様子を示す説明図である。 めっき処理における製造装置の動作を示す説明図であり、図4のステップS4を行う様子を示す説明図である。 めっき処理における製造装置の動作を示す説明図であり、図4のステップS5を行う様子を示す説明図である。 めっき処理における製造装置の動作を示す説明図であり、図4のステップS6を行う様子を示す説明図である。 めっき処理における製造装置の動作を示す説明図であり、図4のステップS7を行う様子を示す説明図である。 めっき処理における製造装置の動作を示す説明図であり、図4のステップS8を行う様子を示す説明図である。 めっき処理における製造装置の動作を示す説明図であり、図4のステップS9を行う様子を示す説明図である。 めっき処理における製造装置の動作を示す説明図であり、図4のステップS10を行う様子を示す説明図である。 他の実施の形態にかかる半導体装置の製造装置の構成の概略を示す説明図である。 他の実施の形態にかかる直接電極の構成の概略を示す平面図である。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施の形態について説明する。なお、以下に示す実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
図1は、本実施の形態にかかる半導体装置の製造装置1の構成の概略を示す説明図である。製造装置1では、基板としての半導体ウェハW(以下、「ウェハW」という。)に対し、電解処理としてめっき処理を行う。このウェハWの表面には、電極として用いられるシード層(図示せず)が形成されている。なお、以下の説明で用いる図面において、各構成要素の寸法は、技術の理解の容易さを優先させるため、必ずしも実際の寸法に対応していない。
製造装置1は、基板保持部としてのウェハ保持部10を有している。ウェハ保持部10は、ウェハWを保持して回転させるスピンチャックである。ウェハ保持部10の表面10aには、例えばウェハWを吸引する吸引口(図示せず)が設けられている。この吸引口からの吸引により、ウェハWをウェハ保持部10上に吸着保持できる。なお、図示の例では、ウェハ保持部10の表面10aは、平面視においてウェハWより大きい径を有するが、これに限定されず、ウェハWと同じか、あるいは小さい径を有していてもよい。
ウェハ保持部10には、例えばモータなどを備えた駆動機構11が設けられ、その駆動機構11により所定の速度に回転できる。また、駆動機構11には、シリンダなどの昇降駆動部(図示せず)が設けられており、ウェハ保持部10は鉛直方向に移動可能である。なお、本実施の形態においては駆動機構11が、本発明における回転機構と移動機構を構成している。
ウェハ保持部10の上方には、当該ウェハ保持部10に対向して、電解処理部20が設けられている。電解処理部20は、絶縁体からなる基体21を有している。基体21は、平板状の本体部22と、本体部22から突出して設けられた突起部23とを有している。本体部22は、平面視においてウェハWより大きい径を有している。
図2に示すように突起部23は、本体部22において複数設けられている。突起部23の平面視形状は、図示の例のように円形状であってもよいし、矩形状であってもよい。そして、これら複数の突起部23が設けられていない部分には、空間24が形成されている。空間24の高さ(突起部23の高さ)は、例えば2mm以下である。また、このような空間24が形成されていることにより、基体21の外側面は開口している。なお、図1に示すように、本実施の形態において基体21の表面21aは、突起部23の表面をいう。また、基体21の裏面21bは、表面21aの反対側の面をいう。
基体21には、端子25、直接電極26及び間接電極27が設けられている。
端子25は、基体21に保持され、当該基体21の表面21aから突出して設けられている。図2に示すように端子25は、基体21の外周部において複数設けられている。また、図1に示すように端子25は屈曲し、弾性を有している。そして、めっき処理を行う際、端子25は、後述するようにウェハW(シード層)の外周部に接触し、当該ウェハWに電圧を印加する。なお、端子25の形状は本実施の形態に限定されず、端子25が弾性を有していればよい。また、端子25は必ずしも基体21に設けられている必要はなく、電解処理部20とは別に設けられていてもよい。
直接電極26は、基体21の表面21aに設けられている。図3に示すように直接電極26は平板状のメッシュ構造を有し、複数の貫通孔28が形成されている。図1に示すように上述した基体21の空間24は、この複数の貫通孔28に連通している。そして、後述するようにめっき処理を行う際、直接電極26はウェハW上のめっき液に接触する。なお、直接電極26の構造は、本実施の形態に限定されず、貫通孔が形成されていればよく、例えば網目構造であってもよい。
直接電極26において、後述するように電解処理部20とウェハWとの間の空気を空間24に逃がすという観点からは、貫通孔28の径は大きい方が良い。一方、めっき処理を効率よくするためには、直接電極26の表面積が大きい方が良いため、貫通孔28の径は小さい方が良い。したがって、貫通孔28の径は、これらを最適化するように決定される。
間接電極27は、基体21の内部に設けられている。すなわち、間接電極27は外部に露出されていない。
端子25、直接電極26及び間接電極27には、直流電源30が接続されている。端子25は、直流電源30の負極側に接続されている。直接電極26と間接電極27は、それぞれ直流電源30の正極側に接続されている。
基体21には、ウェハW上に処理液としてのめっき液を供給する、処理液供給部としてのめっき液ノズル40がさらに設けられている。めっき液ノズル40は、例えば基体21の中央部において本体部22を貫通して設けられ、空間24において開口している。また、めっき液ノズル40は、供給管41を介して、めっき液を貯留するめっき液供給源42に連通している。そして、めっき液供給源42からめっき液ノズル40にめっき液が供給され、さらにめっき液ノズル40から吐出されためっき液は、基体21の空間24、直接電極26の貫通孔28を順次通って、ウェハWに供給される。
なお、めっき液としては、例えば硫酸銅と硫酸を溶解した混合液が用いられ、めっき液中には、銅イオンが含まれている。また、本実施の形態では処理液供給部としてめっき液ノズル40を用いているが、めっき液を供給する機構としては他の種々の手段を用いることができる。さらに、めっき液ノズル40の数や配置は、本実施の形態に限定されず、複数のめっき液ノズル40が設けられていてもよい。但し、ウェハWに対してめっき液を均一に供給するという観点から、めっき液ノズル40は、少なくとも基体21の中央部に設けられるのが好ましい。
基体21の裏面21b側には、当該基体21を鉛直方向に移動させる移動機構50が設けられている。移動機構50には、シリンダなどの昇降駆動部(図示せず)が設けられている。なお、移動機構50の構成は、基体21を昇降させるものであれば種々の構成を取り得る。
ウェハ保持部10と電解処理部20の間には、ウェハW上に前処理液又は後処理液としての洗浄液を供給する、他の処理液供給部としての洗浄液ノズル60が設けられている。洗浄液ノズル60は、移動機構61によって、水平方向及び鉛直方向に移動自在であり、ウェハ保持部10に対して進退自在に構成されている。また、洗浄液ノズル60は、洗浄液を貯留する洗浄液供給源(図示せず)に連通し、当該洗浄液供給源から洗浄液ノズル60に洗浄液が供給されるようになっている。
なお、洗浄液としては、例えばIPAや純水(DIW)が用いられる。本実施の形態では、例えばIPAである洗浄液でウェハWの表面を洗浄した後、洗浄液がDIWに置換される。また、本実施の形態では他の処理液供給部として洗浄液ノズル60を用いているが、洗浄液を供給する機構としては他の種々の手段を用いることができる。
なお、ウェハ保持部10の周囲には、ウェハWから飛散又は落下する液体を受け止め、回収するカップ(図示せず)が設けられていてもよい。
以上の製造装置1には、制御部(図示せず)が設けられている。制御部は、例えばコンピュータであり、プログラム格納部(図示せず)を有している。プログラム格納部には、製造装置1におけるウェハWの処理を制御するプログラムが格納されている。なお、前記プログラムは、例えばコンピュータ読み取り可能なハードディスク(HD)、フレキシブルディスク(FD)、コンパクトディスク(CD)、マグネットオプティカルデスク(MO)、メモリーカードなどのコンピュータに読み取り可能な記憶媒体に記録されていたものであって、その記憶媒体から制御部にインストールされたものであってもよい。
次に、以上のように構成された製造装置1を用いた製造方法におけるめっき処理について説明する。図4は、かかるめっき処理の主な工程の例を示すフローチャートである。
先ず、ウェハ保持部10と電解処理部20を対向配置し、ウェハ保持部10でウェハWを吸着保持する。ウェハ保持部10の表面10aと電解処理部20の基体21の表面21aの間の距離は約100mmである。
次に、めっき処理の前処理、本実施の形態では洗浄処理を行う。図5に示すように移動機構61によって洗浄液ノズル60をウェハ保持部10に保持されたウェハWの中心部の上方まで移動させる。その後、駆動機構11によってウェハWを回転させながら、洗浄液ノズル60からウェハWの中心部に、IPAである洗浄液P1を供給する。供給された洗浄液P1は遠心力によりウェハW全面に拡散され、ウェハWの表面が洗浄される(図4のステップS1)。
その後、洗浄液ノズル60から供給される液を洗浄液P1から純水D1に切り替え、ウェハWの中心部に純水D1を供給して、ウェハW上の洗浄液P1を純水D1に置換する。その後、図6に示すように洗浄液ノズル60からの純水D1の供給を停止し、さらにウェハWを回転させて、純水D1を振り切り除去する(図4のステップS2)。但し、純水D1は完全に除去されるわけではなく、薄膜の状態でウェハW上に残っている。
その後、図7に示すように移動機構50によって電解処理部20を下降させる。そして、端子25をウェハWに接触させ、当該端子25を介してウェハWに電圧を印加して通電する(図4のステップS3)。このとき、ウェハ保持部10の表面10aと電解処理部20の基体21の表面21aの間の距離は約1mm〜数十mmである。端子25は弾性を有しているので、当該端子25の高さを調整して、表面10a、21a間の距離を調整することができる。
なお、ステップS3において、ウェハW上には純水D1の薄膜が形成されている。ここで、ステップS2において純水D1が完全に除去され、ウェハWの表面が大気に晒されると、当該ウェハWのシード層に酸化膜が形成される場合がある。この点、本実施の形態では、ウェハW上に純水D1の薄膜が残存しているので、シード層に酸化膜が形成されるのを抑制することができる。
その後、図8に示すようにめっき液ノズル40からめっき液Mを供給する。めっき液Mは、基体21の空間24、直接電極26の貫通孔28を順次通って、ウェハWに供給される(図4のステップS4)。そして、図9に示すように、電解処理部20とウェハWとの間にめっき液Mが充填され、直接電極26をめっき液Mに接触させる(図4のステップS5)。
このステップS4〜S5は端子25を介してウェハWに通電した状態で行われ、すなわちウェハWをめっき液Mに接触させる瞬間からウェハWに通電する。そうすると、従来(特許文献1)のようにめっき液を供給した後、ウェハに端子を接触させる場合に比べて、本実施の形態では、ウェハWがめっき液Mに接触する時間を短縮することができる。そうすると、ウェハWのシード層がめっき液に溶けるのを抑制することができる。
なお、端子25を介してウェハWに通電する電流量は、ステップS4〜S5で銅めっきが析出しない程度に小さく抑えられている。
また、ステップS4においてウェハW上にめっき液Mを供給する際、電解処理部20とウェハWとの間に空気が残存する場合がある。かかる場合であっても、直接電極26の貫通孔28を介して、基体21の空間24に空気を逃がすことができる。
さらに、めっき液ノズル40から供給されるめっき液Mには、めっき液供給源42から送液される途中で様々な要因により気泡が混入する場合がある。このめっき液M中の気泡は、めっき液Mが直接電極26を通過する際に、貫通孔28に捕集されて空間24に収集される。また、めっき液M中の気泡が電解処理部20とウェハWとの間に流れたとしても、貫通孔28を介して空間24に気泡を逃がすことができる。
このように電解処理部20とウェハWとの間に充填されためっき液Mにおいて、気泡を抑制することができる。そして、偶発的な気泡が直接電極26の表面やウェハWの表面に付着することを防止できるので、安定しためっきを行うことが可能となる。
また、空間24に空気を逃がしたとしても、基体21の外側面が開口しているので、空間24の空気は基体21の外側面の開口部から外部に排出される。さらに、基体21の本体部22はウェハWより大きい径を有しているので、空間24の空気を確実に外部に排出することができる。そうすると、空間24の内部圧力を一定に維持することができ、ウェハWに対して不要に圧力がかかるのを抑制することができる。こうしてめっき処理を適切に行うことができる。
その後、間接電極27を陽極とし、ウェハWを陰極として直流電圧を印加して、電界(静電場)を形成する。そうすると、図10に示すように電解処理部20の表面(間接電極27及び直接電極26)側に負の荷電粒子である硫酸イオンSが集まり、ウェハWの表面側に正の荷電粒子である銅イオンCが移動する(図4のステップS6)。
このステップS6では、直接電極26が陰極になるのを回避するため、直接電極26をグランドに接続せず、電気的にフローティング状態にしている。かかる場合、電解処理部20とウェハWのいずれの表面においても電荷交換が抑制されるので、静電場により引きつけられた荷電粒子が直接電極26表面に配列されることになる。そして、ウェハWの表面においても銅イオンCが均一に配列される。また、ウェハWの表面で銅イオンCの電荷交換が行われないので、間接電極27とウェハWの間に電圧を印可する際の電界を高くすることができる。そして、この高電界によって銅イオンCの移動を速くでき、めっき処理のめっきレートを向上させることができる。さらに、この電界を任意に制御することで、ウェハWの表面に配列される銅イオンCも任意に制御される。上述のように、ウェハWの表面において気泡の発生が防止されているので、ウェハWの表面に配列される銅イオンCは安定している。
その後、十分な銅イオンCがウェハW側に移動して集積すると、直接電極26を陽極とし、ウェハWを陰極として電圧を印加して、直接電極26とウェハWの間に電流を流す。このとき、間接電極27による電圧印加を継続してもよいし、停止してもよい。そして、直接電極26とウェハWの間に電流が流れると、図11に示すようにウェハWの表面に均一に配列されている銅イオンCの電荷交換が行われ、銅イオンCが還元されて、ウェハWの表面に銅めっき70が析出する(図4のステップS7)。このとき、めっき液M中に水素イオンがあったとしても、銅イオンCは水素イオンよりイオン化傾向が低い。このため、銅イオンCのみが還元され、水素は発生しない。なお、銅イオンCの還元に伴い、硫酸イオンSは直接電極26によって酸化されている。
このステップS7では、ウェハWの表面に十分な銅イオンCが集積し、均一に配列された状態で還元されるので、ウェハWの表面に銅めっき70を均一に析出させることができる。結果的に、銅めっき70における結晶の密度が高くなり、品質の良い銅めっき70を形成することができる。また、ウェハWの表面に銅イオンCが均一に配列された状態で還元を行っているので、銅めっき70を均一かつ高品質に生成することができるのである。
その後、図12に示すように移動機構50によって電解処理部20を上昇させる。このとき、空間24に存在する空気も抜ける。そして、駆動機構11によってウェハWを回転させて、めっき液Mを振り切り除去する(図4のステップS8)。
このステップS8では、電解処理部20を上昇させる際、基体21の外側面の開口部から空気が流入し、電解処理部20とめっき液Mとの界面に流入する。この空気によって、電解処理部20に作用するめっき液Mの表面張力を小さくすることができる。したがって、電解処理部20をめっき液Mから引き離す際に必要な力を小さくすることができ、引き離しを容易に行うことができる。
次に、めっき処理の後処理、本実施の形態では洗浄処理を行う。図13に示すように移動機構61によって洗浄液ノズル60をウェハ保持部10に保持されたウェハWの中心部の上方まで移動させる。その後、駆動機構11によってウェハWを回転させながら、洗浄液ノズル60からウェハWの中心部に、IPAである洗浄液P2を供給する。供給された洗浄液P2は遠心力によりウェハW全面に拡散され、ウェハWの表面が洗浄される(図4のステップS9)。
その後、洗浄液ノズル60から供給される液を洗浄液P2から純水D2に切り替え、ウェハWの中心部に純水D2を供給して、ウェハW上の洗浄液P2を純水D2に置換する。その後、図14に示すように洗浄液ノズル60からの純水D2の供給を停止し、さらにウェハWを回転させて、純水D2を振り切り除去する(図4のステップS10)。
こうして、製造装置1における一連のめっき処理が終了する。なお、銅めっき70の目標膜厚によっては、ステップS4〜S5のめっき液Mの供給及び充填、ステップS6の間接電極27による銅イオンCの移動、ステップS7の直接電極26及びウェハWによる銅イオンCの還元が繰り返し行われる。この際、ステップS4〜S8を繰り返し行ってもよいし、あるいはステップS4〜S9を繰り返し行ってもよい。
以上の実施の形態によれば、ステップS3においてウェハWに端子25を接触させ、当該端子25を介して基板に電圧を印加して通電した後、ステップS4においてめっき液ノズル40からウェハWにめっき液Mが供給される。このため、上述したようにウェハWがめっき液Mに接触する時間を短縮することができ、ウェハWのシード層がめっき液に溶けるのを抑制することができる。
また、基体21の表面21aに空間24が形成され、直接電極26は複数の貫通孔28が形成されたメッシュ構造を有するので、ステップS4においてウェハW上にめっき液Mを供給する際に、電解処理部20とウェハWとの間に空気が残る場合でも、空間24に空気を逃がすことができる。また、めっき液ノズル40から供給されるめっき液M自体に気泡が存在している場合でも、空間24に気泡を逃がすことができる。このため、めっき液M中の気泡を抑制することができる。
さらに、ステップS6における間接電極27による銅イオンCの移動と、ステップS7における直接電極26及びウェハWによる銅イオンCの還元が個別に行われるので、ウェハWの表面に十分な銅イオンCが均一に集積した状態で銅イオンCの還元を行うことができる。
以上のように、ウェハWのシード層がめっき液Mに溶けるのを抑制し、さらにめっき液M中の気泡を抑制し、しかもウェハWの表面に十分な銅イオンCが均一に集積した状態で銅イオンCの還元を行うことができるので、めっき処理を均一に行うことができる。
次に、製造装置1の他の実施の形態について説明する。図15は、他の実施の形態にかかる製造装置1の構成の概略を示す説明図である。図15に示す製造装置1は、図1に示す製造装置1の直接電極26に代えて、直接電極100を有している。なお、図15に示す製造装置1の他の構成は、図1に示した製造装置1の他の構成と同じである。
図15及び図16に示すように、直接電極100は複数、例えば7つに分割されている。以下、分割された7つの直接電極100を分割電極101〜107と称する。各分割電極101〜107には、複数の貫通孔110が形成されている。なお、直接電極100を分割する数や分割の仕方は、本実施の形態に限定されず、任意に設定することができる。
分割電極101〜107は共通の直流電源30に接続され、それぞれの分割電極101〜107には個別に、直流電源30との接続のオンオフを切り替えるスイッチ(図示せず)が設けられている。このようにスイッチでオンオフを切り替えることで、分割電極101〜107は、個別に電圧の印加を制御することができる。なお、電圧の制御方法は本実施の形態に限定されない。例えば分割電極101〜107は個別の直流電源(図示せず)に接続されていてもよい。あるいは、分割電極101〜107に対して直流電圧をパルス状に印加し、当該パルスの印加時間とパルスの幅で制御してもよい。
本実施の形態によれば、分割電極101〜107による電圧の印加を個別に制御することで、当該分割電極101〜107に対向する部分のウェハWのめっき処理を個別に制御することができる。すなわち、例えば分割電極101による電圧の印加を停止すると、ウェハWにおいて分割電極101に対向する部分で銅めっき70の析出を抑えることができる。一方、分割電極101による電圧の印加を行うと、ウェハWにおいて分割電極101に対向する部分で銅めっき70を積極的に析出させることができる。
ここで、例えばウェハWにおいて端子25が接触するところに近い部分では銅めっき70が厚く成長しやすく、一方、遠い部分では銅めっき70が薄くなる。特に近年の半導体装置の微細化に伴い、ウェハW上のシード層が薄膜化すると、このような銅めっき70の析出傾向は顕著に現れる。したがって、銅めっき70の成長しやすさに応じて、分割電極101〜107による電圧の印加を個別に制御することで、銅めっき70の膜厚を均一にすることが可能となる。
なお、以上の実施の形態では、ステップS3においてウェハWに端子25を接触させ通電した後、ステップS4においてめっき液ノズル40からめっき液Mを供給していたが、これらステップS3とステップS4の順序が逆であっても、本発明を適用することができる。すなわち、めっき液ノズル40からウェハWにめっき液Mを供給し、ウェハW上にめっき液Mの液パドルを形成した後、電解処理部20を下降させ、端子25をウェハWに接触させると共に、直接電極26をウェハW上のめっき液Mに接触させてもよい。その他のステップS1〜S2、S5〜S10は上記実施の形態と同様である。
なお、本実施の形態において、ウェハWにめっき液Mを供給するめっき液供給部(処理液供給部)は、めっき液ノズル40に限定されない。例えば電解処理部20(基体21)とは別に設けられたノズル(図示せず)を用いて、ウェハWにめっき液Mを供給してもよい。
かかる場合、ウェハWがめっき液Mに接触する時間を短縮することができ、ウェハWのシード層がめっき液に溶けるのを抑制できるという効果は小さくなるものの、本発明によれば、上述したようにめっき液M中の気泡を抑制することができる。したがって、めっき処理を均一に行うことができる。
また、以上の実施の形態の製造装置1では、めっき液ノズル40とは別に洗浄液ノズル60を設けていたが、前処理液又は後処理液である、洗浄液Pと純水Dの供給は、めっき液ノズル40を用いて行ってもよい。但し、例えばステップS2〜S3においてウェハWの洗浄処理(前処理)を行う場合、めっき液ノズル40から洗浄液P1と純水D1を供給すると、洗浄処理が完了して洗浄液P1と純水D1の供給を停止した場合でもウェハW上に液垂れするおそれがある。また、ステップS9〜S10においてウェハWの洗浄処理(後処理)を行う場合も同様に、液垂れのおそれがある。このため、洗浄液Pと純水Dの供給は、洗浄液ノズル60を用いて行うのが好ましい。
また、以上の実施の形態では、移動機構50によって電解処理部20を下降させて、端子25をウェハWに接触させていたが、製造装置1において、駆動機構11によってウェハ保持部10を上昇させてもよい。あるいは、電解処理部20とウェハ保持部10の両方を移動させてもよい。また、電解処理部20とウェハ保持部10の配置を逆にし、電解処理部20をウェハ保持部10の下方に配置してもよい。
また、以上の実施の形態では、めっき処理として銅めっきを形成する場合について説明したが、本発明は他の金属のめっきを行う場合にも適用することができる。例えばめっき対象の金属イオンのイオン化傾向が、水素イオンのイオン化傾向より低い場合、ステップS7において、当該金属イオンのみを還元することができ、水素は発生しない。一方、例えばめっき対象の金属イオンのイオン化傾向が、水素イオンのイオン化傾向より高い場合であっても、ステップS7における直接電極26、100の電位と、めっき液MのPHとを調節することで、当該金属イオンのみを還元することが可能となる。例えばめっき液Mをアルカリ性にすると、金属イオンのイオン化傾向が高くても、水素は発生しない。いずれにしても、水素の発生を抑制し、めっき処理を行うことができる。
また、以上の実施の形態では、電解処理としてめっき処理を行う場合について説明したが、本発明は例えばエッチング処理等の種々の電解処理に適用することができる。
また、以上の実施の形態ではウェハWの表面側において銅イオンCを還元する場合について説明したが、本発明はウェハWの表面側において被処理イオンを酸化する場合にも適用できる。かかる場合、被処理イオンは陰イオンであり、上記実施の形態において陽極と陰極を反対にして同様の電解処理を行えばよい。本実施の形態においても、被処理イオンの酸化と還元の違いはあれ、上記実施の形態と同様の効果を享受することができる。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明はかかる例に限定されない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到しうることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
1 製造装置
10 ウェハ保持部
11 駆動機構
20 電解処理部
21 基体
22 本体部
23 突起部
24 空間
25 端子
26 直接電極
27 間接電極
28 貫通孔
40 めっき液ノズル
50 移動機構
60 洗浄液ノズル
70 銅めっき
100 直接電極
101〜107 分割電極
110 貫通孔
C 銅イオン
D(D1、D2) 純水
M めっき液
P(P1、P2) 洗浄液
S 硫酸イオン
W ウェハ(半導体ウェハ)

Claims (7)

  1. 半導体装置の製造装置であって、
    基板を保持する基板保持部と、
    前記基板保持部に保持された基板に処理液を供給する処理液供給部と、
    前記基板保持部に保持された基板に電解処理を行う電解処理部と、
    前記基板保持部に保持された基板に電圧を印加するための端子と、を有し、
    前記電解処理部は、
    前記基板保持部に対向して配置される基体と、
    前記基体の表面に設けられ、基板に供給された前記処理液に接触し、基板との間で電圧を印加する直接電極と、
    前記基体の内部に設けられ、基板に供給された前記処理液に電界を形成する間接電極と、を有し、
    前記直接電極には複数の貫通孔が形成され、
    前記基体の表面には、前記貫通孔に連通する空間が形成されていることを特徴とする、半導体装置の製造装置。
  2. 前記直接電極は複数に分割され、分割された直接電極毎に電圧の印加が制御されることを特徴とする、請求項1に記載の半導体装置の製造装置。
  3. 前記基体の外側面は開口していることを特徴とする、請求項1又は2に記載の半導体装置の製造装置。
  4. 半導体装置の製造方法であって、
    基板を保持した基板保持部と、当該基板保持部に保持された基板に電解処理を行う電解処理部と、を対向配置する第1の工程と、
    基板に電圧を印加するための端子を基板に接触させ、当該端子を介して基板に電圧を印加して通電する第2の工程と、
    処理液供給部によって前記電解処理部の基体の表面から基板に処理液を供給し、当該処理液を前記基体の表面に設けられた直接電極に接触させる第3の工程と、
    前記基体の内部に設けられた間接電極に電圧を印加することで、前記処理液に電界を形成し、当該処理液中の被処理イオンを基板側に移動させる第4の工程と、
    前記直接電極と基板との間に電圧を印加することで、基板側に移動した前記被処理イオンを酸化又は還元する第5の工程と、を有し、
    前記直接電極には複数の貫通孔が形成され、
    前記基体と前記直接電極の間には、前記貫通孔に連通する空間が形成されており、
    前記第3の工程から第5の工程において、前記電解処理部と基板との間に残る気体が前記空間に収集されることを特徴とする、半導体装置の製造方法。
  5. 半導体装置の製造方法であって、
    基板を保持した基板保持部と、当該基板保持部に保持された基板に電解処理を行う電解処理部と、を対向配置する第1の工程と、
    処理液供給部によって基板に処理液を供給する第2の工程と、
    基板に電圧を印加するための端子を基板に接触させると共に、前記電解処理部の基体の表面に設けられた直接電極を前記処理液に接触させる第3の工程と、
    前記基体の内部に設けられた間接電極に電圧を印加することで、前記処理液に電界を形成し、当該処理液中の被処理イオンを基板側に移動させる第4の工程と、
    前記直接電極と基板との間に電圧を印加することで、基板側に移動した前記被処理イオンを酸化又は還元する第5の工程と、を有し、
    前記直接電極には複数の貫通孔が形成され、
    前記基体と前記直接電極の間には、前記貫通孔に連通する空間が形成されており、
    前記第3の工程から第5の工程において、前記電解処理部と基板との間に残る気体が前記空間に収集されることを特徴とする、半導体装置の製造方法。
  6. 請求項4又は5に記載の半導体装置の製造方法を製造装置によって実行させるように、当該製造装置を制御する制御部のコンピュータ上で動作するプログラム。
  7. 請求項6に記載のプログラムを格納した読み取り可能なコンピュータ記憶媒体。
JP2017224718A 2017-11-22 2017-11-22 半導体装置の製造装置、半導体装置の製造方法、プログラム及びコンピュータ記憶媒体 Pending JP2021014600A (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017224718A JP2021014600A (ja) 2017-11-22 2017-11-22 半導体装置の製造装置、半導体装置の製造方法、プログラム及びコンピュータ記憶媒体
TW107138743A TW201933447A (zh) 2017-11-22 2018-11-01 半導體裝置之製造裝置、半導體裝置之製造方法、程式及電腦記憶媒體
PCT/JP2018/041630 WO2019102867A1 (ja) 2017-11-22 2018-11-09 半導体装置の製造装置、半導体装置の製造方法及びコンピュータ記憶媒体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017224718A JP2021014600A (ja) 2017-11-22 2017-11-22 半導体装置の製造装置、半導体装置の製造方法、プログラム及びコンピュータ記憶媒体

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2021014600A true JP2021014600A (ja) 2021-02-12

Family

ID=66630917

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017224718A Pending JP2021014600A (ja) 2017-11-22 2017-11-22 半導体装置の製造装置、半導体装置の製造方法、プログラム及びコンピュータ記憶媒体

Country Status (3)

Country Link
JP (1) JP2021014600A (ja)
TW (1) TW201933447A (ja)
WO (1) WO2019102867A1 (ja)

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000232078A (ja) * 1999-02-10 2000-08-22 Toshiba Corp メッキ方法及びメッキ装置
JP3667224B2 (ja) * 2000-10-20 2005-07-06 株式会社荏原製作所 めっき装置
JP6198456B2 (ja) * 2013-05-20 2017-09-20 東京エレクトロン株式会社 基板の処理方法及びテンプレート
JP6594445B2 (ja) * 2015-12-03 2019-10-23 東京エレクトロン株式会社 半導体装置の製造装置及び製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
TW201933447A (zh) 2019-08-16
WO2019102867A1 (ja) 2019-05-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US11111592B2 (en) Manufacturing apparatus and manufacturing method for semiconductor device
JP6411741B2 (ja) 電解処理方法及び電解処理装置
JP6337016B2 (ja) 電解処理方法及び電解処理装置
WO2019102866A1 (ja) 半導体装置の製造装置、半導体装置の製造方法及びコンピュータ記憶媒体
CN110249079B (zh) 电解处理装置和电解处理方法
JP2021014600A (ja) 半導体装置の製造装置、半導体装置の製造方法、プログラム及びコンピュータ記憶媒体
JP6783317B2 (ja) 電解処理治具及び電解処理方法
JPWO2018066315A1 (ja) 電解処理治具及び電解処理方法
WO2018070188A1 (ja) 電解処理治具、電解処理治具の製造方法及び電解処理装置
JP2002129399A (ja) 金属表面処理装置とこれを用いた金属表面処理方法
KR102523718B1 (ko) 전해 처리 장치 및 전해 처리 방법
JP3703355B2 (ja) 基板メッキ装置
RU2327249C1 (ru) Устройство для односторонней гальванической обработки полупроводниковых пластин
KR100660343B1 (ko) 전기화학 도금 방법
JP2017028187A (ja) 半導体装置の製造方法及び製造装置