JP2021013966A - 加工装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】切削ブレードが装着される加工装置であって、面倒な作業を要することなく、切削ブレードを装着し固定することができる加工装置を提供すること。【解決手段】加工装置100は、被加工物200を保持する保持面11を有する保持テーブル10と、スピンドル22の先端に固定され切削ブレード24を保持するマウント23と、を備える。マウント23は、前後方向に伸長する円柱状のボス部と、ボス部の後方から径方向外向きに突出し、切削ブレード24を支持する支持面と、を含む。切削ブレード24は、ボス部に挿入される挿入穴を中央に有する。スピンドル22の回転軸と保持テーブル10の保持面11は同じ方向に同じ角度θ分傾斜しており、傾斜はスピンドル22の先端が後方より高くなる仰角に形成され、切削ブレード24が自重によりマウント23に保持される。【選択図】図3

Description

本発明は、切削ブレードが装着される加工装置に関する。
スピンドルに装着したマウントにナットを用いて切削ブレードを装着し固定する技術が知られている(特許文献1参照)。
特開2012−035388号公報
上記の特許文献において、切削ブレードを装着し固定するために、ナットを所定のトルクで締め付ける作業が必須であり、面倒であるという問題があった。ナットを使用せずバキュームによりブレードを固定する技術も開発されているが、バキュームラインを形成するなど構造が複雑であるという問題があった。
本発明は、かかる問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、切削ブレードが装着される加工装置であって、面倒な作業を要することなく、切削ブレードを装着し固定することができる加工装置を提供することである。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明の加工装置は、加工装置であって、被加工物を保持する保持面を有する保持テーブルと、スピンドルの先端に固定され切削ブレードを保持するマウントと、を備え、該マウントは、前後方向に伸長する円柱状のボス部と、該ボス部の後方から径方向外向きに突出し、切削ブレードを支持する支持面と、を含み、該切削ブレードは、該ボス部に挿入される挿入穴を中央に有し、該スピンドルの回転軸と該保持テーブルの該保持面は同じ方向に同じ角度分傾斜しており、傾斜は該スピンドルの先端が後方より高くなる仰角に形成され、該切削ブレードが自重により該マウントに保持されることを特徴とする。
本願発明は、切削ブレードが装着される加工装置であって、面倒な作業を要することなく、切削ブレードを装着し固定することができる。
図1は、実施形態1に係る加工装置の構成例を示す斜視図である。 図2は、実施形態1に係る加工装置における切削ユニットの一部の構成例を示す分解斜視図である。 図3は、実施形態1に係る加工装置の要部を示す断面図である。 図4は、実施形態2に係る加工装置の要部を示す断面図である。 図5は、実施形態1及び実施形態2の変形例に係る加工装置における切削ユニットの一部の構成例を示す分解斜視図である。
本発明を実施するための形態(実施形態)につき、図面を参照しつつ詳細に説明する。以下の実施形態に記載した内容により本発明が限定されるものではない。また、以下に記載した構成要素には、当業者が容易に想定できるもの、実質的に同一のものが含まれる。さらに、以下に記載した構成は適宜組み合わせることが可能である。また、本発明の要旨を逸脱しない範囲で構成の種々の省略、置換又は変更を行うことができる。
〔実施形態1〕
本発明の実施形態1に係る加工装置100を図面に基づいて説明する。図1は、実施形態1に係る加工装置100の構成例を示す斜視図である。図2は、実施形態1に係る加工装置100における切削ユニット20の一部の構成例を示す分解斜視図である。図3は、実施形態1に係る加工装置100の要部を示す断面図である。なお、図1、図2及び図3では、互いに直交するX軸、Y軸及びZ軸によるXYZ直交座標を設定している。このXYZ直交座標において、X軸は、図2及び図3に示す重力方向gである鉛直方向に直交する平面である水平面に含まれる方向に設定されており、Y軸は、+Y方向側が水平面に対して所定の角度θ分だけ鉛直方向下側に向けて傾斜して設定されており、これに伴い、Z軸は、鉛直方向に対して所定の角度θ分だけ傾斜して設定されている。また、図3は、被加工物200に貼着された粘着テープ210及び装着された環状フレーム211を省略している。
加工装置100は、被加工物200を切削する装置である。実施形態1において、加工装置100が切削する被加工物200は、例えば、シリコン、サファイア、ガリウムなどを母材とする円板状の半導体ウェーハや光デバイスウェーハなどのウェーハである。被加工物200は、平坦な表面201の格子状に形成される複数の分割予定ライン202によって区画された領域にデバイス203が形成されている。被加工物200は、表面201の裏側の裏面204に粘着テープ210が貼着され、粘着テープ210の外縁部に環状フレーム211が装着されている。また、本発明では、被加工物200は、樹脂により封止されたデバイスを複数有した矩形状のパッケージ基板、セラミックス板、又はガラス板等でも良い。
加工装置100は、図1に示すように、被加工物200を吸引保持する保持面11を有し、保持面11を回転駆動源により軸心回りに回転可能な保持テーブル10と、保持テーブル10に保持された被加工物200を切削加工する切削ユニット20と、保持テーブル10をX軸方向に移動させるX軸移動ユニット120と、切削ユニット20をY軸方向に移動させるY軸移動ユニット130と、切削ユニット20をZ軸方向に移動させるZ軸移動ユニット140とを備える。また、加工装置100は、切削後の被加工物200を洗浄する洗浄ユニット150と、切削前後の被加工物200を収容するカセット160と、被加工物200をカセット160と保持テーブル10と洗浄ユニット150との間で搬送する図示しない搬送ユニットと、各構成要素を制御するコンピュータである制御ユニット170とを備える。
加工装置100は、搬送ユニットがカセット160内から被加工物200を1枚取り出して保持テーブル10の保持面11に載置する。加工装置100は、保持テーブル10の保持面11に被加工物200を吸引保持して、切削ユニット20から被加工物200に切削水を供給しながら、X軸移動ユニット120、回転駆動源、Y軸移動ユニット130及びZ軸移動ユニット140により保持テーブル10と切削ユニット20とを分割予定ライン202に沿って相対的に移動させて、切削ユニット20で被加工物200の分割予定ライン202を切削する。加工装置100は、被加工物200の全ての分割予定ライン202を切削すると、被加工物200を洗浄ユニット150で洗浄した後にカセット160内に収容する。
加工装置100の保持テーブル10は、図1及び図3に示すように、上面に平坦な保持面11を形成する吸着部12と、吸着部12を上面中央部の窪み部に嵌め込んで固定する枠体13とを備える。吸着部12は、多数のポーラス孔を備えたポーラスセラミックス等から構成された円盤形状であり、図示しない真空吸引経路を介して図示しない真空吸引源と接続され、保持面11全体で、被加工物200を吸引保持する。
加工装置100の切削ユニット20は、図2及び図3に示すように、筒状に形成されかつY軸移動ユニット130及びZ軸移動ユニット140によりY軸方向及びZ軸方向に移動自在に設けられたスピンドルハウジング21と、スピンドルハウジング21内にY軸方向と平行な軸心回りに回転自在に設けられたスピンドル22とを備える。また、切削ユニット20は、図1及び図3に示すように、スピンドル22の−Y方向側の先端に固定されるマウント23と、前方側である−Y方向側からマウント23に装着されて固定される切削ブレード24と、ブレードカバー25と、を備える。
スピンドル22は、スピンドルハウジング21に回転可能に支持されている。スピンドル22の先端は、スピンドルハウジング21の一端部から外部に突出している。スピンドル22の基端部には、スピンドル22を回転させるための不図示のモータが連結されている。スピンドル22の先端は、図2に示すように、先端に向かうにしたがって徐々に外径が縮小するようにテーパ状に形成されている。スピンドル22は、先端を露出させた状態でスピンドルハウジング21内にY軸方向に沿った軸心回りに回転自在に収容されている。スピンドル22は、マウント23及び切削ブレード24の回転軸となる。
マウント23は、図2に示すように、前後方向に伸長する円柱状のボス部23−1と、ボス部23−1の後方側である+Y方向側からボス部23−1の径方向外向きに突出して一体的に形成された円板状のフランジ部23−2と、フランジ部23−2の後方側に突出して一体的に形成された円筒部23−3と、を備える。マウント23は、ボス部23−1と、フランジ部23−2と、円筒部23−3とが、それぞれの中心軸が互いに重なり、Y軸方向を向いて配されている。
マウント23は、ボス部23−1、フランジ部23−2及び円筒部23−3に渡って、内側に装着穴23−4が形成されている。装着穴23−4は、基端側が、先端に向かうにしたがって徐々に内径が縮小するようにテーパ状に形成されており、スピンドル22の先端の外周に隙間なく嵌め合わせされる。マウント23は、不図示のワッシャーを介して不図示のねじを装着穴23−4に挿入して、スピンドル22の先端に形成されたねじ穴22−1に螺合して締め付けることにより、スピンドル22の先端に固定される。
装着穴23−4の軸方向の長さは、ボス部23−1、フランジ部23−2及び円筒部23−3の各部分の軸方向の長さと等しく、スピンドル22のスピンドルハウジング21の一端部から外部に突出している突出部の軸方向の長さより、不図示のワッシャー及び不図示のねじで固定するために必要な所定の長さ分だけ長い。このため、円筒部23−3の軸方向の長さは、ボス部23−1、フランジ部23−2及びスピンドル22の突出部の各部分の軸方向の長さに応じて形成される。マウント23は、実施形態1では、円筒部23−3を有する形態であるが、本発明ではこれに限定されず、例えば円筒部23−3の軸方向の長さが0であることが好ましい場合等には、省略された形態であってもよい。
ボス部23−1は、切削ブレード24の基台24−1の裏面34側が装着される。ボス部23−1は、具体的には、図2に示すように、切削ブレード24の基台24−1の挿入穴24−3に裏面34側から挿入されて、外周側で、切削ブレード24の基台24−1を挿入穴24−3の内周側から支持する。
ボス部23−1の軸方向の長さは、挿入穴24−3に挿入されて装着された切削ブレード24の基台24−1の先端側に突出してブレードカバー25の後方側の面に接触しない長さであることが好ましく、この場合、ブレードカバー25で切削ブレード24の前方側を好適に覆うことができる。
フランジ部23−2は、前方側に向いた面の径方向外側に形成された環状の支持面33−1と、前方側に向いた面の径方向内側に、ボス部23−1の外周を囲繞して形成された環状凹部33−2と、を有する。環状の支持面33−1は、環状凹部33−2の外周を囲繞して形成されている。環状凹部33−2は、環状の支持面33−1よりも+Y方向に凹んで形成されている。なお、フランジ部23−2は、実施形態1では環状の支持面33−1と環状凹部33−2とを有する形態であるが、本発明はこれに限定されず、支持面33−1を有していればどのような形状であってもよく、例えば、前方側に向いた面の全面が支持面33−1を形成していてもよい。
フランジ部23−2の前方側に向いた面、すなわち環状の支持面33−1及び環状凹部33−2は、切削ブレード24がボス部23−1に装着された際の装着された切削ブレード24の基台24−1の後方側に向いた面である裏面34と対向する。
切削ブレード24は、マウント23を介してスピンドル22の先端に固定されて、回転軸となるスピンドル22により回転されることで被加工物200を切削する。切削ブレード24は、実施形態1では所謂ハブブレードであり、図2に示すように、アルミニウム合金などの金属から構成され、かつ、中央に挿入穴24−3を有し環状に形成された円盤状の基台24−1と、基台24−1の外周縁に設けられ、基台24−1の外周から突出する環状の切り刃24−2とを有している。
挿入穴24−3は、切削ブレード24をマウント23に固定するための穴であり、マウント23のボス部23−1に挿入される穴である。切り刃24−2は、ダイヤモンドやCBN(Cubic Boron Nitride)等の砥粒と、金属や樹脂等のボンド材(結合材)とからなり所定厚みに形成されている。切り刃24−2は、図2に示すように、基台24−1の平坦な一方の側面の外周縁に固定されて、基台24−1の外縁より外周方向に突出している。
ブレードカバー25は、図1に示すように、スピンドルハウジング21に固定され、切削ブレード24の上方及びX軸方向の少なくとも一方側を覆って、下端に装着された切削水ノズルにより、切削加工中に加工液である切削水を切削ブレード24及び被加工物200に供給するものである。
スピンドル22の回転軸は、図2及び図3に示すように、水平面に対して所定の角度θ分だけ傾斜しており、この傾斜は、スピンドル22の先端(−Y方向)側が後方(+Y方向)側より高くなる仰角に形成されている。このため、切削ブレード24は、自重によりマウント23に押し付けられることにより、マウント23に保持され、固定される。
保持テーブル10の吸着部12及び枠体13は、図3に示すように、水平面に対して、スピンドル22の回転軸と同じ方向に、同じ角度θ分だけ傾斜して設置されている。これにより、保持テーブル10の保持面11は、図3に示すように、水平面に対して、スピンドル22の回転軸と同じ方向に、同じ角度θ分だけ傾斜している。このため、保持面11と切削ブレード24による切削方向の面である切削面との間で形成される角度は、従来のスピンドル及び保持テーブルの保持面に傾斜が設けられていない加工装置と同様となるので、実施形態1に係る加工装置100は、スピンドル22の回転軸及び保持テーブル10の保持面11に設けた傾斜にかかわらず、従来の加工装置と変わらない仕様及び品質で被加工物200を切削加工することができる。
ここで、スピンドル22の回転軸及び保持テーブル10の保持面11の傾斜角である所定の角度θは、有意の角度であればどのような角度であってもよいが、0.1度以上3度以下であることが好ましく、0.1度以上1度以下であることがより好ましく、これらの場合、安定して切削ブレード24を自重によりマウント23に押し付けることができるとともに、切削加工への影響がほぼ無視できる程度に低減することができる。
実施形態1に係る加工装置100は、以上のような構成を有するので、スピンドル22の回転軸と保持テーブル10の保持面11は同じ方向に同じ角度(所定の角度θ)分傾斜しており、傾斜はスピンドル22の先端が後方より高くなる仰角に形成され、切削ブレード24が自重によりマウント23に保持されるため、切削ブレード24をマウント23に固定する際にナットを必要としない。このため、実施形態1に係る加工装置100は、ナットを所定のトルクで締めつけるという面倒な作業を要することなく、容易に切削ブレード24を装着し固定することができ、切削ブレード24の交換作業を単純化することができる。
〔実施形態2〕
本発明の実施形態2に係る加工装置100−2を図面に基づいて説明する。図4は、実施形態2に係る加工装置100−2の要部を示す断面図である。図4は、実施形態1と同一部分に同一符号を付して説明を省略する。図4は、図3と同様に、被加工物200に貼着された粘着テープ210及び装着された環状フレーム211を省略している。
実施形態2に係る加工装置100−2は、実施形態1において、保持テーブル10を保持テーブル10−2に変更したものである。保持テーブル10−2は、保持テーブル10において、吸着部12を吸着部12−2に変更したものである。実施形態2に係る加工装置100−2は、これらの変更に伴い、保持テーブル10−2と切削ユニット20とを相対移動させるX軸移動ユニット120、Y軸移動ユニット130、Z軸移動ユニット140及び不図示の回転駆動源がいずれも傾斜して設置されず、水平方向と鉛直方向とに従って設置されたものとなる。
保持テーブル10−2は、図4に示すように、吸着部12と同質の材料で形成された吸着部12−2と、枠体13とを備える。枠体13は、実施形態2では、水平面に平行に設置されている。吸着部12−2は、吸着部12の形状を変更したものであり、下面が水平面に平行に形成され、保持面11を形成する上面が、水平面に対して、スピンドル22の回転軸と同じ方向に、同じ角度θ分だけ傾斜して形成されたものである。すなわち、吸着部12−2は、円柱状のポーラスセラミックス等の材料を、上面側において角度θ分だけ傾斜した斜面で切断して形成される形状を有する。これにより、保持テーブル10−2の保持面11は、図4に示すように、水平面に対して、スピンドル22の回転軸と同じ方向に、同じ角度θ分だけ傾斜している。
実施形態2に係る加工装置100−2は、以上のような構成を有するので、スピンドル22の回転軸と保持テーブル10−2の保持面11は同じ方向に同じ角度(所定の角度θ)分傾斜しており、傾斜はスピンドル22の先端が後方より高くなる仰角に形成され、切削ブレード24が自重によりマウント23に保持されるため、実施形態1に係る加工装置100と同様の作用効果を奏するものとなる。
また、実施形態2に係る加工装置100−2は、吸着部12−2の上面に斜面を形成することで所定の角度θ分だけ傾斜した保持面11を形成しているので、保持テーブル10−2と切削ユニット20とを相対移動させるX軸移動ユニット120、Y軸移動ユニット130、Z軸移動ユニット140及び不図示の回転駆動源や、加工装置100−2の装置本体等を傾斜して設置する必要がなく、従来と同様に水平方向と鉛直方向とに従って設置することができるという作用効果を奏する。
〔変形例〕
本発明の実施形態1及び実施形態2の変形例に係る加工装置100,100−2を図面に基づいて説明する。図5は、実施形態1及び実施形態2の変形例に係る加工装置100,100−2における切削ユニット40の一部の構成例を示す分解斜視図である。図5は、実施形態1及び実施形態2と同一部分に同一符号を付して説明を省略する。
実施形態1及び実施形態2の変形例に係る加工装置100,100−2は、実施形態1及び実施形態2のそれぞれにおいて、切削ユニット20を切削ユニット40に変更したものである。切削ユニット40は、切削ユニット20において、マウント23及び切削ブレード24をマウント43及び切削ブレード44に変更したものである。
マウント43は、図5に示すように、ボス部43−1と、フランジ部43−2と、円筒部43−3と、を備え、内側に装着穴43−4が形成されている。ボス部43−1、フランジ部43−2、円筒部43−3及び装着穴43−4の各形状は、実施形態1及び実施形態2に係るマウント23のボス部23−1、フランジ部23−2、円筒部23−3及び装着穴23−4に対して、装着される切削ブレード44の形状に合わせて変更されているが、その機能面では同様である。
フランジ部43−2は、前方側に向いた面の全面に環状の支持面53を有する。フランジ部43−2の前方側に向いた面、すなわち環状の支持面53は、切削ブレード44がボス部43−1に装着された際の装着された切削ブレード44の後方側に向いた面である裏面54と対向する。
切削ブレード44は、マウント43を介してスピンドル22の先端に固定されて、回転軸となるスピンドル22により回転されることで被加工物200を切削する。切削ブレード44は、変形例では所謂ハブレスブレードであり、図5に示すように、円盤状(円環状)であり、中央に切削ブレード44をマウント43に固定するための孔である挿入穴44−3を有している。切削ブレード44は、実施形態1及び実施形態2に係る切削ブレード24の切り刃24−2と同様の材料で同様の所定厚みに形成されている。
スピンドル22の回転軸は、実施形態1及び実施形態2と同様の傾斜を有するので、切削ブレード44は、自重によりマウント43に押し付けられることにより、マウント43に保持され、固定される。
実施形態1及び実施形態2の変形例に係る加工装置100,100−2は、以上のような構成を有するので、スピンドル22の回転軸と保持テーブル10,10−2の保持面11は同じ方向に同じ角度(所定の角度θ)分傾斜しており、傾斜はスピンドル22の先端が後方より高くなる仰角に形成され、切削ブレード44が自重によりマウント43に保持されるため、実施形態1及び実施形態2に係る加工装置100,100−2と同様の作用効果を奏するものとなる。
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではない。即ち、本発明の骨子を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
10,10−2 保持テーブル
11 保持面
12,12−2 吸着部
13 枠体
20,40 切削ユニット
21 スピンドルハウジング
22 スピンドル
23,43 マウント
23−1,43−1 ボス部
23−2,43−2 フランジ部
23−3,43−3 円筒部
23−4,43−4 装着穴
24,44 切削ブレード
24−1 基台
24−2 切り刃
24−3,44−3 挿入穴
33−1,53 支持面
33−2 環状凹部
34,54 裏面
100,100−2 加工装置

Claims (1)

  1. 加工装置であって、
    被加工物を保持する保持面を有する保持テーブルと、
    スピンドルの先端に固定され切削ブレードを保持するマウントと、を備え、
    該マウントは、
    前後方向に伸長する円柱状のボス部と、
    該ボス部の後方から径方向外向きに突出し、切削ブレードを支持する支持面と、を含み、
    該切削ブレードは、該ボス部に挿入される挿入穴を中央に有し、
    該スピンドルの回転軸と該保持テーブルの該保持面は同じ方向に同じ角度分傾斜しており、傾斜は該スピンドルの先端が後方より高くなる仰角に形成され、該切削ブレードが自重により該マウントに保持されることを特徴とする、加工装置。
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