JP2021011242A - 車載光学センサユニット - Google Patents

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裕一 柴田
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Satoshi Yamamura
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Abstract

【課題】個別のワイパ機構を備えることなくアウタカバーへの付着物を拭き取ることが可能な車載光学センサユニットを提供する。【手段】車載光学センサユニット10は、車両ウインドウ2の近傍に配置された車載光学センサユニット10であって、車両外部の環境を検出する少なくとも1の光学センサ本体18と、光学センサ本体18の前面を覆うアウタカバー14と前記アウタカバー14の表面14aをワイピングするワイパ66およびワイパを回転駆動する駆動部68とを含むワイパ機構6とを備え、アウタカバー14の表面14aは、車両ウインドウ2の表面2aと面一に形成され、ワイパ機構6は、車両ウインドウ用のウインドウワイパ機構により構成されている。【選択図】図4

Description

本発明は、車載光学センサユニットに係り、より詳細には、付着物拭き取り機構を備える車載光学センサユニットに関する。
近年、自動運転可能な車両の開発が試みられており、車両にLiDAR(Light・Detection・and・RangingまたはLaser・Imaging・Detection・and・Ranging)やカメラ等の光学センサが搭載される傾向がある。自動運転を実現するにあたっては、光学センサのレンズ面や、レンズ面を覆うアウタカバーに付着する水滴や泥等の付着物を除去し、光学センサの感度を良好に保つ必要がある。
特許文献1には、アウタカバーの表面をワイピングワイパと、ワイパを回転駆動するモータとを含むワイパ機構を備える車載光学センサユニットが開示されている(図16,図37等参照)。
特開2011−24417号公報
しかしながら、光学センサユニットに個別のワイパ機構を備えるとそれだけ構成が複雑になり、コストが大となるという問題があった。
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、個別のワイパ機構を備えることなくアウタカバーへの付着物を拭き取ることが可能な車載光学センサユニットを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の1つの態様にかかる車載光学センサユニットは、車両ウインドウの近傍に配置された車載光学センサユニットであって、車両外部の環境を検出する少なくとも1の光学センサ本体と、前記光学センサ本体の前面を覆うアウタカバーと、前記アウタカバーの表面をワイピングするワイパと、該ワイパを回転駆動する駆動部とを含むワイパ機構とを備え、前記アウタカバーの表面は、前記車両ウインドウの表面と面一に形成され、前記ワイパ機構は、前記車両ウインドウ用のウインドウワイパ機構により構成されている。
なお、本明細書において、用語「面一」は、2つの面の間に段差がない状態であることを意味する。また、この2つの面は、平面であってもよく、あるいは、曲面であってもよい。また、この2つの面は必ずしも連続している必要はなく、不連続でもよい。さらに、「段差がない状態」とは、厳密に段差がない状態のみを指すのではなく、同一のワイパ機構を用いて、拭き取り面を形成することが可能な程度の誤差を含んでいてもよい。
上記態様において、前記筐体および前記アウタカバーにより画成される室内に、灯具ユニットを備えることも好ましい。
また、上記態様において、前記光学センサ本体を収容する筐体をさらに備え、前記筐体は、車両ボデーの車室から離隔された空間に取付けられていることを特徴とすることも好ましい。
また、上記態様において、前記車両ウインドウと、前記アウタカバーとは、上下に離隔して配置され、前記車両ウインドウと、前記アウタカバーとの間に、前記ワイパの回転軸が設けられていることも好ましい。
また、上記態様において、前記車両ウインドウと、前記アウタカバーとは、上下に離隔して配置され、前記車両ウインドウに対して、前記アウタカバーの反対側に、前記ワイパ機構の回転軸が設けられていることも好ましい。
上記態様において、前記光学センサは、前記アウタカバーの汚れを検出するセンサを含み、前記ワイパ機構の動作は、前記光学センサの検出結果に基づいて制御されることも好ましい。
上記構成によれば、光学センサ本体がアウタカバーの汚れを検出するセンサを含む場合、光学センサ本体により、ワイピングの必要性を知ることができる、従って、前記光学センサの検出結果に基づいてワイパ機構の動作を制御することで、アウタカバーの清掃を必要なタイミングで的確に行うことができる。
上記態様において、前記光学センサは、対象物にパルスレーザ光を照射して、その散乱光を測定することにより対象物までの距離および対象物の性状を検出するLiDARを含み、前記ワイパ機構の動作は、前記光学センサ本体のパルスレーザ光のパルスと連携していることも好ましい。
LiDARの場合、出射されたパルスレーザ光が、ワイパに当たると遮断されて、遮断された部分の対象物の検出ができない場合がある。LiDARのパルスタイミングと、ワイパの動作を連携させることにより、パルスレーザ光がワイパに遮断されることなく、確実に外部環境の検出を行うことができる。
前記車両ウインドウおよび前記アウタカバーは、それぞれ、ウォッシャ機構を備え、
前記ワイパ機構は、前記ウォッシャ機構の動作に連携して、動作するように制御されることも好ましい。
上記態様に係る車載光学センサユニットによれば、車載光学ユニットを車両ウインドウ近傍に配置し、車載光学センサユニットのアウタカバーの表面と車両ウインドウの表面とを面一に形成したので、車両ウインドウ用のワイパ機構を用いて、センサユニットのアウタカバーの表面を拭き取り可能となる。車両ウインドウ用のウインドウワイパ機構は、法規により備えることが定められており、必ず備えられている。従って、任意付加的な構成である、センサユニット用のワイパ機構を個別に備えることなく、アウタカバー表面から水滴等の付着物を除去することが可能になる。このため、車載光学センサユニットの構成が単純になる。また、車載光学センサユニット、ひいては車両のコストを低減することができる。
本発明の第1の実施の形態に係る車載光学センサユニットを搭載した車両の正面図であり、ワイパが基準位置にある状態を示す。 同形態にかかる車載光学センサユニットの、主要部の拡大正面図である。 (A)は同車載光学センサユニットの主要部の、図2のIIIA−IIIA線に沿う断面図であり、(B)は同車載光学センサユニットの主要部の、図2のIIIB−IIIB線に沿う断面図である。 (A)は同車載光学センサユニットのワイパ機構の動作状態を示す正面図であり、(B)は、左から見た側面図である。 同形態の変形例に係る車載光学センサユニットの機能ブロック図である。 同形態の別の変形例に係る、ワイパ機構の制御を説明する図である。 (A)は、同形態の更に別の変形例にかかる、車載光学センサユニットの主要部の拡大正面図であり、(B)は、(A)のVIIB−VIIB線に沿う断面図である。 (A)は、同変形例に係る車載光学センサユニットの、制御ブロック図であり、(B)は、同車載光学センサユニットにおける、ウォッシャ機構とワイパ機構の動作のタイミング図である。 本発明の第2の実施の形態に係る車載光学センサユニットを搭載した車両の正面図である。 本発明の第3の実施の形態に係る車載光学センサユニットを搭載した車両の正面図である。 本発明の第4の実施の形態に係る車載光学センサユニットを搭載した車両の正面図である。 本発明の第5の実施の形態に係る車載光学センサユニットを搭載した車両の正面図である。 (A)は本発明の第6の実施の形態に係る車載光学センサユニットを搭載した車両の正面図であり、(B)はその側面図である。 本発明の第7の実施の形態に係る車載光学センサユニットを搭載した車両の正面図である。 (A)は本発明の第8の実施の形態に係る車載光学センサユニットを搭載した車両の背面図であり、(B)はその側面図である。 (A)は本発明の第9の実施の形態に係る車載光学センサユニットを搭載した車両の背面図であり、(B)はその側面図である。
以下、本発明の好適な実施の形態について、図面を参照しながら説明する。実施の形態は、発明を限定するものではなく例示であって、実施の形態に記述される全ての特徴およびその組み合わせは、必ずしも発明の本質的なものであるとは限らない。
実施の形態の説明において、同等の機能を有する構成要素、部材には、同一の名称を付し、同一の構成を有する構成要素、部材には同一の符号を付して、重複する説明は適宜省略する。また、図面において、矢印Up−Loは車両の運転席から見た場合の上下方向を、矢印Fr−Reは同前後方向を、矢印Le−Riは同左右方向を示す。
(第1の実施の形態)
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る車載光学センサユニット(以下、「センサユニット」ともいう。)10を搭載した車両の正面図であり、図2は、センサユニット10の主要部の拡大正面図、図3(A)は、図2のIIIA−IIIA線に沿う断面図、図3(B)は、図2のIIIB−IIIB線に沿う断面図である。
センサユニット10は、フロントウインドウ2の近傍に、車両前方左右に配置される一対のセンサユニットとして構成されている。該一対のセンサユニットは、左右同様に構成されているため、以下、詳細な構成については左側のセンサユニットについてのみ説明し、重複する説明を省略する。
本実施の形態にかかるセンサユニット10は、後述するように、灯具ユニットを備え、車両用前照灯(車両用灯具)20と一体に構成されている。
センサユニット10は、前方に開口部を有する筐体12と、筐体12の開口を閉塞する透光性のアウタカバー14とを備え、筐体12とアウタカバー14と室16を画成している。また、センサユニット10は、車両ボデー4の、車室から離隔された空間に取付けられている。
室16内には、アウタカバー14を介して車両1前方の外部環境を検出する光学センサ本体18と、アウタカバー14を介して車両1の前方を照明する灯具ユニット22と、光学センサ本体18を、灯具ユニット22の発光から遮蔽するための遮光壁24と、灯具ユニット22と、光学センサ本体18以外の部材を外部から目隠しするためのエクステンションリフレクタ26が設置されている。
光学センサ本体18は、車両外部の環境を検出するセンサであり、例えばカメラ、レーダ、LiDAR等の少なくとも1つである。あるいは、これらの組み合わせ、または他のセンサとの組み合わせであってもよい。光学センサ本体18は、車両1の周辺環境(他車、歩行者、道路形状、交通標識、障害物等)を含む外部の情報を取得し、該情報を図示しない車両制御部に出力するように構成されている。光学センサ本体18により取得されたデータは、車両の制御に用いられる。
カメラは、例えば、CCD(Charge−Coupled・Device)やCMOS(Complementary・MOS)の撮像素子とレンズとを含むカメラである。カメラは、可視光を検出するカメラであってもよく、赤外線を検出するカメラであってもよい。
レーダは、ミリ波レーダ、マイクロ波レーダ又はレーザレーダ等である。
LiDARは、その前方または周囲に紫外線、可視光線または近赤外線のパルスレーザ光を走査し、その出射光と、対応する戻り光(散乱光)とに基づいて、物体までの距離、物体の形状、物体の材質、物体の色などの情報を取得する。
灯具ユニット22は、図3(B)に示すように、例えば、LED光源28、リフレクタ32、投影レンズ34およびヒートシンク36を備える、前照灯用の灯具ユニットであり、所定の配光パターンで前方を照射するように構成されている。
光学センサ本体18および灯具ユニット22は、ケーブル(図示せず)により車両制御部(図示せず)に接続され、車両制御部の制御により動作するように構成されている。
アウタカバー14は、透光性の樹脂で形成されており、光学センサ本体18の前面を覆っている。図3に示すように、センサユニット10は、アウタカバー14の表面14aが、車両ボデー4の表面4aと面一になるように、ボデー4に取り付けられている。ボデー4とアウタカバー14との間には、がたつき等を防止するための弾性部材42が介装されている。また、図4(B)に示すように、アウタカバー14は、フロントウインドウ2の表面とも面一に形成されている。
また、センサユニット10は、アウタカバー14の表面14aをワイピングするワイパ機構6を備える。ワイパ機構6は、フロントウインドウ2を清掃するウインドウワイパ機構により構成されている。
ワイパ機構6は、それぞれが1組のワイパアーム62、および払拭ゴムを備えるワイパブレード64で構成された左右2本のワイパ66L,66Rと、ワイパを駆動するワイパ駆動部68と、を備える。
ワイパ66L,66Rは、フロントウインドウ2の下部に形成されたワイパ取付け凹部7に取付けられている。具体的には、右ワイパ66Rは、取付け凹部7の右端に、左ワイパ66Lは、取付け凹部7の中央部に取り付けられている。取付け凹部7は、図1に示す基準位置PL0,PR0にあるワイパ66L,66Rを格納する。また、ワイパ66L,66Rは、全体として、フロントウインドウ2に沿うように湾曲している。
ワイパ駆動部68は、図示しないリンク機構およびワイパモータを備える。ワイパ駆動部68は、ワイパモータの回転運動をリンク機構で変換して、各ワイパ66L,66Rは、図4(A)の両矢印で示すように、リンク機構との接続軸を回転軸67としてフロントウインドウ2の表面上を回転運動(往復円弧運動)させるように構成されている。
また、左ワイパ66Lのフロントウインドウ側停止位置PL1およびセンサユニット側停止位置PL2、ならびに右ワイパ66Rのフロントウインドウ2側停止位置PR1およびセンサユニット側停止位置PR2は、それぞれ図4(A)に示すように設定されている。
また、ワイパ66の長さ、特に、ワイパブレード64の長さは、往復円弧運動によってワイパブレード64が通過する領域に、少なくとも光学センサ本体18の検出領域を含むように設定されている。
フロントウインドウ2の表面2aと、センサユニット10のアウタカバー14の表面14aとは、図4(B)に示すように、面一に構成されている。また、アウタカバー14の表面14aと、ボデー4の表面4aは、図3に示すように、面一に構成されている。
また、ボデー4の表面4aは、ワイパ66が移動する範囲内において、アウタカバー14の表面14aとフロントウインドウ2の表面2aとで形成される面から突出しないように形成されている。
この結果、ワイパブレード64の払拭ゴムが、アウタカバー14の少なくとも光学センサ検出領域とフロントウインドウ2の表面2a上を通過して、同一のワイパ66L,66Rにより、フロントウインドウ2と、センサユニット10のアウタカバーが払拭(ワイピング)されるように構成されている。
ワイパ機構6を操作するための操作部8は、車室内に設けられている。操作部8は、例えばワイパスイッチである。運転者による操作部8の操作に従って、左右のワイパ66L,66Rは、それぞれの停止位置間で、往復円弧運動可能となっている。
また、センサユニット10では、フロントウインドウ2と、アウタカバー14とが、上下に離隔して配置され、フロントウインドウ2と、アウタカバー14との間に、前記ワイパの回転軸67が設けられている。従って、ワイパ66の回転角度を制御することにより、必要に応じて、例えば、ウインドウ側停止位PL1,PR1〜センサユニット側停止位置PL2,PR2までの往復と、基準位置P(図1)からセンサユニット側停止位置PL2,PR2それぞれまでの往復とを切り替え可能に構成することもできる。
このように構成すると、例えば、光学センサ本体18が、カメラであり、カメラで取得した画像が、運転席に設けられたディスプレイで確認可能に構成されている場合において、運転者が、アウタカバー14のみの拭き取りが必要であると認識した場合に、必要な部分のみを払拭することができるので有利である。
上記の様に、車載光学センサユニット10のアウタカバー14の表面14aをフロントウインドウ2の表面2aと面一に形成することにより、フロントウインドウ用のワイパ機構6を用いて、センサユニット10の表面14aを拭き取り可能となる。ここで、フロントウインドウ用のワイパ機構6は、現行法規により、取り付けが義務付けられている。本実施の形態によれば、任意付加的な構成である、光学センサ用のワイパ機構を個別に備えることなく、アウタカバー表面14aから水滴等の付着物を除去することが可能になる。このため、車載光学センサユニット、ひいては車両の構成が単純になる。したがって、車載光学センサユニット、ひいては車両のコストを低減することができる。
なお、本実施の形態において、取付け凹部7のために、フロントウインドウ2の表面2aとアウタカバー14の表面14aとは、連続して面一になっていない。このような場合であっても、ボデー4の表面4aは、ワイパ66が移動する範囲内において、アウタカバー14の表面14aとフロントウインドウ2の表面2aとで形成される面から突出しないように形成し、かつフロントウインドウ2とアウタカバー14を面一に構成することで、1つのワイパ機構6により、フロントウインドウ2とアウタカバー14の両方の表面をワイピングすることが可能となっている。
また、本実施の形態によれば、車載光学センサユニット10の、筐体12およびアウタカバー14により画成される室16内に、灯具ユニット22を備えることにより、車載光学センサユニット10は、車両用灯具20としても機能する。このため、ウインドウワイパ機構によりアウタカバーをワイピングすることにより、同時に、灯具のアウタカバーをワイピングすることができる。従って、灯具に個別のワイパ機構を設けなくても、個別のワイパ機構を設けた場合と同等の効果を得ることができる。
(変形例1)
変形例1に係る車載光学センサユニット10Aは、センサユニット10と概略同一の構成を有する。しかし、操作部8の操作のみに基づいて制御されるのではなく、光学センサ本体18の検出結果に基づいて制御される点で異なる。
図5は、センサユニット10Aの制御ブロック図である。車両1Aは、センサユニット10Aの制御部5を備える。制御部5は、車両1Aを制御するための電子制御ユニット(ECU,Electronic・Control・Unit)により構成されている、ECUは、CPU(Central・Processing・Unit)等のプロセッサと、各種車両制御プロググラムが記憶されたROM(Read・Only・Memory)と、各種車両制御データが一時的に記憶されるRAM(Random・Access・Memory)とを備える。プロセッサは、ROMに記憶された各種車両制御プログラムから指定されたプログラムをRAM上に展開し、RAMとの協働で各種処理を実行するように構成されている。
制御部5は、操作部8、ワイパ機構6および光学センサ本体18と接続されている。
操作部8は、運転者の操作に伴って、ワイパ作動信号を出力する。ワイパ作動信号は、直接的にワイパ駆動部に入力され、ワイパ機構6の駆動を制御する。
ワイパ機構6は、通常モードでは、運転者による操作部8の操作に従って、ON−OFFおよび動作速度を切替可能に構成されている。
一方、自動モードでは、光学センサ本体18Aの外部環境の検出結果に基づいて、制御部5が、アウタカバー14に水滴等の付着物が付着しているか否かを判断し、その結果に基づいて、ワイパ機構6のON−OFFおよび動作速度を変更可能に構成されている。
本変形例1において、光学センサ本体18Aは、アウタカバーの付着物を検出する光学センサである。具体的には、カメラ、レーダ、LiDAR等の少なくとも1つであって、例えば、光学センサ本体18Aからアウタカバーの位置に相当する距離に連続的に現れるノイズを、アウタカバーの汚れとして検出する。
このように、アウタカバーの汚れを検出するように構成された光学センサ本体を備え、光学センサ本体18Aの検出結果に基づいて、ワイパ機構の動作を制御するように構成すると、アウタカバー14の清掃を必要なタイミングで的確に行うことができるので有利である。
(変形例2)
変形例2に係る車載光学センサユニット10Bは、センサユニット10Aと概略同一の構成を有するが、光学センサ本体18BがLiDARを含み、ワイパ機構6Bが、光学センサ本体18Bのパルス光出射のタイミングと対応するように制御されている点で異なる。
図6(A)は、センサユニット10Bを備える車両1Bにおける、左側アウタカバー14周辺の拡大図であり、図6(B)は、センサユニット10Bの光学センサ本体18B付近の、図6(A)におけるVIB−VIB線に沿う部分断面図である。光学センサ本体18Bは、パルスレーザ光を所定の間隔で出射しながら、図6(B)に示すように、走査範囲Sを左右に走査している。
図6(C)は、光学センサ本体18B(LiDAR)のパルスレーザ光を出射するタイミング(上段)と、アウタカバー上のある点(例えば、図6(A)の位置Q)における、パルスレーザ光がアウタカバー14を照射するタイミング(中段)と、同じ位置(位置Q)をワイパ66Lが通過するタイミング(下段)とを示すタイミング図である。
図6(C)に示すように、ワイパ66L(ワイパ機構6B)は、図示しない制御部5Bによって、光学センサ本体18Bのパルスレーザ光のパルスと、タイミングを連携して、ワイパ66Lが、光学センサ本体18Bのパルスレーザ光を遮断することがないように制御されている。
ワイパ機構6Bを駆動することにより、アウタカバーの水滴等が払拭されるが、一方で、ワイパ66Lにより、パルスレーザ光が遮断されると、光学センサ本体18Bは、遮断された部分の対象物を検出することができず、正確な外部環境の検出ができなくなる。
しかし、上記のように、ワイパ66(66L,66R)が、アウタカバー14上を通るタイミングを、LiDARである光学センサ本体のパルスレーザ光のパルスの出射タイミングと連携させるように構成すれば、パルスレーザ光がワイパ66(66L,66R)によって遮断されるのを防止することができ、外部環境の検出における誤差を低減することができる。
あるいは、変形例2の別の形態として、光学センサユニットを、アウタカバー上のLiDARの検出範囲における、ワイパの通過を判定可能に構成し、ワイパの通過の判定結果に基づいて、すなわち、ワイパの動作に連携して、ワイパ通過中にLiDARの検出機能を解除(パルスレーザ光の発光および受光の停止)するように構成してもよい。
(変形例3)
変形例3に係る車載光学センサユニット10Cは、センサユニット10と概略同一の構成を有するが、光学センサ本体18の前方においてアウタカバーの表面に洗浄流体を噴射するウォッシャ機構70をさらに備える点で異なる。
図7(A)は、変形例3に係るセンサユニット10Cの、主要部の拡大正面図であり、図7(B)は、図7(A)のVIIB−VIIB線に沿う断面図である。
ウォッシャ機構70は、シリンダ72、ロッド73、ノズル74、ノズルカバー75および機構箱76を備え、ノズル74が出没するポップアップ型に構成されている。シリンダ72は、ブラケット77によって筐体12の底壁78に固定されている。また、ロッド73は、シリンダ72に図7(B)に両矢印で示すように、前後方向へ進退自在に支持されている。
ノズル74およびノズルカバー75はロッド73の前端に設けられ、ロッド73の進退に伴ってノズル74が、アウタカバー14Cの前方に突出する噴射位置(図7(B)参照)と、アウタカバー表面14Caの延長面内に含まれる休止位置とに配置される。
機構箱76には、ロッド73を駆動するアクチュエータ、洗浄流体を圧送するポンプ、洗浄流体を加温する電熱ヒータ(いずれも図示略)などが収められている。そして、ノズル74が噴射位置に配置された状態でポンプが駆動されたときに、ノズル74は、洗浄流体をアウタカバー14Cの光学センサ本体18の検出領域に向けて噴射するように構成されている。
図8(A)に示すように、ウォッシャ機構70は、制御部5Cに接続されており、制御部5Cにより制御される。ウォッシャ機構70のノズル74は、通常、ノズルカバー75がアウタカバー表面14Caの延長面内に含まれるようになる、休止位置に位置している。ウォッシャ機構70が駆動されると、ノズル74は噴射位置に移動し、洗浄流体Fをアウタカバー14の光学センサ本体18の検出領域に向けて噴射する。そして噴射を終えると、ノズル74は速やかに後退して再度休止位置に位置する。
図8(B)は、ワイパ機構6とウォッシャ機構70のタイミング図である。ウォッシャ機構70は、ワイパ機構6の駆動と連携して駆動し、図8(B)に示すように、ワイパ機構6の駆動が開始されるのに先立って、ウォッシャ機構70が駆動し、ワイパ機構6がアウタカバー上を移動している間は、ウォッシャ機構70が駆動を停止して、ワイパ66のアウタカバー上の移動を妨げないようになっている。
このように、車載光学センサユニットが、ウォッシャ機構を備え、ウォッシャ機構をワイパ機構と連携して駆動するように構成したので、センサユニット10Cのアウタカバー14の清掃を的確に行うことができ、光学センサ本体の感度を良好に保つことができる。
次に、本発明の他の実施の形態について、説明する。以下の説明する図において、実線で示すワイパは、ワイパ停止時の基準位置におけるワイパを示し、破線で示すワイパは、ワイパの往復円弧運動の折返し位置である停止位置におけるワイパを示す。
[第2の実施の形態]
図9は、本発明の第2の実施の形態に係る車載光学センサユニット110を搭載した車両101の正面図である。センサユニット110は、第1の実施の形態にかかるセンサユニット10と概略同様の構成を有する。しかし、センサユニット10が、光学センサ本体18と灯具ユニット22の両方を備え、車両用前照灯と一体に構成されているのに対して、センサユニット110は、光学センサ本体18と、灯具ユニット22がそれぞれ、別体の筐体およびアウタカバーを備え、センサユニット110が、前照灯120と別体に構成されている点で異なる。
しかし、光学センサ本体18側アウタカバー114と、灯具ユニット22側アウタカバー124は、いずれもその表面がフロントウインドウ2の表面と面一になるように構成されている。このようにすれば、センサユニットが、第1の実施の形態のように灯具ユニットと一体に構成されていない場合でも、ワイパ66R、66Lにより、フロントウインドウ2とセンサユニット110のアウタカバー114を拭き取ることが可能となり、センサユニット110専用のワイパ機構を設ける必要がない。
[第3の実施の形態]
図10は、本発明の第3の実施の形態に係る、車載光学センサユニット210を搭載した車両201の正面図である。実践で示すセンサユニット210は、左ワイパ266Lを除き、センサユニット10と同一の構成を有する。具体的には、ワイパ機構6の左ワイパ66Lが、フロントウインドウ2の下端に設けられた取付け凹部7の中央付近に取り付けられるのに対して、左ワイパ166Lは取付け凹部7の左端部に回転軸67が来るように取り付けられている。左ワイパ166Lは右ワイパ66Rとは逆方向に運動して、フロントウインドウ2の左側端部のフロントウインドウ2側停止位置PL1と、アウタカバー14の左側端部の左センサユニット側停止位置PL2との間を往復円弧運動するように構成されている。
センサユニット210も、センサユニット10と同様に、そのアウタカバー14の表面14aと、フロントウインドウ2の表面2aとは面一に構成されている。このように、左右のワイパの取り付け位置を、取付け凹部7の両端に設けても、ワイパ266L,66Rにより、フロントウインドウ2とセンサユニット210のアウタカバー14をワイピングすることが可能となっている。
[第4の実施の形態]
図11は、本発明の第4の実施の形態に係る、車載光学センサユニット310を搭載した車両301の正面図である。センサユニット310は、ワイパ366(366L,366R)を除き、センサユニット10と同一の構成を有する。具体的には、センサユニット10では、ワイパ66(66R、66L)は、フロントウインドウ2の下部に設けられた取付け凹部7に、基準位置でワイパ66が路面と略平行となるように取り付けられている。一方、センサユニット310では、左ワイパ266Lは、フロントウインドウの左下端の、右ワイパ266Rは、フロントウインドウの右下端の、ボデー4上に、基準位置PL0,PR0でそれぞれワイパがフロントピラー3に沿うように取り付けられている。
そして、図11の両矢印で示すように、左ワイパ366Lは、回転軸267を中心として、基準位置PL0と、アウタカバー14の左側端部のセンサユニット側停止位置PL2との間を往復円弧運動するように構成されている。右ワイパ366Rについても同様である。このようにして、ウインドウワイパとして構成された、ワイパ366L,366Rにより、フロントウインドウ2とセンサユニット210のアウタカバー14の両方をワイピング可能に構成されている。
[第5の実施の形態]
図12は、本発明の第5の実施の形態に係る、車載光学センサユニット410を搭載した車両401の正面図である。センサユニット410は、ワイパ機構406を除き、センサユニット10と同一の構成を有する。具体的には、センサユニット10は、フロントウインドウ2の下部に設けられた一対の車両用前照灯(車両用灯具)20と一体に構成されている。
一方、センサユニット410は、フロントウインドウ2の上部中央に、ワイパ66と略同一の構成を有する1つのワイパ466を備える。ワイパ466は、基準位置Pにおいては、左ピラーに概略沿うように配置されている。そして、右光学センサ側停止位置Pと、左光学センサ側停止位置Pとの間を、回転軸67周りに往復円弧運動可能に構成されている。また、センサユニット410も、センサユニット10と同様に、そのアウタカバー14の表面と、フロントウインドウ2の表面とは面一に構成されている。このようにして、ワイパブレード64は、フロントウインドウ2とアウタカバー14の両方をワイピング可能に構成されている。
[第6の実施の形態]
図13(A)は、本発明の第6の実施の形態に係る、車載光学センサユニット510を搭載した車両501の正面図であり、図13(B)はその側面図である。車両501は、その前部が、前方へ突出する半球状の形状を有する。センサユニット510は、フロントウインドウ2の下部中央に、ワイパ66と略同一の構成を有する1つのワイパ566を備える。
ワイパ566は、基準位置P0において、フロントウインドウ2下部の左側に、路面と略平行となるように配置されている。右光学センサ側停止位置Pと、左光学センサ側停止位置Pとの間を、回転軸67周りに往復円弧運動可能に構成されている。また、センサユニット510も、センサユニット10と同様に、そのアウタカバー14の表面と、フロントウインドウ2の表面とは面一に構成されている。このようにして、ワイパブレード64は、フロントウインドウ2とアウタカバー14の両方をワイピング可能に構成されている。
なお、本実施の形態において、車両前面の形状は、必ずしも半球状でなくてもよく、例えば、回転軸67を中心とする半楕円球状等、回転軸67を中心軸として少なくとも右光学センサ側停止位置Pと、左光学センサ側停止位置Pとの間を回転した、回転体の形状であればよい。
[第7の実施の形態]
図14は、本発明の第7の実施の形態に係る、車載光学センサユニット610を搭載した車両601の正面図である。センサユニット610は、ワイパ機構606を除き、センサユニット10と同様の構成を有する。
具体的には、ワイパ機構606は、ワイパ66と同様の構成を有する2本のワイパ666L,666Rを備える。左ワイパ666Lは、基準位置PL0で、フロントウインドウ2の左下端部に、路面と略平行になるように取り付けられている。左ワイパ666Lは、取り付け位置の回転軸667Lを中心として、フロントウインドウ2側停止位置PL1とセンサユニット側停止位置PL2との間で往復円弧運動可能に構成されて、該往復円弧運動において、ワイパブレード64が、フロントウインドウ2の右下部および、アウタカバー14上を移動するように構成されている。
また、右ワイパ666Rは、基準位置PR0で、フロントウインドウ2の、右上端部に、路面と略平行になるように取り付けられている。右ワイパ666Rは、取り付け位置の回転軸667Rを中心として、基準位置PR0と、共通するフロントウインドウ側およびセンサユニット側停止位置PR1との間で、往復円弧運動可能に構成されて、該往復円弧運動において、ワイパブレード64が、フロントウインドウ2の左上部および、右センサユニット610のアウタカバー14上を移動するように構成されている。
また、センサユニット610も、センサユニット10と同様に、そのアウタカバー14と、フロントウインドウ2の表面とは面一に構成されている。このようにして、ワイパ機構606のワイパブレード64は、フロントウインドウ2とアウタカバー14の両方をワイピング可能に構成されている。
[第8の実施の形態]
図15(A)は、本発明の第8の実施の形態に係る、車載光学センサユニット710を搭載した車両701の背面図であり、15(B)はその左から見た側面図である。センサユニット10が、筐体12とアウタカバー14とで画成される室内に、前照灯用の灯具ユニット22と光学センサ本体18とを備え、車両前照灯20と一体に構成されているのに対して、センサユニット710は、筐体とアウタカバー14とで画成される室内に、ブレーキランプ、バックランプ等として機能する灯具ユニットと、光学センサ本体18とを備える、リアコンビネーションランプ80と一体に構成されている。
車両701のリアウインドウ9は、なめらかに湾曲する面一のガラスで構成されている。リアウインドウ9の下方には、左右1対のリアコンビネーションランプ80が、配置されている。リアコンビネーションランプ80のアウタカバー14の表面14aと、リアウインドウ9の表面9aとは、面一に構成されている。
リアコンビネーションランプ80の下方には、車幅の中央に、ワイパ66と略同一の構成を有するワイパ766が、基準位置Pで、路面と略平行になるように、取り付けられている。ワイパ766は、回転軸67を中心として、基準位置Pと、左センサユニット側停止位置Pとの間で、両矢印で示すように、往復円弧運動可能に構成されて、該往復円弧運動において、ワイパブレード64が、アウタカバー14の表面14aおよびリアウインドウ9の表面の両方をワイピング可能に構成されている。
[第9の実施の形態]
図16(A)は、本発明の第9の実施の形態に係る、車載光学センサユニット810を搭載した車両801の背面図であり、図16(B)は、その左から見た側面図である。センサユニット810は、センサユニット710と同様に、筐体とアウタカバー14とで画成される室内に、ブレーキランプ、バックランプ等として機能する灯具ユニットと、光学センサ本体18とを備える、左右一対のリアコンビネーションランプ880と一体に構成されている。
車両701において、リアコンビネーションランプ80が、リアウインドウの下部に配置されているのに対して、リアコンビネーションランプ880は、リアウインドウ9の両側部に配置された、リアピラーに配置されている。
リアウインドウ9の下方には、車幅の中央に、ワイパ66と略同一の構成を有するワイパ866が、基準位置Pで、路面と平行な直線からやや上向きに傾いた状態で取り付けられている。
リアウインドウ9は、なめらかに湾曲する面一のガラスで構成されている。ワイパ866は、リアウインドウ9に沿うように湾曲しており、リアコンビネーションランプ880のアウタカバー14の表面14aと、リアウインドウ9の表面9aとは、面一に構成されている。
リアウインドウ9の下方には、車幅の中央に、ワイパ66と略同一の構成を有するワイパ866が、基準位置Pで、路面と平行な直線からやや上向きに傾いた状態で取り付けられている。ワイパ866は、回転軸67を中心として、右センサ側停止位置Pと、左センサ側停止位置Pとの間で、両矢印で示すように、往復円弧運動可能に構成されている。そして、該往復円弧運動において、ワイパブレード64が、アウタカバー14の表面aおよびリアウインドウ9の表面の両方をワイピング可能に構成されている。
なお、実施の形態1において、説明した通り、車両用ウインドウの表面と、アウタカバーの表面が面一にするにあたり、車両ウインドウの表面と、アウタカバーの表面は必ずしも連続している必要はなく、ワイパブレードの通過領域における、ボデー表面、車両用ウインドウ表面、およびアウタカバー表面が、車両用ウインドウ表面およびアウタカバーの表面により形成される面一の面から突出していなければよく、不連続であってもよい。また、この2つの面は、平面であってもよく、あるいは、曲面であってもよい。また、この2つの面が面一である状態は、完全な面一であることを要求せず、同一のワイパを用いて、拭き取り面を形成することが可能な程度の誤差(段差)を含んでいてもよい。
また、上記実施の形態1〜7にかかる、フロントウインドウ近傍に配置される車載光学センサユニットにおける、車載光学センサユニットとワイパとの配置は、リアウインドウ近傍に配置される車載光学センサユニット適用することができる。また、実施の形態8,9にかかる、リアウインドウ近傍に配置される車載光学センサユニットにおける、車載光学センサユニットと、ワイパとの配置は、フロントウインドウ近傍に配置される車載光学センサユニットに適用することができる。
また、上記実施の形態1,3〜9は、車載光学センサユニットを、その筐体とアウタカバーとで画成される室内に、灯具ユニットを備え、車両用灯具と一体に構成された例について述べたが、実施の形態2に示すとおり、必ずしも車両用灯具と灯具と一体に構成する必要はないことはいうまでもない。、
また、上記実施の形態1〜9において、センサユニットの筐体は、いずれも車両ボデーの車室内に曝露しないように、すなわち車室から離隔された空間に、取り付けられている。センサユニットの筐体の配置は、車両ウインドウの近傍にあればよく、必ずしも車室外にあることを必要としないが、車室から離隔された空間に配置することで車室の広さを保持することができるので有利である。
以上、本発明の好ましい実施の形態について述べたが、上記の実施の形態は本発明の一例であり、これらを当業者の知識に基づいて組み合わせることが可能であり、そのような形態も本発明の範囲に含まれる。
2 フロントウインドウ(車両ウインドウ)
2a 表面
6,6B,406, ワイパ機構
10,10A,10B,10C,110,210,310,410,510 車載光学センサユニット
12 筐体
14,14C,114 アウタカバー
14a,14Ca アウタカバー表面
16 室
18,18A,18B 光学センサ本体
22 灯具ユニット
66(66L,66R),166(166L),266(266L,266R),366(366L,366R),466,566,666(666L,666R),766,866 ワイパ
67,267 回転軸
68 ワイパ駆動部
70 ウォッシャ機構

Claims (8)

  1. 車両ウインドウの近傍に配置された車載光学センサユニットであって、
    車両外部の環境を検出する少なくとも1の光学センサ本体と
    前記光学センサ本体の前面を覆うアウタカバーと
    前記アウタカバーの表面をワイピングするワイパと、該ワイパを回転駆動する駆動部とを含むワイパ機構とを備え、
    前記アウタカバーの表面は、前記車両ウインドウの表面と面一に形成され、
    前記ワイパ機構は、前記車両ウインドウ用のウインドウワイパ機構により構成されていることを特徴とする、車載光学センサユニット。
  2. 前記光学センサ本体を収容する筐体をさらに備え、
    前記筐体および前記アウタカバーにより画成される室内に、灯具ユニットを備えることを特徴とする、請求項1に記載の車載光学センサユニット。
  3. 前記筐体は、車両ボデーの車室から離隔された空間に取付けられていることを特徴とする、請求項1または2に記載の車載光学センサユニット。
  4. 前記車両ウインドウと、前記アウタカバーとは、上下に離隔して配置され、前記車両ウインドウと、前記アウタカバーとの間に、前記ワイパの回転軸が設けられていることを特徴とする、請求項1〜3のいずれかに記載の車載光学センサユニット。
  5. 前記車両ウインドウと、前記アウタカバーとは、上下に離隔して配置され、前記車両ウインドウに対して、前記アウタカバーの反対側に、前記ワイパ機構の回転軸が設けられていることを特徴とする、請求項1〜3のいずれかに記載の車載光学センサユニット。
  6. 前記光学センサ本体は、前記アウタカバーの汚れを検出するセンサを含み、
    前記ワイパ機構の動作は、前記光学センサ本体の検出結果に基づいて制御されることを特徴とする、請求項1〜5のいずれかに記載の車載光学センサユニット。
  7. 前記光学センサ本体は、対象物にパルスレーザ光を照射して、その散乱光を測定することにより対象物までの距離および対象物の性状を検出するLidarを含み、
    前記ワイパ機構の動作は、前記光学センサ本体のパルスレーザ光のパルスと連携していることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の車載光学センサユニット。
  8. 前記車両ウインドウおよび前記アウタカバーは、それぞれ、ウォッシャ機構を備え、
    前記ワイパ機構は、前記ウォッシャ機構の動作に連携して、動作するように制御されることを特徴とする、請求項1〜7のいずれかに記載の車載光学センサユニット。
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