JP2021010975A - 多関節アーム装置 - Google Patents

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茂男 広瀬
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茂男 広瀬
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【課題】重量物を上下方向のみならず水平方向にも容易に移動可能であり、急激な荷重変化にも安定な重量物運搬用の多関節アーム装置を提供する。【解決手段】鉛直軸回りに回転する第1回転ジョイント10と、第1回転ジョイントの上部の第1上方支持部材14と、第1上方支持部材に水平軸回りに回動可能に接続される第1アーム20と、第1アームが水平軸回りに回動可能に接続される第2下方支持部材42と、第2下方支持部材の上方で鉛直軸回りに回転する第2回転ジョイント40と、第2回転ジョイントの上方の第2上方支持部材44と、第2上方支持部材に水平軸回りに回動可能に接続される第2アーム50と、第2アームが水平軸回りに回動可能に接続される第3下方支持部材72と、第3下方支持部材の上方で鉛直軸回りに回転する第3回転ジョイント70と、第1アームと第2アームの仰角を等しく変化させる駆動装置80とを備える、多関節アーム装置1。【選択図】図1

Description

本発明は、多関節アーム装置に関する。特に、物品の重量を支えて水平方向に移動する際に使用できる多関節アーム装置に関する。
従来から、比較的重量のある物品を支えて移動するのに、種々の補助アームが用いられ、作業者の負担を軽減している。その際に、多関節構造を用いて、重量物の高さを調整でき、さらに、水平方向に移動できるようにする多関節アームも用いられている。
多関節アームで物品の重量をバランスさせるために、各関節に対して流体駆動機構などのアクチュエータを用いて、重量を支えつつ水平方向の移動が可能な装置が提案されている(特許文献1参照)。この装置では、コンプレッサなどの流体圧供給機構から各アクチュエータに作動流体を供給している。そして、支持すべき物体の重量が変わったときにはコントローラにより各アクチュエータへ供給する流体圧を制御することにより、多関節アームで物品の重量とバランスさせた支持を実現している。
特許第5352365号公報
しかし、上記の装置では、流体圧供給源とアクチュエータとそれらを制御するコントローラが必要であり、装置が大掛かりになる。さらに、急に物品が取り去られ、物品の重量が作用しなくなった場合に、コントローラの反応時間に制限があるため、一瞬多関節アームにおける力のバランスが崩れ、多関節アームの自重補償バランスが崩れ、重いものを乗せると一瞬下に下がり、重い物体を支持した状態から物体を取り去ると先端が飛び上がるなどの動作が生じる。そしてこのように多関節アームが急速に動くと、周囲の作業者に当たって危害を加えることになったり、周囲の物に当たって損傷を生じたりする可能性がある。
そこで本発明は、簡単な構造で、急に物品を置いてもまた取り外してもアーム先端が急速に動くことのない、重量物を上下方向のみならず水平方向にも容易に移動可能であり、急激な荷重変化にも安定な多関節アーム装置を提供することを課題とする。
上記課題を解決するため、本発明の第1の態様としての多関節アーム装置1は、例えば図1に示すように、鉛直軸回りに回転可能な第1回転ジョイント10と;第1回転ジョイント10の鉛直上方に延在する第1上方支持部材14と;第1上方支持部材14に水平軸回りに回動可能に接続される第1アーム20と;第1アーム20が水平軸回りに回動可能に接続される、第2下方支持部材42と;第2下方支持部材42の上方に固定され、鉛直軸回りに回転可能な第2回転ジョイント40と;第2回転ジョイント40の鉛直上方に延在する第2上方支持部材44と;第2上方支持部材44に水平軸回りに回動可能に接続される第2アーム50と;第2アーム50が水平軸回りに回動可能に接続される、第3下方支持部材72と;第3下方支持部材72の上方に固定され、鉛直軸回りに回転可能な第3回転ジョイント70と;第1アーム20と第2アーム50の仰角θを等しく変化させる駆動装置80とを備える。
このように、本発明は第1アームと第2アームとは、駆動装置により仰角を等しく保つように駆動され、アーム先端で支える荷重にバランスした支持力を生成させる力制御ではなく、2つのアームのそれぞれの姿勢を決める変位制御を行うものなので、急に物品が置かれたり取り除かれたりしても、アーム先端は、荷重変動に伴うアーム構造体と駆動系の変形が生ずるのみで、コントローラの反応の限界に起因する一時的な力バランスの差によって急速なアームの動きが生じてしまうことがない。また、第1アームと第2アームは、第1回転ジョイントおよび第2回転ジョイントにより鉛直軸回りに回転するので、水平方向には自在に移動可能であり、さらに搬送される物品は第3回転ジョイントにより回転できて垂直軸回りの姿勢も自在に変えられる。このように本多関節アーム装置は、取り扱うべき物品の自重支持を補助するための簡単な構造の多関節アーム装置となる。
本発明の第2の態様としての多関節アーム装置1では、例えば図1に示すように、第1アーム20は、第1上方支持部材14と第1下側アーム基端点24で接続し、第2下方支持部材42と第1下側アーム先端点26で接続する第1下側平行アーム22と、第1上方支持部材14と第1上側アーム基端点34で接続し、第2下方支持部材42と第1上側アーム先端点36で接続する第1上側平行アーム32とを有し;第2アーム50は、第2上方支持部材44と第2下側アーム基端点54で接続し、第3下方支持部材72と第2下側アーム先端点56で接続する第2下側平行アーム52と、第2上方支持部材44と第2上側アーム基端点64で接続し、第3下方支持部材72と第2上側アーム先端点66で接続する第2上側平行アーム62とを有してもよい。このように構成すると、第1アームは、第1下側平行アームと第1上側平行アームの2本のアームにより第1上方支持部材と第2下方支持部材とを垂直に保ったまま上下に変位させ、第2アームは、第2下側平行アームと第2上側平行アームの2本のアームにより第2上方支持部材と第3下方支持部材とを垂直に保ったまま上下に変位させるので、取り扱うべき物品の自重支持を補助するための簡単な構造の多関節アーム装置となる。
本発明の第3の態様としての多関節アーム装置1では、例えば図1に示すように、駆動装置80は、第1上側アーム基端点34と第1下側アーム先端点26との距離、および、第2上側アーム基端点64と第2下側アーム先端点56との距離を同時に同じ量だけ変化させることにより、第1アーム20と第2アーム50の仰角を同じ値θに保つように変化させる。このように構成すると、取り扱うべき物品の自重支持を安定したアームの姿勢で補助できる簡単な構造の多関節アーム装置が実現できる。
本発明の第4の態様としての多関節アーム装置1では、例えば図1に示すように、駆動装置80は、第1上側アーム基端点34から第1下側アーム先端点26および第2上側アーム基端点64を経て第2下側アーム先端点56に至る第1ロープ84と、第1上側アーム基端点34から第1下側アーム先端点26を経て第1上側アーム基端点34あるいはその近傍の固定点で固定される第2ロープ86と、第1ロープ84と第2ロープ86を第1上側アーム基端点34側から引っ張る引張機構82とを有する。このように構成すると、第1アームと第2アームの仰角それぞれを同じ値に保って変化させることが可能となり、取り扱うべき物品の自重支持を安定したアームの姿勢で補助できる簡単な構造の多関節アーム装置が実現できる。
本発明の第5の態様としての多関節アーム装置3では、例えば図3に示すように、駆動装置280は、第1上側アーム基端点34から第1下側アーム先端点26に至る第3ロープ284と、第1上側アーム基端点34から第1下側アーム先端点26および第2上側アーム基端点64を経て第2下側アーム先端点56に至る第4ロープ286と、第3ロープ284を巻き取るプーリ234と、プーリ234の2倍の径のプーリ235であって第4ロープ286を巻き取るプーリ235と、第3ロープ284を巻き取るプーリ234と第4ロープ286を巻き取るプーリ235とを同じ回転角度で回転させる回転機構とを有する。このように構成すると、第1アームと第2アームの仰角それぞれを同じ値に保って多関節アーム装置を上下方向に移動することができる。
本発明の第6の態様としての重量物搬送装置101は、例えば図5に示すように、第1乃至第5の態様のいずれかの多関節アーム装置1を備え;第1回転ジョイント10を支持台110に載置し、第3回転ジョイント70の上部に搬送する物品Wを載置する。なお、支持台は、基礎上で固定されたものであっても、図5に示すようにキャスター付きの台のようなものであっても、図6に示すように上下にも移動するバスケットのようなものであってもよい。このように構成すると、急に物品が置かれたり取り除かれたりしても、急速な動きを生ずることがない、取り扱うべき物品の自重支持を補助するための簡単な構造の重量物搬送装置となる。
本発明の第7の態様としての重量物搬送装置103は、例えば図7に示すように、第1乃至第5の態様のいずれかの多関節アーム装置1を備え; 支持台130から水平方向に延在し水平面上で回転するアーム132に第1回転ジョイント10を載置し、第3回転ジョイント70の上部に搬送する物品Wを載置する。このように構成すると、急に物品が置かれたり取り除かれたりしても急速な動きを生ずることがなく、取り扱うべき物品の自重支持を安定したアームの姿勢で補助でき、かつ、水平方向の移動範囲の広い重量物搬送装置となる。
本発明の多関節アーム装置によれば、第1アームと第2アームとは仰角を等しく駆動され、急に物品が置かれたり取り除かれたりしても急速な動きを生ずることがなく、水平方向の移動も容易であり、取り扱うべき物品の自重を補助するための簡単な構造の多関節アーム装置となる。そして本発明は、第1アームと第2アームとは仰角を制御する変位制御系なので、急に物品が置かれたり取り除かれたりしても急速な動きを生ずることがなく、簡単な構造の重量物搬送装置となる。
本発明による多関節アーム装置の原理を説明するための概略図であり、(a)は全体を示す正面図であり、(b)は移動プーリと通常のプーリを示す斜視図である。 本発明による別の多関節アーム装置の原理を説明するための概略正面図である。 本発明によるさらに別の多関節アーム装置の原理を説明するための概略正面図である。 さらに別の駆動装置を説明する図で、第1下側アーム先端点でプーリ上に固定され、さらに第2上側アーム基端点でプーリ上に固定されるロープを用いる駆動装置の例を説明する側面図である。 本発明による重量物搬送装置の例を説明するための斜視図である。 本発明による重量物搬送装置の別の例を説明するための斜視図である。 本発明による重量物搬送装置のさらに別の例を説明するための斜視図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態について説明する。なお、各図において、互いに同一または相当する装置には同一符号を付し、重複した説明は省略する。先ず、図1を参照して、本発明の一実施の形態としての多関節アーム装置1について説明する。
多関節アーム装置1は、鉛直軸回りに回転可能な第1回転ジョイント10と、第1回転ジョイント10の鉛直上方に延在する第1上方支持部材14と、第1上方支持部材14に水平軸回りに回動可能に接続された第1アーム20と、第1アーム20が水平軸回りに回動可能に接続される第2下方支持部材42と、第2下方支持部材42の上方に固定され、鉛直軸回りに回転可能な第2回転ジョイント40と、第2回転ジョイント40の鉛直上方に延在する第2上方支持部材44と、第2上方支持部材44に水平軸回りに回動可能に接続された第2アーム50と、第2アーム50が水平軸回りに回動可能に接続される第3下方支持部材72と、第3下方支持部材72の上方に固定され、鉛直軸回りに回転可能な第3回転ジョイント70と、第1アーム20と第2アーム50の仰角θを等しく変化させる駆動装置80とを備える。なおここで、「鉛直」あるいは「水平」という場合には、厳密な意味の鉛直・水平ではなく、多関節アーム装置1として機能するのに困難を生じない範囲で鉛直・水平であればよい。
第1回転ジョイント10は、2枚の円板を同軸上に上下に重ね、互いに軸回りに回転できるようにしたものでよい。上下の円板間に滑りを良くするベアリング、ローラ、球などを有するのが好ましい。上下に重ねられる板は、円板には限られず、その形状は任意である。
第1上方支持部材14は、第1回転ジョイント10の上側の板に固定され、上方に延在する略円筒形の部材である。第1上方支持部材14は、第1アーム20を水平軸回りに回動可能に支持できれば、その形状は任意である。第1上方支持部材14が第1アーム20を水平軸回りに回動可能に支持する構造は、公知の構造でよい。第1上方支持部材14は、第1回転ジョイント10の上側の板と一体に形成されてもよい。
第1アーム20は、第1下側平行アーム22と第1上側平行アーム32とを有する。第1下側平行アーム22は、第1下側アーム基端点24で第1上方支持部材14に回動可能に接続し、第1下側アーム先端点26で第2下方支持部材42に回動可能に接続する。第1上側平行アーム32は、第1上側アーム基端点34で第1上方支持部材14に回動可能に接続し、第1上側アーム先端点36で第2下方支持部材42に回動可能に接続する。このように、2本のアームを有することにより、第2下方支持部材42は第1上方支持部材14に対して平行を保ちながら上下に移動できる。なお、第1アーム20は、1本のアームであって、第2下方支持部材42が第1上方支持部材14に対して平行を保ちながら上下に移動する機構、例えば、第1アーム20が回動することにより、第1アーム20と第2下方支持部材42とのなす角度を調整するラックとピニオン等、を有していてもよい。
第2下方支持部材42は、基本的に第1上方支持部材14と同じ構造である。第2下方支持部材42は、第2回転ジョイント40の下側の板から下方に延在する。第2下方支持部材42は、第1アーム20を水平軸回りに回動可能に支持できれば、その形状は任意である。第2下方支持部材42は、第2回転ジョイント40の下側の板と一体に形成されてもよい。
第2回転ジョイント40は、基本的に第1回転ジョイント10と同じ構造であるので、重複する説明は省略する。
第2上方支持部材44は、基本的に第1上方支持部材14と同じ構造である。第2上方支持部材44は、第2回転ジョイント40の上側の板から上方に延在する。第2上方支持部材44は、第2アーム50を水平軸回りに回動可能に支持できれば、その形状は任意である。第2上方支持部材44は、第2回転ジョイント40の上側の板と一体に形成されてもよい。
第2アーム50は、基本的に第1アーム20と同じ構造である。第2アーム50は、第2下側平行アーム52と第2上側平行アーム62とを有する。第2下側平行アーム52は、第2下側アーム基端点54で第2上方支持部材44に回動可能に接続し、第2下側アーム先端点56で第3下方支持部材72に回動可能に接続する。第2上側平行アーム62は、第2上側アーム基端点64で第2上方支持部材44に回動可能に接続し、第2上側アーム先端点66で第3下方支持部材72に回動可能に接続する。なお、第2アーム50は、1本のアームであって、第3下方支持部材72が第2上方支持部材44に対して平行を保ちながら上下に移動する機構、例えば、第2アーム50が回動することにより、第2アーム50と第3下方支持部材72とのなす角度を調整するラックとピニオン等、を有していてもよい。
第3下方支持部材72は、基本的に第1上方支持部材14と同じ構造である。第3下方支持部材72は、第3回転ジョイント70の下側の板から下方に延在する。第3下方支持部材72は、第2アーム50を水平軸回りに回動可能に支持できれば、その形状は任意である。第3下方支持部材72は、第3回転ジョイント70の下側の板と一体に形成されてもよい。
第3回転ジョイント70は、基本的に第1回転ジョイント10と同じ構造であるので、重複する説明は省略する。第3回転ジョイント70の上側の板には、搬送する物品Wを載せるための部材が固定されてもよい。物品Wを、第3回転ジョイント70の上側の板に直接載置してもよい。なお、搬送する物品を静止して安定に保持するため、これら第1回転ジョイント10、第2回転ジョイント40および第3回転ジョイント70にブレーキを設けてもよい。
また、第1回転ジョイント10および第2回転ジョイント40を回転角度可変の駆動系(不図示)で駆動し、能動的に回転してもよい。第1アーム20と第2アーム50の仰角θを等しく変化させる駆動装置80と第1回転ジョイント10および第2回転ジョイント40を駆動する駆動系とでアーム先端の3次元の位置を変えられる多関節アーム装置になる。このように構成しても、第1アーム20と第2アーム50の仰角θを等しく変化させる駆動装置80によって搬送物の重量がすべて支えられる。そのため、第1回転ジョイント10および第2回転ジョイント40は自重を支持しない水平運動しかしないため小型の駆動装置で駆動出来る。あるいは、搬送物の重量が大きく、アームにたわみが生じ、第1回転ジョイント10および第2回転ジョイント40が傾いて回転させるのに大きな力が必要になったような場合にも、駆動系があれば楽に回転することができる。
駆動装置80は、第1上側アーム基端点34に固定され、第1下側アーム先端点26および第2上側アーム基端点64を経て第2下側アーム先端点56に至る第1ロープ84と、第1上側アーム基端点34に固定され、第1下側アーム先端点26を経て第1上側アーム基端点34あるいはその近傍の第1上方支持部材14に固定される第2ロープ86と、第1ロープ84と第2ロープ86を第1上側アーム基端点34側から引っ張る引張機構82とを有する。引張機構82は、第1上側平行アーム32に設置されるが、他の場所に設置されてもよい。また、引張機構は、ギアードモータとプーリ、モータとボールねじ駆動系、流体圧駆動シリンダ等のロープを引っ張る公知の機構でよい。なお本書では、以下に説明するように、ロープが、基端点に軸支または固定されるプーリ上に固定される、あるいはプーリを経ている場合に、基端点で固定される、または基端点を経る、などという。
第1ロープ84は詳細には、引張機構82に連結され、第1上側アーム基端点34に軸支されたプーリ94上の固定点200で固定され、さらに、第1下側アーム先端点26に軸支されたプーリ90、第2上側アーム基端点64に軸支されたプーリ96を経由して、第2下側アーム先端点56あるいはその近傍に固定される。あるいはワイヤ端部での固定力を低減させるため、第2下側アーム先端点56あるいはその近傍の軸に固定されたプーリ98に巻き付けて充分に摩擦力を生成させた状態で固定される。
第2ロープ86は詳細には、引張機構82に連結され、第1上側アーム基端点34に軸支されたプーリ94上の固定点200で固定され、さらに、第1下側アーム先端点26に軸支されたプーリ92を経由して、第1上側アーム基端点34あるいはその近傍で固定される。あるいはワイヤ端部での固定力を低減させるため、第1上側アーム基端点34あるいはその近傍の軸に巻き付け十分摩擦力を生成させた状態で固定される。なお、第1ロープ84および第2ロープ86は、ワイヤ等、その材質は用途により適切に選択できる。
ここで、駆動装置80が第1アーム20と第2アーム50の仰角θを等しく変化させる機能について説明する。引張機構82が第1ロープ84と第2ロープ86を長さdだけ引っ張るとする。第2ロープ86がdだけ引っ張られることにより、第1上側アーム基端点34からプーリ92を経由して固定点200間の第2ロープ86の長さがdだけ短くなる。すると、プーリ92はd/2だけ第1上側アーム基端点34側に移動する。すなわち、第1上側アーム基端点34と第1下側アーム先端点26との距離がd/2だけ短くなるように、第1アーム20が回動する。すなわち、仰角がθだけ変化する。
第1ロープ84がdだけ引っ張られることにより、第1上側アーム基端点34のプーリ94から第1下側アーム先端点26のプーリ90および第2上側アーム基端点64のプーリ96を経由して第2下側アーム先端点56のプーリ98に巻かれて固定された第1ロープ84の長さがdだけ短くなる。ここで、第1下側アーム先端点26のプーリ90と第2上側アーム基端点64のプーリ96との距離は変化せず、第1上側アーム基端点34のプーリ94から第1下側アーム先端点26のプーリ90間の距離はd/2だけ短くなっているので、第2上側アーム基端点64のプーリ96と第2下側アーム先端点56のプーリ98に巻かれて固定された間の距離がd/2だけ短くなるように、第2アーム50は回動する。すなわち、仰角がθだけ変化する。その結果、第1アーム20も第2アーム50も共にプーリ間の距離がd/2だけ短くなるように回動するので、第1アーム20で変化する仰角と、第2アーム50で変化する仰角とは、等しくなる。
駆動装置80を操作するための操作ハンドル76が、第3回転ジョイント70に、すなわち、搬送する物品Wの近くに配置される。このように操作ハンドル76を配置すると、物品Wの近くで駆動装置80を操作することができ、好ましいが、操作ハンドル76は、他の位置に配置されてもよい。
上記の通りに構成された多関節アーム装置1によれば、搬送する物品Wを持ち上げるには、操作ハンドル76に設けられた引張機構82の作動状態を指令するスイッチの操作により、第1ロープ84と第2ロープ86とを引っ張るように駆動すればよい。また、物品Wを下げるには、引張機構82により第1ロープ84と第2ロープ86とを逆に駆動すればよい。すると、物品Wおよび多関節アーム装置1の自重により物品Wは下がる。また、第1回転ジョイント10および第2回転ジョイント40により第1アーム20と第2アーム50とが鉛直軸回りに回転するので、物品Wを容易に水平方向に移動させることができる。その際、第3回転ジョイント70により物品Wが鉛直軸回りに回転するので、物品Wの姿勢も変えながら容易に水平方向にも動かせる。
また、多関節アーム装置1では、物品Wの重量と釣り合う力を制御しているのではなく、物品Wの高さが駆動装置80により決められている、すなわち、変位制御である。そのために、物品Wが急に置かれたり取り除かれたりしても急速な動きを生ずることがなく、安全である。そして、多関節アーム装置1では、操作ハンドル76で物品の高さを調整し、あとは作業者が手で物品を水平方向に移動させることができる。よって、簡単な構造で容易に作業可能な多関節アーム装置1となる。なお、第1アームと第2アームの仰角を等しく保つように駆動するのが基本であるが、必ずしもそれに限定せず、これらの角度が同じ角度比を保つような構造も用途によっては有効である。
次に図2を参照して、駆動装置80とは異なる駆動装置180を有する多関節アーム装置2について説明する。図2は、物品Wを下げた状態、すなわち、第1アーム20と第2アーム50の仰角θがゼロ(0)の状態を示す。駆動装置180は、ギアードモータとプーリなどの引張機構82に代えて、電動ウィンチなどの引張機構182を有する。図2では、駆動装置180は、第1回転ジョイント10上に設置されるが、多関節アーム装置2の基台部に設けることもでき、軽量な多関節アーム装置2で大きな可搬重量特性を発揮できる。引張機構182から第1上側アーム基端点34、第1下側アーム先端点26および第2上側アーム基端点64を経て第2下側アーム先端点56に至る第1ロープ184と、引張機構182から第1上側アーム基端点34、第1下側アーム先端点26を経て第1上側アーム基端点34あるいはその近傍で固定される第2ロープ186とを有する。引張機構182は、第1回転ジョイント10上に設置されてもよい。
第1ロープ184は、引張機構182に連結され、第1上側アーム基端点34に並べて配置される2つのプーリ134の一つ、第1下側アーム先端点26に並べて配置される2つのプーリ126の一つに巻かれ、第1上側アーム先端点36に配置される方向変換プーリ136、第2下側アーム基端点54に配置される方向変換プーリ154を経由し、第2回転ジョイント40の回転中心を通過して第2上側アーム基端点64に配置されるプーリ164に逆方向に巻かれ、第2下側アーム先端点56に固定されるプーリ156に巻かれて固定される。
第2ロープ186は、引張機構182に連結され、第1上側アーム基端点34に並べて配置される2つのプーリ134の他の一つ、第1下側アーム先端点26に並べて配置される2つのプーリ126の他の一つに巻かれ、方向変換プーリ194を経由して、第1上側アーム基端点34に並べて配置される2つのプーリ134の他の一つで軸に固定されるプーリに巻き付いた後に固定される。ここで、方向変換プーリ194を経由させて第2ロープ186を張っているのは、こうすると第2ロープ186がアーム22と干渉する距離が減るためである。これがないと円形や四角断面を成すアーム22の左側には切れ込みを入れることが必要になり、アームのねじり強度が低下してしまうが、方向変換プーリ194を使うことで切れ込みが不要となり、アームのねじり強度および剛性を大きく保つことができる。
引張機構182が第1ロープ184と第2ロープ186を長さdだけ引っ張るとする。第2ロープ186がdだけ引っ張られることにより、第1上側アーム基端点34のプーリ134から方向変換プーリ194の一つを経由して第1下側アーム先端点26に並べられたプーリ126の一つに巻かれて第1上側アーム基端点34の固定点に至る第2ロープ86の長さがdだけ短くなる。すると、第1下側アーム先端点26に並べられたプーリ126はd/2だけ第1上側アーム基端点34側に移動する。すなわち、第1上側アーム基端点34と第1下側アーム先端点26との距離がd/2だけ短くなるように、第1アーム20が回動する。すなわち、仰角θが変化する。
駆動装置180によれば、第1ロープ184がdだけ引っ張られることにより、第1上側アーム基端点34に並べられたプーリ134から第1下側アーム先端点26に並べられたプーリ126および第2上側アーム基端点64のプーリ164を経由して第2下側アーム先端点56に固定されたプーリ156に巻かれて固定された第1ロープ184の長さがdだけ短くなる。ここで、第1上側アーム基端点34に並べられたプーリ134から第1下側アーム先端点26に並べられたプーリ126間の距離はd/2だけ短くなっているので、第2上側アーム基端点64のプーリ164と第2下側アーム先端点56の固定点間の距離がd/2だけ短くなるように、第2アーム50は回動する。すなわち、仰角θが変化する。したがって、第1アーム20で変化する仰角θと、第2アーム50で変化する仰角θとは、等しくなる。
したがって、多関節アーム装置2においても、第1アーム20と第2アーム50が同じ仰角θを保ちながら物品Wを上下動させ、物品が急に置かれたり取り除かれたりしても急速な動きを生ずることがなく、水平方向の移動も容易であり、簡単な構造の多関節アーム装置2となる。
次に図3を参照して、さらに異なる駆動装置280を有する多関節アーム装置3について説明する。駆動装置280は、第1上側アーム基端点34に軸支されるプーリ234の固定点202から方向変換プーリ194の一つを経由して第1下側アーム先端点26に軸支されるプーリ226の一つに巻かれて第2下方支持部材42の固定点である228に至る第3ロープ284と、第1上側アーム基端点34に軸支されるプーリ235の固定点204から方向変換プーリ194の一つを経由して第1下側アーム先端点26に軸支される他のプーリ229および第2上側アーム基端点64に軸支されるプーリ264を経て第2下側アーム先端点56に固定されたプーリ256に巻かれて固定点288で固定される第4ロープ286と、を有する。第3ロープ284は、第1上側アーム基端点34でプーリ234に巻き取られ、第4ロープ286は、第1上側アーム基端点34でプーリ235に巻き取られる。
そして、プーリ235は、プーリ234の2倍の径の径を有する。プーリ234とプーリ235は同じ回転軸、すなわち基端点34に固定される。回転軸は、モータ等の回転機構(不図示)により回転する。プーリ234とプーリ235とを同じ回転角度で回転することにより、第4ロープ286は第3ロープ284より2倍の長さを巻き取られる。ここで、第3ロープ284がD(D:第3ロープ284の巻き取られる長さ)だけ巻き取られることにより、第1上側アーム基端点34と第1下側アーム先端点26との距離は、Dだけ短くなる。第4ロープ286は2Dだけ短くなるが、第1上側アーム基端点34と第1下側アーム先端点26との距離がDだけ縮まるので、第2上側アーム基端点64と第2下側アーム先端点56との距離もDだけ縮まる。したがって、第1アーム20で変化する仰角θと、第2アーム50で変化する仰角θとは、等しくなる。
このように、駆動装置280でも変位制御で物品W(図1等参照)の高さを決めることができ、多関節アーム装置3においても、物品Wが急に置かれたり取り除かれたりしても急速な動きを生ずることがなく、水平方向の移動も容易であり、簡単な構造で多関節アーム装置を上下方向に移動することができる。
これまでの説明では、第1ロープは、第1上側アーム基端点34、第1下側アーム先端点26、第2上側アーム基端点64、第2下側アーム先端点56それぞれ1つのプーリによる単ルートを通り、第2ロープも第1下側アーム先端点26で折り返す一往復のルートとして説明したが、各点のプーリを複数にして第1上側アーム基端点34と第1下側アーム先端点26間および第2上側アーム基端点64と第2下側アーム先端点56間で複数回折り返し、たとえば第1ロープを3本並行し、第2ロープでは6本並行するように構成すると、図1あるいは図2の機構の効果を生み出しながら、同時にロープの張力を1/3に減ずる効果が得られる。よって、重量過多の原因となる大きな減速比の減速機なしで、モータを使うことができて装置全体として軽量化を図れる。
ここで、図4を参照して、さらに別の駆動装置について説明する。図4に示す駆動装置380では、第1下側アーム先端点26で第1下側平行アーム22とプーリ326が固定され、軸26回りに自在に回動する。また、第2上側アーム基端点64で第2上側平行アーム62とプーリ364が固定され、軸64回りに自在に回動する。ロープ386が、第2上側アーム基端点64のプーリ364上の固定点368で端部を固定され、鉛直方向に張れられ、第1下側アーム先端点26のプーリ326に逆向きに巻かれて、固定点328で固定される。プーリ326を回転するために、第2下方支持部材42に支持される直動駆動系390、または、第1下側平行アーム22と平行に保持され、第1上方支持部材14に支持される直動駆動系388を駆動する。直動駆動系388、390は、シリンダ等の公知の構造でよい。直動駆動系388または390を駆動すると、プーリ326とプーリ364とが逆向きに同じ角度だけ回転する。したがって、第1下側平行アーム22と第2上側平行アーム62が同じ角度だけ回転する。すなわち、第1アーム20と第2アーム50とが同じ仰角だけ変化する。
次に図5を参照して、これまで説明した多関節アーム装置1を用いる重量物搬送装置101について説明する。重量物搬送装置101は、多関節アーム装置1を用いるものとして説明するが、多関節アーム装置2あるいは多関節アーム装置3を用いてもよい。重量物搬送装置101では、支持台110に多関節アーム装置1の第1回転ジョイント10を載置する。支持台110は、半環状のベース114に複数のキャスター116を備え、可動としている。さらに、ベース114に支柱112を立設し、支柱112の上に多関節アーム装置1を載置することで、作業者が扱いやすい高さとしている。このような重量物搬送装置101によれば、重い物品を容易に上下できて物品Wが急に置かれたり取り除かれたりしても急速な動きを生ずることがなく、また水平方向にも容易に移動できる簡単な構造の重量物搬送装置となる。さらに、作業者が重量物搬送装置101とともに物品Wを搬送できるので、広い範囲に搬送可能であるとともに、どこででも重量物搬送装置101を使用することができる。
図6を参照して、支持台として支持台110の代わりにバスケット120に多関節アーム装置1を設置した重量物搬送装置102について説明する。例えば航空機の整備のように、作業者も高い位置に移動して作業をする必要がある場合などは、重量物搬送装置102は便利である。高い位置においても、重量のある物品Wの高さを調整し、水平方向に動かし、物品Wが急に置かれたり取り除かれたりしても急速な動きを生ずることがなく、簡便な構造の重量物搬送装置102となる。このように本発明における支持台は、床面であっても、キャスター等により移動可能にされてもよく、バスケットをも含む。
図7を参照して、重量物搬送装置103について説明する。重量物搬送装置103は、支持台130から水平方向に延在し水平面上で回転するアーム132に、例えば多関節アーム装置1の第1回転ジョイント10を載置する。支持台130は床面に固定される板で、支持台130条の回転ジョイントにより、アーム132は容易に回転する。このように構成すると、広い範囲に物品Wを搬送でき、物品Wが急に置かれたり取り除かれたりしても急速な動きを生ずることがなく、簡単な構造で、かつ、水平方向の移動範囲の広い重量物搬送装置103となる。
1、2、3 多関節アーム装置
10 第1回転ジョイント
14 第1上方支持部材
20 第1アーム
22 第1下側平行アーム
24 第1下側アーム基端点
26 第1下側アーム先端点
32 第1上側平行アーム
34 第1上側アーム基端点
36 第1上側アーム先端点
40 第2回転ジョイント
42 第2下方支持部材
44 第2上方支持部材
50 第2アーム
52 第2下側平行アーム
54 第2下側アーム基端点
56 第2下側アーム先端点
62 第2上側平行アーム
64 第2上側アーム基端点
66 第2上側アーム先端点
70 第3回転ジョイント
72 第3下方支持部材
76 操作ハンドル
80 駆動装置
82 引張機構
84 第1ロープ
86 第2ロープ
90、92、94、96、98 プーリ
101、102、103 重量物搬送装置
110 支持台
112 支柱
114 ベース
116 キャスター
120 支持台(バスケット)
126 プーリ
130 支持台
132 アーム
134 プーリ
154 プーリ
156 プーリ
164 プーリ
180 駆動装置
182 引張機構
184 第1ロープ
186 第2ロープ
194 方向変換プーリ
200、202、204 固定点
226 プーリ
227 プーリ
228 固定点
229 プーリ
234 プーリ
235 プーリ
256 プーリ
280 駆動装置
284 第3ロープ
286 第4ロープ
288 固定点
296 方向変換プーリ
326 プーリ
328 固定点
364 プーリ
368 固定点
380 駆動装置
386 ロープ
388、390 直動駆動系
W 物品
θ 仰角

Claims (7)

  1. 鉛直軸回りに回転可能な第1回転ジョイントと;
    前記第1回転ジョイントの鉛直上方に延在する第1上方支持部材と;
    前記第1上方支持部材に水平軸回りに回動可能に接続される第1アームと;
    前記第1アームが水平軸回りに回動可能に接続される、第2下方支持部材と;
    前記第2下方支持部材の上方に固定され、鉛直軸回りに回転可能な第2回転ジョイントと;
    前記第2回転ジョイントの鉛直上方に延在する第2上方支持部材と;
    前記第2上方支持部材に水平軸回りに回動可能に接続される第2アームと;
    前記第2アームが水平軸回りに回動可能に接続される、第3下方支持部材と;
    前記第3下方支持部材の上方に固定され、鉛直軸回りに回転可能な第3回転ジョイントと;
    前記第1アームと前記第2アームの仰角を等しく変化させる駆動装置とを備える;
    多関節アーム装置。
  2. 前記第1アームは、前記第1上方支持部材と第1下側アーム基端点で接続し、前記第2下方支持部材と第1下側アーム先端点で接続する第1下側平行アームと、前記第1上方支持部材と第1上側アーム基端点で接続し、前記第2下方支持部材と第1上側アーム先端点で接続する第1上側平行アームとを有し;
    前記第2アームは、前記第2上方支持部材と第2下側アーム基端点で接続し、前記第3下方支持部材と第2下側アーム先端点で接続する第2下側平行アームと、前記第2上方支持部材と第2上側アーム基端点で接続し、前記第3下方支持部材と第2上側アーム先端点で接続する第2上側平行アームとを有する;
    請求項1に記載の多関節アーム装置。
  3. 前記駆動装置は、前記第1上側アーム基端点と前記第1下側アーム先端点との距離、および、前記第2上側アーム基端点と前記第2下側アーム先端点との距離を同時に同じ量だけ変化させることにより、前記第1アームと前記第2アームの仰角を同じ値に保つように変化させる;
    請求項2に記載の多関節アーム装置。
  4. 前記駆動装置は、前記第1上側アーム基端点から前記第1下側アーム先端点および前記第2上側アーム基端点を経て前記第2下側アーム先端点に至る第1ロープと、前記第1上側アーム基端点から前記第1下側アーム先端点を経て前記第1上側アーム基端点あるいはその近傍の固定点で固定される第2ロープと、前記第1ロープと前記第2ロープを前記第1上側アーム基端点側から引っ張る引張機構とを有する;
    請求項3に記載の多関節アーム装置。
  5. 前記駆動装置は、前記第1上側アーム基端点から前記第1下側アーム先端点に至る第3ロープと、前記第1上側アーム基端点から前記第1下側アーム先端点および前記第2上側アーム基端点を経て前記第2下側アーム先端点に至る第4ロープと、前記第3ロープを巻き取るプーリと、前記プーリの2倍の径のプーリであって前記第4ロープを巻き取るプーリと、前記第3ロープを巻き取るプーリと前記第4ロープを巻き取るプーリとを同じ回転角度で回転させる回転機構とを有する;
    請求項3に記載の多関節アーム装置。
  6. 請求項1乃至5のいずれか1項に記載の多関節アーム装置を備え;
    前記第1回転ジョイントを支持台に載置し、前記第3回転ジョイントの上部に搬送する物品を載置する;
    重量物搬送装置。
  7. 請求項1乃至5のいずれか1項に記載の多関節アーム装置を備え;
    支持台から水平方向に延在し水平面上で回転するアームに第1回転ジョイントを載置し、前記第3回転ジョイントの上部に搬送する物品を載置する;
    重量物搬送装置。
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