JP2021010937A - 液体加圧加工処理装置及び液体加圧加工処理方法 - Google Patents
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Abstract
Description
図1は、本発明の第1実施形態に係る液体加圧加工処理装置の全体構成説明図である。符号を付与していないが、図中に黒丸で示した部分は、Oリングなどのシール部材を表している。
本発明の第1実施形態に係る液体加圧加工処理装置は、概略的には、載置ベース03及び圧力容器02を有する装置本体と、載置ベース03を支持するベース01と、載置ベース03及び圧力容器02の少なくとも一方を他方に対して接近又は離隔する方向に相対移動させる移動機構50と、装置本体に加圧液を注入あるいは排出する加圧液制御回路(図示省略)と、被加工物80を覆い、該被加工物80と加圧液とを分離する膜61とを備えている。
以下、第1実施形態に係る液体加圧加工処理装置の構成について、より具体的に説明する。なお、以下の説明において、「閉鎖空間」とは、圧力容器02と載置ベース03とを嵌合させることにより内部空間を形成した後、開閉弁20,30を閉じて該内部空間を密閉されることにより形成される空間(密閉空間)のことをいう。
図1から図7により、第1実施形態に係る液体加圧加工処理プロセスを説明する。第1実施形態に係る液体加圧加工処理プロセスでは、上述した第1実施形態に係る液体加圧加工処理装置を使用する。
以下、第1実施形態に係る液体加圧加工処理プロセスについて、より具体的に説明する。
図1のように圧力容器02が載置ベース03と離隔した状態において、載置ベース03の上面に、被加工物80が載置される。圧力容器02と可撓膜61とは、開閉弁以外の部分が閉鎖された空間が形成されている。このとき、かかる空間は常圧である。
図2は、本発明の第1実施形態に係る液体加圧加工処理方法の説明図Aである。ステップ2では、有蓋筒状の圧力容器02と圧力容器02の底側に配置し被加工物80を載置した載置ベース03とを嵌合する。ステップ1の状態から、移動機構50により、圧力容器02が下降すると、図2に示すように、圧力容器02は載置ベース03に嵌合し、さらに、ロッドクランプ52を締め付けると、直動ロッド51は軸方向の移動が拘束され、圧力容器02と載置ベース03の嵌合状態が保持される。また、被加工物80は、上述した空間内ではなく、載置ベース03と可撓膜61との間に密閉され、上述した空間とは隔てられ、圧力容器02内は、可撓膜61内と可撓膜61外の2つの空間に分離される。本ステップでは、被加工物80は、開口部が内壁最下部に設けてある第二の流路06と開口部が内壁最上部に設けてある第一の流路07を備え内部上面が傾斜した圧力容器02と、可撓膜61を隔てて載置ベース03に載置される。
図3は、本発明の第1実施形態に係る液体加圧加工処理方法の説明図Bである。ステップ2の状態から、載置ベース03に設けられた第三の流路08を経由し、可撓膜61と載置ベース03の間に残留する空気が、排気ポート04から吸引される。その結果、被加工物80の周辺は減圧状態となり、図3に示したように、可撓膜61が被加工物80の表面形状に沿い、密着した状態となる。被加工物80を減圧された環境下に置くことで接着界面等に残留する微細な気泡が排除される。
ステップ3に続くステップ4では、被加工物80を可撓膜61で覆った状態で、圧力容器02の内部側面の最下部に開口部を有する第二の流路06から加圧液を圧力容器02内に注入する。詳細には、図3の状態において、開閉弁20の給排ポート24から、圧力容器02の内部に向かって、加圧液が注入される。加圧液は、圧力容器02の壁面流路である第二の流路06を通り、可撓膜61の近傍の第二の流路06の開口部から、圧力容器02の内部を満たしていく。加圧液が圧力容器02の壁面上面に達すると、圧力容器02の内部に残留している空気は、内部上壁面の傾斜に沿って移動し、開閉弁30の接続流路である第一の流路07から、給排ポート34に接続された外部の加圧液制御回路(図示省略)に排気される。加圧液の注入をさらに続けると、圧力容器02の内部は常圧の加圧液で完全に満たされる。
次のステップ5では、圧力容器02の内部側面の最上部に開口部を有する第一の流路07から圧力容器02内の残留空気を排出する。図4は、本発明の第1実施形態に係る液体加圧加工処理方法の説明図Cである。本ステップでは、ステップ4で残留空気が排除され給排ポート24からの注入を継続した状態で、加圧機構10の減圧ポート13に作動空気を送気し、加圧ピストン11を最上部まで移動する。加圧ピストン11の下部の空間は常圧の加圧液で満たされた状態である。
ステップ5の後、ステップ6では、圧力容器02の外部側面に装着された開閉弁20,30を閉じて圧力容器02内を密閉することにより加圧液で満たされた閉鎖空間を形成する。詳細には、開閉弁20の閉操作ポート22、および開閉弁30の閉操作ポート32に、作動空気を送気し、それぞれのスプールが圧力容器側に移動することにより、加圧液の流路と給排ポートとの間が遮断され、圧力容器02と可撓膜61とで囲まれて形成される空間は加圧液で満たされ開閉弁20,30を閉じることで密閉状態となる。図5は、本発明の第1実施形態に係る液体加圧加工処理方法の説明図Dである。図5は、スプール21,31が第二の流路06、第一の流路07と給排ポート24,34との接続を遮断した状態を示す。
本ステップでは、圧力容器02の内部上面を貫通して設けられた加圧機構10により閉鎖空間内の加圧液を加圧して、可撓膜61で覆われた被加工物を加圧処理する。詳細には、まず、図5に示した状態で、加圧機構10の加圧ポート12に作動空気を送気する。その結果、加圧ピストン11の上端面には、作動空気の圧力が作用し、加圧ピストン11が下降するため、圧力容器02の内部の空間が加圧され、したがって、該空間を満たす加圧液が圧縮され加圧される。圧力容器02と可撓膜61とで囲まれた範囲は閉じた開閉弁20,30と加圧機構10により密閉されており、このとき密閉された空間すなわち閉鎖空間は加圧状態である。図6は、本発明の第1実施形態に係る液体加圧加工処理方法の説明図Eである。図6は、加圧ピストン11が徐々に下へ押し込まれている状態を示す。加圧ピストン11が下方へ移動した体積分だけ圧力容器02の内部の空間が加圧され、したがって、該空間を満たす加圧液にかかる圧力が増加する。図示はしていないが、圧力容器02の内部に圧力センサを設置し、この計測値をもとに、加圧ポート12に供給する作動空気圧力を制御すれば、加圧液を所望の圧力に制御することが可能である。この状態を所定の時間保持し、加圧加工処理が完了する。被加工物80は、加圧加工処理中、加圧液が含まれる空間とは可撓膜61によって隔てられている。被加工物80には、均一な加圧力が付与され、接着層等の密着性が向上し、したがって加工品質が向上する。
加圧加工処理を完了した後、圧力容器02の内部側面の最下部に開口部を有する第二の流路06から加圧液を排出する。図6に示した状態から、開閉弁20と30とを開状態にし、開閉弁30の給排ポート34から、低圧の空気を送気し、開閉弁20の給排ポート24から加圧液を排液する。給排ポート24は、圧力容器02内部に加圧液を注入するポートであるとともに圧力容器02内部から加圧液を排出するポートである。開閉弁20に接続されている圧力容器02の流路は、可撓膜61に接した最下部に開口部を設けているため、加圧液を十分に排除することが可能である。また同時に、加圧機構10の加圧ピストン11は最下部まで下降し、図2に示した状態に復帰する。
図2に示した状態から、圧力容器02を上昇させ、図1に示した状態にして、被加工物80を取り出す。
本実施形態によれば、載置ベースと圧力容器が嵌合することにより被加工物を加圧処理するチャンバ(圧力容器と載置ベースとが嵌合され開閉弁が閉じられたときに形成される閉鎖空間)を形成し、そのチャンバに加圧機構を直接取り付けてあるので、不要な配管や圧力ポンプ等を排除し小型化できる。本実施形態によれば、載置ベースと圧力容器が離隔することにより、被加工物の取り出しを容易にできる。
なお、第1実施形態では、ベース01及び載置ベース03が水平で圧力容器02の内部上面が鉛直方向に傾斜しているが、第1実施形態に係る液体加圧加工処理装置の変形例として、図7に示すように圧力容器02を含む流路系全体を適度な角度で傾斜させることでも、加圧液を注入する際の残留空気を排除することが可能である。第1実施形態に係る液体加圧加工処理装置の変形例では、載置ベース03の上面が、第二の流路06の開口部近傍側を最下部として鉛直方向に対して傾斜している。載置ベース03を圧力容器02と嵌合したときに、第二の流路06の開口部の真下になる部分が低くなっており、したがって、圧力装置内の液が第二の流路06の開口部付近に集まり、排液しやすい。第1実施形態に係る液体加圧加工処理装置の変形例では、排液能力が高く、加圧液の漏洩リスクが低減され、被加工物が加圧液に曝露されるリスクが低減される。
図8は、本発明の第2実施形態に係る液体加圧加工処理装置の全体構成説明図である。本実施形態においては、被加工物80を覆って載置ベース03の上面部に設置した可撓膜61を有する。圧力容器02の下端部は開放状態で、可撓膜61はない。その他の構成は第1実施形態と同様である。圧力容器02と載置ベース03が離隔されている状態でも、被加工物を可撓膜で覆った状態である。
図9は、本発明の第3実施形態に係る液体加圧加工処理装置の全体構成説明図である。本実施形態は、第1実施形態で示した構成のうち、加圧機構と1つの開閉弁の機能を合体させ、さらなる小型化を実現するものである。すなわち、第3実施形態に係る液体加圧加工処理装置において第1実施形態に係る液体加圧加工処理装置と異なる点は、加圧機構10に代えて、第一の開閉弁30及び第二の開閉弁20の少なくとも一方(第3実施形態では第一の開閉弁30)に、内部空間の容積を減少させて該内部空間内の加圧液を加圧可能に構成された開閉弁付加圧機構40を採用した点である。
図9に示すように、載置ベース03上に被加工物80がセットされる。
図10は、本発明の第3実施形態に係る液体加圧加工処理方法の説明図Aである。本実施形態のステップ2は、第1実施形態のステップ2と同様である。図9に示した状態から、図10に示した状態となる。
本実施形態のステップ3は、第1実施形態のステップ3と同様であり、可撓膜61は被加工物80の表面に沿って密着した状態となる。
ステップ3に続く本実施形態のステップ4は、被加工物を可撓膜で覆った状態で、圧力容器02の内部側面の最下部に開口部を有する第二の流路06から加圧液を圧力容器02内に注入する。詳細には、第1実施形態のステップ4と同様に、開閉弁20の給排ポート24から、加圧液が圧力容器02に導入され、内部が満たされる。
次のステップ5では、圧力容器02の内部側面の最上部に開口部を有する第一の流路07から圧力容器02内の残留空気を排出する。本実施形態のステップ5では、開閉弁付加圧機構40の給排ポート44から、圧力容器02内の残留空気と、余剰の加圧液が排出される。
ステップ5の後、ステップ6では、圧力容器02の外部側面に装着された開閉弁20と開閉弁付加圧機構40を閉じて圧力容器02内を密閉することにより加圧液で満たされた閉鎖空間を形成する。本実施形態のステップ6では、開閉弁20の閉操作ポート22に作動空気が送気され、スプール21が圧力容器側に移動することにより、加圧液の第二の流路06と給排ポート24の間が遮断され、開閉弁20が閉状態となる。本実施形態では、加圧機構でもあり開閉弁でもある開閉弁付加圧機構40の閉操作ポート42に作動空気が送気され、加圧スプール41が、圧力容器02側に移動し、開閉弁付加圧機構40の給排ポート44が閉じられる。図11は、本発明の第3実施形態に係る液体加圧加工処理方法の説明図Bである。図11は、被加工物80の周囲が減圧状態になっており、開閉弁20の給排ポート24と開閉弁付加圧機構40の給排ポート44が閉じられた状態を示す。
図12は、本発明の第3実施形態に係る液体加圧加工処理方法の説明図Cである。本実施形態のステップ7では、圧力容器02の外部側面に設けられた加圧機構兼開閉弁である開閉弁付加圧機構40により閉鎖空間内の加圧液を加圧して、可撓膜61で覆われた被加工物80を加圧処理する。詳細には、第1実施形態のステップ7と異なり、閉操作ポート42にさらに作動空気を送気し、図12に示したように、加圧スプール41をさらに圧力容器02側に移動して圧力容器内の加圧液を圧縮して加圧する。作動空気の圧力を高めると、加圧スプール41の左端部(基端側)に圧力がかかり、右端面(先端)側すなわち圧力容器側に加圧スプール41が移動する。加圧スプール41が移動した体積分だけ圧力容器02の内部の空間が加圧され、したがって、該空間を満たす加圧液にかかる圧力がその分増加する。図示はしていないが、圧力容器02の内部に圧力センサを設置し、この計測値をもとに、閉操作ポート42に供給する作動空気圧力を制御すれば、加圧液を所望の圧力に制御することが可能である。この状態を所定の時間保持し、加圧加工処理が完了する。
加圧加工処理を完了した後、第1実施形態のステップ8と同様に、圧力容器02の内部側面の最下部に開口部を有する第二の流路06から加圧液を排出する。本実施形態では、図12に示した状態から、開閉弁20と開閉弁付加圧機構40とを開状態にし、開閉弁付加圧機構40の給排ポート44から、低圧の空気を送気し、開閉弁20の給排ポート24から加圧液を排液し、図10に示した状態に復帰する。開閉弁20に接続されている圧力容器02の第二の流路06は、可撓膜61に接した最下部に開口部を設けているため、加圧液を十分に排除することが可能である。
図10に示した状態から、圧力容器02を上昇させ、図9に示した状態にして、被加工物80を取り出す。
本実施形態によれば、第1実施形態と同様に、加圧時に高圧となる領域を加圧加工処理部に極力限定して、一体化を実現できる。これにより、装置の小型化と安全性向上を可能とし、第二に、被加工物を取出す際に被加工物の周囲に加圧液が残留することを抑制し、加圧液の漏洩リスク、被加工物が加圧液に曝露されるリスクを低減できる。
02 圧力容器
03 載置ベース
04 排気ポート
06 第二の流路
07 第一の流路
08 第三の流路
10 加圧機構
11 加圧ピストン
12 加圧ポート
13 減圧ポート
20,30 開閉弁
21,31 スプール
22,32 閉操作ポート
23,33 開操作ポート
24 給排ポート
34 給排ポート
40 開閉弁付加圧機構
41 加圧スプール
42 閉操作ポート
43 開操作ポート
44 給排ポート
50 直動機構
51 直動ロッド
52 ロッドクランプ
53 直動軸受
60 可撓膜クランプ
61 可撓膜
70 上ヒータ
71 下ヒータ
80 被加工物
Claims (9)
- 被加工物を載置可能な載置ベース、及び、該載置ベースと対向して配置され、該載置ベースと嵌合した状態において該載置ベースとの間に内部空間を形成可能な圧力容器を有する装置本体と、
前記載置ベース及び前記圧力容器の少なくとも一方を他方に対して接近又は離隔する方向に相対移動させる移動機構と
を備え、
前記装置本体は、
前記内部空間内の気体を排出可能な第一の流路と、該内部空間に対して加圧液を供給可能な第二の流路とが形成され、
該第一の流路を開閉させる第一の開閉弁と、該第二の流路を開閉させる第二の開閉弁とが設けられており、
前記内部空間内に充填された加圧液を加圧可能に構成されている
ことを特徴とする液体加圧加工処理装置。 - 前記第一の流路の前記内部空間に臨む開口部は、前記第二の流路の前記内部空間に臨む開口部よりも鉛直方向上方に形成されている
ことを特徴とする請求項1に記載の液体加圧加工処理装置。 - 前記圧力容器は、前記載置ベースの鉛直方向上方に配されており、内部上面と内部側面とを有する形状に形成され、
前記第一の流路の前記内部空間に臨む開口部は、前記圧力容器の前記内部上面又は前記内部側面の上部に形成されており、
前記第二の流路の前記内部空間に臨む開口部は、前記圧力容器の前記内部側面の下部又は前記載置ベースに形成されている
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の液体加圧加工処理装置。 - 前記圧力容器の前記内部上面は、前記第一の流路の前記開口部が最上部となるよう鉛直方向に対して傾斜している
ことを特徴とする請求項3に記載の液体加圧加工処理装置。 - 前記装置本体は、前記圧力容器の前記内部上面あるいは前記内部側面を貫通して装着され、前記内部空間の容積を減少させて該内部空間内の加圧液を加圧する加圧機構を有する
ことを特徴とする請求項3又は4に記載の液体加圧加工処理装置。 - 前記第一の開閉弁及び前記第二の開閉弁の少なくとも一方は、前記内部空間の容積を減少させて該内部空間内の加圧液を加圧可能に構成された開閉弁付加圧機構である
ことを特徴とする請求項1〜4いずれか1項に記載の液体加圧加工処理装置。 - 前記載置ベースの上面が、前記第二の流路の前記開口部近傍側を最下部として鉛直方向に対して傾斜していることを特徴とする請求項1〜6いずれか1項に記載の液体加圧加工処理装置。
- 前記被加工物を覆い前記被加工物と加圧液とを分離する膜を有し、
前記膜が、前記圧力容器の下端部に固定した可撓膜、あるいは前記載置ベースの上面部に設置した可撓膜であって、
前記載置ベースが、該載置ベースの上面に開口し該載置ベースの内部を通って、該載置ベースの外部に連通し、該載置ベースと前記可撓膜との間の空気を排気する手段を有する
ことを特徴とする請求項1〜7いずれか1項に記載の液体加圧加工処理装置。 - 被加工物を載置した載置ベースと、前記載置ベースと対向して配置された圧力容器とを嵌合させて内部空間を形成し、
前記被加工物を可撓膜で覆った状態で前記圧力容器又は前記載置ベースに形成された第二の流路から加圧液を前記内部空間に注入し、
前記圧力容器に形成された第一の流路から前記内部空間の残留空気を排出し、
前記圧力容器又は前記載置ベースに装着された開閉弁を閉じて前記内部空間を密閉することにより、該内部空間を加圧液で満たされた閉鎖空間とし、
前記圧力容器又は前記載置ベースに設けられた加圧機構により前記閉鎖空間内の加圧液を加圧して、前記被加工物を加圧処理し、
加圧処理後、前記内部空間の加圧液を排出する
ことを特徴とする液体加圧加工処理方法。
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JP2019127515A Active JP6681099B1 (ja) | 2019-07-09 | 2019-07-09 | 液体加圧加工処理装置及び液体加圧加工処理方法 |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPS61115697A (ja) * | 1984-11-09 | 1986-06-03 | アセア アクチーボラグ | 鋳物の巣を減少させる方法 |
JPH02182157A (ja) * | 1988-09-27 | 1990-07-16 | Kobe Steel Ltd | 高圧処理装置 |
JPH06143311A (ja) * | 1992-11-12 | 1994-05-24 | Meiki Co Ltd | ホットプレス装置 |
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-
2019
- 2019-07-09 JP JP2019127515A patent/JP6681099B1/ja active Active
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WO2022163679A1 (ja) | 2021-01-27 | 2022-08-04 | 日新電機株式会社 | ダイヤモンドセンサユニット |
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