JP2021010260A - バスバーユニット製造装置 - Google Patents

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正文 谷田
Masabumi Tanida
正文 谷田
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Abstract

【課題】複数本のバスバーを正確に位置決めした状態で金型に設置して、効率よくバスバーユニットを製造できる装置を提供する。【解決手段】樹脂成形体と、樹脂成形体にインサート成形される複数のバスバーとを有するモータ用バスバーユニットを製造する装置1である。複数のバスバーを金型3A,3Bに設置するバスバー搬送装置10は、複数のバスバーを相互に位置合わせされた状態で保持する複数の保持ピンを有するヘッド部12A,12Bと、ヘッド部を支持するアーム部11と、を有する。【選択図】図1

Description

本発明は、バスバーユニット製造装置に関する。
従来から、モータ用のバスバーユニットとして、例えば特許文献1に開示されるように、複数本のバスバーが樹脂モールドされたバスバーユニットが知られる。
特開2017−208871号公報
バスバーユニットを製造する工程では、バスバーの金型への設置精度がそのままバスバーユニットの製品精度となるため、複数本のバスバーを正確に位置決めした状態で金型に設置する必要があった。所望の位置精度を得るために、作業者がバスバー位置の微調整を繰り返すことになり、作業が煩雑であった。
本発明の1つの態様によれば、樹脂成形体と、前記樹脂成形体にインサート成形される複数のバスバーとを有するモータ用バスバーユニットを製造するバスバーユニット製造装置が提供される。バスバーユニット製造装置は、前記複数のバスバーを金型に設置するバスバー搬送装置を有する。前記バスバー搬送装置は、前記複数のバスバーを相互に位置合わせされた状態で保持する複数の保持ピンを有するヘッド部と、前記ヘッド部を支持するアーム部と、を有する。
本発明の1つの態様によれば、効率よくバスバーユニットを製造できる装置が提供される。
図1は、モータ用バスバーユニット製造装置の斜視図である。 図2は、バスバーユニットの斜視図である。 図3は、バスバーおよびベアリングケースの斜視図である。 図4は、バスバーおよびインサート成形用の入れ子を示す斜視図である。 図5は、ヘッド部を下側から見た斜視図である。 図6は、ヘッド部を下側から見た斜視図である。 図7は、ヘッド部を下側から見た斜視図である。 図8は、ヘッド部およびアーム部の側面図である。 図9は、ヘッド部およびアーム部の断面図である。
以下、図面を用いて本発明の実施の形態について説明する。
以下の説明では、図1に示す本実施形態のバスバーユニット製造装置1が水平面上に位置する場合の位置関係を基に、鉛直方向を規定して説明する。また、図面においては、適宜3次元直交座標系としてXYZ座標系を示す。
XYZ座標系において、Z軸方向は、+Z側を上側とし、−Z側を下側とする鉛直方向である。X軸方向は、Z軸方向と直交する方向であって金型3A、3Bが並ぶ左右方向である。Y軸方向は、X軸方向とZ軸方向との両方と直交する方向であって、バスバーユニット製造装置1の奥行き方向である。
なお、本明細書で規定する方向は、単に各部の相対位置関係を説明するための名称であり、実際の配置関係等は、これらの名称で示される配置関係等以外の配置関係等であってもよい。
本実施形態のバスバーユニット製造装置1は、図2に示すバスバーユニット100をインサート成形により製造する装置である。バスバーユニット製造装置1は、ベース部2と、ベース部2に固定される金型3Aおよび金型3Bと、ベース部2の上側に位置するバスバー搬送装置10と、を有する。
ベース部2は、金属製の基台である。ベース部2は、上面に開口する2箇所の凹部2A、2Bを有する。金型3A、3Bは、凹部2A、2Bにそれぞれ挿入され、固定される。金型3A、3Bは、バスバーユニット100をインサート成形するための固定型である。バスバーユニット製造装置1は、図示しない可動型を備える。可動型は、例えば、図1における固定型の上方に位置する。
バスバーユニット製造装置1は、ベース部2を回転移動または直進移動させる移動機構を備えていてもよい。この構成によれば、ベース部2を移動可能に構成することで、金型3A、3Bを水平方向に移動させることができる。例えば、金型3A、3Bを、バスバー搬送装置10によりバスバーが設置される位置と、可動型とともに射出成形工程が実施される位置との間で相互に移動させることができる。これにより、バスバー搬送装置10と射出成形装置とを効率的に配置可能である。
バスバーユニット100は、モータ用のバスバーユニットである。バスバーユニット100は、図3に示すインサート部品120を、樹脂成形体110にインサート成形することにより製造される。インサート部品120は、帯状の金属片からなる複数のバスバー121〜125と、カップ状の金属部品からなるベアリングケース115とを含む。インサート部品120は、固定型である金型3A、3Bに設置される。
樹脂成形体110は、円環状のベアリングホルダ部111と、ベアリングホルダ部111の側面から側方へ延びるコネクタ部112とを備える。ベアリングホルダ部111は、モータのハウジング開口部に取り付けられる部位である。コネクタ部112は、モータと外部装置の接続端子との接続部位である。バスバー121〜125は、ベアリングホルダ部111からコネクタ部112にわたる領域にインサート成形される。ベアリングケース115は、ベアリングホルダ部111の中央部にインサート成形される。
本実施形態のバスバーユニット100は、5本のバスバー121〜125を有する。バスバー121〜125のそれぞれの一方の端部はベアリングホルダ部111に位置し、ベアリングホルダ部111の表面から外側に突出する。バスバー121〜125の他方の端部はコネクタ部112に位置し、コネクタ部112の外筒部112aの内側に露出する。バスバー121〜125は、モータの内部と外部を電気的に接続する導電端子である。
図3に示すバスバー121およびバスバー122は、ベアリングホルダ部111に露出する端子部121a、122aにおいて、図示しないセンサ基板に接続される。センサ基板は、例えばホール素子を備える。ホール素子は、モータのロータマグネットまたはセンサマグネットの磁束を検出する。バスバー121、122は、ホール素子の出力信号を、コネクタ部112に接続される外部端子に出力する。
バスバー123、124、125は、モータのステータに接続されるU相、V相、W相の電源配線である。バスバー123は、ベアリングホルダ部111に露出する2つの接続端子123a、123bを有する。バスバー124は、2つの接続端子124a、124bを有する。バスバー125は、2つの接続端子125a、125bを有する。6つの接続端子123a、123b、124a、124b、125a、125bは、ステータのコイルから延びる引出線の端部に接続される。
図2に示すバスバーユニット100は、バスバーユニット製造装置1により製造可能なバスバーユニットの一例であり、他の構成のバスバーユニットであってもよい。例えば、バスバーユニット100において、コネクタ部112は、ベアリングホルダ部111の図示上側または下側に延びていてもよい。バスバーユニット100は、コネクタ部112を備えないバスバーユニットであってもよい。バスバーユニット100は、ベアリングケース115を備えないバスバーユニットであってもよい。バスバーユニット100において、複数のバスバー121〜125の本数、形状および配置は、バスバーユニット100が搭載されるモータの仕様に応じて適宜変更可能である。
バスバー搬送装置10は、図3に示すインサート部品120を、図4に示すように、入子型130と組み合わせた状態で、図1示す金型3A、3Bに設置する。入子型130は、奥行き方向(Y軸方向)の手前側(−Y側)の端部に、コネクタ部112を成形するコネクタ型部131を有する。コネクタ型部131は、奥行き方向手前側(−Y側)を向く面に、複数のバスバー挿入穴131aを有する。バスバー121〜125は、コネクタ型部131のバスバー挿入穴131aに挿入され、入子型130によって片持ちに支持される。インサート部品120のうち、ベアリングケース115は、後述するヘッド部12A、12Bに直接保持される。
バスバー搬送装置10は、図1に示すように、2つのヘッド部12A、12Bと、ヘッド部12A、12Bを支持するアーム部11と、を有する。
アーム部11は、上側から見てU形であり、奥行き方向(Y軸方向)に沿って延びる2本の支持アーム11A、11Bと、支持アーム11A、11Bを左右方向(X軸方向)に連結する連結部11Cとを有する。アーム部11は、接続部材13を介して図示しない駆動機構に接続される。駆動機構は、接続部材13を介してアーム部11を鉛直方向および水平方向に移動可能である。
ヘッド部12A、12Bは、支持アーム11A、11Bの下面側に位置する。ヘッド部12Aと支持アーム11Aとは、上下方向に延びる2本の連結ピン14a、14bを介して連結される。ヘッド部12Bと支持アーム11Bとは、上下方向に延びる2本の連結ピン15a、15bを介して連結される。
バスバー搬送装置10において、ヘッド部12Aとヘッド部12Bは、共通の構成を有する。以下の説明では、主にヘッド部12Aについて詳細に説明する。
ヘッド部12Aは、図5に示すように、支持アーム11Aの下面と対向する平板状のベース部21と、バスバー121〜125を保持する保持ピン51〜54を支持する台座部22と、入子型130を保持する入子型保持部23と、金型3Aとヘッド部12Aとを位置決めする2本の位置決めピン24a、24bと、ベアリングケース115を保持するチャック部25と、を有する。
ベース部21は、図8および図9に示すように、ベース部21の上面から上側へ延びる2本の連結ピン14a、14bを有する。連結ピン14a、14bは、それぞれの上端から径方向に広がるフランジ部141を有する。連結ピン14a、14bは、それぞれの下端に雄ねじ部142を有するボルトである。
連結ピン14a、14bは、支持アーム11Aに埋め込まれる円筒ブッシュ17に上側から挿入される。円筒ブッシュ17は、図9に示すように、支持アーム11Aを上下方向に貫通する貫通孔11aに嵌め込まれる。円筒ブッシュ17の内側の貫通孔が、連結ピン14a、14bが挿入されるピン挿入孔17aである。すなわち、ヘッド部12Aはヘッド部12Aからアーム部11へ延びる連結ピン14a、14bを有し、アーム部11は、連結ピン14a、14bが挿入されるピン挿入孔17aを有する。
連結ピン14a、14bがピン挿入孔17aに挿入された状態で、連結ピン14a、14bの雄ねじ部142がベース部21のねじ穴21aに締め込まれる。連結ピン14a、14bのフランジ部141は、支持アーム11Aの上面に位置する。フランジ部141の直径は、円筒ブッシュ17の直径よりも大きい。連結ピン14a、14bが、フランジ部141により抜け止めされることにより、支持アーム11Aとベース部21とが連結される。
ピン挿入孔17aの内側において、連結ピン14a、14bの外周面とピン挿入孔17aの内壁面との間には隙間が空く。すなわち、連結ピン14a、14bは、ピン挿入孔17aに遊びを有して嵌められる。この構成によれば、ピン挿入孔17aの内側で連結ピン14a、14bが水平方向に移動できるため、ヘッド部12Aが支持アーム11Aに対して相対移動可能に連結された状態となる。ヘッド部12Bについても、連結ピン15a、15bにより、支持アーム11Bに対して相対移動可能に連結される。
装置稼働時に、金型3A、3Bおよびその周辺部品は加熱によって膨張する。本実施形態の場合、金型3A、3Bは、互いの熱膨張に影響されるため、水平方向に不規則に移動する。ヘッド部12A、12Bを、アーム部11に対して相対移動可能に連結することで、ヘッド部12A、12Bの位置を、金型3A、3Bの移動に追従させることができる。これにより、装置稼働中のヘッド部12A、12Bの位置調整が不要になり、効率的にバスバーユニット100を製造できる。また、金型3A、3Bを互いに近づけて配置できるため、バスバーユニット製造装置1全体の小型化にも有利である。
バスバー搬送装置10は、ヘッド部12Aとアーム部11との間にボールローラー16を有する。本実施形態の場合、ベース部21と支持アーム11Aとの間に、5つのボールローラー16が配置される。ボールローラー16は、図9に示すように、ベース部21の上面に固定されるボール保持部16aと、ボール保持部16aの凹部に配置される金属ボール16bと、支持アーム11Aの下面に固定され金属ボール16bと接触する対向部材16cとを有する。
ボールローラー16は、ヘッド部12Aと支持アーム11Aとの上下方向の間隔を維持する。ヘッド部12Aは、連結ピン14a、14bのフランジ部141と、ボールローラー16とによって、上下方向にはほとんど移動しない状態で支持アーム11Aに連結される。ヘッド部12Aの水平移動時には、ボール保持部16aに保持される金属ボール16bが、対向部材16cの下側を向く平坦面上で滑ることにより、低摩擦でヘッド部12Aが移動する。
台座部22は、図6〜9に示すように、ベース部21下面の手前側(−Y側)に固定される。台座部22は、下側から見て中央部に貫通孔22aを有する金属ブロックである。台座部22の貫通孔22a内には、円柱状のチャック部25が配置されする。チャック部25を囲む台座部22の下面に複数の保持ピン51、52、53、54が配置される。複数の保持ピン51〜54は、台座部22の下面から鉛直方向下側に向かって互いに平行に延びる。
3本の保持ピン51は、台座部22の外周部に位置する。3本の保持ピン51は、台座部22の3箇所の角部の近傍に位置する。3本の保持ピン51は、図7に示すように、モータに三相の電源を供給するバスバー123、124、125を保持する。3本の保持ピン51は、バスバー123、124、125の外周側を向く端面に接触し、バスバー123〜125を水平方向に挟み込んで保持する。3本の保持ピン51は、先端部に、先端に向かって細くなるテーパー部を有する。これにより、ヘッド部12Aがバスバー123〜125を掴む際に、テーパー部によってバスバー123〜125が保持ピン51の外周面に案内される。上記作用により、バスバー123〜125の保持不良が生じにくくなる。
3本の保持ピン52は、台座部22の奥側(+Y側)の端部に位置する。3本の保持ピン52は、台座部22の奥側の辺縁に沿って左右方向(X軸方向)に並ぶ。3本の保持ピン52のうちの1本は、バスバー121の貫通孔121b(図3参照)に挿入される。バスバー121は、入子型130と保持ピン52とによりほぼ水平に支持される。3本の保持ピン52のうちの他の2本は、バスバー122の2つの貫通孔122bにそれぞれ挿入される。バスバー122は、入子型と2本の保持ピン52とによりほぼ水平に支持される。3本の保持ピン52は、先端部に、先端に向かって細くなるテーパー部を有する。これにより、ヘッド部12Aがバスバー121、122を掴む際に、テーパー部によって保持ピン52の先端部が、バスバー121、122の貫通孔121b、122b内にそれぞれ案内される。上記作用により、バスバー121、122の保持不良が生じにくくなる。
12本の保持ピン53は、チャック部25の周囲に円弧状に並んで配置される。12本の保持ピン53は、バスバー123〜125のコイル接続部を保持する。保持ピン53は、2本一組でバスバーを挟み込む。すなわち、12本の保持ピン53は、バスバー123〜125の6箇所を固定する。より詳細には、図7に示すように、バスバー123〜125の6箇所の接続端子123a、123b、124a、124b、125a、125bの基端部を、それぞれ2本の保持ピン53によって挟み込む。これにより、複数の保持ピン53は、モータのコイルとの接続部である接続端子123a、123b、124a、124b、125a、125bを、水平方向に位置決めする。
6本の保持ピン54は、チャック部25の周囲に円弧状に並んで配置される。6本の保持ピン54は、下側から見て、12本の保持ピン53とチャック部25との間に位置する。6本の保持ピン54は、バスバー123〜125の上側を向く端面に接触してバスバー123〜125を支持する。より詳細には、6本の保持ピン54は、接続端子123a、123b、124a、124b、125a、125bのそれぞれの上側の端面に接触する。6本の保持ピン54は、接続端子123a、123b、124a、124b、125a、125bを上下方向に位置決めする。
バスバーユニット製造装置1では、バスバー搬送装置10が、複数のバスバー121〜125を相互に位置合わせされた状態で保持する複数の保持ピン51〜54を有するヘッド部12A、12Bと、ヘッド部12A、12Bを支持するアーム部11と、を有する。
この構成によれば、保持ピン51〜54によってバスバー121〜125を保持することにより、バスバー121〜125を互いに位置決めされた状態で保持できる。保持ピン51〜54は曲げ方向に弾性変形可能であるため、バスバー121〜125の位置が多少ずれていても保持することができ、保持ピン51〜54の弾性復帰力によってバスバー121〜125の位置ずれを補正し、金型3A、3Bに設置可能な位置に保持できる。
作業者は、ヘッド部12A、12Bの保持ピン51〜54にバスバー121〜125を差し込んで保持させればよいため、金型3A、3Bに直接バスバー121〜125を設置する場合と比較して、バスバー121〜125の設置効率が格段に向上する。
バスバーユニット製造装置1では、バスバー121〜125をバスバー搬送装置10に供給するための治具を使用してもよい。作業者は、バスバー121〜125を、治具に配置する。作業者は、治具に対して、バスバー121〜125を、図3に示した位置関係で配置する。本実施形態のようにバスバー121〜125が入子型130と組み合わされて設置される場合には、作業者は、バスバー121〜125と入子型130とを上記治具に設置する。
バスバー搬送装置10は、治具に設置されたバスバー121〜125に対して、ヘッド部12A、12Bを上側から接近させ、バスバー121〜125の側面および貫通孔に保持ピン51〜54を接触させる。このとき、保持ピン51〜54は、先端にテーパー部を有しており、曲げ方向に弾性変形可能であるため、治具上のバスバー121〜125の位置が多少ずれていても、テーパー部によって保持ピン51〜54は、バスバー121〜125表面の正確な位置へ案内される。
保持ピン51〜54によってバスバー121〜125を保持した後は、保持ピン51〜54の弾性復帰力によって、バスバー121〜125の位置が補正される。バスバー121〜125は、ヘッド部12A、12Bの正確な位置に保持される。
作業者は、ヘッド部12A、12Bが保持可能な程度の精度で、バスバー121〜125を治具に設置すればよいため、金型3A、3Bに直接バスバー121〜125を設置する場合と比較して、バスバー121〜125の設置効率が格段に向上する。
入子型保持部23は、図6〜9に示すように、ベース部21下面の奥側(+Y側)に固定される。入子型保持部23は、左右方向(X軸方向)開閉する一対の爪部23a、23bを有するチャック装置である。本実施形態では、入子型保持部23は、空気圧により爪部23a、23bを開閉するエアチャック装置である。
爪部23a、23bは、入子型保持部23の下部に位置する。爪部23a、23bは、互いに対向する面から内側に突出する突起27a、27bをそれぞれ有する。バスバー搬送装置10は、入子型保持部23の奥側に、ベース部21の下面から下側へ延びる2本のプランジャ26を有する。プランジャ26は、突起27a、27bの間に位置する。プランジャ26は、コイルスプリングを有しており、入子型保持部23に保持される入子型130を上側から押す。
入子型保持部23は、図5、8に示すように、入子型130を爪部23a、23bによって左右方向に挟み、固定する。また、爪部23a、23bの突起27a、27bを入子型130の凹部132に引っ掛けて下側から支持する。図9に示すように、プランジャ26は、入子型130を上側から押す。これにより、入子型130は、突起27a、27bとプランジャ26により上下方向に固定される。
バスバーユニット製造装置1は、ヘッド部12A、12Bに入子型保持部23を備えることで、金型3A、3Bに対してインサート部品120と入子型130を一括して設置できる。これにより、バスバーおよび入子型の設置時間が大幅に短縮されるので、バスバーユニット100の製造効率が格段に向上する。
位置決めピン24a、24bは、図7に示すように、ヘッド部12Aの左側(−X側)の端部および右側(+X側)の端部に位置する。位置決めピン24a、24bは、ヘッド部12Aの奥行き方向(Y軸方向)においてほぼ中央部に位置する。位置決めピン24a、24bの上端はベース部21に固定される。位置決めピン24a、24bは、ベース部21の下面から鉛直方向下側へ延びる。位置決めピン24a、24bは、下側の先端部に、先端に向かって細くなるテーパー部を有する。
位置決めピン24a、24bは、インサート部品120を金型3A、3Bに設置する際に、図1に示す金型3Aの位置決め孔4a、4b、または金型3Bの位置決め孔5a、5bに挿入される。位置決めピン24a、24bは、先端のテーパー部によって位置決め孔4a、4bまたは5a、5bの中心に近づく方向へ案内される。バスバー搬送装置10では、ヘッド部12A、12Bがアーム部11に対して相対移動可能であるため、位置決めピン24a、24bの案内によって、ヘッド部12A、12Bが水平方向に移動し、インサート部品120を金型3A、3B上の正確な位置に配置できる。
チャック部25は、台座部22の貫通孔22a内に配置される。チャック部25は、空気吸引によりベアリングケース115を保持する吸引チャック装置である。チャック部25として、爪部の開閉によりワークを保持するメカニカルチャック装置、あるいは時機吸引によりワークを保持するマグネットチャック装置を用いてもよい。
以上に、本発明の実施形態を説明したが、実施形態における各構成およびそれらの組み合わせ等は一例であり、本発明の趣旨から逸脱しない範囲内で、構成の付加、省略、置換およびその他の変更が可能である。
例えば、バスバー搬送装置10の構成は、バスバー121〜125の形状および本数、入子型130の有無、およびベアリングケース115の有無によって適宜変更可能である。すなわち、バスバー搬送装置10の保持ピン51〜54の配置および本数は、バスバー121〜125の形状および本数に応じて適宜変更可能である。バスバー搬送装置10は、入子型保持部23を備えない構成であってもよい。バスバー搬送装置10は、チャック部25を備えない構成であってもよい。
本明細書において説明した各構成は、相互に矛盾しない範囲内において、適宜組み合わせることができる。
1…バスバーユニット製造装置、3A,3B…金型、4a,4b,5a,5b…位置決め孔、10…バスバー搬送装置、11…アーム部、121b,122b…貫通孔、12A,12B…ヘッド部、14a,14b,15a,15b…連結ピン、16…ボールローラー、17a…ピン挿入孔、23…入子型保持部、24a,24b…位置決めピン、51,52,53,54…保持ピン、100…バスバーユニット、110…樹脂成形体、121,122,123,124,125…バスバー、130…入子型

Claims (11)

  1. 樹脂成形体と、前記樹脂成形体にインサート成形される複数のバスバーとを有するモータ用バスバーユニットを製造する装置であって、
    前記複数のバスバーを金型に設置するバスバー搬送装置を有し、
    前記バスバー搬送装置は、
    前記複数のバスバーを相互に位置合わせされた状態で保持する複数の保持ピンを有するヘッド部と、
    前記ヘッド部を支持するアーム部と、
    を有する、
    バスバーユニット製造装置。
  2. 前記アーム部は、複数の前記ヘッド部を支持する、
    請求項1に記載のバスバーユニット製造装置。
  3. 前記ヘッド部は、前記アーム部に対して相対移動可能に連結される、
    請求項1または2に記載のバスバーユニット製造装置。
  4. 前記ヘッド部は、前記ヘッド部から前記アーム部へ延びる連結ピンを有し、
    前記アーム部は、前記連結ピンが遊びを有して嵌められるピン挿入孔を有する、
    請求項3に記載のバスバーユニット製造装置。
  5. 前記ヘッド部と前記アーム部との間に位置するボールローラーを有する、
    請求項3または4に記載のバスバーユニット製造装置。
  6. 前記ヘッド部は、前記金型の位置決め孔に挿入される位置決めピンを有する、
    請求項1から5のいずれか1項に記載のバスバーユニット製造装置。
  7. 前記複数の保持ピンは、前記ヘッド部の一面から突出する方向に互いに平行に延びており、前記複数のバスバーを、前記保持ピン同士の間に挟んで保持する、
    請求項1から6のいずれか1項に記載のバスバーユニット製造装置。
  8. 前記複数の保持ピンは、前記バスバーの貫通孔に挿入される前記保持ピンを含む、
    請求項7に記載のバスバーユニット製造装置。
  9. 前記複数の保持ピンは、前記バスバーの前記ヘッド部側を向く端面に接触して前記バスバーを支持する前記保持ピンを含む、
    請求項7または8に記載のバスバーユニット製造装置。
  10. 前記複数の保持ピンは、先端にテーパー部を有する前記保持ピンを含む、
    請求項7から9のいずれか1項に記載のバスバーユニット製造装置。
  11. 前記ヘッド部は、インサート成形用の入子型を保持する入子型保持部を有する、
    請求項1から10のいずれか1項に記載のバスバーユニット製造装置。
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