JP2021009979A - 気液分離装置、研磨装置、研磨装置のメンテナンス方法 - Google Patents

気液分離装置、研磨装置、研磨装置のメンテナンス方法 Download PDF

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Abstract

【課題】気液分離装置の内壁面に異物が蓄積することを防止する。【解決手段】気液分離装置60は、流体を導入する導入口61a、流体から分離した液体を排出する液体排出口61b、及び流体から分離した気体を排出する気体排出口61cを有する気液分離槽61と、気液分離槽61の導入口61aに連通する導入流路62と、気液分離槽61の液体排出口61bに連通する液体排出流路63と、導入流路62から洗浄液を供給し、導入流路62、気液分離槽61、及び液体排出流路63の内壁面を洗浄する洗浄ノズル70と、を備える。【選択図】図2

Description

本発明は、気液分離装置、研磨装置、研磨装置のメンテナンス方法に関するものである。
下記特許文献には、気液分離装置を備えた研磨装置が開示されている。CMP(化学機械研磨)装置として知られる研磨装置は、研磨テーブル上の研磨パッド上にスラリーを供給しながら、ウェーハを研磨パッドに摺接させてウェーハの表面を研磨する。研磨終了後には、純水と不活性ガス(例えば窒素ガス)とからなる二流体噴流を研磨パッド上に供給して、スラリーや研磨屑を研磨パッドから除去する。
このように、研磨装置では、スラリーや純水などの液体および気体を含む気液混合物が発生する。また、周囲の空気がスラリーや純水に混入することによって気液混合物が生じる場合もある。このような気液混合物は、ダクトを通じて排出されるが、ダクトが気液混合物によって詰まってしまうことがある。そこで、研磨装置は、気液混合物を気体と液体とに分離する気液分離装置を備えている。
特開2017−18930号公報
しかしながら、気液混合物が気液分離装置の内壁面に付着し、乾燥などすると、気液混合物に含まれる成分や混入したパーティクルなどの異物が、気液分離装置の内壁面に蓄積する可能性がある。このような異物は、流路を詰まらせたり、飛散して研磨対象物を汚染する原因の一つとなる。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、気液分離装置の内壁面に異物が蓄積することを防止することを目的とする。
本発明の一態様に係る気液分離装置は、流体を導入する導入口、前記流体から分離した液体を排出する液体排出口、及び前記流体から分離した気体を排出する気体排出口を有する気液分離槽と、前記気液分離槽の前記導入口に連通する導入流路と、前記気液分離槽の前記液体排出口に連通する液体排出流路と、前記導入流路から洗浄液を供給し、前記導入流路、前記気液分離槽、及び前記液体排出流路の内壁面を洗浄する洗浄ノズルと、を備える。
上記気液分離装置において、前記洗浄ノズルよりも上方に配置され、洗浄液を貯水する洗浄液タンクと、前記洗浄液タンクと前記洗浄ノズルとの間を接続する接続流路と、前記接続流路を開閉するバルブと、を備えてもよい。
上記気液分離装置において、水平方向または水平方向よりも上方を向いて、前記気液分離槽の内部に洗浄液を供給する第2の洗浄ノズルを備えてもよい。
上記気液分離装置において、前記気液分離槽の内部には、前記導入口と前記気体排出口との間に、仕切りが介在し、前記第2の洗浄ノズルは、前記仕切りによって仕切られた前記気液分離槽の内部の前記気体排出口側の空間に洗浄液を供給してもよい。
上記気液分離装置において、前記液体排出流路の内部に洗浄液を供給する第3の洗浄ノズルを備えてもよい。
上記気液分離装置において、前記液体排出流路の少なくとも一部は、二重管になっていてもよい。
上記気液分離装置において、前記液体排出流路に接続された切替バルブと、前記切替バルブに接続され、少なくとも一部が二重管となった第1の排出流路と、前記切替バルブに接続され、二重管でない1または複数の第2の排出流路と、を備えてもよい。
上記気液分離装置において、前記切替バルブは、自動弁であり、非通電時に前記液体排出流路の排出先を前記第1の排出流路に切り替えてもよい。
本発明の一態様に係る研磨装置は、研磨テーブルと、前記研磨テーブルの周囲に配置され、前記研磨テーブルに供給された流体の少なくとも一部を回収する回収パンと、前記回収パンに回収された流体が導入される、先に記載の気液分離装置と、を備える。
上記研磨装置において、少なくとも前記研磨テーブル及び前記回収パンを囲む研磨室と、前記研磨室に設けられた扉と、前記扉をロックするロック装置と、前記気液分離装置の洗浄回数に応じて、前記ロック装置のロックを解除する制御装置と、を備えてもよい。
上記研磨装置において、前記研磨室及び前記気液分離装置の少なくともいずれか一方の内部で特定の物質を検知するセンサを備え、前記制御装置は、さらに前記センサの検知結果に応じて、前記ロック装置のロックを解除してもよい。
本発明の一態様に係る研磨装置のメンテナンス方法は、研磨テーブルと、前記研磨テーブルの周囲に配置され、前記研磨テーブルに供給された流体の少なくとも一部を回収する回収パンと、前記回収パンに回収された流体が導入される気液分離装置と、を備える、研磨装置のメンテナンス方法であって、前記気液分離装置は、前記流体を導入する導入口、前記流体から分離した液体を排出する液体排出口、及び前記流体から分離した気体を排出する気体排出口を有する気液分離槽と、前記気液分離槽の前記導入口に連通する導入流路と、前記気液分離槽の前記液体排出口に連通する液体排出流路と、を備え、前記導入流路から洗浄液を供給し、前記導入流路、前記気液分離槽、及び前記液体排出流路の内壁面を洗浄する。
本発明の一態様に係る気液分離装置は、流体を導入する導入口、前記流体から分離した液体を排出する液体排出口、及び前記流体から分離した気体を排出する気体排出口を有する気液分離槽と、前記気液分離槽の前記導入口に連通する導入流路と、前記気液分離槽の前記液体排出口に連通する液体排出流路と、前記液体排出流路に接続された切替バルブと、前記切替バルブに接続され、少なくとも一部が二重管となった第1の排出流路と、前記切替バルブに接続され、二重管となっていない1または複数の第2の排出流路と、を有する。
上記本発明の一態様によれば、気液分離装置の内壁面に異物が蓄積することを防止できる。
第1実施形態に係る基板処理装置の全体構成を示す平面図である。 第1実施形態に係る研磨装置の構成図である。 第2実施形態に係る研磨装置の構成図である。 第2実施形態に係る研磨装置のメンテナンス方法を説明するフロー図である。 第3実施形態に係る研磨装置の構成図である。 第3実施形態に係る研磨装置の構成図である。
以下、本発明の一実施形態について図面を参照して説明する。以下では、気液分離装置及び研磨装置の適用例として、基板を研磨する研磨部と、基板を洗浄する洗浄部と、を備える基板処理装置を例示する。
(第1実施形態)
図1は、第1実施形態に係る基板処理装置1の全体構成を示す平面図である。
図1に示す基板処理装置1は、シリコンウェハ等の基板Wの表面を平坦に研磨する化学機械研磨(CMP)装置である。この基板処理装置1は、矩形箱状のハウジング2を備える。ハウジング2は、平面視で略長方形に形成されている。
ハウジング2は、その中央に長手方向に延在する基板搬送路3を備える。基板搬送路3の長手方向の一端部には、ロード/アンロード部10が配設されている。基板搬送路3の幅方向(平面視で長手方向と直交する方向)の一方側には、研磨部20が配設され、他方側には、洗浄部30が配設されている。基板搬送路3には、基板Wを搬送する基板搬送部40が設けられている。また、基板処理装置1は、ロード/アンロード部10、研磨部20、洗浄部30、及び基板搬送部40の動作を統括的に制御する制御部50(制御装置)を備える。
ロード/アンロード部10は、基板Wを収容するフロントロード部11を備える。フロントロード部11は、ハウジング2の長手方向の一方側の側面に複数設けられている。複数のフロントロード部11は、ハウジング2の幅方向に配列されている。フロントロード部11は、例えば、オープンカセット、SMIF(Standard Manufacturing Interface)ポッド、またはFOUP(Front Opening Unified Pod)を搭載する。SMIF、FOUPは、内部に基板Wのカセットを収納し、隔壁で覆った密閉容器であり、外部空間とは独立した環境を保つことができる。
また、ロード/アンロード部10は、フロントロード部11から基板Wを出し入れする2台の搬送ロボット12と、各搬送ロボット12をフロントロード部11の並びに沿って走行させる走行機構13と、を備える。各搬送ロボット12は、上下に2つのハンドを備えており、基板Wの処理前、処理後で使い分けている。例えば、フロントロード部11に基板Wを戻すときは上側のハンドを使用し、フロントロード部11から処理前の基板Wを取り出すときは下側のハンドを使用する。
研磨部20は、基板Wの研磨(平坦化)を行う複数の研磨装置21(21A,21B,21C,21D)を備える。複数の研磨装置21は、基板搬送路3の長手方向に配列されている。研磨装置21は、研磨面を有する研磨パッド22を回転させる研磨テーブル23と、基板Wを保持しかつ基板Wを研磨テーブル23上の研磨パッド22に押圧しながら研磨するためのトップリング24と、研磨パッド22に研磨液やドレッシング液(例えば、純水)を供給するための研磨液供給ノズル25と、研磨パッド22の研磨面のドレッシングを行うためのドレッサ26と、液体(例えば純水)と気体(例えば窒素ガス)の混合流体または液体(例えば純水)を霧状にして研磨面に噴射するアトマイザ27と、を備える。
研磨装置21は、研磨液供給ノズル25から研磨液を研磨パッド22上に供給しながら、トップリング24により基板Wを研磨パッド22に押し付け、さらにトップリング24と研磨テーブル23とを相対移動させることにより、基板Wを研磨してその表面を平坦にする。ドレッサ26は、研磨パッド22に接触する先端の回転部にダイヤモンド粒子やセラミック粒子などの硬質な粒子が固定され、当該回転部を回転しつつ揺動することにより、研磨パッド22の研磨面全体を均一にドレッシングし、平坦な研磨面を形成する。アトマイザ27は、研磨パッド22の研磨面に残留する研磨屑や砥粒などを高圧の流体により洗い流すことで、研磨面の浄化と、機械的接触であるドレッサ26による研磨面の目立て作業、すなわち研磨面の再生を達成する。
洗浄部30は、基板Wの洗浄を行う複数の洗浄装置31(31A,31B)と、洗浄した基板Wを乾燥させる基板乾燥装置32と、を備える。複数の洗浄装置31及び基板乾燥装置32は、基板搬送路3の長手方向に配列されている。洗浄装置31Aと洗浄装置31Bとの間には、第1搬送室33が設けられている。第1搬送室33には、基板搬送部40、洗浄装置31A、及び洗浄装置31Bの間で基板Wを搬送する搬送ロボット35が設けられている。また、洗浄装置31Bと基板乾燥装置32との間には、第2搬送室34が設けられている。第2搬送室34には、洗浄装置31Bと基板乾燥装置32との間で基板Wを搬送する搬送ロボット36が設けられている。
洗浄装置31は、例えば、ロールスポンジ型の洗浄モジュールを備え、基板Wを洗浄する。なお、洗浄装置31A及び洗浄装置31Bは、同一のタイプであっても、異なるタイプの洗浄モジュールであってもよく、例えば、ペンシルスポンジ型の洗浄モジュールや2流体ジェット型の洗浄モジュールであってもよい。基板乾燥装置32は、例えば、ロタゴニ乾燥(IPA(Iso-Propyl Alcohol)乾燥)を行う乾燥モジュールを備える。乾燥後は、基板乾燥装置32とロード/アンロード部10との間の隔壁に設けられたシャッタ1aが開かれ、搬送ロボット12によって基板乾燥装置32から基板Wが取り出される。
基板搬送部40は、リフター41と、第1リニアトランスポータ42と、第2リニアトランスポータ43と、スイングトランスポータ44と、を備える。基板搬送路3には、ロード/アンロード部10側から順番に第1搬送位置TP1、第2搬送位置TP2、第3搬送位置TP3、第4搬送位置TP4、第5搬送位置TP5、第6搬送位置TP6、第7搬送位置TP7が設定されている。
リフター41は、第1搬送位置TP1で基板Wを上下に搬送する機構である。リフター41は、第1搬送位置TP1において、ロード/アンロード部10の搬送ロボット12から基板Wを受け取る。また、リフター41は、搬送ロボット12から受け取った基板Wを第1リニアトランスポータ42に受け渡す。第1搬送位置TP1とロード/アンロード部10との間の隔壁には、シャッタ1bが設けられており、基板Wの搬送時にはシャッタ1bが開かれて搬送ロボット12からリフター41に基板Wが受け渡される。
第1リニアトランスポータ42は、第1搬送位置TP1、第2搬送位置TP2、第3搬送位置TP3、第4搬送位置TP4の間で基板Wを搬送する機構である。第1リニアトランスポータ42は、複数の搬送ハンド45(45A,45B,45C,45D)と、各搬送ハンド45を複数の高さで水平方向に移動させるリニアガイド機構46と、を備える。搬送ハンド45Aは、リニアガイド機構46によって、第1搬送位置TP1から第4搬送位置TP4の間を移動する。この搬送ハンド45Aは、リフター41から基板Wを受け取り、それを第2リニアトランスポータ43に受け渡すためのパスハンドである。
搬送ハンド45Bは、リニアガイド機構46によって、第1搬送位置TP1と第2搬送位置TP2との間を移動する。この搬送ハンド45Bは、第1搬送位置TP1でリフター41から基板Wを受け取り、第2搬送位置TP2で研磨装置21Aに基板Wを受け渡す。搬送ハンド45Bには、昇降駆動部が設けられており、基板Wを研磨装置21Aのトップリング24に受け渡すときは上昇し、トップリング24に基板Wを受け渡した後は下降する。なお、搬送ハンド45C及び搬送ハンド45Dにも、同様の昇降駆動部が設けられている。
搬送ハンド45Cは、リニアガイド機構46によって、第1搬送位置TP1と第3搬送位置TP3との間を移動する。この搬送ハンド45Cは、第1搬送位置TP1でリフター41から基板Wを受け取り、第3搬送位置TP3で研磨装置21Bに基板Wを受け渡す。また、搬送ハンド45Cは、第2搬送位置TP2で研磨装置21Aのトップリング24から基板Wを受け取り、第3搬送位置TP3で研磨装置21Bに基板Wを受け渡すアクセスハンドとしても機能する。
搬送ハンド45Dは、リニアガイド機構46によって、第2搬送位置TP2と第4搬送位置TP4との間を移動する。搬送ハンド45Dは、第2搬送位置TP2または第3搬送位置TP3で、研磨装置21Aまたは研磨装置21Bのトップリング24から基板Wを受け取り、第4搬送位置TP4でスイングトランスポータ44に基板Wを受け渡すためのアクセスハンドとして機能する。
スイングトランスポータ44は、第4搬送位置TP4と第5搬送位置TP5との間を移動可能なハンドを有しており、第1リニアトランスポータ42から第2リニアトランスポータ43へ基板Wを受け渡す。また、スイングトランスポータ44は、研磨部20で研磨された基板Wを、洗浄部30に受け渡す。スイングトランスポータ44の側方には、基板Wの仮置き台47が設けられている。スイングトランスポータ44は、第4搬送位置TP4または第5搬送位置TP5で受け取った基板Wを上下反転して仮置き台47に載置する。仮置き台47に載置された基板Wは、洗浄部30の搬送ロボット35によって第1搬送室33に搬送される。
第2リニアトランスポータ43は、第5搬送位置TP5、第6搬送位置TP6、第7搬送位置TP7の間で基板Wを搬送する機構である。第2リニアトランスポータ43は、複数の搬送ハンド48(48A,48B,48C)と、各搬送ハンド45を複数の高さで水平方向に移動させるリニアガイド機構49と、を備える。搬送ハンド48Aは、リニアガイド機構49によって、第5搬送位置TP5から第6搬送位置TP6の間を移動する。搬送ハンド45Aは、スイングトランスポータ44から基板Wを受け取り、それを研磨装置21Cに受け渡すアクセスハンドとして機能する。
搬送ハンド48Bは、第6搬送位置TP6と第7搬送位置TP7との間を移動する。搬送ハンド48Bは、研磨装置21Cから基板Wを受け取り、それを研磨装置21Dに受け渡すためのアクセスハンドとして機能する。搬送ハンド48Cは、第7搬送位置TP7と第5搬送位置TP5との間を移動する。搬送ハンド48Cは、第6搬送位置TP6または第7搬送位置TP7で、研磨装置21Cまたは研磨装置21Dのトップリング24から基板Wを受け取り、第5搬送位置TP5でスイングトランスポータ44に基板Wを受け渡すためのアクセスハンドとして機能する。なお、説明は省略するが、搬送ハンド48の基板Wの受け渡し時の動作は、上述した第1リニアトランスポータ42の動作と同様である。
図2は、第1実施形態に係る研磨装置21の構成図である。
研磨装置21は、図2に示すように、研磨テーブル23と、研磨テーブル23の周囲に配置され、研磨テーブル23に供給された流体(研磨液、ドレッシング液、純水、混合流体など)の少なくとも一部を回収する回収パン28と、回収パン28に回収された流体が導入される気液分離装置60と、を備える。
研磨テーブル23及び回収パン28は、研磨室29内に配置されている。なお、研磨室29内には、上述したトップリング24.研磨液供給ノズル25、図2において不図示のドレッサ26、アトマイザ27及び、後述する洗浄ノズル70、洗浄液タンク71などが配置されている。気液分離装置60は、研磨室29の外に配置された矩形箱状の気液分離槽61を備える。
気液分離槽61は、流体を導入する導入口61aと、流体から分離した液体を排出する液体排出口61bと、流体から分離した気体を排出する気体排出口61cと、を有する。導入口61aは、気液分離槽61の上部に配置され、導入流路62と連通している。液体排出口61bは、気液分離槽61の下部に配置され、液体排出流路63と連通している。気体排出口61cは、気液分離槽61の側部に配置され、気体排出流路64と連通している。
導入流路62は、回収パン28の底面に開口する液受け部62aと、液受け部62aから導入口61aに向かって研磨室29を通過し鉛直下方に延びる導入部62bと、を有する。液受け部62aは、有底円筒状あるいは上部が開口した矩形箱状に形成されている。液受け部62aの下部には、エッジ(角)を無くす湾曲部62cが形成されている。湾曲部62cは、液受け部62aの内壁面うち、側面と底面とを滑らかに接続している。
導入部62bは、液受け部62aの底面から鉛直下方に延び、導入口61aを介して気液分離槽61の内部に連通している。気液分離槽61の内部には、仕切り65が設けられている。仕切り65は、導入口61aと気体排出口61cとの間に介在し、気体排出口61c側から気体排出口61cと反対側に向かって下方に傾斜している。仕切り65の傾斜面は、導入部62bの下端開口と対向している。
仕切り65の上端部は、導入部62bの下端開口縁の気体排出口61c側と接続されている。仕切り65と導入部62bとの接続部には、エッジ(角)を無くす湾曲部65aが形成されている。湾曲部65aは、導入部62bの鉛直面と、仕切り65の傾斜面とを滑らかに接続している。
液体排出流路63は、気体排出口61cを介して気液分離槽61の内部に連通する実管63aと、実管63aの少なくとも一部を囲う保護管63bと、を有する。実管63aは、上述したハウジング2の底板66から外に延びている。保護管63bは、実管63aの底板66から外に延びている部分を囲っている。つまり、液体排出流路63の少なくとも一部は、二重管になっている。なお、液体排出流路63の全てが二重管になっていても構わない。
気液分離装置60は、導入流路62から洗浄液を供給し、導入流路62、気液分離槽61、及び液体排出流路63の内壁面を洗浄する洗浄ノズル70(第1の洗浄ノズル)を備える。洗浄ノズル70は、導入流路62の内壁面、具体的には液受け部62aの側面に向かって傾いて配置されている。洗浄ノズル70よりも上方には、洗浄液を貯水する洗浄液タンク71が配置されている。洗浄液は、水道水や純水、薬液など、異物Xを洗浄できるものであれば特に限定されない。洗浄液タンク71は、少なくとも気液分離槽61の半分以上の容量(例えば20L(リットル)程度)あるとよい。
洗浄液タンク71と洗浄ノズル70との間は、接続流路72によって接続されている。接続流路72は、洗浄液タンク71の底面から洗浄ノズル70に向かって下方に延びている。接続流路72には、バルブ73が設けられている。バルブ73は、図1に示す制御部50によって開閉される自動弁(電磁弁または電動弁)であるとよい。このバルブ73としては、洗浄液タンク71内の洗浄水を短時間で排出できる急速排水バルブを採用することが好ましい。
気液分離装置60は、さらに、気液分離槽61の内部に洗浄液を供給する第2の洗浄ノズル80を備えている。第2の洗浄ノズル80には、図示しない水源(例えば水道管、ポンプなど)から所定の水圧で洗浄液が供給される。第2の洗浄ノズル80は、洗浄液を散水するスプレーノズルであるとよい。第2の洗浄ノズル80は、仕切り65によって仕切られた気液分離槽61の内部の気体排出口61c側の空間s2に洗浄液を供給する。
第2の洗浄ノズル80は、気体排出口61c(気体排出流路64)よりも上方に配置され、水平方向を向いている。なお、第2の洗浄ノズル80は、水平方向よりも上方(0度以上90度以下の仰角方向)を向いていてもよい。つまり、第2の洗浄ノズル80は、仕切り65でなく、気液分離槽61の天面を向いていても構わない。気液分離槽61の下部には、エッジ(角)を無くす湾曲部61dが形成されている。湾曲部61dは、気液分離槽61の内壁面うち、側面と底面とを滑らかに接続している。
液体排出流路63は、底板66の外で切替バルブ90と接続されている。切替バルブ90には、少なくとも一部が二重管となった第1の排出流路91と、二重管でない1または複数の第2の排出流路92と、が接続されている。第1の排出流路91は、液体排出流路63と同様に、実管91aと、実管91aを囲う保護管91bと、を有する。第2の排出流路92は、本実施形態では複数設けられているが、1本であっても構わない。切替バルブ90の周囲には、切替バルブ90用のドレン回収パン93が配置されている。
切替バルブ90は、図1に示す制御部50によって開閉される自動弁(電磁弁または電動弁)であるとよい。切替バルブ90は、非通電時に、液体排出流路63の排出先を第1の排出流路91に切り替える。つまり、切替バルブ90がノーマルオープン状態で、液体排出流路63と第1の排出流路91とが連通する。切替バルブ90は、非通電時に、内部の図示しない流路切替ユニットを移動させる機構(バネなど)を備えている。
上記構成の気液分離装置60によれば、バルブ73を開くと、予め洗浄液タンク71に溜めておいた洗浄液が、洗浄ノズル70から勢いよく大量に排出される。洗浄ノズル70から排出された洗浄液は、導入流路62の内壁面、具体的には液受け部62aの側面に当たり、当該側面と液受け部62aの底面を洗浄した後、導入部62bに導入され、導入部62bの内壁面を洗浄する。
導入部62bの内壁面を洗浄した洗浄液は、気液分離槽61内で仕切り65に当たり、仕切り65の傾斜面を洗浄しつつ、気液分離槽61の内壁面、具体的には、仕切り63の傾斜面と対向する空間s1側の側面も洗浄する。仕切り65から気液分離槽61の下部に流下した洗浄液は、気液分離槽61の底面を洗浄すると共に、液体排出口61bを介して液体排出流路63に導入され、今度は、液体排出流路63の内壁面を洗浄する。
液体排出流路63に導入された洗浄液は、切替バルブ90を介して第1の排出流路91に導入される。第1の排出流路91は、洗浄液専用の排水ラインであり、洗浄液で押し流した異物Xを適切な処理場所に移送する。
以上のようにして、導入流路62、気液分離槽61、及び液体排出流路63の内壁面に付着した異物Xを洗浄することができる。なお、気液分離装置60には、各所にエッジ(角)を無くす湾曲部62c,65a,61dが設けられ、洗浄液の滞留が少なく、異物Xの残留を抑制できる。
このように、上述した本実施形態によれば、流体を導入する導入口61a、流体から分離した液体を排出する液体排出口61b、及び流体から分離した気体を排出する気体排出口61cを有する気液分離槽61と、気液分離槽61の導入口61aに連通する導入流路62と、気液分離槽61の液体排出口61bに連通する液体排出流路63と、導入流路62から洗浄液を供給し、導入流路62、気液分離槽61、及び液体排出流路63の内壁面を洗浄する洗浄ノズル70と、を備える、という構成を採用することによって、気液分離装置60の内壁面に異物Xが蓄積することを防止できる。これにより、気液分離装置60の流路の詰まりや、研磨室29内の汚染を防止できる。
また、本実施形態では、洗浄ノズル70よりも上方に配置され、洗浄液を貯水する洗浄液タンク71と、洗浄液タンク71と洗浄ノズル70との間を接続する接続流路72と、接続流路72を開閉するバルブ73と、を備えている。この構成によれば、バルブ73を開けることで、洗浄液タンク71と洗浄ノズル70との水頭差を利用して、大量の洗浄液を勢いよく導入流路62に排出し、気液分離装置60の内壁面に付着した異物Xを押し流し易くすることができる。また、本実施形態のバルブ73は、急速排水バルブであるため、全開と全閉を素早く切り替えられ、洗浄液タンク71内の洗浄水を短時間で排出できる。
また、本実施形態では、水平方向または水平方向よりも上方を向いて、気液分離槽61の内部に洗浄液を供給する第2の洗浄ノズル80を備える。この構成によれば、導入流路62から導入される洗浄液では、洗浄し難い気液分離槽61の内壁面、具体的には、側面の上部や天面などにも洗浄液を供給し、洗浄することができる。なお、第2の洗浄ノズル80は、常時開の状態とし、上記洗浄以外のとき(例えば基板Wの研磨中)でも洗浄液を供給するようにしてもよい。これにより、気液分離槽61の内壁面が常に濡れた状態となり、異物Xの付着が抑制される。
また、本実施形態では、気液分離槽61の内部には、導入口61aと気体排出口61cとの間に、仕切り65が介在し、第2の洗浄ノズル80は、仕切り65によって仕切られた気液分離槽61の内部の気体排出口61c側の空間s2に洗浄液を供給する。このため、導入流路62から導入される洗浄液が回り込み難い、気液分離槽61の空間s2側の内壁面や仕切り65の裏面にも洗浄液を供給し、洗浄することができる。
また、本実施形態では、液体排出流路63の少なくとも一部は、二重管になっているので、仮に、異物Xを含んだ洗浄液が実管63aから漏液しても、保護管63bによって拡散しないようにすることができる。なお、実管63aと保護管63bとの間に、洗浄液の漏液の有無を検知するセンサを設けて、漏液を検知できるようにするとよい。
また、本実施形態では、液体排出流路63に接続された切替バルブ90と、切替バルブ90に接続され、少なくとも一部が二重管となった第1の排出流路91と、切替バルブ90に接続され、二重管でない1または複数の第2の排出流路92と、を備えているので、異物Xを含んだ洗浄液を第1の排出流路91に排出し、その他の排液を第2の排出流路92に排出し、排出する液体の種類毎に排出先を切り替えることができる。なお、切替バルブ90にインジケータや画面などを設けて、現在どの排出流路を使用しているか確認できるようにするとよい。
また、本実施形態では、切替バルブ90は、自動弁であり、非通電時に液体排出流路63の排出先を第1の排出流路91に切り替えるため、仮に、電源が落ちたり、停電などしたときでも、異物Xを含んだ洗浄液の排出先を、第2の排出流路92から第1の排出流路91に自動的に切り替えることができる。これにより、第2の排出流路92への洗浄液(異物X)の流出を防止することができる。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態について説明する。以下の説明において、上述の実施形態と同一又は同等の構成については同一の符号を付し、その説明を簡略若しくは省略する。
図3は、第2実施形態に係る研磨装置21の構成図である。
第2実施形態では、気液分離装置60の洗浄回数や異物Xの検知の有無によって、研磨室29の扉29aのインターロックを解除する点で、上記実施形態と異なる。
研磨室29の扉29aは、研磨装置21のメンテナンス作業の際に作業者が開ける扉であり、それ以外のときには、ロック装置29bによってロック(施錠)されている。なお、ここで言う「メンテナンス」とは、研磨装置21の消耗部品(研磨パッド22など)の交換、及び、研磨装置21の装置修理の双方の作業を含み、また、それらの作業をするために扉29aを開けるなどの一連の作業も含む。ロック装置29bは、制御部50の制御の下に、扉29aのロックとその解除を行うようになっている。
制御部50は、気液分離装置60の洗浄回数に応じて、ロック装置29bのロックを解除する。さらに、制御部50は、センサ51,52の検知結果に応じて、ロック装置29bのロックを解除する。センサ51,52は、異物X(特定の物質)を検知するセンサであって、研磨室29内と、気液分離槽61内にそれぞれ設けられている。なお、センサ51,52は、検出光の透過光量で異物X(浮遊物)の有無を検知するセンサ、検出光の反射スペクトルなどで異物Xの成分を特定できるセンサなどであっても構わない。
図4は、第2実施形態に係る研磨装置21のメンテナンス方法を説明するフロー図である。
研磨装置21のメンテナンス作業をする作業者は、先ず、研磨室29の外に配置された図示しないパネルやボタンなどを操作し、制御部50に、研磨室29の扉29aを開けるための指令を出す。
その指令を受けた制御部50は、バルブ73を開き、気液分離装置60の洗浄を開始する(ステップS1)。次に、制御部50は、気液分離装置60の洗浄回数がN回以上であるか否かを判定する(ステップS2)。Nは、自由に設定できる設定値であり、例えば、1〜5回程度に設定されている。気液分離装置60の洗浄回数がN回に満たない場合(ステップS2が「NO」の場合)、ステップS1に戻り、気液分離装置60の洗浄を繰り返す。
気液分離装置60の洗浄回数がN回以上になった場合(ステップS2が「YES」の場合)、次に制御部50は、センサ51,52が異物Xを検知した否かを判定する(ステップS3)。センサ51,52のいずれかが、異物Xを検知した場合(ステップS3が「YES」の場合)、扉29aを開けると異物Xが研磨室29の外に飛散する虞があるとして、制御部50は、ロック装置29bのロックを解除せず、扉29aをロックした状態を維持する(ステップS5)。
一方、センサ51,52が異物Xを検知しなかった場合(ステップS3が「NO」の場合)、制御部50は、扉29aを開けても異物Xが研磨室29の外に飛散する虞がないとして、ロック装置29bのロックを解除する(ステップS4)。これにより、作業者は、研磨室29の扉29aを開けて、研磨装置21のメンテナンス作業を行うことができるようになる。
なお、ステップS2の洗浄回数は、ステップS4にて扉29aを開けたとき、あるいは、メンテナンス作業後に扉29aを閉めたときにリセットしてよいし、または、上述したステップS1の前段階で扉29aを開けるためにパネルやボタンなどを操作したときなどにリセットしても構わない。
このように、上述した第2実施形態によれば、研磨室29に設けられた扉29aと、扉29aをロックするロック装置29bと、気液分離装置60の洗浄回数に応じて、ロック装置29bのロックを解除する制御部50と、を備えているので、扉29aを開ける前に、気液分離装置60の内壁面に付着した異物Xを洗浄できる。このため、メンテナンス作業の際に、異物Xが研磨室29の外に飛散することを防止できる。
また、第2実施形態では、研磨室29及び気液分離装置60の内部で異物X(特定の物質)を検知するセンサ51,52を備え、制御部50は、さらにセンサ51,52の検知結果に応じて、ロック装置29bのロックを解除するため、異物Xが研磨室29の外に飛散することをより確実に防止できる。なお、センサ51,52は、両方あることが好ましいが、片方であっても構わない。
(第3実施形態)
次に、本発明の第3実施形態について説明する。以下の説明において、上述の実施形態と同一又は同等の構成については同一の符号を付し、その説明を簡略若しくは省略する。
図5は、第3実施形態に係る研磨装置21の構成図である。
第3実施形態では、導入流路62に洗浄液を供給する洗浄ノズル70Aがスプレーノズルになっていると共に、液体排出流路63の内部に洗浄液を供給する第3の洗浄ノズル100を備えている点で、上記実施形態と異なる。
洗浄ノズル70Aは、導入流路62の上方に配置され、導入流路62の内壁面、具体的には液受け部62aの側面及び底面に洗浄液を散水するようになっている。洗浄ノズル70Aは、図示しない水源(例えば水道管、ポンプなど)から所定の水圧で洗浄液が供給される。
第3の洗浄ノズル100も、洗浄ノズル70Aと同様のスプレーノズルになっており、液体排出流路63の内壁面、具体的には、水平方向から鉛直下方に屈曲する実管63aのエルボ部分から、鉛直下方に延びる内壁面に向かって洗浄液を散水するようになっている。第3の洗浄ノズル100は、図示しない水源(例えば水道管、ポンプなど)から所定の水圧で洗浄液が供給される。
上記構成の第3実施形態によれば、洗浄ノズル70Aからの洗浄液の散水により、上述した実施形態と同様に、導入流路62、気液分離槽61、及び液体排出流路63の内壁面を洗浄することができる。さらに、第3実施形態では、液体排出流路63の内部に洗浄液を供給する第3の洗浄ノズル100を備えているので、洗浄ノズル70Aからの洗浄液の供給量が少なくても、個別に液体排出流路63の内壁面を洗浄することができる。
また、第3の洗浄ノズル100を常時開の状態とし、上記洗浄以外のとき(例えば基板Wの研磨中)でも洗浄液を供給することができる。これにより、液体排出流路63の内壁面が常に濡れた状態となり、異物Xの付着が抑制される。なお、洗浄ノズル70Aにおいても、常時開の状態とし、同じように異物Xの付着を抑制する使い方をしても構わない。
(第4実施形態)
次に、本発明の第4実施形態について説明する。以下の説明において、上述の実施形態と同一又は同等の構成については同一の符号を付し、その説明を簡略若しくは省略する。
図6は、第4実施形態に係る研磨装置21の構成図である。
第4実施形態では、導入流路62に洗浄液を供給する洗浄ノズル70Bが、シャワーアーム75を備えている点で、上記実施形態と異なる。
シャワーアーム75は、洗浄液供給配管74の下端に接続されている。洗浄液供給配管74は、図示しない水源(上述した洗浄液タンク71、水道管、ポンプなど)と接続されている。シャワーアーム75は、回転軸部76を備え、洗浄液供給配管74の中心軸Oまわりに回転可能に保持されている。シャワーアーム75のアームには、複数のノズル77が設けられ、ノズル77から排出(吐出)される洗浄液の反動で、自己回転する構成となっている。
上記構成の第4実施形態によれば、導入流路62内でシャワーアーム75が回転しながら洗浄液を供給できるので、導入流路62の内壁面、具体的には液体受け61aの側面の全体を洗浄し易くなる。また、洗浄ノズル70Bには、何ら電動アクチュエータを設けることなく、ノズル77を移動させることができるので、気液分離装置60の内壁面の洗浄が省電力で行える。
以上、本発明の好ましい実施形態を記載し説明してきたが、これらは本発明の例示的なものであり、限定するものとして考慮されるべきではないことを理解すべきである。追加、省略、置換、およびその他の変更は、本発明の範囲から逸脱することなく行うことができる。従って、本発明は、前述の説明によって限定されていると見なされるべきではなく、特許請求の範囲によって制限されている。
例えば、上記第2実施形態で説明した、センサ51,52の検知結果に応じて、切替バルブ90の排出先を切り替えてもよい。例えば、センサ51,52の少なくともいずれか一方が、異物Xを検知した場合、液体排出流路63の排出先を第1の排出流路91に切り替えるように、切替バルブ90を制御しても構わない。これにより、第2の排出流路92への異物Xを含んだ液体の流出を防止することができる。
また、例えば、気液分離装置60の内壁面に親水処理をして内壁面を濡れた状態にし易くし、異物Xの付着を抑制してもよい。あるいは、気液分離装置60の内壁面に疎水処理をして、洗浄液(異物X)の排出性を高めても構わない。
また、上記各実施形態及び上記変形例の構成要素の組み合わせ、置換等は適宜可能である。
1 基板処理装置
21 研磨装置
22 研磨パッド
23 研磨テーブル
24 トップリング
25 研磨液供給ノズル
28 回収パン
29 研磨室
29a 扉
29b ロック装置
50 制御部(制御装置)
51 センサ
52 センサ
60 気液分離装置
61 気液分離槽
61a 導入口
61b 液体排出口
61c 気体排出口
62 導入流路
63 液体排出流路
70 洗浄ノズル
71 洗浄液タンク
72 接続流路
73 バルブ
80 第2の洗浄ノズル
90 切替バルブ
91 第1の排出流路
92 第2の排出流路
100 第3の洗浄ノズル
s1 空間
s2 空間

Claims (13)

  1. 流体を導入する導入口、前記流体から分離した液体を排出する液体排出口、及び前記流体から分離した気体を排出する気体排出口を有する気液分離槽と、
    前記気液分離槽の前記導入口に連通する導入流路と、
    前記気液分離槽の前記液体排出口に連通する液体排出流路と、
    前記導入流路から洗浄液を供給し、前記導入流路、前記気液分離槽、及び前記液体排出流路の内壁面を洗浄する洗浄ノズルと、を備える、ことを特徴とする気液分離装置。
  2. 前記洗浄ノズルよりも上方に配置され、洗浄液を貯水する洗浄液タンクと、
    前記洗浄液タンクと前記洗浄ノズルとの間を接続する接続流路と、
    前記接続流路を開閉するバルブと、を備える、ことを特徴とする請求項1に記載の気液分離装置。
  3. 水平方向または水平方向よりも上方を向いて、前記気液分離槽の内部に洗浄液を供給する第2の洗浄ノズルを備える、ことを特徴とする請求項1または2に記載の気液分離装置。
  4. 前記気液分離槽の内部には、前記導入口と前記気体排出口との間に、仕切りが介在し、
    前記第2の洗浄ノズルは、前記仕切りによって仕切られた前記気液分離槽の内部の前記気体排出口側の空間に洗浄液を供給する、ことを特徴とする請求項3に記載の気液分離装置。
  5. 前記液体排出流路の内部に洗浄液を供給する第3の洗浄ノズルを備える、ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の気液分離装置。
  6. 前記液体排出流路の少なくとも一部は、二重管になっている、ことを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の気液分離装置。
  7. 前記液体排出流路に接続された切替バルブと、
    前記切替バルブに接続され、少なくとも一部が二重管となった第1の排出流路と、
    前記切替バルブに接続され、二重管でない1または複数の第2の排出流路と、を備える、ことを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の気液分離装置。
  8. 前記切替バルブは、自動弁であり、非通電時に前記液体排出流路の排出先を前記第1の排出流路に切り替える、ことを特徴とする請求項7に記載の気液分離装置。
  9. 研磨テーブルと、
    前記研磨テーブルの周囲に配置され、前記研磨テーブルに供給された流体の少なくとも一部を回収する回収パンと、
    前記回収パンに回収された流体が導入される、請求項1〜8のいずれか一項に記載の気液分離装置と、を備える、ことを特徴とする研磨装置。
  10. 少なくとも前記研磨テーブル及び前記回収パンを囲む研磨室と、
    前記研磨室に設けられた扉と、
    前記扉をロックするロック装置と、
    前記気液分離装置の洗浄回数に応じて、前記ロック装置のロックを解除する制御装置と、を備える、ことを特徴とする請求項9に記載の研磨装置。
  11. 前記研磨室及び前記気液分離装置の少なくともいずれか一方の内部で特定の物質を検知するセンサを備え、
    前記制御装置は、さらに前記センサの検知結果に応じて、前記ロック装置のロックを解除する、ことを特徴とする請求項10に記載の研磨装置。
  12. 研磨テーブルと、
    前記研磨テーブルの周囲に配置され、前記研磨テーブルに供給された流体の少なくとも一部を回収する回収パンと、
    前記回収パンに回収された流体が導入される気液分離装置と、を備える、研磨装置のメンテナンス方法であって、
    前記気液分離装置は、
    前記流体を導入する導入口、前記流体から分離した液体を排出する液体排出口、及び前記流体から分離した気体を排出する気体排出口を有する気液分離槽と、
    前記気液分離槽の前記導入口に連通する導入流路と、
    前記気液分離槽の前記液体排出口に連通する液体排出流路と、を備え、
    前記導入流路から洗浄液を供給し、前記導入流路、前記気液分離槽、及び前記液体排出流路の内壁面を洗浄する、ことを特徴とする研磨装置のメンテナンス方法。
  13. 流体を導入する導入口、前記流体から分離した液体を排出する液体排出口、及び前記流体から分離した気体を排出する気体排出口を有する気液分離槽と、
    前記気液分離槽の前記導入口に連通する導入流路と、
    前記気液分離槽の前記液体排出口に連通する液体排出流路と、
    前記液体排出流路に接続された切替バルブと、
    前記切替バルブに接続され、少なくとも一部が二重管となった第1の排出流路と、
    前記切替バルブに接続され、二重管となっていない1または複数の第2の排出流路と、を有する、ことを特徴とする気液分離装置。
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