JP2021009274A - 光源、検査装置、euv光の生成方法及び検査方法 - Google Patents

光源、検査装置、euv光の生成方法及び検査方法 Download PDF

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究 武久
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治彦 楠瀬
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Masayasu Nishizawa
正泰 西澤
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Abstract

【課題】性能及び検査精度を向上させることができる光源、検査装置、EUV光の生成方法及び検査方法を提供する。【解決手段】本発明に係る光源10は、レーザ光L1の照射によりプラズマを発生するターゲット材11を備え、ターゲット材11は、複数本のレーザ光L1によってターゲット材11の照射面17に複数の照射スポット16がライン状に配列するように、レーザ光L1によって照射され、照射スポット16において発生したプラズマからEUV光E1を生成する。【選択図】図1

Description

本発明は、光源、検査装置、EUV(Extreme Ultraviolet)光の生成方法及び検査方法に関するものであり、例えば、EUV光を生成するための光源として、スズのドロップレットを利用したレーザ励起光源のLPP(Laser Produced Plasma)光源に替わる方式の光源、検査装置、EUV光の生成方法及び検査方法に関する。
半導体の微細化を担うリソグラフィ技術に関しては、現在、露光波長193nmのArFエキシマレーザを露光光源としたArFリソグラフィが量産適用されている。また、露光装置の対物レンズとウエハとの間を水で満たして、解像度を高める液浸技術(ArF液浸リソグラフィと呼ばれる。)も量産に利用されている。さらに、一層の微細化を実現するために、露光波長13.5nmのEUVL(EUV Lithography)の実用化に向けて様々な技術開発が行われている。
EUVLに用いられるマスクであるEUVマスクは、積層構造として、低熱膨張性ガラスから成る基板の上に、EUV光を反射させるための多層膜が設けられている。多層膜は、通常、モリブデンとシリコンを交互に数十層積み重ねた構造になっている。これにより、多層膜は、EUV光を垂直で約65%も反射させることができる。多層膜の上には、EUV光を吸収する吸収体が設けられている。吸収体をパターニングすることにより、ブランクスを形成することができる。実際に露光に使うためには、レジストプロセスにより、吸収体をパターン形成する。このようにして、パターン付きEUVマスクが完成する。
EUVマスクにおける許容できない欠陥の大きさは、従来のArFマスクの場合に比べると大幅に小さくなっており、検出することが困難となっている。そこで、検査用照明光として、露光光と同じ波長の照明光を用いて検査するアクティニック(Actinic)検査は、パターン検査に不可欠となっている。この際の検査用照明光は、例えば、波長13.5nmのEUV光である。
EUVマスクの検査装置の一般的な基本構成としては、光源から取り出されるEUV光を、EUV用の多層膜鏡のみで構成される照明光学系によって、EUVマスクまで導き、EUVマスクのパターン面における微小な検査領域を照明する。この検査領域におけるEUVマスクのパターンが、多層膜鏡のみで構成される拡大光学系によって、CCDカメラやTDI(Time Delay Integration)カメラの2次元イメージセンサーの表面に投影(結像)される。そして、観察されたパターンを解析し、パターンが正しいか否かを判断する。こうして、EUVマスクのパターン検査が行われる。
一般に、EUV光源としては、DPP(Discharge Produced Plasma)光源、LDP(Laser−assisted Discharge Plasma)光源及びLPP(Laser Produced Plasma)光源が挙げられる。そのうち、LPP光源は、微小な液滴状に噴出されたスズ(Sn)、または、リチウム(Li)等のドロップに対して、レーザ光を集光することによりプラズマを発生させる方式である。
EUVマスクの検査装置の照明光学系としては、EUVマスクにおける微小な検査領域を明るく照明できるように、光源から発生するEUV光を、検査領域を含む狭い領域に集光するような光学系が必要である。このような光学系の一つとしては、光源の発光部をEUVマスクのパターン面に投影する光学系が望ましい。ただし、光学系にはミラーしか利用できないため、例えば、回転楕円面鏡(以下、単に楕円面鏡と呼ぶ。)を1〜数枚用いる光学系が利用されている。楕円面鏡は、2つの集光点を有しており、1つの集光点から発生する光は、もう一方の集光点に集光する性質を有する。
楕円面鏡の2つの集光点を第1集光点及び第2集光点とする。第1集光点が光源の発光部と合うように、かつ、第2集光点がEUVマスク内の微小な検査領域と合うように、光源、楕円面鏡、及び、EUVマスクを配置する。例えば、光源がLPP光源の場合には、第1集光点がプラズマの輝点と合うようにする。これにより、微小な検査領域までEUV光を導いて照明することができる。
また、楕円面鏡を2枚用いる場合も原理的には同様である。例えば、第1及び第2の楕円面鏡を用いる場合には、第1の楕円面鏡の第1集光点を光源の発光部に合わせ、第1の楕円面鏡の第2集光点を、第2の楕円面鏡の第1集光点に合わせる。第2の楕円面鏡の第2集光点を検査領域に合わせる。これにより、光源の発光部をEUVマスクのパターン面に投影することができる。
一方、EUVマスクの検査装置を用いて、EUVマスクのパターン検査を行う場合には、通常、TDIカメラ等の検出器によって、EUVマスクの検査面における検査領域内の画像が取得される。EUVマスクは、ステージ上では、一つの方向に関して、往復するスキャン動作を行う。
特開平08−330094号公報 特開2008−277522号公報 特開2008−277529号公報 特開2008−283107号公報 特開2009−105006号公報 特開2012−231046号公報 特開平08−321395号公報 特開平08−321396号公報 特開2009−515326号公報 特開2010−514214号公報
図12に示すような検査装置101におけるLPP光源110は、微細なスズ(Sn)の球(ドロップレット111)に対して、励起用レーザ光L101を集光させて、球面状のスズプラズマを発生させる。発生させたスズプラズマからEUV光E101をコレクターミラー112で取り出している。
LPP光源110は、EUVLにおけるフォトマスクの検査光源として用いられる上で、ドロップレット111の制御が複雑であること及び光学系が汚染されるという課題を有している。
LPP光源110は、ドロップレット111の位置を計測して、励起用レーザ光L101を照射する。このため、ドロップレット111が落下するタイミングに合わせて励起用レーザ光L101を照射する複雑な機構を必要とする。また、ドロップレット111の位置を計測するためにも複雑な機構を必要とする。さらに、ドロップレット111を生成するノズルは、細くて詰まりやすい。したがって、LPP光源110においては、ドロップレット111の制御を簡素化することが所望されている。
また、LPP光源110は、ドロップレット111の一部のみプラズマ化する。残りの部分はデブリとして飛散して光学系や真空チャンバ内を汚染する。LPP光源110は、ドロップレット111の繰り返し生成周波数に合わせて、パルスレーザ光L101を照射する。ドロップレット111の生成周波数は比較的低周波数なので、適度なピークパワー及び平均パワーを得るためには、必然的にナノ秒レーザを利用することになる。一般的に、ナノ秒レーザを利用するLPP光源110の場合には、ドロップレット111等のターゲットから発生するデブリが多い。これにより、光学系や真空チャンバ内部が汚染されることになる。また、スズ溶融中やノズル等の部品に付着するパーティクルも問題となる。したがって、LPP光源110においては、光学系等の汚染が課題となっている。
一方、LPP光源110を用いた検査装置101は、LPP光源110で生成されたEUV光E101を用いて、楕円面鏡31、楕円面鏡32及び落とし込み鏡34を介して、検査対象50であるEUVマスクを照明する。そして、EUV光E101で照明された検査対象50からの光E102を、シュバルツシルト光学系41を介して検出器44に集光する。検出器44は、例えば、CCD等を含んだTDIセンサである。TDIセンサの受光面45は一般的に横長である。例えば、受光面45は、横に2000個の画素を有し、縦に1000個の画素を有する。検出器44によって、検査対象50の画像を取得し、検査対象50を検査する。
このような検査装置101の課題としては、照明光の利用効率の低下、及び、ドロップレット111の生成タイミングと撮像タイミングとの同期の困難さがあげられる。
図13及び図14は、検査対象50の検査面52及び検査領域53の照度分布を例示した図であり、図13は、コレクターミラー112の投影倍率が1:1である場合を示し、図14は、コレクターミラー112の投影倍率が1:3である場合を示す。
図13に示すように、ドロップレット111から発生したプラズマによるEUV光E101は、球状である。一方、検出器44の受光面45に対応した検査領域53は横長である。図13に示すように、コレクターミラー112の投影倍率が1:1である場合には、EUV光E101は、検査領域53全体を照明していない。検査領域53が照明光を丸ごと含む点で、照明光の利用効率は高いと言えるかもしれない。しかしながら、検査領域53の横方向は照度が低く、不均一な照度分布となっている。よって、検査領域53を均一に照明するためには、検査領域53外も照明する必要がある。
図14に示すように、コレクターミラー112の投影倍率が1:3である場合には、検査領域53全体を均一に照明しているが、検査領域53以外も照明することになり、照明光の利用効率が低下する。さらに、検査領域53外を照明することは必要以上の光出力を必要とする。
また、検査領域53外のEUV光E101は、検査対象50を不必要に加熱し、検査対象50に対して熱的なダメージを与える。したがって、照明光の強度を制限することになるが、これは、取得される画像の画質低下につながる。このように、検査装置101は、照明光の利用効率を向上させることが困難であった。
LPP光源110で用いられるドロップレット111の生成周期は、10〜100[kHz]程度である。これは、スキャン速度よりもかなり低い。よって、露光ムラを低減するためには、検出器44の転送速度、ステージのスキャン速度、ドロップレット111の生成周期を同期させる必要がある。しかし、ドロップレット111の生成は機械的な共振を利用しており、生成周期を任意に設定することができない。よって、ドロップレット111の生成タイミングと撮像タイミングとを同期させることが困難であった。
このように、LPP光源110及びLPP光源110を用いた検査装置101は、EUVLに用いられる上で、上記の課題を解決し、性能の向上及びそれに伴う検査精度の向上が求められている。
本発明の目的は、このような問題を解決するためになされたものであり、性能及び検査精度を向上させることができる光源、検査装置、EUV光の生成方法及び検査方法を提供することである。
本発明に係る光源は、レーザ光の照射によりプラズマを発生するターゲット材を備え、前記ターゲット材は、複数本の前記レーザ光によって前記ターゲット材の照射面に複数の照射スポットがライン状に配列するように、前記レーザ光によって照射され、前記照射スポットにおいて発生した前記プラズマからEUV光を生成する。このような構成とすることにより、容易にEUV光を生成することができるとともに、光学系の汚染を低減することができる。
また、本発明に係る検査装置は、上記光源と、前記EUV光により検査対象を照明する照明光学系と、転送方向及び前記転送方向に直交するライン方向を含む受光面に配置された複数の画素を有し、前記複数の画素が受光した光によって発生した電荷を、前記転送方向に転送することにより、画像を取得する検出器と、前記EUV光により照明された前記検査対象からの光を前記受光面に集光する集光光学系と、を備え、前記照明光学系は、前記検査対象の検査面において、前記照射スポットからの前記EUV光が一方向に配列するように、前記検査面を照明し、前記集光光学系は、前記受光面における前記ライン方向が前記一方向に対応するように、前記検査対象からの光を集光する。このような構成により、照明光の利用効率及び検査精度を向上させることができる。
さらに、本発明によるEUV光の生成方法は、レーザ光の照射によりプラズマを発生するターゲット材を配置するステップと、複数本の前記レーザ光によって前記ターゲット材の照射面に複数の照射スポットがライン状に配列するように、前記ターゲット材を前記レーザ光によって照射するステップと、前記照射スポットにおいて発生した前記プラズマから、EUV光を生成するステップと、を備える。このような構成により、容易にEUV光を生成することができるとともに、光学系の汚染を低減することができる。
また、本発明による検査方法は、上記EUV光の生成方法により前記EUV光を生成するステップと、前記EUV光により検査対象を照明するステップと、転送方向及び前記転送方向に直交するライン方向を含む受光面に配置された複数の画素を有し、前記複数の画素が受光した光によって発生した電荷を、前記転送方向に転送することにより、画像を取得する検出器に対して、前記EUV光により照明された前記検査対象からの光を集光するステップと、集光された前記検査対象からの光から前記検査対象の画像を取得するステップと、前記取得された前記画像より前記検査対象を検査するステップと、を備え、前記検査対象を照明するステップにおいて、前記検査対象の検査面において、前記照射スポットからの前記EUV光が一方向に配列するように、前記検査面を照明し、前記検査対象からの光を集光するステップにおいて、前記検出器の前記受光面における前記ライン方向が前記一方向に対応するように、前記検査対象からの光を集光する。このような構成により、照明光の利用効率及び検査精度を向上させることができる。
本発明によれば、性能及び検査精度を向上させる光源、検査装置、EUV光の生成方法及び検査方法を提供することができる。
実施形態1に係る光源を例示した構成図である。 実施形態1に係る光源のターゲットに照射される複数のレーザ光を例示した図である。 実施形態1に係る光源におけるターゲット材の照射面近傍のEUV光を例示した図である。 実施形態1の変形例1に係る光源を例示した構成図である。 実施形態1の変形例2に係る光源を例示した構成図である。 実施形態1の変形例3に係る光源を例示した構成図である。 実施形態1に係る光源を用いたEUV光の生成方法を例示したフローチャート図である。 実施形態2に係る検査装置を例示した構成図である。 実施形態2に係る検査装置の光源により照明された検査面及び検査領域の照度分布を例示した図である 実施形態2の変形例に係る検査装置を例示した構成図である。 実施形態2に係る検査方法を例示したフローチャート図である。 LPP光源及び検査装置を例示した構成図である 検査対象の検査面及び検査領域の照度分布を例示した図であり、コレクターミラーの投影倍率が1:1である場合を示す。 検査対象の検査面及び検査領域の照度分布を例示した図であり、コレクターミラーの投影倍率が1:3である場合を示す。 実施形態3に係る光源のターゲット材に照射される複数のレーザ光を例示した図である。 実施形態3の変形例1に係る光源のターゲット材に照射される複数のレーザ光を例示した図である。 実施形態3の変形例2に係る光源のターゲット材に照射される複数のレーザ光を例示した図である。 実施形態4に係る光源のターゲット材に照射されるレーザ光を例示した図である。 実施形態4の変形例1に係る光源のターゲット材に照射されるレーザ光を例示した図である。 実施形態4の変形例2に係る光源のターゲット材に照射されるレーザ光を例示した図である。
以下、本実施形態の具体的構成について図面を参照して説明する。以下の説明は、本発明の好適な実施の形態を示すものであって、本発明の範囲が以下の実施の形態に限定されるものではない。以下の説明において、同一の符号が付されたものは実質的に同様の内容を示している。
(実施形態1)
実施形態1に係る光源を説明する。光源は、例えば、検査装置において検査対象を照明する照明光の光源である。光源は、露光装置において露光光の光源に用いられてもよい。図1は、実施形態1に係る光源を例示した構成図である。
図1に示すように、光源10は、ターゲット材11を備えている。ターゲット材11は、例えば、円板状のディスクの形状をしている。ターゲット材11は、円形をした2つのディスク面12及び13を有している。一方のディスク面12は、他方のディスク面13の反対側の面である。一方のディスク面12と他方のディスク面13の周縁は、円筒形の側面14に接続されている。ディスク面12及び13のうち、少なくとも一方のディスク面12は、平面状の部分を含んでいる。平面状のディスク面12に直交する方向のうち、他方のディスク面13から一方のディスク面12へ向かう方向を+Y軸方向、その反対方向を−Y軸方向とする。
ターゲット材11は、一方のディスク面12に直交する方向に延びた回転軸R1を有している。すなわち、回転軸R1はY軸方向に延びている。ターゲット材11は、回転軸R1を中心にして回転する。
ターゲット材11の他方のディスク面13には、シャフト15が接続されている。シャフト15は、他方のディスク面13から、−Y軸方向に延びた棒状である。シャフト15は、回転軸R1と同軸の中心軸を有している。シャフト15は、例えば、図示しない回転モータに接続されている。シャフト15は、回転軸R1を中心にして回転することにより、ターゲット材11を、回転軸R1を中心にして回転させる。
ターゲット材11は、レーザ光L1の照射によりプラズマを発生する。ターゲット材11は、例えば、スズ(Sn)またはリチウム(Li)、キセノンアイス等である。なお、ターゲット材11は、レーザ光L1の照射によりプラズマを発生すれば、スズ等以外の材料を含んでもよい。ターゲット材11をレーザ光L1により照射する際には、複数本のレーザ光L1によって照射する。図1においては、図が煩雑にならないように、1本のレーザ光L1のみ示している。例えば、図示しない4つの励起用レーザから出射された4本のレーザ光L1を、ターゲット材11における一方のディスク面12に照射する。
レーザ光L1がターゲット材11を照射するスポットを照射スポット16という。4本のレーザ光L1を照射した場合には、4つの照射スポット16がターゲット材11上に形成される。ここで、複数の照射スポット16がターゲット材11においてライン状に配列するように、複数本のレーザ光L1を照射する。例えば、4つの照射スポット16は、ディスク面12において、X軸方向にライン状に配列するように、4本のレーザ光L1を照射する。ターゲット材11における複数本のレーザ光L1が照射される面を照射面17という。ターゲット材11がディスク状の場合には、照射面17は、平面状の部分を含んでいる。
図2は、実施形態1に係る光源10のターゲット材11に照射される複数のレーザ光L1を例示した図である。図2に示すように、例えば、4本のレーザ光L1を、共通の集光レンズ29を通してターゲット材11に照射させる。これにより、ターゲット材11に4つの照射スポット16がライン状に配列して形成される。
4本のレーザ光L1を集光レンズ29に入射させる場合には、各レーザ光L1の入射角を最適化する。例えば、4本のレーザ光L1の中心軸LCに対する各レーザ光L1の光軸の傾きα及びβを0.033及び0.1[deg]とする。これにより、所定の間隔を有するように照射スポット16を形成する。例えば、図2における照射スポット16を示す図の一辺の長さDは600[μm]である。なお、集光レンズ29を用いずに、ターゲット材11を照射してもよい。
複数のレーザ光L1は、別々の励起用レーザから照射されてもよいし、一つの励起用レーザから回折格子等の光学素子によって複数のレーザ光L1に分離してもよい。別々の励起用レーザを用いる場合には、各レーザ光L1の干渉性が抑制され、干渉縞の発生を抑制することができる。レーザ光L1は、1[nsec]未満のパルスレーザ光が望ましい。これにより、ターゲット材11からのデブリの発生を抑制することができる。
このように、ターゲット材11は、複数本のレーザ光L1によって、ターゲット材11上の照射面17に複数の照射スポット16がライン状に配列するように、レーザ光L1によって照射される。ターゲット材11は、レーザ光L1の照射により、プラズマを発生する。発生したプラズマからEUV光E1が生成される。このようにして、照射スポット16において発生したプラズマからEUV光E1を生成する。生成されたEUV光E1は、例えば、光源10の外部に出射し、照明光学系における楕円面鏡31に入射する。
図3は、実施形態1に係る光源10におけるターゲット材11の照射面17近傍のEUV光E1を例示した図である。例えば、4本のレーザ光L1の照射によって、照射面17に4つの照射スポット16をライン状に配列させた場合には、生成されたEUV光E1の断面形状は横長となっている。
ターゲット材11がレーザ光L1により照射される際には、回転軸R1を中心にしてターゲット材11を回転させる。これにより、ターゲット材11の照射面17における照射スポット16に位置する部分を変化させる。言い換えれば、照射スポット16に対するターゲット材11の相対位置を変化させる。このようにすることで、照射面17が常時回転移動するので、ターゲット材11の一点だけが加熱されることはない。よって、安定してEUV光E1を生成することができる。例えば、照射スポット16に対するターゲット材11の速度、すなわち、ターゲット材11に対するレーザ光L1のスキャン速度を、0.5[m/sec]以上とし、照射スポット16以外のターゲット材11の表面温度が沸点を超えないようにする。
また、例えば、光学式の測距計を用いてターゲット材11の消耗を測定してもよい。ターゲット材11の消耗に応じて、ターゲット材11の位置を制御することができる。レーザ光L1の焦点をわずかにターゲット材11の表面から離れた位置に設定してもよい。これにより、ターゲット材11の消耗を抑制することができる。また、ターゲット材11の表面が盛り上がっている部分では、レーザ光L1の照射を密に行う。これにより、ターゲット材11の照射面を平らに修正することができる。
照射面17に、He、Ar等の不活性ガスを吹き付けて冷却してもよい。照射面17に吹き付けた不活性ガスは、光路中に拡散する。よって、高速のデブリやイオン、中性粒子等は不活性ガスに衝突して速度を減ずる。このため、スパッタリングによる光学系のダメージを低減することができる。また、シャフト15の内部及びターゲット材11の裏面・内部等を介して、冷媒を循環させ、ターゲット材11を冷却してもよい。
(実施形態1の変形例1)
なお、ターゲット材11を円板状のディスクの形状としたが、これに限らない。図4は、実施形態1の変形例1に係る光源10aを例示した構成図である。図4に示すように、変形例1の光源10aにおいて、ターゲット材11aは、円筒状または円柱状である。ターゲット材11aは、一方の底面18及び他方の底面19を有している。一方の底面18と他方の底面19との周縁は、円筒形の側面14に接続されている。ターゲット材11aの回転軸R1は、ターゲット材11aの中心軸と同軸である。回転軸R1と側面14とは等距離となっている。ターゲット材11aは、回転軸R1を中心にして回転する。回転軸R1の方向をY軸方向とする。
ターゲット材11の他方の底面19には、シャフト15が接続されている。シャフト15は、他方の底面19から、−Y軸方向に延びた棒状である。シャフト15は、回転軸R1を中心にして回転することにより、ターゲット材11aを、回転軸R1を中心にして回転させる。
本変形例においても、ターゲット材11aをレーザ光L1により照射する際には、複数本のレーザ光L1によって照射する。しかしながら、本変形例では、4本のレーザ光L1をターゲット材11aにおける側面14に照射する。本変形例において、照射面17は、円筒状または円柱状のターゲット材11aの外周面を含んでいる。ターゲット材11aの照射面17には、4つの照射スポット16が形成される。4つの照射スポット16が照射面17においてライン状に配列するように、レーザ光L1を照射する。例えば、4つの照射スポット16が、側面14において、回転軸R1と同方向のY軸方向にライン状に配列するようにレーザ光L1を照射する。これにより、複数のレーザ光L1の入射角をそろえることができる。よって、照射スポット16において発生したプラズマからのEUV光E1の出射角をそろえることができる。
本変形例においても、複数本のレーザ光L1によって、ターゲット材11aの照射面17に複数の照射スポット16がライン状に配列するように、レーザ光L1を照射する。
複数の照射スポット16がライン状に連なった長さに対して、ターゲット材11aの側面14が平面とみなせる程度に大きい場合には、回転軸R1に傾斜または直交した方向に沿ってライン状に照射してもよい。また、側面14の湾曲に対応するように、複数のレーザ光L1の焦点をそろえてもよい。その場合には、回転軸R1に傾斜または直交した方向にライン状に側面14を照射してもよい。
本変形例においても、照射面17が常時回転移動するので、ターゲット材11の一点だけが加熱されることはない。よって、安定してEUV光E1を生成することができる。
(実施形態1の変形例2)
次に、変形例2に係る光源を説明する。図5は、実施形態1の変形例2に係る光源10bを例示した構成図である。図5に示すように、変形例2の光源10bにおいて、ターゲット材11bは、連続的に流動する溶融体である。ターゲット材11bは、下方、すなわち、−Z軸方向に流動する。ターゲット材11bは、流動方向に直交する面で区切れば円柱状である。
ターゲット材11bは、側面14を有している。ターゲット材11bをレーザ光L1により照射する際には、複数本のレーザ光L1によって照射する。例えば、4本のレーザ光L1をターゲット材11aにおける側面14に照射する。これにより、ターゲット材11aの側面14に4つの照射スポット16が形成される。4つの照射スポット16がターゲット材11aにおいてライン状に配列するように、レーザ光L1を照射する。例えば、4つの照射スポット16が、側面14に沿った周方向にライン状に配列するようにレーザ光L1を照射する。本変形例において、照射面17は、円柱状のターゲット材11bの外周面である。
このように、本変形例においても、ターゲット材11b上の照射面17に複数の照射スポット16がライン状に配列するように、レーザ光L1を照射する。本変形例においては、照射面17におけるターゲット材11bが下方に流動しているので、ターゲット材11bの一点だけが加熱されることはない。よって、安定してEUV光E1を生成することができる。
(実施形態1の変形例3)
次に、変形例3に係る光源を説明する。図6は、実施形態1の変形例3に係る光源10cを例示した構成図である。図6に示すように、変形例3の光源10cにおいて、ターゲット材11cは、円筒状または円柱状であり、変形例1と同様に、底面18及び19を有している。しかしながら、変形例3の光源10cは、ヘキサポッド20をさらに備えている。
ターゲット材11cの他方の底面19に接続されたシャフト15は、回転モータ21に接続されている。回転モータ21は、回転軸R1を中心にしてシャフト15及びターゲット材11cを回転させる。シャフト15には、ヘキサポッド20も接続されている。ヘキサポッド20は、回転軸R1のチルト角度を調整して、回転軸R1の延在方向を変化させることができる。例えば、水平面内で回転軸R1の延在方向を変化させる。また、ターゲット材11cの消耗に応じて、ターゲット材11cをスラスト方向に移動させてもよい。これにより、ターゲット材11cの側面14における照射スポット16に位置する部分を螺旋軌道とすることができる。よって、ターゲット材11cの一点だけが加熱されることはないので、安定してEUV光E1を生成することができる。
回転モータ21及びヘキサポッド20は、真空状態とされたチャンバ23の外部に配置されている。チャンバ23の内部に配置されたターゲット材11c及びシャフト15等の真空シールには、金属ベローズ22が用いられている。例えば、金属ベローズ22の中心近傍に回転軸R1のチルト回転中心を設定する。その他、図示しない回転軸R1の受け軸等の部品を有してもよい。
実施形態1のターゲット材11及び変形例1〜3のターゲット材11a〜11cを説明したが、ターゲット材11は、これらに限らない。例えば、円筒状のターゲット材を用いて内周面を照射面17としてもよい。また、金属箔またはノズル先端から落下する溶融金属等をターゲット材としてもよい。
次に、実施形態1に係るEUV光の生成方法を説明する。図7は、実施形態1に係る光源を用いたEUV光の生成方法を例示したフローチャート図である。図7のステップS11に示すように、まず、ターゲット材11を配置する。ターゲット材11は、レーザ光L1の照射によりプラズマを発生するものである。ターゲット材11は、変形例1〜3のターゲット材11a〜11c等でもよい。ターゲット材11の所定の照射面17にレーザ光L1が照射するようにターゲット材11を配置する。ターゲット材11がディスク状の場合には、照射面17は平面状の部分を含む。ターゲット材11が円筒状または円柱状の場合には、照射面17は外周面を含む。
次に、ステップS12に示すように、ターゲット材11を複数本のレーザ光L1によって照射する。ターゲット材11を照射する際には、複数本のレーザ光L1によってターゲット材11の照射面17に複数の照射スポット16がライン状に配列するようにレーザ光L1を照射する。
また、ターゲット材11を複数本のレーザ光L1によって照射する際には、回転軸R1を中心にしてターゲット材11を回転させることにより、照射面17における照射スポット16に位置する部分を変化させる。このようにして、ターゲット材11の一点だけが加熱されることがないようにする。
さらに、ターゲット材11をレーザ光L1によって照射する際に、ヘキサポッド20を用いて、回転軸R1の延在方向を変化させてもよい。これにより、照射スポット16に位置する部分を螺旋軌道とすることができ、照射スポット16に位置する部分を分散させることができる。
次に、ステップS13に示すように、照射スポット16において発生したプラズマから、EUV光E1を生成する。ターゲット材11にレーザ光L11を照射することによりプラズマが発生する。プラズマ中のイオン及び電子が再結合する際に、EUV光E1が生成される。このようにして、ターゲット材11に対して、レーザ光L1を照射することにより発生したプラズマからEUV光E1を生成する。
プラズマから生成されたEUV光E1は、照明光として光源10の外部に取り出される。例えば、照明光学系の楕円面鏡31に入射する。こうして、光源10は、EUV光E1を生成する。
次に、本実施形態の効果を説明する。
本実施形態の光源10は、円板状、円筒状または円柱状等のターゲット材11を用いている。よって、ドロップレットの制御に必要な複雑な構造を不要とすることができる。よって、光源10の構造を簡素化することができる。
また、照射スポット16において発生したプラズマからEUV光E1を生成している。よって、ドロップレットを用いた場合と異なり、デブリとして飛散することを抑制することができ、光源10及び光学系の汚染を低減することができる。
レーザ光L1として、1[nsec]未満のパルスレーザ光を用いる場合には、デブリの発生を抑制することができ、ターゲット材11の消耗を抑制することができる。特に、ターゲット材11が固体の場合には、消耗した部分にターゲット材11を供給することができないので、ターゲット材11の消耗の抑制は有効である。それに加えて、光学系の汚染を低減することができる。
ターゲット材11を、回転軸R1を中心にして回転させている。これにより、ターゲット材11の照射面17における照射スポット16に位置する部分を変化させる。言い換えれば、照射スポット16に対するターゲット材11の相対位置を変化させる。このようにすることで、照射面17が常時回転移動するので、ターゲット材11の一点だけが加熱されることはない。
レーザ光L1を狭い領域に照射し続けると、ターゲット材11の温度が上昇する。そして、レーザ光L1が照射されていない部分にも熱伝導によって加熱される。場合によっては、沸点を超えることもある。しかしながら、ターゲット材11が高速に回転・移動し、照射スポット16が相対的に変化していれば、部分的な温度上昇を抑制することができる。そして、ターゲット材11が1回転する間に、冷却機構によって、ターゲット材11を冷却することができる。その結果、レーザ光L1が照射されていない部分は沸点を超えないので、EUV光E1の発光に寄与しないターゲット材11の表面の気化による損耗を抑制することができる。
例えば、照射スポット16に対するターゲット材11の速度、すなわち、ターゲット材11に対するレーザ光L1のスキャン速度を、0.5[m/sec]以上とし、照射スポット16以外のターゲット材11の表面温度が沸点を超えないようにする。
回転モータ21及びヘキサポッド20を組み合わせることにより、ターゲット材11を任意の方向に移動・回転させることができる。これにより、ターゲット材11の照射面17において、照射スポット16を螺旋軌道とすることもできる。また、このような移動をさせる場合でも、金属ベローズ22を用いた真空シールにより、チャンバ内を真空に維持することができる。
レーザ光L1の焦点を、ターゲット材11の表面からわずかに離れた位置に設定してもよい。さらに、表面高さに応じて、レーザ光L1を照射するスキャン密度を制御してもよい。これにより、ターゲット材11の表面形状を平坦化することができる。また、ターゲット材11の表面の溶融領域は、表面張力により平坦化する。よって、ターゲット材11の照射面17の荒れを抑制することができる。
さらに、本実施形態の光源10では、ターゲット材11の照射面17に複数の照射スポット16がライン状に配列するようにしている。よって、生成されたEUV光E1の光軸に直交する断面の形状を横長にすることができる。これにより、光源10の用途に合わせて、EUV光E1の断面形状を変えることができ、EUV光の照度を向上させ、光源10の汎用性を向上させることができる。
(実施形態2)
次に、実施形態2に係る検査装置を説明する。図8は、実施形態2に係る検査装置1を例示した構成図である。図8に示すように、検査装置1は、光源10、照明光学系30、集光光学系40及び検出器44を備えている。検査装置1は、検査対象50を検査する。検査対象50は、例えば、EUVマスクである。検査対象50は、ステージ51上に配置されている。なお、検査対象50は、EUVマスクに限らず、基板等でもよい。
照明光学系30は、EUV光E1により検査対象50を照明する。照明光学系30は、楕円面鏡31及び32、落とし込み鏡34を含んでいる。楕円面鏡31及び32は、石英を含む基板と、基板の主面にコーティングされた金属膜とを含んでいる。金属膜は、例えば、ルテニウム膜である。ルテニウム膜がコーティングされた面が反射面である。落とし込み鏡34は多層膜の平面鏡である。
集光光学系40は、EUV光E1により照明された検査対象50からの光E2を検出器44の受光面45に集光する。集光光学系40は、シュバルツシルト光学系41、平面鏡42、及び、凹面鏡43を備えている。シュバルツシルト光学系41は、凹面鏡41a及び凸面鏡41bを含む拡大光学系である。
検出器44は、例えば、TDIカメラである。検出器44は、受光面45に集光された検査対象50からの光E2により、検査対象50の検査面52の画像を取得する。検出器44は、受光面45に配置された複数の画素を有している。検出器44の複数の画素は、受光面45に矩形状に配置されている。受光面45は、例えば、横長である。受光面45の長手方向に沿って延びた辺は、短手方向に沿って延びた辺よりも長い。受光面45の長手方向をライン方向46といい、受光面45の短手方向を転送方向47という。したがって、受光面45は、転送方向47及び転送方向47に直交するライン方向46を含んでいる。検出器44は、複数の画素が受光した光によって発生した電荷を、転送方向47に転送することにより、画像を取得する。
具体的には、検出器44は、ある画素で露光時間内に受光した光エネルギーを電荷として蓄積し、転送動作時にその電荷を次の画素に転送する。そして、転送先の画素において、さらに、光エネルギーを電荷として蓄積する。検出器44は、このような動作を繰り返し、転送方向47に周期的に電荷を転送する。TDIセンサは、例えば、CCD(Charge Coupled Device)を含んでいる。なお、TDIセンサは、CCDを含むものに限らない。
検査対象50を検査する際には、検査面52における検査領域53を走査するために、ステージ51を一定速度で移動させる。この速度は、光源10の発光周期と、検出器44の一画素当たりの大きさ、および、集光光学系40の光学倍率とから決定される。
光源10から取り出されたEUV光E1は、楕円面鏡31に入射する。楕円面鏡31で反射したEUV光E1は、絞られながら進み、集光点IFにおいて集光する。集光点IFで集光したEUV光E1は、集光点IFの後で拡がる。その後、EUV光E1は、楕円面鏡32で反射する。楕円面鏡31の2つの集光点のうち、第1集光点は、照射スポット16におけるプラズマの輝点に位置するように配置されている。楕円面鏡31の第2集光点は、楕円面鏡32の第1集光点(集光点IF)に位置している。
楕円面鏡32で反射したEUV光E1は、絞られながら進み、落とし込み鏡34に入射する。落とし込み鏡34に入射したEUV光E1は、落とし込み鏡34によって反射し、検査対象50の検査面52を照明する。楕円面鏡32の第2集光点は、落とし込み鏡34を介して、検査対象50の検査面52に位置している。なお、照明光学系30は、楕円面鏡31〜32及び落とし込み鏡34以外の光学素子を付加してもよい。このようにして、照明光学系30は、検査対象50の検査面52を照明する。検査面52は、検査領域53を含んでいる。
図9は、実施形態2に係る検査装置1の光源10により照明された検査面52及び検査領域53の照度分布を例示した図である。図9に示すように、検査面52には、照射スポット16からのEUV光E1が投影されている。EUV光E1は、一方向、例えば、X軸方向に延在している。なお、照射スポット16からのEUV光E1は、楕円面鏡31及び32により反射させることにより、検査面52において略均一化されてもよい。例えば、楕円面鏡31及び32のわずかな凹凸等により、4つの照射スポット16からのEUV光E1は、全体として一方向に延在した照明光となる。
このように、照明光学系30は、検査対象50の検査面52において、照射スポット16からのEUV光E1が一方向に配列するように、検査面52を照明する。これにより、検査領域53において、一方向における照度分布を均一にすることができる。よって、一方向を検出器44の受光面45におけるライン方向46に対応させることにより、画像の画質を向上させることができる。
検査領域53において、Y軸方向における照度分布は、中心が明るく周辺が暗い状態になってもよい。Y軸方向を検出器44の受光面45における転送方向47に対応させることにより、ライン方向46に並んだ画素からの電荷を積算させることができる。
図9に示すようなEUV光E1によって検査対象50を照明することにより、検査対象50から光E2が発生する。光E2は、EUV光E1の反射光及び回折光を含んでおり、検査領域53内のパターン情報を含んでいる。検査対象50からの光E2は、凹面鏡41a及び凸面鏡41bとで構成されたシュバルツシルト光学系41によって拡大される。拡大された光E2は、平面鏡42で折り返された後に、凹面鏡43でさらに拡大され、検出器44の受光面45に入射する。受光面45に検査対象50からの光E2を入射させる際に、集光光学系40は、受光面45におけるライン方向46が検査領域53におけるX軸方向、すなわち、照射スポット16からのEUV光E1が配列した一方向に対応するように、検査対象50からの光E2を集光する。
検出器44は、検査領域53のパターンを光学像として入力し、検査領域53の画像を取得する。そして、パターンが解析され、欠陥が検出される。
なお、光源10において生成されたEUV光E1が楕円面鏡31に直接入射するような配置により、デブリ等のダメージを許容できない場合がある。その場合には、光源10で生成されたEUV光E1を多層膜平面鏡で反射させた後に、楕円面鏡31に入射させてもよい。図10は、実施形態2の変形例に係る検査装置1aを例示した構成図である。
図10に示すように、多層膜平面鏡35は、ターゲット材11の照射面17上に配置されている。多層膜平面鏡35は、照射面17の照射スポット16において発生したプラズマからのEUV光E1を、楕円面鏡31に反射する。このように、EUV光E1を多層膜平面鏡35で反射させた後に、楕円面鏡31に入射させるので、楕円面鏡31がデブリ等で汚染されることを抑制することができる。また、イオン及び高速の中性粒子が楕円面鏡31に衝突することを抑制することができる。
多層膜平面鏡35は、多層膜平面鏡35におけるEUV光E1の入射角及び反射角を維持したまま、スライド移動可能である。具体的には、多層膜平面鏡35は、図10における紙面に直交する方向、すなわち、入射するEUV光E1及び反射するEUV光E1を含む面に直交する方向に移動可能である。このようにすることにより、多層膜平面鏡35の未使用の部分を利用することができ、長寿命化させることができる。
次に、検査装置1を用いた検査方法を説明する。図11は、実施形態2に係る検査方法を例示したフローチャート図である。
図11のステップS21に示すように、まず、照明光として、EUV光E1を生成する。EUV光E1の生成方法は、実施形態1に記載された方法を用いる。
次に、ステップS22に示すように、生成されたEUV光E1により検査対象50を照明する。具体的には、楕円面鏡31〜32及び落とし込み鏡34を含む照明光学系30を用いて、光源10で生成されたEUV光E1を検査対象50まで導く。検査対象50を照明する際には、検査対象50の検査面52において、照射スポット16からのEUV光E1が一方向に配列するように、検査面52を照明する。
次に、ステップS23に示すように、EUV光E1により照明された検査対象50からの光E2を検出器44に対して集光する。具体的には、シュバルツシルト光学系41、平面鏡42、凹面鏡43を含んだ集光光学系を用いて、検出器44の受光面45に集光させる。受光面45は、転送方向47及び転送方向47に直交するライン方向46を含んでいる。検査対象50からの光を集光する際には、検出器44の受光面45におけるライン方向46が、照射スポット16の配列による一方向に対応するように、検査対象50からの光を集光する。
次に、ステップS24に示すように、集光された検査対象50からの光から検査対象50の画像を取得する。検出器44は、受光面45に配置された複数の画素を有している。検出器44は、複数の画素が受光した光によって発生した電荷を、転送方向47に転送することにより、画像を取得する。
次に、ステップS25に、取得された画像より検査対象50を検査する。このようにして、検査装置1は検査対象50を検査することができる。
次に、本実施形態の効果を説明する。
本実施形態の検査装置1は、光源10における照射スポット16からのEUV光E1が一方向に配列するように、検査対象50の検査面52を照明する。そして、検出器44の受光面45におけるライン方向46は、EUV光E1がライン状に配列した一方向に対応するように集光している。これにより、検査領域53において、一方向における照度分布を均一にするとともに、照明光の利用効率を向上させることができる。また、ライン方向46の照度分布を均一にすることによって、シェーディングを抑制することができる。
検査領域53において、一方向に直交する方向における照度分布は、中心が明るく周辺が暗い状態になってもよい。この方向を検出器44の受光面45における転送方向47に対応させることにより、ライン方向46に並んだ画素からの電荷を積算させることができる。また、EUV光E1の発光と検出器44の転送タイミングの影響を排除することができる。
検査対象50における検査領域53以外の部分の照明を低減することができるので、検査対象50の加熱を抑制することができる。よって、検査対象50におけるEUVマスクやペリクル等に対するダメージを低減することができる。また、照明光の強度を制限する必要がなく、高輝度で検査対象50の画像を取得することができる。
レーザ光L1として、1[nsec]未満のピコ秒レーザ光等の短パルスレーザを使用することにより、EUV光E1の繰り返し生成周波数を高くすることができる。そうすると、TDI等の検出器44のスキャン速度と同等かそれ以上の周波数で検査対象50を照明することができる。これにより、検出器44の動作と、EUV光E1の発光タイミングとの同期をとる必要がない。よって、安定して検査対象50の画像を取得することができ、検査対象50の検査精度を向上させることができる。これ以外の構成及び効果は、実施形態1の記載に含まれている。
(実施形態3)
次に、実施形態3に係る光源を説明する。本実施形態の光源では、1本のレーザ光を光学部材に透過させて分離させることにより、複数本のレーザ光L1を形成する。形成した複数本のレーザ光L1により、複数の照射スポットがライン状に配列するようにターゲット材を照射する。
図15は、実施形態3に係る光源のターゲット材に照射される複数のレーザ光を例示した図である。なお、図では、分離させた複数のレーザ光L1をまとめて示している。また、図の右端には、照射スポットを例示している。図16以降の図においても図15と同様に、図の右端に、照射スポットを例示しているものがある。
図15に示すように、本実施形態の光源10dは、光学部材60と、レンズ71〜73と、を備えている。複数本のレーザ光L1は、光学部材60に、1本のレーザ光LSを透過させて分離させることにより形成されている。光学部材60は、複屈折性を有する部材であり、例えば、水晶板60aである。光学部材60は、水晶板60a以外の複屈折性を有する部材でもよい。
レンズ71は、1本のレーザ光LSのビームを収束させ、ビームを集光点IFにおいて集光させた後に、拡がる部分を有するようにビームを発散させる。レンズ72は、レンズ71により発散させたビームを平行光に変換する。レンズ73は、レンズ72により平行光に変換されたビームを収束させる。
水晶板60aは、レンズ71とレンズ72との間の拡がる部分に配置されている。具体的には、水晶板60aは、集光点IFとレンズ72との間に配置されている。したがって、レーザ光LSのビームは、拡がる部分で、水晶板60aに入射する。例えば、水晶板60aの板面にレーザ光LSが入射するように配置されている。この場合には、水晶板60aの厚さ方向は、レーザ光LSの光軸方向である。
水晶板60aは、複屈折性を有している。よって、水晶板60aに含まれる水晶の光学軸と、入射するレーザ光LSの光軸が異なる場合には、水晶板60aを透過したレーザ光LSは、2つのレーザ光L1に分離する。水晶板60aの板面に対する光学軸を所望の方向に設定することで、水晶板60aから出射する2つのレーザ光L1の光軸を調整することができる。そして、2本のレーザ光L1によってターゲット材を照射することにより、ターゲット材の照射面に、2個の照射スポットをライン状に一方向に配列させることができる。
照射スポットがライン状に配列する配列方向は、例えば、水晶板60aの向き、すなわち、水晶板60aに含まれる光学軸と、レーザ光LSの光軸との角度で制御することができる。また、2つの照射スポット間の距離は、例えば、水晶板60aの厚さで制御することができる。
EUV光の生成方法としては、複屈折性を有する光学部材60に、1本のレーザ光LSを透過させて分離させることにより、複数本のレーザ光L1を形成するステップをさらに備えている。そして、複数本のレーザ光L1を形成するステップにおいて、レンズ71、レンズ72及びレンズ73を備えるようにする。1本のレーザ光LSがレンズ71により拡がる部分に複屈折性を有する光学部材60を配置させる。これ以外のステップは、実施形態1と同様である。このようにして、光源10dに、EUV光を生成させる。
本実施形態によれば、複数のレーザ光L1を1本のレーザ光LSから形成することができる。よって、パルス光の場合には、照射タイミングを揃えることができる。また、複屈折性を有する光学部材60の光学軸を調整することにより、所望の方向に出射する複数のレーザ光L1を形成することができる。光学部材60が水晶板60aの場合には、板面の向き及び水晶板60aの厚さを調整することにより、複数のレーザ光L1を所望の方向に出射させることができる。1台のレーザで済むので、コストを低減することができる。本実施形態における上記以外の構成及び効果は、実施形態1及び2の記載に含まれている。
(実施形態3の変形例1)
図16は、実施形態3の変形例1に係る光源のターゲット材に照射される複数のレーザ光を例示した図である。図16に示すように、本変形例の光源10eは、光学部材61と、レンズ71〜73と、を備えている。光学部材61は、例えば、ルーフプリズム61aを含んでいる。本変形例では、複数本のレーザ光L1は、ルーフプリズム61aに、1本のレーザ光LSを透過させて分離させることにより形成される。
ルーフプリズム61aは、レンズ72とレンズ73との間の平行光の部分に配置されている。したがって、レーザ光LSのビームは、平行光の部分で、ルーフプリズム61aに入射する。ルーフプリズム61aは、2つの平面がルーフ状に所定の角度で接続したルーフ部を有するプリズムである。ルーフ部に対向する面は平面状の底面である。ルーフ部の2つの平面は、底面と平行な面に対して、同じ角度傾いている。例えば、ルーフ部の2つの平面は、それぞれ、底面と平行な面に対して、Δθ=0.004[°]傾いている。
ルーフプリズム61aは、例えば、底面にレーザ光LSが入射するように配置させている。その場合には、ルーフプリズム61aを透過したレーザ光L1は、ルーフ部の2つの平面から出射する。2つの平面から出射したレーザ光L1は、2つのレーザ光L1に分離する。分離された2つのレーザ光L1は、ターゲット材の照射面を照射する。照射面における照射スポットがライン状に配列する方向は、例えば、ルーフプリズム61aのルーフ部における2つの平面が交差する辺の方向により制御することができる。
EUV光の生成方法としては、ルーフプリズム61aを含む光学部材62に、1本のレーザ光LSを透過させて分離させることにより、複数本のレーザ光L1を形成するステップをさらに備えている。そして、複数本のレーザ光L1を形成するステップにおいて、レンズ72によりレーザ光LSが平行光になる部分にルーフプリズム61aを配置させる。これ以外のステップは、実施形態1と同様である。このようにして、光源10eに、EUV光を生成させる。
本変形例においても、1本のレーザ光L1から複数本のレーザ光L2を形成することができる。そして、複数本のレーザ光L1によってターゲット材を照射するので、ターゲット材の照射面に複数の照射スポットが一方向に延びるように形成される。よって、検査対象の検査面において、照射スポットからのEUV光が一方向にそろうように、検査面を照明する。これにより、矩形状の検査領域を均一に照明することができる。本実施形態における上記以外の構成及び効果は、実施形態1〜3の記載に含まれている。
(実施形態3の変形例2)
図17は、実施形態3の変形例2に係る光源のターゲット材に照射される複数のレーザ光を例示した図である。図17に示すように、変形例に係る光源10fは、光学部材62と、レンズ71〜73と、を備えており、光学部材62は、複数の平行平板62aを含んでいる。平行平板62aは、板状であり、対向する板面を有している。対向する板面は、平行である。平行平板62aの板面は、例えば、矩形である。光学部材62は、例えば、4枚の平行平板62aを含んでいる。なお、以下では4枚の平行平板62aを例として説明するが、光学部材62は、複数の平行平板62aを含んでいれば、4枚に限らず、2〜3枚でも、5枚以上でもよい。
4枚の平行平板62aは、レンズ71とレンズ72との間の拡がる部分に配置されている。具体的には、集光点IFとレンズ72との間に配置されている。4枚の平行平板62aは、1本のレーザ光LSの光軸に直交する方向に隣り合うように配置されている。例えば、レーザ光LSの光軸方向から見て、2×2のマトリックス状に配置されている。各平行平板62aの板面は、平行平板62a毎に所定の傾きを有している。よって、1本のレーザ光LSは、拡がった部分において、4枚の平行平板62aを照射している。そして、4枚の平行平板62aを透過したレーザ光LSは、4本のレーザ光L1に分離して出射される。このように、複数本のレーザ光L1は、平行平板62a毎に所定の傾きを有する板面に、1本のレーザ光LSを透過させて分離させることにより形成されている。
4枚の平行平板62aの板面を、レーザ光LSの光軸に対して、所定の傾きに調整することにより、ターゲット材の照射面に、4個の照射スポットをライン状に一方向に配列させることができる。
EUV光の生成方法としては、1本のレーザ光LSの光軸に直交する方向に隣り合うように配置された複数の平行平板62aの板面に、1本のレーザ光LSを透過させて分離させることにより、複数本のレーザ光L1を形成するステップをさらに備える。ここで、各平行平板62aの板面は、平行平板62a毎に所定の傾きを有している。そして、複数本のレーザ光L1を形成するステップにおいて、レンズ71、レンズ72及びレンズ73を備えるようにし、1本のレーザ光LSがレンズ71により拡がる部分に複数の平行平板62aを配置させる。これ以外のステップは、実施形態1と同様である。このようにして、光源10fに、EUV光を生成させる。
本変形例の光源10fによれば、複数の平行平板62aの板面の向きを調整することにより、容易に所望の方向へ複数のレーザ光L1を出射させることができる。平行平板62aは、安価であるので、コストを低減することができる。これ以外の構成及び効果は、実施形態1〜3の記載に含まれている。
(実施形態4)
次に、実施形態4に係る光源を説明する。本実施形態の光源では、1本のレーザ光を光学部材に透過させることにより、光軸に直交する断面がライン状のレーザ光を形成する。形成したライン状のレーザ光により、ライン状の照射スポットが一方向に延びるようにターゲット材を照射する。
図18は、実施形態4に係る光源のターゲット材に照射されるレーザ光を例示した図である。図18に示すように、本実施形態の光源10gは、光学部材63と、レンズ71〜73と、を備えている。光学部材63は、例えば、シリンドリカルレンズ63aを含んでいる。本実施形態では、シリンドリカルレンズ63aに、1本のレーザ光LSを透過させることにより、光軸に直交する断面がライン状のレーザ光L2を形成する。よって、ターゲット材は、照射面にライン状の照射スポットが一方向に延びるように、レーザ光L2によって照射される。
具体的には、シリンドリカルレンズ63aは、レンズ72とレンズ73との間の平行光の部分に配置されている。したがって、レーザ光LSのビームは、平行光の部分で、シリンドリカルレンズ63aに入射する。シリンドリカルレンズ63aは、円筒状の円筒面と、円筒面に対向した底面とを有している。なお、円筒面は、凸形状でも凹形状でもよい。シリンドリカルレンズ63aは、例えば、底面にレーザ光LSが入射するように配置されている。その場合には、シリンドリカルレンズ63aを透過したレーザ光L2は、円筒面から出射する。シリンドリカルレンズ63aを透過したレーザ光L2は、光軸に直交する断面がライン状である。このように、断面がライン状のレーザ光L2によってターゲット材を照射することにより、ターゲット材の照射面に、ライン状の照射スポットが一方向に延びるようにすることができる。
照射スポットがライン状に延びる一方向は、例えば、シリンドリカルレンズ63aの円筒軸の方向により制御することができる。
EUV光の生成方法としては、シリンドリカルレンズ63aを含む光学部材63に、1本のレーザ光LSを透過させることにより、ライン状のレーザ光L2を形成するステップをさらに備えている。そして、ライン状のレーザ光L2を形成するステップにおいて、レンズ72により1本のレーザ光LSが平行光になる部分に光学部材63を配置させる。これ以外のステップは、実施形態1と同様である。このようにして、光源10gに、EUV光を生成させる。
本実施形態によれば、ライン状の断面のレーザ光L2によってターゲット材を照射するので、ターゲット材の照射面にライン状の照射スポットが形成される。よって、検出器の矩形状の受光面における長手方向が一方向に対応するように、検査対象からの光を集光することができ、矩形状の検査領域を均一に照明することができる。本実施形態における上記以外の構成及び効果は、実施形態1〜3の記載に含まれている。
(実施形態4の変形例1)
図19は、実施形態4の変形例1に係る光源のターゲット材に照射されるレーザ光を例示した図である。図19に示すように、本変形例の光源10hは、光学部材64と、レンズ71〜73と、を備えている。光学部材64は、例えば、ルーフプリズム64aを含んでいる。ルーフプリズム64aは、前述のルーフプリズム61aと同様の形状及び機能を有している。本変形例では、ルーフプリズム64aに、1本のレーザ光LSを透過させることにより、光軸に直交する断面がライン状のレーザ光L2を形成する。
ルーフプリズム64aは、レンズ72とレンズ73との間の平行光の部分に配置されている。したがって、レーザ光LSのビームは、平行光の部分で、ルーフプリズム64aに入射する。ルーフプリズム64aは、例えば、底面にレーザ光LSが入射するように配置させている。その場合には、ルーフプリズム64aを透過したレーザ光L2は、ループ部の2つの平面から出射する。2つの平面から出射したレーザ光L2は、厳密には、2つのレーザ光に分離されるが、2つのレーザ光が僅かに分離するように調整すれば、部分的に重なるようにすることができる。これにより、レーザ光L2の光軸に直交する断面をライン状にすることができる。
照射スポットがライン状に延びる一方向は、例えば、ルーフプリズム64aのルーフ部における2つの平面が交差する辺の方向により制御することができる。なお、ルーフプリズム64aにおいて、ルーフ部の1つの平面は、レーザ光L1の半分のビームが透過する。よって、開口数NAは半分になるので、照射スポットは一方向に延びるようになる。しかしながら、さらに、一方向に延びるようにするため、光路上にシリンドリカルレンズ63aをさらに配置させてもよい。
EUV光の生成方法としては、ルーフプリズム64aを含む光学部材64に、1本のレーザ光LSを透過させることにより、ライン状のレーザ光L2を形成するステップをさらに備えている。そして、ライン状のレーザ光L2を形成するステップにおいて、レンズ72により1本のレーザ光LSが平行光になる部分にルーフプリズム64aを配置させる。これ以外のステップは、実施形態1と同様である。このようにして、光源10hに、EUV光を生成させる。
本変形例においても、ライン状の断面のレーザ光L2によってターゲット材を照射するので、照射スポットからのEUV光が一方向にそろうように、検査面を照明する。よって、矩形状の検査領域を均一に照明することができる。本実施形態における上記以外の構成及び効果は、実施形態1〜3の記載に含まれている。
(実施形態4の変形例2)
図20は、実施形態4の変形例2に係る光源のターゲット材に照射される複数のレーザ光を例示した図である。図20に示すように、変形例に係る光源10iは、光学部材65と、レンズ71〜73と、を備えており、光学部材65は、複数の平行平板65aを含んでいる。平行平板65aは、前述の平行平板62aと同様の形状および機能を有している。なお、以下では、2枚の平行平板65aを例として説明するが、光学部材65は、複数の平行平板65aを含んでいれば、2枚に限らず、3枚以上でもよい。
2枚の平行平板65aは、レンズ71とレンズ72との間の拡がる部分に配置されている。2枚の平行平板65aは、1本のレーザ光LSの光軸に直交する方向に隣り合うように配置されている。各平行平板65aの板面は、平行平板65a毎に所定の傾きを有している。よって、2枚の平行平板65aを透過したレーザ光LSは、厳密には、2つのレーザ光に分離されるが、2つのレーザ光が僅かに分離するように調整すれば、部分的に重なるようにすることができる。すなわち、レーザ光L2の光軸に直交する断面をライン状にすることができる。
2枚の平行平板65aの板面を、レーザ光LSの光軸に対して、所定の傾きに設定することにより、ターゲット材の照射面に、ライン状の照射スポットが一方向に延びるようにすることができる。
EUV光の生成方法としては、1本のレーザ光LSの光軸に直交する方向に隣り合うように配置された複数の平行平板65aの板面に、1本のレーザ光LSを透過させることにより、ライン状のレーザ光L2を形成するステップをさらに備える。そして、ライン状のレーザ光L2を形成するステップにおいて、1本のレーザ光LSがレンズ71により拡がる部分に複数の平行平板65aを配置させる。これ以外のステップは、実施形態1と同様である。このようにして、光源10iに、EUV光を生成させる。
本変形例の光源10iによれば、複数の平行平板65aの板面の向きを調整することにより、容易に所望の方向へ延びたライン状のレーザ光L2を出射させることができる。平行平板65aは、安価であるので、コストを低減することができる。これ以外の構成及び効果は、実施形態1〜3の記載に含まれている。
以上、本発明の実施形態を説明したが、本発明はその目的と利点を損なうことのない適宜の変形を含み、更に、上記の実施形態よる限定は受けない。また、実施形態1〜3における構成は、適宜、組み合わせてもよい。
1、1a 検査装置
10、10a、10b、10c、10d、10e、10f、10g、10h、10i 光源
11、11a、11b、11c ターゲット材
12、13 ディスク面
14 側面
15 シャフト
16 照射スポット
17 照射面
18、19 底面
20 ヘキサポッド
21 回転モータ
22 金属ベローズ
29 集光レンズ
30 照明光学系
31、32 楕円面鏡
34 落とし込み鏡
35 多層膜平面鏡
40 集光光学系
41 シュバルツシルト光学系
41a 凹面鏡
41b 凸面鏡
42 平面鏡
43 凹面鏡
44 検出器
45 受光面
46 ライン方向
47 転送方向
50 検査対象
51 ステージ
52 検査面
53 検査領域
60、61、62、63、64、65 光学部材
60a 水晶板
61a、64a ルーフプリズム
62a、65a 平行平板
63a シリンドリカルレンズ
71、72、73 レンズ
101 検査装置
110 LPP光源
111 ドロップレット
112 コレクターミラー
E1、E101 EUV光
E2 光
IF 集光点
L1、L2、L101、LS レーザ光
R1 回転軸

Claims (34)

  1. レーザ光の照射によりプラズマを発生するターゲット材を備え、
    前記ターゲット材は、複数本の前記レーザ光によって前記ターゲット材の照射面に複数の照射スポットがライン状に配列するように、前記レーザ光によって照射され、
    前記照射スポットにおいて発生した前記プラズマからEUV光を生成する光源。
  2. 複屈折性を有する光学部材をさらに備え、
    前記複数本の前記レーザ光は、前記光学部材に、1本のレーザ光を透過させて分離させることにより形成された、
    請求項1に記載の光源。
  3. 複数の平行平板を含む光学部材をさらに備え、
    前記複数本の前記レーザ光は、1本のレーザ光の光軸に直交する方向に隣り合うように配置された前記複数の平行平板の板面であって、平行平板毎に所定の傾きを有する前記板面に、前記1本のレーザ光を透過させて分離させることにより形成された、
    請求項1に記載の光源。
  4. 前記1本のレーザ光のビームを収束させ、前記ビームを集光点において集光させた後に、拡がる部分を有するように前記ビームを発散させる第1レンズと、
    前記第1レンズにより発散させた前記ビームを平行光に変換する第2レンズと、
    前記第2レンズにより平行光に変換された前記ビームを収束させる第3レンズと、
    をさらに備え、
    前記光学部材は、前記拡がる部分に配置された、
    請求項2または3に記載の光源。
  5. ルーフプリズムを含む光学部材をさらに備え、
    前記複数本の前記レーザ光は、前記光学部材に、1本のレーザ光を透過させて分離させることにより形成された、
    請求項1に記載の光源。
  6. 前記1本のレーザ光のビームを収束させ、前記ビームを集光点において集光させた後に、拡がる部分を有するように前記ビームを発散させる第1レンズと、
    前記第1レンズにより発散させた前記ビームを平行光に変換する第2レンズと、
    前記第2レンズにより平行光に変換された前記ビームを収束させる第3レンズと、
    をさらに備え、
    前記光学部材は、前記平行光の部分に配置された、
    請求項5に記載の光源。
  7. レーザ光の照射によりプラズマを発生するターゲット材を備え、
    前記ターゲット材は、光軸に直交する断面がライン状の前記レーザ光によって前記ターゲット材の照射面に前記ライン状の照射スポットが一方向に延びるように、前記レーザ光によって照射され、
    前記照射スポットにおいて発生した前記プラズマからEUV光を生成する光源。
  8. シリンドリカルレンズを含む光学部材をさらに備え、
    前記ライン状の前記レーザ光は、前記光学部材に、1本のレーザ光を透過させることにより形成された、
    請求項7に記載の光源。
  9. ルーフプリズムを含む光学部材をさらに備え、
    前記ライン状の前記レーザ光は、前記光学部材に、1本のレーザ光を透過させることにより形成された、
    請求項7に記載の光源。
  10. 前記1本のレーザ光のビームを収束させ、前記ビームを集光点において集光させた後に、拡がる部分を有するように前記ビームを発散させる第1レンズと、
    前記第1レンズにより発散させた前記ビームを平行光に変換する第2レンズと、
    前記第2レンズにより平行光に変換された前記ビームを収束させる第3レンズと、
    をさらに備え、
    前記光学部材は、前記平行光の部分に配置された、
    請求項8または9に記載の光源。
  11. 複数の平行平板を含む光学部材をさらに備え、
    前記ライン状の前記レーザ光は、1本のレーザ光の光軸に直交する方向に隣り合うように配置された前記複数の平行平板の板面であって、平行平板毎に所定の傾きを有する前記板面に、前記1本のレーザ光を透過させることにより形成された、
    請求項7に記載の光源。
  12. 前記1本のレーザ光のビームを収束させ、前記ビームを集光点において集光させた後に、拡がる部分を有するように前記ビームを発散させる第1レンズと、
    前記第1レンズにより発散させた前記ビームを平行光に変換する第2レンズと、
    前記第2レンズにより平行光に変換された前記ビームを収束させる第3レンズと、
    をさらに備え、
    前記光学部材は、前記拡がる部分に配置された、
    請求項11に記載の光源。
  13. 前記ターゲット材は、回転軸を有し、
    前記回転軸を中心にして前記ターゲット材を回転させることにより、前記照射面における前記照射スポットに位置する部分を変化させる、
    請求項1〜12のいずれか1項に記載の光源。
  14. 前記回転軸の延在方向を変化させるヘキサポッドをさらに備えた、
    請求項13に記載の光源。
  15. 前記照射面は、平面状の部分を含む、
    請求項1〜14のいずれか一項に記載の光源。
  16. 前記ターゲット材は、円筒状または円柱状であり、
    前記照射面は、外周面を含む、
    請求項1〜14のいずれか一項に記載の光源。
  17. 請求項1〜16のいずれか一項に記載の光源と、
    前記EUV光により検査対象を照明する照明光学系と、
    転送方向及び前記転送方向に直交するライン方向を含む受光面に配置された複数の画素を有し、前記複数の画素が受光した光によって発生した電荷を、前記転送方向に転送することにより、画像を取得する検出器と、
    前記EUV光により照明された前記検査対象からの光を前記受光面に集光する集光光学系と、
    を備え、
    前記照明光学系は、前記検査対象の検査面において、前記照射スポットからの前記EUV光が一方向にそろうように、前記検査面を照明し、
    前記集光光学系は、前記受光面における前記ライン方向が前記一方向に対応するように、前記検査対象からの光を集光する検査装置。
  18. レーザ光の照射によりプラズマを発生するターゲット材を配置するステップと、
    複数本の前記レーザ光によって前記ターゲット材の照射面に複数の照射スポットがライン状に配列するように、前記ターゲット材を前記レーザ光によって照射するステップと、
    前記照射スポットにおいて発生した前記プラズマからEUV光を生成させるステップと、
    を備えたEUV光の生成方法。
  19. 複屈折性を有する光学部材に、1本のレーザ光を透過させて分離させることにより、前記複数本の前記レーザ光を形成するステップをさらに備えた、
    請求項18に記載のEUV光の生成方法。
  20. 1本のレーザ光の光軸に直交する方向に隣り合うように配置された複数の平行平板を含む光学部材の前記平行平板の板面であって、平行平板毎に所定の傾きを有する前記板面に、前記1本のレーザ光を透過させて分離させることにより、前記複数本の前記レーザ光を形成するステップをさらに備えた、
    請求項18に記載のEUV光の生成方法。
  21. 前記複数本の前記レーザ光を形成するステップにおいて、
    前記1本のレーザ光のビームを収束させ、前記ビームを集光点において集光させた後に、拡がる部分を有するように前記ビームを発散させる第1レンズと、
    前記第1レンズにより発散させた前記ビームを平行光に変換する第2レンズと、
    前記第2レンズにより平行光に変換された前記ビームを収束させる第3レンズと、
    を備えるようにし、
    前記光学部材を、前記拡がる部分に配置させる、
    請求項19または20に記載のEUV光の生成方法。
  22. ルーフプリズムを含む光学部材に、1本のレーザ光を透過させて分離させることにより、前記複数本の前記レーザ光を形成するステップをさらに備えた、
    請求項18に記載のEUV光の生成方法。
  23. 前記複数本の前記レーザ光を形成するステップにおいて、
    前記1本のレーザ光のビームを収束させ、前記ビームを集光点において集光させた後に、拡がる部分を有するように前記ビームを発散させる第1レンズと、
    前記第1レンズにより発散させた前記ビームを平行光に変換する第2レンズと、
    前記第2レンズにより平行光に変換された前記ビームを収束させる第3レンズと、
    を備えるようにし、
    前記光学部材を、前記平行光の部分に配置させる、
    請求項22に記載のEUV光の生成方法。
  24. レーザ光の照射によりプラズマを発生するターゲット材を配置するステップと、
    光軸に直交する断面がライン状の前記レーザ光によって前記ターゲット材の照射面に前記ライン状の照射スポットが一方向に延びるように、前記ターゲット材を前記レーザ光によって照射するステップと、
    前記照射スポットにおいて発生した前記プラズマからEUV光を生成させるステップと、
    を備えたEUV光の生成方法。
  25. シリンドリカルレンズを含む光学部材に、1本のレーザ光を透過させることにより、前記ライン状の前記レーザ光を形成するステップをさらに備えた、
    請求項24に記載のEUV光の生成方法。
  26. ルーフプリズムを含む光学部材に、1本のレーザ光を透過させることにより、前記ライン状の前記レーザ光を形成するステップをさらに備えた、
    請求項24に記載のEUV光の生成方法。
  27. 前記ライン状の前記レーザ光を形成するステップにおいて、
    前記1本のレーザ光のビームを収束させ、前記ビームを集光点において集光させた後に、拡がる部分を有するように前記ビームを発散させる第1レンズと、
    前記第1レンズにより発散させた前記ビームを平行光に変換する第2レンズと、
    前記第2レンズにより平行光に変換された前記ビームを収束させる第3レンズと、
    を備えるようにし、
    前記光学部材を、前記平行光の部分に配置させる、
    請求項25または26に記載のEUV光の生成方法。
  28. 1本のレーザ光の光軸に直交する方向に隣り合うように配置された複数の平行平板の板面であって、平行平板毎に所定の傾きを有する前記板面に、前記1本のレーザ光を透過させることにより、前記ライン状の前記レーザ光を形成するステップをさらに備えた、
    請求項24に記載のEUV光の生成方法。
  29. 前記ライン状の前記レーザ光を形成するステップにおいて、
    前記1本のレーザ光のビームを収束させ、前記ビームを集光点において集光させた後に、拡がる部分を有するように前記ビームを発散させる第1レンズと、
    前記第1レンズにより発散させた前記ビームを平行光に変換する第2レンズと、
    前記第2レンズにより平行光に変換された前記ビームを収束させる第3レンズと、
    を備えるようにし、
    前記複数の平行平板を、前記拡がる部分に配置させる、
    請求項28に記載のEUV光の生成方法。
  30. 前記ターゲット材は、回転軸を有し、
    前記ターゲット材を前記レーザ光によって照射するステップにおいて、前記回転軸を中心にして前記ターゲット材を回転させることにより、前記照射面における前記照射スポットに位置する部分を変化させる、
    請求項18〜29のいずれか1項に記載のEUV光の生成方法。
  31. 前記ターゲット材を前記レーザ光によって照射するステップにおいて、ヘキサポッドを用いて、前記回転軸の延在方向を変化させる、
    請求項30に記載のEUV光の生成方法。
  32. 前記照射面は、平面状の部分を含む、
    請求項18〜31のいずれか一項に記載のEUV光の生成方法。
  33. 前記ターゲット材は、円筒状または円柱状であり、
    前記照射面は外周面を含む、
    請求項18〜31のいずれか一項に記載のEUV光の生成方法。
  34. 請求項18〜33のいずれか一項に記載のEUV光の生成方法により前記EUV光を生成するステップと、
    前記EUV光により検査対象を照明するステップと、
    転送方向及び前記転送方向に直交するライン方向を含む受光面に配置された複数の画素を有し、前記複数の画素が受光した光によって発生した電荷を、前記転送方向に転送することにより、画像を取得する検出器に対して、前記EUV光により照明された前記検査対象からの光を集光するステップと、
    集光された前記検査対象からの光から前記検査対象の画像を取得するステップと、
    前記取得された前記画像より前記検査対象を検査するステップと、
    を備え、
    前記検査対象を照明するステップにおいて、前記検査対象の検査面において、前記照射スポットからの前記EUV光が一方向にそろうように、前記検査面を照明し、
    前記検査対象からの光を集光するステップにおいて、前記検出器の前記受光面における前記ライン方向が前記一方向に対応するように、前記検査対象からの光を集光する検査方法。
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