JP2021008736A - 遠隔操作式排水栓装置 - Google Patents

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篤 内川
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Abstract

【課題】ロック機構やレリースワイヤの端部に排水又は湯水の流入を防ぐ機能を持ち、操作体の操作に対して余計な応力を必要とすることなく、また簡単な構造で視認できなくとも確実に施工ができる遠隔操作式排水栓装置を提供する。【解決手段】遠隔操作式排水栓装置を、操作部と、槽体の底面に設けた排水口8aと、排水口に備えられて昇降により該排水口を開閉する弁部材7と、弁部材の昇降動作を支持する支持部材9と、操作部に加えられた操作を弁部材に伝達する操作伝達部材とを備え、操作部は、槽体外部に開口部を備えた操作部本体と、操作部本体内に配置され、使用者に加えられた操作を操作伝達部材に伝達する操作体と、該操作部本体の開口部から流入する湯水を任意の方向に誘導する案内部材と、から構成する。【選択図】図5

Description

本発明は、槽体の排水口を、排水口から離間した位置に設けた操作部への操作により開閉する遠隔操作式の排水栓装置に関するものである。
従来より、浴槽や洗面ボウルなどの槽体の内部に生じた排水を処理するため、槽体の底面等に排水口を設け、この排水口から配管部材を介し、下水側に排水を排出する方法が広く知られている。また、槽体内に水を溜める場合に、弁部材の昇降を利用して排水口を開閉する方法があるが、この弁部材による排水口の開閉を、弁部材や排水口から離間した位置、例えば槽体の縁部や槽体側面の上方に設けた操作部への操作によって行う遠隔操作式排水栓装置が知られている。
広く知られた遠隔操作式排水栓装置としては、特許文献1に記載のような、槽体の底面に設けられた排水口と、排水口を上下動することによって閉塞する弁部材と、槽体の縁部に備えられた、操作ボタン及び操作体を有する操作部と、操作部に加えられた操作を排水口に備えられた弁部材に伝達するレリースワイヤと、から構成されるものがある。この特許文献1に記載された遠隔操作式排水栓装置では、弁部材の上昇状態を維持するため、操作部側にロック機構(スラストロック機構)が備えられてなり、ロック機構の一端に操作体と操作ボタンが、他端にレリースワイヤが接続されてなる。
操作ボタンを押し込むことで操作体に押し操作が加えられると、ロック機構を介してレリースワイヤに操作が加わり、弁部材を押し上げると共に、ロック機構によってレリースワイヤが固定されて、排水口を開口した状態を維持固定する。再度操作体に操作を加えると、ロック機構の固定が解除されることでレリースワイヤの固定も解除され、弁が降下し排水口を閉口する。
特開2004−150065号
上記のように構成した遠隔操作式排水栓装置には、以下のような問題点があった。
操作部に対して、排水配管のように意図して排水を流すことは無いが、使用箇所が排水機器の槽体の近傍のため、どうしても操作部の内部などに槽体内の排水または湯水が流入してしまう場合がある。操作部内、または操作部からの流路に連通する箇所に配置されるロック機構やレリースワイヤの内部に排水が流入すると、金属部分には錆が発生して故障したり、歯車など微細な動作部材の動作が、流入した水滴の表面張力によって作動不良を起こす、という問題が発生する。
これに対応するため、特許文献1に記載の発明では、蛇腹状に形成した弾性素材によるカバー部材によってロック機構やレリースワイヤの端部を密閉し、操作部内に流入した排水または湯水が流れ込むことを防止している。しかし、この構造では、カバー部材が常に操作ボタンに触れていなければ排水又は湯水のロック機構やレリースワイヤ端部への侵入を防ぐことはできない。このため、弾性のあるカバー部材を伸縮させるために操作ボタンの押し込み操作に余計な応力が必要となり、遠隔操作式排水栓装置の操作がやりにくくなるという問題があった。また、施工の際、操作ボタンを取り付けるとカバー部材はその陰に隠れる形となって視認することはできず、カバー部材の上端が操作ボタンの底面に全周に渡って水密的に当接しているかどうか確認することはできない、という問題があった。本発明は上記問題点に鑑み発明されたものであって、遠隔操作式排水栓装置において、ロック機構やレリースワイヤの端部に排水又は湯水の流入を防ぐ機能を、操作体の操作に対して余計な応力を必要とすることなく、また簡単な構造で視認できなくとも確実に施工ができるようにした、遠隔操作式排水栓装置を提供するものである。
請求項1に記載の本発明は、操作部と、
槽体の底面に設けた排水口と、
排水口に備えられて昇降により該排水口を開閉する弁部材と、
弁部材の昇降動作を支持する支持部材と、
操作部に加えられた操作を弁部材に伝達する操作伝達部材とを備え、
操作部は、
槽体外部に開口部を備えた操作部本体と、
操作部本体内に配置され、使用者に加えられた操作を操作伝達部材に伝達する操作体と、
該操作部本体の開口部から流入する湯水等を任意の方向に誘導する案内部材と、
を備えることを特徴とする、遠隔操作式排水栓装置である。
請求項2に記載の本発明は、上記遠隔操作式排水栓装置において、
操作体に案内部材を一体的に設けたことを特徴とする、請求項1に記載の遠隔操作式排水栓装置である。
請求項3に記載の本発明は、上記遠隔操作式排水栓装置において、
操作部に、操作体に取り付けられて遠隔操作式排水栓装置の使用者が押し操作を行う操作ボタンを備えると共に、
該操作ボタンに案内部材を一体的に設けたことを特徴とする、請求項1に記載の遠隔操作式排水栓装置である。
なお、請求項2、請求項3の「一体的に設けた」とは、必ずしも「一体成型で構成する」、という意味ではなく、「一体的に設けた操作体と案内部材」または「一体的に設けた操作ボタンと案内部材」の間が、接着や、パッキングなどを利用した弾性嵌合などの方法で接続され、漏水など水の通過が生じないように構成されて事実上一体の部材として機能するように構成されてなる、という意味も含むものである。
請求項4に記載の本発明は、上記遠隔操作式排水栓装置において、
操作部本体の開口が上方を向いて取り付けられ、
案内部材が上方から下方に向かって広がるように形成された略円錐形状を備えてなることを特徴とする、請求項1乃至請求項3のいずれか一つに記載の遠隔操作式排水栓装置である。
請求項5に記載の本発明は、上記遠隔操作式排水栓装置において、
開口部方向視、案内部材が、操作伝達部材の中心から離間するように湯水等を案内するように構成されてなることを特徴とする、請求項1乃至請求項4のいずれか一つに記載の遠隔操作式排水栓装置である。
請求項1に記載の本発明では、案内部材によって操作体の動作に負荷を与えることなくレリースワイヤなど操作伝達部材の端部以外の場所、または操作伝達部材の端部であっても排水又は湯水が触れても問題の無い場所に、操作部内に流入した排水または湯水を案内することができ、操作伝達部材などの劣化や動作不良を防止することができる。
請求項2、請求項3に記載の本発明においては、案内部材が備えられた場所を明確にすることができる。
請求項4に記載の本発明においては、遠隔操作式排水栓装置の操作部の配置レイアウトを明確にすることで、案内部材の構成をそれに対応した形状とすることができる。
請求項5に記載の本発明においては、案内部材によって湯水等がどのように案内されるかを明確にすることができる。
第一実施例の排水栓装置を示す断面図である。 第一実施例の手動操作部の部材構成を示す参考図である。 第一実施例の手動操作部を示す断面図である。 本発明の閉口した排水口近傍を示す断面図である。 本発明の開口した排水口近傍を示す断面図である。 第二実施例の操作ボタンを示す断面図である。 第二実施例の手動操作部を示す断面図である。
以下に、本発明の第一実施例について、図面を参照しつつ説明する。尚、以下の各実施例への説明においては、レリースワイヤ11のインナーワイヤ11bが排水口8a側に移動することを「前進」、操作部側に移動することを「後退」として記載する。
図1乃至図5に示した、本発明の第一実施例の排水栓装置は、槽体の一種である浴槽Bの排水配管に採用される排水栓装置であって、以下に記載する、排水口本体8、継手部材10、手動操作部S、弁部材7、操作伝達部材としてのレリースワイヤ11、支持部材9、ロック機構5、ガイド管12、等の部材より構成される。
浴槽Bは上方が開口した箱体であって、その底面に、排水口本体8を取り付けるための取付孔B1を、また槽体の開口周縁に手動用の操作部を取り付けるための操作部取付孔B2を、それぞれ備えてなる。
排水口本体8は略円筒形状を成す部材であって、その上端部分外周側には、側面方向に突出するフランジ部8bを設けてなり、外側面には雄ネジを設けてなる。
支持部材9は、レリースワイヤ11端部を排水口8a内に配置固定する部材であって、その中央部分にアウターチューブ11a端部が接続される。
継手部材10は、有底略円筒形状を成す部材であって、上方の開口に排水口本体8の雄ネジと螺合する雌ネジを、側面に内部の排水を排出するための排出口10aと、レリースワイヤ11を挿通するための筒状の挿通部10bを、それぞれ備えてなる。
手動操作部Sは浴槽Bの上縁に取り付けられる部材であって、以下に記載する、第一ケーシング1、第二ケーシング2、電動駆動部6、第一操作体3、第二操作体4、操作ボタン13、接続部材C3、から構成される。
第一ケーシング1は、略円筒形状を成す部材であって、上下に開口を備えてなり、上端側は浴槽Bの操作部取付孔B2に取り付けられる。また、下端部分には接続部C1を備えてなる。
第二ケーシング2は、略円筒形状を成す部材であって、上下に開口を備えてなり、上端側は第一ケーシング1の接続部C1と接続される被接続部C2を備えてなる。また、その内部は、ロック機構5を弾性嵌合により着脱自在に固定できるように構成されてなる。
電動駆動部6は、略箱状の外形を備えると共に、その上端の一部に第二ケーシング2と同じ被接続部C2を、被接続部C2の同軸上に第一ケーシング1と同じ接続部C1を、それぞれ備えてなる。
即ち、第一ケーシング1、第二ケーシング2は、それぞれ電動駆動部6の接続部C1または被接続部C2に接続され、後述するように第一ケーシング1、第二ケーシング2内を操作体が進退することから、本実施例では、第一ケーシング1、第二ケーシング2及び電動駆動部6の接続部C1及び被接続部C2が、操作体の進退する方向に連続して設けられてなる。
また、電動駆動部6の内部には、被接続部C2および接続部C1の中心軸と同軸となるようにして、後述する第二操作体4を配置・接続してなる。
また、電動駆動部6の内部には、該第二操作体4と連結し、モータなどを利用した電動操作により押し込み操作する、電動駆動機構6aを備えてなる。尚、該電動駆動機構6aは、給湯器の操作パネルなど、電動操作用の操作部に接続され、電力の供給を受けるとともに、電動操作用の操作部からの信号を受けて操作体に進退動作を行う。また、該電動駆動機構6aは、操作体の位置を検出することで、操作体から連動する排水口8aの開閉状況を把握するセンサ(図示せず)を備えてなる。
第一操作体3は、略円筒形状をなす部材であって、上端はOリングと呼ばれるパッキングによって後述する操作ボタン13の下面と弾性嵌合可能に、また筒状部分の内側端部は後述する第二操作体4の上端部分と弾性嵌合可能に、それぞれ構成されてなる。
また、第一操作体3の側面には、外周方向に向かってリブ片3aを備えてなる。該リブ片3aの側面端部は、第一ケーシング1の内側面近傍位置まで延出され、第一操作体3が傾いた場合は第一ケーシング1内側面に当接して傾きを修正するガイドのように構成されてなる。
更に第一操作体3には、案内部材として、その上端近傍に、操作体の中心軸を中心として、上方から下方に向かって広がる略円錐形状を備えた案内部Aを、第一操作体3と一体に成型して構成してなる。
この円錐形状によって、施工完了時の第一ケーシング1の開口に対向する方向視、即ち平面視においては、案内部Aが、操作伝達部材の中心から離間するように湯水を案内するように構成されてなる。
尚、案内部Aの円錐形状の外縁は第一ケーシング1の内周面近傍まで達する位置であり、施工完了時、後述するロック機構5のロック機構本体5aの外側面や、アウターチューブ11aの外側面よりも外周側に配置される。
第二操作体4は、棒状の部材であって、上端は上記第一操作体3の筒部分の端部と弾性嵌合可能に、また下端は後述するロック機構5の保持軸5b上端と弾性嵌合可能に、それぞれ構成されてなる。また、第二操作体4の側面には段部4aが設けられてなる。
ここで、第二操作体4と電動駆動機構6aとの連結について以下に詳述する。
第二操作体4には段部4aがあり、これに対して電動駆動部6の電動駆動機構6aには、この段部4aの後方(図1乃至図3における上方)から当接して、段部4aを前方(図1乃至図3における下方)に押し込むアーム部6bを備えてなる。アーム部6bは電動駆動機構6aに開閉の操作指示を受ける都度、ロック機構5を動作させるのに必要な分だけ前進(降下)し、その後当初の位置まで後退(上昇)して元の状態に戻る。操作ボタン13は、遠隔操作式排水栓装置を手動にて操作する場合の使用者が、押し込み操作を行う略円盤状の部材であって、その底面中央は、第一操作体3の上端、又はロック機構5の保持軸5b上端と弾性嵌合可能に構成されてなる。
接続部材C3は、略C字形状を成す部材であって、第一ケーシング1と第二ケーシング2の接続部C1と被接続部C2が接続された状態、または第一ケーシング1と電動駆動部6、及び電動駆動部6と第二ケーシング2の接続部C1と被接続部C2が接続された状態において、側面方向から差し込むことで、接続状態を維持固定するように機能する。尚、接続部材C3を接続部C1および被接続部C2の側面方向から抜脱することで、接続部C1と被接続部C2の接続を解除することが可能である。
弁部材7は、排水口8aの上端を閉口する略円盤状の部材であって、その下面中央部分に、弁軸11c先端との嵌合部分を構成されてなる。
レリースワイヤ11は、側面方向に可撓性を、軸方向に剛性を有したアウターチューブ11aと、該アウターチューブ11a内に摺動自在に配置される、側面方向に可撓性を、軸方向に剛性を有したインナーワイヤ11bと、インナーワイヤ11bの一方の端部に備えられた棒状の硬質の部材である弁軸11cと、レリースワイヤ11内に備えられ、インナーワイヤ11bをアウターチューブ11aに対して弁軸11cとは反対側に付勢する戻りスプリングと、から構成されてなる。
ロック機構5は、内部に歯車等を収納した円筒形状のロック機構本体5aと、該ロック機構本体5a内を貫通するようにして進退自在に挿通配置される保持軸5bとを備えてなり、ロック機構本体5aはレリースワイヤ11のアウターチューブ11a端部に固定されてなる。また、保持軸5bは、同軸上に配置されるレリースワイヤ11のインナーワイヤ11bが、戻りスプリングの作用により常時後退方向、即ち保持軸5b側に付勢されているため、常時インナーワイヤ11b端部に当接され、後退方向に付勢された状態となる。
該ロック機構5は、ロック機構本体5a内部また保持軸5bに備えられた歯車などの機構によって、ノック式ボールペンなどの機構と同様の機能を有する。即ち、ロック機構5は、施工完了時、使用者の操作によって、保持軸5b後端に押し込み操作を加えられる都度、保持軸5bがロック機構本体5aに対して前進した状態で固定/固定を解除し、接続されているレリースワイヤ11の戻りスプリングの作用によりロック機構本体5aに対して後退、を繰り返すように構成されてなる。
ガイド管12は、操作部から挿通口までを接続する、軸方向に剛性を、側面方向に可撓性を備えた軟質塩ビからなるチューブ管であって、操作部に挿通されたレリースワイヤ11を、挿通口から継手部材10内部にガイドするように構成されてなる。
尚、上記ロック機構5またレリースワイヤ11においては、ロック機構5であればロック機構本体5aの内部、レリースワイヤ11であれはアウターチューブ11a内部に排水又は湯水が流入すると、内部の機構の動作が適切に動作しなかったり、内部の機構部分に錆などの不具合が生じる場合がある。一方で、ロック機構本体5aの外側面よりも外周方向、またアウターチューブ11a外側面よりも外周方向であれば、排水又は湯水に触れても、ロック機構5やレリースワイヤ11に不具合が生じることは無い。
上記のように構成された遠隔操作式排水栓装置を用いた排水配管は、以下のようにして浴槽Bに施工される。尚、以下の各実施例の説明において、特に記載・図示などしない場合でも、施工の際には、必要に応じ、接着やパッキングなどを用いて、漏水等が無い様に接続を行う。
以下に、第一実施例の施工方法について、図面を参照しつつ説明する。
まず、ガイド管12の一端に継手部材10の挿通部10bを、他端に第二ケーシング2の下端部を接続する。
次に、操作部側端部にロック機構5が接続されているレリースワイヤ11を、第二ケーシング2の上流側端部からレリースワイヤ11の弁軸11c側端部に挿通する。レリースワイヤ11の弁軸11c側端部が継手部材10内に達した状態で、ロック機構5を第二ケーシング2内に弾性嵌合させて固定する。
次に、継手部材10の排出口10aを、排水を下水側に排出するための床下配管に接続する。
次に、浴槽Bの取付孔B1に排水口本体8を挿通し、排水口本体8のフランジ部8b下面を、取付孔B1周縁の上面に当接させる。更に、継手部材10の雌ネジを、排水口本体8の雄ネジに螺合させ、フランジ部8b下面と継手部材10上面とで取付孔B1周縁を挟持させて排水口本体8及び継手部材10を浴槽Bに固定させる。
次に、レリースワイヤ11の端部を排水口8aから引き上げた上で、支持部材9にレリースワイヤ11端部を接続し、更に排水口8a内に支持部材9を配置固定する。
次に、排水口8a内に配置された弁軸11cの先端に弁部材7を嵌合させて取り付ける。
次に、第一ケーシング1を浴槽Bに設けた操作部取付孔B2に取り付ける。
次に、第二操作体4をロック機構5の保持軸5bに嵌合させる。
次に、第二操作体4を電動駆動部6の下方の接続部C1から挿通して、上方の被接続部C2まで延出させた上で、電動駆動部6の接続部C1と第二ケーシング2の被接続部C2を、接続部材C3を用いて接続する。この時、操作体の第二操作体4の部分が、電動駆動部6の電動駆動機構6aの構造に連結されることで、電動駆動機構6aの動作により操作軸を軸方向に進退可能に動作させることが可能となる。
次に、操作体を第一ケーシング1内に挿通しつつ、第一ケーシング1の接続部C1と電動駆動部6の被接続部C2を、接続部材C3を用いて接続する。
次に、第二操作体4の上端を、第一操作体3の筒部分の端部に嵌合させる。
更に、操作体の上端部分(第一操作体3の上端)に操作ボタン13を嵌合させて、本発明の第一実施例の第一の形態の遠隔操作式排水栓装置を用いた排水配管の施工が完了する。尚、電動駆動部6と操作パネルなど電気操作関連の配線については適宜行ったものとする。
この第一実施例の第一の形態では、第一操作体3、第二操作体4、ロック機構5の保持軸5bによって押し込み操作が加えられることによってロック機構5が動作し、排水口8aを開閉する。即ち、第一操作体3、第二操作体4、保持軸5bを組み合わせたものが、第一実施例の第一の形態での操作体である。
尚、上記のように、操作ボタン13と第一操作体3とは、Oリングを用いて水密的に接続されるものであるから、この第一実施例においては、案内部Aは操作ボタン13と一体的に構成されてなる。
尚、この時、案内部Aの外縁は、手動操作部Sの第一ケーシング1の内側面近傍の位置まで延出されている。また、施工完了時に、ロック機構5やレリースワイヤ11と、手動操作部Sを構成する第一ケーシング1、第二ケーシング2、電動駆動部6との内側面にはある程度の隙間空間が形成されており、第二ケーシング2の下端からガイド管12を介して継手部材10の内部に排水や湯水を通過させることが可能に構成されている。
以下に、上記第一実施例の遠隔操作式排水栓装置の使用方法を説明する。まず、手動操作による排水口8aの開閉方法について説明する。
上記のように構成した排水栓装置を使用する場合、まず弁部材7を降下させて、図4のように、排水口8aが閉口した状態とする。
この状態から手動操作部Sの操作ボタン13に押し操作を加えると、操作体が降下し、操作体の維持部である保持軸5b後端を押し込んで、インナーワイヤ11bを前進させると共に、ロック機構5が作用して、インナーワイヤ11bが前進した状態にて維持固定される。この動作により、インナーワイヤ11b端部の弁軸11c側の端部が突出して、図5のように弁部材7を押し上げた状態で維持固定されるため、排水口8aが開口する。槽体である浴槽B内に排水又は湯水が溜まっていた場合、又は流入している場合、排水口8aから排水口本体8、また継手部材10内を通過して、排出口10aから下水側に排出される。
この状態から操作ボタン13に再度押し操作を加えると、操作体が降下し、操作体の保持軸5b後端を押し込んで、ロック機構5の保持軸5bの固定状態が解除される。これによって、インナーワイヤ11bは、弁部材7の自重と、レリースワイヤ11の戻りスプリングの作用によって、保持軸5bと共に操作部側に後退し、図4のように、弁部材7が排水口8aを閉口した状態に戻る。
以降、操作ボタン13に押し込み操作を繰り返すことで、排水口8aを排水口8aから離間した手動操作部Sへの操作によって開閉することができる。
次に、電動操作による排水口8aの開閉方法について説明する。
上記のように構成した排水栓装置を使用する場合、まず弁部材7を降下させて、図4のように排水口8aが閉口した状態とする。
この状態から給湯器の操作パネルなどを介して排水口8aへの操作を行うと、電動駆動部6の電動駆動機構6aが動作し、操作体のうちの電動駆動機構6aに連結された第二操作体4が、電動駆動機構6aのアーム部6bに押されることで、押し操作を加えられた時と同様に前進(降下)する。これにより、インナーワイヤ11bを前進させると共に、ロック機構5が作用して、インナーワイヤ11bが前進した状態にて維持固定される。この動作により、インナーワイヤ11b端部の弁軸11c側の端部が突出して、弁部材7を押し上げた状態で維持固定されるため、図5のように、排水口8aが開口する。槽体内に排水又は湯水が溜まっていた場合、又は流入している場合、排水口8aから排水口本体8、また継手部材10内を通過して、排出口10aから下水側に排出される。
この状態から再び給湯器の操作パネルなどを介して排水口8aへの操作を行うと、やはり電動駆動部6の電動駆動機構6aが動作し、操作体のうちの電動駆動機構6aに連結された第二操作体4が、電動駆動機構6aのアーム部6bに押されることで押し操作を加えられた時と同様に動作し、操作体が降下し、操作体の一部である保持軸5b後端を押し込んで、ロック機構5の保持軸5bの固定状態が解除される。これによって、インナーワイヤ11bは、弁部材7の自重と、レリースワイヤ11の戻りスプリングの作用によって、保持軸5bと共に操作部側に後退し、図4のように、弁部材7が排水口8aを閉口した状態に戻る。
以降、電動操作により排水口8aへの開閉操作を繰り返すことで、排水口8aを排水口8aから離間した操作パネルなどの操作によって開閉することができる。
また、排水口8aの開口状態では操作体は前進し、閉口状態では操作体が後退して、操作体の位置が移動している。センサを利用して操作体の位置の変位を検知することで、排水口8aの開閉の状態を電動駆動機構6aが検知することができる。この排水口8aの開閉状態の検知の機能を利用して、給湯器の操作パネルに給湯を行う指示があり、センサが検知した排水口8aの状態が開口状態であった場合、給湯器の操作パネルが自動的に排水口8aの開閉操作を指示して排水口8aを閉口するように構成することも可能である。
また、上記のように構成したため、排水口8aの開閉操作において、開口、閉口の手順を、手動操作のみ、電動操作のみ、電動と手動の混在のどのような手順に沿っても行うことができる。即ち、手動操作で排水口8aを開口した場合は手動操作で閉口しなければならない、電動操作で排水口8aを開口した場合は電動操作で閉口しなければならない、といった制限なく自在に排水口8aの開閉操作を行うことができる。
上記のように構成した遠隔操作式排水栓装置において、例えば浴湯の溢れ水が浴槽B上縁に溢れた場合などに、手動操作部Sの上方の開口と操作ボタン13の間の隙間から、浴槽Bの排水又は湯水が流入する場合がある。但し、この場合はあくまで「流入してしまう」ものであって、決して手動操作部Sを通じて排水を行うことを目的としていない。このため、手動操作部S内に流入する排水または湯水は、手動操作部Sの上方の開口と操作ボタン13の間の隙間から流入する、極めて少量であり、操作部の第一ケーシング1や第二ケーシング2の内部が満水状態となることはない。
このような場合において、手動操作部S内に流入した排水が、手動操作部Sの開口の中央側に流れようとしても、第一操作体3に備えられた案内部Aの円錐形状によって、第一ケーシング1の内側面に案内され、そのまま第一ケーシング1の内側面を伝わり、第一ケーシング1、電動駆動部6、第二ケーシング2の内側面を通過し、第二ケーシング2の下端からガイド管12を介して継手部材10の内部に排出される。上記のように、案内部Aの円錐形状の外縁は、第一ケーシング1の内周面近傍まで達する位置であり、施工完了時、後述するロック機構5のロック機構本体5aの外側面や、アウターチューブ11aの外側面よりも外周側に配置されているので、案内部Aが傘のように機能し、ロック機構5内部またアウターチューブ11a内部に排水又は湯水が流入することを防ぐ。
尚、案内部Aの外縁は、第一ケーシング1内側面の近傍ではあるが、第一ケーシング1内側面に当接するように構成されてはいないため、操作ボタン13を介しての操作体の昇降を妨げるようなことは無い。
また、案内部Aは硬質樹脂からなる部材であり、特許文献1のカバー部材のように軟質の素材ではないため、操作ボタン13によって施工後に視認できなくとも、弾性変形などで施工が適正に行うことができなかった、等の問題が生じることはない。
次に、第二実施例について、図面を参照しつつ説明する。
本発明の第二実施例に記載の遠隔操作式排水栓装置は、段落0012に記載された各部材の内、浴槽B、排水口本体8、支持部材9、継手部材10、弁部材7、レリースワイヤ11、支持部材9、ロック機構5、ガイド管12、等と、手動操作部Sの内の、第一ケーシング1、第二ケーシング2、接続部材C3、より構成される(段落0012に記載された部材の内、電動駆動部6、第一操作体3、第二操作体4は使用しない)。それぞれの部材の構成は、第一実施例と同様であるため、ここでは記載を省略する。また、操作ボタン13は第一実施例と構成が異なるため、以下に構成を記載する。
図6に示した操作ボタン13は、略円盤状の部材であって、その底面に保持軸5bの上端と弾性嵌合するように構成されると共に、案内部材として、この弾性嵌合する部分を上端かつ中心として、上方から下方に向かって広がる略円錐形状からなる案内部Aを備えてなる。
この案内部Aの円錐形状によって、施工完了時の第一ケーシング1の開口に対向する方向視、即ち平面視においては、案内部Aが、操作伝達部材の中心から離間するように湯水を案内するように構成されてなる。
尚、案内部Aの円錐形状の外縁は第一ケーシング1の内周面近傍まで達する位置であり、施工完了時、後述するロック機構5のロック機構本体5aの外側面や、アウターチューブ11aの外側面よりも外周側に配置される。上記のように、第二実施例の案内部Aは、操作ボタン13と一体の部材として構成されてなる。
次に、本発明の第二実施例の遠隔操作式排水栓装置を採用した排水配管の施工方法について図面を参照しつつ説明する。
まず、第一実施例の施工方法のうち、段落0013に記載した状態まで施工を行う。
次に、第一ケーシング1の接続部C1と第二ケーシング2の被接続部C2を、接続部材C3を用いて接続する。
更に、操作ボタン13を保持軸5b上端と弾性嵌合させて、本発明の第二実施例の遠隔操作式排水栓装置を用いた排水配管の施工が完了する。この本発明の第二実施例の遠隔操作式排水栓装置では、保持軸5bが操作体として機能する。
上記第二実施例の遠隔操作式排水栓装置は、段落0014に記載した、本発明の第一実施例の遠隔操作式排水栓装置の、手動操作での操作方法と同様の操作によって、排水口8aを排水口8aから離間した手動操作部Sへの操作によって開閉することができる。
上記のように構成した遠隔操作式排水栓装置においては、段落0018に記載した遠隔操作式排水栓装置の案内部Aと同様に機能して、遠隔操作式排水栓装置の操作に支障をきたすことなく、ロック機構5のロック機構本体5a内部やレリースワイヤ11のアウターチューブ11a内部に排水または湯水が流入することを防ぐことができる。
本発明の実施例は以上のようであるが、本発明は上記実施例に限定される物ではなく、主旨を変更しない範囲において自由に変更が可能である。
例えば、上記第一実施例、第二実施例は、いずれも浴槽Bに用いられる遠隔操作式排水栓装置であるが、本発明は上記実施例に限定されるものでは無く、洗面台や流し台など、様々な排水機器に採用しても構わない。
また、上記各実施例では、インナーワイヤ11bの先端を弁軸11cとし、ロック機構5をレリースワイヤ11の操作部側端部に接続して構成されてなるが、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、排水口8aの支持部材9にロック機構5を組み込み、インナーワイヤ11bの操作部側端部をそのまま操作体としたり、インナーワイヤ11bの操作部側端部に別途用意した部材としての操作体を接続しても構わない。
また、上記第一実施例において、操作体を第一操作体3、第二操作体4、ロック機構5のいずれか、又は組み合わせによって構成しているが、これは第一実施例と第二実施例とでは、それぞれに求められる操作体の長さに変化が生じるため、必要に応じて組み合わせによる長さの調整を行っているものであり、必ずしも一体の部材、又は別体の部材の組み合わせによって操作体を構成する必要はない。
1 第一ケーシング 2 第二ケーシング
3 第一操作体 3a リブ片
4 第二操作体 4a 段部
5 ロック機構 5a ロック機構本体
5b 保持軸 6 電動駆動部
6a 電動駆動機構 6b アーム部
7 弁部材 8 排水口本体
8a 排水口 8b フランジ部
9 支持部材 10 継手部材
10a 排出口 10b 挿通部
11 レリースワイヤ 11a アウターチューブ
11b インナーワイヤ 11c 弁軸
12 ガイド管 13 操作ボタン
A 案内部 B 浴槽
B1 取付孔 B2 操作部取付孔
C1 接続部 C2 被接続部
C3 接続部材 S 手動操作部

Claims (5)

  1. 操作部と、
    槽体の底面に設けた排水口と、
    排水口に備えられて昇降により該排水口を開閉する弁部材と、
    弁部材の昇降動作を支持する支持部材と、
    操作部に加えられた操作を弁部材に伝達する操作伝達部材とを備え、
    操作部は、
    槽体外部に開口部を備えた操作部本体と、
    操作部本体内に配置され、使用者に加えられた操作を操作伝達部材に伝達する操作体と、
    該操作部本体の開口部から流入する湯水等を任意の方向に誘導する案内部材と、
    を備えることを特徴とする、遠隔操作式排水栓装置。
  2. 上記遠隔操作式排水栓装置において、
    操作体に案内部材を一体的に設けたことを特徴とする、請求項1に記載の遠隔操作式排水栓装置。
  3. 上記遠隔操作式排水栓装置において、
    操作部に、操作体に取り付けられて遠隔操作式排水栓装置の使用者が押し操作を行う操作ボタンを備えると共に、
    該操作ボタンに案内部材を一体的に設けたことを特徴とする、請求項1に記載の遠隔操作式排水栓装置。
  4. 上記遠隔操作式排水栓装置において、
    操作部本体の開口が上方を向いて取り付けられ、
    案内部材が上方から下方に向かって広がるように形成された略円錐形状を備えてなることを特徴とする、請求項1乃至請求項3のいずれか一つに記載の遠隔操作式排水栓装置。
  5. 上記遠隔操作式排水栓装置において、
    開口部方向視、案内部材が、操作伝達部材の中心から離間するように湯水等を案内するように構成されてなることを特徴とする、請求項1乃至請求項4のいずれか一つに記載の遠隔操作式排水栓装置。
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