JP2021008289A - 吐出容器 - Google Patents

吐出容器 Download PDF

Info

Publication number
JP2021008289A
JP2021008289A JP2019122261A JP2019122261A JP2021008289A JP 2021008289 A JP2021008289 A JP 2021008289A JP 2019122261 A JP2019122261 A JP 2019122261A JP 2019122261 A JP2019122261 A JP 2019122261A JP 2021008289 A JP2021008289 A JP 2021008289A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tightening
container
ring body
peripheral surface
locking projection
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2019122261A
Other languages
English (en)
Other versions
JP7218063B2 (ja
Inventor
耕太 坂田
Kota Sakata
耕太 坂田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yoshino Kogyosho Co Ltd
Original Assignee
Yoshino Kogyosho Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yoshino Kogyosho Co Ltd filed Critical Yoshino Kogyosho Co Ltd
Priority to JP2019122261A priority Critical patent/JP7218063B2/ja
Publication of JP2021008289A publication Critical patent/JP2021008289A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7218063B2 publication Critical patent/JP7218063B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B05SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
    • B05BSPRAYING APPARATUS; ATOMISING APPARATUS; NOZZLES
    • B05B11/00Single-unit hand-held apparatus in which flow of contents is produced by the muscular force of the operator at the moment of use
    • B05B11/01Single-unit hand-held apparatus in which flow of contents is produced by the muscular force of the operator at the moment of use characterised by the means producing the flow
    • B05B11/10Pump arrangements for transferring the contents from the container to a pump chamber by a sucking effect and forcing the contents out through the dispensing nozzle
    • B05B11/1042Components or details
    • B05B11/1043Sealing or attachment arrangements between pump and container
    • B05B11/1049Attachment arrangements comprising a deformable or resilient ferrule clamped or locked onto the neck of the container by displacing, e.g. sliding, a sleeve surrounding the ferrule
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B05SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
    • B05BSPRAYING APPARATUS; ATOMISING APPARATUS; NOZZLES
    • B05B11/00Single-unit hand-held apparatus in which flow of contents is produced by the muscular force of the operator at the moment of use
    • B05B11/01Single-unit hand-held apparatus in which flow of contents is produced by the muscular force of the operator at the moment of use characterised by the means producing the flow
    • B05B11/10Pump arrangements for transferring the contents from the container to a pump chamber by a sucking effect and forcing the contents out through the dispensing nozzle
    • B05B11/1042Components or details
    • B05B11/1059Means for locking a pump or its actuation means in a fixed position
    • B05B11/106Means for locking a pump or its actuation means in a fixed position in a retracted position, e.g. in an end-of-dispensing-stroke position

Landscapes

  • Containers And Packaging Bodies Having A Special Means To Remove Contents (AREA)
  • Closures For Containers (AREA)

Abstract

【課題】ポンプディスペンサーが装着される容器本体として薄肉容器を用いることが可能な吐出容器を提供する。【解決手段】容器本体10とポンプディスペンサー20とを有し、口部11の外周面から突出する係止突起11aと、周壁31と頂壁32とを備えたキャップ体30と、ポンプディスペンサー20に設けられて口部11の開口端11cと頂壁32との間に挟持されたフランジ部21aと、周壁31の下端に設けられ、係止突起11aに下方側から接する締付け位置と離脱位置との間で揺動自在の締付け部40と、周壁31の外周面に装着され、締付け部40に径方向外側から当接して締付け位置に保持する保持位置と開放位置との間で上下方向に移動自在のリング体50と、リング体50を一方側に回転したときに上方向に移動させ、他方側に回転したときに下方向に移動させる運動変換機構60と、を有することを特徴とする吐出容器1。【選択図】図1

Description

本発明は、容器本体と容器本体の口部に装着されたポンプディスペンサーとを有する吐出容器に関する。
従来、円筒状の口部を備えた容器本体と、容器本体の口部に装着されたポンプディスペンサーとを有する吐出容器が知られている。ポンプディスペンサーは、容器本体の内部に配置されるポンプ本体と、ポンプ本体から上方に突出するとともに上下動自在のステムと、ステムの上端に設けられたノズルヘッドとを有しており、ノズルヘッドを押下げ操作することでポンプ本体を作動させて、容器本体に収納されている内容物をノズルヘッドに設けられたノズルから吐出させて所定量ずつ取り出すことができる。
このような吐出容器では、ポンプディスペンサーは、口部にねじ結合により固定される装着キャップにより容器本体の口部に保持される構成とされるのが一般的である。例えば特許文献1には、ポンプ本体にフランジ部が設けられ、容器本体の口部にねじ結合により固定した装着キャップの頂壁と口部の開口端との間にフランジ部を挟持してポンプディスペンサーを口部に保持するようにした吐出容器が記載されている。
特開2018−34863号公報
環境への負荷を低減するために、内容物を収納する容器として、例えば、合成樹脂製のシート材を貼り合わせて袋状に形成したパウチ容器、延伸ポリプロピレン(OPP)により薄肉に形成された容器、押出ブロー成形法(EBM)により胴部が薄肉に形成された合成樹脂製のボトル容器などの、使用される合成樹脂材料の量を減少させた環境対応型の薄肉容器を使用することが求められてきている。
一方、特許文献1に記載される上記従来の吐出容器では、容器本体の口部にねじ結合により固定した装着キャップによりポンプディスペンサーを口部に保持させるようにしているので、内容物の再充填等のためにポンプディスペンサーを容器本体の口部から取り外す際には、一方の手で容器本体を保持し、他方の手で装着キャップを緩み方向に回転させる必要がある。
そのため、上記従来の吐出容器の容器本体として薄肉容器を用いると、薄肉容器の強度が低いことから、装着キャップを緩み方向に回転させる際に、一方の手で保持している容器本体が当該回転力によって変形するおそれがあり、ポンプディスペンサーが装着される容器本体として薄肉容器を使用することは困難であるという問題があった。
本発明は、このような課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、ポンプディスペンサーが装着される容器本体として薄肉容器を用いることが可能な吐出容器を提供することにある。
本発明の吐出容器は、円筒状の口部を備えた容器本体と、前記口部に装着されたポンプディスペンサーとを有する吐出容器であって、前記口部の外周面から径方向外側に突出する係止突起と、前記口部の外周面を覆う円筒状の周壁と前記口部の開口端を覆う頂壁とを備えたキャップ体と、前記ポンプディスペンサーに設けられ、前記開口端と前記頂壁の間に挟持されたフランジ部と、前記周壁の下端に一体に連ねて設けられ、前記係止突起に下方側から接する締付け位置と、前記係止突起に対して径方向外側に離脱する離脱位置との間で揺動自在の締付け部と、前記周壁の外周面に装着され、前記締付け部に径方向外側から当接して前記締付け部を前記締付け位置に保持する保持位置と、前記保持位置よりも上方の開放位置との間で上下方向に移動自在のリング体と、前記リング体と前記キャップ体との間に設けられ、前記リング体が前記キャップ体に対して周方向の一方側に回転したときに前記リング体を前記キャップ体に対して上方向に移動させ、前記リング体が前記キャップ体に対して周方向の他方側に回転したときに前記リング体を前記キャップ体に対して下方向に移動させる運動変換機構と、を有することを特徴とする。
本発明の吐出容器は、上記構成において、前記周壁の下端に、複数の前記締付け部が周方向に等間隔に並べて設けられているのが好ましい。
本発明の吐出容器は、上記構成において、前記締付け部の上面及び前記係止突起の下面の少なくとも何れか一方が、径方向内側よりも径方向外側の方が上方に位置するように傾斜しているのが好ましい。
本発明の吐出容器は、上記構成において、前記運動変換機構は、前記周壁の外周面に設けられた螺旋溝と、前記リング体の内周面に設けられて前記螺旋溝に移動自在に係合する凸片とを有するのが好ましい。
本発明の吐出容器は、上記構成において、記口部の前記係止突起の下方側における外周面に上下方向に延びて設けられた回止め凹溝と、前記締付け部に設けられ、前記締付け部が前記締付け位置となったときに前記回止め凹溝に係合する回止め突起とを有するのが好ましい。
本発明によれば、ポンプディスペンサーが装着される容器本体として薄肉容器を用いることが可能な吐出容器を提供することができる。
本発明の一実施の形態である吐出容器の半断面図である。 図1に吐出容器の、要部を拡大して示す断面図である。 図1に示すキャップ体の半断面図である。 図1に示すリング体の平面図である。 図1に示すリング体の半断面図である。 図1に示す吐出容器の、キャップ体を容器本体の口部に固定する前の状態の半断面図である。 図6に示す状態の吐出容器の、要部を拡大して示す断面図である。 図1に示す吐出容器の、リング体を保持位置から開放位置に移動させた状態の半断面図である。 図8に示す状態の吐出容器の、要部を拡大して示す断面図である。
以下、図面を参照しつつ本発明の一実施の形態である吐出容器1について詳細に例示説明する。
本明細書及び特許請求の範囲においては、上下方向は、図1に示すように、吐出容器1を正立姿勢とした状態における上下方向を意味するものとし、径方向は、吐出容器1の軸線Oを通るとともに軸線Oに垂直な方向を意味するものとする。
図1に示す吐出容器1は、例えば、シャンプー、リンス、液体石鹸、化粧水などの化粧料、薬品、食品調味料などの種々の内容物を収納する用途に用いることができるものであり、容器本体10とポンプディスペンサー20とを有している。
容器本体10は、口部11と、口部11の下端に一体に連なる胴部12とを備えたボトル形状となっている。
口部11は軸線Oを中心とした円筒状となっており、上方に向けて開口している。図2に示すように、口部11の外周面には係止突起11aが一体に設けられている。係止突起11aは、口部11の外周面から径方向外側に突出するとともに口部11の全周に亘って延びる円環状となっている。係止突起11aは断面が台形状となっており、その下方側を向く下面11a1は、径方向内側よりも径方向外側の方が上方に位置するように傾斜している。
口部11の上端側の部分は下端側の部分よりも小径の小径部11bとなっており、小径部11bの上端が口部11の開口端11cとなっている。
図1に示すように、胴部12は、口部11の下端に段差状に連なる、口部11よりも大径の円筒状部分12aを有するとともに、円筒状部分12aの下端に連なるとともに径方向外側に向けて拡がる略ドーム状の肩部分12bと、肩部分12bの下端に一体に連なるとともに軸線Oを中心とした円筒状の胴本体部分12cと、胴本体部分12cの下端に一体に連なって胴本体部分12cの下端を閉塞する底部分12dとを有している。容器本体10の内部は収納空間Sとなっており、収納空間Sに所定量の内容物を収納することができる。
容器本体10は、例えば、ポリエチレン樹脂(PE)、ポリプロピレン樹脂(PP)、ポリエチレンテレフタレート樹脂(PET)等の合成樹脂材料をブロー成形(押出しブロー成形、二軸延伸ブロー成形等)することにより、胴部12が口部11よりも薄肉に形成された薄肉容器とすることができる。また、容器本体10は、合成樹脂製のシート材を貼り合わせて袋状に形成したパウチ容器とすることもできる。
ポンプディスペンサー20は、容器本体10の口部11に装着されている。
ポンプディスペンサー20は、容器本体10の内部に配置されるポンプ本体21と、ポンプ本体21に上方に付勢された状態で上下方向に移動自在に組み付けられたステム22と、ステム22の上端に取り付けられて容器本体10の上方に配置されたノズルヘッド23とを有している。ポンプ本体21の下端には、容器本体10の底部分12dに向けて延びる合成樹脂製の吸引パイプ24が装着されている。ポンプディスペンサー20が使用される際には、ステム22及びノズルヘッド23は、図8に示すように、ポンプ本体21に対して上方に突出した状態とされる。
ポンプ本体21は、シリンダ、ピストン、吐出弁及び吸引弁等を備えた構成となっており、ノズルヘッド23が押下げ操作されてステム22がポンプ本体21に押し込まれることにより作動して、ポンプ本体21の内部の内容物をステム22を通してノズルヘッド23に圧送する。ノズルヘッド23に圧送された内容物は、側方に向けて突出するノズル23aの先端から外部に吐出される。このように、吐出容器1は、ノズルヘッド23を押下げ操作することで、容器本体10の収納空間Sに収納されている内容物をノズル23aから吐出させて所定量ずつ取り出すことができる。ノズルヘッド23の押下げ操作が解除されると、図示しないバネ部材の付勢力によりノズルヘッド23が元の位置にまで上昇し、ポンプ本体21は吸引動作する。ポンプ本体21が吸引動作すると、容器本体10の収納空間Sに収納されている内容物が吸引パイプ24からポンプ本体21の内部に吸引される。
図2に示すように、ポンプ本体21はフランジ部21aを有している。フランジ部21aは、ポンプ本体21の外周面から径方向外側に突出するとともにポンプ本体21の全周に亘って延びる円環状となっており、容器本体10の口部11の開口端11cの上に環状のシール部材25を挟んで配置されている。シール部材25としては、合成ゴム、エラストマー等の弾性体で形成されたものが用いられる。
容器本体10の口部11にはキャップ体30が装着されている。図2、図3に示すように、キャップ体30は、円筒状の周壁31と、周壁31の上端に一体に連なる頂壁32とを備えている。周壁31は円筒状となっており、口部11の外周面を外側から覆っている。頂壁32は、周壁31の上端から径方向内側に向けて延びるフランジ状となっており、口部11の開口端11cを上方から覆っている。
本実施の形態では、キャップ体30には、頂壁32の内周縁から上方に突出する固定筒部33が頂壁32に一体に連ねて設けられている。固定筒部33は軸線Oを中心とした円筒状となっており、その内周面に上下2段で設けられた環状溝部33aにポンプ本体21の上端の筒状部分の外周面に上下2段で設けられた環状突起21bがアンダーカット係合することで、ポンプ本体21に固定されている。すなわち、本実施の形態では、キャップ体30はポンプ本体21に固定されている。
固定筒部33の径方向内側には、固定筒部33よりもさらに上方に突出するヘッド保持用筒部34が設けられている。ヘッド保持用筒部34は軸線Oを中心とした円筒状となっており、その外周面に設けられた雄ねじ34aをノズルヘッド23の頂壁から下方に突出する筒状部分の内周面に設けられた雌ねじ23bにねじ結合させることで、ノズルヘッド23をキャップ体30に保持させて、ポンプディスペンサー20をステム22がポンプ本体21に押し込まれた姿勢(図1に示す姿勢)に保持することができるようになっている。
図2に示すように、ポンプ本体21に設けられたフランジ部21aは、口部11の開口端11cとキャップ体30の頂壁32との間にシール部材25とともに挟持されている。ポンプディスペンサー20は、フランジ部21aが口部11の開口端11cとキャップ体30の頂壁32との間に挟持されることで、口部11に固定保持されている。
キャップ体30の周壁31の下端には締付け部40が一体に連ねて設けられている。図3に示すように、本実施の形態では、周壁31の下端に、複数(16個)の締付け部40が周方向に等間隔に並べて設けられている。
図2、図3に示すように、複数の締付け部40は、それぞれ周壁31の下端に連なる薄い連結片41と、連結片41の下端に連なる爪部分42とを有している。複数の締付け部40は、連結片41が弾性変形することにより、図2に示すように爪部分42が周壁31よりも径方向内側に向けて突出して口部11の係止突起11aに下方側から接する締付け位置と、図3、図6に示すように爪部分42が口部11の係止突起11aに対して径方向外側に離脱する離脱位置との間で揺動自在となっている。なお、図3、図6に示すように、複数の締付け部40は、それぞれ自然状態においては離脱位置に位置するようになっている。
図2に示すように、締付け部40が締付け位置となった状態において、爪部分42の上方を向く上面42aは径方向内側よりも径方向外側が上方に位置するように傾斜しており、その傾斜角度は、係止突起11aの下面11a1の角度と略一致している。
また、締付け部40が締付け位置となった状態において、爪部分42の径方向外側を向く面は、下方側ほど外径が大きくなる傾斜面42bとなっている。
図2に示すように、口部11の係止突起11aの下方側における外周面には、上下方向に延びる回止め凹溝13が設けられている。本実施の形態では、複数の回止め凹溝13が周方向に等間隔に並べて設けられている。
一方、締付け部40の爪部分42の先端には、その周方向の中心に位置して回止め突起42cが一体に設けられている。回止め突起42cは、締付け部40が締付け位置となったときに径方向内側に向けて突出した状態となって回止め凹溝13に係合する。回止め突起42cが回止め凹溝13に係合することにより、締付け部40が締付け位置となった状態において、キャップ体30は口部11に対して回り止めされる。
周壁31の外周面にはリング体50が装着されている。図4、図5に示すように、リング体50は軸線Oを中心とした円筒状となっており、その外周面には滑り止めの溝が周方向に並べて設けられている。また、リング体50の内周面の下端側には、下方に向かうにつれて内径が大きくなるように傾斜した傾斜面50aが設けられている。
リング体50は、その内周面において周壁31の外周面に対して摺動自在となっており、図2に示すように締付け部40に径方向外側から当接して締付け部40を締付け位置に保持する保持位置と、図6、図7に示すように保持位置よりも上方であって締付け部40の締付け位置への保持を開放する開放位置との間で上下方向に移動自在となっている。なお、保持位置においては、リング体50の傾斜面50aは、締付け部40の傾斜面42bに対向する。
リング体50の傾斜面50aの下端部分には、傾斜面50aから径方向内側に突出する突起50bが一体に設けられている。突起50bは、リング体50が保持位置となったときに、締付け部40の傾斜面42bの下端部分にアンダーカット係合するようになっている。
リング体50とキャップ体30との間には運動変換機構60が設けられている。運動変換機構60は、周壁31の外周面に設けられた螺旋溝61と、リング体50の内周面に設けられた凸片62とを有している。本実施の形態では、周壁31の外周面に2本の螺旋溝61が設けられ、これらの螺旋溝61に対応した2つの凸片62がリング体50の内周面に設けられている。それぞれの凸片62は、対応する螺旋溝61に係合して螺旋溝61に沿って移動自在となっている。螺旋溝61は、周壁31の外周面に螺旋状となって周方向に45度の範囲で延びている。
運動変換機構60は、リング体50がキャップ体30に対して周方向の一方側(平面視で反時計周り方向)に回転したときにリング体50をキャップ体30に対して上方向に移動させ、リング体50がキャップ体30に対して周方向の他方側(平面視で時計周り方向)に回転したときにリング体50をキャップ体30に対して下方向に移動させる。
運動変換機構60は、螺旋溝61の一端側のストローク端の手前部分における側面と、螺旋溝61の他端側のストローク端の手前部分における側面とに、それぞれ凸片62が乗り越え可能であるとともに、当該乗り越えた凸片62を螺旋溝61の一端側または他方側のストローク端に保持する突起を備えた構成とすることもできる。
上記構成の吐出容器1では、容器本体10の口部11にポンプディスペンサー20を装着する際には、図6に示すように、リング体50を開放位置とする。リング体50が開放位置にあるときには、締付け部40は爪部分42が係止突起11aに対して径方向外側に離脱した離脱位置となるので、爪部分42を係止突起11aに接触させることなく、キャップ体30を口部11に装着することができる。なお、キャップ体30を口部11に装着する際に爪部分42が係止突起11aに接触したとしても、爪部分42は、連結片41が弾性変形することにより径方向外側に変位して係止突起11aを乗り越えることができる。
キャップ体30が口部11に装着されると、図7に示すように、ポンプディスペンサー20のフランジ部21aが口部11の開口端11cとキャップ体30の頂壁32との間に挟持され、ポンプディスペンサー20は口部11に保持される。
次に、この状態から、リング体50を平面視でキャップ体30に対して時計周り方向に回転させる。当該回転操作は、一方の手でキャップ体30を保持しつつ他方の手でリング体50を回転させることで、容器本体10を把持することなく行うことができる。
リング体50を平面視でキャップ体30に対して時計周り方向に回転させると、リング体50が開放位置から保持位置に移動する。リング体50が保持位置に移動すると、図2に示すように、締付け部40の爪部分42が口部11の係止突起11aに下方側から接する。これにより、キャップ体30が下方に向けて付勢され、すなわち頂壁32は口部11の開口端11cの側に付勢されることになるので、フランジ部21aが口部11の開口端11cとキャップ体30の頂壁32との間に締め付けられた状態で挟持される。これにより、ポンプディスペンサー20は口部11に強固に固定保持される。
本実施の形態では、締付け部40の爪部分42の上面42a及び係止突起11aの下面11a1を、径方向内側よりも径方向外側の方が上方に位置するように傾斜した構成としたので、開放位置から保持位置へ移動するリング体50が締付け部40に加える径方向内側に向けた荷重を、締付け部40の爪部分42の上面42aと係止突起11aの下面11a1との係合によってキャップ体30を下方に付勢する力に効果的に変換することができる。したがって、リング体50の回転に必要な操作力を低減することができる。
一方、容器本体10の口部11からポンプディスペンサー20を取り外す際には、図8に示すように、リング体50をキャップ体30に対して平面視で時計周り方向に回転させて開放位置とする。当該回転操作は、一方の手でキャップ体30を保持しつつ他方の手でリング体50を回転させることで、容器本体10を把持することなく行うことができる。
リング体50が開放位置となると、図9に示すように、リング体50による締付け部40の保持が解除され、締付け部40は爪部分42が係止突起11aに対して径方向外側に離脱した離脱位置に移動可能な状態となる。したがって、この状態でポンプディスペンサー20を上方に引き上げると、締付け部40は係止突起11aを容易に乗り越えるので、ポンプディスペンサー20を口部11から取り外すことができる。
このとき、リング体50に設けた突起50bが、締付け部40の傾斜面42bの下端部分にアンダーカット係合しているので、リング体50が回転操作されて保持位置から開放位置に向けて上方に移動する際に、締付け部40は突起50bにより引かれて締付け位置から離脱位置に向けて移動する。また、締付け部40の爪部分42の上面42a及び係止突起11aの下面11a1は何れも径方向内側よりも径方向外側の方が上方に位置するように傾斜しているので、ポンプディスペンサー20を上方に引き上げて口部11から取り外す際に、爪部分42の上面42aが係止突起11aの下面11a1に接することで締付け部40が径方向外側に押し広げられることになる。したがって、ポンプディスペンサー20を取り外す際に爪部分42の上面42aが係止突起11aの下面11a1に接することにより生じる抵抗力を低減することができ、これによりポンプディスペンサー20を、より容易に口部11から取り外すことができる。
上記の通り、本実施の形態の吐出容器1によれば、ポンプディスペンサー20を容器本体10の口部11から取り外す際には、一方の手でキャップ体30を保持しつつ他方の手でリング体50を回転させることで、ポンプディスペンサー20の口部11への固定保持を解除することができる。したがって、容器本体10を手で把持することなく、ポンプディスペンサー20の口部11への固定保持を解除することができるので、容器本体10として、強度の低い薄肉容器を用いることが可能となる。
また、本実施の形態の吐出容器1によれば、リング体50を回転させるだけの簡単な操作で、ポンプディスペンサー20の口部11への固定保持及びその解除を行うことができるので、ポンプディスペンサー20の装着及び取り外しの作業を容易に行うことが可能である。
さらに、本実施の形態の吐出容器1によれば、容器本体10として薄肉容器を用いても、当該容器本体10への内容物の繰り返しの再充填に対応することができる。
本実施の形態の吐出容器1では、運動変換機構60を構成する螺旋溝61を周方向に45度の範囲で延びる構成としたので、リング体50を保持位置と開放位置との間で45度だけ回転させることでポンプディスペンサー20の口部11への固定保持及びその解除を行うことができる。これにより、ポンプディスペンサー20の装着及び取り外しの作業を、さらに容易に行うことが可能である。
また、運動変換機構60を構成する螺旋溝61を周方向に45度の範囲で延びる構成としたので、キャップ体30の螺旋溝61が設けられる周壁31の軸線Oに沿う高さ寸法を小さくすることができる。これにより、キャップ体30ないしこれに装着されるリング体50のデザインの自由度を高めることができる。
本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。
例えば、ポンプディスペンサー20としては、上記構造のものに限らず、種々の構造のものを用いることができる。
また、前記実施の形態では、リング体50を保持位置と開放位置との間で45度だけ回転させることでポンプディスペンサー20の口部11への固定保持及びその解除を行うことができる構成としたが、リング体50を保持位置と開放位置との間で移動させる回転角度は、種々変更可能である。
さらに、容器本体10としては、薄肉容器に限らず、種々の肉厚の容器を用いることができる。
1 吐出容器
10 容器本体
11 口部
11a 係止突起
11a1 下面
11b 小径部
11c 開口端
12 胴部
12a 円筒状部分
12b 肩部分
12c 胴本体部分
12d 底部分
13 回り止め凹溝
20 ポンプディスペンサー
21 ポンプ本体
21a フランジ部
21b 環状突起
22 ステム
23 ノズルヘッド
23a ノズル
23b 雌ねじ
24 吸引パイプ
25 シール部材
30 キャップ体
31 周壁
32 頂壁
33 固定筒部
33a 環状溝部
34 ヘッド保持用筒部
34a 雄ねじ
40 締付け部
41 連結片
42 爪部分
42a 上面
42b 傾斜面
42c 回止め突起
50 リング体
50a 傾斜面
50b 突起
60 運動変換機構
61 螺旋溝
62 凸片
O 軸線
S 収納空間

Claims (5)

  1. 円筒状の口部を備えた容器本体と、前記口部に装着されたポンプディスペンサーとを有する吐出容器であって、
    前記口部の外周面から径方向外側に突出する係止突起と、
    前記口部の外周面を覆う円筒状の周壁と前記口部の開口端を覆う頂壁とを備えたキャップ体と、
    前記ポンプディスペンサーに設けられ、前記開口端と前記頂壁との間に挟持されたフランジ部と、
    前記周壁の下端に一体に連ねて設けられ、前記係止突起に下方側から接する締付け位置と、前記係止突起に対して径方向外側に離脱する離脱位置との間で揺動自在の締付け部と、
    前記周壁の外周面に装着され、前記締付け部に径方向外側から当接して前記締付け部を前記締付け位置に保持する保持位置と、前記保持位置よりも上方の開放位置との間で上下方向に移動自在のリング体と、
    前記リング体と前記キャップ体との間に設けられ、前記リング体が前記キャップ体に対して周方向の一方側に回転したときに前記リング体を前記キャップ体に対して上方向に移動させ、前記リング体が前記キャップ体に対して周方向の他方側に回転したときに前記リング体を前記キャップ体に対して下方向に移動させる運動変換機構と、を有することを特徴とする吐出容器。
  2. 前記周壁の下端に、複数の前記締付け部が周方向に等間隔に並べて設けられている、請求項1に記載の吐出容器。
  3. 前記締付け部の上面及び前記係止突起の下面の少なくとも何れか一方が、径方向内側よりも径方向外側の方が上方に位置するように傾斜している、請求項1または2に記載の吐出容器。
  4. 前記運動変換機構は、前記周壁の外周面に設けられた螺旋溝と、前記リング体の内周面に設けられて前記螺旋溝に移動自在に係合する凸片とを有する、請求項1〜3の何れか1項に記載の吐出容器。
  5. 前記口部の前記係止突起の下方側における外周面に上下方向に延びて設けられた回止め凹溝と、
    前記締付け部に設けられ、前記締付け部が前記締付け位置となったときに前記回止め凹溝に係合する回止め突起とを有する、請求項1〜4の何れか1項に記載の吐出容器。
JP2019122261A 2019-06-28 2019-06-28 吐出容器 Active JP7218063B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019122261A JP7218063B2 (ja) 2019-06-28 2019-06-28 吐出容器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019122261A JP7218063B2 (ja) 2019-06-28 2019-06-28 吐出容器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2021008289A true JP2021008289A (ja) 2021-01-28
JP7218063B2 JP7218063B2 (ja) 2023-02-06

Family

ID=74199273

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019122261A Active JP7218063B2 (ja) 2019-06-28 2019-06-28 吐出容器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7218063B2 (ja)

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2723773A (en) * 1952-10-24 1955-11-15 Interseal Corp Bottle closures
JPH08207947A (ja) * 1994-09-22 1996-08-13 Valois Sa 分与部材を容器に固定する装置及び方法
JPH09110084A (ja) * 1995-10-20 1997-04-28 Yoshino Kogyosho Co Ltd 注出ポンプ取付け用連結具
JP2012012105A (ja) * 2010-07-05 2012-01-19 Ainakku:Kk ペットボトル用ポンプ装置
US20170121163A1 (en) * 2014-06-18 2017-05-04 Antonio Mutterle Method for sealingly closing a bottle and associated sealingly closed bottle
JP2018034863A (ja) * 2016-08-31 2018-03-08 株式会社吉野工業所 吐出容器

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2723773A (en) * 1952-10-24 1955-11-15 Interseal Corp Bottle closures
JPH08207947A (ja) * 1994-09-22 1996-08-13 Valois Sa 分与部材を容器に固定する装置及び方法
JPH09110084A (ja) * 1995-10-20 1997-04-28 Yoshino Kogyosho Co Ltd 注出ポンプ取付け用連結具
JP2012012105A (ja) * 2010-07-05 2012-01-19 Ainakku:Kk ペットボトル用ポンプ装置
US20170121163A1 (en) * 2014-06-18 2017-05-04 Antonio Mutterle Method for sealingly closing a bottle and associated sealingly closed bottle
JP2018034863A (ja) * 2016-08-31 2018-03-08 株式会社吉野工業所 吐出容器

Also Published As

Publication number Publication date
JP7218063B2 (ja) 2023-02-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20190256257A1 (en) Discharge container
CA2748564C (en) Synthetic resin container having inverted, folded back bottom wall
EP3209428B1 (en) Pump dispensers
KR20190020115A (ko) 토출 용기
JP6427410B2 (ja) スリット弁付きスクイズ容器
JP6533032B2 (ja) 二重容器
JP6689662B2 (ja) 二重容器
JP6531000B2 (ja) 外容器を減容変形させた状態に維持できる二重容器
JP5170549B2 (ja) 液体噴出器
JP2020193021A (ja) 二重容器及びその製造方法
JP6808379B2 (ja) 積層剥離容器
JP2021008289A (ja) 吐出容器
JP2020193020A (ja) 二重容器、プリフォーム組立体、プリフォーム組立体の製造方法及び二重容器の製造方法
JP6165664B2 (ja) 二重容器
JP6148899B2 (ja) 吐出容器
JP2016106062A (ja) 注出ポンプ及びそれを備えたポンプ付き容器
JP6210844B2 (ja) ポンプ式液体吐出器
JP6531001B2 (ja) 外容器を減容変形させた状態に維持できる二重容器
JP6910715B2 (ja) 二重容器、注出具付き容器及びプリフォーム
JP6471960B2 (ja) 吐出容器
JP2017013811A (ja) 吐出容器
JP2011073756A (ja) 反転、折返し底壁を備えた合成樹脂製容器
JP2019116313A (ja) 吐出容器
JP2020193007A (ja) 積層剥離容器
JP7330614B2 (ja) スポイト容器

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20220107

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20221117

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20221122

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20230110

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20230124

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20230124

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7218063

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150