JP2021008072A - 点字タイプライタ - Google Patents

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Abstract

【課題】点字の消点が可能で誤印字を容易に訂正することができる点字タイプライタを提供する。【解決手段】印字用紙80に点字を印字する点字タイプライタ1であって、印字用紙の裏面に当接する支持面62を有する基台61と、打点押板作動手段に押されて印字用紙の表面に当接して印字用紙を支持面62と挟持する打点押板41と、支持面62を貫通している案内孔63内を打点ピン作動手段に押されて摺動し打点押板41に穿設されている凹部43に嵌通するよう印字用紙の裏面を押圧して点字を打刻する打点ピン64と、裏面が支持面62に支持される印字用紙の表面を消点押板作動手段に押されて押圧して印字用紙に印字されていた点字を消点する消点押板50と、を具備する。これにより、誤った点字を消点押板50で消点することができる。【選択図】図7

Description

本発明は、点字タイプライタに関し、特に、誤印字を訂正することができる電動式の点字タイプライタに関する。
従来、タイピングによって点字を紙に印字する点字タイプライタが知られている。例えば、特許文献1には、印字機構の打鍵部を指先で打鍵して点字を印字する手動式の点字タイプライタが開示されている。
同文献の点字タイプライタは、表面に複数個のピンが植設されたピン基台と、このピン基台上のピン頭部が挿入される受孔が穿設されておりピン頭部方向に向かって往復移動する印字ピンと、印字ピンをピン頭部に向かって繰り返し打撃動作させる打撃機構と、を有する。この点字タイプライタの印字機構では、ピン基台上に置かれた印字用の紙表面に上方向に向けて直接凸状に点字用正字を印字できる。
また例えば、特許文献2には、ソレノイドを利用する電動点字タイプライタが開示されている。同文献の電動点字タイプライタは、一文字分の点字に必要な6個の点字ピンと、これら点字ピン作動用の6個の作動部材及びソレノイド、1個のカム及びカム作動用のモータを備えた点字台を有する。
上記の構成により、ソレノイドの作動で作動部材を点字ピンの下にして、モータによるカムの回転で点字ピンを上方に移動させて、点字ピンと承け杆の間に置かれた点字用紙に点字が印字される。印字の直後にカム、ソレノイド及び点字ピン等は元の位置に戻され、点字台はモータの回動により次の印字位置に移動する。
特開昭60−064872号公報 特開平1−188371号公報
上述のとおり、従来技術の点字タイプライタによれば、点字用紙に点字を印字することができる。しかしながら、従来技術の点字タイプライタでは、印字された点字を消去する機能がなかった。即ち、点字の凸形状を押し潰す消点機能がなかった。そのため、従来技術では、点字が誤って打刻された場合、点字タイプライタで誤印字を訂正することができなかった。
また、打刻直後は、点字に触れることができないので、誤印字があってもそれを発見することはできない。点字用紙が送り出されてから、指で触れて点字の誤った箇所を発見しても、従来技術の点字タイプライタでは、誤って印字した元の位置に点字用紙及び打点ピンを戻すことはできなかった。
また、点字用紙を一旦取り外し、紙挿入口から再度送り込んだとしても、誤印字箇所に対して打点ピンによる訂正刻印が可能となるよう点字用紙と打点ピンの位置を正確に合わせることは容易ではない。
点字タイプライタから取り外した印字後の点字用紙を確認して誤印字を発見した場合、手書用の点字器の点筆等を利用して誤印字を訂正することも考えられるが、その訂正作業は容易なものではない。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、点字の消点が可能で誤印字を容易に訂正することができる点字タイプライタを提供することにある。
本発明の点字タイプライタは、印字用紙に点字を印字する点字タイプライタであって、前記印字用紙の裏面に当接する支持面を有する基台と、打点押板作動手段に押されて前記印字用紙の表面に当接して前記印字用紙を前記支持面と挟持する打点押板と、前記支持面を貫通している案内孔内を打点ピン作動手段に押されて摺動し前記打点押板に穿設されている凹部に嵌通するよう前記印字用紙の裏面を押圧して点字を打刻する打点ピンと、裏面が前記支持面に支持される前記印字用紙の表面を消点押板作動手段に押されて押圧して前記印字用紙に印字されていた点字を消点する消点押板と、を具備することを特徴とする。
本発明の点字タイプライタによれば、印字用紙の裏面に当接する支持面を有する基台と、打点押板作動手段に押されて印字用紙の表面に当接して印字用紙を支持面と挟持する打点押板と、支持面の案内孔内を打点ピン作動手段に押されて摺動し打点押板の凹部に嵌通するよう印字用紙の裏面を押圧して点字を打刻する打点ピンと、を有する。このような構成により、基台の支持面上に送られた印字用紙を打点押板で抑え、印字用紙の裏面から打点ピンで打刻し、表面から突出する点字を容易に印字することができる。
そして、本発明の点字タイプライタは、消点押板作動手段に押されて、裏面が支持面に支持される印字用紙の表面を押圧し、印字用紙に印字されていた点字を消点する消点押板を具備している。これにより、誤って不必要な打刻をしてしまった場合であっても、誤った点字を消点押板で消点することができる。そして、消点した文字部分には、打点押板と打点ピンによって改めて正しい点字を印字することができる。よって、誤印字を容易に訂正することができる。
また、本発明の点字タイプライタによれば、消点押板には、消点する点字を押圧する消点凸部が形成されても良い。これにより、印字されている点字の凸形状を綺麗に押し潰すことができる。よって、押圧力の小さい小型省電力の消点押板作動手段を採用して消点作業を効率良く行うことができる。
また、本発明の点字タイプライタによれば、打点押板は、基台の支持面よりも上方に設けられ、点字が打刻された印字用紙は、表面を上方にして送り出されても良い。これにより、送り出された印字用紙の上を向く表面には、点字が凸状に突出して印字されている。よって、印字作業をする作業者は、送り出される印字用紙を裏返すことなく、表面側に突出する点字を容易に確認することができる。また、印字用紙を裏返すことなく表面の印字された点字に指で触れることができるので、作業者が点字を視認することができない視覚障害者であっても、表面の点字に触れて印字に誤りがないか容易に確認することができる。
また、本発明の点字タイプライタによれば、印字用紙を移動させる紙送り手段を有し、紙送り手段は、印字用紙を行送りと行戻しの両方向に送ることが可能であっても良い。これにより、印字作業をする作業者は、印字用紙を行送りして目視または指触により印字内容を確認することができる。そして、確認後は、紙送り手段による行戻しにより印字用紙を元の点字作業位置に戻して点字入力作業を続けることができる。また、誤印字を発見した場合には、消点押板による消点作業を実施して誤印字を即座に訂正することができる。
また、本発明の点字タイプライタによれば、基台、打点押板作動手段、打点押板、打点ピン作動手段、打点ピン、消点押板作動手段及び消点押板を備える打点機を横方向に移動させる打点ピン送り手段と、印字用紙を縦方向に移動させる紙送り手段と、印字用紙の点字を打刻または消点する位置情報を演算して打点ピン送り手段及び紙送り手段を制御する制御手段と、制御手段によって制御され位置情報に基づいて点字タイプライタの操作面から突出する位置情報表示凸部と、を具備しても良い。このような構成により、点字を打刻または消点する位置を高精度に制御することができ、印字用紙を送り出した印字確認作業やその後の印字用紙の戻し作業を容易且つ正確に行うことができる。また、位置情報表示凸部により正確な位置情報が操作面から突出するように表示されるため、点字を視認することができない視覚障害者であっても、印字用紙に対する点字入力の位置情報を把握することができる。よって、点字入力、印字確認及び誤記訂正を効率良く行うことができる。
本発明の実施形態に係る点字タイプライタを後方左斜め上から見た透視図である。 本発明の実施形態に係る点字タイプライタの操作盤を示す平面図である。 本発明の実施形態に係る点字タイプライタの制御系統を示すブロック図である。 本発明の実施形態に係る点字タイプライタの打点動作部材の概略構成を示す側面図である。 本発明の実施形態に係る点字タイプライタの消点動作部材の概略構成を示す側面図である。 本発明の実施形態に係る点字タイプライタの打点動作部及び消点動作部における打点ピン及び消点凸部の配列を示す図である。 本発明の実施形態に係る点字タイプライタの打点動作部及び消点動作部の近傍を示す断面図である。 本発明の実施形態に係る点字タイプライタの打点動作部近傍の(A)打点動作前、(B)打点動作時を示す断面図である。 本発明の実施形態に係る点字タイプライタの消点動作部近傍の(A)消点動作前、(B)消点動作時を示す断面図である。 本発明の他の実施形態に係る点字タイプライタの操作盤を示す平面図である。
以下、本発明の実施形態に係る点字タイプライタを図面に基づき詳細に説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る点字タイプライタ1を後方左斜め上から見た透視図である。図1を参照して、点字タイプライタ1は、タイピングによって印字用紙80に点字を印字する携帯式の電動タイプライタである。点字を印字する作業者は、点字タイプライタ1に印字用紙80を挿入して、操作盤2に設けられた打点スイッチ10等のキー入力作業を行うことにより印字用紙80に点字を打刻することができる。
点字タイプライタ1は、略直方体形状の箱状の形態をなし、その後面には、印字用紙80を挿入する紙入口5が形成されており、紙入口5の上方には、点字が印字された印字用紙80が送り出される紙出口6が形成されている。
点字タイプライタ1の上部には、作業者がキー入力操作を行うための操作盤2が設けられている。操作盤2は、その上面が操作面となる。操作盤2には、打点スイッチ10や消点スイッチ11等の押し釦式の操作キー類が操作面から突出するように設けられている。
点字タイプライタ1の内部上方の紙出口6近傍には、印字用紙80に点字を打刻または消点するための打点機3が設けられている。打点機3は、打点押板41(図4参照)及び消点押板50(図5参照)等を備える押板ユニット40(図4参照)と、打点ピン64(図4参照)等を備える打点ピンユニット60(図4参照)と、を有し、打点ピン送り手段としてのモータ33(図3参照)によって左右方向に摺動する。詳細については後述する。
また、点字タイプライタ1の左側面等には、電源配線接続部35やその他の配線接続部、電源スイッチ36等が設けられている。また、点字タイプライタ1は、点字印字データを記憶するためのSDカードやUSBメモリ等の記憶媒体を利用可能に構成されても良く、点字タイプライタ1の側面等にはSDカード等を挿入するための図示しないカード挿入口が形成されていても良い。
点字タイプライタ1の前部には、点字作業中に作業者が手首近傍を軽く載せることができる支持盤7が設けられている。支持盤7は、例えば、その上端部近傍が点字タイプライタ1の前面上端部近傍に回動自在に支持された、跳ね上げ式の板状体である。
支持盤7が設けられることにより、支持盤7を跳ね上げた状態で点字作業を行うことができ、点字作業が容易になり、作業者の腕の疲れが少なくなる。また、支持盤7を回動させて前端部を下方に下げるよう畳むことにより、点字タイプライタ1を小さくして持ち運びを容易にすることができる。
図2は、点字タイプライタ1の操作盤2を示す平面図である。図2に示すように、操作盤2には、点字の打刻動作を実行させるための操作キーである6個の打点スイッチ10(打点スイッチ10a、10b、10c、10d、10e、10f)が設けられている。打点スイッチ10は、操作盤2の操作面から上方に突出しており、下方に押されることにより打刻動作を行う信号を送る押し釦式のスイッチである。
打点スイッチ10は、点字1文字分となる6カ所の凸形状を打刻する打点ピン64(図6参照)を選択して打刻させるスイッチである。例えば、何れか1つの打点スイッチ10のみが押された場合には、対応する1カ所の打点ピン64によって1点が打刻され、1点の点字1文字が印字される。また、2つの打点スイッチ10が押された場合には、対応する2カ所の打点ピン64によって2点が打刻され、2点の点字1文字が印字される。このように印字する点字に応じて1から6点を打刻することができ、6つの打点スイッチ10が押された場合には、6点の点字一文字が印字されることになる。
打点スイッチ10は、右側の3個の打点スイッチ10a、10b、10cと左側の3個の打点スイッチ10d、10e、10fから構成され、中央部の打点スイッチ10c、10fが前方に近く、左右両端部の打点スイッチ10a、10dが後方に近くなるよう、上面視略V字状の配列で操作面に配置されている。これにより、左右の手の指を利用したタイピングを実行し易くなる。
また、操作盤2には、点字を打刻する打点機3を送る右送りスイッチ12と左送りスイッチ13が設けられている。右送りスイッチ12は、打点機3を文字列方向、即ち右側、に送るためのスイッチであり、左送りスイッチ13は、打点機3を文字列戻し方向、即ち左側、に送るためのスイッチである。
右送りスイッチ12は、打点スイッチ10の配列の両端部近傍に配置され一対設けられている。右送りスイッチ12は、空打ち用のスイッチである。右送りスイッチ12を押すことにより、点字を打刻せずに打点機3を右側へ送り、点字の文字間に空白を作ることができる。右送りスイッチ12による空打ちの操作は、右手または左手の小指または薬指を使用して容易に行うことができる。
左送りスイッチ13は、打点スイッチ10の前方に配置されている。
打点スイッチ10の前方の左送りスイッチ13の右側には、行送りスイッチ15と、行戻しスイッチ16が設けられている。行送りスイッチ15は、印字用紙80(図1参照)を1行または2行送る動作を実行させるスイッチであり、行戻しスイッチ16は、印字用紙80を1行または2行戻す動作を実行させるスイッチである。行送りスイッチ15及び行戻しスイッチ16による移動行数は、行数設定スイッチ14で設定される。
操作盤2の打点スイッチ10の前方には、消点動作を実行するための押し釦式のスイッチである消点スイッチ11が設けられている。作業者が消点スイッチ11を押すことにより、印字されている点字が消去される。
操作盤2の打点スイッチ10の右側には、行数設定スイッチ14、紙送りスイッチ17、紙戻しスイッチ18が設けられている。
行数設定スイッチ14は、行送りスイッチ15及び行戻しスイッチ16による移動行数を設定するための切替スイッチである。行送りスイッチ15及び行戻しスイッチ16による移動行数は、行数設定スイッチ14を前方にすると1行に設定され、行数設定スイッチ14を後方にすると2行に設定される。
紙送りスイッチ17は、印字用紙80を送り出し方向に送るためのスイッチである。紙送りスイッチ17が押されている間、印字用紙80を送る動作が連続的に実行される。
紙戻しスイッチ18は、印字用紙80を戻し方向に移動させるスイッチである。紙戻しスイッチ18が押されている間、印字用紙80を戻し方向に移動させる動作が連続的に実行される。
また、操作盤2には、点字の打刻位置情報を表示する位置情報表示凸部21として、行情報表示凸部22と列情報表示凸部23が設けられている。位置情報表示凸部21は、制御手段としての制御装置4(図3参照)によって制御され、位置情報に基づいて点字タイプライタ1の操作面から突出する。
具体的には、行情報表示凸部22は、縦方向に並べられた複数の凸状体から構成され、印字用紙80に対して打刻または消点可能な文字位置にある行に対応して操作面から突出して凸状態となる。列情報表示凸部23は、横方向に並べられた複数の凸状体から構成され、打刻または消点可能な文字位置にある列に対応して操作面から突出する。
このような構成により作業者は、点字を打刻または消点する位置を高精度に把握することができ、印字用紙80を送り出した印字確認作業やその後の印字用紙80の戻し作業を容易且つ正確に行うことができる。また、位置情報表示凸部21により正確な位置情報が操作面から突出するように表示されるため、点字を視認することができない視覚障害者であっても、印字用紙80に対する点字入力の位置情報を把握することができる。よって、点字入力、印字確認及び誤記訂正を効率良く行うことができる。
図3は、点字タイプライタ1の制御系統を示すブロック図である。図3を参照して、制御装置4は、点字タイプライタ1の点字の打刻または消去並びに印字用紙80(図1参照)の送り動作を制御する装置であり、制御基板、入力制御装置、出力制御装置、記憶装置、CPU、ROM及びRAM等を備えている。
制御装置4には、入力手段として打点スイッチ10(打点スイッチ10a、10b、10c、10d、10e、10f)、消点スイッチ11、右送りスイッチ12、左送りスイッチ13、行数設定スイッチ14、行送りスイッチ15、行戻しスイッチ16、紙送りスイッチ17及び紙戻しスイッチ18が情報入力可能に接続されている。
また、制御装置4には、制御装置4によって制御される駆動手段として、打点押板41(図4参照)用のソレノイド30、打点ピン64(図4参照)用の6個のソレノイド31(ソレノイド31a、31b、31c、31d、31e、31f)、消点押板50(図5参照)用のソレノイド32、打点機3(図1参照)用のモータ33及び紙送り用のモータ34が接続されている。
ソレノイド30は、打点押板41を押圧する打点押板作動手段を構成する。点字が印字される際に打点スイッチ10が押されると、制御装置4はそれを検出し、ソレノイド30を起動する。そうすると、ソレノイド30によって打点押板41が押されて印字用紙80が支持される。
ソレノイド31は、打点ピン64を押す打点ピン作動手段を構成する。打点スイッチ10が押されると、制御装置4はそれを検出し、対応する位置に点字を打刻するソレノイド31を起動する。ソレノイド31によって打点ピン64が押されて印字用紙80に点字が印字される。
例えば、打点スイッチ10aが押された場合には、対応するソレノイド31aが起動し、対応する1カ所の打点ピン64a(図6参照)による1点の打刻が行われ、1点のみを有する点字1文字が印字される。また、6つの打点スイッチ10a、10b、10c、10d、10e、10fが押された場合には、6つのソレノイド31a、31b、31c、31d、31e、31fが起動して6点からなる点字一文字が印字される。
ここで、制御装置4は、ソレノイド31a、31b、31c、31d、31e、31fの起動タイミングをわずかにずらす制御を行っている。具体的には、作業者によって複数の打点スイッチ10が同時に押されても、制御装置4は、ソレノイド31a、31b、31c、31d、31e、31fを同時に起動することはなく、例えば、0.01から0.1秒ずらして順次起動させている。
このように複数のソレノイド31を同時に起動しない制御を行うことにより、点字タイプライタ1の消費電力を削減することができると共に、電池や充電式バッテリー等の電源及びその回路を縮小することができる。電源回路の小型化により、点字タイプライタ1の小型軽量化が実現し、携帯性に優れた点字用の電動タイプライタが得られる。
ソレノイド32は、印字されている点字を消すための消点押板50を押圧する消点押板作動手段を構成する。消点スイッチ11が押されると、制御装置4はソレノイド32を起動する。これにより消点押板50に押圧されて点字が消去される。
モータ33は、打点機3を左右方向に移動させるための打点ピン送り手段を構成する例えばステッピングモータである。モータ33は、図示しないタイミングベルト、プーリー、ギヤ、ワイヤーロープ及びガイドローラ等を介して動力伝達可能に、打点機3に連結されている。
打点スイッチ10が押されて打点ピン64で印字用紙80に点字が印字されると、制御装置4は、モータ33を所定の回転角度まで回転させる。これにより、一文字の印字が終了した後に、打点機3が右方向、即ち文字送り方向、に点字一文字分移動する。即ち、打点機3は、次の打点位置に移動する。
また、右送りスイッチ12または左送りスイッチ13が押されると、制御装置4はそれを検出して、モータ33を所定の回転角度まで正転または逆転させる。これにより打点機3が文字列方向に点字一文字分移動する。例えば、右送りスイッチ12を押すことにより、印字用紙80に点字を打刻せずに打点機3を一文字分右送りし、文字間に空白を作ることができる。
モータ34は、印字用紙80を行送り方向に移動させるための紙送り手段を構成する例えばステッピングモータである。モータ34は、図示しないタイミングベルトやプーリー等を介して動力伝達可能に、紙送り軸70、71(図4参照)に連結されている。行送りスイッチ15、行戻しスイッチ16、紙送りスイッチ17または紙戻しスイッチ18が押されると、制御装置4はそれを検出して、モータ34を所定の回転角度まで正転または逆転させる。
これにより、印字用紙80は、行数設定スイッチ14で設定された行数に従って、行送りスイッチ15が押された場合には行送りされ、行戻しスイッチ16が押された場合には行戻しされる。また、印字用紙80は、紙送りスイッチ17が押されている間は連続的に送り出され、紙戻しスイッチ18が押される間には連続的に戻される。
このように、点字タイプライタ1は、印字用紙80を移動させるモータ34等の紙送り手段を有し、紙送り手段は、印字用紙80を行送りと行戻しの両方向に送ることが可能である。これにより、印字作業をする作業者は、印字用紙80を行送りして目視または指触により印字内容80を確認することができる。そして、確認後は、紙送り手段による行戻しにより印字用紙80を元の点字作業位置に戻して点字入力作業を続けることができる。また、誤印字を発見した場合には、消点押板50による消点作業を実施して誤印字を即座に訂正することができる。
点字タイプライタ1には、印字用紙80の送り寸法を正確に求めるための印字用紙センサ20が設けられている。印字用紙センサ20は、例えば、紙入口5(図1参照)から挿入された印字用紙80の先端部を検出するスイッチ式のセンサまたは光学式のセンサ等である。
制御装置4は、印字用紙センサ20で印字用紙80の挿入を検出し、これを基準としてモータ34の回転角度を演算により求める。制御装置4は、印字用紙センサ20による検出データ、モータ33及びモータ34の回転角度データから、印字用紙80の点字を打刻または消点する位置情報を演算により求める。そして制御装置4は、この位置情報に基づき位置情報表示凸部21(行情報表示凸部22、列情報表示凸部23)を操作盤2の操作面から突出させる。これにより、印字用紙80や打点機3を視認することができない視覚障害者であっても、点字入力の位置情報を正確に把握することができる。
また、制御装置4には、制御電源を供給するための電源配線及び電源スイッチ36が接続されている。その他、制御電源としては、一般的な電池等が利用されても良いし、充電式バッテリー等が設けられても良い。制御電源として図示しない電池や充電式バッテリー等を備えることにより、点字タイプライタ1は、持ち運びが容易で、電源配線を接続せずに利用できる携帯式の電動タイプライタとなる。
図4は、点字タイプライタ1の打点動作部材の概略構成を示す側面図である。図4に示すように、点字タイプライタ1は、打点動作部材として、印字用紙80の表面側となる押板ユニット40に打点押板41及びそれを押すためのソレノイド30を有し、印字用紙80の裏面側となる打点ピンユニット60に打点ピン64及びそれを押すためのソレノイド31を有する。
打点押板41は、基台61の支持面62との間に挿入される印字用紙80を押圧して挟持する部材である。ソレノイド30は、打点押板41を押圧する部材であり、その出力軸は、リンク部材44を介して動力伝達可能に打点押板41に連結されている。
具体的には、ソレノイド30の複動する出力軸の端部近傍は連結軸46を介してリンク部材44の一端近傍に枢支され、リンク部材44の他端近傍は支点軸45により枢支されている。リンク部材44の連結軸46と支点軸45との間には、略長孔状の支持孔が形成されており、その支持孔に連結軸47が挿通されている。リンク部材44は、連結軸47を介して回動自在且つリンク部材44の延在方向に摺動自在に、打点押板41に連結されている。
上記構成により、ソレノイド30の出力軸が下方に移動すると、ソレノイド30に引かれたリンク部材44は、支点軸45を中心として回動し、連結軸47を介して打点押板41を基台61方向へ押圧する。これにより、打点押板41と支持面62との間に印字用紙80が挟持される。
打点ピン64は、印字用紙80を裏面から打刻して点字を印字する部材である。打点ピン64は、打点押板41の下方斜め後方に設けられ、その一方の端部、即ち印字用紙80を打刻する先端部、が打点押板41に向かうよう摺動自在に設けられている。
ソレノイド31は、打点ピン64を押圧する部材であり、その出力軸は、リンク部材65を介して動力伝達可能に打点ピン64に連結されている。
具体的には、ソレノイド31の複動する出力軸の端部近傍は連結軸67を介してリンク部材65の一端近傍に枢支され、リンク部材65の他端近傍は連結軸68を介して打点ピン64の下端部近傍に枢支されている。リンク部材65の中央部近傍は、支点軸66により打点機3のフレーム部に枢支されている。なお、リンク部材65の連結軸68が挿通される支持孔は略長孔状に形成されている。これによりリンク部材65は、連結軸68によって回動自在且つリンク部材65の延在方向に摺動自在に打点ピン64に連結されている。
上記構成により、ソレノイド31の出力軸が下方に移動すると、ソレノイド31に押されたリンク部材65は、支点軸66を中心として回動し、連結軸68を介して打点ピン64を打点押板41の方向へ押圧する。これにより、印字用紙80に点字が打刻される。
印字用紙80に点字が打刻された後、制御装置4(図3参照)は、モータ33(図3参照)を所定の回転角度まで回転させる。これにより打点機3は、押板ユニット40と打点ピンユニット60が同期した状態で、文字列方向に点字一文字分移動する。
打点機3の近傍、具体的には押板ユニット40と打点ピンユニット60との間には、列方向に延在する紙送り軸70、71が設けられている。紙送り軸70、71はそれぞれが印字用紙80を挿むよう一対ずつ設けられている。前述のとおり、紙送り軸70、71は、モータ34(図3参照)に駆動されて回転し、印字用紙80を縦方向に移動させる紙送り手段を構成する。
図5は、点字タイプライタ1の消点動作部材の概略構成を示す側面図である。図5に示すように、点字タイプライタ1は、印字用紙80の表面側となる押板ユニット40に、消点動作部材として、消点押板50及びソレノイド32を有する。
消点押板50は、印字用紙80の表面を押圧し、印字用紙80に印字されていた点字を消点する部材である。ソレノイド32は、消点押板50を押す消点押板作動手段を構成する駆動装置であり、ソレノイド32の出力軸は、リンク部材53を介して動力伝達可能に消点押板50に連結されている。
具体的には、ソレノイド32の複動する出力軸の端部近傍は連結軸55を介してリンク部材53の一端近傍に枢支され、リンク部材53の他端近傍は支点軸54により枢支されている。リンク部材53の連結軸55と支点軸54との間には、略長孔状の軸孔57が形成されており、軸孔57に連結軸56が挿通されている。リンク部材53は、連結軸56を介して回動自在且つリンク部材53の延在方向に摺動自在に、消点押板50に連結されている。
上記構成により、ソレノイド32の出力軸が下方に移動すると、ソレノイド32に引かれたリンク部材53は、支点軸54を中心として回動し、連結軸56を介して消点押板50を基台61方向へ押圧する。これにより、消点押板50と支持面62との間に印字用紙80が挟持され、印字されている点字が消点押板50に押圧されて消去される。
図6は、点字タイプライタ1の打点動作部及び消点動作部における打点ピン64及び消点凸部の配列を示す図であり、基台61の印字用紙80(図1参照)が支持される支持面62近傍を示している。図6に示すように、基台61の支持面62には、点字一文字分を打刻する6本の打点ピン64(打点ピン64a、64b、64c、64d、64e、64f)が配列されている。この6本の打点ピン64の配列に対応して、打点押板41(図4参照)には、6個の凹部43が形成されている。
また、支持面62の6本の打点ピン64が配列されている位置の右側は、点字を消去する際に、消点押板50(図5参照)によって押される位置である。支持面62の消点押板50によって押圧される位置については、平面状に形成されており、孔やピン等の凹凸形状は形成されていない。これに対して、消点押板50には、点字を押し潰して綺麗に消去するための消点凸部として、点字1文字分に対応する6個の凸部52が形成されている。
図7は、打点機3の打点動作部及び消点動作部の近傍を示す断面図である。図7に示すように、打点機3の基台61の上部には、印字用紙80の裏面に当接する略平坦な支持面62が形成されている。そして、基台61には、打点ピン64が挿入される案内孔63が形成されている。案内孔63は、図6に示す打点ピン64の配列に対応する6カ所に形成されており、6本の打点ピン64は、それぞれの案内孔63に摺動自在に挿通されている。
打点押板41の下部の支持面42には、打点ピン64の先端部が印字用紙80を介して嵌通される6カ所の凹部43が形成されている。前述のとおり、凹部43の配列は図6に示す打点ピン64の配列に対応している。
基台61の上部、打点押板41の右側には、消点押板50が設けられている。消点押板50の下面51には、印字用紙80を表面側から押圧する消点凸部として、6カ所の凸部52が設けられている。凸部52の配列は、前述のとおり、図6に示す打点ピン64の配列と同じように点字一文字分の配列である。
図8は、打点機3の打点動作部近傍の拡大部分断面図であり、図8(A)は、打点動作前の状態、図8(B)は、打点動作時の状態を示している。図8(A)を参照して、打点ピン64の先端部は、略半球状に形成されている。詳しくは、打点ピン64の先端部は、中心軸近傍よりも円周部近傍の方が曲げ半径が小さく、側面視において、略半楕円形状に形成されている。
打点押板41の凹部43は、打点ピン64の先端部形状に対応する凹状形態をなし、打点ピン64の先端部形状よりもやや大きく形成されている。
打点動作を実行する前においては、打点ピン64は下方に配置されており、その先端部は基台61の支持面62から突出していない。印字用紙80は、押板ユニット40の打点押板41の支持面42と、打点ピンユニット60の基台61の支持面62と、の間に送り込まれる。
図8(B)に示すように、打点動作が実行されると、打点押板41はソレノイド30(図4参照)を駆動源とする打点押板作動手段に押されて支持面42が印字用紙80の表面に当接し、基台61の支持面62は印字用紙80の裏面に当接する。即ち、印字用紙80は、打点押板41の支持面42と、基台61の支持面62と、により挟持される。
そして、打点ピン64は、ソレノイド31(図4参照)を駆動源とする打点ピン作動手段に押されて案内孔63内を上方に摺動し、打点押板41の凹部43に嵌通するよう印字用紙80の裏面を押圧して点字81を打刻する。
このように、基台61の支持面62上に送られた印字用紙80を打点押板41で抑え、印字用紙80の裏面から打点ピン64で打刻し、表面から突出する点字81を容易に印字することができる。
また、打点押板41は、基台61の支持面62よりも上方に設けられ、点字81が打刻された印字用紙80は、表面を上方にして送り出されることになる。そのため、送り出された印字用紙80の上を向く表面には、点字81が凸状に突出して印字されている。よって、印字作業をする作業者は、送り出される印字用紙80を裏返すことなく、表面側に突出する点字81を容易に確認することができる。
また、印字用紙80を裏返すことなく表面の印字された点字81に指で触れることができるので、作業者が点字を視認することができない視覚障害者であっても、表面の点字81に触れて印字に誤りがないか容易に確認することができる。
図9は、打点機3の消点動作部近傍の拡大部分断面図であり、図9(A)は、消点動作前の状態、図9(B)は、消点動作時の状態を示している。図9(A)を参照して、消点押板50の下面51に形成されている凸部52は、略半球状に形成されている。詳しくは、凸部52は、中心軸近傍よりも円周部近傍の方が曲げ半径が小さく、側面視において、略半楕円形状に形成されている。
凸部52の外径は、印字用紙80に印字されている点字81の外径よりも大きく、また、図8(A)に示す打点押板41の凹部43の内径や、打点ピン64の外径よりも大きい。
図9(A)に示すように、消点動作を実行する前においては、消点押板50は基台61の支持面62の上方に配置され、消点押板50の下面51及び凸部52と、基台61の支持面62と、の間には、印字用紙80が通過可能な間隙が確保されている。そして、印字用紙80は、消点押板50の下面51及び凸部52と、基台61の支持面62と、の間に送り込まれる。
図9(B)に示すように、消点動作が実行されると、消点押板50はソレノイド32(図4参照)を駆動源とする消点押板作動手段に押されて下降し、印字用紙80の表面に印字されていた点字81(図9(A)参照)に凸部52が当接する。
そして、消点押板50は、ソレノイド32の力に押されて、裏面が基台61の支持面62に支持される印字用紙80の表面を押圧し、印字用紙80に印字されていた点字81を消点する。
具体的には、点字81よりも径が大きく側面視略半楕円形状に形成されている凸部52によって、印字用紙80の上面側から点字81を押し潰すことにより、点字81を綺麗に消去することができる。特に、凸部52は、下端面が平坦ではなく、曲線状に形成されているので、点字81の消去を効率的且つ正確に実行することができる。また、ソレノイド32による押圧力を小さくすることができ、消費電力の削減及び装置の小型軽量化が実現する。
上記の構成により、作業者は、誤って不必要な打刻をしてしまった場合であっても、誤った点字81を消点押板50で消点することができる。そして、消点した文字部分には、打点押板41と打点ピン64によって改めて正しい点字を印字することができる。よって、誤印字を容易に訂正することができる。
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではない。例えば、打点機3等を有する点字プリンタ部と、打点スイッチ10等を有する操作入力部と、を分割する構成も可能である。即ち、本発明の点字タイプライタは、打点スイッチ10等の操作入力手段を備えていない、打点プリンタ機能及び消点機能のみを有する点字プリンタとしての構成でも良い。また、打点スイッチ10等に代わる操作入力手段としては、携帯電話やパーソナルコンピュータ等、他の情報入力装置を利用しても良い。
次に、図10を参照して、実施形態を変形した例として、点字タイプライタ101について詳細に説明する。
図10は、点字タイプライタ101の操作盤102を示す斜視図である。なお、既に説明した実施形態と同一若しくは同様の作用、効果を奏する構成要素については、同一の符号を付し、その説明を省略する。
点字タイプライタ101は、打点スイッチ10等に代わる他の情報入力手段からのデータ入力によって点字を打刻できる点字プリンタとしての機能を有する。具体的には、点字タイプライタ101は、操作盤102の操作面に、プリンタ切替スイッチ25、検索スイッチ26、タイトル表示凸部27及びプリントスイッチ28が設けられている
プリンタ切替スイッチ25は、点字タイプライタ101を点字タイプライタとして利用するか点字プリンタとして利用するかを切り替えるスイッチである。プリンタ切替スイッチ25によって、点字タイプライタ101を点字プリンタモードに切り替えることにより、打点スイッチ10等の操作による情報入力に代えて、SDカード、その他のメモリー、パーソナルコンピュータ、携帯電話等からの情報入力により点字を印刷する点字プリンタとして使用することができる。
検索スイッチ26は、印刷する点字文書のファイルを検索するスイッチである。検索スイッチ26は、押し釦式のスイッチであり、検索操作を容易に行うことができる。検索する点字文書のファイル情報は、タイトル表示凸部27に標示される。
タイトル表示凸部27は、点字文書のファイル情報を標示するものであり、複数の凸状体から構成されている。検索スイッチ26の操作によって検索される点字文章の、例えば、タイトル等のファイル情報を、点字タイプライタ101の操作面から突出する凸状体で表す。これにより、タイトル表示凸部27を視認することができない視覚障害者であっても、タイトル表示凸部27に触れることにより、印刷すべき点字文章を把握することができる。
プリントスイッチ28は、点字プリンタによる印刷を実行する押し釦式のスイッチである。プリントスイッチ28を押すことにより、指定した点字文章を点字印刷することができる。
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、点字タイプライタ101は、打点スイッチ10等の操作入力手段を備えていない点字プリンタ機能専用の構成であっても良い。
その他、本発明は、その要旨を逸脱しない範囲で、種々の変更実施が可能である。
1 点字タイプライタ
2 操作盤
3 打点機
4 制御装置
5 紙入口
6 紙出口
7 支持盤
10、10a、10b、10c、10d、10e、10f 打点スイッチ
11 消点スイッチ
12 右送りスイッチ
13 左送りスイッチ
14 行数設定スイッチ
15 行送りスイッチ
16 行戻しスイッチ
17 紙送りスイッチ
18 紙戻しスイッチ
20 印字用紙センサ
21 位置情報表示凸部
22 行情報表示凸部
23 列情報表示凸部
25 プリンタ切替スイッチ
26 検索スイッチ
27 タイトル表示凸部
28 プリントスイッチ
30 ソレノイド
31、31a、31b、31c、31d、31e、31f ソレノイド
32 ソレノイド
33 モータ
34 モータ
35 電源配線接続部
36 電源スイッチ
40 押板ユニット
41 打点押板
42 支持面
43 凹部
44 リンク部材
45 支点軸
46 連結軸
47 連結軸
50 消点押板
51 下面
52 凸部
53 リンク部材
54 支点軸
55 連結軸
56 連結軸
57 軸孔
60 打点ピンユニット
61 基台
62 支持面
63 案内孔
64、64a、64b、64c、64d、64e、64f 打点ピン
65 リンク部材
66 支点軸
67 連結軸
68 連結軸
70 紙送り軸
71 紙送り軸
80 印字用紙
81 点字

Claims (5)

  1. 印字用紙に点字を印字する点字タイプライタであって、
    前記印字用紙の裏面に当接する支持面を有する基台と、
    打点押板作動手段に押されて前記印字用紙の表面に当接して前記印字用紙を前記支持面と挟持する打点押板と、
    前記支持面を貫通している案内孔内を打点ピン作動手段に押されて摺動し前記打点押板に穿設されている凹部に嵌通するよう前記印字用紙の裏面を押圧して点字を打刻する打点ピンと、
    裏面が前記支持面に支持される前記印字用紙の表面を消点押板作動手段に押されて押圧して前記印字用紙に印字されていた点字を消点する消点押板と、を具備することを特徴とする点字タイプライタ。
  2. 前記消点押板には、消点する点字を押圧する消点凸部が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の点字タイプライタ。
  3. 前記打点押板は、前記基台の前記支持面よりも上方に設けられ、
    点字が打刻された前記印字用紙は、表面を上方にして送り出されることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の点字タイプライタ。
  4. 前記印字用紙を移動させる紙送り手段を有し、
    前記紙送り手段は、前記印字用紙を行送りと行戻しの両方向に送ることが可能であることを特徴とする請求項1ないし請求項3の何れか1項に記載の点字タイプライタ。
  5. 前記基台、前記打点押板作動手段、前記打点押板、前記打点ピン作動手段、前記打点ピン、前記消点押板作動手段及び前記消点押板を備える打点機を横方向に移動させる打点ピン送り手段と、
    前記印字用紙を縦方向に移動させる紙送り手段と、
    前記印字用紙の点字を打刻または消点する位置情報を演算して前記打点ピン送り手段及び前記紙送り手段を制御する制御手段と、
    前記制御手段によって制御され前記位置情報に基づいて前記点字タイプライタの操作面から突出する位置情報表示凸部と、を具備することを特徴とする請求項1ないし請求項3の何れか1項に記載の点字タイプライタ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN113103770A (zh) * 2021-04-27 2021-07-13 上海建桥学院有限责任公司 一种盲文打字机装置
KR20230012381A (ko) * 2021-07-15 2023-01-26 배해원 점자의 작성 방향과 읽는 방향을 일치시키기 위한 단위 점관 장치 및 이를 포함하는 점관 장치

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