JP2021006699A - 防音壁 - Google Patents

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昌利 宇野
Masatoshi Uno
昌利 宇野
文裕 宮瀬
Fumihiro Miyase
文裕 宮瀬
谷川 将規
Masaki Tanigawa
将規 谷川
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Abstract

【課題】設置及び撤去が短時間で簡単に行うことが可能な防音壁1を提供する。【解決手段】本発明に係る防音壁100は、複数のフレーム部材(5、5’)と、前記フレーム部材(5、5’)の間に配され、前記フレーム部材(5、5’)の間の距離を調整する伸縮機構(70)と、前記フレーム部材(5、5’)に取り付けられるロールスクリーン(93)と、からなることを特徴とする。【選択図】 図8

Description

本発明は、工事現場と住宅地との間に設置し、工事による騒音を遮断する防音壁に関する。
住宅地に近接した工事現場においては、工事によって生ずる騒音を可能な限り遮るようにし、当該住宅地に工事の影響を与えないようにすることが望ましい。
そこで、工事現場と住宅地との間に、工事による騒音を遮断するための防音壁を設けることが提案されている。
このような防音壁の一例として、例えば、特許文献1(特開2012−62694号公報)には、エアー注入により組立可能なエアーチューブの骨組の内方に、遮音(防音)シートのテント膜を吊下げ展設したことを特徴とした建設工事用防音テントが開示されている。
特開2012−62694号公報
しかしながら、特許文献1記載の従来のものを設置するためには、コンプレッサーなどを準備する必要があるなど、必ずしも、短い時間で簡便に設置したり、撤去したりすることができない、という問題もあった。また、従来のものを保管するためには、所定の手順で折りたたみする必要があることが予想されるなど、保管上の利便性にも欠ける、という問題もあった。
また、特許文献1記載の従来のものは、運搬や移動が困難であると共に、設置及び撤去に時間を要する、という問題もあった。
この発明は、上記課題を解決するものであって、本発明に係る防音壁は、複数のフレーム部材と、前記フレーム部材の間に配され、前記フレーム部材の間の距離を調整する伸縮機構と、前記フレーム部材に取り付けられるロールスクリーンと、からなることを特徴とする。
また、本発明に係る防音壁は、前記ロールスクリーンが取り付けられる高さが異なる防音壁が設定されることを特徴とする。
本発明に係る防音壁は、フレーム部材と、このフレーム部材の間の距離を調整する伸縮機構と、フレーム部材に取り付けられるH型部材、遮音板材やロールスクリーンなどからなる簡易な構成であるために、設置及び撤去が短時間で簡単に行うことが可能となる。また、保管においては、伸縮機構によって、フレーム部材の間の距離を縮めるだけであるので、保管上の利便性が向上する。
また、本発明に係る防音壁によれば、遮音板材やロールスクリーンなどを後付けとすることで、防音壁の運搬や移動が容易となり、短時間での防音壁の設置及び撤去が可能となる。また、遮音板材やスクリーンなどの材質の変更が容易となるため、現場の防音ニーズに合わせた対応が可能となる。
本発明に係る防音壁100を構成する端部用のフレーム部材5を説明する図である。 本発明に係る防音壁100を構成する中間部用のフレーム部材5’を説明する図である。 伸縮機構70を構成する棹部材73によって連結されたフレーム部材5、5’を示す図である。 伸縮機構70を構成する棹部材73によって連結されたフレーム部材5、5’を示す図である。 連結されたフレーム部材5、5’にH型部材80を取り付けた様子を示す図である。 H型部材80を取り付け前のフレーム部材5、5’の斜視図である。 H型部材80を取り付け後のフレーム部材5、5’の斜視図である。 本発明に係る防音壁100の設置例を示す図である。 H型部材80に遮音板材90が取り付けられた状態を示す斜視図である。 本発明の他の実施形態に係る防音壁100のH型部材80を説明する図である。 本発明の他の実施形態に係る防音壁100のH型部材80を説明する図である。 本発明の他の実施形態に係る防音壁100においてフレーム部材5、5’にロールスクリーン93を取り付けた様子を示す図である。 フレーム部材5、5’にロールスクリーン93を取り付けた状態を示す斜視図である。 本発明他の実施形態に係る防音壁100の設置例を示す図である。 ロールスクリーン93からスクリーン95が引き出された状態を示す斜視図である。 本発明他の実施形態に係る防音壁100の利用形態を説明する図である。 コ字型部材81を取り付け後のフレーム部材5、5’の斜視図である。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照しつつ説明するが、本発明の実施形態に係る防音壁100の構成部品や、その組み立て工程などに基づいて、防音壁100全体としての構成を把握することができるように説明を進めていく。
図1は本発明の実施形態に係る防音壁100を構成する端部用のフレーム部材5を説明する図であり、図1(A)はフレーム部材5を正面から見た図であり、図1(B)はフレーム部材5を側面から見た図である。
防音壁100の2つの端部側で用いるフレーム部材5は、鋼材などで構成されており、第1側脚部10と、第2側脚部20と、この間を渡すアーチ状の頂部30とからなっている。
フレーム部材5の第1側脚部10と、第2側脚部20の接地箇所には、車輪40が配されており、図1(A)ではフレーム部材5が紙面に対して垂直方向に、また、図1(B)ではフレーム部材5が紙面の左右方向に容易に動き得るようにしている。
また、第1側脚部10と、第2側脚部20との間には、梁部材50が設けられており、フレーム部材5の強度を上げるようにしている。本実施形態では、第1側脚部10と、第2側脚部20との間に渡された梁部材50を設けるようにしているが、このような梁部材50を設ける数、形態などについては任意とすることができる。
梁部材50の下方には、2つのループ部材55が形成されており、これらのループ部材55を利用して、2本のワイヤ部材60が吊下されるようになっている。なお、梁部材50の下方から吊下するワイヤ部材60の本数は任意とすることができる。
梁部材50から、吊下されているワイヤ部材60の先端部には、フック部材65が設けられている。また、ワイヤ部材60の中間部には、ターンバックル63が配されている。
また、第1側脚部10と第2側脚部20には、貫通孔43と、スリット45とが設けられており、後述する伸縮機構70のために利用される。
防音壁100の端部に設けられるフレーム部材5には、第1側脚部10の上下に2つ、第2側脚部20の上下に2つ、計4つのコ字状の係合部47が設けられている。このようなコ字状の係合部47は、(A)防音壁100を縮んだ状態で保持する際の結束のために用いたり、(B)複数の防音壁100を用いる際、隣同士の防音壁100の連結に用いたり、(C)防音壁100の運搬時に防音壁100をつり上げる際に用いたりすることができる。
図2は本発明の実施形態に係る防音壁100を構成する中間部用のフレーム部材5’を説明する図であり、図2(A)はフレーム部材5を正面から見た図であり、図2(B)はフレーム部材5を側面から見た図である。
中間部用のフレーム部材5’が、端部用のフレーム部材5と異なる点は、端部用のフレーム部材5では前述した係合部47が設けられていたのに対して、中間部用のフレーム部材5’には、係合部47が設けられていない点である。
以上のような構成の端部用のフレーム部材5及び中間部用のフレーム部材5’とは、棹部材73によって連結される。
フレーム部材5、5’の貫通孔43の箇所においては、棹部材73がフレーム部材5、5’に対して回動するように取り付けられ、回動構造部75とされている。
また、フレーム部材5、5’のスリット45の箇所においては、棹部材73の一端部が、フレーム部材5、5’ のスリット45内で上下動するように取り付けられ、上下動構造部77とされている。
上記のような構成で、両端部のフレーム部材5を互いに近づけることで、それぞれのフレーム部材5、5’の間隔が縮まり、両端部のフレーム部材5を互いに引き離すことで、それぞれのフレーム部材5、5’の間隔が伸びるようになっている。
以上のような、フレーム部材5、5’の貫通孔43と、スリット45と、棹部材73とによって、フレーム部材5、5’の間の距離を調整可能とする機構を、伸縮機構70と称している。
図3及び図4は伸縮機構70を構成する棹部材73によって連結されたフレーム部材5、5’を示す図であり、図3はフレーム部材5、5’間の距離を最大とした状態を示す図であり、図4はフレーム部材5、5’間の距離を最小とした状態を示す図である。
なお、いずれの図においても、(A)はフレーム部材5を正面から見た図であり、(B)はフレーム部材5、5’を側面から見た図である。また、いずれの図においても、(A)において、伸縮機構70の図示を省略している。
図3はフレーム部材5、5’間の距離を最大とし、防音壁100を開いた状態を示しており、この状態で防音壁100を使用する。
また、図4はフレーム部材5、5’間の距離を最小とし、防音壁100を閉じた状態を示しており、この状態で防音壁100を保管したり、運搬したりする。
続いて、フレーム部材5、5’の一方の側面において、H型部材80を取り付ける。図5は連結されたフレーム部材5、5’にH型部材80を取り付けた様子を示す図である。また、図6はH型部材80を取り付け前のフレーム部材5、5’の斜視図であり、図7はH型部材80を取り付け後のフレーム部材5、5’の斜視図である。
H型部材80は、H字状の断面を有し、図でみて鉛直方向に長手方向を有する長尺の構造物であり、H型鋼などの部材で構成することができる。H型部材80を、フレーム部材5、5’に固定するためには、不図示のボルトナットなどを用いることができる。
このようなH型部材80は、コ字部82を2箇所有しており、これらのコ字部82を利用して、遮音板材90を狭持する。
なお、本実施形態においては、フレーム部材5、5’の一方の側面に、H型部材80を取り付け、一方の側面にのみ遮音板材90を配する構造を例として説明しているが、フレーム部材5、5’の両方の側面に、H型部材80を取り付け、両方の側面に遮音板材90を配する構造としてもよい。
次に、現場における、本発明に係る防音壁100の設置例について説明する。図8は本発明に係る防音壁100の設置例を示す図である。また、図9はH型部材80に遮音板材90が取り付けられた状態を示す斜視図である。
本発明に係る防音壁100の設置においては、まず、防音壁100を、工事の音を遮りたい所望の場所に搬入し、フレーム部材5、5’間の距離を最大とし、防音壁100を開く。
次に、杭部材110の頭部をワイヤ部材60のフック部材65に引っかけて、この杭部材110を地中に打ち込むことにより、フレーム部材5、5’を地面に対してしっかりと固定する。このとき、全てのフレーム部材5、5’に設けられている2つのワイヤ部材60を、図8(B)に示すように交差させるようにして、フレーム部材5、5’を固定することが好ましい。また、このようなフレーム部材5、5’の固定においては、適宜ターンバックル63を利用することで、ワイヤ部材60に適切なテンションをかけるようにする。
なお、ワイヤ部材60を用いて、フレーム部材5、5’を地面に対して固定する際には、杭部材110に代えて、適当な重しを使うようにしてもよい。
さらに、H型部材80のコ字部82に対して、図9などに示すように遮音板材90を差し込み、図8に示すように、複数の遮音板材90からなる遮音面を形成する。
本実施形態に係る防音壁100においては、遮音板材90としては段ボールが用いられているが、フレーム部材5、5’を現場で展張後に、H型部材80に差し込む遮音板材90は、現場の状況に合わせて仕様を選択できる。
高い遮音性が必要な現場の場合では、遮音板材90として高性能防音パネルを用いることができるし、また、遮音性が中程度でよい現場の場合では、遮音板材90として段ボール等を用いることができる。
防音パネルは、防音用途の工業製品であるため精度が高く、板の合わせ目からの騒音の漏れがなく、遮音効果が確保される。
遮音板材90として段ボール等を用いる場合には、遮音板材90の重量が軽量となり、防音壁100の運搬や設置、撤去などの作業を楽に行うことが可能となる。
また、遮音板材90としての段ボールは、図9に示すような板状の他、ボックス状にして使用することも可能である。この場合、剛性の向上、湿度に弱い木口の露出が少なく高い防湿性が確保できる利点がある。また、段ボールの表面にスリット等で孔を設け、内部にグラスウール等の吸音材を設置し、吸音性を向上させることも可能である。
以上、本発明に係る防音壁100は、フレーム部材5、5’と、このフレーム部材5、5’の間の距離を調整する伸縮機構と、フレーム部材5、5’に取り付けられるH型部材80、遮音板材90とからなる簡易な構成であるために、設置及び撤去が短時間で簡単に行うことが可能となる。また、保管においては、伸縮機構によって、フレーム部材5、5’の間の距離を縮めるだけであるので、保管上の利便性が向上する。
また、本発明に係る防音壁100によれば、遮音板材90を後付けとすることで、防音壁の運搬や移動が容易となり、短時間での防音壁の設置及び撤去が可能となる。また、遮音板材90の材質の変更が容易となるため、現場の防音ニーズに合わせた対応が可能となる。
次に、本発明の他の実施形態について説明する。図10及び図11は本発明の他の実施形態に係る防音壁100のH型部材80を説明する図である。
他の実施形態に係る防音壁100は、H型部材80の構成が先の実施形態に係る防音壁100と異なるのみであり、その他の構成について同様であるので、以下、H型部材80の構成について説明する。
他の実施形態に係る防音壁100においては、H型部材80には、鉛直方向に平行な回動軸85を中心として回動する回動板部材86が含まれる構成となっている。回動板部材86が共に、開いた状態であるときには図10のようになる。このとき、H型部材80の断面はT字状をなしている。
一方、図11の矢印方向に回動板部材86を共に回動し、回動板部材86を閉じた状態とすると、H型部材80の断面はH字状をなす形態となる。回動板部材86を図11の状態としたとき、回動板部材86の回動が規制される不図示のロック機構を有している。このロック機構は、解除可能なものとする。
先の実施形態では、H型部材80に対して、図11の矢印P方向から遮音板材90を差し込むようにして、遮音板材90を装着するものであった。防音壁100の高さを考慮すると、先の実施形態のように、遮音板材90を装着することは必ずしも容易な作業ではなかった。
これに対して、他の実施形態に係る防音壁100においては、図10のように、回動板部材86を開いた状態とし、矢印Q方向から(遮音板材90を側面側から)遮音板材90をはめ込み、次に、回動板部材86を回動し、回動板部材86を閉じた状態とし、不図示のロック機構で回動板部材86をロックすることで、遮音板材90を取り付けることが可能となる。
以上のような他の実施形態に係る防音壁100によれば、先の実施形態と同様の効果を享受することが可能となると共に、遮音板材90の取り付け、及び取り外しが容易になる、というメリットも享受することができる。
次に、本発明の他の実施形態について説明する。これまで説明した実施形態においては、フレーム部材5、5’に固定されたH型部材80に、遮音板材90を取り付けて、遮音面となしていた。これに対して、本実施形態は、ロールスクリーン93から引き出したスクリーン95を遮音面として利用するものであり、この点がこれまでに説明した実施形態と異なっている。以下、この点について説明する。
図12は本発明の他の実施形態に係る防音壁100において、連結されたフレーム部材5、5’にロールスクリーン93を取り付けた様子を示す図である。また、図13はフレーム部材5、5’にロールスクリーン93を取り付けた状態を示す斜視図である。
フレーム部材5、5’には、その長手方向が水平方向となるように、ロールスクリーン93が、不図示の固着手段によって、固着される。ロールスクリーン93の筐体部内には、遮音シートとしてスクリーン95が巻き取られている。ロールスクリーン93からはスクリーン95を引き出したり、またスクリーン95をロールスクリーン93の筐体部内に収容したりすることができるようになっている。
なお、本実施形態においては、フレーム部材5、5’の一方の側面に、ロールスクリーン93を取り付け、一方の側面にのみ遮音シートとしてスクリーン95を配する構造を例として説明しているが、フレーム部材5、5’の両方の側面に、ロールスクリーン93を取り付け、両方の側面にスクリーン95を配する構造としてもよい。
次に、現場における、本発明の他の実施形態に係る防音壁100の設置例について説明する。図14は本発明他の実施形態に係る防音壁100の設置例を示す図である。また、図15はロールスクリーン93からスクリーン95が引き出された状態を示す斜視図である。
本実施形態に係る防音壁100の設置においては、まず、防音壁100を、工事の音を遮りたい所望の場所に搬入し、フレーム部材5、5’間の距離を最大とし、防音壁100を開く。
次に、杭部材110の頭部をワイヤ部材60のフック部材65に引っかけて、この杭部材110を地中に打ち込むことにより、フレーム部材5、5’を地面に対してしっかりと固定する。このとき、全てのフレーム部材5、5’に設けられている2つのワイヤ部材60を、図14(B)に示すように交差させるようにして、フレーム部材5、5’を固定することが好ましい。また、このようなフレーム部材5、5’の固定においては、適宜ターンバックル63を利用することで、ワイヤ部材60に適切なテンションをかけるようにする。
なお、ワイヤ部材60を用いて、フレーム部材5、5’を地面に対して固定する際には、杭部材110に代えて、適当な重しを使うようにしてもよい。
次に、フレーム部材5、5’にロールスクリーン93を不図示の固着手段によって固着して、ロールスクリーン93からスクリーン95を引き出して、スクリーン95からなる遮音面を形成する。
このように、本実施形態においては、フレーム部材5、5’からなる骨組み部と、ロールスクリーン93とが、運搬時においては別体とされ、現場で組み立てが行われるようになっている。
以上のような本発明の他の実施形態に係る防音壁100は、フレーム部材5、5’と、このフレーム部材5、5’の間の距離を調整する伸縮機構と、フレーム部材5、5’に取り付けられるロールスクリーン93などからなる簡易な構成であるために、設置及び撤去が短時間で簡単に行うことが可能となる。また、保管においては、伸縮機構によって、フレーム部材の間の距離を縮めるだけであるので、保管上の利便性が向上する。
また、本発明の他の実施形態に係る防音壁100によれば、ロールスクリーン93などを後付けとすることで、防音壁100の運搬や移動が容易となり、短時間での防音壁の設置及び撤去が可能となる。また、遮音シートとしてのスクリーン95の材質の変更が容易となるため、現場の防音ニーズに合わせた対応が可能となる。
次に、本発明の他の実施形態について説明する。図16は本発明他の実施形態に係る防音壁100の利用形態を説明する図である。本実施形態で用いられる防音壁100は、ロールスクリーン93が適用されたものを想定している。
複数の防音壁を用いて、より広い遮音面を形成したい場合、複数の防音壁100、100’を図16に示すように、係合部47などを利用して連結することができる。このとき、防音壁100、100’のロールスクリーン93が互いに接触することがないように、防音壁100、100’においては、それぞれのロールスクリーン93が取り付けられる高さが異なるものとなっている。
防音壁100は、防音壁100’より高い位置にロールスクリーン93が取り付けられている。また、防音壁100のロールスクリーン93の下部の高さH1は、防音壁100’ のロールスクリーン93の上部の高さH2より高くされており、これにより、ロールスクリーン93が互いに接触することがない。
このように、複数の防音壁を連結して用いるときは、複数の防音壁の間で、それぞれのロールスクリーン93が取り付けられる高さが異なるようにすることが好ましく、例えば、フレーム部材5、5’に対して螺旋留めで、ロールスクリーン93を固着させる構造を採用する場合には、フレーム部材5、5’において、高さが異なる位置に、ロールスクリーン93の固着用の螺旋穴を複数設けておくことが好ましい。
このような実施形態によれば、これまで説明した実施形態と同様の効果を得られると共に、複数の防音壁を連結して用いる際にロールスクリーン93同士が接触することなく、簡便により広い遮音面を形成することが可能となる。
次に、本発明の他の実施形態について説明する。第1の実施形態においては、遮音板材90を取り付ける溝を有する部材として、H型部材80を用いていたが、本実施形態は、遮音板材90を取り付ける溝を有する部材として、コ字型部材81を用いるようにしている。以下、第1の実施形態との相違点についてのみ説明する。
図17はコ字型部材81を取り付け後のフレーム部材5、5’の斜視図であり、第1の実施形態における図7と対応する図である。
コ字型部材81は、コ字状の断面を有し、図でみて鉛直方向に長手方向を有する長尺の構造物であり、溝形鋼などの部材で構成することができる。コ字型部材81を、フレーム部材5、5’に固定するためには、不図示のボルトナット、溶接などを用いることができる。本実施形態では、図17に示すように、コ字型部材81は、フレーム部材5、5’の間の空間に面する側面に、コ字部82が当該空間を向くように、溶接などで取り付けられている。
このようなコ字型部材81は、コ字部82を1箇所有しており、このコ字部82を利用して、遮音板材90を狭持するようになっている。
なお、本実施形態においては、フレーム部材5、5’の一方の側面に、コ字型部材81を取り付け、一方の側面にのみ遮音板材90を配する構造を例として説明しているが、フレーム部材5、5’の両方の側面に、H型部材80を取り付け、両方の側面に遮音板材90を配する構造としてもよい。
以上のような他の実施形態に係る防音壁100によっても、先の実施形態と同様の効果を享受することが可能となる。
以上、本発明に係る防音壁は、フレーム部材と、このフレーム部材の間の距離を調整する伸縮機構と、フレーム部材に取り付けられるH型部材、遮音板材やロールスクリーンなどからなる簡易な構成であるために、設置及び撤去が短時間で簡単に行うことが可能となる。また、保管においては、伸縮機構によって、フレーム部材の間の距離を縮めるだけであるので、保管上の利便性が向上する。
また、本発明に係る防音壁によれば、遮音板材やロールスクリーンなどを後付けとすることで、防音壁の運搬や移動が容易となり、短時間での防音壁の設置及び撤去が可能となる。また、遮音板材やスクリーンなどの材質の変更が容易となるため、現場の防音ニーズに合わせた対応が可能となる。
5・・・(端部)フレーム部材
5’・・・(中間部)フレーム部材
10・・・第1側脚部
20・・・第2側脚部
30・・・頂部
40・・・車輪
43・・・貫通孔
45・・・スリット
47・・・係合部
50・・・梁部材
55・・・ループ部材
60・・・ワイヤ部材
63・・・ターンバックル
65・・・フック部材
70・・・伸縮機構
73・・・棹部材
75・・・回動構造部
77・・・上下動構造部
80・・・H型部材
81・・・コ字型部材
82・・・コ字部
85・・・回動軸
86・・・回動板部材
90・・・遮音板材
93・・・ロールスクリーン
95・・・スクリーン
100・・・防音壁
110・・・杭部材

Claims (2)

  1. 複数のフレーム部材と、
    前記フレーム部材の間に配され、前記フレーム部材の間の距離を調整する伸縮機構と、
    前記フレーム部材に取り付けられるロールスクリーンと、からなることを特徴とする防音壁。
  2. 前記ロールスクリーンが取り付けられる高さが異なる防音壁が設定されることを特徴とする請求項1に記載の防音壁。
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